JP2007531595A - 大きなシール面積と多重シール形態を有する口腔内マウスピースを備えた呼吸マスク - Google Patents

大きなシール面積と多重シール形態を有する口腔内マウスピースを備えた呼吸マスク Download PDF

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Abstract

呼吸マスク(10)は、大きなシール面積を有する口腔内マウスピース(12)を用いて高い密封性を提供する。延長筒部(22)は、一端が標準的な呼吸器具を受け入れるように形成されており、口腔内マウスピースにガスを供給するための導管である。呼吸マスクは、また、口腔内咽頭エアウェイ(50)を有することができ、該エアウェイは回転させられたり、舌圧子を用いる必要なく挿入されることができるように屈曲する。呼吸マスクは、また、密封性を高めるための外側保護部材(58)を有し、医療提供者に保護バリアを提供することができる。マスクの設計は、一人の医療提供者によって密封性の高い換気を行うことができる、新規なハンドグリップ技術を可能にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、換気(ventilation)を補助し、行うために用いられる装置、特に
装着者に対して改善されたシールを形成する、口腔内マウスピースを有する呼吸マスクに関する。
呼吸マスクは、一般に、緊急医療や危篤状態の看護に用いられる。呼吸マスクは、自力で適切な呼吸ができない患者に対して陽圧下でガスを供給するため、バッグバルブと共に用いることができる。呼吸マスクはまた、一方向バルブと共に、呼吸していない人に対して口対マスクの蘇生術を行うために救助者によって用いられる。さらに、呼吸マスクは、一定の場合に換気を補助するため、二層性(bilevel)気道陽圧装置や連続性気道陽圧装置と共に用いられる。
従来の呼吸マスクは、装着者の口と鼻に外嵌される、固定されたドーム状のまたはカップ状の装置を有している。このドーム又はカップの端縁が装着者の顔面に当てられる。空気、または他のガス若しくは複数のガスの混合物は、通常、ドーム又はカップの頂部にある開口を通じて、従来のマスク内に導入される。従来の呼吸マスクの端縁と装着者の顔面の間に形成されるシールの完全性は、従来の呼吸マスクのガス供給効果にとって重要である。これらのマスクは、医療業界で一般的に用いられる一方、いくつかの深刻な欠点を有している。
従来の呼吸マスクでは、医療提供者は、年齢や顔のサイズの異なる人々に用いるための、いくつかのサイズの呼吸マスクを入手できなければならない。異なるサイズのマスクを入手しておく必要性は、医療用具を限られた空間で搬送しなければならない緊急医療技術者にとっては特に負担である。したがって、緊急医療技術者のこのような負担を軽減するためには、改善された呼吸マスクが、年齢や顔のサイズに関わらず、人口の大部分によって装着可能であることが望まれる。
おそらく、従来のサイズ別に作られた呼吸マスクのもっとも大きな欠点は、数種類のサイズのマスクが入手可能であるにも関わらず、人々の顔の特徴の広範囲のばらつきによって、これらのマスクの効果的なシールが妨げられることにある。換気されるべき人の顔に毛がある場合、従来の呼吸マスクでは、その人の顔にシールを形成することがほぼ完全に不可能である。このようなシールの欠陥はマスクの端縁の周りにガス漏れを生じさせ、ガス供給効率を著しく低下させる。従来の呼吸マスクはしばしば、マスクの鼻梁部分の近くでガスが漏れ、角膜を乾燥させ、ついには角膜炎を引き起こす。
ガス漏れを起こす従来の呼吸マスク特有の問題点は、ガスが、マスクから換気されている人の唇と歯を通過してから、その人の口に入らなければならないこと、またはガスが換気されている人の鼻を通過しなければならないことである。唇と歯はガスの層流を妨げる抵抗点であり、ガス漏れが起きる最も抵抗の少ない通路として、マスク端縁の周りに不完全なシールを残す。同様に、鼻の通路は狭く、特有の粘性屑状堆積物に加えて流れを妨げる鼻介骨があるために、制限的な非層流回路を形成する。
バッグバルブが用いられる場合、効果的に人を換気するためには、最適には二人の医療提供者が必要とされる。呼吸マスクを保持し、該マスクをシールしようとして換気されるべき人の顔に圧力を加えるには、二人の医療提供者のうち一人の両手が必要とされ、もう一人の医療提供者がバッグを押圧する。このような構成は、例えば、患者が搬送される時や、手術室で麻酔をかけられている時のように、人を長時間にわたって換気するには非常に不利である。これら従来の呼吸マスクを用いる医療提供者は、しばしば、マスクに過度の圧力を加えて換気されている人の顔に押し付けたり、バッグバルブの場合には最強の力でバッグを押圧したりすることによって、欠陥シールを補償しようとする。医療提供者が従来の呼吸マスクに過度の圧力を加えることはいくつかの理由で問題である。顔マスクの適切なシールのために加えられなければならない圧力は、医療提供者を急速に疲労させることがある。疲労した医療提供者は、従来の呼吸マスクに十分な圧力を加えて、従来の呼吸マスク特有の漏れを低減させることができにくくなり、この任務や他の重要な任務を行うことが難しくなるおそれがある。更に、従来の呼吸マスクに過度の圧力を加えて換気されている人の顔面に押し付けると、マスクが鼻梁部分、頬骨や顎先に圧力点を形成する。この圧力は、装着者の顔面に刺激となり、装着者に不快感や痛みを生じさせることがある。
適切な頭部と首の位置、即ち、ネックエクステンション(neck extension)、及びおとがい挙上法(chin−lift)や下顎挙上法(jaw−thrust)などの手段もまた、気道を開口させ、その開通性を最大限にして効率的な換気をおこなうために必要とされる。これらの任務は、ガス漏れを防止するという上記の任務に加えて医療提供者を疲労させ、患者を適切に換気するためにしばしば二人の医療提供者を必要とすることがある。
従来の呼吸マスクの欠陥シールを補償しようとしてバッグを最大強度で押圧することも同様に問題である。吸気のための力が増大して、食道の開道圧力を超える場合があり、食道や胃の膨張の次に吸気が起こる可能性がある。
従来の呼吸マスクの問題点を解決する、改善された呼吸マスクの必要性があることは明らかである。従来の呼吸マスクの問題点を解決しようと試みた者はいたが、彼らの試みの解決策は、従来の呼吸マスクの問題点のすべてを解決することはできず、新たな問題点を生み出した。
