JP2007528672A - 自動会議通話再生 - Google Patents

Abstract

会議通話がグループ間で行われる。ネットワーク（１２０）は会議通話を記録し格納する責任を負う。また、ネットワーク（１２０）はグループメンバーに関連するどの移動電話装置（１１０）が会議通話に参加しなかったかを判定する（２４０）。ネットワークは自動的にメッセージを構成して移動電話装置（１１０）へ送る（２６０）。メッセージは会議通話が生じたことおよびネットワークからダウンロードして再生できることを示す情報を含んでいる。もう１つのインプリメンテーションでは、移動電話装置（１１０）は会議通話を記録し格納する（４３０）責任を負う。また、移動電話装置（１１０）はどの移動電話装置が会議通話に参加しなかったかを判定する（４２０）。移動電話装置（１１０）はＭＭＳメッセージを構成して会議通話に参加しなかったグループメンバーへ送る（４４０）。

Description

（背景）
今日多くの会社が、典型的なセルラー電話による通話（ｃｅｌｌｕｌａｒ ｐｈｏｎｅ ｃａｌｌｓ）ではなく、プッシュ・ツー・トーク（ＰＴＴ）無線／移動電話ソリューションを使用して通信を行っている。ＰＴＴにより一群の人々がその組織内で最新の出来事の展開に歩調を合わせることによって、効率最大化を得ることができる。しかしながら、会議モードＰＴＴ通信において生じることがある問題としてグループのあるメンバーがＰＴＴ会議の通話（ＰＴＴ ｃｏｎｔｅｒｅｎｃｅ ｃａｌｌ）の開始を検出できないことがある。これはサービス圏外、オフされた無線、既にコール中、または「連絡不可能」（ｕｎａｖａｉｌａｂｌｅ）とマークされた存否情報（ｐｒｅｓｅｎｃｅ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）、を含む多様な理由に対して生じ得る。これらのグループメンバーは重要な情報を見落としたりグループにとって重要な情報を得ることが可能であったにもかかわらずそれが必要とされていることを知らないことがある。一人またはより多くのグループメンバーが会議通話を見落とした場合、できるだけ早く討議の恩恵を受けることが重要である。通知不可能グループメンバーが会議通話のコンテンツを早く知れば知るほど、彼等は会議通話で挙げられた問題や項目に、より迅速に応答することができる。

会議通話が生じたことを通知不可能グループメンバー（ｕｎａｖａｉｌａｂｌｅ ｇｒｏｕｐ ｍｅｍｂｅｒｓ）に知らせ彼等に会議通話の記録コピーを迅速かつ効率的に提供する手段が必要とされている。

（概要）
この情報は移動電話網のインフラストラクチュア内あるいは移動電話装置内で会議通話のコンテンツを格納および転送する方法を記述している。ネットワーク・インプリメンテーションに対しかつグループメンバーによる要求に対して、会議通話が移動電話網上で特定グループの移動電話装置ユーザ間で開始される。次に、ネットワークは会議通話をブロードキャストするのに使用されるネットワーク・インフラストラクチュア内の会議通話を記録し格納する。また、ネットワークはグループメンバーに関連するどの移動電話装置が会議通話に参加しなかったかを判定する。会議通話が完了すると、ネットワークは会議通話通知メッセージを自動的に構成して会議通話に参加しなかったグループメンバーの移動電話装置へ送る。このメッセージは会議通話が生じておりネットワークから移動電話装置へダウンロードして再生できることを示す情報を含んでいる。

移動電話装置インプリメンテーションについては、移動電話装置は移動電話網上で特定グループの移動電話装置ユーザ間で会議通話を開始する。移動電話装置は会議通話を内部メモリに記録し格納する。また、移動電話装置はグループメンバーに関連するどの移動電話装置が会議通話に参加しなかったかを判定する。次に、移動電話装置は会議通話通知ＭＭＳメッセージを構成して会議通話に参加しなかったグループメンバーの移動電話装置へ送る。ＭＭＳメッセージは会議通話が生じたことを示し会議通話のオーディオ・アタッチメント（ａｕｄｉｏ ａｔｔａｃｈｅｍｅｎｔ：音声による添付ファイル）を含んでいる。

（詳細な説明）
会議の通話を見落とすグループメンバーに関して前記した問題のソリューションはいくつかの異なる方法でアプローチすることができる。一つの方法は移動電話網のネットワーク・インフラストラクチュア内の会議通話再生システムのロジックおよびインテリジェンスに集中することである。もう１つの方法は会議通話を開始したグループメンバーに責任を負わせることである。より正確には、ネットワーク・インフラストラクチュアと共にそのグループメンバーの移動電話装置に責任が負わされる。各ソリューションにはその利点があり、こに提示される。

