JP2008005501A - 色空間変換システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力装置の特性が異なっても、出力ドキュメントを最適化し、ユーザが希望する特定の効果を出力ドキュメントに反映可能な色空間変換システムおよび方法を提供する。
【解決手段】第1の色空間の色再現領域のデータと、出力装置の特性を表す経験的データと、オプションの出力モード・データを受け取り、これらのデータに基づいてデバイス・リンク・プロファイル用のルックアップ・テーブルを埋める。このテーブルを用いて、第1の色空間で表された入力ドキュメントを、デバイス・リンク・プロファイルにより、第2の色空間で表される出力ドキュメントに変換する。
【選択図】図5

Description

本発明は、色空間変換を実行するシステムおよび方法に関し、特に、個別のドキュメント出力装置固有の色空間変換を可能とするシステムおよび方法に関する。
以前のカラー画像レンダリング・システムでは、しばしば原色成分に関して数値的に表された画像が用いられている。そのような色成分は、赤、緑、青(RGB)等の加法的であったり、またはシアン、マゼンタ、黄色(CMY)等の減法的であり、後者は、しばしば黒色(K)を加えてCMYKまたはCMY(K)と呼ばれる。加法原色空間の表現は、一般に、モニタあるいはプロジェクタ等の光を発生する装置に表示される画像に関連づけされる。一方、減法原色空間の表現は、一般に、紙への印刷出力等の光を発生しない媒体あるいは装置上に生成される画像に関連づけされる。ディスプレイから紙等の固定された媒体に画像を移動するためには、ドキュメントの電子的符号化に関連づけられた色空間の間で変換を行う必要がある。
ここに開示されているコンセプトは、画像処理またはレンダリングの応用において、画像の表現および画像のカラー化に使用される数値モデルを理解することによって、より良好に認識することができる。最初に数学的に定義された色空間の一つは、1931年にCIEによって作られ、CIE 1931色空間としても知られる、CIE/XYZ色空間である。人間の目は、青、緑および赤の受容体としても知られる短(S)、中(M)、および長(L)の波長のための受容体を有する。必要なことは、色の知覚を記述する3つのパラメータを生成することだけである。3つの数値、または3刺激値とそれぞれの色を関連づけするための特定の方法が色空間と呼ばれ、CIE/XYZ色空間は多くの色空間の一つである。CIE/XYZ色空間は、人間の目の測定に直接基づいており、この他の多くの色空間がCIE/XYZ色空間から定められ、共通基盤となっている。
CIE/XYZ色空間において、3刺激値は人間の目のS、M、およびLの刺激ではなく、X、Y、およびZと呼ばれる3刺激値のセットである。これらもまたそれぞれ大ざっぱに言って、赤、緑、および青である。種々の色の異なる混合からなり、しかも同じ色を有する2つの光源を作ることができる(条件等色(メタメリズム))。2つの光源が同一の見かけの色を有するとき、それらを作るために使用された光の混合とは無関係にそれらは同一の3刺激値を有することになる。
CIE/L(CIE/LABあるいはLabとも表現される。)は、しばしばもっとも完全なカラー・モデルの1つとして考えられている。従来からCIE/LABモデルは、人間の目に見えるすべての色を記述するために使用されている。CIE/LABモデルは、人間の目に見えるすべての色を記述する目的のために国際照明委員会(Commission Internationale d’Eclairage;しばしばCIEと略して呼ばれる。)によって開発された。このモデルの3つのパラメータ(L、a、b)のうち、Lは輝度(明度)を表し、a、bは色の領域を表す。輝度Lが0のときは黒であり、100のときは白色である。aは赤と緑の間の位置を示し、値が正ならば赤を表し、値が負ならば赤の補色の緑を表す。bは黄色と青の間の位置を示し、値が正ならば黄色を表し、値が負ならば黄色の補色の青を表す。
Labカラー・モデルは、デバイスに依存しない基準モデルとしての役割を果たすように作られた。したがって、このモデルにおける色の全再現領域(full gamut)、すなわち利用可能な全範囲の視覚的表現は完全には正確ではなく、むしろ色空間を概念化するために使用されている。Labモデルの有用な特徴は、最初のパラメータ、すなわちLが極めて直観的なことである。値Lの変更は、TV受像器における輝度設定の変更に似ている。Labモデルにおいて輝度は垂直軸上で表現され、モデル内の水平『スライス』のいくつかの表現だけで全色再現領域の概念的視覚化に十分である。
Labモデルは、本質的に正しくパラメータ化されている。したがって、このモデルに基づく特有の色空間は必要ではない。CIE 1976 Lモードは、色の差の知覚性(perceptibility)の定義を求めたCIE 1931 XYZ色空間に直接基づいている。Lab空間における円表現は、XYZ空間における楕円に対応している。L、aおよびbにおける非線形の関係は立方根に関連し、視覚の対数的な応答の再現が意図されている。カラーリング情報はシステムの白色ポイントの色に対して参照される。
カラー画像を表現するドキュメント等の、電子ドキュメントは、通常、1ないしは複数の標準的なフォーマットで符号化される。そのようなフォーマットは数多く存在するが、最近の代表的な記述フォーマットには、Microsoft Word(登録商標)ファイル(*.doc)、タグ付き情報ファイル・フォーマット(TIFF)、グラフィック画像フォーマット(GIF)、米国アドビ・システムズ社のポータブル・ドキュメント・フォーマット(PDF)、米国アドビ・システムズ社のPostScript(登録商標)、ハイパーテキスト・マークアップ言語(HTML)、拡張マークアップ言語(XML)、ドローイング・エクスチェンジ・ファイル(*.dxf)、ドローイング・ファイル(*.dwg)、ペイントブラシ・ファイル(*.pcx)、ジョイント・フォトグラフィック・エキスパート・グループ(JPEG)をはじめ、その他多数のビットマップ化された、あるいは符号化された、あるいは圧縮されたフォーマット、またはベクトル・ファイル・フォーマットが含まれる。
