JP2008002854A - 経路案内装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者に煩わしさを与えない経路案内装置を提供すること。
【解決手段】車両に搭載され、設定された目的地までの最適経路を検索し、表示する経路案内装置に、検索された最適経路が迂回路であるか否かを判定する第一の判定手段と、この第一の判定手段により検索された最適経路が迂回路であると判定されたとき、その迂回路が最適経路に選ばれた理由を判断する迂回理由判断手段と、この迂回理由判断手段により判断された迂回理由を自車両運転者に提示するか否かを判定する第二の判定手段と、この第二の判定手段により迂回理由を自車両運転者に提示すると判定されたとき、当該迂回理由を自車両運転者に提示する迂回理由提示手段とを設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、概して、車両に搭載され、設定された目的地までの最適経路を検索し、表示する経路案内装置に係り、特に、運転者に煩わしさを与えない経路案内装置に関する。
従来、車両に搭載され、設定された目的地までの最適経路を検索し、表示する経路案内装置が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1及び2には、検索された最適経路が迂回路(遠回りとなる経路)である場合には、なぜその迂回路が最適経路であるのかを説明する迂回理由を併せて運転者に表示する装置が開示されている。
特開2002−286477号公報 特開2003−172628号公報
上記特許文献1及び2記載の従来装置によれば、迂回路が案内されるときには常に迂回理由も運転者に対して提示されることになる。
しかしながら、例えば、案内された迂回路が元々運転者が日常的に通行している経路である場合や、或いは、その迂回路を通行するのが所定期間(例えば1日)内で2回目以上であって運転者が既に迂回理由の提示を以前の案内時に受けている場合など、運転者がその迂回路が案内されたことに対して何らの疑問も不信感も抱かないような状況であっても逐一迂回理由が提示されると、提示される情報量又は頻度が過剰で煩わしいとの印象を運転者に与えるおそれがある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、運転者に煩わしさを与えない経路案内装置を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、車両に搭載され、設定された目的地までの最適経路を検索し、表示する経路案内装置であって、検索された最適経路が迂回路であるか否かを判定する第一の判定手段と、この第一の判定手段により検索された最適経路が迂回路であると判定されたとき、その迂回路が最適経路に選ばれた理由を判断する迂回理由判断手段と、この迂回理由判断手段により判断された迂回理由をユーザに提示するか否かを判定する第二の判定手段と、この第二の判定手段により迂回理由をユーザに提示すると判定されたとき、当該迂回理由をユーザに提示する迂回理由提示手段とを有する経路案内装置である。
上記一態様において、上記第二の判定手段は、例えば、A)一般的なユーザには不自然な迂回パターンだとの印象を与える可能性が比較的高い迂回路について迂回理由を提示した方が好ましいであろうという観点から、上記第一の判定手段により最適経路として検索された迂回路が所定の迂回パターンに合致するとき、上記迂回理由判断手段により判断された迂回理由をユーザに提示すると判定してもよく、或いは、B)同じ迂回理由が繰り返し提示されると運転者に煩わしいとの印象を与えるおそれがあるとの観点から、過去にユーザに迂回理由が提示された回数に応じて、上記迂回理由判断手段により判断された迂回理由をユーザに提示するか否かを判定してもよく、或いは、C)運転者が案内された迂回路を拒否する可能性が高い場合には迂回理由を提示する必要性が低いであろういう観点から、過去のユーザによる迂回路拒否回数に応じて、上記迂回理由判断手段により判断された迂回理由をユーザに提示するか否かを判定してもよい。
上記一態様によれば、目的地までの最適経路として検索された経路が迂回路であった場合に、その迂回路が選ばれた理由が毎回提示されないため、運転者に迂回理由が過度に頻繁に提示され煩わしいとの印象を与えてしまう可能性を大幅に低減することができる。
なお、上記一態様において、上記迂回理由提示手段は、ユーザの意思を尊重する観点から、ユーザから要求されたときには、上記第二の判定手段による判定結果によらず、上記迂回理由判断手段により判断された迂回理由をユーザに提示することが好ましい。
