JP2008009240A - 投影表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色バランスの変化を抑えた投影表示装置を提供する。
【解決手段】投影表示装置1において、赤色、緑色、青色の光をそれぞれ出射する発光素子3R、3G、3Bと、これらの発光素子から出射された光を混色する光学系4と、光学系4により混色された光に画像を付加する表示部5と、光学系4内又は光学系4と表示部5との間の光路Lに介在し、光路Lを伝播する光の一部を光路Lから分離するサンプラ6と、サンプラ6により分離された光における赤色、緑色、青色の成分の強度をそれぞれ検出する光検出素子8R、8G、8Bと、この検出結果に基づいて発光素子を制御する制御部9と、を設ける。発光素子はLEDにより構成する。また、発光素子に関して、光検出素子を表示部5と共役の位置に配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、投影表示装置に関し、特に、相互に異なる色の光を出射する複数の発光素子を備えた投影表示装置に関する。
大型の表示装置の一種として、スクリーン等に光を投影することにより画像を表示する投影表示装置が知られている。従来、投影表示装置の光源には、高圧水銀ランプが使用されてきた。しかしながら、高圧水銀ランプは、その内部に含まれる水銀に毒性があること、点灯及び消灯の応答が遅いこと、小型化が困難であること、消費電力が大きく発熱量が大きいこと等の問題がある。このため、最近では、投影表示装置の光源にLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)又はLD(Laser Diode:レーザーダイオード)を使用することが提案されている。
例えば、投影表示装置の光源として、赤色、緑色及び青色のLEDを設け、これらのLEDから出射される各色の光を偏光ビームスプリッタによって混色して白色化し、この白色の光を透過型液晶パネルに対して照射する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、この従来の技術には、以下に示すような問題点がある。すなわち、LED自体の発熱及び環境温度の変化によってLEDの温度が変化すると、LEDの出力特性は変化する。また、経年劣化によっても、LEDの出力特性は変化する。このように、各LEDの出力特性が変化すると、これらのLEDの光を混色して得られる白色光の色バランスが変化してしまい、表示する画像の色バランスが崩れてしまう。
特開2006−065054号公報
本発明の目的は、色バランスの変化を抑えた投影表示装置を提供することである。
本発明の一態様によれば、相互に異なる色の光を出射する複数の発光素子と、前記複数の発光素子から出射された光を混色する光学系と、前記混色された光に画像を付加する表示部と、前記光学系内又は前記光学系と前記表示部との間の光路に介在し前記光路を伝播する光の一部を前記光路から分離するサンプラと、前記分離された光における前記各色の成分の強度を検出する光検出素子と、前記検出結果に基づいて前記発光素子を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする投影表示装置が提供される。
本発明によれば、色バランスの変化を抑えた投影表示装置を実現することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る投影表示装置を例示するブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る投影表示装置1においては、発光部2が設けられており、発光部2には、相互に異なる色の光を出射する複数の発光素子が設けられている。例えば、発光部2には、赤色の光を出射する赤色発光素子3R、緑色の光を出射する緑色発光素子3G、及び青色の光を出射する青色発光素子3Bが設けられている。各発光素子は、例えばLEDにより構成されている。なお、LEDの替わりにLDにより構成されていてもよい。発光部2においては、発光素子を時分割で1色ずつ順番に点灯させてもよく、全ての発光素子を常時点灯させてもよい。
