JP2008001474A - 昇降装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストアップを招くことなく装置のコンパクト化等を図ることのできる昇降装置を提供する。
【解決手段】パンタグラフ式昇降台支持機構3を介して昇降台2を昇降駆動する昇降台駆動機構4が基台1の上面部に設置されたリニアガイドと、リニアガイドのスライダを水平方向にスライド駆動するボールねじ6と、ボールねじ6のねじ軸を回転駆動する駆動モータ7とからなる昇降装置において、昇降台2の下降時に昇降台2から押圧力を受けて圧縮変形するコイルバネ8を基台1の上面部に設けた。
【選択図】図1
【解決手段】パンタグラフ式昇降台支持機構3を介して昇降台2を昇降駆動する昇降台駆動機構4が基台1の上面部に設置されたリニアガイドと、リニアガイドのスライダを水平方向にスライド駆動するボールねじ6と、ボールねじ6のねじ軸を回転駆動する駆動モータ7とからなる昇降装置において、昇降台2の下降時に昇降台2から押圧力を受けて圧縮変形するコイルバネ8を基台1の上面部に設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、高さ調節機能を有する診察台などに用いられる昇降装置に関し、特に、基台と昇降台との間にパンタグラフ式昇降台支持機構を有する昇降装置に関する。
基台と昇降台との間にパンタグラフ式昇降台支持機構を有する昇降装置は、従来、昇降台を昇降駆動する手段として、油圧シリンダなどのシリンダ装置を用いている場合が多い(例えば、特許文献1参照)。このため、この種の昇降装置は、昇降台の昇降ストロークとほぼ同じストロークの大型シリンダ装置を必要とし、重量の増大や装置の大型化を招くなどの難点がある。また、昇降台の高さを例えばミリ単位で任意の高さに微調整することが難しいという難点もある。
そこで、かかる難点を解消するため、本発明者は、図5に示す昇降装置を先に考案した。同図に示される昇降装置は基台1と、この基台1の上方に設けられた昇降台2と、この昇降台2と基台1との間に設けられたパンタグラフ式昇降台支持機構3とを備えており、昇降台2は、昇降台駆動機構4によりパンタグラフ式昇降台支持機構3を介して昇降駆動されるようになっている。
昇降台駆動機構4は、図6に示すように、基台1の上面部に互いに平行に設置された一対のリニアガイド51,52と、これらリニアガイド51,52のスライダ51a,52aを水平方向にスライド駆動するボールねじ6と、このボールねじ6のねじ軸6aを回転駆動する駆動モータ7とからなり、ボールねじ6のナット6bは、リニアガイド51,52のスライダ51a,52aに固定されている。
したがって、ボールねじ6のねじ軸6aが駆動モータ7により所定方向に回転駆動され、これに伴ってボールねじ6のナット6b及びリニアガイド51,52のスライダ51a,52aが直線運動すると、図7に示すように、パンタグラフ式昇降台支持機構3が上方に伸長したり下方に短縮したりすることによって昇降台2が上下方向に昇降するようになっている。
特開2005−170572号公報
このような昇降装置は昇降台2を昇降駆動する手段として油圧シリンダなどのシリンダ装置を用いる必要がないので、昇降装置のコンパクト化等を図ることができる。また、パンタグラフ式昇降台支持機構3を介して昇降台2を昇降駆動する昇降台駆動機構4が基台1の上面部に互いに平行に設置された一対のリニアガイド51,52と、これらリニアガイド51,52のスライダ51a,52aを水平方向にスライド駆動するボールねじ6と、このボールねじ6のねじ軸6aを回転駆動する駆動モータ7とから構成されているため、昇降台2の高さをミリ単位で微調整することができるが、次のような改善すべき課題を有していた。
すなわち、図5に示した昇降装置では、パンタグラフ式昇降台支持機構3が多少なりとも伸長状態にある場合には比較的低トルクで昇降台2を昇降駆動することができるが、図7(b)に示すように、パンタグラフ式昇降台支持機構3が折り畳み状態にある場合には昇降台2を押し上げるのに比較的大きなトルクを必要とする。このため、ボールねじ6のねじ軸6aを駆動する駆動モータ7として、トルクの大きいモータを用いる必要があり、コストアップを招くという問題があった。
本発明は上述した問題点に着目してなされたものであり、その目的は、コストアップを招くことなく装置のコンパクト化等を図ることのできる昇降装置を提供することにある。
本発明は上述した問題点に着目してなされたものであり、その目的は、コストアップを招くことなく装置のコンパクト化等を図ることのできる昇降装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、基台と、該基台の上方に設けられた昇降台と、該昇降台と前記基台との間に設けられたパンタグラフ式昇降台支持機構と、該パンタグラフ式昇降台支持機構を介して前記昇降台を昇降駆動する昇降台駆動機構とを具備し、該昇降台駆動機構が前記基台の上面部に設置された複数のリニアガイドと、該リニアガイドのスライダを水平方向にスライド駆動するボールねじと、該ボールねじのねじ軸を回転駆動する駆動モータとを含んで構成される昇降装置において、前記昇降台の下降時に前記昇降台または前記基台から押圧力を受けて圧縮変形する弾性体を前記基台の上面部または前記昇降台の下面部に設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の昇降装置において、前記弾性体を前記基台の上面部または前記昇降台の下面部に複数設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の昇降装置において、前記弾性体を前記基台の上面部または前記昇降台の下面部に複数設けたことを特徴とする。
