JP5491650B2 - 移動ユーザ機器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、汎用パケット無線システム(General Packet Radio System:GPRS)に基づいて動作するパケット無線ネットワークを介してインターネットプロトコルパケットを通信する移動ユーザ機器に関する。
GPRSは、無線アクセスインタフェースを介してインターネットパケットを通信するために開発された。GPRSネットワークは、第2世代移動通信システム(Global System for Mobiles:GSM)又は第3世代移動通信システム(Universal Mobile Telecommunications System:UMTS)バックボーンネットワークを用いて形成することができる。GPRSは、パケット指向サービスをサポートし、パケットデータ通信、例えばインターネットパケット(Internet Packet:IP)用のネットワーク及び無線リソースを最適化するよう試みる。GPRSは、移動無線システムの回線交換アーキテクチャに関連する論理アーキテクチャを提供する。
GPRS/UMTSネットワークでは、各移動ユーザ機器は、データを送信及び受信するために、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストによって表される少なくとも1つのGPRS/UMTS通信セッションを設定する必要がある。各GPRS/UMTS通信セッションは、それぞれ、移動ユーザ機器に固有のセッションである。このように、移動ユーザ機器は、データを送信及び受信するために、それ自体に固有のPDPコンテキストを用いる必要がある。更に、PDPコンテキストは、移動ユーザ機器がGPRS/UMTS通信セッションを介して送信するインターネットデータパケットのタイプに固有である。移動ユーザ機器が確立したインターネットプロトコルの接続性のタイプに応じて、以下のように、3つの異なるタイプのPDPコンテキストがある。
・ポイントツーポイントプロトコルタイプ
・インターネットプロトコルバージョン4(IPv4)タイプ
・インターネットプロトコルバージョン6(IPv6)タイプ
このインターネットプロトコルバージョンに固有のPDPコンテキストは、移動ユーザ機器が、GPRS/UMTSネットワークに亘ってIPv4インターネットパケットを送信する場合、IPv4タイプのPDPコンテキストを設定する必要があることを意味する。同様に、移動ユーザ機器は、GPRS/UMTSネットワークに亘ってIPv6インターネットパケットを送信及び受信する場合、IPv6タイプのPDPコンテキストを設定する必要がある。このため、パケット無線ネットワーク上の通信リソースの利用効率を悪くする可能性がある。
本発明は、パケット無線ネットワークを介して、インターネットパケットを通信する移動ユーザ機器を提供する。移動ユーザ機器は、パケット無線ネットワークのゲートウェイサポートノードに対して、パケット無線ネットワークへの/からの、パケット通信ベアラによるインターネットパケットの通信を制御するパケットデータプロトコルコンテキストを供給する手段と、ゲートウェイサポートノードに接続されたパケット無線ネットワークのサービングサポートノードを用いて、インターネットパケットの通信を制御し、パケット通信ベアラを形成する手段と、パケット無線ネットワークの無線ネットワーク制御装置を用いて、移動ユーザ機器に/から無線アクセスインタフェースを介して、インターネットパケットを通信する無線アクセスベアラを提供する手段と、パケットデータプロトコル起動要求メッセージに応じて、共通パケットデータプロトコルコンテキストを要求する手段と、共通パケット通信ベアラに関連する共通パケットデータプロトコルコンテキストを確立する手段とを備える。共通パケットデータプロトコルコンテキストは、共通パケット通信ベアラによってインターネットプロトコルパケットを通信するように確立され、共通パケット通信ベアラは、共通トンネルプロトコルベアラを用いる少なくとも1つの他の通信セッションと共有される。ゲートウェイサポートノードは、複数の通信セッションのインターネットプロトコルパケットを共通パケット通信ベアラによって通信し、通信セッションの少なくとも1つは、他の通信セッションとは異なるインターネットプロトコルバージョンを用いる。
新たな無線アクセス技術の進歩により、例えば、高速無線リンク技術、例えば高速ダウンリンクパケットデータ(High Speed Downlink Packet Data:HSDPA)及び高速アップリンクパケットデータ(High Speed Uplink Packet Data:HSUPA)が利用可能になり、リソースの利用効率を高めるために、2つ以上のユーザ機器間で同じ無線ベアラを共有することが望ましくなっている。更に、IPv6技術の急激な進歩により、端末機器及び装置、例えば移動ユーザ機器において、IPv6がますます普及している。更に、既存のIPv4方式が存在するために、IPv4/IPv6デュアルインターネットプロトコルスタックを有する移動ユーザ機器の開発が促進されている。従来、IPv4パケットは、IPv4タイプのPDPコンテキストによって配信しなければならず、一方、IPv6パケットは、IPv6タイプのPDPコンテキストによって配信しなければならない。この結果、同じ高速/広帯域のGPRSベアラ(例えば、無線ベアラであるHSDPA/HSUPA)を共有しなければ、リソースを効率的に利用することができない。更に、デュアルインターネットプロトコルIPv4及びIPv6スタックを有する移動ユーザ機器は、例えば、それぞれIPv4及びIPv6ベースのサービスに接続するIPv4及びIPv6パケットの両方を同時に送信する必要がある場合もある。しかしながら、既存のインターネットプロトコルタイプ固有のパケットデータプロトコルコンテキストは、移動ユーザ機器が、一方がIPv4タイプであり、他方がIPv6タイプである少なくとも2つのパケットデータプロトコルコンテキストを設定することを要求することがある。
本発明の実施の形態では、異なる通信セッション間で共有することができる共通パケット通信ベアラを提供することができるパケット無線ネットワークが提供される。この結果、2つ以上の通信セッションが共通の通信リソースを共有するので、高速広帯域通信、例えばHSDPAを効率的にサポートすることができる。このように、例示的な実施の形態に基づくパケット無線ネットワークは、共通パケット通信ベアラを用いて、同じGPRS/UMTS通信セッションを共有する構成を有し、共通パケットデータプロトコルコンテキストによってサポートされる。通常、1ゲートウェイサポートノード当たり、共通パケット通信ベアラは1つのみである。
共通PDPコンテキストは、パケットデータプロトコルに基づき、GPRSネットワークに亘ってインターネットパケットを通信する共通パケット通信ベアラを確立する。パケットデータプロトコルの一部として、確立された共通パケット通信ベアラによってインターネットプロトコルパケットを通信するように配置するために、ポリシ実行、サービス品質(以下、QoSという。)及びルーティングが確立される。なお、共通PDPコンテキストは、あらゆるインターネットプロトコルバージョンに固有ではなく、更に、2つ以上の通信セッション間で共有することができる共通パケット通信ベアラを確立する。更に、通信セッションは、異なる移動ユーザ機器から開始されてもよい。
あるいは、他の具体例では、通信セッションは、別々のインターネットプロトコルベアラを用いてもよいが、2つ以上の通信セッションに対して1つの共通PDPコンテキストを確立してもよい。したがって、共通PDPコンテキストは、PPPデータフレームと、IPv4及びIPv6パケットと、あるいは他のあらゆるインターネットプロトコルバージョン又は他のデータプロトコルを用いて通信されるパケットとに共通のPDPコンテキストとして定義される。
