JP2007518132A - エレクトロウェッティング装置 - Google Patents

エレクトロウェッティング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007518132A
JP2007518132A JP2006548536A JP2006548536A JP2007518132A JP 2007518132 A JP2007518132 A JP 2007518132A JP 2006548536 A JP2006548536 A JP 2006548536A JP 2006548536 A JP2006548536 A JP 2006548536A JP 2007518132 A JP2007518132 A JP 2007518132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrowetting device
voltage
variable
voltage waveform
lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006548536A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007518132A5 (ja
JP4754498B2 (ja
Inventor
ステイン カイゥペル
ベルナルドゥス エイチ ダブリュ ヘンドリクス
ヨゼフ イー アウベルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV, Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2007518132A publication Critical patent/JP2007518132A/ja
Publication of JP2007518132A5 publication Critical patent/JP2007518132A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4754498B2 publication Critical patent/JP4754498B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/12Fluid-filled or evacuated lenses
    • G02B3/14Fluid-filled or evacuated lenses of variable focal length
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/004Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements based on a displacement or a deformation of a fluid
    • G02B26/005Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements based on a displacement or a deformation of a fluid based on electrowetting

Abstract

エレクトロウェッティング装置が、可変要素(28)と、その可変要素(28)のための制御システム(11)とを含み、制御システム(11)は、非対称な電圧波形を可変要素に供給するようにされている。

Description

本発明は、エレクトロウェッティング装置、エレクトロウェッティング装置のための制御システム、およびエレクトロウェッティング装置の制御方法に関するものである。
エレクトロウェッティング装置は、典型的には、絶縁層の一方の側に配された第1の電極と、上記の絶縁層の他方の側に配された第2の電極と接触状態にある、メニスカスを有する導電性流体とからなり、これらの電極間への電圧の印加は、絶縁体に対するメニスカスの接触角度の変化による、導電性流体の形状変化を生じさせる。この形状変化は、たとえば、流体を通過する光線の焦点変更に利用することができる。
エレクトロウェッティング装置は、本願出願人の同時係属中の出願の国際公開WO03/069380号に、より詳しく記載されている。この国際公開の開示内容の一節を、以下に付録1として、本明細書の開示の一部として組み込む。
エレクトロウェッティング装置の性能、たとえば可変焦点レンズの性能は、第1の電極と導電性液体との間の絶縁層の帯電により制限されることが多い。この層の帯電は、特定の閾値電圧より高い電圧で生じ得るものであり、電圧の増大および電圧印加の持続時間の増大に伴って増大する。絶縁体の帯電は、レンズの性能を制限し、しばしば生じる不均一な帯電の場合には、レンズの光学的品質が悪化する。さらに、帯電は、絶縁層の寿命を短くし得る。
