JP2008535301A - パケット無線ネットワーク及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

モバイルユーザ機器への及び/又はモバイルユーザ機器からのインターネットパケットを通信する設備を提供するパケット無線ネットワークを提供する。パケット無線ネットワークは、ゲートウェイサポートノード、サービスサポートノード及び無線ネットワークコントローラを備える。サービスサポートノードは、共通のパケットデータプロトコルコンテキストを要求するパケットデータプロトコルアクティブ化要求メッセージに応じて、ゲートウェイサポートノードと協働して、共通のパケット通信ベアラに関連付けられた共通のパケットデータプロトコルコンテキストを確立する。共通のパケットデータプロトコルコンテキストは、共通のパケット通信ベアラを介してインターネットプロトコルパケットを通信するように確立される。共通のパケット通信ベアラは、少なくとも1つの他の通信セッションと共有され、ゲートウェイサポートノード及びサービスサポートノードによって、共通のトンネルプロトコルベアラを用いて形成される。これにより、異なる通信セッション間で共有できる共通の通信ベアラを提供できるパケット無線ネットワークが提供される。この結果、2つ以上の通信セッションが共通の通信リソースを共有するので、HSDPA等の高速広帯域通信を効率的にサポートできる。

Description

本発明は、例えば、汎用パケット無線システム(General Packet Radio System:GPRS)に基づいて動作するネットワーク等、モバイルユーザ機器に及び/又はモバイルユーザ機器からインターネットプロトコルパケットを通信するパケット無線ネットワークに関する。
GPRSは、無線アクセスインタフェースを介してインターネットパケットを通信するために開発された。GPRSネットワークは、移動通信用グローバルシステム(Global System for Mobiles:GSM)又は汎用移動通信システム(Universal Mobile Telecommunications System:UMTS)バックボーンネットワークを用いて形成できる。GPRSは、パケット指向サービスをサポートし、例えば、インターネットパケット(Internet Packet:IP)等のデータパケット通信のためのネットワーク及び無線リソースを最適化するよう試みる。GPRSは、移動無線システムの回線交換アーキテクチャに関連する論理的アーキテクチャを提供する。
GPRS/UMTSネットワークでは、各モバイルユーザ機器は、データを送受信するために、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストによって表される少なくとも1つのGPRS/UMTS通信セッションを確立する必要がある。各GPRS/UMTSセッションは、それぞれ、モバイルユーザ機器に固有のセッションである。すなわち、モバイルユーザ機器は、データを送受信するために、自らの固有のPDPコンテキストを用いる必要がある。更に、PDPコンテキストは、モバイルユーザ機器がGPRS/UMTS通信セッションを介して送信するインターネットデータパケットのタイプに固有である。モバイルユーザ機器が確立したインターネットプロトコルの接続性のタイプに応じて、以下のように、3つの異なるタイプのPDPコンテキストがある。
・ポイントツーポイントプロトコルタイプ
・インターネットプロトコルバージョン4(IPv4)タイプ
・インターネットプロトコルバージョン6(IPv6)タイプ
このインターネットプロトコルバージョンに固有のPDPコンテキストは、モバイルユーザ機器が、GPRS/UMTSネットワークを介してIPv4インターネットパケットを送信する場合、IPv4タイプのPDPコンテキストを確立する必要があることを意味する。同様に、モバイルユーザ機器は、GPRS/UMTSネットワークを介してIPv6インターネットパケットを送受信する場合、IPv6タイプのPDPコンテキストを確立する必要がある。このため、パケット無線ネットワーク上の通信リソースを効率的に使用できないという問題がある。
本発明は、モバイルユーザ機器に、及び/又はモバイルユーザ機器からインターネットパケットを通信する設備を提供するパケット無線ネットワークを提供する。パケット無線ネットワークは、ゲートウェイサポートノード、サービスサポートノード及び無線ネットワークコントローラを備える。ゲートウェイサポートノードは、パケット通信ベアラを介する、モバイルユーザ機器からパケット無線ネットワークへの、及び/又はパケット無線ネットワークからモバイルユーザ機器へのインターネットパケットの通信を制御するためのパケットデータプロトコルコンテキストを提供する。サービスサポートノードは、ゲートウェイサポートノードに接続され、ゲートウェイサポートノードからモバイルユーザ機器への及び/又はモバイルユーザ機器からゲートウェイサポートノードへのインターネットパケットの通信を制御し、パケット通信ベアラを形成する。無線ネットワークコントローラは、無線アクセスインタフェースを介して、モバイルユーザ機器への及び/又はモバイルユーザ機器からのインターネットパケットを通信する無線アクセスベアラを提供する。サービスサポートノードは、共通のパケットデータプロトコルコンテキストを要求するパケットデータプロトコルアクティブ化要求メッセージに応じて、ゲートウェイサポートノードと協働して、共通のパケット通信ベアラに関連付けられた共通のパケットデータプロトコルコンテキストを確立する。共通のパケットデータプロトコルコンテキストは、共通のパケット通信ベアラを介してインターネットプロトコルパケットを通信するように確立される。共通のパケット通信ベアラは、少なくとも1つの他の通信セッションと共有され、ゲートウェイサポートノード及びサービスサポートノードによって、共通のトンネルプロトコルベアラを用いて形成される。
新たな無線アクセス技術の進歩により、例えば、高速ダウンリンクパケットデータ(High Speed Downlink Packet Data:HSDPA)及び高速アップリンクパケットデータ(High Speed Uplink Packet Data:HSUPA)等の高速無線回線技術が利用可能になった結果、リソース使用効率を高めるために、2つ以上のユーザ機器間で同じ無線ベアラを共有することが望ましくなった。更に、IPv6技術の急激な進歩により、例えば、モバイルユーザ機器等の端末機器及びシステムにおいて、IPv6が広く普及している。更に、既存のIPv4システムの存在のために、IPv4/IPv6の二重(デュアル)のインターネットプロトコルスタックを有するモバイルユーザ機器の開発が進められている。従来より、IPv4パケットは、IPv4タイプのPDPコンテキストを介して提供しなければならず、一方、IPv6パケットは、IPv6タイプのPDPコンテキストを介して提供しなければならない。この結果、同じ高速/広帯域GPRSベアラ(例えば、無線ベアラであるHSDPA/HSUPA)を共有しなければ、リソースを効率的に利用することができない。更に、二重のインターネットプロトコルIPv4及びIPv6スタックを有するモバイルユーザ機器は、例えば、それぞれIPv4及びIPv6ベースのサービスに接続するためにIPv4及びIPv6パケットの両方を同時に送信する必要がある場合もある。しかしながら、既存のインターネットプロトコルタイプ固有のパケットデータプロトコルコンテキストは、モバイルユーザ機器が、一方がIPv4タイプであり、他方がIPv6タイプである少なくとも2つのパケットデータプロトコルコンテキストをセットアップすることを要求することがある。
本発明の実施の形態は、異なる通信セッション間で共有できる共通の通信ベアラを提供できるパケット無線ネットワークを提供する。この結果、2つ以上の通信セッションが共通の通信リソースを共有するので、HSDPA等の高速広帯域通信を効率的にサポートできる。このため、例示的な実施の形態に基づくパケット無線ネットワークは、共通のパケット通信ベアラを用いて同じGPRS/UMTSセッションを共有する構成を有し、共通のパケットデータプロトコルコンテキストによってサポートされる。通常、1つのゲートウェイサポートノードあたり、共通のパケット通信ベアラは1つのみである。
共通のPDPコンテキストは、GPRSネットワークに亘るインターネットパケットの通信のために、パケットデータプロトコルに基づき、共通のパケット通信ベアラを確立する。パケットデータプロトコルの一部として、確立された共通のパケット通信ベアラを介してインターネットプロトコルパケットを通信するために、ポリシ強制、サービス品質(以下、QoSと言う。)及びルーティングが確立される。なお、共通のPDPコンテキストは、如何なるインターネットプロトコルバージョンにも固有ではなく、更に、2つ以上の通信セッション間で共有できる共通のパケット通信ベアラを確立する。更に、通信セッションは、異なるモバイルユーザ機器から開始されてもよい。
