JP2008020755A - 画像形成装置 - Google Patents

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Hiroyuki Ueda
博之 上田
Koji Murase
幸司 村瀬
Tomoyuki Oda
智之 小田
Shusuke Takenaka
秀典 竹中
Junpei Hobo
純平 保母
Nobuhiro Horiuchi
伸浩 堀内
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Abstract

【課題】運転再開時でのシートの思わぬ汚れを防止できる湿式現像方式の画像形成装置を提供する。
【解決手段】一方向へ走行して循環する中間転写ベルト6の表面に接触して、転写後の中間転写ベルト6の表面に残留する液状のトナーを掻き取るクリーニングブレード33Aを備える。そのクリーニングブレード33Aより中間転写ベルト6の循環が進行する側に、クリーニングブレード33Aに隣接しつつ中間転写ベルト6の表面に接触する液体吸収部材35を設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、複写機やプリンタやファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に、トナー像の現像に液体の現像剤が用いられる湿式現像方式の画像形成装置に関する。
従来一般の画像形成装置では、以下に示すような画像形成の動作が行われる。感光体ドラムが一方向に回転して循環していく中で、先ず、感光体ドラムの表面が帯電器により一様に所定電位に帯電される。次いで、露光器からの画像情報に基づく照射光によってその感光体ドラムの表面に静電潜像が形成され、現像器によりその静電潜像にトナーを吸着させてトナー像が形成(現像)される。続いて、感光体ドラム上のトナー像は、転写ローラ等の転写器により用紙等のシート上に転写される。その後、そのシートは、一対のローラからなる定着器に搬送され、この定着器での加熱・加圧によってトナー像がシート上に定着された後、外部に排出される。一方、転写後の感光体ドラムは、その表面に残留したトナーがクリーニングブレードにより掻き取られて除去され、更に必要に応じて除電器によりその表面が一様に除電される。このような一連の動作が繰り返される。
また、感光体ドラム上のトナー像は、一方向に走行して循環する中間転写ベルトに一旦転写され、その中間転写ベルト上からシートに転写される場合も多い。この場合、シートへの転写後の中間転写ベルトの表面にトナーが残留することになるが、そのトナーは、上記の感光体ドラム用のクリーニングブレードとは別のクリーニングブレードにより掻き取られて除去される。
ここで、湿式現像方式の画像形成装置においては、感光体ドラム上にトナー像を現像する際、電気的に中性の溶媒にトナー粒子が分散した液体現像剤が用いられる。従って、感光体ドラム上に現像されたトナー像は実質液状であり、転写後の感光体ドラム上に残留するトナーや、転写後の中間転写ベルト上に残留するトナーも液状である。運転中は、特に、中間転写ベルト上に残留する液状のトナーは、クリーニングブレードにより掻き取られて除去され、そのままクリーニングブレード上で中間転写ベルトとの接触部付近に溜まっていく。
ところが、運転を停止すると、クリーニングブレード上で中間転写ベルトとの接触部付近に溜まったトナーは、流動性のある液状であるが故に、その両側から中間転写ベルトの循環が進行する側に次第に回り込み、クリーニングされたはずの中間転写ベルト上に再び付着してしまう。そうすると、運転を再開したときに、中間転写ベルト上に再び付着したトナーがシートに転写されるため、シートに思わぬ汚れが発生する事態になる。
このような事態の発生を抑えるために、従来の画像形成装置では、中間転写ベルトの循環が進行する方向に沿って2段にクリーニングブレードを設け、中間転写ベルト上を2段階でクリーニングするようになっている(例えば、特許文献1参照)。
なお、転写後の感光体ドラム上に残留するトナーについても事情は同じである。
特開平11−296001号公報
しかし、上記した従来の画像形成装置をもってしても、中間転写ベルトの循環が進行する側に配置された2段目のクリーニングブレードでの状況は何ら変わらないため、運転再開時でのシートの思わぬ汚れは依然として起こる。
