JP2008022962A - 吸収性物品装着用パンツ及びキット - Google Patents
吸収性物品装着用パンツ及びキット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008022962A JP2008022962A JP2006196787A JP2006196787A JP2008022962A JP 2008022962 A JP2008022962 A JP 2008022962A JP 2006196787 A JP2006196787 A JP 2006196787A JP 2006196787 A JP2006196787 A JP 2006196787A JP 2008022962 A JP2008022962 A JP 2008022962A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- absorbent article
- crotch
- wearing
- pants
- article mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Abstract
【解決手段】ショーツ10は、前身頃11と、後身頃13と、これら前身頃11及び後身頃13の間に介在する股下部14と、前身頃11の上端部111及び後身頃13の上端部131で形成された腰回り部15と、前身頃11の下端部112、後身頃13の下端部132、及び股下部14の両側部141で形成された一対の脚開口部16と、を備える。ショーツ10は、股下部14が長さ方向に沿って互いに接合されて形成された縫合部17を有し、この縫合部17により長さ方向における股下部14の伸張を抑制される。
【選択図】図1
Description
即ち、ショーツを繰り返して使用するために洗濯を行うと、ショーツ本体部に付与された伸縮性が劣化し、フィット性が悪化する。すると、吸収性物品と着用者身体との間に隙間が生じ、この隙間から体液等が漏出するおそれが強まる。更に、このような傾向は、排出された体液等の重みで吸収性物品が弛み、着用者身体との隙間が広がるにつれて顕著となる。
しかも、伸縮性素材に依存してフィット性を向上する従来技術とは異なり、(1)の発明は、構造によりフィット性の向上を図ったものである。よって、繰り返して使用しても、上述した優れたフィット性を維持できる。
そこで、(6)の発明によれば、股下部の幅の最小値を80mm以上140mm以下としたので、外観及びフィット性の悪化を抑制できる。
しかも、構造によりフィット性の向上を図ったので、繰り返して使用しても、優れたフィット性を維持できる。
[全体構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係るショーツ10の正面図である。図2は、ショーツ10の部分切欠斜視図である。
本実施形態では、前身頃11及び後身頃13の両側部は、2枚の腰当て布12を介して接続されている。そして、前身頃11の上端部111、腰当て布12の上端部121、及び後身頃13の上端部131により腰回り部15が形成されるとともに、前身頃11の下端部112、腰当て布12の下端部122、後身頃13の下端部132、及び股下部14の両側部141により一対の脚開口部16が形成されている。
図3は、パッドが装着された状態を示すショーツ10の部分切欠斜視図である。図4は、図3のV−V線断面図である。
前側に配置された被係止部18aと後側に配置された被係止部18bの間の距離は、後述するパッド20の係止部223a、223bの間の距離に略等しい。また、本実施形態では、被係止部18a、18bは起毛部材で略矩形状に形成されるとともに、係止部223a、223bは略矩形状の面ファスナで形成され、被係止部18a、18b及び係止部223a、223bの長手方向が、それぞれショーツ10及びパッド20の幅方向に沿うように配置されている。これにより、装着時において、被係止部18a、18bの各々は、係止部223a、223bに対向され、着脱可能に係止されることになる。また、起毛部材及び面ファスナは適度な強度で接着されるため、使用時にパッドがずれるのを抑制できるとともに、係止操作を誤っても容易に所定位置へと係止し直すことができる。なお、被係止部18a、18b及び係止部223a、223bの長手方向は、必ずしも、ショーツ10及びパッド20の幅方向に沿う必要はなく、製造過程における流れ方向又は流れ方向に対して直交する方向と一致する必要もない。
防水シート19は、防水シート本体部191と、延出部192と、を有する。防水シート本体部191が股下部14の両側部141において接続されるとともに、この両側部141から延出部192が外方へ延出している。
吸収性物品としてのパッド20は、液透過性のトップシート21と、液不透過性のバックシート22と、これらトップシート21及びバックシート22の間に介在する吸収体23と、トップシート21の両側部211に立設された立体ギャザ24と、を備える。また、バックシート22の前端部221及び後端部222の近傍には、係止部223a、223bがそれぞれ設けられている。なお、立体ギャザ24は必須の構成部品ではなく、立体ギャザ24を備えないパッド20が使用されてもよい。
本発明は、上述したショーツ10と、パッド20と、を備えるキットも提供する。このようなキットによれば、ショーツ10に装着されるパッド20の構成が確定されるので、パッド20はショーツ10内の適切な位置に確実に配置されて、より優れたフィット性を確実に得ることができる。また、股下側へのパッド20のたくれが確実に抑制されるため、着用者に与える違和感を確実に軽減できる。
(A)縫合部17からなる伸張抑制構造を設けたので、長さ方向Lにおける股下部14の伸張が抑制される。これにより、股下部14上に配置されるパッド20が股下部14に支持されるため、パッド20の弛みが抑制される。よって、優れたフィット性が得られる。しかも、縫合部17という「構造」でフィット性の向上を図ったため、繰り返して使用しても、上述した優れたフィット性を維持できる。
また、防水シート19に延出部192を設けたので、パッド20が股下部14の両側部141からはみ出したとしても、延出部192で被覆される。よって、体液等が両側部141から漏出したとしても、延出部192によりショーツ10内部に留められるから、体液等の漏出をより確実に抑制できるとともに、パッド20がはみ出すことによる外観の低下を防止できる。