GPRS/UMTSの具体例では、GPRS/UMTSネットワークを介する通信セッションは、共通PDPコンテキストによって確立することができ、共通パケット通信ベアラを確立する共通PDPコンテキストを用いて、PPPフレームと、IPv4及びIPv6パケットと、データ転送プロトコル又は他のインターネットプロトコルバージョンに準拠するあらゆる他のフォーマットのデータパケットとを送信及び受信することができる。
本発明の様々な更なる側面及び特徴は、特許請求の範囲において定義されている。
GPRS/UMTS規格に準拠したパケット無線ネットワークを含む電気通信システムのブロック図である。 パケット通信ベアラによるインターネットパケットの通信を説明する、図1に示すGPRS/UMTSネットワークの単純化された表現を示すブロック図である。 移動ユーザ機器が共通パケットデータプロトコルコンテキストを設定する構成を示す、図2に示すGPRS/UMTSネットワークのブロック図である。 パケットデータプロトコル起動要求を実行する処理を説明するメッセージのフローチャートである。 共通パケットデータプロトコルコンテキストを設定する処理の更なる動作を示す、図3に示すGPRS/UMTSネットワークのブロック図である。 パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト起動の一部として提供されるエンドユーザアドレス情報要素の略図である。 図6のエンドユーザ情報要素内のPDPタイプ編成フィールドに格納される値のテーブルを示す図である。 IPv4PDPコンテキストを確立するエンドユーザアドレス情報要素の略図である。 IPv6PDPコンテキストを確立するエンドユーザアドレス情報要素の略図である。 移動ユーザ機器がIPv6を用いた通信を望んだ際に、共通パケットデータプロトコルコンテキストを確立するエンドユーザアドレス情報要素の略図である。 移動ユーザ機器がIPv4を用いた通信を望んだ際に、共通パケットデータプロトコルコンテキストを確立するエンドユーザアドレス情報要素の略図である。 トラヒックフローテンプレート情報要素の略図である。 共通GPRSベアラを用いて通信することができる共通パケットデータプロトコルコンテキストを含むパケットデータプロトコルコンテキストを確立する複数の移動ユーザ機器を説明する、図3に示すGPRS/UMTSネットワークも略図である。 共通パケットデータプロトコルコンテキストを共有する図13に示す2つの移動ユーザ機器に別々のGPRSベアラを提供する、図3及び図5に示すGPRS/UMTSネットワークの一部の略図である。 共通パケットデータプロトコルコンテキストを共有する図13に示す2つの移動ユーザ機器への/からのインターネットプロトコル通信をサポートする共通GPRSベアラを提供する、図3及び図5に示すGPRS/UMTSネットワークの一部の略図である。 無線アクセスベアラフィルタを用いて、共通パケットデータプロトコルコンテキスト及び共通のパケットデータプロトコルベアラを共有する2つの移動ユーザ機器にインターネットパケットを通信する無線ネットワーク制御装置の動作を説明する、図15に示すGPRS/UMTSネットワークの一部の略図である。 3つの移動ユーザ機器が1つのIMS通信セッションを共有しているインターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)を有する、図3及び図5に示す表現に対応したGPRS/UMTSネットワークの一部のブロック図である。 IMSを用いて通信する、メディア認証によって設定されたセッションを実行するために用いられる要素の一般的な表現のブロック図である。 シングルIMSセッション又はグループIMSセッションの何れかを認証するように適合された図18に示すセッション認証手順の一部として生成される認証トークンの略図である。 シングルIMSセッション又はグループIMSセッションの何れかを認証するように適合された図18に示すセッション認証手順の一部として生成される認証トークンの更なる具体例の略図である。 共通GPRSベアラを共有するグループ通信セッションのためのセッション設定及び認証を実行する複数のモバイル機器の処理を示すメッセージのフローチャートである。
図1は、移動ユーザ機器(mobile user equipment:UE)2と、外部のパケットデータ網15に接続された通信相手ノード(correspondent node:CN)12との間でインターネットパケットを通信するGPRS/UMTSパケット無線ネットワーク(以下、単にGPRSネットワークという。)1のブロック図である。図1においては、UE2は、例えば、ユーザにマルチメディアサービスを提供するアプリケーションプログラムをホストする。図1には、GPRSネットワーク1の構成要素であるゲートウェイGPRSサポートノード(gateway GPRS support node:GGSN、以下、単にゲートウェイサポートノードともいう。)3と、サービングGPRSサポートノード(serving GPRS support node:SGSN、以下、単にサービングサポートノードともいう。)4と、無線ネットワーク制御装置(radio network controller:RNC)8とが示されている。図1に示すGPRSネットワーク1を単純化して表した図2に示すように、GGSN3及びSGSN4は、一般的には、コアネットワーク(core network:CN)の一部を構成し、一方、RNC8は、無線ネットワーク(radio network:RN)の一部を構成している。説明のための簡潔な形式として図2に示すように、GPRSネットワーク1は、パケットデータコンテキストが確立されたインターネットプロトコルベアラ14を提供している。後述するように、パケットデータプロトコルコンテキストは、UE2が契約しているサービス品質を提供する適切なベアラが確立されることを保証するとともに、ベアラの認証された使用を実行するプロトコルを提供する。インターネットプロトコルベアラ14は、ユーザ機器(UE)2対し、GPRSネットワーク1を介して通信相手ノード12にインターネットパケットを搬送するために確立される。インターネットパケットは、GPRSネットワーク1から、すなわちGGSN3から、インターネットプロトコルベアラ14が確立されたインターネットプロトコルと同じインターネットプロトコルに基づいて動作するパケットデータ網15に送出される。
なお、GPRSネットワーク1は、本発明が適用されるパケット無線ネットワークの一具体例である。このように、本明細書では、GGSN3は、より一般的には、ゲートウェイサポートノードと呼ぶことができ、SGSNは、より一般的には、サービングサポートノードと呼ぶことができる。
[共通PDPコンテキスト]
移動ユーザ機器(UE)が共通PDPコンテキストを確立する本発明の具体例を図3に示す。図2にも示す部分には、対応する参照符号を付している。図3に示すように、UE2は、デュアルプロトコルスタックを有する。すなわち、UE2は、IPv4インターネットプロトコルスタック20と、IPv6インターネットプロトコルスタック22とを有する。したがって、UE2は、IPv4及びIPv6に基づいて通信セッションをそれぞれ確立するIPv4アドレス及びIPv6アドレスの一方又は両方を用いることができる。このために、UE2は、矢印24によって示すように、パケットデータプロトコル(packet data protocol:PDP)コンテキスト起動要求をSGSN4に送信する。GPRS規格に詳しい当業者には周知のように、PDPコンテキスト起動手順は、パケットデータプロトコルに基づいて、GPRSネットワーク1に亘るベアラの起動のための適切な制御及びルーティングを確立する。図4は、PDPコンテキスト起動手順を示している。GPRSベアラを確立した後のPDPコンテキスト起動手順については、3GPP仕様TS24.229に開示されているので、詳細には説明しないが、そして、UE2は、トラヒックフローテンプレート(Traffic Flow Template:TFT)19を確立する情報を、ゲートウェイサポートノード(GGSN)3に通信する(図2にも示す)。後述するように、TFT19は、UE2によって確立された適切なPDPコンテキストを識別するように構成され、着信パケットをフィルタリングして、GPRSネットワーク1に亘る対応するインターネットパケットベアラを選択することができる。
