JP2007533173A - 無線通信システムにおける周波数帯の最適な再利用のための改良型ネットワークアロケーションベクトル機構 - Google Patents
無線通信システムにおける周波数帯の最適な再利用のための改良型ネットワークアロケーションベクトル機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007533173A JP2007533173A JP2006550479A JP2006550479A JP2007533173A JP 2007533173 A JP2007533173 A JP 2007533173A JP 2006550479 A JP2006550479 A JP 2006550479A JP 2006550479 A JP2006550479 A JP 2006550479A JP 2007533173 A JP2007533173 A JP 2007533173A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- node
- rts
- destination
- cts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W74/00—Wireless channel access, e.g. scheduled or random access
- H04W74/04—Scheduled or contention-free access
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W74/00—Wireless channel access, e.g. scheduled or random access
- H04W74/08—Non-scheduled or contention based access, e.g. random access, ALOHA, CSMA [Carrier Sense Multiple Access]
- H04W74/0808—Non-scheduled or contention based access, e.g. random access, ALOHA, CSMA [Carrier Sense Multiple Access] using carrier sensing, e.g. as in CSMA
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W84/00—Network topologies
- H04W84/02—Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
- H04W84/10—Small scale networks; Flat hierarchical networks
- H04W84/12—WLAN [Wireless Local Area Networks]
Abstract
無線ネットワーク及びその使用方法は、スケジューリングされた期間に少なくとも1つの送信先へ信号を伝送する送信元を含む。ネットワークは、送信先から隠れている隠れノードも含み、該に隠れノードは前記スケジューリングされた期間に信号を送信する。このネットワーク及びその使用方法は媒体の効率的な使用を提供する。
Description
本出願は、米国特許法第119条第e項(35 USC 119 (e))に基づいて、米国特許商標庁に2004年2月2日に出願され、出願番号60/541,080を付与された仮特許出願を優先権主張するものであり、その内容が参考のためにここに含まれているものである。
データ通信及び音声通信の無線接続の利用は増加し続けている。これらのデバイスは、携帯電話、ポータブルコンピュータ、無線LAN(WLAN)コンピュータ、携帯端末等を含む。無線通信帯域幅は、チャネル変調技術の進歩と共に非常に増大しており、無線媒体が有線及び光ファイバ方式の代わりに種々に利用されている。
各無線ネットワークは複数の層及び副層を含む。媒体アクセス制御(MAC)副層及び物理(PHY)層はこれらの層のうちの2つである。MAC層は、開放型システム間相互接続(OSI)スタックにおけるデータリンク層の下位の2つの副層である。IEEE 802.11 は、WLANの媒体アクセス制御(MAC)副層及び物理(PHY)層の仕様を規定する規格である。この規格は音声及びデータトラヒックの制御に大きな向上をもたらしたが、サービス品質(QoS)要求を維持しながら増加したチャネルレートでのネットワークアクセスに対する需要の連続的増加を達成するのために規格の評価及び変更が継続的に行われてきた。例えば、多くの努力が、特にサービス品質(QoS)の保証を与える、WLANにおけるリアルタイムマルチメディアサービスをサポートするためになされている。
周知のように、多くの無線通信ネットワークにおいては、ホスト又はアクセスポイントのような送信機からのフレームの受信機の保護に重点が置かれている。しかしながら、既知のプロトコルでは、フレームの受信機から隠れている送信機及びノードも保護することになる。この保護は、ネットワーク及びその構成装置の非効率的な利用をもたらす。例えば、ある送信機がスケジューリングされた送信中にある受信機へ送信するようスケジューリングされている場合、既知の方式においては、受信機の保護を確実にするために、仮想予約方式によって、送信機のサービスエリア(領域)内の全てのノードが送信しないように命令して受信機によるフレームの受信を妨害しないようにする。しかしながら、送信機のサービスエリア内のノード(デバイス)は、それら送信が受信ノードによって受信されないほど十分に受信ノードから遠く離れている場合が多い。既知の技術では、潜在的送信及び増大処理能力が不必要に犠牲になる。
