JP2008004789A - インバータ装置の平滑コンデンサ実装構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】平滑コンデンサの接続構造が異なっても、一種類のプリント板で対応することができ、プリント板の製造や管理を安価にする。
【解決手段】プリント板における電源電圧の大きさに応じて並列又は直列に接続される複数の平滑コンデンサの各端子位置に該端子が挿入半田付けされる挿入孔1a〜4bを設け、プリント板の挿入孔間には、並列接続されるべき各平滑コンデンサC2,C4が並列接続されるとともに、直列接続されるべき各平滑コンデンサC1,C3が直列接続されるように配線パターン7〜9を形成する。
【選択図】図1
【解決手段】プリント板における電源電圧の大きさに応じて並列又は直列に接続される複数の平滑コンデンサの各端子位置に該端子が挿入半田付けされる挿入孔1a〜4bを設け、プリント板の挿入孔間には、並列接続されるべき各平滑コンデンサC2,C4が並列接続されるとともに、直列接続されるべき各平滑コンデンサC1,C3が直列接続されるように配線パターン7〜9を形成する。
【選択図】図1
Description
この発明は、インバータ装置の平滑コンデンサ実装構造に関するものである。
図5は従来のインバータ装置の回路構成図であり、ダイオードの三相ブリッジ回路からなる順変換部14の交流入力端子は交流電源15に接続され、順変換部14の直流出力端子には電磁接触器16と抵抗17の並列回路を介して電解コンデンサからなる平滑コンデンサ18が並列に接続され、さらに電解コンデンサ18の出力側にはIGBTやトランジスタ等の各スイッチング素子U,V,W,X,Y,Zの三相ブリッジ回路からなる逆変換部19の直流側が接続され、逆変換部19の交流側にはモータ20が接続される。
次に、上記構成の動作について説明する。交流電源15から順変換部14に交流電力が与えられると、その交流電力が整流されて直流電力が生成され、この直流電力は平滑コンデンサ18により平滑され、平滑された直流電力が逆変換部19に与えられ、この直流電力は交流電力に変換され、モータ20に出力される。なお、インバータ装置の起動時には平滑コンデンサ18、順変換部14及び交流電源15が突入電流により損傷する恐れがあるので、抵抗17を設け、一定時間経過した後、電磁接触器16を投入して抵抗17を短絡する。
ところで、インバータ装置は200V系と400V系の用途があり、平滑コンデンサ18としては電解コンデンサを用いており、定格電圧の高いものは特性的に製作できないため、回路電圧が電解コンデンサの定格電圧より高いときには、コンデンサを直列接続する。又、電解コンデンサの接続は電線、銅バー、プリント板等により行われる。プリント板による接続を採用すると、電源電圧により複数のプリント板が必要になった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては以下のものがある。
特開2000−151062号公報
上記した従来のインバータ装置おいては、電源電圧が異なると、複数の平滑コンデンサの接続構造が異なるので、それぞれ専用のプリント板を設ける必要があり、プリント板の種類が増加した。
この発明は上記のような課題を解決するために成されたものであり、電源電圧が異なることにより、平滑コンデンサの接続構造が異なっても、一種類のプリント板で対応することができ、プリント板の製造や管理を安価にすることができるインバータ装置の平滑コンデンサ実装構造を得ることを目的とする。
この発明の請求項1に係るインバータ装置の平滑コンデンサ実装構造は、交流電源からの交流電力を直流電力に変換する順変換部と、順変換部から出力された直流電力を平滑する平滑コンデンサと、平滑された直流電力を交流電力に変換する逆変換部とを備えたインバータ装置において、プリント板における電源電圧の大きさに応じて並列又は直列に接続される複数の平滑コンデンサの各端子位置に該端子が挿入半田付けされる挿入孔を設け、プリント板の挿入孔間には、該挿入孔に端子が半田付けされた並列接続されるべき各平滑コンデンサが並列接続されるとともに、該挿入孔に端子が半田付けされた直列接続されるべき各平滑コンデンサが直列接続されるように、配線パターンを形成したものである。
以上のようにこの発明の請求項1によれば、プリント板における電源電圧の大きさによって並列又は直列に接続される複数の平滑コンデンサの各端子位置に該端子が挿入半田付けされる挿入孔を設け、プリント板の挿入孔間には、該挿入孔に端子が半田付けされた並列接続されるべき各平滑コンデンサが並列接続されるとともに、該挿入孔に端子が半田付けされた直列接続されるべき各平滑コンデンサが直列接続されるように、配線パターンを形成しており、電源電圧に対応して複数の平滑コンデンサを並列、直列の何れに接続してもプリント板を一種類とすることができ、プリント板の製造、管理を安価にすることができる。
実施最良形態1
