JP2007521417A - 織機 - Google Patents

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Abstract

本発明は、経糸で杼口を形成する手段を含み、該杼口に緯糸を挿入する挿入手段を該杼口の片側または両側に配置した織機に関する。本発明の目的は、構成が極めて簡単で、制御が非常に容易化されている、冒頭に記載した織機を提供することである。これを受けて、本発明に従えば、織機は、緯糸がひとまとめにした糸玉状に形成されており、杼口挿入時、このひとまとめにした糸玉が解かれて緯糸が引延ばされることを特徴とする。これらの特徴によって、慣性質量が大きいプロジェクタイルを使用する必要がなくなり、また、杼口を通ってプロジェクタイルを移動させて減速するための関連の挿入手段および制動手段を使用する必要もなくなる。その結果、構成が極めて簡単で、制御が非常に容易化され、非常に高速化した動作が可能な織機となる。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、経糸で杼口を形成する手段を含み、該杼口に緯糸を挿入する挿入手段を該杼口の片側または両側に配置した織機に関する。
上述のような織機は、たとえばオランダ国特許出願公開第73/09850号明細書から、一般に知られている。この種の織機は、給糸ボビンからの緯糸がシャトルとも呼ばれるプロジェクタイルに連結され、このプロジェクタイルは、圧縮空気などの圧力媒体を利用し、該杼口の片側に設置された挿入手段によって、発射され、杼口に設置されたガイドを介して杼口を通過する。
この公知機械の欠点は、移動開始時点、すなわち挿入手段がある位置において、プロジェクタイルが杼口を通って移動するために必要とされる全エネルギがプロジェクタイルに伝わっていなければならないことである。プロジェクタイルが合理的な幅の杼口を通過するために、その移動開始時点において、プロジェクタイルに大きなエネルギが供給されている。このことは、初速度が非常に大きいということを意味し、運ばれるべき緯糸にかかるピーク張力が高くなる。さらに、このことは、プロジェクタイルの慣性質量が非常に大きいことが必要であるということを意味している。公知の織機のこれらの特徴は、速度ならびに製造する織物の複雑性および最大幅に関して、その機能性に制限を課している。
上述の制限は、オランダ国特許出願公開第1004173号明細書に記載されている織機によって部分的に克服される。この織機には、杼口に補助ブロワが設置されており、この補助ブロワは、杼口内のプロジェクタイルの移動を助けるように、作動中、案内されるプロジェクタイルの衝突面に作用する圧力媒体の流出口を備える。これらの特徴によって、プロジェクタイルが杼口を通過するために必要とされる全エネルギを、杼口の入口でプロジェクタイルに伝える必要がなくなる。補助ブロワを使用すると、杼口の幅が制限されることは事実上なくなるが、依然として慣性質量が大きいプロジェクタイルを使用する必要があり、公知の織機におけるこの実施形態では、その構成および制御が複雑化している。
本発明の目的は、構成が極めて簡単で、制御が非常に容易化されている、冒頭に記載した織機を提供することである。これを受けて、本発明に従えば、織機は、緯糸がひとまとめにした糸玉状に形成されており、杼口挿入時、このひとまとめにした糸玉が解かれて緯糸が引延ばされることを特徴とする。上述の特徴によって、慣性質量が大きいプロジェクタイルを使用する必要がなくなり、また、杼口を通ってプロジェクタイルを移動させて減速するための関連の挿入手段および制動手段を使用する必要もなくなる。その結果、構成が極めて簡単で、制御が非常に容易化された織機となる。
軽量部品(重量が大きい部品は一切使用しない)によって、さらに本発明の織機の動作速度を著しく向上させることが可能になり、たとえば、杼口に緯糸を挿入する挿入速度を時間という観点において著しく向上させた高速製織が可能になる。より具体的には、挿入時に、糸それ自体よりもむしろ糸玉に力がかけられる。緩んだ糸が1本1本杼口に挿入されることがなくなるので、挿入される緯糸が糸玉状であれば、挿入時に挿入手段によってかけられる加速力を受けるのは、(糸よりもむしろ)糸玉であることから、糸にピーク張力がかからなくなる。