既に説明したように、ドキュメント出力のレンダリングに先だって色空間の間の変換が必要になる。インターナショナル・カラー・コンソーシアム(International Color Consortium;以下ICCということがある。)システムにおいては、入力は入力プロファイルとして形成され、出力は出力プロファイルとして形成される。一般的に、赤、緑、青(RGB)等の入力色空間からプロファイル接続空間(profile connection space)への変換が行われ、このプロファイル接続空間は、続いてCMYK等の出力空間に変換される。
米国アドビ・システムズ社のPostScript(登録商標)においては、広く使用されているファイル・フォーマット、レベル3は理論的に無制限のカラー・マネジメントを可能にする。これは、辞書と呼ばれる内部ファイル・フォーマットを用いている。この辞書は、色空間配列として入力プロファイルを、カラー・レンダリング辞書として出力プロファイルを指定する。ICCは、ICCプロファイルを、色空間配列あるいはカラー・レンダリング辞書に変換することを可能にする、多数の標準タグ(tag)を作成した。レベル3標準は、色空間配列の生成または読み出しを、ソフトウェア設計者に委ねている。ドライバは、通常、ICCカラー・プロファイルからカラー・レンダリング辞書を生成するために使用される。
米国アドビ・システムズ社のPhotoshop(登録商標)においては、入力と出力の間における変換は、モニタのRGB値とLab等の値の間を変換するモニタ・テーブルを介して実行される。Lab値は、分解テーブル(separation table)を介してCMYK等の出力に変換される。
上記の他に、デバイス・リンク・プロファイルを用いて、色空間の間の直接的な変換が行われている。デバイス・リンク・プロファイルは、予め定めたルックアップ・テーブル(lookup table;以下LUTと言うことがある。)を使用して、色空間の間を直接的に変換するとうに機能する。このような変換システムを用いる場合、最初の、すなわち第1の色空間における値を有する記述子はカラーLUTに伝達され、続いてそのLUTがドキュメント出力装置に関連づけされた第2の色空間におけるカラー表現を返す。
以前の変換に用いられていたLUTは、標準的な変換アルゴリズムまたは一般に認められた変換係数にしたがって、埋められている。しかしながら、インクジェット・プリンタ、カラー・レーザ・プリンタ等の種々の出力装置に関連する出力画像の特徴には、相当な差異がある。このような差異は、ドキュメント・レンダリング処理操作に付随する機械的、物理的、または化学的特性に帰することがある。このような特性には、レンダリング・エンジン自体の癖、画像が最終的にレンダリングされる利用可能なカラー・パレット、紙等の材料の物理的性質、トナーの特性、トナーのカラー・オプション、定着特性および画像形成に使用される電気すなわち静電電荷の性質が含まれる。それに加えて、トナーのタイプと特定の紙との相互の影響等の組み合わせが出力画像に影響を与える。このように、差異が、ドキュメント・レンダリング処理操作に付随する機械的、物理的または化学的特性に帰することがある。上記の要因にしたがって、ドキュメント・レンダリング装置上で最終的に実現される出力間に相当な差異が存在する問題点があった。
したがって、ドキュメント個別の出力装置の特性等の相違にかかわらず、電子ドキュメントを作成する処理中にCRTあるいはモニタに表示される画像のような、オリジナルの表現に実質的により忠実な画像出力を生成するドキュメント・レンダリング装置が望まれる。さらに、ユーザが希望する特定の効果をドキュメント出力に具体化できるメカニズムも望まれている。
本発明は、上記の従来の問題点に鑑みてなされたもので、ドキュメント出力装置の特性が異なっても、出力されるドキュメントを最適化することを可能とする色空間変換システムおよび方法を提供することを目的とする。さらに、本発明は、ユーザが希望する特定の効果を出力されるドキュメントに反映することができる色空間変換システムおよび方法を提供することを目的とする。
本発明による色空間変換システムは、第1の多次元色空間の入力色再現領域を表すソース・パラメータ・データを受け取る手段と、関連するドキュメント出力装置の色出力特性に関連づけられ、第2の多次元色空間に関連づけされた経験的パラメータ・データを受け取る手段と、前記ソース・パラメータ・データおよび前記経験的パラメータ・データにしたがってデバイス・リンク・プロファイルを生成する変換テーブル生成手段とを有する。前記経験的データは、前記ドキュメント出力装置に関連するトナー特性に対応するデータを含む。また、前記変換テーブル生成手段は、前記第1の多次元色空間と前記第2の多次元色空間の間におけるマッピングに対応する3次元データ・テーブルを生成する手段と、前記3次元テーブルの第1の頂点に白色値を規定する手段と、前記3次元テーブルの第2の頂点に黒色値を規定する手段と、前記第2の多次元色空間に関連づけされた最大値にしたがって前記3次元テーブルの表面に関連づけされる値を規定する手段と、前記経験的データにしたがって前記3次元テーブルの頂点間の色遷移に関連づけされる値を規定する手段とを含む。さらに、本発明による色空間変換システムは、前記変換に関連づけされる所望の出力特性を表すモード・データを受け取る手段を有し、前記変換テーブル生成手段は、前記モード・データにしたがって前記デバイス・リンク・プロファイルを生成する手段を、さらに、含む。前記モード・データは、出力画像に関連づけされる所望の視覚的効果を表すデータを含む。また、前記第1の多次元色空間はRGB空間であり、前記第2の多次元色空間はCMYK空間であり、前記3次元テーブルの頂点は、さらに、シアン、マゼンタ、黄色、赤、緑、および青に関連づけされる値を規定する。