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面とともに説明する。図1(a),(b)はこの発明の実施最良形態1によるインバータ装置の平滑コンデンサ実装構造を示すプリント板の配線パターン図及びプリント板への平滑コンデンサの実装図を示し、図2(a),(b)は電源電圧が200V系のとき及び400V系のときの各平滑コンデンサの接続図を示し、電源電圧が200V系の場合には図2(a)に示すように平滑コンデンサC2,C4を並列に接続し、電源電圧が400V系の場合には図2(b)に示すように平滑コンデンサC1,C3を直列に接続する。図1(a),(b)において、1〜4はプリント板上における各平滑コンデンサC1〜C4の取付位置を示す。1a,1b,2a,2b,3a,3b,4a,4bはそれぞれ平滑コンデンサC1,C2,C3,C4の+,−の端子が挿入され、半田付けされるようにプリント板に設けられた挿入孔を示す。挿入孔1a,2aとは平滑コンデンサC1,C2の+端子に共用されるという意味であり、挿入孔3b,4bとは平滑コンデンサC3,C4の−端子に共用されるという意味である。7〜9はプリント板上の配線パターンを示し、配線パターン7は挿入孔1a,2aと挿入孔4aを接続し、端部は+の電源端子に接続される。配線パターン8は挿入孔1b,3a間を接続する。また、配線パターン9は挿入孔2bと挿入孔3b、4bとを接続し、端部は−の電源端子に接続されている。平滑コンデンサC2,C4は配線パターン7,9を介して+,−の電源端子に並列に接続される。又、平滑コンデンサC1,C3は+,−の電源端子に対して配線パターン7〜9を介して直列に接続される。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面とともに説明する。図1(a),(b)はこの発明の実施最良形態1によるインバータ装置の平滑コンデンサ実装構造を示すプリント板の配線パターン図及びプリント板への平滑コンデンサの実装図を示し、図2(a),(b)は電源電圧が200V系のとき及び400V系のときの各平滑コンデンサの接続図を示し、電源電圧が200V系の場合には図2(a)に示すように平滑コンデンサC2,C4を並列に接続し、電源電圧が400V系の場合には図2(b)に示すように平滑コンデンサC1,C3を直列に接続する。図1(a),(b)において、1〜4はプリント板上における各平滑コンデンサC1〜C4の取付位置を示す。1a,1b,2a,2b,3a,3b,4a,4bはそれぞれ平滑コンデンサC1,C2,C3,C4の+,−の端子が挿入され、半田付けされるようにプリント板に設けられた挿入孔を示す。挿入孔1a,2aとは平滑コンデンサC1,C2の+端子に共用されるという意味であり、挿入孔3b,4bとは平滑コンデンサC3,C4の−端子に共用されるという意味である。7〜9はプリント板上の配線パターンを示し、配線パターン7は挿入孔1a,2aと挿入孔4aを接続し、端部は+の電源端子に接続される。配線パターン8は挿入孔1b,3a間を接続する。また、配線パターン9は挿入孔2bと挿入孔3b、4bとを接続し、端部は−の電源端子に接続されている。平滑コンデンサC2,C4は配線パターン7,9を介して+,−の電源端子に並列に接続される。又、平滑コンデンサC1,C3は+,−の電源端子に対して配線パターン7〜9を介して直列に接続される。
実施最良形態1においては、インバータ装置の平滑コンデンサとして、電解コンデンサを用いた場合、電解コンデンサ18は定格電圧の高いものは製作できないため、電源電圧の大きさに対応して各平滑コンデンサ18を並列又は直列に接続する必要があるが、このような場合でも一種類の配線パターンのプリント板で対応することができ、製造や管理を安価にすることができる。又、並列接続する平滑コンデンサC2,C4は密接に配置され、直列接続される平滑コンデンサC1,C3も密接に配置され、何れの場合も配置面積を少なくすることができる。
実施最良形態2
実施最良形態1よりもさらに高い電圧に対応する場合には、並列コンデンサを3個直列に接続する。実施最良形態2はこのような場合を示し、図3(a),(b)はこの発明の実施最良形態2によるインバータ装置の平滑コンデンサ実装構造を示すプリント板の配線パターン図及びプリント板への平滑コンデンサの実装図を示し、図4(a),(b)は電源電圧が200V系のとき及び400V以上の高電圧のときの各平滑コンデンサの接続図を示し、電源電圧が200V系の場合には図4(a)に示すように平滑コンデンサC2,C4,C6を並列に接続し、電源電圧が高電圧の場合には図4(b)に示すように平滑コンデンサC1,C3,C5を直列に接続する。図3(a),(b)において、1〜6はプリント板上における各平滑コンデンサC1〜C6の取付位置を示す。1a,1b,2a,2b,3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6bはそれぞれ平滑コンデンサC1〜C6の+,−の端子が挿入され、半田付けされるようにプリント板に設けられた挿入孔を示す。挿入孔5b,6bとは平滑コンデンサC5,C6の−端子に共用されるという意味である。
