JP2008015016A - マウントキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】マウント部に塵埃が付着することを防ぎ、また付着した塵埃を除去することが可能なマウントキャップを提供する。
【解決手段】マウントキャップ60は、キャップ本体61、弾性部材62、爪部材63、及び止めネジ64からなり、ボディ側マウント部13に取り付けられる。爪部材63は、ボディ側マウント部13と噛み合うバヨネット爪を有する。弾性部材62は、突出部75及びリブ76が一体に形成されている。マウントキャップ60がボディ側マウント部13に装着されるとき、円環状に形成されたリブ76がボディ側マウント部のベース部材21に密着するとともに、バリア部材26に固定されたグランド部材27に突出部75が密着する。
【選択図】図7

Description

本発明は、マウントに装着するマウントキャップに関する。
近年、CCDなどの撮像素子を用いて撮像した撮影画像をデジタルの画像データに変換し、内蔵メモリやメモリカードなどの記録媒体に記録するデジタルカメラが普及している。デジタルカメラの中には、撮影レンズがカメラボディに一体化された一体型のものと、各種撮影レンズがカメラボディに着脱可能にされたレンズ交換型のものとがある。レンズ交換型のデジタルカメラの場合、レンズユニットとカメラボディとの間でデータの転送を行うために、それぞれのマウント部に備えた電気接点を介して電気信号の授受を行う必要があることから、レンズユニットの装着時に互いの電気信号接点が接触状態となり、これらの電気信号接点を介してデータ転送を行う構成が一般的である。
さらに最近では、デジタルカメラの新しい構成として、例えば特許文献1に記載されているように、交換用のカメラヘッド(レンズユニット)に撮影レンズと、CCDなどのイメージセンサとを内蔵し、このイメージセンサで取得した撮像信号に基づく画像データをカメラヘッドからカメラ本体(カメラボディ)へ転送し、カメラ本体に内蔵された記憶媒体に記憶する構成とすることが考えられている。このような構成にした場合、レンズユニットとカメラボディとの間で画像データなど大容量のデータ転送を行うため、マウント部に設けた電気接点を汚れや酸化膜の形成さら保護することが重要であり、これらの電気接点を確実に保護し、接触不良などのトラブルを防ぐことが望まれている。そこで、特許文献1では、カメラヘッド及びカメラ本体のマウント部にそれぞれ装着するマウントキャップについて記載されている。
また、特許文献2に記載のデジタルカメラでは、カメラボディの内部且つマウント部の背面側にバリア部材を設け、レンズユニットを取り外したときは、バリア部材がマウント部の開口を塞いで塵埃の進入を防ぐとともに電気信号接点を保護しており、レンズユニットの装着時には、バリア部材が移動して電気信号接点が露呈するカメラボディの構成が記載されている。
さらにまた、特許文献3では、レンズ鏡筒などをカメラボディに取り付けたときに両者が水密に結合されるようにした防水マウント機構が記載されていおり、カメラ側マウントの外周に弾性部材を設けており、レンズ鏡筒のアクセサリ側マウントをカメラ側マウントに嵌合させてレンズ鏡筒をカメラに装着させると、レンズ側マウントに弾性部材が密着してレンズ鏡筒とカメラとの間の防水性が高まる。
特開2005−283756号公報 特開平8−171130号公報 特開平11−174562号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のマウントキャップでは、カメラボディにマウントキャップを装着しているときは、塵埃から保護されているが、レンズユニットをカメラボディから取り外してマウントキャップを取り付けるまでの間にマウントに塵埃が付着する場合などについては考慮されていない。よって、マウントの内部に塵埃が進入すると電気信号接点の接触状態などに影響するため、マウントに付着した塵埃を取り除かなくてはならない。
また、上述特許文献2記載のデジタルカメラでは、バリア部材がバネの付勢によってマウント部を塞ぐ位置に付勢されているが、鞄や衣服の中などにカメラボディを入れたりすると、ユーザーの指などでバリア部材を押してしまってマウント部の内側が露呈することが考えられる。よって、不使用時には、マウント部にキャップを取り付けることが求められているが、上記特許文献2記載のカメラでは、マウント部にキャップを取り付けることは記載されていない。もし、特許文献1記載のカメラに従来のマウントキャップを装着したとしても、バリア部材に塵埃が付着している可能性があり、バリア部材が可動したときにその塵埃がカメラボディの内部へ進入する可能性がある。
