JP2008010127A - ビデオカメラ、記録媒体保護方法、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

ビデオカメラ、記録媒体保護方法、プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】落下状態や衝撃の誤検出によって不用意に撮影が中断されないようにすることができると共に、記録媒体の記録データと管理情報とに矛盾が生じる可能性を減じることができるビデオカメラを提供する。
【解決手段】このビデオカメラは、3次元加速度センサ127の検出結果を、ハードディスクドライブ119へのデータの書き込みが行われていない場合は無効(ステップS209、ステップS214)として、記録媒体保護手段を動作させるための判定処理を制限している。従って、ハードディスクドライブ119へのデータ書き込みが行われている間のみ、3次元加速度センサ127の検出結果が有効(ステップS205、ステップS210)となって、記録媒体保護手段を動作させるための判定処理を実行することが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、デジタルビデオカメラに関し、特に、大容量の記録容量を持つ固定記録媒体であるハードディスクドライブ(HDD)を映像の記録媒体として用いたビデオカメラ、記録媒体保護方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
近年のデジタルビデオカメラにおいては、映像の記録媒体として、磁気テープに加え、DVD等の光ディスクを用いたものがある。光ディスクは、ランダムアクセスが可能で、記録された映像の呼び出し・頭出しが容易であると共に、記録時にそれ以前に記録した内容を上書きしてしまう心配がないなどの利点がある。
しかし、デジタルビデオカメラに用いるDVDメディアは、直径が8cmで、容量が1.4ギガバイトと少ない。このため、一般的な記録レートである6メガビット/秒の記録条件では約30分しか記録することができず、長時間モードである3メガビット/秒の記録条件では1時間の記録ができるが、画質が相当劣化してしまう。また、高画質モードの9メガビット/秒の記録条件では、20分しか記録することができず、旅行や運動会、学芸会などのイベントでまとまった撮影をしようとする場合、複数枚のメディアを用意しなければならない。
このような事情から、最近のデジタルビデオカメラでは、映像の記録媒体として大容量の記録媒体であるハードディスクドライブ(HDD)を用いたものがある。ハードディスクドライブは、1.8インチ径のディスクで30GBもの大容量を有するため、一般的な記録レートである6メガビット/秒の記録条件で10時間40分の記録を実現している。
ところで、ハードディスクドライブを扱う上での難点としては、衝撃や振動に対する弱さがある。即ち、ハードディスクドライブはディスク面に対して磁気ヘッドが回転気流によって浮いた構造であるため、万一衝撃や振動等によって磁気ヘッドがディスク面に接触してディスク面を傷つけてしまうと、その部分のデータの読み書きができなくなる場合がある。
そこで、従来においては、デジタルビデオカメラに落下状態を検出するセンサを内蔵し、該センサが撮影中にカメラ本体が落下状態であることを検出すると、カメラ本体の電源をシャットダウンする技術が提案されている。また、デジタルビデオカメラに内蔵した衝撃検出用のセンサが撮影中に衝撃を検出すると、ハードディスクドライブの磁気ヘッドをディスク上の安全領域であるシッピングゾーンに退避させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−315497号公報
しかし、上記従来のデジタルビデオカメラにおいては、センサがカメラ本体の落下状態を検出すると、電源がシャットダウンするため、記録中のデータに関する管理情報が記録されず、ディスクに記録されている実データと管理情報とに矛盾が生じてしまう。また、カメラ本体が実際に落下していない場合や衝撃を受けていない場合でも、振動を受けるとセンサが落下状態や衝撃を誤検出して、撮影が中断されてしまう可能性がある。
