JP2008014035A - ブラインド取付構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】工具等を使うことなく壁や天井等へのブラインドの着脱を簡単に行うことができ、かつ小型化が可能なブラインド取付構造体を提供する。
【解決手段】天井1にタッピングビス1aで固定されるホルダ30と、ホルダ30に収納されるナット40とネジ部22によって結合されるソケット20と、円形断面を有すると共にブラインド2の上端部に取り付けられ、ソケット20と着脱自在に係合されるプラグ10とを具備する。プラグ10の外周面には溝14が形成され、ソケット20には、コイルばね26の付勢力に抗してソケット20の下面に形成された係合孔にプラグ10を押し込むことで溝14に係合するロックプレート24が設けられる。このロックプレート24は、操作部材24cと係合部材24dとから構成され、プラグ10とソケット20との係合状態は、コイルばね26の付勢力に抗して係合部材24dを径方向に移動させると解除される。
【選択図】図2
【解決手段】天井1にタッピングビス1aで固定されるホルダ30と、ホルダ30に収納されるナット40とネジ部22によって結合されるソケット20と、円形断面を有すると共にブラインド2の上端部に取り付けられ、ソケット20と着脱自在に係合されるプラグ10とを具備する。プラグ10の外周面には溝14が形成され、ソケット20には、コイルばね26の付勢力に抗してソケット20の下面に形成された係合孔にプラグ10を押し込むことで溝14に係合するロックプレート24が設けられる。このロックプレート24は、操作部材24cと係合部材24dとから構成され、プラグ10とソケット20との係合状態は、コイルばね26の付勢力に抗して係合部材24dを径方向に移動させると解除される。
【選択図】図2
Description
本発明は、ブラインド取付構造体に係り、特に、工具等を使うことなく壁や天井等へのブラインドの着脱を簡単に行うことができ、かつ小型化が可能なブラインド取付構造体に関する。
従来から、壁や天井等にブラインドを取り付けるためのブラケットにおいて、ブラインドの交換や掃除等で着脱作業が行われることを考慮して、着脱作業をより容易にした構造が知られている。
特許文献1には、ブラインドが収納されるケースの上面部にレール状の支持部材を取り付けると共に、天井面に磁石等で吸着されるブラケット本体を設け、前記レール状の支持部材とブラケット本体とを結合させるようにしたブラケットの構成が開示されている。前記ブラケット本体には、水平方向に所定の角度旋回させることで前記支持部材との係合・非係合状態が切り替わる係合爪が形成されているので、ブラケット本体を天井面に吸着させたまま所定の角度旋回させることでブラインドの着脱が可能となる。
また、特許文献2には、ブラインドが収納されるケースの側面部に支持部を形成すると共に、壁面にビス等で固定され、前記支持部を挟み込んで保持するための可動支持片が取り付けられたブラケット本体を設け、前記支持部とブラケット本体とを結合させるようにしたブラケットの構成が開示されている。該構成においては、可動支持片の回動動作を規制するスリーブ部材を摺動させて可動支持片の回動動作を開放することでブラインドの着脱が可能となる。
特開2000−73677号公報
特開平7−269249号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、ブラインドの重量を安定的に支持可能な吸着力を得るために、磁石等を使用したブラケット本体が大型化しやすかった。また、ブラインドを着脱する度にブラケット本体を旋回動作させる必要があり、着脱操作がわずらわしいという課題があった。
また、特許文献2の技術では、ブラケット本体に対して外方に回動動作する可動支持片を有するので、ブラケット本体が大型化しやすく、これに伴って、壁等とブラインドとの間隔を狭くするのが難しくなるという課題があった。
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、工具等を使うことなく壁や天井等へのブラインドの着脱を簡単に行うことができ、かつ小型化が可能なブラインド取付構造体を提供することにある。