エレクトロウェッティングは、直流電流(DC)を用いても、交流電流(AC)を用いても、実現することができる。AC動作の利点は、常時なされる極性の反転により、帯電が生じる時間が短くなることである。さらに、極性の反転により、絶縁層内に蓄積してきた電荷を除去することもできる。AC電圧の利用を可能とするためには、その周波数は、導電性液体のメニスカスの力学的な共鳴振動数よりも十分高くされるべきである。そのような場合のみ、メニスカスは静止状態に留まる。
DC動作もAC動作も、現在、エレクトロウェッティングに用いられている。
エレクトロウェッティング装置に伴う第1の問題は、AC動作は、常時変化する極性のために絶縁層の帯電を減少させ得るが、正弦波状のAC動作は、レンズを駆動するのに必要な実効電圧のために、より高いピーク電圧を与える点である。実効電圧は、一般的に、電圧自乗値の時間平均の平方根として定義され、RMS電圧とも呼ばれる。エレクトロウェッティング装置中のメニスカスの接触角度の余弦は、理論上、電極に印加される電圧の自乗値に比例するので、印加される電圧のRMS値は、エレクトロウェッティング装置の動作を記述するのに適切なパラメータである。正弦波状の交流電源の実効電圧は、ピーク電圧よりも低いので、実効電圧が特に高いわけではない場合でも、結果として生じるピーク電圧が問題を生じさせることがある。結果として、高いピーク電圧は、絶縁層の帯電を増大させるか、絶縁体の絶縁破壊を生じさせることすらある。
米国特許出願公開US2001/0017985号は、エレクトロウェッティング装置に、矩形波状の電圧源を適用する形態を開示している。
本発明の1つの目的は、上記の欠点を軽減することである。
本発明の別の1つの目的は、絶縁層の帯電が低減させられたエレクトロウェッティング装置を提供することである。
本発明の第1の側面によるエレクトロウェッティング装置は、可変要素と、その可変要素のための制御システムとを含むものとされ、上記の制御システムが、非対称な電圧波形を可変要素に供給するものとされる。
好ましくは、上記の電圧波形は、実効電圧に対するピーク電圧の比が、21/2未満である波形とされる。
供給される電圧波形は、実質的に直線からなることが好ましい。直線からなるとは、好ましくは、実質的に正方形状および/または長方形状の波形であることを示す。
上記の制御システムは、可変のパルス幅および/または波形高さを与えるものとされてもよい。このパルス幅または波形高さは、電圧波形の正の部分と負の部分との間で異なるものとされてもよい。
ある好ましい形態では、上記の可変要素は可変焦点レンズである。
本発明の発明者が認識している第2の問題は、絶縁層は、たとえば正の電圧において負の電圧よりもずっと速いレートで帯電するものであるかもしれないという問題である。この特性は、通常、絶縁層の種類および液体の種類に依存する。また、特定の極性(たとえば正の極性)について、逆の極性(たとえば負の極性)よりも、絶縁体の表面または内部に蓄積された電荷を除去するのが困難であるかもしれない。
非対称な波形の有利な使用は、上記で述べた驚くべき効果を利用するものである。
ある有利な形態では、実質的に直線からなる電圧波形が、ピーク電圧に実質的に等しい実効電圧を有する。そのような特徴は、ピーク電圧が実効電圧の21/2倍である正弦波と比較して、より有利な特徴である。直線からなる電圧波形は、可変レンズの絶縁層のより少ない帯電を、結果としてもたらす。
制御システムは、好ましくは、電圧波形の正の部分と負の部分とが異なる高さを有するような、非対称な電圧波形を与えるように構成される。制御システムはまた、異なるパルス幅を有する波形の正の部分と負の部分とを与えるように構成されてもよい。
非対称な波形高さおよび/または非対称なパルス幅を有利に付与することは、エレクトロウェッティング装置が、電圧が所与の極性であるときに絶縁層がより強くまたはより速く帯電するような状態を補償することを可能にする。
好ましくは、電圧波形は、可変要素の導電性液体のメニスカスの力学的な共鳴振動数よりもずっと高いが、絶縁体を通じて形成されたコンデンサが充電されるのに十分な時間を与える程度に低い、周波数を有するものとされる。
また、電圧波形は、その周波数を超えると装置により形成されるコンデンサが実質的には充電されなくなるような周波数未満の、周波数を有することが好ましい。実質的に充電されるとは、少なくとも半分充電されることを意味するが、好ましくは少なくとも90%充電されることを意味する。好ましくは、電圧波形は、その周波数未満において装置により形成されるコンデンサが実質的に完全に充電されるような周波数以下の、周波数を有するものとされる。