また、投影表示装置1には、発光部2から出射された光が入射する位置に、発光部2の各発光素子から出射された光を混色する光学系4が設けられている。これにより、光学系4からは、混色された光、例えば白色の光が出射される。光学系4は、例えばアレイレンズのように、複数に分割された領域のそれぞれに入射した光を全領域に拡光して重ね合わせることにより、入射した光を混色するものであってもよく、例えばライトパイプのように、その内部で光を何回も反射させることにより、入射した光を混色するものであってもよい。
なお、発光部2が発光素子を時分割で1色ずつ順番に点灯させる場合は、光学系4の「混色」とは、時間的に積分された光の混色を意味する。すなわち、本明細書においては、「混色する」とは光を時間的に混色する場合も含むものとし、「光が白色である」とは、発光部が出射する光を、発光素子の発光周期の範囲で時間に関して積分したときに、この積分された光が白色である場合も含むものとする。なお、人間の眼は時間的に積分された光を知覚するため、発光素子の発光周期が十分に短ければ、赤色、緑色及び青色の光が時分割で出射されていても、時間的に積分された光が白色であれば、人間はこの光を白色と認識する。
更に、投影表示装置1には、光学系4を通過した光が照射される位置に、表示部5が設けられている。表示部5は、光学系4を通過した光、すなわち、混色された光が照射されることにより、この光に画像を付加するものである。発光部2が発光素子を時分割で1色ずつ順番に点灯させるときは、表示部5は、発光部2が出射する相互に異なる色の光の各色に対応する画像を時分割で1つずつ順番に表示する。すなわち、表示部5は、そのときに点灯している発光素子の光の色に対応する画像を表示する。この場合、表示部5は、例えば、DMD(Digital Micro-mirror Device:デジタル・マイクロミラー・デバイス)又は単色のLCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)であってもよい。また、発光部2が全ての発光素子を常に点灯させるときは、表示部5はカラー画像を表示する。この場合、表示部5は、例えば、画素列毎にカラーフィルタが設けられたカラーのLCDであってもよい。表示部5により画像が付加された光は、投影表示装置1の外部に出射され、スクリーン100等に投影される。
更にまた、投影表示装置1には、光学系4内の光路Lに介在し、光路Lを伝播する光の一部を光路Lから分離するサンプラ6が設けられている。なお、サンプラ6は、光学系4と表示部5との間の光路に介在していてもよい。サンプラ6は例えばハーフミラーである。
更にまた、投影表示装置1には、サンプラ6により分離された光が入射する位置に、サンプラ6により分離された光の強度をその成分ごとに検出する検出部7が設けられている。検出部7には複数の光検出素子が設けられており、各光検出素子は、各発光素子が出射する光と同じ色の成分の強度を検出する。すなわち、検出部7には、例えば、光の赤色成分の強度を検出する赤色光検出素子8R、緑色成分の強度を検出する緑色光検出素子8G、及び青色成分の強度を検出する青色光検出素子8Bが設けられている。光検出素子は、例えば、カラーフィルタ付きのPD(Photo Diode:フォトダイオード)であってもよい。
更にまた、投影表示装置1には、検出部7の光検出素子の検出結果に基づいて発光部2の発光素子を制御する制御部9が設けられている。制御部9は、例えば、専用のLSI(Large Scale Integrated circuit:大規模集積回路)等により構成されている。
そして、投影表示装置1において、サンプラ6により分離された光は、光学系4におけるサンプラ6よりも発光部2側の部分である上流側部分4aを逆行し、検出部7の光検出素子に入射する。また、光学系4における上流側部分4aと、光学系4における表示部5側の部分である下流側部分4bとは、光学的に等価である。これにより、光検出素子は、発光素子に関して表示部5と共役の位置に配置されている。
