JP2007527447A - 器物洗い用組成物並びに製造する及び用いる方法 - Google Patents

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Abstract

器物洗い用洗剤組成物が、本発明により提供される。器物洗い用洗剤組成物は、清浄剤、アルカリ源及び腐食抑制剤を含む。清浄剤は、洗浄有効量の界面活性剤を含む。アルカリ源は、少なくとも約8のpHを有する使用溶液をもたらすのに有効な量にて与えられる。腐食抑制剤は、アルミニウムイオンの源及び亜鉛イオンの源を含む。器物洗い用洗剤組成物を用いる及び製造する方法が提供される。

Description

本発明は、自動食器洗い機において用いるための器物洗い用組成物、自動食器洗い機において用いるための器物洗い用組成物を製造する方法及び自動食器洗い機において器物洗い用組成物を用いる方法に関する。自動食器洗い機は、商業用又は家庭用食器洗い機であり得る。食器洗い用組成物は、ガラスの腐食及び/又はエッチングを減じるために腐食抑制剤を含む。
自動食器洗い機で繰り返し洗われるガラス器は、不可逆的である表面曇りを発現する傾向を有する。曇りはしばしば光彩膜として現れ、しかして該光彩膜はガラス表面から反射された光で虹の色相を示す。ガラスは、反復洗浄と共に漸進的に一層不透明になる。この曇りは、ガラスのエッチング又は腐食の一タイプであると信じられる。同じこのタイプの腐食が、チャイナ、ポーセレン及びセラミックを含めて他の物品に関して見られる。
自動食器洗い機におけるガラス腐食は、よく知られた現象である。Soap and Chemical Specialties,1971年3月号における「機械的食器洗いにおけるガラス器のエッチング」と題するD.Joubert及びH.Van Daeleの論文は、第62、64及び67頁において、様々な洗剤成分特にアルカリ性のものの影響を論考する。この主題はまた、1971年4月に「The Effect of Detergents on Glassware in Domestic Dishwashers」に関するベルギー国シャルルロアにおけるシンポジウムにおいて、Th.Altenschoepferにより発表された「機械的食器洗い中のガラスの挙動の研究の現在の情勢」と題する論文に論考されている。同じシンポジウムにおいてP.Mayauxにより提出された「化学薬剤によるガラス攻撃のメカニズム」と題する別の論文も参照される。
ガラス器腐食問題は、現実には、2つの別個の現象に関すると信じられる。すなわち、第1のものはシリケート網状組織の加水分解と一緒にガラス組成物それ自体からの無機物の浸出に因る腐食であり、そして第2のものはガラス上へのシリケート物質の析出及び再析出である。自動食器洗い機で繰り返し洗われたガラス器の曇った外観をもたらすことになり得るのは、これらの2つの現象の結合である。この曇りはしばしば早い段階において光彩膜として現れ、しかして反復洗浄と共に漸進的に一層不透明になる。
ガラスに関して見出されるエッチング又は腐食を減じるために、腐食抑制剤が自動食器洗い用組成物に添加されてきた。たとえば、Wegst等の米国特許第2,447,297号明細書、Bacon等の米国特許第2,514,304号明細書、Baird等の米国特許第4,443,270号明細書、Cilley等の米国特許第4,933,101号明細書、Caravajal等の米国特許第4,908,148号明細書、Beavanの米国特許第4,390,441号明細書が参照される。ガラス腐食を防止するのに用いるために、亜鉛が開示されてきた。たとえば、Cilleyの米国特許第4,917,812号明細書、Rutkowskiの米国特許第3,677,820号明細書、Knappの米国特許第3,255,117号明細書、Greenの米国特許第3,350,318号明細書、Bacon等の米国特許第2,575,576号明細書、Austinの米国特許第3,755,180号明細書及びGrayの米国特許第3,966,627号明細書が参照される。ガラス腐食を減じるために、アルミニウム塩が組み込まれている自動食器洗い用洗剤組成物が開示されてきた。国際公開第96/36687号パンフレット、Austin等の米国特許第3,701,736号明細書、Angevaare等の米国特許第5,624,892号明細書及びAngevaare等の米国特許第5,598,506号明細書が参照される。
発明の要約
器物洗い用洗剤組成物が、本発明により提供される。器物洗い用洗剤組成物は、清浄剤、アルカリ源及び腐食抑制剤を含む。清浄剤は、洗浄有効量の界面活性剤を含む。アルカリ源は、少なくとも約8のpHを有する使用溶液をもたらすのに有効な量にて与えられる。腐食抑制剤は、アルミニウムイオンの源及び亜鉛イオンの源を含む。器物洗い用洗剤組成物は、濃厚物の形態にて又は使用溶液の形態にて提供され得る。
器物洗い用洗剤組成物であって、洗浄有効量の界面活性剤を含む清浄剤、器物洗い用洗剤組成物に少なくとも約8のpHを与えるのに有効な量のアルカリ源、並びにガラスの腐食及び/又はエッチングを減じるための約6ppmと約300ppmの間の腐食抑制剤(腐食抑制剤は、アルミニウムイオン及び亜鉛イオンを約6:1と約1:20の間のアルミニウムイオン対亜鉛イオンの重量比にて含む)を含む器物洗い用洗剤組成物が、本発明により提供され得る。
器物洗い用洗剤組成物を用いる方法が、本発明により提供される。該方法は、器物洗い用洗剤組成物を水で少なくとも約20:1の水対器物洗い用洗剤組成物の比率にて希釈して使用溶液をもたらし、そして自動食器洗い機において物品を使用溶液で洗うことを含む。
器物洗い用洗剤組成物を製造する又は処方する方法が、本発明により提供される。該方法は、次式
Figure 2007527447
に相当する使用溶液中の腐食抑制剤のレベルをもたらすのに十分な量の腐食抑制剤を器物洗い用洗剤組成物濃厚物に与える工程を含む。
この式において、アルカリ度は使用溶液のアルカリ度(ppmにて)を指し、ビルダーは使用溶液中のビルダーの量(ppmにて)を指し、硬度は使用溶液中の硬度の量(グレーン毎ガロンにて)を指し、そして食物汚れは使用溶液中の食物汚れの予想量(グラム毎ガロンにて)を指す。使用溶液は、器物洗い用洗剤濃厚物を水で少なくとも約20:1の水対器物洗い用洗剤濃厚物の比率にて希釈する結果としてもたらされ得る。器物洗い用洗剤組成物は、追加的に、清浄剤及びアルカリ源を含む。該方法は、追加的に、器物洗い用洗剤濃厚物を固化して固体をもたらす工程を含み得る。
発明の詳細な説明
本発明は、自動食器洗い又は器物洗い機において自動食器洗い又は器物洗い中、ガラス器のような物品を腐食から保護するための器物洗い用組成物を提供する。ガラス器の腐食及び/又はエッチングは、ガラス表面上の曇りとして検出され得る。曇りは光彩膜として現れ得、しかして該光彩膜はガラス表面から反射された光で虹の色相を示す。器物洗い用組成物は清浄用組成物と称され得、そして自動食器洗い又は器物洗い機内以外の環境において清浄にするために利用可能であり得る。用語「器物洗い」は、器物洗い及び食器洗いの両方を指し、そして器物洗い及び食器洗いの両方を包含するよう意味される、ということが理解されるべきである。