そこで、本発明は、記録媒体を衝撃から保護することができるのは勿論のこと、落下状態や衝撃の誤検出によって不用意に撮影が中断されないようにすることができると共に、記録媒体の記録データと管理情報とに矛盾が生じる可能性を減じることができるビデオカメラ、記録媒体保護方法、プログラムおよび記憶媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のビデオカメラは、被写体を撮影する撮像手段からの画像データを記録媒体に記録するビデオカメラにおいて、落下状態又は衝撃を検出する落下検出手段と、該落下検出手段の検出結果に基づいて、前記記録媒体を衝撃から保護する記録媒体保護手段を動作させるか否かを判定する判定手段と、前記記録媒体が前記画像データの書き込み又は読み出しを行っているか否かを監視するとともに、該記録媒体が前記画像データの書き込み又は読み出しを行っていない場合に、前記記録媒体保護手段を動作させるための前記判定手段の判定処理を制限する制限手段と、を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の記録媒体保護方法は、ビデオカメラの撮像手段によって撮影された被写体の画像データを記録する記録媒体を衝撃から保護する記録媒体保護方法において、前記ビデオカメラの落下状態又は衝撃を検出する落下検出手段の検出結果に基づいて、前記記録媒体を衝撃から保護する記録媒体保護手段を動作させるか否かを判定する判定ステップと、前記記録媒体が前記画像データの書き込み又は読み出しを行っているか否かを監視するとともに、該記録媒体が前記画像データの書き込み又は読み出しを行っていない場合に、前記記録媒体保護手段を動作させるための前記判定ステップでの判定処理を制限する制限ステップと、を備えることを特徴とする。
請求項15に記載のプログラムは、ビデオカメラの撮像手段によって撮影された被写体の画像データを記録する記録媒体を衝撃から保護する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記ビデオカメラの落下状態又は衝撃を検出する落下検出手段の検出結果に基づいて、前記記録媒体を衝撃から保護する記録媒体保護手段を動作させるか否かを判定する判定モジュールと、前記記録媒体が前記画像データの書き込み又は読み出しを行っているか否かを監視するとともに、該記録媒体が前記画像データの書き込み又は読み出しを行っていない場合に、前記記録媒体保護手段を動作させるための前記判定モジュールでの判定処理を制限する制限モジュールと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項16に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、請求項15に記載のプログラムを格納した、ことを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体が画像データの書き込み又は読み出しを行っていない場合は、落下検出手段によって落下状態や衝撃を検出しても、記録媒体を衝撃から保護する記録媒体保護手段を動作させるための判定処理が制限される。これにより、記録媒体が画像データの書き込み又は読み出しを行っていない場合に、落下状態や衝撃の誤検出によって不用意に撮影が中断されないようにすることができると共に、記録媒体の記録データと管理情報とに矛盾が生じる可能性を減じることができる。
以下、本発明の実施の形態を図を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施形態であるデジタルビデオカメラを説明するための制御ブロック図、図2は本発明の第1の実施形態であるデジタルビデオカメラの撮影記録中の動作の一例を説明するためのフローチャート図である。図3は本発明の第1の実施形態であるデジタルビデオカメラの撮影記録中の動作の一例を示すタイムチャート図、図4は本発明の第1の実施形態であるデジタルビデオカメラの撮影記録中の動作の変形例を示すタイムチャート図である。
本発明の第1の実施形態であるデジタルビデオカメラは、図1に示すように、被写体を取り込む撮影レンズ101、取り込んだ被写体を画像信号に変換する撮像素子103、および撮像素子103への光量を制御する絞り102を備えている。
撮像素子103で変換された画像信号は、CDS/AGC104によってサンプルホールドされて、適正な信号レベルとされた後、デジタル信号処理回路105でA/D変換されて、デジタル信号処理が施される。デジタル信号処理回路105からの生データは1フレーム分ずつフレームメモリ106に蓄積され、フレームメモリ106の画素は画素数調整回路107によってMPEG2又はMPEG4方式での記録ができるように適切な画素数に調整される。
また、図1において、符号108は、各ブロック間の画像データおよび音声データが行き来する画像/音声データバス、符号109は、画像データと共にハードディスクドライブ119に記録される音声を集音するマイクロフォンである。マイクロフォン109からの音声信号は増幅器110によって適当なレベルまで増幅され、増幅された音声信号はA/Dコンバータ111によってA/D変換される。