上述の如く構成された投影表示装置1においては、発光部2の各発光素子が各色の光を出射すると、この各色の光が光学系4を通過することにより混色されて例えば白色光となり、表示部5に照射される。このとき、この光は、表示部5において結像する。これにより、この光に画像が付加されて、投影表示装置1の外部に出射され、外部のスクリーン100等に投影される。このとき、投影された光はスクリーン100において再度結像する。これにより、表示部5が表示した画像が、スクリーン100において結像する。なお、発光部2が発光素子を時分割で1色ずつ順番に点灯させる場合は、表示部5は、そのときに点灯している発光素子の光の色に対応する画像を表示する。この場合は、光学系4は、光を時間的に混色する。
そして、上述の如く、発光部2から出射された光が、光学系4及び表示部5を介して外部に投影されているときに、サンプラ6が光学系4の光路Lから光を分離し、この分離された光を検出部7に入射させる。そして、検出部7の光検出素子が、この分離された光の各色成分の強度を検出し、この検出結果に基づいて制御部9が各発光素子を制御する。これにより、温度変化及び経年変化等に起因して各発光素子が出力特性が変化しても、この変化を補償するように制御部9が各発光素子の出力を制御することにより、発光部2の色バランスの変化を抑制できる。これにより、常に適正な色バランスの画像を投影することができる。
また、サンプラ6により分離された光が、光学系4の上流側部分4aを逆行して検出部7の光検出素子に入射するため、この分離された光の進行方向が光路Lに対してなす角度は小さくなる。このため、検出部7を光路Lの近傍に配置することが可能となり、投影表示装置1の細身化を図ることができる。なお、投影表示装置1の設計上、検出部7を光路Lから離隔した位置に配置することが可能な場合は、必ずしもサンプラ6により分離された光に、光学系4の上流側部分4aを通過させる必要はない。
更に、光学系4の上流側部分4aと下流側部分4bとが光学的に等価であり、光検出素子は、発光素子に関して表示部5と共役の位置に配置されているため、検出部7は、表示部5に照射される光と同じ色バランスの光を検出することができる。これにより、発光素子の変化をより正確に補償することができる。
更にまた、発光部2において、発光素子を時分割で1色ずつ順番に点灯させ、表示部5において、発光部2の各色に対応する画像を時分割で1つずつ順番に表示することにより、表示部5を1枚の単色の表示パネルで構成することができる。これにより、投影表示装置1の構成を簡略化できると共に、表示部5における光の利用効率を向上させ、画像の精細度を向上させることができる。
更にまた、発光素子をLED又はLDにより構成することにより、水銀等の毒性物質を含有せず、点灯及び消灯の応答が速く、小型で、消費電力が小さく、発熱量も小さい光源を実現することができる。
以下、本実施形態に係る投影表示装置を具現化するための具体例について説明する。
先ず、第1の具体例について説明する。
図2は、本具体例に係る投影表示装置を例示する光学モデル図であり、
図3は、この投影表示装置の発光部を例示する平面図であり、
図4は、この投影表示装置の検出部を例示する平面図である。
なお、図2は、投影表示装置を構成する各要素の光学的な位置関係を示している。以下、図2を参照して各要素の位置関係を説明するが、各要素の物理的な位置関係は必ずしも図2に示す位置関係には限定されない。例えば、投影表示装置のパッケージングに合わせて、ミラー等により光路を曲げてもよい。これは、後述する他の具体例においても同様である。
図2に示すように、本具体例に係る投影表示装置11においては、発光部12が設けられており、発光部12から出射される光の光路Lに沿って、光学系14、サンプラ16及び表示部15がこの順に配列されている。すなわち、サンプラ16は、光学系14と表示部15との間の光路Lに介在するように配置されている。また、サンプラ16から光路Lに対して直交する方向に離隔した位置には、光の強度をその成分毎に検出する検出部17が設けられている。更に、投影表示装置11には、検出部17の検出結果に基づいて発光部12の出力を制御する制御部(図示せず)が設けられている。そして、発光部12及び検出部17は共通の基板(図示せず)上に実装されており、検出部17は、発光部12に関して表示部15と共役の位置に配置されている。
図3に示すように、発光部12は、例えば、1個の赤色LED13Rと、2個の緑色LED13Gと、1個の青色LED13Bとが設けられ、2行2列のマトリクス状に配列されたマルチチップパッケージである。これらの4個のLEDから出射される光が混色されると、白色光となる。また、発光部12においては、赤色LED13R、緑色LED13G、青色LED13Bが時分割で1色ずつ順番に点灯する。
