JP2008019658A - 位置決め機構 - Google Patents

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淳 新後閑
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Abstract

【課題】フリーアクセスフロア用のパネルを最初に敷設する際には、このパネルを支持する支持脚の水平方向の位置の調整を容易に行なうことができるようにすると共に、敷設後において一度取外したパネルを元に戻す際には、このパネルを容易に支持脚上の元の適切な位置に載置することができるようにした位置決め機構を提供する。
【解決手段】フリーアクセスフロア36用のパネル32と、このパネル32を支持する支持脚34との間の位置決めを行なう位置決め機構30であって、支持脚34は、パネル32が載置される面38a上に、斜面部又は球面部を有する突出部により形成された複数の第1凸部40を有すると共に、パネル32の支持脚34に対向する面には、第1凸部40に対応する各位置に、斜面部又は球面部に案内されて第1凸部40が内側に入り込むことができる穴部42を有するようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、クリーンルームやオフィスルーム等に敷設されるフリーアクセスフロアにおいて用いられる位置決め機構に関し、詳しくはフリーアクセスフロアにおけるフロアパネルと支持脚の両者間の位置関係を定める位置決め機構に関するものである。
図10及び図11は、従来のフリーアクセスフロア2の構造を示す図である。このフリーアクセスフロア2は、支持脚4とパネル6(フリーアクセスフロア用のパネル)を備えて構成されており、支持脚4は、図10に示すように、4枚のパネル6の各隅部が一ヶ所に集まる位置に配置され、パネル6のそれぞれの隅部をその下側から支持するようになっている。
支持脚4は、図11に示すように、脚部8及び調整台10を備えて構成されている。脚部8は、コンクリート床面14の上に載置されるベース板部材16と、このベース板部材16上に立設する支持ボルト部材18とを有して構成されている。
また、調整台10には、支持ボルト部材18の軸線と同一軸線上に雌ネジ部19が形成されていて、この雌ネジ部19が支持ボルト部材18の上端部とネジ締結している。4枚のパネル6のそれぞれの隅部は、この調整台10の上面10a上に載置される。
調整台10の上面10a上には、この上面10a上に載置される各パネル6の隅部の位置に対応して、パネル6側に突出して高さを有する4つの凸部20が形成されている。また、各パネル6の各隅部には、この凸部20に対応する凹部22が形成されている。
パネル6の各隅部を調整台10の上面10a上に載置すると、図10及び図11に示すように、調整台10に形成された凸部20のそれぞれが、対応するパネル6の凹部22の内側に緩やかに入り込むようになっている。
これにより、いずれかのパネル6に対して水平方向の外力が作用してそれが水平方向にずれたとしても、パネル6の凹部22の内壁が調整台10の凸部20にぶつかって、そのパネル6がずれる長さ範囲が制限されるため、パネル6が調整台10から脱落するのを防止できるようになっていた。
このような従来のフリーアクセスフロア2を敷設する作業の手順としては、パネル6を載置する範囲のコンクリート床面14上に、予め、複数の支持脚4をパネル6の一辺の長さと同じ長さの間隔で縦方向及び横方向に整列して配置しておき、パネル6を載置する範囲の基準位置から順に、支持脚4の調整台10の高さを調整しながら、隣合う支持脚4同士の間にパネル6を渡すように、それぞれの調整台10の上面10a上にパネル6を載置していくようにしていた。
また、支持脚4をコンクリート床面14上に配置する際には、この支持脚4の脚部8におけるベース板部材16のコンクリート床面14側の面に、フリーアクセスフロア2を敷設するのに必要な時間を十分に経過した後に固化して、支持脚4をコンクリート床面14上に固定することができる接着剤を塗布しておくようにしていた。