杼口への挿入時に糸玉を解いて緯糸にすることは段階的に行われるので、緯糸には実質的に一定の低い張力がかかるだけで、現在知られている織機におけるような、急な制動作用で通常生じるピーク張力はかからない。
特定の実施形態において、ひとまとめにした糸玉を解いて杼口内で緯糸を引延ばすことに関する改良を施すために、杼口への挿入時、糸玉から突出した糸の部分でひとまとめにした糸玉を固定するように挿入手段を配置する。そのために、挿入手段は、この糸の部分を固定する保持部を含んでいてもよい。
本発明に従えば、織機が動作中に正しく機能することを保証し、織機の不良、停止、または故障を防止して最適な製織物を得るために、ひとまとめにした糸玉自体の形状は変化しない。
特定の実施形態において、織機の動作中に糸玉状の緯糸が正しく挿入されることを保証するために、ひとまとめにした糸玉の緯糸には接着剤またはロウなどの結合剤が付与されている。別の実施形態においては、結合剤として氷、特に「ドライアイス」が使用される。
本発明に係る織機の別の実施形態において、ひとまとめにした糸玉は、キャリアを用いて、杼口を通って移動可能である。ひとまとめにした糸玉は、キャリアに1回以上巻き回されて配置されればよく、特定の実施形態において、キャリアはひとまとめにした糸玉を少なくとも部分的に包む。後者の実施形態において、ひとまとめにした糸玉は一定の形状を有する必要はないが、覆いが存在する結果、糸玉はその形状を維持することになる。
挿入された後、糸玉は、杼口を通って移動する間に解かれる。糸玉が解かれて緯糸が引延ばされた瞬間、キャリアの覆いは、たとえば新しい糸玉を形成するために、杼口の端で捕らえられて排出される。
特定の実施形態において、キャリアは、プラスチックなどの剛体材料または箔などの可撓性材料からなる。両方の実施形態において、糸玉状の緯糸は、その外部形状が変化することはないが、依然として慣性質量を有する。
特定の実施形態において、挿入手段は細長い管を含み、この管は、その一端が開口して杼口に向けられ、他端が圧力媒体を供給する手段に接続可能である。前記圧力媒体は、圧縮空気または水であってよい。
糸玉状の緯糸の特定の実施形態において、緯糸は、所定の限定された長さを有し、少なくとも一端が糸玉から突出している。別の機能的な実施形態において、複数の糸玉状の緯糸が糸の中間部分で相互に連結されており、これらの糸玉状の緯糸は、挿入手段によって実質的に次々と杼口に挿入されることが可能である。この複数の糸玉状の緯糸は、1本の糸からなっていてもよく、巻きつけ部に1回以上巻き回されていてもよい。
本発明は、本願において説明する緯糸にも関する。
図面を参照して、本発明をより詳細に説明する。
図1および図2には、公知の織機、たとえばオランダ国特許出願公開第73/09850号明細書またはオランダ国特許第1004173号明細書に記載されている機械の実施形態が示されている。
公知の織機はスレー1と、経糸供給ボビン5から供給される経糸4の杼口3を形成する手段2を含む。全体でいわゆる「リード」を形成する凹部6は、スレー1に多数配列されて、経糸4間を移動可能である。ガイド7は、プロジェクタイル8を一方側から他方側へと案内するために、スレー1に多数配列されている。
図示されているとおり、プロジェクタイル8が、杼口3の左側に配置される挿入ステーション9にあり、制動ステーション10が、杼口3の他方側に配置される。給糸ボビン12から供給される緯糸11は、公知の方法でプロジェクタイル8に連結されることが可能である。圧縮空気または水などの圧力媒体によって、かなりの衝撃エネルギがプロジェクタイル8に伝えられる。この結果、プロジェクタイル8は、緯糸11を伴って加速され、高速で杼口3を移動、すなわち「発射」させられる。したがって、プロジェクタイル8は、シャトルとも呼ばれる。
高速で杼口3を移動するプロジェクタイル8は、杼口3の他方側で減速しなければならない(図1の右側)。そのため、制動ステーション10は杼口3の脇に直接配置されており、プロジェクタイルが杼口3を離れると、それを捕らえて減速させる。同様に、プロジェクタイル8は、挿入ステーション9と同様に杼口3の右側に配置された挿入ステーション9’(図示せず)によって、杼口3の右側から左側に高速で移動(発射)させられ得る。
制動ステーション10’(図示せず)は、杼口3の右側から左側に移動するプロジェクタイル8を捕らえて減速させるために、挿入ステーション9の位置にさらに配置される。