また、図2に示すように、光学系14における最も上流側には、テーパライトパイプ14cが設けられており、発光部12に光学的に結合されている。テーパライトパイプ14cは、入射された光をその内部で何回も反射させることにより混色するものである。また、光学系14におけるテーパライトパイプ14cの下流側には、凸レンズ14d及び14eが設けられている。凸レンズ14dは、テーパライトパイプ14cから出射された光を略平行化し、凸レンズ14eは、凸レンズ14dを通過した平行光を表示部5に向けて集光するものである。
サンプラ16は、例えば、片面に反射防止膜が形成されたガラス板であり、例えば、入射された光の4%を反射し、96%を透過させるハーフミラーである。サンプラ16は、その表面が光路Lに対して例えば45°傾斜するように配置されている。これにより、光路Lに沿ってサンプラ16に入射した光のうち、4%の光は光路Lに対して直交する方向に反射されて検出部17に到達し、残りの96%の光はサンプラ16を透過して表示部15に到達する。
表示部15は、光学系14を通過した光が照射されることにより、この光に画像を付加するものであり、例えば1枚のDMDにより構成されている。表示部15は、発光部12において赤色LED13Rが点灯しているときは赤色に対応する画像を形成し、緑色LED13Gが点灯しているときは緑色に対応する画像を形成し、青色LED13Bが点灯しているときは青色に対応する画像を形成する。
更に、図4に示すように、検出部17には、光検出素子として、赤色のカラーフィルタが取り付けられたフォトダイオード(PD)18R、緑色のカラーフィルタが取り付けられたPD18G、青色のカラーフィルタが取り付けられたPD18Bが1つずつ設けられている。
次に、本具体例の動作について説明する。
本具体例に係る投影表示装置11においては、発光部12のLED13R、13G及び13Bが順次点灯して、赤色、緑色及び青色の光を順次出射すると、これらの光が光学系14のテーパライトパイプ14cに入射し、テーパライトパイプ14cの内部で繰り返し反射されることにより均一化されると共に時間的に混色され、均一な白色光としてテーパライトパイプ14cから出射する。そして、この光が、凸レンズ14dにより略平行化され、凸レンズ14eにより集光されて、サンプラ16に入射する。
このとき、サンプラ16に入射した光のうち例えば96%の光はサンプラ16を透過して表示部15に到達し、表示部15により画像を付加されて、外部に向けて出射される。これにより、この出射された光が結像する位置にスクリーン(図示せず)等を配置すれば、このスクリーンに画像を投影することができる。
一方、サンプラ16に入射した光のうち、例えば4%の光はサンプラ16によって反射され、光路Lに対して直交する方向に進み、検出部17に入射する。検出部17に入射した光のうち、赤色成分はPD18Rの赤色のカラーフィルタを透過してこのPD18Rによって検出される。なお、この赤色成分は、緑色及び青色のカラーフィルタは透過できないため、PD18G及びPD18Bによっては検出されない。同様に、検出部17に入射した光のうち、緑色成分はPB18Gのみによって検出され、青色成分はPD18Bのみによって検出される。そして、PD18R、18G及び18Bの検出結果は、制御部(図示せず)に対して出力される。
制御部は、検出部17の出力結果に基づいて、発光部12の各LEDの出力を制御する。例えば、赤色LED13Rの出力強度が規定の強度よりも低下した場合は、制御部は赤色LED13Rに供給する電力を増加させ、赤色LED13Rの出力強度を規定の強度に戻す。このようにして、発光部12の色バランスを初期状態に保つ。
次に、本具体例の効果について説明する。
上述の如く、本具体例によれば、発光部12から出射され、光学系14によって混色された光の一部を、サンプラ16によって検出部17に取り込み、この光の各色の成分の強度を検出部17の各PDが検出し、この検出結果に基づいて発光部12の各LEDの出力を制御している。これにより、LED自体の発熱及び環境温度の変化による温度変化並びにLEDの経年劣化等に起因して、各LEDの出力特性が変化しても、この変化を補償することができるため、発光部12の色バランスが変化することを防止できる。
