JP2008018973A - 粉粒体充填装置及び粉粒体充填方法 - Google Patents

粉粒体充填装置及び粉粒体充填方法 Download PDF

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Abstract

【課題】安価で施工性に富み安定した、粉粒体の供給を行うことが可能な粉粒体充填装置及び粉粒体充填方法を提供する。
【解決手段】粉粒体6が投入される主室25と、移送管11に接続する副室26の二層構造となった粉粒体格納庫20を有する粉粒体充填装置1を用い、主室25に格納された粉粒体6を排出装置により副室26に送り込み、副室26に送り込まれた粉粒体6を圧縮空気により移送管11を介して移送する構成であることを特徴とする。また、排出装置に、主室25に格納された粉粒体6を副室26へ送り込む量を調整するための制御機能が備えられており、排出装置により主室25に格納された粉粒体6を送り出す量を調整すると共に、副室26に送られた粉粒体6を移送管11へ排出する量を調整することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、構造物内部または周辺に発生する空洞に粉粒体を充填するための粉粒体充填装置及び粉粒体充填方法に関するものである。
従来、構造物内部及び周辺に発生する空洞に粉粒体を充填する装置は、図5に示すように、粉粒体92を収納する粉粒体格納庫90と、粉粒体92を輸送する経路となる移送管91と、粉粒体92の輸送手段である圧縮空気を送るコンプレッサー93で構成されていた。移送管91の一端は空洞94に挿通されており、他端は粉粒体92が収納されている粉粒体格納庫90と接続されており、コンプレッサー93を用いて粉粒体格納庫90に圧縮空気を送ることにより、粉粒体92を空洞94に輸送させていた。
一方、粉粒体連続輸送装置として、粉粒体輸送用タンクの上部に投入弁を介して粉粒体供給用タンクを接続し、粉粒体輸送用タンクの下部にロータリーフィーダを設け、このロータリーフィーダに粉粒体輸送用エア供給配管と粉粒体輸送配管とを設置し、粉粒体輸送タンクに圧力測定器を、粉粒体供給用タンクに圧力測定調整機構を設けることを特徴とする粉粒体連続輸送装置があった(特許文献1参照)。
加えて、これにより、粉粒体輸送用タンクの下部に設置されたロータリーフィーダーより粉粒体を定量切り出し、ロータリーフィーダに併設された粉粒体輸送用エア供給配管より供給されるエアにより連続的に粉粒体を輸送する方法において、粉粒体輸送用タンクの上部に投入弁を介して設置した粉粒体供給用タンクの圧力が、粉粒体輸送用タンクの圧力より高くなるように加圧した後、投入弁を開け粉粒体を粉粒体供給用タンクより粉粒体輸送用タンクへ供給し、粉粒体輸送配管より粉粒体を定量的に輸送することを特徴とする粉粒体の連続輸送方法があった(特許文献1参照)。
特開平11−11672号(請求項1、2及び図1)
図5の装置では、粉粒体92が粉粒体格納庫90にある程度一定以上存在すると粉粒体92が圧密され、圧縮空気で粉粒体92を移送管91へ排出することが困難であった。この圧密を解消するために粉粒体格納庫90内の粉粒体92の量を減らすと投入回数が多くなり、作業時間が長くなった。また、圧力を下げると大気圧より小さくなり負圧となり、やはり、粉粒体92を送ることが困難であった。したがって、圧力管理により連続的に安定して粉粒体を供給できないという問題点があった。
特許文献1に記載の発明は、複数の粉粒体タンクや圧力調整手段から構成されているため、部品数が多く構造が複雑となり、設備費用が高くなりかつ装置の準備に時間を要していた。また、タンクや管内といった複数箇所の圧力管理を行い複雑であった。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは安価で施工性に富み安定した、粉粒体の供給を行うことが可能な粉粒体充填装置及び粉粒体充填方法を提供することである。