本発明による色空間変換方法は、第1の多次元色空間の入力色再現領域を表すソース・パラメータ・データを受け取るステップと、関連するドキュメント出力装置の色出力特性に関連づけられ、第2の多次元色空間に関連づけされた経験的パラメータ・データを受け取るステップと、前記ソース・パラメータ・データおよび前記経験的パラメータ・データにしたがってデバイス・リンク・プロファイルを生成するステップとを含む。さらに、本発明による色空間変換方法は、所望の出力特性を表すモード・データを受け取るステップを、さらに、含む。
本発明によれば、ドキュメント出力装置の特性が異なっても、出力されるドキュメントを最適化することを可能とする色空間変換システムおよび方法が提供される。さらに、本発明によれば、ユーザが希望する特定の効果を出力されるドキュメントに反映することができる色空間変換システムおよび方法が提供される。
以下、適宜、図面を参照しながら本発明による実施形態の説明を行う。図1に、本発明による実施形態が適用されるドキュメント処理環境の構成例を示す。すなわち、図1にはオフィスにおいて通常用いられているような共用周辺ドキュメント処理装置を含むドキュメント処理環境100が例示されている。ドキュメント処理環境100には、ワークステーション110、サーバ112、およびドキュメント・レンダリング装置114が含まれており、これらの装置はネットワーク116を介して相互にデータ通信を行うことが可能である。ネットワーク116は、複数の電子装置間におけるデータの交換を可能とする本技術分野で知られた任意の分散通信環境である。このネットワーク116は、例えば、仮想エリア・ネットワーク、ローカル・エリア・ネットワーク、パーソナル・エリア・ネットワーク、インターネット、イントラネット、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)またはそれらの任意の組み合わせを含む本技術分野で知られている任意のコンピュータ・ネットワークである。ネットワーク116は、例えば、トークン・リング、IEEE802.11(x)、Ethernet(登録商標)またはその他の無線ベースまたは有線ベースのデータ通信メカニズム等の既存の多数のデータ転送メカニズムによって例示されるような、物理レイヤおよびトランスポート・レイヤから構成される。
このような典型的なオフィス環境は、ゲートウェイ118も含む。ゲートウェイ118によって、ネットワーク116に接続された装置は、例えば、インターネットまたはWANのような外部ネットワーク120または装置と通信を行うことができる。すなわち、ゲートウェイ118は、WiMax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11(x)、Bluetooth(登録商標)、公衆交換電話網、専用通信ネットワーク(proprietary communications network)、赤外線接続、光接続、または本技術分野で知られている他の適切な有線または無線のデータ通信チャネルからなるネットワーク116と外部ネットワーク120とを接続する機能を担っている。
本発明による色空間変換は、一実施形態においては、ドキュメント・レンダリング装置114のコントローラ122において実行される。しかし、ソフトウェアによって推進されるこの色空間変換を、ワークステーション110あるいはサーバ112等の任意の処理装置において適切に実行することもできる。
次に、図2および図3を参照しながら、本発明による実施形態におけるシステムの動作が実行されるコントローラのハードウェアおよび構成・機能等を説明する。図2に、図1においてはコントローラ122として示した、本発明による実施形態においてシステム100の動作が実行されるコントローラ200のハードウェア・アーキテクチャの構成例を示す。コントローラ200は、CPUからなるプロセッサ202を備えている。プロセッサ202は、互いに協調して動作する複数のCPUから構成されることもある。また、コントローラ200は、BIOS機能、システム機能、システム構成データおよびコントローラ200の動作に使用する他のルーチンもしくはデータ等の静的または固定的なデータあるいはインストラクションのために有効に使用される不揮発性または読出し専用メモリ(ROM)204を含む。
また、コントローラ200には、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ、スタティック・ランダム・アクセス・メモリまたは他の任意の適切なアドレス指定可能かつ書込み可能な記憶システムから構成されるRAM206が含まれている。RAM206は、プロセッサ202により処理されるデータ処理およびアプリケーションに関係するデータ・インストラクションのための記憶領域を提供する。
ストレージ・インターフェイス208は、コントローラ200に関連するデータの不揮発性保存、大量保存または長期的な保存ためのメカニズムを提供する。ストレージ・インターフェイス208は、216として例示したディスク・ドライブ、あるいは光学式ドライブ、テープ・ドライブ等の適切な任意のアドレス指定可能、またはシリアル記憶装置等の他、当業者に知られた適切な任意の大容量記憶媒体を使用する。