前のソリューションはその実施に対してほとんどネットワークだけに責任があるため、ネットワークサーバ・ソリューションと呼ばれる。図１は本発明において利用されるコンポーネントのブロック図である。移動セルラー電話網１００がいくつかの移動電話装置１１０間の通信を促進するように示されている。インフラストラクチュアと表示されたボックス１２０は本発明の機能を実施するのに使用される移動セルラー電話網１００のインフラストラクチュアの一部を示す。インフラストラクチュア・ボックス１２０内には異なる機能を果たすいくつかのコンピュータサーバ１３０，１４０，１５０およびデータを収容する記憶装置１６０がある。ここには、現在誰がネットワーク上に居り誰が居ないかを判定する在否サーバ１３０がある。ネットワーク・ユーザ間で即時の双方向無線会話を促進させるプッシュ・ツー・トーク・サーバ１４０もある。ネットワーク・ユーザ音声メール機能を制御する音声メール・サーバ１５０もある。各々により実施される機能の記述および参照を簡単にするためにサーバは別々に示されている。記述された機能を処理する実際のコンピュータ・ハードウェアはより少ないハードウェア・デバイスとして集積したりより多いハードウェア・デバイスにわたって広げることができる。ハードウェアは必ずしもセルラー・オペレータにより制御されない他のネットワーク上に広げることもできる。

例示する目的で、図１に示す移動電話装置の一つは「通知不可能」と表示されグループのメンバーではあるがなんらかの理由で会議通話には参加していないことを示す。

図２は本発明のネットワーク・ソリューションを実施する方法を詳細に示すフロー図である。図２の論理図のステップは時間経過順のように見えるが、いくつかのステップはさまざまな場合に生じ他は同時に生じることがある。図は本発明の機能を例示するのに役立つ。機能のインプリメンテーション、特に、機能のタイミングは本発明のパラメータに影響を及ぼすことなく変えることができる。

最初のステップは特定グループの移動電話ユーザ間で会議通話を開始し実施する（ｉｎｉｔｉａｔｅ ａｎｄ ｃｏｎｄｕｃｔ）ことである２１０。会議通話は１人のユーザにより開始することができる。典型的に、ユーザは会議通話に参加する一群の他の移動電話ユーザを選択する。開始した（ｉｎｉｔｉａｔｉｎｇ）移動電話ユーザの移動電話の内部コンタクト・データベースは選択できる個別および／またはグループ・エントリを含んでいる。開始ユーザが会議通話への参加者を選択すると、ネットワークを介して各メンバーとのコンタクトが試みられる。応答できかつ応答したい者はプッシュ・ツー・トーク技術を使用して会議通話に加わる。

また、前記開始移動電話ユーザは会議通話が記録されるという信号をネットワークへ送る。プッシュ・ツー・トーク・サーバが会議通話を記録し２２０、ネットワーク・インフラストラクチュア内のディスク上に格納する２３０。このステップは会議通話セションが終わるまで各音声パケットを捕捉し連接すること（ｃａｐｔｕｒｅ ａｎｄ ｃｏｎｃａｔｅｎａｔｉｏｎ）を含んでいる。結果はディスク上に格納される単一の音声ファイルとなる。あるいは、音声情報は、フロアの各変化に対して一つずつの（ｏｎｅ ｆｏｒ ｅａｃｈ ｃｈａｎｇｅ ｏｆ ｔｈｅ ｆｌｏｏｒ）、一連の短いモノローグとして保存することができる。次に、各モノローグ・ファイルは話者のアイデンティティをスタンプして保存することができる。

ネットワーク在否サーバは要求されたどの個人が会議通話に対して通知不可能であったかを確認してプッシュ・ツー・トーク・サーバに知らせる２４０。プッシュ・ツー・トーク・サーバは音声メールシステムとインターフェイスすることができる。次に、記録された音声ファイルが音声メールサーバへ転送され２５０、各通知不可能ユーザのメールボックス内にコピーされる。再び通知可能となると、ユーザは新しい音声メールメッセージのＳＭＳ通知を受け２６０、記録された全会議通話を自分の都合の良い時に聴くことができる。

このソリューションは移動電話装置に対するコストを最小限に抑え、エンドユーザによるその適用をより早くする。この実施例に対する本発明のインテリジェンスはネットワーク・インフラストラクチュア内に収容されているため、移動電話装置は新しいハードウェアまたはソフトウェアにより拡張される必要はない。既存の音声メールサーバを使用して通知不可能グループメンバーに前に行われた会議通話へのアクセスを与えることができる。