請求項1に係る発明は、粉粒体を圧縮空気により移送させる移送管、及び前記粉粒体を格納する粉粒体格納庫が備えられ、前記粉粒体格納庫は前記粉粒体が投入される主室と、前記移送管に接続する副室の二層構造となり、前記副室には前記移送管と接続するための接続孔が設けられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記主室と前記副室は前記粉粒体を送り込む排出装置を設けた仕切り部により分けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記仕切り部が着脱可能であることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に係るいずれかの発明において、前記排出装置に前記主室に格納された前記粉粒体を前記副室へ送り込む量を調整するための制御機能が備えられていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項2乃至4に係るいずれかの発明において、前記排出装置には、二つのローラーが並設されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5に係るいずれかの発明において、前記主室及び前記副室のそれぞれに、前記圧縮空気が流入するための圧縮空気流入孔が設けられていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6に係るいずれかの発明において、前記移送管が前記粉粒体格納庫の外側から内側へ向かって斜下方向に向けられていることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至7に係るいずれかの発明において、前記移送管の両端が先端に向かって斜に成形されていることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1乃至8に係るいずれかの発明において、前記粉粒体格納庫の底面に凹部が設けられていることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項1乃至9に係るいずれかの発明において、前記凹部の上縁から前記粉粒体格納庫の側面に向かって上方に斜面を形成していることを特徴とする。
請求項11に係る発明は、粉粒体を圧縮空気により移送させる移送管、及び前記粉粒体を格納する粉粒体格納庫が備えられ、前記粉粒体格納庫は前記粉粒体が投入される主室と、前記移送管に接続する副室の二層構造となった粉粒体充填装置を用い、前記主室に格納された前記粉粒体を排出装置により前記副室に送り込み、前記副室に送り込まれた前記粉粒体を前記圧縮空気により前記移送管を介して移送することを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項11に係る発明において、前記排出装置に、前記主室に格納された前記粉粒体を前記副室へ送り込む量を調整するための制御機能が備えられており、前記排出装置により前記主室に格納された前記粉粒体を送り出す量を調整すると共に、前記副室に送られた前記粉粒体を前記移送管へ排出する量を調整することを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項11又は12に係るいずれかの発明において、前記排出装置には、二つのローラーが並設されており、前記ローラーが回転されられることにより前記主室に格納された前記粉粒体を前記副室に送り込むことを特徴とする。
請求項14に係る発明は、請求項11乃至13に係るいずれかの発明において、前記主室及び前記副室に前記圧縮空気を送ることを特徴とする。
本発明は、粉粒体が投入される主室と、移送管に接続する副室の二層構造となった粉粒体格納庫を有する粉粒体充填装置を用い、主室に格納された粉粒体を排出装置により副室に送り込み、副室に送り込まれた粉粒体を圧縮空気により移送管を介して移送する構成であるので、安価で施工性に富み安定した、粉粒体の供給を行うことが可能な粉粒体充填装置及び粉粒体充填方法を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、粉粒体充填装置1を用いて軌道整正を行う状況を示したものである。軌道整正方法は、まくらぎ2の沈下量のみまくらぎ2を図示しないジャッキで持ち上げてから、まくらぎ2下とバラスト5の間に生じた空洞4に砂等の粉粒体を充填するもので、列車荷重で締め固まった既設のバラスト5を緩めない方法である。まくらぎ2の沈下量は管理基準値に基づき10mm程度とされているため、生じる空洞4の大きさも10mm程度となり、使用する粉粒体の粒径は原則10mm以下とする。
