JP2008015986A - ワークフローシステムにおける担当者の割り当て方法 - Google Patents

ワークフローシステムにおける担当者の割り当て方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008015986A
JP2008015986A JP2006189335A JP2006189335A JP2008015986A JP 2008015986 A JP2008015986 A JP 2008015986A JP 2006189335 A JP2006189335 A JP 2006189335A JP 2006189335 A JP2006189335 A JP 2006189335A JP 2008015986 A JP2008015986 A JP 2008015986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workflow
user
affiliation
role
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006189335A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Yamanakajima
和成 山中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2006189335A priority Critical patent/JP2008015986A/ja
Publication of JP2008015986A publication Critical patent/JP2008015986A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 ワークフローを組織やグループに依存せずに利用する。
【解決手段】 組織やグループといったユーザの所属範囲を示す属性、および、ロールなど所属範囲内におけるユーザの役割を示す属性、という2種類の属性を持つユーザ管理機能と、ワークフローを定義する手段と、定義されたワークフローを動作させる手段を持つシステムにおいて、
ワークフローを定義する際に、各処理の担当者としてユーザの役割を示す属性を指定しておき、ワークフローの実行時にジョブを担当する所属範囲を動的に設定することによって、所属範囲と所属範囲内における役割から、ユーザを特定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、稟議フローや業務フローをシステム化した、ワークフローシステムに関するものである。
複数の部門や人が係わる業務の流れをルール化し、そのルールを基にコンピュータネットワーク上で業務処理や業務支援を行う仕組みをワークフローシステムという。
ワークフローシステムは1990年代後半から製品化され始めていたが、各ベンダーが個別に実装を行っていたため、実装形態や仕様はそれぞれ異なっており、システム連携ができなかった。しかし、1993年に設立されたWfMC(Workflow Management Coalition)により、その標準が提案された。WfMCは、ソフトウェアに関するワークフロー関連仕様の標準化団体であり、300を越える企業がメンバーとして参加している(非特許文献1)。その後もワークフローシステムの標準化は、他社ベンダーや非営利組織によって行われているが、WfMCの標準がそのベースとなっている。
ワークフローシステムを使うことで、文書の稟議や交通精算など、社内の各部門やメンバー間を巡回していた書類が電子化され、効率的に処理することが可能となる。
ワークフローシステムでは、予め、作業フローを定義することによって、作業の流れを自動化する。例えば稟議などでは、承認ルートを予め作成し、文書を電子化することで、ルートに沿った承認フローをシステム上で実行することが可能となる。
ワークフローシステムには、一般的に次のような効果があるとされている。
*一連の作業フローを定義することにより、作業の流れや担当者(誰が,何を,いつ行うのか)が明確になる。
*コンピュータネットワークを用い、作業フローを自動化することで、作業の効率化がはかれる。
*データを電子化し、一元管理することで、入力の手間や入力ミスが減る。また、データの保管と管理を自動化することができる。
*作業フローを記録することで、業務分析や業務改善のためのデータが得られる。
近年、ワークフローシステムやそのコアモジュールが各種ベンダーから提供されている。しかし、それらのシステムやコアモジュールは、単体として利便性の高い機能を提供するに至ってはいない。なぜなら、企業における業務は、各々の企業が独自に積み上げてきたノウハウによって構築されており、その運用方法が異なっているからである。
