JP2007534354A - 脂肪抑制を用いる血管の等方性画像形成 - Google Patents

脂肪抑制を用いる血管の等方性画像形成 Download PDF

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Abstract

2つの画像が、三次元投影再構成SSFPパルスシーケンスを使用して取得される。異なるRF位相循環パターンが、それぞれの画像を取得するために使用され、脂肪が抑えられた水の画像が、これら2つの画像を結合することによって作製される。データ取得効率が、SSFPパルスシーケンスの期間中に作製された実質的にはすべての読取り勾配波形の期間中にk空間データを取得することによって増大する。

Description

連邦政府により援助を受けた研究に関する記述
本発明は、国立衛生研究所により与えられた補助金第HL62425号のもとでの政府援助によってなされた。合衆国政府は本発明において一定の権利を有する。
発明の背景
本発明の分野は核磁気共鳴造影(MRI)のための方法およびシステムである。より具体的には、本発明は、MRIデータを取得するための定常状態自由歳差運動(SSFP)法に関する。
ヒトの組織などの物質が均一な磁場(分極磁場B0)に晒されると、その組織内におけるスピンの個々の磁気モーメントは、この分極磁場によって整列しようとするが、その周囲ではそれらの固有のラーモア周波数で、でたらめな順序に歳差運動を行う。この物質すなわちこの組織が、x−y平面にあり且つラーモア周波数に近い磁場(励起磁場B1)に晒されると、ネット整列されたモーメントMzは、そのx−y平面に対して回転し、あるいは「傾いて」、ネット横磁気モーメントMtを作り出す。信号がその励起されたスピンによって出力され、励起信号B1が終了した後で、この信号が受信および処理されて画像を形成できる。
これらの信号を利用して画像を作る際には、磁場勾配(Gx、GyおよびGz)が用いられる。典型的には、画像が形成される領域は、用いられる特定の位置決定法によってこれらの勾配が変化する連続的な測定サイクルによって走査される。結果として生じる受信NMR信号のセットはディジタル化され、処理されて、広く知られた多くの再構成技術の1つを用いて画像が再構成される。
医学的画像を作製するために現在使用されているほとんどのMRIスキャンでは、必要なデータを取得するために分単位で多くの時間を必要とする。このスキャン時間の縮小は重要な検討事項である。なぜなら、短くなったスキャンは患者の処理数を増大させ、患者の快適性を改善し、かつ、モーションアーチファクトを減少させることによって画質を改善するからである。非常に短い反復時間(TR)を有し、かつ、分単位ではなく、むしろ秒単位で行うことができる完全なスキャンをもたらす種類のパルスシーケンスがある。より従来的なパルスシーケンスでは、スピン−スピン緩和定数T2よりもはるかに大きな反復時間TRを有し、その結果、横磁化が、連続シーケンスにおける位相同期励起パルス間で緩和するために時間を要するのに対して、高速パルスシーケンスは、T2よりも小さく、かつ、横磁化を平衡定常状態にさせる反復時間TRを有する。そのような技術は定常状態自由歳差運動(SSFP)技術と呼ばれている。
市販のMRIシステムにおける高性能な勾配システムの最近の導入により、これらのSSFP画像形成パルスシーケンスはより多くの注目を受けている。SSFP画像形成パルスシーケンスはスキャン時間を著しく短縮するだけでなく、比較的大きいSNRを有し、同時に、組織のT2/T1比に基づいてT2様のコントラストを提供する。
2つの大きな問題がSSFP取得法には伴う。第1に、作製された画像は、脂肪スピンのT2/T1比が大きいことによる望ましくないほど明るい脂質の信号を有する。このような明るい信号は臨床的解釈を複雑にし、かつ、より大きな臨床的重要性を有するすぐ近くの組織を不明瞭にする。第2に、SSFPパルスシーケンスを使用しているとき、信号のドロップアウトおよび帯状アーチファクト(banding artifact)が、B0場が不均一な領域において現れ得る。帯状アーチファクトを減少させ、かつ、信号対雑音(SNR)効率を最大にするために、極めて短い反復時間(「TR」)が通常の場合には所望される。
SSFP画像中の脂肪を抑えるための2つ方法が米国特許第6,307,368号に記載されている。ゆらぎ平衡MR(FEMR)法において、RF位相循環により、パルスシーケンスを交互にしたとき、水の信号と脂肪の信号との間でゆらぐ横磁化がもたらされる。第2の方法(線形結合SSFP、LCSSFP)では、2つの画像データセットが、異なるRF位相サイクルを使用するSSFPパルスシーケンスを用いて取得され、次いで、これらのデータセットが画像再構成期間中に線形的に結合される。この方法により、画像データセットは、SNR効率を失うことなく脂肪の画像および水の画像の両方を作製するために異なった結合を行うことができる。
