JP2008021570A - 多機能型電子部品及びその組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を削減でき、組み立てが容易且つ確実に行なえ、小型化・薄型化が図れる多機能型電子部品を提供する。
【解決手段】内部に収納した二段スイッチBを上面に設けた被押圧部Aから押圧操作する構造の二段押圧式電子部品10と、二段押圧式電子部品10の下面側に設置され外周側面から操作つまみ283を突出してなる回転式電子部品200とを具備する。二段押圧式電子部品10は、第1ケース20と、収納部21内に収納される二段スイッチBと、収納部21を覆うカバー100とを具備する。回転式電子部品200は、第2ケース210と、収納部211内に回動自在に収納される回転体280と、摺動子300等の電気的機能部とを具備する。第1ケース20と第2ケース210は積層された状態で、カバー100によって一体化される。第1ケース20と第2ケース210は嵌合部31,223を嵌合することで積層される
【選択図】図3

Description

本発明は、押圧式電子部品と回転式電子部品の機能を有してなる多機能型電子部品及びその組立方法に関するものである。
従来、デジタルカメラや携帯電話等の各種携帯機器、コンピュータ、車載用ナビゲーションシステム、各種OA機器、ゲーム機等を操作するデバイス等として、多数の機能を1つの電子部品に持たせて構成した多機能型電子部品がある。即ち例えば押圧式電子部品の機能と回転式電子部品の機能を1つの電子部品として構成したような場合である。
しかしながら上記従来の多機能型電子部品は、複数の電子部品を1つに集積して構成するため、部品点数が多くなり、組立が煩雑となり、小型化・薄型化が図りにくかった。またこの多機能型電子部品を面実装構造とする場合は、複数の機能を有する部分からそれぞれ引き出した端子を同一の面実装面に設置することが必要となるが、構造が複雑となってしまう。
特開2005−183135号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、部品点数が削減でき、組み立てが容易且つ確実に行なえ、小型化・薄型化が図れ、また容易に面実装構造にすることができる多機能型電子部品及びその組立方法を提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、内部に収納したスイッチを上面に設けた被押圧部から押圧操作する構造の押圧式電子部品と、前記押圧式電子部品の下面側に積層して設置されるとともに外周側面から操作つまみを突出してなる回転式電子部品と、を具備し、前記押圧式電子部品は、第1ケースと、第1ケースに設けた収納部内に収納されるスイッチと、前記収納部を覆うカバーとを具備して構成され、前記回転式電子部品は、第2ケースと、第2ケースに設けた収納部内に回動自在に収納されるとともに前記操作つまみを第2ケースの外周側面から突出してなる回転体と、前記回転体と第2ケースの間に設置され回転体の回転によってその電気的出力を変化する電気的機能部とを具備して構成され、前記第1ケースと第2ケースは、両者に設けた嵌合部を嵌合することで積層された状態で、前記カバーによって一体化されることを特徴とする多機能型電子部品にある。
本願請求項2に記載の発明は、前記第1ケースからは前記スイッチの出力を取り出す第1端子板が引き出され、前記第2ケースからは前記電気的機能部の出力を取り出す第2端子板が引き出され、前記第1端子板は前記第2ケースの底面まで引き出されてその先端部分を前記第2端子板の先端部分と同一面としてこの面を実装面としたことを特徴とする請求項1に記載の多機能型電子部品にある。
本願請求項3に記載の発明は、前記第1端子板及び第2端子板は、多機能型電子部品の前記操作つまみを突出するその両側の外周側面に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の多機能型電子部品にある。
本願請求項4に記載の発明は、前記第2ケースの外周側面には、前記第1ケースの第1端子板を挿入ガイドするガイド部が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の多機能型電子部品にある。
本願請求項5に記載の発明は、押圧式電子部品を構成する、第1ケースと、第1ケースに設けた収納部内に設置されるスイッチ(スイッチの構成部品)と、前記収納部を覆うとともにその外周から下方向に向かって伸びる取付部を有するカバーと、回転式電子部品を構成する、第2ケースと、第2ケースに設けた収納部内に回動自在に収納されるとともに操作つまみを設けた回転体と、前記回転体と第2ケースの間に設置され回転体の回転によってその電気的出力を変化する電気的機能部(電気的機能部の構成部品)と、を用意し、前記第1ケースの収納部内にスイッチを形成する工程と、前記スイッチを形成した第1ケース上をカバーで覆うと共に、カバーと第1ケースに設けた係合部によってカバーと第1ケースを一体に係合し、これによって内部に形成したスイッチを上面に設けた被押圧部から押圧操作する構造の押圧式電子部品を組み立てる工程と、前記第1ケースの下部に前記回転体及び電気的機能部を設置した第2ケースを積層しその際第1ケースと第2ケースに設けた嵌合部を嵌合することで前記押圧式電子部品の下面側に回転式電子部品を設置する工程と、前記カバーに設けた取付部を第2ケースに係合することで前記第1,第2ケースを一体化する工程と、を具備することを特徴とする多機能型電子部品の組立方法にある。