既存のGPRS/UMTS標準規格で定義されているように、GPRS/UMTS通信セッションを確立する既知のPDPコンテキストの起動では、各GPRS/UMTS通信セッション/PDPコンテキストのIPタイプを固有なものにすることができる以下の情報が要求される。
1.PDPコンテキスト起動要求は、PDPをどのタイプ、すなわちPPPタイプ、IPv4タイプ、IPv6タイプに設定するかを示さなければならない。
2.PDPアドレス(IPアドレス)を含むエンドユーザアドレスは、UEが動的IPアドレス割当を選択する場合、PDPコンテキストの設定の成功の結果として、インターネットプロトコルアドレスを割り当てるために空である必要がある。
PDPタイプ及びPDPアドレスの両方は、後述するエンドユーザアドレス情報要素(TS29.060参照)でコード化される。
図5に示すように、この実施の形態では、IPv4インターネットプロトコルパケット又はIPv6インターネットプロトコルパケットの何れか、あるいはIPv4インターネットプロトコルパケット及びIPv6インターネットプロトコルパケットの両方、あるいは他のあらゆるインターネットプロトコルバージョンのパケットをUE2に/から通信する共通PDPコンテキストが確立される。このように、UE2は、IPv6ソース30又はIPv4ソース32からインターネットパケットを、パケットデータ網(PDN)15を介して受信することができる。
上述のように、PDPコンテキストは、IPv4アドレス及びIPv6アドレスの何れか、又はポイントツーポイントプロトコル(PPP)アドレスタイプに対して確立される。IPv4ベアラ及びIPv6ベアラの何れかを確立するために、移動ユーザ機器(UE)は、PDPコンテキストの一部として、特定のパラメータを識別する所定のバイト数のフィールドを含むエンドユーザアドレス情報要素を通信する。エンドユーザアドレス情報要素の一般的な形式の具体例を図6に示す。図6に示すように、フィールドの1つであるPDPタイプ編成フィールド40は、パケットデータプロトコル(PDP)タイプ編成を提供し、更なるフィールドであるPDPタイプ番号フィールド42は、PDPタイプ番号を指定し、更なるフィールドであるPDPアドレスフィールド44は、PDPアドレスを指定する。現在の3GPP仕様によれば、図6に示すエンドユーザアドレス情報要素のデータフィールド40、42が提供するPDPタイプ編成値及びPDPタイプ番号は、図7に示す通りであり、これは、既知の規格の一部であるので、これ以上は説明しない。
UE2がIPv4ベアラのPDPコンテキストを起動する場合、図6のエンドユーザアドレス情報要素は、図8に示す形式に適合される。一方、UE2がIPv6ベアラのPDPコンテキストを起動する場合、図6のエンドユーザアドレス情報要素は、図9に示す形式に適合される。図8及び図9に示すように、PDPタイプ編成フィールド40は、図7に示すテーブルに基づき、1に設定される。IPv4PDPコンテキストの場合、PDPタイプ番号フィールド42の情報要素は、16進数(21)に設定される。IPv6PDPコンテキストの場合、図9に示すエンドユーザアドレス情報要素では、また、PDPタイプ編成フィールド40は、1を指定するが、PDPタイプ番号フィールド42は、ベアラをIPv6ベアラとしなければならないことを示す16進数(57)を指定する。
ここで、IPv6PDPコンテキスト及びIPv4PDPコンテキストを指定する2つの選択肢がある。UE2が、それ自体のIPv4アドレス又はIPv6アドレスを使用することを望む場合、エンドユーザアドレス情報要素は、PDPアドレスフィールド44に、UE2によって入れられた特定のIPv4アドレス又はIPv6アドレスを含んでいる。一方、図2及び図3に示すように、UE2が使用するインターネットプロトコルアドレスを、PDPコンテキスト起動の一部として要求することができ、この場合、UE2は、DHCPサーバ17によってアドレスが供給される。したがって、この場合、UE2は、IPアドレスを要求している。図8及び図9に示す各PDPアドレスフィールド44は、空のままである(0バイトに設定されている)。
本実施の形態では、図3及び図5に示すように、移動ユーザ機器(UE)2は、共通PDPコンテキストを確立することができる。共通PDPコンテキストは、パケットデータプロトコルに基づき、GPRSネットワーク1に亘って通信インターネットパケットを通信するベアラを確立する。パケットデータプロトコルの一部として、確立されたベアラによってインターネットパケットを通信するように配置するために、ポリシ実行、サービス品質及びルーティングが確立される。なお、共通PDPコンテキストは、あらゆるインターネットプロトコルバージョンに固有ではなく、更に、2つ以上の通信セッション間で共有することができるベアラを確立する。更に、通信セッションは、異なる移動ユーザ機器から開始されてもよい。あるいは、通信セッションは、別々のインターネットプロトコルベアラを用いてもよいが、2つ以上の通信セッションに対して共通PDPコンテキストを確立してもよい。したがって、共通PDPコンテキストは、PPPデータフレームと、IPv4パケット及びIPv6パケットと、実際にはあらゆる他のデータプロトコルとに共通のPDPコンテキストとして定義される。共通PDPコンテキストによるGPRS/UMTS通信セッションを用いて、PPPフレームと、IPv4及びIPv6パケットと、データ転送プロトコルに準拠したあらゆる他のフォーマットのデータパケットとを送信及び受信にすることができる。
共通PDPコンテキストによってGPRS/UMTS通信セッションを設定する手順は、PDPタイプがヌルである点を除いて、上述した従来のPDPコンテキストの場合と同様である。PDPタイプは、既存のGPRS/UMTS通信セッション管理プロセスとの相互運用性を最大化するために、ヌルに設定される。UEが動的IPアドレス(IPv4及びIPv6の何れか)を要求する場合、エンドユーザアドレス情報要素のPDPアドレスは、既存のGPRS/UMTS通信セッション設定プロセスにおいて定義されるので、実際には空のままにされる。実際に、このIPアドレス固有の要素により、複数のUEは、同じ共通PDPコンテキストを共有しながら、IPv4パケット又はIPv6パケットの何れかを生成し、受信することができる。
本実施の形態では、共通PDPコンテキストは、ゲートウェイサポートノード3が共通PDPコンテキストを確立しなければならないことを識別する所定の値に設定されたPDPタイプ番号を含むエンドユーザアドレス情報要素を用いる非固有インターネットプロトコルバージョンに対して確立される。一旦、PDPコンテキストが確立されると、ゲートウェイサポートノード3が共通PDPコンテキストの更なる要求を受信した場合、そのPDPコンテキストが開始される通信セッションは、共通PDPコンテキストに加わる。なお、共通PDPコンテキストは、特定のインターネットプロトコルバージョンに固有ではないが、UE2は、更に、通信セッションが確立されるインターネットプロトコルバージョンに基づいて用いられるアドレスを指定する。このように、UE2は、例えばIPv4アドレス又はIPv6アドレスによって、共通PDPコンテキストを確立する。本実施の形態では、IPv6の共通PDPコンテキスト用のエンドユーザアドレス情報要素は、PDPタイプ番号フィールド42内の、例えば「NULL(ヌル)」に設定された所定の文字を識別することによって、PDPタイプが共通であることを識別する。そして、PDPアドレスフィールド44は、UE2が、それらが使用することを望むIPv6アドレスを指定している場合、IPv6アドレスが入れられ、あるいはエンドユーザアドレス情報要素のバイト6〜21に「ゼロ」が設定される(図10参照)。このように、ゲートウェイサポートノード3は、指定されたアドレスを用いるIPv6アドレスに対して共通PDPコンテキストが確立されようとしていることを知っているか、あるいは、PDPアドレスフィールド44がゼロに設定されている場合、DHCPサーバ17にIPv6アドレスを要求する。
