JP2008001260A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】サイプ内に吸い上げることができる水分量を増大させることにより氷上における制動性能を向上させた空気入りタイヤを提供することを課題とする。
【解決手段】周方向溝と横溝とによって区画された複数のブロック26がタイヤのトレッド部に形成されている。このブロック26には、両端がブロック26内で閉じているサイプ28と、ブロック26及びサイプ28を貫通し、両端で横溝に開口している貫通孔32と、が形成されている。本実施形態では、タイヤが転動することによって、貫通孔32内を流動する空気流が発生する。この結果、空気流が発生しない場合に比べて貫通孔32内の空気圧力が低下し、貫通孔32と連通しているサイプ28内の空気圧力も低下する。このため、氷路面上に水が発生していると、氷路面上の水の少なくとも一部がサイプ28へ能動的に吸い上げられる。これにより、ブロック26と氷路面との間の摩擦力が上がる。
【選択図】図3
【解決手段】周方向溝と横溝とによって区画された複数のブロック26がタイヤのトレッド部に形成されている。このブロック26には、両端がブロック26内で閉じているサイプ28と、ブロック26及びサイプ28を貫通し、両端で横溝に開口している貫通孔32と、が形成されている。本実施形態では、タイヤが転動することによって、貫通孔32内を流動する空気流が発生する。この結果、空気流が発生しない場合に比べて貫通孔32内の空気圧力が低下し、貫通孔32と連通しているサイプ28内の空気圧力も低下する。このため、氷路面上に水が発生していると、氷路面上の水の少なくとも一部がサイプ28へ能動的に吸い上げられる。これにより、ブロック26と氷路面との間の摩擦力が上がる。
【選択図】図3
Description
本発明は、サイプを有する複数のブロックがトレッド部に形成された空気入りタイヤに関する。
氷上におけるブレーキ性能(制動性能)を向上させるために、氷上に発生する水をタイヤのトレッド部に形成されたサイプに逃がすことが従来から行われてきている。しかし、従来、サイプが吸収できる水分量が大きくないため、特に氷表面に水が発生しやすい温度において、水の逃げ道を充分に確保し難い。このため、トレッド部が水膜上に乗った状態になってしまってサイプによる吸水効果を充分に得難い場合があった。
この対策として、サイプに連通する中空ゾーンをサイプ底に形成し、吸水量を増大させることが開示されている(例えば特許文献1〜3参照)。
しかし、特許文献1〜3よりも更に吸水効果を得ることができる空気入りタイヤが実現されると、氷上における制動性能が更に向上して好ましい。
なお、吸水量を増大させようとして特許文献1〜3において中空ゾーンを含めたサイプ容積を大きくし過ぎると、ブロック剛性が低下して吸水性能が逆に低下してしまうという難点がある。また、特許文献1〜3では、サイプが路面に当接して吸水するときの吸水方向が重力方向とは反対方向なので、吸水させ難く、排水性という点では限度がある。
特表2002−501458号公報
特表2004−513014号公報
特開2003−159911号公報
本発明は、上記事実を考慮して、サイプ内に吸い上げることができる水分量を増大させることにより氷上における制動性能を向上させた空気入りタイヤを提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、周方向溝と横溝とによって区画された複数のブロックがトレッド部に形成され、前記ブロックには、両端が前記ブロック内で閉じている少なくとも1つのサイプと、前記ブロック及び前記サイプを貫通し、両端で横溝に開口している貫通孔と、が形成されている、ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、空気入りタイヤが転動することによって、貫通孔内を流動する空気流が発生する。この結果、空気流が発生しない場合に比べて貫通孔内の空気圧力が低下し、貫通孔と連通しているサイプ内の空気圧力も低下する。このサイプ内の空気圧力の低下によってサイプがスポイトの吸水作用としての働きをするため、路面上に水が発生していると、路面上の水の少なくとも一部がサイプへ能動的に吸い上げられる。これにより、ブロックと路面との間の摩擦力が上がるので、路面に対するブロックのすべりが抑制され、制動性能(ブレーキ性能)が向上する。
請求項2に記載の発明は、前記貫通孔がタイヤ周方向に沿って形成されている、ことを特徴とする。
