JP2008005341A - Tv受像機、電気機器及び映像音響機器、並びにそれらの電源管理システム - Google Patents

Tv受像機、電気機器及び映像音響機器、並びにそれらの電源管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】TV受像機において、ユーザの外出及び帰宅に連動させて、電源の稼動状態を自動的にかつ確実にスタンバイ状態及びオン状態に移行させる。
【解決手段】携帯電話機から定期的に所定の信号電波が発信され(#1)、制御部は、信号受信回路が携帯電話機から発信された信号電波を受信しなくなったと判断し(#2においてNO)、電源回路の稼動状態がオン状態であれば(#4においてYES)、電源回路をスタンバイ状態に移行させる(#5)。これにより、仮に、ユーザが、外出時にTV受像機の電源を消し忘れた場合であっても、自動的にTV受像機の電源回路をスタンバイ状態に移行させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、TV(テレビジョン)受像機、映像音響機器等の電気機器、及びそれらの電源管理システムに関するものである。
従来から、TV受像機においては、ユーザの利便性を高めるため、又は省エネルギーの観点から、種々の電源管理システムが提案されている。例えば、特許文献1及び特許文献2には、テレビの周辺にユーザが存在するか否かを赤外線センサによって検知して、ユーザが不在の場合にスタンバイ(休止)状態に移行したり電源を遮断したりするTV受像機が示されている。また、特許文献3及び特許文献4には、無操作、無信号を一定時間継続した場合に主電源を自動的に遮断するTV受像機が示されている。なお、特許文献5には、リモートコントローラに、住居の鍵を収容できるようにしたTV受像機が示されている。
特開平6−78246号公報 特開2003−259148号公報 特開2000−92743号公報 特開2000−358203号公報 特開2003−179775号公報
しかしながら、上記特許文献1又は特許文献2に示されたTV受像機にあっては、人体の検知に指向性を有する赤外線センサを用いているので、何らかの事情によりユーザが一時的に赤外線センサの検知範囲から外れた場合に、TV受像機の電源が遮断等されるという不具合が生ずる。また、TV受像機が設置される部屋の大きさは、ユーザによって相違するところ、赤外線センサは感度調整が難しいため、同一の部屋内でユーザが移動する場合であっても、TV受像機の電源が遮断等されるといった誤作動が生ずることもある。また、特許文献3及び特許文献4に示されたTV受像機にあっては、無操作状態が一定時間継続されるまでは主電源が遮断されないので、省エネルギー効果に乏しい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ユーザの外出及び帰宅に連動させて、ユーザの意図と関わりなく、電源を自動的にかつ確実にスタンバイ状態及びオン状態等に移行させることができるTV受像機、映像音響機器及び電気機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、放送信号を受信するチューナと、このチューナによって受信された放送信号を処理することにより映像信号と音声信号を出力する信号処理手段と、この信号処理手段から出力された映像信号に応じて映像を出力する映像出力手段と、信号処理手段から出力された音声信号に応じて音声を出力する音声出力手段と、上記各部に電力を供給する電源手段と、チューナ、信号処理手段、映像出力手段、音声出力手段及び電源手段を制御する制御手段とを備えたTV受像機において、ユーザによって所有される携帯電話機又は時計から発信された所定の信号電波を受信する信号受信手段をさらに備え、携帯電話機又は時計からは、所定の時間間隔を隔てて定期的に、特定小電力無線で使用可能な周波数帯域の信号電波が発信され、制御手段は、信号受信手段が携帯電話機又は時計から発信された信号電波を受信しているとき、電源手段の現状の稼動状態を維持させ、信号受信手段が携帯電話機又は時計から発信された信号電波を受信しなくなったとき、電源手段の現稼動状態がオン状態であれば、該電源手段をスタンバイ状態に移行させ、電源手段の現稼動状態がスタンバイ状態であれば、該電源手段の現稼動状態を維持させ、信号受信手段が携帯電話機又は時計から発信された信号電波を受信しなくなった後、信号受信手段が携帯電話機又は時計から発信された信号電波を受信したとき、電源手段の稼動状態をオン状態に移行させ、電源手段をスタンバイ状態に移行させる際の信号電波の強度の閾値は、該電源手段をオン状態に移行させる際の信号電波の強度の閾値よりも低く設定されており、ユーザの外出及び帰宅に連動させて、電源手段の稼動状態を自動的に移行できるようにしたものである。