更に、図1において、符号113は、液晶ディスプレイ112を駆動する液晶ドライバであり、液晶ディスプレイ112は、再生モード時にはMPEG2コーデック114からの再生画像データを表示し、撮影時には撮像素子103で撮像された映像を表示する。MPEG2コーデック114は、画像/音声データバス108からのデジタル画像信号を動画としてMPEG2方式による圧縮符号化すると共に、ハードディスクドライブ119に記録されるMPEG2圧縮データを伸長する。
また、MPEG2コーデック114からの圧縮符号化された画像データは、ハードディスクドライブ(記録媒体)119に記録される前にストリームバッファ(データバッファ)115に一時的に記録・保持される。ここで、ストリームバッファ115に記録・保持された画像データは、所定のタイミングで間欠的にハードディスクドライブ119に転送されて、該ハードディスクドライブ119に記録される。なお、図1において、符号118は、ハードディスクドライブ119に対してデータの書き込みおよび読み出しを行うディスクドライバである。
更に、本実施形態のデジタルビデオカメラは、ビデオ出力端子116、USB端子120、操作キー122、RAM124、EEPROM125、制御バス126、3次元加速度センサ127、およびメインマイコン123を備えている。
ビデオ出力端子116は、NTSCエンコーダ117からのアナログ映像信号を出力し、NTSCエンコーダ117は、液晶ディスプレイ112で表示される画像と同一の画像をアナログ化して、ビデオ出力端子116に出力する。
USB端子120は、USBコントローラ121からのデータを出力し、USBコントローラ121は、ハードディスクドライブ119に記録されたMPEG2方式の画像データをそのままUSB端子120に出力する。
制御バス126は、メインマイコン124からの制御信号や、操作キー122からの操作信号が行き来し、3次元加速度センサ(落下検出手段)127は、カメラ本体の落下状態又は衝撃を検出する。
メインマイコン123は、カメラ全体のモードを制御したり、操作キー122の操作を検出して各種機能の実行を制御する。
また、この実施形態では、メインマイコン123は、3次元加速度センサ127の検出結果に基づいて、ハードディスクドライブ119を衝撃から保護する記録媒体保護手段を動作させるか否かを判定する(判定手段)。
具体的には、3次元加速度センサ127が検出する加速度が3方向とも所定値以下になった場合に、記録媒体保護手段を動作させるための判定処理を実行する。そして、記録媒体保護手段は、ハードディスクドライブ119での記録動作を中止して、磁気ヘッドをシッピングゾーンと呼ばれるディスク上の保護ゾーンに待避させる保護動作を行う。なお、記録媒体保護手段の他の動作例としては、ハードディスクドライブ119の電源を切断する動作等を挙げることができる。
更に、この実施形態では、メインマイコン123は、ハードディスクドライブ119が画像データの書き込み又は読み出しを行っているか否かを監視する。そして、ハードディスクドライブ119が画像データの書き込み又は読み出しを行っていない場合に、3次元加速度センサ127の検出結果を無効にして、記録媒体保護手段を動作させるための判定処理を制限する(制限手段)。
次に、図2を参照して、本発明の第1の実施形態であるデジタルビデオカメラの撮影記録中の動作の一例を説明する。図2での各処理は、記憶手段(ROMやハードディスク等)に記憶されたプログラムがRAM124にロードされて、メインマイコン123のCPUにより実行される。
まず、デジタルビデオカメラを撮影モードにし、ステップS201で動画撮影が開始されると、ステップS202に移行して、MPEG2コーデック114からの符号化画像データがストリームバッファ115に蓄積される。
次に、ステップS203では、ユーザによる撮影終了の要求があったか否かが判断され、撮影終了の要求があった場合は、ステップS210に移行し、撮影終了の要求がない場合は、ステップS204に移行する。
ステップS204では、ストリームバッファ115に蓄積されているデータ量が所定量1を超えるか否かが判断され、所定量1を越える場合は、ストリームバッファ115に蓄積されているデータをハードディスクドライブ119に移す処理が開始される。
ステップS205では、3次元加速度センサ127の落下状態又は衝撃の検出結果が有効となり、ステップS206で、ハードディスクドライブ119へのデータの書き込みが開始されると、ストリームバッファ115に蓄積されていたデータが順次削除される。