本発明によれば、運転者に煩わしさを与えない経路案内装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。なお、カーナビゲーションシステムとして既に実用化されている一般的な経路案内装置の基本概念、主要なハードウェア構成、作動原理、及び基本的な制御手法等については当業者には既知であるため、詳しい説明を省略する。
以下、図1〜3を用いて、本発明の一実施例に係る経路案内装置について説明する。なお、車両に搭載され、設定された目的地までの最適経路を検索し、表示する一般的な経路案内装置はカーナビゲーションシステムとして既に知られているため、本装置が車両に搭載されている様子や運転者が本装置を操作している様子などを示す図面はここに添付することを省略する。
図1は、本実施例に係る経路案内装置100の概略構成図である。
経路案内装置100は、図示しないセンタと通信する通信部101を有する。通信部101が備えるアンテナの性能や形状並びに通信に利用する方式や周波数帯域などについては、特段の制限はなく、任意でよい。具体的には、例えば、既存の携帯電話や無線LANなどの通信規格に準拠した無線通信方式を採用することが考えられる。また、図示しないセンタと通信部101との間の通信接続は、直接的な無線通信接続に限られず、センタと有線通信接続された無線中継局を経由してもよく、或いは、車車間通信や衛星通信などの他の無線通信接続を経由してもよい。
上記センタからは、その時点での渋滞情報(及び、その理由:事故、イベント、工事、自然渋滞、など)、地域情報(例えば、お祭りや花火大会などのイベントや、中央分離帯有り、一方通行有り、道路幅狭い、景色が良い、など)、及び、道路工事情報などの最適経路の検索に利用可能な各種の情報が受信されるものとする。
経路案内装置100は、更に、例えばGPS(Global Positioning System;全地球測位システム)を利用して自車両の位置を検出する自車両位置検出部102を有する。自車両位置検出部102の検出精度(分解能)は高い(細かい)ほど好ましく、例えばRTK(Real Time Kinematic)−GPSなどの高精度GPSが利用されることが好ましい。
経路案内装置100は、更に、車両運転者が目的地を入力するためのユーザ入力部103を有する。ユーザ入力部103は、車両運転者が容易に操作できる位置に設けられることが望まれる。また、当業者には明らかなように、ユーザ入力部103は、ユーザが直感的に操作できるように、文字列を入力するキーパッドを備えているよりはむしろ、画面上のカーソル位置を移動させて選択・決定するための矢印キーや選択・決定キーを備えていることが望ましい。
ユーザ入力部103は、更に、最適経路が案内された車両運転者が経路検索をやり直しさせたり、或いは、後述するような条件が満たされたために迂回理由が提示されなかったときに提示を要求したりするのに用いられるように構成されるものとする。
経路案内装置100は、更に、地図情報と、迂回パターン及び対応する迂回理由と、一般的な利用者が不自然に感じる迂回パターン情報とを予め記憶保持する記憶部104を有する。記憶部104は、任意の種類・規格の記憶媒体でよい。また、記憶部104に記憶保持された地図情報、迂回パターン及び対応する迂回理由、及び、不自然迂回パターン情報は、例えば通信部101による通信を利用して、最新のバージョン/内容に適宜更新されることが好ましい。
また、記憶部104には、最適経路として検索された経路が迂回路であったときに迂回理由が運転者に対して提示された履歴、及び、最適経路として検索された迂回路をユーザが案内通りに通行した履歴がそれぞれ迂回パターンごとに随時記憶される。
経路案内装置100は、更に、地図情報上に自車両位置と検索された最適経路とを重畳表示する表示部105を有する。表示部105は、任意の種類のディスプレイ装置でよく、例えば液晶ディスプレイ(LCD)である。他の車載システム(例えば、マルチメディアシステムなど)のディスプレイ装置と兼用であってもよい。
当業者には明らかなように、ユーザ入力部103と表示部105とは、一体となったタッチパネル式ディスプレイ装置として実現することが可能であり、且つ、ユーザ利便性の観点からこのようなタッチパネル式のディスプレイ装置として実現されることがむしろ好ましい。
加えて、本実施例において、表示部105は、最適経路として検索された経路が迂回路であったときに、図2を参照して後に詳述するような条件に従って、例えば、「推奨経路が工事により渋滞」、「距離優先経路は事故により渋滞」、「時間短縮のため」、「掛かる時間は同じだが、より空いている」、「掛かる時間はほぼ同じだが、より景色がいい」といった迂回理由を運転者に提示するための文字メッセージを表示する。