空気入りタイヤが転動したときに貫通孔内に最も高い流速の空気流を発生させる貫通孔方向は、タイヤ周方向である。従って、請求項2に記載の発明により、空気入りタイヤが転動したときに貫通孔内に発生する空気流の流速を効率良く高くすることができる。
請求項3に記載の発明は、前記貫通孔は、前記サイプを貫通する位置に形成されている、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、貫通孔のうち上記サイプと交差している交差部では、貫通孔の全周にわたってサイプが連通しているので、貫通孔とサイプとが連通(接続)している面積が大きくなる。これにより、タイヤの転動によるサイプ内の空気圧低下速度が速くなるので、サイプへの水の吸い上げ速度を高めることができる。
請求項4に記載の発明は、前記貫通孔が円筒状孔である、ことを特徴とする。これにより、貫通孔の構成が簡素である。
請求項5に記載の発明は、前記貫通孔の断面積は、前記貫通孔の開口側を形成するブロック側壁の面積の2〜12%の範囲内である、ことを特徴とする。
2%よりも小さいと、サイプで吸い上げられた水が貫通孔内を流れ難くなるからである。また、貫通孔の孔径が小さいほど貫通孔内の空気流速が速くなる。このため、12%よりも大きいと、貫通孔内の空気流速がさほど上がらず、空気圧力が充分に低下しないので、サイプから水を吸い上げ難くなるからである。
請求項6に記載の発明は、前記貫通孔の孔壁が、前記貫通孔のうち前記サイプと交差している交差部から両端に向けてラッパ状に広がっていて、前記貫通孔の断面積が、前記横溝に開口している端部で最も広く、前記交差部に向けて徐々に小さくなっている、ことを特徴とする。
これにより、交差部における貫通孔内の空気流速を、貫通孔の上記端部における空気流速よりも速くすることができるので、交差部における空気圧力を更に効率良く低減させることができる。
請求項7に記載の発明は、前記交差部における前記貫通孔の断面積が、前記端部における前記貫通孔の断面積の2〜12%の範囲内にされている、ことを特徴とする。
2%よりも小さいと、サイプで吸い上げられた水が貫通孔内を流れ難くなるからである。また、12%よりも大きいと、貫通孔内の空気流速がさほど上がらず、空気圧力が充分に低下しないので、サイプから水を吸い上げ難くなるからである。
本発明によれば、サイプ内に吸い上げることができる水分量を増大させることにより氷上における制動性能を向上させた空気入りタイヤとすることができる。
以下、実施形態を挙げ、本発明の実施の形態について説明する。なお、第2実施形態以下では、既に説明した構成要素と同様のものには同じ符号を付して、その説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る空気入りタイヤ10は、両端部がそれぞれビードコア11で折り返された1層又は複数層で構成されるカーカス12を備えている。
まず、第1実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る空気入りタイヤ10は、両端部がそれぞれビードコア11で折り返された1層又は複数層で構成されるカーカス12を備えている。
カーカス12のクラウン部12Cのタイヤ径方向外側には、複数枚(例えば2枚)のベルトプライが重ねられたベルト層14が埋設されている。
ベルト層14のタイヤ径方向外側には、溝を配設したトレッド部16が形成されている。図2に示すように、トレッド部16には、タイヤ赤道面CL上とその両側とに、タイヤ周方向Uに沿った複数本の周方向溝(主溝)22が形成されている。また、トレッド部16には、タイヤ周方向と交差する複数本の横溝24が形成されている。本実施形態では、横溝24はタイヤ幅方向Vに沿って形成されている。各横溝24の両端部は、周方向溝22に連通するか、又は、トレッド端Tを越えてタイヤ幅方向外側へ排水可能なように延びている。
ここで、トレッド端とは、空気入りタイヤをJATMA YEAR BOOK(2005年度版、日本自動車タイヤ協会規格)に規定されている標準リムに装着し、JATMA YEAR BOOKでの適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力(内圧−負荷能力対応表の太字荷重)に対応する空気圧(最大空気圧)の100%を内圧として充填し、最大負荷能力を負荷したときのタイヤ幅方向最外の接地部分を指す。なお、使用地又は製造地においてTRA規格、ETRTO規格が適用される場合は各々の規格に従う。