請求項2の発明は、各部に電力を供給する電源手段と、この電源手段を制御する制御手段とを備えた電気機器において、ユーザによって所有される信号発信手段から発信された所定の信号電波を受信する信号受信手段をさらに備え、制御手段は、信号受信手段が受信する信号電波に応じて、電源手段の稼動状態を変更することにより、ユーザの外出及び帰宅に連動させて、電源手段の稼動状態を自動的に移行できるようにしたものである。
請求項3の発明は、入力された信号を処理することにより映像信号と音声信号を出力する信号処理手段と、この信号処理手段に電力を供給する電源手段と、信号処理手段及び電源手段を制御する制御手段とを備えた映像音響機器において、ユーザによって所有される信号発信手段から発信された所定の信号電波を受信する信号受信手段をさらに備え、信号発信手段からは、所定の信号電波が発信され、制御手段は、信号受信手段が信号発信手段から発信された信号電波を受信しているとき、電源手段の現状の稼動状態を維持させ、信号受信手段が信号発信手段から発信された信号電波を受信しなくなったとき、電源手段の現稼動状態がオン状態であれば、該電源手段をスタンバイ状態又はオフ状態に移行させ、電源手段の現稼動状態がスタンバイ状態又はオフ状態であれば、該電源手段の現稼動状態を維持させ、ユーザの外出に連動させて、電源手段の稼動状態を自動的にスタンバイ状態又はオフ状態に移行できるようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項1に記載のTV受像機と、携帯電話機又は時計とによって構成されることを特徴とするTV受像機の電源管理システムである。
請求項5の発明は、請求項2に記載の電気機器と、信号発信手段とによって構成されることを特徴とする電気機器の電源管理システムである。
請求項6の発明は、請求項3に記載の映像音響機器と、信号発信手段とによって構成されることを特徴とする映像音響機器の電源管理システムである。
請求項1の発明によれば、TV受像機において、信号受信手段が受信する信号電波に応じて、制御手段が電源手段の稼動状態を変更するので、ユーザの外出及び帰宅に連動させて、電源手段の稼動状態をユーザの意図と関わりなく自動的に移行できる。すなわち、信号受信手段が携帯電話機等から発信された信号電波を受信しなくなったとき(ユーザが自身の住居から相当距離の範囲から外れたとき)、電源手段の現状の稼動状態がオン状態であれば、該電源手段をスタンバイ状態に移行させる。これにより、ユーザの外出時に、TV受像機の電源の消し忘れを防止することができ、無駄な電力の消費を抑制することができる。一方、信号受信手段が上記信号電波を受信しなくなった後、再び該信号電波を受信したとき(ユーザが帰宅後、TV受像機の周辺に位置したとき)には、電源手段の稼動状態をオン状態に移行させる。これにより、ユーザの帰宅時に、TV受像機の電源が自動的にオンされ、TV受像機の利便性が高められる。
また、ユーザの外出及び帰宅の検知に、赤外線よりも指向性が弱く、感度の調整も容易な電波を用いるので、ユーザの外出及び帰宅のみを正確に検知することができ、誤作動によって、TV受像機の電源手段がスタンバイ状態に移行されることがない。また、ユーザは、外出時に携帯電話機又は時計を携帯するだけでよいので、荷物が増えることもない。また、携帯電話機等から発信される信号電波は、所定の時間間隔を隔てた定期的なものであるので、携帯電話機等に内蔵されている電池の消耗を抑制することができる。また、携帯電話機等から発信される信号電波は、特定小電力無線で使用可能な周波数帯域であるので、該携帯電話機等の使用にあたって、資格・免許・申請等が不要であるので誰でも使用でき、ユーザが一部のマニアに限定されることもない。さらにまた、電源手段をスタンバイ状態に移行させる際の信号電波の強度の閾値は、オン状態に移行させる際の信号電波の強度の閾値よりも低く設定されているので、ユーザが携帯電話機等を所持したまま住居内で一時的に移動する際に、誤って電源手段がスタンバイ状態に移行されることを防止できる。また、ユーザが、TV受像機の周辺に位置したときのみ、電源回路の稼動状態をオン状態に移行させることができる。
請求項2の発明によれば、電気機器において、信号受信手段が受信する信号電波に応じて、制御手段が電源手段の稼動状態を変更するので、ユーザの外出及び帰宅に連動させて、電源手段の稼動状態をユーザの意図と関わりなく自動的に移行できる。また、ユーザの外出及び帰宅の検知に、赤外線よりも指向性が弱く、感度の調整も容易な電波を用いるので、ユーザの外出及び帰宅のみを正確に検知することができ、誤作動によって、電気機器の電源手段の稼動状態が移行されることがない。