そのため、ワークフローシステムの実装形態は、次の2通りの方向へ分かれてきた。また、この2通りの方向はトレードオフの関係にあると考えることができる。
(1)汎用的な部分のみをモジュール化し、他の部分は業務ごと個別に作成する。
(2)利便性は失われるが、多くの業務に対応をするためのインタフェースを設け、運用でカバーする。
(1)では、結果的にワークフローシステム全体としての汎用性が損なわれる。(2)では利便性が失われ、実作業における効率は低下する。
現在、ワークフローシステムでは、利便性が高く、より汎用性のある機能を実装して行くことが、求められている。
Workflow Management Coalition Webサイト(http://www.wfmc.org/)、2004年9月14日現在
ワークフローシステムでは、個々の作業に関して「誰が」「何を」行うのかを定義し、その処理を遷移で結んでフローを作成する。この際、誰が行うのかを固有の個人に特定してしまうと、そのワークフローは他の人には適用できない。そこで、一般のワークフローシステムでは、組織上の役職や上司といった属性をユーザ情報に付加し、役職や上司といった設定(上長承認)を用いて柔軟性を持たせている。しかし、この方法においても、ワークフローが特定の組織に依存してしまう、といった問題が残る。
本システムでは、上記の課題を解決するために、次のような構成を備える。
組織やグループといったユーザの所属範囲を示す属性、および、ロールなど所属範囲内におけるユーザの役割を示す属性、という2種類の属性を持つユーザ管理機能と、ワークフローを定義する手段と、定義されたワークフローを動作させる手段を持つシステムにおいて、
ワークフローを定義する際に、各処理の担当者としてユーザの役割を示す属性を指定しておき、ワークフローの実行時にジョブを担当する所属範囲を動的に設定することによって、所属範囲と所属範囲内における役割から、ユーザを特定する。
組織やグループといったユーザの所属範囲を示す属性、および、ロールなど所属範囲内におけるユーザの役割を示す属性、という2種類の属性を持つユーザ管理機能と、ワークフローを定義する手段と、定義されたワークフローを動作させる手段を持つシステムにおいて、
特定の組織や特定のグループに依存しないワークフローを定義することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るネットワークシステムの構成例を示す概略図である。
図1において、ネットワークシステムは、LAN105、111、インターネット107を備えており、LAN105に接続されたクライアントパーソナルコンピュータ(以下クライアントPCと略称)101、102、画像読取装置103、複合機(マルチファンクションデバイス)104と、LAN111に接続されたHTTP(Hypertext Transfer Protocol)サーバ108、Webアプリケーションサーバ109と、インターネット107に直接接続されたクライアントPC106から構成されている。
クライアントPC101及び102は、企業のシステム管理者が新規データファイルを登録したり、ユーザ管理情報の修正等のシステムメンテナンス処理を行ったり、或いは企業の登録作業者がWebアプリケーションサーバ109上で受信した電子文書を仕分けして内容を確認したり、企業の承認者が稟議書や申請書等の承認作業を行ったりする際に使用される。
画像読取装置(スキャナ)103は、上記ネットワーク上で共有されているデバイスであり、ユーザから郵便で送付されてきた申請書や当該企業の支店へ持ち込まれた書類等を読み取る。複合機104は、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等を備えた、上記ネットワーク上で共有されているマルチファンクションデバイスであり、画像読取装置103と同様にスキャナとしても使用でき、更には複合機104で受信したファクシミリ画像をWebアプリケーションサーバ109等へLAN105、インターネット107、LAN111を経由して登録することもできる。
HTTPサーバ108は、LAN105、インターネット107、LAN111を経由してクライアントPC101、102、106からHTTPプロトコルで送信されてきたリクエストを受け取るサーバである。Webアプリケーションサーバ109は、HTTPサーバ108から転送されたクライアントPCからのリクエストを受け取ると、リクエストを基に処理を実行し、その処理結果をクライアントPC101、102、106へ返信する。また、Webアプリケーションサーバ109は、データベース110により、見積書や申請書等の帳票の属性を識別するための帳票テンプレート(図4参照)を管理する。
データベース110は、Webアプリケーションサーバ109に接続されており、Webアプリケーションサーバ109がクライアントPC等から受信したデータ、電子画像データの文字認識結果、申請書に関わる申請処理ステータス等の情報、及びユーザ/グループ情報、登録データファイルの処理情報等のシステム情報を保存する。
