JP2008004567A - 液晶表示装置用バックライト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 振動又は衝撃などの外的要因によってランプクリップが外れることを防止する。
【解決手段】 バックライト装置内に設けられた反射部材30は、挿入孔32bと保持孔32aとからなる嵌合孔32を有し、一対の前記嵌合孔32は、それぞれの挿入孔32bに対する保持孔32aが相反する方向に設けられ、ランプクリップ10の基板12が有する一対の係合部16を、前記嵌合孔32における挿入孔32bに挿入した後、該ランプクリップ10を反時計回り方向あるいは反時計回り方向に回転させることにより前記保持孔32aにて保持する構造とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、バックライト装置の構造等の技術に関する。
液晶表示装置においては、反射板上に蛍光管が支持されているバックライト装置が用いられている。液晶表示装置の画面サイズの増加に伴って蛍光管の長さは長くなる一方、装置の薄型化に伴い蛍光管の径は小さくなるため、反射板上にランプクリップを取付け、当該ランプクリップで蛍光管を支持することも行われている(例えば、特許文献1参照)。
図8はランプクリップの例を示す図であり、図8(a)はランプクリップの上面図、図8(b)は側面図、図8(c)は装着時の模式的な側面図である。ランプクリップ1は、長方形状の基体12上面の両短辺側に蛍光管34を左右から挟持して支持するU字状の支持具14が設けられ、基体12上面の中央部分に液晶パネル40下側の拡散板38を支持する上部突起20が設けられている。また、基体12下面の中央部には、先端が、かえし状に形成された円柱状の下部突起4が設けられている。
反射板3、回路基板6a、及びシャーシ6に設けられた円形状の貫通孔3aに、ランプクリップ1の下部突起4を挿入し、先端のかえし状部分がシャーシ6を通過するまで押し込むことにより、反射板3、回路基板6a、及びシャーシ6をランプクリップ1で一体的に保持し、ランプクリップ1を反射板3上に取付けることができる。なお、ランプクリップ1の数は、蛍光管の本数に比例して増加する。
クリップ1の下部突起4の先端がかえし状に形成されているため、クリップ1の取付けが容易で、かつ取外しが困難な程度に確実にクリップを固定するように構成されている。しかし、反射板3、回路基板6a、又はシャーシ6の修理のためにランプクリップ1を取外す場合、ランプクリップ1の取外しが困難なために、修理あるいはリサイクル作業の手間及び時間がかかり、修理等を効率良く行えないという問題がある。特に、液晶パネルのサイズが大きい場合はクリップ数も多く、修理の手間及び時間が増大する。
当該不都合を解消するために、出願人は本出願に先立って特許文献2を出願しており、当該特許文献2においては、図9(a)に示すように、ランプクリップの下部突起4(図8中)を挿入する挿入孔32aと、当該下部突起4と係合してランプクリップを保持するための保持孔32bとを括れを介して連通させた瓢箪型の嵌合孔32を反射板等に設け、ランプクリップを図9(b)(c)のようにスライドさせて取付け可能とする構成とし、光源配置側から反射板等を取外し及び交換可能としている。
特許第3653272号公報 特開2005−276717号公報
上記特許文献2に記載のバックライト装置の場合、例えば当該製品の輸送時等の振動環境において、ランプクリップの下部突起が保持孔から嵌合孔に移動してしまい、ランプクリップが反射板等から不所望に外れてしまう虞れがある。
また、蛍光管等の光源をPWM信号形式などの調光信号でその明るさを制御して駆動させた際には、光源に調光信号の周波数にほぼ均しい振動現象が生じ、これがランプクリップの振動を促し、更には反射板やバックライト装置のシャーシに伝達されていわゆるビビリ現象を催す原因にも成りかねない。
さらに、特許文献2に記載のバックライト装置の場合、作業者によるランプクリップの取付け時あるいは取外し時において、その作業者が作用させた応力によって蛍光管等の光源にストレスを掛けてしまう虞れがあり、その結果、バックライト装置内に収納された光源の破損を招来するという問題がある。
