JP2010032418A - 車両ナビゲーション装置及び携帯電話機を用いた経路探索システム - Google Patents
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Abstract
【課題】実用性に優れた経路探索を可能とする。
【解決手段】センター装置3は、携帯電話機25が無線基地局23に対して位置登録している状況に基づいて人の密集度に対応する経路コストを生成し、車両ナビゲーション装置2は、外部メモリ11に記憶されている経路コストをセンター装置3から受信した経路コストで更新し、車両の現在位置から目的地に至るまでの経路探索を当該更新した経路コストを用いて行う。車両の現在位置から目的地に至るまでの経路探索を携帯電話機25が無線基地局23に対して位置登録しているという動的に変化する状況を反映させて行える。
【選択図】図1
【解決手段】センター装置3は、携帯電話機25が無線基地局23に対して位置登録している状況に基づいて人の密集度に対応する経路コストを生成し、車両ナビゲーション装置2は、外部メモリ11に記憶されている経路コストをセンター装置3から受信した経路コストで更新し、車両の現在位置から目的地に至るまでの経路探索を当該更新した経路コストを用いて行う。車両の現在位置から目的地に至るまでの経路探索を携帯電話機25が無線基地局23に対して位置登録しているという動的に変化する状況を反映させて行える。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両の現在位置から目的地に至るまでの経路探索を予め記憶している経路コストを用いて行うように構成されてなる車両ナビゲーション装置、携帯電話機を用いた経路探索システムに関する。
車両ナビゲーション装置は、乗員が目的地を入力すると、車両の現在位置から目的地に至るまでの経路探索を予め記憶している経路コストを用いて行う経路探索機能を備えているのが一般的である。ところで、繁華街は歩行者や車両の通行量が多く、渋滞が頻繁に発生するという事情から、車両を運転する運転者においては繁華街を通行することは極力避けたいと考えることが多い。このような運転者の要望に対して、施設名称、ジャンル、住所、電話番号、座標情報などからなる施設検索データを用いて繁華街となるエリアを特定し、その繁華街として特定したエリアを避けた経路を乗員に通知する提案が供されている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−47266号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載されている技術は、施設検索データという静的なデータを用いて繁華街となるエリアを特定する構成であるので、時間帯に関係なく繁華街として特定したエリアを避けた経路を乗員に通知することになる。そのため、例えば早朝などの歩行者や車両の通行量が少なく、車両が通行し易い時間帯であっても、繁華街として特定したエリアを避けた経路を乗員に通知することになり、実用性に劣り、改善する余地があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、実用性に優れた経路探索を可能とする車両ナビゲーション装置及び携帯電話機を用いた経路探索システムを提供することにある。
請求項1に記載した車両ナビゲーション装置によれば、経路コスト取得手段は、携帯電話機が無線基地局に対して位置登録している状況に基づいてセンター装置が生成した人の密集度に対応する経路コストを当該センター装置から取得し、経路探索手段は、現在位置特定手段が特定した車両の現在位置から目的地設定手段が設定した目的地に至るまでの経路探索を経路コスト取得手段がセンター装置から経路コストを取得したことで経路コスト更新手段が更新した経路コスト記憶手段に記憶されている経路コストを用いて行う。これにより、車両の現在位置から目的地に至るまでの経路探索を携帯電話機が無線基地局に対して位置登録しているという動的に変化する状況を反映させて行うことができ、実用性を高めることができる。
請求項2に記載した車両ナビゲーション装置によれば、経路コスト更新手段は、装置負荷が閾値以下である場合に経路コスト要求信号送信手段が経路コスト要求信号をセンター装置に送信したことで経路コスト受信手段がセンター装置から送信された経路コストを受信した場合に、経路コスト記憶手段に記憶されている経路コストを経路コスト受信手段がセンター装置から受信した経路コストで更新する。これにより、車両ナビゲーション装置での装置負荷が閾値以下である時間帯で車両ナビゲーション装置に負担がかからない状況経路コストを更新することができる。