器物洗い用組成物は腐食抑制剤を含み、しかも腐食抑制剤は、ガラスの腐食及び/又はエッチングに対する抵抗性を示す使用溶液をもたらすのに有効な量のアルミニウムイオンの源及び有効な量の亜鉛イオンの源を含む。アルミニウムイオンの源の有効量及び亜鉛イオンの源の有効量は、アルミニウムイオンの源と亜鉛イオンの源の組合わせに等しい濃度にてアルミニウムイオンの源及び亜鉛イオンの源の一方のみを含有すること以外は同一である組成物と比較して、低減されたガラスの腐食及びエッチングを示す使用溶液をもたらすのに十分な量と特徴づけられ得る。使用溶液においてアルミニウムイオンと亜鉛イオンを組み合わせることにより、アルミニウムイオンと亜鉛イオンの合計量の濃度に等価な濃度にてアルミニウムイオン及び亜鉛イオンの一方のみを含有することを除いてそれ以外は同一の使用溶液と比較して、ガラスの腐食及び/又はエッチングの改善された低減がもたらされる、ということが期待される。アルミニウムイオンの源と亜鉛イオンの源の組合わせは、腐食及び/又はエッチング抵抗性の改善がアルミニウムイオンの源と亜鉛イオンの源の期待累積効果より大きい場合、相乗的組合わせと特徴づけられ得る。
自動食器洗い過程において洗われるべき物品に接触する器物洗い用組成物は、使用溶液と称され得る。使用溶液は、所望レベルの洗浄性を与える固形分濃度にて提供され得る。固形分濃度は、使用溶液中の非水成分の濃度を指す。
使用溶液をもたらすべき希釈の前の器物洗い用組成物は、器物洗い用組成物濃厚物又は一層単純に濃厚物と称され得る。濃厚物は、液体として及び固体としてを含めて様々な形態にて提供され得る。器物洗い用組成物は、使用の位置又は場所にて濃厚物を水で希釈して使用溶液をもたらすことにより用いられる、ということが予想される。器物洗い用組成物を自動食器洗い又は器物洗い機において用いるときのたいていの場合において、使用の位置又は場所は自動食器洗い又は器物洗い機内にあると予想される。
使用溶液は、あまりにも多く用いることによって器物洗い用組成物を浪費するのを避ける一方、所望清浄レベルを与えるのに十分である固形分含有率を有すべきである。一般に、使用溶液は少なくとも約0.05wt%の固形分含有率を有する並びに約0.05wt%と約0.75wt%の間の固形分含有率を有し得る、ということが予想される。使用溶液は、濃厚物の好都合な使用をもたらし且つ所望洗浄性を有する使用溶液の形成をもたらす希釈比率にて水で希釈することにより、濃厚物から作製され得る。所望洗浄性を有する使用溶液をもたらすために、濃厚物は少なくとも約20:1の水対濃厚物の比率にて希釈され得る並びに約20:1と約200:1の間にあり得る、ということが予想される。
器物洗い用組成物は、固体の形態にて提供され得る。例示的な固体食器洗い用組成物は、Lentsch等の米国特許第6,410,495号明細書、Man等の米国特許第6,369,021号明細書、Wei等の米国特許第6,258,765号明細書、Lentsch等の米国特許第6,177,392号明細書、Lentsch等の米国特許第6,164,296号明細書、Lentsch等の米国特許第6,156,715号明細書及びLentsch等の米国特許第6,150,624号明細書に開示されている。これらの特許明細書の各々の組成物は、参照することにより本明細書に組み込まれる。低減ガラス腐食を示す器物洗い用使用溶液をもたらすのに有効な量のアルミニウムイオンの源及び有効な量の亜鉛イオンの源を含む器物洗い用組成物を提供するために、これらの特許明細書の各々の組成物は改変され得る。
腐食抑制剤
腐食抑制剤は、腐食抑制剤の不存在を除いてそれ以外は同一の使用溶液についてのガラスの腐食及び/又はエッチングの速度より小さいガラスの腐食及び/又はエッチングの速度を示す使用溶液をもたらすのに十分な量にて、器物洗い用組成物に含まれる。腐食抑制剤は、アルミニウムイオンの源と亜鉛イオンの源の組合わせを指す。アルミニウムイオンの源及び亜鉛イオンの源は、器物洗い用組成物が使用溶液の形態にて与えられる時、それぞれアルミニウムイオン及び亜鉛イオンを与える。使用溶液中でアルミニウムイオンを与えるいかなるものもアルミニウムイオンの源と称され得、そして使用溶液にて与えられる時に亜鉛イオンを与えるいかなるものも亜鉛イオンの源と称され得る。アルミニウムイオンの源及び/又は亜鉛イオンの源は、アルミニウムイオン及び/又は亜鉛イオンを形成するために反応する必要はない。アルミニウムイオンはアルミニウムイオンの源と考えられ得、そして亜鉛イオンは亜鉛イオンの源と考えられ得る、ということが理解されるべきである。アルミニウムイオンの源及び亜鉛イオンの源は、有機塩、無機塩及びそれらの混合物として与えられ得る。アルミニウムイオンの例示的源は、アルミン酸ナトリウム、臭化アルミニウム、塩素酸アルミニウム、塩化アルミニウム、ヨウ化アルミニウム、硝酸アルミニウム、硫酸アルミニウム、酢酸アルミニウム、ギ酸アルミニウム、酒石酸アルミニウム、乳酸アルミニウム、オレイン酸アルミニウム、臭素酸アルミニウム、ホウ酸アルミニウム、硫酸カリウムアルミニウム、硫酸亜鉛アルミニウム及びリン酸アルミニウムのようなアルミニウム塩を包含する。
亜鉛イオンの例示的源は、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸亜鉛、ヨウ化亜鉛、チオシアン酸亜鉛、フルオロケイ酸亜鉛、二クロム酸亜鉛、塩素酸亜鉛、亜鉛酸ナトリウム、グルコン酸亜鉛、酢酸亜鉛、安息香酸亜鉛、クエン酸亜鉛、乳酸亜鉛、ギ酸亜鉛、臭素酸亜鉛、臭化亜鉛、フッ化亜鉛、フルオケイ酸亜鉛及びサリチル酸亜鉛のような亜鉛塩を包含する。
使用溶液中のアルミニウムイオン対亜鉛イオンの比率を制御することにより、一方の成分のみの使用と比較して、ガラス器及びセラミックの低減された腐食及び/又はエッチングをもたらすことが可能である、ということを本出願人は見出した。すなわち、アルミニウムイオンと亜鉛イオンの組合わせは、腐食及び/又はエッチングの低減について相乗作用を奏し得る。アルミニウムイオンの源対亜鉛イオンの源の比率は、相乗効果を奏するように制御され得る。一般に、使用溶液中のアルミニウムイオン対亜鉛イオンの重量比は少なくとも約6:1の間にあり得、約1:20より小さくあり得、また約2:1と約1:15の間にあり得る。
腐食抑制剤は、使用溶液において、ガラスの腐食及び/又はエッチングを減じるのに有効な量にて与えられ得る。所望腐食抑制性をもたらすために、使用溶液は少なくとも約6ppmの腐食抑制剤を含む、ということが予想される。腐食抑制剤の量は、アルミニウムイオンの源と亜鉛イオンの源の合計量に基づいて算出され得る。より多量の腐食抑制剤が、使用溶液において悪影響なしに用いられ得る、ということが予想される。或る点において、増加する腐食抑制剤濃度と共に増加される腐食及び/又はエッチング抵抗性の添加剤効果は失われ、そして追加の腐食抑制剤は単に清浄用組成物を用いるコストを増加する、ということが予想される。使用溶液は、約6ppmと約300ppmの間の腐食抑制剤、及び約20ppmと約200ppmの間の腐食抑制剤を含み得る。使用溶液に希釈されるよう意図されている濃厚物の場合において、腐食抑制剤は約0.5wt%と約25wt%の間、及び約1wt%と約20wt%の間の濃度にて与えられることが予想される。
アルカリ源
本発明による器物洗い用組成物は、基材の清浄化を高める及び該組成物の汚れ除去性能を改善するために、有効な量の1種又はそれ以上のアルカリ源を含み得る。一般に、1種又はそれ以上のアルカリ源の有効量は、少なくとも約8のpHを有する使用溶液をもたらす量と考えられるべきである。使用溶液が約8と約10の間のpHを有する場合、それは緩アルカリ性と考えられ得、そしてpHが約12より大きい場合、使用溶液は苛性と考えられ得る。一般に、使用溶液を緩アルカリ性清浄用組成物として提供することが望ましく、何故ならそれは苛性系使用溶液より安全であると考えられるからである。