また、検出部17は、発光部12に関して表示部15と共役の位置に配置されているため、検出部17は、表示部15に照射される光と同じ色バランスの光を検出することができる。これにより、常に検出部17が最終的に表示される光と同質の光を検出することができるため、発光部12の変化をより正確に補償することができる。
更に、本具体例においては、発光部12において、赤色、緑色及び青色のLEDを時分割で1色ずつ順番に点灯させ、表示部15において、赤色、緑色及び青色に対応する画像をLEDの動作に同期させて表示している。これにより、表示部15を1枚のDMDによって構成することができる。この結果、投影表示装置11の構成を簡略化でき、表示部15における光の利用効率を向上させることができ、また、画像の精細度を向上させることができる。また、DMDは、ミラー間の隙間を極めて小さくできるため高画質であり、解像度が高く、消光比が大きいためコントラストが大きく、ミラーの反射率を高くできるため光の利用効率が高い。従って、表示部15をDMDにより構成することにより、高品質な表示を行うことができる。
更にまた、本具体例においては、発光素子としてLEDを設けることにより、環境負荷が少なく、応答性が良好で、コンパクトで、消費電力及び発熱量が少ない発光部を得ることができる。
次に、本実施形態の第2の具体例について説明する。
図5は、本具体例に係る投影表示装置を例示する光学モデル図である。
なお、図5において、図2と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。後述する他の図においても同様である。
図5に示すように、本具体例に係る投影表示装置21は、前述の第1の具体例に係る投影表示装置11(図2参照)と比較して、光学系14(図2参照)の替わりに光学系24が設けられている点が異なっている。光学系24においては、テーパライトパイプが設けられておらず、その替わりに、凸レンズ24dと凸レンズ24eとの間にアレイレンズ24fが設けられている。アレイレンズ24は、例えば、凸型の微小なレンズ素子がマトリクス状に配列されたフライアイレンズである。本具体例における上記以外の構成は、前述の第1の具体例と同様である。
本具体例においては、発光部12から出射された光が、光学系24の凸レンズ24dによって略平行化され、アレイレンズ24fに入射する。このとき、アレイレンズ24fの各レンズ素子に入射された光は、それぞれ拡光され、重ね合わされることにより、均一化されて混色される。そして、アレイレンズ24fを通過した光は、凸レンズ24eにより表示部15に向けて集光される。
本具体例によれば、光を混色する手段としてテーパライトパイプの替わりにアレイレンズを設けているため、テーパライトパイプを設けた場合と比較して、光路Lを短くすることができる。これにより、投影表示装置21をより小型化することができる。本具体例における上記以外の動作及び効果は、前述の第1の具体例と同様である。
次に、本実施形態の第3の具体例について説明する。
図6は、本具体例に係る投影表示装置を例示する光学モデル図である。
図6に示すように、本具体例に係る投影表示装置31は、前述の第1の具体例に係る投影表示装置11(図2参照)と比較して、サンプラ16が光学系14の内部に設けられており、検出部17がサンプラ16から見て発光部12側であって、光路Lの近傍に配置されている点が異なっている。すなわち、サンプラ16は、光学系14内の光路Lに介在している。本具体例における上記以外の構成は、前述の第1の具体例と同様である。
本具体例においては、発光部12から出射され、凸レンズ14dにより略平行化され、サンプラ16により反射された光は、再び凸レンズ14dを通過して、検出部17に集光される。すなわち、サンプラ16により分離された光が、光学系14におけるサンプラ16よりも発光部12側の部分を逆行して検出部17に入射する。これにより、サンプラ16から検出部17に向かう光の進行方向が光路Lに対してなす角度を小さくすることができ、検出部17を光路Lの近傍に配置することが可能となる。この結果、本具体例によれば、前述の第1の具体例と比較して、投影表示装置31を細くすることができる。本具体例における上記以外の動作及び効果は、前述の第1の具体例と同様である。
