JP2008009569A - 情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】変更された電子ファイルの全体及び変更部分を迅速かつ容易に確認できる情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】
変更を加える前の電子ファイルである元ファイルを記憶部に登録する登録手段と、登録手段によって記憶部に登録された元ファイルと、元ファイルの記述した情報に変更を加えた情報を記述する変更ファイルとを比較することで、加えられた変更を強調して記述する差分ファイルを作成する作成手段とを備え、登録手段は元ファイルと変更ファイルと差分ファイルとを関連付けて記憶部に登録する。
この構成によれば、変更ファイルを、元ファイルに差分ファイルの有する変更情報を合成することなく取得できる。よって一例として、元ファイルを取得するために合成処理又は削除処理を行なう場合と比べて、取得処理に要する計算量を軽減できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、変更された電子ファイルの全体及び変更部分を迅速かつ容易に確認できる情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラムに関する。
日常の業務において使用される文章、例えば、医師が診療を行なう際に使用される診療記簿等の文書は、患者の診療等の日常業務を行なう度に変更を重ねられる。更に、日常の業務において使用される文書数は業務を行なう度に増加するため、日々増加する文書の変更部分を迅速かつ効率的に確認する必要がある。
このような機能を有する画像処理装置としては、1又は複数のページの画像データで構成される電子原稿を記憶し、記憶した電子原稿を識別する情報を付加して印刷した後に、例えば、手書き追記等により変更された印刷文書を読取って画像データを取得し、読取った画像データの有する識別情報により記憶した電子原稿を特定し、特定した電子原稿との比較によって変更がなされたページを特定し、特定したページを識別する情報と特定したページの画像データとを関連付けて新たに記憶する画像処理装置が知られている(例えば、特許文献1)。
また、このような機能を有する画像形成装置としては、画像データを印刷物として印刷し、印刷した印刷物を読込んで画像データを取得し、かつ印刷物を読込んで得た画像データと印刷物を印刷する際に使用した画像データとの差分画像データを抽出する画像形成装置が知られている(例えば、特許文献2)。
特開平10−255027 特開2005−074724
ところで、上記のような画像処理装置では、変更される前の電子原稿である画像データ及び変更されたページの画像データのみを記憶するため、変更された原稿を表示又は印刷等するためには、ページ毎に変更されたページであるか否か判断し、変更されたページは変更ページの画像データを、そうでないページは電子原稿の有するページの画像データを表示等する必要がある。よって、変更部分が増加するにつれて、表示等のために要する計算量が増加すると言う問題があった。
更に、上記のような画像処理装置では、電子原稿を構成するページ単位で変更の有無を判断するため、各ページにおける追加された情報の内容を容易に知ることができなかった。
また、上記のような画像形成装置では、変更される元となった元画像データ及び差分画像データのみを記憶するため、変更された画像データを表示又は印刷等するためには、元画像データに差分画像データを重ね合わせて画像データを生成する必要がある。よって、変更部分が増加するにつれて、表示等のために要する計算量が増加すると言う問題があった。
また、上記のような画像形成装置では、画像データ毎に変更の有無を判断し、かつ変更された情報のみを差分画像データとして抽出するため、追加された情報の内容を容易に知ることができる。しかし、上記の画像形成装置は、差分画像データのみを記憶するので、画像データを構成する文字、図形、又は記号等の情報に対する追加された情報の位置、大きさ、及び範囲を容易に知ることができなかった。
更に、上記のような画像処理装置及び画像形成装置では、印刷時に、電子原稿を識別する情報を識別情報を有しない原稿に追加して印刷した後に、追記等により変更された印刷文書であって、識別情報を有する文書と識別情報を有しない原稿とを比較して差分を検出するため、比較時に識別情報を記述する情報を特定して比較対象から除外する処理を実行しなければならなかった。よって、差分画像を抽出するために要する計算量が増加すると言う問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、変更された電子ファイルの全体及び変更部分を迅速かつ容易に確認できる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することにある。
本発明に係る情報処理プログラムは、コンピュータに、変更を加える前の電子ファイルである元ファイルを記憶部に登録する登録ステップと、登録ステップに登録された元ファイルと、元ファイルの記述した情報に変更を加えた情報を記述する変更ファイルとを比較することで、加えられた変更を強調して記述する差分ファイルを作成する作成ステップを実行させるためのプログラムであって、登録ステップは、元ファイルと、元ファイルに変更を加えた変更ファイルと、元ファイル及び変更ファイルを比較して作成ステップが作成した差分ファイルとを関連付けて記憶部に登録することを特徴としている。
この構成によれば、登録ステップは、元ファイルと変更ファイルと差分ファイルとを関連付けて記憶部に登録するため、変更ファイルを、元ファイルに差分ファイルの有する変更情報を合成することなく取得できる。また逆に、元ファイルを、変更ファイルから差分ファイルの有する変更情報を削除することなく取得できる。
よって一例として、変更ファイル及び元ファイルを取得するために合成処理又は削除処理を行なう場合と比べて、取得処理に要する計算量を軽減できる。
上記構成において、登録ステップによって記憶部に登録された差分ファイルは、変更ファイルの記述した情報であって、かつ変更を加えていない情報をも記述する構成を採用できる。
この構成によれば、差分ファイルは元ファイルの記述した変更されていない情報をも記述するため、元ファイルが記述する情報に対する追加された情報の位置、大きさ、及び範囲を容易に知ることができる。
上記構成において、元ファイル及び変更ファイルの双方は、記憶部に登録された複数の電子ファイルから構成されるファイル群を識別するファイル群識別情報を記述し、ファイル群を構成するファイルは、元ファイル及び変更ファイルを含み、作成ステップは、同一のファイル群を構成する元ファイルと変更ファイルとを比較して差分ファイルを作成する構成を採用できる。
この構成によれば、元ファイル及び変更ファイルの双方がファイル群識別情報を記述するため、一例として、元ファイルがファイル群識別情報を有さず、かつ変更ファイルのみが有する場合と比べて、作成ステップの行なう比較処理においてファイル識別情報を記述する部分を検出し、検出した部分を比較対象から除く処理が不要となる。よって、比較処理に要する計算量を軽減できる。
上記構成において、変更ファイルの記述するファイル群識別情報を検出する検出ステップを更に有し、登録ステップは、元ファイルにファイル群識別情報を記述し、かつ元ファイルと元ファイルに記述したファイル群識別情報とを関連付けて記憶部に登録し、作成ステップは、変更ファイルと、検出ステップが変更ファイルから検出したファイル群識別情報に関連付けて記憶部に登録された元ファイルと、を比較して差分ファイルを作成する構成を採用できる。
この構成によれば、元ファイルは、元ファイルが構成するファイル群の識別情報と関連付けて記憶部に登録されるので、作成ステップは、容易に元ファイルのファイル群識別情報を取得できる。よって、比較処理に要する計算量を軽減できる。
上記構成において、登録ステップは、電子ファイルと電子ファイルの属性情報とを関連付けて記憶部に登録する構成を採用できる。
この構成によれば、登録ステップは、電子ファイルと属性情報とを関連付けて記憶部に登録するため、登録された電子ファイルを属性情報に基づいて容易に取得できる。
上記構成において、属性情報は、元ファイルを登録ステップが記憶部に登録した時刻である登録時刻情報を含み、作成ステップは、検出ステップが変更ファイルから検出したファイル群識別情報に関連付けて登録ステップが記憶部に登録したファイルであって、ファイルに関連付けられた登録時刻情報が最も遅い変更ファイルを元ファイルとして、変更ファイルと比較して差分ファイルを作成する構成を採用できる。
この構成によれば、作成ステップは、最も遅い登録時刻情報に関連付けられた変更ファイルを元ファイルとするので、変更されたファイルに更に加えられた変更を強調する差分ファイルを作成できる。
また、電子ファイルを登録時刻情報に基づいて容易に取得できるので、改版履歴、又は特定の時刻帯に登録された1又は複数の電子ファイルを取得できる。
上記構成において、属性情報は、元ファイルを登録ステップが記憶部に登録した順序である登録順序情報を含み、作成ステップは、検出ステップが変更ファイルから検出したファイル群識別情報に関連付けて記憶部に登録されたファイルであって、ファイルに関連付けられた登録順序情報が最も遅い変更ファイルを元ファイルとして、変更ファイルと比較して差分ファイルを作成する構成を採用できる。
この構成によれば、作成ステップは、最も遅い登録順序情報に関連付けられた変更ファイルを元ファイルとするので、変更されたファイルに更に加えられた変更を強調する差分ファイルを作成できる。
また、電子ファイルを登録順序情報に基づいて容易に取得できるので、改版履歴、又は特定の時刻帯に登録された1又は複数の電子ファイルを取得できる。
上記構成において、属性情報は、元ファイルの改版番号である改版番号情報を含み、作成ステップは、検出ステップが変更ファイルから検出したファイル群識別情報に関連付けて登録ステップが記憶部に登録したファイルであって、ファイルに関連付けられた改版番号情報が最も大きい変更ファイルを元ファイルとして、変更ファイルと比較して差分ファイルを作成する構成を採用できる。
この構成によれば、作成ステップは、最も大きい改版番号情報に関連付けられた変更ファイルを元ファイルとするので、変更されたファイル変更に加えられた変更を強調する差分ファイルを作成できる。
また、電子ファイルを改版番号情報に基づいて容易に取得できるので、改版履歴、又は特定の時刻帯に登録された1又は複数の電子ファイルを取得できる。
上記構成において、登録ステップは、元ファイルから構成されるファイル群のファイル群識別情報を、文字、図形、又は背景画像を表す情報として、元ファイルに記述し、検出ステップは、変更ファイルの記述する情報であり、かつ登録ステップが元ファイルに記述した文字、図形、又は背景画像を表す情報に基づいてファイル群識別情報を検出する構成を採用できる。
この構成によれば、登録ステップは、ファイル群識別情報を文字、図形、又は背景画像を表する情報として元ファイルに記述するため、一例として、電子ファイルを印刷等することで電子情報では無くなったとしてもファイル識別情報とそれ以外の情報との関連性を保持できる。
上記構成において、登録ステップが記憶部に関連付けて登録した元ファイル、変更ファイル、又は差分ファイルのいずれか1つ以上のファイルが記述する情報を表示する表示ステップを更に備える構成を採用できる。
この構成によれば、表示ステップは、元ファイル、変更ファイル、又は差分ファイルのいずれか1つ以上を表示するため、変更された電子ファイルの全体、変更部分、及び変更される前の電子ファイルの記述する情報を迅速かつ容易に確認できる。