上記のHTTPサーバ108、Webアプリケーションサーバ109、データベース110を有機的に組み合わせることにより、Webデータベースシステムとして機能する。
尚、本ネットワークシステムは、上述した画像読取装置103と複合機104のように、画像読取機能のみを有する機器(スキャナ)と画像読取機能を含む複数の機能を有する機器(複合機)とを別個に設置する構成や、画像読取機能を含む複数の機能を有する機器(複合機)を単独で設置する構成や、画像読取機能のみを有する機器(スキャナ)と画像形成機能のみを有する機器(プリンタ)を設置する構成など、任意の構成とすることが可能である。
図2は、本発明のワークフロー管理装置としてのWEBアプリケーションサーバ109の構成例を示すブロック図である。
図2において、WEBアプリケーションサーバ109は、システムバス1、CPU2、プログラムメモリ(以下PMEMと略称)3、通信制御部4、通信ポート5、外部記憶制御部8、入力制御部11、キーボード12、ポインティングデバイス13、ビデオイメージメモリ(以下VRAMと略称)14、表示出力制御部15、CRTディスプレイ(以下CRTと略称)16、複合機制御部17、外部機器制御部18、画像読取装置制御部19を備えている。
上記各構成要素はシステムバス1に接続されている。CPU2は、システムバス1を介して各構成要素を制御する中央処理装置であり、ROM(不図示)に格納された制御プログラムに基づき図10のフローチャートに示す条件分岐処理を実行する。PMEM3は、条件分岐処理を実行するための制御プログラムを適宜ROMから選択して読み込むためのメモリである。また、キーボード12から入力されたデータはテキストメモリでもあるPMEM3にコード情報として格納される。
通信制御部4は、通信ポート5における入出力データの制御を行う。通信ポート5から出力された信号は、通信回線6を経由してネットワーク(LAN105、LAN111、インターネット107)上の他の装置の通信ポートに伝送される。本実施の形態では、LAN等のネットワークを使用する場合について記述するが、通信制御部4に接続される通信ポート及び通信回線が一般の公衆回線であっても本発明が適用されることは言うまでもない。
外部記憶装置制御部8は、外部記憶装置(本実施の形態ではフロッピー(登録商標)ディスクとハードディスク)に対するデータの書き込み/読み出しを制御する。フロッピー(登録商標)ディスク(以下FDと略称)9は、データファイル用の外部記憶装置である。ハードディスク(以下HDと略称)10は、データファイル用の外部記憶装置である。
入力制御部11には、キーボード12、ポインティングデバイス13等の入力装置が接続される。操作者はキーボード11を操作することによりシステムに対する動作指令等を行う。ポインティングデバイス13は、操作者がCRT16上で画像情報の加工を指示するためのものであり、本実施の形態ではマウスを使用している(以下マウス13と称する)。操作者はマウス13により、CRT16上のカーソルをX方向/Y方向へ任意に移動させ、コマンドメニュー上のコマンドアイコンを選択して処理の指示を行うほか、編集対象の指示や描画位置の指示等も行う。
VRAM14は、CRT16に表示する文字データや図形データがビットマップデータとして展開されるメモリである。表示出力制御部15は、CRT16に対する表示を制御する。CRT16は、後述の図6〜図9に示す各種画面等を表示する表示手段である。尚、表示方式はCRTに限定されず、液晶でもよい。
外部機器制御部18は、複合機制御部17及び画像読取装置制御部19を制御する。複合機制御部17は、複合機104の制御を司るものであり、複合機104に対するデータの出力制御を行う。画像読取装置制御部19は、画像読取装置103の制御を司るものであり、画像読取装置103からの読取データの入力制御を行う。尚、WEBアプリケーションサーバ109には、画像読取装置制御部19が必須であるが、クライアントPCは、WEBアプリケーションサーバ109の通信制御部4及び通信ポート5を介して、WEBアプリケーションサーバ109側で共有されている構成要素を使用することができる。
尚、本実施の形態では、制御プログラムを上記ROM(不図示)に格納する構成としているが、制御プログラムをFD9やHD10に格納する構成としても、或いはネットワーク(LAN105、LAN111、インターネット107)上に接続されている他の装置上に格納する構成としてもよい。また、制御プログラムは、WEBアプリケーションサーバ109からFD9やHD10等の記憶媒体やネットワークを介して他のシステムや他の装置に供給することができる。
図3は、クライアントPC及びWebアプリケーションサーバのモジュールの構成例を示すブロック図である。