トレッド部16には、図2に示すように、周方向溝22及び横溝24によって多数のブロック26が形成されている。
図2〜図4に示すように、各ブロック26には、横溝24に沿ったサイプ28が形成されている。各サイプ28の両端はブロック26内で閉じており、ブロック側壁には開口していない。本実施形態では、サイプ28は各ブロック26に1つ形成されている。また、本実施形態では、サイプ28は、各ブロック26で、タイヤ周方向Uにおける中央位置にタイヤ幅方向Vに沿って形成されている。
また、各ブロック26には、ブロック26及びサイプ28をタイヤ周方向Uに貫通し、両端で横溝24に開口している貫通孔32が形成されている。貫通孔32の孔壁は円筒内面状であり、また、貫通孔32の開口面積は、貫通孔32の開口側を形成するブロック側壁26S1(或いはブロック側壁26S2)の面積の2〜12%の範囲内である。
ブロック表面(踏面)からの貫通孔32の深さ位置については、サイプ28に吸い上げられる水の量が多くする観点ではなるべく深くしたほうが好ましい。また、貫通孔32はサイプ28と連通している必要があるので、最も深くてもサイプ28の底に連通する深さ位置である。
各ブロック26における貫通孔32のタイヤ幅方向位置については、ブロック剛性の観点上、ブロック26のタイヤ幅方向の中央に配置するとよい。
(作用、効果)
以下、本実施形態に係る空気入りタイヤ10を車両に装着して氷路面上を走行したときの作用、効果について説明する。
以下、本実施形態に係る空気入りタイヤ10を車両に装着して氷路面上を走行したときの作用、効果について説明する。
図4に示すように、タイヤ踏み込み側Iからタイヤ蹴り出し側Kへ空気入りタイヤ10が回転移動していく際、貫通孔32内を流れる空気流Fが発生する。この結果、空気流Fが発生しない場合に比べて貫通孔32内の空気圧力が低下する。ここで、貫通孔32は、貫通孔32のうちサイプ28と交差する交差部32Cでサイプ28に連通しているので、サイプ28内の空気圧力も低下する。このため、スポイトの吸水作用としての働きによりサイプ28内へ水膜を吸い上げることができる。
従って、タイヤ踏み込み側Iの氷路面S上に水膜Wが発生していると、この水膜Wがサイプ28へ効果的に吸い上げられて氷路面S上から除去される。これにより、タイヤ踏み込み側Iでブロック26と氷路面Sとの間の摩擦力が上がるので、路面に対するブロック26のすべりが抑制され、ブレーキ性能が向上する。この効果は、水の発生量が多い0℃近傍の温度において特に顕著に認められる。
また、空気入りタイヤ10が転動したときに貫通孔32内に最も高い流速の空気流を発生させる貫通孔方向は、タイヤ周方向Uである。本実施形態では、貫通孔32がタイヤ周方向Uに沿って形成されているので、これにより、空気入りタイヤ10が転動したときに貫通孔32内に発生する空気流の流速を効率良く高くすることができる。
また、貫通孔32は、ブロック26のみならずサイプ28をも貫通する位置に形成されている。従って、貫通孔32のうちサイプ28と交差している交差部32Cでは、貫通孔32の全周にわたってサイプ28が連通しているので、貫通孔32とサイプとが連通している面積が大きくなる。これにより、空気入りタイヤ10の転動によるサイプ28内の空気圧低下速度が速くなるので、サイプ28への水の吸い上げ速度を高めることができる。
更に、本実施形態では、貫通孔32の孔壁が円筒内面状であるので、貫通孔32の構成が簡素である。
また、本実施形態では、貫通孔32の断面積は、貫通孔32の開口側を形成するブロック側壁26S1の面積の2〜12%の範囲内である。これにより、サイプ28で吸い上げられた水を貫通孔32内で滞りなく流すことができ、しかも、貫通孔32内の空気流速を充分に上げ易いので、サイプ28から水を充分に吸い上げることができる。
なお、本実施形態では、サイプ28は横溝24に沿った平板状の空隙とされているが、本発明はこれに限らず、例えば、ブロック表面でジグザグ状に延びる空隙とされていてもよい。ここで、ブロック表面でサイプ28がジグザグ状に延びるとは、ブロック表面におけるサイプ28の延びる方向に対して傾斜しているサイプ部分が、傾斜方向が互い違いになるように折り返しながら延びることをいう。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態に係る空気入りタイヤでは、第1実施形態で説明したブロック26に代えて、図5に示すようなブロック36がトレッド部に形成されている。