一方、UE2がIPv4アドレスに対して共通PDPコンテキストを確立している場合、図11に示すように、「ヌル」に設定されたPDPタイプ番号フィールド42によって、IPv4アドレスは、PDPアドレスフィールド44の下位の4バイトに設定される。残りの12バイトは、「1」に設定される。これに代えて、移動ユーザ機器2がゲートウェイサポートノード3にIPv4アドレスを要求することを望む場合、下位の4バイトは、所定の値、例えば「0」に設定され、残りの12バイトは、「1」に設定される。したがって、ゲートウェイサポートノード3は、IPv4アドレスをDHCPサーバ17からフェッチして、下位の4バイトにIPv4アドレスを入れる。
図2及び図3に関して上述したように、共通PDPコンテキストが一旦確立されると、UE2によって、GGSN3にトラヒックフローテンプレート(TFT)19が設定される。このために、PDPコンテキスト起動処理の一部として、トラヒックフローテンプレート情報要素が、UE2によってGGSN3に送信される。図12は、既知の3GPP仕様に基づくトラヒックフローテンプレート情報要素の各フィールドを示している。図12に示すように、トラフィックフローテンプレート情報要素のフィールドの1つであるパケットフィルタリストフィールド50は、パケットフィルタリストを提供し、他のフィールドであるパラメータリストフィールド52は、パラメータリストを提供する。パケットフィルタリストフィールド50は、インターネットパケットがフィルタリングされることになっているパケットフィルタコンポーネントタイプ識別子を指定する。添付資料1は、パケットフィルタコンポーネントタイプ識別子の仕様を示している。これらは、IPv4送信元アドレスタイプ、又はIPv6送信元アドレスタイプ、又は様々な他のパラメータを含んでいる。したがって、一旦、パケットフィルタリストフィールド50にコンポーネントタイプが指定されると、そのコンポーネントタイプがフィルタリングされることになっているパラメータが、パラメータリストフィールド52に指定される。
[共通PDPコンテキスト用のトラヒックフローテンプレート]
この実施の形態では、一旦、UEが共通PDPコンテキストを確立すると、IPパケットをフィルタリングし、共通PDPコンテキストを識別するパケットフィルタコンポーネントタイプ識別子が指定される。したがって、移動ユーザ機器は、共通PDPコンテキスト用のTFTを確立する。このために、例えばビットパターン「00110001」を有する更なるパケットフィルタコンポーネントタイプ識別子が確立される。したがって、一旦、UE用の共通PDPコンテキストが確立されると、そのUEに対して、共通PDPアドレスタイプ用のパケットフィルタコンポーネントを指定するTFTが設定される。そして、共通PDPアドレスタイプをフィルタリングするパラメータは、共通PDPコンテキストを用いるために、移動ユーザ機器が指定したIPv4アドレス又はIPv6アドレスの何れかである。
共通PDPコンテキスト用のTFTのパケットフィルタコンポーネントは、IPタイプに固有ではない。TFTベースの演算子の既存の動作要求及び手順(例えばセカンダリPDPコンテキストの選択/QoSの差別化)との相互運用性を最大にするために、本発明に基づいて、共通PDPアドレスタイプ及び共通PDPアドレスである2つの新たなフィールドが、TFT情報要素内に組み込まれるように定義される。パケットフィルタコンポーネントの1つとして、共通PDPコンテキスト用の、共通PDPアドレスタイプフィールドによって変更されたTFT情報要素は、以下のように定義される。
87654321
00110001 共通PDPアドレスタイプ
00010000 IPv4送信元アドレスタイプ
00100000 IPv6送信元アドレスタイプ
00110000 プロトコル識別子/次ヘッダタイプ
01000000 シングル宛先ポートタイプ
01000001 宛先ポート範囲タイプ
01010000 シングル送信元ポートタイプ
01010001 送信元ポート範囲タイプ
01100000 セキュリティパラメータインデクスタイプ
01110000 サービスタイプ/トラヒッククラスタイプ
10000000 フローラベルタイプ
UEが、共通PDPコンテキストを使用するためのTFTを生成するとき、UEは、共通PDPアドレスタイプを「00110001」に設定し、共通PDPアドレス自体のパケットフィルタコンポーネントの長さは、16バイトである。共通PDPコンテキストをプライマリ/セカンダリPDPコンテキストと区別するのに、宛先アドレスに基づくパケットフィルタが必要になる可能性があるので、共通PDPアドレスタイプは、最早送信元アドレスタイプを使用しない。UEがIPv4パケットを送信及び受信する場合、PDPアドレスのパケットフィルタコンポーネントは、16バイト長のPDPアドレスパケットフィルタコンポーネントの下位の4バイトを使用し、上位の12バイトは、「0」の値で埋められる。UEがIPv6パケットを送信及び受信する場合、PDPアドレスのパケットフィルタコンポーネントは、16バイト長のパケットフィルタコンポーネントの全体を使用する。2つ以上のUEが共通PDPコンテキストを共有している状況の場合、対応して、共通PDPコンテキストに関連した2つ以上のTFTがあり、各TFTは、着信パケットを共通PDPコンテキストに照合するために使用され、これは、「共通PDPコンテキスト」、プライマリPDPコンテキスト及びセカンダリPDPコンテキスト(後述)が共存するときに必要である。
[他のPDPコンテキストから共通PDPコンテキストを選択]
上述したように、幾つかのUEは、同時に有効な異なるタイプのPDPコンテキストを有することができ、これらは、全てGGSN3によって管理及び終了される。異なるPDPコンテキストは、共通PDPコンテキストと、プライマリIPv4PDPコンテキスト又はプライマリIPv6PDPコンテキストと、セカンダリIPv4PDPコンテキスト又はセカンダリIPv6PDPコンテキストとすることができる(後者の2つは、3GPP仕様に定義されている)。GGSN3に到着するパケットは、固有の要求、例えばサービス品質、課金、セキュリティ等のために、適切なPDPコンテキストによって配信する必要がある。3GPP仕様に定義されたTFTは、パケットフィルタの組合せを用いて、プライマリPDPコンテキストとセカンダリPDPコンテキスト(IPv4又はIPv6の何れか)を区別し、選択するために使用される。IPv4パケットとIPv6パケットの両方を送信及び受信する複数のUEによって共有することができる共通PDPコンテキストの場合、共通PDPコンテキストを既存の規格によって定義されたプライマリ/セカンダリPDPコンテキストと区別する2つの選択肢があり、これらについては、以下に説明する。
第1の選択肢では、TFTの組合せを用いることができる。共通PDPコンテキストを用いるUEのそれぞれは、上述したように、それ自体のTFTを生成することができる。GGSN3に到着するパケットは、PDPアドレスパケットフィルタを用いる標準のTFTの動作と同じ手順に従う。異なる点は、共通PDPコンテキストを使用/共有するTFTは、上述したように、「00110001」であるPDPアドレスタイプコードを有する点である。(プライマリPDPコンテキスト又はセカンダリPDPコンテキストについて)1つの共通PDPコンテキストだけがあるとき、GGSN3に到着するインターネットプロトコルパケットは、共通PDPコンテキストをデフォルトとして用いて、適切なベアラを選択することによって、UE2に到達する。共通PDPコンテキストとプライマリPDPコンテキストが共存するとき、且つ、プライマリPDPコンテキストがTFTを有さない場合、着信IPパケットは、まず、共通PDPコンテキストに関連するTFTに照合される。一致が検出されない場合、プライマリPDPコンテキストは、TFTなしで使用される。