図3において、クライアントPC101、102、106は、それぞれ、情報登録モジュール302、出力フォーム登録モジュール303を備えている。Webアプリケーションサーバ109は、リクエスト処理モジュール307、編集モジュール308、データベース共通ライブラリ309、各種ユーティリティライブラリ310、データベース110を備えている。HTTPサーバ108は、クライアントPC101、102、106からのリクエストをWebアプリケーションサーバ109に転送する。
クライアントPC101において、情報登録モジュール302は、カタログ情報、画像データ等のデータファイルをWebアプリケーションサーバ109に登録するモジュールである。出力フォーム登録モジュール303は、商品データを出力するフォームを登録するモジュールである。ただし、情報登録モジュール302及び出力フォーム登録モジュール303は、Webアプリケーションサーバ109から必要に応じて、アクティブエックスコントロール等の形式でクライアントPCに自動的に配信されるので、クライアントPC上でインストール処理等を行う必要はない。
Webアプリケーションサーバ109において、リクエスト処理モジュール307は、HTTPサーバ108から転送されたクライアントPCからのリクエストを処理するモジュールである。リクエスト処理モジュール307に対応している機能としては、ユーザ認証、検索処理、ワークフロー制御、受信データ登録、送付状登録、ユーザ管理、グループ管理、データメンテナンス、文字認識結果登録、文字認識帳票登録、デバイス設定登録等の各機能がある。リクエスト処理モジュール307は、クライアントPCからのリクエストに応じてWebアプリケーションサーバ109のメモリ上にロードされ、該当する処理が実行される。
編集モジュール308は、ワークフローを編集するワークフローエディタ部、送付状を編集する送付状エディタ部等を有するモジュールである。データベース共通ライブラリ309は、データベース110との間でデータ(帳票テンプレートデータを含む)のやり取りを行うためのライブラリである。各種ユーティリティライブラリ310は、文字認識アプリケーション等の各種ユーティリティソフトのライブラリである。
次に、ワークフローの定義方法について、図4、図5を用いて説明する。
図4は、ワークフローを定義するエディタのフロー定義画面400を示す図である。
図4において、フロー定義画面400は、クライアントPCのCRT16に表示される。ユーザはフロー定義画面400上で、ワークフローのフローを定義するために、フローを構成するオブジェクトを配置していく。
401(S:START)は、ワークフローの開始を定義するオブジェクトであり、402(E:END)は、ワークフローの終了を定義するオブジェクトである。403は、ワークフローの遷移を定義するオブジェクトであり、以下、トランジションと呼ぶ。404は、ワークフローにおける個々の作業を定義するオブジェクトであり、以下、アクティビティと呼ぶ。
ユーザはフロー定義画面400上で上記の各オブジェクトを配置してフローを定義した後、各オブジェクトの設定を行う。アクティビティ404を選択してマウス13を右クリックし、ポップアップメニューからプロパティを選択すると、CRT16上に図5の画面500が表示される。
図5は、アクティビティのプロパティ設定画面500である。
図5において、501はアクティビティの名称を設定するエディットボックスである。502は処理内容を設定するコンボボックスである。502を選択すると、アクティビティを実行したときに行われる処理の一覧が表示され、一覧の中から処理を選択する。503は担当者タイプを設定するコンボボックスである。503を選択すると、ロール、組織、ユーザ、システムといった、担当者タイプの一覧が表示され、一覧の中から担当者タイプを選択する。504は担当者を設定するコンボボックスである。504を選択すると、503の担当者タイプに基づいて、担当者の一覧が表示され、一覧の中から担当者を選択する。例えば、担当者タイプをロールと設定すれば、担当者の一覧には、ロールの一覧が表示される。
505はOKボタンである。505を押すと、アクティビティのプロパティ設定画面500で設定された項目がワークフロー定義に反映されて500が閉じる。506はキャンセルボタンである。506を押すと、アクティビティのプロパティ設定画面500で設定された項目がワークフロー定義に反映されずに500が閉じる。
図4、図5で定義されたワークフローの定義は、クライアントPCからWebアプリケーションサーバ109にアップロードされ、Webアプリケーションサーバ上の外部記憶装置8、または9、10に保管される。
次に、ユーザ、グループ、ロールの関係を示すデータについて、図6を用いて説明する。
図6は、ユーザ、グループ、ロールの関係を示すデータ管理方法の一例である。ユーザ、グループ、ロールの関係を示すデータは、データベース110に格納される。