次に、本実施形態の第4の具体例について説明する。
図7は、本具体例に係る投影表示装置を例示する光学モデル図である。
図7に示すように、本具体例に係る投影表示装置41は、前述の第2の具体例に係る投影表示装置21(図5参照)と比較して、サンプラ16が光学系24の内部に設けられており、検出部17がサンプラ16から見て発光部12側であって、光路Lの近傍に配置されている点が異なっている。本具体例における上記以外の構成は、前述の第2の具体例と同様である。
本具体例においては、発光部12から出射された光が、凸レンズ24dにより略平行化され、アレイレンズ24fにより混色され、サンプラ16に入射する。そして、サンプラ16によって反射された光は、再びアレイレンズ24fを通過し、凸レンズ24dを通過して、検出部17に集光される。これにより、サンプラ16から検出部17に向かう光の進行方向と光路Lとのなす角度が小さくなるため、検出部17を光路Lの近傍に配置することが可能となる。従って、本具体例によれば、前述の第2の具体例と比較して、投影表示装置41を細くすることができる。なお、本具体例においては、検出部17は表示部15と共役にはなっていないが、検出部17に入射する光はアレイレンズ24fを2回通過することになるため、十分に混色された光が検出部17に入射する。本具体例における上記以外の動作及び効果は、前述の第2の具体例と同様である。
次に、本実施形態の第5の具体例について説明する。
図8は、本具体例に係る投影表示装置を例示する光学モデル図である。
図8に示すように、本具体例に係る投影表示装置51は、前述の第4の具体例に係る投影表示装置41(図7参照)と比較して、光学系24(図7参照)の替わりに光学系54が設けられている点が異なっている。光学系54においては、凸レンズ24dと凸レンズ24eとの間に、アレイレンズ54g及び54hが設けられており、アレイレンズ54gとアレイレンズ54hとの間に、サンプラ16が配置されている。すなわち、光学系54においては、光路Lに沿って、発光部12側から、凸レンズ24d、アレイレンズ54g、サンプラ16、アレイレンズ54h及び凸レンズ24eがこの順に配列されている。アレイレンズ54gとアレイレンズ54hとは光学的に等価であり、アレイレンズ54g及び54hの光学的作用を合成すると、第4の具体例のアレイレンズ24f(図7参照)の光学的作用と等価になる。本具体例における上記以外の構成は、前述の第4の具体例と同様である。
本具体例においては、光学系54におけるサンプラ16よりも発光部12側の部分、すなわち、アレイレンズ54g及び凸レンズ24dを含む上流側部分と、サンプラ16よりも表示部15側の部分、すなわち、アレイレンズ54h及び凸レンズ24eを含む下流側部分とが光学的に等価である。そして、サンプラ16を透過した光は下流側部分を順行して表示部15に到達し、サンプラ16により反射された光は上流側部分を逆行して検出部17に到達する。このため、発光部12から見て、表示部15と検出部17とは共役の位置にある。これにより、検出部17は、表示部15に照射される光と同じ色バランスの光を検出することができる。本具体例における上記以外の動作及び効果は、前述の第4の具体例と同様である。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
前述の第1の実施形態においては、1つの発光部に全ての発光素子を設け、光学系に対して全ての色の光を同じ方向から入射させる例を示したが、本実施形態においては、発光部を色毎に相互に離隔して設け、光学系に対して各色の光を相互に異なる方向から入射させる例を示す。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
以下、本実施形態を具現化するための具体例について説明する。
図9は、本具体例に係る投影表示装置を例示する光学モデル図である。
図9に示すように、本具体例に係る投影表示装置61においては、光学系64が設けられており、光学系64には、波長合成プリズム70が設けられている。波長合成プリズム70においては、赤色の光を反射し他の色の光を透過させる赤色反射面70Rと、青色の光を反射し他の色の光を透過させる青色反射面70Bと、が相互に直交するように形成されている。