また、特許文献3のような防水マウント構造でマウントキャップをマウント部に密着させたとしても、マウント部のバリア部材に付着する塵埃については取り除くことはできず、やはり塵埃が進入してしまう可能性が高い。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、マウント部に塵埃が付着することを防ぎ、またマウント部のグランド部材に付着した塵埃を除去することが可能なマウントキャップを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のマウントキャップでは、撮影レンズ及び撮像素子を内装するレンズユニットが着脱自在に装着される略円環状のマウント本体、このマウント本体に近接する位置に設けられ、前記レンズユニットと電気信号の授受を行う電気信号接点、前記マウント本体の開口部を塞ぐバリア部材、及びこのバリア部材に固定され、前記レンズユニットのグランド接点と接触するグランド部材を設けたボディ側マウント部を備えるカメラボディに対して前記レンズユニットが取り外されたとき、前記ボディ側マウント部に装着されて前記電気信号接点及び前記カメラボディ内部を保護するマウントキャップにおいて、前記マウント本体の外形に合わせた略円環状のリブと、前記グランド部材の位置及び形状に合わせた突出部とを一体に形成した弾性部材と、前記マウント本体と着脱自在に結合するキャップ側マウント部と、前記弾性部材及び結合部が固着されたキャップ本体とからなり、前記リブを前記マウント本体に密着させるとともに、前記マウント本体の開口部を通して前記突出部を前記グランド部材に当接させた状態で前記キャップ側マウント部を前記ボディ側マウント部に結合させることを特徴とする。
なお、前記キャップ側マウント部は、前記マウント本体の内部へ挿入する挿入動作の後、前記マウント本体に対して回転させる回転動作を行うことによって前記マウント本体と結合状態となり、前記弾性部材は、前記突出部の略中央に塵埃を吸着する吸着体が設けられるとともに、前記吸着体の周囲且つ前記グランド部材に合わせた位置に配された摺動突起部が前記突出部の先端から一体に形成されており、前記回転動作を行うときに前記摺動突起部が前記グランド部材に対して摺動することで前記グランド部材の表面に付着した塵埃を取り除いて前記吸着体へ誘い込むことが好ましい。
また、請求項3のマウントキャップでは、撮影レンズ及び撮像素子を内装するレンズユニットが着脱自在に装着される略円環状のマウント本体、このマウント本体に近接する位置に設けられ、前記レンズユニットと電気信号の授受を行う電気信号接点、前記マウント本体の開口部を塞ぐバリア部材、及びこのバリア部材に固定され、前記レンズユニットのグランド接点と接触するグランド部材を設けたボディ側マウント部を備えるカメラボディに対して前記レンズユニットが取り外されたとき、前記ボディ側マウント部に装着されて前記電気信号接点及び前記カメラボディ内部を保護するマウントキャップにおいて、前記マウント本体の内部に挿入する挿入動作後、前記マウント本体に対して回転させる回転動作を行うことによって前記マウント本体と結合するキャップ側マウント部、塵埃を吸着する吸着体と、この吸着体の周囲且つ前記グランド部材に合わせた位置に設けられた摺動突起部とを備え、前記回転動作を行うときに前記摺動突起部が前記グランド部材に対して摺動することで前記グランド部材の表面に付着した塵埃を取り除いて前記吸着体へ誘い込むことを特徴とする。
本発明のマウントキャップによれば、マウント本体の外形に合わせた略円環状のリブと、グランド部材の位置及び形状に合わせた突出部とを一体に形成した弾性部材と、マウント本体と着脱自在に結合するキャップ側マウント部と、前記弾性部材及び結合部が固着されたキャップ本体とからなり、リブをマウント本体に密着させるとともに、マウント本体の開口部を通して突出部をグランド部材に当接させた状態でキャップ側マウント部をボディ側マウント部に結合させているので、マウント部に塵埃が付着することを防ぎ、またマウント部のグランド部材に付着した塵埃を除去することができる。
また、本発明では、マウント本体の内部に挿入する挿入動作後、マウント本体に対して回転させる回転動作を行うことによってマウント本体と結合するキャップ側マウント部、塵埃を吸着する吸着体と、この吸着体の周囲且つ前記グランド部材に合わせた位置に設けられた摺動突起部とを備え、回転動作を行うときに摺動突起部がグランド部材に対して摺動することでグランド部材の表面に付着した塵埃を取り除いて前記吸着体へ誘い込んでいるので、グランド部材に付着した塵埃をさらに確実に除去することができる。