表600はユーザ、グループ、ロールの関係を示す表であり、営業第1課グループにおいて、受信確認ロールを山田さん、第1承認ロールを田中さん、第2承認ロールを鈴木さん、最終承認を佐藤さん、がそれぞれ担当することを示している。
610は表600の情報を定義するためのデータベースにおけるテーブル定義の一例である。
611はユーザに関する情報である。例えば611には、ユーザコード、ユーザID、パスワード、ユーザ名、所属コード、内線番号、電子メールアドレスといった情報が格納される。
612はグループに関する情報である。グループとは、会社の組織の他、ジョブグループやワーキンググループといった、作業を担当する集団を示す情報である。また、会社組織のような、階層化されたグループである場合は、親グループとの関係情報を持つ。例えば612には、グループコード、グループ名、親グループコードといった情報が格納される。
613はロールに関する情報である。ロールとは、受信確認といったある作業における役割や、主任といった組織上の役職を示す情報である。例えば613には、ロールコード、ロール名といった情報が格納される。
614は所属関係に関する情報である。所属関係とは、グループとそのグループ内におけるロールを関係付ける情報である。例えば614には、所属コード、グループコード、ロールコードといった情報が格納される。
620は、610のテーブル定義に基づいたデータの一例である。
621のユーザは、ユーザコードが01234567、ユーザIDがtyamada、パスワードが********、ユーザ名が山田太郎、所属コードが5963、内線が321−4567、電子メールアドレスがyama@xx.comであることを示している。所属コードは、622の所属関係データに関連付けられている。
622の所属関係は、所属コードが5963、グループコードが0301、ロールコードが073846であることを示している。グループコードはグループデータ、ロールコードはロールデータに、それぞれ関連付けられている。
623のグループは、グループコードが0301、グループ名が営業第1課、親グループコードが0300であることを示している。親グループコードは親グループのグループデータに関連付けられている。
624のグループは、グループコードが0300、グループ名が営業部、親グループコードが0000であることを示している。
625のロールは、ロールコードが073846、ロール名が受信確認であることを示している。
次に、ユーザのマッピングついて、図7、図8を用いて説明する。
図7はユーザマッピングの流れを示すフローチャートである。この処理は、Webアプリケーションサーバ109で実行される。また、図8はユーザマッピングの概念を示す図である。
ワークフローは、ジョブが発生することで開始される。図8のローン申し込み決裁フローでは、803のローン申し込み書類が入力されたときに、Webアプリケーションサーバ109がCPU2において、この申し込みに対するジョブを生成し、図7のフローを開始する。図7のフローで実行された処理の経過は、逐次、データベース110に格納される。
ワークフローでは、まず、ジョブに対応するワークフロー定義を取得する(S701)。図8の例で、803はローン申し込みに関するジョブであるため、ローン申し込み決裁フロー801を使って決裁が行われる。
次にこのジョブを処理する担当グループを設定する(S702)。図8の例では、営業第1課が担当する作業なので、営業第1課がジョブに設定される。
次にこのジョブのワークフローを開始する(S703)。
そして、ワークフロー定義に従って、遷移するアクティビティの数だけ処理を行う(S704)。
各アクティビティの処理では、アクティビティのユーザマッピングを行う(S705)。まず、ワークフロー定義からアクティビティに設定されているロール情報を取得する(S711)。ジョブ803では、ワークフロー定義801より、最初のアクティビティにおいて、受信確認ロールが取得される。
次にS702で設定したワークフローを担当するグループを取得する(S712)。そして、S711で取得したロール、および、S712で取得したグループから、ユーザ情報を参照して固有のユーザを特定する(S713)。ジョブ803では、ユーザ情報802において、グループ営業第1課およびロール受信確認から、山田さんがに特定される。特定されるユーザは必ずしも1ユーザとは限らない。対応するユーザ数に応じて異なった処理が行われる(S714)。ジョブ803では、山田さん1人に特定されたので担当者が決定する(S715)。S716に関しては後述の図9、S717に関しては後述の図10で説明する。
ユーザが特定されたら、ユーザによってアクティビティの処理が実行される(S706)。
804は、ジョブ803に対して、フロー801とユーザ情報802に基づいて、上記のユーザマッピングを行った結果である。