請求項1に記載の発明によれば、上面から操作できる押圧式電子部品と側面から操作できる回転式電子部品とを容易に一体化することができる。また両者を積層する構造なので、外形形状の小型化が図れる。また両者を積層して一体化する手段としてカバーを共用できるので、部品点数を削減でき、また両者の組立が容易になる。また嵌合部を嵌合する構造なので、第1ケースと第2ケースとの積層時の位置ズレが生じることなく、その組み立てが容易且つ精度良く確実に行なえる。
請求項2に記載の発明によれば、容易に面実装構造にすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1,第2端子板を効率良く配置することができる。
請求項4に記載の発明によれば、第1端子板を容易に位置決めして第2ケースの外周側面に沿わせることができる。
請求項5に記載の発明によれば、予め押圧式電子部品を組み立てた上で、その下側に回転式電子部品を積層でき、しかも両者の固定を押圧式電子部品のカバーによって行なうので、その組み立てが容易に行える。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の1実施形態にかかる多機能型電子部品1を上側から見た斜視図、図2は多機能型電子部品1を下側から見た斜視図、図3は図1のA−A断面斜視図、図4(図4−1,図4−2)は多機能型電子部品1を上側から見た分解斜視図、図5(図5−1,図5−2)は多機能型電子部品1を下側から見た分解斜視図である。なお以下の説明において、「上側(上)」とはこの多機能型電子部品1の下記する二段押圧式電子部品10を操作する操作面側(操作面方向)、「下側(下)」とはその反対面側(反対面方向)を言うものとする。
図4,図5に示すようにこの多機能型電子部品1は、押圧式電子部品(以下この実施形態では「二段押圧式電子部品」という)10の下側に回転式電子部品200を積層設置して構成されている。二段押圧式電子部品10は、3枚のスイッチ板50,55,60がインサート成形された第1ケース20と、可動接点板70と、可動接点板70上に設置される防塵シート90と、カバー100とを具備して構成されている。一方回転式電子部品200は、1枚の基板240と3枚の当接板250,255,260とがインサート成形された第2ケース210と、弾発手段270と、摺動子300がインサート成形された回転体280とを具備して構成されている。以下各構成部品について説明する。
図6は第1ケース20と第1ケース20内にインサート成形されるスイッチ板50,55,60とを分離してそれぞれを別々に示す分解斜視図である。同図に示すように第1ケース20は、合成樹脂を略矩形板状に成形し、その上面中央に略円形凹状の収納部21を設け、収納部21底面の約180°対向する内周辺に接する位置に一対の接点板載置部23,23を設け、また前記内周辺の前記一対の接点板載置部23,23とは90°回転した位置に一対の半径方向外側に向かって凹むガイド溝25,25を設けて構成されている。接点板載置部23は収納部21の底面から上方向に向けて収納部21の厚み以下の所定の厚み寸法だけ平板状に突出している。ガイド溝25は下記する可動接点板70に設けたガイド部77を上下動自在に収納してガイドする寸法形状に形成されている。次に第1ケース20の180°対向する一対の外周側面中央上部には、一対の爪状の突起からなる係合部(以下「カバー係合部」という)29,29が設けられている(図1では手前側のもののみ示す)。また第1ケース20の下面の3つの角部近傍には下方向に向かって突出する円柱状の嵌合部31が設けられている。また第1ケース20の下面中央には小突起32が設けられている。この小突起32は第1ケース20の底面がその薄型化のために薄いので、この第1ケース20を成形する際のゲートが底面の厚み内に包含できず、底面から突出するように残ったものである。なおこの実施形態においては第1ケース20の材質としてポリアミド樹脂を用いているが、他の各種樹脂材を用いても良い。
スイッチ板50,55,60は、3枚の略帯状の金属板を所定の隙間を介してその表面が同一面となるように平行に並べ、それぞれの端部から細帯状の第1端子板51,57,61を突出し、その根元部分を直角に下方向に向けて折り曲げ、さらにその先端部分を直角に外方向(スイッチ板50,55,60から離れる方向)に向けて折り曲げ、前記先端部分を実装面53,59,63として構成されている。実際には図4−1,図5−1に示すように、各スイッチ板50,55,60は、前記第1ケース20内にインサート成形され、第1ケース20の底面に露出し、また各第1端子板51,57,61は第1ケース20の外周側壁から突出して下方向に折り曲げられている。スイッチ板50,55,60の材質はこの実施形態ではリン青銅板の表面に銀めっきを施したものを用いているが、他の材質であっても良い。
