JP4660539B2 - 電気通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、汎用パケット無線システム(General Packet Radio System:GPRS)に基づいて動作するネットワーク等のパケット無線ネットワークを介してインターネットパケットデータを通信するシステム及び方法に関する。
GPRSネットワークは、例えば、移動体通信用グローバルシステム(GSM)又はユニバーサル移動体通信システム(UMTS)ネットワーク等の移動無線システムをバックボーンネットワークとして用いて構築することができる。第3世代プロジェクトパートナーシップ(3rd Generation Project Partnership:3GPP)によって開発されたGPRSは、パケット指向サービスをサポートし、例えば、インターネットプロトコル(Internet Protocol:IP)通信等のデータパケット通信のためのネットワーク及び無線リソースの最適化を試みる。GPRSは、移動無線システムの物理的な通信アーキテクチャに関連する論理的なアーキテクチャを提供する。
インターネットを介した通信を向上させるインターネットプロトコルの開発は、インターネットエンジニアリングタスクフォース(Internet Engineering Task Force:IETF)が中心となって行っている。例えば、パーソナルコンピュータがインターネットにアクセスするために開発及び標準化されたインターネットプロトコルとしては、インターネットプロトコルバージョン4(IPv4)がある。また、IETFは、IPv4を改良して、移動体通信を容易にし、ユーザ機器のためのアドレス指定オプションを強化したインターネットプロトコルバージョン6(IPv6)と呼ばれる更なる規格も開発している。IPv4とIPv6の間には、類似性があるが、IP4をサポートするように開発されたパケット無線ネットワークでは、IPv6に基づくインターネットパケットを通信できないという問題がある。
3GPP TS23.221 "Architectural Requirements (Release 5)" RFC 2893 RFC 2766 using SIIT( RFC 2765)) R. Steele, C-C Lee and P.Gould, "GSM, cdmaOne and 3G Systems," published by Wiley International ISBN 0 471 491853 3G TS 32.015
本発明は、第2のインターネットプロトコル(IPv4)に基づいてインターネットパケットデータを通信するパケット無線システム(GPRS)ネットワークを介して、第1のインターネットプロトコル(IPv6)に基づいて、インターネットパケットデータを通信する電気通信システムを提供する。電気通信システムは、少なくとも1つの移動体であるユーザ機器と、相互動作ユニットと、対応相互動作ユニットとを備える。ユーザ機器は、第1のインターネットプロトコル(IPv6)に基づいて動作可能な第1のインターネットプロトコルスタックと、第2のインターネットプロトコル(IPv4)に基づいて動作可能な第2のインターネットプロトコルスタックとを備え、パケット無線システムネットワークにパケットデータプロトコルコンテキスト起動要求メッセージを送信し、パケット無線システムから第2のインターネットプロトコルアドレスを受信することによって、パケット無線システムネットワークから第2のインターネットプロトコルに基づくアドレスを取得する。電気通信システムは、第2のインターネットプロトコル(IPv4)に基づいてインターネットパケットデータを通信するパケット無線システム(GPRS)ネットワークと、相互動作ユニットとを備える。相互動作ユニットは、パケット無線システムネットワーク(GPRS)を介する通信のために、プロトコル変換又はトンネル処理の1つを実行し、第1のインターネットプロトコル(IPv6)に基づくインターネットパケットデータを、第2のインターネットプロトコル(IPv4)に基づくインターネットパケットデータとして表現する。また、相互動作ユニットは、ユーザ機器への通信のために、インターネットパケットデータの形式でパケット無線システムネットワーク(GPRS)から受信した第2のインターネットプロトコル(IPv4)に基づくインターネットパケットデータを、第1のインターネットプロトコル(IPv6)に基づくインターネットパケットデータとして表現する。相互動作ユニットは、第2のインターネットプロトコルスタックから、第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するアドレスを取得する。プロトコル変換を実行する場合、相互動作ユニットは、ユーザ機器への通信のために、第1のインターネットプロトコルスタックから、第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するアドレスも取得する。対応相互動作ユニットは、パケット無線システムネットワーク(GPRS)/からのインターネットパケットデータを双方向に通信する。
本発明の実施の形態によって、ユーザ機器は、1つのインターネットプロトコルに基づいてインターネットパケットデータを通信するように構成されたパケット無線システムネットワークを用いて、他のインターネットプロトコルに基づくインターネットプロトコル通信の使用を要求するアプリケーションプログラムを実行することができる。例えば、パケット無線システムネットワークは、汎用パケット無線システム(GPRS)ネットワークであってもよく、第1のインターネットプロトコルは、IPv6であってもよく、第2のインターネットプロトコルは、IPv4であってもよい。一具体例においては、アプリケーションプログラムは、インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)へのアクセスを要求する。
インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMSは、ユーザ機器のためのマルチメディアサービス及びアプリケーションをサポートするために3GPPによって開発された。3GPP TS23.221に基づく「アーキテクチャ要求(リリース5)」[非特許文献1]によれば、インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)は、IPv6専用である。これは、IMS制御エンティティ、例えばP−CSCF、S−CSCF等(添付資料1参照)がIPv6であり、UMTSネットワークベアラがIPv6に対応している必要があり、シグナリング及びユーザデータの両方を搬送するIPv6パケットがシステム付随の(IPv4から/に変換されていない)IPv6ベアラを介してルーティングされることを意味する。ここで、インターネットプロトコルバージョン4(IPv4)に基づいて構築され、動作するGPRSネットワーク等のパケット無線システムネットワークに対して、既に大きな投資が行われている。この結果、現在のところ、ユーザ機器は、IPv4に基づくGPRSネットワークを用いて通信する場合、IMSサービスを用いることができない。
本発明の実施の形態により、ユーザ機器は、IPv4規格等の第2のインターネットプロトコルに基づく既存のGPRSネットワークを介して、IPv6規格等の第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットプロトコル通信の使用を要求するアプリケーションプログラムを実行することができる。これにより、ユーザ機器は、従来のIPv4規格のGPRSネットワークを使用しながら、IMSネットワークにアクセスでき、IMSネットワークが提供する機能を利用できる。このために、ユーザ機器は、Iv6規格に基づいて動作する第1のプロトコルスタックと、Iv4規格に基づいて動作する第2のプロトコルスタックとを備える。相互動作ユニットは、ユーザ機器に関連して、ユーザ機器に/からインターネットパケットを送受するために機能する。相互動作ユニットは、GPRSネットワークによって提供されたIPv4ベアラを介する通信のために、IPv6パケットをIPv4パケットとして表現する。逆に、相互動作ユニットは、IPv4ベアラを介してGPRSネットワークからIPv4パケットを受け取り、IPv4パケットIPv6パケットとして表現し、これをユーザ機器に供給する。
相互動作ユニットの機能の具体例としては、第1のインターネットプロトコル(IPv6)に基づくインターネットパケットデータのアドレスを第2のインターネットプロトコル(IPv4)に基づくアドレスに変換し、第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを生成する機能がある。これと同様に、相互動作ユニットは、第2のインターネットプロトコル(IPv4)に基づくインターネットパケットデータのアドレスを、第1のインターネットプロトコル(Ipv6)に基づくアドレスに変換し、第1のインターネットプロトコル(IPv6)に基づくインターネットパケットデータを生成することもできる。第1のインターネットプロトコル及び第2のインターネットプロトコルのためのアドレスは、ユーザ機器が提供する。IPv6アドレスは、ユーザ機器のインターネットプロトコルスタックから静的又は動的な形式で提供できる。同様に、IPv4アドレスは、IPv4スタックから動的又は静的な形式で提供できる。例えば、GPRSネットワークが、パケットデータプロトコルコンテキストアプリケーション要求に続いて、IPv4アドレスを提供してもよい。
一実施の形態においては、相互動作ユニットは、トンネリングプロセッサとして構成され、GPRSネットワークを介する通信のために、IPv6パケットを、IPv4パケットとしてカプセル化し、IPv4パケットとしてGPRSネットワークから受信したIPv6インターネットパケットを逆カプセル化する。トンネリングプロセッサを用いる利点として、相互動作ユニットは、比較的簡単な処理であるカプセル化及び逆カプセル化によって、GPRSネットワークを介する通信のために、IPv6パケットをIPv4パケットとして表すことができ、ユーザ機器への通信のためにIPv4パケットをIPv6パケットとして表すことができる。更に、ユーザ機器のIPv6アドレス及びIPv4アドレスに互換性がある場合、アドレス変換を自動的に行うことができる。他の実施の形態では、相互動作ユニットは、GPRSネットワークを介する通信のためにIPv6インターネットパケットをIPv4パケットに変換し、ユーザ機器への通信のためにIPv4インターネットパケットをIPv6インターネットパケットに変換するプロトコル変換器を備える。プロトコル変換器は、トンネリングプロセッサより複雑である場合があるが、プロトコル変換器は、通信効率、特に無線通信に関して有利である。これは、例えば、トンネル処理ではなく、IPv6パケットをIPv4パケットに変換した場合、1つのヘッダだけが送信されるのでIPv4パケットとしてトンネル処理されたIPv6パケットに比べて、冗長なデータの量が削減されるためである。