また、このような従来のフリーアクセスフロア2の敷設を完了した後において、パネル6とコンクリート床面14との間にケーブル等を敷設する場合には、このようなケーブル等を敷設する空間の直上にある複数のパネル6、及びこの複数のパネル6に隣接する他の複数のパネル6を一度取外し、ケーブル等を敷設した後に、これら取外した全部のパネル6を再び元の位置に戻すようにしていた。
このようなパネル6を再び元の位置に戻す作業は、フリーアクセスフロア2を最初に敷設するときの作業と同様に、各パネル6を隣合う支持脚4同士の間に渡すように、それぞれの調整台10の上面10a上に載置するように行なっていた。
しかしながら、このような従来のフリーアクセスフロア2では、このフリーアクセスフロア2を最初に敷設する当初の段階において、予め支持脚4をパネル6の一辺の長さと同じ長さの間隔で配置したつもりであっても、実際には誤差を含んだ長さの間隔で配置してしまうことがある。このような場合には、パネル6を1枚ずつ載置していくたびに、次の支持脚4の水平方向の位置を正しい間隔の位置に調整し直すというような作業を繰返し行なわなければならないため、このような作業が非常に煩わしいという問題があった。
また、従来のフリーアクセスフロア2は、このフリーアクセスフロア2の敷設を完了した後において、パネル6とコンクリート床面14との間にケーブル等を敷設する等の何らかの事情のために、複数のパネル6を一度取外してから元の位置に戻す際には、各パネル6が、元の位置とずれて配置されたり、コンクリート床面14と平行な仮想平面上において一定角度だけ回転させたような斜めの向きに配置されたりするのを防止するために、パネル6を元の位置に戻す作業を、このパネル6の位置や向きを微調整しながら慎重に行なわなければならないので、このような作業が非常に煩わしいという問題があった。
つまり、従来のフリーアクセスフロア2では、この従来のフリーアクセスフロア2の敷設後において、支持脚4がコンクリート床面14上の適切な位置に接着されて固定されているとしても、図10及び図11に示すように、パネル6の各凹部22と、この凹部22の内側に入り込む調整台10の各凸部20との間におけるコンクリート床面14と平行方向の大きさの差の範囲内で、パネル6の四隅のそれぞれが、コンクリート床面14と平行方向のいずれかの方向にずれて配置されるおそれがある。
このため、各パネル6は、その全体がコンクリート床面14と平行方向にずれて配置されたり、コンクリート床面14と平行な仮想平面上において一定角度だけ回転させたような斜めの向きに配置されたりするおそれがあり、これを防止するためには、パネル6を元の位置に戻す作業を、その位置や向きを微調整しながら慎重に行なわなければならず、このような作業が非常に煩わしいという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、フリーアクセスフロア用のパネルを最初に敷設する際には、このパネルを支持する支持脚の水平方向の位置の調整を容易に行なうことができるようにすると共に、敷設後において一度取外したパネルを元に戻す際には、このパネルを容易に支持脚上の元の適切な位置に載置することができるようにした位置決め機構を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、
フリーアクセスフロア用のパネルと、このパネルを支持する支持脚との間の位置決めを行なう位置決め機構であって、
前記支持脚は、前記パネルが載置される面上に、斜面部又は球面部を有する突出部により形成された複数の第1凸部を有すると共に、
前記パネルの前記支持脚に対向する面には、前記第1凸部に対応する各位置に、前記斜面部又は球面部に案内されて前記第1凸部が内側に入り込むことができる穴部を有することを特徴とするものである。
また、本発明による位置決め機構において、
前記支持脚は、前記パネルが載置される面上に、互に隣合う前記パネル間に設けられてパネル同士の接触を防止する第2凸部を有することを特徴とするものである。
このような本発明に係る位置決め機構によれば、
フリーアクセスフロア用のパネルと、このパネルを支持する支持脚との間の位置決めを行なう位置決め機構であって、
前記支持脚は、前記パネルが載置される面上に、斜面部又は球面部を有する突出部により形成された複数の第1凸部を有すると共に、
前記パネルの前記支持脚に対向する面には、前記第1凸部に対応する各位置に、前記斜面部又は球面部に案内されて前記第1凸部が内側に入り込むことができる穴部を有することにより、