本実施形態を適用したデジタルカメラ及びマウントキャップについて以下に説明する。図1において、デジタルカメラ10は、カメラボディ11とレンズユニット12とから構成されたカメラシステムであり、レンズユニット12は、カメラボディ11に着脱自在に装着される。そして図2に示すように、カメラボディ11からレンズユニット12を取り外したとき、本発明のマウントキャップ15がカメラボディ11に装着可能となる。カメラボディ11には、ボディ側マウント部13が設けられており、レンズユニット12には、レンズ側マウント部14が設けられている。これらのマウント部13,14を結合することによってレンズユニット12がカメラボディ11に装着され、デジタルカメラ10が使用可能な状態となる。
ボディ側マウント部13は、図3に示すように、リング状に形成されたベース部材21と、このベース部材21と一体に形成された3つのバヨネット爪22a〜cと、レンズユニット12との電気的接続のための接点基板24a〜cと、ベース部材21の開口部を塞ぐ塞ぎ位置、及びこの塞ぎ位置から後退する退避位置の間で移動可能に取り付けられたバリア部材26と、このバリア部材26に固定され、レンズユニット12のグランド接点に接触するグランド部材27と、コイルバネ28(図7参照)と、ロックピン29とを有する。なお、図3においては、マウント部13の構成を表しやすくするため、バリア部材26が退避位置に後退した状態を図示している。
バヨネット爪22a〜cは、ベース部材21の内周面から中央へ向かって突出するように形成されている。バリア部材26は、コイルバネ28によって背面側からベース部材21側へ向かって付勢されている。なお、本実施形態においては、マウント部13、14ともに3個のバヨネット爪を設けているが、本発明はこれに限るものではなく、バヨネット爪の個数は2個あるいは4個でもよい。
また、ベース部材21には、ロックピン29が取り付けられており、レンズユニット12がカメラボディ11に装着された時に、このロックピン29が、レンズユニット12の背面に形成された係合穴43(図4参照)と係合して、レンズユニット12の回転がロックされる。これにより、レンズユニット12が回転してカメラボディ11から脱落することが防止される。なお、カメラボディ11には、ボディ側マウント部13の近傍に、ロック解除ボタン30が設けられている。ロック解除ボタン30は、レンズユニット12を取り外す際に操作されるものであり、押圧することによってロックピン29が退避してレンズユニット12のロックを解除することができる。
接点基板24a〜cは、バヨネット爪22a〜cの背後にそれぞれ配置されている。この接点基板24a〜cには、それぞれ複数(本実施形態では接点基板24a〜cに各6個ずつ)の接点31が実装されており、レンズユニット12をカメラボディ12に装着させるときの回転方向に沿って並列に配置されている。なお、接点の位置及び個数はこれらに限らず、適宜変更してもよい。
バリア部材26は、通常時は上述のコイルバネ28の付勢によって塞ぎ位置に付勢されており、レンズユニット12が装着されたとき、あるいはマウントキャップ15が装着されたときには、コイルバネ28の付勢に抗して移動することによって退避位置となる。グランド部材27は、金属製の薄板などから形成されており、バリア部材26の前面中央に位置する円盤部27aと、この円盤部27aの周縁から突出する突出片27b(図7参照)とが一体に形成されている。このグランド部材27は、もとは平板状に形成されたものがカシメ処理などによって突出片27bがバリア部材26の前面側から背面側に折り曲げられ、円盤部27aと突出片27bとでバリア部材26を挟み込むようにして固定されている。突出片27bはコイルバネ28と常時当接している。また、コイルバネ28はアース接続部材36と当接している。カメラボディ11の内部には、メイン基板37が内蔵されており、このメイン基板37は、カメラボディ11の各部を統括的に制御する回路などが実装されるとともに、各電子部品のグランド側が接続されるグランドパターンを有している。このメイン基板37のグランドパターンには、上述したアース接続部材36が接続されている。よって、グランド部材27は、コイルバネ28及びアース接続部材36を介してメイン基板37のグランドパターンと常時電気的に接続されている。また、グランド部材27の円盤部27aの周縁には、後方に向かって徐々に直径が広がる方向に傾斜したテーパー面27cが形成されている。
