JP2008007375A - ガラス物品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 平板状のガラスからなるガラス製素材を加熱し、軟化変化させることによって、単数または複数の凹部を有するガラス物品を製造する方法であって、所望形状のガラス物品を比較的短時間に成形でき、しかも平滑で清浄な表面を得ることができる方法を提供することを技術的課題とする。
【解決手段】 排気作業を開始すると、加熱によって軟化したガラス板Gは、上方から負圧吸引する成形過程において、成形型12の成形凹部12aの下方(側縁付近)から上方(中央付近)に向けて順次密着するようにして軟化変形する。つまりガラス板Gの端部領域から中央領域にかけて順次成形凹部12aの内面に密着するようにして軟化変形する。そのためガラス板Gが軟化変形する途中において、空気溜まりを残さずに成形凹部12aと密着し、成形工程を完了することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、平板状のガラス板からなるガラス製素材を加熱し、軟化変形させることによって、単数または複数の凹部を有するガラス物品を成形するための方法に関する。
近年、ガラス製容器或いはイメージセンサ用カバーガラスや液晶平面バックライト用ガラス容器のように単数または複数の凹部を有するガラス物品を製作する手法として、平板状のガラス製素材を成形凹部を有する成形型上に載置した後、加熱することによってガラス製素材を軟化させ、成形凹部の内面形状に倣って変形させ且つ固化する手法が採用されるに至っている。
その一例として、例えば下記の特許文献1の図6には、上面に成形凹部が形成された金型上に、軟化点以上に加熱されたガラス板を載せ、ガラス板と成形凹部とで囲まれた成形空間を真空に負圧吸引し、ガラス板を金型の成形凹部の内面形状に倣って成形する方法が開示されている。
この場合、上記の金型には成形凹部に通じる複数の通気孔が形成され、これらの通気孔は、金型の背面を覆うカバーの内部空間で合流すると共に、このカバーの内部空間は、配管及びバルブを介してロータリーポンプに連結されている。従って、ロータリーポンプによりバルブ及び配管を介してカバーの内部空間の空気を吸引し、且つ通気孔を介して金型の成形凹部内を真空吸引することにより、軟化したガラス板が金型の成形凹部の内面形状に倣って変形し、凹部を有するガラス物品が作製される。
特開平11−204035号公報(図6)
ところで上記の特許文献1に開示されたガラス物品の製造方法は、500℃程度に加熱された金型の上に、軟化点以上の温度(略900℃)に加熱されたガラス板を載せ、金型の成形凹部内を真空吸引するものであるため、真空吸引過程において、ガラス板と成形凹部との間の成形空間に存在する気体を完全に吸引するのが困難であり、成形完了後に空気溜まりを残す可能性がある。
すなわち上記のように金型上に載置されたガラス板は、加熱され、軟化状態に達すると、その表面張力によって中央部が周縁部に比べて薄肉となり、特に中央部が変形しやすい状態となる。そのため金型上にガラス板を載置した後、加熱しながら、下方に向けて真空吸引すると、ガラス板の自重も加わって、ガラス板の中央部から大きな変形が始まり、真空吸引過程で不均一に変形しやくなる。その結果、ガラス板の中央部が先に金型の成形凹部の底部に接触(着地)することになり、成形完了後に金型の成形凹部とガラス体との間に空気溜まりが残存し、いびつな形状を有する不良ガラス物品の多発を余儀なくされる。また最悪の場合には、ガラス板の中央部が軟化変形し、真空排気孔を塞いでしまうことによって、真空排気が阻害され、それ以降の成形作業が行えなくなるという事態も発生する。
このようなガラス板の不均一な変形を防止する方法として、ガラス板の軟化過程において、ガラス板の下側から正圧力を加えることによってガラス板を支え、自重による変形を抑えると共に、その後の真空吸引を断続的に行うことによってガラス板を成形凹部の上方から下方に向けて馴染ませながら成形する方法が考えられる。