図5は、本発明の第2実施形態に係るショーツ10Aの部分切欠正面図である。本実施形態では、被係止部18aAが複数の調節部181a〜181cを備えている点で第1実施形態と異なる。
(H)被係止部18aAに調節部181a〜181cを設けたので、パッドの形状に応じて、そのパッドを適切な位置に配置できる。よって、ショーツ10Aの汎用性を向上できる。なお、調節部181a〜181cを活用することで、着用者の身体形状に応じて、優れたフィット性が得られるようにパッドが配置される位置を変更することもできる。
図6は、本発明の第3実施形態に係るショーツ10Bの正面図である。図7は、ショーツ10Bの長さ方向中央における断面図である。
即ち、縫合部17Bは、2本の線で構成されており、これらの線が幅方向Wにおける股下部14の中央に関し対称配置されている。これにより、図7に示されるように、縫合部17Bは、股下部14及びこの股下部14上に配置されたパッド20を、2点において、それぞれの幅方向中央に関して対称に着用者身体側(図7における上側)へと支持している。
(I)縫合部17Bを2本の線で構成したので、股下部14上に配置されるパッド20が股下部14に2点で支持されるため、パッド20の弛みがより抑制される。よって、より優れたフィット性が得られる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、ショーツ本体部が腰回り部12を備える構成としたが、特に限定されず、腰回り部を備えず、前身頃及び後身頃により腰回りを覆う構成でもよい。また、前身頃、後身頃、及び股下部は、別体として成形されていてもよく、一体的に成形されていてもよい。
また、前記実施形態では、吸収性物品装着用パンツとして女性用のショーツ10を開示したが、特に限定されず、男性用であってもよい。この場合、想定される着用者尿道口の位置が異なるので、縫合部17の長さや位置が適宜変更されてよい。
その他、以下のような変形例が挙げられる。
本変形例では、被係止部18aCの構造が第1実施形態と異なる。
即ち、被係止部18aCは、調節部181aCと、この調節部181aCの幅方向Wの中央から後側へと延出する調節部181bCを更に備える。
11 前身頃
111 上端部
112 下端部
13 後身頃
131 上端部
132 下端部
14 股下部
141 両側部
15 腰回り部
16 脚開口部
17 縫合部(伸張抑制構造、接合部)
18 被係止部(誘導部)
181 調節部
19 防水シート
192 延出部
20 パッド(吸収性物品)
L 長さ方向
W 幅方向
Claims (10)
- 前身頃と、後身頃と、これら前身頃及び後身頃の間に介在する股下部と、前記前身頃の上端部及び前記後身頃の上端部で形成された腰回り部と、前記前身頃の下端部、前記後身頃の下端部、及び前記股下部の両側部で形成された一対の脚開口部と、を備え、内側に吸収性物品が配置される吸収性物品装着用パンツであって、
前記前身頃及び前記後身頃を結ぶ長さ方向における前記股下部の伸張を抑制する伸張抑制構造を備える吸収性物品装着用パンツ。 - 請求項1記載の吸収性物品装着用パンツにおいて、
前記伸張抑制構造は、前記長さ方向に直交する幅方向における前記股下部の中央に関し対称配置されている吸収性物品装着用パンツ。 - 請求項1又は2記載の吸収性物品装着用パンツにおいて、
前記伸縮抑制構造は、前記股下部が前記長さ方向に沿って互いに接合されて形成された接合部を有する吸収性物品装着用パンツ。 - 請求項3記載の吸収性物品装着用パンツにおいて、
前記接合部は、前記吸収性物品装着用パンツの内側に突出する吸収性物品装着用パンツ。 - 請求項1から4いずれか記載の吸収性物品装着用パンツにおいて、
前記股下部は、弾性伸縮部材を実質的に含有しない吸収性物品装着用パンツ。 - 請求項1から5いずれか記載の吸収性物品装着用パンツにおいて、
前記股下部は、前記長さ方向に直交する幅方向における寸法の最小値が80mm以上140mm以下である吸収性物品装着用パンツ。 - 請求項1から6いずれか記載の吸収性物品装着用パンツにおいて、
前記吸収性物品が所定位置に配置されるように誘導する誘導部を更に備える吸収性物品装着用パンツ。 - 請求項7記載の吸収性物品装着用パンツにおいて、
前記誘導部は、複数種類の形状の吸収性物品がそれぞれ前記所定位置に配置されるように誘導する調節部を有する吸収性物品装着用パンツ。 - 請求項1から8いずれか記載の吸収性物品装着用パンツにおいて、
前記股下部の内側に配置され、前記股下部の両側部において前記股下部に接続された防水性の防水シートを更に備え、
前記防水シートは、前記両側部から外方へ延出する延出部を有する吸収性物品装着用パンツ。 - 請求項1から9いずれか記載の吸収性物品装着用パンツと、この吸収性物品装着用パンツの内側に配置される吸収性物品と、を備えるキット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006196787A JP5138908B2 (ja) | 2006-07-19 | 2006-07-19 | 吸収性物品装着用パンツ及びキット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006196787A JP5138908B2 (ja) | 2006-07-19 | 2006-07-19 | 吸収性物品装着用パンツ及びキット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008022962A true JP2008022962A (ja) | 2008-02-07 |
JP5138908B2 JP5138908B2 (ja) | 2013-02-06 |
Family
ID=39114231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006196787A Expired - Fee Related JP5138908B2 (ja) | 2006-07-19 | 2006-07-19 | 吸収性物品装着用パンツ及びキット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5138908B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011530341A (ja) * | 2008-08-08 | 2011-12-22 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 房付きトップシートを有する吸収性物品 |