経路案内装置100は、更に、経路案内に関連する音声メッセージを出力する音声出力部106を有する。本実施例において、音声出力部106は、特に、最適経路として検索された経路が迂回路であったときに、図2を参照して後に詳述するような条件に従って、例えば、「推奨経路が工事により渋滞」、「距離優先経路は事故により渋滞」、「時間短縮のため」、「掛かる時間は同じだが、より空いている」、「掛かる時間はほぼ同じだが、より景色がいい」といった迂回理由を運転者に提示するための音声メッセージを出力する。
音声出力部106は、車室内に設けられた任意のスピーカでよく、他の車載システム(例えば、オーディオビジュアルシステムなど)のスピーカと兼用であってもよい。
経路案内装置100は、更に、経路案内装置100の各構成要素を統括的に制御する制御部107を有する。制御部107は、例えば、ECU(Electronic Control Unit;電子制御ユニット)である。
このような構成の経路案内装置100において、制御部107は、運転者がユーザ入力部103を通じて目的地を入力すると、自車両位置検出部102によって検出された自車両位置と、入力された目的地と、通信部101を通じてセンタから取得された渋滞情報、地域情報、及び工事情報とを記憶部104に記憶保持された地図情報に照らして、例えば重み付けを利用するダイクストラ法などの任意のアルゴリズムを用いて、自車両現在位置から目的地までの最適な経路を検索する。
当業者には既知のように、ダイクストラ法では、リンク(道路)及びノード(交差点)の各々について経路評価値(コスト、重み)を設定し、検索された複数の経路について経路全体での評価値を比較し、最小評価値の経路が最適経路として選ばれることになる。
例えば、リンクの評価値は、道路長、道路種別(自動車専用道路/一般道)、道路幅員、車線数などに応じて設定され、ノードの評価値は、右左折レーンの有無、信号機の有無、横断歩道の有無、交差道路数などに応じて設定される。
通信部101を通じてセンタから取得された渋滞情報、地域情報、及び工事情報は、これらリンク及びノードの評価値に所定値を加算することによって、又は、無限大とする(すなわち、通行できないものとする)ことによって、反映される。
制御部107は、このようにして検索された最適経路を記憶部104に記憶保持された地図情報に重畳させて表示部105に画面表示させ、運転者に提示する。
本実施例において、制御部107は、この最適経路提示のとき、最適経路として選択された経路が迂回路であるか否かを判定し、迂回路である場合には更に迂回理由を運転者に提示する必要があるか否かを判定し、必要と判定された場合のみ表示部105及び/又は音声出力部106に迂回理由を説明するメッセージを出力させる。
制御部107は、迂回理由を運転者に提示した場合、当該迂回理由の提示が行われたことを記憶部104に記憶させ、迂回理由提示履歴を更新する。また、制御部107は、迂回理由提示後、自車両位置検出部102により検出される自車両位置を監視して、運転者が迂回理由と共に案内された迂回路に従って進行しているか否かを判定し、案内に従って迂回路を通行した場合には、運転者が案内に従って通行したことを記憶部104に記憶させ、迂回路通行履歴を更新する。
このような迂回理由提示処理の流れについて、次いで、図2のフローチャートを参照して説明する。
ユーザによって目的地が設定され、自車両現在位置から設定された目的地までの最適経路が算出されると、まず、制御部107は、最適経路として算出された経路が迂回路であるか否かを判定する(S201)。
ここで、迂回路とは、通信部101を通じてセンタから取得された渋滞情報、地域情報、及び工事情報を考慮せずに、リンク及びノードのコストのみを考慮した場合に最も低コストとなる推奨経路、及び、距離優先で検索された場合の最短距離経路、のいずれとも異なる経路を指す。
一例を図3に示す。図3において、Sは自車両現在位置、Eはユーザにより設定された目的地、丸印はノード、実線の線分はリンク、をそれぞれ指す。ノードを表す丸印の大きさは、ノードのコストの大きさに比例している。また、リンクを表す線分の長さは、リンクのコストの大きさに比例している。
図3に示した一例においては、経路Aの途中に工事渋滞が、経路Bの途中には事故渋滞が、それぞれ発生していることがセンタからの情報により判明しているものとする。