しかしながら、この方法では、成形空間の気圧調整が難しいという問題がある。つまり、ガラス板の下面への正圧力によるガラスの自重による変形防止と、真空吸引によるガラスの成形を両立させることが難しく、所望の形状のガラス物品を安定して得ることが困難である。しかも断続的に真空吸引することによってガラス板を成形凹部の上方(側縁付近)から馴染ませて成形すると、成形時間が長くなると共に、ガラスの変形に不均等が生じ、表面に光学的なゆがみが発生する可能性がある。さらに、この方法によって光学的な平滑面を持つガラス物品を作製しようとすると、ガラス上面が成形型との非接触面となるため、光関連部品として適した平滑な面が得られるが、その面は上方を向いているため、成形型や加熱炉から飛来する異物が付着し、表面が汚染される可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑み、平板状のガラスからなるガラス製素材を加熱し、軟化変形させることによって、単数または複数の凹部を有するガラス物品を製造する方法であって、所望形状のガラス物品を比較的短時間に成形でき、しかも平滑で清浄な表面を得ることができる方法を提供することを技術的課題とする。
上記技術的課題を解決するためになされた本発明のガラス物品の製造方法は、下面に単数または複数の成形凹部が形成された成形型を準備する工程、該成形型の下面に圧接するようにガラス製素材を保持固定する工程、該ガラス製素材を成形に適した温度まで加熱する工程、該ガラス製素材の上面側空間の気圧が、下面側空間の気圧よりも低くなるように制御することにより、該ガラス製素材を上方に軟化変形させ、該成形凹部の内面形状に倣うように成形する工程、とを含むことに特徴付けられる。
この方法によれば、加熱によって全体が軟化状態になったガラス製素材は、その上面側空間、つまりガラス製素材と成形凹部によって囲まれた成形空間の気圧が、その下面側空間の気圧よりも低くなるように制御することによって、上方に軟化変形することになる。この方法によると、成形型の成形凹部の下方(側縁付近)から上方(中央付近)に向けて順次密着するようにして軟化変形させること、つまりガラス製素材の端部領域から中央領域にかけて順次成形凹部の内面に密着するようにして軟化変形させることが可能となる。そのためガラス製素材が軟化変形する途中において、空気溜まりを残すことがなく、その外表面の全てが成形型の成形凹部の内面と密着し、成形凹部の内面形状に倣った形状にガラスを成形することができる。
第2に、本発明のガラス物品の製造方法は、ガラス製素材の上面側空間の気圧を低減させることにより、該ガラス製素材を上方に吸引することに特徴付けられる
この方法によれば、ガラス製素材の上面側空間、つまり成形空間が減圧状態となり、軟化状態にあるガラス製素材が上方に吸引(負圧吸引)されることによって、成形凹部の内面形状に倣って変形することになる。
第3に、本発明のガラス物品の製造方法は、成形型の成形凹部の中心部に通気孔を形成し、ガラス製素材の上面側空間の気体を、該通気孔を通じて排気することにより、該ガラス製素材を上方に吸引することに特徴付けられる。
この方法によれば、ガラス製素材の上面側空間、つまり成形空間が排気され、軟化状態にあるガラス製素材が上方に吸引(負圧吸引)されることによって、成形凹部の内面形状に倣って変形することになる。成形空間を排気するためには、成形型の通気孔に排気管を接続し、この排気管を通じて、成形空間の空気を外部に排気すれば良い。
第4に、本発明のガラス物品の製造方法は、ガラス製素材の下面側空間を密閉し、該下面側空間の気圧を上昇させることにより、該ガラス製素材を上方に押圧することに特徴付けられる。
この方法によれば、ガラス製素材の下面側空間の気圧を上昇させることによって、軟化状態にあるガラス製素材が上方に押圧され、成形凹部の内面形状に倣って変形することになる。
第5に、本発明のガラス物品の製造方法は、下面側空間に、気体を導入することにより、その気圧を上昇させることに特徴付けられる。
この方法によれば、ガラス製素材の下面側空間の気圧を容易に上昇させることができる。