これに代えて、他の具体例では、通信セッションは、個別のインターネットプロトコルベアラを用いてもよいが、2つ以上の通信セッションについて共通のPDPコンテキストを確立してもよい。したがって、共通のPDPコンテキストは、PPPデータフレーム、IPv4及びIPv6パケット、及び他の何らかのインターネットプロトコルバージョン又は他のデータプロトコルを用いて通信されるパケットに共通のPDPコンテキストとして定義される。
GPRS/UMTSの具体例では、共通のPDPコンテキストを有するGPRS/UMTSネットワークを介して通信セッションを確立することができ、共通のPDPコンテキストは、PPPフレーム、IPv4及びIPv6パケット及びデータ転送プロトコル又は他のインターネットプロトコルバージョンに準拠する他の何らかのフォーマットのデータパケットの送信及び受信に用いることができる共通のパケット通信ベアラを確立する。
本発明の様々な更なる側面及び特徴は、添付の特許請求の範囲において定義されている。
図1は、モバイルユーザ機器(mobile user equipment:UE)2と、外部のパケットデータネットワーク15に付属する通信相手ノード(correspondent node:CN)12との間でインターネットパケットを通信するGPRS/UMTSパケット無線ネットワーク1(以下、単にGPRSネットワーク1と言う。)のブロック図である。図1においては、UE2は、例えば、ユーザにマルチメディアサービスを提供するアプリケーションプログラムをホストするよう構成されている。図1には、GPRSネットワークの要素であるGPRSゲートウェイサービスノード(serving GPRS support node:GGSN)3、GPRSサポートノード(SGSN)4、及び無線ネットワークコントローラ(radio network controller:RNC)8が示されている。図1に示すGPRSネットワークを単純化して表現する図2に示すように、GGSN3及びSGSN4は、多くの場合、コアネットワークCNの一部を構成し、無線ネットワークコントローラRNC8は、無線ネットワークRNの一部を構成する。説明のための簡潔な形式として図2に示すように、GPRSネットワーク1は、パケットデータコンテキストが確立されたインターネットプロトコルベアラ14を提供する。後述するように、パケットデータプロトコルコンテキストは、UE2が加入しているサービス品質を提供する適切なベアラが確立されることを確実にし、ベアラの使用に許可を要求するためにプロトコルを提供する。インターネットプロトコルベアラ14は、ユーザ機器UE2から、GPRSネットワークを介して通信相手ノードにインターネットパケットを搬送するために確立される。GPRSネットワーク1からのインターネットパケットは、GGSN3からインターネットプロトコルベアラが確立されたインターネットプロトコルと同じインターネットプロトコルに基づいて動作するパケットデータネットワーク15に送信される。
なお、GPRSは、本発明が適用されるパケット無線ネットワークの1つの具体例である。したがって、本明細書では、GGSNは、より包括的にゲートウェイサポートノードと呼んでもよく、SGSNは、より包括的にサービスサポートノードと呼んでもよい。
共通のPDPコンテキスト
モバイルユーザ機器UEが共通のPDPコンテキストを確立する手法の具体例を図3に示す。図2にも示されている部分には、対応する参照符号を付している。図3に示すように、UEは、2つのプロトコルスタックを有する。すなわち、UE2は、IPv4インターネットプロトコルスタック20と、IPv6インターネットプロトコルスタック22とを有する。したがって、UE2は、それぞれがIPv4及びIPv6に基づくIPv4アドレス及びIPv6アドレスの一方又は両方を用いて通信セッションを確立することができる。このために、UE2は、SGSN4への矢印24によって示すように、パケットデータプロトコル(packet data protocol:PDP)コンテキストアクティブ化要求を送信する。GPRS規格に詳しい当業者にとって周知のように、PDPコンテキストアクティブ化手続きは、パケットデータプロトコルに基づき、GPRSネットワークを介するベアラのアクティブ化のための適切な制御及びルーティングを確立する。図4は、PDPコンテキストアクティブ化手続きを示している。PDPコンテキストアクティブ化手続きについては、3GPPドキュメントTS24.229に開示されているため、詳細には説明しないが、GPRSベアラの確立に続いて、UE2は、ゲートウェイサポートノード(GGSN)(図2にも示されている)においてトラヒックフローテンプレート(Traffic Flow Template:TFT)19を確立するための情報を通信する。後述するように、TFTは、供給されるパケットをフィルタリングし、UEによって確立された適切なPDPコンテキストを特定するように構成され、これにより、GPRSネットワークに亘る対応するインターネットパケットベアラを選択できる。
既存のGPRS/UMTS標準仕様で定義されている、GPRS/UMTSセッションを確立するための既知のPDPコンテキストアクティブ化では、各GPRS/UMTSセッション/PDPコンテキストIPタイプを固有なものにする以下の情報が要求される。
1.PDPコンテキストアクティブ化要求は、PPPタイプ、IPv4タイプIPv6タイプ等、如何なるタイプのPDPをセットアップするかを示す必要がある。
2.PDPアドレス(IPアドレス)を含むエンドユーザアドレスは、UEが動的IPアドレス割当を選択した場合、PDPコンテキストのセットアップの成功の結果としてインターネットプロトコルアドレスを割り当てるために空である必要がある。
PDPタイプ及びPDPアドレスの両方は、後述するエンドユーザアドレス情報要素(TS29.060参照)において符号化される。
図5に示すように、この実施の形態では、IPv4インターネットプロトコルパケット又はIPv6パケットの何れか、IPv4インターネットプロトコルパケット及びIPv6インターネットプロトコルパケットの両方、若しくは、他の何らかのインターネットプロトコルバージョンパケットをUE2に/から通信するために、共通のPDPが確立される。すなわち、UE2は、パケットデータネットワークPDNを介して、IPv6ソース30又はIPv4ソース32からインターネットパケットを受信できる。
上述のように、PDPコンテキストは、IPv4アドレス及びIPv6アドレスの何れか、又はポイントツーポイントプロトコル(PPP)アドレスタイプについて確立される。IPv4ベアラ及びIPv6ベアラの何れかを確立するために、モバイルユーザ機器UEは、PDPコンテキストの一部として、特定のパラメータを特定する所定のバイト数のフィールドを含むエンドユーザアドレス情報要素を通信する。エンドユーザアドレス情報要素の汎用的形式の具体例を図6に示す。図6に示すように、フィールドの1つであるPDPタイプ編成フィールド40は、パケットデータプロトコル(PDP)タイプ編成を提供し、更なるフィールドであるPDPタイプ番号フィールド42は、PDPタイプ番号を指定し、更なるフィールドであるPDPアドレスフィールド44は、PDPアドレスを指定する。現在の3GPP規格によれば、図6に示す情報要素のデータフィールド40、42が提供するPDPタイプ編成値及びPDPタイプ番号は、図7に示す通りであり、これは、既知の規格の一部であるため、これ以上は説明しない。
UE2がIPv4ベアラのPDPコンテキストをアクティブ化する場合、図6のエンドユーザアドレス情報要素は、図8に示す形式に適応化される。一方、UE2がIPv6ベアラのPDPコンテキストをアクティブ化する場合、図6のエンドユーザアドレス情報要素情報は、図9に示す形式に適応化される。図8及び図9に示すように、PDPタイプ編成フィールド40は、図7に示すテーブルに基づき、1に設定される。IPv4PDPコンテキストの場合、PDPタイプ番号フィールド42の情報要素は、16進数(21)に設定される。IPv6PDPコンテキストについては、図9に示すエンドユーザアドレス情報要素は、この場合もPDPタイプ編成値として1を示すが、PDPタイプ番号フィールド42は、16進数(57)を指定し、ベアラがIPv6ベアラであるべきであることを示す。
ここで、IPv6コンテキスト及びIPv4PDPコンテキストを指定するために2つの代替例がある。UE2が、自らのIPv4アドレス又はIPv6アドレスを使用することを望む場合、エンドユーザアドレス情報要素は、UEが、特定されたIPv4アドレス又はIPv6アドレスを埋めたIPアドレスフィールド44にIPv4アドレス及びIPv6アドレスの何れかを格納し、一方、図2及び図3に示すように、UEが使用するインターネットプロトコルアドレスは、PDPコンテキストアクティブ化の一部として要求でき、この場合、DHCPサーバがアドレスを提供する。したがって、この場合、UEは、IPアドレスを要求している。図8及び図9に示す各PDPアドレスフィールド44は、空のままである(0バイトに設定されている)。