可動接点板70は弾性金属板製であり、円形ドーム形状の第2接点板部71と、この第2接点板部71の外周を間隙を介して囲む円形リング状の第1接点板部73と、前記第2接点板部71の中心を通る直径線上において第2接点板部71の外周縁と第1接点板部73の内周縁とを連結する一対の連結部75とを具備し、さらに第1接点板部73の外周縁の前記一対の連結部75に対向する位置から矩形状のガイド部77を突出して構成されている。なお前述のように第2接点板部71は上方向に凸のドーム形状であるが、第1接点板部73もその全周が外周縁から内周縁に向かって上向きに傾斜する円形ドーム形状の外周の一部の形状に形成されている。また第1接点板部73の両連結部75を接続した部分から90°回転した位置には、上方に向けて突出するように湾曲変形してなる一対の屈曲部78を設け、屈曲部78を設けた部分を支持部79としている。また前記一対の連結部75も第1接点板部73から第2接点板部71に向かって上向きに傾斜している。可動接点板70の材質はこの実施形態ではステンレス板に銀めっきを施したものを用いているが、他の各種材質のものを用いても良い。
防塵シート90は、可撓性を有する略矩形状のシートであり、その外形形状寸法は前記第1ケース20の外形形状寸法と略同一である。防塵シート90の材質はこの実施形態ではゴム材を用いているが、合成樹脂フイルムなど、他の各種材質のものを用いても良い。
カバー100は平板状で前記第1ケース20上を覆う外形寸法形状のカバー本体部101と、カバー本体部101の対向する一対の外周辺から突出して下方向に直角に折り曲げられる複数本(4本)の取付部103と、前記取付部103を設けていない側の一対の外周辺から突出して下方向に直角に折り曲げられる係合部(以下「第1ケース係合部」という)105とを具備して構成されている。カバー本体部101の中央には円形の貫通孔からなる開口部107が設けられている。また第1ケース係合部105は舌片状(矩形状)の突出片109の内部に設けた矩形状に貫通する開口によって形成されている。カバー100の材質はこの実施形態ではステンレス板を用いているが、他の金属板、その他の各種材質のものを用いても良い。
図7は第2ケース210と第2ケース210内にインサート成形される基板240と当接板250,255,260とを分離してそれぞれを別々に示す分解斜視図である。同図に示すように第2ケース210は、合成樹脂を略矩形板状に成形し、その上面中央に略円形凹状の収納部211を設けるとともに、第2ケース210の外周辺の内の1辺の中央部分を前記収納部211の底面に至るまで切り欠くことで操作つまみ挿通部213を設け、また収納部211の中央にその底面から突出する円柱状の軸部215を設けて構成されている。操作つまみ挿通部213の両端部分には下記するコイルスプリング270のコイル引出部273,273を弾接する当接部214,214を設けている。軸部215の上面中央には前記第1ケース20の底面中央に設けた小突起32が挿入される貫通孔からなる挿入部217が設けられている。つまり挿入部217はゲート残りである小突起32を収納するために設けられている。収納部211の底面の前記軸部215の両側部には一対の円形の凹部219が設けられ、また底面の前記操作つまみ挿通部213の両端近傍部分には円弧状の凹部からなる挿入部221が設けられている。挿入部221には下記する回転体280の弾発部係止部287が収納される。第2ケース210の外周側壁の上端面の3つの角部には、前記第1ケース20底面の角部3ヶ所に設けた嵌合部31をそれぞれ嵌合する円形凹状の嵌合部223が設けられている。また第2ケース210の外周側壁の上端面の対向する一対の辺の中央にもそれぞれ円形の凹部225が設けられている。3つの嵌合部223の内の操作つまみ挿通部213から離れている2つの嵌合部223と、2つの凹部225の底面にはそれぞれ下記する当接板250,255,260の表面が露出している。第2ケース210の下面の所定位置にはこの第2ケース210を図示しない回路基板に設けた穴に挿入して位置決めする位置決め突起229,229が設けられている。第2ケース210の外周側面には、前記スイッチ板50,55,60の第1端子板51,57,61を挿入ガイドする上下方向に向かう溝からなるガイド部231が設けられ、さらに第2ケース210の下面には前記カバー100の取付部103の先端を収納する凹状の係止部235を設けている。なお図7に示す237は各ガイド部231を形成するために各角部に突出して設けたコーナー部である。この実施形態においては第2ケース210の材質としてポリアミド樹脂を用いているが、他の各種樹脂材を用いても良い。