前記した目的を達成するために、本発明は、ブラインドを被取付部に着脱自在に取り付けるためのブラインド取付構造体において、被取付部に固定されるホルダと、前記ホルダに取り付けられるソケットと、前記ブラインドの一端に取り付けられ、前記ソケットと着脱自在に係合されるプラグとを具備し、前記プラグの外周面に係止部が形成されており、前記ソケットには、前記プラグを前記ソケットに形成された係合孔に付勢部材の付勢力に抗して押し込むことによって、前記プラグの係止部に係合する係合部材が設けられており、前記プラグと前記ソケットとの係合状態は、前記付勢部材の付勢力に抗して前記係合部材を径方向に移動させることで解除されるように構成されている点に第1の特徴がある。
また、ブラインドを被取付部に着脱自在に取り付けるためのブラインド取付構造体において、ブラインドの一端に固定されるホルダと、前記ホルダに取り付けられるソケットと、前記被取付部に取り付けられ、前記ソケットと着脱自在に係合されるプラグとを具備し、前記プラグの外周面に係止部が形成されており、前記ソケットには、前記プラグを前記ソケットに形成された係合孔に付勢部材の付勢力に抗して押し込むことによって、前記プラグの係止部に係合する係合部材が設けられており、前記プラグと前記ソケットとの係合状態は、前記付勢部材の付勢力に抗して前記係合部材を径方向に移動させることで解除されるように構成されている点に第2の特徴がある。
さらに、前記ソケットの一端にネジ部が形成され、前記ホルダには、前記ソケットのネジ部と螺合するナット部材が収納されており、前記ナット部材は、前記ホルダ内に回転不能であってかつ前記ホルダに形成された長孔の長さの範囲内で摺動可能に構成されている点に第3の特徴がある。
第1の発明によれば、被取付部に固定されるホルダと、ホルダに取り付けられるソケットと、ブラインドの一端に取り付けられ、ソケットと着脱自在に係合されるプラグとを具備し、プラグの外周面に係止部が形成されており、ソケットには、プラグをソケットに形成された係合孔に、付勢部材の付勢力に抗して押し込むことによってプラグの係止部に係合する係合部材が設けられており、プラグとソケットとの係合状態は、付勢部材の付勢力に抗して係合部材を径方向に移動させることで解除されるように構成されているので、天井等の被取付部側にホルダおよびソケットを固定しておき、ブラインド側にプラグを取り付けておくことによって、工具を使用せずにブラインドの着脱作業を行うことが可能となる。また、レール状の保持部材を使用する従来方式とは異なり、略円柱状のプラグと該プラグが挿入されるソケットとからなる構成であるので、ソケットおよびプラグの小型化を図ることができ、天井とブラインドとの間隔を狭めてブラインドの外観性を高めることが可能となる。また、簡単な構造でソケットを形成できるので、ブラインド取付構造体の製造コストを大幅に低減することが可能となる。さらに、工具を使わずにブラインドの着脱ができるので、天井とブラインドとの間隔を狭めた場合でも、着脱作業のしやすさを保つことができる。
第2の発明によれば、ブラインドの一端に固定されるホルダと、ホルダに取り付けられるソケットと、被取付部に取り付けられ、ソケットと着脱自在に係合されるプラグとを具備し、プラグの外周面に係止部が形成されており、ソケットには、プラグをソケットに形成された係合孔に付勢部材の付勢力に抗して押し込むことによってプラグの係止部に係合する係合部材が設けられており、プラグとソケットとの係合状態は、付勢部材の付勢力に抗して係合部材を径方向に移動させることで解除されるように構成されているので、ブラインド側にホルダおよびソケットを固定しておき、天井等の被取付部側にプラグを取り付けておくことによって、工具を使用せずにブラインドの着脱作業を行うことが可能となる。さらに、被取付部には小型なプラグが存在するのみなので、ブラインドを取り外した際の被取付部の外観性に与える影響を低減することができる。