本発明の第2の側面によれば、エレクトロウェッティング装置用の制御システムが、エレクトロウェッティング装置の可変要素に対して、非対称な電圧波形を供給するように構成される。
本発明の第3の側面によれば、エレクトロウェッティング装置の制御方法が、エレクトロウェッティング装置の可変要素に対して、非対称な電圧波形を供給する工程を含むものとされる。
好ましくは、上記の電圧波形は、実効電圧に対するピーク電圧の比が、21/2未満である波形とされる。
また、上記の波形は、実質的に直線からなるものであってもよい。
上記の電圧波形は、可変のパルス幅および/または高さを有するものであってもよい。
上記の方法は、非対称な電圧波形を供給する工程を含んでいることが好ましく、さらに好ましくは、その非対称な電圧波形は、波形の正の部分および負の部分について、非対称なパルス幅および/または高さを有するものとされる。
上記の方法は、好ましくは、可変要素の絶縁層の帯電を減少させるため、パルス幅および/またはパルス高さを変化させる工程を含むものとされる。この変化は、与えられた可変要素の特定の特徴に基づいて実行される。好ましくは、上記の方法は、有利に低減された絶縁層帯電作用を有する、特定の波形を特定する工程と、その特定の波形を、可変焦点レンズに供給する工程とを含むものとされる。
本発明は、上記の第1の側面に係るエレクトロウェッティング装置を包含する、可変レンズ、可変フィルタ、および/または可変絞りもカバーする。本発明はまた、上記の第1の側面に係るエレクトロウェッティング装置を包含する、画像取込装置もカバーする。本発明はさらに、上記の第1の側面に係るエレクトロウェッティング装置を包含した画像取込装置を、包含する電話もカバーする。
本明細書で述べるあらゆる特徴は、上記の本発明の側面のいずれとも、任意の組合せ方によって組合せ可能である。
本発明のよりよい理解のため、および本発明の実施形態がどのように実現されるかを示すため、以下、例として、添付の図面を参照する。
ここで説明するエレクトロウェッティング装置は、可変焦点レンズを形成するものであり、第1の電極、および第2の電極と接触状態にある導電性流体からなり、第1の電極と導電性流体との間に絶縁層が存在するものである。導電性流体を変形させ、そのレンズ集光特性を変化させるため、電極間に電圧信号が加えられる。より一般化していえば、エレクトロウェッティング装置は、可変要素(この例では可変焦点レンズ)を含んでいる。
通常の正弦波状電圧では、実効電圧に対するピーク電圧の比は21/2である。これより低い比を有する各波形は、導電性流体のメニスカスの特定の位置に対してより低いピーク値を与えるので、絶縁層内の帯電および絶縁破壊の危険性を少なくする。したがって、上記で述べた第1の問題を解決するためには、21/2よりも低い比を有する波形を適用するべきである。最適な波形は、比が1である波形であり、この比は直線からなるまたは矩形状の波について得ることができる。
図6は、実効電圧が等しい正弦波状電圧と矩形波状電圧との違いを示した図である。
上記で述べた第2の問題は、電圧波形を、パルス幅および/または高さの点において非対称にすることによって解決され得る。たとえば、絶縁体が、正の電圧において速く帯電し、負の電圧においてより遅く帯電するものである場合には、正のパルスが負のパルスよりも短いかつ/または高さが低いパルスとされた交流電圧を印加することが、有用であるかもしれない。
図7は、そのような非対称な電圧の例を示している。この例でも、2つの波形(矩形波および正弦波)の実効電圧は等しい。
図8は、図7に示した矩形波を与えるように動作可能な、制御システム11のブロック図の一例を示している。DC/AC変換器310は、可変要素(この図示された実施形態では、流体焦点系328として示されている)に制御電圧を供給する、制御トランジスタ324および326への高圧電源を提供している。電圧源312は、可変抵抗器314および316に、3.3Vの直流電圧を供給する。ここで、可変抵抗器314は正パルス幅調整部314であり、可変抵抗器316は負パルス幅調整部316である。双方の抵抗器は、パルス幅変調器(PWM)318に接続されている。可変抵抗器320は、トランジスタ324を介して正の電圧レベル調整を提供しており、可変抵抗器322は、トランジスタ326を介して負の電圧レベル調整を提供している。トランジスタ324および326は、流体焦点系328に接続される、電圧スイッチを形成する。
図8の形態で実現される正のパルスおよび負のパルスの幅は、可変抵抗器314および316により決定され、それぞれのレベルは、可変抵抗器320および322により設定される。したがって、可変のパルス幅および高さを有する矩形波が、レンズ328および流体焦点系に与えられる。
上記で述べた装置および方法は、可変要素、とりわけ可変レンズ、絞り、フィルタおよびポンプを含むエレクトロウェッティング装置内に、実装することができる。