そこで本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、運転再開時でのシートの思わぬ汚れを防止できる湿式現像方式の画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明による画像形成装置は、一方向へ循環する像担持体の表面に接触して、転写後の前記像担持体の表面に残留する液状のトナーを掻き取るクリーニングブレードを備えた画像形成装置において、前記クリーニングブレードより前記像担持体の循環が進行する側に、前記クリーニングブレードに隣接しつつ前記像担持体の表面に接触する液体吸収部材を設けた。ここでいう像担持体は、感光体ドラムや中間転写ベルトである。
このような構成にすると、運転停止時には、クリーニングブレード上から像担持体の循環が進行する側に液状のトナーが回り込んでいくが、回り込んだそのトナーはそこに配備されている液体吸収部材に吸収される。そのため、クリーニングされた像担持体上に不用意にトナーが付着することはない。
ここで、メンテナンスの容易性を踏まえて、前記液体吸収部材が装置本体に対して着脱可能に取り付けられることが好ましい。
また、クリーニングされた像担持体上へのトナーの不用意な付着をより一層防止する観点から、前記液体吸収部材より前記像担持体の循環が進行する側に、前記液体吸収部材に隣接しつつ前記像担持体の表面に接触する副クリーニングブレードを設けることが好ましい。
ここでも、メンテナンスの容易性を踏まえて、前記液体吸収部材と前記副クリーニングブレードとが一体化されていて、装置本体に対して着脱可能に取り付けられることが好ましい。
また、実用的には、前記像担持体が中間転写ベルトであって、液体現像剤によって感光体ドラムの表面に形成されたトナー像が転写され、このトナー像をシートに転写するようになっているとよい。
本発明の画像形成装置によれば、クリーニングされた像担持体上に不用意にトナーが付着することはないため、運転再開時でのシートの思わぬ汚れを防止できる。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳述する。先ず、本発明の第1実施形態である画像形成装置について説明する。図1は本発明の各実施形態に共通する画像形成装置の全体構成を示す断面図、図2はその画像形成装置における画像形成部を拡大して示す断面図、図3はその画像形成装置における画像形成部への液体現像剤の供給にまつわる構成を示す断面図、図4は第1実施形態の画像形成装置における中間転写ベルトをクリーニングするための中間ベルト用クリーニング器を示す断面図である。
ここでの画像形成装置は、カラープリンタであって、特に、色ごとに個々に独立した画像形成部を備え、各画像形成部の像担持体である感光体ドラム上に現像したトナー像を順に、次の像担持体である中間転写ベルト上に転写し、中間転写ベルト上のトナー像を用紙に転写してカラー印刷を行うものである。また、各画像形成部でのトナー像の現像に液体の現像剤が用いられる湿式現像方式の画像形成装置である。
先ず図1に示すように、画像形成装置1は、概ね箱状の本体2より外形が構成される。本体2の下部には、用紙Pを収納した用紙カセット3が引き出し可能に設けられている。用紙カセット3内の用紙Pは、ピックアップローラ11、及び一対より成る給紙ローラ12と捌きローラ13によって1枚ずつ繰り出される。繰り出された用紙Pは、本体2内の側部(図1では左側部)に沿って立ち上がる用紙搬送路4内へ導かれ、搬送ローラ対14によってレジストローラ対15へ搬送される。
用紙カセット3の上方には、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色に対応した計4つの画像形成部5が、その順に水平方向に(図1では右から左へ向けて順に)並べて配設されている。なお図1では、画像形成部5及びその構成要素を指し示す符号の末尾に、シアンでは「C」、マゼンタでは「M」、イエローでは「Y」及びブラックでは「B」をそれぞれ付している。ブラック用の画像形成部5Bに隣接して用紙搬送路4が存在する。各画像形成部5では、絶縁性液体中に各色のトナーを分散させた液体現像剤を用いて、各感光体ドラム21上に各色のトナー像が形成(現像)される。なお、各画像形成部5の詳細な構成、及び、各画像形成部5へ液体現像剤を供給するための構成に関しては、後述する。
