JP2007533866A - 布地手入れ用品 - Google Patents

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Abstract

本発明は、四級窒素含有セルロースエーテルを含んでなる布地手入れ用品、並びに布地を保護するための、毛羽低減、毛玉低減、しわ低減、しわ伸ばし、柔らかな肌触りの向上、及び平らな布地シート材料の易アイロンがけのための、該製品の使用に関する。

Description

本発明は、エーテル部に四級窒素原子を有するセルロースエーテルを含んでなる布地手入れ用組成物、及び家庭用洗濯機でこの布地洗濯洗剤を用いた布地の洗濯方法に関する。本発明は更に、しわ形成の低減、アイロン特性の向上及び弾力性の向上のための該布地洗濯洗剤の使用に関する。
近年の布地洗濯では、洗濯される洗濯物に対する要求が高い。例えば、洗濯機での衣類の頻繁な洗濯及び回転式乾燥機での頻繁な乾燥は、布地への高い機械的応力を伴う。多くの場合、摩擦力は布地にダメージを与え、それは、毛羽立ち及び毛玉形成によって認識される。各々の洗濯操作又は乾燥操作によって、そして衣類を着用した結果、布地表面上の細かな繊維の更なる摩耗及び/又は破損が生じる。従来の布地洗濯組成物は、繊維に対するこのダメージを防ぐことができないか、又は存在する布地に対するダメージを単に取り除こうとしているにすぎない。
WO 99/16956 は、セルラーゼの使用による毛羽又は毛玉の低減を提案している。セルラーゼは、布地からはみ出すマイクロファイバーを分解し、それによって平滑な従って毛玉のない布地表面を確保する。
布地への機械的応力の更に重大な欠点は、消費者に好まれないしわの寄った布地表面の形成、及び粗い布地表面の形成である。生じた粗い布地表面及び布地のしわの両方が、アイロン又は他の布地平滑化装置の滑り性の相当な悪化を招く。粗くかつしわの寄った布地のアイロンがけは、多大な労力だけでなく相当な時間を要する。従来技術では、洗濯した布地のアイロン特性を向上するための溶液が、主に、後処理組成物の分野で見られる。例えば WO 00/77134 は、アイロン特性を向上するための、布地柔軟剤への酸化ポリオレフィンの使用を提案している。
布地処理組成物への毛羽低減成分としてのセルロース、ヒドロゲル及びアクリル酸ポリマーの使用は、DE 102 03 192 A1 から既知である。
US 3 472 840 は、一般式(I):
((R-O-)3Rcell)y (I)
[式中、Rcell は無水グルコース基(C6H10O5)であり、重合度 y は 50〜20,000 であり、各 R 基は一般式(II):
Figure 2007533866
(式中、a 及び b は相互に独立に 2 又は 3 であり、c は 1、2 又は 3 であり、m 及び p は相互に独立に 0〜10 の整数であり、n は 0〜3 の整数であり、q は 0 又は 1 であり、X- は、その電荷によって四級窒素原子の正電荷とバランスをとるような数で存在するアニオンであり、R' は、水素、カルボン酸基又はカルボン酸ナトリウム基、カルボン酸カリウム基又はカルボン酸アンモニウム基であり、ただし、q が 0 のとき、R' は水素である。)
に相当する。]
に相当する四級窒素含有セルロースエーテルを記載している。同特許で記載されているように、一般式(I)に相当する化合物は、一般的な非イオン性セルロースエーテル又は別して予め調製した非イオン性セルロースエーテルと四級ハロヒドリン又は四級エポキシドとの反応によって得ることができる。
意外なことに、洗濯工程における、このような四級窒素含有セルロースエーテルの使用が、繊維特性及び布地特性を著しく向上させることが見出された。
従って、本発明は、第一の態様として、一般式(I):
((R-O-)3Rcell)y (I)
[式中、Rcell は無水グルコース基(C6H10O5)であり、重合度 y は 50〜20,000 であり、各 R 基は一般式(II):
Figure 2007533866
(式中、a 及び b は相互に独立に 2 又は 3 であり、c は 1、2 又は 3 であり、m 及び p は相互に独立に 0〜10 の整数であり、n は 0〜3 の整数であり、q は 0 又は 1 であり、X- は、その電荷によって四級窒素原子の正電荷とバランスをとるような数で存在するアニオンであり、R' は、水素、カルボン酸基又はカルボン酸ナトリウム基、カルボン酸カリウム基又はカルボン酸アンモニウム基であり、ただし、q が 0 のとき、R' は水素である。)
に相当する。]
に相当する四級窒素含有セルロースエーテルを含んでなる、布地手入れ用組成物を提供する。
本発明において、布地手入れ組成物は、洗濯及びクリーニング組成物、前処理組成物、穏やかな作用の洗濯洗剤のような布地をコンディショニングするための組成物、及び布地柔軟剤のような後処理組成物を意味すると理解される。コンディショニングは、布地、生地、糸及び繊維の柔軟化処理を意味すると理解される。このコンディショニングは、布地にプラスの特性、例えば、向上した柔軟性、増加した艶及び色光沢、芳香性、しわ発生挙動の低下及び静電気低減を与えることを意図する。
本発明の組成物を使用すると、とりわけ、洗濯処理及び/又は乾燥処理による布地のしわ発生が防がれ、布地のアイロン特性が向上し、洗濯中に布地がたるむ傾向がかなり減少する。
本発明の布地手入れ用組成物は、固体状、例えば、粉末、顆粒、押出物、圧縮及び/又は溶融成型物又はタブレットとして、或いは液状、例えば、分散体、懸濁液、エマルション、溶液、マイクロエマルション、ゲル又はペーストとして存在してよい。本発明の好ましい態様では、組成物は液体である。本発明の組成物は、好ましくは 0.1 重量%〜5 重量%、特に 0.1 重量%〜1 重量%の一般式(I)に相当する四級窒素含有セルロースエーテルを含む。式(I)に相当する化合物中の y は、好ましくは、200〜5,000 の範囲にある。n は、無水グルコース単位 Rcell 1個あたり、平均値として、好ましくは 0.01〜1、特に 0.1〜0.5 である。即ち、セルロースエーテル全体において平均して、具体的には、10個毎〜2個毎の無水グルコース単位が四級窒素原子含有基によって置換されている。m、n、p 及び q の合計は、無水グルコース単位 Rcell 1個あたり、平均値として、好ましくは 0.01〜4、特に 0.1〜2、より好ましくは 0.8〜2 である。
本発明で使用されるセルロースエーテルは、好ましくは、四級窒素原子含有基に加えて、メチル基、エチル基、プロピル基、ヒドロキシエチル基及び/又はヒドロキシプロピル基を有する。これらの基は、R 基の一部を構成するか及び/又は下位基 -(CbH2b-O)p-(CcH2c)q-R' として四級窒素原子含有基の一部となる。
本発明で使用されるセルロースエーテルの平均分子量 Mw は、好ましくは 5,000 g/mol 超、より好ましくは 10,000 g/mol 超、特に 15,000 g/mol 超、有利には 30,000〜250,000 g/mol、とりわけ 50,000〜100,000 g/mol である。分子量は、標準化ポリアクリル酸標準に対して、ゲル透過クロマトグラフィーによって測定され得る。
本発明の好ましい態様では、布地手入れ用組成物は、四級窒素原子含有セルロースエーテルに加えて錯化剤を含む。意外なことに、特に、有機の、有利には水溶性の錯化剤を本発明の布地手入れ用組成物にとりわけ有効に配合でき、該組成物が、特に本発明で使用されるセルロースエーテルと一緒になって、特に液状組成物を含む布地手入れ用組成物の安定性を増すことが見出された。錯化剤は、組成物の安定性を改善し、例えば、重金属によって触媒されるある種の洗濯活性組成物成分の分解を防ぐ。本発明で使用されるセルロースエーテルと一緒に、錯化剤は、付着物の抑制に寄与する。錯化剤の群は、例えば、塩、特にニトリロ三酢酸(NTA)のアルカリ金属塩及びその誘導体、並びにポリマレエート及びポリスルホネートのようなアニオン性高分子電解質のアルカリ金属塩を含む。クエン酸、アジピン酸、コハク酸、グルタル酸、リンゴ酸、酒石酸、マレイン酸、フマル酸、糖酸、アミノカルボン酸及びこれらの誘導体並びにこれらの混合物も適当である。好ましい化合物は、特に、有機ホスホネート、例えば、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸(HEDP)、アミノトリ(メチレンホスホン酸)(ATMP)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(DTPMP 又は DETPMP)及び 2-ホスホノブタン-1,2,4-トリカルボン酸(PBS-AM)を含み、通常、それらのアンモニウム塩又はアルカリ金属塩として使用される。本発明では、クエン酸及び/又はそのアルカリ金属塩、例えばクエン酸ナトリウム及び/又はクエン酸カリウムが特に好ましい。好ましい態様では、布地手入れ用組成物は、各々の場合、組成物全体に基づいて、20 重量%まで、好ましくは 0.01〜15 重量%、より好ましくは 0.1〜10 重量%、特に 0.3〜5.0 重量%、有利には 1.5〜3 重量%の錯化剤を含む。
好ましい態様では、本発明の布地手入れ用組成物は、更に、非イオン性界面活性剤を含む。非イオン性界面活性剤の使用は、本発明の組成物の洗濯特性を向上するだけでなく、本発明で使用されるセルロースエーテルの分散及び均一な分布を促進する。
使用される非イオン性界面活性剤は、好ましくは、アルコキシル化、有利にはエトキシル化及び/又はプロポキシル化された、好ましくは8〜18個の炭素原子、アルコール 1 mol あたり平均 1〜12 mol のエチレンオキシド(EO)及び/又は 1〜10 mol のプロピレンオキシド(PO)を含む一級アルコールである。C8〜C16-アルコールアルコキシレート、有利には、2〜10、好ましくは 3〜8 のエトキシル化度、及び/又は 1〜6、好ましくは 1.5〜5 のプロポキシル化度を有する、エトキシル化及び/又はプロポキシル化された、 C10〜C15-アルコールアルコキシレート、特に C12〜C14-アルコールアルコキシレートがとりわけ好ましい。アルコール基は、好適には、直鎖又は分枝、好ましくは 2-メチル分枝であってよく、又はオキソアルコール基に通常存在しているように直鎖基及びメチル分枝基の混合物を含んでもよい。しかしながら、特に好ましいアルコールエトキシレートは、12〜18個の炭素原子を含む天然起源アルコール(例えば、ココアルコール、パームアルコール、獣脂アルコール又はオレイルアルコール)の直鎖基、及びアルコール 1 mol あたり平均2〜8個の EO を有する。好ましいエトキシル化アルコールは、例えば、3 EO 又は 4 EO を有する C12〜14-アルコール、7 EO を有する C9〜11-アルコール、3 EO、5 EO、7 EO 又は 8 EO を有する C13〜15-アルコール、3 EO、5 EO 又は 7 EO を有する C12〜18-アルコール及びそれらの混合物、例えば、3 EO を有する C12〜14-アルコールと 5 EO を有する C12〜18-アルコールとの混合物を含む。上記のエトキシル化度及びプロポキシル化度は統計的な平均値であり、特定の生成物において、整数又は分数であり得る。好ましいアルコールエトキシレート及びアルコールプロポキシレートは、狭い同族分布を有する(狭範囲エトキシレート/プロポキシレート、NRE/NRP)。これらの非イオン性界面活性剤に加えて、12個を超える EO を含む脂肪アルコールもまた使用できる。このような脂肪アルコールの例は、14 EO、25 EO、30 EO 又は 40 EO を有する獣脂脂肪アルコールである。
アルコキシル化アミン、有利にはエトキシル化及び/又はプロポキシル化の、とりわけ、アルキル鎖1個あたり1〜18個の炭素原子、及びアミン 1 mol あたり平均して 1〜12 mol のエチレンオキシド(EO)及び/又は 1〜10 mol のプロピレンオキシド(PO)を好ましくは含む一級及び二級アミンもまた、適当である。
特に本発明の非水組成物に使用するためには、末端基がキャップされたアルコキシル化脂肪アミン及び脂肪アルコールが特に有利であることが見出された。末端基がキャップされた脂肪アルコールアルコキシレート及び脂肪アミンアルコキシレートにおいて、脂肪アルコールアルコキシレート及び脂肪アミンアルコキシレートの末端ヒドロキシル基は、C1〜C20-アルキル基、好ましくはメチル基又はエチル基によってエーテル化されている。
更に、使用され得る追加の非イオン性界面活性剤は、例えば、とりわけアニオン性界面活性剤との混合物としての、一般式 RO(G)x[式中、R は、8〜22個、好ましくは12〜18個の炭素原子を有する、一級直鎖又はメチル分枝、好ましくは 2-メチル分枝の、脂肪族基を意味し、G は、5又は6個の炭素原子を有するグリコース単位、好ましくはグルコースを表す。]に相当するアルキルグリコシドである。モノグリコシド及びオリゴグリコシドの分布を示すオリゴマー化度 x は、1〜10、好ましくは 1.2〜1.4 の数である。
単一の非イオン性界面活性剤として、又は他の非イオン性界面活性剤と組み合わせて使用される好ましい非イオン性界面活性剤のその他の種類は、好ましくはアルキル鎖に1〜4個の炭素原子を有するアルコキシル化、好ましくはエトキシル化、又はエトキシル化及びプロポキシル化脂肪酸アルキルエステルであり、より好ましくは、例えば特開昭 58-217598 号公報に記載されているか又は WO 90/13533 に記載の方法によって好ましくは製造される脂肪酸メチルエステルである。
更に有利な界面活性剤は、ジェミニ型界面活性剤として知られているものである。これらは一般に、1分子あたり2個の親水基及び2個の疎水基を有する化合物を示す。これらの基は、一般に、スペーサーによって互いに隔てられている。このスペーサーは、一般に、親水基が適当に分離されるのに十分長い炭素鎖であるので、親水基は、相互に独立に作用することができる。このような界面活性剤は、一般に、極めて低い臨界ミセル濃度及び水の表面張力の著しい低下能力を特徴とする。しかしながら、用語「ジェミニ型界面活性剤」は、例外的な事例では、二量体界面活性剤のみならず三量体界面活性剤を示す。