図1に示すように、粉粒体充填装置1は、例えば直方体の粉粒体格納庫20と移送管11とコンプレッサー7と圧縮空気管8が備えられている。
移送管11の一端部は空洞4に挿通されており、他端部は粉粒体格納庫20の下方中央部辺りに位置するように、粉粒体格納庫20の外側から内側へ向かって斜下方向に挿通されている。移送管11の全周はゴム体14で密閉されており、粉粒体格納庫20の外側から雨水や粉塵等の不純物が侵入するのを防いでいる。
移送管11について説明する。移送管11の材質は、例えば透明のプラスチック製で、全長に亘り同内径であれば望ましい。これらは、透明であれば移送管11内の状況を目視できるからであり、内径が移送管11内途中で変化すると粉粒体6の目詰まりが発生し易くなるからである。しかし、材質はこれに限るものではなく、有彩色で鋼製や樹脂製のような硬質でも、ゴムのような弾性体であっても構わない。内径の大きさは粉粒体6の粒径以上で空洞4の大きさ以下に制限されるため、10mm以下となる。
また、移送管11の粉粒体格納庫20側の端部は、内径を一定にしたまま斜下方向に折れ曲がっているので、折れ点が形成される。これにより、未使用時であっても粉粒体6が移送管11内で圧密することを防止している。折れ点は粉粒体格納庫20の内外側どちらに位置していても良い。また、この端部の先端部は先端に向かって斜12に成形されることで、粉粒体6を移送管11内に取り込み易くしている。一方、他端部も狭い空洞4に挿通できるように、先端に向かって斜13に成形されている。
粉粒体格納庫20について説明する。図2に示すように、粉粒体格納庫20は外観が直方体で、本体21と蓋28とヒンジ19で構成され、蓋が28開閉可能となっている。本体21の上部は開放され、底板22と、底板22に続く、上面にパッキン24が設けられている直立の側板23で構成されている。蓋28はヒンジ19を介して本体21と接続され、閉じられたときパッキン24を介して本体21に載置する状態となる。したがって、粉粒体格納庫20内部の気密性が高まるため、粉粒体格納庫20の外側から雨水や粉塵等の不純物が侵入するのを防ぐ。
蓋28が閉じられたとき、粉粒体格納庫20内部は、上部の主室25と下部の副室26で構成される二層構造となり、主室25と副室26は仕切り部29により分けられている。すなわち、蓋28と側板23と仕切り部29により包囲された空間が主室25、仕切り部29と側板23と底板22により包囲された空間が副室26となる。主室25と副室26が一体化されることで、使用する部品数が制限されるため、設備費用を軽減でき、また、作業場所の移動や粉粒体格納庫20の設置を効率的に行えるため、作業時間を短縮できる。
仕切り部29について説明する。仕切り部29は、仕切り体30とリブカラー31で構成されている。直方体の場合、仕切り体30は、図2に示すように、空洞を有し貫通している略四角錐形状であり、底面32に平行な断面は四角形の枠型で、頂部33に向かって同形のまま縮小される。頂部33は鉛直下側に位置し、頂部33内部の貫通している孔は粉粒体排出孔34となる。頂部33の下側には、排出装置35が接続されている。
排出装置35は、図2に示すように、粉粒体6を主室25から副室26へ送り込む2つのローラ−36と、ローラー36を保護する保護カバー37で構成されており、保護カバー37の中で2つのローラー36が並設されている。ローラ−36には、図示しない定量排出制御装置が備えられており、ローラー36は2つとも同じ一定回転速度で回転され、それぞれが保護カバー37側で上へ向かうように回転させられる。ここで、ローラー36は、ゴム等の天然樹脂製やスポンジ等の合成樹脂製の単層であってもよいし、鋼製や金属製の周りに天然樹脂や合成樹脂で覆われている複層であってもよい。
