JP2007534251A - 電気通信システム - Google Patents

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Abstract

電気通信システムは、第1のインターネットプロトコル(IPv6)に基づいて動作する第1のインターネットプロトコルスタックと、第2のインターネットプロトコル(IPv4)に基づいて動作する第2のインターネットプロトコルスタックとを含むユーザ機器を備える。電気通信システムは、第2のインターネットプロトコル(IPv4)に基づいてインターネットパケットデータを通信するパケット無線システム(GPRS)ネットワークと、相互動作ユニットとを備える。相互動作ユニットは、パケット無線システムネットワーク(GPRS)を介する通信のために、プロトコル変換又はトンネルプロセスの1つを実行し、第1のインターネットプロトコル(IPv6)に基づくインターネットパケットデータを、第2のインターネットプロトコル(IPv4)に基づくインターネットパケットデータとして表現し、ユーザ機器への通信のために、インターネットパケットデータの形式でパケット無線システムネットワーク(GPRS)から受信した第2のインターネットプロトコル(IPv4)に基づくインターネットパケットデータを、第1のインターネットプロトコル(IPv6)に基づくインターネットパケットデータとして表現する。相互動作ユニットは、第2のインターネットプロトコルスタックから、第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するアドレスを取得する。パケット無線システムネットワーク(GPRS)へ/からのインターネットパケットデータの相互通信のための対応する相互動作ユニットも提供される。本発明の実施の形態によって、ユーザ機器は、1つのインターネットプロトコルに基づいてインターネットパケットを通信するように構成されたパケット無線システムネットワークを用いて、他のインターネットプロトコルに基づくインターネットプロトコル通信の使用を要求するアプリケーションプログラムを実行することができる。

Description

本発明は、例えば、汎用パケット無線システム(General Packet Radio System:GPRS)に基づいて動作するネットワーク等のパケット無線ネットワークを介してインターネットパケットデータを通信するシステム及び方法に関する。
GPRSネットワークは、例えば、移動体通信用グローバルシステム(GSM)又はユニバーサル移動体通信システム(UMTS)ネットワーク等の移動無線システムをバックボーンネットワークとして用いて構築することができる。第3世代プロジェクトパートナーシップ(3rd Generation Project Partnership:3GPP)によって開発されたGPRSは、パケット指向サービスをサポートし、例えば、インターネットプロトコル(Internet Protocol:IP)通信等のデータパケット通信のためのネットワーク及び無線リソースの最適化を試みる。GPRSは、移動無線システムの物理的な通信アーキテクチャに関連する論理的なアーキテクチャを提供する。
インターネットを介した通信を向上させるインターネットプロトコルの開発は、インターネットエンジニアリングタスクフォース(Internet Engineering Task Force:IETF)が中心となって行っている。例えば、パーソナルコンピュータがインターネットにアクセスするために開発及び標準化されたインターネットプロトコルとしては、インターネットプロトコルバージョン4(IPv4)がある。また、IETFは、IPv4を改良して、移動体通信を容易にし、ユーザ機器のためのアドレス指定オプションを強化したインターネットプロトコルバージョン6(IPv6)と呼ばれる更なる規格も開発している。IPv4とIPv6の間には、類似性があるが、IP4をサポートするように開発されたパケット無線ネットワークでは、IPv6に基づくインターネットパケットを通信できないという問題がある。
3GPP TS23.221 "Architectural Requirements (Release 5)" RFC 2893 RFC 2766 using SIIT( RFC 2765)) R. Steele, C-C Lee and P.Gould, "GSM, cdmaOne and 3G Systems," published by Wiley International ISBN 0 471 491853 3G TS 32.015
本発明は、第2のインターネットプロトコル(IPv4)に基づいてインターネットパケットデータを通信するパケット無線システム(GPRS)ネットワークを介して、第1のインターネットプロトコル(IPv6)に基づいて、インターネットパケットデータを通信する電気通信システムを提供する。電気通信システムは、少なくとも1つの移動体であるユーザ機器と、相互動作ユニットとを備える。ユーザ機器は、第1のインターネットプロトコル(IPv6)に基づいて動作可能な第1のインターネットプロトコルスタックと、第2のインターネットプロトコル(IPv4)に基づいて動作可能な第2のインターネットプロトコルスタックとを備え、ユーザ機器は、パケット無線システムネットワークにパケットデータプロトコルコンテキストアクティブ化要求メッセージを送信し、パケット無線システムから第2のインターネットプロトコルアドレスを受信することによって、パケット無線システムネットワークから第2のインターネットプロトコルに基づくアドレスを取得する。電気通信システムは、第2のインターネットプロトコル(IPv4)に基づいてインターネットパケットデータを通信するパケット無線システム(GPRS)ネットワークと、相互動作ユニットとを備える。相互動作ユニットは、パケット無線システムネットワーク(GPRS)を介する通信のために、プロトコル変換又はトンネルプロセスの1つを実行し、第1のインターネットプロトコル(IPv6)に基づくインターネットパケットデータを、第2のインターネットプロトコル(IPv4)に基づくインターネットパケットデータとして表現する。また、相互動作ユニットは、ユーザ機器への通信のために、インターネットパケットデータの形式でパケット無線システムネットワーク(GPRS)から受信した第2のインターネットプロトコル(IPv4)に基づくインターネットパケットデータを、第1のインターネットプロトコル(IPv6)に基づくインターネットパケットデータとして表現する。相互動作ユニットは、第2のインターネットプロトコルスタックから、第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するアドレスを取得する。プロトコル変換を実行する場合、相互動作ユニットは、ユーザ機器への通信のために、第1のインターネットプロトコルスタックから、第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するアドレスも取得する。パケット無線システムネットワーク(GPRS)へ/からのインターネットパケットデータの相互通信のための対応する相互動作ユニットも提供される。
本発明の実施の形態によって、ユーザ機器は、1つのインターネットプロトコルに基づいてインターネットパケットを通信するように構成されたパケット無線システムネットワークを用いて、他のインターネットプロトコルに基づくインターネットプロトコル通信の使用を要求するアプリケーションプログラムを実行することができる。例えば、パケット無線ネットワークは、汎用パケット無線システム(GPRS)ネットワークであってもよく、第1のインターネットプロトコルは、IPv6であってもよく、第2のインターネットプロトコルは、IPv4であってもよい。一具体例においては、アプリケーションプログラムは、インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)へのアクセスを要求する。
IMSは、ユーザ機器のためのマルチメディアサービス及びアプリケーションをサポートするために3GPPによって開発された。3GPP TS23.221に基づく「アーキテクチャ要求(リリース5)」[非特許文献1]によれば、IPマルチメディアサブシステムは、IPv6専用である。これは、IMS制御エンティティ、例えばP−CSCF、S−CSCF等(添付資料1参照)がIPv6であり、UMTSネットワークベアラがIPv6に対応している必要があり、シグナリング及びユーザデータの両方を搬送するIPv6パケットがシステム付随の(IPv4から/に変換されていない)IPv6ベアラを介してルーティングされることを意味する。ここで、インターネットプロトコルバージョン4(IPv4)に基づいて構築され、動作するGPRSネットワーク等のパケット無線ネットワークに対して、既に大きな投資が行われている。この結果、現在のところ、ユーザ機器は、IPv4に基づくGPRSネットワークを用いて通信する場合、IMSサービスを用いることができない。
本発明の実施の形態により、ユーザ機器は、IPv4規格等の第2のインターネットプロトコルに基づく既存のGPRSネットワークを介して、IPv6等の第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットプロトコル通信の使用を要求するアプリケーションプログラムを実行することができる。これにより、ユーザ機器は、従来のIPv4GPRSネットワークを使用しながら、IMSネットワークにアクセスでき、IMSネットワークが提供する機能を利用できる。このために、ユーザ機器は、Ipv6規格に基づいて動作する第1のプロトコルスタックと、Ipv4規格に基づいて動作する第2のプロトコルスタックとを備える。相互動作ユニットは、ユーザ機器に関連して、ユーザ機器に/からインターネットパケットを送受するために機能する。相互動作ユニットは、GPRSネットワークによって提供されたIPv4ベアラを介する通信のために、IPv6インターネットパケットをIPv4インターネットパケットとして表現する。逆に、相互動作ユニットは、IPv4ベアラを介してGPRSネットワークからIPv4パケットを受け取り、IPv4インターネットパケットIPv6インターネットパケットとして表現し、これをユーザ機器に供給する。
相互動作ユニットの機能の具体例としては、第1のインターネットプロトコル(IPv6)に基づくインターネットパケットのアドレスを第2のインターネットプロトコル(IPv4)に基づくアドレスに変換し、第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットを生成する機能がある。これに対応して、相互動作ユニットは、第2のインターネットプロトコル(IPv4)に基づくインターネットパケットのアドレスを、第1のインターネットプロトコル(Ipv6)に基づくアドレスに変換し、第1のインターネットプロトコル(IPv6)に基づくインターネットパケットを生成することもできる。第1のインターネットプロトコル及び第2のインターネットプロトコルのためのアドレスは、ユーザ機器が提供する。IPv6アドレスは、ユーザ機器のインターネットプロトコルスタックから静的又は動的な形式で提供できる。同様に、IPv4アドレスは、IPv4インターネットプロトコルスタックから動的又は静的な形式で提供できる。例えば、GPRSネットワークが、パケットデータプロトコルコンテキストアプリケーション要求に続いて、IPv4アドレスを提供してもよい。