器物洗い用組成物は、金属炭酸塩及び/又はアルカリ金属水酸化物を含み得る。用いられ得る例示的な金属炭酸塩は、たとえば、ナトリウム又はカリウムの炭酸塩、重炭酸塩、セスキ炭酸塩、それらの混合物を包含する。用いられ得る例示的なアルカリ金属水酸化物は、たとえば、ナトリウム又はカリウムの水酸化物を包含する。アルカリ金属水酸化物は、固体ビーズの形態、水溶液に溶解された形態又はそれらの組合わせの形態にて、該組成物に添加され得る。アルカリ金属水酸化物は、約12〜100U.S.メッシュの範囲の粒子サイズの混合物を有するプリル固体若しくはビーズの形態の固体として、又は水溶液として(たとえば50wt%及び73wt%溶液としてのような)商業的に入手できる。
器物洗い用組成物は、使用溶液に少なくとも約8のpHを与えるのに十分な量のアルカリ源を含み得る。一般に、濃厚物は、アルカリ源を少なくとも約5wt%、少なくとも約10wt%又は少なくとも約15wt%の量にて含むと予想される。濃厚物に他の成分のための十分な余地を与えるために、アルカリ源は、濃厚物に約60wt%より少ない量にて与えられ得る。
清浄剤
器物洗い用組成物は、界面活性剤又は界面活性剤系を含む少なくとも1種の清浄剤を含み得る。アニオン性、非イオン性、カチオン性及びツビッターイオン性界面活性剤のような様々な界面活性剤が、器物洗い用組成物に用いられ得る。界面活性剤は器物洗い用組成物の随意成分である並びに濃厚物から排除され得る、ということが理解されるべきである。器物洗い用組成物は、濃厚物として提供される場合、約0.5wt%と約20wt%の間の清浄剤、及び約1.5wt%と約15wt%の間の清浄剤を含み得る。濃厚物中の界面活性剤の更なる例示的範囲は、約0.5wt%から約5wt%、及び約1wt%から約3wt%を包含する。
用いられ得る例示的界面活性剤は、多数の供給業者から商業的に入手できる。界面活性剤の論考について、Kirk-Othmer,Encyclopedia of Chemical Technology,第3版,第8巻,第900〜912頁が参照される。器物洗い用組成物が清浄剤を含む場合、清浄剤は、所望清浄レベルをもたらすのに有効な量にて与えられ得る。
器物洗い用組成物に有用なアニオン性界面活性剤は、たとえば、アルキルカルボキシレート(カルボン酸塩)及びポリアルコキシカルボキシレート、アルコールエトキシレートカルボキシレート、ノニルフェニルエトキシレートカルボキシレート、等のようなカルボン酸塩;アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、スルホン化脂肪酸エステル、等のようなスルホン酸塩;硫酸化アルコール、硫酸化アルコールエトキシレート、硫酸化アルキルフェノール、アルキル硫酸塩、スルホコハク酸エステル、アルキルエーテル硫酸塩、等のような硫酸塩、並びにアルキルリン酸塩エステル、等のようなリン酸塩エステルを包含する。例示的なアニオン性界面活性剤は、ナトリウムのアルキルアリールスルホン酸塩、アルファ−オレフィンスルホン酸塩及び脂肪アルコール硫酸塩を包含する。
器物洗い用組成物に有用な非イオン性界面活性剤は、たとえば、界面活性剤分子の一部としてポリアルキレンオキシドポリマーを有するものを包含する。かかる非イオン性界面活性剤は、たとえば、脂肪アルコールの塩素−、ベンジル−、メチル−、エチル−、プロピル−、ブチル−及び他の同様なアルキル−キャップドポリエチレングリコールエーテル;アルキルポリグリコシドのようなポリアルキレンオキシド不含非イオン性物質;ソルビタン及びショ糖エステル並びにそれらのエトキシレート;アルコキシル化エチレンジアミン;アルコールエトキシレートプロポキシレート、アルコールプロポキシレート、アルコールプロポキシレートエトキシレートプロポキシレート、アルコールエトキシレートブトキシレート、等のようなアルコールアルコキシレート;脂肪酸のグリセロールエステル、ポリオキシエチレンエステル、エトキシル化及びグリコールエステル、等のようなカルボン酸エステル;ジエタノールアミン縮合物、モノアルカノールアミン縮合物、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、等のようなカルボン酸アミド;及びエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマー(商標PLURONIC(登録商標)(BASF-Wyandotte)下で商業的に入手できるもののような)、等を含めてポリアルキレンオキシドブロックコポリマー;並びに他の同様な非イオン性化合物を包含する。ABIL(登録商標)B8852のようなシリコーン界面活性剤もまた用いられ得る。
器物洗い用組成物に用いられ得るカチオン性界面活性剤は、C18アルキル又はアルケニル鎖を有する第1級、第2級及び第3級モノアミン、エトキシル化アルキルアミン、エチレンジアミンのアルコキシレート、イミダゾール(1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾール、2−アルキル−1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリンのような)、等のようなアミン;並びにたとえばアルキル第4級アンモニウムクロライド界面活性剤(n−アルキル(C12〜C18)ジメチルベンジルアンモニウムクロライド、n−テトラデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド一水和物、ナフタレン置換第4級アンモニウムクロライド(ジメチル1−ナフチルメチルアンモニウムクロライドのような)のような)、等のような第4級アンモニウム塩を包含する。カチオン性界面活性剤は、衛生化性を与えるために用いられ得る。
器物洗い用組成物に用いられ得るツビッターイオン性界面活性剤は、ベタイン、イミダゾリン及びプロピオン酸塩を包含する。器物洗い用組成物は自動食器洗い又は器物洗い機において用いられるよう意図されている故、選択される界面活性剤(界面活性剤が用いられる場合)は、食器洗い又は器物洗い機内で用いられる時に受容され得る泡立ちレベルをもたらすものであり得る。自動食器洗い又は器物洗い機において用いるための器物洗い用組成物は一般に低泡立ち性組成物であると考えられる、ということが理解されるべきである。
他の添加剤
器物洗い用組成物は、キレート化/金属イオン封鎖剤、漂白剤、洗剤ビルダー又は増量剤、硬化剤又は溶解性調整剤、消泡剤、再汚染防止剤、閾剤、美感向上剤(すなわち、染料、香料)、等のような慣用添加剤を含めて、他の添加剤を含み得る。助剤及び他の添加剤構成成分は、製造される組成物のタイプに従って変動する。これらの添加剤は随意であり、そして清浄用組成物に含まれる必要はない、ということが理解されるべきである。それらが含まれる場合、それらはその特定タイプの成分の効力を備える量にて含まれ得る。