また、カメラボディ11の前面上部には、ストロボ32が設けられている。また、カメラ本体11の上面には、撮影を行う際に押圧操作されるシャッタボタン33、および、撮影モードと再生モードとを切り替える際に回転操作される切り替えダイヤル34が設けられている。さらに、カメラ本ボディ11の背面には、電源スイッチ、及びLCDなどが設けられている。
レンズユニット12は、レンズ鏡胴部41と、レンズ側マウント部14とからなり、レンズ側マウント部14は、レンズ鏡胴部41に固定されるマウント本体46と、このマウント本体46と一体に設けられたバヨネット爪47a〜cと、電気信号接点48、グランド接点49とが設けられている。バヨネット爪47a〜cは、ボディ側マウント部13のバヨネット爪22a〜cに合わせた位置及び形状に形成されており、互いに噛み合うようになっている。また、バヨネット爪47a〜cのうち、1つのバヨネット爪47aには、その一端部に回転規制突起部47dが一体に形成されている。回転規制突起部47dは、バヨネット爪22aと当接することによりレンズユニット12の回転を規制して所定の角度に位置決めする。
バヨネット爪47a〜cには、複数の電気信号接点48が設けられている。この電気信号接点48は、ボディ側マウント部13の電気信号接点31に合わせた位置に設けられており、レンズユニット12がカメラボディ11に装着されたとき、接点31、48がそれぞれ互いに接触して接続状態なり、電気信号の授受が可能となる。また、バヨネット爪47a〜cには、グランド部材27のテーパー面27cに合わせて傾斜したテーパー面50が形成されており、このテーパー面50をグランド部材27のテーパー面27cに合わせるようにして位置決めを行うことができる。
グランド接点49は、電気信号接点48から一定の間隔を置いた位置、本実施形態では、マウント本体46の略中央部に設けられている。このグランド接点49は、レンズユニット12がカメラボディ11に装着されたとき、カメラボディ11のグランド部材27と接触する。グランド接点49には、レンズユニット12に内蔵された各電子部品や制御回路などのグランドが接続されている。よって、グランド接点49とグランド部材27とが接触状態となったとき、レンズユニット12の各電子部品や制御回路などのグランドがメイン基板32のグランドパターンと電気的に接続した状態となる。
なお、レンズユニット12には、撮影レンズ51、撮像素子としてのCCD52、このCCD52から取得した撮像信号に基づいて画像データを形成する処理回路や、レンズユニットの各部を制御する制御回路などが設けられた回路基板などが内蔵されている。撮影レンズ51を通してCCD52に結像された被写体光が、CCD52によって撮像信号に光電変換される。そしてこの撮像信号に基づいて信号処理回路で形成された画像データは、接点31,48を介してカメラボディ12へ転送され、記憶媒体に記憶される。
レンズユニット12をカメラボディ11に装着するときには、バヨネット爪22a〜cの間にバヨネット爪47a〜cを通して、マウント本体46とベース部材21とを当接状態とし、この当接状態を保持したままレンズユニット12を光軸の回りに回転動作する。回転されたレンズユニット12は、回転規制突起部47dがバヨネット爪22aに当接することによって回転が規制され、所定の角度位置で停止する。なお、このときロックピン29が係合穴43に進入してロックされる。所定の角度位置で回転が規制されたマウント部13,14は互いのバヨネット爪22a〜c,47a〜cが噛み合った状態となる。これによってレンズユニット12は装着状態となる。
本実施形態を適用したマウントキャップ60を以下に説明する。マウントキャップ60は、詳しくは図5及び図6に示すように、キャップ本体61、弾性部材62、爪部材63、及び止めネジ64から構成される。このマウントキャップ60は、ボディ側マウント部13に取り付けられる。
キャップ本体61は、図6に示すように、ボディ側マウント部13のベース部材21よりも一回り大きい直径の円盤状に形成されており、カメラボディ11に装着されたとき、ボディ側マウント部13を覆い隠す。また、キャップ本体61には、弾性部材62に嵌合する嵌合突起部61aと、ネジ穴61bとが形成されている。