基板240は可撓性を有する合成樹脂フイルム上に円弧状に一対の摺接パターン241,243とそれらにそれぞれ接続する当接板当接部245,247,249とを設けてなるフレキシブル回路基板によって構成されている。合成樹脂フイルムの材質はこの実施形態ではポリフェニレンスルフイド(PPS)フイルムを用いているが、ポリイミドフイルムやポリエチレンテレフタレートフイルム等、他の各種材質のものを用いても良い。一対の摺接パターン241,243は同一円弧上にあり、一方の摺接パターン241は高導電性のコモンパターン、もう一方の摺接パターン243は抵抗体パターンである。摺接パターン241は銀ペーストを印刷してなるパターン上に硫化対策のためのカーボンペーストを印刷して構成され、摺接パターン243はカーボンペーストを印刷して構成されている。当接板当接部245は摺接パターン241の一端に接続されその外方に設けられている。当接板当接部247,249は摺接パターン243の両端に接続されその外方に設けられている。当接板当接部245,247,249は何れも銀ペーストを印刷してなるパターン上にウレタン樹脂中に銀粉を混練してなる銀ペーストを印刷して構成されている。ウレタン樹脂を用いた銀ペーストは所定のゴム弾性を有する。基板240中央の前記第2ケース210の軸部215に対向する位置には円形に貫通する貫通孔251が設けられており、また貫通孔251の両側の前記第2ケース210の凹部219に一致する位置にも円形に貫通する貫通孔253が設けられている。
当接板250,255,260は金属板製であり、それぞれ前記基板240の外周近傍部分を囲むように設置され、当接板250は略矩形状であって前記当接板当接部245上に位置する形状に、当接板255は細長い略矩形状であってその一端部が前記当接板当接部247上に位置する形状に、当接板260は略矩形状であって前記当接板当接部249上に位置する形状に形成されている。各当接板250,255,260の外方を向く辺からはそれぞれ細帯状の第2端子板251,257,261を突出し、その根元部分を直角に下方向に向けて折り曲げ、さらにその先端部分を直角に外方向(当接板250,255,260から離れる方向)に向けて折り曲げ、前記先端部分を実装面253,259,263として構成している。これら実装面253,259,263の下面は第2ケース210の下面と同一面に位置する。当接板250,255,260の材質はこの実施形態ではリン青銅板の表面に銀めっきを施したものを用いているが、他の材質であっても良い。
そして実際には図4−2,図5−2に示すように、基板240と各当接板250,255,260は、第2ケース210内にインサート成形されるが、その際基板240の摺接パターン241,243は第2ケース210の収納部211の底面に露出する。また基板240の当接板当接部245,247,249上にはそれぞれ当接板250,255,260が載置され、両者は第2ケース210を構成する合成樹脂によって挟持され確実に接続される。具体的に前記インサート成形工程を説明すると、基板240の当接板当接部245,247,249に当接板250,255,260をそれぞれ当接した状態でこれら基板240と当接板250,255,260とを金型内に収納し、これら基板240と当接板250,255,260の周囲に形成される金型のキャビティー(第2ケース210の形状)内に溶融成形樹脂を、基板240の下面側(摺接パターン241,243等を設けていない反対面側)から圧入し、その際の圧力によって前記基板240を当接板250,255,260に押し付けながら溶融成形樹脂をキャビティー内に満たし、樹脂硬化後に金型を取り外し、第2ケース210を取り出す。第2ケース210の凹部219は、金型のキャビティー内に突出して前記基板240の貫通孔253に挿入される位置決め用のピンによって形成される。また第2ケースの3つの嵌合部223の内の当接板255が露出している2つの嵌合部223と当接板250,260がそれぞれ露出している2つの凹部225は、金型のキャビティー内に突出して各当接板250,255,260を支えてそれらの変形を防止するピンによって形成される。
弾発手段(以下この実施形態では「コイルスプリング」という)270はバネ弾性を有する線材の中間部分を巻き回して巻き回した部分をコイル部271、その両端から直線状に突出する引出部分を弾発部(以下この実施形態では「コイル引出部」という)273,273として構成されている。コイルスプリング270の材質としてこの実施形態ではステンレス製の線材を用いているが、他の各種材質の線材を用いても良い。