アクティビティの遷移が終了するとワークフローは終了する(S707)。
なお、ワークフローの処理は、Webアプリケーションサーバ109だけで完結しない場合もある。例えば、ユーザに承認を促す場合、クライアントPCからの入力を待つ必要がある。この場合、Webアプリケーションサーバは、処理の経過を外部記憶装置に格納した上で、CPU2上のプログラムを一旦終了させる。再びクライアントPCからの入力があると、Webアプリケーションサーバは、CPU上にプログラムを生成し、処理を再開することになる。
次に、ユーザのマッピングの例外的な処理に関して、図7、図9、図10を用いて説明する。
図9はユーザをマッピングする際、グループ内においてロールに対応するユーザが存在しない場合の例である。
903はローン申し込みに関するジョブで、営業第2課が担当し、ローン申し込み決裁フロー801を使って決裁が行われる。
第2承認ロールのアクティビティにおいて、営業第2課のユーザ情報902では、対応するユーザが存在しない。図7のフローチャートでは、S713においてユーザ数が0と判定され、自動承認などの代替処理が行われる(S716)。代替処理はワークフローが必要とする要件によって内容は異なる。例えば、自動承認や代理承認が行われる場合もあれば、否決とする場合もある。
904は、ジョブ903に対して、フロー801とユーザ情報902に基づいて、ユーザマッピングを行った結果である。
図10はユーザをマッピングする際に、グループ内にロール対応するユーザが複数人存在する場合の例である。
1003はローン申し込みに関するジョブで、営業第3課が担当し、ローン申し込み決裁フロー801を使って決裁が行われる。
第1承認ロールのアクティビティにおいて、営業第3課のユーザ情報1002では、対応するユーザが複数存在する。図7のフローチャートでは、S713においてユーザ数が複数と判定され、複数人での処理が行われる(S717)。複数人での処理にはOR処理とAND処理がある。OR処理は、複数ユーザのうち、誰か1人が処理を行えば、アクティビティの処理が行われたものと見なす。AND処理は、複数ユーザの全てのユーザが処理を行えばアクティビティの処理が行われたものと見なす。
1004は、ジョブ1003に対して、フロー801とユーザ情報1002に基づいて、ユーザマッピングを行った結果である。
次に、複数のグループにまたがるワークフローに関して、図11を用いて説明する。
図11はワークフローが複数のグループにまたがる場合の例である。ユーザマッピングは、ワークフローを担当するグループが指定されることによって、ロールとグループからユーザを特定することが可能となる。そのため、1つのワークフローに複数のグループを設定することはできない。
従って、ワークフローが複数のグループにまたがる場合は、各グループの担当範囲でワークフローを区切ってユーザマッピングを行い、それぞれのワークフローを結合する。
1103は旅費申請に関するジョブで、営業第1課の担当者が申請を行ったものである。
旅費申請フローは、各課で承認を行った後に会計課が費用の決裁を行う。旅費申請に関するワークフローの定義は、各課が行うワークフローの定義1101と、会計課が行うワークフローの定義1111に分かれている。
ジョブ1103は1101のワークフロー定義と1102のユーザ情報を元に営業第1課内でワークフローを実行する。そして、営業第1課内のワークフローが終了すると、次の会計課のワークフローが実行される。
ジョブ1103は、1111のワークフロー定義と1112のユーザ情報を元に、会計課のワークフローを実行する。
1104は、ジョブ1103に対して、1101および1111のフローと、1102および1112のユーザ情報に基づいて、ユーザマッピングを行った結果である。
以上の説明から、組織やグループといったユーザの所属範囲を示す属性、および、ロールなど所属範囲内におけるユーザの役割を示す属性、という2種類の属性を持つユーザ管理機能を持つことによって、ユーザの特定を行うことが可能となり、ワークフローの定義を共通化することができる。
本発明の実施の形態に係るネットワークシステムの構成例を示す概略図である。 ワークフロー管理装置としてのWEBアプリケーションサーバの構成例を示すブロック図である。 クライアントPC及びWebアプリケーションサーバのモジュールの構成例を示すブロック図である。 ワークフローのフローを定義するエディタのフロー定義画面を示す図である。 アクティビティのプロパティ設定画面を示す図である。 ユーザとグループ、ロールの関係を定義するデータを示す図である。 Webアプリケーションサーバにおけるユーザマッピングの流れを示すフローチャートである。 ユーザマッピングの概念を示す図である。 ユーザが存在しない場合における、ユーザマッピングの概念を示す図である。 ユーザが複数存在する場合における、ユーザマッピングの概念を示す図である。 ワークフローが複数のグループにまたがる場合における、ユーザマッピングの概念を示す図である。