従って、上述した既知の方式の少なくとも欠点を十分に克服する方式及び装置が必要とされている。
本発明の一実施例によれば、無線ネットワークは、スケジューリングされた期間に少なくとも1つの送信先に信号を送信する送信元を含む。このネットワークは、送信先から隠れている少なくとも1つの隠れノードを含み、該隠れノードが前記スケジューリングされた期間に信号を送信する。
本発明の一実施例によれば、無線通信方式は、スケジューリングされた期間に少なくとも1つの送信先に信号を送信する送信元を設ける。この方式は、送信先から隠れている少なくとも1つの隠れノードを設け、該隠れノードが前記スケジューリングされた期間に信号を送信する。
本発明は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明を読めば最良に理解される。様々な構成が必ずしも一定の比率で描画されるわけではないことを強調しておく。事実、説明を明瞭にするために寸法は任意に拡大縮小されている。
以下の詳細な説明において、本発明の説明及び非限定のために、特定の詳細を開示する代表的な実施例についてこれを完全に理解できるように説明する。しかしながら、ここに開示する特定の詳細と異なる他の実施例が可能であることは、本開示を受けた当業者に明らかである。更に、周知のデバイス、方式、システム及びプロトコルの説明は、本発明の説明を不明瞭にしないように省略することができる。それでも、当業者に周知のこの種のデバイス、方式、システム及びプロトコルは実施例に従って使用できる。
手短に言えば、代表的な実施例は、無線通信ネットワーク及び無線通信方式に関するものであり、周波数帯の効率的な再利用を提供する。特徴的に言えば、代表的な実施例は仮想チャネルアクセス、又は仮想チャネルアクセスを実行するための仮想予約方式及びMAC層を含む。1つの有用な方式は、内部ネットワークアロケーションベクトル(NAV)を更新するために、少なくとも1つの持続時間値の送受信を通信セッション又はサービスインターバルに組み込むことである。説明を続けるにつれて明らかになるが、持続時間値は特定のセッションの開始及び終了時間を含む。実施例によれば、NAVを更新するために使用する持続時間値の情報は、スケジューリング及び衝突を助長する一方で、ネットワークの特定のデバイスによる向上した媒体使用を提供する。
具体的には、他のノード(送信先)から送信要求(RTS)を受信するが受信準備完了(CTS)を受信しない1つ以上のノードは、したがって、送信先の範囲外にある。これらのノードは、送信先のフレーム(又は他の形式の信号)の受信を妨害する(例えば、フレームの衝突を生じる)心配なしに、自由に送信することができる。しかし、既知の方式及びネットワークの下では、周波数帯割当ては送信元から送信先へのただ1つの送信に非効率的に浪費されるが、本明細書に記載する実施例によれば、周波数帯割当ては送信先から隠れている1つ以上の隠れノードによって使用することができる。
本明細書に記載する方式及びネットワークは特定の無線規格、例えばIEEE 802.11 及びその後継規格、に適用できることが知られている。一般に、この方式及びネットワークは、仮想チャネルアクセス(仮想予約)技術を含む無線通信方式に適用できる。もちろん、当業者に既知の様々な仮想予約プロトコルを代表的な実施例の無線システムに組み込むことがでる。
図1は、代表的な実施例の無線ネットワーク100を示す。この無線ネットワークは、送信元101及び送信先102を含む。送信元101は送信範囲103を有し、送信先102は受信範囲104を有する。また、ノード106及びノード107もネットワーク内に含まれる。複数の送信先があり得る点に注意されたい。このために、送信元101は2つ以上の送信先へ送信することを望むことがある。この場合、送信される持続時間値は各送信先に対する送信の割当情報を含み、各持続時間値が各送信先のNAVを更新する。しかしながら、必要なCTSとの衝突/混信を回避するために、NAVにより、各送信先からのそれぞれCTSを順次割当てる便利な機構がある。MAC層のプロトコルを制御しているこの種の機構の詳細は、当業者の範囲内にある。
通常、送信元101、送信先102、ノード106及び107は、1つ以上の既知のプロトコルに基づいて機能する分散型無線ネットワークにおける一般のデバイスとすることができ、分散MAC層を含む。この種のデバイスは、コンピュータ、ポータブルコンピュータ、パーソナル携帯情報機器(PDA)及び携帯電話を含むが、これらに限定されない。具体的には、送信元101、送信先102、ノード106及び107を含むネットワークは、IEEE 802.11 規格又はその後継規格に従って機能する。もちろん、これは単なる例示であり、他のプロトコルを使用してもよい点に注意されたい。これらは、搬送波感知多元アクセス(Carrier Sensing Multiple Access)(CSMA)、搬送波感知多元アクセス/衝突回避方式(CSMA with collision avoidance)(CSMA/CA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access)(FDMA)及び時分割多元接続(Time Division Multiple Access)(TDMA)を含むが、これらに限定されない。