図8は回転体280と回転体280内にインサート成形される摺動子300とを分離してそれぞれを別々に示す分解斜視図である。同図に示すように回転体280は、合成樹脂を略矩形平板状に成形した本体部281と、本体部281の外周から半径方向外側に向かって突出する棒状の操作つまみ283とによって構成されている。本体部281は前記第2ケース210の収納部211内に回動自在に収納される外形寸法形状である。本体部281中には上下に貫通する円形の貫通孔285が設けられ、また本体部281の下面の前記操作つまみ283を突出するその両側部分には一対の下方向に突出する弾発部係止部287,287が設けられている。貫通孔285は前記第2ケース210の軸部215に回動自在に挿入される寸法形状に形成されている。また貫通孔285の下部は図5−2に示すようにその内径を大きくして前記コイルスプリング290のコイル部291を収納するコイル部収納部289となり、またコイル部収納部289よりも操作つまみ283側の面は扇状に凹むコイル引出部収納部288となっている。即ちコイル部収納部289とコイル引出部収納部288とを合せてコイルスプリング収納部を形成している。この実施形態においては回転体280の材質としてポリアミド樹脂を用いているが、他の各種樹脂材を用いても良い。
摺動子300は前記回転体280内に設置(内蔵)される基部301と、前記回転体280の外周側面から突出して回転体280の回転方向に向かって延びる摺動冊子303とを有して構成されている。基部301は中央に上下に貫通する円形の開口部305を有し、また開口部305の両側に小孔309を設けて構成されている。小孔309はフープ状に並列に連結された複数の摺動子300を送るための送り孔である。摺動冊子303は基部301から半径方向外側に向けて突出する連結部311の先端からその両側に向けて円弧状に形成され、円弧の両側部分に一対ずつの冊子部313を設け、冊子部313中に下方向に湾曲変形する弾接部315を設けて構成されている。この実施形態では連結部311から見て摺動冊子303は左右対象になっている。摺動子300の材質はこの実施形態ではリン青銅板の表面に銀めっきを施したものを用いているが、他の材質であっても良い。
そして実際には図4−2,図5−2に示すように、摺動子300は、回転体280内にインサート成形されるが、その際摺動子300の基部301が回転体280の本体部281内に内蔵される。摺動子300の摺動冊子303は本体部281の外周を円弧状に囲むように位置する。具体的に前記インサート成形工程を説明すると、摺動子300を金型内に収納し、その基部301の周囲に形成される金型のキャビティー(回転体280の形状)内に溶融成形樹脂を圧入しキャビティー内を満たし、樹脂硬化後に金型を取り外し、回転体280を取り出す。なお図8に示す貫通孔285の両側にある一対の凹部286は、回転体280内に摺動子300を収納して射出成形する際にキャビティー内にある摺動子300を支持するピンによって形成されるものである。
次にこの多機能型電子部品1の組立方法を主として図4,図5を用いて説明する。まず第1ケース20の収納部21内に可動接点板70を挿入し、その際可動接点板70の一対の支持部79を第1ケース20の一対の接点板載置部23上に載置する。これによって可動接点板70は前記スイッチ板50,55,60の何れにも接触しないでその上方に位置し、同時に可動接点板70のガイド部77を第1ケース20のガイド溝25に挿入する。次に第1ケース20上に防塵シート90を載せ、その上にカバー100を被せ、カバー100の舌片状の突出片109を第1ケース20の爪状の突起からなるカバー係合部29によって外側に押し広げた後、開口である第1ケース係合部105に前記カバー係合部29をスナップイン係合によって取り付ける。これによって二段押圧式電子部品10の部分が完成する。なおこの実施形態ではスナップイン係合を用いているが、これ以外の係合構造、例えば第1ケース20に設けた突起状のカバー係合部29をカバー100に設けた同形状の開口を有する第1ケース係合部105に挿入した後、突起である前記カバー係合部29の先端を潰して両者を係合させるカシメ係合等、その他の各種係合構造を用いても良い。
一方、第2ケース210の収納部211内にコイルスプリング270を収納し、その際コイルスプリング270のコイル部271に第2ケース210の軸部215を挿入し、同時にコイルスプリング270の両コイル引出部273を第2ケース210の当接部214に当接する。次に摺動子300を取り付けた回転体280を前記収納部211内に収納し、その際回転体280の貫通孔285内に前記軸部215を回動自在に挿入し、同時に回転体280の一対の弾発部係止部287の内側(対向する側)にコイルスプリング270の両コイル引出部273を当接する。またこのとき回転体280の操作つまみ283は第2ケース210の操作つまみ挿通部213を通過してその外側に突出する。操作つまみ283はコイルスプリング270の両コイル引出部273によって中立位置に保持される。このとき両弾接部315,315はそれぞれ摺接パターン241,243のほぼ中央に弾接している。これによって回転式電子部品200の部分が完成する。