共通PDPコンテキストが、プライマリPDPコンテキスト及びセカンダリPDPコンテキストと共存するとき、これらは、それぞれ関連するTFTを有し(特に、各PDPコンテキストに対して異なるサービス品質が要求されるときに、有用である)、着信インターネットプロトコルパケットは、TFTベースのパケットフィルタリングを用いて、共通PDPコンテキスト、プライマリPDPコンテキスト又はセカンダリPDPコンテキストに照合することができる。これは、共通PDPコンテキストに関連するTFTとプライマリ/セカンダリPDPコンテキストのTFT間でパケットフィルタパラメータが重複するために、パケットヘッダ情報が、どのPDPコンテキストを使用するかを区別するためには不十分であるからである。このため、第2の選択肢を用いてもよい。
共通PDPコンテキストに用いられるTFTをプライマリ/セカンダリPDPコンテキストのTFTと区別するために異なるPDPアドレスタイプを使用することに加えて、共通PDPコンテキスト、プライマリPDPコンテキスト及びセカンダリPDPコンテキストが共存しているとき、着信パケットを配信するために、どのPDPコンテキストを用いるかを決定する余分な情報が必要である。第2の選択肢では、インターネットプロトコルパケットの宛先アドレス(IPv4又はIPv6の何れか)が、共通PDPコンテキストに用いられるパケットフィルタコンポーネントの1つとして加えられる。この結果、UEが、共通PDPコンテキストを起動し又は共通PDPコンテキストに加わるとき、UEは、「00110001」のPDPアドレスタイプと、それ自体のIPアドレス(IPv4又はIPv6の何れか)を用いるパケットフィルタコンポーネントとを有するTFTを生成する。
着信パケットがGGSN3に到着したときのTFTベースの処理手順は、以下の通りである。
1.PDP送信元アドレスタイプ(IPv4の場合00010000、IPv6の場合00100000)に対応する各TFTを確認し、一致するPDPコンテキストが利用可能であるかを判定する。該当する場合、一致するPDPコンテキスト(プライマリ又はセカンダリ)を用いてパケットを配信する。
2.処理1において、一致するTFTが検出されなかった場合、共通PDPアドレスタイプ(00110001)のTFTを確認し、着信パケットの宛先アドレスがTFT内のパケットフィルタコンポーネントの1つに一致するかを判定する。該当する場合、一致するPDPコンテキストを用いてパケットを配信する。
3.処理1及び処理2の何れにおいても一致するTFTが検出されなかった場合、TFTがないPDPコンテキストがあるかを判定する。該当する場合、このPDPコンテキストを用いてパケットを配信し、この他の場合、パケットを破棄する。
[共通PDPコンテキストの確立/共通PDPコンテキストへの参加]
共通PDPコンテキストは、2つ以上のUEによって共有することができるので、共通PDPコンテキストを起動するUEは、既に確立されていれば、(静的又は動的に設定された)既存の共通PDPコンテキストに参加するだけでよい。
[共通PDPコンテキストによるGPRS/UMTS通信セッションの変更]
既存のGPRS/UMTS標準規格(TS23.060)で定義されている処理と同じ処理を用いて、通信セッションを変更することができる。なお、他のUEによって使用されている既存の共通PDPコンテキストを変更する代わりに、UEは、まず、共通PDPコンテキストから離脱する必要があり、異なる共通PDPコンテキストを開始又は参加することを選択してもよい。
[共通PDPコンテキストからの離脱又は共通PDPコンテキストの削除]
既存のGPRS/UMTS標準規格に定義されているPDPコンテキストを削除する処理と同じ処理を、共通PDPコンテキストに対しても用いることができる。なお、他のUEによって共通PDPコンテキストがまだ用いられている場合、共通PDPコンテキストは解放されない。共通PDPコンテキストを削除しようとするUEは、そのTFTを削除し、関連するGTP_C/GTP_Uトンネルを解放することによってこの共通PDPコンテキストから離脱する。
[異なるPDPコンテキストの共存の具体例]
図13は、複数のUEがPDPコンテキストを確立した構成の具体例を示している。この具体例では、複数のUEのうちの2つのUEが共通PDPコンテキストを確立している。図13に示すように、この具体例では、3つのUEである移動ユーザ機器UEa、UEb、UEcが、GPRSネットワーク1を介してインターネットプロトコルパケットを通信している。2つの移動ユーザ機器UEa、UEbは、共通GPRSベアラ90を確立している。例えば、第1の移動ユーザ機器UEaは、上述のように、PDPコンテキストとして共通PDPコンテキストを指定するPDPコンテキスト起動要求を実行することによって、共通GPRSベアラ90を確立することができる。そして、GGSN3は、第1の移動ユーザ機器UEa用の共通PDPコンテキスト100aを確立する。そして、第1の移動ユーザ機器UEaは、GGSN3と協働して、パラメータリストに共通PDPアドレスタイプを含むトラヒックフローテンプレート(TFTa)102を確立する。図13に示す具体例では、第1の移動ユーザ機器UEaは、その通信セッションに用いるインターネットプロトコルアドレスを、IPv4アドレスとすることを指定する。したがって、TFTa102によって指定される共通PDPアドレスタイプは、TFTa102のパラメータリスト104に示すように、IPv4アドレスである。
また、第2の移動ユーザ機器UEbは、GGSN3と協働して、共通PDPコンテキストを設定する。共通PDPコンテキスト100aが、第1の移動ユーザ機器UEaによって既に確立されているので、GGSN3は、第2の移動ユーザ機器UEbを共通PDPコンテキスト100bに参加させる。なお、別の共通PDPコンテキスト100bは、第2の移動ユーザ機器UEb用のTFTであるTFTb106に関連付けられている。また、TFTb106は、パケットフィルタコンポーネントが共通PDPアドレスタイプであることを指定し、第2の移動ユーザ機器UEbの場合、IPv6アドレスが、フィルタコンポーネントとしてフィールド108に指定される。このように、各移動ユーザ機器UEa、UEb、UEcは、それ自体のTFTを確立する。一方、第3の移動ユーザ機器UEcは、それ自体の専用GPRSベアラ112用の従来のプライマリPDPコンテキスト起動を要求する。図13には、1つの専用GPRSベアラ112だけしか示していないが、第3の移動ユーザ機器UEcは、IPパケットをGPRSベアラによって通信するセカンダリPDPコンテキスト113を確立することもできる。第3の移動ユーザ機器UEcの場合、パケットをフィルタリングするために、従来の構成に基づいて、TFTc114がプライマリPDPコンテキスト110又はセカンダリPDPコンテキスト113に対して確立される。したがって、図13に示すように、2つの移動ユーザ機器UEa、UEbは、それぞれ、それ自体の専用のトラヒックフローテンプレート(TFTa)102、(TFTb)106を有するが、共通PDPコンテキスト100を用いる共通GPRSベアラ90を介して、通信を行っている。他の構成においては、第1及び第2の移動ユーザ機器UEa、UEbは、別々のGPRSベアラ90、112を確立し、共通PDPコンテキストを共有する場合であっても、これらの別々のGPRSベアラ90、112によって、インターネットパケットを通信することができる。
[共通GPRSベアラ]
図13に示す構成における第1及び第2の移動ユーザ機器UEa、UEbの場合、共有の共通PDPコンテキストを用い、GPRSネットワーク1を介して通信する2つの可能なシナリオがある。1つの具体例を図14に示す。図14では、GGSN3は、第1及び第2の移動ユーザ機器UEa、UEb毎に別々のGPRSトンネルプロトコル(GPRS Tunnelling Protocol:GTP)ベアラGTP_Ua、GTP_Ubを確立する。図14に示すように、第1及び第2の移動ユーザ機器UEa、UEbは、共通PDPコンテキストを共有するが、インターネットプロトコルパケットは、別々のGTPベアラGTP_Ua、GTP_Ubによって、GPRSネットワーク1に亘って通信される。インターネットプロトコルパケットが、無線アクセスベアラ(Radio Access Bearer:RAB)によって通信するRNC8に到達したとき、別々のGTPベアラGTP_Ua、GTP_Ubは、対応する無線アクセスベアラRABa、RABbにマッピングされる。したがって、無線アクセスベアラRABa、RABb及び第1及び第2の移動ユーザ機器UEa、UEb毎に確立されたGTPベアラGTP_Ua、GTP_Ubのそれぞれは、異なるサービス品質QoSa、QoSbを指定することができる。したがって、無線アクセスベアラとGTPベアラ間には、一対一のマッピングが存在する。すなわち、図14は、共通PDPコンテキストであるが、異なるGPRSベアラを用いる具体例である。