仕切り体30の上面に、断面枠型のリブカラー31が載置され固着されている。リブカラー31の内周は仕切り体30の上面の内周と一致し、リブカラー31の外周は粉粒体格納庫20の側板23内周と一致している。リブカラー31は、粉粒体格納庫20の側板23内周に設けられた仕切り部受け27に載置されている。したがって、仕切り部29は粉粒体格納庫20に対して、着脱可能となるので、粉粒体格納庫20の清掃等の維持管理を容易に行うことが可能である。また、リブカラー31の上面は外側から内側へ向かって下向きに斜面が成形され、リブカラー31の上面に粉粒体6が残存しないようになっている。さらに、リブカラー31の上面には中心を挟んで反対位置に取っ手78が設けられ、仕切り部29の着脱を容易に行えるようになっている。
主室25について説明する。蓋28には圧縮空気流入孔40が設けられており、蓋28の外側において圧縮空気流入孔40周縁には二股管接続用突部41が設けられている。二股管接続用突部41の外観は略円錐形で内部は空洞で貫通し、断面は環状形である。図3に示すように、二股管接続用突部41に、圧縮空気管8の途中で分流された二股管9を接続しコンプレッサー7を稼働すると、主室25に圧縮空気が送られる。また、主室25の一側板23の一部分には透明か半透明の残量確認窓42が設けられており、主室25に格納された粉粒体6を目視し、粉粒体6の残量を確認できるようになっている。さらに、側板23の外側には、圧抜きバルブ43が設けられている。
副室26について説明する。図2に示すように、副室26の一側板23にも圧縮空気流入孔44が設けられており、側板23の外側において圧縮空気流入孔44の周縁に二股管接続用突部45が設けられている。構造は二股管接続用突部41と同じであり、主室25と同様に、二股管接続用突部45に、圧縮空気管8の途中で分流された二股管10に接続される。また、副室26の他側板23には移送管11外径より大きい移送管接続孔48が設けられ、この外縁には、内径が移送管11外径より小さい環状のゴム体14が被着されている。したがって、移送管11を副室26に挿通する際に、移送管接続孔48が密閉されるので、副室26の粉粒体6や圧縮空気の漏洩が防止される。また、図3に示すように、副室26の一側板23には、検査窓46が埋め込まれており、副室26を目視できるようになっている。さらに、側板23の外側には圧抜きバルブ47が設けられている。
コンプレッサー7により吐出された圧縮空気は、圧縮空気管8の二股管9、10を介して主室25と副室26に送られる。二股管9,10の先端部には、それぞれ主室25と副室26の二股管接続用突部41,45と接続できる、接続治具50,51が設けられている。
次に、粉粒体充填装置1を用いた、空洞4への粉粒体充填方法について説明する。
最初に、粉粒体充填装置1の設置方法について説明する。
予め、移送管11の折れ点を有する側の端部を粉粒体格納庫20に接続する。図示しないジャッキで持ち上げられたまくらぎ2下と、バラスト5との間に生じた空洞4に移折れ点を有さない側の端部を挿通する。粉粒体格納庫20を設置後、コンプレッサー7を配置し二股管9、10の端部をそれぞれ二股管接続用突部41,45と接続し、蓋28を開け、粉粒体6を投入する。上述したような順序で粉粒体充填装置1を設置する必要はないが、上述したように最後に粉粒体6を投入した方が粉粒体格納庫1は軽いので移動が容易である。
次に、排出装置35を稼働させる。排出装置35のローラー36が回転し始めると粉粒体6が主室25から単位時間当たり一定量Q1で排出されると共に、副室26に粉粒体6が単位時間当たり一定量Q1で蓄積されていき、検査窓46から移送管11の粉粒体格納庫20側の先端が埋没したことを確認した段階で、コンプレッサー7を稼働し、主室25と副室26に一定圧の圧縮空気を送り込む。副室26に圧縮空気が送り込まれれば、粉粒体6は移送管11を介して空洞4へ移送される。空洞4に粉粒体6が充填されると、コンプレッサー7を停止し、リークが起こらないように、副室26、主室25の順番で圧抜きバルブ43,47を開き、圧抜きを行う。
ここで、コンプレッサー7から送られる圧縮空気の圧力を一定に保持することで、副室26の圧力は一定になるので、ベルヌーイの定理より、移送管11を水平にし高さを一定にすれば、移送管11内を移送する粉粒体6の流速は一定に保たれるので、移送管11内で粉粒体6が詰まりことを防止できる。
また、主室25にも圧縮空気が送り込こまれ、主室25の粉粒体6が上方から全体的に均一に加圧されるため、主室25の圧力が副室26の圧力以上であれば、ローラー36と保護カバー37の間の僅かな隙間39からの副室26の圧力により発生するリークを抑制することができる。