前記した他方のソリューションは、グループメンバーの移動電話装置がソリューションの実施に主として責任があるため、クライアント端末ソリューションと呼ばれる。

図３は本発明において利用されるコンポーネントの代替ブロック図である。ここでは、ネットワーク・インフラストラクチュア内に含まれていた記憶装置は会議通話開始グループメンバーの移動電話装置上に会議通話を記録し格納するために省かれている。会議通話から生じるもっと大量の音声データを記録し格納することを要求されるため、移動電話装置に対して通常よりも大きい記憶容量１８０を必要とすることがある。会議通話の実施に関するネットワークの環境および構成は図１に図示し記述したものと変わらない。会議通話がどこに記録されるかまたその存在およびコンテンツについて誰が通知不可能メンバーに知らせる責任があるかに違いがある。

そのため、図４は本発明を実施するこの代替方法を詳細に示すフロー図である。グループメンバーはやはり指定されたグループとの会議通話を開始する４１０。開始者の移動電話装置はグループメンバーおよび待ち行列記録（ｑｕｅｕｅｄ ｒｅｃｏｒｄｉｎｇｓ）との関係を追跡するインテリジェンスおよびメモリを所有している。プッシュ・ツー・トーク会議通話セションが開始すると、開始者はどのグループメンバーが通知不可能であるかを―存否情報を介して―確認しログする４２０。次に、開始者の移動電話装置が会議通話を記録しかつ得られるファイルを自分の移動電話装置上の不揮発性（フラッシュ）またはＲＡＭメモリ内に格納する４３０。会議通話の終りに、移動電話装置は記録された音声ファイルを構成しＭＭＳメッセージとして利用不能ユーザへ転送する４４０。

ＭＭＳサーバがメッセージを受取人に対して待ち行列とするため（ｑｕｅｕｅ）、記録されたファイルは、所望により、開始者の移動電話装置のメモリから安全に削除することができる。替わりに、開始者の移動電話装置のユーザインターフェイスは通知不可能ユーザの存否状態をモニタし、通知可能になり次第開始者に知らせることができる。次に、開始者は記録された音声ファイルを転送し、ユーザを呼び出し、新しい会議通話セションを開始する、等を決定することができる。

このソリューションもまたシステム対電話コンパチビリティ（ｓｙｓｔｅｍ−ｔｏ−ｐｈｏｎｅ ｃｏｍｐａｔｉｂｉｌｉｔｙ）の問題なしで市場に対する比較的単純なインプリメンテーションを考慮している。メモリ限界を管理する（たとえば、より古い、保存された記録の廃棄）プロトコルと共に、各移動電話装置内により多くのメモリが必要とされるであろう。

受信応答機能を付加機能として加えることができる。会議通話の開始者、スーパバイザおよび／またはキーメンバー（グループ定義により識別される）は、個別のグループメンバーが遅延記録（ｄｅｌａｙｅｄ ｒｅｃｏｒｄｉｎｇ）を受信している時にテキスト・メッセージ「リターン・レシート」（ｒｅｔｕｒｎ ｒｅｃｅｉｐｔ）を受信することができる。これは両方のインプリメンテーションに対して行うことができ、それぞれ、音声メールサーバまたはＭＭＳサーバによりインプリメントすることができる。

本発明のコンピュータ・プログラム・エレメントはハードウェアおよび／またはソフトウェア（ファームウエア、常駐ソフトウェア、マイクロコード、等を含む）で実施することができる。本発明はコンピュータ・プログラム・プロダクトの形をとることができ、それは命令実行システムによりまたは命令実行システムと関連して使用する媒体内に実施されたコンピュータ使用可能またはコンピュータ読取可能プログラム命令、「コード」または「コンピュータ・プログラム」を有するコンピュータ使用可能またはコンピュータ読取可能記憶媒体により実施することができる。この文献の状況において、コンピュータ使用可能またはコンピュータ読取可能媒体は命令実行システム、装置、またはデバイスによりまたはそれらの関連して使用するプログラムを包含、格納、通信、伝播、またはトランスポートすることができる任意の媒体とすることができる。コンピュータ使用可能またはコンピュータ読取可能媒体は、たとえば、限定はしないが電子、磁気、光学、電磁気、赤外、または半導体システム、装置、デバイス、またはインターネット等の伝播媒体とすることができる。プログラムは、たとえば、紙その他の媒体の光学的走査により電子的に捕捉され、次に、コンパイルされ、解釈され、または適切な方法で別に処理されるため、コンピュータ使用可能またはコンピュータ読取可能媒体はその上にプログラムがプリントされる紙その他の適切な媒体とすることもできる。ここに記述されたコンピュータ・プログラム・プロダクトおよび任意のソフトウェアおよびハードウェアは実施例における本発明の機能を実施するためのさまざまな手段を形成する。