そして回転式電子部品200上に前記二段押圧式電子部品10を載置する。具体的には第2ケース210上に第1ケース20が載置される。このとき第1ケース20の下面に設けた3つの円柱状の嵌合部31は、それぞれ第2ケース210に設けた円形凹状の嵌合部223に嵌合され、両者は正確に位置決めされて積層される。同時にスイッチ板50,55,60の各第1端子板51,57,61は第2ケース210の上下に向かう溝状の各ガイド部231にその上部からガイドされながら挿入される。従って第1端子板51,57,61を容易に位置決めして第2ケース210の外周側面に沿わせることができる。またカバー100の各取付部103は第1ケース20の外周側壁と第2ケース210の外周側壁に沿う。そして4つの取付部103の内の3つの取付部103を第2ケース210の下面側に折り曲げて矩形凹状の係止部235に収納し、係合させる。もう1つの取付部103はその下面が第2ケース210の下面に一致するように外方向に向けて折り曲げ、アースの取出しなどに利用する。これによって多機能型電子部品1の組み立てが完了する。
以上のようにして組み立てられた多機能型電子部品1の第2端子板251,257,261の実装面253,259,263(その下面)と、スイッチ板50,55,60の実装面53,59,63(その下面)とは同一面に位置しており、第2ケース210の下面と一致し、面実装ができるようになっている。この多機能型電子部品1はカバー100の開口部107の部分が、図示しないキートップの押圧部が配置されることにより前記可動接点板70の中央を押圧操作する被押圧部Aとなる。また前記可動接点板70とスイッチ板50,55,60によってスイッチ(以下「二段スイッチ」という)B(図3参照)が構成されている。
そしてこの多機能型電子部品1は、例えば図9に示す回路基板400上に設けた各端子パターン401及びアースパターン405に多機能型電子部品1の前記各実装面253,259,263,53,59,63及びケース100の外方向に向けて折り曲げた1つの取付部103の先端部分(アースパターン405に対向する面、実装面)を半田付けなどによって取り付ける。403,403は第2ケース210の位置決め突起229,229を挿入して位置決めする位置決め穴である。なお例えば前記被押圧部A上には図示しないキートップが上下動自在に設置され、またこのキートップの周囲を囲むリング形状の図示しない回転つまみの下部から突出する係止部を前記操作つまみ283に係止することで回転つまみの回転によって操作つまみ283を回動するようにする。なお図1,図2に示すように、操作つまみ283の先端部分は、根元部分よりも上下に厚みを厚く形成し、これによってこの操作つまみ283の先端部分に図示しない回転つまみの係止部を係止した際の強度を強くしている。ところで操作つまみ283を突出した外周側面には操作つまみ283が可動し、また上述のように操作つまみ283の厚みが厚いので、この外周側面に面実装用の実装面253,259,263,53,59,63を設置するのは困難である。そこでこの実施形態では、各実装面253,259,263,53,59,63、即ち第1,第2端子板51,57,61,251,257,261を多機能型電子部品1の操作つまみ283を突出するその両側の外周側面に配置したのである。なお上記以外の外周側面に第1,第2端子板51,57,61,251,257,261を設置しても良い。
次にこの多機能型電子部品1の動作を説明する。まず例えば上述のように被押圧部A上に設置した図示しないキートップを押圧することで防塵シート90の上から可動接点板70の第2接点板部71の上面中央を押圧すると、まず第1接点板部73が弱いクリック感覚と共に反転してその内周辺が外周辺よりも下降し、これによって第1接点板部73の内周辺(特に連結部75との接続部分付近)がスイッチ板50とスイッチ板60とに当接し、両者間をオンする。さらに第2接点板部71の上面中央を押圧すると、第2接点板部71がクリック感覚と共に反転し、その下面中央がスイッチ板55に当接してスイッチ板55もスイッチ板50とスイッチ板60とともにオンする。前記第2接点板部71の中央への押圧を解除すると、前記と逆の動作によりまずスイッチ板55がオフし、次にスイッチ板50とスイッチ板60がオフする。
一方例えば上述のように操作つまみ283に係止されて操作つまみ283と一体に回転する回転つまみを回転すると、回転つまみと共に回転体280及びこれに取り付けられている摺動子300が回転し、摺動子300の弾接部315が摺接パターン241,243上を摺動することで、各当接板250,255,260間の電気的出力(この実施形態の場合は抵抗値の変化)が変化する。前記回転体280が回転した際、前記コイルスプリングの一方のコイル引出部273が回転体280の一方の弾発部係止部287によって押圧され、その際もう一方のコイル引出部273は第2ケース210の当接部214に当接したままなのでコイルスプリング270のコイル部271は絞られ、弾発力が増加し、前記回転体280を回転させる力を解除すると回転体280は元の中立位置に自動復帰し、その電気的出力も元の状態に戻る。第2ケース210に設けた挿入部221内を回転体280の弾発部係止部287が移動するようにしたのは、コイル引出部273が弾発部係止部287から外れないようにするためである。
