JP2008000592A - 運営情報管理装置およびそのシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】カジノ遊技設備を備える施設を含む複数の施設を複数回利用し、各種サービスの提供を受ける利用者の利便性の向上を可能とする運営情報管理装置を提供する。
【解決手段】複数の会員が遊技札を用いて利用する複数の施設における業務の運営に関する情報を管理する運営情報管理装置30であって、前記各会員を特定するための情報である会員IDと、前記各会員の遊技札の保有量とを対応付けた情報である利用履歴情報200bを記憶している会員情報記憶部200と、前記複数の施設のぞれぞれに設置される装置である複数の施設装置のいずれかから、前記各会員が利用していた施設を退店する時に所持する遊技札の数量である所持量に関する情報を受信する所持量受信部208と、所持量受信部208が受信した情報に含まれる前記所持量を、当該所持量に関連する会員IDに対応付けられた前記保有量として、会員情報記憶部200に格納する格納部216とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、施設の運営に関する情報を管理する装置およびシステムに関する。
従来、カジノ遊技機を備える施設の運営に関する情報を管理する装置として、カジノ遊技機を備えるホテルのような同一の施設内での利用状況を総合的に管理する技術が開示されている。
例えば、特許文献1に記載の技術は、利用者毎に異なる識別番号が割り付けられたカードのような識別媒体を利用して、利用者が預けた預託金の額に応じて、ホテル内のカジノ、レストラン、バー、客室等において提供される各種サービスの提供を受けることを可能とする。
特開2004−199618号公報
しかしながら、従来の技術は、チェックアウト時に預託金の精算をするため、利用者は利用の度に預託金を預ける必要がある。また、異なる施設で各施設のサービスを受けるためには、利用者はそれぞれの施設に預託金を預ける必要がある。
そのため、同一の施設を複数回利用し、または、異なる施設を利用する者には、逐一決済をする手間が掛かるという問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、複数の施設を複数回利用し、各種サービスの提供を受ける利用者の利便性の向上を可能とする運営情報管理装置およびそのシステムの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る運営情報管理装置は、複数の会員が遊技札を用いて利用する複数の施設における業務の運営に関する情報を管理する運営情報管理装置であって、前記各会員を特定するための情報である会員IDと、前記各会員の遊技札の保有量とを対応付けた情報である会員情報を記憶している会員情報記憶手段と、前記複数の施設のぞれぞれに設置される装置である複数の施設装置のいずれかから、前記各会員が利用していた施設を退店する時に所持する遊技札の数量である所持量に関する情報を受信する所持量受信手段と、前記所持量受信手段が受信した情報に含まれる前記所持量を、当該所持量の遊技札を所持する会員の会員IDに対応付けられた前記保有量として、前記会員情報記憶手段に格納する格納手段とを備える。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る運営情報管理システムは、複数の会員が利用する複数の施設における業務の運営に関する情報を管理する運営情報管理システムであって、前記運営情報管理システムは、通信回線を介して接続された、前記複数の施設における業務の運営を管理する機関に設置される運営情報管理装置と、前記複数の施設のぞれぞれに設置される複数の施設装置とにより構成され、前記運営情報管理装置は、前記各会員を特定するための情報である会員IDと、前記各会員の遊技札の保有量とを対応付けた情報である会員情報を記憶している会員情報記憶手段と、前記複数の施設装置のいずれかから、前記各会員が利用していた施設を退店する時に所持する遊技札の数量である所持量に関する情報を受信する所持量受信手段と、前記所持量受信手段が受信した情報に含まれる前記所持量を、当該所持量の遊技札を所持する会員の会員IDに対応付けられた前記保有量として、前記会員情報記憶手段に格納する格納手段とを備え、前記各施設装置は、前記所持量に関する情報を、前記運営情報管理装置に送信する所持量送信手段を備える。
このように、本発明に係る運営情報管理装置は、各会員が退店時に所持する遊技札の数量を記憶している。これにより、複数の異なる施設において、各種サービスの提供を受けるために要した遊技札によって示される料金の集中管理ができ、飲食サービスなど遊技札を利用するサービスを提供する施設を複数回利用する会員の利便性を向上させることが可能となる。
好ましくは、前記運営情報管理装置は、さらに、前記複数の施設装置のいずれかから、特定の会員IDに対応する前記保有量の照会に関する情報を受信する保有量照会受信手段と、前記保有量照会受信手段が受信した情報に含まれる前記会員IDに対応する前記保有量を、前記会員情報記憶手段が記憶している前記会員情報から抽出する保有量抽出手段と、前記保有量抽出手段が抽出した前記保有量を、前記保有量照会受信手段が受信した情報の送信元である施設装置に送信する保有量送信手段とを備える。
また、好ましくは、前記運営情報管理システムでは、前記運営情報管理装置は、さらに、前記複数の施設装置のいずれかから、特定の会員IDに対応する前記保有量の照会に関する情報を受信する保有量照会受信手段と、前記会員情報記憶手段が記憶している前記会員情報から、前記保有量照会受信手段が受信した情報に含まれる前記会員IDに対応する前記保有量を抽出する保有量抽出手段と、前記保有量抽出手段が抽出した前記保有量を、前記保有量照会受信手段が受信した情報の送信元である施設装置に送信する保有量送信手段とを備え、前記各施設装置は、さらに、特定の会員IDに対応する前記保有量の照会に関する情報を送信する保有量照会送信手段とを備える。
このように、会員が複数の施設のいずれかに入店するときに、会員が最後に利用した複数の施設のいずれかを退店したときの所持量に相当する保有量を、会員が入店しようとする施設に送信する。これにより、会員は施設に入店するとき、保有量に応じた遊技札を受け取り、その遊技札によって施設を利用することができる。そのため、各施設を利用する度に、遊技札を保有する会員は、逐一、現金やクレジットによる決済や精算をする必要がなく、複数の施設を複数回利用する会員の利便性を向上させることが可能となる。
さらに好ましくは、前記会員情報記憶手段は、前記会員IDと、前記保有量と、さらに、前記各会員が新たに金銭を遊技札に交換した日である交換日時と、当該交換日時に交換された遊技札の数量を示す交換量とを対応づけた前記会員情報を記憶し、前記運営情報管理装置は、さらに、前記複数の施設装置のいずれかから、特定の会員IDにより示される会員の前記遊技札の交換に関する情報を受信する交換情報受信手段を備える。
さらに好ましくは、前記運営情報管理システムでは、前記会員情報記憶手段は、前記会員IDと、前記保有量と、さらに、前記各会員が新たに金銭を遊技札に交換した日である交換日時と、当該交換日時に交換された遊技札の数量を示す交換量とを対応づけた前記会員情報を記憶し、前記運営機関装置は、さらに、前記複数の施設装置のいずれかから、特定の会員IDにより示される会員の前記遊技札の交換に関する情報を受信する交換情報受信手段を備え前記各施設装置は、さらに、特定の会員IDにより示される会員の前記遊技札の交換に関する情報を送信する交換情報送信手段を備える。
このように、施設装置から送信される情報に基づく、各会員が金銭と交換した遊技札の数量を記憶している。これにより、複数の施設を複数回利用する会員の利用状況の集中管理が可能となる。
さらに好ましくは、運営情報管理装置は、前記会員情報記憶手段は、前記会員IDと、前記保有量と、前記交換日時と、前記交換量と、さらに、前記各施設を特定するための情報である施設IDと、売上げが発生した日である売上日とを対応付けた前記会員情報を記憶し、前記運営情報管理装置は、さらに、利用者が入力した期間を示す情報を取得し、当該期間に含まれる売上日に対応する前記会員情報から、前記施設ごとの前記期間における売上げを算出する売上算出手段と、前記売上算出手段により算出された前記施設ごとの売上げを表示させる表示制御手段とを備える。
さらに好ましくは、前記運営情報管理システムでは、前記会員情報記憶手段は、前記会員IDと、前記保有量と、前記交換日時と、前記交換量と、さらに、前記各施設を特定するための情報である施設IDと、売上げが発生した日である売上日とを対応付けた前記会員情報を記憶し、前記運営情報管理装置は、さらに、利用者が入力した期間を示す情報を取得し、当該期間に含まれる売上日に対応する前記会員情報から、前記施設ごとの前記期間における売上げを算出する売上算出手段と、前記売上算出手段により算出された前記施設ごとの売上げを表示させる表示制御手段とを備える。
このように、一定の期間における各施設の売上げを算出する。これにより、運営情報管理装置の運営者は、各施設を統括的に管理することが可能となる。
さらに好ましくは、前記運営情報管理装置は、さらに、前記売上算出手段により算出された前記各施設の売上げに応じた、前記各施設のロイヤリティーを算出するロイヤリティー算出手段を備える。
また、前記ロイヤリティー算出手段は、前記売上算出手段により算出された前記各施設の売上げが正である場合に、前記売上げに予め定められた料率を乗じることにより、前記各施設の売上げに応じた、前記各施設のロイヤリティーを算出する。
さらに好ましくは、前記運営情報管理システムでは、前記運営情報管理装置は、さらに、前記売上算出手段により算出された前記各施設の売上げに応じた、前記各施設のロイヤリティーを算出するロイヤリティー算出手段を備える。
このように、各施設の運営者から運営情報管理装置の運営者に支払われるロイヤリティーが、各施設での売上げに応じて算出される。これにより、売上げに応じた合理的なロイヤリティーを算出することが可能となり、運営情報管理装置の管理に係る施設の増加を期待することができる。
さらに好ましくは、会員情報記憶手段は、さらに、前記各会員の嗜好を示す前記各会員に個別の情報である個別情報を記憶し、前記運営情報管理装置は、さらに、前記複数の施設装置のいずれかから、特定の会員IDに対応する前記個別情報の照会に関する情報を受信する個別情報照会受信手段と、前記個別情報照会受信手段が受信した情報に含まれる前記会員IDに対応する前記個別情報を、前記会員情報記憶手段が記憶している前記個別情報から抽出する個別情報抽出手段と、前記個別情報抽出手段が抽出した前記個別情報を、前記個別情報照会受信手段が受信した情報の送信元である施設装置に送信する個別情報送信手段とを備える。
このように、会員ごとの嗜好を示す個別情報を記憶し、照会に応じて個別情報を端末に送信する。これにより、会員が施設を利用する場合に、前回までに今回とは異なる施設を利用していても、当該会員の嗜好が分かる。そのため、施設全体で把握した会員の嗜好を各施設で利用するこができ、快適なサービスを会員に提供することが可能になる。
会員情報記憶手段は、さらに、前記各会員に付与されたポイントを示すポイント情報を含む前記個別情報を記憶し、前記運営情報管理装置は、さらに、前記所持量受信手段から前記所持量に関する情報を取得するとともに、前記会員情報記憶手段に記憶されている前記会員情報から前記保有量と前記交換量とを取得し、取得した前記所持量に関する情報と前記保有量と前記交換量とから今回の遊技札の利用数量を算出し、算出した前記利用数量に所定の割合を乗じることにより会員に付与されるポイントを算出するポイント算出手段を備え、前記格納手段は、前記ポイント算出手段により算出されたポイントを示す情報を、当該所持量の遊技札を所持する会員の会員IDに対応付けられたポイント情報として、前記会員情報記憶手段に格納する。
このように、会員が遊技札を利用した数量に応じて、当該会員に付与されるポイントを算出する。これにより、複数の施設のいずれを利用しても、当該会員の利用数量に応じたポイントを加算することが可能になる。
さらに好ましくは、前記運営情報管理システムでは、前記各施設装置は、さらに、前記所持量を計数する計数機器から、当該機器により計数された前記所持量に関する情報を取得する所持量取得手段を備え、前記所持量送信手段は、前記所持量取得手段が取得した前記所持量に関する情報を、前記運営情報管理装置に送信する。
また、前記運営情報管理システムは、前記所持量取得手段は、前記各施設ごとに異なる遊技札の前記所持量を計数する前記計数機器から、当該機器により計数された前記所持量に関する情報を取得する。
このように、計数機器から所持量を取得することにより、人が遊技札を数える手間を省くことができ、また、数えた遊技札の数量を人が入力する手間を省くことができる。したがって、施設装置を利用する者の利便性を向上させることが可能となる。
さらに好ましくは、前記運営情報管理システムは、前記各施設装置は、さらに、前記各会員が携帯し、当該各会員の会員IDを示す情報を保持する物から前記会員IDに関する情報を読み取る機器から、当該会員IDに関する情報を取得する会員ID取得手段を備え、前記保有量照会送信手段は、前記会員ID取得手段が取得した情報に関連する会員IDに対応する前記保有量の照会に関する情報を送信する。