本発明による実施形態において、システムは、RAM206とディスク・ドライブ等の大容量記憶媒体216を用いて、プロセッサ202上で動作するインストラクションおよびデータに基づいて適切に動作する。
ネットワーク・インターフェイス・サブシステム210は、ネットワークからの入出力を適切にルーティングすることによって、コントローラ200が他の装置と通信することを可能にする。このネットワーク・インターフェイス・サブシステム210は、一つまたは複数のコネクションを用いて、装置200と外部装置とのインターフェイスを適切にとる。例えば、Ethernet(登録商標)、トークン・リング等といった固定すなわち有線ネットワークとのデータ通信のための少なくとも一つのネットワーク・インターフェイス・カード214、およびWiFi(Wireless Fidelity)、WiMax、無線モデム、セルラ・ネットワークまたは適切な任意の無線通信システム等の手段を介した無線通信のための適切な無線インターフェイス218を用いて、外部装置とのインターフェイスを適切にとる。ネットワーク・インターフェイス・サブシステム210は、任意の物理的データ転送レイヤあるいは物理的データ転送レイヤではないデータ転送レイヤまたはプロトコル・レイヤを適切に利用する。ネットワーク・インターフェイス・カード214は、ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワークまたはそれらの組合せから適切に構成される物理的ネットワーク220を介したデータ交換を行うために、相互接続されている。
プロセッサ202、読出し専用メモリ(ROM)204、RAM206、ストレージ・インターフェイス208およびネットワーク・インターフェイス・サブシステム210の間のデータ通信は、バス212によって例示したバス・データ転送メカニズムによって行われる。
また、ドキュメント・プロセッサ・インターフェイス222もバス212を介してデータ通信を行う。ドキュメント・プロセッサ・インターフェイス222は、様々なドキュメント処理動作を実行するドキュメント処理ハードウェア232との接続を提供する。そのようなドキュメント処理動作には、コピー・ハードウェア224によって実行されるコピー、画像走査ハードウェア226によって実行される画像走査、印刷ハードウェア228によって実行される印刷、およびファクシミリ・ハードウェア230によって実行されるファクシミリ通信が含まれる。コントローラ200は、これらのドキュメント処理動作のいずれかまたは全部を適切に動作させる。複数のドキュメント処理動作を実行可能なシステムは、多機能周辺装置(Multi-Function Peripheral;以下、MFPということがある。)と呼ばれる。このシステムの機能は、ドキュメント処理装置と関連するインテリジェント・サブシステムとして図2に示したコントローラ200を含む、ドキュメント処理装置において実行される。
次に図3を参照しながらシステムの動作が実行されるコントローラの機能ブロックと動作の概要を説明する。図3に、本発明による実施形態のシステム100の動作が実行されるコントローラ300の機能ブロックの構成例を示す。コントローラ300の機能は、ドキュメント処理エンジン302を含む。図3は、ソフトウェアおよびオペレーティング・システム機能と関連して、図2に示したハードウェアの機能性を例示している。
一実施形態において、ドキュメント処理エンジン302は、印刷動作、コピー動作、ファクシミリ通信動作および画像走査動作を可能にする。これらの機能が一つの装置で実行できる装置は、業界において一般に好まれるドキュメント処理周辺装置であるMFPである。しかし、コントローラ300が上記のドキュメント処理動作のすべてを可能にする必要は必ずしもない。コントローラは、上記のドキュメント処理動作のサブセットである、専用のドキュメント処理装置、あるいはより限定した目的のドキュメント処理装置においても有効に用いられる。
ドキュメント処理エンジン302はユーザ・インターフェイス・パネル310と適切にインターフェイスされており、ユーザまたは管理者は、このパネル310を介して、ドキュメント処理エンジン302によって制御される機能にアクセスすることができる。アクセスは、コントローラへのローカルなインターフェイスを介して行われるか、遠隔のシン・クライアント(thin client)またはシック・クライアント(thick client)によって遠隔から行われる。
ドキュメント処理エンジン302は、印刷機能部304、ファクシミリ通信機能部306および画像走査機能部308とデータ通信を行う。これらの機能部は、印刷、ファクシミリ送受信、およびドキュメント画像をコピーまたは電子バージョンを生成するためにセキュリティ面での安全性を確保する際に使用されるドキュメント画像走査の、実際の処理操作を容易にする。
ジョブ・キュー(job queue)312は、印刷機能部304、ファクシミリ通信機能部306および画像走査機能部308とデータ通信を行う。ビットマップ、ページ記述言語(PDL)またはベクター・フォーマット等の種々の画像形式は、画像走査機能部308からジョブ・キュー312を介して以降の処理のために中継される。