以上説明したように、多機能型電子部品1は、内部に収納した二段スイッチBを上面に設けた被押圧部Aから押圧操作する構造の二段押圧式電子部品10と、二段押圧式電子部品10の下面側に積層して設置されるとともに外周側面から操作つまみ283を突出してなる回転式電子部品200とを具備し、二段押圧式電子部品10は、第1ケース20と、第1ケース20に設けた収納部21内に収納される二段スイッチ(可動接点板70とスイッチ板50,55,60からなる)Bと、収納部21を覆うカバー100とを具備して構成され、回転式電子部品200は、第2ケース210と、第2ケース210に設けた収納部211内に回動自在に収納されるとともに操作つまみ283を第2ケース210の外周側面から突出してなる回転体280と、回転体280と第2ケース210の間に設置され回転体280の回転によってその電気的出力を変化する電気的機能部(摺動子300と摺接パターン241,243からなる)とを具備して構成され、第1ケース20と第2ケース210は積層された状態で、カバー100によって一体化される構成が開示されている。これによって上面から操作できる二段押圧式電子部品10と側面から操作できる回転式電子部品200とを容易に一体化することができる。また両者を積層して一体化する手段としてカバー100を共用できるので、部品点数を削減でき、また両者の組立が容易になる。
また第1ケース20と第2ケース210とは、両者に設けた嵌合部31,223を嵌合することで積層されている。これによって第1ケース20と第2ケース210との積層時の位置ズレが生じることなく、その組み立てが容易且つ精度良く確実に行なえるようになる。また第1ケース20からは二段スイッチBの出力を取り出す第1端子板51,57,61が引き出され、第2ケース210からは前記電気的機能部の出力を取り出す第2端子板251,257,261が引き出され、第1端子板51,57,61は第2ケース210の底面まで引き出されてその先端部分を第2端子板251,257,261の先端部分と同一面の実装面53,59,63,253,259,263としている。これによって容易に面実装構造にすることができる。また第1端子板51,57,61及び第2端子板251,257,261は、多機能型電子部品1の操作つまみ283を突出するその両側の外周側面に配置されており、これによって操作つまみ283の操作に支障をきたさないで、第1,第2端子板51,57,61,251,257,261を効率良く配置することができる。また第2ケース210の外周側面には、第1ケース20の第1端子板51,57,61を挿入ガイドするガイド部231が設けられているので、第1端子板51,57,61を容易に位置決めして第2ケース210の外周側面に沿わせることができる。
またこの多機能型電子部品1の組み立ては、押圧式電子部品10を構成する、第1ケース20と、第1ケース20に設けた収納部21内に設置されるスイッチBと、収納部21を覆うとともにその外周から下方向に向かって伸びる取付部103を有するカバー100と、回転式電子部品200を構成する、第2ケース210と、第2ケース210に設けた収納部211内に回動自在に収納されるとともに操作つまみ283を設けた回転体280と、回転体280と第2ケース210の間に設置され回転体280の回転によってその電気的出力を変化する電気的機能部(摺動子300と摺接パターン241,243)と、を用意し、第1ケース20の収納部21内にスイッチBを形成する工程と、スイッチBを形成した第1ケース20上をカバー100で覆うと共に、カバー100と第1ケース20に設けた係合部(カバー係合部29と第1ケース係合部105とからなる)によってカバー100と第1ケース20を一体に係合し、これによって内部に形成したスイッチBを上面に設けた被押圧部Aから押圧操作する構造の押圧式電子部品10を組み立てる工程と、第1ケース20の下部に回転体280及び電気的機能部を設置した第2ケース210を積層しその際第1ケース20と第2ケース210に設けた嵌合部31,223を嵌合することで押圧式電子部品10の下面側に回転式電子部品200を設置する工程と、カバー100に設けた取付部103を第2ケース210に係合することで第1,第2ケース20,210を一体化する工程と、を具備して行われる。即ちこの組立方法によれば、予め押圧式電子部品10を組み立てた上で、その下側に回転式電子部品200を積層でき、しかも両者の固定を押圧式電子部品10のカバー100によって行なうので、その組み立てが容易に行える。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば二段スイッチの構造は上記実施形態に示した以外の各種構造の二段スイッチでもよい。また一段スイッチや三段以上のスイッチでも良い。また上記実施形態の回転式電子部品200は、回転体280の回転によって抵抗値が変化する回転式可変抵抗器であるが、回転体280の回転によってスイッチのオンオフが変化する回転式スイッチで構成してもよい。要は回転体の回転によってその電気的出力を変化する電気的機能部を具備する回転式電子部品であれば良い。第1ケース20と第2ケース210に設けた嵌合部31,217,223の凹凸状態を逆にしても良い。