FEMRおよびLCSSFPを正しく操作するために、脂肪抑制法では、非常に短い反復時間(TR)を有するSSFPパルスシーケンスの使用が要求される。FEMRおよびLCSSFPはともに、180°の位相シフトがそれぞれのTR間隔の期間中において脂肪のスピンと水のスピンとの間で生じるときに最も良く機能する。従って、1.5Tにおける脂肪・水の完全な分離のための理想的な反復時間は約2.2msある。しかしながら、そのような短いTRを得ることは、読取り分解能を犠牲にすることなくして困難であり、そのため、この方法の適用性は制限されている。
発明の概要
本発明は、短い反復速度(TR)を有するSSFPパルスシーケンスを用いて取得されるデータを増大させるための方法、および、特に、その読取り勾配波形の継続期間中を通した投影再構成パルスシーケンスを用いてNMRデータを取得するための方法である。読取り勾配波形のローブ(lobe)ならびにその間での傾斜のリフェージングおよびデフェージングの両方の期間中にNMRデータを取得することによって、短いTRの期間中に取得されるデータ量を二倍にすることができる。このことは結果として、より短いスキャン時間になり、あるいは、より大きな分解能またはより大きなSNRの画像になる。
本発明の別の態様は、校正データが取得される期間中における、画像スキャンに先立つ校正スキャンの実施である。この校正データは、取得された画像データを、うず電流によって引き起こされる不正確さについて補正するために用いられる。これらの補正により、著しい画像アーチファクトを生じさせることなく、NMR信号を、読取り勾配波形の期間中を通して取得することが可能になる。
本発明の一般的な目的は、短いTRのSSFPパルスシーケンスの期間中に取得することができるNMRデータの量を増大させることである。データは、より多くのk空間データをサンプリングするために、読取り勾配波形の継続期間中を通して取得することができる。読取り勾配振幅の変化の期間中におけるサンプリングによって引き起こされる誤りが、校正スキャン期間中に得られた情報を用いて補正される。
本発明における前記の及び他の目的と利点は、以下の説明から明らかとなる。説明では、本明細書の一部を形成し、実例として本発明の好ましい実施態様が示されている添付図面が参照される。しかし、そのような実施態様は必ずしも本発明の全範囲を表すものではなく、従って、本発明の範囲を解釈するためには、本明細書中の請求の範囲を参照すべきである。
好ましい実施態様の説明
最初に図1を参照すると、本発明を取り入れた好ましいMRIシステムの主要な構成要素が示される。システムの操作は、オペレータコンソール100から制御される。オペレータコンソール100には、キーボード付きコントロールパネル102、およびディスプレイ104が含まれる。コンソール100は、リンク116を通じて別のコンピュータシステム107とコミュニケートするため、オペレータはスクリーン104上でイメージの作成と表示を制御することができる。コンピュータシステム107には、バックプレーンを通じて互いにコミュニケートするいくつかのモジュールが含まれる。これらのモジュールには、イメージプロセッサモジュール106、CPUモジュール108、メモリモジュール113などが含まれる。メモリモジュール113は、当該技術ではイメージデータアレイを格納するためのフレームバッファとして知られる。コンピュータシステム107は、イメージデータとプログラムを保存するためのディスク記憶装置111とテープドライブ112にリンクされており、高速シリアルリンク115を通じて別のシステムコントロール122とコミュニケートする。
システムコントロール122には、バックプレーンによって一緒に接続される一連のモジュールが含まれる。これらのモジュールには、CPUモジュール119とパルス発生器モジュール121などが含まれる。パルス発生器モジュール121は、シリアルリンク125を通じてオペレータコンソール100と接続する。システムコントロール122は、オペレータから実行すべきスキャンシーケンスを示すコマンドを、このリンク125を通じて受け取る。パルス発生器モジュール121は、システム構成要素を動作させて所望のスキャンシーケンスを実行する。パルス発生器モジュール121は、発生させるRFパルスのタイミング、振幅、および形状、ならびにデータ取得ウィンドウのタイミングと長さを示すデータを生成する。パルス発生器モジュール121は、一連の勾配増幅器127と接続して、スキャン中に発生する勾配パルスのタイミングと形状を示す。さらに、パルス発生器モジュール121は、生理的取得コントローラ129から患者のデータを受信する。生理的取得コントローラ129は、患者に接続されたいくつかの異なるセンサーから信号を受信する。これらの信号には、電極からのECG信号またはベローからの呼吸信号などがある。最終的には、パルス発生器モジュール121は、スキャンルームインタフェース回路133と接続する。スキャンルームインタフェース回路133は、患者および磁気システムの状態と対応した様々なセンサーからの信号を受信する。患者位置合わせシステム134がスキャンのために患者を所望の位置に動かすコマンドを受信するのも、スキャンルームインタフェース回路133からである。