適当なジェミニ型界面活性剤は、例えば、DE-A-43 21 022 に記載の硫酸化混合ヒドロキシエーテル、又は WO 96/23768 に記載の二量体アルコールビススルフェート及び三量体アルコールトリスルフェート並びにエーテルスルフェートである。DE-A-195 13 391 に記載の末端基キャップ二量体及び三量体混合エーテルは、その二官能性及び多官能性特有の特性を有する。例えば、上記の末端基キャップ界面活性剤は、良好な湿潤性を有し、低発泡性であるので、機械による洗濯又はクリーニング法での使用に特に適当である。
しかしながら、WO 95/19953、WO 95/19954 及び WO 95-19955 に記載されているような、ジェミニ型ポリヒドロキシ脂肪酸アミド又はポリ(ポリヒドロキシ脂肪酸アミド) を使用することもできる。
更なる適当な界面活性剤は、以下の式:
Figure 2007533866
[式中、R4CO は、6〜22個の炭素原子を有する脂肪族アシル基を表し、R3 は、水素、1〜4個の炭素原子を有するアルキル又はヒドロキシアルキル基を表し、[Z]は、3〜10個の炭素原子及び3〜10個のヒドロキシル基を有する直鎖又は分枝ポリヒドロキシアルキル基を表す。]
に相当するポリヒドロキシ脂肪酸アミドである。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドは、既知の物質であり、一般に、還元糖をアンモニア、アルキルアミン又はアルカノールアミンで還元アミノ化し、続いて、脂肪酸、脂肪酸アルキルエステル又は脂肪酸塩化物でアシル化することによって得られる。
ポリヒドロキシ脂肪酸アミドの群は、以下の式:
Figure 2007533866
[式中、R5 は、7〜12個の炭素原子を有する直鎖又は分枝のアルキル基又はアルケニル基であり、R6 は、2〜8個の炭素原子を有する直鎖、分枝又は環状のアルキル基又はアリール基であり、R7 は、1〜8個の炭素原子を有する直鎖、分枝又は環状のアルキル基又はアリール基又はオキシアルキル基であり、C1〜4 アルキル基又はフェニル基が好ましく、[Z]は、アルキル鎖が少なくとも2個のヒドロキシル基によって置換されている直鎖ポリヒドロキシアルキル基、又はその基のアルコキシル化、好ましくはエトキシル化又はプロポキシル化誘導体である。]
に相当する化合物も含む。[Z]は、好ましくは、還元糖、例えば、グルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、ガラクトース、マンノース又はキシロースの還元アミノ化によって得られる。そして、N-アルコキシ-又は N-アリールオキシ-置換化合物を、例えば WO 95/07331 の教示に従って、触媒としてのアルコキシドの存在下で脂肪酸メチルエステルと反応させることによって所望のポリヒドロキシ脂肪酸アミドに変換することができる。
本発明の布地手入れ用組成物にとって、アルコキシル化脂肪アルコール及び/又はアルキルグリコシド、特にアルコキシル化脂肪アルコールとアルキルグリコシドとの混合物からなる群から選ばれる非イオン性界面活性剤を使用すると有利であることが見出された。
好ましい態様では、本発明の布地手入れ用組成物は、非イオン性界面活性剤を、各々の場合に組成物全体に基づいて、35 重量%まで、好ましくは 5〜25 重量%、より好ましくは 10〜20 重量%の量で含む。
更に、本発明の布地手入れ用組成物は、非イオン性界面活性剤に加えて又は代えて、アニオン性界面活性剤を含んでもよい。アニオン性界面活性剤の使用は、毛羽低減成分及び防しわ成分として、そのカチオン電荷にも拘わらず、本発明に従って使用されるセルロースエーテルの作用を著しく損なうことなく、洗濯操作中、本発明の組成物の汚れ分離特性を著しく増す。
使用されるアニオン性界面活性剤は、例えば、スルホネート型及びスルフェート型の界面活性剤である。スルホネート型の適当な界面活性剤は、有利には、C9〜13 アルキルベンゼンスルホネート、オレフィンスルホネート、即ち、アルケン及びヒドロキシアルカンスルホネートの混合物、並びにジスルホネートであり、これらは、例えば、末端又は内部二重結合を有する C12〜18-モノオレフィンを、三酸化硫黄ガスでスルホン化し、続いてスルホン化生成物をアルカリ又は酸加水分解することによって得られる。C12〜18 アルカンを、例えば、スルホ塩素化又はスルホ酸化し、続いて加水分解又は中和することによって得られるアルカンスルホネートも適している。α-スルホ脂肪酸のエステル(エステルスルホネート)、例えば、水素化ココ酸、パーム核酸又は獣脂酸のα-スルホン化メチルエステルも同様に適している。
更に適当なアニオン性界面活性剤は、硫酸化脂肪酸グリセロールエステルである。脂肪酸グリセロールエステルは、モノグリセロールを 1〜3 mol の脂肪酸でエステル化するか、又はトリグリセリドを 0.3〜2 mol のグリセロールでエステル交換することによって得られる、モノ-、ジ-及びトリエステル及びこれらの混合物を示す。この場合、好ましい硫酸化脂肪酸グリセロールエステルは、6〜22個の炭素原子を有する飽和脂肪酸、例えば、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸又はベヘン酸の硫酸化生成物である。
好ましいアルキル(アルケニル)スルフェートは、C12〜C18 脂肪アルコール、例えば、ココナッツ脂肪アルコール、獣脂アルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール又はステアリルアルコール、或は C10〜C20 オキソアルコールから誘導された硫酸モノエステル、並びにこれらの鎖長の二級アルコールの硫酸モノエステルの、アルカリ金属塩、特にナトリウム塩である。また、石油化学に基づいて生成される合成直鎖アルキル基を含有し、脂肪化学原料に基づく適当な化合物に類似した分解挙動を示す、上記鎖長のアルキル(アルケニル)スルフェートも好ましい。洗濯特性から、C12〜C16-アルキルスルフェート、C12〜C15-アルキルスルフェート及び C14〜C15-アルキルスルフェートが好ましい。例えば米国特許第 3,234,258 号又は同第 5,075,041 号に従って製造され、商品名 DAN(登録商標)で Shell Oil Company から得られる 2,3-アルキルスルフェートも、適当なアニオン性界面活性剤である。
本発明において特に適当なアニオン性界面活性剤は、1〜6 mol のエチレンオキシドでエトキシル化された直鎖又は分枝 C7〜21 アルコール、例えば、平均 3.5 mol のエチレンオキシド(EO)を有する 2-メチル分枝 C9〜11 アルコール、又は 1〜4EO を有する C12〜18 脂肪アルコールから誘導された、硫酸モノエステルであり、脂肪アルコールエーテルスルフェートと称される。
更なる適当なアニオン性界面活性剤は、スルホスクシネート又はスルホコハク酸エステルとも称される、アルキルスルホコハク酸塩、及びスルホコハク酸とアルコール(好ましくは脂肪アルコール、特にエトキシル化脂肪アルコール)とのモノエステル及び/又はジエステルである。好ましいスルホスクシネートは、C8〜18 脂肪アルコール基又はその混合物を含有する。特に好ましいスルホスクシネートは、非イオン性界面活性剤と見なされるエトキシル化脂肪アルコールから誘導される脂肪アルコール基を有する。これについて、特に好ましいスルホスクシネートは、その脂肪アルコール基が、狭い同族体分布を有するエトキシル化脂肪アルコールから誘導されたスルホスクシネートである。アルキル(アルケニル)鎖に好ましくは8〜18個の炭素原子を有するアルキル(アルケニル)コハク酸又はその塩を使用することもできる。
有用な更なるアニオン性界面活性剤は、特に石鹸である。適当な石鹸は、飽和脂肪酸石鹸であり、その例は、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、水素化エルカ酸及びベヘン酸の塩、並びに、特に天然脂肪酸、例えばココナッツ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸又は獣脂脂肪酸から誘導される石鹸混合物である。
石鹸を含むアニオン性界面活性剤は、それらのナトリウム塩、カリウム塩又はアンモニウム塩の状態で、或いは有機塩基、例えば、モノ-、ジ-又はトリエタノールアミンの可溶性塩として、存在することができる。好ましくは、アニオン性界面活性剤は、それらのナトリウム塩又はカリウム塩、特にナトリウム塩の状態で存在する。しかしながら、本発明の非水液状洗濯洗剤には、アンモニウム塩、特に有機塩基、例えばイソプロピルアミンの塩が好ましい。
アニオン性界面活性剤の更なる種類は、塩基性触媒の存在下、脂肪アルコールエトキシレートとクロロ酢酸ナトリウムとの反応によって得られる、エーテルカルボン酸類である。これらは一般式:R10O-(CH2-CH2-O)P-CH2-COOH を有し、式中、R10 は C1〜C18、p は 0.1〜20 である。エーテルカルボン酸は、水の硬度に敏感ではなく、優れた界面特性を有する。調製方法及び使用は、例えば、Seifen、Oele、Fette、Wachse、101 巻、37 号、1975 年;115 巻、235 号、1989 年、及び Tenside Deterg. 25 巻、308 号、1988 年に記載されている。
好ましい態様では、本発明の布地クリーニング組成物は、好ましくは脂肪アルコールスルフェート及び/又は脂肪アルコールエーテルスルフェート及び/又はアルキルベンゼンスルホネート及び/又は石鹸からなる群から選ばれる、アニオン性界面活性剤を含む。
本発明の布地手入れ用組成物の最終用途に依存して、アニオン性界面活性剤の含有量は、かなり変化してよい。布地手入れ用組成物が、穏やかな作用の洗濯洗剤又は後処理用組成物、例えば布地柔軟剤である場合、その量は通常、各々の場合、組成物全体に基づいて 10 重量%未満、好ましくは 5 重量%未満、特に 1 重量%未満である。
布地手入れ用組成物が、固体又は液体の高性能洗濯洗剤、例えば非水液状洗濯洗剤として存在する場合、アニオン性界面活性剤は、各々の場合、組成物全体に基づいて、65 重量%まで、好ましくは 50 重量%まで、より好ましくは 5〜35 重量%の量で存在してよい。
好ましい態様では、本発明の布地手入れ用組成物は、更に加えて酵素を含んでよい。
酵素は、様々な方法で、特に漂白が難しい汚れ、例えばタンパク質汚れを除去して、洗濯操作を補う。しかしながら、洗濯洗剤、とりわけ液状布地手入れ用組成物への酵素の配合は、しばしば問題が存在する。なぜなら、酵素の活性損失を招き得る、他の洗濯洗剤成分との不適合が起こり得るからである。意外なことに、本発明で使用される共重合体の使用によって、洗濯液又は布地手入れ用組成物、特に液状布地手入れ用組成物中の酵素の安定性が改善されることが見出された。
有用な酵素は、特に、ヒドロラーゼ、例えば、プロテアーゼ、エステラーゼ、リパーゼ及び脂肪分解酵素、アミラーゼ、セルラーゼ及び他のグリコシルヒドロラーゼ並びにこれらの混合物から選ばれる酵素である。洗濯中、これらヒドロラーゼの全ては、タンパク質、油脂又はデンプン汚れのような汚れの除去、及び対グレーイングに寄与する。更に、セルラーゼ及び他のグリコシルヒドロラーゼは、ピリング及びマイクロフィブリルの除去によって、保色性及び布地柔軟性増加に寄与し得る。漂白又は色転移軽減のために、オキシリダクターゼを添加してもよい。Bacillus subtilis、Bacillus licheniformis、Streptomyceus griseus 及び Humicola insolens のような細菌源又は真菌から得られる酵素活性物質が、特に適当である。サブチリシン型プロテアーゼ、特に Bacillus lentus から得られるプロテアーゼが好ましく使用される。下記例のような酵素の混合物は特に重要である:プロテアーゼとアミラーゼの混合物、プロテアーゼとリパーゼ又は脂肪分解酵素の混合物、プロテアーゼとセルラーゼの混合物、セルラーゼとリパーゼ又は脂肪分解酵素の混合物、プロテアーゼとアミラーゼとリパーゼ又は脂肪分解酵素の混合物、プロテアーゼとリパーゼ又は脂肪分解酵素とセルラーゼの混合物、しかしながら、特に、プロテアーゼ及び/又はリパーゼ含有混合物、或いは脂肪分解酵素との混合物。このような脂肪分解酵素の例は、既知のクチナーゼである。ある場合には、ペルオキシダーゼ又はオキシダーゼが適当であることもわかった。適当なアミラーゼは、特に、α-アミラーゼ、イソアミラーゼ、プルラナーゼ及びペクチナーゼを含む。好ましいセルラーゼは、セロビオヒドロラーゼ、エンドグルカナーゼ、及びセロビアーゼとしても知られているβ-グルコシダーゼ、又はこれらの混合物である。種々のセルラーゼ種は、それらのCMCアーゼ活性及びアビセラーゼ活性が異なるので、セルラーゼの管理された混合によって所望の活性を調整することができる。
酵素を早期分解から保護するために、酵素を担体に吸着させるか、被覆してもよい。
好ましい態様では、本発明の布地手入れ用組成物は、好ましくはプロテアーゼ及び/又はアミラーゼ及び/又はセルラーゼからなる群から選ばれる、酵素を含む。
本発明の布地手入れ用組成物が、穏やかな作用の洗濯洗剤又は後処理用組成物、例えば布地柔軟剤として存在する場合、好ましい態様では、それらは、各々の場合、組成物全体に基づいて、好ましくは 0.005〜2 重量%、より好ましくは 0.01〜1 重量%、特に 0.02〜0.5 重量%のセルラーゼを含む。
好ましい態様では、本発明の布地手入れ用組成物は液状であり、有利には、20 rpm(rpm:1分あたりの回転数)で回転粘度計(ブルックフィールド RV、スピンドル 2)を用い、20 ℃で測定して、50〜5,000 mPas、より好ましくは 50〜3,000 mPas、特に 500〜1,500 mPas の粘度を有する。
好ましい態様では、好適な液状布地手入れ用組成物は、1種以上の非水の水混和性溶媒を含む。