第6に、本発明のガラス物品の製造方法は、導入する気体が不活性ガスであることに特徴付けられる。
この方法によれば、成形型の材料として、ガラス成形体との離型性に優れたカーボンを使用することができる。つまりカーボンは酸化されやすいため、これを成形型の材料として使用し、ガラス製素材の下面側空間に酸素ガスを導入した状態で、高温で加熱すると、カーボンが燃える虞れがあるが、窒素ガス、アルゴンガス等の不活性ガスの雰囲気とすることで、それを防止することができる。尚、不活性ガスは、熱交換器で加熱してから下面側空間に導入すると、炉内空間の温度低下を抑えることができるため好ましい。
第7に、本発明のガラス物品の製造方法は、下面側空間に拡散フィルタを配設し、導入される気体の流れを、該拡散フィルタによって拡散することに特徴付けられる。
この方法によれば、下面側空間に導入された気体の流れが拡散してガラス製素材に到達することになるため、ガラス製素材の温度分布に変化を来すことがない。つまりガラス製素材の一部に気流が集中すると、ガラス製素材の温度が不均一になり、成形性が低下することになるため好ましくない。拡散フィルタとしては、耐熱性を有し、気流を拡散する通気孔が形成された部材であれば、いずれも使用可能であり、例えば多孔質の焼結板やセラミック製ネット等が適している。
第8に、本発明のガラス物品の製造方法は、上面側空間及び下面側空間を不活性ガス雰囲気にした状態で、ガラス製素材を成形に適した温度まで加熱することに特徴付けられる。
この方法によれば、成形型の材料としてカーボンを使用し、下面側空間の気圧を上昇させることにより、ガラス製素材を上方に押圧する方法を採った場合でも、高温加熱によってカーボンが酸化されて燃えるのを防止することができる。上面側空間及び下面側空間を不活性ガス雰囲気にする方法としては、各種の方法が利用でき、例えば上面側空間と下面側空間の各々にガス供給路を設け、ガス供給路を通じて不活性ガスを供給する方法を採用すれば良い。また、この不活性ガスについても熱交換器で加熱してから上面側空間と下面側空間に供給すると、炉内空間の温度低下を抑えることができるため好ましい。この不活性ガスは、上面側空間と下面側空間共に同じ種類のガスであっても良いし、異なる種類のガスであっても良い。この不活性ガスは、後工程で導入する不活性ガスと同じ種類であることが好ましい。ただし、この不活性ガスを供給することによって、上面側空間と下面側空間の気圧が大きく変動し、ガラス製素材に不均一な変形が生じないように配慮する必要がある。
第9に、本発明のガラス物品の製造方法は、ガラス製素材を、104〜1012dPa・sの粘度にしてから成形することに特徴付けられる。
この方法によれば、ガラス製素材の不適切な形状変化を抑え、上からの吸引及び/又は下からの加圧によって全体を所望の形状に軟化変形させることが可能となる。より好ましい粘度は、106〜1010dPa・s、さらには107.5〜109dPa・sである。
またガラスの軟化点は、その材質によって決まるが、軟化点の高いガラスを使用すると、高温で加熱する必要が生じ、成形時間が長くなったり、周辺部材が劣化しやすくなるため、軟化点が750℃以下、好ましくは700℃以下、より好ましくは650℃以下のガラス材質を選択すべきである。
第10に、本発明のガラス物品の製造方法は、成形前におけるガラス製素材の上面側空間の気圧が、下面側空間の気圧よりも6.2Pa以上低くなるように制御することに特徴付けられる。
この方法によれば、ガラス製素材の上下の気圧差により、下から安定して支えられることになる。つまりガラス製素材の軟化状態が全体に亘って適切に均一化されるまでの間に、ガラスの自重による不当な窪み変形が生じることがない。また全体が軟化状態になった後は、上下の気圧差をより大きくすることによって、ガラス製素材を上方に軟化変形させ、成形凹部の内面形状に倣うように成形することが可能となる。ただし、上下の気圧差が大きくなりすぎると、ガラス製素材が不均一に変形しやすくなるため、500Pa以下となるように制御することが好ましい。
第11に、本発明のガラス物品の製造方法は、成形時におけるガラス製素材の上面側空間の気圧が、下面側空間の気圧よりも49kPa以上低くなるように制御することに特徴付けられる。