符号の説明
2 CPU(文字認識手段、取得手段、格納手段、制御手段)
101、102、106 クライアントPC(情報処理装置)
103 画像読取装置(画像処理装置)
104 複合機(画像処理装置)
105、111 LAN(ネットワーク)
107 インターネット(ネットワーク)
108 HTTPサーバ(情報処理装置)
109 Webアプリケーションサーバ(ワークフロー管理装置)
110 データベース(記憶手段)

Claims (4)

  1. ユーザの所属範囲を示す属性を管理する手段と、所属範囲内におけるユーザの役割を示す属性を管理する手段と、ユーザ情報を管理する手段と、所属範囲と役割とユーザ情報を結びつけて管理する手段と、ワークフローを定義する手段と、定義されたワークフローを動作させる手段を持つシステムにおいて、
    ワークフローを定義する際に、各処理の担当者としてユーザの役割を示す属性を指定しておき、ワークフローの実行時にジョブを担当する所属範囲を動的に設定することによって、所属範囲と所属範囲内における役割から、ユーザを特定することが可能なワークフローシステム。
  2. 請求項1のシステムにおいて、所属範囲と所属範囲内における役割から特定するユーザが存在しない場合に、代替処理を行うことが可能なワークフローシステム。
  3. 請求項1のシステムにおいて、所属範囲と所属範囲内における役割から特定するユーザが複数存在する場合に、複数存在するユーザの内の誰か1人に処理を行わせる、または、複数存在するユーザ全てに処理を行わせることが可能なワークフローシステム。
  4. 請求項1のシステムにおいて、それぞれ異なる所属範囲のワークフローを連結することで、異なる所属範囲間にまたがるワークフローを実行することが可能なワークフローシステム。
JP2006189335A 2006-07-10 2006-07-10 ワークフローシステムにおける担当者の割り当て方法 Withdrawn JP2008015986A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006189335A JP2008015986A (ja) 2006-07-10 2006-07-10 ワークフローシステムにおける担当者の割り当て方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006189335A JP2008015986A (ja) 2006-07-10 2006-07-10 ワークフローシステムにおける担当者の割り当て方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008015986A true JP2008015986A (ja) 2008-01-24

Family

ID=39072903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006189335A Withdrawn JP2008015986A (ja) 2006-07-10 2006-07-10 ワークフローシステムにおける担当者の割り当て方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008015986A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011134319A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ワークフローを動的に適合させるための方法、コンテンツ管理システム、データ処理プログラム、およびコンピュータ・プログラム(ワークフローを動的に適合させるための方法)
JP2020522052A (ja) * 2017-05-16 2020-07-27 成都牽牛草信息技術有限公司Chengdu Qianniucao Information Technology Co., Ltd. フォームフィールドに基づいてワークフロー承認ノードに承認ロールを設定する方法
US11487511B2 (en) 2020-02-27 2022-11-01 Fujifilm Business Innovation Corp. Information processing apparatus and non-transitory computer readable medium

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011134319A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ワークフローを動的に適合させるための方法、コンテンツ管理システム、データ処理プログラム、およびコンピュータ・プログラム(ワークフローを動的に適合させるための方法)
