JP2008019034A - 原稿搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿の色に関わらず排紙トレイ上の原稿の視認性を向上させる。
【解決手段】原稿Xが載置される給紙トレイ21と、該給紙トレイ21に載置された上記原稿Xを搬送する搬送手段22と、該搬送手段22によって搬送される上記原稿Xが排出される排紙トレイ23と、を備える原稿搬送装置であって、上記排紙トレイ23に排出された上記原稿Xの少なくとも一部を照明可能な光源25と、上記原稿Xが有する面のうち上記排紙トレイ23において作業者が視認可能な面である視認面X2の画像データを取得する視認面画像データ取得手段13b1と、該視認面画像データ取得手段13b1によって取得された画像データに基づいて、上記視認面X2と上記排紙トレイ23の上記原稿載置面とのコントラストを算出し、算出結果が所定の閾値以下であった場合に上記コントラストが向上されるように、上記光源25を制御して上記原稿Xの少なくとも一部を照明する。
【選択図】図2
【解決手段】原稿Xが載置される給紙トレイ21と、該給紙トレイ21に載置された上記原稿Xを搬送する搬送手段22と、該搬送手段22によって搬送される上記原稿Xが排出される排紙トレイ23と、を備える原稿搬送装置であって、上記排紙トレイ23に排出された上記原稿Xの少なくとも一部を照明可能な光源25と、上記原稿Xが有する面のうち上記排紙トレイ23において作業者が視認可能な面である視認面X2の画像データを取得する視認面画像データ取得手段13b1と、該視認面画像データ取得手段13b1によって取得された画像データに基づいて、上記視認面X2と上記排紙トレイ23の上記原稿載置面とのコントラストを算出し、算出結果が所定の閾値以下であった場合に上記コントラストが向上されるように、上記光源25を制御して上記原稿Xの少なくとも一部を照明する。
【選択図】図2
Description
本発明は、原稿搬送装置及び画像形成装置に関するものである。
複写機やファクシミリ等の画像形成装置には、いわゆるADF(Auto Document Feeder)が接続される場合がある。ADFは、原稿が載置される給紙トレイと、原稿が排出される排紙トレイと、給紙トレイと排紙トレイとの間で原稿を搬送する搬送機構(搬送手段)とを備えている。そして、このように構成されたADFによって給紙トレイに積載された原稿が順次排紙トレイに搬送され、この過程において原稿に形成された画像が読み取られる。
ところで、周知のように、通常、ADFの排紙トレイは白色系の色で形成されている。一般的に原稿は白色系の下地に画像が形成されたものであり、このような原稿が排紙トレイに排出された場合には、原稿と排紙トレイとのコントラストが低く排出された原稿の視認性が悪いことが知られている。
このため、例えば、特許文献1には、排紙トレイを暗色系の色に着色するとともに、排紙トレイ上に複数のリブを形成することによって、排出された原稿の視認性を向上させる技術が提案されている。
特開2006−52077号公報
このため、例えば、特許文献1には、排紙トレイを暗色系の色に着色するとともに、排紙トレイ上に複数のリブを形成することによって、排出された原稿の視認性を向上させる技術が提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、原稿が白色系の下地に画像が形成されたものであることを前提とするものであり、仮に暗色系の下地に画像が形成された原稿を搬送する場合には、原稿と排紙トレイとのコントラストを高くすることができず、原稿の視認性の向上は望めなくなる。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、原稿の色に関わらず排紙トレイ上の原稿の視認性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の原稿搬送装置は、シート状の原稿が載置される給紙トレイと、該給紙トレイに載置された上記原稿を搬送する搬送手段と、該搬送手段によって搬送される上記原稿が排出される排紙トレイと、を備える原稿搬送装置であって、上記排紙トレイに排出された上記原稿の少なくとも一部を照明可能な光源と、上記原稿が有する面のうち上記排紙トレイにおいて作業者が視認可能な面である視認面の画像データを取得する視認面画像データ取得手段と、該視認面画像データ取得手段によって取得された画像データに基づいて、上記視認面と上記排紙トレイの上記原稿載置面とのコントラストを算出し、算出結果が所定の閾値以下であった場合に上記コントラストが向上されるように、上記光源を制御して上記原稿の少なくとも一部を照明する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の原稿搬送装置においては、上記光源によって上記原稿の少なくとも輪郭部分が照明可能とされているという構成を採用することができる。
また、本発明の原稿搬送装置においては、上記原稿載置面の少なくとも一部が透光性あるいは半透光性を有する透光部とされ、該透光部を介して上記原稿が照明されるという構成を採用することができる。