本発明の様々な更なる側面及び特徴は、以下の実施の形態に支持される添付の特許請求の範囲に定義される。
インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(以下、IMSという。)の導入に関連する1つの課題として、現在IPv4専用であるオペレータのネットワークインフラストラクチャに対するIPv6の要求の影響を減少させる必要がある。IPv6の幾つかの機能は、現在開発中であり、展開及びエンジニアリング方式は、IPv4ほど成熟していないため、IPv6IMSをサポートするために、IPv6をサポートするように既存のIPv4IP/UMTSネットワークをアップグレードさせることは困難な課題である。更に、3Gオペレータの観点から、IPv6を展開する利益は、まだ明確ではない。IPv4専用UMTSネットワークだけを含むIPv4専用ネットワークは、IPv6が徐々に導入される以前に存在した唯一の動作プラットフォームとして、大規模に現存している。IPv6専用IMSは、IMSサービスを展開するために、3Gオペレータのストラテジに関して、幾つかの制限を要求する。これは、UMTSネットワークがIPv6をサポートするまでIPv6IMSサービスがサポートされないためであり、すなわち、UMTSセッションは、システム付随のIPv6をサポートする必要があり、IPv6PDPコンテキスト動作を必要とする。
以下に説明する実施の形態では、IPv4専用GPRS/UMTSネットワークに亘って、IPv6トラフィック(IMSシグナリング及びユーザデータの両方)をサポートするメカニズムを開示する。これにより、3Gオペレータは、既存のIPv4専用UMTSを用いて、IPv6通信をサポートでき、この結果、IPv6IMSの早期の導入に関連する諸問題を解決することができる。
図1は、第2の(IPv4)インターネットプロトコル規格に基づいて開発されたインターネットパケットの通信をサポートするパケット無線システムネットワークを介して、第1の(IPv6)インターネットプロトコル規格に基づいて、インターネットパケットを通信するためのシステムのブロック図である。図1に示すユーザ機器(user equipment)UEは、アプリケーションプログラム1をホストし、マルチメディアサービスをユーザに提供する。アプリケーションプログラム1は、例えば、3GPPによって開発された、UMTSバックボーンネットワークを用いてマルチメディアサービスをユーザに提供するインターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(Internet protocol Multi-media Sub-system、以下、IMSという。)へのアクセスを必要とする。3GPP−IMSネットワークに関する詳細な情報は、添付資料1に示してある。
この具体例では、パケット無線システムネットワークは、汎用パケット無線システム(General Packet Radio System、以下、GPRSという。)ネットワーク2である。GPRSネットワーク2の要素のより詳細な説明は、添付資料2に示してある。なお、簡潔に言えば、図1は、GPRSネットワークの要素を示しており、これらの要素には、ゲートウェイGPRSサポートノード(Gateway GPRS Support Node、以下、GGSNという。)4、サービスGRPSサポートノード(serving GRPS support node、以下、SGSNという。)6及び無線ネットワーク制御装置radio network controller、以下、RNCという。)8が含まれる。通常、GGSN4及びSGSN6は、コアネットワーク(core network、以下、CNという。)の一部を構成し、無線ネットワーク制御装置RNC8は、無線ネットワーク(radio network、以下、RNという。)の一部を構成する。説明のために簡略化された図1に示すように、GPRSネットワークは、IPv4インターネットプロトコルによって確立されているので、GPRSネットワーク2は、IPv4ベアラ10を提供している。後述するように、IPv4ベアラは、ユーザ機器UEがGPRSネットワークを介して通信相手ノードにインターネットパケットを送信し、及び例えば、IMSネットワーク14にデータ(SIPメッセージ)をシグナリングするために確立されている。GPRSネットワーク2から送出される、GGSN4からパケットデータネットワーク12へのインターネットパケットもまた、IPv4インターネットプロトコルに基づいて動作する。
この具体例では、ユーザ機器UEは、IMSネットワーク14のサポートを必要とするアプリケーションプログラムを実行している。図1に示すように、IMSネットワーク1は、GPRSネットワークが提供するIPv4ベアラ10を介してインターネットパケットを通信する。なお、上述したように、IMSネットワーク14は、IPv6インターネットプロトコル規格に基づいて開発及び標準化されている。ここで、ユーザ機器UEが、IPv4インターネットプロトコルに基づいて動作するGPRSネットワークを介して、IPv6インターネットプロトコルに基づいて、インターネットパケットを送受するために、相互動作ユニット(inter-working unit)IWUを設ける。この技術では、相互動作ユニットIWUは、GPRSネットワーク2によって提供されたIPv4ベアラ10を介してIPv6パケットを通信する。パケットデータネットワーク12からIPv4パケットの形式でインターネットパケットが受け取られるポイントには、対応相互動作ユニット(corresponding inter-working unit)CIWUを設け、これにより、IPv6インターネットプロトコルに基づいて、例えば、IMSネットワーク14にインターネットパケットを通信することができる。
後述するように、一具体例では、相互動作ユニットIWUは、IPv4ベアラ10を介してIPv6パケットを通信するために、IPv6パケットをIPv4パケットとしてインテリジェントにトンネル処理するトンネリングプロセッサとして動作する。逆に相互動作ユニットIWUは、GPRSネットワーク2からIPv6パケットをIPv4パケットの形式で受け取り、このパケットを逆カプセル化して、IPv6パケットを復元する。他の具体例では、相互動作ユニットIWUは、IPv6パケットをIPv4パケットに変換するプロトコル変換器として構成される。なお、相互動作ユニットIWUの動作を実現するために、相互動作ユニットIWUは、ユーザ機器UEのIPv6アドレス及びIPv4アドレスの両方を提供する。以下、この点について説明する。
アドレス取得
ユーザ機器UEによるアドレス取得には、IPv4アドレス又はIPv6アドレスが、静的に取得されたか又は動的に取得されたかに応じて、4つの可能な組合せがある。図1に示すように、ユーザ機器UEは、IPv4スタック16及びIPv6スタック18を備える。IPv4スタック16及びIPv6スタック18は、個別に動作し、動的割当が選択されている場合、アドレスを取得し、静的割当が実行される場合、アドレスを提供する。以下、アドレスの各種類について順番に説明する。
IPv4アドレスの取得
IPv4アドレスは、3GPP規格TS32.015[非特許文献5]において定義され、添付資料3に概要を示すパケットデータプロトコル(以下、PDPという。)コンテキストアプリケーション要求に続いて、ユーザ機器UEによって取得される。3GPP規格で定義されているPDPコンテキスト起動は、通常、GPRSネットワーク2のコアネットワークCNからIPv4アドレスを取得する機能を提供する。GPRSネットワークからPDPコンテキスト起動要求メッセージでIPv4アドレスを取得するために、ユーザ機器UEは、PDPコンテキストアドレスフィールドを空にしておく。GGSN4が外部ネットワークによって割り当てられたIPアドレスを有するようにオペレータが設定した場合、GGSN4は、そのPDPコンテキスト起動受理メッセージにおいて、PDPアドレスフィールドに「0」を格納し、ユーザ機器UEに対し、確立されたUMTSベアラ(例えば、DHCP)を用いて、外部ネットワークからIPアドレス割当を要求する必要があることを示す。静的なアドレス割当の場合、ユーザ機器UEは、PDPアドレスフィールドに自らのIPv4アドレスを格納する。
IPv6アドレスの取得
IPv4アドレスの場合のように、ユーザ機器UEが取得したIPv6アドレスは、既に割り当てられている静的アドレスであっても、動的アドレスであってもよい。IPv6アドレスの動的割当の場合、ユーザ機器UEは、DHCPV6サーバと対話するために、DHCPV6を用いて、IPv4UMTSベアラ(IPv4PDPコンテキスト)を介して、サーバからIPv6アドレスを取得する。この場合も、IPv6アドレスが静的に割り当てられている場合、ユーザ機器UEは、IPv6パケットを通信するために用いることができるIPv6アドレスを既に有する。
IPv6/IPv4アドレス管理
ユーザ機器UEは、上述のように、IPv6アドレス及びIPv4アドレスを取得することができるが、ユーザ機器UEには、2つのタイプのIPv6アドレスを提供することもできる。IPv6アドレスは、IPv4互換アドレスであってもよく、この場合、IPv6アドレスは、上位96ビット0:0:0:0:0:0に格納され、IPv4アドレスは、下位32ビットに格納される。後述するように、IPv6アドレスがIPv4アドレスと互換性がある場合、トンネリングプロセッサとして機能する相互動作ユニットIWUは、自動トンネリングを実行できる。上述したアドレス割当の場合、ユーザ機器UEは、IPv6アドレスを明示的には取得せず、(静的又は動的)IPv4アドレスを下位32ビットとして用いる。これに代えて、IPv6アドレスが固有のアドレスである場合、すなわち、IPv6アドレスがIPv4アドレスから独立している場合、動的アドレス割当のために、IPv6アドレス空間の残りの部分には、0:0:0:0:0:0以外のプレフィックスが格納される。
相互動作ユニットの動作
以下、例えば、トンネリングプロセッサ又はプロトコル変換器として機能する相互動作ユニットIWUの動作について更に詳細に説明する。図2は、ユーザ機器UEからIMSネットワーク14にIPv6パケットを通信する際の相互動作ユニットIWUの通常の動作を示している。まず、図2に示す動作の概要を説明する。
S2:ユーザ機器UEが、通信セッションの一部として、例えば、セッション開始プロトコル(SIP)メッセージを表すIPv6パケットをIMSネットワーク14に送信する。
S4:相互動作ユニットIWUが、IPv6パケットを受信し、IPv6パケットをIPv4パケットとしてGPRSネットワークに送信する。相互動作ユニットIWUは、IPv6パケットをIPv4パケットとして表現するが、このパケットには、IPv6パケットによって搬送された全てのデータが含まれる。