また、波長合成プリズム70の近傍であって、赤色反射面70R及び青色反射面70Bの双方を斜めから俯瞰する位置には、アレイレンズ64fが設けられている。更に、波長合成プリズム70から見てアレイレンズ64fの反対側には凸レンズ64iが設けられている。更にまた、アレイレンズ64fから出射し赤色反射面70Rにより反射された光が到達する位置には、凸レンズ64jが設けられており、アレイレンズ64fから出射し青色反射面70Bにより反射された光が到達する位置には、凸レンズ64kが設けられている。更にまた、波長合成プリズム70から見てアレイレンズ64fが配置されている側には、アレイレンズ64f側から順に、サンプラ16及び凸レンズ64lが設けられている。
そして、光学系64の外部であって、波長合成プリズム70から見て凸レンズ64l側の方向には、例えばDMDからなる表示部15が設けられている。また、光学系64の外部であって、波長合成プリズム70から見て凸レンズ64i側の方向には、緑色の光を発する発光部62G及び検出部67Gが設けられており、波長合成プリズム70から見て凸レンズ64j側の方向には、赤色の光を発する発光部62R及び検出部67Rが設けられており、波長合成プリズム70から見て凸レンズ64k側の方向には、青色の光を発する発光部62B及び検出部67Bが設けられている。発光部62Gには、1個又は複数個の緑色LEDが設けられており、発光部62Rには、1個又は複数個の赤色LEDが設けられており、発光部62Bには、1個又は複数個の青色LEDが設けられている。各発光部においては、例えば4個のLEDが2行2列のマトリクス状に配列されている。また、各検出部には、1個又は複数個のフォトダイオードが設けられている。これらのフォトダイオードには、各色のカラーフィルタが取り付けられていてもよい。更に、投影表示装置61には、各検出部の検出結果に基づいて各発光部の出力を制御する制御部(図示せず)が設けられている。
次に、本具体例の動作について説明する。
本具体例に係る投影表示装置61においては、発光部62R、62G及び62Bが順次時分割で点灯する。発光部62Rから出射された赤色の光は、凸レンズ64jにより平行化された後、波長合成プリズム70に入射し、波長合成プリズム70の赤色反射面70Rにより反射されて、アレイレンズ64fに向けて出射する。発光部62Gから出射された緑色の光は、凸レンズ64iにより平行化された後、波長合成プリズム70に入射し、波長合成プリズム70を透過してアレイレンズ64fに到達する。発光部62Bから出射された青色の光は、凸レンズ64kにより平行化された後、波長合成プリズム70に入射し、波長合成プリズム70の青色反射面70Bにより反射されて、アレイレンズ64fに向けて出射する。
このようにして、波長合成プリズム70からアレイレンズ64fに入射した光は、アレイレンズ64fにより均一化され、凸レンズ64lを通過することにより、表示部15に向けて集光される。これにより、発光部62R、62G及び62Bから順次出射された光は、時間的に混色される。
このとき、アレイレンズ64fと凸レンズ64lとの間に配置されたサンプラ16によって、光の一部が略逆方向に反射される。反射された光は、アレイレンズ64fを再び通過して波長合成プリズム70に入射する。この光のうち、赤色の光は、赤色反射面70Rにより反射され、凸レンズ64jにより集光され、検出部67Rに入射する。検出部67Rはこの赤色の光の強度を検出する。また、青色の光は、青色反射面70Bにより反射され、凸レンズ64kにより集光され、検出部67Bに入射する。検出部67Bはこの青色の光の強度を検出する。一方、緑色の光は、赤色反射面70R及び青色反射面70Bにおいて反射されずに波長合成プリズム70を透過し、凸レンズ64iにより集光され、検出部67Gに入射する。検出部67Gはこの緑色の光の強度を検出する。そして、検出部67R、67G及び67Bの検出結果に基づいて、発光部62R、62G及び62Bの出力を制御する。本具体例における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態の第1の具体例と同様である。