一実施の形態においては、相互動作ユニットは、トンネリングプロセッサとして構成され、GPRSネットワークを介する通信のために、IPv6インターネットパケットを、IPv4インターネットパケットとしてカプセル化し、GPRSネットワークから受信したIPv6インターネットパケットを、IPv4インターネットパケットとして逆カプセル化する。トンネリングプロセッサを用いる利点として、相互動作ユニットは、比較的簡単な処理であるカプセル化及び逆カプセル化によって、GPRSネットワークを介する通信のために、IPv6インターネットパケットをIPv4パケットとして表すことができ、ユーザ機器への通信のためにIPv4インターネットパケットをIPv6インターネットパケットとして表すことができる。更に、ユーザ機器のIPv6及びIPv4アドレスに互換性がある場合、アドレス変換を自動的に行うことができる。他の実施の形態では、相互動作ユニットは、GPRSネットワークを介する通信のためにIPv6インターネットパケットをIPv4パケットに変換し、ユーザ機器への通信のためにIPv4インターネットパケットをIPv6インターネットパケットに変換するプロトコル変換器を備える。プロトコル変換器は、トンネリングプロセッサより複雑である場合があるが、プロトコル変換器は、通信効率、特に無線通信に関して有利である。これは、例えば、トンネリングではなく、IPv6パケットをIPv4パケットに変換した場合、1つのヘッダだけが送信されるのでIPv4インターネットパケットとしてトンネリングされたIPv6インターネットパケットに比べて、冗長なデータの量が削減されるためである。
本発明の様々な更なる側面及び特徴は、以下の実施の形態に支持される添付の特許請求の範囲に定義される。
IMSの導入に関連する1つの課題として、現在IPv4専用であるオペレータのネットワークインフラストラクチャに対するIPv6の要求の影響を減少させる必要がある。IPv6の幾つかの機能は、現在開発中であり、展開及びエンジニアリング方式は、IPv4ほど成熟していないため、IPv6IMSをサポートするために、IPv6をサポートするように既存のIPv4IP/UMTSネットワークをアップグレードさせることは困難な課題である。更に、3Gオペレータの観点から、IPv6を展開する利益は、まだ明確ではない。IPv4専用UMTSネットワークだけを含むIPv4専用ネットワークは、IPv6が徐々に導入される以前に存在した唯一の動作プラットフォームとして、大規模に現存している。IPv6専用IMSは、IMSサービスを展開するために、3Gオペレータのストラテジに関して、幾つかの制限を要求する。これは、UMTSネットワークがIPv6をサポートするまでIPv6IMSサービスがサポートされないためであり、すなわち、UMTSセッションは、システム付随のIPv6をサポートする必要があり、IPv6PDPコンテキスト動作を必要とする。
以下に説明する実施の形態では、IPv4専用GPRS/UMTSネットワークに亘って、IPv6トラヒック(IMSシグナリング及びユーザデータの両方)をサポートするメカニズムを開示する。これにより、3Gオペレータは、既存のIPv4専用UMTSを用いて、IPv6通信をサポートでき、この結果、IPv6IMSの早期の導入に関連する諸問題を解決することができる。
図1は、第2の(IPv4)インターネットプロトコル規格に基づいて開発されたインターネットパケットの通信をサポートするパケット無線システムネットワークを介して、第1の(IPv6)インターネットプロトコル規格に基づいて、インターネットパケットを通信するためのシステムのブロック図である。図1に示すユーザ機器(user equipment)UEは、アプリケーションプログラム1をホストし、マルチメディアサービスをユーザに提供する。アプリケーションプログラム1は、例えば、3GPPによって開発された、UMTSバックボーンネットワークを用いてマルチメディアサービスをユーザに提供するインターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(Multi-media Sub-system:MS)へのアクセスを必要とする。3GPP−IMSネットワークに関する詳細な情報は、添付資料1に示してある。
この具体例では、パケット無線システムネットワークは、汎用パケット無線システム(General Packet Radio System:GPRS)ネットワーク2である。GPRSネットワーク2のコンポーネントのより詳細な説明は、添付資料2に示してある。なお、簡潔に言えば、図1は、GPRSネットワークの要素を示しており、これらの要素には、ゲートウェイGPRSサポートノード(ゲートウェイGPRSサポートノード:GGSN)4、サービスGRPSサポートノード(serving GRPS support node:SGSN)6及び無線ネットワークコントローラ(RNC)8が含まれる。包括的に言えば、GGSN4及びSGSN6は、コアネットワーク(core network:CN)の一部を構成し、無線ネットワークコントローラRNC8は、無線ネットワーク(radio network:RN)の一部を構成する。説明のために簡略化された図1に示すように、GPRSネットワークは、IPv4インターネットプロトコルによって確立されているので、GPRSネットワーク2は、IPv4ベアラ10を提供している。後述するように、IPv4ベアラは、ユーザ機器UEがGPRSネットワークを介して通信相手ノードにインターネットパケットを送信し、及び例えば、IMSネットワークにデータ(SIPメッセージ)をシグナリングするために確立されている。GPRSネットワーク2から送出される、GGSN4からパケットデータネットワーク12へのインターネットパケットもまた、IPv4インターネットプロトコルに基づいて動作する。
この具体例では、ユーザ機器UEは、IMSネットワークのサポートを必要とするアプリケーションプログラムを実行している。図1に示すように、IMSネットワーク12は、GPRSネットワークが提供するIPv4ベアラを介してインターネットパケットを通信する。なお、上述したように、IMSは、IPv6インターネットプロトコル規格に基づいて開発及び標準化されている。ここで、ユーザ機器UEが、IPv4インターネットプロトコルに基づいて動作するGPRSネットワークを介して、IPv6インターネットプロトコルに基づいて、インターネットパケットを送受するために、相互動作ユニット(inter-working unit)IWUを設ける。この技術では、相互動作ユニットIWUは、GPRSネットワーク2によって提供されたIPv4ベアラ10を介してIPv6インターネットパケットを通信する。パケットデータネットワーク12からIPv4パケットの形式でインターネットパケットが受け取られるポイントには、対応する相互動作ユニット(corresponding inter-working unit)CIWUを設け、これにより、IPv6インターネットプロトコルに基づいて、例えば、IMSネットワーク14にインターネットパケットを通信することができる。
後述するように、一具体例では、相互動作ユニットIWUは、IPv4ベアラを介してIPv6インターネットパケットを通信するために、IPv6インターネットパケットをIPv4インターネットパケットとしてインテリジェントにトンネリングするトンネリングプロセッサとして動作する。逆に相互動作ユニットIWUは、GPRSネットワーク2からIPv6インターネットパケットをIPv4トンネルパケットの形式で受け取り、このパケットを逆カプセル化して、IPv6インターネットパケットを復元する。他の具体例では、相互動作ユニットIWUは、IPv6インターネットパケットをIPv4インターネットパケットに変換するプロトコル変換器として構成される。なお、相互動作ユニットIWUの動作を実現するために、相互動作ユニットIWUは、UEのIPv6アドレス及びUEのIPv4アドレスの両方を提供する。以下、この点について説明する。
アドレス取得
ユーザ機器UEによるアドレス取得には、IPv4インターネットプロトコルアドレス又はIPv6インターネットプロトコルアドレスが、静的に取得されたか又は動的に取得されたかに応じて、4つの可能な組合せがある。図1に示すように、ユーザ機器UEは、IPv4インターネットプロトコルスタック16及びIPv6インターネットプロトコルスタック18を備える。IPv4インターネットプロトコルスタック及びIPv6インターネットプロトコルスタックは、個別に動作し、動的割当が選択されている場合、アドレスを取得し、静的割当が実行される場合、アドレスを提供する。以下、アドレスの各種類について順番に説明する。
IPv4アドレスの取得
IPv4インターネットプロトコルアドレスは、3GPP規格TS32.015[非特許文献5]において定義され、添付資料3に概要を示すパケットデータプロトコルコンテキストアプリケーション要求に続いて、UEによって取得される。3GPP規格で定義されているPDPコンテキストアクティブ化手続きは、通常、GPRSネットワーク2のコアネットワークCNからIPv4アドレスを取得する機能を提供する。ネットワークからアクティブPDPコンテキスト要求メッセージでIPv4アドレスを取得するために、UEは、PDPコンテキストアドレスフィールドを空にしておく。GGSN4が外部ネットワークによって割り当てられたIPアドレスを有するようにオペレータが設定した場合、GGSN4は、そのアクティブPDPコンテキスト受理メッセージにおいて、PDPアドレスフィールドに「0」を格納し、ユーザ機器UEに対し、確立されたUMTSベアラ(例えば、DHCP)を用いて、外部ネットワークからIPアドレス割当を要求する必要があることを示す。静的なアドレス割当の場合、UEは、PDPアドレスフィールドに自らのIPv4アドレスを格納する。
IPv6アドレスの取得
IPv4アドレスの場合のように、ユーザ機器UEが取得したIPv6アドレスは、既に割り当てられている静的アドレスであっても、動的アドレスであってもよい。IPv6アドレスの動的割当の場合、UEは、DHCPV6サーバと対話するために、DHCPV6を用いて、IPv4UMTSベアラ(IPv4PDPコンテキスト)を介して、サーバからIPv6アドレスを取得する。この場合も、IPv6アドレスが静的に割り当てられている場合、ユーザ機器UEは、IPv6インターネットプロトコルパケットを通信するために用いることができるIPv6アドレスを既に有する。
IPv6/IPv4アドレス管理
UEは、上述のように、IPv6アドレス及びIPv4アドレスを取得することができるが、ユーザ機器UEには、2つのタイプのIPv6アドレスを提供することもできる。IPv6アドレスは、IPv4互換アドレスであってもよく、この場合、IPv6アドレスは、上位96ビット0:0:0:0:0:0に格納され、IPv4アドレスは、下位32ビットに格納される。後述するように、IPv6アドレスがIPv4と互換性がある場合、トンネリングプロセッサとして機能する相互動作ユニットIWUは、自動トンネリングを実行できる。上述したアドレス割当の場合、ユーザ機器UEは、IPv6アドレスを明示的には取得せず、(静的又は動的)IPv4アドレスを下位32ビットとして用いる。これに代えて、IPv6アドレスが生来的アドレスである場合、すなわち、IPv6アドレスがIPv4アドレスから独立している場合、動的アドレス割当のために、IPv6アドレス空間の残りの部分には、0:0:0:0:0:0以外のプレフィックスが格納される。
相互動作ユニットの動作
以下、例えば、トンネリングプロセッサ又はプロトコル変換器として機能する相互動作ユニットの動作について更に詳細に説明する。図2は、UEからIMSにIPv6インターネットパケットを通信する際の相互動作ユニットIWUの包括的な動作を示している。
まず、図2に示す動作の概要を説明する。
S2:ユーザ機器UEが、通信セッションの一部として、例えば、セッション開始プロトコル(SIP)メッセージを表すIPv6インターネットパケットをIMSネットワークに送信する。