本実施の形態では、図3及び図5に示すように、モバイルユーザ機器UEは、共通のPDPコンテキストを確立することができる。共通のPDPコンテキストは、パケットデータプロトコルに基づき、GPRSネットワークに亘る通信インターネットパケットのためのベアラを確立する。パケットデータプロトコルの一部として、確立されたベアラを介してインターネットパケットを通信するためにポリシ強制、サービス品質及びルーティングが確立される。なお、共通のPDPコンテキストは、如何なるインターネットプロトコルバージョンにも固有ではなく、更に、2つ以上の通信セッション間で共有できるベアラを確立する。更に、通信セッションは、異なるモバイルユーザ機器から開始されてもよい。これに代えて、通信セッションは、個別のインターネットプロトコルベアラを用いてもよいが、2つ以上の通信セッションについて共通のPDPコンテキストを確立してもよい。したがって、共通のPDPコンテキストは、IPv4パケット及びIPv6パケットであるPPPデータフレーム、及び事実上、他のあらゆるデータプロトコルに共通のPDPコンテキストとして定義される。共通のPDPコンテキストを有するGPRS/UMTSセッションは、PPPフレーム、IPv4及びIPv6パケット、並びにデータ転送プロトコルに準拠する他のあらゆるフォーマットのデータパケットの送信及び受信に使用することができる。
共通のPDPコンテキストを有するGPRS/UMTSセッションをセットアップする手続きは、PDPタイプがヌルである点を除いて、上述した従来のPDPコンテキストの場合と同様である。PDPタイプは、既存のGPRS/UMTSセッション管理プロセスとの相互運用性を最大化するためにヌルに設定される。動的IPアドレス(IPv4及びIPv6の何れか)を要求するUEの場合、エンドユーザアドレス内のPDPアドレスは、既存のGPRS/UMTSセッションセットアッププロセスにおいて定義されるので、空のままにされる。実際に、このIPアドレス固有の要素により、UEは、同じ共通のPDPコンテキストを共有しながら、IPv4パケット及びIPv6パケットの何れかを生成し、受信することができるようになる。
本実施の形態では、共通のPDPコンテキストは、ゲートウェイサポートノードが共通のPDPコンテキストを確立するべきであることを特定する所定の値に設定されたPDPタイプ番号を含むエンドユーザアドレス情報要素を用いて、不特定のインターネットプロトコルバージョンについて確立される。一旦、PDPコンテキストが確立されると、ゲートウェイサポートノードが共通のPDPコンテキストの更なる要求を受信した場合、PDPコンテキストが開始される通信セッションは、共通のPDPコンテキストに参加するように構成される。なお、共通のPDPコンテキストは、特定のインターネットプロトコルバージョンに特定ではないが、UE2は、通信セッションが確立されたインターネットプロトコルバージョンに基づいて使用されるアドレスを指定する。このように、UEは、例えば、IPv4アドレス又はIPv6アドレスによって、共通のPDPコンテキストを確立する。本実施の形態では、IPv6の共通のPDPコンテキストのためのエンドアドレス情報要素は、PDPタイプ番号フィールド42に例えば、「NULL(ヌル)」に設定された所定の文字を格納することによって、PDPタイプが共通であることを特定する。そして、PDPアドレスフィールド44は、UEが、使用するアドレスとしてIPv6アドレスを指定している場合、IPv6アドレスが格納され、又は情報要素のバイト6〜21が「ゼロ」に設定される(図10を参照する)。これにより、ゲートウェイサポートノードは、指定されたアドレスを用いて、IPv6アドレスのために共通のPDPコンテキストが確立されようとしていることを認識し、又はPDPアドレスフィールドがゼロに設定されている場合、DHCPサーバ17にIPv6アドレスを要求する。
一方、UE2がIPv4アドレスについて共通のPDPコンテキストを確立している場合、図11に示すように、PDPタイプ番号フィールド42は、「NULL」に設定され、IPv4アドレスは、PDPアドレスフィールド44の下位4ビットに設定される。残りの9ビットは、「1」に設定される。これに代えて、モバイルユーザ機器がゲートウェイサポートノード3にIPv6アドレスを要求する場合、下位4ビットは、所定の値、例えば、「0」に設定され、残りの9ビットは、「1」に設定される。これに応じて、ゲートウェイサポートノード3は、IPv4アドレスをDHCPサーバ17からフェッチし下位4ビットにIPv4アドレスを格納する。
図2及び図3に関して上述したように、共通のPDPコンテキストが確立されると、GGSN3におけるUE2によってトラヒックフローテンプレート(TFT)が設定される。このために、PDPコンテキストアクティブ化処理の一部として、トラヒックフローテンプレート情報要素がUEによってGGSNに送信される。図12は、既知の3GPP規格に基づくトラヒックフローテンプレート情報要素の各フィールドの表現を示している。図12に示すように、情報要素のフィールドの1つであるパケットフィルタリストフィールド50は、パケットフィルタリストを提供し、他のフィールドであるパラメータリストフィールド52は、パラメータリストを提供する。パケットフィルタリストフィールド50は、インターネットパケットがフィルタリングされるパケットフィルタコンポーネントタイプ識別子を特定する。添付資料1は、パケットコンポーネントタイプ識別子の仕様である。これらはIPv4ソースアドレスタイプ及びIPv6ソースアドレスタイプの何れか、又は様々な他のパラメータを含んでいる。したがって、パケットフィルタリストフィールド50においてコンポーネントタイプが指定されると、そのタイプがフィルタリングされるパラメータが、パラメータリストフィールド52において特定される。
共通のPDPコンテキストのためのトラヒックフローテンプレート
この実施の形態では、UEが共通のPDPコンテキストを確立すると、IPパケットをフィルタリングし、共通のPDPコンテキストを特定するためのパケットフィルタタイプ識別子が指定される。したがって、モバイルユーザ機器は、共通のPDPコンテキストのためにTFTを確立する。このために、例えば、ビットパターン「00110001」を有する更なるパケットフィルタコンポーネントタイプ識別子が確立される。したがって、UEのための共通のPDPコンテキストが確立されると、そのUEについて、共通のPDPアドレスタイプのためのパケットフィルタコンポーネントを指定するTFTがセットアップされる。共通のPDPアドレスタイプをフィルタリングするためのパラメータは、共通のPDPコンテキストを使用するためにモバイルユーザ機器が指定したIPv4アドレス及びIPv6アドレスの何れかである。
共通のPDPコンテキストのためのTFTにおけるパケットフィルタコンポーネントは、IPタイプに固有ではない。既存の動作要求及びTFTベースのオペレータの手続き(例えば、セカンダリPDPコンテキスト選択/QoS差異化)との相互運用性を最大化するために、共通のPDPアドレスタイプ及び共通のPDPアドレスである2つの新たなフィールドが本発明に基づくTFT情報要素に組み込まれるように定義される。パケットフィルタコンポーネントの1つとして共通のPDPアドレスタイプフィールドを有する共通のPDPコンテキストのための変更されたTFT情報要素は、以下のように定義される。
87654321
00110001 共通のPDPアドレスタイプ
00010000 IPv4ソースアドレスタイプ
00100000 IPv6ソースアドレスタイプ
00110000 プロトコル識別子/次のヘッダタイプ
01000000 単一の宛先ポートタイプ
01000001 宛先ポート範囲タイプ
01010000 単一のソースポートタイプ
01010001 ソースポート範囲タイプ
01100000 セキュリティパラメータインデクスタイプ
01110000 サービスのタイプ/トラヒッククラスタイプ
10000000 フローラベルタイプ
UEが共通のPDPコンテキストを使用するためのTFTを生成する場合、UEは、共通のPDPソースアドレスタイプを「00110001」に設定し、共通のPDPアドレス自体のためのパケットフィルタコンポーネントの長さは、16バイトである。プライマリ/セカンダリPDPコンテキストから共通のPDPコンテキストを区別するために、宛先アドレスに基づくパケットフィルタが必要になる場合があるため、共通のPDPアドレスタイプは、ソースアドレスタイプを使用しなくなる。IPv4パケットを送受信するUEについては、PDPアドレスのためのパケットフィルタコンポーネントは、16バイト長のPDPアドレスパケットフィルタコンポーネントの下位4バイトを占め、上位12バイトは、「0」値で埋められる。IPv6パケットを送受信するUEについては、PDPアドレスのためのパケットフィルタコンポーネントは、16バイト長のパケットフィルタコンポーネントの全体を占める。2つ以上のUEが共通のPDPコンテキストを共有する状況では、対応する2つ以上のTFTが共通のPDPコンテキストに関連付けられ、各TFTは、供給されるパケットを共通のPDPコンテキストに照合するために使用され、これは、共存する「共通のPDPコンテキスト」であるプライマリPDPコンテキスト及びセカンダリPDPコンテキスト(後述)がある場合に必要である。