この方法によれば、容易にガラス製素材を所期の形状に成形することが可能である。ただし、上下の気圧差が大きくなりすぎると、ガラス製素材が不均一に変形しやすくなるため、196kPa以下となるように制御することが好ましい。
第12に、本発明のガラス物品の製造方法は、ガラス製素材を成形凹部の内面形状に倣って成形した後、ガラス製素材の上面側空間の気圧が、下面側空間の気圧よりも低くなるように制御した状態で、ガラスを冷却固化することに特徴付けられる。
この方法によれば、成形工程を完了した後のガラス物品の形状を保持したまま冷却固化させることができるため、高精度の形状を備えたガラス物品を容易に得ることができる。
第13に、本発明のガラス物品の製造方法は、ガラス製素材が、両面が研磨されたガラス板であることに特徴付けられる。
この方法によれば、成形後に表面研磨を行うことなく光学的に平滑な面を有するガラス物品を容易に得ることができる。
第14に、本発明のガラス物品の製造方法は、ガラス板が、円板状であることに特徴付けられる。
この方法によれば、ガラス製素材の軟化状態が全体に亘って適切に均一化されやすく、成形が容易となる。
第15に、本発明のガラス物品の製造方法は、成形凹部の内面が、半球状であることに特徴付けられる。
この方法によれば、高精度の放物面を備えた光学部品用ガラスを容易に得ることができる。
第16に、本発明のガラス物品の製造方法は、ガラス物品が、反射鏡用ガラスであることに特徴付けられる。
この方法によって得られる反射鏡用ガラスは、高精度の放物面を有するため、高輝度が要求される液晶プロジェクタ等の反射鏡用ガラスとして好適である。
本発明のガラス物品の製造方法によると、以下の効果が得られる。
(1)ガラス製素材が軟化変形する途中において、空気溜まりを残さずに成形型の成形凹部に沿った形状を有するガラス物品を成形することができる。
(2)ガラス物品の、成形型と接触しない面(非接触面)は、ガラス製素材の面性状をそのまま維持しているため、平滑面を有するガラス製素材を使用することによって、表面研磨を行うことなく光学的に平滑な面を得ることができる。
(3)成形時の気圧調整が容易であり、ガラスの変形に不均等が生じ難く、表面に光学的なゆがみが発生する可能性が小さい。
(4)ガラス物品の成形過程で、その非接触面は常に下方を向いているため、外部から飛来する異物が付着する可能性が極めて低く、光学的な機能を損なうことがない。
(5)ガラス製素材の下面側空間の気圧を上昇させることにより、ガラス製素材を上方に押圧する方法を採用すると、自由に圧力を選択することができるため、ガラスの肉厚や軟化度に応じて自在に成形条件を変更することができる。
以上のことから、本発明の方法は、高精度で清浄な面が要求される光学部品用ガラスを製造する方法として適しており、特に高精度の放物面を有する反射鏡用ガラスの製造方法として好適である。
以下、本発明の実施形態について図1を参照しつつ説明する。
図1に示す成形装置10は、加熱炉11の内部空間11aに、下面に一つの半球状をなす成形凹部12aが形成され、且つ該成形凹部12aの中心部から上面に通じる1本の通気孔12bが形成された成形型12を備えてなる。この成形型12の上部には、全部が加熱炉11の内部空間11aに位置するチャンバ13が固定され、このチャンバ13の側壁部13aと上壁部13bとの全域が、加熱炉11の内部空間11aにおける高温雰囲気(熱気)に曝されるようになっている。そして、このチャンバ13の内部空間13cは、成形型12の通気孔12bを介して成形凹部12aの内側に通じている。
またチャンバ13の上壁部13bには、加熱炉11の外側に配設された排気装置14に通じる排気管(連通管)13dが接続され、排気装置14の作動によりチャンバ13の内部空間13cに負圧が発生するようになっている。この排気装置14としては、どのような機構のものを用いても良いが、特に吸引作用、即ち真空操作のオン・オフの応答性に優れたベンチュリー機構を有するものが適している。
