JP2007527411A5 - - Google Patents

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JP2007527411A5
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実施例15. (3S)−(3−シクロヘキシル−(2S)−{[5−(3−フルオロ−フェニル)−フラン−2−カルボニル]−アミノ}−プロピオニルアミノ)−4−オキソ−酪酸。
Figure 2007527411
工程A. 0.168gの3−フルオロフェニルボロン酸(1.2mmol、1.2当量)、0.191gの5−ブロモ−フラン−2−カルボン酸(1.0mmol、1当量)、0.375mLの飽和炭酸ナトリウム、および0.018mgのジクロロ(1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)パラジウム(II)塩化メチレン付加物(0.025mmol、2mol%)をマイクロ波チューブに入れ、最初に乾燥剤、続いて2mLの水および次いで塩基を入れ、チューブの蓋をし、バイアルを適当な不活性ガス、例えば窒素またはアルゴンでパージした。チューブを5分超音波処理して、すべての大きな塊を破壊し、反応物をマイクロ波で120秒、200℃の固定された時間加熱した。スラリーをクエン酸で酸性化し、生成物を酢酸エチルに抽出した。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固し、0.198gの生成物を明ピンク色物質として得た。この生成物は98%純度であり、そのままでさらなる合成に適していた。LC/MS実測値: 207(M+H+)。
工程B. 表題化合物を、S−シクロヘキシルアラニンをS−シクロペンチルアラニンの代わりに使用した以外、実施例1と同じ経路で合成した。生成物をラクトール結合についてジアステレオマーの混合物として単離した。LC-MS C24H27FN2O6 M+H+の計算値: 459.18, 実測値459.1。

Claims (29)

  1. 式(I):
    Figure 2007527411
    〔式中、
    Yは、
    Figure 2007527411
    から成る群から選択されるメンバーであり;
    Aは、−CH−、および−CHCH−から成る群から選択されるメンバーであり;
    は、H、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキル置換C−Cシクロアルキル、およびベンジルから成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    Xは、−O−CR−C(=O)−Q、−CRH−O−C(=O)−W、−CH−CHR−C(=O)−W、−CRH−CH−C(=O)−W、−CRH−NH−C(=O)−W、−O−CR−B−R、−CRH−NH−C(=O)−O−Z、−CHR−NH−C(=O)−Rおよび−CHR−NH−S(=O)−Rから成る群から選択されるメンバーであり;
    Qは、0−2個のRで置換されているピロリジニル、ピペリジル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニルおよびインドリニルから成る群から選択されるヘテロ環であり、ここで、Qは−C(=O)に環窒素原子を介して結合しており;
    各Rは、OH、−S(=O)CH、アセチル、=O、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、OCFおよびNR1011から成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    Wはモルホリニルであり、ここで、Wは−C(=O)−に環窒素原子を介して結合しており;
    Zは、各々0−2個のRで置換されているテトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、チオテトラヒドロピラニル、チオテトラヒドロフラニル、ピロリジニル、ピペリジル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニルおよびインドリニルから成る群から選択されるヘテロ環であり、ここで、Zは−O−C(=O)−に環炭素原子を介して結合しており;
    各Rは、OH、−S(=O)CH、アセチル、=O、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、OCFおよびNR1011から成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    Bは、−CH−、−OCH−、−NR11CH−、−CHCH−および結合から成る群から選択されるメンバーであり;
    各Rは、H、0−2個のR1aで置換されているC−Cアルキルから成る群から独立して選択されるメンバーであり、ここで、該C−Cアルキルは、所望により−O−、−S−、−S(=O)−、および−S(=O)−から成る群から選択されるヘテロ原子で置換されていてよく;各々0−2個のR1bで置換されているC−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、および0−2個のR1bで置換されているC−C11ビシクロアルキル;0−3個のR1cで置換されているフェニル、N、OおよびSから成る群から各々独立して選択されるメンバーである1個から4個のヘテロ原子を含む5−から6−員ヘテロアリールであり(ここで、該ヘテロアリールは0−3個のR1cで置換されている);