図15は、共通PDPコンテキストを確立した第1及び第2の移動ユーザ機器UEa、UEbが共通GPRSベアラを利用する他の構成を示している。このように、GGSN3によって確立されたGTPベアラは、区別されない。すなわち、GPRSベアラは、第1及び第2の移動ユーザ機器UEa、UEb間で共有される。インターネットパケットを、RNC8によって確立された無線アクセスインタフェースを介し、GPRSネットワーク1に亘って正しく通信するために、RNC8は、インターネットプロトコルパケットが第1の移動ユーザ機器UEa又は第2の移動ユーザ機器UEbのどちら宛てかを識別しなければならない。このために、RNC8は、無線アクセスベアラフィルタ200を備える。無線アクセスベアラフィルタ200は、GTPベアラGTP_Uからインターネットパケットを受信し、2つの無線アクセスベアラRABa、RABbのうちの、インターネットパケットを第1及び第2の移動ユーザ機器UEa、UEbに/からそれぞれ通信するのに適した1つを識別する。インターネットパケットを適切な無線アクセスベアラRABa、RABb上に正しく通過するために、RABフィルタ200には、第1及び第2の移動ユーザ機器UEa、UEbの宛先アドレスが供給される。したがって、図15に示すように、RABフィルタ200は、GTP部によって受信されるインターネットプロトコルパケット202のヘッダ204における宛先アドレスを識別する。RABフィルタ200は、第1又は第2の移動ユーザ機器UEa、UEbの宛先アドレスに基づいて、インターネットプロトコルパケット202を、対応する第1及び第2の移動ユーザ機器UEa、UEbに配信するのに適した無線アクセスベアラに通過する。
[共通GPRSベアラ上で異なるサービス品質の提供]
図16は、共通GPRSベアラによるインターネットパケットの通信に異なるサービス品質を提供できる構成の具体例を示している。例えば、ある通信セッションは、ウェブ閲覧に基づいてインターネットパケットを通信し、一方、他の通信セッションは、ボイスオーバインターネットプロトコルに基づいてインターネットパケットを通信することができる。IETFインターネットプロトコル規格内で提供される差別化サービス(differential service)のサービス品質(QoS)クラスを、GPRSコアネットワークに亘る通信のための適切なサービス品質にマッピングすることによって、本発明に基づき、サービス品質を異ならせることができる。IETFインターネットプロトコル規格v6、v4に詳しい当業者には明らかなように、IETFインターネットプロトコル規格によって提供される差別化サービスのQoSは、優先転送(Expedited Forwarding:EF)、帯域保証転送(Assured Forwarding:AF)及びベストエフォート(Best Effort:BE)の3つのカテゴリを有している。図16に示すように、第1の移動ユーザ機器UEa又は第2の移動ユーザ機器UEbに通信されているインターネットパケットIPa220、IPb224は、GGSN3で受信される。インターネットパケットIPa220、IPb224のそれぞれのヘッダには、差別化サービスのQoSが示されている。図16に示す具体例では、第1の移動ユーザ機器宛の第1のインターネットパケットIPa220用の差別化サービスのQoSは、EFであり、第2の移動ユーザ機器宛の第2のインターネットパケットIPb224用の差別化サービスのQoSは、AFである。GGSN3は、差別化サービスのサービス品質EF、AFを、コアネットワークを亘ってRNC8までの通信に適したサービス品質QoSa、QoSbにマッピングするGTPフィルタを形成する。GTPベアラGTP_Uによって提供されるサービス品質QoSa、QoSbは、IETFインターネットプロトコル規格に基づくサービス品質EF、AFと同じであってもよく、あるいは、サービス品質クラスにおける他の差別化サービスのサービス品質であってもよい。そして、第1及び第2のインターネットパケットIPa220、IPb224は、IPトランスポートレイヤ246を介してRNC8に通信される。
図16に示すように、コアネットワークの構成要素であるGGSN3とSGSN4間の通信と、RNC8への通信は、異なるプロトコルレベルによって行われる。これらは、高いレベルのエンドツーエンドインターネットプロトコルレベル240と、GTP_Uインターネットプロトコルレベル242と、UDPレイヤ244と、インターネットプロトコルトランスポートレイヤ246とである。したがって、GGSN3は、第1及び第2の移動ユーザ機器UEa、UEbのそれぞれに通信する各パケットのヘッダで識別される差別化サービス品質AF、EFから識別されるサービス品質QoSa、QoSbを用いて、インターネットパケットをインターネットプロトコルトランスポートレイヤ246を介して通信する。
RNC8でインターネットパケットが受信されたとき、RABフィルタ200は、図15に関して説明した方法で動作し、インターネットプロトコルトランスポートレイヤ246のそれぞれからのパケットが適切な無線アクセスベアラRABa、RABbを通過する。適切な無線アクセスベアラRABa、RABbは、第1又は第2の移動ユーザ機器UEa、UEbの宛先アドレスによって識別される。この実施の形態では、移動ユーザ機器(UE)は、共通PDPコンテキストが確立されたときに、RABフィルタ200を確立する。したがって、各移動ユーザ機器(UE)は、TFTを確立する方法に類似した方法で、RABフィルタ200に適切なコンポーネントを設定し、それによって、IPトランスポートレイヤ246から受信されたインターネットパケットを、適切な無線アクセスベアラにフィルタリングすることができる。
[IMSセッション多重化の認証のサポート]
図17は、上述したように、GGSN307と、SGSN309と、RNC311と、ノードB315とを含むGPRSネットワークを介する通信セッションのために、3つの移動ユーザ機器(UE)302、304、306によって用いられる共通GPRSベアラ300の具体例を示している。図17に示すように、UE302、304、306は、インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム308によって提供される共通マルチメディア通信セッションを共有することを望む。インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)308は、セッション開始プロトコル(SIP)サーバ310と、サービング呼状態制御機能(Serving-Call State Control Function:S−CSCF)312と、ホーム加入者サーバ(Home Subscriber Server:HSS)314とを備える。IMS308は、更に、プロキシ呼状態制御機能(proxy call state control function:P−CSCF)316を含む。
移動ユーザ機器302は、SIPメッセージをSIPサーバ310に送信することによって、IMS通信セッションを開くことができる。これは、SIP:INVITEメッセージをP−CSCF316に送信することによって確立される。P−CSCF316は、IMS308のポリシ決定ポイントを形成し、したがって、HSS314内に保持されている加入者情報に関する要求を解析する。要求が承認された場合、P−CSCF316は、UE302がIMS通信セッションに適したベアラを用いることを認証する認証トークンを発行する。この認証トークンは、3GPP技術仕様TS23.228、TS23.207に基づいて生成される。