また、特許文献2に記載のバックライト装置においては、嵌合孔は挿入孔と保持孔とが連通している構成であるので、ランプクリップの下部突起の断面より大きいサイズの嵌合孔を設計する必要がある。しかしながら、嵌合孔のサイズが大きくなる設計を施すと、その設計によっては、バックライトシャーシ背面への光漏れ現象を呈するという虞れがある(特に、挿入孔からの光漏れが生じる可能性がある)。
この症状は、バックライト装置の背面からキャビネットの放熱口等を通して目視出来得るほどの問題となり、液晶表示装置の品質上無視できない問題を招来し得るものである。また、表示画面の大画面化に伴い、ランプクリップの数が増えることによって、その問題が顕著に現れうる。
よって本発明は、上述したような問題に鑑みてなされたものであり、作業者がランプクリップの取付け作業と取外し作業とを同じ作業位置で行うことを可能にしたバックライト装置において、振動又は衝撃などの外的要因によってランプクリップが不所望に外れることを防止することができるバックライト装置を提供することを目的とする。また、調光制御駆動時における光源の振動がランプクリップを介してシャーシ等に伝達するビビリ現象を抑制することができるバックライト装置を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、作業者がランプクリップの取付け作業と取外し作業とを同じ作業位置で行うことを可能にしたバックライト装置において、その取付けあるいは取外し時において生じうる光源の破損問題を防止することができるバックライト装置を提供することを目的とする。また、光源の交換作業を容易に行うことができるバックライト装置を提供することを目的とする。 また、本発明は、作業者がランプクリップの取付け作業と取外し作業を同じ作業位置で行うことを可能にしたバックライト装置において、バックライトシャーシ背面への光漏れ現象を呈することのない高品質なバックライト装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は液晶パネルを照射する光を発する光源と、該光源を保持するランプクリップと、該ランプクリップの係止部を係止する被係止板とを備え、該被係止板は、前記係止部が挿入される挿入孔と、該挿入孔に連通して設けられた保持孔とを複数組有し、該複数組の挿入孔と保持孔とが同心円状に設けられている構成とした。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明に係る、蛍光管等の線状光源を保持するとともに、バックライトシャーシ等の被係止板に反射部材等を固定するランプクリップの例を示す図であり、図1(a)は上面図、図1(b)は側面図である。ランプクリップ10は、板状の基体12上面(つまり、液晶パネルに対向する面)の両短辺側に蛍光管(線状光源)を挟持して保持するU字状の支持具(光源支持手段)14が設けられ、基体12上面の中央部分に液晶パネル下側にあり、蛍光管と液晶パネルとの間に位置する拡散板等の光学部材を支持する上部突起(拡散板等支持手段)20が設けられている。
また、基体12下面(つまり、反射部材に対向する面)の両短辺側には、その先端16aが円板状に突出している係止部としての円柱状の下部突起(突起)16が設けられている。また、基体12の各長辺の側面部には、半円形状の覆片12aが、上部突起20に対して点対称となるように夫々突出した状態で設けられている。すなわち、基体12は、反射部材の固定状態にて、挿入孔32bを覆うように突出した突出部を有する形状で形成されている。
尚、線状光源としては、蛍光管の代わりに、複数のLED(発光ダイオード)をランプ管内に設けたものを用いてもよい。また、本発明を蛍光管とLEDとの双方を具備したバックライト装置に適用してもよい。
反射板30、回路基板(例えばLEDが実装された基板)、及び、開口部を有する箱型のシャーシ(バックライト用シャーシ)の底面には、ランプクリップ10の下部突起16が嵌合される嵌合孔(嵌合部)が設けられている。嵌合孔(穴)は、前記下部突起16を挿入可能な大きさに形成した挿入孔32bと、下部突起16を保持する大きさで形成された保持孔32aとが狭窄部を介して形成されている。具体的には、開口の該狭窄部を境にした一方の開口面積と他方の開口面積とが異なる例えばだるま型の貫通孔である。保持孔32aの開口面積は挿入孔32bの開口面積よりも小さく形成されている。