ジョブ・キュー312は、また、ネットワーク・サービス機能部314ともデータ通信を行う。一実施形態において、ジョブ制御、状態データまたは電子ドキュメント・データが、ジョブ・キュー312とネットワーク・サービス機能部314との間で交換される。このように、適切なインターフェイスが、シン・クライアントまたはシック・クライアントとなるクライアント側ネットワーク・サービス機能320を介したコントローラ300へのネットワーク・ベースのアクセスのために設けられている。一実施形態において、ウェブ・サービス・アクセスは、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、ファイル転送プロトコル(FTP)、ユニフォーム・データ・ダイアグラム・プロトコル(uniform data diagram protocol)または他の任意の適切な交換メカニズムによって実行される。ネットワーク・サービス機能部314は、また、FTP、電子メール、テルネット(TELNET)等を介した通信のために、クライアント側ネットワーク・サービス機能320とのデータ交換も有効に提供する。このように、コントローラ機能300は、種々のネットワーク・アクセス・メカニズムによって、電子ドキュメントおよびユーザ情報の出力あるいは受信を容易にする。
ジョブ・キュー312は、また、画像プロセッサ316ともデータ通信を行う。画像プロセッサ316は、印刷機能部304、ファクシミリ通信機能部306または画像走査機能部308等の装置サービスと、電子ドキュメントを交換するために適したフォーマットに変換するラスタ画像処理(RIP)、ページ記述言語インタープリタまたは任意の適切な画像処理を行うメカニズムである。
最後に、ジョブ・キュー312はジョブ解析部(job parser)318とデータ通信を行い、このジョブ解析部318はクライアント装置サービス部322等の外部装置からの印刷ジョブ言語(PJL)ファイルを受け取る働きをする。クライアント装置サービス部322は、印刷、ファクシミリ通信、またはコントローラ機能300による処理が有効である他の適切な電子ドキュメントの入力を含む。ジョブ解析部318は、受け取った電子ドキュメント・ファイルを解析し、それを前述した機能および要素と関連する処理のために、解析した電子ドキュメント・ファイル情報をジョブ・キュー312に中継する働きをする。
以下の色空間変換の説明においては、ドキュメント処理業界で広く行われている、RGB空間からCMYK空間への変換を中心に説明を行う。しかし、本発明による色空間変換は、RGB空間からCMYK空間への変換に限定されるものではなく、任意の色空間表現の間の変換に実施可能である。
レーザ・プリンタ、インクジェット・プリンタのようなカラー・プリンタ等のドキュメント・レンダリング装置をはじめその他の任意のドキュメント・レンダリング装置の特性は、それらの色再現領域(gamut)と呼ばれるパラメータのセットに関連づけされる。デバイス色再現領域は、ドキュメント出力装置、画像付着材料、または出力媒体に関連する物理的および化学的な性質を前提としたときに、再生可能な色の領域である。前述したように、出力用紙の特性、トナーのオプション、トナーの特性、ドキュメント・レンダリング・エンジンに関連する特性等の要素は、個々の出力装置、あるいは出力装置のタイプまたはシリーズの色再現領域に影響を及ぼす。本発明による実施形態においては、色空間変換に関連するLUTを埋める前に、特定のデバイス色再現領域に関連づけされた経験的な情報を取得する。そのような経験的なデータは、個別の特定の装置、または装置のファミリーに関連づけされる完全な出力色再現領域の測定結果を含む。
次に図4を参照しながら、本発明による実施形態において装置固有のデバイス・リンク・プロファイルを生成する動作を説明する。図4に、本発明による実施形態において、装置固有のデバイス・リンク・プロファイルを生成する動作例を表すフローチャートを示す。生成されるデバイス・リンク・プロファイルの、色空間変換処理への適用については、後に詳細な説明を行う。
先ずS402において、電子ドキュメントに関連する色再現領域に関する入力が受け取られる。ここで、電子ドキュメントは第1の色空間で表現されており、電子ドキュメントに関連する色再現領域に関する入力には、第1の色空間の色再現領域を表すソース・パラメータ・データが含まれる。次に、S404において、経験的に導き出されたか、または測定された出力装置に関するパラメータ・データが受け取られる。前述したように、そのような経験的なデータは、個別の装置、または類似する装置の種類(class)について経験的に取得される。また、経験的なデータは第2の多次元色空間に関連づけされている。
次に、S406において、入力色再現領域と、対象となる一つまたは複数の出力装置で利用可能な色再現領域の間における変換を容易にする変換テーブルが生成される。一実施形態においては、多次元色空間の間において変換が行われ、その結果として得られるデバイス・リンク・プロファイル変換のための変換テーブルは3次元LUTから構成される。
次に図5を参照しながら、本発明による実施形態における、色空間変換の動作例を説明する。図5に、本発明による実施形態において、色空間変換の動作例を説明するための図を示す。前述したドキュメント出力装置の経験的パラメータ・データ502、および第1の色空間の色再現領域を表すソース・パラメータ・データ503はブロック504に伝達され、伝達されたこれらのパラメータ・データ502は、一実施形態について説明したように色空間変換のための3次元LUTを埋めるように作用する。オプションとして、最終的なレンダリングに影響を与える、選択可能な出力モード・データ506もブロック504に入力される。したがって、ブロック504は、経験的パラメータ・データ502と、第1の色空間の色再現領域を表すソース・パラメータ・データ503と、必要に応じて入力されるオプションの出力モード・データ506に基づいて、デバイス・リンク・プロファイル用の3次元LUTを埋める。このデバイス・リンク・プロファイル用の3次元LUTは、ブロック512に伝達される。前述したように、経験的パラメータ・データ502は第2の多次元色空間に関連づけされている。