パルス発生器モジュール121によって生成された勾配波形は、増幅器Gx、Gy、Gzから成る勾配増幅器システム127に加えられる。各勾配増幅器は、一般に139として指定されるアセンブリ内で、対応する勾配コイルを励起して、取得された信号の位置エンコードに使用する磁場勾配を生成する。階調度コイルアセンブリ139は、分極マグネット140と全身RFコイル152を含むマグネットアセンブリ141の一部を形成する。システムコントロール122にあるトランシーバーモジュール150はパルスを発生させる。これらのパルスは、RF増幅器151によって増幅され、送信/受信スイッチ154によってRFコイル152と結合される。患者内で励起された核によって放射された結果の信号は、同じRFコイル152によって感知され、送信/受信スイッチ154によってプリアンプ153に結合される。増幅されたNMR信号は、トランシーバー150の受信機部分で復調、濾波、およびディジタル化される。送信/受信スイッチ154はパルス発生器モジュール121からの信号によって制御され、送信モード中はRF増幅器151をコイル152に電気的に接続し、受信モード中はプリアンプ153を接続する。送信/受信スイッチ154は、さらに別個のRFコイル(例えば、ヘッドコイルまたは表面コイル)を送信モードまたは受信モードのいずれかで使用できるようにする。
RFコイル152によって受信されるNMR信号は、トランシーバーモジュール150によってディジタル化され、システムコントロール122内のメモリモジュール160に転送される。スキャンが完了して、メモリモジュール160でデータの全体の配列が取得されたとき、アレイプロセッサ161が作動してデータをイメージデータのアレイにフーリエ変換する。このイメージデータセットは、シリアルリンク115を通じてコンピュータシステム107に伝達され、そこでディスクメモリ111に格納される。オペレータコンソール100から受信されたコマンドに対応して、このイメージデータセットをテープドライブ112に格納したり、またはイメージプロセッサ106によってさらに処理して、オペレータコンソール100に伝達してからディスプレイ104上に提示することもできる。
特に図1および図2を参照すると、トランシーバー150は、コイル152Aにおいて電力増幅器151によってRF励起磁場B1を生成し、コイル152Bにおいて誘導された結果としての信号を受信する。上記に示されるように、コイル152AおよびBは図2に示されるように別個であってもよい。または、それらは図1に示されるように単一の全身コイルであってもよい。RF励起磁場のベース、または搬送波、周波数は、周波数合成器200の制御のもとで生成される。周波数合成器200は、CPUモジュール119とパルス発生器モジュール121から一連のディジタル信号(CF)を受信する。これらのディジタル信号は、出力201で生成されたRF搬送信号の周波数と位相を示す。命令されたRF搬送波は、変調器およびアップコンバータ202に加えられる。そこでは、その振幅が、同様にパルス発生器モジュール121から受信された信号R(t)に応じて変調される。信号R(t)は、生成すべきRF励起パルスのエンベロープを特定して、格納された一連のディジタル値を連続して読みだすことによってモジュール121で生成される。これらの格納されたディジタル値は、次にオペレータコンソール100から変更され、所望のRFパルスエンベロープの生成が可能になる。
出力205で生成されたRF励起パルスの大きさは、励振器減衰器回路206によって減衰される。励振器減衰器回路206は、バックプレーン118からディジタルコマンドTAを受信する。減衰されたRF励起パルスは、RFコイル152Aを駆動する電力増幅器151に加えられる。トランシーバー122のこの部分に関するさらに詳細な説明については、参照して本明細書の記載の一部とする米国特許第4,952,877号を参照することができる。
引き続き図1および図2を参照すると、対象体によって生成される信号は、受信機コイル152Bによって受信され、プリアンプ153を通じて受信機減衰器207の入力に加えられる。受信機減衰器207は、バックプレーン118から受信されるディジタル減衰信号(RA)によって決定された量だけ信号をさらに増幅する。