主室25から排出される、もしくは副室26へ蓄積される単位時間当たりの一定量Q1は、並設される2つのローラーの距離と、ローラー36の回転数により決定され、副室26から移送管11内へ排出される量と同等になるよう物量的に調整管理する。
単位時間当たりの一定量Q1の調整は、作業前に行われる。まず、コンプレッサー7の設定圧力から移送管11内を移送する粉粒体6の設定流量Q2を決定する。次に、排出装置35が設けられた仕切り部29を図示しないバケツ等の容器の直上に配置し、仕切り部29に粉粒体6を投入後、排出装置35を稼働し、一定時間容器に粉粒体6を排出する。排出した時間と量から単位時間当たりの量を算出し、設定流量Q2になるまで調整を行う。したがって、空洞に粉粒体充填中は、粉粒体の残量や移送管内の状況を確認するだけで足り、管や主室、副室といった複数箇所の圧力管理をする必要が無いため、施工管理が容易である。また、圧力計を使用しないため、設備費用が軽減できる。
(実施形態2)
実施形態1と構造が異なる粉粒体格納庫60について、図4を用いて説明する。その他の構成については同じであるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
例えば粉粒体格納庫60は円筒形である。粉粒体格納庫60は外観が円筒形で、本体61と蓋67で構成され、蓋67は着脱可能となっている。本体61は上部が開放され、底板62と、底板62に続く側板63で構成され、側板63の上端は雄ネジが形成されている。蓋67は側板63の雄ネジに合致するような雌ネジが形成されており、蓋が閉じられたとき、上部の主室64と下部の副室65で構成される二層構造となる。主室64と副室65は仕切り部68により分けられている。すなわち、蓋67と側板63と仕切り部68により包囲された空間が主室64、仕切り部68と側板63と底板62により包囲された空間が副室65となる。主室64と副室65が一体化されることで、使用する部品数が制限されるため、設備費用を軽減でき、また、作業場所の移動や粉粒体格納庫の設置を効率的に行えるため、作業時間を短縮できる。
仕切り部68は仕切り体69とリブカラー70で構成されている。
仕切り体69は、漏斗状であり、底面71に平行な断面は、円形の枠型で頂部72に向かって同形のまま縮小される。頂部72は鉛直下側に位置し、頂部72内部の貫通している孔は、粉粒体排出孔73となる。頂部72の下側には、排出装置95が接続されている。排出装置95は、ロータリーフィーダ96と保護カバー97で構成されており、ロータリーフィーダ96には、図示しない定量排出制御装置が備えられている。
仕切り体69の上面に、断面枠型のリブカラー70が載置され固着されている。リブカラー70の内周は仕切り体69の上面の内周と一致し、リブカラー70の外周は粉粒体格納庫60の側板63内周と一致している。リブカラー70は、粉粒体格納庫70の側板63内周に設けられた仕切り部受け66に載置されている。
リブカラー70の側面には鉛直方向中央部に、円周方向90°毎に雌ネジ74が切られており、それぞれの雌ネジ74に対峙するように側板63には同径の孔75が設けられている。リブカラー70の雌ネジ74に合致し、雌ネジ74の深さと側板63の厚さを足し合わせた長さを有する雄ネジ76を有するボルト77を、側板63の孔75に挿通させリブカラー70の雌ネジ74に螺着させると、本体61と仕切り部68を固定させることが可能である。
したがって、不具合により、副室65の圧力が急に主室64の圧力以上に大きくなったときに、仕切り部68が急に飛び跳ねるのを防ぐことができる。また、仕切り部68は着脱可能であるので、粉粒体格納庫60の清掃や粉粒体6が目詰まりした際の処置等の維持管理が容易に行える。また、リブカラー70の上面は外側から内側へ向かって斜下形状となっており、リブカラー70上に粉粒体6が残存しないようになっている。さらに、リブカラー70上面には、中心を挟んで反対側に取っ手78が設けられ、仕切り部68の着脱を容易に行えるようになっている。