次に、ステップS207では、ストリームバッファ115に蓄積されているデータ量が所定量2以下か否かが判断され、所定量2以下の場合は、ステップS208に移行して、ハードディスクドライブ119へのデータの書き込みが停止される。そして、ステップS209で、3次元加速度センサ127による落下状態又は衝撃の検出結果が無効となり、ステップS203に戻る。
一方、ステップS210では、3次元加速度センサ127の落下状態又は衝撃の検出結果が有効となり、ステップS211でハードディスクドライブ119へのデータの書き込みが開始されると、ストリームバッファ115に蓄積されたデータが順次削除される。
次に、ステップS212では、ストリームバッファ115に蓄積されているデータ量が「0」か否かが判断される。そして、ストリームバッファ115に蓄積されているデータ量が「0」であると判断された場合は、全てのデータがハードディスクドライブ119へ移動されているので、ステップS213にてハードディスクドライブ119へのデータ書き込みが停止される。
次に、ステップS214では、3次元加速度センサ127による落下状態又は衝撃の検出結果が無効となり、ステップS215にて動画の記録動作を完了する。
図3に、以上の一連の動作を時系列で示す。図3から判るように、本実施形態では、3次元加速度センサ127による落下状態又は衝撃の検出結果は、ストリームバッファ115からハードディスクドライブ119へのデータ移動が行われている間のみ有効となっている。なお、図4に示すように、3次元加速度センサ127による落下状態又は衝撃の検出結果を、ストリームバッファ115からハードディスクドライブ119へのデータ移動が行われている間の前後の所定時間を含めて有効としてもよい。
以上説明したように、この実施形態では、3次元加速度センサ127の検出結果を、ハードディスクドライブ119へのデータの書き込みが行われていない場合は無効として、記録媒体保護手段を動作させるための判定処理を制限している。従って、ハードディスクドライブ119へのデータ書き込みが行われている間のみ、3次元加速度センサ127の検出結果が有効となって、記録媒体保護手段を動作させるための判定処理を実行することが可能となる。
これにより、ハードディスクドライブ119へのデータ書き込みが行われていない場合に、落下状態や衝撃の誤検出によって不用意に撮影が中断されないようにすることができ、また、ハードディスクドライブ119の実データと管理情報とに矛盾が生じる可能性を減じることができる。
次に、図5および図6を参照して、本発明の第2の実施形態であるデジタルビデオカメラを説明する。
図5は本発明の第2の実施形態であるデジタルビデオカメラの撮影記録中の動作の一例を説明するためのフローチャート図、図6は本発明の第2の実施形態であるデジタルビデオカメラの撮影記録中の動作の一例を示すタイムチャート図である。なお、上記第1の実施形態と重複する部分については説明を省略して、相違点についてのみ説明する。
本発明の第2の実施形態であるデジタルビデオカメラは、図1を参照して、メインマイコン123が、3次元加速度センサ127の検出結果に基づいて、ハードディスクドライブ119を衝撃から保護する記録媒体保護手段を動作させるか否かを判定する(判定手段)。
具体的には、3次元加速度センサ127が検出する加速度が3方向とも予め定めた閾値以下になった場合に、記録媒体保護手段を動作させるための判定処理を実行する。そして、記録媒体保護手段は、ハードディスクドライブ119での記録動作を中止して、磁気ヘッドをシッピングゾーンと呼ばれるディスク上の保護ゾーンに待避させる保護動作を行う。なお、記録媒体保護手段の他の動作例としては、ハードディスクドライブ119の電源を切断する動作等を挙げることができる。
また、この実施形態では、メインマイコン123が、ハードディスクドライブ119が画像データの書き込み又は読み出しを行っているか否かを監視する。そして、ハードディスクドライブ119が画像データの書き込み又は読み出しを行っていない場合に、3次元加速度センサ127の検出結果に対する閾値を変更して、記録媒体保護手段を動作させるための判定処理を制限する(制限手段)。
具体的には、ハードディスクドライブ119が画像データの書き込み又は読み出しを行っている場合は、3次元加速度センサ127の検出結果に対する閾値を高く設定して、記録媒体保護手段を動作させるための判定処理の制限は行われない。ハードディスクドライブ119が画像データの書き込み又は読み出しを行っていない場合は、3次元加速度センサ127の検出結果に対する閾値を低く設定して、記録媒体保護手段を動作させるための判定処理を制限する。