実施最良形態1よりもさらに高い電圧に対応する場合には、並列コンデンサを3個直列に接続する。実施最良形態2はこのような場合を示し、図3(a),(b)はこの発明の実施最良形態2によるインバータ装置の平滑コンデンサ実装構造を示すプリント板の配線パターン図及びプリント板への平滑コンデンサの実装図を示し、図4(a),(b)は電源電圧が200V系のとき及び400V以上の高電圧のときの各平滑コンデンサの接続図を示し、電源電圧が200V系の場合には図4(a)に示すように平滑コンデンサC2,C4,C6を並列に接続し、電源電圧が高電圧の場合には図4(b)に示すように平滑コンデンサC1,C3,C5を直列に接続する。図3(a),(b)において、1〜6はプリント板上における各平滑コンデンサC1〜C6の取付位置を示す。1a,1b,2a,2b,3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6bはそれぞれ平滑コンデンサC1〜C6の+,−の端子が挿入され、半田付けされるようにプリント板に設けられた挿入孔を示す。挿入孔5b,6bとは平滑コンデンサC5,C6の−端子に共用されるという意味である。
10〜13はプリント板上の配線パターンを示し、配線パターン10は挿入孔1a,2aと挿入孔4aと挿入孔6aを接続し、端部は+の電源端子に接続される。配線パターン11は挿入孔1b,3aを接続し、配線パターン12は挿入孔3b,5aを接続する。又、配線パターン13は挿入孔2b,4b及び挿入孔5b,6bを接続し、端部は−の電源端子に接続される。平滑コンデンサC2,C4,C6は配線パターン10,13を介して並列に接続され、平滑コンデンサC1,C3,C5は配線パターン10〜13を介して直列に接続される。
実施最良形態2においても、電源電圧の大きさに応じて平滑コンデンサ18を並列又は直列に接続する場合に一種類の配線パターンのプリント板で対応することができ、製造や管理を安価にすることができる。又、並列接続する平滑コンデンサC2,C4,C6は密接に配置され、直列接続される平滑コンデンサC1,C3,C5も密接に配置され、何れの場合も配置面積を少なくすることができる。
1〜6…平滑コンデンサC1〜C6の取付位置
1a、1b、2a,2b、3a、3b,4a,4b,5a,5b,6a,6b …挿入孔
7〜13…配線パターン
14…順変換部
15…交流電源
18,C1〜C6…平滑コンデンサ
19…逆変換部
1a、1b、2a,2b、3a、3b,4a,4b,5a,5b,6a,6b …挿入孔
7〜13…配線パターン
14…順変換部
15…交流電源
18,C1〜C6…平滑コンデンサ
19…逆変換部
Claims (1)
- 交流電源からの交流電力を直流電力に変換する順変換部と、順変換部から出力された直流電力を平滑する平滑コンデンサと、平滑された直流電力を交流電力に変換する逆変換部とを備えたインバータ装置において、プリント板における電源電圧の大きさに応じて並列又は直列に接続される複数の平滑コンデンサの各端子位置に該端子が挿入半田付けされる挿入孔を設け、プリント板の挿入孔間には、該挿入孔に端子が半田付けされた並列接続されるべき各平滑コンデンサが並列接続されるとともに、該挿入孔に端子が半田付けされた直列接続されるべき各平滑コンデンサが直列接続されるように、配線パターンを形成したことを特徴とするインバータ装置の平滑コンデンサ実装構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006173380A JP2008004789A (ja) | 2006-06-23 | 2006-06-23 | インバータ装置の平滑コンデンサ実装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2008004789A true JP2008004789A (ja) | 2008-01-10 |
Family
ID=39008924
Family Applications (1)
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JP2006173380A Pending JP2008004789A (ja) | 2006-06-23 | 2006-06-23 | インバータ装置の平滑コンデンサ実装構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008004789A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011068206A (ja) * | 2009-09-24 | 2011-04-07 | Tokai Rubber Ind Ltd | 張力センサ |
JP2016035962A (ja) * | 2014-08-01 | 2016-03-17 | セイコーエプソン株式会社 | 基板、電子機器 |
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2006
- 2006-06-23 JP JP2006173380A patent/JP2008004789A/ja active Pending
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