S4:相互動作ユニットIWUが、IPv6インターネットパケットを受信し、IPv6インターネットパケットをIPv4インターネットパケットとしてGPRSネットワークに送信する。相互動作ユニットIWUは、IPv6インターネットパケットをIPv4インターネットパケットとして表現するが、このパケットには、IPv6インターネットパケットによって搬送された全てのデータが含まれる。
S6:IPv4インターネットパケットが、GPRSネットワーク及び場合によってはパケットデータネットワーク12を介して、IMSネットワーク14に関連する対応する相互動作ユニットCIWUに送信される。
S8:対応する相互動作ユニットが、IPv4インターネットパケットを受信し、IPv4パケットをIPv6インターネットパケットの形式でIMSネットワークに送信する。対応する相互動作ユニットCIWUは、逆の処理を実行し、IPv4インターネットパケットからIPv6インターネットパケットを復元してIMSネットワークに供給する。
S10:これに応じて、相互動作ユニットIWUは、GPRSネットワークからIPv4インターネットパケットを受信し、IPv4インターネットパケットからIPv6インターネットパケットを復元することによって、IPv4ベアラ10を介して通信されたIPv4インターネットパケットをIPv6インターネットパケットとして表現する。そして、IPv6インターネットパケットは、ユーザ機器UEに供給される。
IPv6インターネットパケットをIPv4インターネットパケットとして表現するために、相互動作ユニットは、ユーザ機器UEのIPv4アドレス及びIPv6アドレスを取得しなければならない。相互動作ユニットIWUがユーザ機器UEのIPv6及びIPv4アドレスを取得する処理手順を図3に示す。以下、図3に示す処理手順を説明する。
S12:相互動作ユニットIWUが、ユーザ機器UEのIPv6プロトコルスタックからユーザ機器UEのIPv6アドレスを取得する。プロトコルスタックは、上述のように、動的又は静的にIPv6アドレスを取得することができる。
S14:そして、相互動作ユニットIWUは、UEのIPv4プロトコルスタックからユーザ機器UEのIPv4アドレスを取得する。ここで、上述したようにGPRSネットワークによってアドレスが動的に割り当てられるPDPコンテキストアクティブ化によってIPv4アドレスを割り当ててもよい。
S16:相互動作ユニットIWUが、GPRSネットワークを介して、IPv4ベアラを用いてIPv6パケットを送信するために、ユーザ機器から受信したIPv6インターネットパケットをIPv4パケットに変換する。
S18:また、相互動作ユニットIWUは、IPv4インターネットパケットをIPv6インターネットパケットとしてユーザ機器UEに提供するために、GPRSネットワークベアラ10から受信したIPv4インターネットパケットをIPv6パケットに変換する。この変換は、相互動作ユニットIWUがプロトコル変換器として動作するか又はトンネリングプロセッサとして動作するかに応じて実行される。相互動作ユニットIWUがトンネリングプロセッサとして動作する場合、相互動作ユニットは、IPv6パケットをカプセル化する際に、単にIPv6ヘッダを追加又は削除して、GPRSネットワークベアラから受信したIPv4パケットからIPv6パケットを復元する。
トンネリングプロセッサとしての相互動作ユニット
上述のように、相互動作ユニットIWUの実現例として、相互動作ユニットIWUをトンネリングプロセッサとして実現してもよい。この技術に基づき、トンネリングプロセッサは、インテリジェントに動作し、IPv4アドレス及びIPv6アドレスの種類及び互換性に応じて、IPv6パケットをIPv4パケットとしてトンネリングする。トンネリングプロセッサは、ユーザ機器UE及び、例えば、IPv6をサポートする第1のルータであるIMSサブシステムのエントリポイントの両方に接続される。これは、P−CSCF/S−CSCFであってもよい。
トンネリングプロセッサブローカの機能は以下の通りである。
・ユーザ機器UEのアドレスタイプ(IPv4互換アドレスか、IPv6システム付随アドレスか)を判定する。
・アドレスタイプに基づいて、トンネルタイプを選択する。
・IPv6トラヒックをトンネルし、PDPコンテキストアクティブ化によって確立されたIPV4ベアラを介してシグナリングを行う。
・IPv4インターネットパケットからIPv6インターネットパケットを逆カプセル化する。
トンネリングプロセッサは、IPv6IMSトラヒック又はシグナリング上で動作してもよい。IPv4UMTSベアラ上でのIPv6IMSシグナリングのために、トンネリングプロセッサは、IMSシステム要素(P−CSCF/S−CSCF)にIMSシグナリング(SIP/SDPメッセージ)を送信する。トンネリングプロセッサ及び対応するトンネリングプロセッサの両方(IPv6UE及びIPv6IMS)は、システム付随のIPv6を実行し、UMTSを含む中間的ベアラは、IPv4専用である。
トンネリングプロセッサは、以下のトンネル処理を実行できる(RFC2893[非特許文献2]参照)。
・IPv6−IPv4トンネリング:IPv4ルーティングインフラストラクチャを介して搬送することができるように、IPv6パケットをIPv4パケットにカプセル化する。
・設定トンネリング:IPv6パケットをIPv4パケットにカプセル化するが、IPv4トンネル端点アドレスは、カプセル化ノードの設定情報によって決定する。
・自動トンネリング:IPv6−IPv4トンネリングにおいて、IPv4トンネル端点アドレスは、トンネリングされるIPv6パケットのIPv4互換性宛先アドレスに埋め込まれているIPv4アドレスから判定される。
・IPv4マルチキャストトンネリング:IPv6−IPv4トンネリングにおいて、IPv4トンネル端点アドレスは、近隣探索(Neighbour Discovery)を用いて判定される。ここでは、設定トンネリングと異なり、如何なるアドレスコンフィグレーションも取得せず、自動トンネリングと異なり、IPv4互換アドレスを使用する必要がない。
トンネリングプロセッサとして動作する相互動作ユニットIWUのブロック図を図4に示す。図4において、既に説明した図1に対応する要素には、同様の符号を付してある。図4では、相互動作ユニットIWUをトンネリングプロセッサ(tunnelling processor)TPとして示し、対応する相互動作ユニットを、対応するトンネリングプロセッサ(corresponding tunnelling processor)CTPとして示している。図4に矢印30、32として示すように、トンネリングプロセッサは、IPv6パケットを、IPv4ベアラを介してIPv4パケットとしてトンネリングする。このように、トンネリングプロセッサTPは、IPv4ベアラ10を介する通信のために、ユーザ機器UEから受け取ったIPv6パケットをIPv4パケットとしてカプセル化する。これに対応して、逆カプセル化では、ユーザ機器UEへの通信のために、IPv4ベアラからIPv4パケットを受信し、IPv6インターネットパケットを復元する必要がある。
図5は、逆カプセル化の具体例を示している。図5では、GPRSネットワーク2からIPv4パケット40としてカプセル化されたIPv6パケットを受信している。IPv4パケットは、IPv4ヘッダ42、IPv6ヘッダ44、トランスポートレイヤヘッダ46及びペイロードデータ48を含む。矢印50で示すように、逆カプセル化を実行することによって、IPv6インターネットパケット52が生成される。図5に示すように、IPv6インターネットパケットは、IPv6ヘッダ44、トランスポートレイヤヘッダ46及びデータ48を含む。図5に示すように、IPv4パケット40は、GPRSネットワーク2内の無線ネットワークRNによって提供される無線アクセスインタフェースを介して通信され、IPv6ヘッダ44及びトランスポートヘッダ46に冗長な情報を含む。すなわち、IPv4パケット40について示すように、IPv4ヘッダ42、IPv6ヘッダ44及びトランスポートヘッダ46の3つのヘッダが通信される。このように、トンネリングプロセッサを用いると、ペイロードデータ48と共に、比較的、大きなデータを通信しなくてはならないという問題がある。したがって、GPRSネットワークのリソースの使用効率が低下し、これらのリソースは、限定的であるので、トンネリングプロセッサに基づくIPv6パケットの送信は、例えば、プロトコル変換器に比べると効率が悪い。しかしながら、トンネリングプロセッサは、IPv6パケットをIPv4パケットとして送信するために確立された、より簡単な技術を提供する。
上述のように、IPv4ベアラは、IPv4パケットを搬送するために、GPRSネットワーク上で確立されている。GPRS規格では、GPRSネットワークを介して通信されるトランスポートデータユニットは、IPv4パケットのためのPDPコンテキストアクティブ化に基づいて指定されているように、汎用トンネルプロトコル(GTP)ユニットの形式を有する。GTPユニットの具体例を図6に示す。
図6に示すように、IPv6パケット60は、トンネルプロセスの間にカプセル化されているので、IPv6パケット60は、IPv4パケット62に含まれている。一方、GTPユニット64は、IPv4パケット62をカプセル化している。したがって、この技術により、GPRSネットワークを介した通信のためにIPv4パケットに基づいて生成されたGTPユニットでIPv6パケットを搬送することができる。
図4に示すトンネリングプロセッサの処理を図7のフローチャートに示す。以下、図7に示す処理ステップについて、説明する。
S30:トンネリングプロセッサTPが受信したIPv6インターネットパケットのアドレスを解析する。上述のように、IPv6アドレス及びIPv4アドレスは、互換性があってもよい。これらのアドレスに互換性がある場合、トンネリングプロセッサは、IPv6アドレスをIPv4アドレスに自動的に変換できる。
S32:IPv6アドレスがIPv4互換であるかをトンネリングプロセッサTPが判定する。
S34:IPv6アドレスがIPv4互換である場合、トンネリングプロセッサTPは、IPv6アドレスをIPv4アドレスに自動的に変換する。
S36:IPv6アドレスがIPv4互換ではなく、生来的アドレスである場合、トンネリングプロセッサは、ユーザ機器UEのIPv4アドレスからヘッダを作成する。
S38:トンネリングプロセッサTPがIPv6インターネットパケットをIPv4インターネットパケットとしてカプセル化する。
S40:トンネリングプロセッサTPは、GPRSネットワークによって提供されたIPv4ベアラを介して、IPv6インターネットパケットをIPv4インターネットパケットとしてトンネリングする。
S42:対応するトンネリングプロセッサCTPがIPv4インターネットパケットを受信し、IMSネットワーク14に送信する前に、IPv4パケットからIPv6パケットを逆カプセル化することによって、IPv6パケットが復元される。
トンネリングプロセッサTPが、GPRSネットワークからIPv4インターネットパケットとしてカプセル化されたIPv6インターネットパケットを受け取った場合は、以下のステップが実行される。
S42:相互動作ユニットのトンネリングプロセッサがIPv4インターネットパケットを受信する。
S44:トンネリングプロセッサTPは、IPv4アドレスがIPv6互換であるかを判定する。
S46:IPv4アドレスがIPv6アドレス互換である場合、トンネリングプロセッサは、IPv4アドレスをIPv6アドレスに自動的に変換する。
S48:IPv6アドレスがIPv4互換ではない場合、トンネリングプロセッサTPは、ユーザ機器UEのIPv6アドレスからIPv6ヘッダを生成する。