あるいは、送信元101及び送信先102は、ホスト又はアクセスポイント(AP)又は無線デバイスであってもよい。もちろん、本実施例において、送信元101及びノード106を含むネットワークは、集中又は分散MAC層及びプロトコルを含む。最後に、実施例のネットワークが集中型又は分散型であるかどうかは関係なく、実施例のいかなるネットワークも特徴として、少なくとも1つのネットワークアロケーションベクトルを使用する仮想予約方式を含む点に注意されたい。
ネットワーク又はMAC層の形式に関係なく、特定の実施例では、送信元101は送信要求信号(RTS)105を伝送し、その送信要求信号は、送信先102によって及び送信元の範囲103内にあるノード106によって受信される。加えて、RTSは送信元101と送信先102の両送信範囲内に受信範囲を有する少なくとも1つのノード110により受信され得る。しかしながら、RTS105はノード107によっては受信されない。特に、送信元101はノード107の送信範囲外にある。
送信元101からの最初の送信は、ヘッダに必要な情報を含み、特定の通信セッションのためのNAVを設定する。このヘッダは、対象の受信者情報、この場合送信先102、だけでなくセッションの開始及び持続時間を含む。ヘッダの受信時に、送信先102はCTS108を送信し、そのCTSはその送信範囲(図示せず)内の全てのデバイスによって受信される。図1を見れば分かるが、このCTS108は送信元101、ノード107及びノード110によって受信される。特に、CTS108は送信先102の送信範囲(図示せず)外にあるノード106によっては受信されない。
既知の衝突回避方式の下では、RTSとCTSを両方とも受信しないノードによるRTS及びCTSの受信のために、これらのデバイスをセッションの持続時間中に「サイレント(非送信)」のままにする必要がある。これは送信元101による送信セッション中、受信機(送信先102)を混信から保護する。しかしながら、本発明者は、このような既知の方式は無線システムの範囲内の特定のデバイスの通信を、送信元101と送信先102とのこのセッションの間、不必要に制限していることを認識した。
説明を続けるにつれて明らかになるが、実施例では、送信元101と送信先102との送信セッションの間に、送信先102の受信範囲104外に送信範囲を有するノードは、同様に送信先102の受信範囲104外に送信範囲を有する他のノードと通信することができる。例えば、受信範囲104内にない送信範囲を有するノード106は互いに通信することができ、また送信範囲103外にあるノード109と通信することができる。
更に、送信元101から送信先102への伝送セッションの間、信号(音声、ビデオ又はデータ、又はその全て)受信機を保護することは有用であるが、信号送信機を保護する必要はないので、ノード106及び109は送信元101の機能に悪影響を及ぼすことなく送信元101へ送信することができる。その上、ノード107はCTSの受信状態にあるので、送信の開始は肯定応答(ACK)の送信時に直ちに開始することができる。これら及び他の実施例は以下に記載されている。
図2は、一実施例の無線ネットワークの時間軸200を示す。最初に、送信元201(例えば送信元101)はRTS202を送信し、そのRTSは送信先203(例えば送信先102)及びRTSの受信機204(例えばノード106)に受信される。短フレーム間隔(SIFS)206後、送信先203は送信元201へCTS207を送信する。RTS202のヘッダから、CTSの持続時間値が設定される。送信元201は受信モードになり、送信元201の受信範囲内に送信範囲を有するデバイス(例えばノード106,109)による混信から保護されなければならない。そして、RTSの受信機204(例えばノード102,106,110)は、RTS202の受信後、NAV208によって非送信すなわち「サイレント」モードになる。送信元はCTS207の開始まで受信モードでなくてよいので、NAV208はCTS207のみと重なる持続時間を有するものしてもよい点に注意されたい。
実施例では、CTS207の送信及び次のSIFS209後に、送信元201はデータの送信210を開始する。図1の実施例の記載から容易に分かるように、CTS207終了後、送信先203の受信範囲外の全てのデバイス(例えばノード106,109)は、送信先203によるデータの受信210を妨害することなく、互いに自由に送信することができる。したがって、送信先203はデータの送信210中保護される。本実施例では、RTSの受信機204は、CTS207の終了時に送信を開始することができる。
しかしながら、CTSの受信機205(例えばノード107)に許される送信時間窓は、RTS受信機のそれとは全く異なる。CTSの受信機205は、RTS202の間及びCTSの終了前は、NAVのためのヘッダ情報を受信しないので、継続中のデータの送信を認識しない。そして、CTS207で終了する期間211中、CTSの受信機205は、それらの送信範囲内の受信機と混信することのなく情報を送受信することができる。このようにネットワークの受信機は保護される。