図2(a)は反射板30の要部平面図である。上記のとおり、嵌合孔32は、クリップ10の下部突起16が挿入される挿入孔32bと、挿入孔32bから反射板30の表面に沿って移動された下部突起16を挟持して保持する保持孔32aとを備える。挿入孔32bの開口の大きさは、クリップ10の下部突起16の先端16aよりも大きく、先端16aが挿入可能であり、保持孔32aの開口の大きさはクリップ10の下部突起16とほぼ同じ大きさであり、下部突起16を嵌合(挟持)することが可能である。 また、ここでは、2つの嵌合孔32が同心円上に設けられており、挿入孔32bに対する保持孔32aの配置が夫々逆向きになっている。図2(a)の例では、2つの嵌合孔32が上下(蛍光管の長手方向と垂直方向、すなわち、複数本の蛍光管の配列方向)に並んで配置され、このうち上側(一方)の嵌合孔32の保持孔32aは挿入孔32bに対して左方向に配置され、下側(他方)の嵌合孔32の保持孔32aは挿入孔32bに対して右方向に配置されている。すなわち、互いの保持孔32aはそれぞれの嵌合孔32を構成する各挿入孔32bに対し反対の位置(点対称)に配置されている。
ここで、2つの保持孔32aの中心間隔はランプクリップ10の2つの下部突起16の中心間隔とほぼ同じであり、2つの挿入孔32bの中心間隔はランプクリップ10の2つの下部突起16の中心間隔とほぼ同じである。
図2(b)及び(c)はランプクリップ10の取付け過程の例を示す平面図である。ここで、反射板30の下には図示しない回路基板があり、回路基板の下には図示しないシャーシがあり、反射板30、回路基板、及びシャーシには、同様の嵌合孔32が設けられており、夫々の嵌合孔32が同一位置に重ね合わされている。また、ランプクリップ10の下部突起16の高さは、反射板30、回路基板、及びシャーシを重ねた厚さよりも若干高い。また、図2(b)及び(c)ではランプクリップ10の支持具14は省略している。
図2(b)に示すように、ランプクリップ10の2つの下部突起16を2つの嵌合孔32の挿入孔32bに夫々挿入する。ただし、ランプクリップ10の基体12が反射板30と接触するまで挿入する。挿入後、図2(c)に示すように、ランプクリップ10を基体12の中心(一対の嵌合孔におけるそれぞれの挿入孔の中心)とし、反射板表面又はシャーシの底面といった被係止板の面に垂直な方向を有した回転中心軸に対し反時計回り方向に回転させ、下部突起16を嵌合孔32の保持孔32aに嵌合させてランプクリップ10を保持する。下部突起16が保持部32aに嵌合(挟持)された場合、ランプクリップ10の基体12と下部突起16の先端16aとによって反射板30、回路基板、及びシャーシは一体的に保持・固定され、ランプクリップ10は反射板30に取付けられる。
このとき、挿入孔32bはクリップ10の覆片12aによって覆われているので、光源(蛍光管)から発せられた光が、挿入孔32aを通り抜けることはない。よって、バックライトシャーシ背面からの光漏れを防止することが可能になる。ここで、一般的にランプクリップの大きさが大きくなる程、表示画面上で輝度班が発生する可能性が高くなるが、本実施形態の覆片12aは、ランプクリップ10の下部突起16を保持部32aに嵌合した状態で、挿入孔32bを覆い隠すことが可能な最小限の形状、すなわち、挿入孔32bの外周形状に相似した形状(ここでは、円弧状)の突部を形成しているため、液晶表示画面への局所的な輝度ムラの発生を抑制しつつ、バックライトシャーシ背面への光漏れを防止することを可能としている。
ランプクリップ10を取外す場合は、ランプクリップ10を基体12の中心を回転中心軸にして時計回り方向に回転させ、下部突起16を嵌合孔32の保持孔32aから外して挿入孔32bへ移動させ、下部突起16を挿入孔32bから抜出す。このように、ランプクリップ10の取付け作業も取外し作業も作業者がバックライトシャーシの開口部に向かい合う状態で行うことができるので、従来よりも容易にバックライト装置の組立及び解体作業を行うことができる。
ランプクリップ10は反射板30の複数部分に取付けられる。図3はランプクリップ10が取付けられた反射板30の例を示す平面図である。ランプクリップ10は反射板30上で一列に並べられずに、蛍光管の並び方向に隣合うランプクリップ、すなわち、奇数番目のランプクリップと偶数番目のランプクリップとは、それぞれ蛍光管の長手方向における位置が異なるように並べられている。また、ランプクリップ10の支持具14は蛍光管34を支持している。