第3の発明によれば、ソケットの一端にネジ部が形成され、ホルダには、ソケットのネジ部と螺合するナット部材が収納されており、ナット部材は、ホルダ内に回転不能であってかつホルダに形成された長孔の長さの範囲内で摺動可能に構成されているので、ブラインドを天井等の被取付部に取り付けた状態で取付位置の微調整を行うことができ、さらに、交換前のブラインドと交換後のブラインドとでプラグの取付位置に若干のずれが生じていた場合でも、このずれを吸収して容易に取付作業を行うことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るブラインド取付構造体が適用されたブラインド2の斜視図である。被取付部としての天井1に取り付けられるブラインド2は、薄板状のスラット4が水平方向に配設された周知の横型ブラインドである。ヘッドボックス3とボトムレール5との間に複数配設されるスラット4は、ボトムレール5を吊り下げると共にスラット4を貫通する昇降コード6に対して、スラット4の側端部に接するように配設された2本のラダーコード7によって所定の位置に保持されている。ヘッドボックス3の一端部には、ブラインド2の状態を変更するためのチルトポール8が取り付けられている。このチルトポール8は、その軸方向に回転させると前記ラダーコード7が駆動されてスラット4の傾きが変更され、また、チルトポール8の下端部に取り付けられた短筒状のイコライザ9を図示下方に牽引すると、前記昇降コード6が上方に引かれてボトムレール5が上昇するように構成されている。
本実施形態に係るブラインド取付構造体は、ヘッドボックス3の上面に取り付けられたプラグ10、該プラグ10を着脱自在に保持するソケット20、該ソケット20と連結されると共に天井1にネジ等で固定されるホルダ30とから構成されている。本実施形態においては、2セットのブラインド取付構造体が使用されているが、この個数はブラインド2の重量等により任意に増減することができる。また、本発明に係るブラインド取付構造体は、複数のスラットを鉛直方向に配設した縦型タイプのブラインドや、シートタイプのスクリーン、巻き取り式のすだれ等にも同様に適用することが可能である。
図2は、本発明の一実施形態に係るブラインド取付構造体の構成を示す一部断面正面図であり、図3は、前記ホルダ30の上面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。図2では、ボトムレール5を上昇させることで複数のスラット4が互いに近接した状態を示している。ブラインド2のヘッドボックス3は、薄板状の軽金属や樹脂等から形成される箱状物であり、前記プラグ10は、ヘッドボックス3の裏面側からワッシャ51を介して取付ネジ50を螺合することでヘッドボックス3に回動不能に取り付けられている。一方、天井側には、タッピングネジ1aによってホルダ30が固定されている。該ホルダ30は、図示上方の一面が開放された箱状の本体部31と、該本体部31に連結された延出部32とから構成されており、前記タッピングネジ1aは、延出部32に形成された貫通孔32aを通って天井1にねじ込まれている。
ホルダ30の本体部31には、ナット40およびワッシャ41が収納されている。このナット40は、本体部31の内部で回転不能かつ延出部32の延出方向に摺動可能となるように保持されている。そして、ワッシャ41が接する箱状部の底面には、延出部32が延出される方向を長手方向とする長孔31aが形成されており、ナット40のネジ孔40aにネジ等が螺合された状態でも、ナット40が前記長手方向に摺動可能となるように構成されている。なお、本実施形態に係るホルダ30は、延出部32の延出方向が前記ヘッドボックス3の長手方向と合致するように天井1に取り付けられることとなる。また、ナット40は、本実施形態で示すような正6角形断面を有するものに限られず、円盤状部材の円周面に略平行な2面を形成したものや、直方体部材等への種々の変形が可能である。
そして、ホルダ30とプラグ10との間には、ホルダ30に連結され、かつプラグ10を着脱自在に保持するソケット20が配設されている。本実施形態に係るソケット20は、6角柱形状とされるソケットボディ21の上端に前記ナット40と螺合されるネジ部22が形成されると共に、ソケットボディ21を水平方向に貫通するスリット23に薄板状のロックプレート24が挿入された構成とされている。本実施形態に係るプラグ10は、ソケットボディ21に形成された係合孔(図6参照)に鉛直方向下方から挿入する略円柱状の部材であり、レール状の保持部材等を使用する従来方式に比して大幅な小型化が達成されている。