508は、入力される電子ドキュメントを示している。510は、受け取った電子ドキュメント508が利用可能であり、そのドキュメント508が、第1の多次元色空間で符号化され規定されていることを示している。実施形態の代表的な変換においては、ドキュメント510はRGB等の加法原色空間で符号化されている。このドキュメント510は、ブロック512に伝達される。ブロック512は、前述したとおり、経験的なパラメータ・データ502をはじめオプションの出力モード・データ506を組み込んでいるデバイス・リンク・プロファイル等の変換メカニズムを受信済みである。ドキュメント510はブロック512において、デバイス・リンク・プロファイルによって、ドキュメント514に変換される。実施形態の代表的な変換においては、ドキュメント514はCMYK等の減法原色空間で符号化される。この例においては、RGB色空間からCMYK色空間といった色空間の間の直接的な単一ステップの変換を行っているが、複数ステップの変換を行うことも可能である。すなわち、1ないしは複数の出力装置に関する経験的なデータを用いて、まずRGBからCIE/Lab空間に変換し、次いでCIE/LabからCMYK空間に変換することも可能である。
ブロック512による色空間変換の実行によって生成されるドキュメント514は、第2の多次元色空間で符号化されている。ドキュメント514は、特定のドキュメント出力装置あるいはレンダリング装置の出力特性の改善点を利用して、好適に変換される。次に、変換された電子ドキュメント514は、レンダリング装置からの出力のためにブロック516に伝達される。
従来のシステムにおいては、ICCプロファイル等の出力プロファイルが、ソース・プロファイルに関連づけされた色再現領域に適応しない。典型的なRGBシステムにおいては、カラー符号化は1色あたり8ビット、すなわちRGB全体では24ビットで行われる。したがって、1つの原色は256のレベルを用いて記述される。その種のシステムにおいては、ピクセルが3次元ベクトルとして、各成分の大きさを用いて記述される。例えば、RGB=[0,0,0]は黒として、RGB=[255,255,255]は、白として定義される。
図6に、本発明による実施形態における色空間変換を3次元配列として示す。ここで、本発明による実施形態における色空間変換はデバイス・リンク・プロファイル等によって行われ、3次元配列は、LUTを形成する変換値の立方配列として表されている。現在のシステムにおいては、ソース・プロファイルまたは色空間配列が、RGB色空間からプロファイル接続空間の間の変換、およびその後のプロファイル接続空間からCMYKへの変換を記述する。例として示した実施形態においては、デバイス・リンク・プロファイルは立方体状に構成され、通常は立方体の3軸のそれぞれの方向について一定の数の交点(node)を用いる。例えば、それぞれの方向において17または33の交点が17立方形テーブルに適用される。17または33といった数の交点が適切に適用される。17立方形テーブルについては、黒から赤への値は、0、15、31、47、63、79、95、111、127、143、159、175、191、207、223、239、255となる。
ここで、これらの交点のそれぞれは、通常、CMYKとして定義される。しかし、RGB、CMYK等の任意の記述または空間による、適切な出力値を用いることもできる。
上記の交点のそれぞれは、CMYKとなる。しかし、前述したとおり、RGB、CMYKおよびその他の色空間等の任意の色空間が企図されている。現在のシステムにおいては、RGB等の入力色空間からプロファイル接続空間の間の変換の記述に、通常、ソース・プロファイルまたは色空間配列が使用される。プロファイル接続空間は、次いで、CMYK等の出力色空間に変換される。
図6に、本発明による実施形態において色空間変換に関連して使用される立方色空間変換の配列例を示す。図に示した例は、RGB空間とCMYK空間の間における3次元変換配列の構成例である。この例示において、3次元配列600は、立方配列の頂点に配置された、それらの配列それぞれの色を含む。前述したように、RGB値で[0,0,0]として表される黒色は、RGB値で[255,255,255]の値を有する白色の反対側の対角位置に配置される。黒色と白色を結ぶ太線で示した直線は中立軸と呼ばれる。また本実施形態において、赤はシアンの反対側、すなわち対角位置に、緑はマゼンタの反対側に、青は黄色の反対側に配置される。種々の頂点の間の遷移のための値および経路(pass)は、前述したように、経験的に導き出されたドキュメント出力装置の特性にしたがって埋められる。RGBからCMYKへのマッピングは、中立色に近い色からある程度の飽和色については、通常、可能である。しかし、高い飽和色については、マッピングは、一般的には可能ではない。このような高い飽和色は、一般的には、プリンタまたはドキュメント出力装置の原色に最適にマップされない。それぞれの原色からCMY色材の最適な量への理想的なマッピングは、CMY原色の色または強度といった要素に依存する。例えば、モニタの青は、理想的には100%のシアンに70%のマゼンタを加えて印刷することができる。モニタ上での緑は、理想的には100%の黄色と90%のシアンで印刷することができる。ここで、前述したように、これらの数はマーキング技術と色特性によって異なるものとなる。また、詳細は以下で述べるが、選択された色モードが、それらの値を変化させる。