他のPDPコンテキストからの共通のPDPコンテキストの選択
上述したように、幾つかのUEは、異なるタイプのPDPコンテキストを同時にアクティブ化してもよく、これらは、全てGGSNによって管理及び終了される。異なるPDPコンテキストは、共通のPDPコンテキスト、プライマリIPv4又はIPv6PDPコンテキスト及びセカンダリIPv4又はIPv6PDPコンテキストの何れであってもよい(後者の2つは、3GPP規格に定義されている)。GGSNに到着するパケットは、サービス品質、課金、セキュリティ等の特定の要求のために適切なPDPコンテキストを介して配信する必要がある。3GPP規格が定義するTFTは、パケットフィルタの組合せを用いて、プライマリ及びセカンダリPDPコンテキスト(IPv4又はIPv6の何れか)を識別し、選択するために使用される。IPv4パケット及びIPv6パケットの両方を送受信する複数のUEによって共有される場合がある共通のPDPコンテキストにおいては、以下に説明するように、共通のPDPコンテキストを既存の規格によって定義されたプライマリ/セカンダリPDPコンテキストから区別するために2つの代替的な手法がある。
第1の手法では、TFTの組合せを用いることができる。共通のPDPコンテキストを用いる各UEは、上述したように、自らのTFTを生成することができる。GGSNに到着するパケットは、PDPアドレスパケットフィルタを用いる標準のTFT処理と同様の手続きに従う。異なる点は、共通のPDPコンテキストを使用/共有するためのTFTは、上述したように、PDPアドレスタイプコードとして、「00110001」を有する点である。(プライマリ又はセカンダリPDPコンテキストについて)1つの共通のPDPコンテキストしかない場合、GGSNに到着するインターネットプロトコルパケットは、共通のPDPコンテキストをデフォルトとして用いて、適切なベアラを選択することによってUEに到達する。共存する共通のPDPコンテキスト及びプライマリPDPコンテキストがあり、プライマリPDPコンテキストがTFTを有さない場合、供給されるIPパケットは、まず、共通のPDPコンテキストに関連するTFTに照合される。一致が検出されない場合、プライマリPDPコンテキストは、TFTなしで使用される。
共通のPDPコンテキストがプライマリPDPコンテキスト及びセカンダリPDPコンテキストと共存する場合、これらはそれぞれ関連するTFTを有し(各PDPコンテキストについて異なるサービスの品質が要求される場合に特に有用)、供給されるインターネットプロトコルパケットは、TFTに基づくパケットフィルタリングを用いて、共通のPDPコンテキスト、若しくはプライマリ又はセカンダリPDPコンテキストに照合される。これは、共通のPDPコンテキストに関連するTFTと、プライマリ/セカンダリPDPコンテキストのTFTとの間でパケットフィルタパラメータが重複するために、パケットヘッダ情報が、どのPDPコンテキストを使用するかを識別するために不十分であるからである。このため、以下に説明するような第2の手法を用いてもよい。
共通のPDPコンテキストのために用いられるTFTをプライマリ/セカンダリPDPコンテキストから区別するために異なるPDPアドレスタイプを使用することに加えて、共通のPDPコンテキスト、プライマリPDPコンテキスト及びセカンダリPDPコンテキストが共存している場合、どのPDPコンテキストを用いて供給されるパケットを提供するかを決定するために、追加的情報が必要である。第2の手法では、インターネットプロトコルパケット宛先アドレス(IPv4又はIPv6の何れか)が、共通のPDPコンテキストのために用いられるパケットフィルタコンポーネントの1つとして加えられる。この結果、UEが、共通のPDPコンテキストをアクティブ化し又は共通のPDPコンテキストに参加する場合、UEは、PDPアドレスタイプが「00110001」であり、パケットフィルタコンポーネントが自らのIPアドレス(IPv4又はIPv6の何れか)を用いるTFTを生成する。
供給されるパケットがGGSNに到着した際のTFTベースの処理手順は、以下の通りである。
1.PDPソースアドレスタイプ(IPv4の場合00010000、IPv6の場合00100000)に対応する各TFTを確認し、一致するPDPコンテキストが使用可能であるかを判定する。該当する場合、一致するPDPコンテキスト(プライマリ又はセカンダリ)を用いてパケットを配信する。
2.処理1において、一致するTFTが検出されなかった場合、共通のPDPアドレスタイプ(00110001)のTFTを確認し、供給されるパケットの宛先アドレスがTFT内のパケットフィルタコンポーネントの1つに一致するかを判定する。該当する場合、一致するPDPコンテキストを用いてパケットを配信する。
3.処理1及び処理2の何れにおいても一致するTFTが検出されなかった場合、TFTがないPDPコンテキストがあるかを判定する。該当する場合、このPDPコンテキストを用いてパケットを配信し、この他の場合、パケットを削除する。
共通のPDPコンテキストの確立/共通のPDPコンテキストへの参加
共通のPDPコンテキストは、2つ以上のUEで共有できるので、共通のPDPコンテキストをアクティブ化するUEは、既に確立されていれば、(静的又は動的にセットアップされた)既存の共通のPDPコンテキストに参加するだけでよい。
共通のPDPコンテキストによるGPRS/UMTSセッションの変更
既存のGPRS/UMTS標準規格(TS23.060)に定義されている処理と同じ処理を用いて、通信セッションを変更することができる。なお、他のUEによって使用されている既存の共通のPDPコンテキストを変更することに代えて、UEは、まず、共通のPDPコンテキストから離脱する必要がある場合もあり、及び異なる共通のPDPコンテキストの開始又は参加を選択してもよい。
共通のPDPコンテキストからの離脱又は共通のPDPコンテキストの削除
既存のGPRS/UMTS標準仕様に定義されているPDPコンテキストを削除するための処理と同じ処理を共通のPDPコンテキストに対しても用いることができる。なお、他のUEによって共通のPDPコンテキストがまだ用いられている場合、共通のPDPコンテキストは解放されない。共通のPDPコンテキストを削除しようとするUEは、そのTFTを削除し、関連するGTP_C/GTP_Uトンネルを解放することによってこの共通のPDPコンテキストから離脱する。
異なるPDPコンテキストの共存の具体例
図13は、複数のUEがPDPコンテキストを確立した構成の具体例を示している。この具体例では、2つのUEが共通のPDPコンテキストを確立している。図13に示すように、この具体例では、3個のUEであるUEa、UEb、UEcが、GPRSネットワークを介してインターネットプロトコルパケットを通信している。2つのモバイルユーザ機器UEa、UEbは、共通のGPRSベアラ90を確立している。例えば、第1のモバイルユーザ機器UEaは、上述のように、PDPコンテキストとして共通のPDPコンテキストを指定するPDPコンテキストアクティブ化要求を実行することによって共通のGPRSベアラを確立することができる。そして、GGSN3は、第1のユーザ機器UEaのために共通のPDPコンテキスト100を確立する。そして、第1のユーザ機器UEaは、GGSN3と連携して、パラメータリストに共通のPDPアドレスタイプを含むトラヒックフローテンプレートTFTaを確立する。図13に示す具体例では、第1のモバイルユーザ機器UEaは、通信セッションのために用いるインターネットプロトコルアドレスとして、IPv4アドレスを指定する。したがって、TFTaによって指定される共通のPDPアドレスタイプは、TFTa102のためのパラメータリスト104について示すように、IPv4アドレスである。