本発明に係る情報処理装置は、変更を加える前の電子ファイルである元ファイルを記憶部に登録する登録手段と、登録手段によって記憶部に登録された元ファイルと、元ファイルの記述した情報に変更を加えた情報を記述する変更ファイルとを比較することで、加えられた変更を強調して記述する差分ファイルを作成する作成手段とを備え、登録手段は、元ファイルと、元ファイルに変更を加えた変更ファイルと、元ファイル及び変更ファイルを比較して作成手段が作成した差分ファイルとを関連付けて記憶部に登録することを特徴としている。
この構成によれば、登録手段は、元ファイルと変更ファイルと差分ファイルとを関連付けて記憶部に登録するため、変更ファイルを、元ファイルに差分ファイルの有する変更情報を合成することなく取得できる。また逆に、元ファイルを、変更ファイルから差分ファイルの有する変更情報を削除することなく取得できる。
よって一例として、変更ファイル及び元ファイルを取得するために合成処理又は削除処理を行なう場合と比べて、取得処理に要する計算量を軽減できる。
本発明に係る情報処理システムは、変更を加える前の電子ファイルである元ファイルを記憶部に登録する登録手段と、登録手段によって記憶部に登録された元ファイルと、登録手段によって記憶部に登録された元ファイルの記述する情報に変更を加えた変更ファイルとを比較することで、変更が加えられた情報を強調して記述する差分ファイルを作成する作成手段とを備え、登録手段は、元ファイルと、元ファイルに変更を加えた変更ファイルと、元ファイル及び変更ファイルを比較して作成手段で作成された差分ファイルとを関連付けて記憶部に登録することを特徴とする情報処理装置と、情報処理装置の登録手段が記憶部に登録した元ファイル、変更ファイル、又は差分ファイルのいずれか1つ以上のファイルが記述する情報を表示する表示手段を更に備えることを特徴としている。
この構成によれば、登録ステップは、元ファイルと変更ファイルと差分ファイルとを関連付けて記憶部に登録するため、変更ファイルを、元ファイルに差分ファイルの有する変更情報を合成することなく取得できる。また逆に、元ファイルを、変更ファイルから差分ファイルの有する変更情報を削除することなく取得できる。
よって一例として、変更ファイル及び元ファイルを取得するために合成処理又は削除処理を行なう場合と比べて、取得処理に要する計算量を軽減できるため、変更された電子ファイルの全体、変更部分、及び変更される前の電子ファイルの記述する情報を迅速かつ容易に確認できる。
本発明に係る情報処理システムは、変更を加える前の電子ファイルである元ファイルを記憶部に登録する登録手段と、登録手段によって記憶部に登録された元ファイルを送信する通信手段とを有する蓄積装置と、蓄積装置の有する通信手段が送信した元ファイルを受信する通信手段と、通信手段が受信した元ファイルと、元ファイルの記述した情報に変更を加えた情報を記述する変更ファイルとを比較することで、加えられた変更を強調して記述する差分ファイルを作成する作成手段とを有する端末装置とを備え、端末装置の有する通信手段は、作成手段が作成した差分ファイル及び変更ファイルを送信し、蓄積装置の有する通信手段は、端末装置の有する通信手段が送信した差分ファイル及び変更ファイルを受信し、登録手段は、元ファイルと、元ファイルに変更を加えたファイルであり、かつ通信手段が受信した変更ファイルと、元ファイル及び変更ファイルを比較して作成手段が作成したファイルであり、かつ通信手段が受信した差分ファイルとを関連付けて記憶部に登録することを特徴としている。
この構成によれば、登録ステップは、元ファイルと変更ファイルと差分ファイルとを関連付けて記憶部に登録するため、変更ファイルを、元ファイルに差分ファイルの有する変更情報を合成することなく取得できる。また逆に、元ファイルを、変更ファイルから差分ファイルの有する変更情報を削除することなく取得できる。
よって一例として、変更ファイル及び元ファイルを取得するために合成処理又は削除処理を行なう場合と比べて、取得処理に要する計算量を軽減できる。
本発明によれば、変更された電子ファイルの全体及び変更部分を迅速かつ容易に確認できる情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラムを提供できる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明に係る情報処理装置の第1の実施形態を示す構成図である。
本発明に係る情報処理装置1000は、出力部1010、取得部1020、検出手段である検出部1030、登録手段である登録部1040、管理部1050、作成手段である作成部1060、制御部1070、表示手段である表示部1080、入力部1090、及びバス1005から構成される。
出力部1010、取得部1020、検出部1030、登録部1040、管理部1050、作成部1060、制御部1070、表示部1080、入力部1090は、バス1005を介して相互にデータの授受が可能なように接続している。
出力部1010、取得部1020、検出部1030、登録部1040、管理部1050、作成部1060、及び制御部1070の有する各機能は、情報処理装置1000が実行するソフトウェア制御により実現できる。
ここで図2を参照して、ソフトウェア制御を実行するための情報処理装置1000のハードウェア構成について説明する。図2は、このソフトウェア制御を実現するための情報処理装置1000のハードウェアの一構成例を表すハードウェア構成図である。
情報処理装置1000は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置1001、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の読み出し専用メモリであるROM1002(Read-Only Memory )、DRAM(Dynamic RAM)又はSRAM(Static RAM)等の揮発性メモリ及びNVRAM(Non Volatile RAM)等の不揮発性メモリで構成されるRAM1003(Random Access Memory)、並びにI/Oポート1004(Input/Output Port)で構成され、演算装置1001、ROM1002、RAM1003、及びI/Oポートは互いにバス1005によって接続している。
ソフトウェア制御は、ROM1002に格納したプログラムを演算装置10001が読み、読込んだプログラムに従って演算装置1001が演算を行うことにより上記各部の機能を実現する。なお、RAM1003には、演算結果のデータが書き込まれ、特にNVRAMには、電源オフ時にバックアップが必要なデータが保存される。
ここで、図1に戻り、情報処理装置1000の構成について引き続き説明する。
出力部1010は、制御部1070に制御されて、制御部1070が送信した管理部1050の管理する電子ファイルを受信し、受信した電子ファイルをそのままのファイルフォーマット又は異なったファイルフォーマットに変換して出力する。
尚、出力部1010が情報処理装置1000の内部にある管理部1050から受信した電子ファイルを内部出力ファイルと言い、情報処理装置1000の外部へ出力した電子ファイルを外部出力ファイルと言う。
具体的には、出力部1010は、管理部1050の管理するJPGファイルフォーマットの画像電子ファイル、又はPDF(Portable Document Format)ファイルフォーマットのドキュメントファイルをそのまま出力するか、若しくは画像電子ファイルをドキュメントファイルに変換して出力する。
尚、出力部1010が出力した電子ファイルの記述する情報は、出力部1010により出力された後に、情報処理装置1000のユーザ、又はそれ以外の者により変更を加えられる。
取得部1020は、制御部1070により制御されて電子ファイルを取得する。
具体的には、取得部1020は、図示を省略するが、情報処理装置1000の有するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、DVD−RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memory)、MO(magneto-optic)、及び、ハードディスク(Hard Disk)、フラッシュメモリ(flash memory)等の外部記憶装置、又は情報処理装置1000に接続された遠隔端末の有する電子ファイルを取得する。
その後、取得部1020は、取得した電子ファイルをそのままのファイルフォーマット又は異なったファイルフォーマットに変換して検出部1030へ送信する。
尚、取得部1020が情報処理装置1000の外部から取得した電子ファイルを外部取得ファイルと言い、情報処理装置1000の内部である検出部1030へ送信した電子ファイルを内部取得ファイルと言う。
具体的には、取得部1020は、取得した画像ファイル又はドキュメントファイルをそのまま、若しくはドキュメントファイルを画像ファイルに変換して検出部1030へ送信する。
尚、変更を加える前の電子ファイルを元ファイルと言い、元ファイルの記述した情報に変更を加えた情報を記述する電子ファイルを変更ファイルと言う。
また、変更ファイルに更に変更を加える場合には、変更ファイルを元ファイルとし、変更ファイルの記述した情報に変更を加えた情報を記述する電子ファイルを変更ファイルとする。
つまり、元ファイルであるか変更ファイルであるかは、相対的なものであり、同一の電子ファイルであっても、変更を加えられる対象である点に着目される場合には元ファイルであり、変更を加えられた点に着目される場合には変更ファイルである。
よって、取得部1020が取得した取得ファイルが、出力部1010が出力した外部出力ファイルに変更が加えられたファイルである場合には、取得部1020が検出部1030へ送信した内部取得ファイルは変更ファイルであり、出力部1010が外部出力ファイルを出力するために受信した内部出力ファイルは元ファイルである。
尚、取得部1020が取得した取得ファイルが、出力部1010が出力した外部出力ファイルでは無い場合には、取得部1020が検出部1030へ送信した内部取得ファイルは元ファイルである。
検出部1030は、取得部1020から内部取得ファイルを受信する。
次に、検出部1030は、取得した内部取得ファイルが記述する情報に基づいてファイル群識別情報を検出する。
尚、ファイル群識別情報とは、後に説明する管理部1050が管理する記憶部に登録された複数の電子ファイルから構成されるファイル群を識別する情報を言う。
具体的には、ファイル群を構成するファイルは、元ファイル、変更ファイル、及び変更ファイルに加えられた変更を強調して記述する電子ファイルである差分ファイルを含む。
更に、ファイル群を構成するファイルは、変更ファイルを元ファイルとし、変更ファイルの記述した情報に、更に変更を加えた情報を記述する電子ファイルを変更ファイルとし、かつその変更を重ねられた変更ファイルに新たにに加えられた変更を強調して記述する電子ファイルを差分ファイルとした元ファイル、変更ファイル、及び差分ファイルを含む。
後に説明するが、登録部1040は、ファイル群識別情報を記述しない電子ファイルについては、ファイル群識別情報を記述した後に記憶部に登録する。
また特に、登録部1040は、ファイル群識別情報を文字、図形、又は背景画像を表す情報として内部取得ファイルに記述する。
この記述される図形は、1次元バーコード、又は例えば、QRコード、ベリコード、マキシコード、及びPDF417等の2次元コードを含む。また更に、この背景画像は、ウォーターマークを含む。