応用分野は、可変焦点レンズのみならず、可変絞り、可変フィルタ、ディスプレイのセル、エレクトロウェッティングポンプ、エレクトロウェッティングモーター等も包含する。
付録1
以下は、国際公開WO03/069380号の記載内容の一節である。図1から5を参照しているが、これは本明細書に添付の図面の図1から5の参照と同一である。
図1から3は、調節可能レンズの概略的な断面図を示している。
図4は、画像取込装置の概略的な断面図を示している。
図5は、光学走査装置の概略的な断面図を示している。
図1から図3は、可変焦点レンズを示している。この可変焦点レンズは、毛細管を形成する円筒形の第1電極2を有しており、二つの流体を含有する流体チャンバー5を形成するように、透過性前面要素4および透過性後面要素6にてシールされている。第1電極2は、管の内部壁上に適用された導電性コーティングであってもよい。
この実施例において、この2つの流体は、混和性を有さない二つの液体で、シリコーンオイルやアルカンなどの絶縁性第1液体A(以下、オイルと略す)、および塩(えん)溶液を含む水などの導電性第2液体Bで構成されている。この2つの液体は、レンズの機能が向きに依存しないように、つまり、この2つの液体間の重力効果に依存しないように、同一の密度を有するように調整されることが好ましい。これは、上記の塩溶液に適合するようこれらの密度を増加すべく、分子成分を追加することにより改質されてもよい、たとえばアルカンやシリコーンオイルなどの第1液体成分の適切な選択により達成されてもよい。
使用されるオイルの選択に依存して、オイルの屈折率は、1.25〜1.60で変化してもよい。同様に、添加する塩の量に依存して、上記の塩溶液は、1.33〜1.48でその屈折率が変化してもよい。この実施例におけるこれらの流体は、第1流体Aの屈折率が第2流体Bの屈折率よりも高くなるように選択されている。
第1電極2は、典型的には1〜20mmの内半径を有する円筒である。第1電極2は、金属材料で形成され、たとえば、パリレンなどで形成される絶縁層8によりコートされている。絶縁層は、50nm〜100μmの厚みを有し、典型的には、1μm〜10μmである。絶縁層は、流体接触層10でコートされ、これは、流体チャンバーの円筒形壁にて、メニスカスの接触角度のヒステリシス(hysterisis)を減少させている。流体接触層は、好ましくは、DuPont(登録商標)により製造されたテフロン(登録商標)AF1600などのアモルファス性フッ化炭素から形成される。流体接触層10は、5nm〜50μmの厚みを有している。AF1600コーティングは、第1電極2の連続的なディップコーティングにより製造されてもよく、これは、電極の円筒形側面が円筒形電極に実質的に平行であるので、実質的に均一な厚みの均一な材料層を形成する。ディップコーティングは、その軸方向に電極をディッピング溶液に出し入れしつつ、電極を浸漬することにより実行される。パリレンコーティングは、化学蒸着を用いて適用されてもよい。第2流体による流体接触層の濡れ性は、第1電極と第2電極との間に電圧を印加しない場合、メニスカス14と流体接触層10との交点の両側において実質的に同一である。
環状の第2電極12は、流体チャンバーの一端に配置されており、この例では、後面要素に近接している。第2電極12は、電極が第2流体Bに作用するように、少なくとも一部が流体チャンバー内に配置されている。
2つの流体AおよびBは、非混和性であり、メニスカス14により分離された2つの流体の塊に分離する傾向を有する。第1電極と第2電極との間に電圧が印加されない場合、流体接触層は、第2流体Bに対するよりも第1流体Aに対してより高い濡れ性を有する。エレクトロウェッティングに起因して、第2流体Bによる濡れ性は、第1電極と第2電極との間の電圧の印加により変化し、三相ライン(流体接触層10と、第1流体Aと、第2流体Bとの間の接触ライン)におけるメニスカスの接触角度を変化させる傾向にある。こうして、メニスカスの形状は、印加電圧に応じて可変とされる。
ここで、図1を参照する。たとえば、0〜20Vの低い電圧Vを電極間に印加すると、メニスカスは、第1の凹面メニスカス形状をとる。この構造において、メニスカスと流体接触層10との間の初期的な接触角度θは、第2流体Bにおいて測定すると、たとえば、約140°である。第2流体Bの屈折率よりも高い第1流体Aの屈折率に起因して、メニスカスにより形成されたレンズ(ここではメニスカスレンズと呼ぶ)は、この構成において比較的高い負のパワーを有する。
メニスカス形状の凹面の度合いを減少すべく、第1電極と第2電極との間により高い電圧を印加する。ここで図2を参照すると、絶縁層の厚みに依存して、たとえば20〜150Vの中間電圧Vを電極間に印加すると、メニスカスは、図1のメニスカスと比較して増大した曲率半径を有する第2の凹面メニスカスの形状をとる。この構成において、第1流体Aと流体接触層10との間の中間的な接触角度θは、たとえば、約100°である。第2流体Bの屈折率よりも高い第1流体Aの屈折率に起因して、この構成におけるメニスカスレンズは、比較的低い負のパワーを有する。