このように、会員が複数の施設のいずれかに入店するときに、会員が携帯している物から会員IDを取得する。これにより、施設装置を利用する者が、会員IDを入力する手間を省くことができ、また、会員IDを誤入力する危険がなくなる。
さらに好ましくは、前記運営情報管理システムでは、会員ID取得手段は、前記各会員が携帯し、前記各会員の会員IDに関する情報のみを保持する物から前記会員IDに関する情報を読み取る機器から、当該会員IDに関する情報を取得する。
このように、会員が携帯する会員IDを保持する物には、情報を保持する物に保有量は保持されておらず、会員IDのみが保持されている。これにより、会員が、または、その物を拾得した者が、保有量を不正に操作することが困難となる。したがって、複数の施設を管理する機関または各施設が、偽の情報に基づく遊技札を利用されることによる損害を防ぐことが可能になる。
前記各施設装置は、さらに、利用者が入力した会員IDおよびパスワードを含む会員ID情報を取得する会員ID取得手段と、前記会員ID取得手段が取得した会員ID情報を前記運営情報管理装置に送信する会員ID送信手段と、前記運営情報管理装置から本人であるか否かの判断結果を受信する認証結果受信手段とを備え、前記保有量照会送信手段は、前記認証結果受信手段が本人であるとの判断を受信した場合に、本人であると認証された前記特定の会員IDに対応する前記保有量の照会に関する情報を送信し、前記運営情報管理装置は、さらに、会員IDおよびパスワードを対応付けた登録情報を記憶している登録情報記憶手段と、前記各施設装置から前記会員ID情報を受信し、受信した会員ID情報に含まれる会員IDおよびパスワードが前記登録情報に含まれる会員IDおよびパスワードと一致する場合に、会員IDおよびパスワードを前記各施設装置に入力した会員が本人であると判断し、判断した結果を前記各施設装置に送信する本人認証手段とを備える。
このように、施設装置に入力された会員IDとパスワードとが、運営情報管理装置の登録情報記憶手段が記憶している登録情報に含まれているか否かにより、本人か否かを認証する。これにより、本人認証が可能となる。このような本人認証は、カードリーダが必要ではないため、各施設に設置する機器を少なくすることが可能となる。
なお、本発明は、このような特徴的な手段を備える運営情報管理装置または運営情報管理システムとして実現できるだけでなく、運営情報管理装置または運営情報管理システムに含まれる特徴的な手段をステップとする運営情報管理方法として実現することもできる。
また、運営情報管理装置または運営情報管理システムに含まれる特徴的な手段としてコンピュータを機能させるプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM(Compact Disc―Read Only Memory)等の記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができる。
本発明によると、各種サービスを提供する複数の施設を複数回にわたって利用する利用者の利便性を向上させることが可能となる。
(実施の形態1)
以下に、本発明に係る運営情報管理装置の実施の形態1について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る運営情報管理システムの構成を示す図である。運営情報管理システムを構成する運営情報管理装置は、会員として登録されている利用者に関する情報を管理し、また、各施設に設置された施設装置との間で、会員が各施設を利用する時に保有している遊技札に関する情報を、通信回線を介して送受信する。
運営情報管理システム10は、インターネットや専用回線などの通信回線12を介して接続されている、複数の施設装置20、22および24と、運営情報管理装置30とから構成される。
施設装置20は、施設A40に設置された装置であり、例えば、PC(Personal Computer)により実現される。
施設A40では、施設A40においてのみ通用する遊技札X46を利用して、施設A40において提供される各種サービスを受けることができる。
施設A40は、例えば、カジノバーであって、施設A40においては、例えば、ルーレットやトランプのようなカジノ遊技、飲み物や食事の提供等の各種サービスが提供される。
遊技札X46の一例は、本図に示すようなメダルであり、外部または内部に偽造を困難にする細工が施されていることが好ましい。施設A40の利用者は、カジノ遊技をするときには遊技札X46を賭け札とし、飲食サービスを受けるときには飲食物と遊技札X46とを交換する。
施設装置20には、計数機器48と、IDカード50に記録されている情報を読み取る機器であるカードリーダ52とが接続されている。
計数機器48は、遊技札X46の数量を計数する機器であり、計数した結果を施設装置20に出力する。計数機器48は、会員が退店時に所持している遊技札X46の数量を計数するために、利用される。
IDカード50は、会員毎に付与されるID(Identifier)に関連する情報(以下、「会員ID情報」という。)を保持し、各会員が携帯するカードである。IDカード50は、例えば、会員ID情報を保持するための磁気部分を有するカードや、接触型または非接触型のICカードである。
IDカード50は、同一の運営情報管理装置30に接続された施設装置20、22または24が設置されている施設において、利用者が会員として登録された際に発行される。IDカード50が保持する会員ID情報は、図示しないカードライタにより書き込まれ、例えば、カードライタは施設装置から会員ID情報を取得し、取得した会員ID情報をIDカード50に書き込む。
また、IDカード50は、同一の運営情報管理装置30に接続された施設装置が設置されている施設では共通して利用できる。
このように本実施の形態に係るIDカード50には遊技札の保有量に関する情報が書き込まれない。したがって、IDカード50が保持する情報を不正に上書きするなどにより、遊技札の保有量を不正に操作することはできず、遊技札の管理の安全性を向上させることが可能となり、また、複数の施設を管理する機関または各施設が、偽の情報に基づく遊技札を利用されることによる損害を防止することが可能になる。
カードリーダ52は、IDカード50に記録されている会員ID情報を読み取り、読み取った情報を施設装置20に出力する。カードリーダ52は、IDカード50の種類に応じた読み取り機器である。
施設装置22は施設B42に設置された装置であり、施設装置24は施設C44に設置された装置である。各施設装置22、24は、施設装置20と同様の機能を備える。
また、施設B42では、施設B42においてのみ通用する遊技札Y54を利用して、施設B42において提供される、カジノ遊技や飲食サービス等の各種サービスを受けることができる。施設C44では、施設C44においてのみ通用する遊技札Z56を利用して、施設C44において提供される、カジノ遊技や飲食サービス等の各種サービスを受けることができる。
さらに、施設装置22には遊技札Y54の枚数を計数する計数機器58とカードリーダ60とが接続され、施設装置24には遊技札Z56の枚数を計数する計数機器62とカードリーダ64とが接続されている。
ここで、施設装置20と、施設装置22と、施設装置24とは、同一の運営情報管理装置30に接続されている。そのため、IDカード50は、上記のように、施設装置20と、施設装置22と、施設装置24とがそれぞれ設置されている施設A40と、施設B42と、施設C44とで共通して利用できる。
したがって、カードリーダ52と、カードリーダ60と、カードリーダ64とは、共通利用可能な同一のIDカード50を正しく読み取ることが可能な機能を備える。
運営情報管理装置30は、複数の施設を集中管理する運営機関に設置される装置である。運営情報管理装置30は、運営情報管理装置30に接続された施設装置が設置されている施設、すなわち、施設A40、施設B42または施設C44のいずれかを最後に退店したときに、会員が所持していた遊技札の数量を少なくとも管理する。
これにより、会員は、会員登録後に施設を初めて利用するとき、または、遊技札の所持量の追加を望むときに、金銭と遊技札との交換をすればよく、施設を利用する度に現金またはクレジットなどによる決済をする必要がなくなる。また、複数の施設を利用する利用者は、ある施設の退店時に所持していた遊技札の価値に従って別の施設での遊技札を受け取り、その別の施設でのサービスを受けることができる。
したがって、利用者は、金銭と遊技札とを交換するときを除いては、遊技札が示す価値に従って、同一の運営情報管理装置に接続された施設装置が設置されている任意の施設においてサービスを受けることが可能となり、利用者の利便性が向上する。
また、カジノ遊技には遊技札を利用するため、カジノ遊技に熱が入ることにより、遊技料が支払えなくなる危険をなくすことが可能となる。
このような、運営情報管理システム10を構成する各施設装置20、22および24と、運営情報管理装置30とが備える機能について、図2から図5までを参照して説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る施設装置20の機能的構成を示すブロック図である。施設装置20は、通信回線12を介して、会員の入店時にはその会員が保有している遊技札の数量を運営情報管理装置30から取得することにより、利用者が別の施設から移動することを可能にする。また、会員の退店時にはその会員が所持している遊技札の数量を運営情報管理装置30に送信することにより、利用者が別の施設へ移動することを可能にする。
施設装置20には、計数機器48と、カードリーダ52と、入力部100と、表示部102とが接続されている。また、施設装置20は、会員ID取得部104と、照会確認部106と、保有量照会送信部108と、所持量取得部110と、送信確認部112と、所持量送信部114と、保有量受信部116と、会員登録受付部118と、登録情報送信部120と、入店確認部122と、入店情報送信部124と、交換確認部126と、交換情報送信部128と、表示制御部130とを備える。
計数機器48と、カードリーダ52とについては、すでに説明したため、ここでの説明は省略する。
入力部100は、施設装置20を利用する各施設の店員などが、施設装置20に情報を入力するための部位であり、具体的には、キーボードやマウスなどである。
表示部102は、施設装置20の利用者に、施設装置20(22、24)が実行した処理の結果などを表示する部位であり、具体的には、モニタなどである。
会員ID取得部104は、カードリーダ52が出力する、会員ID情報を取得する部位である。
照会確認部106は、会員ID取得部104が取得した会員ID情報が示す会員の遊技札の保有量を運営情報管理装置30に照会することに関する、施設装置20の利用者の確認を入力部100から受け付ける部位である。
保有量照会送信部108は、照会確認部106が利用者の確認を受け付けた場合に、その確認された会員ID情報に関連する保有量を照会するための情報(以下、「保有量紹介情報」という。)を、運営情報管理装置30に送信する部位である。
所持量取得部110は、計数機器48が出力する、会員が所持する遊技札を計数した数量に関する情報(以下、「所持量情報」という。)を取得する部位である。
送信確認部112は、会員ID取得部104が取得した会員ID情報が示す会員に関する所持量情報を運営情報管理装置30に送信することに関する、施設装置20の利用者の確認を入力部100から受け付ける部位である。
所持量送信部114は、送信確認部112が利用者の確認を受け付けた場合に、その確認された会員ID情報および、所持量取得部110が取得した所持量情報を、運営情報管理装置30に送信する部位である。
保有量受信部116は、保有量照会送信部108による照会に応じて運営情報管理装置30が送信した保有量に関する情報(以下、「保有量情報」という。)を取得する部位である。
会員登録受付部118は、施設装置20の利用者が入力する会員登録に関連する情報(以下、「登録情報」という。)を入力部100から受け付ける部位である。
登録情報送信部120は、会員登録受付部118が受け付けた登録情報を、運営情報管理装置30に送信する部位である。
入店確認部122は、会員ID取得部104が取得した会員ID情報が示す会員が入店することに関する、施設装置20の利用者の確認を入力部100から受け付ける部位である。
入店情報送信部124は、入店確認部122が利用者の確認を受け付けた場合に、その確認された会員ID情報が示す会員の入店に関連する情報(以下、「入店情報」という。)を、運営情報管理装置30に送信する部位である。
交換確認部126は、会員ID取得部104が取得した会員ID情報が示す会員が金銭を遊技札に交換することに関する、施設装置20の利用者の確認を入力部100から受け付ける部位である。
交換情報送信部128は、交換確認部126が利用者の確認を受け付けた場合に、その確認された会員ID情報が示す会員の交換に関連する情報(以下、「交換情報」という。)を、運営情報管理装置30に送信する部位である。
表示制御部130は、取得した情報を表示部102に表示させる部位である。
以上、説明した施設装置20が備える機能は、他の施設装置においても同様に備えられる機能である。そのため、施設装置22および施設装置24が備える機能に関する説明は、省略する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る運営情報管理装置30の機能的構成を示すブロック図である。運営情報管理装置30は、各施設装置20、22および24から送信される情報に基づいて、各施設の業務の運営に関する情報を集中的に管理する。