従来の呼吸マスクを改善しようとするいくつかの試みは、バイトブロック(bite block;咬合阻止器)付きの口腔内マウスピースに挿入されるガス供給管を用いて行われてきた。口腔内マウスピースは、マスクとマスク装着者の顔面の外側との間のシール形成がほとんど不可能な場合に起こる、従来の呼吸マスクの一つの問題点を解決する。口腔内マウスピースはまた、流れに対する抵抗を生じさせ従来の呼吸マスクに対する層流を妨げる原因を生じさせた、マスク装着者の唇を回避(bypass)する。しかし、従来の呼吸マスクに対するこれらの利点にもかかわらず、バイトブロックをマスクに一体化させることはいくつかの不利な点を生じさせる。
バイトブロックまたはバイトプレート(bite plate)を有するマウスピースは、暴れたり、半ば意識がなかったり、発作を起こしたりしている人の口腔内に安全に挿入することができない。換気されるべき人の両顎を引き離すように開いて、バイトプレート付きマウスピースを挿入しようとする医療提供者は、噛まれて怪我をする危険があり、そのような怪我には、指を切断したり、感染症にかかったりするほどに深刻なものもありうる。また、バイトブロック付きマウスピースを換気されるべき人の口腔内に強制的に挿入すると、その人が血液や歯、歯片、または挿入時に破損したバイトブロックの破片を吸ってしまう危険がある。バイトブロックを有するマウスピースのもう一つの不利な点は、装着者が反射的に噛み付くが、それらは通常、歯がない人、義歯の人、顔に怪我をしていたり、顎に外傷を受けたり骨折したりした人には装着できないという点である。さらに、バイトブロック付きのマウスピースを装着した人はブロックに噛みつくので、これらのマウスピースの使用はすぐに顎の疲れや不快感につながる可能性がある。これらのバイトブロックは、咽頭反射(gag reflex)を起こし、意識のあるまたは半分意識のある患者の吸気の危険を増す。
バイトブロックを有するマウスピースを口腔内咽頭エアウェイ(airway)と一体化させることによって、さらに不利な点が生じる。口腔内咽頭エアウェイは、換気されるべき人の舌が気道を閉塞させることを防止すると共にガス供給の咽頭への直接の通路を形成する。口腔内咽頭エアウェイは、通常、挿入される際に咽頭エアウェイを180度回転させることによって、または舌圧子(tongue blade)を用いることにより挿入される。咽頭エアウェイがマウスピースと一体化されると、エアウェイを180度回転させる方法で挿入することは、バイトブロックが換気されるべき人の歯と衝突するため、不可能になる。緊急医療技術者のような緊急医療提供者により携帯されなければならない舌圧子が、口腔内咽頭エアウェイを挿入するために必要となる。したがって、マウスピースをバイトブロックと一体化させることは望ましくない。
さらに、バイトブロックを組み込んだ口腔内マウスピースは人の口腔内へのガス供給の問題を解決するが、ガスが換気されるべき人の鼻を通じて漏れてしまう可能性がある。従来のバイトブロック付き口腔内マウスピースを有する呼吸装置は、換気されるべき人の鼻を密封できるような構成を取らずに、換気されるべき人の口腔内にガスを供給する。標準的な鼻閉塞用クリップは、バイトブロック付き口腔内マウスピースを用いて換気されている人の鼻孔を閉じるために用いられるが、この解決策は、医療提供者が鼻閉塞用クリップを入手できることを必要とする。口腔内マウスピースを用いた換気の間、供給されるはずだった大量のガスが換気されている人の鼻を通って抜けていくであろう。したがって、口腔内呼吸マスクは、一体化された鼻締付具(nose clamp)を有することが望ましい。
バイトブロック付きの呼吸マウスピースが従来の呼吸マスクのいくつかの問題点を解決する一方で、バイトブロックは、これら装置を一定の個人(義歯の人、歯の欠けている人、顔や顎に外傷のある人)に用いることを不可能にし、他の者(暴れる者、半分意識のない者)に用いることを危険にし、あらゆる人に用いることを不快なものとする。さらに、従来のバイトブロック付き口腔内マウスピースは、換気されるべき人の鼻からのガス漏れを解決しないので、これらはまだ、非効率的なガス供給装置である。最後に、バイトブロック付きマウスピースのいずれも、典型的な咽頭エアウェイを収容することができない。
バイトブロックやバイトプレートを用いることなく、従来の呼吸マスクの問題点を解決しようとする試みがあった。しかし、これらの試みもまた問題点がある。例えば、一端にフランジを有する導管部を特徴とする、従来の口腔内マウスピースがある。フランジ付き端部は、換気されるべき人の唇と歯肉の間に配置される。医療提供者は、導管部を通じて呼気することにより、フランジ付き導管装置で人に換気を行う。フランジ付きマウスピースは、従来型呼吸マスクを改善したようにみえるが、深刻な装着及び快適性の問題を有する。装置の口腔内フランジ部は、換気されるべき人の歯肉ライン(gumline)の真上及び真下に延びている。また、フランジ付き端部は換気されるべき人の前歯を越えて口腔内後方又は左右に延びていない。したがって、装置のフランジ付き端部は、フランジ付き端部材料と換気されるべき人の唇の内側と歯肉との間にシールを形成するが、そのシールはガス漏れの通路を残す。フランジ付き導管呼吸装置では、フランジ付き端部の頂部と底部(フランジ付き端部と換気されるべき人の歯肉ライン上下の歯肉の間)及び側部(換気される人の犬歯と臼歯に向かう側)におけるフランジ付き端部の周囲から空気が漏れる可能性がある。
フランジ付き導管呼吸装置のさらなる欠点は、導管部のフランジ付き端部は、換気されるべき人の歯と歯肉に対してぴったり接していないということである。代わりに、フランジ付き端部は、換気されるべき人の唇の内側に嵌るように設計された円弧状の断面を有している。従って、実際には、フランジ付き端部の端縁に最も近い材料だけが、換気されるべき人の口に対してシールを形成する。この限られたシール面積によって、換気されるべき人の歯肉に対する圧力集中、刺激、不快感が生じ、裂傷や出血につながる可能性がある。従って、フランジ付き導管呼吸装置は、従来の呼吸マスクの問題点を解決するための試みであるが、装着者に対する小さいシール面積、歯肉の刺激又は傷のために口腔内シールが適切でないという問題点を有する。さらに、鼻を閉塞するための部品はなく、装置は咽頭エアウェイと両立しない。