また排気管13dの加熱炉11の外部には、排気管13dの連通路を開通及び閉鎖する開閉バルブ13eが取り付けられている。そして、この実施形態では、加熱炉11の側壁部11b全周の内面側に加熱源11cが設置されている。この加熱源11cの加熱方式は、電熱線によるものであっても良く、焼成ガスによるものであっても良い。
尚、成形型12の下方には、該成形型12の下面に当接されたガラス製素材としてのガラス板Gの周縁部を押さえて保持する円筒状の保持台15が配設され、保持台15は、載置台16上に配設されている。また、この成形装置10は、加熱炉11の側壁部11b全周の内面側のみならず、加熱炉11の底壁部11cの内面側にも加熱源を設置しても良く、或いはチャンバ13の外面に補助加熱手段としての補助加熱源を設置しても良い。
また上記の成形型12、保持台15及び載置台16は、いずれもカーボンから作製され、チャンバ13は、ステンレスから作製されている。
次に、このような機構を備えた成形装置10を用いてガラス物品を製造する方法を説明する。
まず成形型12の下面にガラス板Gが当接し、成形凹部12aとガラス板Gの上面とで囲まれる上面側空間(成形空間)12cと、チャンバ13の内部空間13cとは、通気孔12bを介して通じた状態にあると共に、排気管13dは開閉バルブ13eにより開放された状態にある。そしてガラス板Gの下面側空間12dは、加熱炉11の内部空間11aに位置しているので、加熱炉11の内部空間11aの熱気によって加熱されると共に、この下面側空間12dは密閉されているため、加熱された熱気が下面側空間12dから外部に逃げることはない。一方、成形凹部12aとガラス板Gの上面とで囲まれる上面側空間12cと、チャンバ13の内部空間13cも、加熱炉11の内部空間11aに位置しているので、加熱炉11の内部空間11aの熱気によって加熱されるが、通気孔12bと排気管(連通管)13dによって炉外に通じているため、それほど気圧が上昇することはない。これによりチャンバ13の内部空間13cに通じているガラス板Gの上面側の上面側空間12cの気圧に比べて、ガラス板Gの下面側空間12dの気圧の方が高くなり、その気圧差によりガラス板Gは下から支えられることになる。
その結果、加熱炉11の内部空間11aで、成形凹部12aの開口部を覆うように成形型12に当接されたガラス板Gが加熱される過程、つまり負圧による吸引が開始されるまでの過程においては、ガラス板Gの軟化状態が全域に亘って適切に均一化されるまでの間に、ガラスの自重による不当な窪み変形を生じ難くすることが可能となる。その後、排気装置14を作動させ、チャンバ13の内部空間13cから通気孔12bを通じて上面側空間12cの空気を排気し、負圧を作用させ始める。
このように排気作業を開始すると、加熱によって軟化したガラス板Gは、上方から負圧吸引する成形過程において、成形型12の成形凹部12aの下方(側縁付近)から上方(中央付近)に向けて順次密着するようにして軟化変形する。つまりガラス板Gの端部領域から中央領域にかけて順次成形凹部12aの内面に密着するようにして軟化変形する。そのためガラス板Gが軟化変形する途中において、空気溜まりを残さずに成形凹部12aと密着し、成形工程を完了することができる。
また成形凹部12aへのガラス板Gの密着が完了した時点では、ガラス板Gは未だ軟化状態にあるため、この密着完了後に加熱を止めて冷却工程を行う際にも、上記と同様に成形空間の排気を継続して行い、ガラス板Gが冷却固化するまでその動作を続ける。
次に、本発明の他の実施形態について図2を参照しつつ説明する。