爪部材63は、円筒部71と、この円環部71の周縁から突出するバヨネット爪72a〜cと、バヨネット爪72aの一端部から連続する回転規制突起部72dと、バヨネット爪72a〜cとは所定の間隔を置いて位置する円盤状のベース部73とが一体に形成されている。この爪部材63は、レンズ側マウント部14のバヨネット爪47a〜cと同様の形状及び位置に、バヨネット爪72a〜cが形成されているため、マウントキャップ60はレンズユニット12と同様の装着動作でカメラボディ11に装着することができる。また、バヨネット爪72a〜cには、バヨネット爪47a〜cと同様に位置決め用のテーパー面50が形成されている。ベース部73には、ロックピン26と係合する係合穴73aが形成されている。そして、マウントキャップ60を装着状態とするとロックピン26が係合穴73aに係合してロックされ、ロック解除ボタン30を押圧するとロックピン29が退避してロックが解除される。またベース部材73には、ネジ穴73bが形成されている。
弾性部材62は、円盤部74と、この円盤部74の略中央から突出する突出部75と、円盤部74の周縁部且つ突出部75と同じ面から突出する円環状のリブ76とが一体に形成されている。また、円盤部74には、止めネジ64が挿通される貫通穴74aと、突出部75及びリブ76とは反対側の面から、突出部75の内部まで切り欠かれた開口部77が形成されている。なお、弾性部材としては、弾性を有し、且つ所定の形状に成形可能な材料から形成されていればよく、例えば、ゴム、エラストマなどからなる。リブ76は、ボディ側マウント部13のベース部材21の直径とほぼ同じ寸法に形成されており、突出部75は、グランド部材27の位置及び大きさに合わせて形成されている。
マウントキャップ60を組み立てるときには、弾性部材63の突出部75を爪部材63の円環部71の内周面に嵌合させるとともに、弾性部材62のリブ76の内周に爪部材63のベース部73を嵌合させる。さらに、弾性部材62の開口部77にキャップ本体61の嵌合突起部61aを嵌合させて、爪部材63とキャップ本体61の間に弾性部材62を挟みこんだ状態として、貫通穴74aに止めネジ64を挿通させるとともに、止めネジ64をネジ穴61b,73bに螺合させて共締めすることにより一体化し、マウントキャップ60が組み立てられる。なお、マウントキャップ60の構成としては上述したようなネジ止めによって組み立てを行うものに限らず、接着剤や、部品同士の凹凸の嵌合で固着して組み立てるようにしてもよい。
本実施形態のマウントキャップ60をカメラボディ11に装着とするときには、先ず、グランド部材27に弾性部材63の突出部75を当接させる(図7に示す状態)。なお、このとき、バヨネット爪72a〜cのテーパー面50をグランド部材27のテーパー面27cに合わせて当接させているため、マウントキャップ60が位置決めされ、突出部75とグランド部材27とが確実に当接した状態となる。
そして、図7の状態から、バヨネット爪22a〜cの間にバヨネット爪72a〜cを通してマウントキャップ60を押し込むと、突出部75がバリア部材26及びグランド部材27を押圧し、コイルバネ28の付勢に抗してグランド部材27とともにバリア部材26が退避位置へ移動する。そして、弾性部材63のリブ76が、ボディ側マウント部11のベース部材21に当接するまでマウントキャップ60が押し込まれる。このとき、リブ76は、キャップ本体61とベース部材21との間に挟まれるため軸方向に押圧を受けて若干潰れるように収縮する。よって、リブ76はベース部材21に密着した状態となる。そして、リブ76とベース部材21の密着状態を保持したままマウントキャップ60を回転方向Aに沿って回転させると、バヨネット爪22a〜c、及びバヨネット爪72a〜cが互いに噛み合ってマウントキャップ60がボディ側マウント部11に装着される(図8に示す状態)。このようにしてマウントキャップ60がカメラボディ11に装着状態となったとき、リブ76がベース部材21に密着しているため、ベース部材21の開口部はマウントキャップ60によって密閉された状態となり、ボディ側マウント部13やカメラボディ11の内部への塵埃の進入を確実に防止することができる。また、同時に突出部75がグランド部材27に密着しているので、グランド部材27に付着した塵埃を除去し、マウント13の内部に堆積したり、カメラボディ11内部へ進入することを防ぐことができる。