3次元加速度センサ127の検出結果に対する閾値を高く設定した場合は、若干の加速度変動でも記録媒体保護手段を動作させるための判定処理が実行されるので、記録媒体保護手段を動作させる判定基準レベルが高い状態となる。一方、3次元加速度センサ127の検出結果に対する閾値を低く設定した場合は、無重力に近い、完全落下状態に近くならなければ記録媒体保護手段を動作させるための判定処理が実行されないので、記録媒体保護手段を動作させる判定基準レベルが低い状態となる。
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施形態であるデジタルビデオカメラの撮影記録中の動作の一例を説明する。図5での各処理は、記憶手段(ROMやハードディスク等)に記憶されたプログラムがRAM124にロードされて、メインマイコン123のCPUにより実行される。
まず、デジタルビデオカメラを撮影モードにし、ステップS501で動画撮影が開始されると、ハードディスクドライブ119が起動され、ディスクが回転している状態となる。
次に、ステップS502で、3次元加速度センサ127の検出結果に対する閾値が低く設定されて、ステップS503に移行し、MPEG2コーデック114からの符号化画像データがストリームバッファ115に蓄積される。
次に、ステップS504では、ユーザによる撮影終了の要求があったか否かが判断され、撮影終了の要求があった場合は、ステップS511に移行し、撮影終了の要求がない場合は、ステップS505に移行する。
ステップS505では、ストリームバッファ115に蓄積されているデータ量が所定量1を超えるか否かが判断され、所定量1を越える場合は、ストリームバッファ115に蓄積されているデータをハードディスクドライブ119に移す処理が開始される。
ステップS506では、3次元加速度センサ127の検出結果に対する閾値が高く設定され、ステップS507で、ハードディスクドライブ119へのデータの書き込みが開始されると、ストリームバッファ115に蓄積されていたデータが順次削除される。
次に、ステップS508では、ストリームバッファ115に蓄積されているデータ量が所定量2以下か否かが判断され、所定量2以下の場合は、ステップS509に移行して、ハードディスクドライブ119へのデータの書き込みが停止される。そして、ステップS510で、3次元加速度センサ127の検出結果に対する閾値が低く設定され、ステップS504に戻る。
一方、ステップS511では、3次元加速度センサ127の検出結果に対する閾値が高く設定され、ステップS512でハードディスクドライブ119へのデータの書き込みが開始されると、ストリームバッファ115に蓄積されたデータが順次削除される。
次に、ステップS513では、ストリームバッファ115に蓄積されているデータ量が「0」か否かが判断される。そして、ストリームバッファ115に蓄積されているデータ量が「0」であると判断された場合は、全てのデータがハードディスクドライブ119へ移動されているので、ステップS514にてハードディスクドライブ119へのデータ書き込みが停止される。
次に、ステップS515では、3次元加速度センサ127による検出が終了して、ステップS516にて動画の記録動作を完了する。
図6に、以上の一連の動作を時系列で示す。図6から判るように、本実施形態では、3次元加速度センサ127の検出結果に対する閾値は、ストリームバッファ115からハードディスクドライブ119へのデータ移動(書き込み)が行われている間は高く設定され、それ以外は低く設定されている。なお、3次元加速度センサ127の検出結果に対する閾値を、ストリームバッファ115からハードディスクドライブ119へのデータ移動が行われている間の前後の所定時間を含めて高く設定してもよい。
以上説明したように、この実施形態では、ハードディスクドライブ119へのデータの書き込みが行われていない場合は、3次元加速度センサ127の検出結果に対する閾値を低く設定して、記録媒体保護手段を動作させるための判定処理を制限している。また、ハードディスクドライブ119へのデータの書き込みが行われていない場合は、3次元加速度センサ127の検出結果に対する閾値を高く設定して、若干の加速度変動でも記録媒体保護手段を動作させるための判定処理が実行されるようにしている。
これにより、ハードディスクドライブ119へのデータ書き込みが行われていない場合に、落下状態や衝撃の誤検出によって不用意に撮影が中断されないようにすることができ、また、ハードディスクドライブ119の実データと管理情報とに矛盾が生じる可能性を減じることができる。