全ての画像形成部5の直ぐ上には、水平方向の全域にわたって、無端状の中間転写ベルト6が配設されている。中間転写ベルト6は、用紙搬送路4にあってブラック用の画像形成部5Bに隣接する駆動ローラ16と、その水平方向で反対側のシアン用の画像形成部5Cに隣接する従動ローラ17と、に架け渡され、テンションプーリ18によって適度な張りを与えられながら、一方向に走行して循環する。図1では、時計回りに走行する。
中間転写ベルト6の内側には、各画像形成部5の感光体ドラム21それぞれに対向して、一次転写ローラ25が設けられている。各一次転写ローラ25は、各感光体ドラム21に対して近接/離間する方向(図1では上下方向)に移動可能であり、必要に応じて各感光体ドラム21との間で中間転写ベルト6を挟み込んで圧接し、一次転写ニップ26を形成する。各一次転写ニップ26においては、各一次転写ローラ25に必要に応じて一次転写バイアスが印加され、これにより、各感光体ドラム21上に現像されたトナー像が中間転写ベルト6上に転写される。従って、中間転写ベルト6の走行に従って所定のタイミングで各感光体ドラム21上のトナー像が中間転写ベルト6上に順に転写され、これにより、中間転写ベルト6上には、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの4色のトナー像が順に重なり合ってなるフルカラートナー像が形成される。
用紙搬送路4には、中間転写ベルト6を架け渡す駆動ローラ16に対向して、二次転写ローラ27が設けられている。二次転写ローラ27は、駆動ローラ16との間で中間転写ベルト6を挟み込んで圧接し、二次転写ニップ28を形成する。そして、中間転写ベルト6上のトナー像が二次転写ニップ28へ到達するのに同期して、レジストローラ対15から用紙Pが二次転写ニップ28に送り出され、二次転写ニップ28において、中間転写ベルト6上から用紙P上にトナー像が転写される。
トナー像が転写された用紙Pは、用紙搬送路4中に配設された定着器7へ送られ、これを通じた加熱・加圧によってトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙Pは、本体2の上面に設けられた用紙排出部8に排出される。
一方、中間転写ベルト6を架け渡す従動ローラ17に対し、その水平方向の外側(図1では右側)には、中間ベルト用クリーニング器30が配設されている。中間ベルト用クリーニング器30は、その外形を構成するハウジング31を備える。そのハウジング31の内部には、中間転写ベルト6の走行する方向に沿って順に、すなわち中間転写ベルト6の循環が進行する方向に沿って順に、中間ベルト用クリーニングローラ32及び中間ベルト用クリーニングブレード33が配設されている。中間ベルト用クリーニングローラ32、中間ベルト用クリーニングブレード33は、共に、従動ローラ17の幅方向に沿って延在しつつ、従動ローラ17との間で中間転写ベルト6を挟み込んでその表面に接触しており、二次転写の後に中間転写ベルト6上に残留する液状のトナーは、先ずは中間ベルト用クリーニングローラ32によってある程度拭き取られ、続いて中間ベルト用クリーニングブレード33によって掻き取られ、除去される。なお、中間ベルト用クリーニングローラ32は、中間転写ベルト6に対し、相対的に周速度の差が生じるように回転する。
その除去された液状のトナーは、中間ベルト用クリーニングローラ32、中間ベルト用クリーニングブレード33を伝って滴り落ち、ハウジング31内に一時蓄積される。ここでの中間ベルト用クリーニング器30のハウジング31は、廃液タンク81とパイプ82で接続されている。中間転写ベルト6上から除去されて中間ベルト用クリーニング器30のハウジング31内に一時蓄積されたトナーは、パイプ82を通じて廃液タンク81内に回収される。
続いて、画像形成部5の詳細な構成について、図2を主として参照しながら説明する。なお、各色の各画像形成部5はその構成要素が共通するので、図2では、「C」、「M」、「Y」及び「B」の符号は省略している。