本発明の水性組成物中に使用され得る溶媒は、例えば、それが所定の濃度で水混和性である限り、例えば、一価アルコール又は多価アルコール、アルカノールアミン又はグリコールエーテルからなる群に由来する。好ましくは、溶媒は下記群から選択される:エタノール、n-プロパノール又は i-プロパノール、ブタノール、グリコール、プロパンジオール又はブタンジオール、グリセロール、ジグリコール、プロピルジグリコール又はブチルジグリコール、ヘキシレングリコール、エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコールプロピルエーテル、エチレングリコールモノ-n-ブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールエチルエーテル又はプロピレングリコールプロピルエーテル、ブトキシプロポキシプロパノール(BPP)、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル又はジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジイソプロピレングリコールモノメチルエーテル又はジイソプロピレングリコールモノエチルエーテル、メトキシトリグリコール、エトキシトリグリコール又はブトキシトリグリコール、1-ブトキシエトキシ-2-プロパノール、3-メチル-3-メトキシブタノール、プロピレングリコール t-ブチルエーテル、及びこれら溶媒の混合物。
一部のグリコールエーテルは、Arcosolv(登録商標)(Arco Chemical Co.)又は Cellosolve(登録商標)、Carbitol(登録商標)又は Propasol(登録商標)(Union Carbide Corp.)の商品名で市販されており、例えば、ButylCarbitol(登録商標)、HexylCarbitol(登録商標)、MethylCarbitol(登録商標)及び Carbitol(登録商標)自体、(2-(2-エトキシ)エトキシ)エタノールを含む。グリコールエーテルの選択は、その揮発性、水溶性、分散体全体におけるその重量パーセントなどに基づいて、当業者によって容易になされる。N-アルキルピロリドンのようなピロリドン溶媒、例えば、N-メチル-2-ピロリドン又は N-C8〜C12-アルキルピロリドン、2-ピロリドンも同様に使用してよい。アルコールも好ましく使用され得る。それらは、比較的低分子量の液状ポリエチレングリコール、例えば、200、300、400 又は 600 の分子量を有するポリエチレングリコールを含む。更に適当な他のアルコールは、例えば低級アルコール、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール及び n-ブタノール、C2〜C4 ポリオール、例えばジオール又はトリオール、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール又はこれらの混合物である。
好ましい態様では、本発明の布地手入れ用組成物は、それらが液状である場合、95 重量%まで、より好ましくは 20〜90 重量%、特に 50〜80 重量%の1種以上の溶媒、好ましくは水溶性溶媒、特に水を含む。
本発明の好ましい態様では、布地手入れ用組成物は、更に、柔軟化成分、好ましくはカチオン性界面活性剤を含む。特に、本発明の布地手入れ用組成物が、穏やかな作用の洗濯洗剤又は布地後処理用組成物、例えば布地柔軟剤である場合、更なる柔軟化成分の使用は、極めて有利であることが見出された。特に、低温で洗濯及びアイロンがけされる、繊細な布地、例えば絹、ウール又は亜麻布の洗濯の場合、柔軟化成分の使用が有利であることが見出された。本発明で使用されるセルロースエーテルに加えて、柔軟化成分は、更に、布地のアイロンがけを容易にし、布地材料の帯電を低減する。
布地柔軟化成分の例は、毛髪手入れ用組成物及び布地被覆組成物に使用されるような、四級アンモニウム化合物、カチオン性ポリマー及び乳化剤である。
適当な例は、式(III)及び(IV):
Figure 2007533866
に相当する四級アンモニウム化合物である。式(III)において、R 及び R1 は、各々、12〜24個の炭素原子を有する非環式アルキル基を表し、R2 は、飽和 C1〜C4 アルキル基又はヒドロキシアルキル基を表し、R3 は、R、R1 又は R2 と同じであるか、芳香族基を表す。X- は、ハロゲン化物イオン、メト硫酸イオン、メトリン酸イオン又はリン酸イオン及びこれらの混合物を表す。式(III)のカチオン性化合物の例は、ジデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジ獣脂ジメチルアンモニウムクロリド又はジヘキサデシルアンモニウムクロリドである。
式(IV)の化合物は、エステルクォートとして既知である。エステルクォートは、その良好な生分解性で知られており、本発明において特に好ましい。式(IV)において、R4 は、12〜22個の炭素原子及び0、1、2又は3個の二重結合を有する脂肪族アルキル基を表し、R5 は、H、OH 又は O(CO)R7 を表し、R6 は、R5 とは独立して、H、OH 又は O(CO)R8 を表し、R7 及び R8 は、相互に独立に、12〜22個の炭素原子及び0、1、2又は3個の二重結合を有する脂肪族アルキル基を表す。m、n 及び p は、相互に独立に 1、2 又は 3 であってよい。X- は、ハロゲン化物イオン、メト硫酸イオン、メトリン酸イオン又はリン酸イオン及びこれらの混合物であってよい。R5 が O(CO)R7、R4 及び R7 が16〜18個の炭素原子を有するアルキル基である、化合物が好ましい。R6 が OH である化合物が特に好ましい。
式(IV)の化合物の例は、メチル-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-ジ(獣脂アシルオキシエチル)アンモニウムメトスルフェート、ビス(パルミトイル)エチルヒドロキシエチルメチルアンモニウムメトスルフェート又はメチル-N,N-ビス(アシルオキシエチル)-N-(2-ヒドロキシエチル)アンモニウムメトスルフェートである。不飽和アルキル鎖(アシル基が好ましい)を有する式(IV)の四級化化合物を使用する場合、対応する脂肪酸は、ヨウ素価 5〜80、好ましくは 10〜60、特に 15〜45 を有し、及びシス/トランス異性体比(重量%)30:70 超、好ましくは 50:50 超、特に 70:30 超を有する。市販品の例は、商品名 Stepantex(登録商標)として Stepan から販売のメチルヒドロキシアルキル-ジアルコイルオキシアルキルアンモニウムメトスルフェート、商品名 Dehyquart(登録商標)として既知の Cognis 社製品、又は商品名 Rewoquat(登録商標)として既知の Goldschmidt-Witco 社製品である。
更に好ましい化合物は、商品名 Rewoquat(登録商標)W 222 LM 又は CR 3099 で市販されており、安定性、着色防止性及び柔軟性を与える、式(-):
Figure 2007533866
[式中、R21 及び R22 は、相互に独立に、12〜22個の炭素原子及び0、1、2又は3個の二重結合を有する脂肪族基を表す。]
に相当するジエステルクォートを含む。
上記の四級化合物と同様に、他の既知の化合物、例えば、式(VI):
Figure 2007533866
[式中、R9 は、水素又は1〜4個の炭素原子を有する飽和アルキル基を表し、R10 及び R11 は、相互に独立に、12〜18個の炭素原子を有する脂肪族飽和又は不飽和アルキル基であり、代わりに R10 は O(CO)R20(ここで、R20 は12〜18個の炭素原子を有する脂肪族飽和又は不飽和アルキル基である。)を表してもよく、Z は NH 基又は酸素であり、X- はアニオンであり、q は 1〜4 の整数であり得る。]
に相当する四級イミダゾリニウム化合物を使用することもできる。
更に適当な四級化合物は、式(VII):
Figure 2007533866
[式中、R12、R13 及び R14 は、相互に独立に、C1〜4 のアルキル、アルケニル又はヒドロキシアルキル基を表し、R15 及び R16 は、相互に独立に、C8〜28 アルキル基を表し、r は 0〜5 である。]
によって記載される。
上記の式(III)〜(VII)に相当する化合物と同様に、短鎖水溶性四級アンモニウム化合物、例えば、トリヒドロキシエチルメチルアンモニウムメトスルフェート、又はアルキルトリメチルアンモニウムクロリド類、ジアルキルジメチルアンモニウムクロリド類及びトリアルキルメチルアンモニウムクロリド類、例えば、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド及びトリセチルメチルアンモニウムクロリドを使用することもできる。
柔軟化作用を有するプロトン化アルキルアミン化合物、及びカチオン性乳化剤の非四級化プロトン化前駆体も適当である。
本発明に有用な更なるカチオン性化合物は、四級タンパク質水解物である。
適当なカチオンポリマーは、CTFA Cosmetic Ingredient Dictionary(The Cosmetic, Toiletry and Fragrance, Inc. 1997)に記載されているようなポリクオタニウムポリマー、特に、merquat とも称される、ポリクオタニウム-6、ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-10 ポリマー(Ucare Polymer IR 400;Amerchol)、ポリクオタニウム-4 共重合体、例えば、アリルジメチルアンモニウムクロリドによって結合されている四級アンモニウム基及びセルロース骨格を有するグラフト共重合体、カチオン性セルロース誘導体、例えばカチオン性グアー、例えばグアーヒドロキシプロピルトリアンモニウムクロリド、類似四級化グアー誘導体(例えば Cognis GmbH 製 Cosmedia Guar)、カチオン性四級糖誘導体(カチオン性アルキルポリグルコシド)、例えば市販品 Glucquat(登録商標)100(CTFA 名;ラウリルメチルグルセス-10 ヒドロキシプロピルジモニウムクロリド)、PVP とジメチルアミノメタクリレートとの共重合体、ビニルイミダゾールとビニルピロリドンとの共重合体、アミノシリコーンポリマー及び共重合体を含む。
同様に、ポリ四級化ポリマー(例えば BASF 社製 Luviquat Care)、並びにキトサンに基づくカチオン性生重合体及びその誘導体、例えば、商品名 Chitosan(登録商標)(Cognis 社製)で入手可能なポリマーを使用することもできる。
同様に適当なのは、カチオン性シリコーン油、例えば、市販品である Q2-7224(Dow Corning 社製、安定化トリメチルシリルアモジメチコン)、Dow Corning 929 エマルション(ヒドロキシル-アミノ-変性シリコーンを含み、アモジメチコンとも称される)、SM-2059(General Electric 社製)、SLM-55067(Wacker 社製)、Abil(登録商標)-Quat 3270 及び 3272 (Goldschmidt-Rewo 社製、ジ四級ポリジメチルシロキサン、クオタニウム-80)及び Siliconquat Rewoquat(登録商標)SQ 1(Tegopren(登録商標)6922、Goldschmidt-Rewo 社製)である。
同様に、非四級化状態ではアルキルアミドアミンであり得、又は四級化状態では以下に示すように式(VIII):
Figure 2007533866
[式中、R17 は、12〜22個の炭素原子及び0、1、2又は3個の二重結合を有する脂肪族アルキル基であり得、s は、0〜5 の値であり得、R18 及び R19 は、相互に独立に、H、C1〜4 のアルキル又はヒドロキシアルキル基である。]
に相当する化合物を使用することもできる。好ましい化合物は、脂肪酸アミドアミン、例えば、商品名 Amid(登録商標)S18 で入手可能なステアリルアミドプロピルジメチルアミン、又は商品名 Stepantex(登録商標)X 9124 で入手可能な 3-獣脂アミドプロピルトリメチルアンモニウムメトスルフェートであり、これらは、良好なコンディショニング効果だけでなく、色転移阻害効果及び特に良好な生分解性を特徴とする。少なくとも1つのアルキル鎖がエステル基及び/又はアミド基によって中断されているアルキル化四級アンモニウム化合物、特に N-メチル-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-(ジ獣脂アシルオキシエチル)アンモニウムメトスルフェート及び/又は N-メチル-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N(パルミトイルオキシエチル)アンモニウムメトスルフェートがとりわけ好ましい。
非イオン性柔軟剤は、GB 2 202 244 に記載されているような一級ポリオキシアルキレングリセロールアルカノエート、GB 2 199 855 に記載されているようなポリブチレン、EP 0 013 780 に記載されているような長鎖脂肪酸、EP 0 043 547 に記載されているようなエトキシル化脂肪酸エタノールアミド、EP 0 698 140 に記載されているようなアルキルポリグリコシド、特にソルビタンモノエステル、ジエステル及びトリエステル、並びに DE 28 22 891 に記載されているようなポリカルボン酸の脂肪酸エステルである。
好ましい態様では、本発明の穏やかな作用の洗濯洗剤は、カチオン性界面活性剤、好ましくは少なくとも1つのアルキル鎖がエステル基及び/又はアミド基によって中断されているアルキル化四級アンモニウム化合物、特に N-メチル-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-(ジ獣脂アシルオキシエチル)アンモニウムメトスルフェート又は N-メチル-N-(2-ヒドロキシエチル)-N,N-(ジパルミトイルエチル)アンモニウムメトスルフェートを含む。
更に好ましい態様では、本発明の布地手入れ用組成物は、柔軟化成分を、各々の場合、組成物全体に基づいて、35 重量%まで、好ましくは 0.1 重量%〜25 重量%、より好ましくは 0.5 重量%〜15 重量%、特に 1 重量%〜10 重量%の量で含む。