請求項3の発明によれば、映像音響機器において、信号受信手段が受信する信号電波に応じて、制御手段が電源手段の稼動状態を変更するので、ユーザの外出に連動させて、電源手段の稼動状態をユーザの意図と関わりなく自動的にスタンバイ状態又はオフ状態に移行できる。すなわち、信号受信手段が携帯電話機等から発信された信号電波を受信しなくなったとき(ユーザが自身の住居から相当距離の範囲から外れたとき)、電源手段の現状の稼動状態がオン状態であれば、該電源手段をスタンバイ状態又はオフ状態に移行させる。これにより、ユーザの外出時に、映像音響機器の電源の消し忘れを防止することができ、無駄な電力の消費を抑制することができる。また、ユーザの外出の検知に、赤外線よりも指向性が弱く、感度の調整も容易な電波を用いるので、ユーザの外出を正確に検知することができ、誤作動によって、映像音響機器の電源手段がスタンバイ状態又はオフ状態に移行されることがない。
請求項4の発明によれば、ユーザの利便性を高めた上で、TV受像機の電源を効率よく管理することができる。
請求項5の発明によれば、ユーザの利便性を高めた上で、電気機器の電源を効率よく管理することができる。
請求項6の発明によれば、ユーザの利便性を高めた上で、映像音響機器の電源を効率よく管理することができる。
本発明を実施するための一実施形態によるTV受像機とその電源管理システムについて図面を参照して説明する。図1はTV受像機の電源管理システムの構成を示している。この電源管理システムは、TV受像機1と携帯電話11等によって構成されている。
TV受像機1は、アンテナ2を介して放送信号を受信するチューナ3と、このチューナ3によって受信された放送信号を処理することにより映像信号と音声信号を出力する信号処理回路(信号処理手段)4と、信号処理回路4から出力された映像信号に応じて映像を出力する映像出力部(映像出力手段)5と、信号処理回路4から出力された音声信号に応じて音声を出力する音声出力部(音声出力手段)6と、携帯電話機11から発信された信号電波を受信する信号受信回路(信号受信手段)7と、上記各部に電力を供給する電源回路(電源手段)8と、上記各部の制御を司る制御部(制御手段)9等によって構成されている。信号受信回路7の受信感度は、適宜変更可能に設定されている。
携帯電話機11は、TV受像機1のユーザによって所有されるものであり、その内部には、所定の時間(例えば、10秒程度)間隔を隔てて定期的に所定の信号電波を発信する信号発信回路(信号発信手段)12が内蔵されている。
信号発信回路12から発信される信号電波の周波数帯域は、ユーザが携帯電話機11の使用にあたって、特段の資格・免許・申請等が必要とされない、特定小電力無線で使用可能な帯域に設定されている。また、その信号電波の強度は、携帯電話機11に設けられた調整回路13によって上記無線で使用可能な範囲内で適宜調整可能とされている。例えば、通常の使用形態においては、標準強度の信号電波が信号発信回路12から出力されるように設定されているが、住居内の異なる階からTV受像機1の電源状態を変更したい場合等においては、ユーザが携帯電話機11に設けられているボリューム14を操作することにより、信号電波を高めて用いられる。
携帯電話機11の側の信号発信回路12から発信された信号電波は、TV受像機1の側の信号受信回路7によって受信される。信号受信回路7は、受信した信号電波に対応する電気信号を制御部9に出力する。制御部9は、信号受信回路7から出力された電気信号に応じて電源回路8の稼動状態の制御を行う。
以下、TV受像機1の動作について、図2を参照して説明する。まず、携帯電話機11の信号発信回路12から定期的に所定の信号電波が発信される(#1)。ユーザが在宅中で、信号受信回路7が携帯電話機11から発信された信号電波を受信しているときは(#2においてYES)、制御部9は、電源回路8の現稼動状態を維持させる(#3)。一方、ユーザが携帯電話機11を所持しながら外出すると、携帯電話機11とTV受像機1との距離が大きくなることから、信号受信回路7が受信する信号電波は次第に弱まり、やがて第1の閾値を下回る。このとき、制御部9は、信号受信回路7が携帯電話機11から発信された信号電波を受信しなくなったと判断して(#2においてNO)、電源回路8の稼動状態がオン状態であれば(#4においてYES)、電源回路8をスタンバイ状態に移行させる(#5)。これにより、仮に、ユーザが、外出時に、TV受像機1の電源を消し忘れた場合であっても、自動的にTV受像機1の電源回路8をスタンバイ状態に移行させることができる。