また、本発明の画像形成装置は、本発明の原稿搬送装置と、該原稿搬送装置にて搬送される上記原稿の画像を読み取って画像データを取得する画像読取部と、該画像読取部において取得された画像データに基づいて印刷用メディアに画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置においては、上記画像読取部を上記視認面画像データ取得手段として用いるという構成を採用することができる。
また、本発明の画像形成装置においては、上記画像読取部が上記原稿の視認面の画像を読み取って画像データを取得するCIS方式のイメージスキャナを備え、該CIS(Contact Image Sensor)方式のイメージスキャナを上記視認面画像データ取得手段として用いるという構成を採用することができる。
本発明によれば、原稿の視認面と排紙トレイの原稿載置面とのコントラストが低い(所定の閾値以下)場合には、コントラストが向上されるように原稿が照明される。
したがって、本発明によれば、原稿の色に関わらず排紙トレイ上の原稿の視認性を向上させることが可能となる。
したがって、本発明によれば、原稿の色に関わらず排紙トレイ上の原稿の視認性を向上させることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る原稿搬送装置及び画像形成装置の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材の大きさを認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態の画像形成装置1の概略構成を示した斜視図である。この図に示すように、画像形成装置1は、その上部がADF(Auto Document Feeder)2によって構成されている。ADF2は、本体3に対してヒンジ連結によって開閉可能に設置されている。
このADF2は、図2の断面図にも示すように、原稿Xが積載(載置)される給紙トレイ21と、給紙トレイ21に積載された原稿Xを1枚ずつ順次搬送する搬送機構22(搬送手段)と、搬送機構22によって搬送される原稿Xが排出される排紙トレイ23とを備えている。
このADF2は、図2の断面図にも示すように、原稿Xが積載(載置)される給紙トレイ21と、給紙トレイ21に積載された原稿Xを1枚ずつ順次搬送する搬送機構22(搬送手段)と、搬送機構22によって搬送される原稿Xが排出される排紙トレイ23とを備えている。
給紙トレイ21は、ADF2の上部を構成しており、搬送機構22が収納されるフレーム24に対して斜めに設置された板状部材である。そして、給紙トレイ21には、原稿Xが表面X1を上方に向けて載置される。
搬送機構22は、ピックアップローラ22a、搬送ローラ対22b、レジストローラ対22c及び排出ローラ対22dを備えており、各ローラの回転が個別に制御されることによって、原稿Xを給紙トレイ21から排紙トレイ23に搬送及び排出するものである。すなわち、順に配置されたピックアップローラ22a、搬送ローラ対22b、レジストローラ対22c及び排出ローラ対22dによって、原稿Xの搬送経路Hが形成されている。なお、各ローラ対の機能は、周知のものであるため、ここでの説明は省略する。
排紙トレイ23は、給紙トレイ21の下方に設置されており、搬送機構22によって搬送された原稿Xが裏面X2を上方に向けて排出される。そして、本実施形態においては、排紙トレイ23が、暗色系に着色された半透光性の樹脂材料によって形成されている。すなわち、本実施形態においては、排紙トレイ23全体が、半透光性を有する透光部として構成されている。
なお、上述のように原稿Xは、裏面X2が上方に向けられた状態で排紙トレイ23に排出される。すなわち、原稿Xの裏面X2は、作業者によって視認される視認面とされている。
搬送機構22は、ピックアップローラ22a、搬送ローラ対22b、レジストローラ対22c及び排出ローラ対22dを備えており、各ローラの回転が個別に制御されることによって、原稿Xを給紙トレイ21から排紙トレイ23に搬送及び排出するものである。すなわち、順に配置されたピックアップローラ22a、搬送ローラ対22b、レジストローラ対22c及び排出ローラ対22dによって、原稿Xの搬送経路Hが形成されている。なお、各ローラ対の機能は、周知のものであるため、ここでの説明は省略する。
排紙トレイ23は、給紙トレイ21の下方に設置されており、搬送機構22によって搬送された原稿Xが裏面X2を上方に向けて排出される。そして、本実施形態においては、排紙トレイ23が、暗色系に着色された半透光性の樹脂材料によって形成されている。すなわち、本実施形態においては、排紙トレイ23全体が、半透光性を有する透光部として構成されている。
なお、上述のように原稿Xは、裏面X2が上方に向けられた状態で排紙トレイ23に排出される。すなわち、原稿Xの裏面X2は、作業者によって視認される視認面とされている。
また、排紙トレイ23の下方には、空間Kが形成されており、この空間Kにランプ25が設置されている。