図2に示す成形装置20は、加熱炉21の内部空間21aに、下面に一つの半球状をなす成形凹部22aが形成され、且つ該成形凹部22aの中心部から上面に通じる1本の通気孔22bが形成された成形型22を備えてなる。この成形型22の下方には、該成形型22の下面に当接されたガラス製素材としてのガラス板Gの周縁部を押さえて保持する円筒状の保持台23が配設され、さらに保持台23は、載置台24上に配設されている。また保持台23の側壁部23aの全域は、加熱炉21の内部空間21aにおける高温雰囲気(熱気)に曝されるようになっている。そして、この保持台23の内部空間の下部は、気体導入管25が接続されている。この気体導入管25の先端部には、熱交換器26が設けられ、気体導入管25から窒素等の不活性ガスを導入すると、熱交換器26によって加熱される。また加熱された不活性ガスは、多孔質の焼結板からなる拡散フィルタ27を通過することによって、均等に分散された状態で、下面側空間23bに導入される。そして、この実施形態では、加熱炉21の側壁部21b全周の内面側に加熱源21cが設置されている。この加熱源21cの加熱方式は、電熱線によるものであっても良く、焼成ガスによるものであっても良い。尚、上記の成形型22、保持台23及び載置台24は、いずれもカーボンから作製されている。
次に、このような機構を備えた成形装置20を用いてガラス物品を製造する方法を説明する。
まず成形型22の下面にガラス板Gが当接し、成形凹部22aとガラス板Gの上面とで囲まれる上面側空間(成形空間)22cは、通気孔22bを介して加熱炉21の内部空間21aに通じた状態にある。そして加熱炉21、上面側空間22c及び下面側空間23bに、ガス供給路(図示省略)を通じて窒素等のガスが供給され、不活性ガス雰囲気にされた後、ガラス板Gの下面側空間23bには、気体導入管25から熱交換器26を介して窒素等の不活性ガスが導入される。この時、熱交換器26の上方に拡散フィルタ27を設けているため、導入された不活性ガスの気流が拡散フィルタ27で拡散し、ガラス板G全体に気流を均等に当てることができる。またガラス板Gの上面側空間22cの空気は、通気孔22bを介して加熱炉21の内部空間21aに排気される。これによってガラス板Gの上面側空間22cの気圧に比べて、ガラス板Gの下面側空間23bの気圧の方が高くなり、その気圧差によりガラス板Gは下方から支えられることになる。その結果、加熱炉21の内部空間21aで、成形凹部22aの開口部を覆うように成形型22に当接されたガラス板Gが加熱される過程においては、ガラスGの軟化状態が全体に亘って適切に均一化されるまでの間に、ガラスの自重による不当な窪み変形を生じ難くすることが可能となる。さらに加熱によって軟化したガラス板Gは、下方から加圧する成形過程において、成形型22の成形凹部22aの下方(側縁付近)から上方(中央付近)に向けて順次密着するようにして軟化変形する。つまりガラス板Gの端部領域から中央領域にかけて順次成形凹部22aの内面に密着するようにして軟化変形する。そのためガラス板Gが軟化変形する途中において、空気溜まりを残さずに成形凹部22aと密着し、成形工程を完了することができる。尚、ガラス板Gの下面側空間23bの気圧は、ガラス板Gが軟化状態になる過程では、低めに設定し、軟化したガラス板Gを成形する過程では、より高めに設定すれば良い。
また成形凹部22aへのガラス板Gの密着が完了した時点では、ガラス板Gは未だ軟化状態にあるため、この密着完了後に加熱を止めて冷却工程を行う際にも、上記と同様に下面側空間の加圧を継続して行い、ガラス板Gが冷却固化するまでその動作を続ける。
尚、上記の実施形態は、ガラス製素材の上面側空間を負圧とする形態と、下面側空間を加圧とする形態を示したが、これら両方の方法を組み合わせれば、より短時間に高精度のガラス物品が得られるため好ましい。
(実施例1)
ソーダ石灰ガラスからなり、表裏両面が鏡面研磨された円板状のガラス板G(直径46mm、肉厚0.5mm)を用いて、図3に示すガラス物品30を、図1に示す成形態様で作製した。
詳述すると、加熱炉11の内部空間11aを、室温からガラス板Gの軟化温度(約500℃)まで加熱すると、軟化したガラス板Gは、粘度が104〜1012dPa・sとなり、その自重により下方に垂れ下がろうとする。しかしながら、ガラス板Gを加熱すると、その下面側空間の温度も上昇し、その気圧が上昇するため、ガラス板Gの上下空間の気圧差(例えば14Pa)によりガラス板Gは下方から支持されることになり、ガラス板Gは垂れ下がることなく全体が軟化状態に達する。