図3の例では、ノードコスト及びリンクコストの大きさを考慮すると、工事渋滞が発生していなければ、本来、経路Aが最小コストとなって推奨経路に選ばれるはずである。また、事故渋滞が発生していなければ、本来、経路Bが最短距離となって距離優先経路に選ばれるはずである。
しかしながら、図3の例では、経路A及び経路Bにおいてそれぞれ工事渋滞及び事故渋滞が発生していることが予め把握されているため、次に経路コストが小さい経路Cが最適経路として運転者に案内されることになる。
このような場合、経路Cは、渋滞情報がなければ本来推奨経路若しくは最短距離経路であった経路ではないため、迂回路であると言える。
図2に戻る。最適経路として検索された経路が迂回路でないと判定された場合(S201の「NO」)、迂回路でなければ以降の迂回理由を提示すべきか否かの判定を実行する必要がないため、直ちに本フローの1ルーチンを終了する。
他方、最適経路として検索された経路が迂回路であると判定された場合(S201の「YES」)、次いで、制御部107は、当該迂回路を記憶部104に記憶保持されたいずれの迂回パターンに合致するかを判定し、更に、合致した迂回パターンが記憶部104に記憶保持された一般的なユーザが不自然に感じる迂回パターンのいずれかに合致するか否かを判定する(S202)。
この判定は、平均的なユーザであれば通常は不自然に感じるであろう迂回パターンが案内されるときには、当該車両の運転者も案内された経路を不審に思うであろうとの洞察に基づき、予め保持する不自然な迂回パターンに合致する場合には(S202の「YES」)、迂回理由の提示が必要であると判断し、当該迂回路を最適経路として案内する際に併せて迂回理由も運転者に提示する(S206)。
他方、最適経路として検索された迂回路が不自然な迂回パターンのいずれにも合致しない場合(S202の「NO」)、次いで、制御部107は、当該迂回路が合致する迂回パターンを記憶部104に記憶保持された迂回路通行履歴に照らして、検索された迂回路(図3の例では経路C)に当てはまる迂回パターンについて、過去に当該迂回パターンに合致する迂回路が迂回理由と共に運転者に提示されたにもかかわらず、運転者が案内された当該迂回路を通行することを拒否した(例えば、別の経路を通行した、或いは、経路検索のやり直しを命じた、或いは、目的地を別の場所へ設定し直した、など)回数が所定回数以上であるか否かを判定する(S203)。
この判定は、当該迂回パターンについて迂回理由が提示されたにもかかわらず運転者がその案内を拒否したことが過去に所定回数以上あったということは、当該運転者固有の傾向として、運転者が当該迂回パターンを好んでいないなどの何らかの理由により今回も当該迂回路が案内されても拒否する可能性が高いと考えられるため、迂回理由を提示する必要性は比較的低い、という洞察に基づくものである。
したがって、最適経路として検索された迂回路について、過去に当該迂回路と同じ迂回パターンの迂回路が迂回理由と共に提示されたにもかかわらず、当該運転者がその案内を拒否したことが過去に所定回数以上あった場合(S203の「YES」)、運転者からユーザ入力部103を通じて迂回理由の提示が要求されない限り(S205の「NO」)、迂回理由の提示は不要と判断し、最適経路として検索された迂回路のみを運転者に提示する(S207)。
また、この場合(S203の「YES」)、当該迂回パターンのマッチ率を上げ、最適経路として検索された迂回路がいずれの迂回パターンに合致するかの判定において、当該迂回パターンが選ばれやすくする。
他方、最適経路として検索された迂回路に合致する迂回パターンについて、当該運転者が過去に迂回拒否した回数が所定回数以上でない場合(S203の「NO」)、次いで、制御部107は、当該迂回パターンを記憶部104に記憶保持された迂回理由提示履歴に照らして、最適経路として検索された当該迂回路(図3の例では経路C)に合致する迂回パターンに対応する迂回理由がこれまでに運転者に対して提示された回数が所定回数以上であるか否かを判定する(S203)。
ここで、過去の迂回理由提示回数は、過去の所定期間(例えば、過去6時間、過去12時間、過去24時間、など)内に提示された回数に限定してもよい。
この判定は、最適経路として検索された迂回路が合致する迂回パターンについて、迂回理由が(特に所定期間内に)所定回数以上提示されている場合、同じ迂回パターンについて迂回理由を更に提示されると、運転者が同じ迂回理由が過度に頻繁に提示されて煩わしいとの印象を持ちかねないとの洞察に基づくものである。