    各R1aは、0−3個のR1cで置換されているC−C10アリール、ペルフルオロフェニル、N、OおよびSから成る群から各々独立して選択されるメンバーである1個から4個のヘテロ原子を含む5−から6−員単環式もしくは8−から10−員二環式ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは0−3個のR1cで置換されている)、0−2個のR1bで置換されているC−Cシクロアルキル、0−2個のR1bで置換されているC−C11ビシクロアルキル、およびC−Cペルフルオロアルキルから成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    各R1bは、H、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、OCF、−S(=O)CH、およびアセチルから成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    各R1cは、H、OH、F、Cl、Br、CN、NO、COOR12、C(=O)NR1211、S(=O)NR1211、アセチル、−SCH、−S(=O)CH、−S(=O)CH、−NR1011、C−Cアルコキシ、C−Cペルフルオロアルキル、C−CペルフルオロアルコキシおよびC−Cアルキルから成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    各Rは、HおよびC−Cアルキルから成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    各Rは、1個のR3aで置換されているC−Cアルキルであり;
    各R3aは、0−2個のR1bで置換されているC−Cシクロアルキル、および0−2個のR1bで置換されているC−C11ビシクロアルキルから成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    各Rは、1個のR4aで置換されているC−Cアルキルであり;
    各R4aは、tert−ブチル、0−2個のR1bで置換されているC−Cシクロアルキル、および0−2個のR1bで置換されているC−C11ビシクロアルキルから成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    、N、OおよびSから成る群から各々独立して選択されるメンバーである1個から4個のヘテロ原子を含む5−から6−員単環式ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、1個のR6aおよび0−2個のR1cで置換されている);およびN、OおよびSから成る群から各々独立して選択されるメンバーである1個から4個のヘテロ原子を含む8−から10−員二環式ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは0−3個のR1cで置換されている)から成る群から独立して選択されるメンバーであり
    各R6aは、0−3個のR1cで置換されているフェニル、N、OおよびSから成る群から各々独立して選択されるメンバーである1個から4個のヘテロ原子を含む5−から6−員ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは0−3個のR1cで置換されている)から成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    は、N、OおよびSから成る群から各々独立して選択されるメンバーである1個から4個のヘテロ原子を含む5−員ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、1個のR6aおよび0−2個のR1cで置換されている)、0−3個のR1cで置換されているフェニル、OCHPh、O−tert−Bu、およびC−Cシクロアルキルから成る群から選択されるメンバーであり;
    は、0−3個のR1cで置換されているフェニル、およびN、OおよびSから成る群から各々独立して選択されるメンバーである1個から4個のヘテロ原子を含む5−から6−員ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは0−3個のR1cで置換されている)から成る群から選択されるメンバーであり;
    各R10は、H、C−Cアルキル、(C−Cアルキル)−C(=O)−および(C−C4アルキル)−S(=O)−から成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    各R11は、HおよびC−Cアルキルから成る群から独立して選択されるメンバーであり;そして
    各R12は、HおよびC−Cアルキルから成る群から独立して選択されるメンバーである。〕
    の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグ。
  2. 式Ia:
    Figure 2007527411
    〔式中、
    Aは−CH−であり;
    は、1個のR4aで置換されているC−Cアルキルであり;
    4aは、tert−ブチル、0−2個のR1bで置換されているC−Cシクロアルキル、および0−2個のR1bで置換されているC−C11ビシクロアルキルから成る群から選択され;
    各R1bは、H、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、OCF、−S(=O)CH、およびアセチルから成る群から独立して選択され;そして