S6:IPv4パケットが、GPRSネットワーク及び場合によってはパケットデータネットワーク12を介して、IMSネットワーク14に関連する対応相互動作ユニットCIWUに送信される。
S8:対応相互動作ユニットCIWUが、IPv4パケットを受信し、IPv4パケットをIPv6パケットの形式でIMSネットワーク14に送信する。対応相互動作ユニットCIWUは、逆の処理を実行し、IPv4パケットからIPv6パケットを復元してIMSネットワーク14に供給する。
S10:これに応じて、相互動作ユニットIWUは、GPRSネットワークからIPv4パケットを受信し、IPv4パケットからIPv6パケットを復元することによって、IPv4ベアラ10を介して通信されたIPv4パケットをIPv6パケットとして表現する。そして、IPv6パケットは、ユーザ機器UEに供給される。
IPv6パケットをIPv4パケットとして表現するために、相互動作ユニットは、ユーザ機器UEのIPv4アドレス及びIPv6アドレスを取得しなければならない。相互動作ユニットIWUがユーザ機器UEのIPv6及びIPv4アドレスを取得する処理手順を図3に示す。以下、図3に示す処理手順を説明する。
S12:相互動作ユニットIWUが、ユーザ機器UEのIPv6スタック18からユーザ機器UEのIPv6アドレスを取得する。IPv6スタック18は、上述のように、動的又は静的にIPv6アドレスを取得することができる。
S14:そして、相互動作ユニットIWUは、ユーザ機器UEのIPv4スタック16からユーザ機器UEのIPv4アドレスを取得する。ここで、上述したようにGPRSネットワークによってアドレスが動的に割り当てられるPDPコンテキスト起動によってIPv4アドレスを割り当ててもよい。
S16:相互動作ユニットIWUが、GPRSネットワークを介して、IPv4ベアラ10を用いてIPv6パケットを送信するために、ユーザ機器UEから受信したIPv6パケットをIPv4パケットに変換する。
S18:また、相互動作ユニットIWUは、IPv4パケットをIPv6パケットとしてユーザ機器UEに提供するために、IPv4ベアラ10から受信したIPv4パケットをIPv6パケットに変換する。この変換は、相互動作ユニットIWUがプロトコル変換器として動作するか又はトンネリングプロセッサとして動作するかに応じて実行される。相互動作ユニットIWUがトンネリングプロセッサとして動作する場合、相互動作ユニットは、IPv6パケットをカプセル化する際に、単にIPv6ヘッダを追加又は削除して、IPv4ベアラ10から受信したIPv4パケットからIPv6パケットを復元する。
トンネリングプロセッサとしての相互動作ユニット
上述のように、相互動作ユニットIWUの例として、相互動作ユニットIWUをトンネリングプロセッサとして実現してもよい。この技術に基づき、トンネリングプロセッサは、インテリジェントに動作し、IPv4アドレス及びIPv6アドレスの種類及び互換性に応じて、IPv6パケットをIPv4パケットとしてトンネル処理する。トンネリングプロセッサは、ユーザ機器UE及び、例えば、IPv6をサポートする第1のルータであるIMSネットワーク14のエントリポイントの両方に接続される。これは、P−CSCF/S−CSCFであってもよい。
トンネリングプロセッサの機能は以下の通りである。
・ユーザ機器UEのアドレスタイプ(IPv4互換アドレスか、IPv6システム固有アドレスか)を判定する。
・アドレスタイプに基づいて、トンネル処理のタイプを選択する。
・IPv6トラフィックをトンネル処理し、PDPコンテキスト起動によって確立されたIP4ベアラ10を介してシグナリングを行う。
・IPv4パケットからIPv6パケットを逆カプセル化する。
トンネリングプロセッサは、IPv6IMSトラフィック又はシグナリング上で動作してもよい。IPv4UMTSベアラ上でのIPv6IMSシグナリングのために、トンネリングプロセッサは、IMSシステム要素(P−CSCF/S−CSCF)にIMSシグナリング(SIP/SDPメッセージ)を送信する。トンネリングプロセッサ及び対応トンネリングプロセッサの両方(IPv6UE及びIPv6IMS)は、システム固有のIPv6を実行し、UMTSを含む中間的ベアラは、IPv4専用である。
トンネリングプロセッサは、以下のトンネル処理を実行できる(RFC2893[非特許文献2]参照)。
・IPv6−IPv4トンネル処理:IPv4ルーティングインフラストラクチャを介して搬送することができるように、IPv6パケットをIPv4パケットにカプセル化する。
・設定トンネル処理:IPv6パケットをIPv4パケットにカプセル化するが、IPv4トンネル端点アドレスは、カプセル化ノードの設定情報によって決定する。
・自動トンネル処理:IPv6−IPv4トンネル処理において、IPv4トンネル端点アドレスは、トンネル処理されるIPv6パケットのIPv4互換宛先アドレスに埋め込まれているIPv4アドレスから判定される。
・IPv4マルチキャストトンネル処理:IPv6−IPv4トンネル処理において、IPv4トンネル端点アドレスは、近隣探索(Neighbour Discovery)を用いて判定される。ここでは、設定トンネル処理と異なり、如何なるアドレスコンフィグレーションも取得せず、自動トンネル処理と異なり、IPv4互換アドレスを使用する必要がない。
トンネリングプロセッサTPとして動作する相互動作ユニットIWUのブロック図を図4に示す。図4において、既に説明した図1に対応する要素には、同様の符号を付してある。図4では、相互動作ユニットIWUをトンネリングプロセッサ(tunneling processor)TPとして示し、対応相互動作ユニットCIWUを、対応トンネリングプロセッサ(corresponding tunneling processor)CTPとして示している。図4に矢印30、32として示すように、トンネリングプロセッサTPは、IPv6パケットを、IPv4ベアラ10を介してIPv4パケットとしてトンネル処理する。このように、トンネリングプロセッサTPは、IPv4ベアラ10を介する通信のために、ユーザ機器UEから受け取ったIPv6パケットをIPv4パケットとしてカプセル化する。これに対応して、逆カプセル化では、ユーザ機器UEへの通信のために、IPv4ベアラ10からIPv4パケットを受信し、IPv6パケットを復元する必要がある。
図5は、逆カプセル化の具体例を示している。図5では、GPRSネットワーク2からIPv4パケット40としてカプセル化されたIPv6パケットを受信している。IPv4パケット40は、IPv4ヘッダ42、IPv6ヘッダ44、トランスポートヘッダ46及びペイロードデータ48を含む。矢印50で示すように、逆カプセル化を実行することによって、IPv6パケット52が生成される。図5に示すように、IPv6パケット52は、IPv6ヘッダ44、トランスポートヘッダ46及びペイロードデータ48を含む。図5に示すように、IPv4パケット40は、GPRSネットワーク2内の無線ネットワークRNによって提供される無線アクセスインタフェースを介して通信され、IPv6ヘッダ44及びトランスポートヘッダ46に冗長な情報を含む。すなわち、IPv4パケット40について示すように、IPv4ヘッダ42、IPv6ヘッダ44及びトランスポートヘッダ46の3つのヘッダが通信される。このように、トンネリングプロセッサTPを用いると、ペイロードデータ48と共に、比較的、大きなデータを通信しなくてはならないという問題がある。したがって、GPRSネットワークのリソースの使用効率が低下し、これらのリソースは、限定的であるので、トンネリングプロセッサTPに基づくIPv6パケットの送信は、例えば、プロトコル変換器に比べると効率が悪い。しかしながら、トンネリングプロセッサTPは、IPv6パケットをIPv4パケットとして送信するために確立された、より簡単な技術を提供する。
上述のように、IPv4ベアラ10は、IPv4パケットを搬送するために、GPRSネットワーク上で確立されている。GPRS規格では、GPRSネットワークを介して通信されるトランスポートデータユニットは、IPv4パケットのためのPDPコンテキスト起動に基づいて指定されているように、汎用トンネルプロトコル(以下、GTPという。)ユニットの形式を有する。GTPユニットの具体例を図6に示す。
図6に示すように、IPv6パケット60は、トンネル処理の間にカプセル化されているので、IPv6パケット60は、IPv4パケット62に含まれている。一方、GTPユニット64は、IPv4パケット62をカプセル化している。したがって、この技術により、GPRSネットワークを介した通信のためにIPv4パケット62に基づいて生成されたGTPユニット64でIPv6パケット60を搬送することができる。
図4に示すトンネリングプロセッサTPの処理を図7のフローチャートに示す。以下、図7に示す処理ステップについて、説明する。
S30:トンネリングプロセッサTPが受信したIPv6パケットのアドレスを解析する。上述のように、IPv6アドレス及びIPv4アドレスは、互換性があってもよい。これらのアドレスに互換性がある場合、トンネリングプロセッサTPは、IPv6アドレスをIPv4アドレスに自動的に変換できる。
S32:IPv6アドレスがIPv4互換であるかをトンネリングプロセッサTPが判定する。
S34:IPv6アドレスがIPv4互換である場合、トンネリングプロセッサTPは、IPv6アドレスをIPv4アドレスに自動的に変換する。
S36:IPv6アドレスがIPv4互換ではなく、固有アドレスである場合、トンネリングプロセッサTPは、ユーザ機器UEのIPv4アドレスからヘッダを作成する。
S38:トンネリングプロセッサTPがIPv6パケットをIPv4パケットとしてカプセル化する。
S40:トンネリングプロセッサTPは、GPRSネットワークによって提供されたIPv4ベアラ10を介して、IPv6パケットをIPv4パケットとしてトンネル処理する。
S42:対応トンネリングプロセッサCTPがIPv4パケットを受信し、IMSネットワーク14に送信する前に、IPv4パケットからIPv6パケットを逆カプセル化することによって、IPv6パケットが復元される。
トンネリングプロセッサTPが、GPRSネットワークからIPv4パケットとしてカプセル化されたIPv6パケットを受け取った場合は、以下のステップが実行される。
S42:相互動作ユニットIWUのトンネリングプロセッサTPがIPv4パケットを受信する。
S44:トンネリングプロセッサTPは、IPv4アドレスがIPv6互換であるかを判定する。
S46:IPv4アドレスがIPv6アドレス互換である場合、トンネリングプロセッサTPは、IPv4アドレスをIPv6アドレスに自動的に変換する。
S48:IPv6アドレスがIPv4互換ではない場合、トンネリングプロセッサTPは、ユーザ機器UEのIPv6アドレスからIPv6ヘッダを生成する。