画像形成部5には、その中心に感光体ドラム21が備えられている。感光体ドラム21の周囲には、その回転方向(図では反時計回り)に沿って順に、帯電器22、露光器23、液体現像器40、ドラム用クリーニング器60、及び除電器24が配設されている。その液体現像器40とドラム用クリーニング器60との間に、一次転写ローラ25が配置される。
感光体ドラム21は、例えば、アルミニウム等の素管の表面にアモルファスシリコンの感光層が形成されて成る。その直径は、例えば30mmであり、図示しない駆動装置によって、その周速度が用紙の搬送速度(例えば210mm/sec)とほぼ同じになるように一方向に回転して循環する。
帯電器22は、その内部に、例えば、感光体ドラム21に所定の圧力で圧接する帯電ローラ(不図示)を備える。帯電ローラは、感光体ドラム21の回転に従って回転し、感光体ドラム21の表面を所定の極性及び電位で一様に帯電させる。
露光器23は、帯電器22によって表面が帯電された感光体ドラム21に、パーソナルコンピュータ(不図示)等より入力された出力画像情報に基づく光を照射し、感光体ドラム21の表面を露光する。これにより感光体ドラム21上に静電潜像が形成されるわけである。露光器23としては、多数のLED(発光ダイオード)が走査方向に沿って線状に配列されて成るLPH(LEDプリントヘッド)や、レーザダイオードからのレーザ光をポリゴンミラーで反射して走査するLSU(レーザスキャニングユニット)等が用いられる。
液体現像器40は、その外形を構成するとともに液体現像剤Dを貯留するハウジング41を備える。そのハウジング41の内部には、感光体ドラム21に対向して近接する液体現像剤担持体としての現像ローラ42が配設され、この現像ローラ42から下方へ順に対向しながら近接する塗布ローラ43及び汲み上げローラ44が配設されている。汲み上げローラ44は、その一部が貯留の液体現像剤Dに浸かっており、回転することでその外周に液体現像剤Dを付着させて汲み上げ、その上方で回転する塗布ローラ43に受け渡す。塗布ローラ43は、その外周で受け取った液体現像剤Dを、その上方で回転する現像ローラ42に受け渡す。そして、現像ローラ42に、感光体ドラム21の帯電極性と同極性の現像バイアスが印加されると、現像ローラ42上の液体現像剤D(トナーを含む)が感光体ドラム21上の静電潜像に移動して吸着し、トナー像が現像されるわけである。
現像の後にあっては、現像ローラ42の外周に、現像で使用されなかったトナーを含む液体現像剤Dが残留する。ここでは、現像ローラ42が回転してその外周が感光体ドラム21との近接位置から塗布ローラ43との近接位置に至るまでの間において、現像ローラ42の幅方向に沿って延在しつつ現像ローラ42の外周に接触する現像ローラ用クリーニングブレード45が配設されており、この現像ローラ用クリーニングブレード45により、現像後の現像ローラ42上に残留した液体現像剤Dは掻き取られ、除去される。その除去された液体現像剤Dは、現像ローラ用クリーニングブレード45を伝って滴り落ち、ハウジング41内に回収される。回収した液体現像剤Dは現像に再利用する。
また、塗布ローラ43が回転してその外周が汲み上げローラ44との近接位置から現像ローラ42との近接位置に至るまでの間において、塗布ローラ43の幅方向に沿って延在しつつ塗布ローラ43の外周に近接するドクタブレード46が配設されている。塗布ローラ43が汲み上げローラ44から受け取った液体現像剤Dは、そのドクタブレード46により、現像ローラ42に至る前にその厚さが均一にされる。
更に、ハウジング41の下部には、液体現像剤Dに浸かる様相で2本の攪拌スクリュー47が配設されている。攪拌スクリュー47により、貯留の液体現像剤Dが一様に攪拌される。
ドラム用クリーニング器60は、その外形を構成するハウジング61を備える。そのハウジング61の内部には、感光体ドラム21の回転方向に沿って順に、すなわち感光体ドラム21の循環が進行する方向に沿って順に、ドラム用クリーニングローラ62及びドラム用クリーニングブレード63が配設されている。ドラム用クリーニングローラ62、ドラム用クリーニングブレード63は、共に、感光体ドラム21の幅方向に沿って延在しつつ、感光体ドラム21の外周に接触しており、感光体ドラム21上のトナー像が中間転写ベルト6に一次転写された後、感光体ドラム21上に残留する液状のトナーは、先ずはドラム用クリーニングローラ62によってある程度拭き取られ、続いてドラム用クリーニングブレード63によって掻き取られ、除去される。なお、ドラム用クリーニングローラ62は、感光体ドラム21に対し、相対的に周速度の差が生じるように回転する。
