JP2007528096A - エンベロープ部及びキャップ部を有するランプ - Google Patents
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Abstract
本発明はエンベロープ部及びキャップ部を有するランプに係る。エンベロープ部はつまみ部を有し、該つまみ部は、つまみ部を超えて外方へ延びる2つの平行な引込み導体線を備えられる。キャップ部分は、ランプホルダの対応する電気接点に接触するよう2つの接点部材を有する。各導体線は、キャップ部の対応する接点部材に接続される。2つの平らな面はつまみ部の両側に存在し、前述の面は前述の導体線を介する平面に対して平行である。キャップ部の圧着構成要素は、キャップ部に対してエンベロープ部の固定を与えるよう前述の面を終端とする。
Description
本発明は、エンベロープ部及びキャップ部を有するランプに係る。該エンベロープ部は、つまみ部分を有し、該つまみ部分は、つまみ部分を越えて外方へ延びる2つの平行な引込み導体線を備えられる。前記キャップ部は、ランプホルダの対応する電気接点に接触するよう2つの接点部材を有する。各導体線は、前記キャップ部の対応する接点部材に接続される。
ランプは、ハロゲン・ランプ等の白熱電球、又はエンベロープ部及びキャップ部を有する他の全ての種類のランプであり得る。2つの引込み導体線とは別に、ランプの特定の種類と同様に、第3の引込み導体線及び対応する第3の接点部材があり得る。
ランプのエンベロープは、石英ガラス又は他の透明な材料で作られ得、ランプの発光構成要素を覆う。前述の発光構成要素に電力を送る2つ(又はそれ以上)の導体線は、エンベロープのつまみ部分にはめ込まれ、前述のつまみ部分の外側で延びる。ランプのキャップ部は、主にセラミック材料等の絶縁材料で作られ、導体線がはんだ付け又は溶接作業によって接続される金属接点部材を備えられる。
ランプのエンベロープ部とキャップ部との間の適切な固定は、多種の手法で達成される。多くの応用に対して、特に放射光が反射体によって反射される場合は、キャップ部に対するエンベロープ部の正しい位置付けが重要である。いずれの場合も、固定は信頼性が無ければならない。
ランプのキャップ部に対するランプのエンベロープ部の固定の通常の方法は、結合材料としてのセメントの適用である。しかしながら、セメントは、湿気に対する脆弱性等の複数の不利点を有し、品質がさほど一定ではない。更に、セメントは、ランプ製造において汚染を引き起こす。
本発明は、ランプのエンベロープ部とキャップ部との間の信頼性が高く簡単な固定を与えることを目的とする。
この目的を達成するよう、平らな面がつまみ部分の両側に存在する。前述の面は、前述の導体線を介して平面に対して平行であり、キャップ部の圧着構成要素は前述の面を終端とする。故にエンベロープ部は、一方は導体線によって、他方は圧着構成要素によって、キャップ部に対する位置に固定される。実際に、この固定手段の組合せが効果的であることは証明されている。
望ましい一実施例では、キャップ部の2つの接点部材は、外方に延びる管状部材、即ち中空のピンであり、それを介して導体線が延びる。各導体線は、管状部材の端部で対応する管状部材にはんだ付け又は溶接され得る。
望ましくは、つまみ部分はI型の断面を有し、平らな面は前述のI型の中心部に置かれる。かかる断面は、ランプのエンベロープ部の残りの部分を有するよう適切である堅固且つ剛性なつまみ部分を与える。
望ましい一実施例では、圧着構成要素は、ランプのキャップ部につけられ得る金属スプリング構成要素である。スプリング構成要素が適用される際、該構成要素は弾性変形を受けるため、エンベロープ部のつまみは、スプリングの力によってスプリング構成要素の間で圧着される。
望ましくは、金属スプリング構成要素は、スプリング構成要素が弾性変形を受けることにより、エンベロープ部及びキャップ部が互いに対して所定の位置に固定される際に適用される。弾性変形は、スプリング構成要素が、キャップ部に対するつまみ部の位置とは無関係に所定の力を有してつまみ部の平らな面に対して押す、ことを確実にする。