従来型呼吸マスクの問題点を解決するもう一つの従来の試みでは、口腔内マウスピースと導管部に取り付けられる膨張式口腔内シール膿(bladder)が使用される。膨張可能なシールは、装着者の歯肉と内側唇の間の空間に位置するが、装着者の顔面と唇に外側から圧力が加えられないと、空気/ガスがその周囲を抜けていくことがある。さらに、膨張可能なシールは圧力点を生じさせ、装着者の歯肉や粘膜を刺激することがある。膨張可能なシールの試みは、また、複雑で、使用前に口腔内シールと、別体の鼻用ブロックの両方を膨らませる必要があり、この複雑さゆえ、暴れたり半分意識のない人によって噛み切られて効果のないものにされるおそれのある、いくつかの部品要素が必要とされる。危篤状態の又は緊急時の蘇生術において非常に限られた時間が、口腔内シールと鼻用ブロックの両方を膨張させるために必要とされる。この装置もまた、現在の咽頭エアウェイとは両立しない。
上記の関連技術の記載から明らかであるように、暴れたり半分意識のない人の口に安全に挿入することができ、且つ、人々が快適に装着できる、改善されたシール性能とガス供給能力とを有する、改善された呼吸マスクが必要とされる。改善された呼吸マスクは、また、一人の医療提供者が顕著なガス漏れなしに人を換気することを可能にすべきである。また、改善された呼吸マスクは、必要な場合には、患者の気道を確保するために咽頭エアウェイを使用することを可能にしなければならない。
本発明は、快適に装着することができ、かつ、一人の医療提供者が効果的に密封(seal)して使用することができる、改善されたシール性を有する呼吸マスクを提供することによって従来技術の問題点を解決するものである。
本発明の呼吸マスクは、その中心部(core)に、口腔内マウスピースを有し、該マウスピースは、換気されるべき人の歯肉と唇の内側との間の自然なシールを利用するように形成されている。したがって、本発明の呼吸マスクは、装着者の顔の表面に対するシールには依存しない。さらに、本発明の口腔内マウスピースは、一体化されたバイトブロックを有していない。そのため、本発明の呼吸マスクは、暴れたり、半分意識のない人や、歯の欠けた人、顎や顔に外傷のある人でも装着することができる。
口腔内マウスピースの本体は、人の唇の内表面や歯肉の形状に沿うよう形成された、可撓性シート材料である。口腔内マウスピースの上端縁と下端縁は、換気されるべき人の歯肉ラインを越えて、ほぼ唇と歯肉の間の空洞の末端にまで延びている。口腔内マウスピースは、湾曲し、その側端縁は、換気されるべき人の口腔内を、前歯を通過した深さまで後方に延びている。好ましくは、口腔内マウスピースの側端縁は、第二小臼歯の最小深さまで後方に延びている。口腔内マウスピースの表面は、換気されるべき人の歯と歯肉に対して実質的に平行である。これにより、本発明の口腔内マウスピースは、装着者の唇と歯肉の広い面積に対してシールする。この大面積のシールは、シール性を高めてガス供給効率を高め、装着者の歯肉への圧力集中を軽減し、炎症や不快感、外傷を防止する点で有利である。
大きなシール面積に加え、口腔内マウスピースは、装着者の快適を維持するための問題点を解決するいくつかの特徴を有している。換気されるべき人の唇と歯肉に接触する口腔内マウスピースの表面は、実質的に円滑であり、丸みが付けられた端縁を有している。さらに、口腔内マウスピースの頂部は、該マウスピースの底部から、前後面(anterior−posterior plane)内で偏位している。この偏位は、マウスピースが、より一般的な過蓋咬合(overbite)の人の口腔内でシールすることを可能にし、または、マウスピースを180度回転させることによって、反対咬合(underbite)の人の口腔内でシールすることを可能にする。さらに、口腔内マウスピースは、その上端縁または下端縁の中央に、少なくとも1つの切欠(notch)を有していてよい。これらの切欠は、口腔内マウスピースが換気されるべき人の唇と歯肉の間の小帯(frenula)を刺激することを防止する。口腔内マウスピースの可撓性材料は、該口腔内マウスピースが歯と歯肉の凹凸に密着し、空気/ガス漏れの穴を最小限にすることを可能にする。
鼻、頬骨、顎先のサイズや位置が人によって極端に異なっているのに対し、内側唇と歯肉の寸法は、若いうちから比較的人による差が少ない。従って、本発明の呼吸マスクによれば、緊急医療提供者は、様々な年齢およびサイズの人々を換気することができるようにするために多くのサイズの呼吸マスクを携帯する必要がないという有利な点がある。
口腔内マウスピースは、ガス供給のための中央オリフィスを有している。中央オリフィスは、延長筒部に挿入される。延長筒部は、口腔内マウスピースの近傍端部に補強カラー(collar)を有している。この補強カラーは、医療提供者が本発明の呼吸マスクを操作し位置決めすることを可能にし、また、医療提供者が、新規な片手ハンドグリップ技術を用いてマスクをシールすることを容易にする。換気されるべき人の口が延長筒部の補強カラーの周囲で閉じられても、換気されるべき人の顎は、口腔内にある部品の垂直方向高さによって、わずかに開かれたままである。このため、換気されるべき人の唇と歯は、本発明の呼吸マスクでは、ガス供給の妨げにはならない。延長筒部は、口腔内マウスピースとは反対側の端部の、標準的な呼吸器具(respiratory fittings)を受け入れるように形成されている。本発明の呼吸マスクは、バッグバルブ換気用のバッグバルブ、口対マスク換気用の一方向バルブ、または二層性(bilevel)陽圧気道若しくは連続性陽圧気道換気のための換気装置と共に用いることができる。延長筒部は、圧力リリーフバルブ、COモニターその他の装置を受け入れるための穴を有していて良い。
本発明の呼吸マスクは、口腔内咽頭エアウェイ(airway)を備えていて良く、これにより、換気されている人の舌が気道を閉塞させることを防止しつつ、換気されている人の咽頭に空気またはガスを直接導入するための管を形成しても良い。本発明の口腔内咽頭エアウェイは、ゆるやかに湾曲した管であって、少なくとも一列の切込み(notch)、または可撓性を高める類似の形態を有し、該エアウェイが挿入の間、下方に屈曲して換気されるべき人の口蓋に追従することを可能にする。従って、本発明の口腔内咽頭エアウェイは、呼吸マスクを180度回転させることなく、且つ、舌圧子(tongue blade)を用いることなく、挿入することができる。口腔内咽頭エアウェイの2つの実施形態は、本発明の範囲に含まれる。第1の実施形態では、口腔内咽頭エアウェイの一端は、口腔内マウスピースの内壁の凹みに嵌合する。第2の実施形態では、口腔内咽頭エアウェイは、延長筒部に摺動可能に挿通される。この摺動可能に挿入された口腔内咽頭エアウェイは、呼吸マスクの延長筒部の外側に突出して標準的な呼吸器具を受け入れるように形成される。