本発明の特定の実施例がここに記述されている。当業者ならば本発明は他の環境に於いて他に応用できることが容易にお判りであろう。事実、多くの実施例およびインプリメンテーションが可能である。特許請求の範囲は本発明の範囲を決して前記した特定の実施例に限定するものではない。さらに、いかなる「〜手段」（ｍｅａｎｓ ｆｏｒ）の文言はエレメントおよび特許請求の範囲を「機能プラス手段」と読むことを喚起させようとするものであり、それに対し、「〜手段」（ｍｅａｎｓ ｆｏｒ）の分言を明確に使用しない任意のエレメントは、たとえ特許請求の範囲が「手段」（ｍｅａｎｓ）の語を含んでいても、「機能プラス手段」エレメントとして読むべきではない。

本発明で利用されるコンポーネントのブロック図である。 本発明を実施する方法の詳細なフロー図である。 本発明で利用されるコンポーネントの代替ブロック図である。 本発明を実施する代替方法の詳細なフロー図である。

Claims (4)

1. 移動電話網（１００）のインフラストラクチュア（１２０）内で、会議通話のコンテンツを格納して転送する方法であって、
   グループメンバーによる要求に応答して、移動電話網上で、指定された一群の移動電話装置間で会議通話を開始するステップ（２１０）、
   会議通話をブロードキャストするのに使用された移動電話網のネットワーク・インフラストラクチュア内に会議通話を記録するステップ（２２０）、
   会議通話をブロードキャストするのに使用されたネットワーク・インフラストラクチュア内の記憶媒体上に会議通話を格納するステップ（２２０）、
   どの移動電話装置が会議通話に参加しなかったかを判定するステップ（２４０）、
   会議通話通知メッセージを構成して会議通話に参加しなかった移動電話装置へ送るステップ（２６０）であって、メッセージは会議通話が生じたことおよび移動電話網から移動電話装置へダウンロードして再生できることを示す情報により構成されるステップ、
   を含む方法。
2. 移動電話網（１００）のインフラストラクチュア（１２０）内で、会議通話のコンテンツを格納して転送するシステムであって、
   グループメンバーによる要求に応答して、移動電話網（１００）上で、指定された一群の移動電話装置（１１０）間で会議通話を開始する手段、
   会議通話をブロードキャストするのに使用された移動電話網（１００）のネットワーク・インフラストラクチュア（１２０）内に会議通話を記録する手段、
   会議通話をブロードキャストするのに使用されたネットワーク・インフラストラクチュア（１２０）内の記憶媒体（１６０）上に会議通話を格納する手段、
   どの移動電話装置（１１０）が会議通話に参加しなかったかを判定する手段（１３０）、
   会議通話通知メッセージを構成して会議通話に参加しなかった移動電話装置（１１０）へ送る手段であって、メッセージは会議通話が生じたことおよび移動電話網（１００）から移動電話装置（１１０）へダウンロードして再生できることを示す情報により構成される手段、
   を含むシステム。
3. 移動電話装置（１１０）内で、会議通話のコンテンツを格納して転送する方法であって、
   移動電話網上で、指定された一群の移動電話装置間で会議通話を開始するステップ（４１０）、
   会議通話を一つの移動電話装置上のメモリ内に記録し格納するステップ、
   どの移動電話装置が会議通話に参加しなかったかを判定するステップ（４２０）、および、
   会議通話通知ＭＭＳメッセージを構成して会議通話に参加しなかった移動電話装置へ送るステップ（４４０）であって、メッセージは会議通話が生じたことを示しかつ該会議通話のオーディオ・アタッチメントを含む情報により構成されるステップ（４４０）、
   を含む方法。
4. 移動電話装置（１１０）内で、会議通話のコンテンツを格納して転送するシステムであって、
   移動電話網（１００）上で、指定された一群の移動電話装置（１１０）間で会議通話を開始する手段、
   会議通話を一つの移動電話装置上のメモリ内に記録し格納する手段、
   どの移動電話装置が会議通話に参加しなかったかを判定する手段（１３０）、および、
   会議通話通知ＭＭＳメッセージを構成して会議通話に参加しなかった移動電話装置（１１０）へ送る手段１５０であって、メッセージは会議通話が生じたことを示しかつ該会議通話のオーディオ・アタッチメントを含む情報により構成される手段
   を含む方法。

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