本発明の特に好ましい態様では、本発明の布地手入れ用組成物は、柔軟剤、好ましくはカチオン性柔軟剤、より好ましくはエステルクォートを含む、穏やかな作用の洗濯洗剤又は布地柔軟剤として存在する。
上記成分に加えて、本発明の布地手入れ用組成物は、真珠光沢剤を含む。真珠光沢剤は、布地に更なる光沢を与え、従って、本発明の穏やかな作用の洗濯洗剤に優先的に使用される。
有用な真珠光沢剤は、例えば、アルキレングリコールエステル;脂肪酸アルカノールアミド;部分グリセリド;多塩基性の任意にヒドロキシ置換されていてよいカルボン酸と6〜22個の炭素原子を有する脂肪アルコールとのエステル;合計で少なくとも24個の炭素原子を有する脂肪物質、例えば、脂肪アルコール、脂肪ケトン、脂肪アルデヒド、脂肪エーテル及び脂肪カーボネート;12〜22個の炭素原子を有する脂肪アルコールによる12〜22個の炭素原子を有するオレフィンエポキシドの開環生成物、2〜15個の炭素原子及び2〜10個のヒドロキシル基を有する脂肪酸及び/又はポリオール、並びにこれらの混合物を含む。
また、本発明の液状布地手入れ用組成物は、更に増粘剤を含んでよい。液状洗濯洗剤として使用される、本発明の布地手入れ用組成物における増粘剤の使用は、特に有利であることが分かった。特にゲル状液体洗濯洗剤への増粘剤の使用は、消費者に好評であることが見出された。組成物の増加した粘稠度によって、組成物を汚れに直接塗布して処理することが容易になる。希薄液状組成物によく見られるある種の流出は、結果的に防がれる。
増粘剤としての使用が見出された天然由来のポリマーは、例えば、寒天、カラゲーニン、トラガカント、アラビアゴム、アルギン酸塩、ペクチン、ポリオーゼ、グアーフラワー、イナゴマメシードフラワー、デンプン、デキストリン、ゼラチン及びカゼインである。
変性天然物質は、主に、変性デンプン及びセルロースからなる群に由来し、その例は、カルボキシメチルセルロール及び非イオン性セルロースエーテル、例えばヒドロキシエチルセルロース及びヒドロキシプロピルセルロース、並びにシードフラワーエーテルを含む。
極めて多様な応用分野で広範に使用される増粘剤の多くは、完全合成ポリマー、例えば、ポリアクリル酸化合物及びポリメタクリル酸化合物、ビニルポリマー、ポリカルボン酸、ポリエーテル、ポリイミン、ポリアミド及びポリウレタンの増粘剤である。
上記した物質類の増粘剤は、商業的に広く入手可能であり、例えば、Acusol(登録商標)-820(メタクリル酸(ステアリルアルコール-20-EO)エステル-アクリル酸共重合体、30 %水溶液、Rohm & Haas 社製)、Dapral(登録商標)-GT-282-S(アルキルポリグリコールエーテル、Akzo 社製)、Deuterol(登録商標)-Polymer-11(ジカルボン酸共重合体、Schoener GmbH 製)、Deuteron(登録商標)-XG(β-D-グルコース、D-マンノース、D-グルクロン酸に基づいたアニオン性ヘテロ多糖、Schoener GmbH 製)、Deuteron(登録商標)-XN(非イオノゲン多糖、Schoener GmbH 製)、Dicrylan(登録商標)-Verdicker-O(エチレンオキシド付加物、50 %の水/イソプロパノール溶液、Pfersse Chemie 社製)、EMA(登録商標)-81 及び EMA(登録商標)-91(エチレン-無水マレイン酸共重合体、Monsanto 社製)、Verdicker-QR-1001(ポリウレタンエマルション、19〜21 %の水/ジグリコールエーテル溶液、Rohm & Haas 社製)、Mirox(登録商標)-AM(アニオン性アクリル酸-アクリル酸エステル共重合体分散体、25 %水溶液、Stockhausen 社製)、SER-AD-FX-1100(疎水性ウレタンポリマー、Servo Delden 社製)、Shellflo(登録商標)-S(ホルムアルデヒドにより安定化された高分子量多糖、Shell 社製)、及び Shellflo(登録商標)-XA(ホルムアルデヒドにより安定化されたキサンタン生重合体、Shell 社製)の商品名で得ることができる。
好ましく使用される重合体多糖増粘剤は、Xanthomonas campestris 及び幾つかの他の種によって好気条件下で生成され 2,000,000〜15,000,000 g/mol の分子量を有する微生物アニオン性ヘテロ多糖、並びにキサンタンである。キサンタンは、側鎖を有するβ-1,4-結合グルコース(セルロース)鎖から形成される。下位基の構造は、グルコース、マンノース、グルクロン酸、アセテート及びピルベートからなり、ピルベート単位の数が、キサンタンの粘度を決定する。
それらの極めて良好な安定性により、キサンタン及び変性キサンタンを使用することは特に有利である。
好ましい態様では、本発明の布地手入れ用組成物は、増粘剤を、各々の場合、組成物全体に基づいて、10 重量%まで、より好ましくは 5 重量%まで、特に 0.1〜1 重量%の量で含む。
また、本発明の布地手入れ用組成物は、臭気吸収剤又は色転移阻害剤を更に含んでよい。特に、穏やかな作用の後処理剤及び液状洗濯洗剤として存在する本発明の布地手入れ用組成物において、色転移阻害剤の使用が有効であることが見出された。悪臭のある組成物成分、例えばアミン含有成分の消臭のために、そして洗濯した布地の持続的消臭のために、臭気吸収剤の使用が、非常に有用であることが見出された。
好ましい態様では、本発明の布地手入れ用組成物は、任意に、0.1 重量%〜2 重量%、好ましくは 0.2 重量%〜1 重量%の色転移阻害剤を含む。本発明の好ましい態様では、色転移阻害剤は、ビニルピロリドン、ビニルイミダゾール、ビニルピリジン N-オキシドのポリマー又はこれらの共重合体である。有用な色転移阻害剤は、例えば EP 0 262 897 から既知の分子量 15,000〜50,000 であるポリビニルピロリドンだけでなく、WO 95/06098 から既知の分子量 1,000,000 超、特に 1,500,000〜 4,000,000 であるポリビニルピロリドン、DE 28 14 287、DE 38 03 630、WO 94/10281、WO 94/26796、WO 95/03388 及び WO 95/03382 から既知の N-ビニルイミダゾール/N-ビニルピロリドン共重合体、DE 28 14 329 から既知のポリビニルオキサゾリドン、EP 610 846 から既知のビニルモノマー及びカルボキシアミドベースの共重合体、WO 95/09194 から既知のピロリドン基含有ポリエステル及びポリアミド、WO 94/29422 から既知のグラフト化ポリアミドアミン及びポリエチレンイミン、DE 43 28 254 から既知の二級アミン由来アミド基を有するポリマー、WO 94/02579 又は EP 0 135 17 から既知のポリアミン-N-オキシドポリマー、EP 0 584 738 から既知のポリビニルアルコール、及び EP 0 584 709 から既知のアクリルアミドアルケニルスルホン酸ベースの共重合体も含む。
しかしながら、例えば WO 92/18687 及び WO 91/05839 から既知であるような、ペルオキシダーゼ及び過酸化水素又は水中で過酸化水素を生成する物質を含む、酵素系もまた添加し得る。この場合、ペルオキシダーゼ用のメディエータ化合物(例えば WO 96/10079 から既知のアセトシリンゴン、WO 96/12845 から既知のフェノール誘導体、或いは WO 96/12846 から既知のフェノチアジン又はフェノキサジン)の添加が好ましく、上記の重合活性色転移阻害剤もまた添加され得る。本発明の組成物に使用されるポリビニルピロリドンは、好ましくは、平均分子量 10,000〜60,000、特に 25,000〜50,000 を有する。共重合体のうち、モル比が 5:1〜1:1、平均分子量が 5,000〜50,000、好ましくは 10,000〜20,000 であるビニルピロリドンとビニルイミダゾールとの共重合体が好ましい。
本発明において好ましい消臭物質は、16個以上の炭素原子を有する分枝又は非分枝の飽和又は不飽和のモノヒドロキシル化脂肪酸又はポリヒドロキシル化脂肪酸及び/又は樹脂酸の1種以上の金属塩(アルカリ金属塩を除く)、及びそれらの所望の混合物を含む。
リシノール酸は、特に好ましい16個以上の炭素原子を有する分枝又は非分枝の飽和又は不飽和のモノヒドロキシル化脂肪酸又はポリヒドロキシル化脂肪酸である。アビエチン酸は、特に好ましい樹脂酸である。
好ましい金属は、遷移金属及びランタノイド、特に周期表の VIIIa、Ib 及び IIb 族の遷移金属、並びにランタン、セリウム及びネオジム、より好ましくはコバルト、ニッケル、銅及び亜鉛、特に好ましくは亜鉛である。コバルト塩、ニッケル塩、銅塩及び亜鉛塩は、同様に有効であるが、毒物学的理由から亜鉛塩が好ましい。
有利であり、従って特に好ましく使用される消臭物質は、リシノール酸及び/又はアビエチン酸の1種以上の金属塩、好ましくはリシノール酸亜鉛及び/又はアビエチン酸亜鉛、特にリシノール酸亜鉛を含む。
本発明において有用な更なる消臭物質は、同様に、シクロデキストリン、及び上記金属塩とシクロデキストリンとの混合物(好ましくは 1:10〜10:1、より好ましくは 1:5〜5:1、特に 1:3〜3:1 の重量比)であることが見出された。ここで使用される用語「シクロデキストリン」は、既知のシクロデキストリンの全て、即ち、6〜12個のグルコース単位を有する未置換シクロデキストリン、特にα-、β-及びγ-シクロデキストリン、これらの混合物及び/又はこれらの誘導体及び/又はそれらの混合物のいずれも含む。
本発明の布地手入れ用組成物は、加えて、更なる界面活性剤、例えば両性界面活性剤を含んでよい。
本発明で使用され得る両性界面活性剤(双性イオン性界面活性剤)は、ベタイン、アミンオキシド、アルキルアミドアルキルアミン、アルキル-置換アミノ酸、アシル化アミノ酸及びバイオ界面活性剤を含み、本発明の教示ではベタインが特に好ましい。
適当なベタインは、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、イミダゾリニウムベタイン、スルホベタイン(INCI 名:スルタイン)及びホスホベタインであり、好ましくは式(IX):
R1-[CO-X-(CH2)n]x-N+(R2)(R3)-(CH2)m-[CH(OH)-CH2]y-Y- (IX)
[式中、R1 は飽和又は不飽和 C6〜22-アルキル基、好ましくは C8〜18-アルキル基、特に飽和 C10〜16-アルキル基、例えば飽和 C12〜14-アルキル基であり、X は NH 、C1〜4-アルキル基 R4 含有 NR4、O 又は S であり、n は 1〜10、好ましくは 2〜5、特に 3 であり、x は 0 又は 1、好ましくは 1 であり、R2、R3 は、相互に独立に、任意にヒドロキシ置換されていてよい C1〜4-アルキル基、例えばヒドロキシエチル基であるが、特にメチル基であり、m は 1〜4、特に 1、2 又は 3 であり、y は 0 又は 1 であり、 Y は、COO、SO3、OPO(OR5)O 又は P(O)(OR5)O(式中、R5 は水素原子又は C1〜4-アルキル基である。)である。]
を満たす。
好ましい両性界面活性剤は、式(IXa)に相当するアルキルベタイン、式(IXb)に相当するアルキルアミドベタイン、式(IXc)に相当するスルホベタイン、及び式(IXd)に相当するアミドスルホベタイン[各々の式中、R1 は式(IX)での説明と同じ意味を有する。]である。
R1-N+(CH3)2-CH2COO- (IXa)
R1-CO-NH-(CH2)3-N+(CH3)2-CH2COO- (IXb)
R1-N+(CH3)2-CH2CH(OH)CH2SO3 - (IXc)
R1-CO-NH-(CH2)3-N+(CH3)2-CH2CH(OH)CH2SO3 - (IXd)
特に好ましい両性界面活性剤は、カルボベタイン、特に式(IXa)及び(IXb)に相当するカルボベタイン、最も好ましくは式(IXb)に相当するアルキルアミドベタインである。
適当なベタイン及びスルホベタインの例は、以下の INCI 名の化合物である:アーモンドアミドプロピルベタイン、アプリコットアミドプロピルベタイン、アボカドアミドプロピルベタイン、ババスーアミドプロピルベタイン、ベヘンアミドプロピルベタイン、ベヘニルベタイン、ベタイン、カノールアミドプロピルベタイン、カプリル/カプラミドプロピルベタイン、カルニチン、セチルベタイン、コカミドエチルベタイン、コカミドプロピルベタイン、コカミドプロピルヒドロキシスルタイン、ココ-ベタイン、ココ-ヒドロキシスルタイン、ココ/オレアミドプロピルベタイン、ココ-スルタイン、デシルベタイン、ジヒドロキシエチルオレイルグリシネート、ジヒドロキシエチルソイグリシネート、ジヒドロキシエチルステアリルグリシネート、ジヒドロキシエチル獣脂グリシネート、ジメチコンプロピル PG-ベタイン、エルカミドプロピルヒドロキシスルタイン、水素化獣脂ベタイン、イソステアラミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、ラウリルベタイン、ラウリルヒドロキシスルタイン、ラウリルスルタイン、ミルクアミドプロピルベタイン、ミンクアミドプロピルベタイン、ミリスタミドプロピルベタイン、ミリスチルベタイン、オレアミドプロピルベタイン、オレアミドプロピルヒドロキシスルタイン、オレイルベタイン、オリーブアミドプロピルベタイン、パームアミドプロピルベタイン、パルミタミドプロピルベタイン、パルミトイルカルニチン、パーム核アミドプロピルベタイン、ポリテトラフルオロエチレンアセトキシプロピルベタイン、リシノールアミドプロピルベタイン、セサミドプロピルベタイン、ソイアミドプロピルベタイン、ステアラミドプロピルベタイン、ステアリルベタイン、獣脂アミドプロピルベタイン、獣脂アミドプロピルヒドロキシスルタイン、獣脂ベタイン、獣脂ジヒドロキシエチルベタイン、ウンデシレンアミドプロピルベタイン及び小麦胚芽アミドプロピルベタイン。
本発明に適するアミンオキシドは、アルキルアミンオキシド、特にアルキルジメチルアミンオキシド、アルキルアミドアミンオキシド及びアルコキシアルキルアミンオキシドを含む。好ましいアミンオキシドは、式(XI)又は(XII):
R6R7R8N+-O- (XI)