また、ランプクリップ10の上方(上部突起20の突出した方向)には、シャーシの開口部を覆う状態で拡散板及び液晶パネルが設けられる。図4はバックライト装置に対する拡散板及び液晶パネルの取付けの例を示す模式的な側面図である。ランプクリップ10の上部突起20によって拡散板38が支持されており、拡散板38上(光源34と反対側)に液晶パネル40が配置されている。
更に、板状の基体12の液晶パネルに対向する面に設けられた光源支持手段14が、平行配列された複数本の蛍光管のそれぞれを支持することにより、各蛍光管の配置位置を固定している。また、基体12の反射部材の表面と対向する面に設けられた係止部16がシャーシの嵌合孔と係合することによってその先端にある先端部16aと基板12とが反射板とシャーシの底面とを挟んだ状態でランプクリップ10が固定される。このような状態でランプクリップ10がシャーシに固定されることにより、反射板をシャーシとランプクリップ10との間で確実に固定することが可能になる。
また、上述したように、反射板30の下(光源とは反対側)には回路基板36aが配置され、回路基板36aの下にはシャーシ36が配置されている。したがって、このランプクリップ10がシャーシに固定されることで、反射板及び回路基板といった部材がシャーシの底面に確実に固定される。 さらに、本実施形態においては、嵌合孔32の保持孔32aと挿入孔32bとを結ぶ方向、すなわち、ランプクリップ10の取付け/取外し時の移動方向が、蛍光管34の長手方向に対して所定の角度α(0°<α<90°)を有して形成している。このように、ランプクリップ10の取付け/取外し時の移動方向と、蛍光管34の長手方向とに角度成分を持たせることで、振動又は衝撃などの外的要因によって、ランプクリップ10の係止部16が保持孔32aから挿入孔32bへと不所望に移動し、ランプクリップ10が脱落するのを防止することができる。
尚、上記所定の角度αについては、極端に角度を大きくするとシャーシの嵌合孔の総面積も大きくする必要が生じうるため出来るだけ小さい角度であることが望ましいが、一方で、小さすぎても振動環境時等でクリップが保持孔から脱落するという問題点もありえるので、例えば円形の挿入孔と保持孔とが隣接して配置された状態で形成される角度(凡そ5〜30°程度)であることが望ましい。
また、上述したとおり、保持孔32aと挿入孔32bとからなる嵌合孔32が同心円上に複数設けられ、この複数の嵌合孔32に対してランプクリップ10の複数の係止部16をそれぞれ挿入した状態で、このランプクリップ10を時計回り方向或いは反時計回り方向に回転させることでシャーシ30に取り付ける構造としているので、蛍光管34の調光制御駆動時における該蛍光管34の振動を当該ランプクリップ10で吸収することが可能となり、蛍光管34の振動がシャーシ等に伝達するビビリ現象を抑制することができる。さらに、1対の嵌合孔32の保持孔32aを結ぶ方向を蛍光管34の長手方向に対して垂直方向とすることによって、シャーシ30に対するランプクリップ10の取付状態をより安定的に維持することができる。
上述した実施の形態においては、2つの(一対の)嵌合孔32の保持孔32aを挿入孔32bに対して夫々反対方向に設けたが、同一方向(つまり、複数本が平行配列された蛍光管の長手方向)にそれぞれ並んで設けることも可能であり、このような構成について、本発明の他の実施形態として以下説明する。尚、上記一実施形態と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図5(a)は他の実施形態に係る反射板30の要部平面図である。2つの嵌合孔33の挿入孔33bに対する保持孔33aの配置は夫々同一の向きになっている。図5の例では、2つの嵌合孔33が蛍光管の長手方向に対して垂直方向(つまり、複数本が平行配列された蛍光管の並び方向)に並んで配置され、夫々の保持孔33aは挿入孔33bに対して左方向(つまり、蛍光管の長手方向に対して水平方向)に並んで配置されている。
図5(b)及び(c)は他の実施形態に係るランプクリップ11の取付け過程を示す平面図である。ただし、ランプクリップ11の支持具14は図示を省略している。また、嵌合孔33の挿入孔33bを覆うための2つの覆片12aはランプクリップ11の同一長辺の側面に設けられている。