S50:トンネリングプロセッサTPは、GPRSネットワークから受信したIPv4パケットからIPv6パケットを逆カプセル化する。
S54:そして、トンネリングプロセッサTPは、IPv6パケットをユーザ機器UEに送信する。
プロトコル変換器としての相互動作ユニットIWU
トンネリングプロセッサTPとして動作する相互動作ユニットIWUの場合と同様に、プロトコル変換器として動作する相互動作ユニットIWUは、ユーザ機器UEに関連し、対応プロトコル変換器は、IMSネットワークのエントリポイントに関連する。例えば、対応プロトコル変換器は、例えば、P−CSCF/S−CSCFである、IPv6をサポートする第1のルータに配設してもよい。
プロトコル変換器の機能は、以下の通りである。
・UL方向では、ユーザ機器UEにおいてIPv6ヘッダをIPv4ヘッダに変換し、IMSネットワークのエントリポイントにおいて、IPv4ヘッダからIPv6ヘッダを復元する。
・DL方向では、IMSネットワークのエントリポイントにおいて、IPv6ヘッダをIPv4ヘッダに変換し、ユーザ機器UEにおいて、IPv6ヘッダを復元する。
図8は、相互動作ユニットIWUがプロトコル変換器(protocol translator)PTとして機能する図1に示すシステムの構成を示している。図1と図8とにおいて同様の部分には、共通の符号を付し、説明を簡潔にし、繰返しを避けるために、ここでは、図1とは違う部分についてのみ説明する。図8に示すように、相互動作ユニットIWUは、基本的には、プロトコル変換器PTとして機能し、対応相互動作ユニットCIWUは、対応プロトコル変換器CPTとして機能する。図9は、プロトコル変換器PTによって、IPv6パケットがIPv4パケットに変換され、IPv4パケットがIPv6パケットに変換される処理手順を説明する図である。図9に示すように、IPv6ヘッダ61及びデータフィールド63を含むIPv6パケット60がユーザ機器UEからプロトコル変換器PTに送信される。そして、プロトコル変換器PTは、例えば、アドレスを含むヘッダから対応するIPv4アドレスに各フィールドを変換することによってIPv6パケット60をIPv4パケット68に変換し、IPv6パケット6及びIPv4ヘッダ70のデータを含むIPv4パケット68を生成する。これにより、IPv4パケット68は、GPRSネットワークのIPv4ベアラ10を介して通信できるようになる。なお、図6に示すGTPユニット64とは異なり、図9に示すGTPユニット80は、ペイロードデータとしてIPv4パケット82のみを含む。このように、プロトコル変換器PTを用いたGPRSネットワークを介するIPv4パケットの通信では、冗長な情報が少なく、効率的である。
更に、図9は、GPRSネットワーク2のIPv4ベアラ10から復元されたIPv4パケット90を示している。すなわち、図9は、IPv4パケット90をIPv6パケット92に変換する際にプロトコル変換器PTが実行する逆の処理も示している。この動作もまた対応プロトコル変換器CTPによって実行される。IPv4パケット90は、対応プロトコル変換器PTにおいて受信され、ペイロードデータ94をコピーし、IPv4ヘッダ96をIPv6ヘッダ98に変換することによって、IPv6パケット92に変換される。プロトコル変換メカニズムの具体例としては、ネットワークアドレス変換/プロトコル変換器(Network Address Translation /Protocol Translator:NAT−PT)があり、NAT−PTについては、[非特許文献3]に説明されている(SIIT(RFC2765)を用いたRFC2766)。
IPv4UMTSベアラを介したIPv6IMS−SBLP制御
GPRSネットワークは、ユーザが認証されていないサービスを使用しないように、GPRSネットワークのリソースのアクセスを制御する機能を提供する。サービスを用いるユーザの権限に基づくオペレータのポリシの強制は、サービスベースのローカルポリシ制御機能によって実現される。上述のように、本発明の実施の形態では、アプリケーションプログラムは、GPRSネットワークによって提供されたIPv4ベアラ10を介して、IPv6パケットを送信できる。したがって、アプリケーションプログラムは、例えば、IMSネットワーク14の使用を必要とし、したがって、IPv6パケットを用いた送信のための機能を必要とするサービスをユーザに提供できる。しかしながら、GPRSネットワークのGGSNによって強制されるIPv6IMSセッションを認証するサービスベースローカルポリシ(service based local policy、以下、SBLPという。)は、IPv6ベアラに関して確立され、IPv4規格のGPRSネットワーク、特にIPv4規格のGGSNでは理解されない。IPv6通信セッションに割り当てられたリソースに、IPv4ベアラ10に関するポリシを強制するために、本発明の実施の形態では、ポリシ制御機能(policy control function、以下、PCFという。)とともに、サービスベースローカルポリシ変換器(service based local policy translator、以下、SBLP−Tという。)を提供する。SBLP−Tは、GPRSネットワークのGGSN内におけるSBLPエンフォーサによる強制のために、IPv6権限パラメータをIPv4権限パラメータに変換する。これにより、ポリシ決定ポイントとしてのPCF、ポリシ強制ポイントとしてのGGSNのSBLPエンフォーサとの間でSBLP制御が実現される。したがって、SBLPは、権限のないリソース又はサービスへのアクセスをブロックすることができ、例えば、サービスの妨害又は剽窃等の攻撃からIMSネットワーク14を保護することができる。
「認証されたリソース制限」に関してポリシ決定を強制するために、GGSNのSBLPエンフォーサは、IPパケットの方向のフローに有効な「ゲーティング」機能を実行する。SBLPエンフォーサは、認証されたIPフローに対して「ゲート」をセットアップする。ゲートは、パケット分類及びトラフィック計測機能から構成される。IPパケットが分類に一致することが検出され、承認された範囲内でリソースを用いる場合、ゲートがイネーブルにされ、GGSN4介して、UMTSネットワークに又は外部のパケットデータネットワーク12インターネットパケットが送信される。パケット配信は、例えば、GGSNの受入及び送出インタフェースにおけるDiffServ等のQoS制御に基づいて行われる。承認された範囲を超えるリソースを要求するIPフローの場合、ゲートは、ディスエーブルにされ、インターネットパケットは、GGSNによって削除される。
SBLP−T及びPCFの構成例
GPRSネットワークに関するSBLP−T102及びPCF104の構成例を図10に示す。図10において、図1に対応する要素には、同様の符号を付してある。図10に示すように、図1に示すネットワークに対応するGPRSネットワークは、GGSN4、SGSN6及びRNC8を備える。GPRSネットワークは、IPv4ベアラ10を提供し、図1に示す具体例と同様に、IPv4パケットを通信する。更に、図10には、IPv4ベアラ10からのIPv4パケットの送受のためのゲートとして機能するSBLPエンフォーサ100が示されている。SBLPエンフォーサ100は、ユーザが加入したサービスに基づき、オペレータによって確立されたパラメータに基づいて、IPv4パケットの受入又は送出を承認するポリシを強制する。SBLPエンフォーサ100は、IMSネットワーク14と動作可能に接続されたSBLP−T102からIPv4権限情報を受信する。IMSネットワーク14は、PCF104を備えている。PCF104は、IPv6通信セッションのために確立された権限情報を含む。
実際の動作では、SBLP−T102は、IPv6権限情報を受信し、IPv6権限情報をIPv4権限情報に変換し、このIPv4権限情報をSBLPエンフォーサ100に供給し、IPv4パラメータとしてポリシを強制する。権限情報を生成し、SBLPエンフォーサ100による強制のためにこの情報を変換する処理の具体例として、セッション開始プロトコル(SIP)メッセージを用いる場合を説明する。例えば、SIP INVITEメッセージ(SIP INVITE message)等のIPマルチメディアセッション開始要求を受信すると、P−CSCFは、SIPメッセージのエンドポイントのIPアドレス、ポート番号及び帯域幅要求を確認する。そして、P−CSCFは、この情報がオペレータのIMSサービス提供ポリシに適合する場合、要求を承認する。そして、P−CSCFは、PCF104に以下のようなポリシ権限情報を送信する。
・宛先IPアドレス
・宛先ポート番号
・トランスポートプロトコルID
・メディア方向情報
送信元の方向(通信開始側か宛先側か)
・メディアコンポーネントが属すグループの指示
・メディアタイプ情報
PCF104は、権限情報を保存し、権限トークンと呼ばれる、権限をIMSセッションに提供する識別子を生成する。権限トークンは、ユーザ機器UEに戻されるSIPシグナリングに含ませるために、P−CSCFに戻される。
既存のUMTS仕様では、GGSNIPv4ベアラ10のセットアップ要求(IPv6PDPコンテキスト要求メッセージ)を受信すると、GGSNは、ベアラ権限要求をPCF104に送信する。そして、PCF104は、要求内のバインディング情報(binding information)によって特定されるセッションに関して保存されたSBLP情報に基づいて、要求を承認する。バインディング情報は、ユーザ機器UEIPv4ベアラ10の要求と、P−CSCFによって認証されたIMSセッションとの間の関係を表す。バインディング情報は、該当するIPv4ベアラ10について、PDPコンテキストにおいて多重化することが許可されたメディアコンポーネントの数等の情報を含む。「バインディング」の認証が有効に検証されると、PCF104は、GGSN内のSBLPエンフォーサ100に権限の詳細を送信し、所謂「ゲーティング」機能を実行させる。権限情報は、図10に示すように、インタフェースG0を介して、PCF104とGGSNとの間で交換される。
権限情報は、「認証されたQoS」及び関連するIPフローのパケット分類子を含む。これらは、以下のように定義される。
・パケット分類子:PCF104は、宛先IPアドレス、宛先ポート番号、トランスポートプロトコルIDを用いて、パケット分類子を定式化する。
・「認証されたQoS」:メディアコンポーネントに関する「認証されたQoS」情報(DiffServクラス及びデータレートの最大値からなる)は、SDPのメディアタイプ情報から及び帯域幅パラメータから抽出される。PCF104は、メディアタイプ情報を、メディアについて使用できる最高のDiffServクラスにマッピングする。例えば、オーディオのメディアタイプは、最優先転送(Expedited Forwarding:EF)にマッピングされる。