図18は、上述した3GPP技術仕様で確立されるIMS認証手順を説明している。図18は、UE302からの要求に応じて認証トークンを生成する処理及び発行された認証トークンに基づく以後の通信セッションの実行の一般的な表現を示している。図18に示すように、1つのUE302は、IMS通信セッションの認証を要求する。UE302は、ベアラの要求320をポリシ実行ポイント322に送信する。ポリシ実行ポイント322は、ベアラを要求するトークンを、ポリシサーバ324であるポリシ決定ポイントに転送する。そして、ポリシサーバ324は、移動ユーザ機器302が、GPRSネットワーク上の適切なベアラを用いて、IMS通信セッションを開く権利を与えられているか否かを判定する。そして、ポリシサーバ324であるポリシ決定ポイントは、要求を受け入れる場合、通信セッションの認証を表す認証トークンを生成し、この認証トークンをポリシ実行ポイント322に通信する。そして、ポリシ実行ポイント322は、適切なIMSベアラをUE302に提供できることを、UE302に通知する。このように、移動ユーザ機器302がポリシ実行ポイント322に適切なベアラを要求したとき、トークンを用いて、ベアラが、認証されて、移動ユーザ機器302に提供される。
図17に示す構成では、GGSN307が、認証を与え、IMS通信セッションをサポートする適切なベアラを確立するポリシ実行ポイントとして機能する。なお、図17では、移動ユーザ機器302、304、306が、共通GPRSベアラ300に亘ってIMS通信セッションを確立することを望んでいる。
既知のIMSセッショントークン認証手順では、UEが、共通GPRSベアラを共有する通信セッションの認証を要求して、シングルトークンで、共有GPRSベアラ上に通信セッションを多重化する認証を受信する規定は存在しない。この目的で、階層的な認証機構を提案し、この認証機構では、階層的認証トークンが、ポリシ決定ポイントとして機能するポリシサーバによって生成される。階層的認証トークンの具体例を図19に示す。図19に示す階層的認証トークンは、シングルトークンで、グループIMS通信セッション又はシングルIMS通信セッションを認証する。図19に示すように、本発明に基づき、P−CSCF316又はポリシサーバ324によって生成される階層的認証トークンは、認証タイプフィールド400と、グループIMSセッション認証識別子フィールド402と、シングルIMSセッション認証識別子フィールド404とを含む。認証タイプフィールド400には、IMS通信セッションが専用リソース/GPRSベアラを用いるか否か、又はIMS通信セッションが他のIMS通信セッション及びUEによって共有されるGPRSベアラを用いるか否かを識別する所定の値が格納される。認証タイプフィールド400に格納される値の具体例は、以下の通りである。
01:グループIMSセッション認証識別子
10:シングルIMSセッション認証識別子
IMS通信セッションが専用リソース/GPRSベアラを用いる場合、グループIMSセッション認証識別子フィールド402は、「0」に設定され、シングルIMSセッション認証識別子フィールド404には、IMS通信セッションに固有の認証トークンが格納される。通信セッションが他のIMS通信セッションとGPRSベアラを共有する場合、グループIMSセッション認証識別子フィールド402には、そのセッションを定義する固有の認証値が格納され、シングルIMSセッション認証識別子フィールド404は、「0」に設定される。上述のように、認証トークンは、UE302からの要求、例えば以下のSIP:INVITEメッセージに応じて、ポリシサーバ324によって生成される。これに応じて、ポリシ決定ポイントとして機能するP−CSCF316は、IMSネットワーク内のS−CSCF312と通信する。そして、S−CSCF312は、HSS314から加入者情報データを読み出して、共通GPRSベアラを確立する認証が得られるか否かを判定する。認証される場合、適切な認証トークンがUE302、304、306に発行される。
通信セッションを確立するPDPコンテキスト起動手順に基づき、UE302、304、306のそれぞれは、IMSセッション認証識別子を提供する階層的認証トークンを、GGSN307に送信する。そして、GGSN307は、認証タイプフィールド400をチェックして、通信セッションがグループセッションであるか、シングルセッションであるかを判定する。
認証タイプフィールド400の値が、認証されたセッションが共有GPRSベアラ上のグループIMS通信セッションであることを示している場合、GGSN307は、共通GPRSベアラを確立する。そして、GGSN307は、グループIMSセッション認証識別子を解析し、P−CSCF316(ポリシ実行ポイントとして機能する)に問い合わせて、IMS308によるIMS通信セッション要求に対する認証を確認する。
認証されたセッションがシングルIMS通信セッションであることを認証タイプフィールド400の値が示している場合、GGSN307は、専用GPRSベアラを確立する。そして、GGSN307は、シングルIMSセッション認証識別子を解析し、P−CSCF316(ポリシ実行ポイントとして機能する)に問い合わせて、IMS308によるIMS通信セッション要求に対する認証を確認する。
他の例として、階層的認証トークンは、図20に示すような構成によって生成してもよい。図20の階層的認証トークンは、図19に示す具体的な認証トークンの認証タイプフィールド400に対応した認証タイプフィールド400を含んでいる。なお、IMSセッション認証識別子を表すフィールド406は、1つだけであり、フィールド406は、グループ認証識別子とシングル認証識別子との両方によって共有されなければならない。したがって、図20に示す具体例は、簡単であるが、グループIMSセッション識別子又はシングルIMSセッション識別子を正しく識別するために、アドレス範囲を区切る必要がある。
移動ユーザ機器302からの要求に応じて、認証トークンを生成及び通信するメッセージフローを図21に示し、以下に説明する。
S2:移動ユーザ機器302からP−CSCF316にSIP:INVITEメッセージが送信される。
S4:そして、P−CSCF316は、S−CSCF312と協働して、HSS314から加入者情報データを読み出す。そして、P−CSCF316は、加入者情報データに基づいて、ユーザが共有IMS通信セッションを受信する許可が与えられているか否か、この共有IMS通信セッションが共通GPRSベアラによって提供できるか否かを判定する。
S6:そして、許可されている場合、P−CSCF316は、認証のタイプ(グループ又はシングル)と、共有ベアラ又は専用ベアラのセッション認証識別子とを提供する認証トークンを生成して、GGSN307に渡す。
S8:そして、GGSN307は、認証トークンを移動ユーザ機器302に渡す。
S10:そして、移動ユーザ機器302は、認証トークンをプロトコル構成オプションフィールドの一部として提供するPDPコンテキスト起動要求を設定する。
S12:SGSN309は、PDPコンテキスト起動要求を受信して、認証トークンをGGSN307に渡す。そして、GGSN307は、P−CSCF316によるセッション認証識別子を確認することによって、移動ユーザ機器302が他の移動ユーザ機器と共通の通信セッションを確立する権限を有するかを確認する。
S16:そして、P−CSCF316は、移動ユーザ機器302がIMS通信セッション用の共通GPRSベアラを受信する権限を有するかを確認する。
S17:そして、GGSN307は、共通GPRSベアラを確立し、移動ユーザ機器302に、共通GPRSベアラが割り当てられたことを通知する。
本発明の様々な更なる側面及び特徴は、特許請求の範囲に定義されている。
上述した本発明の実施の形態は、例示的なものであり、本発明の範囲から逸脱することなく、これらの実施の形態を様々に変更することができる。例えば、GPRS/UMTSは、本発明が適用されるアーキテクチャの一例に過ぎないことは明らかである。