請求項3に記載した車両ナビゲーション装置によれば、経路表示手段は、車両の現在位置から目的地に至るまでの経路を表示する場合に、経路探索手段が車両の現在位置から目的地に至るまでの経路探索を経路コスト更新手段が更新した経路コスト記憶手段に記憶されている経路コストを用いて行ったことで決定した経路と、車両の現在位置から目的地に至るまでの経路探索を経路コスト更新手段が更新していない経路コスト記憶手段に記憶されている経路コストを用いて行ったことで決定した経路とを区別して表示する。これにより、携帯電話機が無線基地局に対して位置登録しているという動的に変化する状況を反映させた経路探索の手法で決定した経路と、従来の経路探索の手法で決定した経路とを区別して乗員に通知することができる。
請求項4に記載した携帯電話機を用いた経路探索システムによれば、無線基地局が形成している無線通信エリアを無線基地局毎に管理する無線通信エリア管理手段と、無線基地局に対して位置登録している携帯電話機の台数を無線基地局毎に管理する台数管理手段と、無線通信エリア管理手段が管理している無線通信エリアと台数管理手段が管理している携帯電話機の台数とに基づいて無線通信エリア内に存在する携帯電話機の台数を人の密集度を表す密集度情報として生成する密集度情報生成手段と、密集度情報生成手段が生成した密集度情報に基づいて経路コストを生成する経路コスト生成手段と、経路コスト生成手段が生成した経路コストを車両ナビゲーション装置に提供する経路コスト提供手段とを備えて構成されている。これにより、上記した請求項1に記載したものと同様にして、車両の現在位置から目的地に至るまでの経路探索を携帯電話機が無線基地局に対して位置登録しているという動的に変化する状況を反映させて行うことができ、実用性を高めることができる。
請求項5に記載した携帯電話機を用いた経路探索システムによれば、密集度情報生成手段は、無線通信エリア内に存在する携帯電話機のうち道路上に位置する携帯電話機を選別し、その選別した携帯電話機の台数を人の密集度を表す密集度情報として生成する。これにより、車両の通行の妨げになり得ない例えば建物内に居る人を密集度情報から除外することができ、経路探索を行う際の精度を高めることができる。
請求項6に記載した携帯電話機を用いた経路探索システムによれば、密集度情報生成手段は、無線通信エリア内に存在する携帯電話機のうち移動速度が所定速度未満である携帯電話機を選別し、その選別した携帯電話機の台数を人の密集度を表す密集度情報として生成する。これにより、車両の通行の妨げになり得ない例えば四輪車の脇をすり抜けて通行する自動二輪車を運転している人を密集度情報から除外することができ、経路探索を行う際の精度を高めることができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、携帯電話機を用いた経路探索システムの全体構成を概略的に示している。経路探索システム1は、車両に搭載されている車両ナビゲーション装置2とセンター側に設置されているセンター装置3とが移動通信可能に構成されている。車両ナビゲーション装置2は、制御部4(本発明でいう現在位置特定手段、目的地設定手段、経路探索手段、経路コスト更新手段)、位置検出器5、地図データ記憶装置6、操作スイッチ群7、通信装置8(本発明でいう経路コスト取得手段、経路コスト要求信号送信手段、経路コスト受信手段)、VICS受信機9、表示装置10(本発明でいう経路表示手段)、外部メモリ11(本発明でいう経路コスト記憶手段)、音声コントローラ12、音声認識装置13及びリモコンセンサ14を備えて構成されている。
制御部4は、マイクロコンピュータを主体として構成され、CPU、ROM、RAM、I/Oインタフェース、これらを接続するバスなど(いずれも図示せず)を備えて構成されており、車両ナビゲーション装置2の動作全般を制御する。位置検出器5は、Gセンサ5a、ジャイロスコープ5b、距離センサ5c及びGPS受信機5dを備えて構成され、これら位置検出器5の各構成要素は互いに性質の異なる検出誤差を有している。制御部4は、位置検出器5の各構成要素から検出信号を入力すると、それら入力した検出信号を互いに補完し、車両の現在位置、進行方向、車速、走行距離などを特定する。尚、位置検出器5は、要求される検出精度で車両の現在位置を特定可能であれば、これら全ての構成要素を備える必要はなく、また、ステアリングホイールの回転を検出する回転センサや各タイヤの回転を検出する車輪センサなどが組合わされて構成されていても良い。