この構成によれば、登録手段は、ファイル群識別情報を文字、図形、又は背景画像を表する情報として元ファイルに記述するため、一例として、電子ファイルを印刷等することで電子情報では無くなったとしてもファイル識別情報とそれ以外の情報との関連性を保持できる。
またこの構成によれば、1次元バーコード、又は2次元コードの形状は非常に簡単な形状であり、かつコードデータに誤訂正に用いる情報を付加することができるため、ファイル群識別情報の検出精度を向上できる。
更に一般に、ウォーターマークは背景画像として出力画像の全面に付加されるため、ウォーターマークの削除及び改変が困難である。よってこの構成によれば、出力画像の有するウォーターマークとそれ以外の情報との関連性を強固に保持できる。
よって、出力部1010は記憶部に記憶した電子ファイルに基づいて外部出力ファイルを出力するので、出力部1010の出力する出力ファイルは、ファイル群識別情報を文字、図形、又は背景画像を表す情報として記述する。
そこで、取得部1020が取得した外部取得ファイルが、出力部1010の出力した外部出力ファイルである場合には、取得部の取得する内部取得ファイルは、ファイル群識別情報を文字、図形、又は背景画像を表す情報として記述する。
よって、検出部1030は、内部取得ファイルの記述する情報であり、かつ文字、図形、又は背景画像を表す情報に基づいてファイル群識別情報を検出する。
その後、検出部1030がファイル群識別情報を検出した場合には、検出したファイル群識別情報及び受信した内部取得ファイルを作成部1060へ送信する。
また、検出部1030がファイル群識別情報を検出しなかった場合には、受信した内部取得ファイルを登録部1040へ送信する。
登録部1040は、検出部1030がファイル群識別情報を検出しなかった場合には、検出部1030から内部取得ファイルを受信する。
次に、登録部1040は、受信した内部取得ファイルで構成されるファイル群を識別する固有識別子を生成する。
その後、登録部1040は、生成した固有識別子をファイル群識別情報とし、受信した内部取得ファイルにファイル群識別情報を記述する。
具体的には、登録部1040は、内部取得ファイルで構成されるファイル群のファイル群識別情報を、文字、図形、又は背景画像を表す情報として、内部取得ファイルに記述する
その後、登録部1040は、内部取得ファイルと内部取得ファイルに記述したファイル群識別情報とを、同一レコードに登録することで関連付けて管理部1050がデータを管理する記憶部に登録する。
更に、登録部1040は、電子ファイルの登録の際には、電子ファイルと電子ファイルの属性情報とを、同一レコードに登録することで関連付けて記憶部に登録する。
ここで属性情報とは、登録時刻情報、改版番号情報、登録順序情報、及び電子ファイルの名称を含む。
登録時刻情報とは、電子ファイルを登録部1040が記憶部に登録した時刻を言う。改版番号情報とは、電子ファイルの改版番号を言い、例えば、バージョン番号として表される。登録順序情報とは、電子ファイルを登録部1040が記憶部に登録した順序を言う。
この構成によれば、属性情報は改版番号情報を含み、電子ファイルは改版番号情報と関連付けて登録されるので、電子ファイルを、改版番号情報を遡って、又は下って取得したり、異なる改版番号情報と関連付けて登録された電子ファイルを取得することで、それぞれのファイルを比較等できる。
尚、電子ファイルの名称は、例えば、電子ファイルが文書ファイルである場合、又は例えば、文書をスキャンする等して生成された画像ファイルである場合には、文書名とする構成を採用できる。
この構成によれば、登録手段は、電子ファイルと属性情報とを関連付けて記憶部に登録するため、登録された電子ファイルを属性情報に基づいて容易に取得できる。
尚、固有識別子は、登録部1040が生成するとして説明したがこれに限定される訳ではなく、例えば、管理部1050が生成する構成を採用できる。
登録部1040は、検出部1030がファイル群識別情報を検出した場合には、作成部1060からファイル群識別情報、変更ファイル、及び差分ファイルを受信する。
次に、登録部1040は、受信したファイル群識別情報、変更ファイル、及び差分ファイルを、同一レコードに登録することで関連付けて管理部1050がデータを管理する記憶部に登録する。
尚、元ファイルはファイル群識別情報と関連付けて登録されているので、変更ファイル及び差分ファイルは、ファイル群識別情報をキーとして元ファイルと互いに関連付けられる。
この構成によれば、登録手段は、元ファイルと変更ファイルと差分ファイルとを関連付けて記憶部に登録するため、差分ファイルを生成するために用いられた元ファイルと変更ファイルとを迅速かつ容易に取得できる。
管理部1050は、図示を省略するが、情報処理装置1000の有する記憶部と、記憶部が記憶したデータを管理するソフトウェアを実行することで実現される。
記憶部は、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、DVD−RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memory)、MO(magneto-optic)、及び、ハードディスク(Hard Disk)、フラッシュメモリ(flash memory)等の外部記憶装置で構成され、データを記憶する。データを管理するソフトウェアは、例えば、PostgreSQL等のデータベース管理用のソフトウェアで構成される。
管理部1050は、登録部1040により記憶部に登録されたデータを管理する。ここで、管理部1050が管理する情報を説明するために、管理部1050が管理するデータベースの有するテーブルを以下の表1に示す。
Figure 2008009569
表1は、IDカラム、非差分ファイルパスカラム、差分ファイルパスカラム、バージョン情報カラム、登録日時カラム、及び文書名カラムを有している。
IDカラムは、同一レコードの非差分ファイルパスカラムの蓄積するファイルパスに保存されたファイルであって、元ファイル又は変更ファイルであるファイルで構成されるファイル群のファイル群識別情報を蓄積する。
非差分ファイルパスカラムは、元ファイル、又は変更ファイルである内部取得ファイルの保存先を表すファイルパスを蓄積する。
差分ファイルパスカラムは、同一レコードの非差分ファイルパスカラムに蓄積されたファイルパスが示すパスに保存されたファイルであって、変更ファイルである非差分ファイルに基づいて作成された差分ファイルの保存先表すファイルパスを蓄積する。
バージョン情報カラムは同様に、変更ファイルの改版番号情報を、登録日時カラムは登録時刻情報を、文書名カラムは電子ファイルの名称を蓄積する。また更に、登録順序情報を蓄積する登録順序カラムをも有する構成を採用できる。
尚、バージョン情報カラム、登録日時カラム、文書名カラム、及び登録順序カラムの蓄積する情報は、変更ファイル又は元ファイルである非差分ファイル、若しくは差分ファイルの属性情報である。
また、バージョン情報カラムに蓄積する改版番号情報を、非差分ファイルの新旧を区別するためのみに使用する実施例においては、以下に示す表2のように、改版番号情報を有しないテーブル構成を採用できる。
Figure 2008009569
ここで、図3を参照して、管理部1050が管理する記憶部に登録された情報の関係を説明する。図3は、管理部1050が管理する情報の関係を説明するための図である。
図3は、表1の有するレコードであって、ファイル群識別情報が「123」であるレコードが蓄積する情報から構成されるデータセットDS1ないしnを示している。
データセットDSは、ファイル群識別情報ID、属性情報I、及び非差分ファイルFOを有し、データセットDS1を除くデータセットDS2ないしnは、更に差分ファイルFDを有している。
尚、表1の有するレコードは、正確には、非差分ファイル及び差分ファイルの保存先を表すパスを保存するが、説明の便宜のためにデータセットDSは、非差分ファイルFO及び差分ファイルFDを有するとして説明する。
データセットDS1は、検出部1030が内部取得ファイルからファイル群識別情報を検出しなかった場合に、登録部1040が記憶部に登録した情報で構成される。
データセットDS1を構成するファイル群識別情報ID1は、登録部1040が生成したファイル群識別情報である。
また、非差分ファイルFO1は、ファイル群識別情報を表す図形であるファイル群識別図形GIを記述している。
このファイル群識別図形GIは、登録部1040が、内部取得ファイルである非差分ファイルFO1に記述したものである。尚、ファイル群識別図形GIは、QRコードで構成されている。
データセットDS2ないしnは、検出部1030が内部取得ファイルからファイル群識別情報を検出した場合に、登録部1040が記憶部に登録した情報で構成される。
データセットDS2ないしnを構成するファイル群識別情報ID2ないしnは、検出部1030が内部取得ファイルから検出したファイル群識別情報である。
また、非差分ファイルFO2ないしnは、検出部1030が検出したファイル群識別情報を表すファイル群識別図形GI、及びユーザ等により追加された画像である追加画像GA2ないしnを記述している。
データセットDS2を構成する情報を登録する前には、記憶部はデータセットDS1のみを記憶しているので、作成部1060は、記憶部の記憶するデータセットDS1を構成する非差分ファイルFO1を元ファイルであると判断する。
よって、データセットDS2を構成する非差分ファイルFO2と、データセットDS1を構成する非差分ファイルFO1との関係は、変更ファイルと元ファイルとの関係にある。
同様に、データセットDS3又はDSnを構成する情報を登録する前には、記憶部はデータセットDS1及び2、若しくはDS1ないしn−1のみを記憶しているので、作成部1060は、記憶部の記憶するデータセットDS2を構成する非差分ファイルFO2、又は図示を省略するが、非差分ファイルFOn−1を元ファイルであると判断する。
よって、データセットDS3又はDSnを構成する非差分ファイルFO3又はFOnと、データセットDS2又はn−1を構成する非差分ファイルFO2又はFOn−1との関係は、変更ファイルと元ファイルとの関係にある。
そこで、作成部1060は、比較矢印AC1、2又はn−1が示すように、非差分ファイルFO2、3、又はnと非差分ファイルFO1、2、又はn−1とを比較し、差分ファイルFD2、3、又はnを作成する。
差分ファイルFD2、3、又はnは、非差分ファイルFO2、3、又はnに加えられた変更を、点線で強調する差分画像GD2、3、又はnとして記述する。また、差分ファイルFD2、3、又はnは、変更ファイルFO2、3、又はnの記述した情報であって、かつ変更を加えていない情報GI等をも記述する。
上記実施形態では、差分画像GDは、点線で表記されることで強調されるとして説明したが、これに限定されるわけではなく、例えば、色を変更される、枠で囲まれる、太字で表記する、アンダーラインを引かれる、又はハイライトされることで強調される構成を採用することも可能である。
ここで、図1に戻り、引き続き情報処理装置1000の構成を説明する。
作成部1060は、検出部1030がファイル群識別情報を検出した場合には、検出部1030が変更ファイルである内部取得ファイルから検出したファイル群識別情報及び内部取得ファイルを受信する。
次に、作成部1060は、受信したファイル群識別情報に関連付けて既に登録部1040が記憶部に登録した内部取得ファイルであって、ファイルに関連付けられた登録時刻情報が最も遅いファイルを、登録部1040から取得する。
この構成によれば、元ファイルは、元ファイルが構成するファイル群の識別情報と関連付けて記憶部に登録されるので、作成手段は、容易に元ファイルのファイル群識別情報を取得できる。よって、比較処理に要する計算量を軽減できる。