パネルを最初に敷設する際には、このパネルを支持する支持脚の水平方向の位置の調整を容易に行なうことができるようにすると共に、敷設後において一度取外したパネルを元に戻す際には、このパネルを容易に支持脚上の元の適切な位置に載置することができる。
また、本発明の位置決め機構において、
前記支持脚は、前記パネルが載置される面上に、互に隣合う前記パネル間に設けられてパネル同士の接触を防止する第2凸部を有することにより、
パネルを敷設する際に、各パネルが、前記第1凸部を支点として互いに隣合うパネル間の隙間の範囲内で回動するのを防止することができるので、パネルを支持する支持脚の水平方向の位置の調整を更に容易に行なうことができる。
以下、本発明に係る位置決め機構を実施するための最良の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図6は、本発明の第1の実施の形態に係る位置決め機構30について説明するために参照する図である。
本発明の第1の実施の形態に係る位置決め機構30は、図1から図3に示すように、パネル32と、このパネル32を支持する支持脚34とを備えて構成される、フリーアクセスフロア36に用いられているものである。
なお、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア36は、図1中において、各パネル32が、隣合うパネル32との間に一定間隔の隙間を有するように配置されるものとして図示されているが、パネル32同士が密着するように配置されるものであってもかまわない。
本実施の形態に係る位置決め機構30は、支持脚34における後述の調整台38の第1凸部40(突出部)と、パネル32の各隅部に形成された後述の穴部42とを備えて構成されており、これらがパネル32と支持脚34との間の互いの位置関係を定めるようになっている。
支持脚34は、図2及び図3に示すように、調整台38を備えている。この調整台38の上面38aには、この上に載置される各パネル32の隅部の位置に対応して、略円錐台形状の4つの第1凸部40が設けられている。
なお、調整台38の上面38aは、図2に示すように、この略中央の位置で縦棒と横棒が交差するような十字形状の平面部分と、この十字形状の交差部において重なり合う円形状の平面部分とが、凹むように形成されているが、このような凹みは、特に形成されていなくてもかまわない。本実施の形態に係る調整台38の上面38aにおいては、このような凹みの部分をも含めて上面38aと呼ぶこととする。
また、第1凸部40が形成される上記円錐台形状とは、円錐をその高さ中間位置においてその底面と平行に切り分けて、高さ方向における頂点側の部分を取り去った後に残った形状をいうものとする。
次に、調整台38の上面38a上に載置される各パネル32の各隅部には、図1及び図4に示すように、調整台38に対向する面の、前記第1凸部40に対応する位置に開口し、第1凸部40の基部の直径とほぼ同じ長さ、又は若干長い長さの直径を有すると共に、一定深さを有する穴部42が設けられている。
これにより、支持脚34は、コンクリート床面14上において予め配置した位置が若干ずれていた場合でも、調整台38の上面38a上にパネル32を載置したときに、円錐台形状の第1凸部40の斜面が、パネル32の穴部42の縁に接触して滑りながら案内されて、この穴部42内に完全に入り込むようになる。このため支持脚34は、コンクリート床面14上を水平移動して、パネル32を支持するのに最も適切な位置に配置させることができるようになっている。
また、支持脚34のベース板部材16とコンクリート床面14との間の摩擦力により、パネル32を載置しただけでは支持脚34が水平移動しない場合であっても、例えば、作業者が水平方向に力を加えて支持脚34を移動させることにより、この支持脚34の調整台38の第1凸部40を、それに対応するパネル32の穴部42の内側に完全に入り込ませるようにすれば、このような支持脚34の水平方向の位置を、パネル32を支持するのに最も適切な位置に配置させることができる。
実際にフリーアクセスフロア36を敷設する手順としては、まず、墨付け用の墨糸等により図4に示すコンクリート床面14上に、縦方向の複数の平行線と横方向の複数の平行線のそれぞれをパネル32の一辺の長さと同じ長さの間隔で引いた後に、この複数の縦線と横線の各交点上に支持脚34を載置する。