S50:トンネリングプロセッサTPは、GPRSネットワークから受信したIPv4インターネットパケットからIPv6インターネットパケットを逆カプセル化する。
S54:そして、トンネリングプロセッサTPは、IPv6インターネットパケットをユーザ機器に送信する。
プロトコル変換器としての相互動作ユニット
トンネリングプロセッサとして動作する相互動作ユニットの場合と同様に、プロトコル変換器として動作する相互動作ユニットは、ユーザ機器UEに関連し、対応するプロトコル変換器は、IMSサブシステムのエントリポイントに関連する。例えば、対応するプロトコル変換器は、例えば、P−CSCF/S−CSCFである、IPv6をサポートする第1のルータに配設してもよい。
プロトコル変換器の機能は、以下の通りである。
・UL方向では、UEにおいてIPv6ヘッダをIPv4ヘッダに変換し、IMSのエントリポイントにおいて、IPv4ヘッダからIPv6ヘッダを復元する。
・DL方向では、IMSエントリポイントにおいて、IPv6ヘッダをIPv4ヘッダに変換し、UEにおいて、IPv6ヘッダを復元する。
図8は、相互動作ユニットがプロトコル変換器(protocol translator)PTとして機能する図1に示すシステムの構成を示している。図1と図8とにおいて同様の部分には、共通の符号を付し、説明を簡潔にし、繰返しを避けるために、ここでは、図1とは違う部分についてのみ説明する。図8に示すように、相互動作ユニットは、基本的には、プロトコル変換器PTとして機能し、対応する相互動作ユニットは、対応するプロトコル変換器CPTとして機能する。図9は、プロトコル変換器によって、IPv6インターネットパケットがIPv4パケットに変換され、IPv4パケットがIPv6パケットに変換される処理手順を説明する図である。図9に示すように、IPv6ヘッダ62及びデータフィールド64を含むIPv6パケット60がユーザ機器からプロトコル変換器PTに送信される。そして、プロトコル変換器PTは、例えば、アドレスを含むヘッダから対応するIPv4アドレスに各フィールドを変換することによってIPv6パケットをIPv4パケットに変換し、IPv6パケット64及びIPv4ヘッダ70のデータを含むIPv4パケット68を生成する。これにより、IPv4パケット68は、GPRSネットワークのIPv4ベアラ10を介して通信できるようになる。なお、図6に示すGTPユニットとは異なり、図9に示すGTPユニット80は、ペイロードデータとしてIPv4パケット82のみを含む。このように、プロトコル変換器を用いたGPRSネットワークを介するIPv4パケットの通信では、冗長な情報が少なく、効率的である。
更に、図9は、GPRSネットワーク2のIPv4ベアラ10から復元されたIPv4パケット90を示している。すなわち、図9は、IPv4パケットをIPv6パケットに変換する際にプロトコル変換器が実行する逆の処理も示している。この動作もまた対応するプロトコル変換器CTPによって実行される。IPv4パケットは、プロトコル変換器PTにおいて受信され、ペイロードデータ94をコピーし、IPv4ヘッダをIPv6ヘッダ98に変換することによって、IPv6パケット92に変換される。プロトコル変換メカニズムの具体例としては、ネットワークアドレス変換/プロトコル変換器(Network Address Translation /Protocol Translator:NAT−PT)があり、NAT−PTについては、[非特許文献3]に説明されている(SIIT(RFC2765)を用いたRFC2766)。
IPv4UMTSベアラを介したIPv6IMS−SBLP制御
GPRSネットワークは、ユーザが認証されていないサービスを使用しないように、GPRSネットワークのリソースのアクセスを制御する機能を提供する。サービスを用いるユーザの権限に基づくオペレータのポリシの強制は、サービスベースのローカルポリシ制御機能によって実現される。上述のように、本発明の実施の形態では、アプリケーションプログラムは、GPRSネットワークによって提供されたIPv4ベアラを介して、IPv6パケットを送信できる。したがって、アプリケーションプログラムは、例えば、IMSネットワークの使用を必要とし、したがって、IPv6パケットを用いた送信のための機能を必要とするサービスをユーザに提供できる。しかしながら、GPRSネットワークのGGSNによって強制されるIPv6IMSセッションを認証するサービスベースのローカルポリシ(service based local policy:SBLP)は、IPv6ベアラに関して確立され、IPv4GPRSネットワーク、特にIPv4GGSNでは理解されない。IPv6通信セッションに割り当てられたリソースに、IPv4ベアラに関するポリシを強制するために、本発明の実施の形態では、ポリシ制御機能(policy control function:PCF)とともに、サービスベースローカルポリシ変換器(service based local policy translator:SBLP−T)を提供する。SBLP−Tは、GPRSネットワークのGGSN内におけるSBLPエンフォーサによる強制のために、IPv6権限パラメータをIPv4パラメータに変換する。これにより、ポリシ決定ポイントとしてのPCF、ポリシ強制ポイントとしてのGGSNのSBLPエンフォーサとの間でサービスベースのローカルポリシ制御が実現される。したがって、SBLPは、権限のないリソース又はサービスへのアクセスをブロックすることができ、例えば、サービスの妨害又は剽窃等の攻撃からIMSを保護することができる。
「認証されたリソース制限」に関してポリシ決定を強制するために、GGSNのSBLPエンフォーサは、IPパケットの単方向のフローに有効な「ゲーティング」機能を実行する。SBLPエンフォーサは、認証されたIPフローに対して「ゲート」をセットアップする。ゲートは、パケット分類及びトラヒック計測機能から構成される。IPパケットが分類に一致することが検出され、承認された範囲内でリソースを用いる場合、ゲートがイネーブルにされ、GGSNを介して、UMTSネットワークに又は外部のパケットデータネットワークにIPパケットが送信される。パケット配信は、例えば、GGSNの受入及び送出インタフェースにおけるDiffServ等のQoS制御に基づいて行われる。承認された範囲を超えるリソースを要求するIPフローの場合、ゲートは、ディスエーブルにされ、パケットは、GGSNによって削除される。
SBLP−T及びPCFの構成例
GPRSネットワークに関するSBLP−T及びPCFの構成例を図10に示す。図10において、図1に対応する要素には、同様の符号を付してある。図10に示すように、図1に示すネットワークに対応するGPRSネットワークは、GGSN4、SGSN6及びRNC8を備える。GPRSネットワーク10は、UMTSベアラを提供し、図1に示す具体例と同様に、IPv4パケットを通信する。更に、図10には、IPv4ベアラ10からのIPv4パケットの送受のためのゲートとして機能するサービスベースローカルポリシ(service based local policy:SBLP)エンフォーサ100が示されている。SBLPエンフォーサ100は、ユーザが加入したサービスに基づき、オペレータによって確立されたパラメータに基づいて、IPv4パケットの受入又は送出を承認するポリシを強制する。SBLPエンフォーサは、IMSネットワーク40と動作可能に接続されたSBLP−T102からIPv4権限情報を受信する。IMSネットワーク40は、ポリシ制御機能(policy control function:PCF)104を備えている。PCFは、IPv6通信セッションのために確立された権限情報を含む。
実際の動作では、SBLP−T102は、IPv6権限情報を受信し、権限情報をIPv4権限情報に変換し、このIPv4権限情報をSBLPエンフォーサ100に供給し、IPv4パラメータとしてポリシを強制する。権限情報を生成し、SBLPエンフォーサ100による強制のためにこの情報を変換する処理の具体例として、セッション開始プロトコル(SIP)メッセージを用いる場合を説明する。例えば、SIP招待メッセージ(SIP INVITE message)等のIPマルチメディアセッション開始要求を受信すると、P−CSCFは、SIPメッセージのエンドポイントのIPアドレス、ポート番号及び帯域幅要求を確認する。そして、P−CSCFは、この情報がオペレータのIMSサービス提供ポリシに適合する場合、要求を承認する。そして、P−CSCFは、PCFに以下のようなポリシ権限情報を送信する。
・宛先IPアドレス
・宛先ポート番号
・トランスポートプロトコルID
・メディア方向情報
・ソースの方向(通信開始側か宛先側か)
・メディアコンポーネントが属すグループの指示
・メディアタイプ情報
PCFは、権限情報を保存し、権限トークンと呼ばれる、権限をIMSセッションに提供する識別子を生成する。権限トークンは、ユーザ機器UEに戻されるSIPシグナリングに含ませるために、P−CSCFに戻される。
既存のUMTS仕様では、GGSNがUMTSベアラセットアップ要求(IPv6PDPコンテキスト要求メッセージ)を受信すると、GGSNは、ベアラ権限要求をPCFに送信する。そして、PCFは、要求内の拘束情報(binding information)によって特定されるセッションに関して保存されたサービスベースローカルポリシ情報に基づいて、要求を承認する。拘束情報は、ユーザ機器のUMTSベアラ要求と、P−CSCFによって認証されたIMSセッションとの間の関係を表す。拘束情報は、該当するUMTSベアラについて、PDPコンテキストにおいて多重化することが許可されたメディアコンポーネントの数等の情報を含む。「拘束」の認証が有効に検証されると、PCFは、GGSN内のSBLPエンフォーサに権限の詳細を送信し、所謂「ゲーティング」機能を実行させる。権限情報は、図10に示すように、インタフェースG0を介して、PCFとGGSNとの間で交換される。
権限情報は、「認証されたQoS」及び関連するIPフローのパケット分類子を含む。これらは、以下のように定義される。
・パケット分類子:PCFは、宛先IPアドレス、宛先ポート番号、トランスポートプロトコルIDを用いて、パケット分類子を定式化する。
・「認証されたQoS」:メディアコンポーネントに関する「認証されたQoS」情報(DiffServクラス及びデータレートの最大値からなる)は、SDPのメディアタイプ情報から及び帯域幅パラメータから抽出される。PCFは、メディアタイプ情報を、メディアについて使用できる最高のDiffServクラスにマッピングする。例えば、オーディオのメディアタイプは、最優先転送(Expedited Forwarding:EF)にマッピングされる。
GGSNのSBLPエンフォーサは、この権限情報を用いて、ゲーティング機能を実行するためにSBLPエンフォーサは、GGSNを通過するパケットが、これらの権限規則に適合するか否かを検査する。適合しない場合、パケットは、ブロックされる。
上に列挙した権限情報は、IPバージョン固有であり、換言すれば、これらの権限情報は、IPv6に固有の情報である。例えば、ソース及び宛先アドレスは、ピアユーザ機器UEのIPv6アドレスである。DiffServコードポイント(DiffServ Code Point:DSCP)は、IPv6パケット内のトラヒッククラスオブジェクトフィールドによって搬送される。IPv4UMTSネットワークでは、IPv4GGSNは、IPv6の固有の権限情報の詳細を理解しない。これは、GGSNが、IPv6ソースアドレス及び宛先アドレス、並びにDiffServQoSクラスのトラヒッククラスオブジェクトタイプ、すなわち、DSCPを解釈できないからである。このため、GGSNとPCFとの間に、権限情報を解釈するSBLP−Tを配設する。SBLP−Tは、IPv4GGSN権限要求をIPv6フォーマットに変換し、IPv6権限情報をPCFからIPv4フォーマットに変化する。したがって、GGSNのSBLPエンフォーサは、IPv4パケット(IPv6をピギーバックするIPv4(トンネル)又は、IPv6から変換されたIPv4(プロトコル変換))に対して、ゲーティング機能を実行できる。