こうして全体が軟化状態に達したガラス板Gを500℃で1分間保持したまま、ガラス板Gと成形型12に囲まれた成形空間12cを、88kPaの負圧となるように排気すると、ガラス板Gは、その端部領域から中央領域にかけて順次成形凹部12aに密着するように軟化変形し、最終的に成形凹部12aと完全に密着した。こうして成形工程が終了した後も、引き続き排気を続けたまま、ガラスを冷却固化し、250℃に達したところで、排気を停止し、ガラスを常温まで冷却した。
こうして図3に示すような、成形凹部12aの形状に正確に倣った形状の湾曲凹部30aと鍔部30bを有するガラス物品30が得られた。このガラス物品30の湾曲凹部30aの内面は、変形開始前におけるガラス板Gの表面の面性状をそのまま維持したものになると共に、既に述べたように目標肉厚または平均肉厚に対する肉厚のバラツキが極めて小さい。
次に、このガラス物品30の鍔部30bを研磨加工によって取り除き、図4に示すような半球状のガラス物品40を作製した。このガラス物品40は、直径(最大径)が40mm、全高10.5mm、肉厚0.5mmの寸法を有し、高精度の反射面が要求される液晶プロジェクタ等の光源に使用する反射鏡用ガラスとして好適であった。
(実施例2)
ソーダ石灰ガラスからなり、表裏両面が鏡面研磨された円板状のガラス板G(直径206mm、肉厚3.0mm)を用いて、ガラス物品を、図2に示す成形態様で作製した。
詳述すると、ガラス板Gを成形型22の下面に圧接するように保持固定した後、加熱炉21の内部空間21a、上面側空間22c及び下面側空間23bを不活性ガス雰囲気とする。その後、加熱炉21の内部空間21aを、室温からガラス板Gの軟化温度(約500℃)まで加熱すると、軟化したガラス板Gは粘度が104〜1012dPa・sとなり、その自重により下方に垂れ下がろうとする。しかしながら、ガラス板Gの下面側空間23bに窒素等の不活性ガスを導入すると、下面側空間23bの気圧が上昇するため、ガラス板Gの上下空間の気圧差(例えば85Pa)によりガラス板Gは下方から支持されることになり、ガラス板Gは垂れ下がることなく全体が軟化状態に達する。
さらに全体が軟化状態に達したガラス板Gを500℃で30秒間保持したまま、ガラス板Gの下面側空間23bを、147kPaに加圧すると、ガラス板Gは、その端部領域から中央領域にかけて順次成形凹部22aに密着するように軟化変形し、最終的に成形凹部22aと完全に密着した。こうして成形工程が終了した後も、引き続き加圧作業を続けたまま、ガラスを冷却固化し、250℃に達したところで、加圧作業を停止し、ガラスを常温まで冷却した。
こうして図3のガラス物品と同様、湾曲凹部と鍔部とを有するガラス物品が得られた。このガラス物品の湾曲凹部の内面は、変形前のガラス板Gの滑らかな鏡面状態を維持していた。次に、このガラス物品の鍔部を研磨加工によって取り除き、図4のガラス物品と同様の半球状のガラス物品が得られた。このガラス物品は、直径(最大径)が200mm、全高100mm、肉厚3.0mmの寸法を有し、高精度の反射面が要求される照明器具等に使用する反射鏡用ガラスとして好適であった。
尚、上記実施例では、単数の湾曲凹部を有するガラス物品を製造する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の成形凹部を有する成形型を使用することによって、1枚のガラス板から複数の凹部を有するガラス物品を製造することも可能である。
本発明の方法を実施するために使用する成形装置を示す縦断面図である。 本発明の方法を実施するために使用する成形装置を示す縦断面図である。 本発明の方法によって製造されたガラス物品を示す概略斜視図である。 鍔部を取り除いたガラス物品を示す概略斜視図である。
符号の説明
10、20 成形装置
11、21 加熱炉
11a、21a 加熱炉の内部空間
11b、21b 加熱炉の側壁部
11c、21c 加熱源
12、22 成形型
12a、22a 成形凹部
12b、22b 成形型の通気孔
12c、22c 上面側空間(成形空間)
12d、23b 下面側空間
13 チャンバ
13a チャンバの側壁部
13b チャンバの上壁部
13c チャンバの内部空間
13d 排気管
13e 開閉バルブ