また、第2のユーザ機器UEbは、GGSN3によって共通のPDPコンテキストをセットアップする。共通のPDPコンテキスト100は、第1のユーザ機器UEaによって既に確立されているので、GGSN3は、第2のユーザ機器UEbを共通のPDPコンテキストに参加させる。なお、別の共通のPDPコンテキスト100は、第2のUEのためのTFTであるTFTbに関連付けられている。また、TFTbは、パケットフィルタコンポーネントが共通のPDPアドレスタイプであることを指定し、第2のUEのために、IPv6アドレスは、フィールド108においてフィルタコンポーネントとして指定される。このように、各モバイルユーザ機器UEa、UEb、UEcは、自らのTFTを確立する。一方、第3のユーザ機器UEcは、自らの専用のGPRSベアラ112のために、従来のプライマリPDPコンテキストアクティブ化を要求する。第3のモバイルユーザ機器UEcは、セカンダリPDPコンテキスト113を確立してもよく、図13には、1つのセカンダリPDPコンテキスト113のみしか示していないが、セカンダリPDPコンテキスト113は、GPRSベアラを介してIPパケットを通信する。第3のユーザ機器UEcについては、従来の構成に基づいて、プライマリPDPコンテキスト又はセカンダリPDPコンテキストの何れかにパケットをフィルタリングするためにTFTc114が確立される。したがって、図13に示すように、それぞれ、独自のトラヒックフローテンプレートTFTa、TFTbを有しているが、2つのモバイルユーザ機器UEa、UEbは、共通のPDPコンテキスト100を用いて、共通のGPRSベアラ90を介して通信を行う。変形例においては、第1及び第2のユーザ機器UEa、UEbは、独立したGPRSベアラ90、114を確立し、共通のPDPコンテキストを共有しながら、これらの独立したベアラを介して、インターネットパケットを通信する。
共通のGPRSベアラ
図13に示す構成例における第1及び第2のモバイルユーザ機器UEa、UEbでは、共有された共通のPDPコンテキストを用いてGPRSネットワーク1を介して通信するために2つの可能なシナリオがある。1つの具体例を図14に示す。図14では、GGSN3は、第1及び第2のユーザ機器UEa、UEbのそれぞれのために個別のGPRSトンネルプロトコル(GPRS Tunnelling Protocol:GTP)ベアラGTP_Ua、GTP_Ubを確立する。図14に示すように、第1及び第2のユーザ機器UEa、UEbは、共通のPDPコンテキストを共有するが、インターネットプロトコルパケットは、別々のGTPベアラを介してGPRSネットワークに亘って通信される。インターネットプロトコルパケットが、無線アクセスベアラ(Radio Access Bearer:RAB)を介する通信のためにRNC8に到達すると、個別のGTPであるGTP_Ua、GTP_Ubは、対応する無線アクセスベアラRABa、RABbにマッピングされる。したがって、各無線アクセスベアラ及び第1及び第2のユーザ機器UEa、UEbのために確立されたGTPは、異なるサービス品質QoSa、QoSbを特定できる。このように、無線アクセスベアラとGTPとの間には、一対一のマッピングが成立する。すなわち、図14は、異なるGPRSベアラを用いる共通のPDPコンテキストの具体例である。
図15は、共通のPDPコンテキストを確立した第1及び第2のユーザ機器UEa、UEbが共通のGPRSベアラを利用する代替となる構成例を示している。この場合、GGSN3が確立したGTPの区別は、存在しない。すなわちGPRSベアラは、第1及び第2のユーザ機器UEa、UEbの間で共有される。インターネットパケットを、RNCが確立した無線アクセスインタフェースを介してGPRSネットワークに亘って正しく通信するために、RNCは、第1のユーザ機器UEa又は第2のユーザ機器UEbの何れかに宛てられたインターネットプロトコルパケットを特定しなければならない。このために、RNCは、無線アクセスベアラフィルタ200を備える。無線アクセスベアラフィルタ200は、GTP_Uからインターネットパケットを受け取り、2つの無線アクセスベアラRABa、RABbから、それぞれ第1及び第2のユーザ機器UEa、UEbに/からインターネットパケットを通信するための適切な1つのベアラを特定する。インターネットパケットを適切な無線アクセスベアラRABa、RABbに正しくフィルタリングするために、RABフィルタ200には、第1及び第2のユーザ機器UEa、UEbの宛先アドレスが供給される。このため、図15に示すように、RABフィルタ200は、GTPユニット204が受信したインターネットプロトコルパケット202のヘッダにおける宛先アドレスを特定する。RABフィルタは、対応するユーザ機器UEa、UEbへの配信のために、第1又は第2のユーザ機器UEa、UEbの宛先アドレスに基づき、インターネットプロトコルパケットを適切なベアラにフィルタリングする。
共通のGPRSベアラにおける異なるサービス品質の提供
図16は、共通のGPRSベアラを介するインターネットパケットの通信に異なるサービス品質を提供できる構成の具体例を示している。例えば、ある通信セッションは、ウェブブラウズに基づいてインターネットパケットを通信でき、他の通信セッションは、ボイスオーバインターネットプロトコルに基づいてインターネットパケットを通信できる。この技術に基づき、IETFインターネットプロトコル規格が提供する個別のサービス品質(QoS)クラスを、GPRSコアネットワークに亘る通信のための適切なサービス品質にマッピングすることによって、異なったサービス品質が実現される。インターネットプロトコル規格v6、v4の分野で周知のように、IETF規格が提供する異なるサービスQoSは、最優先転送(Expedited Forwarding:EF)、相対的優先転送(Assured Forwarding:AF)及びベストエフォート(Best Effort:BE)の3つのカテゴリを有している。図16に示すように、第1又は第2のユーザ機器UEa、UEbの何れかに通信されているインターネットパケットIPa220、IPb224はGGSN3が受け取る。各インターネットパケットIPa220、IPb224のそれぞれのヘッダには、異なるサービスQoSが示されている。図16に示す具体例では、第1のユーザ機器IPa220に宛てられている第1のインターネットパケットに固有のサービスQoSは、EFであり、第2のユーザ機器IPb224に宛てられている第2のインターネットパケットに固有のサービスQoSは、AFである。GGSN3は、コアネットワークを介するRNCへの通信のために、異なるサービスQoSであるEF及びAFを、サービスQoSa、QoSbの適切な品質にマッピングするように動作するGTPフィルタを形成する。GTP_Uによって提供されるサービス品質QoSa、QoSbは、IETF規格に基づくEF及びAFと同じであってもよく、これに代わるサービス品質クラスの代替であってもよい。第1及び第2のインターネットパケットIPa220、IPb224は、トランスポートIP層を介してRNCに通信される。
図16に示すように、コアネットワークエレメントGGSN3、SGSN4のそれぞれとRNC8との間の通信は、異なるプロトコルレベルを介して行われる。これらはより高いレベルのエンドツーエンドインターネットプロトコルレベル240、GTP_Uインターネットプロトコルレベル242、UDPレイヤ244及びインターネットプロトコルトランスポートレイヤ246である。このように、GGSN3は、第1及び第2のユーザ機器UEa、UEbのそれぞれの通信のためにそれぞれのパケットのヘッダにおいて特定される異なるサービス品質AF、EFから指定されたサービス品質QoSa、QoSbを用いて、トランスポートインターネットプロトコル層を介してインターネットパケットを通信するように構成されている。
RNCがインターネットパケットを受信する場合、RABフィルタ200は、図15に関して説明した処理に対応する処理を行い、各インターネットプロトコルトランスポートレイヤから適切な無線アクセスベアラRABa、RABbにパケットを渡す。適切な無線アクセスベアラは、第1又は第2のユーザ機器UEa、UEbの宛先アドレスによって特定される。この実施の形態では、UEは、共通のPDPコンテキストが確立されたとき、RABフィルタを確立する。したがって、各UEは、TFTを確立する場合と同様の手法で、トランスポートIP層から受信したインターネットパケットを適切な無線アクセスベアラにフィルタリングすることができるように、RABフィルタ内の適切なコンポーネントをセットアップする。
IMSセッション多重化の認証のサポート
図17は、上述したように、GGSN307、SGSN309、RNC311及びノードB315を含むGPRSネットワークを介する通信セッションのために3つのUE302、304、306で用いられる共通のGPRSベアラ300の具体例を示している。図17に示すように、UE302、304、306は、インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム308が提供する共通のマルチメディア通信セッションを共有することを望む。インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)は、セッション開始プロトコル(SIP)サーバ310、サービス呼出状態制御機能(Serving-Call State Control Function:S−CSCF)312及びホーム加入者サーバ(Home Subscriber Server:HSS)314を備える。IMSは、更に、プロキシ呼出状態制御機能(proxy call state control function:P−CSCF)316を有する。