なお、上述の各具体例においては、表示部15をDMDにより構成する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、単色のLCDにより構成してもよい。また、上述の各具体例においては、発光部が各色の光を時分割で出射する例を示したが、発光部は各色の光を同時に出射してもよい。この場合は、表示部として、例えばカラーのLCDを使用することができる。更に、上述の各具体例においては、発光素子がLEDである例を示したが、発光素子はLDであってもよい。
以上、第1及び第2の実施形態並びにそれらの具体例を参照して本発明を説明したが、本発明はこれらの実施形態及び具体例には限定されず、上述の各実施形態及びその具体例に係る投影表示装置に対して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に含有される。例えば、投影表示装置のパッケージング及びレンズ構成等は、この投影表示装置に要求されるサイズ及び性能に合わせて適宜選択することができる。
本発明の第1の実施形態に係る投影表示装置を例示するブロック図である。 第1の実施形態の第1の具体例に係る投影表示装置を例示する光学モデル図である。 本具体例に係る投影表示装置の発光部を例示する平面図である。 本具体例に係る投影表示装置の検出部を例示する平面図である。 第1の実施形態の第2の具体例に係る投影表示装置を例示する光学モデル図である。 第1の実施形態の第3の具体例に係る投影表示装置を例示する光学モデル図である。 第1の実施形態の第4の具体例に係る投影表示装置を例示する光学モデル図である。 第1の実施形態の第5の具体例に係る投影表示装置を例示する光学モデル図である。 本発明の第2の実施形態の具体例に係る投影表示装置を例示する光学モデル図である。
符号の説明
1 投影表示装置、2 発光部、3R 赤色発光素子、3G 緑色発光素子、3B 青色発光素子、4 光学系、4a 上流側部分、4b 下流側部分、5 表示部、6 サンプラ、7 検出部、8R 赤色光検出素子、8G 緑色光検出素子、8B 青色光検出素子、9 制御部、11、21、31、41、51、61 投影表示装置、12、62R、62G、62B 発光部、13R 赤色LED、13G 緑色LED、13B 青色LED、14、24、54、64 光学系、14c テーパライトパイプ、14d、14e、24d、24e、64i、64j、64k、64l 凸レンズ、15 表示部、16 サンプラ、17 検出部、18R、18G、18B PD、24f、54g、54h、64f アレイレンズ、67R、67G、67B 検出部、70 波長合成プリズム、70R 赤色反射面、70B 青色反射面、100 スクリーン

Claims (4)

  1. 相互に異なる色の光を出射する複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子から出射された光を混色する光学系と、
    前記混色された光に画像を付加する表示部と、
    前記光学系内又は前記光学系と前記表示部との間の光路に介在し前記光路を伝播する光の一部を前記光路から分離するサンプラと、
    前記分離された光における前記各色の成分の強度を検出する光検出素子と、
    前記検出結果に基づいて前記発光素子を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする投影表示装置。
  2. 前記サンプラは、前記サンプラにより分離された光が、前記光学系における前記サンプラよりも前記発光素子側の部分を逆行して前記光検出素子に入射するように配置されていることを特徴とする請求項1記載の投影表示装置。
  3. 前記光学系は、前記光学系における前記サンプラよりも前記発光素子側の部分に配置されたアレイレンズを有することを特徴とする請求項1または2に記載の投影表示装置。
  4. 前記複数の発光素子は、時分割で1色ずつ順番に点灯し、
    前記表示部は、そのときに点灯している前記発光素子の光の色に対応する画像を表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の投影表示装置。
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