凸状のメニスカス形状を生成するため、さらに高い電圧を、第1電極と第2電極との間に印加する。ここで図3を参照すると、相対的に高いたとえば150〜200Vの電圧Vを電極間に印加すると、メニスカスは、凸状のメニスカス形状をとる。この構成において、第1流体Aと流体接触層10との間の最大の接触角度θは、たとえば、約60°である。第2流体Bの屈折率よりも高い第1流体Aの屈折率に起因して、この構成におけるメニスカスレンズは、正のパワーを有する。
図3の構成を達成することは、比較的高いパワーを用いて可能であるが、実用的な実施例においては、上述のレンズを含む装置は、上述の範囲の低いパワーおよび中間パワーのみを使用するように適用されることが好ましい。つまり、印加される電圧は、絶縁層における電界強度が20V/μm未満となるように制限されることが好ましく、過剰な電圧は、流体接触層の帯電を引き起こし、したがって、流体接触層の劣化を引き起こすので使用されない。
さらに記すると、初期的に低い電圧の構成は、それら表面張力に依存した液体AおよびBの選択に応じて変化する。より高い表面張力を有するオイルを選択することにより、および/または表面張力を減少させるエチレングリコールなどの成分を上記の塩溶液に添加することにより、初期的な接触角度は、減少させられる。この場合、レンズは、図2に示したレンズに対応した低い光学パワーの構成をとってもよく、図3に示したレンズに対応した中間パワーの構成をとってもよい。いずれにしても、上述の低いパワーの構成は、メニスカスが凹面であるように残存しており、過剰な電圧を用いることなく、比較的広いレンズパワーの範囲を生成することができる。
上述の例において、第1流体Aは、第2流体Bよりも高い屈折率を有しているが、第1流体Aは、第2流体Bよりも低い屈折率を有していてもよい。たとえば、第1流体Aは、(過)フッ化オイルであってもよく、これは、水よりも低い屈折率を有している。この場合、アモルファス状のフッ化ポリマーは、好ましくは使用されない。なぜなら、フッ化オイルに溶解する可能性があるからである。代替的な流体接触層は、たとえば、パラフィンコーティングである。
図4は、可変焦点画像取込装置を示しており、本発明の実施例に従ったレンズを有している。図1から3に関連して述べたのと類似の要素が、100ずつ増加した同様の参照番号により設けられており、これら類似の要素の上記の記述は、ここでも当てはまるように捉えられるべきである。
この装置は、複合可変焦点レンズを有しており、このレンズは、円筒形第1電極102、剛性フロントレンズ104および剛性リアレンズ106を有している。2つのレンズおよび第1電極により包囲された空間は、円柱形の流体チャンバー105を形成している。この流体チャンバーは、第1流体Aおよび第2流体Bを保持している。この2つの流体は、メニスカス114に沿って接している。このメニスカスは、第1電極102と第2電極112との間に印加される電圧に依存する、上述の可変パワーのメニスカスレンズを形成している。1つの代替的な実施例では、この2つの流体AおよびBの位置が変更される。
フロントレンズ104は、ポリカーボネートや環状オレフィン共重合体などの高屈折プラスティック製の両凸レンズであって、正のパワーを有している。フロントレンズの表面の少なくとも一つは、所望の初期的な焦点特性を提供するように、非球面である。リアレンズ106は、COC(環状オレフィン共重合体)などの低分散性のプラスティックで形成されており、フィールド・フラットナーとして作用する非球面レンズ表面を含んでいる。リアレンズ要素の他方の表面は、平面、球面または非球面であってもよい。第2電極112は、リアレンズ要素106の屈折表面の周縁に配された環状の電極である。
グレアストップ116およびアパーチャストップ118は、このレンズの前面に加えられる。CMOSセンサアレイなどのピクセル化画像センサ120は、レンズの背面のセンサ平面に配置されている。
電子制御回路122は、無限遠から10cmの物体範囲を提供するように、画像信号の焦点制御処理により得られた焦点制御信号に従って、メニスカスレンズを駆動する。この制御回路は、無限遠への合焦が達成される低い電圧レベルと、より近接した物体に合焦される際のより高い電圧レベルとの間で、印加電圧を制御する。無限遠に合焦する際には、約140°の接触角度を有する凹面メニスカスが生成され、一方、10cmに合焦する際には、約100°の接触角度を有する凹面メニスカスが生成される。