このランプ25は、排紙トレイ23を介して、排紙トレイ23に排出された原稿Xを必要に応じて照明するためのものである。
このランプ25は、排紙トレイ23を介して、排紙トレイ23に排出された原稿Xを必要に応じて照明するためのものである。
本実施形態の画像形成装置1は、複写機であり、図1に示すように、ADF2の他に、本体3に露出配置されるとともに作業者が操作指示を入力する操作部11、同じく本体3に露出配置されるとともに各種表示を行う表示部12を備えている。
また、画像形成装置1は、図3の機能ブロック図に示すように、原稿Xに形成された画像を読み取るための画像読取部13(画像データ取得手段)、用紙P(印刷用メディア)を収納する用紙収納部16、用紙Pに画像を印刷(形成)する印刷部15、印刷部15を介して用紙収納部16から排紙部まで用紙を搬送する用紙搬送部17、画像読取部13において読み取られた画像データを一時的に記憶するための記憶部18、画像読取部13において読み取られた画像データに所定の処理を施す画像処理部19、及び、画像形成装置1全体の制御を行うための制御部20(制御手段)を備えている。これらの画像読取部13、用紙収納部16、印刷部15、用紙搬送部17、記憶部18、画像処理部19及び制御部20は、ADF2の内部を含む、画像形成装置1の筐体内部に収納配置されている。
また、画像形成装置1は、図3の機能ブロック図に示すように、原稿Xに形成された画像を読み取るための画像読取部13(画像データ取得手段)、用紙P(印刷用メディア)を収納する用紙収納部16、用紙Pに画像を印刷(形成)する印刷部15、印刷部15を介して用紙収納部16から排紙部まで用紙を搬送する用紙搬送部17、画像読取部13において読み取られた画像データを一時的に記憶するための記憶部18、画像読取部13において読み取られた画像データに所定の処理を施す画像処理部19、及び、画像形成装置1全体の制御を行うための制御部20(制御手段)を備えている。これらの画像読取部13、用紙収納部16、印刷部15、用紙搬送部17、記憶部18、画像処理部19及び制御部20は、ADF2の内部を含む、画像形成装置1の筐体内部に収納配置されている。
画像読取部13は、CCD(Charge Coupled Device Image Sensor)方式のイメージスキャナ13a(以下、CCDスキャナ13aと称する)と、CIS(Contact Image Sensor)方式のイメージスキャナ13b(以下、CISスキャナ13b)とによって構成されている。
CCDスキャナ13aは、原稿Xの表面X1に形成された画像を読み取るものであり、センサ部13a1がADF2の内部におけるレジストローラ対22cと排出ローラ対22dとの間に設置されている。なお、図2に示すように、CCDスキャナ13aのセンサ部13a1は、原稿Xの表面X1に対向するように配置されている。
CISスキャナ13bは、原稿Xの裏面X2に形成された画像を読み取るものであり、センサ部13b1が、CCDスキャナ13bのセンサ部13a1の側方に設置されている。なお、図2に示すように、CISスキャナ13bのセンサ部13b1は、原稿Xの裏面X2に対向するように配置されている。
CCDスキャナ13aは、原稿Xの表面X1に形成された画像を読み取るものであり、センサ部13a1がADF2の内部におけるレジストローラ対22cと排出ローラ対22dとの間に設置されている。なお、図2に示すように、CCDスキャナ13aのセンサ部13a1は、原稿Xの表面X1に対向するように配置されている。
CISスキャナ13bは、原稿Xの裏面X2に形成された画像を読み取るものであり、センサ部13b1が、CCDスキャナ13bのセンサ部13a1の側方に設置されている。なお、図2に示すように、CISスキャナ13bのセンサ部13b1は、原稿Xの裏面X2に対向するように配置されている。
制御部20は、ADF2の搬送機構22、操作部11、表示部12、画像読取部13、用紙収納部16、印刷部15、用紙搬送部17、記憶部18及び画像処理部19と電気的に接続されている。
この制御部20は、操作部11から入力される指示に基づいた処理、所定情報の表示部12への出力、画像読取部13における原稿Xに形成された画像の読み取り、印刷部15における用紙Pへの画像形成、用紙搬送部17の駆動制御、ADF2の駆動制御等の種々の処理を行う。
また、本実施形態の画像形成装置1においては、制御部20は、画像読取部13のCISスキャナ13bにおいて取得された画像データと、予め記憶した排紙トレイ23の外見状態とを比較して、原稿Xの裏面X2(視認面)と排紙トレイ23とのコントラストを算出し、この算出したコントラストが低い(予め記憶した所定の閾値よりも低い)場合にはランプ25を点灯し、上記コントラストが向上されるように原稿Xを照明する。
すなわち制御部20が、本発明の制御手段としての機能を有し、画像読取部13のCISスキャナ13bが、本発明の視認面画像データ取得手段としての機能を有している。
この制御部20は、操作部11から入力される指示に基づいた処理、所定情報の表示部12への出力、画像読取部13における原稿Xに形成された画像の読み取り、印刷部15における用紙Pへの画像形成、用紙搬送部17の駆動制御、ADF2の駆動制御等の種々の処理を行う。