R6-[CO-NH-(CH2)w]z-N+(R7)(R8)-O- (XII)
[式中、R6 は、カルボニルアミドアルキレン基-CO-NH-(CH2)z(式中、z は各々の場合 1〜10、好ましくは 2〜5、特に 3 である。)を介してアルキルアミドアミンオキシド内の窒素原子 N と、及びオキサアルキレン基 -O-(CH2)z を介してアルコキシアルキルアミンオキシド内の窒素原子 N と結合している、飽和又は不飽和 C6〜22-アルキル基、好ましくは C8〜18-アルキル基、特に飽和 C10〜16-アルキル基、例えば飽和 C12〜14-アルキル基であり、R7、R8 は、相互に独立に、任意にヒドロキシ置換されていてよい C1〜4-アルキル基、ヒドロキシエチル基、特にメチル基である。]
を満たす。
適当なアミンオキシドの例は、以下の INCI 名の化合物である:アーモンドアミドプロピルアミンオキシド、ババスーアミドプロピルアミンオキシド、ベヘンアミンオキシド、コカミドプロピルアミンオキシド、コカミドプロピルアミンオキシド、コカミンオキシド、ココ-モルホリンオキシド、デシルアミンオキシド、デシルテトラデシルアミンオキシド、ジアミノピリミジンオキシド、ジヒドロキシエチル C8-10 アルコキシプロピルアミンオキシド、ジヒドロキシエチル C9-11 アルコキシプロピルアミンオキシド、ジヒドロキシエチル C12-15 アルコキシプロピルアミンオキシド、ジヒドロキシエチルコカミンオキシド、ジヒドロキシエチルラウラミンオキシド、ジヒドロキシエチルステアラミンオキシド、ジヒドロキシエチル獣脂アミンオキシド、水素化パーム核アミンオキシド、水素化獣脂アミンオキシド、ヒドロキシエチルヒドロキシプロピル C12-15 アルコキシプロピルアミンオキシド、イソステアラミドプロピルアミンオキシド、イソステアラミドプロピルモルホリンオキシド、ラウラミドプロピルアミンオキシド、ラウラミンオキシド、メチルモルホリンオキシド、ミルクアミドプロピルアミンオキシド、ミンクアミドプロピルアミンオキシド、ミリスタミドプロピルアミンオキシド、ミリスタミンオキシド、ミリスチル/セチルアミンオキシド、オレアミドプロピルアミンオキシド、オレアミンオキシド、オリーブアミドプロピルアミンオキシド、パルミタミドプロピルアミンオキシド、パルミタミンオキシド、PEG-3 ラウラミンオキシド、ジヒドロキシエチルコカミンオキシドリン酸カリウム、トリスホスホノメチルアミンオキシドカリウム、セサミドプロピルアミンオキシド、ソイアミドプロピルアミンオキシド、ステアラミドプロピルアミンオキシド、ステアラミンオキシド、獣脂アミドプロピルアミンオキシド、獣脂アミンオキシド、ウンデシレンアミドプロピルアミンオキシド及び小麦胚芽アミドプロピルアミンオキシド。
アルキルアミドアルキルアミン(INCI 名:アルキルアミドアルキルアミン)は、式(XIII):
R9-CO-NR10-(CH2)i-N(R11)-(CH2CH2O)j-(CH2)k-[CH(OH)]l-CH2-Z-OM (XIII)
[式中、R9 は、飽和又は不飽和 C6〜22-アルキル基、好ましくは C8〜18-アルキル基、特に飽和 C10〜16-アルキル基、例えば飽和 C12〜14-アルキル基であり、R10 は、水素又は C1〜4-アルキル基、好ましくは水素であり、i は、1〜10、好ましくは 2〜5、特に 2 又は 3 であり、R11 は水素又は CH2COOM であり、j は、1〜4、好ましくは 1 又は 2、特に 1 であり、k は、0〜4、好ましくは 0 又は 1 であり、l は 0 又は 1 であり、l = 1 のときは k = 1 であり、Z は CO、SO2、OPO(OR12) 又は P(O)(OR12)(式中、R12 は C1〜4-アルキル基又は M である。)であり、M は、水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はプロトン化アルカノールアミン、例えばプロトン化モノ-、ジ-又はトリエタノールアミンである。]
に相当する両性界面活性剤である。
好ましい代表例は、式(XIIIa)〜(XIIId):
R9-CO-NH-(CH2)2-N(R11)-CH2CH2O-CH2-COOM (XIIIa)
R9-CO-NH-(CH2)2-N(R11)-CH2CH2O-CH2CH2-COOM (XIIIb)
R9-CO-NH-(CH2)2-N(R11)-CH2CH2O-CH2CH(OH)CH2-SO3M (XIIIc)
R9-CO-NH-(CH2)2-N(R11)-CH2CH2O-CH2CH(OH)CH2-OPO3HM (XIIId)
[式中、R9、R11 及び M は、式(XIII)での説明と同じ意味を有する。]
を満たす。
アルキルアミドアルキルアミンの例は、以下の INCI 名の化合物である:ココアンフォジプロピオン酸、ココベタインアミドアンフォプロピオン酸、DEA-ココアンフォジプロピオン酸、カプロアンフォ二酢酸二ナトリウム、カプロアンフォジプロピオン酸二ナトリウム、カプリロアンフォ二酢酸二ナトリウム、カプリロアンフォジプロピオン酸二ナトリウム、ココアンフォカルボキシエチルヒドロキシプロピルスルホン酸二ナトリウム、ココアンフォ二酢酸二ナトリウム、ココアンフォジプロピオン酸二ナトリウム、イソステアロアンフォ二酢酸二ナトリウム、イソステアロアンフォジプロピオン酸二ナトリウム、ラウレス-5 カルボキシアンフォ二酢酸二ナトリウム、ラウロアンフォ二酢酸二ナトリウム、ラウロアンフォジプロピオン酸二ナトリウム、オレオアンフォジプロピオン酸二ナトリウム、PPG-2-イソデセス-7 カルボキシアンフォ二酢酸二ナトリウム、ステアロアンフォ二酢酸二ナトリウム、獣脂アンフォ二酢酸二ナトリウム、小麦胚芽アンフォ二酢酸二ナトリウム、ラウロアンフォジプロピオン酸、クオタニウム-85、カプロアンフォ酢酸ナトリウム、カプロアンフォヒドロキシプロピルスルホン酸ナトリウム、カプロアンフォプロピオン酸ナトリウム、カプリロアンフォ酢酸ナトリウム、カプリロアンフォヒドロキシプロピルスルホン酸ナトリウム、カプリロアンフォプロピオン酸ナトリウム、ココアンフォ酢酸ナトリウム、ココアンフォヒドロキシプロピルスルホン酸ナトリウム、ココアンフォプロピオン酸ナトリウム、コーンアンフォプロピオン酸ナトリウム、イソステアロアンフォ酢酸ナトリウム、イソステアロアンフォプロピオン酸ナトリウム、ラウロアンフォ酢酸ナトリウム、ラウロアンフォヒドロキシプロピルスルホン酸ナトリウム、ラウロアンフォ PG-酢酸リン酸ナトリウム、ラウロアンフォプロピオン酸ナトリウム、ミリストアンフォ酢酸ナトリウム、オレオアンフォ酢酸ナトリウム、オレオアンフォヒドロキシプロピルスルホン酸ナトリウム、オレオアンフォプロピオン酸ナトリウム、リシノレオアンフォ酢酸ナトリウム、ステアロアンフォ酢酸ナトリウム、ステアロアンフォヒドロキシプロピルスルホン酸ナトリウム、ステアロアンフォプロピオン酸ナトリウム、トールアンフォプロピオン酸ナトリウム、獣脂アンフォ酢酸ナトリウム、ウンデシレノアンフォ酢酸ナトリウム、ウンデシレノアンフォプロピオン酸ナトリウム、小麦胚芽アンフォ酢酸ナトリウム及びラウロアンフォ PG-アセテートクロリドリン酸三ナトリウム。
本発明において好ましいアルキル置換アミノ酸(INCI 名:アルキル置換アミノ酸)は、式(XIV):
R13-NH-CH(R14)-(CH2)u-COOM' (XIV)
[式中、R13 は、飽和又は不飽和 C6〜22-アルキル基、好ましくは C8〜18-アルキル基、特に飽和 C10〜16-アルキル基、例えば飽和 C12〜14-アルキル基であり、R14 は、水素又は C1〜4-アルキル基、好ましくは H であり、u は、0〜4、好ましくは 0 又は 1、特に 1 であり、M' は、水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はプロトン化アルカノールアミン、例えばプロトン化モノ-、ジ-又はトリエタノールアミンである。]
に相当するモノアルキル置換アミノ酸、式(XV):
R15-N-[(CH2)v-COOM"]2 (XV)
[式中、R15 は、飽和又は不飽和 C6〜22-アルキル基、好ましくは C8〜18-アルキル基、特に飽和 C10〜16-アルキル基、例えば飽和 C12〜14-アルキル基、v は、1〜5、好ましくは 2 又は 3、特に 2 であり、M" は、水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はプロトン化アルカノールアミン、例えばプロトン化モノ-、ジ-又はトリエタノールアミンであり、2個のカルボキシル基中の M" は、同じ意味又は2つの異なった意味を有し得、例えば、水素とナトリウム又はナトリウムとナトリウムである。]
に相当するアルキル置換イミノ酸、及び式(XVI):
R16-N(R17)-CH(R18)-COOM"' (XVI)
[式中、R16 は、飽和又は不飽和 C6〜22-アルキル基、好ましくは C8〜18-アルキル基、特に飽和 C10〜16-アルキル基、例えば飽和 C12〜14-アルキル基であり、R17 は、水素、又は任意にヒドロキシ置換又はアミノ置換されていてよい C1〜4-アルキル基、例えばメチル、エチル、ヒドロキシエチル又はアミノプロピル基であり、R18 は、20種の天然α-アミノ酸 H2NCH(R18)COOH の1つの基であり、M"' は、水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はプロトン化アルカノールアミン、例えばプロトン化モノ-、ジ-又はトリエタノールアミンである。]
に相当するモノ-及びジアルキル置換天然アミノ酸である。
特に好ましいアルキル置換アミノ酸は、式(XIVa):
R13-NH-CH2CH2COOM' (XIVa)
[式中、R13 及び M' は、式(XIV)での説明と同じ意味を有する。]
に相当するアミノプロピオネートである。
アルキル置換アミノ酸の例は、以下の INCI 名の化合物である:アミノプロピルラウリルグルタミン、コカミノ酪酸、コカミノプロピオン酸、DEA-ラウラミノプロピオン酸、コカミノプロピルイミノ二酢酸二ナトリウム、ジカルボキシエチルココプロピレンジアミン二ナトリウム、ラウリミノジプロピオン酸二ナトリウム、ステアリミノジプロピオン酸二ナトリウム、獣脂イミノジプロピオン酸二ナトリウム、ラウラミノプロピオン酸、ラウリルアミノプロピルグリシン、ラウリルジエチレンジアミノグリシン、ミリスタミノプロピオン酸、C12-15 アルコキシプロピルイミノジプロピオン酸ナトリウム、コカミノプロピオン酸ナトリウム、ラウラミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリミノジプロピオン酸ナトリウム、ラウロイルメチルアミノプロピオン酸ナトリウム、TEA-ラウラミノプロピオネート及び TEA-ミリスタミノプロピオネート。
アシル化アミノ酸は、アミノ窒素原子上に飽和又は不飽和脂肪酸 R19COOH[式中、R19 は、飽和又は不飽和 C6〜22-アルキル基、好ましくは C8〜18-アルキル基、特に飽和 C10〜16-アルキル基、例えば飽和 C12〜14-アルキル基である。]のアシル基 R19CO を有する、アミノ酸、特に20種の天然α-アミノ酸である。アシル化アミノ酸は、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩又はアルカノールアンモニウム塩、例えば、モノ-、ジ-又はトリエタノールアンモニウム塩としても使用され得る。アシル化アミノ酸の例は、INCI 名アミノ酸としてグループ化されるアシル誘導体、例えば、ココイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルグルタミン酸、カプリロイルグリシン又はミリストイルメチルアラニンである。
好ましい態様では、本発明の布地手入れ用組成物の界面活性剤の総含有量は、脂肪酸石鹸の量を除いて、各々の場合、組成物全体に基づいて、55 重量%未満、好ましくは 50 重量%未満、より好ましくは 12 重量%〜48 重量%である。
本発明の布地手入れ用組成物は、加えて、更なる洗濯洗剤添加物、例えば、ビルダー、漂白剤、漂白活性剤、電解質、pH 安定剤、香料、香料担体、蛍光剤、染料、抑泡剤、グレーイング阻害剤、抗菌活性剤、殺菌剤、殺真菌剤、抗酸化剤、帯電防止剤、アイロン助剤、UV吸収剤、蛍光増白剤、再沈着防止剤、粘度調整剤、収縮防止剤、腐食阻害剤、防腐剤、防虫剤及び含浸剤を含んでよい。
本発明の組成物は、ビルダーを含んでよい。本発明の組成物に配合するため、洗濯及びクリーニング組成物に通常使用される任意のビルダー、特に、ゼオライト、ケイ酸塩、炭酸塩、有機共ビルダー及びリン酸塩(ただし、その使用に対して生態学的阻害理由がない場合)を使用できる。
有用な結晶性層状ケイ酸ナトリウムは、一般式 NaMSixO2x+1・yH2O[式中、M はナトリウム又は水素であり、x は 1.9〜4 であり、y は 0〜20 であり、x は好ましくは 2、3 又は 4 である。]を有する。このような結晶性層状ケイ酸塩は、例えば、EP-A-0 164 514 に記載されている。与えられた式の好ましい結晶性層状ケイ酸塩は、M がナトリウムであり、x が 2 又は 3 の値をとるケイ酸塩である。β-及びδ-二ケイ酸ナトリウム Na2Si2O5・yH2O の両方が特に好ましく、β-二ケイ酸ナトリウムは、例えば、WO 91/08171 に記載の方法から得ることができる。
1:2〜1:3.3、好ましくは 1:2〜1:2.8、より好ましくは 1:2〜1:2.6 の Na2O:SiO2 比を有する非晶質ケイ酸ナトリウムも使用することができ、これは、遅延溶解及び副次的洗濯特性を有する。通常の非晶質ケイ酸ナトリウムと比べて遅い溶解は、種々の方法、例えば、表面処理、コンパウンド化、圧縮成形又は過乾燥によって得られる。本発明では、用語「非晶質」は「X線非晶質」を意味する。これはX線回折試験において、ケイ酸塩が、結晶性物質に典型的な鋭いX線反射を生じず、数度の回折角の幅を有する散乱X線のせいぜい1つ以上の極大を生じることを意味する。しかしながら、電子回折試験において、ケイ酸塩粒子が不明確な又は鋭い回折極大を生じる場合に、特に良好なビルダー特性が実現されることもある。これは、生成物が、10〜数百 nm の大きさの微晶質領域を有することを意味すると解釈され得、その値は、最大 50 nm まで、特に最大 20 nm までが好ましい。通常の水ガラスと比較して遅い溶解性を同様に有するこのタイプのいわゆるX線非晶質ケイ酸塩は、例えば、DE-A-44 00 024 に記載されている。成形圧縮非晶質ケイ酸塩、コンパウンド化非晶質ケイ酸塩、及び過乾燥X線非晶質ケイ酸塩が、特に好ましい。