添付資料1
パケットフィルタコンテンツフィールドは、可変長であり、パケットフィルタコンポーネントの(少なくとも1つの)変数を含む。各パケットフィルタコンポーネントは、連続した1バイトのパケットフィルタコンポーネントタイプ識別子及び固定長のパケットフィルタコンポーネント値フィールドとしてコード化されなければならない。パケットフィルタコンポーネントタイプ識別子が、最初に送信されなければならない。
各パケットフィルタにおいては、2つ以上のパケットフィルタコンポーネントタイプが出現してはならない。1つのパケットフィルタには、「IPv4送信元アドレスタイプ」及び「IPv6送信元アドレスタイプ」のパケットフィルタコンポーネントのうちの唯1つが存在しなければならない。また、1つのパケットフィルタには、「シングル宛先ポートタイプ」及び「宛先ポート範囲タイプ」のパケットフィルタコンポーネントのうちの唯1つが存在しなければならない。また、1つのパケットフィルタには、「シングル送信元ポートタイプ」及び「送信元ポート範囲タイプ」のパケットフィルタコンポーネントのうちの唯1つが存在しなければならない。
[パケットフィルタコンポーネントタイプ識別子]
ビット
87654321
00010000 IPv4送信元アドレスタイプ
00100000 IPv6送信元アドレスタイプ
00110000 プロトコル識別子/次ヘッダタイプ
01000000 シングル宛先ポートタイプ
01000001 宛先ポート範囲タイプ
01010000 シングル送信元ポートタイプ
01010001 送信元ポート範囲タイプ
01100000 セキュリティパラメータインデクスタイプ
01110000 サービスタイプ/トラヒッククラスタイプ
10000000 フローラベルタイプ
他の全ての値は、予備である。
「IPv4送信元アドレスタイプ」の場合、パケットフィルタコンポーネント値フィールドは、連続した4バイトのIPv4アドレスフィールド及び4バイトのIPv4アドレスマスクフィールドとしてコード化されなければならない。IPv4アドレスフィールドが、最初に送信されなければならない。「IPv6送信元アドレスタイプ」の場合、パケットフィルタコンポーネント値フィールドは、連続した16バイトのIPv6アドレスフィールド及び16バイトのIPv6アドレスマスクフィールドとしてコード化されなければならない。IPv6アドレスフィールドが、最初に送信されなければならない。「プロトコル識別子/次ヘッダタイプ」の場合、パケットフィルタコンポーネント値フィールドは、IPv4プロトコル識別子又はIPv6の次ヘッダを指定する1バイトとしてコード化されなければならない。
「シングル宛先ポートタイプ」及び「シングル送信元ポートタイプ」の場合、パケットフィルタコンポーネント値フィールドは、ポート番号を指定する2バイトとしてコード化されなければならない。「宛先ポート範囲タイプ」及び「送信元ポート範囲タイプ」の場合、パケットフィルタコンポーネント値フィールドは、連続した2バイトのポート範囲下限フィールド及び2バイトのポート範囲上限フィールドとしてコード化されなければならない。ポート範囲下限フィールドが、最初に送信されなければならない。
「セキュリティパラメータインデクス」の場合、パケットフィルタコンポーネント値フィールドは、IPSecセキュリティパラメータインデクスを指定する4バイトとしてコード化されなければならない。「サービスタイプ/トラヒッククラスタイプ」の場合、パケットフィルタコンポーネント値フィールドは、連続した1バイトのサービスタイプ/トラヒッククラスフィールド及び1バイトのサービスタイプ/トラヒッククラスマスクフィールドとしてコード化されなければならない。サービスタイプ/トラヒッククラスタイプが、最初に送信されなければならない。
「フローラベルタイプ」の場合、パケットフィルタコンポーネント値フィールドは、IPv6フローラベルを指定する3バイトとしてコード化されなければならない。第1バイトのビット8〜5は、予備であり、残りの20ビットがIPv6フローラベルを含む。

Claims (6)

  1. パケット無線ネットワークを介して、インターネットパケットを通信する移動ユーザ機器において、
    上記パケット無線ネットワークのゲートウェイサポートノードに対して、上記パケット無線ネットワークへの/からの、パケット通信ベアラによるインターネットパケットの通信を制御するパケットデータプロトコルコンテキストを供給する手段と、
    上記ゲートウェイサポートノードに接続された上記パケット無線ネットワークのサービングサポートノードを用いて、インターネットパケットの通信を制御し、上記パケット通信ベアラを形成する手段と、
    上記パケット無線ネットワークの無線ネットワーク制御装置を用いて、上記移動ユーザ機器に/から無線アクセスインタフェースを介して、上記インターネットパケットを通信する無線アクセスベアラを提供する手段と、
    パケットデータプロトコル起動要求メッセージに応じて、共通パケットデータプロトコルコンテキストを要求する手段と、
    共通パケット通信ベアラに関連する上記共通パケットデータプロトコルコンテキストを確立する手段とを備え、
    上記共通パケットデータプロトコルコンテキストは、上記共通パケット通信ベアラによってインターネットプロトコルパケットを通信するように確立され、該共通パケット通信ベアラは、共通トンネルプロトコルベアラを用いる少なくとも1つの他の通信セッションと共有され、
    上記ゲートウェイサポートノードは、複数の通信セッションのインターネットプロトコルパケットを上記共通パケット通信ベアラによって通信し、該通信セッションの少なくとも1つは、他の通信セッションとは異なるインターネットプロトコルバージョンを用いることを特徴とする移動ユーザ機器。
  2. 上記ゲートウェイサポートノードは、上記サービングサポートノードを介する該ゲートウェイサポートノードと上記無線ネットワーク制御装置間に、上記共通パケット通信ベアラを確立し、上記共通トンネルプロトコルベアラは、該共通パケット通信ベアラを共有している移動ユーザ機器毎の共通トンネルエンドポイント識別子を用いて形成されることを特徴とする請求項1記載の移動ユーザ機器。
  3. 上記共通トンネルプロトコルベアラは、インターネットプロトコルトランスポートレイヤによってサポートされており、該共通トンネルプロトコルベアラは、上記通信セッションのそれぞれに基づいて通信されるインターネットパケットのヘッダで供給される差別化サービス品質クラスに基づいて、当該共通トンネルプロトコルベアラを共有している通信セッションのそれぞれにサービス品質を提供するように配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の移動ユーザ機器。
  4. 上記無線ネットワーク制御装置は、上記移動ユーザ機器によって確立された通信セッションに基づき、当該移動ユーザ機器に/からインターネットパケットを通信するために確立された無線アクセスベアラのうちの1つを識別する無線アクセスベアラフィルタを含み、該無線アクセスベアラフィルタは、該移動ユーザ機器に通信するインターネットパケットの宛先アドレスから、該確立された通信セッションに対応する無線アクセスベアラを識別することを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の移動ユーザ機器。
  5. 上記通信セッションの識別された上記対応する無線アクセスベアラに関するインターネットパケットの宛先アドレスは、上記移動ユーザ機器によって上記無線アクセスベアラフィルタに供給されることを特徴とする請求項4記載の移動ユーザ機器。
  6. 上記無線アクセスベアラのそれぞれは、当該移動ユーザ機器によって確立された通信セッションにサービス品質を提供することを特徴とする請求項4又は5記載の移動ユーザ機器。
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