望ましい一実施例では、圧着構成要素は、キャップ部の突起を囲む金属の帯状部分であり、前述の突起に対して固定され、帯部は、突起からある距離をおいて位置付けられる。該部分は、エンベロープ部のつまみ部分の前述の平らな面を終端とする。前述の帯部は、外方に延びるループへと湾入され得る。
本発明は更に、ランプを製造する方法に係る。該方法によって、エンベロープ部はキャップ部に接続される。エンベロープ部はつまみ部分を有し、つまみ部分は前述のつまみ部分を越えて外方に延びる2つの平行な引込み導体線を備えられる。キャップ部は、ランプホルダの電気接点に対応して接触する2つの接点部材を有する。各引込み導体線は、キャップ部の対応する接点部材に接続され、エンベロープ部及びキャップ部が互いに対して所定の位置に維持される際に、引込み導体線は接点部材にはんだ付け又は溶接される。圧着構成要素はキャップ部に取り付けられ、つまみ部の両側に存在する平らな面を終端とし、前述の面は前述の引込み導体線を介する平面に対して平行である。
本発明は、図面を参照してランプの一実施例の記述を用いて説明される。図面は実施例に関する単なる略図である。
図1は、エンベロープ部1及びキャップ部2を有するランプを図示する。エンベロープ部1は、石英ガラスで作られ、ランプの発光構成要素を覆う透明なエンベロープ3を有する。エンベロープ部1は、I型断面を有するつまみ部分4を更に有し、ランプのキャップ部2によってはめ込まれる。
キャップ部2は、主にセラミック材料で作られ、夫々が中空の金属ピンである2つの金属接点部材4を有する。これらの接点部材5は、ランプがランプホルダにはめられている際はランプホルダの対応する接点に接触する。キャップ部2は、つまみ部分4の両側に位置付けられ、キャップ部2の主要ボディ7から延びる2つの突起6を更に有する。図1では1つの突起6のみが可視である。各突起6は、金属圧着構成要素8によって覆われる。2つの圧着構成要素は、つまみ部4の両側で平らな面を終端とし、つまみ部4を圧着する。
図2はランプの側面図であり、キャップ部2の一部分は、断面図にて1つの接点部材5を示すよう取り除かれている。断面図は、2つの接点部材5を介する平面におけるキャップ部2を図示する。
接点部材5は、キャップ部2の主要ボディ7における穴に固定される金属の中空の管9で構成される。図2の断面部に図示される通り、引込み導体線10は、エンベロープ部1のつまみ部分4に埋め込まれる。前述のつまみ部分4の外側に延びる引込み導体線10は、管9の内部に位置付けられる。引込み導体線10は、前述の管9の端部11で管9にはんだ付け又は溶接され、その接続は、ランプのエンベロープ部1とキャップ部2との間の固定手段の一部を形成する。2つの圧着構成要素8は、前述の固定手段の他の部分を形成する。図2は、ただ1つの圧着構成要素8を図示するが、図3はいずれの圧着構成要素8も図示する。
図3は、図2に示す通り断面図であり、エンベロープ部1のつまみ部分4を断面図で、キャップ部2を平面図で図示する。つまみ部分4は、I型断面を有し、2つの引込み導体線10を囲む。I型の中心部13は、両側で平らな面14を備えられる。
図3に示される通り、各圧着構成要素8は、キャップ部2の突起6を覆う。圧着構成要素98は、金属の帯状部分であり、帯部の端部は共に溶接され、参照符号15で示される。帯部の他の部分は湾曲され、突起6の面からある距離をおいてループ16を形成する。2つの圧着構成要素8のループ16は、つまみ部分4の両側で平らな面14を終端とし、つまみ部分4は、ループ16の間で圧着される。2つの導体線10を介した接続と共にこの圧着動作は、ランプのキャップ部2へのエンベロープ部1の効果的な固定を達成する。