受信信号はラーモア周波数またはその付近にある。この高い周波数信号は、ダウンコンバータ208によって2ステッププロセスに下方変換される。ダウンコンバータ208は、最初にNMR信号をライン201の搬送信号と混合してから、結果として生じる差信号をライン204の2.5MHz基準信号と混合する。下方変換されたNMR信号は、アナログ−ディジタル(A/D)コンバータ209の入力に加えられる。アナログ−ディジタル(A/D)コンバータ209は、アナログ信号をサンプリングしてディジタル化してから、それをディジタル検出器および信号プロセッサ210に加える。ディジタル検出器および信号プロセッサ210は、受信された信号に対応した16ビット同位相(I)値と16ビット直角位相(Q)値を生成する。受信信号のディジタル化されたI値とQ値の結果としてのストリームは、バックプレーン118を通じてメモリモジュール160に出力される。メモリモジュール160では、それらの値はイメージの復元に使用される。
この2.5MHz基準信号は、250kHzサンプリング信号および5、10、60MHz基準信号と同様に、共通の20MHzマスタークロック信号から基準周波数発生器203で発生させる。この受信機のさらに詳しい説明については、参照としてここに組み込まれる米国特許第4,992,736号を参照することができる。
再構成されたSSFP画像において脂質の信号または水信号のいずれかを正しく抑えるために、パルス反復期間(TR)は非常に短くしなければならない。例えば、米国特許第6,307,368号に記載されるLCSSFP法では、2つのk空間画像データセットが、異なるrfパルス位相スケジュールをこれら2つの画像取得のそれぞれの期間中に使用して取得される。これら2つの画像データセットがある1つの様式で結合されるとき、脂質の信号が抑えられ、別の様式で結合されるときには、水の信号が抑えられる。この方法は、水のスピンと脂肪のスピンとの位相差が180°であるときに最も良く機能し、また、SSFPパルスシーケンスでは、このことは結果として、1.5テスラの偏向磁場において実行されたとき、2.2msの最適なTRになる。しかしながら、良好な成績が、3msまでのパルスシーケンス反復期間(TR)を用いて達成されている。
別個の、時間のかかる位相エンコーディング勾配パルスが要求されないので、投影再構成パルスシーケンスが、これらの非常に短い反復期間(TR)を達成するために用いられる。図3を参照すると、典型的な3D投影再構成パルスシーケンスは、目的とする3D体積の全体を通してスピンを励起させるための弱いスラブ選択Gz勾配パルス302の存在下で作製されるRFパルス300を含む。励起されたスピンは短いGzリフェージングパルス304によってリフェージングされ、その後、3つの読取り勾配波形(306、308および310)がそれぞれの勾配軸(Gx、GyおよびGz)に沿って作製される。これらの読取り勾配波形は、勾配場が、この特定のSSFPシーケンスについて3つの別々の場の半径方向の読取り方向を確立するために要求される値にその期間中に達する上昇部312を有する。当然のことではあるが、スキャン期間中に、このパルスシーケンスは多数回繰り返され、半径方向の読取り方向が、k空間の球状体積の全体をサンプリングするために、異なるk空間方向に段階的に変化する。NMRデータが、読取り波形(306、308および310)がその期間中に312において上昇し、かつ、頂部が平坦な間隔316を維持する314において示される短い間隔の期間中に取得される。図4に示されるように、この短い読取り間隔314の期間中に、NMR信号が、k空間の中心から、目的とする球状体積の外周に延びる1つの半径方向の軌跡318に沿ってk空間をサンプリングするために取得される。
データ取得後、読取り勾配(306、208および310)は、振幅が320において減少し、その後、逆の極性で再び増加して、リフェージングローブ322を生じさせる。負のリフェージングローブ322は、横スピン磁化が次のパルスシーケンスの開始前にリフェージングされるように、正のローブと同じ面積を有する。あるパルスシーケンスから次のパルスシーケンスに持ち込まれる著しい横磁化が存在するので、そのようなリフェージングがすべてのSSFPパルスシーケンスにおいて必要である。
この典型的なゼロに近いTEの3D投影再構成パルスシーケンスのサンプリング効率は低いことが図3において理解することができる。データはTR時間の比較的小さい部分で取得されている。
特に図5を参照すると、3D投影再構成パルスシーケンスのデータ収集効率は、読取り勾配波形のプレーアウト(playout)の全体を通してNMRデータを取得することによって増大させることができる。図5の第1の実施態様において、読取り勾配波形(306、308および310)は、最初のデフェージングローブ330、それに続く読取りローブ332、次いでリフェージングローブ334から構成される。従来のパルスシーケンスとは異なり、NMRデータ336が、これらの読取り勾配波形(306、308および310)の完全なプレーアウトの期間中に取得される。