蓋67に設けられている二股管接続用突部41の蓋67を挟んだ反対側に、円筒形の袋接続用突部79が設けられている。袋接続用突部79の外側には、雄ネジが形成されており、ポリエチレン製等の袋80と螺着可能となっている。袋80の開口部には、この雄ネジに螺着するような雌ネジが形成されている、円筒状の取付部81が設けられ、袋接続用突部79に螺着している。また、袋80は完全に膨張したとき主室64より大きい容積を有する。したがって、コンプレッサー7を稼働し主室64に圧縮空気が送り込まれれば、袋80は膨張するので、側板63と粉粒体6表面に密着し、副室65に排出され減少していく粉粒体6を追従しながら均一に加圧する。これにより、粉粒体6のリークが防止される。また、主室64に粉粒体6が舞い散り、主室64が曇ることが防止されるので、粉粒体6の残量を残量確認窓84から袋80で確認できる。ここで、袋80の色を赤色や青色等の有採色のものを使用すると、残量の確認を容易に行うことができる。
また、粉粒体格納庫60に振動装置86が付設されている。作業中に粉粒体格納庫60を振動させると、粉粒体6が加圧されて圧密状態になることを抑制できるため、連続的に安定して粉粒体6を主室64から副室65に排出させることが可能となる。振動装置86を用いないときは、粉粒体格納庫60の外側から軽くハンマーで叩くことで同等の効果が得られる。
副室65の底板62に円筒形の凹部82が形成されており、凹部82上縁から側面に向かって上方に緩く斜面83を形成している。これにより、副室65に排出されてくる粉粒体6を効率よく集積させることができ、摩擦角の小さい粉粒体6においても一定の高さを維持しながら粉粒体6を蓄積することが可能である。したがって、副室65に挿通され、斜12を有する、移送管11の端部を上向きに凹部82内に位置させることで、副室65から移送管11へ安定した粉粒体6の排出を行うことができる。また、凹部82上縁からの斜面83の傾斜は粉粒体6が滑り落ちる程度であれば良い。さらに、凹部82と凹部82上縁の斜面83は一体化されており、凹部82の底面が副室65の底板62に載置されるような構成でも構わない。
また、上述の各実施形態においては、軌道整正におけるまくらぎ下の空洞4について、説明したが、鉄道・道路の路盤下や擁壁等の裏に生じた空洞の充填、あるいは構造物の基礎の整正等に本発明を適用することも可能である。しがって、状況に応じて移送管の径及び移送管挿通口が大きいものを使用しても問題はない。
粉粒体格納庫は鋼製、金属製、プラスチック製等でコンプレッサーの圧力に耐久できるものであればよい。鋼製や金属製であれば防錆処理をしていれば製品寿命が長くなる。また、実施の形態において、粉粒体格納庫の外観が四角錐または円筒であったが、これらに限るものではない。
また、排出装置には、ローラー36やロータリーフィーダ96が備えられているが、ダンパーやテーブルフィーダ等他を用いることも可能である。
実施の形態において、主室の残量確認窓42、84は縦長形状であれば、粉粒体の残量を確認するのが容易であるので望ましい。
粉粒体充填装置を用いて軌道整正を行う全体図 実施例1における粉粒体格納庫の断面図 実施例1における粉粒体充填装置の全体図 実施例2における粉粒体格納庫の断面図 従来技術における、粉粒体充填装置を用いて軌道整正を行う全体状況図
符号の説明
1………粉粒体充填装置
2………まくらぎ
3………ジャッキ
4………空洞
5………バラスト
6………粉粒体
7………コンプレッサー
8………圧縮空気管
9………二股管(主室側)
10……二股管(副室側)
11……移送管
12……斜(粉粒体格納庫側)
13……斜(空洞側)
14……ゴム体
19……ヒンジ
20……粉粒体格納庫
21……本体
22……底板
23……側板
24……パッキン
25……主室
26……副室
27……仕切り部受け
28……蓋
29……仕切り部
30……仕切り体
31……リブカラー
32……底面
33……頂部
34……粉粒体排出孔
35……排出装置
36……ローラー
37……保護カバー
39……僅かな隙間
40……圧縮空気流入孔(主室側)
41……二股管接続用突部(主室側)
42……残量確認窓
43……圧抜きバルブ(主室側)
44……圧縮空気流入孔(副室側)
45……二股管接続用突部(副室側)
46……検査窓
47……圧抜きバルブ(副室側)
48……移送管接続孔
49……ゴム体
50……接続治具(主室側)
51……接続治具(副室側)
60……粉粒体格納庫
61……本体
62……底板
63……側板
64……主室