使用される微細結晶質の結合水含有合成ゼオライトでは、ゼオライト A 及び/又は P が好ましい。特に好ましいゼオライト P は、ゼオライト MAP(登録商標)(Crosfield の市販品)である。しかしながら、ゼオライト X、並びにゼオライト A、X 及び/又は P の混合物も適当である。商業的に入手でき、本発明において好ましいものは、例えば、ゼオライト X とゼオライト A の共結晶(ゼオライト X が約 80 重量%)であり、これは、CONDEA Augusta S.p.A. によって VEGOBOND AX(登録商標)の商品名で市販されており、式:
nNa2O・(1-n)K2O・Al2O3・(2〜2.5)SiO2・(3.5〜5.5)H2O
によって表すことができる。有用なゼオライトは、10 μm 未満の平均液滴寸法(Coulter Counter Method により測定した体積分布)を有し、好ましくは 18〜22 重量%、より好ましくは 20〜22 重量%の結合水を含む。ゼオライトは、低含水量を有する過乾燥ゼオライトとしても使用でき、この場合、その含水性故に、望ましくない遊離水の微量残留物を除去するのに適している。
生態学的理由から使用を避ける必要がなければ、一般に知られているリン酸塩を、同様に、ビルダーとして使用することもできる。適当なリン酸塩は、特に、オルトリン酸、ピロリン酸及びとりわけトリポリリン酸のナトリウム塩を含む。
適当なビルダーは、重合体ポリカルボキシレート、例えばポリアクリル酸又はポリメタクリル酸のアルカリ金属塩であり、これらは例えば 500〜70,000 g/mol の相対分子量を有する。
重合体ポリカルボキシレートについてここで記載する分子量は、特定の酸状態の重量平均分子量 Mw であり、基本的に、紫外線検知器を用いたゲル浸透クロマトグラフィーによって測定できる。測定は、外部標準、好ましくはポリアクリル酸標準に対して行われ、対象のポリマーとの構造関係より実際の分子量が得られる。これらのデータは、しばしば、標準としてポリスチレンスルホン酸を用いた分子量データから著しく逸れ、一般に、ポリスチレンスルホン酸に対して測定した分子量が著しく大きい。適当なポリマーは、特に、2,000〜20,000 g/mol の分子量を好ましくは有する、ポリアクリレートである。この群の中では、その優れた溶解性故に、2,000〜10,000 g/mol、より好ましくは 3,000〜5,000 g/mol の分子量を有する短鎖ポリアクリレートが同様に好ましい。
適当なポリマーは、ビニルアルコール又はその誘導体由来の単位から部分的又は完全になる物質も含んでよい。
共重合体ポリカルボキシレート、特にアクリル酸とメタクリル酸との、及びアクリル酸又はメタクリル酸とマレイン酸との共重合体ポリカルボキシレートも適している。特に適当な共重合体は、50〜90 重量%のアクリル酸と 50〜10 重量%のマレイン酸を含む、アクリル酸とマレイン酸との共重合体であることが見出された。その相対分子量は、遊離酸に基づいて、一般に、2,000〜70,000 g/mol、好ましくは 20,000〜50,000 g/mol、特に 30,000〜40,000 g/mol である。(共)重合体ポリカルボキシレートは、水溶液として、好ましくは粉体として使用できる。
水溶性を改善するために、ポリマーは、アリルスルホン酸、例えば単量体として EP-B-0 727 448 に記載されている、アリルオキシベンゼンスルホン酸及びメタリルスルホン酸を含んでもよい。
更に好ましい共重合体は、DE-A-43 03 320 及び DE-A-44 17 734 に記載されており、各々、単量体として、好ましくはアクロレイン及びアクリル酸/アクリル酸塩、並びにアクロレイン及び酢酸ビニルを有する、共重合体である。
更に好ましいビルダー物質として、重合体アミノジカルボン酸、その塩又はその前駆体物質を同様に記載できる。共ビルダー特性のみならず漂白剤安定化作用も有することが DE-A-195 40 086 に開示されている、ポリアスパラギン酸又はその塩及び誘導体が特に好ましい。ポリビニルピロリドン、ポリアミン誘導体、例えば四級化及び/又はエトキシル化ヘキサメチレンジアミンも適している。
更に適当なビルダー物質は、例えば EP-A-0 280 223 に記載されているような、ジアルデヒドと、5〜7個の炭素原子及び少なくとも3個のヒドロキシル基を有するポリオールカルボン酸との反応によって得られる、ポリアセタールである。好ましいポリアセタールは、グリオキサール、グルタルアルデヒド、テレフタルアルデヒド及びそれらの混合物のようなジアルデヒド、並びにグルコン酸及び/又はグルコヘプトン酸のようなポリカルボン酸から得られる。
適当な有機ビルダー物質は、デキストリン、例えば、デンプンの部分加水分解によって得られる炭水化物のオリゴマー又はポリマーである。加水分解は通常の方法、例えば酸触媒又は酵素触媒法に従って行い得る。加水分解生成物は、好ましくは平均分子量 400〜500,000 g/mol の範囲である。ここで、ブドウ糖当量(DE)が 0.5〜40、好ましくは 2〜30 の範囲である多糖類が好ましい。DE は、DE が 100 であるブドウ糖と比較した多糖類の還元効果の通常の尺度である。DE 3〜20 のマルトデキストリン、DE 20〜37 の乾燥グルコースシロップ、2,000〜30,000 g/mol の高分子量を有するいわゆる黄色デキストリン及び白デキストリンのいずれかの使用も可能である。このようなデキストリンの酸化誘導体は、糖類環の少なくとも1個のアルコール基を酸化し、カルボン酸基を与える酸化剤との反応生成物である。このような酸化デキストリン及びその製造方法は、例えば、EP-A-0 232 202、EP-A-0 427 349、EP-A-0 472 042 及び EP-A-0 542 496、並びに WO 92/18542、WO 93/08251、WO 93/16110、WO 94/28030、WO 95/07303、WO 95/12619 及び WO 95/20608 から既知である。DE-A-196 00 018 に従った酸化オリゴ糖も同様に適している。糖環の C6 上が酸化された生成物が、特に有利であり得る。
オキシジスクシネート及び他のジスクシネート誘導体、好ましくはエチレンジアミンジスクシネートは、更に適当な共ビルダーである。例えば US 3,158,615 にその合成が記載されているエチレンジアミン N,N'-ジスクシネート(EDDS)が、好ましくは、そのナトリウム塩又はマグネシウム塩として使用される。また、これについて、例えば、US 4,524,009、US 4,639,325、 EP-A-0 150 930 及び特開平 5-339896 号公報に記載されているような、グリセリルジスクシネート及びグリセリルトリスクシネートも好ましい。ゼオライト系組成物及び/又はケイ酸塩系組成物における適当な使用量は、約 3〜15 重量%である。
更に有用な有機共ビルダーは、例えば、任意にラクトン状で存在してもよく、少なくとも4個の炭素原子及び少なくとも1個のヒドロキシル基並びに最大2個の酸基を有する、アセチル化ヒドロキシカルボン酸及びその塩である。このような共ビルダーは、例えば、WO 95/20029 に記載されている。
本発明の組成物は、任意に、1 重量%〜60 重量%、好ましくは 20 重量%〜50 重量%の量でビルダーを含んでよい。
本発明の組成物は、漂白剤を含んでよい。
水中で H2O2 を供給し漂白剤として作用する化合物のうち、過炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム四水和物、及び過ホウ酸ナトリウム一水和物が特に重要である。有用な漂白剤は、更に、例えば、ペルオキシピロリン酸塩、クエン酸塩過水和物、及び H2O2-供給過酸塩又は過酸、例えば過硫酸塩及び過硫酸を含む。式 H2N-CO-NH2・H2O2 によって表される、尿素ペルオキソ水和物、即ちペルカルバミドを使用することもできる。
特に、本発明の組成物が硬質表面の洗浄に、例えば食器洗浄機で使用される場合、組成物は所望により、有機漂白剤の群から選ばれる漂白剤を含むこともできる。しかしながら、その使用は、基本的に、布地洗濯用組成物においても可能である。一般的な有機漂白剤は、ジアシルペルオキシド、例えばジベンゾイルペルオキシドである。一般的な有機漂白剤は、更にペルオキシ酸を含み、その例は、特に、アルキルペルオキシ酸及びアリールペルオキシ酸である。好ましい代表例は、ペルオキシ安息香酸及びその環置換誘導体、例えばアルキルペルオキシ安息香酸、ペルオキシ-α-ナフトエ酸及びモノペルフタル酸マグネシウム、脂肪族又は置換脂肪族ペルオキシ酸、例えば、ペルオキシラウリン酸、ペルオキシステアリン酸、ε-フタルイミドペルオキシカプロン酸(フタルイミドペルオキシヘキサン酸、PAP)、o-カルボキシベンズアミドペルオキシカプロン酸、N-ノネニルアミドペルアジピン酸及び N-ノネニルアミドペルスクシネート、並びに脂肪族及び芳香脂肪族ペルオキシジカルボン酸、例えば 1,12-ジペルオキシカルボン酸、1,9-ジペルオキシアゼライン酸、ジペルオキシセバシン酸、ジペルオキシブラシル酸、ジペルオキシフタル酸、2-デシルジペルオキシブタン-1,4-二酸、N,N-テレフタロイルジ(6-アミノペルカプロン酸) である。より好ましくは、本発明の組成物は、フタルイミドペルオキシヘキサン酸(PAP)を含んでよい。早期分解から保護するために、漂白剤を被覆してよい。
本発明の組成物は、漂白活性剤を含んでよい。
使用できる漂白活性剤は、過加水分解条件下で、好ましくは1〜10個の炭素原子、特に2〜4個の炭素原子を有する脂肪族ペルオキソカルボン酸、及び/又は任意に置換されていてよい過安息香酸を生じる化合物である。上記の数の炭素原子を有する O-アシル基及び/又は N-アシル基、及び/又は置換或いは非置換ベンゾイル基を有する物質が適している。ポリアシル化アルキレンジアミン、特にテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、アシル化トリアジン誘導体、特に 1,5-ジアセチル-2,4-ジオキソヘキサヒドロ-1,3,5-トリアジン(DADHT)、アシル化グリコールウリル、特にテトラアセチルグリコールウリル(TAGU)、N-アシルイミド、特に N-ノナノイルスクシンイミド(NOSI)、アシル化フェノールスルホネート、特に n-ノナノイルオキシベンゼンスルホネート又はイソノナノイルオキシベンゼンスルホネート(各々、n-NOBS 及びイソ-NOBS)、カルボン酸無水物、特にフタル酸無水物、アシル化多価アルコール、特にトリアセチン、トリエチルアセチルシトレート(TEAC)、エチレングリコールジアセテート及び 2,5-ジアセトキシ-2,5-ジヒドロフラン、DE 196 16 693 及び DE 196 16 767 から既知のエノールエステル、EP 0 525 239 に記載されているアセチル化ソルビトール及びマンニトール又はそれらの混合物(SORMAN)、アシル化糖誘導体、特に、ペンタアセチルグルコース(PAG)、ペンタアセチルフルクトース、テトラアセチルキシロース及びオクタアセチルラクトース、アシル化され、任意に N-アルキル化されていてもよいグルカミン及びグルコノラクトン、及び/又は N-アシル化ラクタム、例えば、WO 94/27970、WO 94/28102、WO 94/28103、WO 95/00626、WO 95/14759 及び WO 95/17498 から既知の N-ベンゾイルカプロラクタムが好ましい。
DE 196 16 769 から既知の親水性置換アシルアセタール、並びに DE 196 16 770 及び WO 95/14075 に記載されているアシルラクタムも同様に好ましい。DE 44 43 177 に記載されている従来の漂白活性剤の組合せを使用することもできる。好ましい漂白活性剤の更なる種類は、例えば、EP 0 303 520、EP 0 458 396、EP 0 464 880 又は WO 96/40661 から既知のカチオン性アセトニトリル誘導体 RR'R"N+CH2CN であり、これらは、過加水分解条件下で対応するペルイミド酸を生ずる。
本発明の組成物は、電解質を含んでよい。
無機塩の群から選ばれる電解質として、多数の様々な塩を使用することができる。好ましいカチオンは、アルカリ金属イオン及びアルカリ土類金属イオンであり、好ましいアニオンは、ハロゲン化物イオン及び硫酸イオンである。工業生産の観点から、本発明の組成物への NaCl 又は MgCl2 の使用が好ましい。本発明の組成物中の電解質の割合は、通常、0.5 重量%〜5 重量%の範囲である。
本発明の組成物は、pH 調整剤を含んでよい。
本発明の組成物の pH を所望の範囲に調整するために、pH 調整剤の使用を必要としてよい。有用な pH 調整剤は、その使用が特性又は生態学的懸念或いは消費者保護によって排除されない限り、既知の酸及びアルカリを全て含む。一般に、これらの調整剤の量は、組成物全体の 2 重量%を超えない。
本発明の組成物は、染料及び香料を含んでよい。
染料及び香料は、製品の審美的外観を増すため、そして、消費者に洗濯又はクリーニング特性のみならず視覚的及び感覚的に「特有かつ間違えようのない」製品を供給するために、本発明の組成物に添加される。香油及び/又は香料として、個々の芳香化合物を使用することができ、その例は、エステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコール及び炭化水素型の合成物である。