この第1の実施態様において、4つの半径方向のサンプリング軌跡がそれぞれのパルスシーケンスの期間中に取得される。図5および図6を参照すると、デフェージングローブ330の適用期間中に、NMRデータが取得され、k空間が第1の半径方向の軌跡340に沿ってサンプリングされる。このサンプリングはk空間の中心から半径方向に外向きであり、デフェージングローブ330の傾斜部および平坦部(プラトー)の期間中に行われる。その後、小さい回転勾配ブリップ342が適用され、k空間のサンプリングは、矢印344によって示されるような別の半径方向の軌跡開始点に移動される。読取り勾配ローブ332の前半部の期間中に、NMRデータが第2の半径方向の軌跡346に沿ってサンプリングされ、k空間の中心に戻る。点線348によって示される読取り勾配ローブの中心において、それぞれの読取り勾配(Gx、GyおよびGz)のレベルが、サンプリングを別の半径方向に再び向かわせるためにわずかに変化させられる。結果として、読取り勾配ローブ332の後半部のプレーアウトの期間中に、k空間データが、k空間の中心から遠ざかる第3の半径方向のサンプリング軌跡350に沿って取得される。このように、NMRデータが、その傾斜部を含めて完全な読取りローブ332のプレーアウトの期間中に取得される。
なおも図5および図6を参照すると、リフェージング読取り勾配ローブ334をプレーアウトする前に、別の小さい回転勾配ブリップ352が適用され、k空間のサンプリングが別の半径方向の軌跡に移動される。結果として、NMR信号の取得が次のリフェージングローブ334の期間中に行われるとき、第4のk空間サンプリング軌跡354が横切って、k空間の中心に戻る。従って、パルスシーケンスが完了したとき、等方性の256×256×256の画素の画像を生じさせることができるk空間における合計で4つの異なる半径方向の軌跡が、3.7ms〜4.4msのTR期間中にサンプリングされている。
3D投影再構成パルスシーケンスの別の実施態様が図7に示される。この実施態様では、2つだけの半径方向の投影が取得されるが、パルスシーケンスは上記の第1の実施態様よりも短い反復期間(TR)で行うことができる。上記のパルスシーケンスの場合のように、横磁化が、弱いスラブ選択Gz勾配パルス302の存在下でのrf励起パルス300の適用によってもたらされる。この磁化が、小さい負のGz勾配ローブ304によってリフェージングされ、その後、3つの読取り勾配波形(306、308および310)がプレーアウトされる。
なおも図7を参照すると、読取り勾配波形(306、308および310)はそれぞれが、デフェージングローブ360、それに続くリフェージングローブ362から構成される。NMR信号364がほぼこの完全な期間の期間中に取得される。より具体的には、その傾斜部を含めてデフェージングローブ360のこのプレーアウトの期間中に、図8において矢印366によって示される第1の読取りk空間軌跡がサンプリングされる。その後、小さい回転勾配ブリップ368がそれぞれの勾配軸(Gx、GyおよびGz)に沿って適用され、k空間のサンプリングは、矢印370によって示されるような別の半径方向の軌跡開始点に移動される。その傾斜部を含めて、次のリフェージングローブ362の期間中に、第2の半径方向の軌跡372がサンプリングされ、k空間の中心に戻る。
これらの効率的なパルスシーケンスを適正に用いるために、図9に示される方法が使用される。この方法における最初の工程は、プロセスブロック380によって示されるような選択された読取り勾配波形に対する校正データを取得することである。この校正データは、読取り勾配が生じつつあるときにサンプリングされている実際のk空間位置において誤りを生じさせるうず電流などのシステムの不安定性について補正するために必要である。
校正データは、特定のパルスシーケンスを使用して、例えば、図10に示されるパルスシーケンスなどを使用して取得される。校正されることになる読取り勾配波形が382において示されており、これには、同じ勾配軸に沿って向けられている薄いスライス選択勾配波形384が先行する。RF励起パルス386がスライス選択勾配384の適用期間中に作製され、NMR信号が、勾配波形382がプレーアウトされるようにウィンドウ388の期間中にサンプリングされる。この例では、校正されている読取り勾配波形は、図7のパルスシーケンスで使用される読取り勾配波形であり、NMR信号が、読取り勾配波形がそのパルスシーケンスの実施期間中にサンプリングされる全く同じ方法で期間388の期間中にサンプリングされる。薄いスライスが励起され(約1.5mm)、このスライスは、スライス厚に対して大きい、システムの等角点からの所定距離(D)に位置する(例えば、30mm)。
校正パルスシーケンスがそれぞれの勾配軸(Gx、GyおよびGz)について1回行われる。加えて、それぞれの取得の後、校正パルスシーケンスが繰り返され、しかし、試験勾配382は、参照NMR信号を取得するためにゼロに設定される。すなわち、校正データおよび参照データがそれぞれの直交勾配軸について取得される。その後、それぞれの勾配軸(x、yおよびz)についての取得された校正データおよび参照データの位相φ(t)が、サンプリングされた直角位相成分(QおよびI)から計算される(φ=tan-1Q/I)。その後、参照位相データが、3組の補正された校正位相データを作製するために校正位相データから引かれる:
Δφx(t)=Dxx(t)
Δφy(t)=Dyy(t)
Δφz(t)=Dzz(t)
(式中、
x、Dy、Dz=システムの等角点からのそれぞれの校正スライスの距離;および、
x、ky、kz=それぞれのk空間軸に沿った励起スピンのk空間における位置)。
好ましい実施態様では、校正データがそれぞれの勾配軸について20回取得され、その結果が平均化される。この工程は500ms〜1,000msの取得時間を必要とする。
図9を再び参照すると、第1の画像データセットD0-0が、その後、上記の、また、図5または図7に示される3D投影再構成パルスシーケンスの1つを使用して、プロセスブロック390において示されるように取得される。上記の両方の好ましい実施態様では、3Dのk空間体積の全体が所定の密度にサンプリングされるまで、パルスシーケンスが、多くの異なる軌跡に沿って半径方向の軌跡をサンプリングするために繰り返される。これは、それぞれの読取り勾配波形(Gx、GyおよびGz)の相対的な振幅を調節することによって達成される。角度間隔が、サンプリングされたk空間球面の外周境界(kmax)においてk空間サンプル点の均一な分布が生じるように選ばれる。取得が、40mT/mの最大ピーク勾配振幅および150mT/m/sの最大スリューレートを有する1.5Tのスキャナーで行われる。±125kHzの受信機帯域が、できる限り最短のTRを達成するために使用された。128個の半径方向のk空間サンプル点と同等な読取り分解能がそれぞれの半径方向の軌跡について使用され、これにより、256×256×256の同等な画像マトリックスサイズが得られている。この第1のデータセットについての半径方向の軌跡の集合が、一定したRF位相サイクルを用いて取得され、得られたk空間データセットがD0-0として示される。検査のための中心周波数は、脂肪の共鳴ピークと水の共鳴ピークとの中ほどに設定されている。
第2の画像データセットD0-180が、その後、プロセスブロック392において示されるように取得される。このデータセットは、RF位相がπの位相増分だけそれぞれのTRで増大することを除いて、第1のデータセットと同一の様式で取得される。得られる2つのデータセット(D0-0およびD0-180)は、別個の水の画像および脂肪の画像を作製するための十分な情報を提供する。
プロセスブロック394において示されるように、次の工程は、3組の校正位相データ(Δφx(t)、Δφy(t)、Δφz(t))を使用して、サンプリング位置誤差についてk空間データセット(D0-0およびD0-180)を補正することである。最初に、NMR信号が勾配軸(x、yおよびz)のそれぞれに沿って投影取得の期間中にサンプリングされている実際のk空間位置が計算される:
x(t)=Δφx(t)/Dx
y(t)=Δφy(t)/Dy
z(t)=Δφz(t)/Dz
その後、それぞれの勾配軸についてのこれらの補正されたk空間サンプリング点が結合されて、実際のサンプリング点kactual(t)が、下記のドット積を計算することによってそれぞれの取得されたサンプリング軌跡について得られる:
Figure 2007534354
(式中、kxmax、kymax、kzmaxは、単位円上における取得されたサンプリング軌跡の終点である)。例えば、取得されたサンプリング軌跡がx軸のみに沿って向けられているならば、kxmaxは「1」であり、kymaxおよびkzmaxの値はゼロである。この場合、実際のサンプリング点はkactual(t)=kx(t)である。当然のことではあるが、ほぼすべての取得されたサンプリング軌跡が2つまたは3つの勾配軸に沿って向けられており、従って、実際のサンプリング点kactual(t)は、これら3つの補正されたk空間サンプリング点(kx(t)、ky(t)およびkz(t))の結合である。
取得されたk空間データセットのこの補正は、取得されかつ補正されたk空間データセットを作製するためにそれぞれの軌跡に対して行われる。しかしながら、この補正は、サンプリングされたNMR信号を実際には変化させず、代わりに、サンプルが実際に得られたk空間における位置を正しく特定することが明らかであるに違いない。これらの補正の実際の実行が次の再グリッド化プロセスにおいて行われる。