SBLP−Tアドレス取得
IPv6固有のSBLP権限情報をIPv4フォーマットに変換するためには、IPv4パケット分類子及びDiffSevのためのIPv4QoSフォーマット等、IPv4の同等な権限情報がある必要がある。SBLP−Tは、変換を実行するために、IPv4ソース及び宛先アドレスを知る必要がある。上述したように、ユーザ機器UEは、IPv6及びIPv4デュアルスタックであり、上述したように、PDPコンテキストアクティブ化の間に静的又は動的に割り当てられるIPv4アドレスを有する。SBLP−Tは、P−CSCFから権限ポリシ情報を受信した後に、PCFからIPv6ソース/宛先アドレスを知らされる。なお、権限ポリシ情報の元の定義には、ソースアドレスは含まれない。そこで、本発明では、ユーザ機器のIPv4ソースアドレスが含まれるように権限情報を拡張する。SBLP−Tは、IPv4PDPコンテキストアクティブ化の間にアドレスを割り当てるGGSNからローカルユーザ機器UEのIPv4アドレス(IPv4ソースアドレス)を知らされる。静的なIPv4アドレスの場合、GGSNは、PDPコンテキストアクティブ化メッセージから、プロトコル設定オプション(Protocol Configuration Option:PCO)フィールドを介して、ユーザ機器のIPv4アドレスを取得する。
ピア(リモート)ユーザ機器のIPv4アドレス(IPv4宛先アドレス)を取得するためには、以下のように、2つの解決策がある。
PCFベース:PCFがローカルSBLP−TにピアIPv6UEのIPv4アドレスを通知する。このために、P−CSCFは、PCFに、IPv6宛先及びソースアドレス並びにIPv4宛先及びソースアドレスの両方を含む権限情報を送信する必要がある。P−CSCFは、IPv6アドレスを取得する場合と同様の手法で、例えば、ドメイン名サーバ(Domain Name Server:DNS)を介してピア(リモート)ユーザ機器UEのIPv4アドレスを取得することができる。これに代えて、P−CSCFは、リモートUEとして機能する自らのピアS−CSCFからアドレスを取得するピアS−CSCFとのインタラクションの間にリモートピアUEのIPv4アドレスを取得することもできる。
SBLP−Tベース:ローカルSBLP−Tが、ピアユーザ機器UEの位置する他方の端点のSBLP−Tと通信し、それぞれのUEのIPv4アドレスを交換する。この場合、SBLP−Tは、ユーザ機器UEが、PDPコンテキスト制御メッセージにおけるプロトコル設定オプションフィールドを用いて、IPv4アドレス(機密保護目的のため、IPv6アドレスに一意的に関連付けられている。)を渡すように構成することによって、ローカルユーザ機器UEのIPv4アドレスを取得する必要がある。
IPv4QoS権限変換
このコンテキストにおけるIPv6QoSとIPv4QoSの間の1つ違いとして、DSCPは、IPv6ヘッダのトラヒッククラスオブジェクトフィールドによって搬送されるが、IPv4の場合、DSCPは、タイプオブサービス(Type of Service:ToS)IPv4ヘッダによって搬送される。SBLP−Tは、DiffServQoSクラスのためのタイプオブサービス(ToS)タイプをトラヒッククラスタイプに変換し、及びこれと逆の変換を行う。
SBLP−T及びPCFの動作の概要
サービスベースのポリシ制御機能を提供する上述したSBLPエンフォーサ、SBLP−T及びPCFの動作を要約するために、サービスベースのポリシパラメータを強制するための処理の概略を示すフローチャートを図11に示す。上述のように、SBLPエンフォーサが必要とするパラメータの具体例としては、通信セッションの間にIPv4パケットの送受が許可されるIPv4ソースアドレス及び宛先アドレスと、認証されたサービスのタイプ等がある。しかしながら、通信セッションのためにPCFが保有する情報は、IPv6ソース及び宛先アドレスの形式を有する。これらのアドレスと共に、IPv6規格のために、セッションの間に許可されるトラヒックのタイプを定義するトラヒッククラスも要求され、これは、IPv4におけるサービスのタイプと同等であるとみなすことができる。すなわち、IPv6権限情報をIPv4情報として表現するために、SBLP−Tは、IPv6アドレスをIPv4アドレスに変換し、トラヒッククラスをサービスクラスに変換する。図11のフローチャートは、この具体例を示している。以下、図11について説明する。
S80:SBLPエンフォーサ100は、IPv4パケットの受入及び送出を許可するために、SBLP−Tに認証されたパラメータを問い合わせる。SBLPエンフォーサ100は、これらの問合わせを、「どのアドレスが許可されているか?」及び「どのタイプのサービスが許可されているか?」と表現する。したがって、これらの質問は、IPv4パラメータの形式を有する。SBLP−T102は、SBLPエンフォーサ100から質問を受け、これらの質問をIPv6パラメータに変換する。この結果、質問「どのアドレスが許可されているか?」は、「どの認証されたIPv6アドレスが許可されているか?」となり、質問「どのタイプのサービスが許可されているか?」は、「どのトラヒッククラスが許可されているか?」となる。
S84:PCF104がSBLP−Tからの質問に対し許可されたIPv6アドレス及び許可されたトラヒッククラスを答える。
S86:SBLP−T102がIPv6権限パラメータをIPv4パラメータに変換し、パラメータは、許可されたIPv4アドレス及び許可されたサービスの認証されたタイプとなる。
本発明の様々な更なる側面及び特徴は、添付の特許請求の範囲において定義される。本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書に開示した実施の形態を様々に変更することができる。例えば、上述の実施の形態の説明では、第1のインターネットプロトコルをIPv6とし、第2のインターネットプロトコル(パケット無線システムネットワークを介する通信)をIPv4としたが、他の実施の形態として、第1のプロトコルをIPv4とし、第2のプロトコル(パケット無線システムネットワークを介する通信)をIPv6としてもよい。更に、他のインターネットプロトコルを第1及び第2のインターネットプロトコルとして用いてもよい。
添付資料1
IPマルチメディアサブシステム
3GPP(third generation partnership project)として知られる第3世代パートナーシッププロジェクトは、マルチメディア及びコール制御サービスアーキテクチャを提供するために、インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(Internet Protocol Multimedia Sub-system:IMS)を開発及び標準化した。このサービスアーキテクチャは、インターネットプロトコル(Internet Protocol:IP)パケットの形式で、実時間対応のユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System:UMTS)通信データによってサポートされる。IMSは、サービス規定及び新たなサービスの開発の基礎を提供し、実時間のマルチメディアサービスと、非実時間サービス及びマン−マシンコミュニケーション(person-to-machine communication)を統合することができる標準化されたコンバージェンスプラットフォームとして期待されている。サービス規定のためのIMSアーキテクチャを図12に示す。
IMSエンティティ
IMSホームネットワークは、ユーザがIMSサービスを利用できるようにし、及びこれらのサービスへのアクセスを制御及び管理する。IMSホームネットワークは、問合せコールセッション制御機能(Interrogating Call Session Control Function:I−CSCF)、サービスコールセッション制御機能(Call Session Control Function:S−CSCF)、プロキシコールセッション制御機能(Proxy Call Session Control Function:P−CSCF)及びホーム加入者サーバ(HSS)の4つの主な機能的エンティティに分割できる。なお、説明を簡潔にするために、図12では、サービスコール制御機能(S−CSCF)100及びホーム加入者サーバ(HSS)102のみを示している。この他の要素、例えば、IPマルチメディアサービス切換機能(IP Multimedia-Service Switching Function:IM−SSF)103、マルチメディアリソース機能制御(Multimedia Resource Function Control:MRFC)105、移動通信ネットワーク拡張ロジック用のカスタマイズされたアプリケーション(Customized Applications for Mobile Networks Enhanced Logic:CAMEL)サービス環境107については、この添付資料では説明しない。
サービスコール制御機能(S−CSCF)
サービスコール制御機能(S−CSCF)100は、様々なシグナリング機能を担う。S−CSCF100は、サービストリガを実行する。S−CSCF100は、ユーザに単純なサービスを提供でき、又はアプリケーションサーバと対話することによって、より高度なサービスも提供できる。
ホーム加入者サーバ(HSS)
ホーム加入者サーバ(HSS)102は、現在、移動通信ネットワークで用いられているホーム位置レジスタ(Home Location Register:HLR)を進化させたものである。HSS102は、例えば、ユーザアイデンティティ、購読予約されたサービス又はプロファイル、サービス固有の情報、移動性管理情報、権限情報及びIPマルチメディアドメインに関連する機能等の情報を含む。HSS102は、認証及び位置情報を処理する。
IMSアプリケーションサーバ
アプリケーションサーバは、サービスロジックをホストし、サービス実行を処理する役割を担う。IMS仕様書では、ユーザにサービスを提供するために、SIPアプリケーションサーバ108、オープンサービスアーキテクチャ(Open Service Architecture:OSA)アプリケーションサーバ110及びCAMELサービス環境107といった、3つのタイプのアプリケーションサーバ(Application Server:AS)が定義されている。アプリケーションサーバがIMS加入者にサービスを提供するために、図12に示すように、アプリケーションサーバと、IMSエンティティとの間で多くのインタフェースが定義される。主なインタフェースとしては、以下に詳細に説明するISCインタフェース112及びShインタフェース114がある。
Shインタフェース
HSS102と、SIP−AS108又はOSA−SCS110との間のインタフェースをShインタフェース114と呼ぶ。Shインタフェースは、イントラオペレータインタフェースであり、ダイアメータプロトコル(DIAMETER protocol)に基づいている。ダイアメータプロトコルは、ユーザプロファイルに関連する情報を交換するために用いられる認証、権限付与、課金(Authentication, Authorisation, Accounting:AAA)プロトコルである。