器物洗い用組成物は、アミノカルボン酸、縮合ホスフェート、ホスホネート、ポリアクリレート、等のようなキレート化/金属イオン封鎖剤を含み得る。一般に、キレート化剤は、金属イオンが清浄用組成物のその他の洗浄成分の作用を妨害するのを防止するために、天然水中に普通に存在する金属イオンに配位する(すなわち結合する)ことの可能な分子である。一般に、キレート化/金属イオン封鎖剤は、全般的にビルダーの一タイプと称され得る。キレート化/金属イオン封鎖剤はまた、有効量にて含まれる場合、閾剤として機能し得る。濃厚物は、約0.1wt%から約70wt%、約5wt%から約60wt%、約5wt%から約50wt%及び約10wt%から約40wt%のキレート化/金属イオン封鎖剤を含み得る。
例示的アミノカルボン酸は、たとえばN−ヒドロキシエチルイミノジ酢酸、ニトリロトリ酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、N−ヒドロキシエチル−エチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸、等を包含する。
縮合ホスフェートの例は、ナトリウム及びカリウムのオルトリン酸塩、ナトリウム及びカリウムのピロリン酸塩、トリポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、等を包含する。縮合ホスフェートはまた、限られた程度に、組成物中に存在する遊離水を水和水として固定することにより組成物の固化を助け得る。
本組成物は、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸CH3C(OH)[PO(OH)22(HEDP)、アミノトリ(メチレンホスホン酸)N[CH2PO(OH)23、アミノトリ(メチレンホスホネート)ナトリウム塩
Figure 2007527447
2−ヒドロキシエチルイミノビス(メチレンホスホン酸)HOCH2CH2N[CH2PO(OH)22、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(HO)2POCH2N[CH2CH2N[CH2PO(OH)222、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホネート)ナトリウム塩C9(28-x)3Nax155(x=7)、ヘキサメチレンジアミン(テトラメチレンホスホネート)カリウム塩C10(28-x)2x124(x=6)、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン(ペンタメチレンホスホン酸)(HO2)POCH2N[(CH26N[CH2PO(OH)222、及び亜リン酸H3PO3のようなホスホネートを含み得る。
例示的ホスホネートは、HEDP、ATMP及びDTPMPである。ホスホネートが添加される場合、中和反応によって発生される熱又はガスがほとんど又は全くないように、混合物中に添加される前において中和された若しくはアルカリ性のホスホネート又はホスホネートとアルカリ源の結合物が好ましい。ホスホネートは、オルガノホスホン酸のカリウム塩(カリウムホスホネート)を含み得る。ホスホン酸物質のカリウム塩は、固体洗剤の製造中ホスホン酸を水酸化カリウム水溶液で中和することにより形成され得る。ホスホン酸金属イオン封鎖剤は水酸化カリウム水溶液と、化学量論量の水酸化カリウムを与えてホスホン酸を中和するのに適切な割合にて一緒にされ得る。約1から約50wt%の濃度を有する水酸化カリウムが用いられ得る。ホスホン酸は水性媒質中に溶解又は懸濁され得、そして次いで水酸化カリウムが中和目的のためにホスホン酸に添加され得る。
水質調整用ポリマーは、ビルダーの一形態として用いられ得る。例示的な水質調整用ポリマーは、ポリカルボキシレートを包含する。ビルダー及び/又は水質調整用ポリマーとして用いられ得る例示的ポリカルボキシレートはペンダントカルボキシレート(−CO2 -)基を有するものを包含し、そしてたとえばポリアクリル酸、マレイン酸/オレインコポリマー、アクリル酸/マレイン酸コポリマー、ポリメタクリル酸、アクリル酸−メタクリル酸コポリマー、加水分解ポリアクリルアミド、加水分解ポリメタクリルアミド、加水分解ポリアミド−メタクリルアミドコポリマー、加水分解ポリアクリロニトリル、加水分解ポリメタクリロニトリル、加水分解アクリロニトリル−メタクリロニトリルコポリマー、等を包含する。キレート化剤/金属イオン封鎖剤の更なる論考については、Kirk-Othmer,Encyclopedia of Chemical Technology,第3版,第5巻,第339〜366頁及び第23巻,第319〜320頁が参照され、しかしてそれらの開示は参照することにより本明細書に組み込まれる。濃厚物は水質調整用ポリマーを、約0.1wt%と約5wt%の間及び約0.2wt%と約2wt%の間の量にて含み得る。
基材を薄色にする又は白くするために清浄用組成物に用いるための漂白剤は、清浄過程中に典型的に遭遇される条件下で活性ハロゲン種(Cl2、Br2、−OCl-及び/又は−OBr-のような)を遊離することの可能な漂白性化合物を包含する。
本清浄用組成物に用いるための適当な漂白剤は、たとえば、塩素、次亜塩素酸塩、クロラミンのような塩素含有化合物を包含する。例示的な塩素放出性化合物は、アルカリ金属ジクロロイソシアヌル酸塩、塩素化トリナトリウムホスフェート、アルカリ金属次亜塩素酸塩、モノクロラミン及びジクロラミン、等を包含する。該組成物中の塩素源の安定化を高めるために、カプセル封入塩素源もまた用いられ得る(たとえば米国特許第4,618,914号明細書及び第4,830,773号明細書が参照され、しかしてそれらの開示は参照することにより本明細書に組み込まれる)。漂白剤はまた、過酸化水素、ペルボレート、炭酸ナトリウム過酸化水素化物、ホスフェート過酸化水素物、一過硫酸カリウム並びに過ホウ酸ナトリウム一及び四水和物(テトラアセチルエチレンジアミンのような活性剤と共に又は活性剤なしに)、等のような過酸素又は活性酸素源であり得る。該組成物は、有効量の漂白剤を含み得る。濃厚物が漂白剤を含む場合、それは約0.1wt%から約10wt%、約1wt%から約10wt%、約3wt%から約8wt%及び約3wt%から約6wt%の量にて含まれ得る。
本組成物は、有効量の洗剤増量剤(本質的に清浄剤として機能しないが、しかし清浄剤と協力して該組成物の総合清浄能を高める)を含み得る。本清浄用組成物に用いるのに適した洗剤増量剤の例は、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、デンプン、糖、C1〜C10アルキレングリコール(プロピレングリコールのような)、等を包含する。濃厚物が洗剤増量剤を含む場合、それは約1wt%から約20wt%及び約3wt%から約15wt%の間の量にて含まれ得る。
泡立ちを低減するために、泡の安定性を低減するための消泡剤もまた本組成物に含まれ得る。濃厚物が消泡剤を含む場合、消泡剤は、約0.01wt%と約3wt%の間の量にて与えられ得る。