その後、作成部1060は、登録部1040から取得したファイルを元ファイルとして、検出部1030から受信した変更ファイルとを比較し、変更ファイルに加えられた変更を検出する。
この構成によれば、元ファイル及び変更ファイルの双方がファイル群識別情報を記述するため、一例として、元ファイルがファイル群識別情報を有さず、かつ変更ファイルのみが有する場合と比べて、作成手段の行なう比較処理においてファイル識別情報を記述する部分を検出し、検出した部分を比較対象から除く処理が不要となる。よって、比較処理に要する計算量を軽減できる。
次に、作成部1060は、検出した変更ファイルに加えられた変更を強調して記述する差分ファイルを作成する。また、作成部1060は、差分ファイルに、変更ファイルの記述した情報であって、かつ変更を加えていない情報をも記述する。
この構成によれば、差分ファイルは元ファイルの記述した変更されていない情報をも記述するため、元ファイルが記述する情報に対する追加された情報の位置、大きさ、及び範囲を容易に知ることができる。
またこの構成によれば、作成手段は、最も遅い登録時刻情報に関連付けられた変更ファイルを元ファイルとするので、変更されたファイルに更に加えられた変更を強調する差分ファイルを作成できる。
また、電子ファイルを登録時刻情報に基づいて容易に取得できるので、改版履歴、又は特定の時刻帯に登録された1又は複数の電子ファイルを取得できる。
上記実施形態では作成部1060は、受信したファイル群識別情報に関連付けて既に登録部1040が記憶部に登録した内部取得ファイルであって、ファイルに関連付けられた登録時刻情報が最も遅いファイルを、登録部1040から取得するとして説明した。
しかし、これに限定されるわけではなく、例えば、登録順序情報が最も遅いファイルを、登録部1040から取得する構成を採用することも可能である。
この構成によれば、作成手段は、最も遅い登録順序情報に関連付けられた変更ファイルを元ファイルとするので、変更されたファイルに更に加えられた変更を強調する差分ファイルを作成できる。
また、電子ファイルを登録順序情報に基づいて容易に取得できるので、改版履歴、又は特定の登録順序情報に関連付けて登録された1又は複数の電子ファイルを取得できる。
またこれに限定されるわけではなく、例えば、改版番号情報が最も大きいファイルを、登録部1040から取得する構成を採用することも可能である。
この構成によれば、作成手段は、最も大きい改版番号情報に関連付けられた変更ファイルを前記元ファイルとするので、変更されたファイル変更に加えられた変更を強調する差分ファイルを作成できる。
また、電子ファイルを改版番号情報に基づいて容易に取得できるので、改版履歴、又は特定の改版番号情報に関連付けて登録された1又は複数の電子ファイルを取得できる。
最後に、作成部1060は、受信したファイル群識別情報、変更ファイルである内部ファイル、及び作成した差分ファイルを登録部1040へ送信する。
制御部1070を説明する前に、表示部1080について説明する。
表示部1080は、例えば、液晶ディスプレイ、又はCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等で構成され、制御部1070に制御されて、登録部1040が記憶部に関連付けて登録した元ファイル、変更ファイル、又は差分ファイルのいずれか1つ以上のファイルが記述する情報を表示する。
この構成によれば、表示手段は、元ファイル、変更ファイル、又は差分ファイルのいずれか1つ以上を表示するため、変更された電子ファイルの全体、変更部分、及び変更される前の電子ファイルの記述する情報を迅速かつ容易に確認できる。
入力部1090は、例えば、タッチパネル、キーボード、又はマウス等で構成され、ユーザに操作されて、情報処理装置1000へ各種の信号を入力する。
制御部1070は、情報処理装置1000を構成する出力部1010、取得部1020、検出部1030、登録部1040、管理部1050、作成部1060、表示部1080、及び入力部1090を制御する。
ここで、図4を参照して、制御部1070が、内部取得ファイルを記憶部に登録するために行なう登録処理について説明する。図4は、制御部1070が実行する登録処理の一例を表すフローチャートである。
先ず、制御部1070は、内部取得ファイルを取得するよう取得部1020を制御する(ステップST001)。
次に、取得部1020が取得した内部取得ファイルを検出部1030へ送信するよう取得部1020を制御し、受信した内部取得ファイルからファイル群識別情報を検出するよう検出部1030を制御する。
その後、制御部1070は、検出部1030がファイル群識別情報を検出したかを判断する(ステップST002)。制御部1070は、検出部1030がファイル群識別情報を検出したと判断する場合にはステップST004の処理を、そうでない場合にはステップST003の処理を実行する。
ステップST002において、制御部1070は、検出部1030がファイル群識別情報を検出しなかったと判断した場合には、後述する新規登録処理を実行する(ステップST003)。その後、制御部1070は、登録処理を終了する。
ステップST002において、制御部1070は、検出部1030がファイル群識別情報を検出したと判断した場合には、後述する追記登録処理を実行する(ステップST004)。その後、制御部1070は、登録処理を終了する。
ここで、図5を参照して、制御部1070が実行する新規登録処理について説明する。図5は、制御部1070が実行する新規処理の一例を表すフローチャートである。
先ず、制御部1070は、検出部1030から受信した内部取得ファイルを特定する固有識別子を発行するよう登録部1040を制御する(ステップST101)。
その後、制御部1070は、ステップST101で発行した固有識別子を、受信した内部取得ファイルで構成されるファイル群のファイル識別情報とし、ファイル識別情報を表す図形情報を内部取得ファイルに記述するよう登録部1040を制御する(ステップST102)。
次に、制御部1070は、内部取得ファイルとファイル群識別情報と属性情報とを同一レコードに登録することで関連付けて登録するよう登録部1040を制御する(ステップST103)。その後、登録部1040は、新規登録処理を終了する。
次に、図6を参照して、制御部1070が実行する追記登録登録処理について説明する。図6は、制御部1070が実行する追記登録処理の一例を表すフローチャートである。
先ず、制御部1070は、検出部1030が検出したファイル群識別情報で識別されるファイル群を管理部1050が管理しているかを判断する(ステップST201)。制御部1070は、検出したファイル群識別情報で識別されるファイル群を管理部1050が管理していると判断する場合にはステップST203の処理を、そうでない場合にはステップST202の処理を実行する。
ステップST201において、制御部1070は、検出したファイル群識別情報で識別されるファイル群を管理部1050が管理していないと判断する場合には、例えば、エラーメッセージを表示するよう表示部1080を制御することで、エラーを通知する(ステップST202)。その後、制御部1070は、追記登録処理を終了する。
ステップST201において、制御部1070は、検出したファイル群識別情報で識別されるファイル群を管理部1050が管理していると判断する場合には、管理部から元ファイルとする非差分ファイルを取得するよう作成部1060を制御する(ステップST203)。
次に、制御部1070は、ステップST203で取得した元ファイルと、検出部1030から受信した内部取得ファイルとを比較して、差分ファイルを作成するよう作成部1060を制御する(ステップST204)。
その後、制御部1070は、ファイル識別情報、内部ファイル、及び作成部1060が作成した差分ファイルを取得し、取得したファイル識別情報、内部ファイル、及び差分ファイルと属性情報とを関連付けて管理部1050が管理する記憶部へ登録するよう登録部1040を制御する(ステップST205)。その後、制御部1070は、追記登録処理を終了する。
この構成によれば、登録手段は、元ファイルと変更ファイルと差分ファイルとを関連付けて記憶部に登録するため、変更ファイルを、元ファイルに差分ファイルの有する変更情報を合成することなく取得できる。また逆に、元ファイルを、変更ファイルから差分ファイルの有する変更情報を削除することなく取得できる。
よって一例として、変更ファイル及び元ファイルを取得するために合成処理又は削除処理を行なう場合と比べて、取得処理に要する計算量を軽減できる。
次に、図7を参照して、制御部1070が表示部1080へ表示させる情報について説明する。図7は、実施例1において表示部1080が表示する情報を記述した電子ファイルを説明するための図である。
図7は、改版番号が1及び2である属性情報に関連付けられた電子ファイルとその電子ファイル間の関係を表している。
改版番号が1に関連付けられたファイルは、非差分ファイルFO1のみである。また、改版番号が2に関連付けられたファイルは、非差分ファイルFO2及び差分ファイルFD2である。
ここで、入力部1090により入力された信号により、表示部1080に表示するよう選択された電子ファイルを表示ファイルFVと言う。制御部1070は、表示ファイルFVに記述された情報を表示するよう表示部1080を制御する。
図7は、同じファイル群識別情報に関連付けられたファイルの内で、最も大きい改版番号2と関連付けられた差分ファイルFD2と、その次に大きい改版番号1と関連付けられた非差分ファイルF01を表示ファイルFVとして選択された場合を表している。尚、非差分ファイルFO1と非差分ファイルFO2との関係は、元ファイルと変更ファイルとの関係にある。
次に、図8を参照して、ユーザが表示ファイルFVを選択する際に、表示部1080が表示する選択画面について説明する。図8は、実施例1において表示部1080が表示する選択画面の一例を表す図である。
図8が示す選択画面FSは、選択スプレッドGSを有している。
選択スプレッドGSのカラムは、文書名カラム、最新バージョンカラム、及び操作一覧カラムを有している。
選択スプレッドGSの列は、表1に示した最新バージョンカラムに蓄積された登録時刻情報、改版番号情報、又は登録順序情報の内で、最も遅い登録時刻情報、若しくは最も大きい改版番号情報、又は登録順序情報を蓄積するレコードの蓄積する情報を、同一の行に表示する。
文書名カラム、及び最新バージョンカラムは、表1に示した最新バージョンカラムに蓄積された改版番号情報の内で、最も大きい改版番号情報を蓄積するレコードの文書名カラム及びバージョン情報カラムに蓄積された情報を表示する。
操作一覧カラムは、元ファイル情報表示リンクと、差分ファイル表示リンクとを表示する。元ファイル情報表示リンクは、例えば、ユーザが入力部1090をクリック操作等することで、同じ行に表示された文書名に関連付けられた元ファイルを表示ファイルとして選択する信号を、入力部1090が入力できることを表すリンク表示である。差分ファイル表示リンクも同様に、差分ファイルを表示ファイルとして選択信号を入力部1090が入力できることを表すリンク表示である。
ここで、図9を参照して表示部1080が電子ファイルに記載された情報を表示する際に表示する表示画面について説明する。図9は、実施例1において表示部が表示する表示画面の一例を表す図である。
図9は、非差分ファイルFO1を元ファイルとし、追加情報GAを追加された非差分ファイルFO2を変更ファイルとした場合に表示される表示画面を表している。
元ファイル表示画面FMOは、例えば、ユーザが入力部1090を操作して、図示を省略するが、ポインタを元ファイル表示リンクに合わせてクリック等することで、入力部1090が元ファイルを表示する命令信号を入力した場合に、表示部1080が表示する表示画面である。
元ファイル表示画面FMOは、元ファイルである非差分ファイルFO1の記述する情報を表示する。
元ファイル表示画面FMOは非差分ファイルFO1の記述するファイル群識別画像GIを表示する。
差分ファイル表示画面FMDも同様に、入力部1090が差分ファイルを表示する命令信号を入力した場合に、表示部1080が表示する表示画面である。
差分ファイル表示画面FMDは、変更ファイルである非差分ファイルFO2と元ファイルである非差分ファイルFO1とに基づいて生成された差分ファイルを表示する。
差分ファイル表示画面FMDは、差分ファイルが点線表示により強調して表示する変更ファイルFO2に加えられた追加情報GA、及び変更ファイルFO2の記述した情報であって、かつ変更を加えていない情報であるファイル群識別画像GIを表示する。
上記実施形態では、図8に示す選択画面FSの操作一覧カラムは、元ファイル表示リンク及び差分ファイル表示リンクを表示し、ユーザがポインタを元ファイル表示リンクに合わせてクリックすることで、表示部1080は、元ファイルの記述する情報を元ファイル表示画面FMOに表示する。また同様に、差分ファイル表示リンクに合わせてクリックすることで、表示部1080は、差分ファイルの記述する情報を差分ファイル表示画面FMDに表示するとして説明した。
しかし、これに限定されるわけではなく、例えば、選択画面FSの操作一覧カラムは、ファイル表示リンクのみを表示し、ユーザがポインタをファイル表示リンクに合わせてクリックすることで、表示部1080は、元ファイル及び差分ファイルの記述する情報をファイル表示画面FMFに表示する構成を採用できる。
ファイル表示画面FMFは、元ファイル表示サブ画面FSO及び差分ファイル表示サブ画面FSDを有する。
元ファイル表示サブ画面FSO及び差分ファイル表示サブ画面FSDは、上記で説明した元ファイル表示画面FMO及び差分ファイル表示画面FMDと同一の表示機能を有する。
次に、制御部1070が選択画面に表示する情報を生成するために実行する選択画面生成処理について説明する。図10は、実施例1において制御部が実行する選択画面生成処理の一例を表す図である。
先ず、制御部1070は、管理部1050が管理する同一ファイル群識別情報を有するレコードの内で、最も大きい改版番号情報を有するレコードが蓄積する文書名を全て取得する(ステップST301)。
次に、制御部1070は、取得した全ての文書名についてステップST303の処理を実行したかを判断する(ステップST302)。制御部1070は、取得した全ての文書名についてステップST303の処理を実行したと判断する場合には選択画面生成処理を終了する、そうでない場合にはステップST303の処理を実行する。
ステップST302において、制御部1070は、取得した全ての文書名についてステップST303の処理を実行していないと判断する場合には、未処理である文書名、未処理である文書名を蓄積するレコードの改版番号情報、元ファイル情報表示リンク、及び差分ファイル情報表示リンクを表示部1080に表示させる(ステップST303)。その後、ステップST302に戻り上記処理を繰り返す。
次に、図8に示す選択画面FSのファイル表示リンクに、ユーザがポインタを合わせてクリックした場合に、制御部1070が、表示部1080ファイル表示画面FMFを表示させる際に実行する表示画面生成処理について説明する。図11は、実施例1において制御部1070が実行する表示画面生成処理の一例を表す図である。
先ず、制御部1070は、表示ファイルを選択する信号を入力部1090から受信する(ステップST401)。尚、ここでは表示ファイルは、差分ファイルと元ファイルの双方を指すとする。
次に、制御部1070は、選択信号で選択された表示ファイルである差分ファイルに関連付けられた改版番号情報(バージョン番号とも言う)を取得する(ステップST402)。
その後、制御部1070は、ステップST402で取得した改版番号情報が1であるかを判断する(ステップST403)。制御部1070は、改版番号情報が1であると判断する場合にはステップST404を、そうでない場合にはステップST405を実行する。
ステップST403において、制御部1070は、改版番号情報が1であると判断した場合には、差分ファイルが存在しない旨の通知をする(ステップST404)。具体的には、エラーメッセージを表示部1080に表示させる。その後、制御部1070は表示画面生成処理を終了する。
ステップST403において、制御部1070は、改版番号情報が1でないと判断した場合には、管理部1050が管理する記憶部に登録したデータから最も大きい改版番号情報(いわゆる最新バージョン)に関連付けて記憶された差分ファイルパスを取得する。その後、制御部1070は、取得した差分ファイルパスに基づいて差分ファイルを取得する(ステップST405)。
次に、制御部1070は、管理部1050から2番目に大きい改版番号情報に関連付けて記憶された非差分ファイルパスを取得する。その後、制御部1070は、取得した非差分ファイルパスに基づいて元ファイルを取得する(ステップST406)。
その後、制御部1070は、表示部1080にファイル表示画面FMFを表示させ、表示させたファイル表示画面FMFの元ファイル表示サブ画面FSOに取得した元ファイルの記述する情報を、差分ファイル表示サブ画面FSDに差分ファイルの記述する情報を表示するよう制御する(ステップST407)。次に、制御部1070は、表示画面生成処理を終了する。
上記実施例1では、出力部1010は、内部出力ファイルをそのままのファイルフォーマット又は異なったファイルフォーマットに変換して出力し、取得部1020は、外部取得ファイルを取得し、取得した外部取得ファイルをそのままのファイルフォーマット又は異なったファイルフォーマットに変換して出力するとして説明した。
しかし、これに限定されるわけではなく、例えば、出力部1010はプリンタで構成され、内部取得ファイルの記述する情報を、例えば、紙等の物理媒体に印刷し、かつ取得部1020はスキャナで構成され、同じく例えば、紙等の物理媒体に印刷された情報を光学的に取得して内部電子ファイルを作成する構成を採用することも可能である。
本実施例においては、検出部1030が検出手段に相当し、登録部1040が登録手段に相当し、作成部1060が作成手段に相当し、かつ表示部1080が表示手段に相当する。
以下、本発明の第2の実施形態について、添付図面12を参照しつつ説明する。図12は、実施例2において表示部が表示する情報を記述した電子ファイルを説明するための図である。
第2の実施形態は、差分ファイルFD2を表示ファイルFVとする点で一致するが、元ファイルFO1ではなく変更ファイルFO2を表示ファイルFVとする点で第1の実施例と異なる。
尚、以下に説明する実施例2ないし10については、情報処理装置1000を構成する各装置の構成及び機能は、実施例1で説明したものとほぼ同様なので説明を省略し、相違点について延べることとする。
図示は省略するが、表示部1080は、図8が示す選択画面FSと異なり、元ファイル情報表示リンクではなく、変更ファイル情報表示リンクを表示する点で実施例1と異なる。
変更ファイル情報表示リンクは、例えば、ユーザが入力部1090をクリック操作等することで、同じ行に表示された文書名に関連付けられた変更ファイルを表示ファイルとして選択する信号を、入力部1090が入力できることを表すリンク表示である。
また、表示部1080は、元ファイル表示画面FMO、又はファイル表示画面FMFの有する元ファイル表示サブ画面FSOではなく、変更ファイルFO2の記述する情報を表示する変更ファイル表示画面、又は変更ファイル表示サブ画面を表示する点で実施例1と異なる。
この構成によれば、表示部1080は、変更ファイル及び差分ファイルの記述する情報を表示するため、容易に変更内容を確認できる。
以下、本発明の第3の実施形態について、添付図面13を参照しつつ説明する。図13は、実施例3において表示部が表示する情報を記述した電子ファイルを説明するための図である。
第3の実施形態は、差分ファイルFD2及び元ファイルFO1を表示ファイルFVとする点で一致するが、更に変更ファイルFO2をも表示ファイルFVとする点で第1の実施例と異なる。
図示は省略するが、表示部1080は、図8が示す選択画面FSと異なり、変更ファイル情報表示リンクを更に表示する点で実施例1と異なる。尚、変更ファイル情報表示リンクは実施例2で説明したものと同じであるため説明を省略する。
また、表示部1080は、更に、変更ファイルFO2の記述する情報を表示する変更ファイル表示画面、又は変更ファイル表示サブ画面を表示する点で実施例1と異なる。
この構成によれば、表示部1080は、元ファイル、変更ファイル及び差分ファイルの記述する情報を表示するため、容易に変更内容を確認できる。
以下、本発明の第4の実施形態について、添付図面14を参照しつつ説明する。図14は、実施例4において表示部が表示する情報を記述した電子ファイルを説明するための図である。
第4の実施形態は、ファイル群識別情報が同一である元ファイルFO1及び差分ファイルFD2を表示ファイルFVとするのではなく、「ID1」及び「ID2」と言う異なるファイル群識別情報を有するファイルであって、最も大きい改版番号情報に関連付けられた差分ファイルFD13、及びFD22を表示ファイルFVとする点で異なる。
この構成によれば、それぞれのファイルに追加された最新の変更を表示部1080に表示するので、例えば、1の内容を表す情報が複数のファイルに分割されて記述されている場合に、全体の1の内容に対する最新の変更(いわゆる差分ドキュメント)を容易かつ迅速に確認できる。
具体的には、以下に説明する実施例4ないし6においては、1の内容を記述した文書ファイルが文書を構成する章毎に1の文書ファイルとして記憶部に記憶されている場合を言う。
図示は省略するが、表示部1080は、図8が示す選択画面FSと異なり、元ファイル情報表示リンクを有さずに、複数の変更ファイル情報表示リンクを表示する点で実施例1と異なる。尚、変更ファイル情報表示リンクは実施例2で説明したものと同じであるため説明を省略する。
また、表示部1080は、元ファイル表示画面FMO、又はファイル表示画面FMFの有する元ファイル表示サブ画面FSOを有さず、差分ファイルFD13、及びFD22の記述する情報を表示する変更ファイル表示画面、又は変更ファイル表示サブ画面を複数表示する点で実施例1と異なる。
以下、本発明の第5の実施形態について、添付図面15を参照しつつ説明する。図15は、実施例5において表示部が表示する情報を記述した電子ファイルを説明するための図である。
第5の実施形態は、ファイル群識別情報が同一である元ファイルFO1及び差分ファイルFD2を表示ファイルFVとするのではなく、ID1とID2との異なるファイル群識別情報を有するファイルであって、同一の改版番号情報に関連付けられた差分ファイルFD12、及びFD22を表示ファイルFVとする点で異なる。
この構成によれば、特定の改版番号情報に関連付けられたそれぞれのファイルに追加された変更を表示部1080に表示するので、例えば、1の内容を表す情報が複数のファイルに分割されて記述されている場合に、全体の1の内容に対する特定の改版番号情報に関連付けられた変更を容易かつ迅速に確認できる。
図示は省略するが、表示部1080は、図8が示す選択画面FSと異なり、元ファイル情報表示リンクを有さずに、複数の変更ファイル情報表示リンクを更に表示する点で実施例1と異なり、かつ実施例4と同一である。尚、変更ファイル情報表示リンクは実施例2で説明したものと同じであるため説明を省略する。
また、表示部1080は、元ファイル表示画面FMO、又はファイル表示画面FMFの有する元ファイル表示サブ画面FSOを有さず、差分ファイルFD12、及びFD22の記述する情報を表示する変更ファイル表示画面、又は変更ファイル表示サブ画面を複数表示する点で実施例1と異なる。
この構成によれば、最も大きいの改版番号情報(バージョン番号)に関連付けて登録された差分ファイル等の電子ファイルを抜き出して表示(いわゆるスナップショット)できる。
以下、本発明の第6の実施形態について、添付図面16を参照しつつ説明する。図16は、実施例6において表示部が表示する情報を記述した電子ファイルを説明するための図である。
第6の実施形態は、ファイル群識別情報が同一である元ファイルFO1及び差分ファイルFD2を表示するのではなく、「ID1」及び「ID2」と言う異なるファイル群識別情報を有するファイルであって、同一の改版番号情報に関連付けられた差分ファイルFD13、及びFD22を表示する点で異なる。
この構成によれば、特定の登録日である登録時刻情報に関連付けられたそれぞれのファイルに追加された変更を表示部1080に表示するので、例えば、1の内容を表す情報が複数のファイルに分割されて記述されている場合に、全体の1の内容に対する特定の登録日に関連付けられた変更を容易かつ迅速に確認できる。
図示は省略するが、表示部1080は、図8が示す選択画面FSと異なり、元ファイル情報表示リンクを有さずに、複数の変更ファイル情報表示リンクを更に表示する点で実施例1と異なり、かつ実施例4及び5と同一である。尚、変更ファイル情報表示リンクは実施例2で説明したものと同じであるため説明を省略する。
また、表示部1080は、元ファイル表示画面FMO、又はファイル表示画面FMFの有する元ファイル表示サブ画面FSOを有さず、差分ファイルFD13、及びFD22の記述する情報を表示する変更ファイル表示画面、又は変更ファイル表示サブ画面を複数表示する点で実施例1と異なる。
この構成によれば、特定の登録日に関連付けて登録された差分ファイル等の電子ファイルを抜き出して表示(いわゆるスナップショット)できる。
以下、本発明の第7の実施形態について、添付図面17を参照しつつ説明する。図17は、実施例7において表示部が表示する情報を記述した電子ファイルを説明するための図である。
第7の実施形態は、最も早い登録時刻情報、又は登録順序情報、若しくは最も小さい改版番号情報に関連付けられた非差分ファイルを元ファイルとし、最も遅い登録時刻情報、又は登録順序情報、若しくは最も大きい改版番号情報に関連付けられた非差分ファイルを変更ファイルとした場合の元ファイル、変更ファイル、及び元ファイルと変更ファイルとから作成された差分ファイルを、表示ファイルとする点で実施例1と異なる。
図示は省略するが、表示部1080は、図8が示す選択画面FSと異なり、変更ファイル情報表示リンクを更に表示する点で実施例1と異なる。尚、変更ファイル情報表示リンクは実施例2で説明したものと同じであるため説明を省略する。
また、生成部1060は、制御部1070に制御されて、最も早い登録時刻情報、又は登録順序情報、若しくは最も小さい改版番号情報に関連付けられた非差分ファイルFO11を管理部1050が管理する記憶部から取得し、取得した非差分ファイルを元ファイルとする。
次に、生成部1060は、制御部1070に制御されて、最も遅い登録時刻情報、又は登録順序情報、若しくは最も大きい改版番号情報に関連付けられた非差分ファイルFO13を管理部1050が管理する記憶部から取得し、取得した非差分ファイルを変更ファイルとする。
その後、生成部1060は、取得した元ファイルと変更ファイルとを比較して差分ファイルFD1を生成する点で実施例1と異なる。
また、表示部1080は、変更ファイルFO13の記述する情報を表示する変更ファイル表示画面、又は変更ファイル表示サブ画面を更に有し、差分ファイル表示画面FMD、又はファイル表示画面FMFの有する差分ファイル表示サブ画面FSDは、差分ファイルFD1を表示する点で実施例1と異なる。
以下、本発明の第8の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。図18は、実施例8において表示部1080が表示する選択画面FSの一例を表す図である。
第8の実施形態は、同一のファイル群識別情報を有するレコードが蓄積する改版番号情報の内で、最も最も大きい改版番号情報(いわゆる最新バージョン番号)が「1」である場合には、選択画面FSの操作一覧カラムに差分ファイル表示リンクを表示しない点で実施例1と異なる。
図18においては、「文書3」の最新バージョン番号が「1」であるため、操作一覧カラムには元ファイル表示リンクのみが表示され、差分ファイル表示リンクは表示されない。
次に、実施例8において、制御部1070が選択画面に表示する情報を生成するために実行する選択画面生成処理について説明する。図19は、実施例8において制御部1070が実行する選択画面生成処理の一例を表す図である。
先ず、制御部1070は、管理部1050が管理する同一ファイル群識別情報を有するレコードの内で、最も大きい改版番号情報を有するレコードが蓄積する文書名、及び改版番号情報を全て取得する(ステップST501)。
次に、制御部1070は、取得した全ての文書名についてステップST504又はST505の処理を実行したかを判断する(ステップST502)。制御部1070は、取得した全ての文書名についてステップST504又はST505の処理を実行したと判断する場合には選択画面生成処理を終了する、そうでない場合にはステップST503の処理を実行する。
ステップST502において、制御部1070は、取得した全ての文書名についてステップST504ないしST505の処理を実行していないと判断する場合には、未処理である文書名に関連付けられた最も大きい改版番号情報が「1」であるかを判断する(ステップST503)。制御部1070は、未処理である文書名に関連付けられた最も大きい改版番号情報が「1」であると判断する場合にはステップST504の処理を、そうでない場合にはステップST505の処理を実行する。
ステップST502において、制御部1070は、未処理である文書名に関連付けられた最も大きい改版番号情報が「1」であると判断する場合には、未処理である文書名、未処理である文書名を蓄積するレコードの改版番号情報、元ファイル情報表示リンクを表示部1080に表示させる(ステップST504)。尚、差分ファイル情報表示リンクは表示させない。その後、制御部1070は、ステップST502に戻り上記処理を繰り返す。
ステップST502において、制御部1070は、未処理である文書名に関連付けられた最も大きい改版番号情報が「1」でないと判断する場合には、未処理である文書名、未処理である文書名を蓄積するレコードの改版番号情報、及び元ファイル情報表示リンク、更に差分ファイル情報表示リンクを表示部1080に表示させる(ステップST505)。その後、制御部1070は、ステップST502に戻り上記処理を繰り返す。
次に、図18に示す選択画面FSの差分ファイル表示リンクに、ユーザがポインタを合わせてクリックした場合に、制御部1070が、表示部1080差分ファイル表示画面FMDを表示させる際に実行する表示画面生成処理について説明する。図20は、実施例8において制御部1070が実行する表示画面生成処理の一例を表す図である。
先ず、制御部1070は、表示ファイルを選択する信号を入力部1090から受信する(ステップST601)。尚、ここでは表示ファイルは、差分ファイルのみを指すとする。
次に、制御部1070は、選択信号で選択された表示ファイルのファイル群識別情報と同一の情報を有するレコードの内で、蓄積する改版番号情報が最も大きい改版番号情報を蓄積するレコードの有する差分ファイルパスを取得する。
その後、制御部1070は、取得した差分ファイルパスに保存された差分ファイルを取得する(ステップST602)。
次に、制御部1070は、表示部1080に差分ファイル表示画面FMDを表示させ、表示させた差分ファイル表示画面FMDに取得した差分ファイルの記述する情報を表示させる(ステップST603)。その後、制御部1070は、表示画面生成処理を終了する。
次に、図18に示す選択画面FSの元ファイル表示リンクに、ユーザがポインタを合わせてクリックした場合に、制御部1070が、表示部1080元ファイル表示画面FMOを表示させる際に実行する表示画面生成処理について説明する。図21は、実施例8において制御部1070が実行する表示画面生成処理の他例を表す図である。
先ず、制御部1070は、表示ファイルを選択する信号を入力部1090から受信する(ステップST701)。尚、ここでは表示ファイルは、元ファイルのみを指すとする。
次に、制御部1070は、選択信号で選択された表示ファイルのファイル群識別情報と同一の情報を有するレコードの内で、蓄積する改版番号情報が2番目に大きい改版番号情報を蓄積するレコードの有する非差分ファイルパスを取得する。その後、制御部1070は、取得した非差分ファイルパスに保存された差分ファイルを取得する(ステップST702)。
次に、制御部1070は、表示部1080に元ファイル表示画面FMOを表示させ、表示させた元ファイル表示画面FMOに取得した非差分ファイルの記述する情報を表示させる(ステップST703)。その後、制御部1070は、表示画面生成処理を終了する。
以下、本発明の第9の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。図22は、実施例9における本発明の情報処理システムの実施形態を表す図である。
第9の実施形態は、実施例1において図1で示した情報処理装置1000を構成する出力部1010、取得部1020、表示部1080、及び入力部1090を別個の装置とし、情報処理装置2000と共に本発明に係る情報処理システム10を構成する点で異なる。
情報処理システム10は、情報処理装置2000、出力装置100、取得装置200、表示装置800、及び入力装置900で構成されている。
情報処理装置2000は、例えば、パーソナルコンピュータで構成され、出力装置100、取得装置200、表示装置800、及び入力装置900に接続している。
情報処理装置2000は、検出手段である検出部2030、登録手段である登録部2040、管理部2050、作成手段である作成部2060、及び制御部2070で構成され、バス2005により相互に通信可能に接続している。
尚、出力装置100、取得装置200、表示装置800、入力装置900、検出部2030、登録部2040、管理部2050、作成部2060、及び制御部2070の構成及び機能については実施例1で説明した出力部1010、取得部1020、表示部1080、入力部1090、検出部1030、登録部1040、管理部1050、作成部1060、及び制御部1070と同様であるため説明を省略する。
本実施例においては、検出部2030が検出手段に相当し、登録部2040が登録手段に相当し、かつ作成部2060が作成手段に相当する点で実施例1と同様であるが、表示装置800が表示手段に相当する点で実施例1と異なる。
以下、本発明の第10の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。実施例10における本発明の情報処理システムの実施形態を表す図である。
第10の実施形態は、情報処理装置2000の有する機能が、互いに接続された蓄積装置3000と端末装置4000とで実現される点で第9の実施例と異なる。
本発明に係る情報処理システム20は、出力装置100、取得装置200、第1表示装置830、第2表示装置840、第1入力装置930、第2入力装置940、蓄積装置3000、及び端末装置4000で構成される。
出力装置100の構成及び機能は、実施例9に記載した出力装置100と同様である。しかし、出力装置100は、端末装置4000の有する制御部4070により制御されて内部出力ファイルを参照し、参照した内部出力ファイルに基づいて外部出力ファイルを出力する、又は例えば、紙等の物理媒体に内部出力ファイルの記述する情報を印刷する点で実施例9と異なる。
また、出力装置100の参照する内部出力ファイルは、蓄積装置3000の有する通信部3100により送信された電子ファイルである点で実施例9と異なる。
取得装置200の構成及び機能は、実施例9に記載した取得装置200と同様である。しかし、取得装置200は、端末装置4000の有する制御部4070により制御されて外部取得ファイルを参照し、又は例えば、紙等の物理媒体に印刷された情報を光学的に取得して内部取得ファイルを取得する点で実施例9と異なる。
また、取得装置200の取得した内部取得ファイルは、蓄積装置3000の有する通信部3100により受信される点で実施例9と異なる。
ネットワーク500は、WAN(Wide Area Network)又はLAN(Local Area Network)等で構成され、出力装置100、取得装置200、蓄積装置3000、及び端末装置4000を相互に通信可能に接続する。
第1表示装置830、第2表示装置840、第1入力装置930、及び第2入力装置940の機能及び構成は、実施例9に示した表示装置800及び入力装置900と同様である。
しかし、第2表示装置840の表示は、蓄積装置3000の有する通信部3100が送信する命令を、端末装置4000の有する通信部4100が受信し、受信した命令に従って制御部4070が制御する点で実施例9と異なる。
また、第2入力装置940が入力する信号等は、端末装置4000の有する通信部4100から蓄積装置3000へ送信され、蓄積装置3000の有する制御部3070は、通信部3100が受信した信号等に基づいて蓄積装置3000を構成する各部を制御する点で実施例9と異なる。
また、第2入力装置940が入力する他の信号等は、端末装置4000の有する制御部4070により受信され、制御部4070は、受信した信号に基づいて出力装置100又は取得装置200を制御する点で実施例9と異なる。
蓄積装置3000は、例えば、パーソナルコンピュータで構成され、検出手段である検出部3030、登録手段である登録部3040、管理部3050、制御部3070、及び通信手段である通信部3100で構成され、バス3005により相互に通信可能に接続している。また、第1表示装置830及び第1入力装置930と接続している。
検出部3030の構成及び機能は、実施例9に記載した検出部2030と同様である。しかし、検出部3030が扱う電子ファイルは、通信部3100が取得装置200から受信した内部取得ファイルである点で実施例9と異なる。
登録部3040の構成及び機能は、実施例9に記載した登録部2040と同様である。しかし、登録部3040が登録する元ファイルである非差分ファイルは、通信部3100が取得装置200から受信した内部取得ファイルである点で実施例9と異なる。
更に、登録部3040が登録する変更ファイルである非差分ファイル及び差分ファイルは、通信部3100が端末装置4000から受信した電子ファイルである点で実施例9と異なる。
管理部3050の構成及び機能は、実施例9に記載した管理部2050と同様であるので、説明を省略する。
制御部3070については、後に説明する。
通信部3100は、例えば、ネットワーク・アダプタで構成される。
通信部3100は、出力装置100へ内部出力ファイルを送信し、端末装置4000へ変更ファイルと登録部3040によって記憶部に登録された元ファイルとを関連付けて送信し、かつ端末装置4000へ第2表示装置840に対して表示する情報、及び表示を制御する命令信号を送信する。
また、通信部3100は、端末装置4000から各種命令信号を受信し、取得装置200から内部取得ファイルを受信し、かつ端末装置4000の有する通信部4100が送信した差分ファイル及び変更ファイルを受信する。
制御部3070の構成及び機能は、実施例9に記載した制御部2070と同様である。しかし、以下の点で実施例9と異なる。
先ず、制御部3070は、端末装置4000からの命令に従って、出力装置100を制御して外部出力ファイルを出力させる、又は例えば、紙等の物理媒体に内部出力ファイルの記述する情報を印刷するよう命じる出力命令信号を受信するよう通信部3100を制御する。
次に、制御部3070は、出力命令信号に従って内部出力ファイルを出力装置100へ送信するよう通信部3100を制御する。
また、制御部3070は、端末装置4000から、取得装置200を制御して内部取得ファイルを取得させるよう命じる取得命令信号を受信するよう通信部3100を制御する。
次に、制御部3070は、受信した取得命令信号に従って取得装置200を制御する信号を取得装置200へ送信し、取得装置200から内部取得ファイルを受信するよう通信部3100を制御する。
その後、制御部3070は、受信した内部取得ファイルを検出部3030へ送信するよう通信部3100を制御する。次に、制御部3070は、検出部3030がファイル群識別情報を検出したかを判断する。
制御部3070は、検出部3030がファイル群識別情報を検出した場合には、管理部3050が管理する記憶部に登録されたファイルから元ファイルを取得し、取得した元ファイルと変更ファイルである内部取得ファイルとを関連付けて端末装置4000へ送信するよう通信部3100を制御する。
検出部3030がファイル群識別情報を検出した場合に実行する制御部3070の処理は、実施例9と同様であるので説明を省略する。
次に、制御部3070は、端末装置4000から差分ファイルと変更ファイルとを受信するよう通信部3100を制御する。
その後、制御部3070は、受信した差分ファイルと変更ファイルとを登録部3040へ送信するよう通信部3100を制御し、受信した差分ファイルと変更ファイルとを記憶部に関連付けて登録するよう登録部3040を制御する
また、制御部3070は、端末装置4000から、第2表示装置840へ表示する表示ファイルを選択する選択信号を取得するよう通信部4100を制御する。
次に、制御部3070は、図11に示した表示画面生成処理を実行し、第2表示装置840へ表示する情報、及び表示を制御する命令信号を端末装置4000へ送信するよう通信部3100を制御する。
端末装置4000は、例えば、パーソナルコンピュータで構成され、作成手段である作成部4060、制御部4070、及び通信手段である通信部4100で構成され、バス4005により相互に通信可能に接続している。また、第2表示装置840及び第2入力装置940と接続している。
作成部4060の構成及び機能は、実施例9に記載した作成部4060と同様である。しかし、作成部4060は、通信部4100が受信した元ファイルと、変更ファイルとを比較することで、差分ファイルを作成する点で実施例9と異なる。
制御部4070については後に説明する。
通信部4100は、例えば、ネットワーク・アダプタで構成される。
通信部4100は、蓄積装置3000の有する通信部3100が送信した元ファイルと変更ファイルとを受信し、かつ蓄積装置3000から第2表示装置840へ表示する情報、及び表示を制御する命令信号を受信する。
制御部4070の構成及び機能は、実施例9に記載した制御部2070と同様である。しかし、以下の点で実施例9と異なる。
先ず、制御部4070は、第2入力装置940から出力命令信号を受信し、受信した出力命令信号を蓄積装置3000へ送信するよう通信部3100を制御する。
その後、制御部4070は、第2入力装置940から取得命令信号を受信し、受信した取得命令信号を蓄積装置3000へ送信するよう通信部3100を制御する。
次に、制御部4070は、蓄積装置3000から元ファイル及び変更ファイルを受信するよう通信部3100を制御する。その後、制御部4070は、受信した元ファイル及び変更ファイルを作成部4060へ送信するよう通信部3100を制御する。
次に、制御部4070は、受信した元ファイル及び変更ファイルに基づいて差分ファイルを生成するよう作成部4060を制御する。その後、作成部4060が生成した差分ファイル及び受信した変更ファイルを通信部3100へ送信するよう作成部4060を制御する。
次に、差分ファイル及び変更ファイルを蓄積装置3000へ送信するよう通信部3100を制御する。
また、制御部4070は、第2入力装置940から表示する表示ファイルを選択する選択信号を取得する。
次に、制御部4070は、取得した選択信号を蓄積装置3000へ送信するよう通信部3100を制御する。
その後、制御部4070は、蓄積装置3000から第2表示装置840に表示する情報、及び表示を制御する命令信号を受信するよう通信部4100を制御する。次に、制御部4070は、受信した命令信号に基づいて、受信した情報を表示するよう第2表示装置840を制御する。
この構成によれば、登録手段は、元ファイルと変更ファイルと差分ファイルとを関連付けて記憶部に登録するため、変更ファイルを、元ファイルに差分ファイルの有する変更情報を合成することなく取得できる。また逆に、元ファイルを、変更ファイルから差分ファイルの有する変更情報を削除することなく取得できる。
よって一例として、変更ファイル及び元ファイルを取得するために合成処理又は削除処理を行なう場合と比べて、取得処理に要する計算量を軽減できる。
上記実施例10では、情報処理システム20は、出力装置100、取得装置200、蓄積装置3000、及び端末装置4000等を有し、蓄積装置3000は、検出部3030、登録部3040、管理部3050等を有するとして説明した。
しかし、これに限定されるわけではなく、例えば、情報処理システム20は、出力装置100、取得装置200、蓄積装置3000、及び端末装置4000等の他に、検出部3030を有する検出装置、及び登録部3040を有する登録装置を更に有し、蓄積装置3000は管理部3050を有し、かつこれらの装置は相互に通信可能に接続される構成を採用できる。
本実施例においては、蓄積装置3000の検出部3030が検出手段に相当し、登録部3040が登録手段に相当し、通信部3100が蓄積装置の有する通信手段に相当し、端末装置4000の作成部4060が作成手段に相当し、通信部4100が端末装置の有する通信手段に相当する点で実施例1と異なる。
尚、本発明の情報処理方法は、情報処理装置1000により実現できる。
また、本発明の情報処理方法は、コンピュータを制御して実行するプログラムとして実現することができる。このプログラムは、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体に格納して配布したり、ネットワークを介して配信したりすることにより、提供することができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
上記実施形態では、非差分ファイルに関連付けられる属性情報である登録時刻情報、改版番号情報、及び登録順序情報のいずれか1つ以上により、非差分ファイルの新旧を判断するとして説明した。
しかし、これに限定されるわけではなく、例えば、非差分ファイルと、非差分ファイルを識別する識別情報とを関連付け、かつ非差分ファイルと、当該非差分ファイルに対し元ファイルの関係にある非差分ファイルを識別する識別情報と、変更ファイルの関係にある非差分ファイルを識別する識別情報とを関連づけて記憶部に登録する構成を採用できる。
この構成によれば、作成手段は、変更ファイルの関係にある非差分ファイルを識別する識別情報に基づいて、改版履歴を辿ることで最終的に元ファイルを取得できるため、変更されたファイルに、更に加えられた変更を強調する差分ファイルを作成できる。
上記実施形態では、制御部1070、2070、及び3070は、最大の改版番号情報が「1」であるか否かにより差分ファイルの有無を判断するとして説明した。
しかし、これに限定されるわけではなく、例えば、同一のファイル群識別情報を有するレコードの数が「1」であるか否かにより差分ファイルの有無を判断する構成を採用できる。
実施例1における本発明の情報処理装置の実施形態を表す機能ブロック図である。 本発明の情報処理装置の実施形態を表すハードウェア構成図である。 管理部が管理する情報を説明するための図である。 制御部が実行する登録処理の一例を表すフローチャートである。 制御部が実行する新規登録処理の一例を表すフローチャートである。 制御部が実行する追記登録処理の一例を表すフローチャートである。 実施例1において表示部が表示する情報を記述した電子ファイルを説明するための図である。 実施例1において表示部が表示する選択画面の一例を表す図である。 実施例1において表示部が表示するファイル表示画面の一例を表す図である。 実施例1において制御部が実行する選択画面生成処理の一例を表す図である。 実施例1において制御部が実行する表示画面生成処理の一例を表す図である。 実施例2において表示部が表示する情報を記述した電子ファイルを説明するための図である。 実施例3において表示部が表示する情報を記述した電子ファイルを説明するための図である。 実施例4において表示部が表示する情報を記述した電子ファイルを説明するための図である。 実施例5において表示部が表示する情報を記述した電子ファイルを説明するための図である。 実施例6において表示部が表示する情報を記述した電子ファイルを説明するための図である。 実施例7において表示部が表示する情報を記述した電子ファイルを説明するための図である。 実施例8において表示部が表示する選択画面の一例を表す図である。 実施例8において制御部が実行する選択画面生成処理の一例を表す図である。 実施例8において制御部が実行する表示画面生成処理の一例を表す図である。 実施例8において制御部が実行する表示画面生成処理の他例を表す図である。 実施例9における本発明の情報処理システムの実施形態を表す図である。 実施例10における本発明の情報処理システムの実施形態を表す図である。
符号の説明
10…情報処理システム
20…情報処理システム
100…出力装置
200…取得装置
500…ネットワーク
800…表示装置(表示手段)
830…第1表示装置(表示手段)
840…第2表示装置(表示手段)
900…入力装置
930…第1入力装置
940…第2入力装置
1000…情報処理装置
1001…演算装置
1002…ROM
1003…外部記憶装置
1004…I/Oポート
1005…バス
1005…バス
1010…出力部
1020…取得部
1030…検出部(検出手段)
1040…登録部(登録手段)
1050…管理部
1060…作成部(作成手段)
1070…制御部
1080…表示部(表示手段)
1090…入力部
2000…情報処理装置
2005…バス
2030…検出部(検出手段)
2040…登録部(登録手段)
2050…管理部
2060…作成部(作成手段)
2070…制御部
3000…蓄積装置
3005…バス
3030…検出部(検出手段)
3040…登録部(登録手段)
3050…管理部
3070…制御部
3100…通信部(通信手段)
4000…端末装置
4005…バス
4060…作成部(作成手段)
4070…制御部
4100…通信部(通信手段)
AB1〜n−1…改訂矢印
AC1,2…比較矢印
AD1〜3…ファイルデータの流れを表す矢印
DS1〜n…データセット
FD1〜n,12,13,22…差分ファイル
FMD…差分ファイル表示画面
FMF…ファイル表示画面
FMO…元ファイル表示画面
FO1〜n,11〜13,21,22…非差分ファイル
FS…選択画面
FSD…差分ファイル表示サブ画面
FSO…元ファイル表示サブ画面
FV…表示ファイル
GA2〜n…追加画像
GD2〜n…差分画像
GI…ファイル群識別画像
GS…選択スプレッド
I1〜n,11〜13,21,22…属性情報等
ID1〜n…ファイル群識別情報

Claims (13)

  1. コンピュータに、変更を加える前の電子ファイルである元ファイルを記憶部に登録する登録ステップと、
    前記登録ステップに登録された元ファイルと、前記元ファイルの記述した情報に変更を加えた情報を記述する変更ファイルとを比較することで、加えられた変更を強調して記述する差分ファイルを作成する作成ステップを実行させるためのプログラムであって、
    前記登録ステップは、前記元ファイルと、前記元ファイルに変更を加えた変更ファイルと、前記元ファイル及び前記変更ファイルを比較して前記作成ステップが作成した差分ファイルとを関連付けて前記記憶部に登録することを特徴とする情報処理プログラム。
  2. 前記登録ステップによって前記記憶部に登録された差分ファイルは、前記変更ファイルの記述した情報であって、かつ変更を加えていない情報をも記述することを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
  3. 前記元ファイル及び前記変更ファイルの双方は、前記記憶部に登録された複数の電子ファイルから構成されるファイル群を識別するファイル群識別情報を記述し、
    前記ファイル群を構成するファイルは、前記元ファイル及び前記変更ファイルを含み、
    前記作成ステップは、同一の前記ファイル群を構成する前記元ファイルと前記変更ファイルとを比較して前記差分ファイルを作成することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理プログラム。
  4. 前記変更ファイルの記述するファイル群識別情報を検出する検出ステップを更に有し、
    前記登録ステップは、前記元ファイルに前記ファイル群識別情報を記述し、かつ前記元ファイルと前記元ファイルに記述したファイル群識別情報とを関連付けて前記記憶部に登録し、
    前記作成ステップは、前記変更ファイルと、前記検出ステップが前記変更ファイルから検出したファイル群識別情報に関連付けて前記記憶部に登録された元ファイルと、を比較して前記差分ファイルを作成することを特徴とする請求項3に記載の情報処理プログラム。
  5. 前記登録ステップは、前記電子ファイルと前記電子ファイルの属性情報とを関連付けて前記記憶部に登録することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の情報処理プログラム。
  6. 前記属性情報は、前記元ファイルを前記登録ステップが前記記憶部に登録した時刻である登録時刻情報を含み、
    前記作成ステップは、前記検出ステップが前記変更ファイルから検出したファイル群識別情報に関連付けて前記登録ステップが前記記憶部に登録したファイルであって、ファイルに関連付けられた登録時刻情報が最も遅い変更ファイルを前記元ファイルとして、前記変更ファイルと比較して差分ファイルを作成することを特徴とする請求項5に記載の情報処理プログラム。
  7. 前記属性情報は、前記元ファイルを前記登録ステップが前記記憶部に登録した順序である登録順序情報を含み、
    前記作成ステップは、前記検出ステップが前記変更ファイルから検出したファイル群識別情報に関連付けて前記記憶部に登録されたファイルであって、ファイルに関連付けられた登録順序情報が最も遅い変更ファイルを前記元ファイルとして、前記変更ファイルと比較して差分ファイルを作成することを特徴とする請求項5に記載の情報処理プログラム。
  8. 前記属性情報は、前記元ファイルの改版番号である改版番号情報を含み、
    前記作成ステップは、前記検出ステップが前記変更ファイルから検出したファイル群識別情報に関連付けて前記登録ステップが前記記憶部に登録したファイルであって、ファイルに関連付けられた改版番号情報が最も大きい変更ファイルを元ファイルとして、前記変更ファイルと比較して差分ファイルを作成することを特徴とする請求項5に記載の情報処理プログラム。
  9. 前記登録ステップは、前記元ファイルから構成されるファイル群のファイル群識別情報を、文字、図形、又は背景画像を表す情報として、前記元ファイルに記述し、
    前記検出ステップは、前記変更ファイルの記述する情報であり、かつ前記登録ステップが前記元ファイルに記述した文字、図形、又は背景画像を表す情報に基づいてファイル群識別情報を検出することを特徴とする請求項4に記載の情報処理プログラム。
  10. 前記登録ステップが前記記憶部に関連付けて登録した前記元ファイル、前記変更ファイル、又は差分ファイルのいずれか1つ以上のファイルが記述する情報を表示する表示ステップを更に備えることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の情報処理プログラム。
  11. 変更を加える前の電子ファイルである元ファイルを記憶部に登録する登録手段と、
    前記登録手段によって前記記憶部に登録された元ファイルと、前記元ファイルの記述した情報に変更を加えた情報を記述する変更ファイルとを比較することで、加えられた変更を強調して記述する差分ファイルを作成する作成手段とを備え、
    前記登録手段は、前記元ファイルと、前記元ファイルに変更を加えた変更ファイルと、前記元ファイル及び前記変更ファイルを比較して前記作成手段が作成した差分ファイルとを関連付けて前記記憶部に登録することを特徴とする情報処理装置。
  12. 変更を加える前の電子ファイルである元ファイルを前記記憶部に登録する登録手段と、
    前記登録手段によって前記記憶部に登録された元ファイルと、前記登録手段によって前記記憶部に登録された元ファイルの記述する情報に変更を加えた変更ファイルとを比較することで、変更が加えられた情報を強調して記述する差分ファイルを作成する作成手段とを備え、
    前記登録手段は、前記元ファイルと、前記元ファイルに変更を加えた変更ファイルと、前記元ファイル及び前記変更ファイルを比較して前記作成手段で作成された差分ファイルとを関連付けて前記記憶部に登録することを特徴とする情報処理装置と、
    前記情報処理装置の登録手段が前記記憶部に登録した前記元ファイル、前記変更ファイル、又は差分ファイルのいずれか1つ以上のファイルが記述する情報を表示する表示手段を更に備えることを特徴とする情報処理システム。
  13. 変更を加える前の電子ファイルである元ファイルを記憶部に登録する登録手段と、
    前記登録手段によって前記記憶部に登録された元ファイルを送信する通信手段とを有する蓄積装置と、
    前記蓄積装置の有する通信手段が送信した元ファイルを受信する通信手段と、
    前記通信手段が受信した元ファイルと、前記元ファイルの記述した情報に変更を加えた情報を記述する変更ファイルとを比較することで、加えられた変更を強調して記述する差分ファイルを作成する作成手段とを有する端末装置とを備え、
    前記端末装置の有する通信手段は、前記作成手段が作成した差分ファイル及び変更ファイルを送信し、
    前記蓄積装置の有する通信手段は、前記端末装置の有する通信手段が送信した差分ファイル及び変更ファイルを受信し、
    前記登録手段は、前記元ファイルと、前記元ファイルに変更を加えたファイルであり、かつ前記通信手段が受信した変更ファイルと、前記元ファイル及び前記変更ファイルを比較して前記作成手段が作成したファイルであり、かつ前記通信手段が受信した差分ファイルとを関連付けて前記記憶部に登録することを特徴とする情報処理情報処理システム。
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