エステル型芳香物質の例は、ベンジルアセテート、フェノキシメチルイソブチレート、p-t-ブチルシクロヘキシルアセテート、リナリルアセテート、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、フェニルエチルアセテート、リナリルベンゾエート、ベンジルホルメート、エチルメチルフェニルグリシネート、アリルシクロヘキシルプロピオネート、スチラリルプロピオネート、及びベンジルサリチレートである。エーテルは例えば、ベンジルエチルエーテルを包含し、アルデヒドは例えば、8〜18個の炭素原子を有する直鎖アルカナール、シトラール、シトロネラル、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラル、リリアール及びブルゲオナールを包含する。適当なケトンは例えば、イオノン類、α-イソメチルイオノン及びメチルセドリルケトンである。適当なアルコールは、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、ゲラニオール、リナロール、フェニルエチルアルコール及びテルピネオールである。炭化水素は主として、テルペン類、例えばリモネン及びピネンを包含する。しかしながら、共同で快い香を発する種々の香料化合物の混合物を使用することが好ましい。
このような香油は、例えば植物種源から得られるような天然芳香物質混合物、例えばパイン油、シトラス油、ジャスミン油、パチョリ油、ローズ油又はイランイラン油も包含する。同様に適当なのは、ムスカテル、セージ油、カモミール油、丁子油、バルサム油、ミント油、シナモン葉油、ライム花油、杜松子油、ベチベル油、乳香油、ガルバヌム油、ラブダヌム油、オレンジ花油、ネロリ油、オレンジピール油及びビャクダン油である。
本発明の組成物は、処理した布地に付着して、繊維の光安定性及び/又は他の組成物成分の光安定性を改善する、UV吸収剤を含んでよい。UV吸収剤は、紫外線を吸収して、その吸収したエネルギーをより長波長の放射線(例えば熱)として放出することのできる有機物質(光保護フィルター)を意味すると理解されるべきである。
このような所望の特性を有する化合物の例は、活性又は無放射不活性化合物、並びに二位及び/又は四位に置換基を有するベンゾフェノン誘導体である。更に、置換ベンゾトリアゾール、例えば、水溶性ベンゼンスルホン酸-3-(2H-ベンゾトリアゾール-2-イル)-4-ヒドロキシ-5-(メチルプロピル)モノナトリウム塩(Cibafast(登録商標)H)、任意に二位にシアノ基を有していてもよい三位がフェニル置換されたアクリレート(桂皮酸誘導体)、サリチレート、有機ニッケル錯体及び天然物質、例えば、ウンベリフェロン及び内因性ウロカニン酸が適当である。ビフェニル誘導体、とりわけ、例えば EP 0728749A に記載されており、Ciba 社から Tinosorb(登録商標)FD 又は Tinosorb(登録商標)FR として市販されているスチルベン誘導体も特に重要である。
UV−B吸収剤として、以下の化合物を記載できる:3-ベンジリデンカンファー及び 3-ベンジリデンノルカンファー並びにそれらの誘導体、例えば 3-(4-メチルベンジリデン)-カンファー(EP 0693471 B1 に記載されている);4-アミノ安息香酸誘導体、好ましくは 4-(ジメチルアミノ)-安息香酸-2-エチルヘキシルエステル、4-(ジメチルアミノ)-安息香酸-2-オクチルエステル、及び 4-(ジメチルアミノ)-安息香酸アミルエステル;桂皮酸エステル、好ましくは 4-メトキシ桂皮酸-2-エチルヘキシルエステル、4-メトキシ桂皮酸プロピルエステル、4-メトキシ桂皮酸イソアミルエステル、2-シアノ-3,3-フェニル桂皮酸-2-エチルヘキシルエステル(オクトクリレン);サリチル酸エステル、好ましくはサリチル酸-2-エチルヘキシルエステル、サリチル酸-4-イソプロピルベンジルエステル、サリチル酸ホモメンチルエステル;ベンゾフェノン誘導体、好ましくは 2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-4'-メチルベンゾフェノン、2,2'-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン;ベンザルマロン酸エステル、好ましくは 4-メトキシベンザルマロン酸ジ-2-エチルヘキシルエステル;トリアジン誘導体、例えば 2,4,6-トリアニリノ-(p-カルボ-2'-エチル-1'-ヘキシルオキシ)-1,3,5-トリアジン、及びオクチルトリアゾン(EP 0818450 A1 に記載されている)、又はジオクチルブタミドトリアゾン(Uvasorb(登録商標)HEB);プロパン-1,3-ジオン、例えば 1-(4-t-ブチルフェニル)-3-(4'-メトキシフェニル)-プロパン-1,3-ジオン;ケトトリシクロ(5.2.1.0)デカン誘導体(EP 0694521 B1 に記載されている)。
また、下記化合物も適当である:2-フェニルベンゾイミダゾール-5-スルホン酸並びにそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、アルカノールアンモニウム塩及びグルカンモニウム塩;ベンゾフェノンのスルホン酸誘導体、好ましくは 2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸及びその塩;3-ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体、例えば 4-(2-オキソ-3-ボルニリデンメチル)-ベンゼンスルホン酸及び 2-メチル-5-(2-オキソ-3-ボルニリデン)-スルホン酸並びにそれらの塩。
典型的なUV−Aフィルターはとりわけ、ベンゾイルメタン誘導体、例えば 1-(4'-t-ブチルフェニル)-3-(4'-メトキシフェニル)-プロパン-1,3-ジオン、4-t-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタン(Parsol 1789)又は 1-フェニル-3-(4'-イソプロピルフェニル)-プロパン-1,3-ジオン、及び DE 19712033 A1(BASF)に記載されたエンアミン化合物である。UV−Aフィルター及びUV−Bフィルターを混合物として使用しても当然よい。
上記可溶性物質の他に、不溶性遮光顔料、即ち、微分散された、好ましくはナノ分散された金属酸化物又は塩を、この目的のために使用してもよい。適当な金属酸化物の例は、とりわけ、酸化亜鉛、二酸化チタン、及び鉄、ジルコニウム、ケイ素、マンガン、アルミニウム及びセリウムの酸化物、並びにそれらの混合物である。塩としては、ケイ酸塩(タルク)、硫酸バリウム及びステアリン酸亜鉛を使用し得る。このような酸化物及び塩は、皮膚の手入れ及び保護用エマルション並びに装飾的化粧品中に、顔料として使用される。
このような粒子の平均直径は、100 nm 未満、好ましくは 5〜50 nm、更に好ましくは 15〜30 nm とすべきである。粒子は球形であり得るが、楕円形粒子又は他の非球形粒子を使用してもよい。顔料は、表面処理(即ち、親水化又は疎水化)してもよい。その典型例は、コーティングした二酸化チタン、例えば二酸化チタン T 805(Degussa)又は Eusolex(登録商標)T2000(Merck)である。適当な疎水性コーティング材料はとりわけ、シリコーン及び特にトリアルコキシオクチルシラン又はジメチコンである。微粉化した酸化亜鉛を使用することが好ましい。他の適当なUVフィルターは、P. Finkel の、SOEFW Journal、122 巻、543 号、1996 年に記載されている。UV吸収剤は、一般に、0.01 重量%〜5 重量%、好ましくは 0.03 重量%〜1 重量%の量で使用される。
本発明の組成物は、本発明で使用されるセルロースエーテルの対応する作用を補うために、追加の防しわ剤を含んでよい。なぜなら、布地、特に、レーヨン、ウール、綿及びこれらの混紡からなる布地は、各繊維が、繊維方向に垂直の折り曲げ、よじれ、加圧、押しつぶしに敏感なので、しわになり易いからである。防しわ剤は、例えば、主としてエチレンオキシドと反応した、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、脂肪酸アルキロールエステル、脂肪酸アルキロールアミド又は脂肪アルコールに基づく合成物、或いは、レシチン又は変性リン酸エステルに基づく生成物を含む。
本発明の組成物は、グレーイング阻害剤を含んでよい。グレーイング阻害剤は、溶液中に浮遊する繊維から汚れを引き離し、汚れの繊維上への再付着を妨ぐ。有用なグレーイング阻害剤は、実際は主に有機の水溶性コロイド、例えば、にかわ、ゼラチン、デンプン又はセルロースのエーテルスルホン酸の塩、セルロース又はデンプンの酸性硫酸エステルの塩を含む。同様に、酸性基含有水溶性ポリアミドも、この目的のために適している。可溶性デンプン製剤及び上記以外のデンプン生成物、例えば分解デンプン、アルデヒドデンプンなども使用できる。ポリビニルピロリドンも使用し得る。しかしながら、アニオン性又は非イオン性セルロースエーテル、例えば、カルボキシメチルセルロース(ナトリウム塩)、メチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース及び混合エーテル、例えば、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、及び/又はメチルカルボキシメチルセルロースが好ましい。
特に好ましい態様では、本発明の布地手入れ用組成物、特に液状洗濯洗剤は、完全水溶性又は部分水溶性の包装材料内に1回分として存在する。小分けにより、消費者の計量が容易になる。
本発明の布地手入れ用組成物は、例えばフィルム袋に、包装された形状で存在してよい。水溶性フィルムからなるフィルム袋ならば、消費者が包装を破る必要はない。これにより、洗濯機にこの袋を直接入れるか、又は例えばバケツ、ボール、たらい又はシンク内の一定量の水にこの袋を投入することによって、洗濯サイクル1回分の組成物量を簡単に投入できるようになる。洗剤1回分を包むフィルム袋は、一定温度に達すると残留することなく溶解する。水溶性フィルムからなる袋で包装された洗濯洗剤組成物は、同様に、多くの従来技術に記載されている。例えば、DE 198 31 703 は、水溶性フィルム袋、特に(任意にアセタール化されていてよい)ポリビニルアルコール(PVAL)の袋に小分けされた洗濯又は洗浄組成物を開示している。同特許明細書では、洗濯又は洗浄組成物の粒子の 70 %以上が、800 μm 超の粒度を有する。
洗濯洗剤の水溶性フィルム小分け品の製造方法が多数、従来技術において存在し、原則として、本発明でも使用できる。最良の既知の方法は、水平及び垂直の封止閉じ目を伴う管状フィルム法である。洗濯洗剤のフィルム袋小分け品又は寸法安定性小分け品は、例えば WO 00/55068 に記載されているような熱成形法によって製造することもできる。水溶性包装材料は、必ずしもフィルム材料からなる必要はなく、例えば射出成形法によって得られた、寸法安定性容器でもよい。洗濯及び/又は洗浄組成物を含む水溶性射出成形物の製造方法は、例えば WO 01/36290 に記載されている。
また、従来技術は、高い充填水準を有するカプセルを基本的に提供できる、ポリビニルアルコール又はゼラチンからなる水溶性カプセルの製造方法を開示している。該方法は、水溶性ポリマーを、成形空洞に導入することを含む。カプセルの充填及び封止は、同時に又は順次の工程で行い、後者の場合、カプセルの充填は小開口部から行う。充填及び封止を同時に行う方法は、例えば WO 97/35537 に記載されている。カプセルは、その表面に半球状殻を有する2個の対回転ドラム上に配置された充填ウェッジによって充填される。ドラムは、半球状殻の空洞を覆うポリマーバンドを導く。1つのドラムのポリマーバンドが反対側のドラムのポリマーバンドと一致する場所で、封止が起こる。同時操作では、充填物を形成されたカプセルに注入し、液状充填物の注入圧がポリマーバンドを半球状殻の空洞に押し込む。充填が第一段階で、封止が第二段階である、水溶性カプセルの製造方法は、WO 01/64421 に開示されている。製造方法は、例えば DE 14 114 69 に記載されているような Bottle-Pack(登録商標)法に基づく。それは、2個の空洞に導かれた管状予備成型物を含む。空洞を閉じて管低部を封止し、続いて、管を広げて空洞に位置するカプセルを膨らませ、充填し、最後に封止する。
水溶性小分け品を製造するために使用される包装材料は、好ましくは水溶性ポリマー熱可塑性物質であり、より好ましくは、(任意に部分アセタール化されていてよい)ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキシド、ゼラチン、セルロース及びその誘導体、デンプン並びにその誘導体、混合物及び組成物、これらの無機塩及び混合物、好ましくは ヒドロキシプロピルメチルセルロース及び/又はポリビニルアルコール混合物からなる群から選ばれる。
本発明の一態様では、包装材料は、本発明の布地手入れ用組成物に使用されるセルロースエーテルから完全に又は部分的になってよい。
上記のポリビニルアルコールは、例えば Mowiol(登録商標)(Clariant)の商品名で市販されている。本発明において特に有用なポリビニルアルコールは、例えば、Mowiol(登録商標)3-83、Mowiol(登録商標)4-88、Mowiol(登録商標)5-88、Mowiol(登録商標)8-88 及び Clariant L648 である。