なお、プラグ10およびソケット20の保持構造の詳細は後述するが、プラグ10をソケットボディ21の係合孔に押し込むと、ソケットボディ21に内装される施錠手段としてのロックプレート24の係合部材24d(図8参照)が、プラグ10に形成されている係止部としての溝14と係合し、プラグ10が安定的に保持されるように構成されている。したがって、ブラインド2の取付作業は、ホルダ30およびソケット20を天井1に固定すると共に、プラグ10をヘッドボックス3に取り付けておけば、ブラインド2全体を持ち上げて、プラグ10とソケット20とが係合するように天井1の方向に押し込むのみで完了することとなる。これにより、重量物であるブラインド2を取付位置まで持ち上げた状態でタッピングネジを締める等の煩雑な作業が不要となり、着脱作業を簡単かつ安全に行うことが可能となる。
なお、本発明に係るブラインド取付構造体は、第2実施形態として、天井1にプラグ10を固定すると共に、ソケット20と連結されるホルダ30をブラインド2のヘッドボックス3に取り付けた構成とすることができる。前記実施形態に対して構成部品の順序を上下逆とした該構成によれば、天井1側にはプラグ10が存在するのみとなるので、ブラインド2を取り外した際の天井1の外観性に与える影響を低減することができる。また、本発明に係るブラインド取付構造体は、その変形例として、ソケット20を天井1に固定し、プラグ10と連結されたホルダ30をブラインド2のヘッドボックス3に取り付けた構成とすることができ、さらに、第2変形例として、プラグ10と連結されたホルダ30を天井1に固定し、ソケット20をブラインド2のヘッドボックス3に取り付けた構成とすることが可能である。
図4は、本発明の一実施形態に係るブラインド取付構造体の構成を示す一部断面側面図である。この図では、ヘッドボックス3の長手方向から見た状態を示している。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。前記したように、ソケットボディ21のネジ部22と螺合されるナット40は、天井1に固定されるホルダ30に対して回転不能に保持されているので、ホルダ30とソケット20との結合は、ソケットボディ21を回動させることで行うことができる。本実施形態では、ソケットボディ21が6角柱形状であるので、スパナ等の工具によって容易に締め付けることが可能である。なお、ソケットボディ21の形状は、本実施形態に示した6角柱状に限られず、各種の工具で掴みやすい多角形状とするほか、着脱時にのみ使用する専用工具が嵌合される溝や孔等を形成したり、さらには、素手での締め付けを可能とするレバー部材を取り付ける等の種々の変形が可能である。
また、ソケット20は、ホルダ30の本体部31に長孔31a(図3参照)が形成されているので、強固に締結する前の仮締め状態であれば、長孔31aの長さの範囲内で摺動可能である。これにより、ヘッドボックス3の長手方向、換言すれば、ブラインド2の横方向の取付位置を微調整できるほか、交換前のブラインドと交換後のブラインドとでプラグ10の取付位置に若干のずれが生じていた場合でも、このずれを吸収して容易に取付作業を行うことが可能となる。なお、プラグ10とソケット20との保持構造の詳細は後述するが、この両者は、係合後でも互いに回動可能であるので、プラグ10とソケット20とを係合させた状態、すなわち、ブラインド2を天井1に取り付けた状態で微調整を行い、さらに、そのままソケット20の本締め作業をすることが可能である。
図5(a),(b)は、それぞれ、本発明の一実施形態に係るプラグ10の正面図および一部断面側面図である。真鍮等の金属や樹脂等で形成されるプラグ10の本体部11は、傾斜部13を挟んで小径部12と大径部17とが形成された形状とされている。前記大径部17の外径部には、小径部12とほぼ同外径を有する底面14aと、軸方向に垂直な側端面14b,14bとから構成され、前記ロックプレート24が係合する溝14が形成されている。また、小径部12の端面には直線状の溝15が形成されており、この溝15にマイナスドライバ等を係合させることによって、ネジ孔16に螺合されると共に、ヘッドボックス3にプラグ10を固定する取付ネジ50(図4参照)の本締めを容易に行うことができる。