次に、上記実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給する場合を考える。ここで、本発明の目的は、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上記実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク等を用いることができる。あるいは、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合だけではない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上記実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拠張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた場合を考える。この場合に、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。
本発明の第1の実施形態であるデジタルビデオカメラの装置構成を説明するためのブロック図である。 本発明の第1の実施形態であるデジタルビデオカメラの撮影記録中の動作の一例を説明するためのフローチャート図である。 本発明の第1の実施形態であるデジタルビデオカメラの撮影記録中の動作の一例を示すタイムチャート図である。 本発明の第1の実施形態であるデジタルビデオカメラの撮影記録中の動作の変形例を示すタイムチャート図である。 本発明の第2の実施形態であるデジタルビデオカメラの撮影記録中の動作の一例を説明するためのフローチャート図である。 本発明の第2の実施形態であるデジタルビデオカメラの撮影記録中の動作の一例を示すタイムチャート図である。
符号の説明
101 撮影レンズ
102 絞り
103 撮像素子(撮像手段)
104 CDS/AGC
105 デジタル信号処理回路
106 フレームメモリ
107 画素数調整回路
108 画像/音声データバス
109 マイクロフォン
110 増幅器
111 A/Dコンバータ
112 液晶ディスプレイ
113 液晶ドライバ
114 MPEG2コーデック
115 ストリームバッファ(データバッファ)
116 ビデオ出力端子
117 NTSCエンコーダ
118 ディスクドライバ
119 ハードディスクドライブ(記録媒体)
120 USB端子
121 USBコントローラ
122 操作キー
123 メインマイコン(判定手段、制限手段、記録媒体保護手段)
124 RAM
125 EEPROM
126 制御バス
127 3次元加速度センサ(落下検出手段)

Claims (16)

  1. 被写体を撮影する撮像手段からの画像データを記録媒体に記録するビデオカメラにおいて、
    落下状態又は衝撃を検出する落下検出手段と、
    該落下検出手段の検出結果に基づいて、前記記録媒体を衝撃から保護する記録媒体保護手段を動作させるか否かを判定する判定手段と、
    前記記録媒体が前記画像データの書き込み又は読み出しを行っているか否かを監視するとともに、該記録媒体が前記画像データの書き込み又は読み出しを行っていない場合に、前記記録媒体保護手段を動作させるための前記判定手段の判定処理を制限する制限手段と、を備える、
    ことを特徴とするビデオカメラ。
  2. 前記画像データを一時的に記録するデータバッファを有し、撮影中は前記画像データを該データバッファに記録し、その後、所定のタイミングで前記画像データを間欠的に前記データバッファから前記記録媒体に転送して該記録媒体に記録する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のビデオカメラ。
  3. 前記制限手段は、前記記録媒体が前記画像データの書き込み又は読み出しを行っていない場合に、前記落下検出手段の検出結果を無効にする、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のビデオカメラ。
  4. 前記制限手段は、前記記録媒体が前記画像データの書き込み又は読み出しを行っていない場合に、前記判定手段が前記記録媒体保護手段を動作させるか否かを判定する際の閾値を変更する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のビデオカメラ。
  5. 前記制限手段は、前記記録媒体での前記画像データの書き込み又は読み出しの動作開始から動作終了までの間、および前記動作開始から該動作開始の所定時間前までの間は、前記判定手段に対する前記制限を解除する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のビデオカメラ。