65……副室
66……仕切り部受け
67……蓋
68……仕切り部
69……仕切り体
70……リブカラー
71……底面
72……頂部
73……粉粒体排出孔
74……雌ネジ
75……孔
76……雄ネジ
77……ボルト
78……取っ手
79……袋接続用突部
80……袋
81……取付部
82……凹部
83……斜面
84……残量確認窓
85……検査窓
86……振動装置
90……粉粒体格納庫
91……移送管
92……粉粒体
93……コンプレッサー
94……空洞
95……排出装置
96……ロータリーフィーダ
97……保護カバー

Claims (14)

  1. 粉粒体を圧縮空気により移送させる移送管、及び前記粉粒体を格納する粉粒体格納庫が備えられ、前記粉粒体格納庫は前記粉粒体が投入される主室と、前記移送管に接続する副室の二層構造となり、前記副室には前記移送管と接続するための接続孔が設けられていることを特徴とする粉粒体充填装置。
  2. 前記主室と前記副室は前記粉粒体を送り込む排出装置を設けた仕切り部により分けられていることを特徴とする請求項1に記載の粉粒体充填装置。
  3. 前記仕切り部が着脱可能であることを特徴とする請求項2に記載の粉粒体充填装置。
  4. 前記排出装置に前記主室に格納された前記粉粒体を前記副室へ送り込む量を調整するための制御機能が備えられていることを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の粉粒体充填装置。
  5. 前記排出装置には、二つのローラーが並設されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の粉粒体充填装置。
  6. 前記主室及び前記副室のそれぞれに、前記圧縮空気が流入するための圧縮空気流入孔が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の粉粒体充填装置。
  7. 前記移送管が前記粉粒体格納庫の外側から内側へ向かって斜下方向に向けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の粉粒体充填装置。
  8. 前記移送管の両端が先端に向かって斜に成形されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の粉粒体充填装置。
  9. 前記粉粒体格納庫の底面に凹部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の粉粒体充填装置。
  10. 前記凹部の上縁から前記粉粒体格納庫の側面に向かって上方に斜面を形成していることを特徴とする請求項9に記載の粉粒体充填装置。
  11. 粉粒体を圧縮空気により移送させる移送管、及び前記粉粒体を格納する粉粒体格納庫が備えられ、前記粉粒体格納庫は前記粉粒体が投入される主室と、前記移送管に接続する副室の二層構造となった粉粒体充填装置を用い、前記主室に格納された前記粉粒体を排出装置により前記副室に送り込み、前記副室に送り込まれた前記粉粒体を前記圧縮空気により前記移送管を介して移送することを特徴とする粉粒体充填方法。
  12. 前記排出装置に、前記主室に格納された前記粉粒体を前記副室へ送り込む量を調整するための制御機能が備えられており、前記排出装置により前記主室に格納された前記粉粒体を送り出す量を調整すると共に、前記副室に送られた前記粉粒体を前記移送管へ排出する量を調整することを特徴とする請求項11に記載の粉粒体充填方法。
  13. 前記排出装置には、二つのローラーが並設されており、前記ローラーが回転されられることにより前記主室に格納された前記粉粒体を前記副室に送り込むことを特徴とする請求項11又は12のいずれかに記載の粉粒体充填方法。
  14. 前記主室及び前記副室に前記圧縮空気を送ることを特徴とする請求項11乃至13のいずれかに記載の粉粒体充填方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102089391B1 (ko) * 2019-03-07 2020-04-23 정수영 약제 성형기

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