多機能型電子部品1を上側から見た斜視図である。 多機能型電子部品1を下側から見た斜視図である。 図1のA−A断面斜視図である。 多機能型電子部品1を上側から見た分解斜視図(その上部)である。 多機能型電子部品1を上側から見た分解斜視図(その下部)である。 多機能型電子部品1を下側から見た分解斜視図(その上部)である。 多機能型電子部品1を下側から見た分解斜視図(その下部)である。 第1ケース20とスイッチ板50,55,60とを分離して別々に示す分解斜視図である。 第2ケース210と基板240と当接板250,255,260とを分離して別々に示す分解斜視図である。 回転体280と摺動子300とを分離して別々に示す分解斜視図である。 回路基板400に多機能型電子部品1を取り付ける状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 多機能型電子部品
10 二段押圧式電子部品
20 第1ケース
21 収納部
29 カバー係合部
31 嵌合部
50,55,60 スイッチ板
51,57,61 第1端子板
53,59,63 実装面
70 可動接点板
90 防塵シート
100 カバー
103 取付部
105 第1ケース係合部
A 被押圧部
B 二段スイッチ
200 回転式電子部品
210 第2ケース
211 収納部
223 嵌合部
240 基板
241,243 摺接パターン
250,255,260 当接板
251,257,261 第2端子板
253,259,263 実装面
270 コイルスプリング
280 回転体
281 本体部
283 操作つまみ
300 摺動子
301 基部
303 摺動冊子

Claims (5)

  1. 内部に収納したスイッチを上面に設けた被押圧部から押圧操作する構造の押圧式電子部品と、
    前記押圧式電子部品の下面側に積層して設置されるとともに外周側面から操作つまみを突出してなる回転式電子部品と、を具備し、
    前記押圧式電子部品は、第1ケースと、第1ケースに設けた収納部内に収納されるスイッチと、前記収納部を覆うカバーとを具備して構成され、
    前記回転式電子部品は、第2ケースと、第2ケースに設けた収納部内に回動自在に収納されるとともに前記操作つまみを第2ケースの外周側面から突出してなる回転体と、前記回転体と第2ケースの間に設置され回転体の回転によってその電気的出力を変化する電気的機能部とを具備して構成され、
    前記第1ケースと第2ケースは、両者に設けた嵌合部を嵌合することで積層された状態で、前記カバーによって一体化されることを特徴とする多機能型電子部品。
  2. 前記第1ケースからは前記スイッチの出力を取り出す第1端子板が引き出され、
    前記第2ケースからは前記電気的機能部の出力を取り出す第2端子板が引き出され、
    前記第1端子板は前記第2ケースの底面まで引き出されてその先端部分を前記第2端子板の先端部分と同一面としてこの面を実装面としたことを特徴とする請求項1に記載の多機能型電子部品。
  3. 前記第1端子板及び第2端子板は、多機能型電子部品の前記操作つまみを突出するその両側の外周側面に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の多機能型電子部品。
  4. 前記第2ケースの外周側面には、前記第1ケースの第1端子板を挿入ガイドするガイド部が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の多機能型電子部品。
  5. 押圧式電子部品を構成する、第1ケースと、第1ケースに設けた収納部内に設置されるスイッチと、前記収納部を覆うとともにその外周から下方向に向かって伸びる取付部を有するカバーと、
    回転式電子部品を構成する、第2ケースと、第2ケースに設けた収納部内に回動自在に収納されるとともに操作つまみを設けた回転体と、前記回転体と第2ケースの間に設置され回転体の回転によってその電気的出力を変化する電気的機能部と、
    を用意し、
    前記第1ケースの収納部内にスイッチを形成する工程と、
    前記スイッチを形成した第1ケース上をカバーで覆うと共に、カバーと第1ケースに設けた係合部によってカバーと第1ケースを一体に係合し、これによって内部に形成したスイッチを上面に設けた被押圧部から押圧操作する構造の押圧式電子部品を組み立てる工程と、
    前記第1ケースの下部に前記回転体及び電気的機能部を設置した第2ケースを積層しその際第1ケースと第2ケースに設けた嵌合部を嵌合することで前記押圧式電子部品の下面側に回転式電子部品を設置する工程と、
    前記カバーに設けた取付部を第2ケースに係合することで前記第1,第2ケースを一体化する工程と、
    を具備することを特徴とする多機能型電子部品の組立方法。
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