プロジェクタイル8の慣性質量が大きく、しばしば杼口3の幅Lが大きいと、プロジェクタイル8が相対的に高速で杼口3を通って移動させられることが必要である。このように生じた加速力は、共に運ばれる緯糸11に不所望のピーク張力をかけることになり、糸切れの原因になりかねない。これに加えて、高速で杼口を通って移動するプロジェクタイル8は、杼口の端で捕らえられて、別の制動ステーション10(10’)によって減速させられなければならない。前記の減速も、特に、緯糸がプロジェクタイルを減速するために使用される状況において、緯糸に不所望のピーク張力をかけることになる。
特に、緯糸11に不所望のピーク張力をかけないようにするためには、杼口3に「発射」されるプロジェクタイル8の初速度が低くなければならないが、そうすることによって杼口3の最大幅も制限されることになる。主に杼口3内のプロジェクタイル8の移動を案内するように機能するガイド7を媒体ブロワとして具体化することは、先行技術においてすでに提案されている。この媒体ブロワは、スレー1上に載置され、媒体供給ライン17に接続されている。各ガイド7は、電磁バルブ18を介して媒体供給ライン19に接続されてもよい。
各ガイド7は、プロジェクタイル8の搬送方向に向いた媒体流出口(図1には図示せず)を備える。媒体流出口は、プロジェクタイル8の衝突面に向けられているので、開口から流出する加圧された媒体は、この衝突面に作用し、このようにして媒体からプロジェクタイル8にエネルギが伝わる。したがって、補助ブロワ7は、杼口3内のプロジェクタイル8の移動を助け、そうすることによって、挿入ステーション9がプロジェクタイルに伝えるべき高い初速度は必要でなくなる。
公知の織機はいかなる場合であっても、その構成によって、緯糸11のピーク張力を下げることになる。杼口から辿着いた緯糸11およびプロジェクタイル8を減速する制動ステーション10は、織機の高価な部品であるが、依然として必要であるので、公知の織機は、依然として一定程度の複雑性がある。
図3a〜図3dは、本発明に係る織機の重要な特徴を有する特定の実施形態を示す。
本発明に従えば、緯糸11は、糸玉20状に形成されており、結合剤または接着剤22などを使用することによって、その形状が変化しないようにされることが好ましい。図3aにおいて、前記結合剤または接着剤22は、糊であってもよい。また、ロウも、緯糸11の形状を変化させないものであれば、非常に適していると思われる。糸玉20が杼口3を通って移動する間に崩れ、緩んだ糸の塊になる、といった不可避的に製織不良および/または機械の不具合を招くようなことは、この接着剤によって防がれる。
糸玉20から突出した糸の部分21で糸玉20を固定することによって、糸玉20は、杼口3を移動中に解かれ、完全に解かれると緯糸11となって引延ばされる。本発明に従えば、各糸玉20は、完全に解かれると杼口3の幅Lと同じ長さになる。図4も参照されたい。
図3bおよび図3cはそれぞれ、キャリア23,24に囲まれる糸玉20状に形成される緯糸11の他の実施形態を示す。図3bにおいて、キャリア23は、硬質であるが軽量のプラスチックからなるケース状であり、糸玉20を囲んでいる。このスリーブは、開口23aを有し、これによって、この集合体を杼口に挿入する前に糸玉23を設置することが可能になる一方、ケース23にある糸玉20を解くことも可能になる。
糸玉20が完全に解かれて緯糸11が引延ばされた瞬間、キャリア23は杼口3から離れ、再利用などのために杼口3の外側で捕らえられる。
図3cは、キャリアが箔などの可撓性材料からなる同様の実施形態を示す。図3bの実施形態と同様、この実施形態において、糸玉20自体の形状が変化することはなく、その形状は、糸玉20を囲むキャリア24によって決まる。その結果、糸玉20は所定の慣性質量も有することになり、これによって、前記糸玉20が圧力媒体によって杼口3を移動させられるようになる。
糸玉20状をなしている緯糸11は、杼口3を通って移動する間、24aを付した箇所でフォイルケース24から解かれる。杼口3の端において、糸玉20は完全に解かれて緯糸11が引延ばされ、フォイルケースは廃棄物とみなされて、その軽量さから、たとえば排出されることによって容易に分離および放出されることが可能である。