運営情報管理装置30には、入力部190と、表示部192とが接続されている。また、運営情報管理装置30は、会員情報記憶部200と、保有量照会受信部202と、保有量抽出部204と、保有量送信部206と、所持量受信部208と、登録情報受信部210と、入店情報受信部212と、交換情報受信部214と、格納部216と、時計部218と、売上算出部220と、ロイヤリティー算出部222と、表示制御部224とを備える。
入力部190は、運営情報管理装置30の利用者が、運営情報管理装置30に情報を入力するための部位であり、具体的には、キーボードやマウスなどである。
表示部192は、運営情報管理装置30の利用者に、運営情報管理装置30が実行した処理の結果などを表示する部位であり、具体的には、モニタなどである。
会員情報記憶部200は、会員に関する情報(以下、「会員情報」という。)を記憶している記憶部である。会員情報は、登録情報200aと、利用履歴情報200bとを含む。
登録情報200aは、会員登録に関連する情報であり、例えば、会員の住所、氏名、ID情報などを含む。
図4は、本発明の実施の形態1に係る会員情報記憶部200が記憶している登録情報200aの例を示す図である。本図に示す登録情報200aは、「氏名」と、「会員ID」とが対応付けられた情報である。
「氏名」は、会員の氏名を内容とする情報を含む。「会員ID」は、対応付けられた氏名により示される会員に対して付与されたID情報を含む。
本図は、例えば、「氏名」が「○○ 太郎」である会員の「会員ID」が「A0001」であることを示す。
利用履歴情報200bは、各会員の施設の利用履歴に関する情報である。
図5は、本発明の実施の形態1に係る会員情報記憶部200が記憶している利用履歴情報200bの例を示す図である。本図に示す利用履歴情報200bは、「会員ID」ごとの、「施設ID」と、「入店日時」と、「退店日時」と、「保有量」とが対応付けられた情報と、「施設ID」と、「交換日時」と、「交換量」とが対応付けられた情報とを含む。
「会員ID」は、会員ID情報を含む。「施設ID」は、施設毎に付与されるIDに関する情報(以下、「施設ID情報」という。)を含む。
「入店日時」と、「退店日時」と、「交換日時」とは、対応する会員ID情報が示す会員が、対応する施設ID情報が示す施設に、入った日時に関する情報と、退出した日時に関する情報と、遊技札を金銭と交換した日時とを、それぞれ含む。なお、遊技札と金銭との交換は現金に限られず、クレジットカードによる支払いなどでもよい。
「保有量」は、対応する会員ID情報が示す会員に関する保有量情報を含み、当該会員が各施設の退店時における所持量情報と同一である。
「交換量」は、対応する会員ID情報が示す会員が金銭と交換することにより取得した遊技札の数量を示す情報を含む。
本図は、例えば、「会員ID」が「A0001」である会員が「施設ID」が「A01」である施設に、「2006年3月20日20時10分」に入店した後、「2006年3月20日22時30分」に退店したことを示す。また、その退店時の「保有量」が「50」枚であることを示す。また、例えば、「会員ID」が「A0001」である会員が「施設ID」が「A01」である施設において、「2006年3月20日20時15分」に20000円と交換することにより、「200」枚の遊技札を取得したことを示す。本実施の形態における、遊技札と金銭との交換レートは、遊技札1枚につき100円とする。
ここから、図3の説明に戻る。
保有量照会受信部202は、施設装置20、22または24から送信される保有量照会情報を受信する部位である。
保有量抽出部204は、保有量照会受信部202が受信した保有量照会情報を取得し、その保有量照会情報に対応する保有量情報を、利用履歴情報200bを参照して抽出する部位である。
保有量送信部206は、保有量抽出部204が抽出した保有量情報を、保有量照会受信部202が受信した保有量照会情報の送信元である施設装置20、22または24に送信する部位である。
所持量受信部208は、施設装置20、22または24から送信される所持量情報を受信する部位である。
登録情報受信部210は、施設装置20、22または24から送信される登録情報を受信する部位である。
入店情報受信部212は、施設装置20、22または24から送信される入店情報を受信する部位である。
交換情報受信部214は、施設装置20、22または24から送信される交換情報を受信する部位である。
格納部216は、取得した情報を会員情報記憶部200に格納する部位である。
時計部218は、現在日時を保持する部位である。
売上算出部220は、運営情報管理装置30の利用者の入力に基づく入力部100からの情報受け付けて、その情報に含まれる期間における各施設での売上げを算出する部位である。この期間は、利用者が任意に指定する。
ロイヤリティー算出部222は、各施設の売上げに応じたロイヤリティーを算出する部位である。本実施の形態に係るロイヤリティー算出部222は、予め定められた割合を保持し、売上算出部220が算出した売上げに、自身が保持している割合を乗じることにより、ロイヤリティーを算出する。
表示制御部224は、取得した情報を表示部192に表示させる部位である。
以上、運営情報管理システムを構成する各装置が備える機能について説明した。このように、会員の遊技札の保有量に関する情報は、運営情報管理装置30により一元的に管理される。そのため、会員が各施設を利用する度に、現金やクレジットによる決済をする手間を省くことが可能となる。
次に、運営情報管理システムを構成する各装置において実行される処理の手順について説明する。
図6は、会員登録する際に、本発明の実施の形態1に係る運営情報管理装置30および施設装置20(22、24)が実行する処理のタイムチャートである。
まず、会員登録受付部118は、入力部100から、施設装置20(22、24)の利用者による登録指示を内容とする情報を受け付ける(S1)。
次に、表示制御部130は、登録指示を受け付けた会員登録受付部118から、会員登録をするための画面(以下、「会員登録画面」という。)に関する情報を取得し、会員登録画面を表示部102に表示させる(S2)。
続けて、会員登録受付部118は、表示部102の会員登録画面を参照して入力された登録情報を、入力部100から受け付ける(S3)。
続けて、登録情報送信部120は、登録情報を会員登録受付部118から取得し、取得した登録情報を運営情報管理装置30に送信する。これにより、施設装置20(22、24)は処理を終了する。そして、登録情報受信部210は、施設装置20(22、24)から送信された登録情報を受信する(S4)。
続けて、格納部216は、登録情報を登録情報受信部210から取得し、取得した登録情報を会員情報記憶部200の登録情報200aに格納する(S5)。これにより、運営情報管理装置30は処理を終了する。
図7は、会員が入店する際に、本発明の実施の形態1に係る運営情報管理装置30および施設装置20(22、24)が実行する処理のタイムチャートである。
まず、会員ID取得部104は、カードリーダ52(60、64)から会員ID情報を取得する(S100)。このとき、会員ID取得部104は、取得した会員ID情報を一時的に保持する。
次に、表示制御部130は、会員ID取得部104から会員ID情報を取得し、取得した会員ID情報が示す会員IDを表示部102に表示させる(S101)。
続けて、照会確認部106は、入力部100から取得する情報に基づいて、会員ID取得部104が保持している会員ID情報に関連する保有量を、運営情報管理装置30に照会するか否かを判断する(S102)。
照会確認部106は、表示部102に表示された会員IDにより示される会員の保有量を照会しないことを内容とする、施設装置20(22、24)の利用者が入力した情報を入力部100から取得した場合に、会員ID取得部104が保持している会員ID情報に関連する保有量を、運営情報管理装置30に照会しないと判断する(S102でNo)。
このように、照会確認部106が、会員ID取得部104が保持している会員ID情報に関連する保有量を、運営情報管理装置30に照会しないと判断した場合(S102でNo)、施設装置20(22、24)は会員ID取得部104の会員ID情報の取得処理(S100)に戻る。
また、照会確認部106は、表示部102に表示された会員IDにより示される会員の保有量を照会することを内容とする、施設装置20(22、24)の利用者が入力した情報を入力部100から取得した場合に、会員ID取得部104が保持している会員ID情報に関連する保有量を、運営情報管理装置30に照会すると判断する(S102でYes)。
このように、照会確認部106が、会員ID取得部104が保持している会員ID情報に関連する保有量を、運営情報管理装置30に照会すると判断した場合に(S102でYes)、続けて、保有量照会送信部108は、会員ID取得部104が保持している会員ID情報を取得し、取得した会員ID情報を含む保有量照会情報を運営情報管理装置30に送信する。そして、保有量照会受信部202は、施設装置20(22、24)が送信した保有量照会情報を受信する(S103)。
続けて、保有量抽出部204は、保有量照会受信部202が受信した保有量照会情報を取得し、取得した保有量照会情報に含まれる会員ID情報に対応する保有量情報を、会員情報記憶部200の利用履歴情報200bから抽出する(S104)。
続けて、保有量送信部206は、保有量抽出部204が抽出した保有量情報を取得し、取得した保有量情報を施設装置20(22、24)に送信する。これにより、運営情報管理装置30は処理を終了する。そして、保有量受信部116は、運営情報管理装置30が送信した保有量情報を受信する(S105)。
続けて、表示制御部130は、保有量受信部116が受信した保有量情報を取得し、取得した保有量情報が示す保有量を、会員ID表示処理(S101)において表示させた会員IDに対応付けて表示部102に表示させる(S106)。
続けて、入店確認部122は、入力部100から取得する情報に基づいて、会員ID取得部104が保持している会員ID情報が示す会員が入店するか否かを判断する(S107)。
入店確認部122は、表示部102に表示された会員IDにより示される会員が入店しないことを内容とする、施設装置20(22、24)の利用者が入力した情報を入力部100から取得した場合に、会員ID取得部104が保持している会員ID情報により示される会員が入店しないと判断する(S107でNo)。
このように、照会確認部106が、会員ID取得部104が保持している会員ID情報により示される会員が入店しないと判断した場合(S107でNo)、施設装置20(22、24)は会員ID取得部104の会員ID情報の取得処理(S100)に戻る。
また、入店確認部122が、表示部102に表示された会員IDにより示される会員が入店することを内容とする、施設装置20(22、24)の利用者が入力した情報を入力部100から取得した場合に、会員ID取得部104が保持している会員ID情報により示される会員が入店すると判断する(S107でYes)。
このように、照会確認部106が、会員ID取得部104が保持している会員ID情報により示される会員が入店すると判断した場合(S107でYes)、続けて、入店情報送信部124は、会員ID取得部104が保持している会員ID情報を取得し、取得した会員ID情報を含む入店情報を運営情報管理装置30に送信する。そして、入店情報受信部212は、運営情報管理装置30が送信した入店情報を受信する(S108)。
ここで、本実施の形態に係る入店情報には、上記の会員ID情報に加えて、施設ID情報を含む。施設ID情報は、入店情報送信部124が保持している。
続けて、格納部216は、入店情報受信部212が受信した入店情報を取得すると、時計部218から現在の日時を取得する(S109)。
続けて、格納部216は、入店情報に含まれる会員ID情報および施設ID情報と、自身が取得した現在日時とを対応付けて、会員情報記憶部200の利用履歴情報200bの「会員ID」と「施設ID」と「入店日時」とに、それぞれ格納する(S110)。これにより、運営情報管理装置30は処理を終了する。
図8は、会員が新たに金銭と遊技札とを交換する時に、本発明の実施の形態1に係る運営情報管理装置30および施設装置20(22、24)が実行する処理のタイムチャートである。
会員ID取得部104は、カードリーダ52(60、64)から会員ID情報を取得する(S150)。このとき、会員ID取得部104は、取得した会員ID情報を一時的に保持する。
次に、表示制御部130は、会員ID取得部104から会員ID情報を取得し、取得した会員ID情報が示す会員IDを表示部102に表示させる(S151)。
続けて、交換確認部126は、入力部100から取得する情報に基づいて、会員ID取得部104が保持している会員ID情報を含む交換情報を、運営情報管理装置30に送信するか否かを判断する(S152)。
照会確認部106は、表示部102に表示された会員IDにより示される会員の交換情報を送信しないことを内容とする、施設装置20(22、24)の利用者が入力した情報を入力部100から取得した場合に、会員ID取得部104が保持している会員ID情報を含む交換情報を、運営情報管理装置30に送信しないと判断する(S152でNo)。
