JP2008005452A

JP2008005452A - 電子黒板用読取装置

Info

Publication number: JP2008005452A
Application number: JP2006198730A
Authority: JP
Inventors: Atsushi Tsukamoto; 淳塚本
Original assignee: Plus Vision Corp
Current assignee: Plus Vision Corp
Priority date: 2006-06-22
Filing date: 2006-06-22
Publication date: 2008-01-10

Abstract

【課題】電子黒板装置に用いられる照明装置に関し、効率的に光源が利用でき、かつ均一な照明を行えることを目的としている。
【解決手段】本発明は、電子黒板の書込みシートの所定部位を照明するライン光源と、このライン光源の２つの長辺付近から光の出力方向に向って設けられた１対の反射鏡と、前記ライン光源から照射された光及び、前記１対の反射鏡によって反射された光によって照射された前記書込みシートの所定部位のの画像を読取装置側に反射する対物ミラーとを有することを特徴とし、光源から出力される光を１対の反射鏡によって、被照明部に導くため、効率的に光を利用できる。
また、反射作用によって、照明光が均一化するため、例えば半導体発光素子を用いる場合、使用素子数を低減することが可能となる。
更に、この１対の反射鏡を光源の光軸に対して非対称に配置することにより、光の明るさのピークが緩和され、光の均一化が図れる。
【選択図】図１

Description

本発明は、電子黒板に関し、特に書込みシートに書き込まれた画像を読み取るために、この書込みシートの所定部位を照明する照明装置に関する。

電子黒板は、白色の書込みシートに、マーカーで文字や図形を記入すると共に、この記入した表面を光学センサーにて画像情報として読み取り、読み取った画像情報を縮小して紙に印刷し、或いは記録する機能を有することを特徴としている。

特開２００１−１９９１８７号には、書込みシートを部分的にランプで照明し、この照明部分をミラーで反射して、読取装置で読取る電子黒板装置の一例が示されている。
この照明装置は、１本の蛍光管のようなランプを用いるため、均一な照明が得られるが、寿命の点で半導体発光素子を光源に用いることが考えられている。
特開２００２−２５４８９２号には、半導体発光素子を光源に用いた、電子黒板用の照明装置が示されている。

特開２００１−１９９１８７号特開２００２−２５４８９２号

上記特許文献１の光源では、ランプから出力される光が有効に利用されておらず、効率がよくない。
上記特許文献２のような光源では、上記特許文献１と同様に半導体発光素子から出力される光が有効に利用されていないのに加え、半導体発光素子を密に配列しなければ、均一な照明光を得ることができない。このため、高コストとなる。

上記課題を解決するため、本発明は、請求項１に記載するように、電子黒板の書込みシートの所定部位を照明するライン光源と、このライン光源の２つの長辺付近から光の出力方向に向って設けられた１対の反射鏡と、前記ライン光源から照射された光及び、前記１対の反射鏡によって反射された光によって照射された前記書込みシートの所定部位のの画像を読取装置側に反射する対物ミラーとを有することを特徴としている。

また、請求項２、３及び４に記載するように、前記ライン光源は、半導体発光素子を列状に配置した光源であることを特徴としている。また、前記１対の反射鏡は表面加工したステンレス材であることを特徴としている。更に、
前記１対の反射鏡は、前記ライン光源の光軸に対して、非対称に配置したことを特徴としている。

本発明の電子黒板によれば、光源から出力される光を１対の反射鏡によって、被照明部に導くため、効率的に光を利用できる。
また、反射作用によって、照明光が均一化するため、例えば半導体発光素子を用いる場合、使用素子数を低減することが可能となる。
更に、この１対の反射鏡を光源の光軸に対して非対称に配置することにより、光の明るさのピークが緩和され、光の均一化が図れる。

以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。

図３に、本発明の１実施例の装置が用いられる、電子黒板装置の本体裏面の構成を示す概念図を示す。
１は電子黒板本体フレーム、２は本体の図示しない表面において、書き込みを行う書込みシートであり、３は書込みシートに書き込まれた文字や絵を本体１の裏面で読み込めるように、書込みシート３の表面を照明するための照明装置、４は書込みシート２の記載内容を読み込むレンズと撮像素子で構成された読取装置（イメージスキャナ）である。
尚、書込みシート２は、画像読込み時に、図示しないモータによって、移送される。
その移送動作に連動して、照明装置３付近で書込みシートは、この照明装置３によって照明され、読取装置４で画像が取込まれる。
本実施例では、撮像素子として、ＣＣＤが用いられている。
また、照明装置３では、複数の半導体発光素子（ＬＥＤ）が用いられている。

図４は、読込み動作を説明するための図であり、電子黒板本体の上方から読取装置４付近を見た概念図である。
読取装置４は、レンズ８、撮像素子１２から構成され、照明装置３は、ＬＥＤ光源５、ミラー６で構成されている。
ＬＥＤ光源５は、図１で示す照明装置３に垂直方向にライン状に配列された複数の半導体発光素子で構成され、垂直方向を長辺とした四角形状に、前記書込みシート２を照明し、その照明された部分は、ミラー６の反射画像として、レンズ８を介して読取装置４で読み込まれる。

図３で示した電子黒板装置の図示しない表面において、書込みシート２の書き込み面に、例えば会議の議題や会議内容をマーカーにて書き込み、図示しない操作手段にてプリントボタンを押すと、図示しない制御装置によりモータが駆動され、書き込まれた面は、本体の裏側に移送され、先に説明した、画像読込み動作が行われる。
読み込まれた画像は、図示しないプリンタによってプリントアウトされる。
また、読込み画像は、デジタル画像情報として、記憶媒体に記録される。