14 排気装置
15、23 保持台
16、24 載置台
25 気体導入管
26 熱交換器
27 拡散フィルタ
30、40 ガラス物品
30a ガラス物品の凹部
30b ガラス物品の鍔部
G ガラス板

Claims (16)

  1. 下面に単数または複数の成形凹部が形成された成形型を準備する工程、該成形型の下面に圧接するようにガラス製素材を保持固定する工程、該ガラス製素材を成形に適した温度まで加熱する工程、該ガラス製素材の上面側空間の気圧が、下面側空間の気圧よりも低くなるように制御することにより、該ガラス製素材を上方に軟化変形させ、該成形凹部の内面形状に倣うように成形する工程、とを含むことを特徴とするガラス物品の製造方法。
  2. ガラス製素材の上面側空間の気圧を低減させることにより、該ガラス製素材を上方に吸引することを特徴とする請求項1記載のガラス物品の製造方法。
  3. 成形型の成形凹部の中心部に通気孔を形成し、ガラス製素材の上面側空間の気体を、該通気孔を通じて排気することにより、該ガラス製素材を上方に吸引することを特徴とする請求項1又は2記載のガラス物品の製造方法。
  4. ガラス製素材の下面側空間を密閉し、該下面側空間の気圧を上昇させることにより、該ガラス製素材を上方に押圧することを特徴とする請求項1記載のガラス物品の製造方法。
  5. 下面側空間に、気体を導入することにより、その気圧を上昇させることを特徴とする請求項4記載のガラス物品の製造方法。
  6. 導入する気体が、不活性ガスであることを特徴とする請求項5記載のガラス物品の製造方法。
  7. 下面側空間に拡散フィルタを配設し、導入される気体の流れを、該拡散フィルタによって拡散することを特徴とする請求項5又は6記載のガラス物品の製造方法。
  8. 上面側空間及び下面側空間を、不活性ガス雰囲気にした状態で、ガラス製素材を成形に適した温度まで加熱することを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載のガラス物品の製造方法。
  9. ガラス製素材を、104〜1012dPa・sの粘度にしてから成形することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のガラス物品の製造方法。
  10. 成形前におけるガラス製素材の上面側空間の気圧が、下面側空間の気圧よりも6.2Pa以上低くなるように制御することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のガラス物品の製造方法。
  11. 成形時におけるガラス製素材の上面側空間の気圧が、下面側空間の気圧よりも49kPa以上低くなるように制御することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のガラス物品の製造方法。
  12. ガラス製素材を成形凹部の内面形状に倣って成形した後、ガラス製素材の上面側空間の気圧が、下面側空間の気圧よりも低くなるように制御した状態で、ガラスを冷却固化することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のガラス物品の製造方法。
  13. ガラス製素材が、両面が研磨されたガラス板であることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のガラス物品の製造方法。
  14. ガラス板が、円板状であることを特徴とする請求項13記載のガラス物品の製造方法。
  15. 成形凹部の内面が、半球状であることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載のガラス物品の製造方法。
  16. ガラス物品が、反射鏡用ガラスであることを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載のガラス物品の製造方法。
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