また、本実施形態の画像形成装置1においては、制御部20は、画像読取部13のCISスキャナ13bにおいて取得された画像データと、予め記憶した排紙トレイ23の外見状態とを比較して、原稿Xの裏面X2(視認面)と排紙トレイ23とのコントラストを算出し、この算出したコントラストが低い(予め記憶した所定の閾値よりも低い)場合にはランプ25を点灯し、上記コントラストが向上されるように原稿Xを照明する。
すなわち制御部20が、本発明の制御手段としての機能を有し、画像読取部13のCISスキャナ13bが、本発明の視認面画像データ取得手段としての機能を有している。
なお、上述のように、本実施形態においては、制御部20が本発明の制御手段として機能し、画像読取部13のCISスキャナ13bが本発明の視認面画像データ取得手段として機能する。このため、本発明の原稿搬送装置は、本実施形態においては、ADF2、制御部20及び画像読取部13のCISスキャナ13bによって構成されている。
このように構成された本実施形態の画像形成装置1においては、ADF2の給紙トレイ21に原稿Xが表面X1を上にして積載された状態で、作業者が操作部11を操作することによって、制御部20の制御の下、動作を開始する。そして、原稿Xが搬送機構22によって搬送される過程において、表面X1に形成された画像が画像読取部13のCCDスキャナ13aによって読み取られ、裏面X2に形成された画像が画像読取部13のCISスキャナ13bによって読み取られる。画像読取部13によって取得された画像データは、一旦記憶部18に記憶された後、画像処理部19において印刷用の画像データに変換されて印刷部15に入力される。印刷部15では、用紙収納部16から用紙搬送部17によって搬送されてきた用紙Pの両面に、入力される画像データに基づいて画像を印刷する。画像が印刷された用紙Pは、用紙搬送部17によって再度搬送され、排紙部から画像形成装置1の外部に排出される。
そして、画像読取部13において画像が読み取られた原稿Xは、搬送機構22によって搬送され、ADF2の排紙トレイ23に裏面X2を上にして排出される。
そして、画像読取部13において画像が読み取られた原稿Xは、搬送機構22によって搬送され、ADF2の排紙トレイ23に裏面X2を上にして排出される。
次に、本実施形態の画像形成装置1の特徴的な動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。なお、図4のフローチャートの説明において、特に説明のない限りその動作の主体者は制御部20である。
作業者が操作部11を操作することによって動作を開始すると、制御部20は、まず、原稿Xの裏面X2(視認面)の画像データを取得する(ステップS1)。なお、ステップS1における画像データの取得は、画像読取部13のCISスキャナ13bによって行われる。
次に、制御部20は、画像読取部13のCISスキャナ13bによって画像データを取得した原稿Xが、給紙トレイ21に積載された原稿束の最終原稿であるかを判断する(ステップS2)。なお、ステップS2における判断は、搬送機構22が次の原稿Xを搬送しているか否かによって判断される。そして、画像データを取得した原稿Xが最終原稿である場合には、次ぎの動作(ステップS3)に進むが、最終原稿でなかった場合には、ステップS1に戻る。
ステップS3では、ステップS2において取得された画像データと、予め記憶した給紙トレイ21の外見状態(色度、彩度、明度等)とから、原稿Xの裏面X2と給紙トレイ21とのコントラストを算出する。
続いて、制御部20は、ステップS3において算出したコントラストが所定の閾値よりも低いかを判断する(ステップS4)。なお、ここでの所定の閾値は、原稿Xの裏面X2と給紙トレイ21との識別のしやすさを定義する値であり、閾値より上の場合は、原稿Xの裏面X2と給紙トレイ21とのコントラストが高く識別性(視認性)が良く、閾値より下の場合は、原稿Xの裏面X2と給紙トレイ21とのコントラストが低く識別性(視認性)が悪い。ただし、原稿Xの裏面X2と給紙トレイ21とのコントラストがどの程度であれば原稿Xを識別しやすいかは、作業者個人によるところがあるため、閾値は、操作部11の操作によって任意に設定可能とすることが好ましい。
そして、制御部20は、ステップS4において、算出したコントラストが所定の閾値よりも低い場合には、ランプ25の点灯する(ステップS5)。このようにランプ25が点灯されることによって、半透光性の樹脂材料によって形成された排紙トレイ23を介して排紙トレイ23上の原稿Xが照明され、原稿Xの輪郭が強調される。すなわち、原稿Xの裏面X2と給紙トレイ21とのコントラストが向上する。このように原稿Xの裏面X2と給紙トレイ21とのコントラストが低い場合には、コントラストが向上されるように原稿Xが照明される。
なお、算出したコントラストが所定の閾値よりも高い場合には、原稿Xの良好な視認性が既に確保されているため、原稿Xを照明する必要はない。このため、このような場合には、制御部20は、一連の動作を終了する。