  6. 前記制限手段は、前記記録媒体での前記画像データの書き込み又は読み出しの動作開始から動作終了までの間、および前記動作終了から該動作終了の所定時間後までの間は、前記判定手段に対する前記制限を解除する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のビデオカメラ。
  7. 前記記録媒体は、ハードディスクドライブであり、前記記録媒体保護手段の動作は、前記ハードディスクドライブの電源を切断する動作か、又は該ハードディスクドライブの磁気ヘッドをシッピングゾーンに退避させる動作である、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のビデオカメラ。
  8. ビデオカメラの撮像手段によって撮影された被写体の画像データを記録する記録媒体を衝撃から保護する記録媒体保護方法において、
    前記ビデオカメラの落下状態又は衝撃を検出する落下検出手段の検出結果に基づいて、前記記録媒体を衝撃から保護する記録媒体保護手段を動作させるか否かを判定する判定ステップと、
    前記記録媒体が前記画像データの書き込み又は読み出しを行っているか否かを監視するとともに、該記録媒体が前記画像データの書き込み又は読み出しを行っていない場合に、前記記録媒体保護手段を動作させるための前記判定ステップでの判定処理を制限する制限ステップと、を備える、
    ことを特徴とする記録媒体保護方法。
  9. 前記ビデオカメラは、前記画像データを一時的に記録するデータバッファを有し、撮影中は前記画像データを該データバッファに記録し、その後、所定のタイミングで前記画像データを間欠的に前記データバッファから前記記録媒体に転送して該記録媒体に記録する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の記録媒体保護方法。
  10. 前記制限ステップは、前記記録媒体が前記画像データの書き込み又は読み出しを行っていない場合に、前記落下検出手段の検出結果を無効にする、
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の記録媒体保護方法。
  11. 前記制限ステップは、前記記録媒体が前記画像データの書き込み又は読み出しを行っていない場合に、前記判定ステップで前記記録媒体保護手段を動作させるか否かを判定する際の閾値を変更する、
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の記録媒体保護方法。
  12. 前記制限ステップは、前記記録媒体での前記画像データの書き込み又は読み出しの動作開始から動作終了までの間、および前記動作開始から該動作開始の所定時間前までの間は、前記判定ステップに対する前記制限を解除する、
    ことを特徴とする請求項8〜11のいずれか一項に記載の記録媒体保護方法。
  13. 前記制限ステップは、前記記録媒体での前記画像データの書き込み又は読み出しの動作開始から動作終了までの間、および前記動作終了から該動作終了の所定時間後までの間は、前記判定ステップに対する前記制限を解除する、
    ことを特徴とする請求項8〜11のいずれか一項に記載の記録媒体保護方法。
  14. 前記記録媒体は、ハードディスクドライブであり、前記記録媒体保護手段の動作は、前記ハードディスクドライブの電源を切断する動作か、又は該ハードディスクドライブの磁気ヘッドをシッピングゾーンに退避させる動作である、
    ことを特徴とする請求項8〜13のいずれか一項に記載の記録媒体保護方法。
  15. ビデオカメラの撮像手段によって撮影された被写体の画像データを記録する記録媒体を衝撃から保護する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記ビデオカメラの落下状態又は衝撃を検出する落下検出手段の検出結果に基づいて、前記記録媒体を衝撃から保護する記録媒体保護手段を動作させるか否かを判定する判定モジュールと、
    前記記録媒体が前記画像データの書き込み又は読み出しを行っているか否かを監視するとともに、該記録媒体が前記画像データの書き込み又は読み出しを行っていない場合に、前記記録媒体保護手段を動作させるための前記判定モジュールでの判定処理を制限する制限モジュールと、を前記コンピュータに実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  16. 請求項15に記載のプログラムを格納した、
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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