次に、調整台38の高さ調整を行ないながら、隣合う支持脚34同士の間にパネル32を渡すように、支持脚34のそれぞれの調整台38の上面38a上にパネル32を載置していく。このようなパネル32を載置する作業の段階において、支持脚34は、調整台38の第1凸部40の斜面がパネル32の穴部42の縁に接触して滑りながら案内されることにより、コンクリート床面14上を水平移動して、パネル32を支持するのに最も適切な位置に配置されるようになる。
例えば、図5に示すように、2枚のパネル32a,32bが載置されたことにより、既に位置が定まった図中左側の支持脚34aと、この支持脚34aからパネル32の一辺の長さとほぼ同じ長さの間隔だけ離して配置されて、まだパネル32が載置されていない図中右側の支持脚34bとの間に、図6に示すように、新たな2枚のパネル32c,32dを渡すように載置させると、この2枚のパネル32c,32dのそれぞれにおける隅部の穴部42の内側に、これに対応する支持脚34bの2つの第1凸部40が入り込むことにより、支持脚34bの水平方向の位置は、パネル32c,32dを支持するのに最も適切な位置に配置されるようにその位置が修正される。
一方、図4に示す支持脚34の脚部8におけるベース板部材16のコンクリート床面14側の面には、この支持脚34をコンクリート床面14上に載置する当初の段階において、コンクリート床面14上に固定するための接着剤を塗布しておくようにする。このような接着剤としては、この接着剤が固化するまでの間に、パネル32を支持脚34の上に載置する作業が完了するまでの時間、すなわち、パネル32を載置することにより支持脚34の位置が定まるまでの時間を確保することができるものを用いるようにする。
このような本実施の形態に係る位置決め機構30によれば、支持脚34が、パネル32を載置するための調整台38の上面38aに、略円錐台形状の第1凸部40を有していると共に、パネル32が、調整台38に対向する面の第1凸部40に対応する位置に開口し、第1凸部40の斜面に案内されながらこの第1凸部40を内側に入り込ませる穴部42を有していることにより、フリーアクセスフロア36を敷設する際に、パネル32を支持する支持脚34の水平方向の位置の調整を容易に行なうことができる。
また、本実施の形態に係る位置決め機構30によれば、フリーアクセスフロア36の敷設後において、一度取外したパネル32を元に戻す際には、このパネル32を容易に支持脚34上の元の適切な位置に載置することができる。
つまり、敷設後のフリーアクセスフロア36において、パネル32とコンクリート床面14との間にケーブルを敷設する等の何らかの事情のために複数のパネル32を取外した場合でも、このパネル32を再度支持脚34の調整台38の上面38a上に載置する際には、各パネル32の各穴部42の縁が、対応する調整台38の第1凸部40の斜面に案内されることにより、パネル32が適切な位置に誘導されるようにすることができる。
また、本実施の形態に係る位置決め機構30によれば、隣合うよう配置したパネル32同士の間の隙間の間隔は、各支持脚34における調整台38の上面38a上において互いに隣合うよう形成される、第1凸部40同士の間隔に従って定まるため、この第1凸部40同士の間隔を、隣合って配置されるパネル32同士の間に一定間隔の隙間が生じるよう設定した場合には、敷設後のフリーアクセスフロア36において、確実に、パネル32同士の間に一定間隔の隙間が設定されるようにすることができる。
また、各支持脚34における調整台38の第1凸部40同士の間隔を、隣合って配置されるパネル32同士が密着するよう設定した場合には、敷設後のフリーアクセスフロア36において、確実に、パネル32同士が密着するようにすることができることはいうまでもない。
次に、図7から図9は、本発明の第2の実施の形態に係る位置決め機構50について説明するために参照する図である。本実施の形態に係る位置決め機構50は、図7に示すフリーアクセスフロア52に用いられている。
本実施の形態に係るフリーアクセスフロア52では、前記第1の実施の形態に係るフリーアクセスフロア36と異なり、隣合うパネル32同士が擦れ合わないようにすること等を目的として、必ず、各パネル32が隣合うパネル32との間に一定間隔の隙間を有するように配置されている。