その除去された液状のトナーは、ドラム用クリーニングローラ62、ドラム用クリーニングブレード63を伝って滴り落ち、ハウジング61内に一時蓄積される。ここでのドラム用クリーニング器60のハウジング61は、液体現像器40のハウジング41と、互いの内部をパイプ80で接続されている。感光体ドラム21上から除去されてドラム用クリーニング器60のハウジング61内に一時蓄積されたトナーは、パイプ80を通じて、液体現像器40のハウジング41内に回収される。回収したトナーは現像に再利用する。なお、そのトナーを再利用せずに廃棄する仕様では、ドラム用クリーニング器60のハウジング61の内部に、ドラム用クリーニングローラ62の回転に従って回転する排出スクリューが配設されていて、ハウジング61内に一時蓄積されたトナーは、その排出スクリューによりハウジング61の外部に送り出されて排出される。
除電器24は、例えばLEDであって、LEDの光を感光体ドラム21に照射することにより、その表面を一様に露光して帯電電荷を除去する。LEDの代わりに、EL(エレクトロルミネッセンス)や冷陰極管等を用いることもできる。
続いて、画像形成部5へ液体現像剤を供給するための構成について、図3を主として参照しながら説明する。
画像形成部5で使用される液体現像剤Dは、非極性の絶縁性液体であるキャリア液の中に、プラスに帯電する微細な樹脂からなるトナー粒子(粒径約1μm)を分散、混濁させたものであり、実際には、トナー液とキャリア液との2つの液体を混合して濃度調整することにより構成される。トナー液とは、液体現像剤を濃縮してトナー粒子の濃度を高めた液体であり、各画像形成部5の色にそれぞれ対応して、画像形成部5ごとに専用のトナー液が準備される。キャリア液とは、シリコンオイル等からなる電気的中性の非極性の溶媒であり、全ての画像形成部5に共通のキャリア液が準備される。
図3に示すように、画像形成装置1は、1つのキャリア液コンテナ71と、各色に対応した計4つのトナー液コンテナ72とを備える。キャリア液コンテナ71には、キャリア液CLが貯留され、パイプ73が接続されている。パイプ73は、キャリア液コンテナ71の近傍で4本に分岐し、それぞれの端部が各画像形成部5における液体現像器40のハウジング41に接続されている。分岐した4本のパイプ73のそれぞれには、キャリア液送給ポンプ74が設けられている。
4つのトナー液コンテナ72には、それぞれ、各色のトナー液TLが貯留され、パイプ76が接続されている。各パイプ76の端部は、各画像形成部5における液体現像器40のハウジング41に接続されている。各パイプ76には、トナー液送給ポンプ77が設けられている。また、各トナー液コンテナ72には、トナー液TLの濃度を一様にして沈殿等を防止するための攪拌ローター75が配設されている。
各液体現像器40のハウジング41内に貯留されている液体現像剤Dのトナー濃度は、トナー濃度センサ48(図2参照)によって検知されている。例えばトナー濃度センサ48がトナー濃度の低下を検知した時は、トナー液送給ポンプ77を駆動して、パイプ76を通してトナー液TLをトナー液コンテナ72から液体現像器40のハウジング41に供給する。必要に応じてキャリア液送給ポンプ74も駆動し、パイプ73を通してキャリア液CLをキャリア液コンテナ71から液体現像器40のハウジング41に供給し、ハウジング41内の液体現像剤Dと混合して適正な濃度に調整する。
また、各液体現像器40のハウジング41内に貯留されている液体現像剤Dの液位は、液位センサ49(図2参照)によって検知されている。液位センサ49が液位の低下を検知した時は、キャリア液送給ポンプ74及びトナー液送給ポンプ77を駆動し、パイプ73及びパイプ76を通してキャリア液CLとトナー液TLとを液体現像器40のハウジング41に供給する。そして、ハウジング41内の液体現像剤Dと混合して適正な変位と濃度に調整する。