    Wはモルホリニルであり、ここで、Wは−C(=O)−に環窒素原子を介して結合している。〕
    を有する化合物である、請求項1記載の化合物。
  3. 式Ib:
    Figure 2007527411
    〔式中、
    Aは−CH−であり;
    は、1個のR3aで置換されているC−Cアルキルであり;
    3aは、0−2個のR1bで置換されているC−Cシクロアルキル、および0−2個のR1bで置換されているC−C11ビシクロアルキルから成る群から選択され;
    各R1bは、H、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、OCF、−S(=O)CH、およびアセチルから成る群から独立して選択され;そして
    Wはモルホリニルであり、ここで、Wは−C(=O)−に環窒素原子を介して結合している。〕
    を有する化合物である、請求項1記載の化合物。
  4. 式Ic:
    Figure 2007527411
    〔式中、
    Aは−CH−であり;
    は、1個のR3aで置換されているC−Cアルキルであり;
    3aは、0−2個のR1bで置換されているC−Cシクロアルキル、および0−2個のR1bで置換されているC−C11ビシクロアルキルから成る群から選択され;
    各R1bは、H、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、OCF、−S(=O)CH、およびアセチルから成る群から独立して選択され;そして
    Wはモルホリニルであり、ここで、Wは−C(=O)−に環窒素原子を介して結合している。〕
    を有する化合物である、請求項1記載の化合物。
  5. 式Id:
    Figure 2007527411
    〔式中、
    Aは−CH−であり;
    は、H、0−2個のR1aで置換されているC−Cアルキル(ここで、該C−Cアルキルは、所望により−O−、−S−、−S(=O)−および−S(=O)−から成る群から選択されるヘテロ原子で置換されていてよい);各々0−2個のR1bで置換されているC−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、および0−2個のR1bで置換されているC−C11ビシクロアルキル;0−3個のR1cで置換されているフェニル、N、OおよびSから成る群から各々独立して選択されるメンバーである1個から4個のヘテロ原子を含む5−から6−員ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは0−3個のR1cで置換されている)から成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    各R1aは、0−3個のR1cで置換されているC−C10アリール、ペルフルオロフェニル、N、OおよびSから成る群から各々独立して選択されるメンバーである1個から4個のヘテロ原子を含む5−から6−員単環式もしくは8−から10−員二環式ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは0−3個のR1cで置換されている)、0−2個のR1bで置換されているC−Cシクロアルキル、0−2個のR1bで置換されているC−C11ビシクロアルキル、およびC−Cペルフルオロアルキルから成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    各R1bは、H、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、OCF、−S(=O)CH、およびアセチルから成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    各R1cは、H、OH、F、Cl、Br、CN、NO、COOR12、C(=O)NR1211、S(=O)NR1211、アセチル、−SCH、−S(=O)CH、−S(=O)CH、−NR1011、C−Cアルコキシ、C−Cペルフルオロアルキル、C−CペルフルオロアルコキシおよびC−Cアルキルから成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    各Rは、HおよびC−Cアルキルから成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    Qは、0−2個のRで置換されているピロリジニル、ピペリジル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニルおよびインドリニルから成る群から選択されるヘテロ環であり、ここで、Qは−C(=O)に環窒素原子を介して結合しており;そして
    各Rは、OH、−S(=O)CH、アセチル、=O、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、OCFおよびNR1011から成る群から独立して選択されるメンバーである。〕
    を有する化合物である、請求項1記載の化合物。
  6. が、1個のR4aで置換されているC−Cアルキルであり;
    4aが、tert−ブチル、0−2個のR1bで置換されているC−Cシクロアルキル、および0−2個のR1bで置換されているC−C11ビシクロアルキルから成る群から選択され;