地図データ記憶装置6は、例えばHDDやDVD−ROMやメモリカードなどの記録媒体から道路データ、背景データ、文字データ、経路コストデータ及び施設データなどを含むデジタル地図データを入力する。制御部4は、位置検出器5の各構成要素から入力した検出信号に基づいて特定した車両の現在位置を地図データ記憶装置6から取得した道路データに対してマップマッチングする。操作スイッチ群7は、表示装置10の周辺に配置されているメカニカルスイッチや表示装置10の例えばカラー液晶ディスプレイ上に形成されるタッチスイッチなどから構成され、乗員は操作スイッチ群7を操作することで地図の縮尺変更、メニュー表示選択、目的地設定、経路探索、経路案内開始、現在位置修正、表示画面変更、音量調整などを可能になっている。
通信装置8は、電話機能を有し、外部の通信装置との間で移動通信回線を接続して移動通信を行う。VICS受信機9は、外部のVICSセンターから配信されているVICS情報(交通情報、気象情報、日付情報、曜日情報、施設情報、広告情報など)を受信する。表示装置10は、例えばカラー液晶ディスプレイから構成され、乗員が選択可能なメニュー項目が一覧表示されるメニュー表示画面や、車両の現在位置に対応する現在位置図形が地図データの地図上に重畳表示される表示画面や、車両の現在位置から目的地に至るまでの経路が地図データの地図上に重畳表示される表示画面などの各種の表示画面を表示する。尚、表示装置10は、有機ELやプラズマディスプレイなどから構成されていても良い。
外部メモリ11は、例えば着脱可能なフラッシュメモリカードなどにより構成され、地図データ記憶装置6が記憶している経路コストデータに対応する経路コストを記憶可能に構成されている。制御部4は、乗員が操作スイッチ群7や操作リモコン17を操作して目的地を入力した場合には、その乗員が入力した目的地を設定し、続いて乗員が操作スイッチ群7や操作リモコン17を操作して経路探索を要求した場合には、車両の現在位置から目的地に至るまでの経路探索を外部メモリ11に記憶されている経路コストを用いて行う。尚、経路コストとは道路リンク毎に設定されている数値化された情報であり、車両が当該道路リンクを通過するのに要する時間に対応する情報である。
音声コントローラ12は、スピーカ15から出力させる音声を制御すると共にマイクロホン16が入力した音声を制御し、例えば制御部4が経路案内を実行しているときには経路案内の音声ガイダンスをスピーカ15から出力させる。音声認識装置13は、マイクロホン16が入力した音声を音声認識アルゴリズムに基づいて解析する。リモコンセンサ14は、操作リモコン17から送信された操作電波信号を受信して制御部4に出力する。操作リモコン17は、複数の操作スイッチ(図示せず)を有しており、乗員は操作スイッチを操作することで上記した操作スイッチ群7を操作した場合と同様にして地図の縮尺変更、メニュー表示選択、目的地設定、経路探索、経路案内開始、現在位置修正、表示画面変更、音量調整などを可能になっている。
センター装置3は、制御装置18(本発明でいう無線通信エリア管理手段、台数管理手段、密集度情報生成手段、経路コスト生成手段、経路コスト提供手段)、無線通信エリアデータベース19、台数データベース20、密集度情報データベース21、経路コストデータベース22を備えていると共に、携帯電話網における無線基地局23を管理する基地局管理装置24を接続して構成されている。
制御装置18は、マイクロコンピュータを主体として構成され、CPU、ROM、RAM、I/Oインタフェース、これらを接続するバスなど(いずれも図示せず)を備えて構成されており、センター装置3の動作全般を制御する。制御装置18は、無線基地局23が形成している無線通信エリアを無線基地局23毎に管理する機能、無線基地局23に対して位置登録している携帯電話機25の台数を無線基地局23毎に管理する機能、それら管理している無線通信エリアと携帯電話機25の台数とに基づいて無線通信エリア内に存在する携帯電話機25の台数を人の密集度を表す密集度情報として生成する機能、その生成した密集度情報に基づいて経路コストを生成する機能を有しており、無線基地局毎の無線通信エリアを無線通信エリアデータベース19により管理し、無線基地局毎の当該無線基地局に対して位置登録している携帯電話機の台数を台数データベース20により管理し、密集度情報を密集度情報データベース21により管理し、経路コストを経路コストデータベース22により管理している。
次に、上記した構成の作用について、図2ないし図5を参照して説明する。図2は車両ナビゲーション装置2の制御部4が行う処理をフローチャートで示しており、図3はセンター装置3の制御装置18が行う処理をフローチャートで示している。