また、電源回路8の稼動状態がオン状態でなければ、すなわち、既にスタンバイ状態であれば(#4においてNO)、制御部9は、電源回路8のスタンバイ状態を維持させる(#6)。
ユーザが外出中のとき、TV受像機1の電源回路8は、スタンバイ状態で稼動しているが、このとき、少なくとも、信号受信回路7及び制御部9には電源回路8から電力が供給されており、信号受信回路7は、携帯電話機11から出力される信号電波の受信を継続して試みているが、携帯電話機11とTV受像機1との距離が大きすぎるため、信号電波を受信することができない(#7においてNO)。
そして、ユーザが帰宅して携帯電話機11とTV受像機1との距離が小さくなると、信号受信回路7が受信する信号電波は次第に強まり、ユーザがTV受像機1の周辺に戻ると第2の閾値を上回る。このとき、制御部9は、信号受信回路7が携帯電話機11から発信された信号電波を受信したと判断し(#7においてYES)、電源回路8の稼動状態をオン状態に移行させる(#8)。
ここで、第1及び第2の閾値としては、ユーザの住居形態に応じて最適化された閾値が予め設定されているが、第1の閾値は、第2の閾値よりも小さく設定されている。これにより、ユーザが携帯電話機等を所持したまま住居内で一時的に移動する際に、誤って電源回路8の稼動状態が変更されることを防止できる。また、ユーザが、TV受像機1の周辺に位置したときのみ、電源回路8の稼動状態をオン状態に移行させることができる。なお、上記#7及び#8の処理を実行して、TV受像機1の電源回路8を自動的にオン状態にする機能は、使用しないように設定することもできる。上記機能を使用するか否は、例えば、TV受像機1のメニュー画面等でユーザが自由に設定できるものとする。また、スタンバイ状態を有さないTV受像機にあっては、#5において電源回路8をオフ状態に移行させて処理を終了するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態のTV受像機1によれば、信号受信回路7が受信する信号電波に応じて、制御部9が電源回路8の稼動状態を変更するので、ユーザの外出及び帰宅に連動させて、電源回路8の稼動状態をユーザの意図と関わりなく自動的に移行できる。すなわち、信号受信回路7が携帯電話機11から発信された信号電波を受信しなくなったとき(ユーザが自身の住居から相当距離の範囲から外れたとき)、電源回路8の現状の稼動状態がオン状態であれば、電源回路8をスタンバイ状態に移行させる。これにより、ユーザの外出時に、TV受像機1の電源の消し忘れを防止することができ、無駄な電力の消費を抑制することができる。一方、信号受信回路7が信号電波を受信しなくなった後、再び該信号電波を受信したとき(ユーザが帰宅後、TV受像機1の周辺に位置したとき)には、電源回路8の稼動状態をオン状態に移行させる。これにより、ユーザの帰宅時に、TV受像機1の電源が自動的にオンされ、TV受像機1の利便性が高められる。
また、ユーザの外出及び帰宅の検知に、赤外線よりも指向性が弱く、感度の調整も容易な電波(特定小電力無線で使用可能な帯域の電波)を用いるので、ユーザの外出及び帰宅のみを正確に検知することができ、誤作動によって、TV受像機1の電源回路8がスタンバイ状態に移行されることがない。
また、ユーザは、外出時に携帯電話機11を携帯するだけでよいので、荷物が増えることもない。また、携帯電話機11から発信される信号電波は、所定の時間間隔を隔てた定期的なものであるので、携帯電話機11に内蔵されている電池の消耗を抑制することができる。また、携帯電話機11から発信される信号電波は、特定小電力無線で使用可能な周波数帯域であるので、その使用にあたって、資格・免許・申請等が不要であるため誰でも使用でき、ユーザが一部のマニアに限定されることもない。さらにまた、電源回路8をスタンバイ状態に移行させる際の信号電波の強度の閾値(第1の閾値)は、オン状態に移行させる際の信号電波の強度の閾値(第2の閾値)よりも低く設定されているので、ユーザが携帯電話機を所持したまま住居内で一時的に移動する際に、誤って電源回路8がスタンバイ状態に移行されることを防止できる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることなく、少なくとも信号発信回路12から所定の信号電波が発信され、信号受信回路7が受信する信号電波に応じて、制御部9が、電源回路8の稼動状態を変更するように構成されていればよい。また、本発明は種々の変形が可能であり、例えば、ステレオコンポ等の映像音響機器は勿論のこと、空調装置、照明装置等の電気機器に広く適用可能である。携帯電話機11の替わりに、信号発信回路12が内蔵された時計を用いて、TV受像機1の電源管理システムを構成してもよい。信号発信回路12は、ユーザが外出時に身に着ける財布等に収容して携帯するものであってもよい。