CTS207の終了後、CTSの受信機205は、NAV212であるデータ伝送の持続時間中、非送信すなわち「サイレント」モードのままになる。CTS207から、CTSの受信機205はデータの送信210の終了時点になり、NAV212をこの終了時点に設定する。このように、データの送信210の終了時に、CTS207の受信機は送信を再開することができる。この送信期間は213に開始する。CTSの受信機205のサイレント時間の開始及び持続時間はCTS207により実行され、NAV212を受信機205に設定する。
明らかなように、データの送信中にCTSの受信機205で観察される「サイレント」状態は、ネットワークの受信機を保護する。例えば、図1の実施例において、CTSを受信するノード107は、送信先102が送信元から受信している時間中送信しない。しかしながら、送信先が受信モードになる前、特に送信先がCTSを伝送しているときに、ノード107は送信することができる。このために、送信元101の受信範囲外に送信範囲を有するノードは、CTSの送信中に送信することによりこの受信機と混信しないようにする。データの送信210の終了時における送信中のCTSの受信機205による送信のスケジューリングは、CTS207によって実行され、NAV212を受信機205に設定する。
データの送信210の終了後で、第2のSIFS214終了時に、RTSの受信機204(例えばノード102,106,110)は送信を終えなければならない。これは送信先203によるACK215の送信中送信元201を混信から保護する。すなわち、送信先の受信範囲はRTSの受信機204の送信範囲内にあり、したがって、受信機(送信先203)を保護するには、ACK215が終了するまで、送信先203の受信範囲内で伝送できる全てのデバイスを「サイレント」のまましなければならない。このサイレンと期間のスケジューリングはRTS202により、NAV216を受信機204に設定することにより得られる。
デバイス110が送信元201と送信先203の両範囲内に位置し得る点に注意されたい。これらのデバイス110は、RTS202とCTS207の両方を受信するため、タイムスロット208,212及び216の期間の間のNAVを設定する。これらのデバイス110は、201と203との間の通信中は周波数帯を再利用することはできず、サイレントのままになる。
最後に、実施例によれば、NAVの更新に使用する持続時間値は送信中に送信されるデータフレームに含まれるため、RTS/CTSの交換は不用にできる点に注意されたい。例えば、送信元201はRTS202を必要とせずに直接データフレームを送信送することができる。しかしながら、送信先はCTS207を送信する機会がなかったので、送信先の周辺の媒体を用意しないで隠れノードから自身を保護する。
図3は、他の実施例の無線通信ネットワークの時間軸300を示す。この無線ネットワークは、図1の実施例に関連して記載されている形式のものであってもよく、1つ以上の仮想チャネルアクセス方式を含む。具体的には、推奨802.11e プロトコルの、既知のバーストACK/No ACK方式をTXOPバーストと関連して使用するとき、図3の実施例の方式は媒体の効率的な使用を提供する。もちろん、本実施例の説明が不明瞭にならないように、図1及び図2の実施例の多数の共通の詳細については繰り返し説明しない。
送信元301は、RTS305を少なくとも1つの送信先302へ送信する。SIFS306後、送信先302は送信元301へCTS307を返信する。すでに述べたように、RTSの受信機303によるRTS305の受信はNAV308及びNAV309を設定し、CTSの受信機304によるCTS307の受信はNAV310をそれぞれ設定する。第2のSIFS311後、SIFS間隔315で分離される一連のデータ送信312〜314は送信元301によって行われる。図示するデータ送信より多くの又は少しのデータ送信を行ってもよい点に注意されたい。
最後の送信後、ブロックACK要求316が送信元301によって送信され、次のSIFS317後、ブロックACK応答318が送信先302によって送信される。
RTSの受信機303(例えばノード106,109)は、データ送信312〜314の間中、SIFS315の間中、及びブロックACK要求316の間中、媒体を使用することができる。これは、これらのデバイスが互いに通信する、及び、送信先302の受信範囲外の他のデバイスと通信する有益な時間をこれらのデバイスに提供する。実際には、送信元が受信モードである必要がある期間(CTS307と重なるNAV308及びブロックACK応答318と重なるNAV309)中しか、RTSの受信機は送信できないだけである。これは他の既知の方式及びプロトコルと比較して効率の大きな向上をもたらす。
CTS307終了前、CTSの受信機は送信先の受信を妨げることなく送信することができる。また、NAV310の後も、これらのデバイスは、送信先302が受信中でないので、送信することができる。これも、他の既知の方式及びプロトコルと比較して効率の大きな向上をもたらす。
図2の実施例につき記載したように、デバイス110が送信元301と送信先303の両範囲内に位置し得る。これらのデバイス110は、RTS305とCTS307の両方を受信するため、タイムスロット308,309及び310の期間中NAVを設定する。これらのデバイス110は、301と302との間の通信中は周波数帯を再利用することはできず、サイレントのままになる。