図6(a),(b)は、それぞれ、ソケット20の断面図(図2のC−C線断面図)および正面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。ソケットボディ21の略中央には、プラグ10の形状に合わせて、小径部28aおよび大径部28bとからなるプラグ係合孔28が形成されている。前記したように、ソケットボディ21の軸方向と垂直方向に貫通するスリット23に、前記大径部28bとほぼ同径の貫通孔24aを有するロックプレート24が摺動可能に挿入されている。このロックプレート24には、ソケットボディ21の収納孔25に収められた付勢部材としてのコイルばね26によって常に図示上方への付勢力が与えられると共に、ソケットボディ21の軸方向に圧入された2本の規制ピン27によって図示の位置より上方に摺動できないように構成されている。したがって、ロックプレート24に外力が加えられない状態では、前記貫通孔24aの端面が大径部28bの径方向内側に突出した状態が保持されることとなる。なお、付勢部材としてのコイルばね26は、板ばねや樹脂製の弾性体等への変更が可能である。
図7(a),(b)は、それぞれ、ソケット20にプラグ10が係合した時のソケット20の断面図および図7(a)のA−A線断面図である。また、図8(a),(b)は、それぞれ、図7の状態からロックプレート24を押圧してプラグ10をソケット20から取り外す時の状態を示す断面図および図8(a)のB−B線断面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。ロックプレート24には、前記規制ピン27が貫通する長孔24bが形成されており、ロックプレート24の摺動可能範囲は、この長孔24bの形状により定められる。
そして、ソケット20にプラグ10を係合させる際には、プラグ10の傾斜部13がロックプレート24の貫通孔24aの端面に当接する位置から、さらにコイルばね26の付勢力に抗して押し込むことで、傾斜部13に沿ってロックプレート24が摺動された後、図7に示すように、溝14と貫通孔24aの端部とが係合されることとなる。一方、ソケット20からプラグ10を取り外す際には、ロックプレート24の外方からコイルばね26の付勢力に抗する力で押圧して図8のようにロックプレート24を摺動させて係合状態を解除すれば、ソケット20からプラグ10を容易に引き抜くことができる。本実施形態に係る施錠手段としてのロックプレート24は、操作部材24cと係合部材24dとを一体的に形成した構成とされている。そして、前記操作部材24cをソケット20の径方向内側にコイルばね26の付勢力に抗して押すことでロックプレート24全体が径方向に移動して、プラグ10と係合部材24dとの係合状態が解除されることとなる。前記操作部材24cと係合部材24dとは別体に構成されてもよい。
プラグ10の軸方向に対して垂直方向にロックプレート24を係合させるこのような係合機構は、プラグ10とソケット20との間に発生する引っ張り応力に対して強固な構造であるので、プラグ10とソケット20との間に引っ張り応力のみが働く、すなわち、重量物であるブラインド2を天井1に取り付けるためのブラケットに好適な構造である。また、プラグ10およびソケット20が、従来方式に比して大幅に小型化できるので、天井1とブラインド2との間隔を狭めることが可能となる。さらに、ブラインド2は、ロックプレート24を押圧するのみで取り外すことができるので、天井1とブラインド2との間隔を狭く設定した場合でも、ブラインド2の着脱性に悪影響を与えることがない。
上記したように、本発明に係るブラインド取付構造体によれば、工具を使用することなくブラインドの着脱を簡単に行うことが可能となる。また、ソケットおよびプラグの構造が簡単なので、ソケットおよびプラグの小型化を図ることができ、天井とブラインドとの間隔を狭めることが容易となる。また、工具を使わずにブラインドの着脱ができるので、天井とブラインドとの間隔を狭めた場合でも、着脱作業のしやすさを保つことができる。さらに、ソケットおよびプラグの構造が簡単で部品点数が少なく、かつ両者の小型化が図られることにより、ブラインド取付構造体の製造コストが大幅に低減される。また、ソケットおよびプラグと共に、天井に取り付けられるホルダも小型化されるので、ブラインド取付構造体全体が目立たなくなり、ブラインドの外観性を向上させることができるようになる。