本組成物に用いられ得る消泡剤の例は、エチレンオキシド/プロピレンブロックコポリマー(名称プルラニック(Pluranic)N−3下で入手できるもののような)、シリコーン化合物(ポリジメチルシロキサン中に分散されたシリカ、ポリジメチルシロキサン及び官能基化ポリジメチルシロキサン(名称アビル(Abil)B9952下で入手できるもののような)のような)、脂肪酸アミド、炭化水素ロウ、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪アルコール、脂肪酸セッケン、エトキシレート、鉱物油、ポリエチレングリコールエステル、アルキルホスフェートエステル(モノステアリルホスフェートのような)、等を包含する。消泡剤の論考は、たとえば、Martin等の米国特許第3,048,548号明細書、Brunelle等の米国特許第3,334,147号明細書及びRue等の米国特許第3,442,242号明細書に見出され得、しかしてそれらの開示は参照することにより本明細書に組み込まれる。
本組成物は、清浄溶液中における汚れの持続的懸濁を容易にする及び除去された汚れが清浄にされている基材上に再付着するのを防止するための再汚染防止剤を含み得る。適当な再汚染防止剤の例は、脂肪酸アミド、フルオロカーボン界面活性剤、錯ホスフェートエステル、スチレンマレイン酸無水物コポリマー及びセルロース誘導体(ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、等のような)を包含する。濃厚物が再汚染防止剤を含む場合、再汚染防止剤は、約0.5wt%と約10wt%の間及び約1wt%と約5wt%の間の量にて含まれ得る。
様々な染料、香料を含めて着臭剤及び他の美感向上剤が、本組成物に含まれ得る。たとえばダイレクトブルー86(Miles)、ファスツソールブルー(Mobay Chemical Corp.)、アシッドオレンジ7(American Cyanamid)、ベーシックバイオレット10(Sandoz)、アシッドイエロー23(GAF)、アシッドイエロー17(Sigma Chemical)、サップグリーン(Keystone Analine and Chemical)、メタニルイエロー(Keystone Analine and Chemical)、アシッドブルー9(Hilton Davis)、サンドランブルー/アシッドブルー182(Sandoz)、ヒソールファストレッド(Capitol Color and Chemical)、フルオレセイン(Capitol Color and Chemical)、アシッドグリーン25(Ciba-Geigy)、等のような染料は、該組成物の外観を変えるために含まれ得る。
本組成物に含まれ得る芳香料又は香料は、たとえば、シトロネロールのようなテルペノイド、アミルシンナムアルデヒドのようなアルデヒド、C1S−ジャスミン又はジャスマールのようなジャスミン、バニリン、等を包含する。
濃厚物を形成させるために用いられる成分は、加工の際の助剤として水のような水性媒質を含み得る。水性媒質は、成分に加工のための所望粘度を与えるのを助ける、ということが予想される。加えて、水性媒質は、濃厚物を固体として形成させるよう所望される場合、固化過程を助け得る、ということが予想される。濃厚物が固体として提供される場合、それはブロック又はペレットの形態にて提供され得る。ブロックは少なくとも約5グラムのサイズを有する並びに約50グラムより大のサイズを包含し得る、ということが予想される。濃厚物は、水を約1wt%と約50wt%の間及び約2wt%と約40wt%の間の量にて含む、ということが予想される。
濃厚物を形成するように加工される諸成分がブロックに加工される場合、諸成分は、押出し技法又は注型技法により加工され得る、ということが予想される。一般に、諸成分が押出し技法により加工される場合、諸成分は、注型技法と比較して、加工のための助剤として比較的少ない量の水を含み得る、ということが信じられる。一般に、押出しにより固体を作製する場合、組成物は約2wt%と約10wt%の間の水を含有し得る、ということが予想される。注型により固体を作製する場合、水の量は約20wt%と約40wt%の間の量にて与えられ得る、ということが予想される。
器物洗い用組成物の処方
器物洗い用洗剤組成物は、所与環境における予想される腐食及び/又はエッチングを取り扱うように処方され得る。
すなわち、腐食抑制剤の濃度は、たとえば水の硬度、食物汚れ濃度、アルカリ度及びビルダー濃度を含めて、使用位置におけるいくつかの因子に依存して調整され得る。これらの各々の濃度は、ガラスの腐食及び/又はエッチングに影響を及ぼし得る、ということが予想される。機械による器物洗いの適用において、約25グラム毎ガロン又はそれ以上の食物汚れ濃度は高いと考えられ、約15から約24グラム毎ガロンの濃度は中くらいと考えられ、そして約14グラム毎ガロン又はそれ以下の濃度は低いと考えられる。15グレーン毎ガロン又はそれ以上を示す水の硬度は高いと考えられ、約6から約14グレーン毎ガロンは中くらいと考えられ、そして約5グレーン毎ガロン又はそれ以下は低いと考えられる。使用溶液において、約300ppm又はそれ以上のアルカリ度は高いと考えられ、約200ppmから約300ppmのアルカリ度は中くらいと考えられ、そして約200ppm又はそれ以下のアルカリ度は低いと考えられる。使用溶液において、約300ppm又はそれ以上のビルダー濃度は高いと考えられ、約150ppmから約300ppmのビルダー濃度は中くらいと考えられ、そして約150ppm又はそれ以下のビルダー濃度は低いと考えられる。
予想使用条件に基づいて、器物洗い用洗剤組成物は、所望レベルの腐食及び/又はエッチング抵抗性をもたらすように処方され得る。使用位置における予想される水の硬度、食物汚れ濃度、アルカリ度及びビルダー濃度の知見に基づいて、洗剤組成物は、図1を参照することにより十分な量の腐食抑制剤でもって処方され得る。図1において、図で示された値は、使用溶液に与えられる腐食抑制剤の濃度を表す。
洗剤組成物を処方する又は製造する場合、腐食抑制剤の量は、使用位置における水の硬度、食物汚れ濃度、アルカリ度及びビルダー濃度の予想レベルに基づいて与えられ得る。所望レベルの腐食及び/又はエッチング抵抗性をもたらすべき使用溶液中の腐食抑制剤の量は、次式
Figure 2007527447
に基づいて与えられ得る。
使用溶液中の腐食抑制剤の所望最小濃度に基づいて、使用溶液の固形分含有率が分かれば濃厚物中の腐食抑制剤の量が算出され得、そして少なくとも所望腐食保護レベルをもたらすように濃厚物が処方され得る。
固体濃厚物の形成
ペレット又はブロックのような固体を形成させるために、諸成分は混合されそして押し出され又は注型され得る。混合物の加工を容易にするために、熱が外部源から加えられ得る。
実質的に均質な液体又は半固体混合物(構成成分がその塊の全体にわたって分布されている)を形成させるために、混合システムは、高剪断にての構成成分の連続混合に備える。混合システムは、約1,000〜1,000,000cP好ましくは約50,000〜200,000cPの加工中の粘度でもって混合物を流動可能なコンシステンシーに維持するのに有効な剪断を与えるべき構成成分を混合する手段を含む。混合システムは、連続式フローミキサー又は一軸若しくは二軸スクリュー押出装置であり得る。
混合物は、約20〜80℃及び約25〜55℃の周囲温度においてのような、構成成分の物理的及び化学的安定性を維持するべき温度において加工され得る。限られた外部熱が混合物に加えられ得るけれども、混合物により達せられる温度は、摩擦、周囲条件の変動及び/又は構成成分間の発熱反応により、加工中高められるようになり得る。随意に、混合物の温度は、たとえば混合システムの入口又は出口において増加され得る。