Shインタフェース114は、例えば、HSS102から108にデータをダウンロードし、HSS102においてデータを更新する等、データ処理手続きを実行する。また、Shインタフェース114は、購読予約/通知手続きを処理し、これにより、HSS102は、アプリケーションサーバにデータの変化を通知することができる。
ISCインタフェース
IMS仕様書では、サービスを実行するアプリケーションサーバは、他のネットワーク設備から切り離され、標準インタフェースを介してIMS通信を行う。S−CSCF100とサービスプラットフォームとの間のインタフェースは、ISCインタフェース112と呼ばれる。ISCインタフェースは、標準化されたSIPベースのインタフェースである。このISCインタフェースは、SIPアプリケーションサーバ、OSAアプリケーションサーバ及びCAMELアプリケーションサーバに共通である。
IPマルチメディアサービス切換機能(IM−SSF):
IM−SSFは、S−CSCFとCAMELアプリケーションプロトコル(CAMEL Application Protocol:CAP)の間を仲介し、SIPメッセージを移動通信ネットワーク拡張ロジック用のカスタマイズされたアプリケーション(CAMEL)と相互動作させる。更に、IM−SSF内には、呼状態モデルが論理的に設けられ、呼状態モデルは、ISCを介して渡されたSIPメソッドと、CAMELメカニズムとの間でマッピングを実行し、CAMELサービス環境との対話を開始するために用いられる。
添付資料2:モバイルパケット無線ネットワークアーキテクチャ
データパケット通信をサポートするように構成された移動無線ネットワークの例示的アーキテクチャを図13に示す。図13で用いる用語及びアーキテクチャは、3Gのために提案され、3GPPによって管理されるUMTSのために用いられる用語及びアーキテクチャに対応している。図13では、ゲートウェイGPRSサポートノード(Gateway GPRS Support Node:GGSN)は、外部のパケットデータネットワーク(Packet Data network:PDN)302に接続されている。外部PDNは、インターネットプロトコル(IP)を用いてデータをパケットとして通信する。GGSNと外部ネットワークとの間のインタフェース304には、標準化されたGiのラベルを付している。但し、これ以外の更なる側面も標準化されている。また、GGSNには、標準化されたGn/Gpのラベルが付されたインタフェース308を介して、サービスGPRSサポートノード(Serving GPRS Support Node:以下、SGSNという。)306が接続されている。
GGSN及びSGSNは、GPRSをサポートする必要がある2つのネットワークコンポーネントである。GGSNは、外部のデータパケットネットワーク(PDN)と、GPRSをサポートする移動通信ネットワークとの間のゲートウェイとして機能する。GGSNは、受け取ったIPデータパケットを、移動通信ネットワークによって提供された無線アクセス設備を介してデータを受け取る、モバイル機器である特定のUEに用いられるSGSNにルーティングするために十分な情報を含んでいる。例えば、一実施形態においては、3GPP規格によって定義されている汎用陸上無線アクセスネットワーク(Universal Terrestrial Radio Access Network:以下、UTRANという。)方式に基づいて無線アクセス設備が提供される。SGSNは、SGSNが同じ公衆陸上移動体ネットワーク(Public Land Mobile Network:以下、PLMNという。)内にある場合、Gnインタフェースを介して、GGSNに接続され、Gpインタフェースを介して、他のPLMNに属するGGSNに接続される。
SGSNは、移動体無線ネットワークによってサポートされた領域内で移動するUEの移動性管理(mobility management)を提供する。この目的で、SGSNは、ホーム位置レジスタ(Home Location Register:以下、HLRという。)310にアクセスする。SGSNは、UTRAN無線アクセス設備を介して、モバイルユーザUE316、318と通信を行うために、データパケットを無線ネットワークコントローラ(RNC)312、314にルーティングするよう構成されている。UTRAN無線アクセス設備は、移動通信ネットワークの領域の無線通信可能範囲を提供する基地局を構成するノードB装置320、322、324、326、328によって提供される。Iubのラベルが付されている、各RNC312、314と、ノードB装置320、322、324、326、328との間のインタフェース330、332、334、336、338は、確立されている又は開発中の規格に従う。一方、Iu−psのラベルが付されている、SGSNと、各RNC312、314との間のインタフェース340、342は、開発中の規格に従う。GPRSの更なる詳細は、[非特許文献4]に開示されている。
添付資料3:
PDPコンテキストアクティブ化を用いるIPv4UMTSベアラ開始
IPトラヒック(IPv6又はIPv4)は、UMTSベアラを用いて、UMTSネットワークに亘って(UE及びGGSNの間で)トランスポートされる。UMTSベアラは、パケットデータプロトコル(Packet Data Protocol:PDP)コンテキストを用いて確立される。ユーザ機器UEは、IPv4PDPコンテキスト又はIPv6PDPコンテキストをセットアップすることによって、UMTSネットワークを介してIPv4又はIPv6パケットを送信する。IPv6PDPコンテキストは、IPv6対応のUMTSネットワーク、具体的には、ネットワークプロトコルスタックにおいて、IP6に関連する機能(ルーティング、セキュリティ)をサポートできるSGSN、GGSN及びUEにおいてのみサポートされる。
IPv4PDPコンテキスト及びIPv6PDPコンテキストの確立手続きの間には、明確な違いはないが、IPv4専用のUMTSネットワークは、IPv4PDPコンテキストのみをサポートする。以下の説明及び図14に示すフローチャートでは、PDPコンテキストアクティブ化におけるアドレス管理及びセキュリティを強調している。図14のフローチャートは、IPv4PDPコンテキストのためのIPv4及びIPv6対応のUMTSのIPv6PDPコンテキストのためのIPv6を同等に表している。
S90:ユーザ機器UEがPDPコンテキストのアクティブ化の要求(NSAPI、TI、PDPタイプ、PDPアドレス、アクセスポイント名要求されたQoS、PDP設定オプション)メッセージをSGSNに送信する。ユーザ機器UEは、PDPアドレスを用いて、静的PDPアドレスの使用を必要とするか、動的PDPアドレスの使用を必要とするかを指示する。ユーザ機器UEは、動的PDPアドレスを要求する場合、PDPアドレスを空の状態にする。
S92:SGSNがユーザ機器UE及びPDPコンテキスト購読予約記録が提供するPDPタイプ(オプション)、PDPアドレス(オプション)及びアクセスポイント名(オプション)を用いてPDPコンテキストのアクティブ化の要求を検証する。
GGSNアドレスを導出することができず、又は規則に基づいて、PDPコンテキストアクティブ化要求が無効であるとSGSNが判定した場合、SGSNは、PDPコンテキストアクティブ化要求を拒否する。
GGSNアドレスを導出できた場合、SGSNは、要求されたPDPコンテキストのためのTEIDを作成する。ユーザ機器UEが動的アドレスを要求した場合、SGSNは、GGSNに動的アドレスを割り当てさせる。SGSNは、その能力及び現在の負荷に応じて、要求されたQoS属性を制限する場合があり、購読予約されたQoSプロファイルに基づいて、要求されたQoS属性を制限する場合もある。
SGSNは、PDPコンテキストの作成の要求(PDPタイプ、PDPアドレス、アクセスポイント名、折衝されたQoS、TEID、NSAPI、MSISDN選択モード、課金特性、トレース参照、トレースタイプ、トリガID、OMCアイデンティティ、PDP設定オプション)メッセージを関連するGGSNに送信する。動的アドレスが要求される場合、PDPアドレスは、空である。
S94:GGSNは、PDPコンテキストテーブルにおいて、新たなエントリを作成し、課金IDを生成する。新たなエントリは、GGSNがSGSNと外部のPDPネットワークの間でPDP−PDUをルーティングし、課金を開始することを許可する。GGSNは、3GTS32.015[非特許文献5]に定義されているように、例えば、SGSNから受け取った課金特性を処理する。GGSNは、PDPコンテキストの作成の応答(TEID、PDPアドレス、PDP設定オプション、折衝QoS、課金ID、原因)メッセージをSGSNに戻す。GGSNがPDPアドレスを割り当てた場合、ここには、PDPアドレスが含まれる。オペレータによって、GGSNが、要求されたAPNのための外部のPDNアドレス割当を用いるように構成されている場合、PDPアドレスは、0.0.0.0に設定され、これは、PDPコンテキストアクティブ化手続きの完了の後に、ユーザ機器UEが外部PDNとPDPアドレスを折衝したことを示す。GGSNは、PDPコンテキストが有効な状態である限り、これらの折衝を中継し、変更し、監視し、GGSNが開始したPDPコンテキスト変更手続きを用いて、現在使用中のPDPアドレスをSGSN及びユーザ機器UEに転送する。PDP設定オプションは、例えばGGSNがユーザ機器UEに転送できるオプションのPDPパラメータを含む。これらのオプションのPDPパラメータは、ユーザ機器UEがアクティブPDPコンテキスト要求メッセージで要求してもよく、又はGGSNによって自動的に送信してもよい。PDP設定オプションは、SGSNを介してトランスペアレントに送信される。PDPコンテキスト作成メッセージは、バックボーンネットワークを介して送信される。
S96:QoS折衝を含むPDPアクティブ化に基づいて無線アクセスベアラがセットアップされる。そして、SGSNからGGSNへ、PDPコンテキストの要求が更新され(S98)、GGSNは、更新に応答する(S99)。
S100:ユーザ機器UEが動的アドレスを要求している場合、GGSNから受信したPDPアドレスをPDPコンテキストに挿入する。SGSNは、折衝されたQoSに基づいて、無線優先順位及びパケットフローIDを選択し、PDPコンテキストのアクティブ化の受理(PDPタイプ、PDPアドレス、TI、折衝されたQoS、無線優先順位、パケットフローID、PDP設定オプション)メッセージをユーザ機器UEに戻す。これにより、SGSNは、GGSNとユーザ機器UEとの間でPDP−PDUをルーティングし、課金を開始することができる。第2のPDPコンテキストを識別するためには、NSAPI(及びTI)を用いる。
ユーザ機器がインターネットプロトコルマルチメディアサブシステムを含むGPRSネットワークを介して通信を行う電気通信システムのブロック図である。 図1に示す相互動作ユニットの動作を表すフローチャートである。 ユーザ機器からIPv4及びIPv6アドレスを取得する際の図1に示す相互動作ユニットの動作を表すフローチャートである。 相互動作ユニットがトンネリングプロセッサとして動作する図1に示す電気通信システムのブロック図である。 IPv4パケットとしてカプセル化されたIPv6パケット及び逆カプセル化されたIPv6インターネットパケットの構成を示す図である。 GPRSトンネルプロトコルユニットのブロック図である。 図4に示すトンネリングプロセッサの動作を表すフローチャートである。 相互動作ユニットがプロトコル変換器として動作する図1に示す電気通信システムのブロック図である。 図8に示すプロトコル変換器の動作の一部を説明する図である。 サービスベースのローカルポリシ強制に関連する部分を含む図1のシステムの一部を示すブロック図である。 サービスベースのローカルポリシ強制に関連する図10の一部の動作を示すフローチャートである。 3GPP規格に基づくインターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)ネットワークの幾つかの部分を示すブロック図である。 GPRSネットワークを示すブロック図である。 GPRSネットワークに亘って、インターネットパケットのためにベアラを確立するために必要な幾つかの処理ステップを示すフローチャートである。