GGSNのSBLPエンフォーサ100は、この権限情報を用いて、ゲーティング機能を実行するためにSBLPエンフォーサ100は、GGSNを通過するパケットが、これらの権限規則に適合するか否かを検査する。適合しない場合、インターネットパケットは、ブロックされる。
上に列挙した権限情報は、IPバージョン固有であり、換言すれば、これらの権限情報は、IPv6に固有の情報である。例えば、送信元アドレス及び宛先アドレスは、ピアユーザ機器UEのIPv6アドレスである。DiffServコードポイント(DiffServ Code Point、以下、DSCPという。)は、IPv6パケット内のトラフィッククラスオブジェクトフィールドによって搬送される。IPv4UMTSネットワークでは、IPv4規格のGGSNは、IPv6の固有の権限情報の詳細を理解しない。これは、GGSNが、IPv6送信元アドレス及び宛先アドレス、並びにDiffServQoSクラスのトラフィッククラスオブジェクトタイプ、すなわち、DSCPを解釈できないからである。このため、GGSNとPCF104との間に、権限情報を解釈するSBLP−T102を配設する。SBLP−T102は、IPv4規格のGGSNの権限要求をIPv6フォーマットに変換し、IPv6権限情報をPCF104からIPv4フォーマットに変する。したがって、GGSNのSBLPエンフォーサ100は、IPv4パケット(IPv6をピギーバックするトンネル処理されたIPv4又は、IPv6からプロトコル変換されたIPv4)に対して、ゲーティング機能を実行できる。
SBLP−Tアドレス取得
IPv6固有のSBLP権限情報をIPv4フォーマットに変換するためには、IPv4パケット分類子及びDiffSevのためのIPv4QoSフォーマット等、IPv4の同等な権限情報がある必要がある。SBLP−T102は、変換を実行するために、IPv4送信元アドレス及び宛先アドレスを知る必要がある。上述したように、ユーザ機器UEは、IPv6及びIPv4デュアルスタックであり、上述したように、PDPコンテキスト起動の間に静的又は動的に割り当てられるIPv4アドレスを有する。SBLP−T102は、P−CSCFから権限ポリシ情報を受信した後に、PCF104からIPv6送信元アドレス/宛先アドレスを知らされる。なお、権限ポリシ情報の元の定義には、送信元アドレスは含まれない。そこで、本発明では、ユーザ機器UEのIPv4送信元アドレスが含まれるように権限情報を拡張する。SBLP−T102は、IPv4PDPコンテキスト起動の間にアドレスを割り当てるGGSNからローカルユーザ機器UEのIPv4アドレス(IPv4送信元アドレス)を知らされる。静的なIPv4アドレスの場合、GGSNは、PDPコンテキスト起動メッセージから、プロトコル設定オプション(Protocol Configuration Option:PCO)フィールドを介して、ユーザ機器UEのIPv4アドレスを取得する。
ピア(リモート)ユーザ機器UEのIPv4アドレス(IPv4宛先アドレス)を取得するためには、以下のように、2つの解決策がある。
PCFベース:PCF104がローカルSBLP−T102にピアIPv6UEのIPv4アドレスを通知する。このために、P−CSCFは、PCF104に、IPv6宛先アドレス及び送信元アドレス並びにIPv4宛先アドレス及び送信元アドレスの両方を含む権限情報を送信する必要がある。P−CSCFは、IPv6アドレスを取得する場合と同様の手法で、例えば、ドメイン名サーバ(Domain Name Server:DNS)を介してピア(リモート)ユーザ機器UEのIPv4アドレスを取得することができる。これに代えて、P−CSCFは、リモートユーザ機器UEとして機能する自らのピアS−CSCFからアドレスを取得するピアS−CSCFとのインタラクションの間にリモートピアユーザ機器UEのIPv4アドレスを取得することもできる。
SBLP−Tベース:ローカルSBLP−Tが、ピアユーザ機器UEの位置する他方の端点のSBLP−Tと通信し、それぞれのユーザ機器UEのIPv4アドレスを交換する。この場合、SBLP−Tは、ユーザ機器UEが、PDPコンテキスト制御メッセージにおけるプロトコル設定オプションフィールドを用いて、IPv4アドレス(機密保護目的のため、IPv6アドレスに一意的に関連付けられている。)を渡すように構成することによって、ローカルユーザ機器UEのIPv4アドレスを取得する必要がある。
IPv4QoS権限変換
このコンテキストにおけるIPv6QoSとIPv4QoSの間の1つ違いとして、DSCPは、IPv6ヘッダのトラフィッククラスオブジェクトフィールドによって搬送されるが、IPv4の場合、DSCPは、タイプオブサービス(Type of Service:ToS)IPv4ヘッダによって搬送される。SBLP−T102は、DiffServQoSクラスのためのタイプオブサービス(ToS)タイプをトラフィッククラスタイプに変換し、及びこれと逆の変換を行う。
SBLP−T及びPCFの動作の概要
サービスベースのポリシ制御機能を提供する上述したSBLPエンフォーサ100、SBLP−T102及びPCF104の動作を要約するために、サービスベースのポリシパラメータを強制するための処理の概略を示すフローチャートを図11に示す。上述のように、SBLPエンフォーサ100が必要とするパラメータの具体例としては、通信セッションの間にIPv4パケットの送受が許可されるIPv4送信元アドレス及び宛先アドレスと、認証されたサービスのタイプ等がある。しかしながら、通信セッションのためにPCF104が保有する情報は、IPv6送信元アドレス及び宛先アドレスの形式を有する。これらのアドレスと共に、IPv6規格のために、セッションの間に許可されるトラフィックのタイプを定義するトラフィッククラスも要求され、これは、IPv4におけるサービスのタイプと同等であるとみなすことができる。すなわち、IPv6権限情報をIPv4情報として表現するために、SBLP−T102は、IPv6アドレスをIPv4アドレスに変換し、トラフィッククラスをサービスクラスに変換する。図11のフローチャートは、この具体例を示している。以下、図11について説明する。
S80:SBLPエンフォーサ100は、IPv4パケットの受入及び送出を許可するために、SBLP−T102に認証されたパラメータを問い合わせる。SBLPエンフォーサ100は、これらの問合わせを、「どのアドレスが許可されているか?」及び「どのタイプのサービスが許可されているか?」と表現する。したがって、これらの質問は、IPv4パラメータの形式を有する。SBLP−T102は、SBLPエンフォーサ100から質問を受け、これらの質問をIPv6パラメータに変換する。この結果、質問「どのアドレスが許可されているか?」は、「どの認証されたIPv6アドレスが許可されているか?」となり、質問「どのタイプのサービスが許可されているか?」は、「どのトラフィッククラスが許可されているか?」となる。
S84:PCF104がSBLP−T102からの質問に対し許可されたIPv6アドレス及び許可されたトラフィッククラスを答える。
S86:SBLP−T102がIPv6権限パラメータをIPv4パラメータに変換し、パラメータは、許可されたIPv4アドレス及び許可されたサービスの認証されたタイプとなる。
本発明の様々な更なる側面及び特徴は、添付の特許請求の範囲において定義される。本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書に開示した実施の形態を様々に変更することができる。例えば、上述の実施の形態の説明では、第1のインターネットプロトコルをIPv6とし、第2のインターネットプロトコル(パケット無線システムネットワークを介する通信)をIPv4としたが、他の実施の形態として、第1のプロトコルをIPv4とし、第2のプロトコル(パケット無線システムネットワークを介する通信)をIPv6としてもよい。更に、他のインターネットプロトコルを第1及び第2のインターネットプロトコルとして用いてもよい。
添付資料1
IPマルチメディアサブシステム
3GPP(third generation partnership project)として知られる第3世代パートナーシッププロジェクトは、マルチメディア及びコール制御サービスアーキテクチャを提供するために、インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(Internet Protocol Multimedia Sub-system、以下、IMSという。)を開発及び標準化した。このサービスアーキテクチャは、インターネットプロトコル(Internet Protocol、以下、IPともいう。)パケットの形式で、リアルタイム対応のユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、以下、UMTSという。)通信データによってサポートされる。IMSは、サービス規定及び新たなサービスの開発の基礎を提供し、リアルタイムのマルチメディアサービスと、非実時間サービス及びマン−マシンコミュニケーション(person-to-machine communication)を統合することができる標準化されたコンバージェンスプラットフォームとして期待されている。サービス規定のためのIMSアーキテクチャを図12に示す。
IMSエンティティ
IMSホームネットワークは、ユーザがIMSサービスを利用できるようにし、及びこれらのサービスへのアクセスを制御及び管理する。IMSホームネットワークは、問合せコールセッション制御機能(Interrogating Call Session Control Function、以下、I−CSCFという。)、サービスコールセッション制御機能(Call Session Control Function、以下、S−CSCFという。)、プロキシコールセッション制御機能(Proxy Call Session Control Function、以下、P−CSCFという。)及びホーム加入者サーバ(Home Subscriber Server、以下、HSSという。)の4つの主な機能的エンティティに分割できる。なお、説明を簡潔にするために、図12では、サービスコール制御機能(S−CSCF)200及びホーム加入者サーバ(HSS)202のみを示している。この他の要素、例えば、IPマルチメディアサービス切換機能(IP Multimedia-Service Switching Function、以下、IM−SSFという。203、マルチメディアリソース機能制御(Multimedia Resource Function Control:MRFC)205、移動通信ネットワーク拡張ロジック用のカスタマイズされたアプリケーション(Customized Applications for Mobile Networks Enhanced Logic:CAMEL)サービス環境207については、この添付資料では説明しない。
サービスコール制御機能(S−CSCF)