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態に係る空気入りタイヤでは、第1実施形態で説明したブロック26に代えて、図5に示すようなブロック36がトレッド部に形成されている。
このブロック36には、第1実施形態で説明した貫通孔32に代えて貫通孔42が形成されている。本実施形態では、貫通孔42の孔壁が、貫通孔42のうちサイプ28と交差している交差部42Cから両端部42(端部42E1及び端部42E2)に向けてラッパ状に広がっている。本実施形態では、貫通孔42の断面形状が円であり、また、貫通孔42の両端部42Eにおける断面積(開口面積)は互いに同一となっている。
この構成により、貫通孔42の断面積は、横溝24に開口している両端部42Eで最も広く、両端部42Eから交差部42Cに向けて徐々に小さくなっている。
これにより、交差部42Cにおける貫通孔42内の空気流速を、貫通孔42の両端部42Eにおける空気流速よりも速くすることができるので、第1実施形態に比べ、交差部42Cにおける空気圧力を更に効率良く低減させることができる。
また、本実施形態では、交差部における貫通孔42の断面積が、端部42E1における貫通孔42の開口面積の2〜12%の範囲内にされている。
これにより、サイプ28で吸い上げられた水を貫通孔42内で滞りなく流すことができ、しかも、貫通孔42内の空気流速を充分に上げ易いので、サイプ28から水を充分に吸い上げ易い。
<試験例>
本発明の効果を確かめるために、本発明者は、第1実施形態に係る空気入りタイヤ10の一例(以下、実施例1のタイヤという)、第2実施形態に係る空気入りタイヤの一例(以下、実施例2のタイヤという)、及び、従来例の空気入りタイヤの一例(以下、従来例のタイヤという)を用意し、氷路上で制動性能のテストを行って制動性能を評価した。従来例のタイヤでは、図6、図7に示すように、ブロック26に代えてブロック86がトレッド部に形成されている。このブロック86は、ブロック26に比べ、貫通孔32が形成されていない。
本発明の効果を確かめるために、本発明者は、第1実施形態に係る空気入りタイヤ10の一例(以下、実施例1のタイヤという)、第2実施形態に係る空気入りタイヤの一例(以下、実施例2のタイヤという)、及び、従来例の空気入りタイヤの一例(以下、従来例のタイヤという)を用意し、氷路上で制動性能のテストを行って制動性能を評価した。従来例のタイヤでは、図6、図7に示すように、ブロック26に代えてブロック86がトレッド部に形成されている。このブロック86は、ブロック26に比べ、貫通孔32が形成されていない。
ブロック寸法については、実施例1のタイヤでは、図3に示すように、タイヤ周方向長さLを25mm、タイヤ幅方向長さMを20mm、タイヤ径方向深さ(ブロック高さ)Hを10mmとした。実施例2のタイヤ、及び、従来例のタイヤについても、ブロック寸法(L、M、Hの値)を実施例1のタイヤと同じにした。
貫通孔の寸法については、実施例1のタイヤでは、貫通孔32の孔径Dを3mm(半径1.5mm)とした。実施例2のタイヤでは、交差部42Sにおける孔径Dを3mm(半径1.5mm)とし、両端部42Eにおける孔径Gを4mmとした。また、実施例1のタイヤでは、非荷重時における貫通孔32の断面積をブロック側壁26S1の面積の3.5%とした。実施例2のタイヤでは、非荷重時における交差部42Cの断面積を端部42Eにおける断面積(開口面積)の6.3%とした。
サイプ寸法については、実施例1、2のタイヤでは、図3、図5に示すように、サイプ28の長さdを15mm、サイプ28の深さhを6mm、サイプ幅tを0.4mmとした。従来例のタイヤでも、図6に示すように、サイプ88の長さdを15mm、幅tを0.4mm、深さhを6mmとし、サイプ28と同じ寸法にした。
本試験例では、全てのタイヤについて、タイヤサイズを195/65R15とし、正規リムに装着して内圧を200kPaとし、乗用車に取付けて正規荷重を負荷した状態で実車走行により試験を行った。ここで、「正規リム」とは、例えばJATMAが発行する2005年版のYEAR BOOKに定められた適用サイズにおける標準リムを指し、「正規荷重」とは、同様に、JATMAが発行する2005年版のYEAR BOOKに定められた適用サイズ・プライレーティングにおける最大荷重を指す。