導電性の第2流体、絶縁層および第2電極は、電気コンデンサを形成し、この静電容量は、メニスカスの位置に依存する。静電容量は、常套的な静電容量計を用いて測定され得る。メニスカスレンズの光学的強さは、測定された静電容量値から同定することができる。
このレンズは、低く、ゼロではない電圧が、無限遠の物体にレンズを合焦させる(平行な入射光線)べく印加されるように、妥当な製造許容性の範囲内において、無限遠に合焦する能力を有するように構成される。他方、ゼロの電圧が印加されると無限遠への合焦が生じるようにレンズが構成されている場合、より限定的な製造許容範囲が適用されるべきである。
フロントレンズ要素104は、シールされたユニットを形成するように、内部表面上に第1電極102を保持し、リアレンズ106により閉鎖された管を伴った、単一の構造物として形成されることが好ましい。この第2レンズ要素106は、図4に示したレンズとの関係で拡張されてもよく、レンズ要素106のフラットな後部表面は、レンズの寸法を減少させるためにピクセル化画像センサ120がレンズの下方に配置されるよう、角度付け(好ましくは45°)されたミラー表面により置換されてもよい。
流体チャンバー105は、流体の熱膨張に起因した容量変化を収納すべく膨張チャンバーを設けられてもよい。この膨張チャンバーは、流体チャンバーの壁の一つに配された弾性膜であってもよい。
フロントレンズ104およびリアレンズ106の内部表面は、レンズ材料と第1流体Aおよび第2流体Bとの非適合性を阻止すべく、防護層でコートされてもよい。この防護層は、反射防止特性を有していてもよい。
図5は、光学走査装置に由来する要素を示しており、本発明の1つの実施形態に係るレンズを有している。この装置は、たとえば、二層デジタルビデオレコーディング(DVR)ディスク(たとえば、K.Schep、B.Stek、R.van Woudenberg、M.Blum、S.Kobayashi、T.Narahara、T.Yamagami、H.Ogawa“Format description and evaluation of the 22.5GB DVR disc”、Technical Digest、ISOM2000、千歳、日本、2000年9月5〜8日開催、を参照)などの、光学ディスク206の記録および/または再生用である。この装置は、たとえば、開口数0.85の複合対物レンズを有しており、この対物レンズは、たとえば上述の国際特許出願番号WO01/73775号パンフレットで述べたようなものであって、たとえば405nmの波長で、実質的に平行な光線で構成される入射コリメートビームを、走査されている情報層の平面におけるスポット208に合焦させる、剛性フロントレンズ202および剛性リアレンズ204を含んでいる。
二層DVRディスクにおいて、2つの情報層は、0.1mmおよび0.08mmの深さにあり、したがって、典型的に0.02mmにて分離されている。一つの層から他の層へと合焦しなおす場合、情報層の深さの違いに起因して、補償される必要のある、約200mλの望ましくない球面波面収差が発生する。この補償を達成する一つの方法は、たとえば装置内でコリメータレンズを移動させることにより、比較的高価な機械的なアクチュエーターを使用して、入射ビームのバージェンス(vergence)を変更することである。他の手法は、これも比較的高コストの方法であるが、切換可能な液晶セルを使用することである。
この実施例においては、図1から図3を参照して述べたのと同様の切換可能可変焦点レンズ200が使用される。この実施例においては、ポリジメチル(8〜12%)−フェニルメチルシロキサン共重合体を上述のオイルとして選択し、上述の導電性液体として、塩水溶液を使用する。これらそれぞれの液体は、レンズ200が平面のメニスカスをもって配置されている際において、約1mmの厚みを有している。
この装置は、現在走査されている情報層に依存して、レンズ200の電極に2つの選択された電圧のうちの一つを印加するための、電子制御回路222を有している。一つの配置構成において、0.08mmの深さの情報層の走査中、R=−21.26mmのメニスカスの曲率半径を生成すべく、比較的低い選択された電圧が印加される。他方の配置構成では、0.1mmの深さの情報層の走査中、平面のメニスカス曲率を生成すべく比較的高い選択された電圧が印加される。結果として、波面収差の自乗平均の平方根値は、200mλから18mλへと軽減され得る。ここに記するが、同様の効果は、メニスカス曲率の異なる組合せを用いても達成可能である。なぜなら、レンズパワーの変化のみが必要であるからである。さらに、レンズパワーの差異は、2つの液体の屈折率をより近いものとすることにより、メニスカスのより大きな移動にて達成されてもよい。