本発明による実施形態において、デバイス・リンク・プロファイルに関連して使用するためのLUTを埋める処理は、それぞれの交点についての始めの値を経験的に決定することを開始する。理想的には、白色点についてのCMYK値は[0,0,0,0]に保たれ、相補的な黒色点は経験的に定められる。また、立方配列の外側表面上の色に関する値は、特定のドキュメント出力装置に関連づけされた原色の最大出力に理想的に設定される。したがって配列600の境界は、対応する出力装置の性能によって理想的に設定される。それに加え、極値間の特定の経路が装置固有であり、経験的に確かめられたデータおよび色遷移経路を用いて埋められる。図6に示した例においては、種々の頂点間の遷移には、緑と白との間の経路を表す602、赤と白との間の経路を表す604、シアンと黒との間の経路を表す606が含まれる。これらの遷移は線形的に、あるいは関数的に、または経験的に導き出される。
上記に加えて、レンダリングされたドキュメントについて、ある種のモードあるいは効果を用いることがしばしば望まれる。そのようなモードあるいは効果によって、ドキュメント・レンダリング装置からの最終的な出力が変化する。本発明による実施形態においては、図5を参照しながら説明を行った、オプションの出力モード・データを入力することによって、上記のような出力の変化をもたらすことができる。従来からある効果としては、写真、マッチ・スクリーン(match screen)、ウェブ色、ヴィヴィッド、セピア、ソフトまたはナチュラル効果等の特性が挙げられる。他の実施形態においては、デバイス・リンク・プロファイル配列を埋めることによって、さらに任意のその種の所望の効果を容易に含むことを可能にするように変化をもたらす。
以上述べたように、出力モードは、所望の出力特性に関連して変更することができる。デバイス・リンク・プロファイルを用いるといった、変換値の重み付けは、その種の所望の出力の実現に適している。一実施形態においてはこれを達成するために、交点におけるCMYK値が最初に設定される。次に、所望のモードに関連するプロファイルが選択され、その後、以前の経験的な値のテーブルと連結(concatenate)される。結合された交点値は、所望の効果を含ませることと、中立からデバイス色再現領域への滑らかな遷移が可能となるように、交点近くの値の修正に使用される。
以上の説明から理解されるように、本発明によれば、入力画像に備わる視覚的完全性を保ちつつ、プリンタ等のドキュメント出力装置の能力をフルに利用することを可能とするシステムおよび方法が提供される。さらに、本発明によれば、レンダリングされて出力される画像に、所望の効果を含ませることを可能とするシステムおよび方法が提供される。
また、本発明は、第1の多次元色空間において符号化された画像がレンダリングに先だってドキュメント出力装置に関連づけされた色空間に変換される必要がある、プリンタ等の出力装置による画像のレンダリングに先行する変換に有用である。しかし、本発明によるシステムおよび方法が、目標のドキュメント・プロセッサに向けられる最適化された出力が望まれる色空間の間の任意の変換に適用可能であることが認識されるであろう。
本発明は、ソース・コード、オブジェクト・コード、部分的にコンパイルされた形のようなコード中間ソースおよびオブジェクト・コードの形、あるいは本発明の実施形態で使用するために適した任意の他の形のコンピュータ・プログラムに適用される。コンピュータ・プログラムは、スタンドアローンのアプリケーション、ソフトウェア・コンポーネント、スクリプトまたは他のアプリケーションへのプラグ・インとすることができる。本発明を実施するコンピュータ・プログラムは、例えば、ROMやRAM等の記憶媒体、CD−ROM等の光記録媒体、フロッピー(登録商標)ディスク等の磁気記録媒体等の、コンピュータ・プログラムを伝達することができる任意の実体または装置である担体上で具体化することができる。この担体は、電気ケーブルまたは光ケーブルによって、または無線や他の手段によって伝えられる電気信号や光信号等の任意の伝達可能な担体である。コンピュータ・プログラムは、サーバからインターネットを介してダウンロードすることもできる。また、コンピュータ・プログラムの機能は集積回路に組み込むこともできる。説明を行った本発明の原理を実質的にコンピュータまたはプロセッサに実行させるコードを含む任意およびすべての実施形態は、本発明の技術的な範囲内にある。
本発明の好ましい実施形態の以上の説明は、例示と説明のために行った。説明は網羅的ではなく、本発明を開示した形態に限定しようとするものでもない。以上の教示を鑑みて明らかな修正または変形が可能である。実施形態は、本発明の原理とその実際的な応用例を最もよく示し、それにより当業者が、本発明を、意図された特定の使用に適した様々な実施形態において様々な修正で使用できるように選択され説明された。そのようなすべての修正と変形は、特許請求の範囲の記載に明示されるとおりの本発明の原理および範囲内において、当業者によって行われ得ることは明らかであり、特許請求の範囲の記載によって定められる発明の技術的な範囲内にある。
本発明による実施形態が適用されるドキュメント処理環境の構成例を示すブロック図である。 本発明による実施形態のシステムの動作が実行されるコントローラのハードウェアの構成例である。 本発明による実施形態のシステムの動作が実行されるコントローラの機能ブロックの構成例である。 本発明による実施形態において、装置固有のデバイス・リンク・プロファイルを生成する動作例を表すフローチャートである。 本発明による実施形態において、色空間変換の動作例を説明するための図である。 本発明による実施形態において、色空間変換に関連して使用される立方色空間変換の配列の例である。
符号の説明
100 ドキュメント処理環境
110 ワークステーション
112 サーバ
114 ドキュメント・レンダリング装置