    各R1bが、H、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、OCF、−S(=O)CH、およびアセチルから成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    がHであり;そして
    Qが、モルホリニル、ピロリジニル、ピペリジルから成る群から選択されるメンバーであり、およびピペラジニル、ここで、Qは−C(=O)−に環窒素を介して結合しているものである、
    請求項5記載の化合物。
  7. 式Ie:
    Figure 2007527411
    〔式中、
    Aは−CH−であり;
    は、1個のR4aで置換されているC−Cアルキルであり;
    4aは、tert−ブチル、0−2個のR1bで置換されているC−Cシクロアルキル、および0−2個のR1bで置換されているC−C11ビシクロアルキルから成る群から選択され;
    各R1bは、H、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、OCF、−S(=O)CH、およびアセチルから成る群から独立して選択され;
    は、0−3個のR1cで置換されているフェニル、およびN、OおよびSから成る群から各々独立して選択されるメンバーである1個から4個のヘテロ原子を含む5−から6−員ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは0−3個のR1cで置換されている)から成る群から選択されるメンバーであり;そして
    各R1cは、H、OH、F、Cl、Br、CN、NO、COOR12、C(=O)NR1211、S(=O)NR1211、アセチル、−SCH、−S(=O)CH、−S(=O)CH、−NR1011、C−Cアルコキシ、C−Cペルフルオロアルキル、C−CペルフルオロアルコキシおよびC−Cアルキルから成る群から独立して選択されるメンバーである。〕
    を有する化合物である、請求項1記載の化合物。
  8. 式If:
    Figure 2007527411
    〔式中、
    Aは−CH−であり;
    は、1個のR4aで置換されているC−Cアルキルであり;
    4aは、tert−ブチル、0−2個のR1bで置換されているC−Cシクロアルキル、および0−2個のR1bで置換されているC−C11ビシクロアルキルから成る群から選択され;
    各R1bは、H、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、OCF、−S(=O)CH、およびアセチルから成る群から独立して選択され;
    は、N、OおよびSから成る群から各々独立して選択されるメンバーである1個から4個のヘテロ原子を含む5−員ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、1個のR6aおよび0−2個のR1cで置換されている);0−3個のR1cで置換されているフェニル、OCHPh、O−tert−Bu、およびC−Cシクロアルキルから成る群から選択されるメンバーであり;
    各R1cは、H、OH、F、Cl、Br、CN、NO、COOR12、C(=O)NR1211、S(=O)NR1211、アセチル、−SCH、−S(=O)CH、−S(=O)CH、−NR1011、C−Cアルコキシ、C−Cペルフルオロアルキル、C−CペルフルオロアルコキシおよびC−Cアルキルから成る群から独立して選択されるメンバーであり;そして
    各R6aは、0−3個のR1cで置換されているフェニル;N、OおよびSから成る群から各々独立して選択されるメンバーである1個から4個のヘテロ原子を含む5−から6−員ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは0−3個のR1cで置換されている)から成る群から独立して選択されるメンバーである。〕
    を有する化合物である、請求項1記載の化合物。
  9. 式Ig
    Figure 2007527411
    〔式中、
    Aは−CH−であり;
    各Rは、H、0−2個のR1aで置換されているC−Cアルキル(ここで、該C−Cアルキルは、所望により−O−、−S−、−S(=O)−および−S(=O)−から成る群から選択されるヘテロ原子で置換されていてよい);各々0−2個のR1bで置換されているC−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cシクロアルキル、および0−2個のR1bで置換されているC−C11ビシクロアルキル;0−3個のR1cで置換されているフェニル、N、OおよびSから成る群から各々独立して選択されるメンバーである1個から4個のヘテロ原子を含む5−から6−員ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは0−3個のR1cで置換されている)から成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    各R1aは、0−3個のR1cで置換されているC−C10アリール、ペルフルオロフェニル、N、OおよびSから成る群から各々独立して選択されるメンバーである1個から4個のヘテロ原子を含む5−から6−員単環式もしくは8−から10−員二環式ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは0−3個のR1cで置換されている)、0−2個のR1bで置換されているC−Cシクロアルキル、0−2個のR1bで置換されているC−C11ビシクロアルキル、およびC−Cペルフルオロアルキルから成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    