最後に、図2及び図3の実施例によれば、RTS202及び305のヘッダは1つ以上の送信先の持続時間及び識別情報に加えてオフセットを含むことができる点に注意されたい。ヘッダ内のこのオフセットフィールドは、RTSフレームの受信終了時間と図2のNAV216及び図3のNAV309が設定される時間との時間との間隔を指定する。さらに、デバイス106及び107はRTSのヘッダ内にこのオフセット情報を必ずしも必要とせず、複雑な計算を行い、計画されたフレームシーケンスの持続時間からACK又はブロックACK応答フレーム時間を減算することにより、NAV216又はNAV309を設定することができる点に注意されたい。
本開示によれば、本明細書に記載される様々な方式及びデバイスは、既知のハードウェア及びソフトウェアで実装でき、仮想予約方式を使用する少なくとも1つの無線ネットワークにおける媒体のデバイス間での共有を達成することができる。更に、上記の様々な方式及びパラメータは単なる一例であり、本発明を限定するものではない。本開示よれば、当業者は、本発明の範囲内において、上記の様々なデバイス及び方式を、個々の技術及びこれらの技術の実行に必要な機器を決定して実現することができる。
Claims (27)
- 送信元がスケジューリングされた期間に少なくとも1つの送信先へ信号を送信し、送信先から隠れている少なくとも1つの隠れノードが前記スケジューリングされた期間に信号を送信することを特徴とする無線ネットワーク。
- 前記送信元は前記少なくとも1つの送信先へ送信要求(RTS)を送信し、該RTSは送信持続時間値及び受信者情報を含む、請求項1に記載の無線ネットワーク。
- 少なくとも1つのノードはRTSを受信しない、請求項2に記載の無線ネットワーク。
- 前記送信先はRTSの受信後、受信準備完了(CTS)を送信元へ送信し、RTSを受信する少なくとも1つのノードはCTSを受信しない、請求項3に記載の無線ネットワーク。
- 当該ネットワークがCTSを受信する少なくとも1つのノードを含む、請求項4に記載の無線ネットワーク。
- 当該ネットワーク内の少なくとも1つのノードはRTSを受信するとともに、少なくとも1つのネットワークアロケーションベクトルを設定し、該ベクトル期間中該少なくとも1つのノードは送信を行わない、請求項2に記載の無線ネットワーク。
- RTSを受信する前記少なくとも1つのノードは、前記スケジューリングされた期間の少なくとも一部分中送信する、請求項6に記載の無線ネットワーク。
- CTSを受信する前記少なくとも1つのノードは、前記スケジューリングされた期間に送信しない、請求項5に記載の無線ネットワーク。
- CTSを受信する前記少なくとも1つのノードは、少なくとも1つの送信先による確認応答(ACK)の送信中に送信する、請求項8に記載の無線ネットワーク。
- 前記スケジューリングされた期間中の送信は少なくとも1つのデータフレームを含む、請求項1に記載の無線ネットワーク。
- 前記送信元は少なくとも1つの送信先へフレームを送信し、前記フレームは伝送持続時間及び受信者情報を含む、請求項1に記載の無線ネットワーク。
- 前記送信先は前記フレームの受信後に応答送信を前記送信元へ送信し、前記フレームを受信する少なくとも1つのノードは前記応答送信を受信しない、請求項11に記載の無線ネットワーク。
- 無線ネットワークにおいて、スケジューリングされた期間に少なくとも1つの送信先へ信号を送信する送信元と、送信先から隠れている少なくとも1つのノードを設け、前記スイッチングクロックなくとの1つのノードが前記スケジューリングされた期間に信号を送信することを特徴とする無線通信方式。
- 前記送信元は前記少なくとも1つの送信先へ送信要求信号(RTS)を送信し、RTSは持続時間値と受信者情報を含む、請求項13に記載の無線通信方式。
- 前記ネットワーク内の少なくとも1つのノードはRTSを受信しない、請求項14に記載の無線通信方式。
- 前記送信先はRTSの受信後、受信準備完了(CTS)を前記送信元へ送信し、前記少なくとも1つのノードはCTSを受信しない、請求項14に記載の無線通信方式。
- 前記ネットワークはCTSを受信する少なくとも1つのノードを含む、請求項16に記載の無線通信方式。
- 前記ネットワーク内の少なくとも1つのノードはRTSを受信するとともに、少なくとも1つのネットワークアロケーションベクトル(NAV)を設定し、該ベクトル期間中該少なくとも1つのノードは送信しない、請求項15に記載の無線通信方式。
- RTSを受信する前記少なくとも1つのノードは、前記スケジューリングされた期間の少なくとも一部分中送信する、請求項18に記載の無線通信方式。
- CTSを受信する前記少なくとも1つのノードは、前記スケジューリングされた期間に送信しない、請求項17に記載の無線通信方式。
- CTSを受信する前記少なくとも1つのノードは、前記少なくとも1つの送信先による確認応答(ACK)の送信中送信する、請求項20に記載の無線通信方式。
- 前記スケジューリングされた期間中の送信は少なくとも1つのデータフレームを含む、請求項13に記載の無線通信方式。
- 前記送信元は前記少なくとも1つの送信先へフレームを送信し、前記フレームは持続時間値及び受信者情報を含む、請求項13に記載の無線通信方式。
- 前記送信先はフレームの受信後に応答送信を前記送信元へ送信し、前記フレームを受信する少なくとも1つのノードは応答送信を受信しない、請求項23に記載の無線通信方式。
- RTSのヘッダは持続時間値及び送信先の識別情報に加えてオフセットを含むことができ、前記オフセットはRTSの受信終了時間とネットワークアロケーションベクトル(NAV)が設定される時間との時間間隔を指定する、請求項2に記載の無線ネットワーク。