構成成分は液体又は固体(乾燥微粒子のような)の形態にあり得、そして混合物に別個に又は別の構成成分(たとえば清浄剤、水性媒質及び追加の構成成分(第2清浄剤、洗剤助剤又は他の添加剤、二次硬化剤、等のような)のような)との予備混合物の一部として添加され得る。1種又はそれ以上の予備混合物が、混合物に添加され得る。
構成成分が塊の全体にわたって実質的に一様に分布されている実質的に均質なコンシステンシーを形成するように、構成成分は混合される。この混合物は、ダイ又は他の造形手段を通じて混合システムから排出され得る。この異形押出物は、制御質量でもって有用なサイズに分けられ得る。この押出固体は、フィルムで包装され得る。混合システムから排出される時の混合物の温度は、混合物を最初に冷却するなく直接的に包装システム中に、混合物が注型される又は押し出されるのを可能にするのに十分に低くあり得る。押出し排出と包装の間の時間は、更なる加工及び包装中のより良好な取扱いのために、洗剤ブロックの硬化を可能にするように調整され得る。排出点における混合物は、約20〜90℃及び約25〜55℃であり得る。本組成物は、低密度で、スポンジ様で、展性で、コーキング材様のコンシステンシーから高密度で、溶融固体で、コンクリート様のブロックに及び得る固体形態に硬化され得る。
随意に、混合機中の所望温度分布を得るために、加熱装置及び冷却装置が、熱を加える又は除去するために混合装置に隣接して取り付けられ得る。たとえば、加工中混合物の流動性を増加するために、外部熱源が、構成成分入口セクション、最終出口セクション、等のような混合機の1つ又はそれ以上のバレルセクションに適用され得る。好ましくは、加工中の混合物の温度は、排出口においてを含めて、好ましくは約20〜90℃に維持される。
構成成分の加工が完了された時、この混合物は、排出ダイを通じて混合機から排出され得る。組成物は、究極的には、E形水和物バインダーを形成するところの構成成分の化学反応に因り硬化する。固化過程は、たとえば注型された又は押し出された組成物のサイズ、組成物の構成成分、組成物の温度及び他の同様な因子に依存して、数分から約6時間続き得る。好ましくは、注型された又は押し出された組成物は、約1分から約3時間好ましくは約1分から約2時間好ましくは約1分から約20分以内に、固体形態に「固まる」又は硬化し始める。
包装用の入れ物又は容器は硬質又は可撓性であり得、またたとえばガラス、金属、プラスチックフィルム又はシート、厚紙、厚紙複合材、紙、等のような、本発明により製造された組成物を収容するのに適したいかなる材料でも構成され得る。有利なことに、該組成物は周囲温度にて又は周囲温度近くにて加工されるので、加工される混合物の温度は、該材料を構造的に損傷することなく該混合物が直接的に容器又は他の包装システム中に注型され又は押し出され得るように十分に低い。その結果、溶融条件下で加工されそして小分けされる組成物のために用いられるものよりも広く様々な材料が、容器を製造するために用いられ得る。本組成物を収容するために用いられる好ましい包装容器は、可撓性で、容易に開けられるフィルム材料から製造される。
本発明により作製された清浄用組成物は、米国特許第4,826,661号明細書、第4,690,305号明細書、第4,687,121号明細書、第4,426,362号明細書に並びに米国再発行特許発明第32,763号明細書及び第32,818号明細書に開示されたもののようなスプレータイプのディスペンサーから小出しされ、しかしてそれらの開示は参照することにより本明細書に組み込まれる。簡単に言うと、スプレータイプのディスペンサーは、水噴霧を固体組成物の露出面に衝突させて該組成物の一部を溶解し、そして次いで直ちに該組成物を含むこの濃厚物溶液をディスペンサーから貯蔵溜め器に又は直接的に使用箇所に向けることにより機能する。用いられる時、本製品は包装(たとえば)フィルムから取り出され得、そしてディスペンサー中に挿入される。水の噴霧は、固体洗剤の形状に一致する形状のノズルにより作られ得る。ディスペンサーのエンクロージャーもまた、小出し装置中の洗剤の形状に密接に適合し得、しかして不適当な洗剤の導入及び小出しを防止する。
本発明は自動食器洗い機で物品を洗うための器物洗い用組成物に関して記載されているけれども、該器物洗い用組成物は非器物アイテムを洗うために用いられ得る、ということが理解されるべきである。すなわち、該器物洗い用組成物は清浄用組成物と称され得、そして様々なアイテム、特に腐食及び/又はエッチングを被り得るアイテムを清浄にするために用いられ得る。器物洗い用組成物は自動食器洗い機において用いられ得る故、器物洗い用組成物から排除され得る或る成分がある(それらの存在が自動食器洗い機に有害である故に)。
上記の明細な記載は、本発明の広い集合及び範囲を理解するための基礎を与える。次の例及び試験データは、本発明の或る特定の具体的態様の理解をもたらす。それらの例は、上記の説明において述べられた本発明の範囲を限定するようには意図されていない。本発明の概念内の変型は、当業者に明らかである。
実施例
いくつかの器物洗い用組成物に基づいてリベー(Libbey)ガラスからのガラス器のエッチングを比較するために、次の例を行った。入手されたガラス器は未使用であり、しかも箱から取り出されたばかりであった。試験当たり1個のグラスを用いた。サンプルを保持するために用いられた容器は、蓋中に紙ライナーのない石英プラスチック容器であった。
次の手順に従った。
1.皮膚の油がガラス器に接触するのを防ぐために、グラスを洗う前に手袋をはめる。
2.ガラス器を中性pHの液体食器用洗剤(Ecolab Inc.から名称「エクスプレス(Express)」下で入手できる深鍋・平鍋用洗剤)で十分にこすり洗いして汚れ及び油を除去し、そして風乾する。
3.すべてのプラスチック容器を蒸留水ですすいで塵埃を除去し、そして風乾する。
4.洗剤溶液を作製する。
5.各プラスチック容器中に1個のグラスを入れ、そしてグラスが完全に覆われるのを保証するように溶液をプラスチック容器中に注ぐ。蓋を容器上に置き、そして溶液名で標示する。
6.20mLの各溶液を1ozプラスチックボトル中に注ぎ、そして標示する。
7.プラスチック容器を掻き混ぜ型水浴中に置く。水浴の温度を160゜Fに制御する。
8.試験の継続時間中水浴に補充するように、水小出し機構を設置する。
9.溶液の20mLサンプルを48時間ごとに集め、そして1ozプラスチックボトル中に入れる。
10.試験の完了時に、カルシウム及びケイ素の含有率について分析した。
ガラス腐食を測定しそして腐食抑制剤の保護効果を実証するために、洗剤溶液に暴露されたガラス器から成分が除去された速度を測定する。数日の期間にわたって、洗剤溶液サンプル中の元素状ケイ素及び元素状カルシウムの濃度変化を分析的に測定した。普通のソーダ石灰ガラスは、ケイ素、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム及びアルミニウムを含む。洗剤ビルダーはカルシウムと錯体を形成し得ることが周知であるので、洗剤ビルダーがガラス表面からのカルシウムの除去を促進しつつあり、それにより腐食過程に寄与しているかどうかを決定するために、試験溶液中のカルシウムの存在を測定した。グラス検体を、洗剤溶液中に高められた温度にて沈めた。溶液を収容するためにポリエチレンボトルを用い、従って問題の元素の唯一の源はグラス検体であった。
例1
表1に、炭酸ナトリウム系洗剤溶液におけるアルミン酸ナトリウム及び塩化亜鉛の抑制効果が報告されている。ベース組成物1の組成は、表2に報告されている。