図5(b)に示すように、ランプクリップ11の2つの下部突起16を2つの嵌合孔33の挿入孔33bにシャーシの開口部側から夫々挿入する。ただし、ランプクリップ11の基体12が反射板30と接触するまで挿入する。挿入後、図5(c)に示すように、反射板の表面に沿う方向、つまり反射板表面又はシャーシの底面といった被係止板の面に対して平行に、ランプクリップ11を左方向(つまり、蛍光管の長手方向に平行な一方向)に移動させ、下部突起16を嵌合孔33の保持孔33aに嵌合させる。
下部突起16が保持孔33aに嵌合して保持された場合、ランプクリップ11の基体12と下部突起16の先端16aとによって反射板30、回路基板、及びシャーシは一体的に保持され、ランプクリップ11は反射板30に取付けられる。
このとき、挿入孔33bはランプクリップ11の覆片12aによって箱型のシャーシの内部から覆われているので、光源(蛍光管)から発せられた光が、挿入孔33aを通り抜けることはない。よって、バックライトシャーシ背面からの光漏れを防止することが可能になる。ここで、一般的にランプクリップの大きさが大きくなる程、表示画面上で輝度班が発生する可能性が高くなるが、本実施形態の覆片12aは、ランプクリップ11の下部突起16を保持部33aに嵌合した状態で、挿入孔33bを覆い隠すことが可能な最小限の形状、すなわち、挿入孔33bの外周形状に相似した形状(ここでは、円弧状)の突部を形成しているため、液晶表示画面への局所的な輝度ムラの発生を抑制しつつ、バックライトシャーシ背面への光漏れを防止することを可能としている。
ランプクリップ11を取外す場合は、ランプクリップ11を右方向(つまり、蛍光管の長手方向に平行な前記一方向とは反対方向)に移動させ、下部突起16を嵌合孔33の保持孔33aから外して挿入孔33bへ移動させ、下部突起16を挿入孔33bから抜き出して、シャーシの開口部から取外すように構成されている。図6はランプクリップ11が取付けられた反射板30の例を示す平面図である。
本実施形態においては、図5(b)にも示したように、保持孔33aと挿入孔33bとを結ぶ方向が蛍光管34の長手方向に対して水平方向に設けられており、すなわち、ランプクリップ11の取付け及び取外しの移動方向が蛍光管34の長手方向と平行な方向であるため、蛍光管34に負荷を与えずにランプクリップ11の取付け又は取外しの移動を行うことができ、ランプクリップの取外作業時におこりうる蛍光管の破損といった問題を解消することが可能となっている。 また、同時に複数の蛍光管を保持するランプクリップを用いているので、複数の蛍光管を支持した状態でランプクリップの取付け及び取外し作業を行うことが可能となり、複数の蛍光管を纏めて交換することが容易である。
ランプクリップ11の下部突起16の先端16aは、下部突起16の嵌合部分(被挟持部分)よりも横断面が大きければよく、任意形状にすることができる。例えば従来技術と同様のかえし形状にすることも可能である。かえし形状にした場合は、取付け時は保持孔33aに下部突起16を挿入することが可能であり、取外しは下部突起16を挿入部33bへ移動させて抜き出すことが可能である。要は、ランプクリップ11の係止部が保持される被係止板の嵌合孔が、保持孔33a及び挿入孔33bが狭窄部を介して形成された形状で形成されていればよい。
また、下部突起16はシャーシ36の嵌合孔に嵌合されればよいため、例えば反射板30及び回路基板36aの嵌合孔の形状は、下部突起16が挿入及び移動できるように、嵌合孔よりも大きい円形状の貫通孔にするなど、シャーシ36の嵌合孔よりも大きく基体12よりも小さい任意形状の貫通孔にすることが可能である。図7は反射板及びシャーシの要部平面図である。図7の例では、シャーシ36には上述した挿入部及び挟持部を有する嵌合孔32が設けられているが、反射板30及び回路基板には嵌合孔32よりも若干大きい円形状の貫通孔30aが設けられている。
これにより、ランプクリップの先端を、シャーシとランプクリップの基体との間に位置する反射板あるいは回路基板の貫通孔に通してシャーシに挿入する際に、その先端が反射板あるいは回路基板を貫通できず、ランプクリップをシャーシに固定できないという組立時の問題を解消することが可能になる。