このように、交換確認部126が、会員ID取得部104が保持している会員ID情報を含む交換情報を、運営情報管理装置30に送信しないと判断した場合(S152でNo)、施設装置20(22、24)は会員ID取得部104の会員ID情報の取得処理(S150)に戻る。
また、交換確認部126は、表示部102に表示された会員IDにより示される会員の交換情報を送信することを内容とする、施設装置20(22、24)の利用者が入力した情報を入力部100から取得した場合に、会員ID取得部104が保持している会員ID情報を含む交換情報を、運営情報管理装置30に送信すると判断する(S152でYes)。
このように、交換確認部126が、会員ID取得部104が保持している会員ID情報を含む交換情報を、運営情報管理装置30に照会すると判断した場合に(S152でYes)、続けて、交換情報送信部128は、会員ID取得部104が保持している会員ID情報を取得し、取得した会員ID情報を含む交換情報を運営情報管理装置30に送信する。これにより、施設装置20(22、24)は処理を終了する。そして、交換情報受信部214は、施設装置20(22、24)が送信した交換情報を受信する(S153)。
続けて、格納部216は、交換情報受信部214が受信した交換情報を取得すると、時計部218から現在の日時を取得する(S154)。
続けて、格納部216は、交換情報に含まれる施設ID情報および交換量と、自身が取得した現在日時とを対応付けて、交換情報に含まれる会員ID情報に対応する「会員ID」である会員情報記憶部200の利用履歴情報200bの「施設ID」と「交換日時」と「交換量」とに、それぞれ格納する(S155)。これにより、施設装置20(22、24)は処理を終了する。
図9は、会員が退店する際に、本発明の実施の形態1に係る運営情報管理装置30および施設装置20(22、24)が実行する処理のタイムチャートである。
まず、会員ID取得部104は、カードリーダ52(60、64)から会員ID情報を取得する(S200)。このとき、会員ID取得部104は、取得した会員ID情報を一時的に保持する。
次に、表示制御部130は、会員ID取得部104から会員ID情報を取得し、取得した会員ID情報が示す会員IDを表示部102に表示させる(S201)。
ここまでに説明した、会員ID情報取得処理(S200)と会員ID表示処理(S201)とは、図7を参照して説明した、会員が入店する際に、施設装置20(22、24)が実行する、会員ID情報取得処理(S100)と会員ID表示処理(S101)と、それぞれ、同一の処理である。
続けて、所持量取得部110は、所持量情報を計数機器48(58、62)から取得する(S202)。このとき、所持量取得部110は、取得した所持量情報を一時的に保持する。
続けて、表示制御部130は、所持量取得部110から所持量情報を取得し、取得した所持量情報が示す所持量を表示部102に表示させる(S203)。
続けて、送信確認部112は、入力部100から取得する情報に基づいて、会員ID取得部104が保持している会員ID情報と、所持量取得部110が保持している所持量情報とを、運営情報管理装置30に送信するか否かを判断する(S204)。
送信確認部112は、送信しないことを内容とする、施設装置20(22、24)の利用者が入力した情報を入力部100から取得した場合に、会員ID取得部104が保持している会員ID情報と、所持量取得部110が保持している所持量情報とを、運営情報管理装置30に送信しないと判断し(S204でNo)、施設装置20(22、24)は会員ID取得部104の会員ID情報の取得処理(S200)に戻る。
また、送信確認部112は、送信することを内容とする、施設装置20(22、24)の利用者が入力した情報を入力部100から取得した場合に、会員ID取得部104が保持している会員ID情報と、所持量取得部110が保持している所持量情報とを、運営情報管理装置30に送信すると判断し(S204でYes)、続けて、所持量送信部114は、会員ID情報と所持量情報とを含む情報を、運営情報管理装置30に送信する。これにより、施設装置20(22、24)は処理を終了する。そして、所持量受信部208は、施設装置20(22、24)から送信された会員ID情報と所持量情報とを受信する(S205)。
続けて、格納部216は、所持量受信部208が受信した会員ID情報と所持量情報とを取得すると、時計部218から現在の日時を取得する(S206)。
続けて、格納部216は、所持量情報と、現在日時とを対応付けて、会員情報記憶部200の利用履歴情報200bの「保有量」と「退店日時」とに、それぞれ格納する(S207)。これにより、施設装置20(22、24)は処理を終了する。
S110における格納処理では、格納部216は、例えば、S206において所持量受信部208から取得した会員ID情報に関連する会員情報記憶部200が記憶している利用履歴情報200bのうち、「会員ID」と、「施設ID」と、「入店日時」とが格納されており、「退店日時」と、「保有量」とが格納されていない利用履歴情報に対応付けて、現在日時と、所持量情報とを格納する。
図10は、売上げの算出の際に、本発明の実施の形態1に係る運営情報管理装置が実行する処理のフローチャートである。
まず、売上算出部220は、利用者が入力部190に入力した指示に基づいて、各施設の一定期間の売上げを算出する処理(以下、「売上算出処理」という。)を実行するか否かを判断する(S300)。
売上算出部220は、売上算出処理の実行する指示を入力部190から取得しない場合には、売上算出処理を実行しないと判断し(S300でNo)、待機する。
次に、売上算出部220は、利用者が入力部190に入力することにより指定する売上げの算出期間を取得する(S301)。
続けて、売上算出部220は、期間取得処理(S301)において取得した期間に基づいて、売上算出処理に必要な利用履歴情報200bを取得する(S302)。
続けて、売上算出部220は、利用履歴取得処理(S302)において取得した利用履歴情報200bから会員ごとの各利用時における売上げを算出する処理(S304)を、全ての各会員が各施設を利用した履歴について繰り返す(S303)。
続けて、売上算出部220は、会員ごとの各施設における売上げを算出する処理(S304)において算出した売上げを、施設ごとに集計する(S305)。
ロイヤリティー算出部222は、S305において集計した施設ごとの売上げから、各施設に対するロイヤリティーを算出する(S306)。
続けて、表示制御部224は、ロイヤリティー算出部222により算出された施設ごとのロイヤリティーを表示部192に表示させる(S307)。これにより、運営情報管理装置30は、処理を終了する。
ここで、利用者が指定した期間が「2006年3月1日から2006年3月31まで」であって、利用履歴情報200bが図5に示す内容である場合を例に、図10に示す売上算出処理の利用履歴取得処理(S302)からロイヤリティー算出処理(S306)までについて説明する。
以下、「施設ID」が「A01」、「B01」または「C01」である施設を、それぞれ、「施設A01」、「施設B01」または「施設C01」という。また、「会員ID」が「A0001」である会員を「会員A0001」という。
売上算出部220は、「退店日時」を売上げのある時点として、「退店日時」が指定された期間である「2006年3月1日から2006年3月31まで」に含まれる各会員の全ての利用履歴と、期間の始まりである「2006年3月1日」の直前の利用履歴とを取得する(S302)。すなわち本具体例では、売上算出部220は、図5に示す全ての利用履歴情報200bを取得する。
次に、各会員の利用ごとの売上げを算出する(S303)。ここで、「会員A0001」による「施設A01」の「退店日時」が「2006年3月20日22時30分」である利用を「利用1」、「会員A0001」による「施設B01」の「退店日時」が「2006年3月26日00時30分」である利用を「利用2」、「会員B0001」による「施設C01」の「退店日時」が「2006年2月22日23時30分」である利用を「利用3」、「会員B0001」による「施設B01」の「退店日時」が「2006年3月20日22時20分」である利用を「利用4」という。
売上算出部220利用履歴情報200bに「会員A0001」が「利用1」より前に利用した履歴がないことから、「利用1」が「会員A0001」の初めての利用であると判断する。なお、会員として登録した日を会員情報記憶部200の登録情報200aに含めるなど、他の記憶部が記憶していてもよい。
「利用1」の「入店日時」と「退店日時」との間に「会員A0001」の「交換日時」が含まれるため、「利用1」において「会員A0001」は「200」枚を交換により取得している。また、退点時の所持量は、「利用1」の「保有量」から「50」枚である。
したがって、売上算出部220は、「利用1」での売上げを、150枚分に相当する15000円と算出する。以下においても、換算レートは、1枚当たり100円とする。
「利用2」の退点時の所持量は、「利用2」の「保有量」から「100」枚である。「利用2」の入店時の保有量は、各施設のいずれかを直前に利用したとき、すなわち、本具体例では「利用1」の「保有量」に等しい。すなわち、「50」枚である。
したがって、売上算出部220は、「利用2」での売上げを、−50枚分に相当する−5000円と算出する。
「利用4」の退点時の所持量は、「利用4」の「保有量」から「100」枚である。「利用4」の入店時の保有量は、「利用2」の場合と同様に、各施設のいずれかを直前に利用したとき、すなわち、本具体例では「利用3」の「保有量」に等しい。すなわち、「350」枚である。
したがって、売上算出部220は、「利用4」での売上げを、250枚分に相当する25000円と算出する。
続けて、売上算出部220は、上記の処理において各会員の利用ごとに算出した売上げを、施設ごとに集計する(S305)。
「利用1」のみが「施設A01」の利用であるため、「施設A01」の売上げは、15000円と算出する。
また、「利用2」と「利用4」とが「施設B01」の利用であるため、「施設B01」の売上げは、「利用2」の売上げと「利用4」の売上げとを合計した、20000円と算出する。
続けて、ロイヤリティー算出部222は、自身が保持している予め定められた割合を乗じることにより、各施設に対するロイヤリティーを算出する(S306)。
例えば、自身が保持している予め定められた割合が5%である場合、ロイヤリティー算出部222は、「施設A01」に対するロイヤリティーについて、「施設A01」の売上げである15000円の5%である750円と算出し、「施設B01」に対するロイヤリティーについて、「施設B01」の売上げである20000円の5%である1000円と算出する。
以上、運営情報管理システムを構成する各装置において実行される処理の手順について説明した。
続けて、施設装置20(22、24)に接続された表示部102に表示される画面例について説明する。
図11は、会員登録時に、施設装置20(22、24)に接続された表示部102に表示される会員登録画面300の一例である。本実施の形態における登録情報は、氏名と、会員IDとであるため、会員登録画面300には、氏名を入力する欄と会員IDを入力する欄とが含まれる。
また、会員登録画面300は、登録ボタン302を含む。
登録ボタン302は、会員登録画面300の氏名欄および会員ID欄に入力された情報を施設装置20の会員登録受付部118に受け付けさせるためのボタンであり、キーボードやマウスなどの入力部100を利用して、施設装置20の利用者は選択または押下する。
本図は、氏名欄に「△△ 次郎」が、会員IDに「C0001」が入力された状態を示す。ここで、登録ボタン302が押下されると、「△△ 次郎」と「C0001」とを登録情報として、図6に示す登録情報受付処理(S3)以降の処理が実行される。
図12は、利用者の入店時に、施設装置20(22、24)に接続された表示部102に表示される保有量照会画面400の一例である。保有量照会画面400は、会員が施設に入店したときに、表示部102に表示される。
保有量照会画面400には、会員IDと、会員の現在の保有量とが表示される。
会員IDは、会員ID取得部104がカードリーダから取得した会員ID情報が示す会員IDであり、図7に示す会員ID表示処理(S101)により、表示される。
会員の現在の保有量は、同一画面の会員IDにより示される会員が現在保有している遊技札の数量であり、図7に示す保有量表示処理(S106)により、表示される。
保有量照会画面400は、照会ボタン402と、入店ボタン404と、終了ボタン406とを含む。
照会ボタン402は、同一画面の会員IDにより示される会員の保有量を照会することを内容とする情報を、施設装置20(22、24)の利用者が入力部100を利用して、照会確認部106に取得させるためのボタンである。
したがって、照会ボタン402が選択または押下されると、図7に示す保有量照会情報送受信処理(S103)以降の処理が実行される。会員の現在の保有量は、図7に示す保有量表示処理(S106)により、表示される。
入店ボタン404は、同一画面の会員IDにより示される会員が入店することを内容とする情報を、施設装置20(22、24)の利用者が入力部100を利用して、入店確認部122に取得させるためのボタンである。
したがって、照会ボタン402が選択または押下されると、図7に示す入店情報送受信処理(S108)以降の処理が実行される。