Figure 2007527447
Figure 2007527447
腐食抑制剤が存在しない場合、溶液中のシリカ及びカルシウムの濃度は、これらの物質がガラス表面から除去されるので経時的に増加する。腐食抑制剤が存在する場合、シリカ及びカルシウムの濃度は依然として増加するが、しかし劇的により低い速度にて増加する。
洗剤溶液中のアルミン酸ナトリウム及び塩化亜鉛の両方の存在がガラスから除去されるシリカ及びカルシウムの速度を低減した、ということをこの試験は示した。アルミン酸ナトリウムと塩化亜鉛の組合わせは、等しい濃度のどちらか一方のみよりも多く腐食速度を低減した。
例2
苛性洗剤溶液におけるアルミン酸ナトリウム及び塩化亜鉛の腐食抑制効果が、表3に報告されている。洗剤溶液を形成させるために用いられたベース組成物2の組成は、表4に報告されている。
Figure 2007527447
Figure 2007527447
例3
ガラス腐食に対する水の硬度と苛性系洗剤組成物の影響が、表5に報告されている。水の硬度はgpg(グレーン毎ガロン)の単位にて報告され、しかして1グレーンは炭酸カルシウムにて表される場合の17.1ppmの水の硬度に等価である。ベース組成物3の組成は、表6に報告されている。
Figure 2007527447
Figure 2007527447
例4
ガラス腐食に対する食物汚れと苛性系洗剤組成物の影響が、表7に報告されている。与えられた食物汚れは、試験溶液中2wt%におけるビーフシチュー汚れであった。ベース組成物4の組成は、表8に報告されている。
Figure 2007527447
Figure 2007527447
例5
炭酸ナトリウム系洗剤組成物における腐食抑制剤の腐食抑制効果が、表9に報告されている。
Figure 2007527447
例6
ガラス腐食に対する食物汚れと炭酸ナトリウム系洗剤組成物の影響が、表10に報告されている。食物汚れは、試験溶液中2wt%におけるオートミール汚れである。
Figure 2007527447
例7
水の硬度と炭酸ナトリウム系洗剤組成物の影響が、表11に報告されている。
Figure 2007527447
例8
腐食抑制剤と無リン酸塩のNTA系洗剤組成物の腐食抑制効果が、表12に報告されている。
Figure 2007527447
例9
濃厚物中の腐食抑制剤の量の効果が、表13に報告されている。表13からのデータは、図2及び3においてグラフにより表されている。
Figure 2007527447
図1は、水の硬度、食物汚れ、アルカリ度及びビルダーレベルの関数として使用溶液中の腐食抑制剤濃度を選択するための指針を示すグラフである。 図2は、例9による48時間及び96時間における4種の器物洗い用組成物中のケイ素濃度を示すグラフである。 図3は、例9による48時間及び96時間における4種の器物洗い用組成物中のカルシウム濃度を示すグラフである。

Claims (37)

  1. 器物洗い用洗剤組成物であって、
    (a)洗浄有効量の界面活性剤を含む清浄剤、
    (b)該器物洗い用洗剤組成物を水で希釈することにより得られるところの少なくとも約8のpHを有する使用溶液をもたらすのに有効な量のアルカリ源、及び
    (c)ガラスの腐食及び/又はエッチングを減じるのに十分な量の腐食抑制剤であって、
    (i)アルミニウムイオンの源、及び
    (ii)亜鉛イオンの源
    を含む腐食抑制剤
    を含む器物洗い用洗剤組成物。
  2. 洗剤組成物が、約0.5wt%と約20wt%の間の清浄剤を含む、請求項1に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  3. アルミニウムイオンの源の量及び亜鉛イオンの源の量が、約6:1と約1:20の間のアルミニウムイオン対亜鉛イオンの重量比をもたらすのに十分である、請求項1に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  4. アルミニウムイオンの源の量及び亜鉛イオンの源の量が、約2:1と約1:15の間のアルミニウムイオン対亜鉛イオンの重量比をもたらすのに十分である、請求項1に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  5. 洗剤組成物が、約0.5wt%と約25wt%の間の腐食抑制剤を含む、請求項1に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  6. 清浄剤が、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及びツビッターイオン性界面活性剤の少なくとも一つを含む、請求項1に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  7. アルカリ源が、金属炭酸塩、アルカリ金属水酸化物及びそれらの混合物の少なくとも一つを含む、請求項1に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  8. アルカリ源が、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、セスキ炭酸ナトリウム、セスキ炭酸カリウム及びそれらの混合物の少なくとも一つを含む、請求項1に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  9. アルカリ源が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及びそれらの混合物の少なくとも一つを含む、請求項1に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  10. アルミニウムイオンの源が、アルミン酸ナトリウム、臭化アルミニウム、塩素酸アルミニウム、塩化アルミニウム、ヨウ化アルミニウム、硝酸アルミニウム、硫酸アルミニウム、酢酸アルミニウム、ギ酸アルミニウム、酒石酸アルミニウム、乳酸アルミニウム、オレイン酸アルミニウム、臭素酸アルミニウム、ホウ酸アルミニウム、硫酸カリウムアルミニウム、硫酸亜鉛アルミニウム、リン酸アルミニウム及びそれらの混合物の少なくとも一つを含む、請求項1に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  11. 亜鉛イオンの源が、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸亜鉛、ヨウ化亜鉛、チオシアン酸亜鉛、フルオロケイ酸亜鉛、二クロム酸亜鉛、塩素酸亜鉛、亜鉛酸ナトリウム、グルコン酸亜鉛、酢酸亜鉛、安息香酸亜鉛、クエン酸亜鉛、乳酸亜鉛、ギ酸亜鉛、臭素酸亜鉛、臭化亜鉛、フッ化亜鉛、フルオケイ酸亜鉛、サリチル酸亜鉛及びそれらの混合物の少なくとも一つを含む、請求項1に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  12. 器物洗い用洗剤組成物であって、
    (a)洗浄有効量の界面活性剤を含む清浄剤、
    (b)該器物洗い用洗剤組成物に少なくとも約8のpHを与えるのに有効な量のアルカリ源、及び
    (c)ガラスの腐食及び/又はエッチングを減じるための約6ppmと約300ppmの間の腐食抑制剤であって、アルミニウムイオン及び亜鉛イオンを約6:1と約1:20の間のアルミニウムイオン対亜鉛イオンの重量比にて含む腐食抑制剤