本発明の呼吸マスクのシール性を高めるため、また、医療提供者に対する保護隔壁を提供するため、供給マスクはさらに外側保護部材(shield)を備えていてよい。外側保護部材と口腔内マウスピースは、単一体として一体化されていてよく、もしくは、外側保護部材は、呼吸マスクの延長筒部上を摺動するように形成された別個の部品であってよい。外側保護部材が別個の部品である場合、外側保護部材は、複数位置係止機構(multi−position locking mechanism)を有していて良く、これにより、口腔内マウスピースに対する外側保護部材の位置が調整され、固定されることが可能になる。唇とその周りの組織の厚みは人によって大きなばらつきがあり、この複数位置係止機構は、外側保護部材が、このようなばらつきに適合して確実に位置決めされることを可能にする。外側保護部材は、医療提供者が換気されるべき人の吸気の原因となる嘔吐や吐血などを目視できるように、半透明であることが好ましい。さらに、外側保護部材は、拘束ストラップを収容するようにスリットを有していて良い。換気されるべき人の顔に呼吸マスクを保持するため拘束ストラップを用いることは、一人の医療提供者が疲労することなく人に換気を行うことを可能にし、これは従来技術に対して明らかな改良点である。
外側保護部材はまた、換気されるべき人の鼻からガスが漏れてしまうという問題点を解決する。外側保護部材の実施形態は、外側保護部材の、換気されるべき人の鼻に隣接する部分に固定された鼻締付具(nasal clamp)を備える。いくつかの種類の鼻締付具が本発明の範囲に含まれる。第1の鼻締付具は、2つのフラップと、展性(malleable)バンド、ラチェット付きクランプその他類似の装置などの、調整可能な補強部材とを備えている。2つのフラップの各々は、換気されるべき人の鼻孔に隣接して配置される。調整可能な補強部材は、2つのフラップを補強し、該フラップが新たな向きを維持することを可能にする。例えば、展性バンドは、鼻締付具が、換気されている人の鼻孔が押圧されている(squeezed together)とき該鼻孔を閉塞し、加えられた圧力を維持することを可能にする。本発明の範囲に含まれる第2のタイプの鼻締付具は、外側保護部材の、換気されるべき人の鼻に隣接する部分から延びる部分的な鼻マスクである。該部分的鼻マスクは、換気されるべき人の鼻の上方ほぼ半分まで延びている。部分的鼻マスクはさらに、当て物(padding)と、展性バンド、ラチェット付きクランプその他の類似の装置のような調整可能な補強部材とを備えている。当て物は呼吸マスクの装着者を快適にしつつ、換気されるべき人の鼻孔を閉じるための圧力を加える。調整可能な補強部材は、部分的マスクを補強し、医療提供者が換気されている人の鼻孔をシールするように鼻マスクに圧力を加えた際に該マスクが新たな形を維持することを可能にする。医療提供者は、鼻締付具を押圧(squeeze)して人の鼻孔をシールし、次に調整可能な補強部材に鼻孔の圧力を維持させることによってその人の鼻をシールできる。そのため、鼻締付具は、一人の医療提供者が、疲労することなく人を換気することを可能にする。
外側保護部材のいくつかの実施形態が本発明の範囲内に含まれる。ある実施形態では、外側保護部材は、換気されるべき人の略顎先から換気されるべき人の鼻の真下まで延びている、実質的に矩形のシート材料である。他の実施形態では、外側保護部材は、当て物を有し、反転可能な(invertible)ドーム状の顔面保護部材である。反転可能なドーム状顔面保護部材は、ほぼ楕円形で、換気されるべき人の口に外嵌される。反転可能なドーム状顔面保護部材は、装着者の顔をシールするように、その端縁の周囲に当て物を有している。この当て物は、顔に毛のある人や、顔に血液やその他の流体が付いた人の顔面に対するシール性を高める目的で、溝が形成されたり、粘着物質が塗布されたりしてよい。反転可能なドーム状顔面保護部材は、呼吸マスクの口腔内マウスピースが換気されるべき人の口腔内に挿入される間、その人の顔から離れるように反転させられて、その後換気されるべき人の顔の周りをシールするよう再び反転させられる。反転されたドーム状顔面保護部材は、空気/ガスが口腔内マウスピースの周囲から漏れ、唇や鼻から出て行くことを防止するように、装着者の顔に必要な圧力を加えることができる。必要であれば、医療提供者は、手や拘束ストラップを用いて顔面保護部材に圧力を加えることにより、追加の圧力を加えることができる。
当業者に明らかなように、本発明の範囲に含まれる呼吸マスクの複数の実施形態には、口腔内マウスピース、口腔内咽頭エアウェイ、外側保護部材及び鼻締付具の種々の実施形態を組み合わせることが含まれる。
本発明の範囲に含まれる新規なハンドグリップ技術は、一人の医療提供者が、外側保護部材を用いることなく本発明の呼吸マスクで人を換気することを可能にする。該技術を実施するには、医療提供者はまず、呼吸マスクの口腔内部分を換気されるべき人の口腔内に挿入する。次に、医療提供者は、片手をU字型に配置する。このとき、掌は換気されている人の顎先を支え、親指と他の指とを、換気されている人の鼻の両側に配置する。医療提供者は、その手で人の顔に圧力を加える。なお、従来の呼吸マスクでは、マスクの小さな端縁をシールするために過度の圧力が人の顔に加えられなければならないが、本発明のマスクでは、少しの圧力だけが、人の唇と歯肉で口腔内マウスピースをシールするために必要とされ、この圧力は比較的大きな面積上に分布させられる。そのため、本発明のハンドグリップ技術では、装着者が圧力集中による不快感をもつことはないという利点がある。さらに、装着者の顎先を支えている医療提供者の手と掌で、医療提供者は、装着者の気道開通を補助するため、頭部と頸部を伸ばすことを助けることができる。また、医療提供者は、同時に、親指と他の少なくとも一本の指の間で人の鼻を押圧(squeeze)することにより、その人の鼻孔をシールするための圧力を加えることができる。その後、医療提供者は、換気されている人が息を吐く間、鼻孔に加えた圧力を解放して、ガスを人の鼻から排出させることができる。このように、本発明のハンドグリップ技術は、医療提供者が片手で換気されている人の鼻と口をシールすることを可能にし、他方の手を自由にして、バッグバルブ換気用のバッグを適切に押圧することができる。さらに、新規なハンドグリップ技術によって、医療提供者は、患者の気道と頭部をより正しく位置決めすることができる。従来技術では、適切な使用に両手を必要とすることが多いという制約のために、一人の医療提供者が患者の頭部を適切な過伸展(hyperextended)位置に移動させることをしばしば妨げた。