US10430387B2 (en) 2009-12-22 2019-10-01 International Business Machines Corporation Adapting a workflow
US11481358B2 (en) 2009-12-22 2022-10-25 International Business Machines Corporation Adapting a workflow
JP2020522052A (ja) * 2017-05-16 2020-07-27 成都牽牛草信息技術有限公司Chengdu Qianniucao Information Technology Co., Ltd. フォームフィールドに基づいてワークフロー承認ノードに承認ロールを設定する方法
US11487511B2 (en) 2020-02-27 2022-11-01 Fujifilm Business Innovation Corp. Information processing apparatus and non-transitory computer readable medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW591464B (en) The work flow management system and method
JP4529213B2 (ja) 要素編成支援装置及び要素編成支援プログラムが記録された記憶媒体
JP6364738B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、プログラム及び処理実行方法
CN1755719A (zh) 用于提供跨项目承诺的方法和系统
JP2003030388A (ja) ワークフローシステム、情報処理装置、ワークフローの管理方法ならびにプログラム
US20120218594A1 (en) Method and system for fulfilling a customer&#39;s print job needs by selecting and assigning the print job to one or more qualified printers from a group of participating printers
JP6303505B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法、機器、及びプログラム
JP2002259642A (ja) 情報管理方法、情報管理装置、及びそれに適用されるプログラム
JP6742125B2 (ja) 業務管理装置、情報処理方法及び業務管理プログラム
JP2006195833A (ja) ワークフローシステム、そのプログラム
JP2008015986A (ja) ワークフローシステムにおける担当者の割り当て方法
JP6465128B2 (ja) 状態分析を生成するシステム、装置及び方法
US20110276358A1 (en) Allocation of work items via queries of organizational structure and dynamic work item allocation
JP4771528B2 (ja) 分散処理システムおよび分散処理方法
US20100110478A1 (en) Document printing by setting time and location based on facility/building map
JP2009276904A (ja) プロジェクト管理装置、プロジェクト管理方法、プロジェクト管理プログラム、及び記録媒体
JP2005032073A (ja) 業務プロセス管理方法及び業務プロセス管理プログラム
JP2014002619A (ja) 情報処理装置及びその制御方法とプログラム
JP2006215853A (ja) ワークフロー支援システム
JP2018190417A (ja) 情報処理装置、情報処理方法
JP2001076045A (ja) 業務フロー図作成支援装置およびその記録媒体
US10157366B2 (en) System, application and method for generating proposed state floormap
JP2006018492A (ja) 文書処理装置、文書処理方法及び文書処理プログラム
US7996299B2 (en) Trade services management system
JP2016177567A (ja) タスク管理装置、方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20091006