また、嵌合孔32の形状は、上述しただるま型に限定はされず、貫通孔の中間部に狭窄部を有し、狭窄部を境にした一方の開口面積は下部突起16が挿入可能な程度に大きく、他方の開口面積は下部突起16が挟持可能な程度に小さい任意の形状とすることが可能である。
上述した各実施の形態においては、反射板30とシャーシ36との間に回路基板36aが設けられているが、回路基板36aを設けないことも可能であり、反射板30をシャーシ36とランプクリップとの間で押さえて固定するように構成してもよいことは言うまでもない。また、反射板30とシャーシ36との間に回路基板36a以外のものを設けることも可能である。
以上の構成により、本発明のバックライト装置においては、作業者がシャーシ開口部からランプクリップの取付け及び取外し作業を簡単に行うことが出来ると同時に、シャーシの底面に設けられたランプクリップを挿入及び係止するための嵌合孔からバックライト背面への光漏れ現象を抑制することが可能になる。
また更に、本発明のバックライト装置においては、ランプクリップの不所望な脱落を防止するため、あるいは、ランプクリップの取付け及び取外し時における蛍光ランプの破損といった問題を抑制するための各種工夫が施されている。
尚、本発明においては、反射板30の代わりに、または、反射板とシャーシ36との間に、液晶パネル方向に光を照射するための複数のLED素子が片側の面に実装された基板を備える構成でも良い。この構成をLED基板に適用することによってシャーシ内部に実装されたLED基板の組立あるいは取外し作業が容易になる。すなわち、基板を片手で持った状態でランプクリップを組立、取外し作業することが可能になり、作業者の生産効率を向上させる事が可能になる。
本発明に係るバックライト装置は、光源からの光を反射する反射板がクリップによってシャーシに取付けられているバックライト装置において、前記クリップは係止部としての下部突起を備え、前記シャーシは、前記下部突起が挿入され、前記反射板に沿う方向に移動された場合に、前記突起と嵌合する嵌合部を備えていてもよい。ここで、反射板に沿う方向とは、例えば反射板表面に沿う方向である。クリップが下部突起を備え、該下部突起が挿入されて反射板に沿う方向に移動された場合に前記下部突起と嵌合する嵌合部をシャーシが備えているため、クリップを取外す場合は、前記突起を反射板に沿って取付け時と逆方向に移動させて嵌合を解除して抜出すことにより、クリップを容易に取外すことができる。
なお、反射板にもシャーシと同様の嵌合部又は該嵌合部よりも大きい貫通孔が設けられている。また、クリップによって反射板及び回路基板をシャーシに取付ける場合は、回路基板にもシャーシと同様の嵌合部又は該嵌合部よりも大きい貫通孔が設けられている。
また、本発明に係るバックライト装置は、線状の光源(例えば蛍光管)からの光を反射する反射板がクリップによってシャーシに取付けられているバックライト装置において、前記クリップは係止部としての下部突起を備え、前記シャーシは、前記下部突起が挿入され、前記線状の光源に沿う方向に移動された場合に、前記下部突起と嵌合する嵌合部を備えていてもよい。なお、前記クリップは、前記線状光源を支持する光源支持手段を備える。また、反射板とシャーシとの間に、回路基板を備えていてもよい。前記回路基板は、例えばLEDが実装された基板である。
前記嵌合部は、例えば、開口の中間に狭窄部を有し、開口の該狭窄部を境にした一方の開口面積と他方の開口面積とが異なる嵌合孔を備えていてもよい。開口の中間に狭窄部を有し、開口の該狭窄部を境にした一方の開口面積と他方の開口面積とが異なる嵌合孔を前記嵌合部が備えているため、開口面積が大きい方に前記突起を挿入し、狭窄部を通り開口面積が小さい方へ前記突起を移動させて保持し、反射板上にクリップを固定できる。
また、クリップを取外す場合は、前記突起を取付け時とは逆方向に移動させて開口面積が大きい方から抜出すことにより、クリップを容易に取外すことができる。前記大きい方の開口面積はクリップが挿入できるようにクリップの最大横断面積よりも大きく、前記小さい方の開口面積はクリップを挟持できるようにクリップの被挟持部分の横断面積と同程度かそれよりも若干小さい。 また、前記嵌合部は、例えば、前記突起が挿入される挿入孔と、該挿入孔から前記反射板に沿う方向に移動された係止部としての下部突起を挟持して保持する保持孔とを備えていてもよい。前記下部突起が挿入される挿入部と、挿入部から反射板に沿う方向に移動された突起を挟持して保持する保持孔とを前記嵌合部が備えているため、保持孔で突起を確実に保持でき、反射板上にクリップを確実に固定することができる。