好ましい画像再構成法において、再グリッド化工程が、その後、取得されかつ補正されたk空間データセットを3Dデカルト座標格子上に置くために、プロセスブロック396において示されるように使用される。これは、3DFT画像再構成が実施され得るように行われる。そのような再グリッド化法はこの分野では広く知られており、例えば、J.Jackson他、「グリッド化を使用するフーリエ反転のための畳込み関数の選択」、IEEE Trans.Med.Imaging、10、473〜478(1991)に記載されている。このグリッド化工程は、理論的な半径方向のサンプリング軌跡ではなく、むしろ実際のサンプリング軌跡kactual(t)を用いて行われる。従って、デカルト座標サンプリング点に対する半径方向のサンプル点の再グリッド化を特徴づける補間プロセスでは、それぞれの軌跡についての実際のサンプル点kactual(t)が用いられる。k空間データの得られる3Dアレイは、ρ2フィルターにより補償された密度である(この場合、ρは、補償されているデータ点のk空間半径である)。ρ=0の点は、2D投影フィルターについて提案された補正と同様に、サンプリングされる有限の体積球面に従って重さが付加される。再グリッド化プロセスのために使用されるカーネルは、単純な三角関数(これはコンピュータ計算が非常に高速である)またはカイザー・ベッセル関数(これは、再グリッド化プロセスからのエイリアシングエネルギーを低下させるという利点を有する)のいずれかである。
プロセスブロック398において示されるように、2つの再グリッド化されたk空間データセットが、その後、2つの画像(I0-0およびI0-180)を再構成するために、3つの方向のすべてにおいてフーリエ変換される。好ましい実施態様において、それぞれのサンプリングされた半径方向の軌跡はk空間体積の中心から外周に一方向のみで延びているだけであり、しかし、反対方向でのサンプルは取得されない。この見逃されたデータが、3Dホモダインプロセスを用いて、例えば、NollおよびNishimura(「磁気共鳴画像形成におけるホモダイン検出」、IEEE Transactions on Medical Imaging、第10巻第2号(1991年6月))によって記載され、また、米国特許第5,243,284号に記載されるプロセスなどを用いて合成される。
プロセスブロック400およびプロセスブロック402によって示されるように、本方法における最終工程は、水の画像および脂肪の画像を作製するために2つの複素画像データセット(D0-0およびD0-180)を結合することである。水の画像は、脂肪の信号を抑えており、2つの画像データセットを下記のように結合することによって形成される。最初に、複素画像データセットI0-180における各要素の位相が−90°位相シフトされる。その後、この位相シフトされた複素画像D0-180(e-iπ/2)が、それぞれの対応するデータセット要素のそれぞれのI成分およびQ成分の和を求めることによって複素画像データセットD0-0に加えられる。水の画像が、マグニチュード画像をその結果から計算することによって形成される。脂肪の画像は、2つの画像セットを下記のように結合することによって形成される。最初に、複素画像データセットD0-180における各要素の位相が+90°位相シフトされる。その後、この位相シフトされた複素画像D0-180(eiπ/2)が、それぞれの対応するデータセット要素のそれぞれのI成分およびQ成分の和を求めることによって複素画像データセットD0-0に加えられる。脂肪の画像が、マグニチュード画像をその結果から計算することによって形成される。
水の画像および脂肪の画像の両方を作製することができるが、ほとんどの臨床的適用では、水の画像が使用される。より具体的には、三次元での水の画像を、特定の解剖学を調べるために三次元画像から二次元スライスを取ることによって調べることができる。あるいは、3D画像を、広く知られている投影技術を使用して、選択された投影角度で二次元画像平面上に投影することができる。
本発明は、脂肪を抑えた上記の水の画像を作製する好ましい方法に限定されない。例えば、他のRF位相循環スキームを、2つの画像データセットを取得するときに使用することができ、また、取得されたデータセットは、脂肪または水を抑えるために、画像再構成に先だってk空間において結合することができる。ホモダイン再構成法は、必要とされるk空間データの数を減少させるので好ましいが、本発明を実施するために必ずしも必要ではない。
本発明を用いるMRIシステムのブロック図である。 図1のMRIシステムの一部を形成するトランシーバーの電気ブロック図である。 図1のMRIシステムを用いてSSFP NMRデータを取得するために使用される先行技術のパルスシーケンスのグラフ表示である。 図3のパルスシーケンスを用いて取得されるk空間サンプルの半径方向の軌跡のグラフ表示である。 本発明に従ってSSFP NMRデータを取得するために使用される第1の好ましいパルスシーケンスのグラフ表示である。 図5のパルスシーケンスを用いて取得されるk空間サンプルの半径方向の軌跡のグラフ表示である。 本発明に従ってSSFP NMRデータを取得するために使用される第2の好ましいパルスシーケンスのグラフ表示である。 図7のパルスシーケンスを用いて取得されるk空間サンプルの半径方向の軌跡のグラフ表示である。 本発明を実施するための好ましい方法のフローチャートである。 図9の方法を実施するために使用される校正パルスシーケンスのグラフ表示である。