本発明に係る昇降装置によれば、パンタグラフ式昇降台支持機構が折り畳み状態にある場合でも昇降台を比較的低トルクで昇降駆動することが可能となり、ボールねじのねじ軸を回転駆動する駆動モータとしてトルクの大きいモータを用いる必要がないので、コストアップを招くことなく装置のコンパクト化等を図ることができる。また、昇降台の高さを任意の高さに微調整することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の第1の実施形態を図1〜図3に示す。図1に示される昇降装置は基台1と、この基台1の上方に設けられた昇降台2と、この昇降台2と基台1との間に設けられたパンタグラフ式昇降台支持機構3とを備えており、昇降台2は、図2に示す昇降台駆動機構4によりパンタグラフ式昇降台支持機構3を介して昇降駆動されるようになっている。
本発明の第1の実施形態を図1〜図3に示す。図1に示される昇降装置は基台1と、この基台1の上方に設けられた昇降台2と、この昇降台2と基台1との間に設けられたパンタグラフ式昇降台支持機構3とを備えており、昇降台2は、図2に示す昇降台駆動機構4によりパンタグラフ式昇降台支持機構3を介して昇降駆動されるようになっている。
昇降台駆動機構4は基台1の上面部に互いに平行に設置された一対のリニアガイド51,52と、これらリニアガイド51,52のスライダ51a,52aを水平方向にスライド駆動するボールねじ6と、このボールねじ6のねじ軸6aを回転駆動する駆動モータ7とからなり、ボールねじ6のナット6bは、リニアガイド51,52のスライダ51a,52aに固定されている。
基台1は昇降台2の下面部2aと対向する上面部1aを有しており、この上面部1aの中央部付近には、弾性体としてのコイルバネ8が立設されている。
基台1は昇降台2の下面部2aと対向する上面部1aを有しており、この上面部1aの中央部付近には、弾性体としてのコイルバネ8が立設されている。
このような構成において、図3(a)に示す状態から昇降台2を下降させると、図3(b)に示すように、昇降台2の下面部2aがコイルバネ8の上端部に当接する。そして、昇降台2をさらに下降させると、図3(c)に示すように、コイルバネ8が昇降台2から押圧力を受けることによって圧縮変形する。このとき、昇降台2の下面部2aにはコイルバネ8のバネ力が昇降台2を上方に付勢する付勢力として作用するため、パンタグラフ式昇降台支持機構3が図3(c)に示す状態すなわち折り畳み状態にある場合でも昇降台2を比較的低トルクで昇降駆動することが可能となる。これにより、ボールねじ6のねじ軸6aを回転駆動する駆動モータ7としてトルクの大きいモータを用いる必要がないので、コストアップを招くことなく装置のコンパクト化等を図ることができる。また、昇降台2の高さを例えばミリ単位で微調整することができる。
上述した実施形態では昇降台2から押圧力を受けて圧縮変形する弾性体としてコイルバネを例示したが、これに限られるものではない。たとえば、昇降台2から押圧力を受けて圧縮変形する弾性体として、スポンジやゴムなどを用いてもよい。
また、上述した実施形態では基台1の上面部1aに設置されたコイルバネ8を昇降台2からの押圧力により圧縮変形させて昇降台2を上方に付勢するようにしたが、コイルバネなどの弾性体を昇降台2の下面部に固定し、この弾性体を基台1からの押圧力により圧縮変形させて昇降台2を上方に付勢するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では基台1の上面部1aに設置されたコイルバネ8を昇降台2からの押圧力により圧縮変形させて昇降台2を上方に付勢するようにしたが、コイルバネなどの弾性体を昇降台2の下面部に固定し、この弾性体を基台1からの押圧力により圧縮変形させて昇降台2を上方に付勢するようにしてもよい。
さらに、上述した実施形態では基台1の上面部に1個のコイルバネ8を設置したものを例示したが、図4に示すように、基台1の上面部に複数個のコイルバネ8を設置してもよい。また、上述した実施形態ではコイルバネ8のバネ力で昇降台2を上方に付勢する構成としたが、マグネットの反発力で昇降台2を上方に付勢するようにしてもよい。
1 基台
2 昇降台
3 パンタグラフ式昇降台支持機構
4 昇降台駆動機構
5 リニアガイド
6 ボールねじ
7 駆動モータ
8 コイルバネ
2 昇降台
3 パンタグラフ式昇降台支持機構
4 昇降台駆動機構
5 リニアガイド
6 ボールねじ
7 駆動モータ
8 コイルバネ
Claims (2)
- 基台と、該基台の上方に設けられた昇降台と、該昇降台と前記基台との間に設けられたパンタグラフ式昇降台支持機構と、該パンタグラフ式昇降台支持機構を介して前記昇降台を昇降駆動する昇降台駆動機構とを具備し、該昇降台駆動機構が前記基台の上面部に設置された複数のリニアガイドと、該リニアガイドのスライダを水平方向にスライド駆動するボールねじと、該ボールねじのねじ軸を回転駆動する駆動モータとを有して構成される昇降装置において、
前記昇降台の下降時に前記昇降台または前記基台から押圧力を受けて圧縮変形する弾性体を前記基台の上面部または前記昇降台の下面部に設けたことを特徴とする昇降装置。 - 請求項1記載の昇降装置において、前記弾性体を前記基台の上面部または前記昇降台の下面部に複数設けたことを特徴とする昇降装置。
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JP2006172672A JP2008001474A (ja) | 2006-06-22 | 2006-06-22 | 昇降装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102219162A (zh) * | 2010-04-14 | 2011-10-19 | 泰怡凯电器(苏州)有限公司 | 升降支架及其空气处理装置 |
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CN110481357A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-11-22 | 大连罗宾森电源设备有限公司 | 剪叉式下压充电弓 |
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2006
- 2006-06-22 JP JP2006172672A patent/JP2008001474A/ja active Pending
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