本発明は、従来の呼吸マスクの制限を解消する呼吸マスクを提供する。以下の詳細な説明では、1以上の図面に示される同じ要素を示すために同じ要素番号が用いられる。
本発明の一実施形態による呼吸マスク10の上断面図を図1に示す。全体として、呼吸マスク10は延長筒部22と、補強カラー(collar)30と、口腔内マウスピース12とからなっている。
口腔内マウスピース12は、略楕円形に湾曲したシート(sheet)材料14と、該略楕円形に湾曲したシート材料を通る中央オリフィス16を備える。略楕円形に湾曲したシート材料14は、内面18と外面20とを有している。中央オリフィス16は、シート材料14の水平方向軸線及び垂直方向軸線の両方においてほぼ中央に位置している。中央オリフィス16は、シート材料12の外面20とシート材料14の内面18の間の通路を形成している。シート材料14の内面18と外面20は、換気される(ventilated)人の口腔内の圧力点や刺激要因となりうるものを低減するように実質的に円滑にすることができる。本発明の口腔内マウスピース12は、プラスチック、ゴム、シリコン、その他類似の可撓性材料からできていてよい。口腔内マウスピースは、装着者の快適を維持しつつ、大きな表面積にわたって密封することが利点である。さらに、換気されるべき人の唇の裏側に口腔内マウスピースを配置させることにより、唇がガス供給の障害物となることを避けることができる。
延長筒部22は基端24と、末端26と、導管部28とを有している。延長筒部22の基端24で、延長筒部22の導管部28が、口腔内マウスピース12の中央オリフィス16内に挿入されている。本発明の一実施形態では、中央オリフィス16は、ほぼ楕円形であり、延長筒部22の導管部28は末端26のほぼ円形形状から基端24のほぼ楕円形状までテーパーがつけられている。本発明の一実施形態では、延長筒部22の末端26はバッグバルブマスクやデマンドバルブ用の標準的な呼吸器具27に固着されるように形成された硬化プラスチックからなる。従って、本発明の呼吸マスクは人工換気(口対マスク換気)のための一方向バルブ、バッグバルブ換気のためのバッグバルブ、または二層性(bilevel)若しくは連続性の陽圧気道換気のための換気装置と共に用いることができる。
補強カラー30は、延長筒部22を囲んで延長筒部22の基端24から延長筒部22の末端26に向けて途中まで延びている。補強カラー30は、呼吸マスクが特有のハンドグリップ(handgrip)技術で密封されることを可能にする。
換気されるべき人の口腔に挿入される、本発明の一実施形態による呼吸マスク10の側断面図を図2に示す。口腔内マウスピース12のシート材料14はさらに、頂部32と底部34とを有している。本発明の一実施形態では、口腔内マウスピース12の頂部32は、呼吸マスク10が過蓋咬合(overbite)の人の口腔内に嵌まるか、または180度回転させられて反対咬合(underbite)の人の口腔内に嵌まることができるように、口腔内マウスピース12の底部34から前後面(anterior−posterior plane)内で偏位(offset)している。この偏位によって、口腔内マウスピース12は様々な形状の口腔に対して良好に密着するので、換気されるべき人をより快適にする。口腔内マウスピース12のシート材料14は、その内面18に凹み36を有し、図4に関して後述されるように、口腔内咽頭エアウェイ(oropharyngeal airway)の配置を可能にする。
延長筒部22は、随意の貫通穴38を有している。この穴38は、麻酔使用時の呼吸速度をモニターするためのCOプローブや、気圧障害を防止するための圧力リリーフバルブや、他の将来生み出される改良品等を挿入するために用いることができる。
換気されるべき人の唇40、歯肉104、歯106が、呼吸マスク10に対して示されている。延長筒部22の回りで唇40が閉じられても、口腔内マウスピース12の垂直方向高さによって、歯106は開いたままにさせられる。従って、本発明の呼吸マスク10では、歯がガス流に対する障害物とならない点が利点である。
本発明の一実施形態による呼吸マスクの斜視図を図3に示す。口腔内マウスピース12のシート材料14は、シート材料14が換気される人の唇40の内側に位置するように換気される人の口腔内に挿入される。
シート材料14は上端縁42と下端縁44とを有している。シート材料14の上端縁42と下端縁44とは、換気されるべき人の唇や歯肉に刺激を与えないように、ほぼ円滑であり、かつ、丸みがつけられている。換気されるべき人をさらに快適にするために、口腔内マウスピースはさらに、少なくとも1つの切欠(notch)46、48を備えている。切欠は、シート材料14の上端縁42または下端縁44の左右方向中央に位置決めされている。切欠46と48は、シート材料14の上端縁42または下端縁44沿いに開口側を有し、口腔内マウスピース12の中央オリフィス16の方向を向いた頂点を有している。好ましくは、シート材料14は、2つの切欠46と48を有し、その両方が、口腔内マウスピース12のシート材料14の左右方向中央に位置していることが好ましい。2つの切欠の一方46は、その開口側をシート材料14の上端縁42沿いに有し、その頂点は口腔内マウスピース12の中央オリフィス16の方向を向いている。該2つの切欠の他方は、その開口側をシート材料14の下端縁44沿いに有し、その頂点は、口腔内マウスピース12の中央オリフィス16の方向を向いている。切欠46と48は、口腔内マウスピース12のシート材料14が、換気される人の唇と歯肉の間の小帯(frenula)を刺激することを低減または防止する。
口腔内咽頭エアウェイを有する、本発明の一実施例による呼吸マスクの側断面図を図4に示す。呼吸マスク10は、口腔内咽頭エアウェイ50、口腔内マウスピース12、延長筒部22と補強カラー30を備えている。口腔内咽頭エアウェイは、換気されている人の舌が、気道を閉塞させてしまうことを防止する。
口腔内咽頭エアウェイ50は、基端52と末端54とを有している。本発明の一実施形態では、口腔内咽頭エアウェイは、口腔内咽頭エアウェイ50の末端54に向けて少なくとも1列の切込み(notch)56を有している。切込み56の列は、口腔内咽頭エアウェイ50が、挿入される際に屈曲し、換気される人の口腔内の形状に追従することを可能にする。従来技術の口腔内咽頭エアウェイとは異なり、この屈曲は、口腔内咽頭エアウェイ50が回転させられることなく、また、舌圧子(tongue blade)を用いることなく換気される人の口腔内に挿入されることを可能にする。