なお、上記第1の実施形態においては、マウントキャップをボディ側マウント部に密着させることで塵埃を防ぐ構成としているが、本発明は、これに限るものではなく、以下に説明する本発明の第2実施形態では、マウント部に付着した塵埃をマウントキャップを回転動作することによって取り除くことで内部への塵埃の進入を防ぐ構成を例示する。なお、本実施形態のマウントキャップを装着するカメラボディ及びレンズユニットとしては、上記第1実施形態と同じものを使用する。本実施形態のマウントキャップ80は、図9に示すように、キャップ本体81、爪部材82、摺動突起部83、吸着体84とからなる。キャップ本体81は、ボディ側マウント部13のベース部材21の外径に合わせて形成されている。爪部材82は、レンズ側マウント部14と略同形状のバヨネット爪86a〜cと、回転規制突起部86dと、マウント本体87とが一体に形成されており、キャップ本体81と固着されている。また、バヨネット爪86a〜cは、レンズユニット12のバヨネット爪47a〜cと同様に、カメラ側マウント部13と位置決めするためのテーパー面50が形成されている。
吸着体84は、円盤形状に形成され、爪部材82の略中央部に位置し、その周辺を囲むように摺動突起部83が配置されている。これら吸着体84及び摺動突起部83は、ボディ側マウント部13のグランド部材27に合わせた位置に設けられている。摺動突起部83は、回転軸CLを中心にして渦巻を巻くように、すなわち、回転方向Aにおいて、徐々に中心に向かって近接していくように配置された円弧状に形成されている。これによって、摺動突起部83をグランド部材27に当接させた状態で回転方向Aに回転させると、グランド部材27に付着した塵埃を取り除き、且つ摺動突起部83の円弧に沿って渦巻の中心、すなわち吸着体84へと塵埃を誘い込むことができる。なお、吸着体84としては、塵埃等を吸着保持しやすいように、粘着性を有する樹脂などから形成される。
本実施形態の作用について以下に説明する。マウントキャップ80をカメラボディ11に装着するときには、バヨネット爪22a〜cの間にバヨネット爪86a〜cを通して、摺動突起部83がバリア部材26及びグランド部材27を押圧し、コイルバネ28の付勢に抗してグランド部材27とともにバリア部材26が退避位置へ移動する。そして、マウント本体87とベース部材21が当接した状態でマウントキャップ80を回転方向Aに沿って回転させると、バヨネット爪22a〜c、及びバヨネット爪86a〜cが互いに噛み合ってマウントキャップ80がボディ側マウント部13に装着される。このとき、上述したように摺動突起部83がグランド部材27の表面を摺動してグランド部材に付着した塵埃を取り除き、且つ吸着体84へと塵埃を誘い込む。そして摺動突起部83によって中心に集められた塵埃は吸着体84によって吸着され、一箇所に集められる。このようにして装着動作ごとにグランド部材に付着するゴミを取り除き、吸着体84に集めることができるため、カメラボディ11の内部へと塵埃が進入することを防ぐことができる。
なお、本発明は上記第1および第2の実施形態に限定されるものではなく、以下で説明する第3の実施形態においては、上記第1及び第2の実施形態の構成を組み合わせた構成を例示する。この第3の実施形態を適用したマウントキャップを図10に示す。このマウントキャップ100は、キャップ本体61、爪部材62、弾性部材103、吸着体104、止めネジ64からなる。なお、上記第1実施形態と同様の部品・部材を使用しているものについては同符号を付して説明を省略する。吸着体104は、弾性部材102に固着されており、キャップ本体61、爪部材62、及び弾性部材102を上記第1実施形態と同様にネジ止めすることによってマウントキャップ100が組み立てられる。
本実施形態の弾性部材102は、円盤部106、リブ107、突出部108とともに摺動突起部109が一体に形成されている。摺動突起部109は、突出部108の先端から一体に形成され、上記第2の実施形態の摺動突起部83と同様の形状をしており、摺動突起部83と同様にグランド部材27に合わせた位置に配され、グランド部材27の表面を摺動するときに塵埃を中心に集める。そして、突出部108の略中央には、円盤形状の吸着体104が設けられており、摺動突起部109によって集められた塵埃などが吸着される。さらに、弾性部材102には、上記第1実施形態同様にリブ107が設けられているため、マウントキャップ100をカメラボディ11に装着すると、リブ107がベース部材21に密着し、塵埃の進入を防ぐことができる。