車両ナビゲーション装置2において、制御部4は、装置負荷が予め設定されている閾値以下であるか否かを判定しており(ステップS1)、センター装置3から送信された経路コストを通信装置8により受信したか否かを判定しており(ステップS2)、経路探索の要求が発生したか否かを判定している(ステップS3)。
ここで、制御部4は、装置負荷が予め設定されている閾値以下である旨を判定すると(ステップS1にて「YES」)、外部メモリ11に記憶されている経路コストのうち例えば車両の現在位置を中心とする所定距離以内のエリアの道路リンクについて経路コストの更新日時に差分があるか否かを判定し(ステップS4)、経路コストの更新日時に差分がある旨を判定すると(ステップS4にて「YES」)、経路コスト要求信号を通信装置8からセンター装置3に送信させる(ステップS5)。また、制御部4は、センター装置3から送信された経路コストを通信装置8により受信した旨を判定すると(ステップS2にて「YES」)、外部メモリ11に記憶されている経路コストを通信装置8が受信した経路コストで更新する(ステップS6)。
また、制御部4は、乗員が操作スイッチ群7や操作リモコン17を操作して目的地を入力し、続いて乗員が操作スイッチ群7や操作リモコン17を操作して経路探索を要求した旨を判定すると(ステップS3にて「YES」)、その時点で外部メモリ11に記憶されている経路コストを読出し(取得し)(ステップS7)、車両の現在位置から目的地に至るまでの経路探索を外部メモリ11から読出した経路コストを用いて行い(ステップS8、経路探索を行って決定した経路を表示装置10に表示させる(ステップS9)。制御部4は、動作電源が供給されている状態(例えばACCスイッチがオンしている状態)では上記したステップS1〜S9を繰返して行う。
一方、センター装置3において、制御装置18は、装置負荷が予め設定されている閾値以下であるか否かを判定しており(ステップS11)、車両ナビゲーション装置2から送信された経路コスト要求信号を受信したか否かを判定している(ステップS12)。ここで、制御装置18は、装置負荷が予め設定されている閾値以下である旨を判定すると(ステップS11にて「YES」)、携帯電話機25が無線基地局23に対して位置登録している状況を取得し、携帯電話機25が位置している座標と無線基地局23の無線通信エリアとを対応付ける(ステップS13)。この場合、制御装置18は、携帯電話機25が位置登録している状況を取得する対象を地上に設置されている無線基地局23に限定することで車両が通行し得ない地下街などに設置されている無線基地局23を除外する。
次いで、制御装置18は、無線基地局23の無線通信エリアに対応付けた携帯電話機25の座標のうち道路上に位置しない携帯電話機25を除外して道路上に位置する携帯電話機25を選別し(ステップS14)、無線基地局23の無線通信エリアに対応付けた携帯電話機25の座標の各々について前回の座標と今回の座標との距離から移動速度を計算し、無線基地局23の無線通信エリアに対応付けた携帯電話機25の座標のうち移動速度が所定速度以上の携帯電話機25を除外して移動速度が所定速度未満の携帯電話機25を選別する(ステップS15)。
そして、制御装置18は、無線基地局23の無線通信エリアと道路上に位置し且つ移動速度が所定速度未満の携帯電話機25の台数とに基づいて無線通信エリア内に存在する携帯電話機25の台数を人の密集度を表す密集度情報として生成し(ステップS16)、その生成した密集度情報に対応する経路コストを生成し(計算し)(ステップS17)、その生成した経路コストを経路コストデータベース22に記憶させる(ステップS18)。この場合、人の密集度が高い道路リンクに対しては車両が当該道路リンクを通過するのに要する時間が長くなるように経路コストを生成し、一方、人の密集度が低い道路リンクに対しては車両が当該道路リンクを通過するのに要する時間が短くなるように経路コストを生成する。
また、制御装置18は、車両ナビゲーション装置2から送信された経路コスト要求信号を受信した旨を判定すると(ステップS12にて「YES」)、その時点で経路コストデータベース22が記憶している最新の経路コストを車両ナビゲーション装置2に送信させる(ステップS19)。制御装置18は、動作電源が供給されている状態では上記したステップS11〜S19を繰返して行う。すなわち、制御装置18は、最新の経路コストを
経路コストデータベース22に逐一記憶させておくことで、最新の経路コストを車両ナビゲーション装置2に送信させる。