JP2012515567A (ja) * | 2009-01-20 | 2012-07-12 | ジェネレーション プルーム | 再使用可能な吸収層および結合スリーブを持つ構造 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6066317U (ja) * | 1983-10-14 | 1985-05-11 | ユニ・チヤーム株式会社 | 生理用シヨ−ツ |
JPH0358259U (ja) * | 1989-10-11 | 1991-06-06 | ||
JP2001276130A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-09 | Uni Charm Corp | 生理用ショーツ |
JP2001522698A (ja) * | 1997-11-13 | 2001-11-20 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | きわめて効率的な吸収体およびそれを支持するための下着 |
-
2006
- 2006-07-19 JP JP2006196787A patent/JP5138908B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6066317U (ja) * | 1983-10-14 | 1985-05-11 | ユニ・チヤーム株式会社 | 生理用シヨ−ツ |
JPH0358259U (ja) * | 1989-10-11 | 1991-06-06 | ||
JP2001522698A (ja) * | 1997-11-13 | 2001-11-20 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | きわめて効率的な吸収体およびそれを支持するための下着 |
JP2001276130A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-09 | Uni Charm Corp | 生理用ショーツ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011530341A (ja) * | 2008-08-08 | 2011-12-22 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 房付きトップシートを有する吸収性物品 |
JP2012515567A (ja) * | 2009-01-20 | 2012-07-12 | ジェネレーション プルーム | 再使用可能な吸収層および結合スリーブを持つ構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5138908B2 (ja) | 2013-02-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100778720B1 (ko) | 생리용 팬티 | |
JP7346298B2 (ja) | 衣類 | |
US10849367B2 (en) | Universal separation panel for use in men's clothing | |
US11957184B2 (en) | Universal separation panel for use in men's clothing | |
EP2968030B1 (en) | Cloth diaper with adjustment features | |
JP2008528817A (ja) | 男性用パンツ兼用ガードル | |
KR20200050315A (ko) | 여성용 팬티 및 이를 위한 착탈식 보강 패드 | |
JP5138908B2 (ja) | 吸収性物品装着用パンツ及びキット | |
JP4781234B2 (ja) | 生理用ショーツ | |
JP2008284038A (ja) | パッドホルダー | |
JP3874398B2 (ja) | ショーツ | |
JP2007277737A (ja) | 男性用パンツ | |
JP2014110829A (ja) | サニタリーショーツ | |
JP5342968B2 (ja) | 生理用ショーツ | |
EP3409134B1 (en) | Pants | |
KR100740516B1 (ko) | 쇼츠 | |
JP2009084768A (ja) | 男性用下半身衣類 | |
JP5636569B2 (ja) | 生理・おりもの・尿もれ用ハンカチ型布ナプキン | |
JP3179880U (ja) | オーバーパンツ付ショーツ | |
JP6683311B1 (ja) | ショーツ | |
US20100275340A1 (en) | Baby Balancer | |
JP5405808B2 (ja) | 生理用ショーツ | |
JP2024092170A (ja) | 下着 | |
JP3166519U (ja) | 尿漏用パッド対応下着 | |
JP2011050682A (ja) | 生理用ショーツ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090601 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111220 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120216 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120605 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120904 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20120912 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121023 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121115 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |