JP2008009258A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色表現の切り替えを反射率が高い状態で実現することである。
【解決手段】入射面25と、入射面25に対向する面に設けられた第1の面24及び第1の面24と交わる第2の面23とを有し、第1の面24及び第2の面23は、入射面25に沿った方向に複数配置され、第1の面24は、入射面25を介して入射した光を該光の到来方向とは異なる方向に反射させ、第2の面23は、第1の面24において反射した光を受けるプリズム層21と、第2の面23に設けられた第1の着色層34と、第1の面24との間で光の全反射を生じさせる第1の屈折率を有する第1の媒質31と、第1の面24との間で光の透過を生じさせる第2の屈折率を有する第2の媒質32とが互いに流動自在に含まれる媒質層30と、第1の媒質31と第2の媒質32とを選択的に第1の面24に接触させる手段41、42、43、44とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、反射型の表示装置に関する。
液晶表示装置(LCD)は、陰極線管表示装置と比べると、奥行きを薄くすることができ、奥行き方向の場所をとらないという特徴があるため、家庭用表示装置、パーソナルコンピュータ、ノート型のコンピュータ等の表示装置として用いられるようになっている。また、携帯電話機、デジタルカメラ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置等においても用いられている。
液晶表示装置として、ゲストホスト液晶を用いたものが考えられている。ゲストホスト液晶を用いた表示装置としては、例えば黒色の二色性色素を含む液晶材料をガラス基板を介して積層させた構成のものがある(特許文献1参照)。このゲストホスト液晶を用いた液晶表示装置においては、液晶層を挟む電極が同電位の場合には、液晶材料の分子があらゆる方向を向いていることにより、二色性色素の黒色が表現される。これに対して液晶層を挟む電極間に電圧が印加されると、液晶材料の分子の長軸が液晶層に対して垂直な方向を向くことにより、この液晶層を光が透過して該液晶層の背面側に設けられた散乱板で散乱して白色が表現される。すなわち、ゲストホスト液晶を用いた液晶表示装置では、二色性色素の色と、液晶層の背面側で設定される色とを切り替えて表示することができる。
一方、プリズムアレイ方式と呼ばれる反射型の表示装置が考えられている(特許文献2参照)。この表示装置は、プリズムアレイと空気層との間で全反射を生じさせることにより、この反射面において入射光がそのまま反射光として戻り、反射状態(消色状態)が得られる。これに対して、プリズムアレイに着色物体を密着させると、この着色物体との密着面において、入射光がこの着色物体に吸収され、発色状態が得られる。
特開2000−226584号公報 米国特許第5959777号
この様な反射型ディスプレイの問題点として、ゲストホスト液晶の場合には、透明状態が完全でなく液晶層を透過しての背面側における表示(白色等)が暗くなってしまう問題がある。反射型ディスプレイとしては、最低でも新聞紙並みの55〜60%の反射率が望まれているが、ゲストホスト液晶の場合には良いものでも40%程度である。これに対し、プリズムアレイ方式の場合には、反射率は全反射を利用しているために60%を超える反射率を得ることが可能である。しかし、問題としては、全反射はすなわち金属の様な鏡面反射であるため、反射状態になった場合には、白色等の色表現ができず、銀色の鏡面反射が見えてしまうことである。
すなわち、ゲストホスト液晶方式では、液晶層を透過状態とした場合の背面側での色(例えば白色)表現が可能であるが液晶層を透過させる分、反射率が低く、これに対して、プリズムアレイ方式では反射率は高いが、消色状態と発色状態との切り替えができるのみであり、異なる色(例えば白色及び黒色)の間の切り替えを行うことが困難であった。
このような技術的課題を解決するためになされた本発明の目的は、色表現の切り替えを反射率が高い状態で実現することである。
本発明の実施の形態に係る特徴は、表示装置において、入射面と、入射面に対向する面に設けられた第1の面及び第1の面と交わる第2の面とを有し、第1の面及び第2の面は、入射面に沿った方向に複数配置され、第1の面は、入射面を介して入射した光を該光の到来方向とは異なる方向に反射させ、第2の面は、第1の面において反射した光を受けるプリズム層と、第2の面に設けられた第1の着色層と、第1の面との間で光の全反射を生じさせる第1の屈折率を有する第1の媒質と、第1の面との間で光の透過を生じさせる第2の屈折率を有する第2の媒質とが互いに流動自在に含まれる媒質層と、第1の媒質と第2の媒質とを選択的に第1の面に接触させる手段とを備えることである。
また本発明の実施の形態に係る特徴は、表示装置において、入射面と、入射面に対向する面に設けられた第1の面及び第1の面と交わる第2の面とを有し、第1の面及び第2の面は、入射面に沿った方向に複数配置され、第1の面は、入射面を介して入射した光を該光の到来方向とは異なる方向に反射させ、第2の面は、第1の面において反射した光を受けるプリズム層と、第2の面に設けられた第1の着色層と、第1の面に接する液晶層と、液晶層の液晶の配向を変化させる手段とを備えることである。
本発明によれば、色表現の切り替えを反射率が高い状態で実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。以下の図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付し、重複する記載は省略する。また、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものと異なる。更に、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置10は、信号線Si(「i」は正の整数を示す)及び走査線Giの交点に対応するように、複数のサブピクセルがマトリクス状に配列された画像表示パネル10Aを備える。信号線Siは、信号線選択回路10Bに接続され、走査線Giは、走査線選択回路10Cに接続されている。信号線選択回路10B及び走査線選択回路10Cは、信号処理回路10Dに接続されており、ここから所定の駆動信号を付与する。
図2及び図3に示すように、画像表示装置10の画像表示パネル10Aは、入射面25と、入射面25に対向する面に設けられた第1の面(斜面部24)及び第1の面(斜面部24)と交わる第2の面(側面部23)とを有し、第1の面(斜面部24)及び第2の面(側面部23)は、入射面25に沿った方向に複数配置され、第1の面(斜面部24)は、入射面25を介して入射した光を該光の到来方向とは異なる方向に反射させ、第2の面(側面部23)は、第1の面(斜面部24)において反射した光を受けるプリズム層(プリズムアレイ21)と、第2の面(側面部23)に設けられた第1の着色層34と、第1の面(斜面部24)との間で光の全反射を生じさせる第1の屈折率を有する第1の媒質31と、第1の面(斜面部24)との間で光の透過を生じさせる第2の屈折率を有する第2の媒質32とが互いに流動自在に含まれる媒質層30と、第1の媒質31と第2の媒質32とを選択的に第1の面(斜面部24)に接触させる手段(41、42、43、44)とを備えている。
図4に示すように、画像表示パネル10Aにおいては、屈折率がnである、多数のプリズム(三角プリズム)22が形成されたプリズムアレイ21が使用されている。このプリズム22の一例としては、プリズムの側面部23がプリズム22の並んでいる方向(入射面25)と垂直であり、プリズム22の頂角がθとなっている。またプリズム22の側面(第2の面部)23は、ある色に着色されており、第1の着色層34が形成されている。この例では例えば白色に着色されているものとする。第1の着色層34が形成されている側面部23を入射面25に対して垂直な方向に形成することにより、斜面部24が反射状態となっていない場合(後述)は、入射面25側から第1の着色層34の色が見えないようになされている。
このプリズムアレイ21に対向して、対向基板35が設けられており対向基板の表面は、第1の着色層34の色とは異なる色に着色され、第2の着色層36が形成されている。この例では第2の着色層36は、黒色に着色されているものとする。このプリズムアレイ21と対向基板35の間の間隙は、樹脂微粒子分散溶液が満たされた媒質層30(図2、図3)が形成されている。
プリズムアレイ21には、画素毎にプリズム電極41、42が設けられており、また、対向基板35には、プリズム電極41、42に対向した対向電極43、44が設けられている。プリズム電極41、42及び対向電極43、44は、ITO(Indium-Tin Oxide)等によって作成されている。なお、図2、図3においては、2つの画素15A、15Bのみを示しているが、画像表示パネル10Aにおいては、xy平面において2次元方向に画素が複数配列されて画像表示面を構成しているものとする。プリズム電極41、42には、それぞれスイッチ回路SW1、SW2が接続されており、これらのスイッチ回路SW1、SW2は、互いに逆極性の電源25、26を選択するようになされている。これにより、スイッチ回路SW1において電源25が選択された場合には、プリズム電極41の電圧値が対向電極43の電圧値よりも低くなり、これに対して電源26が選択された場合には、プリズム電極41の電圧値が対向電極43の電圧値よりも高くなる。また、スイッチ回路SW2において電源25が選択された場合には、プリズム電極42の電圧値が対向電極44の電圧値よりも低くなり、これに対して電源26が選択された場合には、プリズム電極42の電圧値が対向電極44の電圧値よりも高くなる。
ここで、媒質層30である樹脂微粒子分散溶液は、帯電(例えばプラスに帯電)した透明な樹脂微粒子32が絶縁性溶媒31中に均一に分散された状態となっている。また樹脂微粒子分散溶液は、絶縁性溶媒31中に1重量%程度の樹脂微粒子32と、更に樹脂微粒子32に対して10重量%程度の帯電制御剤とを投入し、超音波洗浄器などで充分に分散することで得られる。本実施の形態の例では、絶縁性溶媒31としてシリコーンオイル、樹脂微粒子32はアクリル樹脂、帯電制御剤としてナフテン酸ジルコニウムを使用した。
このような媒質層30を挟むプリズム電極41、42と対向電極43、44との間に電圧を印加することで樹脂微粒子32をそれぞれの画素15A、15Bで個別に制御することができる。すなわち、図2に示す画素15Aでは、スイッチ回路SW1によって電源26が選択されていることにより、プリズムアレイ21の電位が高くなり、その結果として樹脂微粒子32が対向電極41が設けられた対向基板35側に移動する。この場合、絶縁性溶媒31が各プリズム22の斜面部24に接触することになる。また、図2に示す画素15Bでは、スイッチ回路SW2によって電源25が選択されていることにより、プリズムアレイ21の電位が低くなり、その結果として樹脂微粒子32がプリズムアレイ21側に移動する。この場合、プラスに帯電した樹脂微粒子32が各プリズム22の斜面部24に接触することになる。
スイッチ回路SW1、SW2の制御は、駆動回路50(信号処理回路10D、信号線選択回路10B、走査線選択回路10C)により行われる。これにより、駆動回路50では、表示しようとする画像信号に基づいて、所定の画素に対応したスイッチ回路を選択して制御することにより、該制御されたスイッチ回路に対応した画素の樹脂微粒子32をプリズムアレイ21側又は対向基板35側に移動させる。なお、各画素15A、15Bを分離するためには、対向電極43、44とプリズム電極41、42の少なくともどちらか一方は、分離されている必要がある。また、1つの画素内には1個以上のプリズム22が存在することになるが、プリズム22の大きさに制限は無いので、1つが2μ程度の場合には100μ程度の1画素中には一列で50個ほどのプリズムが並ぶことになる。
ここで、プリズムアレイ21、絶縁性溶媒31及び樹脂微粒子32の屈折率は、それぞれ異なっており、絶縁性溶媒31がプリズムアレイ21の斜面部24に接触した場合には、プリズムアレイ21に対して入射面27から入射した光が斜面部24において全反射し、これに対して、樹脂微粒子32が斜面部24に接触した場合には、斜面部24において透過するようになされている。
すなわち、図5、図6に示すように、屈折率がnであるプリズム22から成るプリズムアレイ21が、屈折率がnである媒質131に接していると、屈折率差によりプリズムアレイ21と媒質131の接する界面では、光の屈折が生ずる。例えば図5に示す様に、プリズムの頂角θが45°の場合には、プリズムアレイ21の入射面27に対して、上方90°の角度で入ってきた光は、媒質131の屈折率がn/(2(1/2))よりも小さい場合には全反射を生ずることになる。また、逆に媒質131の屈折率がn/(2(1/2))よりも大きい場合には透過することになる。図5は、媒質131の屈折率がnであり、nがn/(2(1/2))よりも小さくプリズム22と媒質131の界面(斜面部24)で全反射を生じている様子を示している。この様に全反射を生じている場合には、上方から入射した光は水平方向に反射され、プリズム22の白く塗られた側面部23を照射する。またこの白く塗られた側面部23で乱反射された光は、入射時と逆の経路で全反射を生じて垂直上方へと出射されてくる。つまりこの様な状態で上方(入射面27側)から見ると、プリズムアレイ21が真っ白く見えることになる。
また図6においては、媒質131の屈折率がnであり、nがn/(2(1/2))よりも大きくプリズム22と媒質131の界面(斜面部24)で全反射には至らない状態を示している。この様な場合には、上方から入射した光はプリズム22と媒質131の界面(斜面部24)で屈折して媒質131の層を透過し、対向基板35の表面の着色層26に到達する。この着色層36で乱反射された光は、入射時と逆の経路で垂直上方へと出射されることにより、このような状態を上方(入射面27側)から見ると、着色層36に着色された色を見ることができる。本実施の形態の様に表面が黒く着色されている場合には、表面での反射はほとんど生じないので、上方から観測した場合には黒く見えることになる。
つまり本実施の形態の画像表示パネル10Aである反射型ディスプレイでは、プリズムアレイ21と対向基板35の間を媒質131で満たしておき、その媒質131とプリズム22との間の屈折率差を変化させることで、プリズム22での全反射と透過を制御して、全反射の場合には通常は見えない位置であるプリズム22の側面部23に着色された色(第1の着色層34の色)が見え、透過の場合には対向基板35に着色された色(第2の着色層36の色)が見えることで、例えば白黒のディスプレイを構成したものである。この方式の特徴としては、プリズム22での減衰は若干生じるものの、ほとんど減衰することなくプリズム22の側面部23に着色された色を見ることができることである。つまり図5の様にプリズム22の側面部23を白く着色した場合には、非常に明るい白を表現することが可能である。従来のゲストホスト液晶などと比較すると、反射率の大きな明るい反射型ディスプレイを実現できる特徴を持っている。
本実施の形態の画像表示パネル10Aでは、以上説明した原理に基づいて、画像を表示する。すなわち、駆動回路50は、各画素15A、15Bごとに画像データに従って電圧を印加する。例えば図2の画素15Aではプリズム電極41の電位が高くなるように電圧を印加すると、プラスに帯電した樹脂微粒子32が対向基板43側に移動して、絶縁性溶媒31がプリズムアレイ21側に接触することになる。ここで絶縁性溶媒31がシリコーンオイルの場合には屈折率が1.38程度であるので、プリズムアレイ21屈折率が1.96程度のガラスであれば全反射状態となり、入射面27側から見ると白色を表示した状態となる。これに対し、画素15Bではプリズム電極42の電位が低くなるように電圧を印加している。この場合には、プラスに帯電した樹脂微粒子32がプリズムアレイ21側に移動して、プリズムアレイ21側に接触することになる。ここで樹脂微粒子32はアクリル樹脂で屈折率が1.5程度であるので、プリズムアレイ21の屈折率が1.96程度のガラスの場合には全反射を生じず透過することになり、入射面27側から見ると対向基板35表面の黒色が表示された状態となる。樹脂微粒子32は100nm以下の直径であり、可視光と比較すると小さいために乱反射などを生ずることがなく、透明に下の黒の着色層36が見えることになる。
これに対して、スイッチ回路SW1、SW2により、プリズム電極41、42の電圧を切り替えると、図3に示すように、画素15Aでは、樹脂微粒子32がプリズムアレイ21側に移動して、対向基板35表面の黒色が見えるようになり、画素15Bでは、樹脂微粒子32が対向基板35側に移動して絶縁性溶媒31がプリズムアレイ21に接触することにより、プリズム22の側面23の白色が見えるようになる。
この様に樹脂微粒子分散溶液からなる媒質層30を使用することにより、プリズムアレイ21に接触している媒体の屈折率を制御し、着色された2色の間での切り替えを実現できる。
更に上述の説明では、帯電した透明な樹脂微粒子32と絶縁性溶媒31の屈折率の差によって反射と透過を切り替える方式について説明したが、帯電した透明な樹脂微粒子32と空気或いは不活性ガスを絶縁性溶媒の代わりに使用することも可能である。つまり電子写真方式の複写機などの粉体トナーと同様に、帯電した透明樹脂微粒子を電界で空気中を移動させる方式である。樹脂微粒子32がプリズムアレイ21に付着すると光は透過するようになり、樹脂微粒子32がプリズム22から離れ空気がプリズムアレイ21に接触すると全反射を生ずるようになる。空気の屈折率は1.0であり最も小さいため、全反射を容易に生じる特徴があり、プリズム22の材料選定の幅が拡大したり、視野角を大きくすることができる。
なおプリズム電極41、42を形成する位置は、図2、図3の例ではプリズム22の裏側(入射面27)に設けた例を示した。この場合には1つのプリズム22の大きさが数μと小さい場合には、この様な電極形成方法でもよい。しかし例えば1つのプリズム22で1つの画素を形成する様な場合にはプリズムの高さも高くなるため、プリズムの裏側に電極を形成すると電位分布が大きくなってしまう。その様な場合には、プリズム22を形成してある側にプリズム電極41、42を形成する必要がある。
次にプリズムアレイ21の着色方法の一例について図7乃至図9を用いて説明する。まず図7(A)に示す様に、プリズムアレイ21の全体に第1の色を着色した塗料35あるいは接着剤、樹脂などを全面に塗布する。 次に図7(B)に示す様に、プリズムアレイ21の並んだ方向の垂直面(側面部23)に対してプリズム22の斜面部24側に少し角度を付けた方向から、樹脂微粒子やセラミクス、ガラスなどの微粒子55を圧力をかけてぶつけるサンドブラスト方式を使用することで、図7(C)に示す様に不要部分の塗料を取り去ることができる。なお吹き付けられる微粒子55は、プリズム表面の塗料よりは硬いがプリズムは傷つけない硬度の材料を選択する必要がある。この様にすることで、図7(C)に示す様にプリズム22の垂直面(側面部23)だけが着色されたプリズムアレイ21を作製することができる。
図8はプリズムアレイ21の、他の着色方法について説明した図である。図8(A)に示す様に、プリズムアレイ21の斜面部24の角度とほぼ同じ方向から、第1の色をした物質57を蒸着或いはスパッタすることで、図8(B)に示す様にプリズム22の垂直面(側面図23)だけが白く着色されたプリズムアレイ21を作製することができる。例えば白色に着色したい場合には、酸化亜鉛などを使用することが可能である。また白にしたい場合には、可視光の波長に近い数100μm程度の粒状にスパッタすることで、光を乱反射させることができるため、金属を使用しても白を表現することも可能である。
なお第1の色を白とする場合には、上述した様な白い物質を塗布する方法もあるが、光を乱反射させるだけでも充分に白く見える。そこで例えば図8(A)に示す方向から、プリズム22を構成する材料よりも硬い微粒子を吹き付ける、サンドブラスト方式でも白を実現できる。図9に示す様に、プリズム22の側面部23が傷つくため、光をここで乱反射させることで白く見えるようにすることができる。
次に図10乃至図12を用いて本実施の形態の変形例について説明する。図2、図3に示した実施の形態では、プリズムアレイ21を構成する個々のプリズム22の頂角θは、図10に示す様にほぼ45度であったが、図11に示す様に、この頂角θを45度よりも小さな角度とするように構成してもよい。頂角θが小さくなるほど、プリズム22の斜面部24での全反射が生じやすくなる。全反射の生じやすさの一例を、図12に示す。図12は縦軸に頂角θ、横軸に全反射を生ずるのに必要な屈折率比をプロットしたものである。プリズム22の屈折率がn、全反射を生ずるプリズム22に接触する媒体の屈折率がnである。例えば図12に示す様に、頂角が45度の場合には、屈折率比は0.7程度必要である。例えば溶媒としてシリコーンオイルを使用する場合を考えると、シリコーンオイルの屈折率を1.36とすると、全反射を生ずるためにはプリズムの屈折率は1.36÷0.7=1.94となる。この様な高い屈折率になると、樹脂での形成は困難で高屈折率のガラスや特殊な材料でしかプリズムを作ることができなくなってしまう。これに対して頂角25度の場合には、図12に示す様に必要な屈折率比は0.9である。従ってこの場合には1.36÷0.9=1.51の屈折率を持つ材料でプリズムを作ることで、全反射を得ることができる。そこで、一般的なアクリル、ポリスチレン、ポリイミドなどの樹脂を使ってもプリズムを作ることが可能となる。つまり、頂角を小さくすることで、プリズムの材料の屈折率n、或いはプリズムに接触する材料の屈折率nの選択の範囲を広げることができ、材料の選択性の自由度の拡大や、安価なプリズムの作製を実現できる。更に言い換えると、プリズム22とプリズム22に接触する媒体との組み合わせが同じであっても、頂角を小さくした場合の方が全反射を得られる入射角の範囲が広がることになり、視野角を大きくすることができる特徴もある。
更に図13乃至図16を用いて第1の実施形態の変形例を説明する。この場合、使用するプリズムアレイ121は、図13に示す様に図2に示した個々のプリズム22を1個おきに背中合わせに配置した構成となっている。つまり45°の頂角が2個隣り合うことにより頂角が90°のプリズムと同様の形状になる。ここで全反射で見るための第1色目の色は、このプリズムアレイ121の90°の頂角に形成されたスリット134内を着色することで得られる。着色した接着剤や塗料、樹脂溶液などにプリズムアレイ121を浸漬させることにより、毛管現象でスリット134内へと着色した溶液を充満させることができる。スリット134内に充填された着色剤が乾燥した後、余分な部分に付着した着色剤を洗い流すことにより、スリット134だけに着色剤が入ったプリズムアレイ121を作成することができる。
例えばこのスリット134内を白く着色し、対向基板35の表面36を黒く着色する。プリズムアレイ121に接触する媒体の屈折率をプリズムの屈折率よりも小さくして全反射を行うようにすると、図14に示す様に全反射によりスリット134を充填した白色を観測することができる。プリズムアレイ121に接触する媒体の屈折率をプリズムの屈折率に近づけ全反射が生じないようにすると、図15に示す様にプリズム境界面(斜面部124)を光が透過し、対向基板35の表面36の黒色を観測することができる。この様に白黒の表示を行うことができる。
図2に示した方式と比較すると、着色層(134)を形成する場合に、毛管現象を利用できるため製造が簡単になることがあげられる。更にプリズムに塗布してある第1色目の色が、より鮮やかに表現できる利点がある。白に着色した場合には、より明るい白を得られることが可能である。例えば上方から入ってきた光は図14に示す様に、プリズム境界面124で全反射され水平に進み、スリット134内を着色している白色塗料を照射する。白く着色された部分では光が散乱しているが、全反射の角度内に出た光が反射してきて白く見えることになる。着色部の厚さは数μm〜数10μmくらいなので、ここで乱反射した光は裏側へも射出される。図2のプリズムアレイでは、裏側に抜けた光はそのままロスになるが、図13のプリズムアレイの場合には、裏側にも背中合わせにプリズムが存在するため、裏側に抜けた光も裏側のプリズムによって外に射出されるようになる。そのため、より明るい白表現を実現することができる様になる。
なお図16の様にスリット134をプリズムアレイ121の入射面125側から形成する方法を用いることもできる。
以上説明したように、本実施の形態では、多数のプリズム22が表面に形成されたプリズムアレイ21に、屈折率が異なった2種類の媒体31、32を電気的に制御することで、選択的に接触させるようにしている。プリズム22の屈折率と媒体31、32の屈折率との関係から、全反射を生ずる様な媒体31を接触させることでプリズム22の一部に塗られている第1の着色層34の色を表示する。またプリズム22の屈折率と媒体の屈折率との関係から、全反射を生じない媒体32を接触させることで光を透過させ、透過した位置にある第2の着色層36の色を表示する様にしている。この様な機能を持った反射型ディスプレイを使用することにより、色表現の切り替えを反射率が高い状態で実現することができる。この場合、プリズム22を構成する材料による減衰以外の光のロスが生じないため、例えば第1の着色層34の色として白を使用した場合には、明るくコントラストが大きい反射型のディスプレイを提供できるようになる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、プリズムアレイ21と対向基板35の間にある、プリズムアレイ21に接触する媒質の屈折率を変化させることで全反射と透過を切り替え、全反射の場合にはプリズムの側面部23に塗った第1の着色層34の色を表示し、透過の場合には透過した時に対向基板35に塗られている第2の着色層36の色を表示する方法について説明した。第2の実施の形態では、プリズムアレイ21と対向基板35の間にある、プリズムアレイ21に接触する媒質(絶縁性溶媒31)の屈折率が低く全反射をする場合にはプリズム22の側面部23に塗った第1の着色層34の色を表示し、また着色した媒質(樹脂微粒子132)がプリズム22に直接接触した場合にはその媒質に着色されている第2の色が表示できる方法について説明する。
図17は、第2の実施の形態を説明するための図であり、プリズムアレイ21などの構造は第1の実施の形態と同じであるためその重複した説明は省略する。第1の実施の形態では透明な樹脂微粒子32と絶縁性溶媒31からなる樹脂微粒子分散溶液を使用したのであるが、第2の実施の形態では帯電した着色した樹脂微粒子132と絶縁性溶媒31から構成された樹脂微粒子分散溶液(媒質層30)を使用している点が異なっている。プリズムアレイ21と対向基板35の間は、樹脂微粒子分散溶液で満たされており、樹脂微粒子分散溶液は、帯電(例えばプラスに帯電)した例えば黒に着色された樹脂微粒子132が絶縁性溶媒31中に均一に分散された状態となっている。
また樹脂微粒子分散溶液は、絶縁性溶媒31中に1重量%程度の樹脂微粒子32と、更に樹脂微粒子32に対して10重量%程度の帯電制御剤と顔料色素を投入し、超音波洗浄器などで充分に分散することで得られる。今回の例では絶縁性溶媒31としてシリコーンオイル、樹脂微粒子32はアクリル樹脂、帯電制御剤としてナフテン酸ジルコニウムを使用した。
図17には画素15Aと画素15Bの2画素について、図示してある。1画素はそれぞれ対向した対向電極43(44)とプリズム電極41(42)から形成され、これらの電極間に電圧を印加することで樹脂微粒子132をそれぞれの画素で制御することができる。各画素を分離するためには、対向電極43、44とプリズム電極41、42の少なくともどちらか一方は、分離されている必要がある。また、1つの画素内には1個以上のプリズムが存在することになるが、プリズムの大きさに制限は無いので、1つが2μ程度の場合には100μ程度の1画素中には一列で50個ほどのプリズムが並ぶことになる。
この様な状態で各画素15A、15Bごとに画像データに従って電圧を印加する。例えば図17の画素15Aではプリズム電極41の電位が高くなるように電圧を印加すると、プラスに帯電した樹脂微粒子132が対向基板35側に移動して、絶縁性溶媒31がプリズムアレイ21側に接触することになる。ここで絶縁性溶媒31がシリコーンオイルの場合には屈折率が1.38程度であるので、プリズムアレイ21の屈折率が1.96程度のガラスであれば全反射状態となり、入射面27側から見ると白色を表示した状態となる。これに対し、例えば図17の画素15Bでは、プリズム電極42の電位が低くなるように電圧を印加している。この場合には、プラスに帯電した樹脂微粒子132がプリズムアレイ21側に移動して、プリズムアレイ21側に接触することになる。ここで樹脂微粒子132はアクリル樹脂で屈折率が1.5程度であるので、プリズムアレイ21の屈折率が1.96程度のガラスの場合には全反射を生じず透過することになり、入射面27側から見ると樹脂微粒子132に着色されている黒色が表示された状態となる。また、着色した樹脂微粒子132が直接プリズムアレイ21に接触する場合には、厳密に屈折率が透過の関係にある必要は無い。樹脂表面に付着した顔料が直接プリズム表面に接触するので、樹脂の屈折率が全反射の関係にある場合でも顔料の色を表示することが可能である。この様に着色した樹脂微粒子分散溶液を使用することにより、プリズムの1つの面(側面部23)に塗られた第1の色と、樹脂微粒子132に着色された第2の色を切り替えて表示することが可能である。
更に上述の説明では、帯電した着色樹脂微粒子132と絶縁性溶媒31を用いる方法について説明したが、空気或いは不活性ガスを絶縁性溶媒31の代わりに使用し、帯電した着色樹脂微粒子132と空気或いは不活性ガスとを使用することも可能である。つまり電子写真方式の複写機などの粉体トナーと同様に、帯電した着色樹脂微粒子132を電界で空気中を移動させる方式である。樹脂微粒子132がプリズムアレイ21に付着すると樹脂微粒子132の色が表示され、樹脂微粒子132がプリズム21から離れ空気がプリズムアレイに接触すると全反射を生ずるようになる。空気の屈折率は1.0であり最も小さいため、全反射を容易に生じる特徴があり、プリズム21の材料選定の幅が拡大させることや、視野角を大きくすることができる。
本実施の形態においては、プリズム21の第1の着色層34の色と、樹脂微粒子32の色とを切り替えて表示することにより、色表現の切り替えを反射率が高い状態で実現することができる。かくして、明るくコントラストが大きい反射型のディスプレイを提供できるようになる。
(第3の実施の形態)
第1の実施の形態では、プリズムアレイ21と対向基板35の間にある、プリズムアレイ21に接触する媒質を変えることで、屈折率を変化させ全反射と透過を切り替え、全反射の場合にはプリズム21の一面(側面部23)に塗った第1の着色層34の色を表示し、透過の場合には透過した時に対向基板35に塗られている第2の着色層36の色を表示する方法について説明した。
第3の実施形態では、プリズムアレイ21と対向基板35との間を液晶61で満たし、液晶61の方向を変化させることで屈折率を変化させ全反射と透過を切り替え、全反射の場合にはプリズム21の一面(側面部23)に塗った第1の着色層34の色を表示し、透過の場合には透過した時に対向基板35に塗られている第2の着色層36の色を表示する方法について説明する。
図18は第3の実施の形態を説明するための図であり、プリズムアレイ21などの構造は第1の実施の形態と同じため重複する説明は省略する。第1の実施の形態では透明な樹脂微粒子32と絶縁性溶媒31からなる樹脂微粒子分散溶液を使用したのであるが、第3の実施の形態では液晶61を使用している点が異なっている。プリズムアレイ21と対向基板35の間は、液晶61で満たされており、画素15Aと画素15Bの2画素について図示してある。1画素はそれぞれ対向した対向電極43(44)とプリズム電極41(42)から形成され、これらの電極間に電圧を印加することで液晶の配向を制御することができる。各画素15A、15Bを分離するためには、対向電極43、44とプリズム電極41、42の少なくともどちらか一方は、分離されている必要がある。また、1つの画素内には1個以上のプリズムが存在することになるが、プリズムの大きさに制限は無いので、1つが2μm程度の場合には100μm程度の1画素中には一列で50個ほどのプリズムが並ぶことになる。
この様な状態で各画素15A、15Bごとに画像データに従って電圧を印加する。例えば図18の画素15Aでは電圧が印加されていない状態で、この場合には液晶61はあらかじめ決められた方向に並んでおり、この実施の形態では対向基板35と平行な方向に並んでいる。この様な状態では液晶61の屈折率は1.5程度であり、プリズム21の屈折率が2.2程度(TiOなどで作製した場合)あると全反射となり、プリズム21の1つの面(側面部23)に塗ってある第1の着色層23の色を表示することになる。つまり白色を表示した状態となる。これに対し、例えば図18の画素15Bでは対向電極44とプリズム電極42の間に、交流電圧28が印加されている。この場合には、液晶61は図のように対向基板35に垂直に立った状態となる。この場合の液晶61の屈折率は1.7程度であり、この状態では全反射を生ずることなく透過してしまう。従って透過した光によって、対向基板35に着色された第2の着色層36の色である黒を表示することになる。この様に液晶61を使用することにより、液晶61の屈折率が長軸方向と短軸方向で変化することを利用して、プリズム21との間の屈折率差を変化させ、プリズム21の側面部23に塗られた第1の着色層34の色と、対向基板35の表面に塗られた第2の着色層36の色を切り替えて表示することが可能である。
本実施の形態においては、液晶61に対する交流電圧切り替えによって、プリズム21の第1の着色層34の色と対向基板35の第2の着色層36の色との切り替え表示を行うことにより、色表現の切り替えを反射率が高い状態で実現することができる。かくして、明るくコントラストが大きい反射型のディスプレイを提供できるようになる。
(他の実施の形態)
なお上述の実施の形態の説明では、主として第1の着色層34の色として白を、また第2の着色層36の色(又は樹脂微粒子132の色)として黒を用いる場合について説明したが、第1の着色層34の色が黒で第2の着色層36の色(又は樹脂微粒子132の色)が白でもよい。またこの2色に関わらず、どの様な2色の組み合わせであってもよい。なお、カラー画像を記録する場合には、例えば第1の着色層34の色として白色を塗布し、第2の着色層36の色の部分をイエロー、マゼンタ、シアンあるいはレッド、グリーン、ブルーの3色に塗り分ける方法などで対応できる。また第1の着色層34の色として黒色を塗布し、第2の着色層36の色の部分をイエロー、マゼンタ、シアンあるいはレッド、グリーン、ブルーの3色に塗り分ける方法などで対応することができる。
また上述の実施の形態においては、側面部23を入射面25に対して垂直な方向に形成する場合について述べたが、本発明はこれに限られるものではなく、垂直な方向を中心として、±10°の範囲で設けるようにしてもよい。この範囲であれば、斜面部24が反射状態となっていない場合において、側面部23に設けられた第1の着色層34の色が入射面25側から見えることを実用上十分な程度に抑制することができる。
また上述の実施の形態においては、第2の媒質として樹脂粒子32を用いる場合について述べたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば無機粒子であってもよく、要はプラスに帯電する粒子であればよい。
第1の実施の形態に係る画像表示装置の全体構成を示す平面図である。 図1の画像表示パネルの構成を示す断面図である。 図1の画像表示パネルの構成を示す断面図である。 図2の画像表示パネルのプリズムアレイ及び対向基板の構成を示す斜視図である。 反射状態の原理の説明に供する断面図である。 透過状態の原理の説明に供する断面図である。 第1の着色層の形成方法を示す断面図である。 第1の着色層の他の形成方法を示す断面図である。 第1の着色層の他の形成方法を示す断面図である。 第1の実施の形態によるプリズムアレイの構成を示す断面図である。 プリズムアレイの変形例を示す断面図である。 プリズムの頂角と全反射の条件との関係を示す特性曲線図である。 プリズムアレイの変形例を示す断面図である。 プリズムアレイの変形例を示す断面図である。 プリズムアレイの変形例を示す断面図である。 プリズムアレイの変形例を示す部分的断面図である。 第2の実施の形態に係る画像表示パネル構成を示す断面図である。 第3の実施の形態に係る画像表示パネル構成を示す断面図である。
符号の説明
10 画像表示装置
10A 画像表示パネル
15A、15B 画素
21、121 プリズムアレイ
22 プリズム
23 側面部
24、124 斜面部
25、26 電源
27 入射面
30 媒質層
31 絶縁性溶媒
32、132 樹脂微粒子
34、134 第1の着色層
35 対向基板
36 第2の着色層
41、42 プリズム電極
43、44 対向電極
61 液晶

Claims (13)

  1. 入射面と、前記入射面に対向する面に設けられた第1の面及び該第1の面と交わる第2の面とを有し、前記第1の面及び前記第2の面は、前記入射面に沿った方向に複数配置され、前記第1の面は、前記入射面を介して入射した光を該光の到来方向とは異なる方向に反射させ、前記第2の面は、前記第1の面において反射した光を受けるプリズム層と、
    前記第2の面に設けられた第1の着色層と、
    前記第1の面との間で光の全反射を生じさせる第1の屈折率を有する第1の媒質と、前記第1の面との間で光の透過を生じさせる第2の屈折率を有する第2の媒質とが互いに流動自在に含まれる媒質層と、
    前記第1の媒質と前記第2の媒質とを選択的に前記第1の面に接触させる手段と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記第2の面は、前記入射面に対して垂直な方向を中心として±10°の範囲で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第2の媒質は、帯電した媒質であり、
    前記接触させる手段は、前記プリズム層に電位を与えるための電極を備えることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記第2の媒質は粒子であることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記第1の媒質は、絶縁性溶媒であり、
    前記第2の媒質は、樹脂粒子であることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の表示装置。
  6. 前記第1の媒質は、空気または不活性ガスであり、
    前記第1の媒質は、樹脂粒子であることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の表示装置。
  7. 前記第1の着色層は、白色に着色されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記第2の媒質は、透明な樹脂粒子であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 前記プリズム層に対して、前記媒質層を介して対向し、前記第1の着色層の色とは異なる色に着色された第2の着色層を備えることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記第2の媒質は、前記第1の着色層の色とは異なる色に着色された樹脂粒子であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の表示装置。
  11. 入射面と、前記入射面に対向する面に設けられた第1の面及び該第1の面と交わる第2の面とを有し、前記第1の面及び前記第2の面は、前記入射面に沿った方向に複数配置され、前記第1の面は、前記入射面を介して入射した光を該光の到来方向とは異なる方向に反射させ、前記第2の面は、前記第1の面において反射した光を受けるプリズム層と、
    前記第2の面に設けられた第1の着色層と、
    前記第1の面に接する液晶層と、
    前記液晶層の液晶の配向を変化させることにより前記斜面部を反射状態又は透過状態に切り換える手段と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  12. 前記第1の着色層は、白色に着色されていることを特徴とする請求項11に記載の表示装置。
  13. 前記プリズム層に対して、前記液晶層を介して対向し、前記第1の着色層の色とは異なる色に着色された第2の着色層を備えることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の表示装置。

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