Claims (28)

  1. 第2のインターネットプロトコルに基づいてインターネットパケットデータを通信可能なパケット無線システムネットワークを介して、第1のインターネットプロトコルに基づいてインターネットパケットデータを通信する電気通信システムにおいて、当該電気通信システムは、少なくとも1つの移動体であるユーザ機器と、相互動作ユニットとを備え、
    上記ユーザ機器は、第1のインターネットプロトコルに基づいて動作可能な第1のインターネットプロトコルスタックと、第2のインターネットプロトコルに基づいて動作可能な第2のインターネットプロトコルスタックとを備え、該ユーザ機器は、
    上記パケット無線システムネットワークにパケットデータプロトコルコンテキストアクティブ化要求メッセージを送信し、該パケット無線システムから第2のインターネットプロトコルアドレスを受信することによって、該パケット無線システムネットワークから上記第2のインターネットプロトコルに基づくアドレスを取得し、
    上記相互動作ユニットは、
    プロトコル変換及びトンネルプロセスの1つを実行し、上記パケット無線システムネットワークを介する通信のために、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現し、上記ユーザ機器への通信のために、インターネットパケットデータの形式で上記パケット無線システムネットワークから受信した上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現し、
    上記パケット無線システムネットワークへ/からのインターネットパケットデータの相互通信のための対応する相互動作ユニットが提供され、
    該相互動作ユニットは、上記第2のインターネットプロトコルスタックから、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するアドレスを取得し、
    プロトコル変換を実行する場合、上記相互動作ユニットは、上記ユーザ機器への通信のために、上記第1のインターネットプロトコルスタックから、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するアドレスを取得する電気通信システム。
  2. 上記ユーザ機器は、上記パケット無線システムネットワークによって構成された、第2のインターネットプロトコルに基づくベアラチャンネルを用いてサーバと通信することによって、外部ネットワークを介して、上記サーバから、第1のインターネットプロトコルに基づくアドレスを取得することを特徴とする請求項1記載の電気通信システム。
  3. 上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットプロトコルアドレスは、ステートフルプロトコル(DHCPv6)に基づくサーバから取得されることを特徴とする請求項2記載の電気通信システム。
  4. 上記相互動作ユニットは、上記パケット無線システムネットワークを介する通信のために、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットプロトコルデータを上記第2のインターネットプロトコルに基づくトンネルプロトコルユニットとしてカプセル化し、上記パケット無線システムネットワークからトンネルプロトコルユニットとして受信した上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータから、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットプロトコルデータを逆カプセル化するトンネル処理を実行するトンネリングプロセッサを備えることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の電気通信システム。
  5. 上記ユーザ機器の第2のインターネットプロトコルに基づくアドレスは、上記第1のインターネットプロトコルに基づくアドレスと互換性があり、上記トンネリングプロセッサは、上記第2のインターネットプロトコルに基づくユーザ機器のアドレスを上記第1のインターネットプロトコルに基づくユーザ機器のアドレスに自動的に変換し、上記第1のインターネットプロトコルに基づくユーザ機器のアドレスを上記第2のインターネットプロトコルに基づくユーザ機器のアドレスに自動的に変換することを特徴とする請求項4記載の電気通信システム。
  6. 上記相互動作ユニットは、上記パケット無線システムネットワークを介する通信のために、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータのヘッダを上記第2のインターネットプロトコルに基づくヘッダに変換し、上記ユーザ機器への通信のために、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータのヘッダを上記第1のインターネットプロトコルに基づくヘッダに変換するプロトコル変換を行うプロトコル変換器を備えることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の電気通信システム。
  7. 上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを上記ユーザ機器と通信相手ノードの間で通信することを許可する条件を指定する第1の権限情報を提供するポリシ制御機能(PCF)と、
    上記ポリシ制御機能(PCF)から上記第1の権限情報を受信し、上記第1のインターネットプロトコルに基づく該第1の権限情報から上記第2のインターネットプロトコルに基づく第2の権限情報を生成し、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータがパケット無線システムネットワークを介して通信されることを許可するサービスベースポリシ変換器(SBLP−T)とを備え、
    上記パケット無線システムネットワークは、上記第2のインターネットプロトコルに基づく第2の権限情報を受信し、該受信した第2の権限情報に基づいて、上記パケット無線システムネットワークへ/からの第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータの受入又は送出を許可するサービスベースローカルポリシ(SBLP)エンフォーサを備えることを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載の電気通信システム。
  8. 上記第1のインターネットプロトコルは、IPv6であり、上記第2のインターネットプロトコルは、IPv4であり、上記第1のインターネットプロトコルの第1の権限情報は、許可されたトラヒッククラスオブジェクトに関する情報と、インターネットパケットデータのために許可された第1のインターネットプロトコルに基づくソース及び宛先アドレスの少なくとも1つを含むパケット分類情報とを含み、
    上記サービスベースポリシ変換器は、上記トラヒッククラスオブジェクトをサービスタイプ情報に変換し、上記パケット分類情報を、上記パケット無線システムネットワークを介して通信されるインターネットパケットデータのために許可された第2のインターネットプロトコルに基づくソース及び宛先アドレスの少なくとも1つを含む第2のインターネットプロトコルに基づくパケット分類情報に変換することによって、第2の権限情報を生成することを特徴とする請求項7記載の電気通信システム。
  9. 上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータは、上記インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)ネットワークに送られたシグナリングメッセージを含むことを特徴とする請求項1乃至8いずれか1項記載の電気通信システム。
  10. 第1のインターネットプロトコルに基づいて動作可能な第1のインターネットプロトコルスタックと、第2のインターネットプロトコルに基づいて動作可能な第2のインターネットプロトコルスタックとを備えるユーザ機器によって、第2のインターネットプロトコルに基づいてインターネットパケットデータを通信可能なパケット無線システムネットワークを介して、第1のインターネットプロトコルに基づいてインターネットパケットデータを通信する通信方法において、
    上記ユーザ機器から上記パケット無線システムネットワークにパケットデータプロトコルコンテキストアクティブ化要求メッセージを送信し、該パケット無線システムから第2のインターネットプロトコルアドレスを受信することによって、該パケット無線システムネットワークから上記第2のインターネットプロトコルに基づくアドレスを取得するステップと、
    相互動作ユニットを用いて、
    プロトコル変換及びトンネルプロセスの1つを実行し、上記パケット無線システムネットワークを介する通信のために、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現し、上記ユーザ機器への通信のために、インターネットパケットデータの形式で上記パケット無線システムネットワークから受信した上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現し、
    上記パケット無線システムネットワークへ/からのインターネットパケットデータの相互通信のための対応する相互動作ユニットを提供するステップとを有し、
    上記第1のインターネットプロトコルを、第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するステップは、
    上記第2のインターネットプロトコルスタックから、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するアドレスを取得するステップを含み、
    プロトコル変換を実行する場合、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するステップは、
    上記ユーザ機器への通信のために、上記第1のインターネットプロトコルスタックから、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するアドレスを取得するステップを含む通信方法。
  11. 上記パケット無線システムネットワークによって構成された、第2のインターネットプロトコルに基づくベアラチャンネルを用いてサーバと通信することによって、外部ネットワークを介して、上記サーバから、第1のインターネットプロトコルに基づくアドレスを取得するステップを更に有する請求項10記載の通信方法。
  12. 上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットプロトコルアドレスを取得するステップは、ステートフルプロトコル(DHCPv6)に基づくサーバからアドレスを取得するステップを含むことを特徴とする請求項11記載の通信方法。
  13. 上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するトンネルプロセスは、