図3aに示したような、それ自体の形状が変化しない糸玉20状に形成される緯糸11に関する別の実施形態では、氷、特にドライアイスを結合剤または接着剤として使用する。この実施形態は、たとえば糸玉20を水で湿らせて実質的に凍結させることによって実現してもよい。氷粒子は、緯糸11が杼口を通って移動する間に糸玉20から引張り出される位置で破砕されることになる。
糸玉20は、この方法の場合でも形状が変化しないように、形成時に固体炭酸(ドライアイス)を使用して圧縮することが可能である。この場合も、二酸化炭素の氷は、糸玉20が杼口3に挿入される時に破砕されることになる。この二酸化炭素の氷は、杼口3内で実質的に気化する。
さらに別の実施形態が図3dに示されており、この実施形態において、緯糸11は1回以上の巻き20a〜20fでキャリア25に巻き回されて、糸玉20を形成している。このキャリアも慣性質量が小さく、適切な挿入手段によって杼口3を通って移動させられる、すなわち「発射」が可能である。緯糸11は、杼口3を通って移動する間にキャリア25から解かれることになる。この場合も、キャリア25を杼口3の端で捕らえて再利用することが可能である。
上述の全実施形態において、糸玉20は、慣性質量が小さい手段を追加することによって、それ自体に一定の一貫性が付与されている。この一貫性によって、挿入手段の位置に糸玉を合わせるなど、糸玉の扱いがより容易になる。さらに、圧力媒体を使用し、挿入手段によって糸玉を非常に高速で杼口に挿入すること、または「発射」することも可能になる。
また、外付けの別の補助手段(接着剤、ケース、またはキャリア)を使用することなく、特定の方法で緯糸11を巻いて、その巻きつけ方法を使用した結果として、形状が変化しない同様の糸玉20とすることも可能である。この実施形態は、図3eに示される。この実施形態でも、圧力媒体を使用し、挿入手段によって非常に高速で杼口に挿入することが可能である。
図4は、本発明に係る織機に使用する挿入手段の実施形態を示している。図1において9を付した挿入手段は、杼口3に向けられた開口30aを有する直方体30を含む。他端30bは、圧力媒体を供給する手段に接続可能、または連結可能な開口を有する。
事実上、発射管として機能する細長い管30の内部には、図2A〜図2Dに示すような実施形態のいずれかひとつに係る糸玉20状に形成された緯糸11がある。糸玉20から突出した糸の部分21は、30cを付した箇所で発射管30に固定される。開口30bを介して、管30と糸玉20との間の空間31に一定量の圧力媒体Pを供給することによって圧力が高められる結果、糸玉20は管から杼口3へ発射される。30cが付された箇所で糸の部分21を発射管30に固定することによって、杼口3において、発射された糸玉20が解かれ、緯糸11が完全な長さに引延ばされる。糸玉20が発射されると、挿入手段9は、次の糸玉20を杼口3に挿入する準備を行うことが可能である。
新しい糸玉20を保持して発射する管30の「装着」および「取外し」の繰返しは、特に、各糸玉20が糸の中間部分21で相互に連結される場合、さらに自動化が可能であり、この新しい糸玉20は、杼口3に発射後に解かれ、長さが杼口3の幅Lと実質的に等しい緯糸11が引延ばされる。
この実施形態は図5aに示されており、解かれた状態の長さが杼口3の幅Lと等しいか、これよりもわずかに短い、ひとまとめにした緯糸111〜116をそれぞれ含む複数の糸玉201〜206が示されている。図4も参照されたい。杼口3内で糸玉201〜206を解いて緯糸11を引延ばすことができるように、糸の中間部分211〜216が挿入手段9に固定されることになる。
特定の実施形態において、各糸玉201〜206は1本の糸26からなる。
図5bは、挿入手段9のさらに別の特定の実施形態を示しており、発射管30に加えて、巻きつけ部35も含まれ、この巻きつけ部35上には、糸玉201〜2010状に形成された各緯糸111〜1110が1回以上巻き回されて配置される。巻きつけ部35が回転すると、糸玉201〜2010の巻取りは発射管30の開口30cの方向に向かって解かれる。開口30cは、管が開口して再度閉口するたびに糸の中間部分211〜212を固定し、糸玉202を通過させるために、一時的に開口して再度の閉口することが可能である。
開口30bを介して圧力媒体を供給することによって、糸玉は杼口3に発射されて解かれ、緯糸112が引延ばされる。