また、本実施の形態に係るフリーアクセスフロア52では、前記第1の実施の形態に係る支持脚34とは異なる支持脚54を備えている。この支持脚54の調整台56には、図8及び図9に示すように、その上面56aに、第1凸部40以外にも、これらの間に配置され、パネル32側に突出する4つの第2凸部58が立設されている。
フリーアクセスフロア52は、図7に示すように、隣合うパネル32同士が、互いに対向する側面32a間に第2凸部58を挟むようにして、調整台56の上面56a上に載置される。これにより、第2凸部58のそれぞれは、調整台56の上面56a上に隣合って載置されるパネル32同士の接触を防止するようになっている。
このような本実施の形態に係る位置決め機構50によれば、前記第1の実施の形態と同様に、支持脚54が、パネル32を載置するための調整台56の上面56aに、略円錐台形状の第1凸部40を有していると共に、パネル32が、調整台56に対向する面の第1凸部40に対応する位置に開口し、第1凸部40の斜面に案内されながらこの第1凸部40を内側に入り込ませる穴部42を有していることにより、フリーアクセスフロア52を敷設する際に、パネル32を支持する支持脚54の水平方向の位置の調整を容易に行なうことができる。
また、本実施の形態に係る位置決め機構50によれば、前記第1の実施の形態と同様に、フリーアクセスフロア52の敷設後において、一度取外したパネル32を元に戻す際には、このパネル32を容易に支持脚54上の元の適切な位置に載置することができる。
また、本実施の形態に係る位置決め機構50によれば、前記第1の実施の形態と同様に、隣合うよう配置したパネル32同士の間の隙間の間隔は、各支持脚54における調整台56の上面56a上において互いに隣合うよう形成される、第1凸部40同士の間隔に従って定まるため、この第1凸部40同士の間隔を、隣合って配置されるパネル32同士の間に一定間隔の隙間が生じるよう設定した場合には、敷設後のフリーアクセスフロア52において、確実に、パネル32同士の間に一定間隔の隙間が設定されるようにすることができる。
また、本実施の形態に係る位置決め機構50によれば、互いに隣合うパネル32同士が一定間隔の隙間を置いて配置されている場合は、調整台56の上面56a上に第2凸部58が設けられていることにより、各パネル32が、調整台56の第1凸部40を支点として回動して互いに隣合うパネル32間の隙間が無くなって互いにくっついてしまうことを防止できるので、各パネル32が正しい位置から回動してずれた位置に配置されてしまうのを防止することができる。例えば、図7中において右下に配置されているパネル32については、このパネル32が第1凸部40を支点として矢印Dの円弧方向に回動してしまうのを防止することができる。
これにより、支持脚54は、この調整台56上に隅部の一つが載置されたパネル32に対して、この載置された隅部以外の、他の3つの隅部のそれぞれの穴部42の位置をも一様に定めるように作用するため、このような他の3つの穴部42の位置に従って、この支持脚54の隣に配置した他の支持脚54の水平方向の位置の調整が容易に行なわれるようにすることができる。
なお、前記第1及び第2の実施の形態に係る位置決め機構30,50において、パネル32の穴部42は、調整台38,56における第1凸部40の基部の直径とほぼ同じ長さ、又は若干長い長さの直径を有して一定深さを有するように形成されていたが、穴部42は、このような形状のものに制限されない。例えば、穴部42は同じ直径でパネル32を貫通する貫通穴として形成されていてもよい。
また、前記第1及び第2の実施の形態に係る位置決め機構30,50においては、第1凸部40が略円錐台形状に形成されると共に、パネル32の穴部42が、第1凸部40の基部の直径とほぼ同じ長さ、又は若干長い長さの直径を有して一定深さを有するように形成されていたが、第1凸部40が、三角錐台若しくは四角錐台等の多角錐台形状、又は円錐状若しくは多角錐状、或は半球状に形成されると共に、穴部42が三角形又は四角形等の多角形状或は円形状で開口するよう形成されていてもよい。