本発明の一実施形態によるTV受像機とその電源管理システムの構成を示すブロック図。 同システムの動作を示すフローチャート。
符号の説明
1 TV受像機
3 チューナ
4 信号処理回路(信号処理手段)
5 映像出力部(映像出力手段)
6 音声出力部(音声出力手段)
7 信号受信回路(信号受信手段)
8 電源回路(電源手段)
9 制御部(制御手段)
11 携帯電話機
12 信号発信回路(信号発信手段)

Claims (6)

  1. 放送信号を受信するチューナと、このチューナによって受信された放送信号を処理することにより映像信号と音声信号を出力する信号処理手段と、この信号処理手段から出力された映像信号に応じて映像を出力する映像出力手段と、前記信号処理手段から出力された音声信号に応じて音声を出力する音声出力手段と、上記各部に電力を供給する電源手段と、前記チューナ、信号処理手段、映像出力手段、音声出力手段及び電源手段を制御する制御手段とを備えたTV受像機において、
    ユーザによって所有される携帯電話機又は時計から発信された所定の信号電波を受信する信号受信手段をさらに備え、
    前記携帯電話機又は時計からは、所定の時間間隔を隔てて定期的に、特定小電力無線で使用可能な周波数帯域の信号電波が発信され、
    前記制御手段は、
    前記信号受信手段が前記携帯電話機又は時計から発信された信号電波を受信しているとき、
    前記電源手段の現状の稼動状態を維持させ、
    前記信号受信手段が携帯電話機又は時計から発信された信号電波を受信しなくなったとき、
    前記電源手段の現稼動状態がオン状態であれば、該電源手段をスタンバイ状態に移行させ、
    前記電源手段の現稼動状態がスタンバイ状態であれば、該電源手段の現稼動状態を維持させ、
    前記信号受信手段が携帯電話機又は時計から発信された信号電波を受信しなくなった後、前記信号受信手段が前記携帯電話機又は時計から発信された信号電波を受信したとき、前記電源手段の稼動状態をオン状態に移行させ、
    前記電源手段をスタンバイ状態に移行させる際の信号電波の強度の閾値は、該電源手段をオン状態に移行させる際の信号電波の強度の閾値よりも低く設定されており、
    ユーザの外出及び帰宅に連動させて、電源手段の稼動状態を自動的に移行できるようにしたことを特徴とするTV受像機。
  2. 各部に電力を供給する電源手段と、この電源手段を制御する制御手段とを備えた電気機器において、
    ユーザによって所有される信号発信手段から発信された所定の信号電波を受信する信号受信手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記信号受信手段が受信する信号電波に応じて、
    前記電源手段の稼動状態を変更することにより、
    ユーザの外出及び帰宅に連動させて、電源手段の稼動状態を自動的に移行できるようにしたことを特徴とする電気機器。
  3. 入力された信号を処理することにより映像信号と音声信号を出力する信号処理手段と、この信号処理手段に電力を供給する電源手段と、前記信号処理手段及び電源手段を制御する制御手段とを備えた映像音響機器において、
    ユーザによって所有される信号発信手段から発信された所定の信号電波を受信する信号受信手段をさらに備え、
    前記信号発信手段からは、所定の信号電波が発信され、
    前記制御手段は、
    前記信号受信手段が前記信号発信手段から発信された信号電波を受信しているとき、
    前記電源手段の現状の稼動状態を維持させ、
    前記信号受信手段が信号発信手段から発信された信号電波を受信しなくなったとき、
    前記電源手段の現稼動状態がオン状態であれば、該電源手段をスタンバイ状態又はオフ状態に移行させ、
    前記電源手段の現稼動状態がスタンバイ状態又はオフ状態であれば、該電源手段の現稼動状態を維持させ、
    ユーザの外出に連動させて、電源手段の稼動状態を自動的にスタンバイ状態又はオフ状態に移行できるようにしたことを特徴とする映像音響機器。
  4. 請求項1に記載のTV受像機と、携帯電話機又は時計とによって構成されることを特徴とするTV受像機の電源管理システム。
  5. 請求項2に記載の電気機器と、信号発信手段とによって構成されることを特徴とする電気機器の電源管理システム。
  6. 請求項3に記載の映像音響機器と、信号発信手段とによって構成されることを特徴とする映像音響機器の電源管理システム。
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