サービスコール制御機能(S−CSCF)200は、様々なシグナリング機能を担う。S−CSCF200は、サービストリガを実行する。S−CSCF200は、ユーザに単純なサービスを提供でき、又はアプリケーションサーバと対話することによって、より高度なサービスも提供できる。
ホーム加入者サーバ(HSS)
ホーム加入者サーバ(HSS)202は、現在、移動通信ネットワークで用いられているホーム位置レジスタ(Home Location Register:HLR)を進化させたものである。HSS202は、例えば、ユーザアイデンティティ、購読予約されたサービス又はプロファイル、サービス固有の情報、移動性管理情報、権限情報及びIPマルチメディアドメインに関連する機能等の情報を含む。HSS202は、認証及び位置情報を処理する。
IMSアプリケーションサーバ
アプリケーションサーバは、サービスロジックをホストし、サービス実行を処理する役割を担う。IMS仕様書では、ユーザにサービスを提供するために、SIPアプリケーションサーバ208、オープンサービスアーキテクチャ(Open Service Architecture、以下、OSAという。)アプリケーションサーバ210及びCAMELサービス環境207といった、3つのタイプのアプリケーションサーバ(Application Server、以下、ASともいう。)が定義されている。アプリケーションサーバASがIMS加入者にサービスを提供するために、図12に示すように、アプリケーションサーバと、IMSエンティティとの間で多くのインタフェースが定義される。主なインタフェースとしては、以下に詳細に説明するISCインタフェース212及びShインタフェース214がある。
Shインタフェース
HSS202と、SIP−AS208又はOSA−SCSとの間のインタフェースをShインタフェース214と呼ぶ。Shインタフェース214は、イントラオペレータインタフェースであり、ダイアメータプロトコル(DIAMETER protocol)に基づいている。ダイアメータプロトコルは、ユーザプロファイルに関連する情報を交換するために用いられる認証、権限付与、課金(Authentication, Authorization, Accounting:AAA)プロトコルである。
Shインタフェース214は、例えば、HSS202からAS208にデータをダウンロードし、HSS202においてデータを更新する等、データ処理手続きを実行する。また、Shインタフェース214は、購読予約/通知手続きを処理し、これにより、HSS202は、アプリケーションサーバにデータの変化を通知することができる。
ISCインタフェース
IMS仕様書では、サービスを実行するアプリケーションサーバは、他のネットワーク設備から切り離され、標準インタフェースを介してIMS通信を行う。S−CSCF200とサービスプラットフォームとの間のインタフェースは、ISCインタフェース212と呼ばれる。ISCインタフェース212は、標準化されたSIPベースのインタフェースである。このISCインタフェースは、SIPアプリケーションサーバ、OSAアプリケーションサーバ及びCAMELアプリケーションサーバに共通である。
IPマルチメディアサービス切換機能(IM−SSF):
IM−SSF203は、S−CSCF200とCAMELアプリケーションプロトコル(CAMEL Application Protocol:CAP)の間を仲介し、SIPメッセージを移動通信ネットワーク拡張ロジック用のカスタマイズされたアプリケーション(CAMEL)と相互動作させる。更に、IM−SSF203内には、呼状態モデルが論理的に設けられ、呼状態モデルは、ISC212を介して渡されたSIPメソッドと、CAMELメカニズムとの間でマッピングを実行し、CAMELサービス環境207との対話を開始するために用いられる。
添付資料2:モバイルパケット無線ネットワークアーキテクチャ
データパケット通信をサポートするように構成された移動無線ネットワークの例示的アーキテクチャを図13に示す。図13で用いる用語及びアーキテクチャは、3Gのために提案され、3GPPによって管理されるUMTSのために用いられる用語及びアーキテクチャに対応している。図13では、ゲートウェイGPRSサポートノード(Gateway GPRS Support Node、以下、GGSNという。300は、外部のパケットデータネットワーク(Packet Data network、以下、PDNという。)302に接続されている。外部PDN302は、インターネットプロトコル(IP)を用いてデータをパケットとして通信する。GGSN300と外部PDN302との間のインタフェース304には、標準化されたGiのラベルを付している。但し、これ以外の更なる側面も標準化されている。また、GGSN300には、標準化されたGn/Gpのラベルが付されたインタフェース368を介して、サービスGPRSサポートノード(Serving GPRS Support Node:以下、SGSNという。)306が接続されている。
GGSN300及びSGSN306は、GPRSをサポートする必要がある2つのネットワーク要素である。GGSN300は、外部のデータパケットネットワーク(PDN)302と、GPRSをサポートする移動通信ネットワークとの間のゲートウェイとして機能する。GGSN300は、受け取ったIPデータパケットを、移動通信ネットワークによって提供された無線アクセス設備を介してデータを受け取る、モバイル機器である特定のユーザ機器UE316に用いられるSGSN306にルーティングするために十分な情報を含んでいる。例えば、一実施形態においては、3GPP規格によって定義されている汎用陸上無線アクセスネットワーク(Universal Terrestrial Radio Access Network:以下、UTRANという。)方式に基づいて無線アクセス設備が提供される。SGSN306は、SGSN306が同じ公衆陸上移動体ネットワーク(Public Land Mobile Network:以下、PLMNという。)内にある場合、Gnインタフェースを介して、GGSN300に接続され、Gpインタフェースを介して、他のPLMNに属するGGSN300に接続される。
SGSN306は、移動無線ネットワークによってサポートされた領域内で移動するユーザ機器UEの移動性管理(mobility management)を提供する。この目的で、SGSN306は、ホーム位置レジスタ(Home Location Register:以下、HLRという。)310にアクセスする。SGSN306は、UTRAN無線アクセス設備を介して、モバイルユーザ機器UE316、318と通信を行うために、データパケットを無線ネットワーク制御装置以下、RNCという。)312、314にルーティングするよう構成されている。UTRAN無線アクセス設備は、移動通信ネットワークの領域の無線通信可能範囲を提供する基地局を構成するノードB装置320、322、324、326、328によって提供される。Iubのラベルが付されている、各RNC312、314と、ノードB装置320、322、324、326、328との間のインタフェース330、332、334、336、338は、確立されている又は開発中の規格に従う。一方、Iu−psのラベルが付されている、SGSN306と、各RNC312、314との間のインタフェース340、342は、開発中の規格に従う。GPRSの更なる詳細は、[非特許文献4]に開示されている。
添付資料3:PDPコンテキスト起動を用いるIPv4規格のUMTSベアラ開始
IPトラフィック(IPv6又はIPv4)は、UMTSベアラを用いて、UMTSネットワークに亘って(UE及びGGSNの間で)転送される。UMTSベアラは、パケットデータプロトコル(Packet Data Protocol、以下、PDPという。)コンテキストを用いて確立される。ユーザ機器UEは、IPv4PDPコンテキスト又はIPv6PDPコンテキストをセットアップすることによって、UMTSネットワークを介してIPv4パケット又はIPv6パケットを送信する。IPv6PDPコンテキストは、IPv6対応のUMTSネットワーク、具体的には、ネットワークプロトコルスタックにおいて、IP6に関連する機能(ルーティング、セキュリティ)をサポートできるSGSN、GGSN及びユーザ機器UEにおいてのみサポートされる。
IPv4PDPコンテキスト及びIPv6PDPコンテキストの確立手順の間には、明確な違いはないが、IPv4専用のUMTSネットワークは、IPv4PDPコンテキストのみをサポートする。以下の説明及び図14に示すフローチャートでは、PDPコンテキスト起動におけるアドレス管理及びセキュリティを強調している。図14のフローチャートは、IPv4PDPコンテキストのためのIPv4及びIPv6対応のUMTSのIPv6PDPコンテキストのためのIPv6を同等に表している。
S90:ユーザ機器UEがPDPコンテキスト起動要求(NSAPI、TI、PDPタイプ、PDPアドレス、アクセスポイント名要求されたQoS、PDP設定オプション)メッセージを3G−SGSNに送信する。ユーザ機器UEは、PDPアドレスを用いて、静的PDPアドレスの使用を必要とするか、動的PDPアドレスの使用を必要とするかを指示する。ユーザ機器UEは、動的PDPアドレスを要求する場合、PDPアドレスを空の状態にする。
S92:3G−SGSNがユーザ機器UE及びPDPコンテキスト購読予約記録が提供するPDPタイプ(オプション)、PDPアドレス(オプション)及びアクセスポイント名(オプション)を用いてPDPコンテキスト起動要求を検証する。
3G−GGSNアドレスを導出することができず、又は規則に基づいて、PDPコンテキスト起動要求が無効であると3G−SGSNが判定した場合、3G−SGSNは、PDPコンテキスト起動要求を拒否する。
3G−GGSNアドレスを導出できた場合、3G−SGSNは、要求されたPDPコンテキストのためのTEIDを作成する。ユーザ機器UEが動的アドレスを要求した場合、3G−SGSNは、3G−GGSNに動的アドレスを割り当てさせる。3G−SGSNは、その能力及び現在の負荷に応じて、要求されたQoS属性を制限する場合があり、購読予約されたQoSプロファイルに基づいて、要求されたQoS属性を制限する場合もある。
3G−SGSNは、PDPコンテキストの作成の要求(PDPタイプ、PDPアドレス、アクセスポイント名、折衝されたQoS、TEID、NSAPI、MSISDN選択モード、課金特性、トレース参照、トレースタイプ、トリガID、OMCアイデンティティ、PDP設定オプション)メッセージを関連する3G−GGSNに送信する。動的アドレスが要求される場合、PDPアドレスは、空である。