口腔内咽頭エアウェイ50の一実施形態では、口腔内咽頭エアウェイ50の基端52が、シート材料14の内面18の凹み36と嵌合するように位置決めされる。凹み36の口腔内咽頭エアウェイ50の基端52の配置は、口腔内マウスピース12の適当な嵌合を、その性能と密封性を弱めることなく保証する。
代替的な口腔内咽頭エアウェイを有する本発明の呼吸マスクの側断面図を図5に示す。代替的な口腔内咽頭エアウェイ50は、その基端52が延長筒部22の末端26の外側に残るように、摺動可能に延長筒部22に挿通される。口腔内咽頭エアウェイの基端52は、バッグバルブマスクやデマンドバルブ用の標準的な呼吸器具に固定されるように形成されている。
図6は、換気される人の顔面に位置決めされる外側保護部材を有する、本発明による呼吸マスクの端面図である。全体として、外側保護部材58は、換気される人の唇40の外側に位置決めされる。延長筒部22の末端26は、外側保護部材58を貫通している。外側保護部材58は、分離可能に呼吸マスク10に取り付けられていてよく、またはこれに代えて、外側保護部材58は呼吸マスク10に固定されていてもよい。本発明の一実施形態では、外側保護部材58は、換気される人の嘔吐、出血その他の不調が医療提供者によって観察され得るように半透明または透明な材料からなっていると共に、外側保護部材58は医療提供者に分泌物に対するバリア保護手段を提供する。
外側保護部材58の第1の実施形態は、シールド部60と、シールド部60に固定された鼻締付具(nasal clamp)62とを備えている。鼻締付具62は、換気される人の一方の鼻孔に隣接するよう位置決めされる第1フラップ64と、他方の鼻孔に隣接するよう位置決めされる第2フラップ66と、第1フラップ64と第2フラップ66に固着された展性(malleable)バンド68のような調整可能な補強部材とを備える。展性バンド68は、鼻締付具62が、換気される人の鼻孔を閉じてガス漏れを防止するために締付けられる(pinched together)ことができるように、第1フラップ64と第2フラップ66を補強する。従って、従来技術の呼吸マスクとは異なり、本発明の一体化された鼻締付具62は、換気されている人の鼻からガスが漏れることを本質的に防止する。鼻締付具の代替的な実施形態では、展性バンド68として示される調整可能な補強部材は、ラチェット付きクランプまたは他の類似の装置であってよい。
外側保護部材58は、少なくとも1つの外側保護部材拘束ストラップ72を受け入れるように形成された複数のスリット70を有している。外側保護部材58は、ガス漏れを低減するために本発明のマスクに圧力が付与されたとき、換気される人の顔に対する当て物(padding)を形成する。本発明のマスクに、圧力は、医療提供者の手で直接加えられるか、または、換気される人の頭部の周りで外側保護部材拘束ストラップ72を締付けることにより加えられる。さらに、外側保護部材58は、本発明の呼吸マスクをガスに対してシールするための追加の層を形成し、本発明の呼吸マスクが、無呼吸状態、鎮静剤を投与された状態、または昏睡状態の人に用いられる場合のガス漏れを防ぐ。鼻締付具62とシールド部60は、種々の体液、化粧品、顔の毛や傷にさらされても牽引力(traction)を高めるようにするため、溝が刻まれたり粘着性であったりしてよい。
図7は、外側保護部材の第2実施形態を有する、本発明の呼吸マスクを示す上断面図を示す。外側保護部材58の第2実施形態は、ほぼ楕円形の反転可能な(invertible)ドーム状顔面保護部材74と当て物(padding)80とからなる。ほぼ楕円形の反転可能なドーム状顔面保護部材74は、外側76と内側78とを有している。当て物80は、ほぼ楕円形の、(装着者の顔面に関して)反転可能なドーム状顔面保護部材74の内側78に固着されている。ほぼ楕円形の反転可能なドーム状顔面保護部材74は、人の口の形に沿うようになされた、長い水平方向の軸線を有する、ほぼ楕円形状をなしている。本発明の一実施形態では、当て物80は、換気される人の顔面の特徴に合うように軟性の、シリコン状材料若しくはエアクッションからなっていてよい。図7Aは、反転位置(inverted position)にある、ほぼ楕円形の反転可能なドーム状顔面保護部材74を示す。図7Bは、逆反転位置(everted position)にある、ほぼ楕円形の反転可能なドーム状顔面保護部材74を示す。ほぼ楕円形の反転可能なドーム状顔面保護部材74は、呼吸マスクを換気される人の口腔内へ挿入する前に反転位置(inverted position)におかれ、その後、いったん呼吸マスクが換気される人の口腔内に挿入されると、逆方向に反転されて(everted)、シールを形成する。ドーム状マスクの逆反転位置によって、顔面に穏やかな内側方向の圧力が追加され、医療提供者が過度に圧力を加える必要を低減する。本発明のある実施形態では、ほぼ楕円形の反転可能なドーム状顔面保護部材74は、図6または8に示される種類の鼻締付具62と図6に示されるスリット70を備えていて良い。
図8は、鼻マスク82を有する外側保護部材58を備える、本発明の呼吸マスクを示す。本発明のこの実施形態では、鼻締付具62は、第1の側部84と第2の側部86を有する鼻マスク82と、当て物88と、展性バンド90のような調整可能な補強部材とを備えている。鼻マスク82は、換気される人の鼻の下部を覆う。鼻マスク82の当て物88は、鼻マスク82が換気される人の鼻の上に固定されると当て物88が換気される人の鼻孔を強制的に閉じるように、鼻マスク82の第1の側部84に固着される。展性バンド90は、鼻マスク82を補強する。鼻マスクの他の実施形態では、ここでは展性バンド90として示される調整可能な補強部材は、ラチェット付きクランプか、他の類似の装置であってよい。
図8Aは、外側保護部材60と鼻マスク82を有する、本発明の実施形態の端面図である。図8Bは換気される人の唇40と鼻92の上に位置決めされる外側保護部材60と鼻マスク82を示す、本発明の一実施形態の側面図である。