各R1bは、H、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、OCF、−S(=O)CH、およびアセチルから成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    各R1cは、H、OH、F、Cl、Br、CN、NO、COOR12、C(=O)NR1211、S(=O)NR1211、アセチル、−SCH、−S(=O)CH、−S(=O)CH、−NR1011、C−Cアルコキシ、C−Cペルフルオロアルキル、C−CペルフルオロアルコキシおよびC−Cアルキルから成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    各Rは、HおよびC−Cアルキルから成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    Bは、−CH−、−OCH−、−NR11CH−、−CHCH−および結合から成る群から選択されるメンバーであり;
    は、N、OおよびSから成る群から各々独立して選択されるメンバーである1個から4個のヘテロ原子を含む5−から6−員単環式ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは、1個のR6aおよび0−2個のR1cで置換されている);およびN、OおよびSから成る群から各々独立して選択されるメンバーである1個から4個のヘテロ原子を含む8−から10−員二環式ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは0−3個のR1cで置換されている)から成る群から独立して選択されるメンバーであり;そして
    各R6aは、0−3個のR1cで置換されているフェニル;N、OおよびSから成る群から各々独立して選択されるメンバーである1個から4個のヘテロ原子を含む5−から6−員ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは0−3個のR1cで置換されている)から成る群から独立して選択されるメンバーである。〕
    を有する化合物である、請求項1記載の化合物。
  10. が、1個のR4aで置換されているC−Cアルキルであり;
    4aが、tert−ブチル、0−2個のR1bで置換されているC−Cシクロアルキル、および0−2個のR1bで置換されているC−C11ビシクロアルキルから成る群から選択され;
    各R1bが、H、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、CF、OCF、−S(=O)CH、およびアセチルから成る群から独立して選択されるメンバーであり;
    がHであり;
    がN、OおよびSから成る群から各々独立して選択されるメンバーである1個から4個のヘテロ原子を含む8−から10−員二環式ヘテロアリール(ここで、該ヘテロアリールは0−3個のR1cで置換されている)であり;そして
    Bが−CH−であるものである、
    請求項9記載の化合物。
  11. 式Ih:
    Figure 2007527411
    〔式中、
    Aは−CH−である。〕
    を有する化合物である、請求項1記載の化合物。
  12. 1. (3S)−(3−シクロペンチル−(2S)−{[5−(3−フルオロ−フェニル)−フラン−2−カルボニル]−アミノ}−プロピオニルアミノ)−4−オキソ−酪酸;
    2. (3S)−{3−シクロペンチル−(2S)−[(モルホリン−4−カルボニル)−アミノ]−プロピオニルアミノ}−4−オキソ−酪酸;
    3. (3S)−{3−シクロヘキシル−(2S)−(モルホリン−4−カルボニルオキシ)−プロピオニルアミノ}−4−オキソ−酪酸;
    4. (3S)−[(2R)−シクロペンチルメチル−4−モルホリン−4−イル−4−オキソ−ブチリルアミノ]−4−オキソ−酪酸;
    5. (3S)−[(1S)−シクロペンチルメチル−2−(5,6−ジクロロ−ベンゾイミダゾル−1−イル)−エトキシカルボニルアミノ]−4−オキソ−酪酸;
    6. (3S)−{(2R)−シクロヘキシルメチル−4−モルホリン−4−イル−4−オキソ−ブチリルアミノ}−4−オキソ−酪酸;
    7. (3S)−[3−シクロヘキシル−(2S)−(3−トリフルオロメトキシ−ベンゼンスルホニルアミノ)−プロピオニルアミノ]−4−オキソ−酪酸;
    8. (3S)−[3−シクロペンチル−(2S)−(3−トリフルオロメトキシ−ベンゼンスルホニルアミノ)−プロピオニルアミノ]−4−オキソ−酪酸;
    9. (3S)−[3,3−ジメチル−(1S)−(モルホリン−4−カルボニル)−ブトキシカルボニルアミノ]−4−オキソ−酪酸;
    10. (3S)−[2−シクロヘキシル−(1S)−(モルホリン−4−カルボニル)−エトキシカルボニルアミノ]−4−オキソ−酪酸;
    11. (3S)−[(2S)−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−シクロ(cyco)ヘキシル−プロピオニルアミノ]−2−ベンジルオキシ−5−オキソ−テトラヒドロフラン;
    12. (3S)−[3−シクロペンチル−(2S)−{[5−(3−フルオロ−フェニル)−フラン−2−カルボニル]−アミノ}プロピオニルアミノ]−2−エトキシ−5−オキソ−テトラヒドロフラン;
    13. (3S)−[(2S)−t−ブトキシカルボニルアミノ−4,4−ジメチル−ペンタノイルアミノ]−(2R)−エトキシ−5−オキソ−テトラヒドロフラン;