S94:3G−GGSNは、PDPコンテキストテーブルにおいて、新たなエントリを作成し、課金IDを生成する。新たなエントリは、3G−GGSNが3G−SGSNと外部のPDPネットワークの間でPDP−PDUをルーティングし、課金を開始することを許可する。3G−GGSNは、3GTS32.015[非特許文献5]に定義されているように、例えば、3G−SGSNから受け取った課金特性を処理する。3G−GGSNは、PDPコンテキストの作成の応答(TEID、PDPアドレス、PDP設定オプション、折衝QoS、課金ID、原因)メッセージを3G−SGSNに戻す。3G−GGSNがPDPアドレスを割り当てた場合、ここには、PDPアドレスが含まれる。オペレータによって、3G−GGSNが、要求されたAPNのための外部のPDNアドレス割当を用いるように構成されている場合、PDPアドレスは、0.0.0.0に設定され、これは、PDPコンテキスト起動手順の完了の後に、ユーザ機器UEが外部PDNとPDPアドレスを折衝したことを示す。3G−GGSNは、PDPコンテキストが有効な状態である限り、これらの折衝を中継し、変更し、監視し、3G−GGSNが開始したPDPコンテキスト変更手を用いて、現在使用中のPDPアドレスを3G−SGSN及びユーザ機器UEに転送する。PDP設定オプションは、例えば3G−GGSNがユーザ機器UEに転送できるオプションのPDPパラメータを含む。これらのオプションのPDPパラメータは、ユーザ機器UEがアクティブPDPコンテキスト要求メッセージで要求してもよく、又は3G−GGSNによって自動的に送信してもよい。PDP設定オプションは、3G−SGSNを介してトランスペアレントに送信される。PDPコンテキスト作成メッセージは、バックボーンネットワークを介して送信される。
S96:QoS折衝を含むPDP起動に基づいて無線アクセスベアラがセットアップされる。そして、3G−SGSNから3G−GGSNへ、PDPコンテキストの要求が更新され(S98)、3G−GGSNは、更新に応答する(S99)。
S100:ユーザ機器UEが動的アドレスを要求している場合、3G−GGSNから受信したPDPアドレスをPDPコンテキストに挿入する。3G−SGSNは、折衝されたQoSに基づいて、無線優先順位及びパケットフローIDを選択し、PDPコンテキスト起動受理(PDPタイプ、PDPアドレス、TI、折衝されたQoS、無線優先順位、パケットフローID、PDP設定オプション)メッセージをユーザ機器UEに戻す。これにより、3G−SGSNは、3G−GGSNとユーザ機器UEとの間でPDP−PDUをルーティングし、課金を開始することができる。第2のPDPコンテキストを識別するためには、NSAPI(及びTI)を用いる。
ユーザ機器がインターネットプロトコルマルチメディアサブシステムを含むGPRSネットワークを介して通信を行う電気通信システムのブロック図である。 図1に示す相互動作ユニットの動作を表すフローチャートである。 ユーザ機器からIPv4及びIPv6アドレスを取得する際の図1に示す相互動作ユニットの動作を表すフローチャートである。 相互動作ユニットがトンネリングプロセッサとして動作する図1に示す電気通信システムのブロック図である。 IPv4パケットとしてカプセル化されたIPv6パケット及び逆カプセル化されたIPv6パケットの構成を示す図である。 GPRSトンネルプロトコルユニットのブロック図である。 図4に示すトンネリングプロセッサの動作を表すフローチャートである。 相互動作ユニットがプロトコル変換器として動作する図1に示す電気通信システムのブロック図である。 図8に示すプロトコル変換器の動作の一部を説明する図である。 サービスベースのローカルポリシ強制に関連する部分を含む図1のシステムの一部を示すブロック図である。 サービスベースのローカルポリシ強制に関連する図10の一部の動作を示すフローチャートである。 3GPP規格に基づくインターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)ネットワークの幾つかの部分を示すブロック図である。 GPRSネットワークを示すブロック図である。 GPRSネットワークに亘って、インターネットパケットのためにベアラを確立するために必要な幾つかの処理ステップを示すフローチャートである。

Claims (20)

  1. 第2のインターネットプロトコルに基づいてインターネットパケットデータを通信するパケット無線システムネットワークを介して、第1のインターネットプロトコルに基づいてインターネットパケットデータを通信する電気通信システムにおいて、
    少なくとも1つの移動体であるユーザ機器と、
    相互動作ユニットと
    上記パケット無線システムネットワークに/からインターネットパケットデータを双方向に通信する対応相互動作ユニットとを備え、
    上記ユーザ機器は、
    上記第1のインターネットプロトコルに基づいて動作可能な第1のインターネットプロトコルスタックと、
    上記第2のインターネットプロトコルに基づいて動作可能な第2のインターネットプロトコルスタックとを備え、
    上記ユーザ機器は、
    上記パケット無線システムネットワークにパケットデータプロトコルコンテキスト起動要求メッセージを送信し、該パケット無線システムネットワークから上記第2のインターネットプロトコルに基づくアドレスを受信することによって、該パケット無線システムネットワークから第2のインターネットプロトコルに基づくアドレスを取得し、
    上記相互動作ユニットは、
    プロトコル変換及びトンネル処理の1つを実行し、上記パケット無線システムネットワークを介する通信のために、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現し、上記ユーザ機器への通信のために、インターネットパケットデータの形式で上記パケット無線システムネットワークから受信した上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現し、
    上記相互動作ユニットは、
    上記第2のインターネットプロトコルスタックから、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するアドレスを取得し、
    上記プロトコル変換を実行する場合、上記相互動作ユニットは、上記ユーザ機器への通信のために、上記第1のインターネットプロトコルスタックから、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するアドレスを取得することを特徴とする電気通信システム。
  2. 上記ユーザ機器は、上記パケット無線システムネットワークによって形成される上記第2のインターネットプロトコルに基づくベアラチャンネルを用いてサーバと通信することによって、外部ネットワークを介して、サーバから上記第1のインターネットプロトコルに基づくアドレスを取得することを特徴とする請求項1記載の電気通信システム。
  3. 上記第1のインターネットプロトコルに基づくアドレスは、ステートフルプロトコル(DHCPv6)に基づく上記サーバから取得されることを特徴とする請求項2記載の電気通信システム。
  4. 上記相互動作ユニットは、上記トンネル処理を実行するトンネリングプロセッサを備え、
    上記トンネリングプロセッサは、上記パケット無線システムネットワークを介する通信のために、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを上記第2のインターネットプロトコルに基づくトンネルプロトコルユニットとしてカプセル化し、上記パケット無線システムネットワークからトンネルプロトコルユニットとして受信した上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータから、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを逆カプセル化することを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の電気通信システム。
  5. 上記ユーザ機器の第2のインターネットプロトコルに基づくアドレスは、該ユーザ機器の第1のインターネットプロトコルに基づくアドレスと互換性があり、
    上記トンネリングプロセッサは、上記ユーザ機器の第2のインターネットプロトコルに基づくアドレスを、該ユーザ機器の第1のインターネットプロトコルに基づくアドレスに自動的に変換し、該ユーザ機器の第1のインターネットプロトコルに基づくアドレスを、該ユーザ機器の第2のインターネットプロトコルに基づくアドレスに自動的に変換することを特徴とする請求項4記載の電気通信システム。
  6. 上記相互動作ユニットは、上記プロトコル変換を実行するプロトコル変換器を備え、
    上記プロトコル変換器は、上記パケット無線システムネットワークを介する通信のために、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータのヘッダを上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータのヘッダに変換し、上記ユーザ機器への通信のために、第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータのヘッダを、該第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータのヘッダに変換することを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の電気通信システム。
  7. 上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを上記ユーザ機器と通信相手ノード間で通信することを許可する条件を指定する第1の権限情報を提供するポリシ制御機能(PCF)と、
    上記ポリシ制御機能(PCF)から上記第1の権限情報を受信し、上記第1のインターネットプロトコルに基づく該第1の権限情報から上記第2のインターネットプロトコルに基づく第2の権限情報を生成し、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータが上記パケット無線システムネットワークを介して通信されることを許可するサービスベースポリシ変換器(SBLP−T)とを更に備え、
    上記パケット無線システムネットワークは、上記第2のインターネットプロトコルに基づく第2の権限情報を受信し、該受信した第2の権限情報に基づいて、上記パケット無線システムネットワーク/から上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータの受入又は送出を許可するサービスベースローカルポリシ(SBLP)エンフォーサを備えることを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項記載の電気通信システム。