なお、ホルダ、ソケット、プラグ等の形状や材質、ブラインド取付構造体の配設位置等は、上記した実施形態に限られず、種々の変形が可能であることは勿論である。例えば、ソケットの構造は、前記実施形態に示した係合部材による係合状態が、係合部材の摺動方向とは異なる方向に作動するレバー等の操作で解除される構造としたり、また、径方向に移動する鋼球によって係合状態を発生させると共に、ソケットの軸方向に摺動するスリーブ部材によって解除する構造等に変形することが可能である。
1…天井(被取付部)、1a…タッピングビス、2…ブラインド、3…ヘッドボックス、4…スラット、5…ボトムレール、10…プラグ、14…溝(係止部)、20…ソケット、21…ソケットボディ、22…ネジ部、23…スリット、24…ロックプレート、24c…操作部材、24d…係合部材、30…ホルダ、31…本体部、40…ナット
Claims (3)
- ブラインドを被取付部に着脱自在に取り付けるためのブラインド取付構造体において、
被取付部に固定されるホルダと、
前記ホルダに取り付けられるソケットと、
前記ブラインドの一端に取り付けられ、前記ソケットと着脱自在に係合されるプラグとを具備し、
前記プラグの外周面に係止部が形成されており、
前記ソケットには、前記プラグを前記ソケットに形成された係合孔に付勢部材の付勢力に抗して押し込むことによって、前記プラグの係止部に係合する係合部材が設けられており、
前記プラグと前記ソケットとの係合状態は、前記付勢部材の付勢力に抗して前記係合部材を径方向に移動させることで解除されるように構成されていることを特徴とするブラインド取付構造体。 - ブラインドを被取付部に着脱自在に取り付けるためのブラインド取付構造体において、
ブラインドの一端に固定されるホルダと、
前記ホルダに取り付けられるソケットと、
前記被取付部に取り付けられ、前記ソケットと着脱自在に係合されるプラグとを具備し、
前記プラグの外周面に係止部が形成されており、
前記ソケットには、前記プラグを前記ソケットに形成された係合孔に付勢部材の付勢力に抗して押し込むことによって、前記プラグの係止部に係合する係合部材が設けられており、
前記プラグと前記ソケットとの係合状態は、前記付勢部材の付勢力に抗して前記係合部材を径方向に移動させることで解除されるように構成されていることを特徴とするブラインド取付構造体。 - 前記ソケットの一端にネジ部が形成され、
前記ホルダには、前記ソケットのネジ部と螺合するナット部材が収納されており、
前記ナット部材は、前記ホルダ内に回転不能であってかつ前記ホルダに形成された長孔の長さの範囲内で摺動可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のブラインド取付構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006186933A JP2008014035A (ja) | 2006-07-06 | 2006-07-06 | ブラインド取付構造体 |
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JP2006186933A JP2008014035A (ja) | 2006-07-06 | 2006-07-06 | ブラインド取付構造体 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CZ303430B6 (cs) * | 2008-06-12 | 2012-09-12 | Isotra, A. S. | Uchycení nosného profilu stínicích zarízení, zejména žaluzií, k rámu |
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2006
- 2006-07-06 JP JP2006186933A patent/JP2008014035A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CZ303430B6 (cs) * | 2008-06-12 | 2012-09-12 | Isotra, A. S. | Uchycení nosného profilu stínicích zarízení, zejména žaluzií, k rámu |
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