終了ボタン406は、同一画面の会員IDにより示される会員の保有量を照会しないことを内容とする情報、または、同一画面の会員IDにより示される会員が入店することを内容とする情報を、施設装置20(22、24)の利用者が入力部100を利用して、照会確認部106に取得させるためのボタンである。
したがって、終了ボタンが選択または押下されると、図7に示す照会判断(S102)または入店判断(S107)において、照会しない(S102でNo)と照会確認部106が判断し、または、入店しない(S107でNo)と入店確認部122が判断する。そして、施設装置20(22、24)は会員ID取得部104の会員ID情報の取得処理(S100)に戻る。
本図は、会員IDが「A0001」である会員が入店し、その会員について保有量の商会をするため、照会ボタン402が選択または押下された状態を例示しており、会員IDが「A0001」である会員の保有量が「50枚」であることが表示されている例を示す。
図13は、会員が新たに金銭と遊技札とを交換する時に、施設装置20(22、24)に接続された表示部102に表示される交換確認画面500の一例である。交換確認画面500は、会員が金銭と遊技札とを交換するときに、表示部102に表示される。
交換確認画面500には、会員IDと、交換量とが表示される。
会員IDは、会員ID取得部104がカードリーダから取得した会員ID情報が示す会員IDであり、図8に示す会員ID表示処理(S151)により、表示される。
交換量は、会員が交換を希望する遊技札の数量であり、その横に所定の換算レートで換算した金額が表示される。本図は、会員IDが「A0001」である会員が「200」枚の遊技札の交換を希望し、それが「20000円分」に相当することが表示されている例を示す。
交換確認画面500は、はいボタン502と、いいえボタン504とを含む。
はいボタン502は、交換確認画面500の会員IDを内容とする会員ID情報と、交換量とを含む交換量情報を、運営情報管理装置30に送信することを内容とする情報を、交換確認部126に取得させるためのボタンである。
したがって、はいボタン502が押下されると、図8に示す交換判断(S152)において交換確認部126は送信すると判断し(S152でYes)、図8に示す交換量情報送受信処理(S153)以降の処理が実行される。
いいえボタン504は、送信確認画面600の会員IDを内容とする会員ID情報と、所持量を内容とする所持量情報とを、運営情報管理装置30に送信しないことを内容とする情報を、送信確認部112に取得させるためのボタンである。
したがって、送信ボタン602が押下されると、図9に示す送信判断(S204)において送信確認部112は送信しないと判断する(S204でNo)。そして、施設装置20(22、24)は会員ID取得部104の会員ID情報の取得処理(S200)に戻る。
図14は、利用者の退店時に、施設装置20(22、24)に接続された表示部102に表示される送信確認画面600の一例である。送信確認画面600は、会員が施設を退店するときに、表示部102に表示される。
送信確認画面600には、会員IDと、所持量とが表示される。
会員IDは、会員ID取得部104がカードリーダから取得した会員ID情報が示す会員IDであり、図9に示す会員ID表示処理(S201)により、表示される。
所持量は、同一画面の会員IDにより示される会員が所持している遊技札の数量であり、図9に示す所持量表示処理(S203)により、表示される。本図は、会員IDが「A0001」である会員の所持量が「50枚」であることが表示されている例を示す。
送信確認画面600は、送信ボタン602と、取消ボタン604とを含む。
送信ボタン602は、送信確認画面600の会員IDを内容とする会員ID情報と、所持量を内容とする所持量情報とを、運営情報管理装置30に送信することを内容とする情報を、送信確認部112に取得させるためのボタンである。
したがって、送信ボタン602が押下されると、図9に示す送信判断(S204)において送信確認部112は送信すると判断し(S204でYes)、図9に示す所持量情報送受信処理(S205)以降の処理が実行される。
取消ボタン604は、送信確認画面600の会員IDを内容とする会員ID情報と、所持量を内容とする所持量情報とを、運営情報管理装置30に送信しないことを内容とする情報を、送信確認部112に取得させるためのボタンである。
したがって、取消ボタン604が押下されると、図9に示す送信判断(S204)において送信確認部112は送信しないと判断する(S204でNo)。そして、施設装置20(22、24)は会員ID取得部104の会員ID情報の取得処理(S200)に戻る。
図15は、売上げの算出の際に、運営情報管理装置30に接続された表示部192に表示される精算情報画面700の一例である。精算情報画面700は、指定された期間における各施設の売上げとロイヤリティーとを算出した結果である精算情報を表示する画面である。
精算情報画面700には、期間指定部702と精算情報表示部704とを含む。
期間指定部702は、利用者が期間を指定するための情報を入力する部分である。本図は、「2006年3月1日から2006年3月31日まで」が期間として指定された状態を示す。
精算情報表示部704は、期間指定部702に指定された期間に関する売上算出処理の結果を表示する部分であり、その期間における各施設の売上げとロイヤリティーとが表示される。本図の精算情報表示部704は、「2006年3月1日から2006年3月31日まで」の1ヶ月が期間に指定されているため、この1ヶ月の売上げおよびロイヤリティーを表示している。
また、例えば、期間指定部702に入力する期間の始期および終期を同一の期日とした場合、売上算出部220とロイヤリティー算出部222とにより、その1日の売上げおよびロイヤリティーが算出され、精算情報表示部704には、算出された1日の売上げおよびロイヤリティーが表示される。
精算情報画面700は、精算ボタン703を含む。
精算ボタン703は、期間指定部702に指定された期間に関する売上算出処理を実行させるためのボタンである。したがって、精算ボタン703が押下されると、運営情報管理装置30は、図10に示す期間取得処理(S301)以降の処理を実行し、その実行結果は精算情報表示部704に表示される。
本図は、上記の指定された期間の精算がなされた例を示し、例えば、「施設A」につき、「売上げ」が123500000円であり、その売上げに対するロイヤリティーが6175000円である例を示す。本図では、予め定められているロイヤリティーの売上げに対する料率を5%としている。
以上、本発明の実施の形態に係る運営情報管理装置およびそのシステムについて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、各施設装置20(22、24)のカードリーダ52(60、64)または計数機器48(58、62)は、なくてもよい。この場合、会員IDについては、IDカード50は会員IDが表面に記されたプラスチックカードなどであり、会員から提示を受けた各施設の店員などが入力部100から入力し、入力された会員IDを会員ID取得部104が取得する。また、退店時に所持するチップの枚数については、各施設の店員などが数えた枚数を入力部100から入力し、入力された枚数を所持量取得部110が取得する。
また、例えば、本実施の形態ではカードリーダ52、60、64を利用してカードの持ち主であることのみをもって、本人の認証をしていたが、IDとパスワードとにより本人の認証をしてもよい。IDとパスワードとによる本人認証は、上記のようにカードリーダを設置しない場合の本人の認証に利用でき、また、カードリーダと併用する場合は本人認証がより確実になる。このような本人認証は、入店時や退店時、遊技札の交換時などに、利用される。
ここで、IDとパスワードとによる本人認証をする場合の、会員情報記憶部が記憶している登録情報および会員登録画面について、図を参照して説明する。
図16は、本発明の一変形例に係る会員情報記憶部200が記憶している登録情報200cの例を示す図である。本図に示す登録情報200cは、「氏名」と、「会員ID」と、「パスワード」と、「質問」と、「答え」とが対応付けられた情報である。
「氏名」および「会員ID」は、図4を参照して説明した「氏名」および「会員ID」と、それぞれ同一であるため、ここでの説明は省略する。
「パスワード」は、会員の本人認証をするためのパスワードを内容とする情報を含む。「質問」と「答え」とは、会員がパスワードを忘れた場合に利用されるリマインダである。例えば、「質問」は予め用意された質問から会員が選択し、その質問に対する「答え」を登録しておく。これにより、会員がパスワードを忘れても、「質問」に対して登録されている正しい解答をした場合には、パスワードを当該会員に知らせることができる。そのため、会員がパスワードを忘れた場合に、会員として再登録するなどの手間を省くことが可能となる。
図17は、会員登録時に、施設装置20(22、24)に接続された表示部102に表示される会員登録画面800の他の例である。本変形例に係る登録情報は、氏名と、会員IDと、パスワードと、質問と、答えとであるため、会員登録画面800には、それぞれを入力する欄が含まれる。
本図は、氏名に「△△ 次郎」が、会員IDに「C0001」が、パスワードに「******」が、質問に「好きな色は?」が、答えに「みずいろ」が入力されている例を示す。ここでの「パスワード」は実際に入力されたパスワードではなく、第三者に漏れることを防止するための変換が施されている例を示している。また、ここでの質問と答えとは、対応しており、上記のパスワードのリマインダのための質問と答えとを入力する項目である。
また、会員登録画面800に含まれる登録ボタン802は、会員登録画面300に含まれる登録ボタン302と同様の機能を有する。そのため、登録ボタン802に関するここでの説明は省略する。
この変形例の場合、運営情報管理装置30は、さらに、施設装置に入力された会員IDとパスワードとを含む会員ID情報と登録情報200cとを比較することにより本人の認証をする本人認証部(図示しない)を備える。また、施設装置は、さらに、本人認証部による認証結果を受信する認証結果受信部(図示しない)と、会員ID情報を運営情報管理装置30に送信する会員ID情報送信部(図示しない)とを備える。
次に、本人認証処理について、説明する。本人認証処理は、図7、図8および図9に示す会員ID情報取得処理S100、S150およびS200に代わる処理である。
まず、会員ID取得部104は、入力部100に入力された、会員IDとパスワードとを含む会員ID情報を取得する。次に、会員ID情報送信部は、会員ID取得部104が取得した会員ID情報を本人認証部に送信する。
続けて、本人認証部は、受信した会員ID情報に含まれる「会員ID」と「パスワード」との組み合わせが会員情報記憶部200の登録情報200cに含まれている場合には本人であると判断し、また、その会員ID情報に含まれる「会員ID」と「パスワード」との組み合わせが会員情報記憶部200の登録情報200cに含まれていない場合には本人でないと判断して、その判断結果を施設装置に送信する。
各施設装置は、認証結果受信部が本人であるとの判断を取得した場合には、S101、S151またはS201の処理を続け、認証結果受信部が本人でないとの判断を取得した場合には、会員ID取得部104による会員ID取得処理に戻る。
このようにして、会員IDとパスワードとによる本人認証は実行される。
さらに、例えば、本実施の形態では、各施設装置20、22または24が、各施設装置が設置されている施設40、42または44を示す施設IDを所持量情報とともに、運営情報管理装置30に送信し、その施設IDを会員情報記憶部200の利用履歴情報200bに格納することとしたが、会員情報記憶部200の利用履歴情報200bに格納する施設IDの取得方法は、これに限られない。
具体的には、例えば、運営情報管理装置30が、施設装置のIPアドレスと、施設IDとを対応付けた情報を記憶する施設情報記憶部(図示しない)と、施設装置から所持量情報とともに当該施設装置のIPアドレスを示す情報を取得するIPアドレス取得部(図示しない)とを備えることによって、実現できる。この場合、格納部216は、施設情報記憶部が記憶している情報を参照することにより、IPアドレス取得部が取得したIPアドレスを、施設IDに変換し、会員情報記憶部200の利用履歴情報200bに格納する。
さらに、例えば、本実施の形態における、利用履歴情報200bの「施設ID」に代えて、施設装置の「IPアドレス」としてもよい。
さらに、例えば、本実施の形態では、金銭と遊技札との交換レートについて、遊技札1枚あたり100円であるとしたが、交換レートは任意のレートでよい。また、運営情報管理装置30は、利用履歴情報200bに含まれる「保有量」および「交換量」を、金額または遊技札の数量のいずれで保持してもよい。また、実施の形態に係る運営情報管理装置30は、遊技札と金銭との換算をする各部位が交換レートを保持するが、さらに、交換レートを記憶する記憶部(図示しない)を備え、遊技札と金銭との換算をする各部位がその記憶部から換算レートを取得して換算してもよい。
さらに、例えば、本実施の形態では、全ての施設において交換レートを同一であるとしたが、施設毎に交換レートが異なってもよい。この場合、運営情報管理装置30は、さらに、各施設における換算レートを記憶する記憶部(図示しない)と、各施設の遊技札の数量と金額とを換算する処理部(図示しない)とを備える。