  8. 上記第1のインターネットプロトコルは、IPv6であり、上記第2のインターネットプロトコルは、IPv4であり、上記第1のインターネットプロトコルに基づく第1の権限情報は、許可されたトラフィッククラスオブジェクトに関する情報と、インターネットパケットデータに対して許可された上記第1のインターネットプロトコルに基づく送信元アドレス及び宛先アドレスの少なくとも1つを含むパケット分類情報とを含み、
    上記サービスベースポリシ変換器(SBLP−T)は、上記トラフィッククラスオブジェクトをサービスタイプ情報に変換し、上記パケット分類情報を、上記パケット無線システムネットワークを介して通信されるインターネットパケットデータに対して許可された上記第2のインターネットプロトコルに基づく送信元アドレス及び宛先アドレスの少なくとも1つを含む上記第2のインターネットプロトコルに基づくパケット分類情報に変換することによって、上記第2の権限情報を生成することを特徴とする請求項7記載の電気通信システム。
  9. 上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータは、インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)ネットワークに送られたシグナリングメッセージを含むことを特徴とする請求項1乃至8いずれか1項記載の電気通信システム。
  10. 第1のインターネットプロトコルに基づいて動作可能な第1のインターネットプロトコルスタックと、第2のインターネットプロトコルに基づいて動作可能な第2のインターネットプロトコルスタックとを備えるユーザ機器によって、第2のインターネットプロトコルに基づいてインターネットパケットデータを通信するパケット無線システムネットワークを介して、該第1のインターネットプロトコルに基づいてインターネットパケットデータを通信する通信方法において、
    上記ユーザ機器によって、該ユーザ機器から上記パケット無線システムネットワークにパケットデータプロトコルコンテキスト起動要求メッセージを送信し、該パケット無線システムネットワークから上記第2のインターネットプロトコルに基づくアドレスを受信することによって、該パケット無線システムネットワークから上記第2のインターネットプロトコルに基づくアドレスを取得するステップと、
    相互動作ユニットによって、プロトコル変換及びトンネル処理の1つを実行し、上記パケット無線システムネットワークを介する通信のために、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現し、上記ユーザ機器への通信のために、インターネットパケットデータの形式で上記パケット無線システムネットワークから受信した上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するステップとを有し
    上記第1のインターネットプロトコルを第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するステップは、
    上記第2のインターネットプロトコルスタックから、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するアドレスを取得するステップを含み、
    上記プロトコル変換を実行する場合、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するステップは、
    上記ユーザ機器への通信のために、上記第1のインターネットプロトコルスタックから、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するアドレスを取得するステップを含むことを特徴とする通信方法。
  11. 上記パケット無線システムネットワークによって形成される上記第2のインターネットプロトコルに基づくベアラチャンネルを用いてサーバと通信することによって、外部ネットワークを介して、サーバから上記第1のインターネットプロトコルに基づくアドレスを取得するステップを更に有する請求項10記載の通信方法。
  12. 上記第1のインターネットプロトコルに基づくアドレスを取得するステップは、ステートフルプロトコル(DHCPv6)に基づく上記サーバから該アドレスを取得するステップを含むことを特徴とする請求項11記載の通信方法。
  13. 上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現する上記トンネル処理は、
    上記パケット無線システムネットワークを介する通信のために、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを上記第2のインターネットプロトコルに基づくトンネルプロトコルユニットとしてカプセル化するステップを含み、
    上記ユーザ機器への通信のために、上記パケット無線システムネットワークから受信した上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第2のインターネットプロトコルに基づくトンネルプロトコルユニットとして表現するステップは、
    上記パケット無線システムネットワークからトンネルプロトコルユニットとして受信した上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータから、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを逆カプセル化するステップを含むことを特徴とする請求項10乃至12いずれか1項記載の通信方法。
  14. 上記ユーザ機器の第2のインターネットプロトコルに基づくアドレスは、該ユーザ機器の第1のインターネットプロトコルに基づくアドレスと互換性があり、
    上記カプセル化は、上記ユーザ機器の第2のインターネットプロトコルに基づくアドレスを、該ユーザ機器の第1のインターネットプロトコルに基づくアドレスに自動的に変換し、上記逆カプセル化は、該ユーザ機器の第1のインターネットプロトコルに基づくアドレスを、該ユーザ機器の第2のインターネットプロトコルに基づくアドレスに自動的に変換することを特徴とする請求項13記載の通信方法。
  15. 上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現する上記プロトコル変換は、
    上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータに変換するステップを含み、該変換するステップは、
    上記パケット無線システムネットワークを介する通信のために、上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータのヘッダを上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータのヘッダに変換するステップを含み、
    上記パケット無線システムネットワークから上記第2のインターネットプロトコルの形式で受信したインターネットパケットデータを上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータとして表現するステップは、
    上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータに変換するステップを含み、該変換するステップは、
    上記ユーザ機器への通信のために、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータのヘッダを上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータのヘッダに変換するステップを含むことを特徴とする請求項10乃至14いずれか1項記載の通信方法。
  16. 上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータを上記ユーザ機器と通信相手ノード間で通信することを許可する条件を指定する第1の権限情報を提供するステップと、
    上記第1のインターネットプロトコルに基づく上記第1の権限情報から上記第2のインターネットプロトコルに基づく第2の権限情報を生成し、上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータが上記パケット無線システムネットワークを介して通信されることを許可するステップと、
    上記パケット無線システムネットワーク内のサービスベースローカルポリシエンフォーサにおいて、上記第2のインターネットプロトコルに基づく第2の権限情報を受信するステップと、
    上記受信した第2の権限情報に基づいて、上記パケット無線システムネットワーク/から上記第2のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータの受入又は送出を許可するステップとを更に有する請求項10乃至15いずれか1項記載の通信方法。
  17. 上記第1のインターネットプロトコルは、IPv6であり、上記第2のインターネットプロトコルは、IPv4であり、上記第1のインターネットプロトコルに基づく第1の権限情報は、許可されたトラフィッククラスオブジェクトに関する情報と、インターネットパケットデータに対して許可された上記第1のインターネットプロトコルに基づく送信元アドレス及び宛先アドレスの少なくとも1つを含むパケット分類情報とを含み、
    上記第2のインターネットプロトコルに基づく第2の権限情報を生成するステップは、
    上記トラフィッククラスオブジェクトをサービスタイプ情報に変換するステップと、
    上記パケット分類情報を、上記インターネットパケットデータに対して許可された上記第2のインターネットプロトコルに基づく送信元アドレス及び宛先アドレスの少なくとも1つを含む上記第2のインターネットプロトコルに基づくパケット分類情報に変換するステップとを有することを特徴とする請求項16記載の通信方法。
  18. 上記第1のインターネットプロトコルに基づくインターネットパケットデータは、インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)ネットワークに送られたシグナリングメッセージを含むことを特徴とする請求項10乃至17いずれか1項記載の通信方法。
  19. データプロセッサにロードされ、該データプロセッサに、請求項10乃至18いずれか1項記載のインターネットパケットデータの通信方法を実行させるコンピュータプログラム。
  20. 請求項19記載のコンピュータプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な媒体。
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