116 ネットワーク、分散通信環境
118 ゲートウェイ
120 外部ネットワーク
122 コントローラ
200、300 コントローラ
202 プロセッサ
204 読み出し専用メモリ、ROM
206 RAM
208 ストレージ・インターフェイス
210 ネットワーク・インターフェイス・サブシステム210
212 バス
214 ネットワーク・インターフェイス・カード
216 ディスク・ドライブ、大容量記憶媒体
218 無線インターフェイス
220 物理的ネットワーク
222 ドキュメント・プロセッサ・インターフェイス
224 コピー・ハードウェア
226 画像走査ハードウェア
228 印刷ハードウェア
230 ファクシミリ・ハードウェア
232 ドキュメント処理ハードウェア
302 ドキュメント処理エンジン
304 印刷機能部
306 ファクシミリ通信機能部
308 画像走査機能部
310 ユーザ・インターフェイス・パネル
312 ジョブ・キュー
314 ネットワーク・サービス機能部
316 画像プロセッサ
318 ジョブ解析部
320 クライアント側ネットワーク・サービス機能
322 クライアント装置サービス部

Claims (12)

  1. 第1の多次元色空間の入力色再現領域を表すソース・パラメータ・データを受け取る手段と、
    関連するドキュメント出力装置の色出力特性に関連づけられ、第2の多次元色空間に関連づけされた経験的パラメータ・データを受け取る手段と、
    前記ソース・パラメータ・データおよび前記経験的パラメータ・データにしたがってデバイス・リンク・プロファイルを生成する変換テーブル生成手段と
    を有することを特徴とする色空間変換システム。
  2. 前記経験的データは、前記ドキュメント出力装置に関連するトナー特性に対応するデータを含むことを特徴とする請求項1に記載の色空間変換システム。
  3. 前記変換テーブル生成手段は、
    前記第1の多次元色空間と前記第2の多次元色空間の間におけるマッピングに対応する3次元データ・テーブルを生成する手段と、
    前記3次元テーブルの第1の頂点に白色値を規定する手段と、
    前記3次元テーブルの第2の頂点に黒色値を規定する手段と、
    前記第2の多次元色空間に関連づけされた最大値にしたがって前記3次元テーブルの表面に関連づけされる値を規定する手段と、
    前記経験的データにしたがって前記3次元テーブルの頂点間の色遷移に関連づけされる値を規定する手段と
    を含むことを特徴とする請求項2に記載の色空間変換システム。
  4. 前記変換に関連づけされる所望の出力特性を表すモード・データを受け取る手段を、さらに、有し、
    前記変換テーブル生成手段は、前記モード・データにしたがって前記デバイス・リンク・プロファイルを生成する手段を、さらに、含むことを特徴とする請求項3に記載の色空間変換システム。
  5. 前記モード・データは、出力画像に関連づけされる所望の視覚的効果を表すデータを含むことを特徴とする請求項4に記載の色空間変換システム。
  6. 前記第1の多次元色空間はRGB空間であり、
    前記第2の多次元色空間はCMYK空間であり、
    前記3次元テーブルの頂点は、さらに、シアン、マゼンタ、黄色、赤、緑、および青に関連づけされる値を規定することを特徴とする請求項3に記載の色空間変換システム。
  7. 第1の多次元色空間の入力色再現領域を表すソース・パラメータ・データを受け取るステップと、
    関連するドキュメント出力装置の色出力特性に関連づけられ、第2の多次元色空間に関連づけされた経験的パラメータ・データを受け取るステップと、
    前記ソース・パラメータ・データおよび前記経験的パラメータ・データにしたがってデバイス・リンク・プロファイルを生成するステップと
    を含むことを特徴とする色空間変換方法。
  8. 前記経験的データは、前記ドキュメント出力装置に関連するトナー特性に対応するデータを含むことを特徴とする請求項7に記載の色空間変換方法。
  9. 前記デバイス・リンク・プロファイルを生成するステップは、
    前記第1の多次元色空間と前記第2の多次元色空間の間におけるマッピングに対応する3次元データ・テーブルを生成するステップと、
    前記3次元テーブルの第1の頂点に白色値を規定するステップと、
    前記3次元テーブルの第2の頂点に黒色値を規定するステップと、
    前記第2の多次元色空間に関連づけされた最大値にしたがって前記3次元テーブルの表面に関連づけされる値を規定するステップと、
    前記経験的データにしたがって前記3次元テーブルの頂点間の色遷移に関連づけされる値を規定するステップと
    を含むことを特徴とする請求項8に記載の色空間変換方法。
  10. 前記変換に関連づけされる所望の出力特性を表すモード・データを受け取るステップを、さらに、含み、
    前記デバイス・リンク・プロファイルを生成するステップは、前記モード・データにしたがって前記デバイス・リンク・プロファイルを生成するステップを、さらに、含むことを特徴とする請求項9に記載の色空間変換方法。
  11. 前記モード・データは、出力画像に関連づけされる所望の視覚的効果を表すデータを含むことを特徴とする請求項10に記載の色空間変換方法。
  12. 前記第1の多次元色空間はRGB空間であり、
    前記第2の多次元色空間はCMYK空間であり、
    前記3次元テーブルの頂点は、さらに、シアン、マゼンタ、黄色、赤、緑、および青に関連づけされる値を規定することを特徴とする請求項9に記載の色空間変換方法。
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