経路コストデータベース22に逐一記憶させておくことで、最新の経路コストを車両ナビゲーション装置2に送信させる。
上記した処理を行うことにより、車両ナビゲーション装置2において、車両の現在位置から目的地に至るまでの経路探索を行う場合には、図4に示すように、センター装置3から経路コストを受信する以前であり、携帯電話機25の台数を考慮することなく(従来の)経路探索を行う場合であれば、車両の移動距離が短い「a1」、「a2」、「a3」の経路コストの総和が相対的に低ければ、その車両の移動距離が短い「a1」、「a2」、「a3」を経由する経路(太破線にて示す)を決定して出力するが、センター装置3から経路コストを受信した以後であり、携帯電話機25の台数を考慮して経路探索を行う場合であれば、上記した車両の移動距離が短い「a1」、「a2」、「a3」を経由する経路に位置している携帯電話機25の台数が相対的に多く且つ別の経路である「a4」、「a5」、「a6」、「a7」を経由する経路(太実線にて示す)に位置している携帯電話機25が相対的に少なければ、車両の移動距離が長くなったとしても「a4」、「a5」、「a6」、「a7」を経由する経路を決定して出力する。尚、経路を決定する場合には、携帯電話機25の台数を他の経路の台数と比較することで経路を決定しても良いし、基準となる判定値を設け、携帯電話機25の台数を判定値と比較することで経路を決定しても良い。
そして、車両の現在位置から目的地に至るまでの経路を表示する場合には、携帯電話機25の台数を考慮して経路探索を行って決定した経路だけを地図データの地図上に重畳表示しても良いが、図5に示すように、携帯電話機25の台数を考慮することなく経路探索を行って決定した経路を表示態様Aで地図データの地図上に重畳表示し、携帯電話機25の台数を考慮して経路探索を行って決定した経路を表示態様Aとは例えば表示色が異なる表示態様Bで地図データの地図上に重畳表示することで、それら経路を区別して地図データの地図上に重畳表示しても良い。
以上に説明したように本実施形態によれば、携帯電話機25を用いた経路探索システム1において、センター装置3において、携帯電話機25が無線基地局23に対して位置登録している状況に基づいて人の密集度に対応する経路コストを生成し、車両ナビゲーション装置2において、外部メモリ11に記憶されている経路コストをセンター装置3から受信した経路コストで更新し、車両の現在位置から目的地に至るまでの経路探索を当該更新した経路コストを用いて行うように構成したので、車両の現在位置から目的地に至るまでの経路探索を携帯電話機25が無線基地局23に対して位置登録しているという動的に変化する状況を反映させて行うことができ、実用性を高めることができる。また、結果的に目的地に早く到着することができる利点もある。
また、車両ナビゲーション装置2において、装置負荷が閾値以下である場合に経路コスト要求信号をセンター装置3に送信し、センター装置3から送信された経路コストを受信した場合に、外部メモリ11に記憶されている経路コストをセンター装置3から受信した経路コストで更新するように構成したので、装置負荷が閾値以下である時間帯で車両ナビゲーション装置2に負担がかからない状況で経路コストを更新することができる。
また、センター装置3において、無線通信エリア内に存在する携帯電話機25のうち道路上に位置する携帯電話機25や移動速度が所定速度未満である携帯電話機25を選別して密集度情報として生成するように構成したので、車両の通行の妨げになり得ない例えば建物内に居る人や四輪車の脇をすり抜けて通行する自動二輪車を運転している人を密集度情報から除外することができ、経路探索を行う際の精度を高めることができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
車両ナビゲーション装置において、装置負荷の状況に拘らず、経路コスト要求信号をセンター装置に送信させても良く、センター装置において、装置負荷の状況に拘らず、携帯電話機が無線基地局に対して位置登録している状況を取得し、経路コストを生成するようにしても良い。
車両ナビゲーション装置において、装置負荷の状況に拘らず、経路コスト要求信号をセンター装置に送信させても良く、センター装置において、装置負荷の状況に拘らず、携帯電話機が無線基地局に対して位置登録している状況を取得し、経路コストを生成するようにしても良い。