図9は、分離可能に呼吸マスクの延長筒部に取り付けられる、ほぼ楕円形の反転可能なドーム状顔面保護部材を有する、本発明の一実施形態の側面図である。ここではほぼ楕円形の反転可能なドーム状顔面保護部材74として示される外側保護部材58は、呼吸マスクの延長筒部22と摺動可能に係合する嵌合カラー(mating collar)101を有している。複数位置係止機構97は、外側保護部材58が延長筒部22に関して調整可能に固定されることを可能にする。この図に示す複数位置係止機構97は、延長筒部22の外側で半径方向に対向して位置決めされた2列の移動止め93と、外側保護部材58の嵌合カラー101の内面で半径方向に対向して位置決めされた2つの止め部材95とを備えている。外側保護部材58を呼吸マスクと適当に位置合わせするために、止め部材93の列は、延長筒部22よりわずかに隆起させられて、嵌合カラー101の凹み99と嵌合する。こうして、止め部材95を様々な移動止め93に配置することによって、外側保護部材58の位置を延長筒部22に関して変化させ、固定することができる。複数位置係止機構の位置は、嵌合カラー101を、止め部材95と移動止め93から偏位させるように押圧し、止め部材95を移動止め93から解放することにより、調整することができる。このような複数位置係止機構が図示されているが、これら要素の複数の構成(例えば、代替的に、止め部材95を延長筒部22に配置し、移動止め93を嵌合カラー101に配置することができる)が、類似の機能を発揮することができる。さらに、数種類の複数位置係止機構が当業者に知られており、本発明の範囲内に含まれると考えられる。例えば、複数位置係止機構は、ロックねじや、数個の穴や凹みの一つに挿通されるロッキングピンや、数個の穴や凹みの一つに嵌合するバネつきの一体的ピン部材、その他延長筒部22に対して外側保護部材58を調整可能に固定する構成であってよい。
図10は、呼吸マスクと換気される人の口との間のガスに対する密封性を向上させるように、外側保護部材を用いることなく、医療提供者の手で換気される人の口腔内に位置決めされる、本発明の呼吸マスクを示す。医療提供者の手94は、手94の親指96、掌102、他の指98が底部と2つの側部により特徴づけられる略U字型形状をなすように位置決めされる。親指96と他の指98は、U字の2つの側部を形成し、換気される人の鼻92の孔の両側に位置決めされる。医療提供者の手94の掌102は、U字の底部を形成し、換気される人の唇40と、医療提供者の手の掌にある顎先100の間の領域で延長筒部22の下に位置している。この手の位置は、装着者の頭部をより容易に過伸展(hyperextend)させて、従来公知の頭部座屈おとがい挙上(head−tilt−chin−lift)法のように、気道の開通を改善することができる。医療提供者の手は、排気の間は弛緩して、装着者の肺や気道から出るガスを解放する。
本発明によれば、医療提供者は、本発明の呼吸マスクを換気されるべき人の口腔内に挿入し、医療提供者の片手94を図10に示すU字型に位置決めし、換気される人の顔面に手94で圧力をかけ、換気される人の歯肉に唇40を押し付け、換気される人の鼻92を親指96と他の少なくとも一本の指98で押圧することにより、換気される人に対するガス漏れを低減する。このようにして、医療提供者は片手のみを用い、本発明の実施形態のいずれにおいても呼吸における対ガスシールを形成することができる。医療提供者の他方の手は換気作業のために用いることができる。このハンドグリップ技術は、本発明の呼吸マスクと共に、適切に人の換気を行うためにしばしば2人の医療提供者を必要とし、人の顔面に刺激や不快感を与え得る従来の呼吸マスクと比較して、著しい改善をもたらす。
これに代えて、換気に外側保護部材を用いると、作業者の手で、又は反転可能なドーム状保護部材を用いて顔面に圧力をかけることによって、漏れの防止が助けられる。さらに、外側保護部材を装着者の顔面に固定し続けるための拘束ストラップの使用は、特に搬送中または麻酔中におけるような広範囲な使用の際に、両手を使わない換気作業を可能にすることができる。
本発明の呼吸マスクの複数の代替的実施形態が、本発明の口腔内マウスピースと拡張筒部を、口腔内咽頭エアウェイの実施形態のいずれかと組み合わせ、または組み合わせることなく、外側保護部材の実施形態のいずれかと組み合わせ,または組み合わせることなく、若しくは鼻締付具の実施形態と組み合わせ、または組み合わせることなく、可能であることは、当業者にとって明らかである。このように呼吸マスクの数個の実施形態を記述したが、該装置の一定の利点が達成されたことは当業者に明らかである。これら実施形態の種々の変更、適応、代替的実施形態が本発明の範囲に含まれることもまた理解される。本発明はさらに、請求項の記載により定義される。
図1は、本発明の呼吸マスクを示す上断面図である。 図2は、換気されるべき人の口腔内に挿入された、本発明の呼吸マスクを示す側断面図である。 図3は、本発明の呼吸マスクを示す斜視図である。 図4は、口腔内咽頭エアウェイを有する、本発明の呼吸マスクを示す側断面図である。 図5は、別の口腔内咽頭エアウェイを有する、本発明の呼吸マスクを示す側断面図である。 図6は、換気される人の顔面に外側保護部材を配置した、本発明の呼吸マスクを示す端面図である。 図7Aは、反転可能なドーム状顔面保護部材が反転位置にある、本発明の呼吸マスクを示す上断面図である。 図7Bは、反転可能なドーム状顔面保護部材が逆反転位置にある、本発明の呼吸マスクを示す上断面図である。 図8Aは、鼻マスクを有する外側保護部材を用いた実施形態による、本発明の呼吸マスクを示す端面図である。 図8Bは、換気される人の口腔内に配置された、図8Aの呼吸マスクを示す側面図である。 図9は、本発明の呼吸マスクを示す側面図であり、係止機構を有する呼吸マスクに、反転可能なドーム状顔面保護部材が分離可能に取り付けられている。 図10は、換気される人の口腔内に配置された、本発明の呼吸マスクを示す端面図であり、医療提供者の一方の手が、呼吸マスクと換気される人の口の間を密封するように位置決めされている。

Claims (23)

  1. 呼吸マスクであって、
    口腔内マウスピースを備え、該マウスピースは、
    内面と、外面と、頂部と、底部と、上端縁と下端縁とを有する、実質的に楕円形状に湾曲したシート材料と、
    前記実質的に楕円形状に湾曲したシート材料の略中央を通る中央オリフィスと、
    基端と、末端と、導管部とを有する延長筒部であって、前記延長筒部の前記基端において、前記延長筒部の前記導管部が前記口腔内マウスピースの前記中央オリフィス内に挿入されている延長筒部と、
    前記延長筒部の一部を囲む補強カラーとを備えており、
    前記実質的に楕円形状に湾曲したシート材料は、人の歯肉と唇の間に嵌められて、前記人の歯肉ラインを越えて前記人の歯肉と歯に対して実質的に平行になるよう上下方向に延びており、且つ、前記人の口腔内の後方に向かって延びていることを特徴とする、呼吸マスク。