    14. (3S)−[3−シクロペンチル−(2S)−{[5−(3−フルオロ−フェニル)−フラン−2−カルボニル]−アミノ}プロピオニルアミノ]−(2R)−エトキシ−5−オキソ−テトラヒドロフラン;
    15. (3S)−(3−シクロヘキシル−(2S)−{[5−(3−フルオロ−フェニル)−フラン−2−カルボニル]−アミノ}−プロピオニルアミノ)−4−オキソ−酪酸;
    16. (3S)−[3−シクロヘキシル−(2S)−{[5−(3−フルオロ−フェニル)−フラン−2−カルボニル]−アミノ}プロピオニルアミノ]−2−メトキシ−5−オキソ−テトラヒドロフラン;
    17. (3S)−[3−シクロヘキシル−(2S)−{[5−(3−フルオロ−フェニル)−フラン−2−カルボニル]−アミノ}プロピオニルアミノ]−2−エトキシ−5−オキソ−テトラヒドロフラン;
    18. (3S)−((2S)−(3−シアノフェニル−カルボニルアミノ)−3−シクロペンチル−プロピオニルアミノ)−4−オキソ−酪酸;
    19. (3S)−(3−シクロペンチル−(2S)−(シクロプロピルカルボニルアミノ)−プロピオニルアミノ)−4−オキソ−酪酸;
    20. (3S)−(3−シクロペンチル−(2S)−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルオキシカルボニルアミノ)−プロピオニルアミノ)−4−オキソ−酪酸;
    21. (3S)−(3−シクロプロピル−(2S)−(シクロプロピルカルボニルアミノ)−プロピオニルアミノ)−4−オキソ−酪酸;
    22. (3S)−((2S)−(シクロプロピルカルボニルアミノ)−4,4−ジメチル−ペンタノイルアミノ)−4−オキソ−酪酸;
    23. (3S)−(3−シクロペンチル−(2S)−{[5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−フラン−2−カルボニル]−アミノ}−プロピオニルアミノ)−4−オキソ−酪酸;
    24. (3S)−(3−シクロペンチル−(2S)−(3−トリフルオロメチルフェニル−カルボニルアミノ)−プロピオニルアミノ)−4−オキソ−酪酸;
    25. (3S)−[3−シクロペンチル−(2S)−{[5−(3−フルオロ−フェニル)−フラン−2−カルボニル]−アミノ}プロピオニルアミノ]−2−イソプロポキシ−5−オキソ−テトラヒドロフラン;
    26. (3S)−[3−シクロペンチル−(2S)−{[5−(3−フルオロ−フェニル)−フラン−2−カルボニル]−アミノ}プロピオニルアミノ]−2−シクロペントキシ−5−オキソ−テトラヒドロフラン;そして
    27. (3S)−[3−シクロペンチル−(2S)−{[5−(3−フルオロ−フェニル)−フラン−2−カルボニル]−アミノ}プロピオニルアミノ]−2−シクロペンチルメトキシ−5−オキソ−テトラヒドロフラン
    から成る群から選択されるメンバーである、請求項1記載の化合物。
  13. カスパーゼを阻害しないものである、請求項1記載の化合物。
  14. 化合物の少なくとも1種のカスパーゼに対する阻害定数が、カテプシンSに対する阻害定数よりも少なくとも10倍大きい、請求項13記載の化合物。
  15. 化合物の少なくとも1種のカスパーゼに対する阻害定数が、カテプシンSに対する阻害定数よりも少なくとも100倍大きい、請求項13記載の化合物。
  16. 化合物の少なくとも1種のカスパーゼに対する阻害定数が、カテプシンSに対する阻害定数よりも少なくとも1000倍大きい、請求項13記載の化合物。
  17. 化合物の少なくとも1種のカスパーゼに対する阻害定数が、カテプシンSに対する阻害定数よりも少なくとも10,000倍大きい、請求項13記載の化合物。
  18. 請求項1記載の化合物および薬学的に許容される賦形剤を含む、医薬組成物。
  19. テプシンS活性を選択的に阻害するための、請求項18記載の医薬組成物
  20. 式Iの化合物のカテプシンS阻害定数が10μM未満である、請求項19記載の医薬組成物
  21. 式Iの化合物のカテプシンS阻害定数が1.0μM未満である、請求項20記載の医薬組成物
  22. 式Iの化合物のカテプシンS阻害定数が0.1μM未満である、請求項21記載の医薬組成物
  23. カテプシンSが阻害されるが、カスパーゼが存在されない、請求項19記載の医薬組成物
  24. 化合物の少なくとも1種のカスパーゼに対する阻害定数が、カテプシンSに対する阻害定数よりも少なくとも10倍大きい、請求項23記載の医薬組成物
  25. 化合物の少なくとも1種のカスパーゼに対する阻害定数が、カテプシンSに対する阻害定数よりも少なくとも100倍大きい、請求項24記載の医薬組成物
  26. 化合物の少なくとも1種のカスパーゼに対する阻害定数が、カテプシンSに対する阻害定数よりも少なくとも1000倍大きい、請求項24記載の医薬組成物
  27. 化合物の少なくとも1種のカスパーゼに対する阻害定数が、カテプシンSに対する阻害定数よりも少なくとも10,000倍大きい、請求項24記載の医薬組成物
  28. 請求項12に記載の化合物および薬学的に許容される賦形剤を含む、医薬組成物。
  29. 慢性疼痛、アルツハイマー病、多発性硬化症、リウマチ性関節炎、喘息、および臓器移植または組織移植片の拒絶反応から成る群から選択されるカテプシンS介在疾患の処置用薬剤の製造のための、請求項1記載の化合物の使用。
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