記するが、上述の実施例と関連して、上述の電極は、それ自体、好ましく円筒形であるが、その他、たとえば若干円錐形であるような、完全な円筒形から異なる変形した形状も可能である。しかしながら、この円筒形は、実質的に円筒形のままであることが好ましく、具体的には、流体接触層が直線からなる切断面を有する状態のままであることが好ましい。すなわち、この層は、円筒形の軸を含むその円筒形の断面内において、直線のラインを形成することが好ましい。この直線からなる断面は、電極の軸に対して平行であるべきであり、少なくとも10°以内、より好ましくは少なくとも1°以内とされるべきである。円筒形電極は、軸に対して0.1°以内の平行な断面を有する、常套的で安価な管を用いて製造されてもよく、滑らかな内部表面には、種々の層が堆積されてもよい。そのような管を使えることは、本発明に係るレンズに、費用面での利点を与える。流体接触層は、それ自体、完全に線形でなくてもよい。しかしながら、種々の非線形の形状は、半径方向の広がりの差が、電極の軸方向の広がりの1/10未満、より好ましくは1/20未満となるように、制限されることが好ましい。
上述の実施例は、本発明の例示的な例として理解されるべきである。本発明については、さらなる実施例が考えられる。たとえば、第1流体は、絶縁性液体ではなく蒸気で構成されていてもよい。第2流体は、第1流体より小さな表面張力を有する流体であってもよい。その場合、低い印加電圧におけるメニスカスの形状は、凸状となるであろう。
背景技術として含まれている先行技術文献から転載した、調節可能レンズの概略断面図 背景技術として含まれている先行技術文献から転載した、調節可能レンズの概略断面図 背景技術として含まれている先行技術文献から転載した、調節可能レンズの概略断面図 背景技術文献から転載した、画像取込みの概略断面図 背景技術文献から転載した、光学走査の概略断面図 正弦波状および矩形波状の電圧について、ピーク電圧と実効電圧とを示した概略グラフ 正弦波状および非対称な矩形波状の電圧について、ピーク電圧と実効電圧とを示した概略グラフ 本発明に従うエレクトロウェッティング装置の制御システムの概略図

Claims (18)

  1. 可変要素と、
    該可変要素のための制御システムとを含み、
    前記制御システムが、非対称な電圧波形を前記可変要素に供給するようにされていることを特徴とするエレクトロウェッティング装置。
  2. 実効電圧に対するピーク電圧の比が、21/2未満であることを特徴とする請求項1記載のエレクトロウェッティング装置。
  3. 供給される前記電圧波形が、実質的に直線からなることを特徴とする請求項1または2記載のエレクトロウェッティング装置。
  4. 前記制御システムが、可変のパルス幅および/または波形高さを与えるものとされていることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載のエレクトロウェッティング装置。
  5. 前記電圧波形の正の部分と負の部分とが、異なる高さを有していることを特徴とする請求項4記載のエレクトロウェッティング装置。
  6. 前記制御システムが、前記電圧波形の、異なるパルス幅を有する正の部分と負の部分とを与えるようにされていることを特徴とする請求項4または5記載のエレクトロウェッティング装置。
  7. 前記可変要素が、可変焦点レンズであることを特徴とする請求項1から6いずれか1項記載のエレクトロウェッティング装置。
  8. 前記電圧波形が、前記可変要素の導電性液体のメニスカスの力学的な共鳴振動数よりも、ずっと高い周波数を有するものであることを特徴とする請求項1から7いずれか1項記載のエレクトロウェッティング装置。
  9. 前記電圧波形は、所与の周波数未満の周波数を有し、該所与の周波数は、該所与の周波数を超えると、当該装置により形成されるコンデンサが実質的に完全には充電されなくなるような周波数であることを特徴とする請求項1から8いずれか1項記載のエレクトロウェッティング装置。
  10. 請求項1から9いずれか1項記載のエレクトロウェッティング装置を包含する、可変レンズ、可変フィルタ、および/または可変絞り。
  11. 請求項1から9いずれか1項記載のエレクトロウェッティング装置を包含する、画像取込装置。
  12. 請求項1から9いずれか1項記載のエレクトロウェッティング装置を包含した画像取込装置を、包含する電話。
  13. エレクトロウェッティング装置の可変要素に対して、非対称な電圧波形を供給する工程を含むことを特徴とする、該エレクトロウェッティング装置の制御方法。
  14. 前記電圧波形が有する実効電圧に対するピーク電圧の比が、21/2未満であることを特徴とする請求項13記載のエレクトロウェッティング装置の制御方法。
  15. 前記電圧波形が、実質的に直線からなる電圧波形であることを特徴とする請求項13または14記載のエレクトロウェッティング装置の制御方法。
  16. 前記電圧波形が、可変のパルス幅および/または高さを有していることを特徴とする請求項13から15いずれか1項記載のエレクトロウェッティング装置の制御方法。