図面中、1は経路探索システム、2は車両ナビゲーション装置、3はセンター装置、4は制御部(現在位置特定手段、目的地設定手段、経路探索手段、経路コスト更新手段)、8は通信装置(経路コスト取得手段、経路コスト要求信号送信手段、経路コスト受信手段)、10は表示装置(経路表示手段)、11は外部メモリ(経路コスト記憶手段)、18は制御装置(無線通信エリア管理手段、台数管理手段、密集度情報生成手段、経路コスト生成手段、経路コスト提供手段)、23は無線基地局、25は携帯電話機である。
Claims (6)
- 車両の現在位置を特定する現在位置特定手段と、目的地を設定する目的地設定手段と、経路コストを記憶する経路コスト記憶手段と、前記現在位置特定手段が特定した車両の現在位置から前記目的地設定手段が設定した目的地に至るまでの経路探索を前記経路コスト記憶手段に記憶されている経路コストを用いて行う経路探索手段とを備えた車両ナビゲーション装置であって、
携帯電話機が無線基地局に対して位置登録している状況に基づいてセンター装置が生成した人の密集度に対応する経路コストを当該センター装置から取得する経路コスト取得手段と、
前記経路コスト記憶手段に記憶されている経路コストを前記経路コスト取得手段がセンター装置から取得した経路コストで更新する経路コスト更新手段とを備え、
前記経路探索手段は、車両の現在位置から目的地に至るまでの経路探索を前記経路コスト取得手段がセンター装置から経路コストを取得したことで前記経路コスト更新手段が更新した前記経路コスト記憶手段に記憶されている経路コストを用いて行うことを特徴とする車両ナビゲーション装置。 - 請求項1に記載した車両ナビゲーション装置において、
装置負荷が閾値以下である場合に経路コスト要求信号をセンター装置に送信する経路コスト要求信号送信手段と、
センター装置から送信された経路コストを受信する経路コスト受信手段とを備え、
前記経路コスト更新手段は、装置負荷が閾値以下である場合に前記経路コスト要求信号送信手段が経路コスト要求信号をセンター装置に送信したことで前記経路コスト受信手段がセンター装置から送信された経路コストを受信した場合に、前記経路コスト記憶手段に記憶されている経路コストを前記経路コスト受信手段がセンター装置から受信した経路コストで更新することを特徴とする車両ナビゲーション装置。 - 請求項1または2に記載した車両ナビゲーション装置において、
車両の現在位置から目的地に至るまでの経路を表示する経路表示手段を備え、
前記経路表示手段は、前記経路探索手段が車両の現在位置から目的地に至るまでの経路探索を前記経路コスト更新手段が更新した前記経路コスト記憶手段に記憶されている経路コストを用いて行ったことで決定した経路と、車両の現在位置から目的地に至るまでの経路探索を前記経路コスト更新手段が更新していない前記経路コスト記憶手段に記憶されている経路コストを用いて行ったことで決定した経路とを区別して表示することを特徴とする車両ナビゲーション装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載した車両ナビゲーション装置と、センター装置とを備えた携帯電話機を用いた経路探索システムであって、
前記センター装置は、無線基地局が形成している無線通信エリアを無線基地局毎に管理する無線通信エリア管理手段と、無線基地局に対して位置登録している携帯電話機の台数を無線基地局毎に管理する台数管理手段と、前記無線通信エリア管理手段が管理している無線通信エリアと前記台数管理手段が管理している携帯電話機の台数とに基づいて無線通信エリア内に存在する携帯電話機の台数を人の密集度を表す密集度情報として生成する密集度情報生成手段と、前記密集度情報生成手段が生成した密集度情報に基づいて経路コストを生成する経路コスト生成手段と、前記経路コスト生成手段が生成した経路コストを車両ナビゲーション装置に提供する経路コスト提供手段とを備えて構成されていることを特徴とする携帯電話機を用いた経路探索システム。 - 請求項4に記載した携帯電話機を用いた経路探索システムにおいて、
前記密集度情報生成手段は、無線通信エリア内に存在する携帯電話機のうち道路上に位置する携帯電話機を選別し、その選別した携帯電話機の台数を人の密集度を表す密集度情報として生成することを特徴とする携帯電話機を用いた経路探索システム。 - 請求項4に記載した携帯電話機を用いた経路探索システムにおいて、
前記密集度情報生成手段は、無線通信エリア内に存在する携帯電話機のうち移動速度が所定速度未満である携帯電話機を選別し、その選別した携帯電話機の台数を人の密集度を表す密集度情報として生成することを特徴とする携帯電話機を用いた経路探索システム。
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