また、クリップを取外す場合は、突起を反射板に沿って取付け時とは逆方向に移動させて挟持部による挟持を解除して挿入部から抜き出すことにより、クリップを容易に取外すことができる。前記挿入部の開口面積はクリップが挿入できるようにクリップの最大横断面積よりも大きく、前記挟持部の開口面積はクリップを挟持できるようにクリップの被挟持部分の横断面積と同程度かそれよりも若干小さい。 本発明に係るクリップは、光源からの光を反射する反射板をシャーシに取付けるクリップにおいて、前記シャーシの嵌合部に嵌合される2つの係止部としての下部突起を備えていてもよい。また、本発明に係るバックライト用シャーシは、光源からの光を反射する反射板がクリップによって取付けられるバックライト用シャーシにおいて、開口の中間に狭窄部を有し、開口の該狭窄部を境にした一方の開口面積と他方の開口面積とが異なる嵌合孔を備えていてもよい。
尚、本発明における、被係止板の対象となる部材としては、光源や反射板等の光学部材を収納するシャーシや、シャーシの底面に設けられた反射板等が考えられるが、特にシャーシにこのような取付機構を構成した際には、ランプクリップの基体とシャーシの底面とで反射板を挟んだ状態で取付けることが可能になり、またクリップをシャーシの開口部から取外すと簡単に反射板も取り外れることから、反射板の取付け作業あるいは交換作業時にも作業効率を向上させることができる。中でも、反射部材がシート状である場合、本発明に係るランプクリップで反射部材を固定することは非常に有効である。
また、この覆片12aは、上述の実施形態においては半円形状の突起部により形成したが、基体12で挿入孔を覆うことが目的であるから、挿入孔を覆うことができる大きさ・形状であれば、どのようなものでも構わない。ただし、上述したとおり、ランプクリップによる輝度ムラの発生を抑制するためには、ランプクリップ自体の大きさをできるだけ小さいものとする必要があり、挿入孔と同一形状の突起部により形成するのが望ましい。
また、嵌合孔における挿入孔及び保持孔は円形である場合について説明をしたが、挿入孔については、ランプクリップの係止部を挿入可能な大きさであれば大きさ・形状は問わず、保持孔については、ランプクリップの係止部を保持・係止可能なものであれば、形状は円形に限られない。
以上のように、本発明のランプクリップを上記実施形態に示した方法で取付けてバックライト装置を製造すると、ランプクリップの外部からの衝撃等に対する強度が増し、バックライト装置内の光学系が安定する。また、バックライト装置内の反射板、LED基板等の取外し、交換等が容易である。
本発明は、線状光源を用いたバックライト装置に利用可能である。
本発明に係るクリップの例を示す図である。 (a)は反射板の要部平面図であり、(b)及び(c)はクリップの取付の例を示す平面図である。 クリップが取付けられた反射板の例を示す平面図である。 バックライト装置に対する拡散板及び液晶パネルの取付の例を示す模式的な側面図である。 (a)は反射板の要部平面図であり、(b)及び(c)はクリップの取付の他の例を示す平面図である。 図5に示すクリップが取付けられた反射板の例を示す平面図である。 反射板及びシャーシの要部平面図である。 従来のクリップの例を示す図である。 特許文献2に記載のクリップを説明する説明図である。
符号の説明
10、11 クリップ
12 基体
14 支持具
16 下部突起
20 上部突起
30 反射板
32、33 嵌合孔
32a,33a 保持孔
32b、33b 挿入孔
34 蛍光管
36 シャーシ
38 拡散板
40 液晶パネル

Claims (1)

  1. 液晶パネルを照射する光を発する光源と、
    該光源を保持するランプクリップと、
    該ランプクリップの係止部を係止する被係止板とを備え、
    該被係止板は、前記係止部が挿入される挿入孔と、該挿入孔に連通して設けられた保持孔とを複数組有し、該複数組の挿入孔と保持孔とが同心円状に設けられていることを特徴とする液晶表示装置用バックライト装置。
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