さらに、例えば、実施の形態では、会員登録画面300において会員IDを、施設装置20(22、24)の利用者が入力するとしたが、会員IDは自動的に入力されてもよい。例えば、会員登録時に、施設装置20(22、24)が運営情報管理装置30に、未使用の会員IDを照会することにより実現できる。
さらに、例えば、本実施の形態では、会員情報記憶部200の利用履歴情報200bに含まれる、入店日時や退店日時を、運営情報管理装置30が備える時計部218の時刻に基づいて格納することとしたが、施設装置20(22、24)が備える時計部(図示しない)の時刻を、施設装置20(22、24)が送信する情報に含め、その送信する情報に含まれる時刻に関する情報を利用履歴情報200bの入店日時や退店日時に格納しても構わない。
この場合、施設装置20(22、24)が現在の日時を保持する時計部を備える。これにより、通信回線の不具合などのために、会員が入退店する際に運営情報管理装置30が実行する日時取得処理(図7のS109、または、図9のS206)が、実際に会員が入店した時刻に遅れた場合などに生じる、会員情報記憶部200の利用履歴情報200bに含まれる時刻と、実際に会員が入店した時刻とのズレを防ぐことが可能となる。
さらに、例えば、本実施の形態では、会員ID情報を保持するIDカード50を各会員が携帯するとしたが、この場合のIDカード50は、会員ID情報を保持し、各会員が携帯できる物であればよい。例えば、会員ID情報を保持するICチップを内蔵する携帯電話でもよい。
さらに、例えば、本実施の形態では、施設ごとに売上げを集計したが、施設のオーナーごとに集計をしてもよい。この場合、運営情報管理装置は、さらに、施設と、施設のオーナーとを対応付けた情報を記憶する記憶部(図示しない)を備える。
これにより、複数の施設を経営するオーナーと、運営機関との間の決済をまとめることができ、利便性が向上する。
さらに、例えば、本実施の形態では、施設装置が設置される各施設はカジノ遊技の設備を備えることとしたが、例えば、カジノ遊技の設備を備えず、遊技札と引き換えに飲食サービスのみを提供する施設に施設装置を設置してもよい。
これにより、利用者の遊技札の利用可能な範囲が広がり、利用者の利便性が向上する。また、カジノ遊技の設備を備える施設と飲食サービスのみを提供する施設とが同一のオーナーである場合など、そのオーナーはサービス提供の機会を増やすことができ、各施設の運営者の利便性が向上する。
さらに、例えば、カジノ遊技の設備を備えず、遊技札と引き換えに飲食サービスのみを提供する施設のみに施設装置を設置してもよい。
(実施の形態2)
実施の形態1では、複数の施設での遊技札の利用を統括的に管理する装置について説明した。しかし、複数の施設を利用する者に関する情報は、遊技札の数量だけではない。複数の施設で会員対して付与されるポイントを示す情報や顧客の嗜好を示す情報などは、会員に施設の利用を動機付けるために重要な情報である。
実施の形態2では、このような会員の情報を統括的に管理し、複数の施設のいずれにおいてもそれらの情報の活用を可能にする運営情報管理装置および施設装置を提供する。
実施の形態2の運営情報管理システムは、実施の形態1の運営情報管理システム10と同様に、インターネットや専用回線などの通信回線を介して接続されている、複数の施設装置と、運営情報管理装置とから構成される。実施の形態2の運営情報管理システムの構成は図1を参照して説明した実施の形態1と同様であるため、実施の形態2の運営情報管理システムの構成に関する説明は省略する。
施設装置と運営情報管理装置の構成について図を参照して説明する。
図18は、本発明の実施の形態2に係る施設装置の機能的構成を示すブロック図である。
実施の形態2に係る施設装置1020は、実施の形態1に係る施設装置20(22、24)が備える機能に加えて、個別情報照会送信部1128と、個別情報送信部1130と、個別情報受信部1132とを備える。また、施設装置1020は、施設装置20(22、24)が備える照会確認部106に代えて照会確認部1124を備える。
本図に示す各部のうち、上記以外の処理部について、図2に示す施設装置20(22、24)が備える処理部と同様の機能を備える処理部には同一の参照符号を付しており、これらに関するここでの説明は省略する。
照会確認部1124は、会員ID取得部104が取得した会員ID情報が示す会員の遊技札の保有量、または、個別情報を後述する運営情報管理装置(1030)に照会することに関する、施設装置1020の利用者の確認を入力部100から受け付ける。
個別情報照会送信部1128は、照会確認部1124が利用者の確認を受け付けた場合に、その確認された会員ID情報に関連する個別情報を照会するための情報(以下、「個別情報紹介情報」という。)を、後述する運営情報管理装置(1030)に送信する。
個別情報送信部1130は、施設装置1020の利用者が入力する会員個別の情報(以下、「個別情報」という。)を入力部100から受け付け、受け付けた個別情報を後述する運営情報管理装置(1030)に送信する。
個別情報は、各会員に付与される特典を示す情報および各会員の嗜好を示す情報を含む。
個別情報受信部1132は、個別情報照会送信部1128による照会に応じて後述する運営情報管理装置(1030)が送信した個別情報を受信する。
図19は、本発明の実施の形態2に係る運営情報管理装置の機能的構成を示すブロック図である。
実施の形態2に係る運営情報管理装置1030は、実施の形態1に係る運営情報管理装置30が備える機能に加えて、個別情報照会受信部1202と、個別情報抽出部1204と、抽出個別情報送信部1206と、ポイント算出部1210と、入力個別情報受信部1212とを備える。また、運営情報管理装置1030は、運営情報管理装置30が備える会員情報記憶部200に代えて会員情報記憶部1200を備え、所持量受信部208に代えて所持量受信部1208を備え、格納部216に代えておよび格納部1216を備える。
本図に示す各部のうち、上記以外の処理部について、図3に示す運営情報管理装置30が備える処理部と同様の機能を備える処理部には同一の参照符号を付しており、これらに関するここでの説明は省略する。
個別情報照会受信部1202は、施設装置1020から送信される個別情報照会情報を受信する。
個別情報抽出部1204は、個別情報照会受信部1202が受信した個別情報照会情報を取得し、その個別情報照会情報に対応する個別情報を、個別情報1200cを参照して抽出する。
抽出個別情報送信部1206は、個別情報抽出部1204が抽出した個別情報を、個別情報照会受信部1202が受信した個別情報の送信元である施設装置1020に送信する。
ポイント算出部1210は、後述する所持量受信部1208から所持量情報を取得するとともに、会員情報記憶部1200が記憶している利用履歴情報1200bを取得し、取得した所持量情報と利用履歴情報1200bに含まれる保有量と交換量とから今回の入店での遊技札の利用数量を算出する。そして、ポイント算出部1210は、算出した利用数量に所定の割合を乗じることにより会員に付与されるポイントを算出する。
入力個別情報受信部1212は、利用者により個別情報が入力された施設装置1020から送信される個別情報を受信すると、受信した個別情報を格納部1216に引き渡す。
会員情報記憶部1200は、登録情報1200aと利用履歴情報1200bと個別情報1200cとを記憶している。登録情報1200aと利用履歴情報1200bとは実施の形態1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
個別情報1200cについて、図を参照して説明する。
図20は、本発明の実施の形態2に係る会員情報記憶部1200が記憶している個別情報1200cの例を示す図である。
個別情報1200cは、会員個別の情報であり、各会員に付与される特典を示す情報および各会員の嗜好を示す情報を含む。
個別情報1200cは、「会員ID」と、「ポイント」と、「趣味・仕事」と、「オリジナルカクテル」とを含む。
会員IDは、会員毎に付与されるIDに関連する情報である。
ポイントは、会員に対して付与された遊技札の利用数量に応じたポイントの現在の数量を示す情報である。このようなポイントは、各会員に付与される特典を示す情報の一例である。
趣味・仕事は、会員の趣味または仕事を示す情報である。
オリジナルカクテルのレシピ1からレシピ3は、それぞれ、会員のために作られたオリジナルカクテルの作り方を示す情報である。
ポイントは、会員に付与される特典を示す情報の一例であり、趣味・仕事およびオリジナルカクテルのレシピ1からレシピ3は、会員の嗜好を示す情報の一例である。
このように、ポイントを運営情報管理装置1030で管理することにより、複数の施設のいずれを利用しても、当該会員の利用数量に応じたポイントを加算することが可能になる。
また、会員の嗜好を示す情報を運営情報管理装置1030で管理することにより、会員が施設を利用する場合に、前回までに今回とは異なる施設を利用していても、当該会員の嗜好が分かる。そのため、施設全体で把握した会員の嗜好を各施設で利用するこができ、快適なサービスを会員に提供することが可能になる。
ここから、実施の形態2に係る運営情報管理装置1030の説明に戻る。
格納部1216は、取得した情報を会員情報記憶部1200に格納する。すなわち、格納部1216は、実施の形態1の格納部216と同様に、登録情報1200aと利用履歴情報1200bとを格納する。また、本実施の形態の格納部1216は、さらに、個別情報1200cを格納する。
所持量受信部1208は、施設装置1020から送信される所持量情報を受信すると、実施の形態1と同様に、受信した所持量情報を格納部1216に引き渡すとともに、ポイント算出部1210に引き渡す。
次に、施設装置1020と運営情報管理装置1030とから構成される運営情報管理システムが実行する処理について説明する。
実施の形態2の運営情報管理システムが実行する処理は、実施の形態1と同様の処理に加えて、図21に示す個別情報の照会および表示処理を実行する。また、会員が退店する際には、実施の形態1では図9を参照して説明した処理に代えて、図23に示す処理が実行される。その他の実施の形態1において説明した処理は、実施の形態2においても共通である。実施の形態1と実施の形態2とで共通する処理に関するここでの説明は省略する。
図21は、個別情報を照会する際に、本発明の実施の形態2に係る運営情報管理装置1030および施設装置1020が実行する処理のタイムチャートである。
カードリーダ52(60、64)から会員ID情報を取得する会員ID取得処理(S100)から、個別情報を運営情報管理装置1030に照会するか否かを判断する照会判断処理(S102)までは、実施の形態1の図7を参照指定説明した処理と同様である。そのため、これらの処理の詳細な説明は省略する。
照会確認部1124は、表示部102に表示された会員IDにより示される会員の個別情報を照会しないことを内容とする、施設装置1020の利用者が入力した情報を入力部100から取得した場合に、会員ID取得部104が保持している会員ID情報に関連する個別情報を、運営情報管理装置30に照会しないと判断し(S102でNo)、施設装置1020は会員ID取得部104の会員ID情報の取得処理(S100)に戻る。
また、照会確認部1124は、表示部102に表示された会員IDにより示される会員の個別情報を照会することを内容とする、施設装置1020の利用者が入力した情報を入力部100から取得した場合に、会員ID取得部104が保持している会員ID情報に関連する個別情報を、運営情報管理装置30に照会すると判断する(S102でYes)。
このように、照会確認部1124が、会員ID取得部104が保持している会員ID情報に関連する個別情報を、運営情報管理装置1030に照会すると判断した場合に(S102でYes)、続けて、個別情報照会送信部1128は、会員ID取得部104が保持している会員ID情報を取得し、取得した会員ID情報を含む保有量照会情報を運営情報管理装置1030に送信する。そして、個別情報照会受信部1202は、施設装置1020が送信した個別情報照会情報を受信する(S1103)。
続けて、個別情報抽出部1204は、個別情報照会受信部1202が受信した個別情報照会情報を取得し、取得した個別情報照会情報に含まれる会員ID情報に対応する個別情報を、会員情報記憶部1200の個別情報1200cから抽出する(S1104)。
続けて、抽出個別情報送信部1206は、個別情報抽出部1204が抽出した個別情報を取得し、取得した個別情報を施設装置1020に送信する。これにより、運営情報管理装置1030は処理を終了する。そして、個別情報受信部1132は、運営情報管理装置1030が送信した保有量情報を受信する(S1105)。
続けて、表示制御部130は、個別情報受信部1132が受信した個別情報を取得し、取得した個別情報を、会員ID表示処理(S101)において表示させた会員IDに対応付けて表示部102に表示させる(S1106)。
ここで、図22は、施設装置1020に接続された表示部102に表示される個別情報照会画面1300の一例である。
個別情報照会画面1300には、会員IDと、個別情報とが表示される。
会員IDは、会員ID取得部104がカードリーダから取得した会員ID情報が示す会員IDであり、会員ID表示処理(S101)により、表示される。
個別情報は、現在のポイントと、当該会員に提供されたオリジナルカクテルと、趣味や仕事などが含まれる。