- RTSとCTSの両方を受信する少なくとも1つのノードを更に含む、請求項4に記載の無線ネットワーク。
- 前記ネットワークはRTSとCTSの両方を受信する少なくとも1つのノードを含む、請求項17に記載の無線通信方式。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US54108004P | 2004-02-02 | 2004-02-02 | |
US57527604P | 2004-05-28 | 2004-05-28 | |
PCT/IB2005/050401 WO2005074205A1 (en) | 2004-02-02 | 2005-01-31 | Enhanced network allocation vector mechanism for optimal reuse of the spectrum in a wireless communication system |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007533173A true JP2007533173A (ja) | 2007-11-15 |
Family
ID=34830515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006550479A Withdrawn JP2007533173A (ja) | 2004-02-02 | 2005-01-31 | 無線通信システムにおける周波数帯の最適な再利用のための改良型ネットワークアロケーションベクトル機構 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20080232335A1 (ja) |
EP (1) | EP1714440A1 (ja) |
JP (1) | JP2007533173A (ja) |
KR (1) | KR20070005587A (ja) |
WO (1) | WO2005074205A1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1145965A (ja) * | 1997-07-28 | 1999-02-16 | Kyocera Corp | 伝熱性化合物およびこれを用いた半導体装置 |
WO2016024356A1 (ja) * | 2014-08-14 | 2016-02-18 | 富士通株式会社 | 無線通信システム、無線通信システムの通信方法、アクセスポイント、及び、無線機器 |
JP2016530838A (ja) * | 2013-09-13 | 2016-09-29 | ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド | ワイヤレス通信システムにおける一方向トラフィックのためのシステムおよび方法 |
US10893438B2 (en) | 2014-09-19 | 2021-01-12 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Wireless local area network data transmission method and apparatus |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100971540B1 (ko) * | 2003-02-03 | 2010-07-21 | 소니 주식회사 | 통신방법 및 통신장치 및 컴퓨터 프로그램 |
BRPI0509065A (pt) | 2004-03-24 | 2007-08-21 | Koninkl Philips Electronics Nv | método para um protocolo de perìodo de balizamento e aparelho de balizamento distribuìdo para um dispositivo em uma rede ad-hoc |
WO2006040390A1 (en) * | 2004-10-15 | 2006-04-20 | Nokia Corporation | Reduction of power consumption in wireless communication terminals |
ATE538557T1 (de) * | 2005-03-04 | 2012-01-15 | Nokia Corp | Streckenherstellung in einer drahtlosen kommunikationsumgebung |
CN1842001A (zh) * | 2005-03-31 | 2006-10-04 | 都科摩(北京)通信技术研究中心有限公司 | 用于无线分布式网络的媒体接入控制方法及装置 |
US7864796B1 (en) * | 2005-04-04 | 2011-01-04 | Avaya Inc. | Start-to-finish reservations in distributed MAC protocols for wireless LANs |
JP4604916B2 (ja) * | 2005-08-29 | 2011-01-05 | パナソニック株式会社 | 無線ネットワークシステム、無線通信方法及び無線通信装置 |