  2. 請求項1に記載の呼吸マスクであって、前記口腔内マウスピースは、さらに、開口側と頂点とを有する少なくとも1つの切欠を備え、前記少なくとも1つの切欠の前記開口側が前記実質的に楕円形状に湾曲したシート材料の端縁の左右方向中央に位置するように、且つ、前記頂点が前記口腔内マウスピースを通る前記中央オリフィスに向かうように、位置決めされていることを特徴とする、呼吸マスク。
  3. 請求項1に記載の呼吸マスクであって、前記シート材料の前記頂部は、前記口腔内マウスピースの前記底部に関して、前後面内で偏位していることを特徴とする、呼吸マスク。
  4. 請求項1に記載の呼吸マスクであって、さらに、前記延長筒部を通る貫通穴を備えていることを特徴とする、呼吸マスク。
  5. 請求項1に記載の呼吸マスクであって、前記口腔内マウスピースの前記実質的に楕円形状に湾曲したシート材料の前記内面と前記外面は実質的に円滑であり、前記実質的に楕円形状に湾曲したシート材料の前記上端縁と前記下端縁は実質的に丸みが付けられていることを特徴とする、呼吸マスク。
  6. 請求項1に記載の呼吸マスクであって、前記口腔内マウスピースはプラスチック、ゴムまたはシリコーンからなることを特徴とする、呼吸マスク。
  7. 請求項1に記載の呼吸マスクであって、さらに、基端と末端とを有する口腔内咽頭エアウェイを備えており、該口腔内咽頭エアウェイは、前記延長筒部の導管部の、前記人の口腔内に延びる延長部分を形成することを特徴とする、呼吸マスク。
  8. 請求項7に記載の呼吸マスクであって、前記口腔内咽頭エアウェイは、該口腔内咽頭エアウェイの前記末端に向けて少なくとも一列の切込みを有していることを特徴とする、呼吸マスク。
  9. 請求項7に記載の呼吸マスクであって、前記口腔内マウスピースは、さらに、前記シート材料の前記内面に凹みを備え、該凹みは前記口腔内咽頭エアウェイの前記基端と嵌合するように形成されており、且つ、前記口腔内咽頭エアウェイは、前記口腔内咽頭エアウェイの前記基端が前記シート材料の前記凹みと嵌合するように位置決めされていることを特徴とする、呼吸マスク。
  10. 請求項7に記載の呼吸マスクであって、前記口腔内咽頭エアウェイは、前記口腔内咽頭エアウェイの前記基端が該延長筒部の前記末端の外側に位置するように、前記呼吸マスクの延長筒部の前記末端内に摺動可能に挿入されていることを特徴とする、呼吸マスク。
  11. 呼吸マスクであって、
    口腔内マウスピースを備え、該マウスピースは、
    内面と、外面と、頂部と、底部と、上端縁と下端縁とを有する、実質的に楕円形状に湾曲したシート材料と、
    前記実質的に楕円形状に湾曲したシート材料の略中央を通る中央オリフィスと、
    基端と、末端と、導管部とを有する延長筒部であって、前記延長筒部の前記基端において、前記延長筒部の前記導管部が前記口腔内マウスピースの前記中央オリフィス内に挿入されている延長筒部と、
    前記延長筒部の一部を囲む補強カラーと、
    外側保護部材とを備えており、
    前記実質的に楕円形状に湾曲したシート材料は、人の歯肉と唇の間に嵌められて、前記人の歯肉ラインを越えて前記人の歯肉と歯に対して実質的に平行になるよう上下方向に延びており、且つ、前記人の口腔内の後方に向かって延びていることを特徴とする、呼吸マスク。
  12. 請求項11に記載の呼吸マスクであって、前記外側保護部材は、前記呼吸マスクに分離可能に取り付けられていることを特徴とする、呼吸マスク。
  13. 請求項12に記載の呼吸マスクであって、さらに、前記口腔内マウスピースに対して前記外側保護部材の位置を調整可能に固定するための複数位置係止機構を備えていることを特徴とする、呼吸マスク。
  14. 請求項11に記載の呼吸マスクであって、前記外側保護部材は、前記呼吸マスクに固定されていることを特徴とする、呼吸マスク。
  15. 請求項11に記載の呼吸マスクであって、前記呼吸マスクは、さらに、前記外側保護部材に固定される鼻締付具を備えていることを特徴とする、呼吸マスク。
  16. 請求項11に記載の呼吸マスクであって、前記外側保護部材は、さらに、前記外側保護部材に形成された複数のスリットを備えており、前記スリットは、少なくとも1つの外側保護部材拘束ストラップを受け入れるように形成されていることを特徴とする、呼吸マスク。
  17. 請求項15に記載の呼吸マスクであって、前記鼻締付具は、
    前記人の一方の鼻孔に隣接して位置するよう位置決めされる第1フラップと、
    前記人の他方の鼻孔に隣接して位置するよう位置決めされる第2フラップと、
    前記第1フラップと前記第2フラップに固定される、調整可能な補強部材とを備えていることを特徴とする、呼吸マスク。
  18. 請求項15に記載の呼吸マスクであって、前記鼻締付具は、
    第1の側部と第2の側部とを有する鼻マスクと、
    前記鼻マスクの前記第1の側部に固定される当て物と、
    前記鼻マスクに固定される、調整可能な補強部材とを備えていることを特徴とする、呼吸マスク。
  19. 請求項11に記載の呼吸マスクであって、前記外側保護部材は、
    内側と外側を有する、実質的に楕円形の反転可能なドーム状顔面保護部材と、
    前記実質的に楕円形の反転可能なドーム状顔面保護部材の前記内側に固定された当て物を備えていることを特徴とする、呼吸マスク。
  20. 請求項11に記載の呼吸マスクであって、前記外側保護部材は、実質的に矩形のシールド部を備えていることを特徴とする、呼吸マスク。
  21. 患者に呼吸マスクを用いて換気を行う方法であって、
    口腔内マウスピースと、延長筒部と、該延長筒部の一部を囲む補強カラーとを備える呼吸マスクを、前記患者の口腔内に挿入する工程と、
    片手を前記患者の顔面に、親指と他の指が前記患者の鼻孔を押圧して閉じることができ、且つ、医療提供者の前記片手が前記患者の顔面に圧力を加えることができるように、位置決めする工程と、
    前記片手で前記患者の顔面に圧力を加えて、該患者の唇を該患者の歯肉に向けて押圧する工程と、
    前記片手の親指と前記他の指の少なくとも1本とで前記患者の鼻を押圧する工程とを備える方法。
  22. 請求項21に記載の方法であって、さらに、前記患者が呼気する間、前記片手の親指と前記他の指の少なくとも1本から前記患者の鼻を解放する工程を備えることを特徴とする、方法。
  23. 請求項21に記載の方法であって、さらに、前記患者の顎先を前記片手で位置決めして、該患者の開通された気道を保持する工程を備えることを特徴とする、方法。
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