本発明の小分け品を製造するために使用される水溶性熱可塑性物質は、更に任意に、下記群から選ばれるポリマーを含んでよい:アクリル酸含有ポリマー、ポリアクリルアミド、オキサゾリンポリマー、ポリスチレンスルホネート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエーテル及び/又はこれらの混合物。使用される水溶性熱可塑性物質が、加水分解度 70〜100 mol%、好ましくは 80〜90 mol%、より好ましくは 81〜89 mol%、特に 82〜88 mol%であるポリビニルアルコールを含む場合が好ましい。使用される水溶性熱可塑性物質が、分子量 10,000〜100,000 g/mol、好ましくは 11,000〜90,000 g/mol、より好ましくは 12,000〜80,000 g/mol%、特に 13,000〜70,000 g/mol であるポリビニルアルコールを含む場合が更に好ましい。熱可塑性物質が、50 重量%以上、好ましくは 70 重量%以上、より好ましくは 80 重量%以上、特に 90 重量%以上の量で存在する場合が更に好ましく、各々のパーセントは、水溶性ポリマー熱可塑性物質の重量に基づく。ポリマー熱可塑性物質は、その加工性を改善するため可塑剤を含んでよい。小分けのために使用されるポリマー材料がポリビニルアルコール又は部分加水分解化ポリビニルアセテートである場合、可塑剤を含むことは特に有利になり得る。有用な可塑剤は、特に、グリセロール、トリエタノールアミン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエタノールアミン及びメチルジエチルアミンを含む。ポリマー熱可塑性物質が、可塑剤を、0 重量%超、好ましくは 10 重量%以上、より好ましくは 20 重量%以上、特に 30 重量%以上の量で含む場合が有利であり、各々パーセントは、包装材料の重量に基づく。
本発明は更に、毛羽形成を低減するための、布地手入れ用組成物への本発明に従って使用されるセルロースエーテルの使用を提供する。
本発明はまた、布地における毛玉形成を低減するための、布地手入れ用組成物への本発明に従って使用されるセルロースエーテルの使用を提供する。
本発明は更に、布地のアイロンがけを容易にするための、布地手入れ用組成物への本発明に従って使用されるセルロースエーテルの使用を提供する。
意外なことに、本発明に従って使用されるセルロースエーテルがしわ形成を単に低減して平滑な布地表面を確保するだけではなく、処理された布地の柔軟性を著しく改善することが見出された。
従って、本発明は更に、布地のしわ低減、しわ伸ばし及び柔軟性向上のための、布地手入れ用組成物への本発明に従って使用されるセルロースエーテルの使用を提供する。
本発明はまた、本発明の布地手入れ用組成物で含浸及び/又は飽和されているコンディショニング基材を提供する。
基材物質は、含浸液を可逆的に吸収及び放出できる多孔性物質からなる。この目的のために有用な構造物は、三次元構造物、例えばスポンジであるが、好ましくは多孔性の平たい布地である。それらは、乾燥機で使用するのに十分な熱安定性を有し、保管中に含浸又は被覆組成物の著しい漏れ又は浸出が生ずることなく物質を有効に調整するため該組成物の十分な量を保持できる、繊維状又は多孔性の弾力性材料からなってよい。これらは、合成及び天然繊維の織布及び不織布、フェルト、紙又は発泡体、例えば親水性ポリウレタンフォームを含む。
不織材料からなる従来の布地(不織布)を使用することが好ましい。不織布は、一般に、マット構造又は被覆繊維構造を有する接着性結合繊維製品、或いは繊維がランダムに又は統計的配列で配置されている繊維マットからなる接着性結合繊維製品として定義されている。繊維は、天然繊維、例えば、ウール、絹、ジュート、麻、綿、亜麻、サイザル、ラミーであり得、又は合成繊維、例えば、レーヨン、セルロースエステル、ポリビニル誘導体、ポリオレフィン、ポリアミド、ビスコース又はポリエステルであり得る。一般に、いかなる繊維径及び線密度も本発明に適している。好ましい本発明のコンディショニング基材は、セルロースを含む不織材料からなる。あらゆる方向に優れた強度を与える、不織材料における繊維のランダム又は統計的配列故に、本発明で使用される不織材料は、例えば家庭用洗濯乾燥機での使用時に、破れたり分裂したりし難い。本発明における基材として適当である不織基材の例は、たとえば WO 93/23603 から既知である。好ましい多孔性の平たいコンディショニング布地は、1種又は異なった繊維材料、特に、綿、加工綿、ポリアミド、ポリエステル又はこれらの混合物からなる。布地状のコンディショニング基材は、好適には、0.2〜0.005 m2、好ましくは 0.15〜0.01 m2、特に 0.1〜0.03 m2、より好ましくは 0.09〜0.06 m2 の表面積を有する。この材料の目付は、一般に、20〜500 g/m2、好ましくは 25〜200 g/m2、特に 30〜100 g/m2、より好ましくは 40〜80 g/m2 である。
本発明は、また、本発明のコンディショニング基材によって、湿った布地を調整するためのコンディショニング法を提供する。
コンディショニング法は、湿った布地と一緒に本発明のコンディショニング基材を用いることによって行われ、例えば布地乾燥工程前の洗濯工程から始まる。布地乾燥工程は、一般に、布地を乾燥するための装置、好ましくは家庭用回転式乾燥機で行われる。
本発明は更に、布地洗濯工程及び/又は布地乾燥工程での、布地と本発明の布地手入れ用組成物及び/又は本発明のコンディショニング基材との接触による、布地の、毛羽形成の低減、毛玉形成の低減、易アイロンがけ、しわ低減、しわ伸ばし、柔軟性の向上の方法を提供する。
本発明の布地手入れ用組成物は、そのコンディショニング態様において、湿った洗濯物と一緒に、家庭用乾燥機及び/又は洗濯機に直接投入してよい。
本発明の布地手入れ用組成物は、従来技術で既知の、各成分の単純な混合及び撹拌によって製造され得る。本発明で使用されるセルロースエーテルは、溶液又はスラリー、好ましくは水溶液として、組成物、特に液状組成物に添加され得、及び/又は乾燥粉末として、好ましくは担体としての洗濯洗剤成分に適用され、コンパウンド化又は顆粒化、混合又はタブレット化又はペレット化される。
表1は、本発明の液状組成物 M1 及び比較組成物 V1 を示す。全てのデータは、各々の場合の組成物全体に基づいた重量%で表す。
Figure 2007533866
以下の表2に記載した試験布を、120 g の特定組成物で洗濯し[水の硬度:16°GH](Miele W985;湯/色物洗濯プログラム 40 ℃/回転:900 rpm)、その後、乾燥した(20 ℃及び 65 %空気湿度に環境調節された部屋で紐にかけて2日間)。
洗濯及び乾燥サイクルを、4回ずつ繰り返した(即ち、合計で5洗濯/乾燥サイクル)。
試験された布地は、一分間、元の長さの 80 %まで Dynamometer(Hounsfield H5KS)で伸ばし、三分間放し、次いで、残留伸びを測定した。以下の表2では、組成物 V1 を使用した場合の布地の残留伸び(S0)に対する、組成物 M1 を使用した結果としての残留伸び(S)の低下を、式:
残留伸びの低下 = 100 × (S0-S)/S0
によって示す。
Figure 2007533866
本発明の組成物の使用によって、伸縮性が著しく向上することが示された。
実施例2:布地のしわの測定
表3は、本発明の多目的型洗濯洗剤組成物 M2 及び比較組成物 V2 を示す。全てのデータは、各々の場合の組成物全体に基づいた重量%で表す。
Figure 2007533866
洗濯工程及び乾燥工程後、五人のパネルが、しわの寄った標準布地(AATCC 124)に対する試験布のしわを評価することによって、AATCC 試験 124(American Association of Textile and Colour Chemistry)に基づいて、しわを測定した。5 点は、しわのない布地であり、1 点は著しくしわの寄った布地である。全ての点数は、評価の相加平均である。
試験布(布地:漂白されたチーズクロス;100 %綿;1.0 m × 0.9 m)を、以下のように、組成物 M2、及び布地手入れ成分なしの比較組成物 V2 で処理した。
3片の布地を、109 g の特定組成物で洗濯し[水の硬度:16°GH](Miele Novotronik W918;洗濯プログラム:標準の綿/色物 60 ℃/回転:900 rpm)、その後、乾燥した(20 ℃及び 65 %空気湿度に環境調節された部屋で紐にかけて2日間)。
洗濯及び乾燥サイクルを、2回ずつ繰り返した(即ち、合計で3洗濯/乾燥サイクル)。
Figure 2007533866
本発明の組成物 M2 では、組成物 V2 と比較して、著しく低減されたしわが見られた。
実施例3:布地のアイロンがけに要する力(易アイロン性)の測定
布地をアイロンがけするために要する滑り摩擦力を測定するために、通常の Rowenta P2 Professional アイロンを、偏向ローラーによって、800 mm/分のスピードで、長さ方向に、布地上で、Zwixk 万能試験機(タイプ 2.5/TN1P)を用いて動かした。アイロンの温度は、レベル III に調節した。1680 g のアイロンによって加えられる重量は、追加の重量によって 2940 g まで増した。アイロンを動かすのに要する力を[N]で測定した。
試験布(漂白されたチーズクロス;100 %綿)を、以下のように、実施例2で詳述した組成物 M2 及び V2 で処理した。
6片の布地を、109 g の特定組成物で洗濯し[水の硬度:16°GH](Miele Novotronik W918;洗濯プログラム:標準の綿/色物 60 ℃/回転:900 rpm)、その後、乾燥した(20 ℃及び65 %空気湿度に環境調節された部屋で紐にかけて2日間)。
洗濯及び乾燥サイクルを、2回ずつ繰り返した(即ち、合計で3洗濯/乾燥サイクル)。
Figure 2007533866
本発明の組成物 M2 では、組成物 V2 と比較して、著しい易アイロン性が見られた。

Claims (17)

  1. 一般式(I):
    ((R-O-)3Rcell)y (I)
    [式中、Rcell は無水グルコース基(C6H10O5)であり、重合度 y は 50〜20,000 であり、各 R 基は一般式(II):
    Figure 2007533866
    (式中、a 及び b は相互に独立に 2 又は 3 であり、c は 1、2 又は 3 であり、m 及び p は相互に独立に 0〜10 の整数であり、n は 0〜3 の整数であり、q は 0 又は 1 であり、X- は、その電荷によって四級窒素原子の正電荷とバランスをとるような数で存在するアニオンであり、R' は、水素、カルボン酸基又はカルボン酸ナトリウム基、カルボン酸カリウム基又はカルボン酸アンモニウム基であり、ただし、q が 0 のとき、R' は水素である。)
    に相当する。]
    に相当する四級窒素含有セルロースエーテルを含んでなる、布地手入れ用組成物。
  2. 0.1 重量%〜5 重量%、特に 0.1 重量%〜1 重量%の一般式(I)に相当する四級窒素含有セルロースエーテルを含むことを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 式(I)に相当する化合物中の y が 200〜5,000 の範囲にあることを特徴とする、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. n が、式(I)に相当する化合物において、平均値として、無水グルコース単位 Rcell 1個あたり 0.01〜1、特に 0.1〜0.5 であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
  5. m、n、p 及び q の合計が、平均値として、無水グルコース単位 Rcell 1個あたり 0.01〜4、好ましくは 0.1〜2、より好ましくは 0.8〜2 であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の組成物。
  6. 式(I)に相当する化合物が、四級窒素原子含有基に加えて、メチル基、エチル基、プロピル基、ヒドロキシエチル基及び/又はヒドロキシプロピル基を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
  7. 式(I)に相当する化合物が、5,000 g/mol より大きい、特に 10,000 g/mol より大きい平均分子量 Mw を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の組成物。
  8. 式(I)に相当する化合物が、30,000〜250,000 g/mol、特に 50,000〜100,000 g/mol の平均分子量 Mw を有することを特徴とする、請求項7に記載の組成物。
  9. 錯化剤、特に有機の、有利には水溶性の錯化剤、より好ましくは酸含有錯化剤、とりわけ好ましくはクエン酸及び/又はそのアルカリ金属塩を含むことを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の組成物。
  10. 固体状、好ましくは、粉末、顆粒、押出物、圧縮及び/又は溶融成型物又はタブレットとして、より好ましくは液状、特に、分散体、懸濁液、エマルション、溶液、マイクロエマルション、ゲル又はペーストとして存在することを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の組成物。
  11. 好ましくはプロテアーゼ及び/又はアミラーゼ及び/又はセルラーゼからなる群から選ばれる、酵素を含むことを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の組成物。
  12. 完全水溶性又は部分水溶性の包装材料内に1回分として存在することを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の組成物。
  13. 毛羽形成を低減するための、布地手入れ用組成物への一般式(I)に相当する四級窒素含有セルロースエーテルの使用。
  14. 布地における毛玉形成を低減するための、布地手入れ用組成物への一般式(I)に相当する四級窒素含有セルロースエーテルの使用。
  15. 布地のアイロンがけを容易にするための、布地手入れ用組成物への一般式(I)に相当する四級窒素含有セルロースエーテルの使用。
  16. 布地のしわ低減、しわ伸ばし及び柔軟性向上のための、布地手入れ用組成物への一般式(I)に相当する四級窒素含有セルロースエーテルの使用。
  17. 布地洗濯工程及び/又は布地乾燥工程において、布地を請求項1〜12のいずれかに記載の布地手入れ用組成物と接触させることによる、布地の毛羽形成低減方法。
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