図１に、本実施例の照明装置３を上方からみた、上面図を示す。
照明装置内には、ＬＥＤ光源５が配置され、このＬＥＤ光源５の長軸方向の両側付近には、反射鏡１７及び、１８の端部が配置されている。
また、書込みシート２の照明領域に対向する位置に、対物ミラー６が配置されている。
対物ミラー６で反射する方向を図中矢印で表しているが、この矢印方向には、図示しない読取装置が配置されている。
１９は書込みシートを移送するモータである。

対物ミラー６は、ガラス材の鏡が用いられ、反射鏡１７及び１８は、表面を研磨したステンレス製の板で構成される。
これは、対物ミラー６は、書込みシート２の被照明部の書き込み画像を、読込装置に対して、高精細に反射しなければならないのに対し、１対の反射鏡１７及び１８は、そのような効果を必要としないためである。
尚、多少散乱する表面を有する方が、照明光の均一化が図れるため、表面を研磨したステンレス製の板の方が、ガラス材の鏡を用いるより効果的である。
この反射鏡１７及び１８は、ＬＥＤ光源５から出力される光を有効に書込みシート２の被照明領域に導くと共に、反射動作によって、被照明領域内の光が均一化される。

また、反射鏡１７及び１８は、図に示すとおり、ＬＥＤ光源５の光軸に対して非対称に配置している。
これは、対象に配置すると、ＬＥＤの指向性によって、中央付近がより明るく照明されていまうことに起因する。
このように非対象に配置することによって、１対の反射鏡１７及び１８の一端から放出される照明光の最も明るいピーク領域が緩和され、照明光の均一化が図られる。

図２に、本実施例で用いられている読込み装置４の斜視図を示す。
７は基台、８は書込みシート上に書き込まれた画像を取込むレンズ、９はレンズ保持部材、１０はレンズ保持部材９を基台７に固定するための固定ねじである。
１１はレンズ保持部材９を伸縮して保持するバネ、１２はレンズ８を介して入射される画像を撮像する撮像素子、１３は撮像素子保持部材、１４は基台表面に対して、撮像素子１２の高さ及び傾きを調節する高さ調節ネジ、１５は撮像素子保持部材１３を伸縮して保持するバネ、１６は撮像素子保持部材１３を基台７に固定する固定ネジである。

基台７には、レンズ保持部材９を固定するための第１の張り出し部Ｘを有しているが、その壁面には、図示しないが、取り込み画像を撮像素子１２に導くため開口が形成されている。
また、基台７の端部には、撮像素子保持部材１３を固定するための第２の張り出し部Ｙを有している。

レンズ保持部材９は、略Ｌ字形状のプレート構造を成しているが、その１方のプレートには、レンズが取付けられ、他方のプレートには、前記レンズ８の光軸方向に長い開口を有するネジ穴が２つ設けられている。
レンズ保持部材９は、このネジ穴を通して、基台７の第１の張り出し部Ｘの端部に固定ネジ１０で固定される。
このとき、レンズ保持部材９の光軸方向に長い開口によって、矢印Ａで示される光軸方向に位置調節され、図示しない所定の画像読込検査装置によって、レンズの位置が適正な位置に配置されたとみなされたら、レンズ保持部材９は、固定ネジ１０によって基台７の第１の張り出し部に固定される。

撮像素子保持部材１３は、高さ調節ネジ１４によって矢印Ｂ、及びＣ方向に位置調節され、図示しない所定の画像読込検査装置によって、撮像素子の位置が適正な位置に配置されたとみなされたら、撮像素子保持部材１３は、固定ねじ１６によって基台７の第２の張り出し部Ｙに固定される。

本発明は、上述の１実施例に限定されるものではなく、ミラーの配置構造、１対の反射鏡の配置や構造は変更可能である。
また、光源は半導体発光素子に限定されるものではなく、蛍光管、冷陰極管などであってもよい。

本発明は、会議やプレゼンテーションなどに用いられる電子黒板装置の照明装置として利用することができる。

本発明の実施例の形態に係る主要な構成を示す概念図である。本発明の実施例の形態に係る読取装置の構成を示す概念図である。本発明の照明装置が用いられる電子黒板の裏面図である。本発明の照明装置が用いられる電子黒板の読取装置動作を示すための上面図である。

符号の説明

３：照明装置
５：ライン光源
６：対物ミラー
１７：反射鏡
１８：反射鏡

Claims

電子黒板の書込みシートの所定部位を照明するライン光源と、このライン光源の２つの長辺付近から光の出力方向に向って設けられた１対の反射鏡と、前記ライン光源から照射された光及び、前記１対の反射鏡によって反射された光によって照射された前記書込みシートの所定部位のの画像を読取装置側に反射する対物ミラーとを有することを特徴とする電子黒板用照明装置。
前記ライン光源は、半導体発光素子を列状に配置した光源であることを特徴とする請求項１項記載の電子黒板用照明装置。
前記１対の反射鏡は表面加工したステンレス材であることを特徴とする請求項１項記載の電子黒板用照明装置。
前記１対の反射鏡は、前記ライン光源の光軸に対して、非対称に配置したことを特徴とする請求項１項記載の電子黒板用照明装置。