本試験例では、初速度40km/hからフルブレーキをかけて静止状態になるまでの制動距離を計測し、初速度と制動距離とから平均減速度を算出した。そして、従来例のタイヤの平均減速度に基づく評価指数100とし、実施例1、2のタイヤについて相対評価となる評価指数を算出した。評価結果を表1に示す。
従って、従来例のタイヤでは、図6に示すように、サイプ88が吸水できる水分量が少ないため、ブロック86と氷路面Sとの間の水膜Wを充分に除去できなかったが、実施例1、2のタイヤでは、従来例のタイヤに比べてこの水膜Wをより多く除去できていることが判った。
なお、ベルヌーイの定理を用いて、空気流Fが発生しているときの貫通孔32内の空気圧力や、貫通孔42の交差部42Cにおける空気圧力を算出することが可能である。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
10 空気入りタイヤ
16 トレッド部
22 周方向溝
24 横溝
26 ブロック
28 サイプ
32 貫通孔
26S1 ブロック側壁
26S2 ブロック側壁
32C 交差部
36 ブロック
42 貫通孔
42C 交差部
42E1 端部
42E2 端部
U タイヤ周方向
16 トレッド部
22 周方向溝
24 横溝
26 ブロック
28 サイプ
32 貫通孔
26S1 ブロック側壁
26S2 ブロック側壁
32C 交差部
36 ブロック
42 貫通孔
42C 交差部
42E1 端部
42E2 端部
U タイヤ周方向
Claims (7)
- 周方向溝と横溝とによって区画された複数のブロックがトレッド部に形成され、
前記ブロックには、
両端が前記ブロック内で閉じている少なくとも1つのサイプと、
前記サイプに連通するとともに前記サイプのサイプ面と交差するように前記ブロックを貫通し、両端で前記横溝に開口している貫通孔と、
が形成されている、ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記貫通孔がタイヤ周方向に沿って形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記貫通孔は、前記サイプを貫通する位置に形成されている、ことを特徴とする請求項2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記貫通孔が円筒状孔である、ことを特徴とする請求項1〜3のうち何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記貫通孔の断面積は、前記貫通孔の開口側を形成するブロック側壁の面積の2〜12%の範囲内である、ことを特徴とする請求項4に記載の空気入りタイヤ。
- 前記貫通孔の孔壁が、前記貫通孔のうち前記サイプと交差している交差部から両端に向けてラッパ状に広がっていて、
前記貫通孔の断面積が、前記横溝に開口している端部で最も広く、前記交差部に向けて徐々に小さくなっている、ことを特徴とする請求項1〜3のうち何れか1項に記載の空気入りタイヤ。 - 前記交差部における前記貫通孔の断面積が、前記端部における前記貫通孔の断面積の2〜12%の範囲内にされている、ことを特徴とする請求項6に記載の空気入りタイヤ。
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---|---|---|---|
JP2006173601A JP2008001260A (ja) | 2006-06-23 | 2006-06-23 | 空気入りタイヤ |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010105504A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
KR101377831B1 (ko) | 2012-07-31 | 2014-03-24 | 한국타이어 주식회사 | 에어 터널을 적용한 공기입 타이어 |
JP2017105384A (ja) * | 2015-12-11 | 2017-06-15 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ及びその製造方法 |
-
2006
- 2006-06-23 JP JP2006173601A patent/JP2008001260A/ja active Pending
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