個別情報照会画面1300は、照会ボタン1302と、終了ボタン1304とを含む。
照会ボタン1302は、同一画面の会員IDにより示される会員の個別情報を照会することを内容とする情報を、施設装置1020の利用者が入力部100を利用して、照会確認部1124に取得させるためのボタンである。
したがって、照会ボタン1302が選択または押下されると、個別情報照会情報送受信処理(S1103)以降の処理が実行される。会員の個別情報は、個別情報表示処理(S1106)により、表示される。
終了ボタン1304は、同一画面の会員IDにより示される会員の個別情報の照会を終了させるためのボタンである。終了ボタンが選択または押下されると、後述する終了判断処理(S1107)において、肯定判断がなされる。
ここから、図21を参照し、運営情報管理装置1030および施設装置1020が実行する処理の説明に戻る。
続けて、照会確認部1124は、入力部100に個別情報の照会処理の終了を示す情報(以下、「個別情報照会終了情報」という。)が入力されたか否かを判断する(S1107)。
個別情報照会終了情報が入力されないと判断された場合(S1107でNo)、表示制御部130は、個別情報の教示を継続する。また、個別情報照会終了情報が入力されたと判断された場合(S1107でYes)、照会確認部1124は処理を終了させる。
図23は、会員が退店する際に、本発明の実施の形態2に係る運営情報管理装置および施設装置が実行する処理のタイムチャートである。
カードリーダ52(60、64)から会員ID情報を取得する会員ID取得処理(S200)から、時計部218から現在の日時を取得する日時取得処理(S206)までは、実施の形態1の図9を参照指定説明した処理と同様である。そのため、これらの処理の詳細な説明は省略する。
ポイント算出部1210は、所持量受信部1208が受信した会員ID情報と所持量情報とを取得すると、その会員ID情報に対応する利用履歴情報1200bを取得し、取得した所持量情報と利用履歴情報1200bに含まれる保有量と交換量とから今回の入店での遊技札の利用数量を算出し、算出した利用数量に所定の割合を乗じることにより会員に付与されるポイントを算出する(S1200)。
ここで、利用数量の算出方法について、図5に示す会員IDが「A0001」である会員の利用履歴情報200bを参照して、説明する。
例えば、2006年3月20日について、入店時の遊技札の保有量は50枚である。そして、200枚の遊技札を交換して取得している。そして、この日の退店時の保持量は、2006年3月25日の施設「B01」への入店時の保有量に示されるように、100枚である。したがって、2006年3月20日に施設「A01」に入店した時の利用数量は、150枚と算出される。例えば、利用数量の1割をポイントとして付与する場合、ポイント算出部1210は、15ポイントを今回の入店で会員に付与されるポイントとして算出する。
次に、格納部1216は、ポイント算出部1210により算出されたポイントを示す情報をポイント算出部1210から取得し、会員情報記憶部1200の個別情報1200cに格納する(S1201)。
最後に、格納部1216は、所持量情報と、現在日時とを対応付けて、会員情報記憶部1200の利用履歴情報1200bの「保有量」と「退店日時」とに、それぞれ格納し(S207)、処理を終了する。
なお、ポイント算出処理(S1200)およびポイント格納処理(S1201)よりも先に、所持量格納処理(S207)が実行されても良い。
このように、ポイントを算出し、会員情報記憶部1200に格納する。これにより、複数の異なる施設を利用する会員に付与するポイントを統括的に管理することが可能になる。
以上のように、本実施の形態では、運営情報管理装置1030は会員の個別情報を管理する。これにより、個別情報に含まれるポイントを統括的に管理することができる。
また、運営情報管理装置1030は、会員の趣味や仕事、会員に対して提供したオリジナルカクテルなど、その会員の嗜好を示す情報を管理する。これにより、会員が異なる施設を利用する場合であっても、会員の嗜好が分かる。すなわち、施設全体で把握した会員の嗜好を各施設で共有して利用するこができ、快適なサービスを会員に提供することが可能になる。
なお、図18に示す表示部102は、店員がカウンターを挟んで顧客に飲食物を提供する店舗である場合、顧客の背面の壁に取り付けられるとよい。表示部102は、例えば、液晶モニタなどである。
例えば、上記のように表示部102には個別情報照会画面1300が表示される。顧客の背面の壁に個別情報照会画面1300が表示されることにより、店員は顧客から大きく目線をそむけることなく、表示部102に表示される画面を閲覧することができる。そのため、顧客により快適なサービスを提供することが可能になる。
なお、運営情報管理装置1030は、さらに、カクテルのレシピを含むレシピ情報を記憶するレシピ情報記憶部を備え、施設装置1020から検索できるようにしてもよい。
この場合、施設装置1020は、さらに、入力部100からカクテルを検索するための条件を受け付ける検索条件受付部と、受け付けた検索条件を示す情報(以下、「検索条件情報」という。)を運営情報管理装置1030に送信する検索条件送信部と、運営情報管理装置1030から送信されるレシピ情報を受信するレシピ情報受信部とを備える。
運営情報管理装置1030は、検索条件送信部から検索条件情報を受信する検索条件受信部と、レシピ情報記憶部のレシピ情報から、受信した検索条件に含まれる検索条件に対応するカクテルのレシピ情報を抽出するレシピ情報抽出部と、抽出したレシピ情報を送信するレシピ情報送信部とを備える。
レシピ情報送信部からレシピ情報が送信されると、レシピ情報受信部はレシピ情報を受信し、受信したレシピ情報を表示制御部130に引き渡す。表示制御部130は、受信したレシピ情報を表示部102に表示させる。
ここで、レシピ情報を抽出する方法には、例えば、レシピに検索条件が含まれるレシピ情報を抽出する方法が挙げられる。具体的には、検索条件が「ジン」である場合、レシピに「ジン」が含まれるカクテルのレシピ情報を抽出する。
また、レシピ情報を抽出する方法には、例えば、レシピ情報記憶部にカクテルとカテゴリとを対応付けたレシピ情報を記憶させておき、検索条件に含まれるカテゴリのレシピ情報を抽出する方法が挙げられる。具体的には、カテゴリとして「甘い」、「辛い」などを各カクテルのレシピに対応付けておき、検索条件が「甘い」である場合、それに対応付けられているカクテルのレシピを抽出する。
なお、各カクテルのレシピには、複数のカテゴリが対応付けられていても良い。これにより、きめ細かな検索が可能になる。また、レシピ情報の検索方法には、レシピを検索条件とする方法と予め対応付けられたカテゴリを検索条件とする方法との両方が併用されてもよい。
このように店員がレシピを検索し、表示部102により店員に提示することにより、店員が作ったことがないカクテルや初めて聞いたカクテルを作ることが容易になる。
さらに、上記のように表示部102がカウンターを挟んだ顧客の背面にある場合、店員は顧客と近い目線で会話をしながら、検索条件を入力し、顧客が望むカクテルのレシピを検索することができる。したがって、快適にきめ細かなサービスを提供することが可能になる。
本発明は、カジノ遊技機を備える複数の施設の運営に関する情報を集中的に管理する装置またはシステムに適用できる。
本発明の実施の形態1に係る運営情報管理システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る施設装置の機能的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る運営情報管理装置の機能的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る会員情報記憶部が記憶している登録情報の例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る会員情報記憶部が記憶している利用履歴情報の例を示す図である。 会員登録する際に、本発明の実施の形態1に係る運営情報管理装置および施設装置が実行する処理のタイムチャートである。 会員が入店する際に、本発明の実施の形態1に係る運営情報管理装置および施設装置が実行する処理のタイムチャートである。 会員が新たに金銭と遊技札とを交換する時に、本発明の実施の形態1に係る運営情報管理装置および施設装置が実行する処理のタイムチャートである。 会員が退店する際に、本発明の実施の形態1に係る運営情報管理装置および施設装置が実行する処理のタイムチャートである。 売上げの精算の際に、本発明の実施の形態1に係る運営情報管理装置が実行する処理のフローチャートである。 会員登録時に、施設装置に接続された表示部に表示される会員登録画面の一例である。 利用者の入店時に、施設装置に接続された表示部に表示される保有量照会画面の一例である。 会員が新たに金銭と遊技札とを交換する時に、施設装置に接続された表示部に表示される交換確認画面の一例である。 利用者の退店時に、施設装置に接続された表示部に表示される送信確認画面の一例である。 売上げの精算の際に、運営情報管理装置に接続された表示部に表示される精算情報画面の一例である。 本発明の一変形例に係る会員情報記憶部が記憶している登録情報の例を示す図である。 会員登録時に、施設装置に接続された表示部に表示される会員登録画面の他の例である。 本発明の実施の形態2に係る施設装置の機能的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る運営情報管理装置の機能的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る会員情報記憶部が記憶している個別情報の例を示す図である。 個別情報を照会する際に、本発明の実施の形態2に係る運営情報管理装置および施設装置が実行する処理のタイムチャートである。 施設装置に接続された表示部に表示される個別情報照会画面の一例である。 会員が退店する際に、本発明の実施の形態2に係る運営情報管理装置および施設装置が実行する処理のタイムチャートである。
符号の説明
10 運営情報管理システム
12 通信回線
20、22、24、1020 施設装置
30、1030 運営情報管理装置
40、42、44 施設
46、54、56 遊技札
48、58、62 計数機器
50 IDカード
52、60、64 カードリーダ
100、190 入力部
102、192 表示部
104 会員ID取得部
106、1124 照会確認部
108 保有量照会送信部
110 所持量取得部
112 送信確認部
114 所持量送信部
116 保有量受信部
118 会員登録受付部
120 登録情報送信部
122 入店確認部
124 入店情報送信部
126 交換確認部
128 交換情報送信部
130、224 表示制御部
200、1200 会員情報記憶部
202 保有量照会受信部
204 保有量抽出部
206 保有量送信部
208 所持量受信部
210 登録情報受信部
212 入店情報受信部
214 交換情報受信部
216、1216 格納部
218 時計部
220 売上算出部
222 ロイヤリティー算出部
224 表示制御部
1128 個別情報照会送信部
1130 個別情報送信部
1132 個別情報受信部
1202 個別情報照会受信部
1204 個別情報抽出部
1206 抽出個別情報送信部
1208 所持量受信部
1210 ポイント算出部
1212 入力個別情報受信部

Claims (22)

  1. 複数の会員が遊技札を用いて利用する複数の施設における業務の運営に関する情報を管理する運営情報管理装置であって、
    前記各会員を特定するための情報である会員IDと、前記各会員の遊技札の保有量とを対応付けた情報である会員情報を記憶している会員情報記憶手段と、
    前記複数の施設のぞれぞれに設置される装置である複数の施設装置のいずれかから、前記各会員が利用していた施設を退店する時に所持する遊技札の数量である所持量に関する情報を受信する所持量受信手段と、
    前記所持量受信手段が受信した情報に含まれる前記所持量を、当該所持量の遊技札を所持する会員の会員IDに対応付けられた前記保有量として、前記会員情報記憶手段に格納する格納手段とを備える
    ことを特徴とする運営情報管理装置。
  2. 前記運営情報管理装置は、さらに、前記複数の施設装置のいずれかから、特定の会員IDに対応する前記保有量の照会に関する情報を受信する保有量照会受信手段と、
    前記保有量照会受信手段が受信した情報に含まれる前記会員IDに対応する前記保有量を、前記会員情報記憶手段が記憶している前記会員情報から抽出する保有量抽出手段と、
    前記保有量抽出手段が抽出した前記保有量を、前記保有量照会受信手段が受信した情報の送信元である施設装置に送信する保有量送信手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の運営情報管理装置。
  3. 前記会員情報記憶手段は、前記会員IDと、前記保有量と、さらに、前記各会員が新たに金銭を遊技札に交換した日である交換日時と、当該交換日時に交換された遊技札の数量を示す交換量とを対応づけた前記会員情報を記憶し、
    前記運営情報管理装置は、さらに、前記複数の施設装置のいずれかから、特定の会員IDにより示される会員の前記遊技札の交換に関する情報を受信する交換情報受信手段を備える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の運営情報管理装置。