モバイルユーザ機器は、SIPサーバ310にSIPメッセージを送ることによってIMSセッションを開くことができる。これは、P−CSCF316にSIP:INVITEメッセージを送信することによって確立される。P−CSCF316は、IMSのためのポリシ決定ポイントを構成し、したがって、HSS内に保持された加入情報に関する要求を分析する。要求が承認されると、P−CSCF316は、IMS通信セッションのためにUEが適切なベアラを用いることを認証する認証トークンを発行する。この認証トークンは、3GPP技術仕様TS23.228、TS23.207に基づいて生成される。
図18は、上述した3GPP技術の仕様において確立されるIMS認証手続きを説明している。図18は、UEからの要求に応じて認証トークンを生成する処理及び発行された認証トークンに基づく以後の通信セッションの強制の汎用的な表現を示している。図18に示すように、UE302の1つは、IMSセッションについて認証を要求する。UE302は、ポリシ強制ポイント322にベアラの要求を送信する。ポリシ強制ポイント322は、ポリシサーバ324であるポリシ決定ポイントにベアラを要求するトークンを送る。そして、ポリシサーバ324は、モバイルユーザ機器302がGPRSネットワーク上の適切なベアラを用いてIMS通信セッションを開く権利を与えられているか否かを判定する。そして、ポリシサーバ324であるポリシ決定ポイントは、要求を許可した場合、通信セッションの認証を表す認証トークンを生成し、この認証トークンをポリシ強制ポイント322に送信する。そして、ポリシ強制ポイント322は、適切なIMSベアラをUEに提供できることをUEに通知する。このように、モバイルユーザ機器がトークンを用いてポリシ強制ポイント322に適切なベアラを要求すると、ベアラは、認証され、モバイルユーザ機器302に提供される。
図17に示す構成では、GGSN3が認証を提供し、IMSセッションをサポートするために適切なベアラを確立するポリシ強制ポイントとして機能する。なお、図17では、モバイルユーザ機器302、304、306が共通のGPRSベアラに亘ってIMSセッションを確立することを望んでいる。
既知のIMSセッショントークン認証手続きでは、UEが共通のGPRSベアラを共有する通信セッションのための認証を要求し、及び単一のトークンで共有されたGPRSベアラ上で多重化された通信セッションのための認証を受け取るための規定は存在しない。この目的で、ポリシ決定ポイントとして機能するポリシサーバによって階層的な認証トークンを生成する階層的な認証メカニズムを提案する。階層的な認証トークンの具体例を図19に示す。図19に示す階層的な認証トークンは、単一のトークンで、IMS通信セッションのグループ又は単一のIMS通信セッションのための認証を提供する。図19に示すように、本発明に基づき、ポリシサーバ316、324によって生成される認証トークンは、認証タイプフィールド400、グループIMSセッション認証識別子フィールド402及び単一IMSセッション認証識別子フィールド404を含む。認証タイプフィールド400には、IMS通信セッションが専用のリソース/GPRSベアラを用いるか否か又はIMS通信セッションが他のIMS通信セッション及びUEと共有されるGPRSベアラを用いるか否かを特定する所定の値が格納される。認証タイプフィールド400に格納される値の具体例は、以下の通りである。
01:グループIMSセッション認証識別子
10:単一IMSセッション認証識別子
IMS通信セッションが専用のリソース/GPRSベアラを用いる場合、グループIMSセッション認証識別子フィールド402は、「0」に設定され、単一IMSセッション認証識別子フィールド404には、IMSセッションに固有の認証トークンが格納される。通信セッションが他のIMS通信セッションとGPRSベアラを共有する場合、グループIMSセッション認証識別子フィールド402には、そのセッションを定義する固有の認証値が格納され、単一IMSセッション認証識別子フィールド404は、「0」に設定される。上述のように、認証トークンは、UEからの要求、例えば、SIP:INVITEメッセージに応じて、ポリシサーバによって生成される。これに応じて、ポリシ決定ポイントとして機能するP−CSCF316は、IMSネットワーク内のS−CSCF312と通信を行う。そして、S−CSCF312は、HSS314から加入データを検索し、共通のGPRSベアラを確立するための認証を提供できるか否かを判定する。権限が認証された場合、UE302、304、306に適切な認証トークンが発行される。
通信セッションを確立するPDPコンテキストアクティブ化手続きに基づき、各UE302、304、306は、認証識別子を提供する階層的な認証トークンをGGSN307に送信する。そして、GGSNは、認証タイプを検査し、通信セッションがグループセッションであるか単一セッションであるかを判定する。
認証されたセッションが共有されたGPRSベアラ上のグループIMS通信セッションであることを認証タイプフィールド400の値が示している場合、GGSN307は、共通のGPRSベアラを確立する。そして、GGSN307は、グループIMSセッション認証識別子を解析し、P−CSCF316(ポリシ強制ポイントとして機能する)にクエリを発し、IMSによるIMS通信セッション要求に対する認証を確認する。
認証されたセッションが単一のIMS通信セッションであることを認証タイプフィールド400の値が示している場合、GGSN307は、専用のGPRSベアラを確立する。そして、GGSN307は、単一IMSセッション認証識別子を解析し、P−CSCF316(ポリシ強制ポイントとして機能する)にクエリを発し、IMSによるIMS通信セッション要求に対する認証を確認する。変形例として、図20に示す構造の階層的な認証トークンを生成してもよい。図20に示す具体例では、階層的な認証トークンは、図19に示す認証トークンの認証タイプフィールド400と同様の認証タイプフィールド400を含む。なお、この具体例では、IMSセッション認証識別子を表すフィールド406は、1つだけであり、フィールド406は、グループ認証識別子と単一認証識別子とによって共有される。したがって、図20に示す具体例は、構造が単純であるが、グループセッション識別子又は単一セッション識別子を正しく特定するために、アドレス範囲を区切る必要がある。
モバイルユーザ機器からの要求に応じて認証トークンを生成及び通信するメッセージフローを図21に示し、以下に説明する。
S2:モバイルユーザ機器302からP−CSCF316にSIP:INVITEメッセージが送信される。
S4:P−CSCF316がS−CSCF312と連携して、HSS314から加入者情報データを検索する。そして、P−CSCF316は、加入者情報に基づいて、共有されたIMS通信セッションを受信することをユーザが認証されているか否か、及びこのセッションが共通のGPRSベアラを介して提供できるか否かを判定する。認証されている場合、P−CSCF316は、認証のタイプ(グループ又は単一)及び共有ベアラ又は専用ベアラのセッション認証識別子を提供する認証トークンを生成し、GGSN3に渡す。
S8:GGSNがモバイルユーザ機器302に認証トークンを渡す。
S10:モバイルユーザ機器302がプロトコルコンフィグレーションオプションフィールドの一部として認証トークンを提供するPDPコンテキストアクティブ化要求をセットアップする。
S12:SGSNがPDPコンテキストアクティブ化要求を受け取り、GGSN3に認証トークンを渡す。そして、GGSN3は、P−CSCF316によるセッション認証識別子を確認することによって、他のモバイルユーザ機器と共通の通信セッションを確立する権限がモバイルユーザ機器にあるかを確認する。
S16:モバイルユーザ機器がIMSセッションのために共通のGPRSベアラを受け取る権限を有しているかをP−CSCF316が確認する。
S17:GGSN307がGPRSベアラを確立し、モバイルユーザ機器302に、共通のGPRSベアラが割り当てられたことを通知する。
本発明の様々な更なる側面及び特徴は、添付の特許請求の範囲に定義されている。
上述した本発明の実施の形態は、例示的なものであり、本発明の範囲から逸脱することなく、これらの実施の形態を様々に変更することができる。例えば、GPRS/UMTSは、本発明が適用されるアーキテクチャの一例に過ぎないことは明らかである。
添付資料1
パケットフィルタコンテンツフィールドは、サイズが可変であり、可変数(少なくとも1つ)のパケットフィルタコンポーネントを含む。各パケットフィルタコンポーネントは、1つのオクテットパケットフィルタコンポーネントタイプ識別子及び固定長パケットフィルタコンポーネントバリューフィールドのシーケンスとして符号化される。パケットフィルタコンポーネントタイプ識別子は、先に送信される。