なお、算出したコントラストが所定の閾値よりも高い場合には、原稿Xの良好な視認性が既に確保されているため、原稿Xを照明する必要はない。このため、このような場合には、制御部20は、一連の動作を終了する。
制御部20は、ステップS5においてランプ25を点灯すると、続いて所定時間が経過したか否かを判断し(ステップS6)、所定時間が経過した場合には、ランプ25を消灯し(ステップS7)、その後一連の動作を終了する。
なお、ステップS6において所定時間が経過していないと判断した場合は、制御部20は、繰り返しステップS6を行う。
なお、ステップS6において所定時間が経過していないと判断した場合は、制御部20は、繰り返しステップS6を行う。
このような本実施形態の画像形成装置1によれば、原稿Xの視認面である裏面X2と排紙トレイ23の原稿Xが載置される面とのコントラストが低い(所定の閾値以下)場合には、コントラストが向上されるように原稿が照明される。
したがって、本実施形態の画像形成装置1によれば、原稿Xの下地の色に関わらず排紙トレイ23上の原稿Xの視認性を向上させることが可能となる。
したがって、本実施形態の画像形成装置1によれば、原稿Xの下地の色に関わらず排紙トレイ23上の原稿Xの視認性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態の画像形成装置1によれば、排紙トレイ23が半透光性を有しているため、ランプ25を排紙トレイ23の下方に収納配置し、排紙トレイ23を介して原稿Xが照明可能となっている。このため、装置全体をコンパクトにまとめることが可能となる。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ランプ25を給紙トレイ21の裏面(下面)側に取り付けても良い。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ランプ25を給紙トレイ21の裏面(下面)側に取り付けても良い。
また、本実施形態の画像形成装置1においては、画像読取部13を本発明の視認面画像データ取得手段として用いた。このため、原稿Xの視認面(裏面X2)の画像データを取得するためのセンサ部等を別途設置する必要がなく、装置を大型化することなく、排紙トレイ23上の原稿Xの視認性を向上させることが可能となる。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、原稿Xの視認面の画像データを取得するためのセンサ部等を別途設置し、このセンサ部によって取得された画像データに基づいて、原稿Xの視認面と給紙トレイ21とのコントラストを算出しても良い。
例えば、原稿Xの表面X1のみの画像を複写する複写機である場合には、本実施形態のCCDスキャナ13aしか有していない可能性があるため、このような場合には、別途、原稿Xの裏面X2の画像データを取得するセンサ部等を設置する必要がある。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、原稿Xの視認面の画像データを取得するためのセンサ部等を別途設置し、このセンサ部によって取得された画像データに基づいて、原稿Xの視認面と給紙トレイ21とのコントラストを算出しても良い。
例えば、原稿Xの表面X1のみの画像を複写する複写機である場合には、本実施形態のCCDスキャナ13aしか有していない可能性があるため、このような場合には、別途、原稿Xの裏面X2の画像データを取得するセンサ部等を設置する必要がある。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳説したが、具体的な構成は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において設計変更等が可能である。
例えば、上記実施形態では、画像形成装置1が複写機である例について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものでなく、画像形成装置がファクシミリや複合機等であっても良い。
また、上記実施形態においては、排紙トレイ23全体が半透光性を有しているため、ランプ25が点灯されることによって、原稿Xの全体が照明される構成とした。
しかしながら、本発明は、これに限定されるものでなく、原稿Xの輪郭部分のみが照明可能なように、排紙トレイ23の一部が半透光性を有しているという構成を採用しても良い。
また、小さなランプをアレイ状に配置し、原稿Xの輪郭部分のみが照明されるように、対応するランプを点灯させる構成とすることもできる。このような場合には、原稿Xのサイズを検出するセンサ部等を設置し、当該センサ部の検出結果に基づいて、排紙トレイ23上の原稿Xの輪郭位置を把握する構成を採用することが好ましい。これによって、確実に排紙トレイ23上の原稿Xの輪郭位置を照明することが可能となる。
また、排紙トレイ23は、半透光性でなく透光性を有していても良い。
しかしながら、本発明は、これに限定されるものでなく、原稿Xの輪郭部分のみが照明可能なように、排紙トレイ23の一部が半透光性を有しているという構成を採用しても良い。