図4は、ランプのキャップ部2に取り付けられる前の圧着構成要素8を図示し、図5は、取り付けられた後の圧着構成要素8を図示する。圧着構成要素8は以下の通りに適用される。図4に図示される形状では、圧着構成要素8は、キャップ部2の突起6の周囲に置かれる。続いて、圧着構成要素8は、図5に図示された形状にされる。結果として、突起6の周囲で圧着するため、突起6に対して固定される。更に、ループ16は、更に外方へ、即ち突起6から離れて動くため、つまみ部4の面14を終端とする。そこで、ループ16の金属材料は変形され、結果として圧着構成要素8と面14との間に大きな圧縮力をもたらす。圧着構成要素8は、故に、スプリング構成要素として機能する。望ましくは、ループ16の変形は、塑性変形に制限されないが、弾性変形を有する。かかる弾性変形は、最大の圧縮力が存在することと、更には圧縮力がつまみ部4の両側で均等であることとを確実にする。
圧着構成要素8が図5に図示された最終形状にされた後、その端部は、参照符号15で示された通り、スポット溶接作業によって溶接される。
説明されたランプの実施例は単に一例である。即ち、他の種類のランプを有する他の多くの実施例が可能である。
Claims (9)
- エンベロープ部及びキャップ部を有するランプであって、
前記エンベロープ部はつまみ部分を有し、前記つまみ部分は前記つまみ部分を越えて外方へ延びる2つの平行な引込み導体線を備えられ、
前記キャップ部は、ランプホルダの対応する電気接点と接触するよう2つの接点部材を有し、各導体線は、前記キャップ部の対応する接点部材に接続され、
2つの平らな面は、前記つまみ部分の両側に存在し、前記面は前記導体線を介して前記平面に対して平行であることと、前記キャップ部の圧着構成要素は、前記面を終端とすることと、を特徴とする、
ランプ。 - 前記2つの接点部材は、外方へ延びる管状部材である、ことを特徴とする、
請求項1記載のランプ。 - 前記つまみ部分はI型の断面を有することと、前記平らな面は前記I型の中心部に置かれることと、を特徴とする、
請求項1又は2記載のランプ。 - 前記圧着構成要素は、金属スプリング構成要素である、ことを特徴とする、
請求項1乃至3のうちいずれか一項記載のランプ。 - 前記金属スプリング構成要素は、前記スプリング構成要素が塑性変形を受けるため、前記エンベロープ部及び前記キャップ部が互いに対して所定の位置に固定される際に適用される、ことを特徴とする、
請求項4記載のランプ。 - 前記圧着構成要素は、前記キャップ部の突起を囲む金属の帯状の部分であるため前記突起に固定され、前記帯の一部分は、前記突起からある距離をおいて置かれ、前記突起は、前記エンベロープ部の前記つまみ部分の前記平らな面を終端とする、ことを特徴とする、
請求項1乃至5のうちいずれか一項記載のランプ。 - エンベロープ部がキャップ部に接続されるランプを製造する方法であって、
前記エンベロープ部は、つまみ部分を有し、前記つまみ部分を越えて外方へ延びる2つの平行な引込み導体線を備えられ、
前記キャップ部は、ランプホルダの対応する電気接点と接触するよう2つの接点部材を有し、各導体線は、前記キャップ部の対応する接点部材に接続され、
前記エンベロープ部及び前記キャップ部が互いに対して所定の位置に固定される際、前記導体線は前記接点部材にはんだ付けされるか溶接され、2つの圧着構成要素は、前記キャップ部に取り付けられ、前記2つの圧着構成要素は、前記つまみ部の両側で2つの平らな面を終端とし、前記面は、前記導体線を介して前記平面に対して平行である、ことを特徴とする、
方法。 - 前記圧着構成要素は、金属スプリング構成要素であることと、前記金属スプリング構成要素は、前記ランプの前記キャップ部に取り付けられる際に塑性変形を受けることと、を特徴とする、
請求項7記載の方法。 - 前記圧着構成要素は、金属の帯状の部分であり、前記帯状部分の端部は、前記帯状部分が前記キャップ部の突起を囲む際に、共に溶着されるため、前記突起に固定され、一方で、前記帯の一部分は、前記突起からある距離をおいて置かれ、前記部分は、前記エンベロープ部の前記つまみ部分の前記平らな面を終端とする、ことを特徴とする、
請求項7又は8記載の方法。
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