各パケットフィルタにおいては、2つ以上のパケットフィルタコンポーネントタイプは、出現しない。1つのパケットフィルタには、「IPv4ソースアドレスタイプ」及び「IPv6ソースアドレスタイプ」パケットフィルタコンポーネントのうちの1つのみしか存在しない。また、1つのパケットフィルタには、「単一宛先ポートタイプ」及び「宛先ポート範囲タイプ」パケットフィルタコンポーネントのうちの1つのみしか存在しない。また、1つのパケットフィルタには、「単一ソースポートタイプ」及び「ソースポート範囲タイプ」パケットフィルタコンポーネントのうちの1つのみしか存在しない。
パケットフィルタコンポーネントタイプ識別子
ビット
87654321
00010000 IPv4ソースアドレスタイプ
00100000 IPv6ソースアドレスタイプ
00110000 プロトコル識別子/次のヘッダタイプ
01000000 単一宛先ポートタイプ
01000001 宛先ポート範囲タイプ
01010000 単一ソースポートタイプ
01010001 ソースポート範囲タイプ
01100000 セキュリティパラメータインデクスタイプ
01110000 サービスタイプ/トラヒッククラスタイプ
10000000 フローラベルタイプ
他の全ての値は、予備である。
「IPv4ソースアドレスタイプ」については、パケットフィルタコンポーネントバリューフィールドは、4オクテットのIPv4アドレスフィールド及び4オクテットのIPv4アドレスマスクフィールドのシーケンスとして符号化される。ここでは、IPv4アドレスフィールドが先に送信される。「IPv6ソースアドレスタイプ」については、パケットフィルタコンポーネントバリューフィールドは、16オクテットのIPv6アドレスフィールド及び16オクテットのIPv6アドレスマスクフィールドのシーケンスとして符号化される。ここでは、IPv6アドレスフィールドが先に送信される。「プロトコル識別子/次のヘッダタイプ」については、パケットフィルタコンポーネントバリューフィールドは、IPv4プロトコル識別子又はIPv6の次ヘッダを指定する1オクテットとして符号化されるものとする。
「単一の宛先ポートタイプ」及び「単一のソースポートタイプ」については、パケットフィルタコンポーネントバリューフィールドは、ポート番号を指定する2オクテットとして符号化される。「宛先ポート範囲タイプ」及び「ソースポート範囲タイプ」については、パケットフィルタコンポーネントバリューフィールドは、2オクテットのポート範囲下限フィールド及び2オクテットのポート範囲上限フィールドのシーケンスとして符号化される。ここでは、ポート範囲下限フィールドが先に送信される。
「セキュリティパラメータインデクス」については、パケットフィルタコンポーネントバリューフィールドは、IPSecセキュリティパラメータインデクスを指定する4オクテットとして符号化される。「サービスタイプ/トラヒッククラスタイプ」については、パケットフィルタコンポーネントバリューフィールドは、1オクテットのサービスタイプ/トラヒッククラスフィールド及び1オクテットのサービスタイプ/トラヒッククラスマスクフィールドのシーケンスとして符号化される。ここでは、サービスタイプ/トラヒッククラスタイプが先に送信される。
「フローラベルタイプ」については、パケットフィルタコンポーネントバリューフィールドは、IPv6フローラベルを指定する3オクテットとして符号化される。第1のオクテットのビット8〜5は、予備であり、残りの20ビットがIPv6フローラベルを含む。
GPRS/UMTS規格に準拠したパケット無線ネットワークを含む電気通信システムのブロック図である。 パケット通信ベアラを介するインターネットパケットの通信を説明する図1に示すGPRS/UMTSネットワークの単純化された表現を示すブロック図である。 モバイルユーザ機器が共通のパケットデータプロトコルコンテキストをセットアップする構成を示す図2に示すGPRS/UMTSネットワークのブロック図である。 パケットデータプロトコルアクティブ化要求を実行する処理のメッセージフローチャートである。 共通のパケットデータプロトコルコンテキストをセットアップする処理の更なる動作を示す図3に示すGPRS/UMTSネットワークのブロック図である。 パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストアクティブ化の一部として提供されるエンドユーザアドレス情報要素を図式的に示す図である。 図6のエンドユーザ情報要素内のPDPタイプ編成フィールドに格納される値のテーブルを示す図である。 IPv4PDPコンテキストを確立するためのエンドユーザアドレス情報要素を図式的に示す図である。 IPv6PDPコンテキストを確立するためのエンドユーザアドレス情報要素を図式的に示す図である。 モバイルユーザ機器がIPv4を用いた通信を望んだ際に共通のパケットデータプロトコルコンテキストを確立するためのエンドユーザアドレス情報要素を図式的に示す図である。 モバイルユーザ機器がIPv6を用いた通信を望んだ際に共通のパケットデータプロトコルコンテキストを確立するためのエンドユーザアドレス情報要素を図式的に示す図である。 トラヒックフローテンプレート情報要素を図式的に示す図である。 共通のGPRSベアラを用いて通信できる共通のパケットデータプロトコルコンテキストを含むパケットデータプロトコルコンテキストを確立する複数のモバイルユーザ機器を含む図3に示すGPRS/UMTSネットワークを図式的に示す図である。 共通のパケットデータプロトコルコンテキストを共有する図13に示す2つのモバイルユーザ機器に個別のGPRSベアラを提供する図3及び図5に示すGPRS/UMTSネットワークの一部を図式的に示す図である。 共通のパケットデータプロトコルコンテキストを共有する図13に示す2つのモバイルユーザ機器への/からのインターネットプロトコル通信をサポートするための共通のGPRSベアラを提供する図3及び図5に示すGPRS/UMTSネットワークの一部を図式的に示す図である。 無線アクセスベアラフィルタを用いて、共通のパケットデータプロトコルコンテキスト及び共通のパケットデータプロトコルベアラを共有する2つのモバイルユーザ機器にインターネットパケットを通信する無線ネットワークコントローラの動作を示す図15に示すGPRS/UMTSネットワークの一部を図式的に示す図である。 3個のモバイルユーザ機器がIMSセッションを共有するインターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)を有する図3及び図5に示す表現に対応するGPRS/UMTSネットワークの一部のブロック図である。 IMSを用いた通信のためのメディア認証によってセットアップされたセッションを実行するために用いられる要素の包括的な表現のブロック図である。 単一IMSセッション又はグループIMSセッションの何れかを認証するために適応化された図18に示すセッション認証手続きの一部として生成される認証トークンを図式的に示す図である。 単一IMSセッション又はグループIMSセッションの何れかを認証するために適応化された図18に示すセッション認証手続きの一部として生成される認証トークンの更なる具体例を図式的に示す図である。 複数のモバイル機器が共通のGPRSベアラを共有するグループ通信セッションのためのセッションセットアップ及び認証を実行する処理を示すメッセージフローチャートである。

Claims (19)

  1. モバイルユーザ機器に及び/又はモバイルユーザ機器からインターネットパケットを通信する設備を提供するパケット無線ネットワークにおいて、
    パケット通信ベアラを介する、上記モバイルユーザ機器から上記パケット無線ネットワークへの、及び/又は該パケット無線ネットワークから該モバイルユーザ機器へのインターネットパケットの通信を制御するためのパケットデータプロトコルコンテキストを提供するゲートウェイサポートノードと、
    上記ゲートウェイサポートノードに接続され、該ゲートウェイサポートノードから上記モバイルユーザ機器への及び/又は該モバイルユーザ機器から該ゲートウェイサポートノードへのインターネットパケットの通信を制御し、パケット通信ベアラを形成するサービスサポートノードと、
    無線アクセスインタフェースを介して、上記モバイルユーザ機器への及び/又は該モバイルユーザ機器からのインターネットパケットを通信する無線アクセスベアラを提供する無線ネットワークコントローラとを備え、
    上記サービスサポートノードは、共通のパケットデータプロトコルコンテキストを要求するパケットデータプロトコルアクティブ化要求メッセージに応じて、上記ゲートウェイサポートノードと協働して、共通のパケット通信ベアラに関連付けられた共通のパケットデータプロトコルコンテキストを確立し、該共通のパケットデータプロトコルコンテキストは、上記共通のパケット通信ベアラを介してインターネットプロトコルパケットを通信するように確立され、該共通のパケット通信ベアラは、少なくとも1つの他の通信セッションと共有され、上記ゲートウェイサポートノード及び上記サービスサポートノードによって、共通のトンネルプロトコルベアラを用いて形成されるパケット無線ネットワーク。