また、小さなランプをアレイ状に配置し、原稿Xの輪郭部分のみが照明されるように、対応するランプを点灯させる構成とすることもできる。このような場合には、原稿Xのサイズを検出するセンサ部等を設置し、当該センサ部の検出結果に基づいて、排紙トレイ23上の原稿Xの輪郭位置を把握する構成を採用することが好ましい。これによって、確実に排紙トレイ23上の原稿Xの輪郭位置を照明することが可能となる。
また、排紙トレイ23は、半透光性でなく透光性を有していても良い。
また、上記実施形態において、制御部20は、ランプ25を点灯した後、一定時間が経過した後にランプ25を消灯した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、排紙トレイ23上の原稿Xを検出可能なセンサ部等を設置し、当該センサ部の検出結果に基づいてランプ25を消灯しても良い。
1……画像形成装置、2……ADF、21……給紙トレイ、22……搬送機構(搬送手段)、23……排紙トレイ、25……ランプ(光源)、13……画像読取部、13a……CCDスキャナ、13b……CISスキャナ(視認面画像データ取得手段)、20……制御部(制御手段)、P……用紙(印刷用メディア)、X……原稿
Claims (6)
- シート状の原稿が載置される給紙トレイと、該給紙トレイに載置された前記原稿を搬送する搬送手段と、該搬送手段によって搬送される前記原稿が排出される排紙トレイと、を備える原稿搬送装置であって、
前記排紙トレイに排出された前記原稿の少なくとも一部を照明可能な光源と、
前記原稿が有する面のうち前記排紙トレイにおいて作業者が視認可能な面である視認面の画像データを取得する視認面画像データ取得手段と、
該視認面画像データ取得手段によって取得された画像データに基づいて、前記視認面と前記排紙トレイの前記原稿載置面とのコントラストを算出し、算出結果が所定の閾値以下であった場合に前記コントラストが向上されるように、前記光源を制御して前記原稿の少なくとも一部を照明する制御手段と、
を備えることを特徴とする原稿搬送装置。 - 前記光源によって前記原稿の少なくとも輪郭部分が照明可能とされていることを特徴とする請求項1記載の原稿搬送装置。
- 前記原稿載置面の少なくとも一部が透光性あるいは半透光性を有する透光部とされ、該透光部を介して前記原稿が照明されることを特徴とする請求項1または2記載の原稿搬送装置。
- 請求項1〜3いずれかに記載の原稿搬送装置と、
該原稿搬送装置にて搬送される前記原稿の画像を読み取って画像データを取得する画像読取部と、
該画像読取部において取得された画像データに基づいて印刷用メディアに画像を形成する画像形成部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像読取部を前記視認面画像データ取得手段として用いることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
- 前記画像読取部が前記原稿の視認面の画像を読み取って画像データを取得するCIS方式のイメージスキャナを備え、該CIS(Contact Image Sensor)方式のイメージスキャナを前記視認面画像データ取得手段として用いることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006191714A JP2008019034A (ja) | 2006-07-12 | 2006-07-12 | 原稿搬送装置及び画像形成装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006191714A JP2008019034A (ja) | 2006-07-12 | 2006-07-12 | 原稿搬送装置及び画像形成装置 |
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JP2008019034A true JP2008019034A (ja) | 2008-01-31 |
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ID=39075302
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JP2006191714A Withdrawn JP2008019034A (ja) | 2006-07-12 | 2006-07-12 | 原稿搬送装置及び画像形成装置 |
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-
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- 2006-07-12 JP JP2006191714A patent/JP2008019034A/ja not_active Withdrawn
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