本明細書では、圧力媒体(圧縮空気または水噴射)を使用し、ひとまとめにした糸玉が挿入手段によって杼口に挿入されることを基本として、本発明を説明してきたが、挿入手段のこの特徴は、過度に限定的に解されてはならない。また、挿入手段は、衝撃を伝達することによって、ひとまとめにした糸玉またはキャリアを部分的に移動させるものであれば、その他の変形も可能である。また、このような変形は添付の請求項の範囲に含まれると考えられる。
先行技術に係る織機を示す。 先行技術に係る織機を示す。 本発明に係る糸玉状の緯糸の様々な実施形態を示す。 本発明に係る糸玉状の緯糸の様々な実施形態を示す。 本発明に係る糸玉状の緯糸の様々な実施形態を示す。 本発明に係る糸玉状の緯糸の様々な実施形態を示す。 本発明に係る糸玉状の緯糸の様々な実施形態を示す。 本発明に係る織機の挿入手段の実施形態を示す。 本発明のさらなる特徴を示す。 本発明のさらなる特徴を示す。

Claims (21)

  1. 経糸で杼口を形成する手段を含み、杼口に緯糸を挿入する挿入手段を杼口の片側または両側に配置した織機において、緯糸がひとまとめにした糸玉状に形成されており、杼口挿入時、ひとまとめにした糸玉が解かれて緯糸が引延ばされることを特徴とする織機。
  2. 挿入手段は、杼口挿入時、糸玉から突出した糸の部分でひとまとめにした糸玉を固定することを特徴とする、請求項1に記載の織機。
  3. 挿入手段は、糸の部分を固定する保持部を含むことを特徴とする、請求項2に記載の織機。
  4. ひとまとめにした糸玉自体の形状は、変化しないことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の織機。
  5. ひとまとめにした糸玉の緯糸には、接着剤が付与されていることを特徴とする、請求項4に記載の織機。
  6. 前記接着剤は、糊であることを特徴とする、請求項5に記載の織機。
  7. 前記接着剤は、ロウであることを特徴とする、請求項5に記載の織機。
  8. 前記接着剤は、氷であることを特徴とする、請求項5に記載の織機。
  9. ひとまとめにした糸玉は、キャリアを用いて、杼口を通って移動可能であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の織機。
  10. ひとまとめにした糸玉は、キャリアに1回以上巻き回されて配置されることを特徴とする、請求項9に記載の織機。
  11. キャリアは、ひとまとめにした糸玉を少なくとも部分的に包むことを特徴とする、請求項9に記載の織機。
  12. キャリアは、プラスチックなどの剛体材料からなることを特徴とする、請求項11に記載の織機。
  13. キャリアは、箔などの可撓性材料からなることを特徴とする、請求項11に記載の織機。
  14. 挿入手段は、一端が開口して杼口に向けられ、他端が圧力媒体を供給する手段に接続可能である細長い管を含むことを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の織機。
  15. 前記圧力媒体は、空気であることを特徴とする、請求項14に記載の織機。
  16. 前記圧力媒体は、水であることを特徴とする、請求項14に記載の織機。
  17. 緯糸は、所定の限定された長さを有し、少なくとも一端が糸玉から突出していることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか1項に記載の織機。
  18. 挿入手段は、糸の中間部分で相互に連結された複数の糸玉状の緯糸を次々と杼口に挿入するように構成されていることを特徴とする、請求項1〜17のいずれか1項に記載の織機。
  19. 前記複数の糸玉状の緯糸は、1本の糸からなることを特徴とする、請求項18に記載の織機。
  20. 前記複数の糸玉状の緯糸は、巻きつけ部に1回以上巻き回されていることを特徴とする、請求項18に記載の織機。
  21. 請求項1〜20のいずれか1項に規定される、経糸で杼口を形成する手段を含み、杼口に緯糸を挿入する挿入手段を杼口の片側または両側に配置した織機において使用されることを特徴とする緯糸。

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