    を含む器物洗い用洗剤組成物。
  13. アルミニウムイオン対亜鉛イオンの重量比が、約2:1と約1:15の間にある、請求項12に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  14. 器物洗い用洗剤組成物が、約0.05wt%と約0.75wt%の間の固形分含有率を有する、請求項12に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  15. 清浄剤が、器物洗い用洗剤組成物中に約0.5wt%と約20wt%の間の量にて与えられている、請求項12に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  16. 器物洗い用洗剤組成物が、約0.1wt%から約70wt%のキレート化/金属イオン封鎖剤を含む、請求項12に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  17. 器物洗い用洗剤組成物が、約0.1wt%から約10wt%の漂白剤を含む、請求項12に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  18. 器物洗い用洗剤組成物が、約1wt%から約20wt%の洗剤増量剤を含む、請求項12に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  19. 器物洗い用洗剤組成物が、約0.01wt%から約3wt%の消泡剤を含む、請求項12に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  20. 器物洗い用洗剤組成物が、約0.5wt%から約10wt%の再汚染防止剤を含む、請求項12に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  21. 器物洗い用洗剤組成物が、約2wt%から約10wt%の水を含む、請求項12に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  22. 器物洗い用洗剤組成物が、約20wt%から約40wt%の水を含む、請求項12に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  23. 器物洗い用洗剤組成物が、少なくとも約5グラムのサイズを有するブロックを含む、請求項12に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  24. 器物洗い用洗剤組成物が、少なくとも約50グラムのサイズを有するブロックを含む、請求項12に記載の器物洗い用洗剤組成物。
  25. 器物洗い用洗剤組成物を用いる方法であって、
    (a)器物洗い用洗剤組成物を水で少なくとも約20:1の水対器物洗い用洗剤組成物の希釈比率にて希釈し、しかも該器物洗い用洗剤組成物は
    (i)洗浄有効量の界面活性剤を含む清浄剤、
    (ii)少なくとも約8のpHを有する使用溶液をもたらすのに有効な量のアルカリ源、
    (iii)ガラスの腐食及び/又はエッチングを減じるのに十分な量の腐食抑制剤であって、アルミニウムイオンの源及び亜鉛イオンの源を含む腐食抑制剤
    を含み、そして
    (b)自動食器洗い機において器物を該使用溶液で洗う
    ことを含む方法。
  26. アルミニウムイオンの源の量及び亜鉛イオンの源の量が、約6:1と約1:20の間のアルミニウムイオン対亜鉛イオンの重量比をもたらすのに十分である、請求項25に記載の方法。
  27. アルミニウムイオンの源の量及び亜鉛イオンの源の量が、約2:1と約1:15の間のアルミニウムイオン対亜鉛イオンの重量比をもたらすのに十分である、請求項25に記載の方法。
  28. 洗剤組成物が、約0.5wt%と約25wt%の間の腐食抑制剤を含む、請求項25に記載の方法。
  29. 清浄剤が、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及びツビッターイオン性界面活性剤の少なくとも一つを含む、請求項25に記載の方法。
  30. アルカリ源が、金属炭酸塩、アルカリ金属水酸化物及びそれらの混合物の少なくとも一つを含む、請求項25に記載の方法。
  31. アルカリ源が、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、セスキ炭酸ナトリウム、セスキ炭酸カリウム及びそれらの混合物の少なくとも一つを含む、請求項25に記載の方法。
  32. アルカリ源が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及びそれらの混合物の少なくとも一つを含む、請求項25に記載の方法。
  33. アルミニウムイオンの源が、アルミン酸ナトリウム、臭化アルミニウム、塩素酸アルミニウム、塩化アルミニウム、ヨウ化アルミニウム、硝酸アルミニウム、硫酸アルミニウム、酢酸アルミニウム、ギ酸アルミニウム、酒石酸アルミニウム、乳酸アルミニウム、オレイン酸アルミニウム、臭素酸アルミニウム、ホウ酸アルミニウム、硫酸カリウムアルミニウム、硫酸亜鉛アルミニウム、リン酸アルミニウム及びそれらの混合物の少なくとも一つを含む、請求項25に記載の方法。
  34. 亜鉛イオンの源が、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸亜鉛、ヨウ化亜鉛、チオシアン酸亜鉛、フルオロケイ酸亜鉛、二クロム酸亜鉛、塩素酸亜鉛、亜鉛酸ナトリウム、グルコン酸亜鉛、酢酸亜鉛、安息香酸亜鉛、クエン酸亜鉛、乳酸亜鉛、ギ酸亜鉛、臭素酸亜鉛、臭化亜鉛、フッ化亜鉛、フルオケイ酸亜鉛、サリチル酸亜鉛及びそれらの混合物の少なくとも一つを含む、請求項25に記載の方法。
  35. 器物洗い用洗剤組成物を製造する方法であって、該方法は
    (a)器物洗い用洗剤濃厚物を水で少なくとも約20:1の水対器物洗い用洗剤濃厚物の比率にて希釈する結果としての使用溶液中の腐食抑制剤のレベルであってしかも次式
    Figure 2007527447
    〔ここで、
    アルカリ度は、使用溶液のアルカリ度(ppmにて)を指し、
    ビルダーは、使用溶液中のビルダーの量(ppmにて)を指し、
    硬度は、使用溶液中の硬度の量(グレーン毎ガロンにて)を指し、そして
    食物汚れは、使用溶液中の食物汚れの予想量(グラム毎ガロンにて)を指す〕
    に相当する腐食抑制剤のレベルをもたらすのに十分な量の腐食抑制剤を器物洗い用洗剤組成物濃厚物に与える
    ことを含み、しかも該腐食抑制剤は約6:1と約1:20の間のアルミニウムイオン対亜鉛イオンの重量比を含み、そして該器物洗い用洗剤組成物濃厚物は更に清浄剤及びアルカリ源を含む方法。
  36. 更に
    (a)器物洗い用洗剤濃厚物を固化する
    ことを含む、請求項35に記載の方法。
  37. 器物洗い用洗剤濃厚物が、約0.5wt%と約20wt%の間の清浄剤を含む、請求項35に記載の方法。
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