US7656801B1 (en) * | 2006-05-26 | 2010-02-02 | Raytheon Company | Selective jamming of network traffic in contention-based networks |
JP4888396B2 (ja) * | 2007-03-05 | 2012-02-29 | ソニー株式会社 | 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム |
US20140185567A1 (en) * | 2007-08-31 | 2014-07-03 | Nokia Corporation | Link Establishment In A Wireless Communication Environment |
US9173191B2 (en) | 2009-12-20 | 2015-10-27 | Intel Corporation | Device, system and method of simultaneously communicating with a group of wireless communication devices |
US11431459B2 (en) * | 2013-08-13 | 2022-08-30 | Qualcomm Incorporated | Group ACK/NACK for LTE in unlicensed spectrum |
RU2690698C2 (ru) | 2014-03-18 | 2019-06-05 | Сони Корпорейшн | Устройство |
KR101657884B1 (ko) * | 2014-09-18 | 2016-09-20 | 한국과학기술원 | 통신 자원의 효율 개선을 위한 rts/cts 핸드쉐이킹 방법 |
US9918336B2 (en) | 2014-11-03 | 2018-03-13 | Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. | LAA-LTE communication in an unlicensed spectrum |
WO2017031628A1 (zh) * | 2015-08-21 | 2017-03-02 | 华为技术有限公司 | 一种数据传输控制方法及接入点、站点 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3041200B2 (ja) * | 1994-07-21 | 2000-05-15 | シャープ株式会社 | データ通信装置およびその方法 |
US7054329B2 (en) * | 2000-07-07 | 2006-05-30 | Koninklijke Philips Electronics, N.V. | Collision avoidance in IEEE 802.11 contention free period (CFP) with overlapping basic service sets (BSSs) |
US7046690B2 (en) * | 2001-01-16 | 2006-05-16 | At&T Corp. | Interference suppression methods for 802.11 |
US20020172186A1 (en) * | 2001-04-09 | 2002-11-21 | Peter Larsson | Instantaneous joint transmit power control and link adaptation for RTS/CTS based channel access |
JP4221225B2 (ja) * | 2001-05-15 | 2009-02-12 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 複数の端末間の衝突を回避する方法 |
US7397785B2 (en) * | 2003-05-28 | 2008-07-08 | Nokia Corporation | Method for enhancing fairness and performance in a multihop ad hoc network and corresponding system |
-
2005
- 2005-01-31 JP JP2006550479A patent/JP2007533173A/ja not_active Withdrawn
- 2005-01-31 US US10/597,329 patent/US20080232335A1/en not_active Abandoned
- 2005-01-31 EP EP05702844A patent/EP1714440A1/en not_active Withdrawn
- 2005-01-31 KR KR1020067015588A patent/KR20070005587A/ko not_active Application Discontinuation
- 2005-01-31 WO PCT/IB2005/050401 patent/WO2005074205A1/en not_active Application Discontinuation
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1145965A (ja) * | 1997-07-28 | 1999-02-16 | Kyocera Corp | 伝熱性化合物およびこれを用いた半導体装置 |