なお、上記第3実施形態においては、摺動突起部83、109の略中央に円盤状の吸着体84,104を配置しているが、吸着体の配置及び形状はこれに限るものではなく、例えば図11に示すマウントキャップ110のように、摺動突起部109の中心に位置する円盤状の凸部111を弾性部材103と一体に形成し、この凸部111の外周面に円筒状の吸着体114を設ける。なお、吸着体114は、例えば凸部111の外周面に接着するなどして固定される。これによって、上記第2、第3実施形態と同様に摺動突起部109が集めた塵埃を吸着体114によって集めることができる。
デジタルカメラの構成を示す斜視図である。 本発明を適用したマウントキャップ及びカメラボディを示す斜視図である。 カメラボディのマウント部の構成を示す平面図である。 レンズユニットのマウント部周辺の構成を示す斜視図である。 マウントキャップをマウント側から見た斜視図である。 マウントキャップの構成を示す分解斜視図である。 装着動作中のマウントキャップ及びカメラボディの状態を示す要部断面図である。 装着状態のマウントキャップ及びカメラボディの状態を示す要部断面図である。 第2実施形態を適用したマウントキャップのマウント部周辺の構成を示す斜視図である。 第3実施形態を適用したマウントキャップをカメラボディに装着した状態を示す要部断面図である。 第3実施形態の変形例を示す要部断面図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
11 カメラボディ
12 レンズユニット
13 ボディ側マウント部
14 レンズ側マウント部
15,80,100,110 マウントキャップ
62,103 弾性部材
83,109 摺動突起部
84,104 吸着体

Claims (3)

  1. 撮影レンズ及び撮像素子を内装するレンズユニットが着脱自在に装着される略円環状のマウント本体、このマウント本体に近接する位置に設けられ、前記レンズユニットと電気信号の授受を行う電気信号接点、前記マウント本体の開口部を塞ぐバリア部材、及びこのバリア部材に固定され、前記レンズユニットのグランド接点と接触するグランド部材を設けたボディ側マウント部を備えるカメラボディに対して前記レンズユニットが取り外されたとき、前記ボディ側マウント部に装着されて前記電気信号接点及び前記カメラボディ内部を保護するマウントキャップにおいて、
    前記マウント本体の外形に合わせた略円環状のリブと、前記グランド部材の位置及び形状に合わせた突出部とを一体に形成した弾性部材と、前記マウント本体と着脱自在に結合するキャップ側マウント部と、前記弾性部材及び結合部が固着されたキャップ本体とからなり、前記リブを前記マウント本体に密着させるとともに、前記マウント本体の開口部を通して前記突出部を前記グランド部材に当接させた状態で前記キャップ側マウント部を前記ボディ側マウント部に結合させることを特徴とするマウントキャップ。
  2. 前記キャップ側マウント部は、前記マウント本体の内部へ挿入する挿入動作の後、前記マウント本体に対して回転させる回転動作を行うことによって前記マウント本体と結合状態となり、前記弾性部材は、前記突出部の略中央に塵埃を吸着する吸着体が設けられるとともに、前記吸着体の周囲且つ前記グランド部材に合わせた位置に配された摺動突起部が前記突出部の先端から一体に形成されており、前記回転動作を行うときに前記摺動突起部が前記グランド部材に対して摺動することで前記グランド部材の表面に付着した塵埃を取り除いて前記吸着体へ誘い込むことを特徴とする請求項1記載のマウントキャップ。
  3. 撮影レンズ及び撮像素子を内装するレンズユニットが着脱自在に装着される略円環状のマウント本体、このマウント本体に近接する位置に設けられ、前記レンズユニットと電気信号の授受を行う電気信号接点、前記マウント本体の開口部を塞ぐバリア部材、及びこのバリア部材に固定され、前記レンズユニットのグランド接点と接触するグランド部材を設けたボディ側マウント部を備えるカメラボディに対して前記レンズユニットが取り外されたとき、前記ボディ側マウント部に装着されて前記電気信号接点及び前記カメラボディ内部を保護するマウントキャップにおいて、
    前記マウント本体の内部に挿入する挿入動作後、前記マウント本体に対して回転させる回転動作を行うことによって前記マウント本体と結合するキャップ側マウント部、塵埃なを吸着する吸着体と、この吸着体の周囲且つ前記グランド部材に合わせた位置に設けられた摺動突起部とを備え、前記回転動作を行うときに前記摺動突起部が前記グランド部材に対して摺動することで前記グランド部材の表面に付着した塵埃を取り除いて前記吸着体へ誘い込むことを特徴とするマウントキャップ。
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