    上記パケット無線システムネットワークを介する通信のために、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットプロトコルデータを上記第2のインターネットプロトコルに基づくトンネルプロトコルユニットとしてカプセル化するステップを含み、
    上記ユーザ機器への通信のための上記パケット無線システムネットワークから受信した上記第1のインターネットプロトコルに基づく上記インターネットパケットデータを、上記第2のインターネットプロトコルに基づくトンネルプロトコルユニットとして表現するステップは、
    上記パケット無線システムネットワークからトンネルプロトコルユニットとして受信した上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータから、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットプロトコルデータを逆カプセル化するステップを含むことを特徴とする請求項10乃至12いずれか1項記載の通信方法。
  14. 上記ユーザ機器の第2のインターネットプロトコルに基づくアドレスは、上記第1のインターネットプロトコルに基づくアドレスと互換性があり、上記カプセル化は、上記第2のインターネットプロトコルに基づくユーザ機器のアドレスを上記第1のインターネットプロトコルに基づくユーザ機器のアドレスに自動的に変換し、上記逆カプセル化は、上記第1のインターネットプロトコルに基づくユーザ機器のアドレスを上記第2のインターネットプロトコルに基づくユーザ機器のアドレスに自動的に変換することを特徴とする請求項13記載の通信方法。
  15. 上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するプロトコル変換は、
    第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータに変換するステップを含み、該変換は、
    上記パケット無線システムネットワークを介する通信のために、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータのヘッダを上記第2のインターネットプロトコルに基づくヘッダに変換するステップを含み、
    上記パケット無線システムネットワークから上記第2のインターネットプロトコルの形式で受信したインターネットパケットデータを上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するステップは、
    上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータに変換するステップを含み、該変換は、
    上記ユーザ機器への通信のために、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータのヘッダを上記第1のインターネットプロトコルに基づくヘッダに変換するステップを含むことを特徴とする請求項10乃至14いずれか1項記載の通信方法。
  16. 上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを上記ユーザ機器と通信相手ノードの間で通信することを許可する条件を指定する第1の権限情報を提供するステップと、
    上記第1のインターネットプロトコルに基づく該第1の権限情報から上記第2のインターネットプロトコルに基づく第2の権限情報を生成し、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータがパケット無線システムネットワークを介して通信されることを許可するステップと、
    上記パケット無線通信ネットワーク内のサービスベースローカルポリシエンフォーサにおいて、上記第2のインターネットプロトコルに基づく第2の権限情報を受信し、該受信した第2の権限情報に基づいて、上記パケット無線システムネットワークへ/からの第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータの受入又は送出を許可するステップとを有する請求項10乃至15いずれか1項記載の通信方法。
  17. 上記第1のインターネットプロトコルは、IPv6であり、上記第2のインターネットプロトコルは、IPv4であり、上記第1のインターネットプロトコルの第1の権限情報は、許可されたトラヒッククラスオブジェクトに関する情報と、インターネットパケットデータのために許可された第1のインターネットプロトコルに基づくソース及び宛先アドレスの少なくとも1つを含むパケット分類情報とを含み、
    上記第2のインターネットプロトコルに基づく第2の権限情報を生成するステップは、
    トラヒッククラスオブジェクトをサービス情報のタイプに変換するステップと、
    上記パケット分類情報を、上記第2のインターネットプロトコルに基づいて、上記インターネットパケットデータのために許可された第2のインターネットプロトコルに基づくソース及び宛先アドレスの少なくとも1つを含む第2のインターネットプロトコルに基づくパケット分類情報に変換するステップとを有することを特徴とする請求項16記載の通信方法。
  18. 上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータは、上記インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)ネットワークに送られたシグナリングメッセージを含むことを特徴とする請求項10乃至17いずれか1項記載の通信方法。
  19. 相互動作ユニットと連携し、第1のインターネットプロトコルに基づいてインターネットパケットデータを通信できるパケット無線システムネットワークを介して、第1のインターネットプロトコルに基づいてインターネットパケットデータを通信する移動体であるユーザ機器であって、
    上記相互動作ユニットは、プロトコル変換及びトンネルプロセスの1つを実行することによって、上記パケット無線システムネットワークを介する通信のために、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現し、当該ユーザ機器への通信のために、インターネットパケットデータの形式で上記パケット無線システムネットワークから受信した上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現し、
    上記パケット無線システムネットワークへ/からのインターネットパケットデータの相互通信のための対応する相互動作ユニットが提供され、
    当該ユーザ機器は、
    第1のインターネットプロトコルに基づいて動作可能な第1のインターネットプロトコルスタックと、第2のインターネットプロトコルに基づいて動作可能な第2のインターネットプロトコルスタックとを備え、該第2のプロトコルスタックは、
    上記パケット無線システムネットワークにパケットデータプロトコルコンテキストアクティブ化要求メッセージを送信し、該パケット無線システムから第2のインターネットプロトコルアドレスを受信することによって、該パケット無線システムネットワークから上記第2のインターネットプロトコルに基づくアドレスを取得し、
    上記相互動作ユニットは、上記第2のインターネットプロトコルスタックから、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するアドレスを取得し、プロトコル変換を実行する場合、当該ユーザ機器への通信のために、上記第1のインターネットプロトコルスタックから、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するアドレスを取得するユーザ機器。
  20. インターネットプロトコルマルチメディアシステム(IMS)ネットワークのポリシ制御機能から第1の権限情報を受信し、第1のインターネットプロトコルに基づく第1の権限情報から第2のインターネットプロトコルに基づいて、パケット無線システムネットワークを介するインターネットパケットデータの通信を許可する第2のインターネットプロトコルに基づく第2の権限情報を生成するサービスベースポリシ変換器(SBLP−T)。
  21. 上記第1のインターネットプロトコルは、IPv6であり、上記第2のインターネットプロトコルは、IPv4であり、上記第1のインターネットプロトコルの第1の権限情報は、許可されたトラヒッククラスオブジェクトに関する情報と、インターネットパケットデータのために許可された第1のインターネットプロトコルに基づくソース及び宛先アドレスの少なくとも1つを含むパケット分類情報とを含み、
    当該サービスベースポリシ変換器は、上記トラヒッククラスオブジェクトをサービスタイプ情報に変換し、上記パケット分類情報を、インターネットパケットデータのために許可された第2のインターネットプロトコルに基づくソース及び宛先アドレスの少なくとも1つを含む第2のインターネットプロトコルに基づくパケット分類情報に変換することによって、第2の権限情報を生成することを特徴とする請求項20記載のサービスベースローカルポリシ変換器。
  22. パケット無線ネットワークにおいて、第1のインターネットプロトコルに基づく第1の権限情報に基づいて、サービスベースポリシを強制するサービスベースポリシ強制方法において、
    インターネットプロトコルマルチメディアシステム(IMS)ネットワークのポリシ制御機能から第1の権限情報を受信するステップと、
    上記第1のインターネットプロトコルに基づく第1の権限情報から、第2のインターネットプロトコルに基づいて、パケット無線システムネットワークを介するインターネットパケットデータの通信を許可する第2のインターネットプロトコルに基づく第2の権限情報を生成するステップとを有するサービスベースポリシ強制方法。
  23. 上記第1のインターネットプロトコルは、IPv6であり、上記第2のインターネットプロトコルは、IPv4であり、上記第1のインターネットプロトコルの第1の権限情報は、許可されたトラヒッククラスオブジェクトに関する情報と、インターネットパケットデータのために許可された第1のインターネットプロトコルに基づくソース及び宛先アドレスの少なくとも1つを含むパケット分類情報とを含み、
    上記サービスベースポリシ変換器は、上記トラヒッククラスオブジェクトをサービスタイプ情報に変換し、上記パケット分類情報を、インターネットパケットデータのために許可された第2のインターネットプロトコルに基づくソース及び宛先アドレスの少なくとも1つを含む第2のインターネットプロトコルに基づくパケット分類情報に変換することによって、第2の権限情報を生成することを特徴とする請求項22記載のサービスベースポリシ強制方法。
  24. データプロセッサにロードされ、該データプロセッサに、請求項10乃至18いずれか1項記載のインターネットパケットデータの通信方法を実行させるコンピュータプログラム。
  25. データプロセッサにロードされ、該データプロセッサに、請求項22又は23記載のサービスベースポリシ強制方法を実行させるコンピュータプログラム。
  26. 請求項24又は25記載のコンピュータプログラムを搬送する媒体。
  27. 添付の図1乃至図11を参照して明細書において実質的に説明する電気通信システム及び相互動作ユニット。
  28. 添付の図1乃至図11を参照して明細書において実質的に説明するインターネットパケットデータの通信方法、相互動作方法及びサービスベースポリシ強制方法。
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