続いて、本第1実施形態では、中間ベルト用クリーニング器30について、図1を参照して説明した上記の構成を基本としているが、詳細には以下のようになっている。図4に示すように、中間転写ベルト6の循環が進行する方向に沿って、主となる中間ベルト用クリーニングブレード33A、副となる中間ベルト用クリーニングブレード33Bが配設されている。その主クリーニングブレード33A、副クリーニングブレード33Bは、共に、従動ローラ17の幅方向に沿って延在しつつ、従動ローラ17との間で中間転写ベルト6を挟み込んでその表面に接触している。主クリーニングブレード33A、副クリーニングブレード33Bは、それぞれ板状の支持部材34A、34Bに固定され、その支持部材34A、34Bがハウジング31に取り付けられている。
更に、主クリーニングブレード33Aと副クリーニングブレード33Bとの間は、液体を吸収する特性のある柔軟な液体吸収部材35で埋められている。つまり、主クリーニングブレード33A、副クリーニングブレード33Bの両者に隣接しつつ、中間転写ベルト6の表面に接触するように、液体吸収部材35が設けられている。液体吸収部材35は、多数の微細な空隙を有し個々の空隙がつながった多孔質の弾性材料より成り、ポリウレタンスポンジが好適である。ポリウレタンスポンジの他にも、多孔質のゴム系材料や、フェルト等の微細多孔シートを適用してもよい。
このような構成の中間ベルト用クリーニング器30では、運転中、二次転写の後に中間転写ベルト6上に残留する液状のトナーは、主クリーニングブレード33Aにより掻き取られて除去され、そのまま主クリーニングブレード33A上で中間転写ベルト6との接触部付近に溜まっていく(図4中の符号「Z」参照)。運転を停止すると、主クリーニングブレード33A上で中間転写ベルト6との接触部付近に溜まったトナーZは、その両側から中間転写ベルト6の循環が進行する側に次第に回り込んでいき、回り込んだそのトナーはそこに配備されている液体吸収部材35に吸収される。そうすると、運転停止時に、クリーニングされた中間転写ベルト6上に不用意にトナーが付着することはなく、その結果、その後の運転再開時での用紙Pの思わぬ汚れを防止できる。
しかも、液体吸収部材35の次に副クリーニングブレード33Bが控えているため、仮に液体吸収部材35による吸収を逃れたトナーがあった場合、そのトナーは、運転再開時に副クリーニングブレード33Bにより中間転写ベルト6上から確実に掻き取られて除去されるため、クリーニングされた中間転写ベルト6上へのトナーの不用意な付着をより一層防止することが可能になる。もっとも、主クリーニングブレード33A及び液体吸収部材35がある限り、副クリーニングブレード33Bは特段なくても構わない。また、主クリーニングブレード33Aより中間転写ベルト6の循環が退行する側に、図1に示すような中間ベルト用クリーニングローラ32が設けられていても構わない。
次に、本発明の第2実施形態について、図5、図6を参照しながら説明する。図5は第2実施形態の画像形成装置における中間転写ベルトをクリーニングするための中間ベルト用クリーニング器を示す断面図、図6はその中間ベルト用クリーニング器の分解斜視図である。なお、図中で図1〜図4と同じ名称で同じ機能を果たす部分には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
本第2実施形態の特徴は、第1実施形態における中間ベルト用クリーニング器30の構造を変形し、メンテナンスの容易性を図った点にある。本実施形態では、図5、図6に示すように、断面形状が逆T字状の支持部材34Bに、副クリーニングブレード33Bと共に液体吸収部材35が固定され、一体化されている。中間ベルト用クリーニング器30のハウジング31には、その支持部材34Bを受け入れて従動ローラ17の幅方向に沿って案内するレール36が形成されている。
そして、互いに一体化された液体吸収部材35及び副クリーニングブレード33Bについて、支持部材34Bをハウジング31のレール36に沿って奥まで挿入し、カバー(不図示)で閉ざす。こうして、ハウジング31すなわち本体2に液体吸収部材35及び副クリーニングブレード33Bを簡単に取り付けることができる。この状態からカバーを外し、液体吸収部材35及び副クリーニングブレード33Bを支持部材34Bと共に引き出せば、ハウジング31すなわち本体2から簡単に取り外すことができる。従って、互いに一体化された液体吸収部材35及び副クリーニングブレード33Bの着脱が容易に行える。そうすると、特に液体吸収部材35は運転停止の度にトナーを吸収し、そのうち吸収しきれない限界に至って交換が必要となるが、その交換を容易に行えることになる。もっとも、副クリーニングブレード33Bがない場合は、支持部材34Bに液体吸収部材35のみが固定され、その交換を容易に行えることには変わりはない。