JP2016530838A (ja) * | 2013-09-13 | 2016-09-29 | ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド | ワイヤレス通信システムにおける一方向トラフィックのためのシステムおよび方法 |
WO2016024356A1 (ja) * | 2014-08-14 | 2016-02-18 | 富士通株式会社 | 無線通信システム、無線通信システムの通信方法、アクセスポイント、及び、無線機器 |
US10893438B2 (en) | 2014-09-19 | 2021-01-12 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Wireless local area network data transmission method and apparatus |
US11223973B2 (en) | 2014-09-19 | 2022-01-11 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Wireless local area network data transmission method and apparatus |
US11870623B2 (en) | 2014-09-19 | 2024-01-09 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Wireless local area network data transmission method and apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2005074205A1 (en) | 2005-08-11 |
KR20070005587A (ko) | 2007-01-10 |
EP1714440A1 (en) | 2006-10-25 |
US20080232335A1 (en) | 2008-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007533173A (ja) | 無線通信システムにおける周波数帯の最適な再利用のための改良型ネットワークアロケーションベクトル機構 | |
US10856338B2 (en) | Symmetric transmit opportunity (TXOP) truncation | |
JP6387132B2 (ja) | 同時送受信ネットワークモードのための装置および方法 | |
JP4286665B2 (ja) | Wlan内の変調スキームの共存 | |
JP5108039B2 (ja) | 高速媒体アクセス制御 | |
KR101268144B1 (ko) | Wlan 시스템에서 효율적인 다수 모드 동작을 제공하는 방법 및 시스템 | |
JP4734227B2 (ja) | Wlanにおける帯域プロビジョニング方法及び装置 | |
US20070133447A1 (en) | Dual CTS protection systems and methods | |
WO2015194727A1 (ko) | 프레임을 전송하는 방법 및 장치 | |
US8385362B2 (en) | Method and system for contention-based medium access schemes for directional wireless transmission with asymmetric antenna system (AAS) in wireless communication systems | |
JP2005519529A (ja) | 無線ローカルエリアネットワークにおける異なる変調機構が可能なステーションの共存 | |
KR101587038B1 (ko) | 다중 채널을 이용하는 무선랜 시스템에서 매체 접근 제어 방법 | |
US20030128659A1 (en) | Coexistence of OFDM and DSSS/CCK stations in a WLAN | |
JP2004187297A (ja) | Ieee802.11準拠の無線lanのための、スケジューリング情報パラメータセットを使用した集中制御役の受け渡し方法 | |
JP2009077402A (ja) | 無線lanに基づく分散型サービス区分方法および装置 | |
EP1972087B1 (en) | Symmetric transmit opportunity (txop) truncation | |
US20240080910A1 (en) | Symmetric transmit opportunity (txop) truncation | |
KR100736730B1 (ko) | 매체 접근 제어 프로토콜에서의 블록 응답 데이터 전송방법 | |
JP6636864B2 (ja) | 通信装置、通信システム、通信方法、及びコンピュータプログラム | |
CN1914868A (zh) | 在无线通信系统中最优重用频谱的增强型网络分配矢量机制 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080401 |