Claims (15)

  1. 磁気共鳴造影法(MRI)システムを用いて画像を作製するための方法であって、
    a)選択された読取り勾配波形を使用して前記MRIシステムにより校正パルスシーケンスを実行して、校正データを取得する工程;
    b)前記選択された読取り勾配波形をデータ取得期間中に作製し、かつ、第1のRFパルス位相パターンを用いる三次元投影再構成パルスシーケンスを使用して、前記MRIシステムにより第1のk空間データセットを取得する工程;
    c)前記選択された読取り勾配波形をデータ取得期間中に作製し、かつ、第2のRFパルス位相パターンを用いる前記三次元投影再構成パルスシーケンスを使用して、前記MRIシステムにより第2のk空間データセットを取得する工程;
    d)前記校正データを使用して前記第1および第2のk空間データセットを補正する工程;および
    e)前記第1および第2の補正されたk空間データセットから水の画像を作製する工程
    を含む方法。
  2. 工程e)が、
    i)前記第1の補正されたk空間データセットから第1の画像を再構成すること;
    ii)前記第2の補正されたk空間データセットから第2の画像を再構成すること;および
    iii)前記第1および第2の画像からのデータを結合すること
    によって行われる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記選択された読取り勾配波形が、所定の傾斜によってつながれた複数のローブから構成され、かつ、k空間データが、実質的には前記選択された読取り勾配波形の作製期間中を通して取得される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記選択された読取り勾配波形が複数の傾斜を含み、k空間データが前記傾斜の作製期間中に取得される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記校正パルスシーケンスが、
    i)選択可能なRF励起パルスを、勾配軸に沿って向けられたスライス選択勾配の存在下で作製すること;
    ii)同じ勾配軸に沿って前記選択された読取り勾配波形を作製すること;および
    iii)前記選択された読取り勾配波形の作製の実質的にすべての期間中に校正データを取得すること
    を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記校正パルスシーケンスが、3つのそれぞれの直交方向に向けられた勾配軸に関して3回行われる、請求項5に記載の方法。
  7. 前記選択された読取り勾配波形を作製することなく前記校正パルスシーケンスを繰り返すことによってそれぞれの勾配軸についての参照データを取得すること;および
    前記参照データを前記校正データと結合すること
    を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記取得された校正データおよび対応する取得された参照データの位相が計算され、前記参照データが、前記参照位相データをその対応する校正位相データから引くことによって前記校正データと結合させられる、請求項7に記載の方法。
  9. 前記選択された読取り勾配波形が、k空間が前記三次元投影再構成パルスシーケンスの実施期間中に4つの異なる半径方向のサンプリング軌跡に沿ってサンプリングされるように形状化される、請求項1に記載の方法。
  10. 前記選択された読取り勾配波形が交互極性の3つのローブを含み、それぞれのローブが1対の傾斜によって境界が定められる、請求項9に記載の方法。
  11. 第2のローブの境界を定める前記傾斜が、回転勾配ブリップによってそれぞれの第1のローブおよび第3のローブの境界を定める傾斜につながれる、請求項10に記載の方法。
  12. 前記選択された読取り勾配波形が、傾斜によって境界が定められる交互極性の2つのローブを含み、第1のローブの傾斜が回転勾配ブリップによって第2のローブの傾斜につながれる、請求項1に記載の方法。
  13. 前記データが、前記選択された読取り勾配波形のローブおよび関連する傾斜の両方を作製している期間中の前記三次元投影再構成パルスシーケンスの実施期間中に取得される、請求項12に記載の方法。
  14. 工程e)を行う前に、前記取得された第1および第2のk空間データセットを再グリッド化して、デカルト座標データセットを形成することを含み、かつ、工程d)が、前記再グリッド化工程における使用のための実際のk空間サンプリング位置を計算することを含む、請求項1に記載の方法。
  15. 工程d)が、前記取得された校正データの位相を計算することを含む、請求項14に記載の方法。
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