したがって、最適経路として検索された迂回路について、過去に当該迂回路と同じ迂回パターンの迂回理由が過去に所定回数以上提示されている場合(S204の「YES」)、運転者からユーザ入力部103を通じて迂回理由の提示が要求されない限り(S205の「NO」)、迂回理由の提示は不要と判断し、最適経路として検索された迂回路のみを運転者に提示する(S207)。
また、この場合(S204の「YES」)、当該迂回パターンのマッチ率を下げ、最適経路として検索された迂回路がいずれの迂回パターンに合致するかの判定において、当該迂回パターンが選ばれにくくする。
他方、最適経路として検索された迂回路について、当該迂回路と同じ迂回パターンの迂回理由が過去に所定回数以上提示されていない場合(S204の「NO」)、制御部107は、迂回理由の提示が必要と判断し、当該迂回路を最適経路として案内する際に併せて迂回理由も運転者に提示する(S206)。
既述のように、迂回理由提示の有無にかかわらず、運転者は、ユーザ入力部103を通じて、提示された迂回路を拒否し、別の経路を検索させることができる。
また、迂回理由が提示された場合(S206)、制御部107は、記憶部104に記憶保持された迂回理由提示履歴のうち当該迂回パターンの提示回数を1つインクリメントし、更新する。
さらに、迂回理由が提示された場合(S206)、制御部107は、提示された迂回路が運転者によって拒否された(例えば、案内された迂回路とは別の経路を走行した、或いは、経路検索のやり直しを命じた、或いは、目的地を別の場所へ設定し直した、など)か否かを判断し、拒否されたと判断した場合には記憶部104に記憶保持された迂回路拒否履歴を更新する。
このように、本実施例によれば、最適経路として迂回路が案内される際に、案内のたびに迂回理由を提示せず、運転者にとっての必要性や煩わしさを考慮して、迂回理由が運転者に対して適宜提示されるようにしたため、迂回理由提示による利便性の向上とユーザの快適性とを適切に両立させることができる。
本発明は、いわゆるカーナビゲーションシステムとして具現化される経路案内装置に利用できる。搭載される車両の動力源種類、燃料種類、外観デザイン、重量、サイズ、走行性能等はいずれも不問である。
本発明の一実施例に係る経路案内装置の概略構成図である。 本発明の一実施例に係る経路案内装置による迂回理由提示判定処理の流れを示すフローチャートである。 検索された経路から最適経路を選択する様子の一例を示す図である。
符号の説明
100 経路案内装置
101 通信部
102 自車両位置検出部
103 ユーザ入力部
104 記憶部
105 表示部
106 音声出力部
107 制御部

Claims (5)

  1. 車両に搭載され、設定された目的地までの最適経路を検索し、表示する経路案内装置であって、
    検索された最適経路が迂回路であるか否かを判定する第一の判定手段と、
    前記第一の判定手段により検索された最適経路が迂回路であると判定されたとき、その迂回路が最適経路に選ばれた理由を判断する迂回理由判断手段と、
    前記迂回理由判断手段により判断された迂回理由をユーザに提示するか否かを判定する第二の判定手段と、
    前記第二の判定手段により迂回理由をユーザに提示すると判定されたとき、当該迂回理由をユーザに提示する迂回理由提示手段と、を有することを特徴とする経路案内装置。
  2. 請求項1記載の経路案内装置であって、
    前記第二の判定手段は、前記第一の判定手段により最適経路として検索された迂回路が所定の迂回パターンに合致するとき、前記迂回理由判断手段により判断された迂回理由をユーザに提示すると判定する、ことを特徴とする経路案内装置。
  3. 請求項1記載の経路案内装置であって、
    前記第二の判定手段は、過去にユーザに迂回理由が提示された回数に応じて、前記迂回理由判断手段により判断された迂回理由をユーザに提示するか否かを判定する、ことを特徴とする経路案内装置。
  4. 請求項1記載の経路案内装置であって、
    前記第二の判定手段は、過去のユーザによる迂回路拒否回数に応じて、前記迂回理由判断手段により判断された迂回理由をユーザに提示するか否かを判定する、ことを特徴とする経路案内装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項記載の経路案内装置であって、
    前記迂回理由提示手段は、ユーザから要求されたときには、前記第二の判定手段による判定結果によらず、前記迂回理由判断手段により判断された迂回理由をユーザに提示する、ことを特徴とする経路案内装置。
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