  2. 上記ゲートウェイサポートノードは、複数の通信セッションにとって共通のパケット通信ベアラを介して、インターネットプロトコルパケットを通信し、該通信セッションの少なくとも1つは、他の通信セッションとは異なるインターネットプロトコルバージョンを用いることを特徴とする請求項1記載のパケット無線ネットワーク。
  3. 上記ゲートウェイサポートノードは、上記サービスサポートノードを介して、該ゲートウェイサポートノード及び上記無線ネットワークコントローラの間で共通のトンネルプロトコルベアラを形成することによって共通の通信ベアラを確立し、該共通のトンネルプロトコルベアラは、上記共通のパケット通信ベアラを共有する各モバイルユーザ機器について共通のトンネルエンドポイント識別子を用いて形成されることを特徴とする請求項1又は2記載のパケット無線ネットワーク。
  4. 上記トンネルプロトコルベアラは、インターネットプロトコルトランスポートレイヤによってサポートされ、該トンネルプロトコルベアラは、各通信セッションに基づいて通信されるインターネットパケットのヘッダに示される異なるサービスクラスの品質に基づいて、上記共通のトンネルベアラを共有する各通信セッションにサービス品質を提供することを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載のパケット無線ネットワーク。
  5. 上記モバイルユーザ機器によって確立された通信セッションに基づき、該モバイルユーザ機器に及び/又は該モバイルユーザ機器からインターネットパケットを通信するために確立された無線アクセスベアラの1つを特定する無線アクセスベアラフィルタを無線ネットワーク部分に含み、該無線アクセスベアラフィルタは、該モバイルユーザ機器に送信されたインターネットパケットの宛先アドレスから、確立された通信セッションに対応する無線アクセスベアラを特定することを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載のパケット無線ネットワーク。
  6. 上記通信セッションのために対応する無線アクセスベアラが特定されるインターネットパケットの宛先アドレスは、上記モバイルユーザ機器によって上記無線アクセスベアラフィルタに供給されることを特徴とする請求項5記載のパケット無線ネットワーク。
  7. 上記無線アクセスベアラのそれぞれは、上記モバイルユーザ機器によって通信セッションが確立されたサービス品質を提供することを特徴とする請求項5又は6記載のパケット無線ネットワーク。
  8. パケット無線ネットワークを介して、モバイルユーザ機器に及び/又はモバイルユーザ機器からインターネットパケットを通信する通信方法において、
    上記パケット無線ネットワークのゲートウェイサポートノードにおいて、パケット通信ベアラを介する、上記パケット無線ネットワークから上記モバイルユーザ機器への及び/又は上記モバイルユーザ機器から上記パケット無線ネットワークへのインターネットパケットの通信を制御するためのパケットデータプロトコルコンテキストを提供するステップと、
    上記パケット無線ネットワークのサービスサポートノードを用いて、上記モバイルユーザ機器への及び/又はモバイルユーザ機器からのインターネットパケットの通信を制御し、上記パケット通信ベアラを形成するステップと、
    上記パケット無線ネットワークの無線ネットワークコントローラを用いて、無線アクセスインタフェースを介して、上記モバイルユーザ機器への及び/又は上記モバイルユーザ機器からのインターネットパケットを通信するための無線アクセスベアラを提供するステップと、
    共通のパケットデータプロトコルコンテキストを要求するパケットデータプロトコルアクティブ化要求メッセージに応じて、共通のパケット通信ベアラに関連する共通のパケットデータプロトコルコンテキストを確立するステップとを有し、
    上記共通のパケットデータプロトコルコンテキストは、上記共通のパケット通信ベアラを介してインターネットプロトコルパケットを通信するために確立され、該共通のパケット通信ベアラは、共通のトンネルプロトコルベアラを用いて、少なくとも1つの他の通信セッションと共有される通信方法。
  9. 上記共通のトンネルプロトコルベアラを用いるステップは、
    上記パケット無線ネットワークのサービスサポートノードを介して、上記ゲートウェイサポートノードと上記無線ネットワークコントローラとの間に、共通のパケット通信ベアラを共有する上記モバイルユーザ機器のそれぞれに共通のトンネルエンドポイント識別子を用いて、共通のトンネルプロトコルベアラを形成するステップを含むことを特徴とする請求項8記載の通信方法。
  10. 上記トンネルプロトコルベアラは、インターネットプロトコルトランスポートレイヤによってサポートされ、上記共通のトンネルプロトコルベアラを形成するステップは、各通信セッションに基づいて通信されるインターネットパケットのヘッダに示される異なるサービスクラスの品質に基づいて、共通のトンネルベアラを共有する各通信セッションにサービス品質を提供するステップを含むことを特徴とする請求項8又は9記載の通信方法。
  11. 上記無線アクセスベアラを提供するステップは、無線ネットワークコントローラの一部として、上記モバイルユーザ機器によって確立された通信セッションに基づき、該モバイルユーザ機器に及び/又は該モバイルユーザ機器からインターネットパケットを通信するために確立された無線アクセスベアラの1つを特定する無線アクセスベアラフィルタを含み、該無線アクセスベアラフィルタは、上記モバイルユーザ機器に送信されたインターネットパケットの宛先アドレスから、確立された通信セッションに対応する無線アクセスベアラを特定することを特徴とする請求項8乃至10何れか1項記載の通信方法。
  12. 上記モバイルユーザ機器から上記無線アクセスベアラフィルタに、上記通信セッションのために対応する無線アクセスベアラが特定されるインターネットパケットの宛先アドレスを供給するステップを更に有する請求項11記載の通信方法。
  13. 上記無線アクセスベアラのそれぞれは、上記モバイルユーザ機器によって通信セッションが確立されたサービス品質を提供することを特徴とする請求項11又は12記載の通信方法。
  14. コンピュータにロードされて、請求項8乃至13何れか1項記載の通信方法を実現するコンピュータ実行可能なコードを提供するコンピュータプログラム。
  15. 請求項14記載のコンピュータプログラムを格納する媒体。
  16. 請求項14記載のコンピュータプログラムを表す信号。
  17. パケット無線ネットワークを介して、モバイルユーザ機器に及び/又はモバイルユーザ機器からインターネットパケットを通信する通信装置において、
    上記パケット無線ネットワークのゲートウェイサポートノードにおいて、パケット通信ベアラを介する、上記パケット無線ネットワークから上記モバイルユーザ機器への及び/又は該モバイルユーザ機器から上記パケット無線ネットワークへのインターネットパケットの通信を制御するためのパケットデータプロトコルコンテキストを提供するパケットデータプロトコルコンテキスト提供手段と、
    上記パケット無線ネットワークのサービスサポートノードを用いて、上記モバイルユーザ機器への及び/又は該モバイルユーザ機器からのインターネットパケットの通信を制御し、上記パケット通信ベアラを形成するパケット通信ベアラ形成手段と、
    上記パケット無線ネットワークの無線ネットワークコントローラを用いて、無線アクセスインタフェースを介して、上記モバイルユーザ機器への及び/又は該モバイルユーザ機器からのインターネットパケットを通信するための無線アクセスベアラを提供する無線アクセスベアラ提供手段と、
    パケットデータプロトコルアクティブ化要求メッセージに応じて、共通のパケットデータプロトコルコンテキストを要求するステップと、
    共通のパケット通信ベアラに関連する共通のパケットデータプロトコルコンテキストを確立する共通パケットデータプロトコルコンテキスト手段とを備え、
    該共通のパケットデータプロトコルコンテキストは、共通のパケット通信ベアラを介してインターネットプロトコルパケットを通信するために確立され、該共通のパケット通信ベアラは、共通のトンネルプロトコルベアラを用いて、少なくとも1つの他の通信セッションと共有される通信装置。
  18. 添付の図3乃至図16を参照して明細書に実質的に説明するパケット無線ネットワーク。
  19. 添付の図3乃至図16を参照して明細書に実質的に説明する、パケット無線ネットワークを介して、モバイルユーザ機器に及び/又はモバイルユーザ機器からインターネットパケットを通信する通信方法。
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