その他本発明は上記の各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、転写後の中間転写ベルト6上に残留するトナーに起因した不具合を防止すべく、中間ベルト用クリーニング器30に対して液体吸収部材35を適用したが、転写後の感光体ドラム21上に残留するトナーについても事情は同じであるため、ドラム用クリーニング器60に対して液体吸収部材を適用してもよい。また、本実施形態では、感光体ドラム上に現像したトナー像の次の転写先が無端状の中間転写ベルト6であるが、これに代えて、ローラ状の中間転写ローラ等といったような中間転写体を採用しても構わない。また、カラープリンタの他にモノクロプリンタにも適用できるし、勿論、複写機やファクシミリにも適用できる。
本発明は、液体現像剤を用いてトナー像の現像を行う湿式現像方式の画像形成装置に有用である。
本発明の各実施形態に共通する画像形成装置の全体構成を示す断面図である。 画像形成装置における画像形成部を拡大して示す断面図である。 画像形成装置における画像形成部への液体現像剤の供給にまつわる構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の画像形成装置における中間転写ベルトをクリーニングするためのクリーニング器を示す断面図である。 本発明の第2実施形態の画像形成装置における中間転写ベルトをクリーニングするためのクリーニング器を示す断面図である。 第2実施形態の中間ベルト用クリーニング器の分解斜視図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 本体
5 画像形成部
6 中間転写ベルト
16 駆動ローラ
17 従動ローラ
21 感光体ドラム
25 一次転写ローラ
27 二次転写ローラ
30 中間ベルト用クリーニング器
31 ハウジング
32 中間ベルト用クリーニングローラ
33、33A、33B 中間ベルト用クリーニングブレード
34A、34B 支持部材
35 液体吸収部材
36 レール
40 液体現像器
60 ドラム用クリーニング器
61 ハウジング
62 ドラム用クリーニングローラ
63 ドラム用クリーニングブレード
71 キャリア液コンテナ
72 トナー液コンテナ
73 パイプ
74 キャリア液送給ポンプ
76 パイプ
77 トナー液送給ポンプ

Claims (5)

  1. 一方向へ循環する像担持体の表面に接触して、転写後の前記像担持体の表面に残留する液状のトナーを掻き取るクリーニングブレードを備えた画像形成装置において、
    前記クリーニングブレードより前記像担持体の循環が進行する側に、前記クリーニングブレードに隣接しつつ前記像担持体の表面に接触する液体吸収部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記液体吸収部材が装置本体に対して着脱可能に取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記液体吸収部材より前記像担持体の循環が進行する側に、前記液体吸収部材に隣接しつつ前記像担持体の表面に接触する副クリーニングブレードを設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記液体吸収部材と前記副クリーニングブレードとが一体化されていて、装置本体に対して着脱可能に取り付けられたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体が中間転写体であって、液体現像剤によって感光体ドラムの表面に形成されたトナー像が転写され、このトナー像をシートに転写することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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