  4. 前記会員情報記憶手段は、前記会員IDと、前記保有量と、前記交換日時と、前記交換量と、さらに、前記各施設を特定するための情報である施設IDと、売上げが発生した日である売上日とを対応付けた前記会員情報を記憶し、
    前記運営情報管理装置は、さらに、利用者が入力した期間を示す情報を取得し、当該期間に含まれる売上日に対応する前記会員情報から、前記施設ごとの前記期間における売上げを算出する売上算出手段と、
    前記売上算出手段により算出された前記施設ごとの売上げを表示させる表示制御手段とを備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の運営情報管理装置。
  5. 前記運営情報管理装置は、さらに、前記売上算出手段により算出された前記各施設の売上げに応じた、前記各施設のロイヤリティーを算出するロイヤリティー算出手段を備える
    ことを特徴とする請求項4に記載の運営情報管理装置。
  6. 前記ロイヤリティー算出手段は、前記売上算出手段により算出された前記各施設の売上げが正である場合に、前記売上げに予め定められた料率を乗じることにより、前記各施設の売上げに応じた、前記各施設のロイヤリティーを算出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の運営情報管理装置。
  7. 会員情報記憶手段は、さらに、前記各会員の嗜好を示す前記各会員に個別の情報である個別情報を記憶し、
    前記運営情報管理装置は、さらに、
    前記複数の施設装置のいずれかから、特定の会員IDに対応する前記個別情報の照会に関する情報を受信する個別情報照会受信手段と、
    前記個別情報照会受信手段が受信した情報に含まれる前記会員IDに対応する前記個別情報を、前記会員情報記憶手段が記憶している前記個別情報から抽出する個別情報抽出手段と、
    前記個別情報抽出手段が抽出した前記個別情報を、前記個別情報照会受信手段が受信した情報の送信元である施設装置に送信する個別情報送信手段とを備える
    ことを特徴とする請求項3から請求項6までのいずれか1項に記載の運営情報管理装置。
  8. 会員情報記憶手段は、さらに、前記各会員に付与されたポイントを示すポイント情報を含む前記個別情報を記憶し、
    前記運営情報管理装置は、さらに、
    前記所持量受信手段から前記所持量に関する情報を取得するとともに、前記会員情報記憶手段に記憶されている前記会員情報から前記保有量と前記交換量とを取得し、取得した前記所持量に関する情報と前記保有量と前記交換量とから今回の遊技札の利用数量を算出し、算出した前記利用数量に所定の割合を乗じることにより会員に付与されるポイントを算出するポイント算出手段を備え、
    前記格納手段は、前記ポイント算出手段により算出されたポイントを示す情報を、当該所持量の遊技札を所持する会員の会員IDに対応付けられたポイント情報として、前記会員情報記憶手段に格納する
    ことを特徴とする請求項7に記載の運営情報管理装置。
  9. 複数の会員が利用する複数の施設における業務の運営に関する情報を管理する運営情報管理システムであって、
    前記運営情報管理システムは、通信回線を介して接続された、前記複数の施設における業務の運営を管理する機関に設置される運営情報管理装置と、前記複数の施設のぞれぞれに設置される複数の施設装置とにより構成され、
    前記運営情報管理装置は、
    前記各会員を特定するための情報である会員IDと、前記各会員の遊技札の保有量とを対応付けた情報である会員情報を記憶している会員情報記憶手段と、
    前記複数の施設装置のいずれかから、前記各会員が利用していた施設を退店する時に所持する遊技札の数量である所持量に関する情報を受信する所持量受信手段と、
    前記所持量受信手段が受信した情報に含まれる前記所持量を、当該所持量の遊技札を所持する会員の会員IDに対応付けられた前記保有量として、前記会員情報記憶手段に格納する格納手段とを備え、
    前記各施設装置は、
    前記所持量に関する情報を、前記運営情報管理装置に送信する所持量送信手段を備える
    ことを特徴とする運営情報管理システム。
  10. 前記各施設装置は、さらに、
    前記所持量を計数する計数機器から、当該機器により計数された前記所持量に関する情報を取得する所持量取得手段を備え、
    前記所持量送信手段は、前記所持量取得手段が取得した前記所持量に関する情報を、前記運営情報管理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項9に記載の運営情報管理システム。
  11. 前記所持量取得手段は、前記各施設ごとに異なる遊技札の前記所持量を計数する前記計数機器から、当該機器により計数された前記所持量に関する情報を取得する
    ことを特徴とする請求項10に記載の運営情報管理システム。
  12. 前記運営情報管理装置は、さらに、
    前記複数の施設装置のいずれかから、特定の会員IDに対応する前記保有量の照会に関する情報を受信する保有量照会受信手段と、
    前記会員情報記憶手段が記憶している前記会員情報から、前記保有量照会受信手段が受信した情報に含まれる前記会員IDに対応する前記保有量を抽出する保有量抽出手段と、
    前記保有量抽出手段が抽出した前記保有量を、前記保有量照会受信手段が受信した情報の送信元である施設装置に送信する保有量送信手段とを備え、
    前記各施設装置は、さらに、
    特定の会員IDに対応する前記保有量の照会に関する情報を送信する保有量照会送信手段とを備える
    ことを特徴とする請求項9から請求項11までのいずれか1項に記載の運営情報管理システム。
  13. 前記各施設装置は、さらに、
    前記各会員が携帯し、当該各会員の会員IDを示す情報を保持する物から前記会員IDに関する情報を読み取る機器から、当該会員IDに関する情報を取得する会員ID取得手段を備え、
    前記保有量照会送信手段は、前記会員ID取得手段が取得した情報に関連する会員IDに対応する前記保有量の照会に関する情報を送信する
    ことを特徴とする請求項12に記載の運営情報管理システム。
  14. 会員ID取得手段は、前記各会員が携帯し、前記各会員の会員IDに関する情報のみを保持する物から前記会員IDに関する情報を読み取る機器から、当該会員IDに関する情報を取得する
    ことを特徴とする請求項13に記載の運営情報管理システム。
  15. 前記各施設装置は、さらに、
    利用者が入力した会員IDおよびパスワードを含む会員ID情報を取得する登録情報取得手段と、
    前記登録情報取得手段が取得した会員ID情報を前記運営情報管理装置に送信する会員ID情報送信手段と、
    前記運営情報管理装置から本人であるか否かの判断結果を受信する認証結果受信手段とを備え、
    前記保有量照会送信手段は、前記認証結果受信手段が本人であるとの判断を受信した場合に、認証された前記特定の会員IDに対応する前記保有量の照会に関する情報を送信し、
    前記運営情報管理装置は、さらに、会員IDおよびパスワードを対応付けた登録情報を記憶している登録情報記憶手段と、
    前記各施設装置から前記会員ID情報を受信する会員ID関連情報受信手段と、
    前記会員ID情報受信手段が受信した会員ID情報に含まれる会員IDおよびパスワードが前記登録情報に含まれる会員IDおよびパスワードと一致する場合に、会員IDおよびパスワードを前記各施設装置に入力した会員が本人であると判断し、判断した結果を前記各施設装置に送信する会員認証手段とを備える
    ことを特徴とする請求項12に記載の運営情報管理システム。
  16. 前記会員情報記憶手段は、前記会員IDと、前記保有量と、さらに、前記各会員が新たに金銭を遊技札に交換した日である交換日時と、当該交換日時に交換された遊技札の数量を示す交換量とを対応づけた前記会員情報を記憶し、
    前記運営機関装置は、さらに、前記複数の施設装置のいずれかから、特定の会員IDにより示される会員の前記遊技札の交換に関する情報を受信する交換情報受信手段を備え、
    前記各施設装置は、さらに、特定の会員IDにより示される会員の前記遊技札の交換に関する情報を送信する交換情報送信手段を備える
    ことを特徴とする請求項9から請求項15までのいずれか1項に記載の運営情報管理システム。
  17. 前記会員情報記憶手段は、前記会員IDと、前記保有量と、前記交換日時と、前記交換量と、さらに、前記各施設を特定するための情報である施設IDと、売上げが発生した日である売上日とを対応付けた前記会員情報を記憶し、
    前記運営情報管理装置は、さらに、利用者が入力した期間を示す情報を取得し、当該期間に含まれる売上日に対応する前記会員情報から、前記施設ごとの前記期間における売上げを算出する売上算出手段と、
    前記売上算出手段により算出された前記施設ごとの売上げを表示させる表示制御手段とを備える
    ことを特徴とする請求項16に記載の運営情報管理システム。
  18. 前記運営情報管理装置は、さらに、前記売上算出手段により算出された前記各施設の売上げに応じた、前記各施設のロイヤリティーを算出するロイヤリティー算出手段とを備える
    ことを特徴とする請求項17に記載の運営情報管理システム。
  19. 会員情報記憶手段は、さらに、前記各会員に付与される特典に関連する前記各会員に個別の情報である個別情報を記憶し、
    前記運営情報管理装置は、さらに、
    前記複数の施設装置のいずれかから、特定の会員IDに対応する前記個別情報の照会に関する情報を受信する個別情報照会受信手段と、
    前記個別情報照会受信手段が受信した情報に含まれる前記会員IDに対応する前記個別情報を、前記会員情報記憶手段が記憶している前記個別情報から抽出する個別情報抽出手段と、
    前記個別情報抽出手段が抽出した前記個別情報を、前記個別情報照会受信手段が受信した情報の送信元である施設装置に送信する個別情報送信手段とを備え、
    前記各施設装置は、さらに、
    特定の会員IDに対応する前記個別情報の照会に関する情報を送信する個別情報照会送信手段を備える
    ことを特徴とする請求項16から請求項18までのいずれか1項に記載の運営情報管理システム。
  20. 会員情報記憶手段は、さらに、前記各会員に付与されたポイントを示すポイント情報を含む前記個別情報を記憶し、
    前記運営情報管理装置は、さらに、
    前記所持量受信手段から前記所持量に関する情報を取得するとともに、前記会員情報記憶手段に記憶されている前記会員情報から前記保有量と前記交換量とを取得し、取得した前記所持量に関する情報と前記保有量と前記交換量とから今回の遊技札の利用数量を算出し、算出した前記利用数量に所定の割合を乗じることにより会員に付与されるポイントを算出するポイント算出手段を備え、
    前記格納手段は、前記ポイント算出手段により算出されたポイントを示す情報を、当該所持量の遊技札を所持する会員の会員IDに対応付けられたポイント情報として、前記会員情報記憶手段に格納する
    ことを特徴とする請求項19に記載の運営情報管理システム。
  21. 複数の会員が遊技札を用いて利用する複数の施設における業務の運営に関する情報を管理する運営情報管理方法であって、
    前記複数の施設のぞれぞれに設置される装置である複数の施設装置のいずれかから、前記各会員が利用していた施設を退店する時に所持する遊技札の数量である所持量に関する情報を受信する所持量受信ステップと、
    前記各会員を特定するための情報である会員IDと、前記各会員の遊技札の保有量とを対応付けた情報である会員情報を記憶している会員情報記憶手段に、前記所持量受信ステップにおいて受信した情報に含まれる前記所持量を、当該所持量に関連する会員IDに対応付けられた前記保有量として格納する格納ステップとを含む
    ことを特徴とする運営情報管理方法。
  22. 複数の会員が遊技札を用いて利用する複数の施設における業務の運営に関する情報を管理する運営情報管理プログラムであって、
    前記複数の施設のぞれぞれに設置される装置である複数の施設装置のいずれかから、前記各会員が利用していた施設を退店する時に所持する遊技札の数量である所持量に関する情報を受信する所持量受信ステップと、
    前記各会員を特定するための情報である会員IDと、前記各会員の遊技札の保有量とを対応付けた情報である会員情報を記憶している会員情報記憶手段に、前記所持量受信ステップにおいて受信した情報に含まれる前記所持量を、当該所持量に関連する会員IDに対応付けられた前記保有量として格納する格納ステップとをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする運営情報管理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018055374A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 株式会社オービック 店舗契約会計処理装置、店舗契約会計処理方法、及び店舗契約会計処理プログラム

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