ここで、上記多角錐台形状とは、三角錐体、四角錐体等の多角錐体を、高さ中間位置においてその底面と平行に切り分けて、高さ方向における頂点側の部分を取り去った後に残った形状をいうものとする。
また、前記第1及び第2の実施の形態においては、コンクリート床面14上における支持脚34,54の位置を定めるのに、墨付け作業を行なうようになっていたが、墨付け作業以外の方法により支持脚34,54の位置を定めるようにしてもよい。
また、前記第1及び第2の実施の形態においては、支持脚34,54における脚部8のベース板部材16の裏面に接着剤を塗布するようになっていたが、接着剤を塗布しないようになっていてもよい。
また、前記第1の実施の形態に係る位置決め機構30においては、図4に示すように、パネル32を支持脚34の調整台38上に載置するだけであったが、前記第1の実施の形態とは異なる他の実施の形態として、各パネル32における各穴部42の同軸線上に、この穴部42の直径よりも小さい直径の貫通穴を設け、さらに、この貫通穴における支持脚34と反対側の開口部をすり鉢状に形成しておくと共に、支持脚34の調整台38に、第1凸部40のそれぞれの上端面に開口する、4つの雌ネジを形成しておき、パネル32の上記貫通穴に、支持脚34とは反対側から挿入した皿ボルトにより、パネル32と調整台38とをネジ締結するようになっていてもよい。また、前記第2の実施の形態においても、このような他の実施の形態と同様に、パネル32と調整台56とをネジ締結するようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る位置決め機構30が用いられたフリーアクセスフロア36の任意の1つの支持脚34がある部分を示す平面図である。 図1に示す支持脚34を示す平面図である。 図1に示す支持脚34を示す側面図である。 図1に示すフリーアクセスフロア36のB−B線矢視断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る位置決め機構30が用いられたフリーアクセスフロア36の施工の手順を説明するための図であって、支持脚34bの水平方向の位置が修正される前の状態を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る位置決め機構30が用いられたフリーアクセスフロア36の施工の手順を説明するための図であって、支持脚34bの水平方向の位置が修正された後の状態を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る位置決め機構50が用いられたフリーアクセスフロア52の任意の1つの支持脚54がある部分を示す平面図である。 図7に示す支持脚54を示す平面図である。 図7に示す支持脚54を示す側面図である。 従来のフリーアクセスフロア2を示す平面図である。 図10に示す従来のフリーアクセスフロア2のパネル6のA−A線矢視断面図及び支持脚4の側面図である。
符号の説明
2 フリーアクセスフロア
4 支持脚
6 パネル
8 脚部
10 調整台
10a 上面
14 コンクリート床面
16 ベース板部材
18 支持ボルト部材
20 凸部
22 凹部
30 位置決め機構
32 パネル
32a 側面
34 支持脚
36 フリーアクセスフロア
38 調整台
38a 上面
40 第1凸部
42 穴部
50 位置決め機構
52 フリーアクセスフロア
54 支持脚
56 調整台
56a 上面
58 第2凸部

Claims (2)

  1. フリーアクセスフロア用のパネルと、このパネルを支持する支持脚との間の位置決めを行なう位置決め機構であって、
    前記支持脚は、前記パネルが載置される面上に、斜面部又は球面部を有する突出部により形成された複数の第1凸部を有すると共に、
    前記パネルの前記支持脚に対向する面には、前記第1凸部に対応する各位置に、前記斜面部又は球面部に案内されて前記第1凸部が内側に入り込むことができる穴部を有することを特徴とする位置決め機構。
  2. 前記支持脚は、前記パネルが載置される面上に、互に隣合う前記パネル間に設けられてパネル同士の接触を防止する第2凸部を有することを特徴とする請求項1に記載の位置決め機構。
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