  17. 前記可変要素の絶縁層の帯電を減少させるため、パルス幅および/またはパルス高さを変化させる工程を含んでいることを特徴とする請求項13から16いずれか1項記載のエレクトロウェッティング装置の制御方法。
  18. 低減された前記絶縁層の帯電作用を有する、特定の波形を特定する工程と、
    該特定の波形を、前記可変焦点レンズに供給する工程とを含んでいることを特徴とする請求項17記載のエレクトロウェッティング装置の制御方法。
JP2006548536A 2004-01-12 2005-01-07 エレクトロウェッティング装置 Active JP4754498B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP04100077 2004-01-12
EP04100077.9 2004-01-12
PCT/IB2005/050095 WO2005069043A1 (en) 2004-01-12 2005-01-07 Electrowetting device

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007518132A true JP2007518132A (ja) 2007-07-05
JP2007518132A5 JP2007518132A5 (ja) 2011-03-17
JP4754498B2 JP4754498B2 (ja) 2011-08-24

Family

ID=34778210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006548536A Active JP4754498B2 (ja) 2004-01-12 2005-01-07 エレクトロウェッティング装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US7446945B2 (ja)
EP (1) EP1706761B1 (ja)
JP (1) JP4754498B2 (ja)
KR (1) KR101158706B1 (ja)
CN (1) CN100485422C (ja)
AT (1) ATE426183T1 (ja)
DE (1) DE602005013352D1 (ja)
WO (1) WO2005069043A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012154978A (ja) * 2011-01-23 2012-08-16 Canon Inc 液体レンズの駆動方法及び液体レンズを用いた撮像装置
US9466247B2 (en) 2011-12-20 2016-10-11 Amazon Technologies, Inc. Driving of electrowetting display device
JP2018525489A (ja) * 2015-08-11 2018-09-06 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングMerck Patent Gesellschaft mit beschraenkter Haftung 材料複合体
WO2021054761A1 (ko) * 2019-09-19 2021-03-25 엘지이노텍 주식회사 광학 기기 및 이의 구동 방법

Families Citing this family (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006064946A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Fuji Photo Film Co Ltd 光学素子、レンズユニット、および撮像装置
JP2006065045A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Fuji Photo Film Co Ltd 光学素子、レンズユニット、および撮像装置
FR2878338B1 (fr) * 2004-11-24 2007-03-02 Varioptic Sa Monture de lentille a focale variable
US8027095B2 (en) 2005-10-11 2011-09-27 Hand Held Products, Inc. Control systems for adaptive lens
JP3952077B1 (ja) 2006-06-06 2007-08-01 オンキヨー株式会社 ホットプラグ信号検出装置、ソース機器およびリピータ機器
US8027096B2 (en) 2006-12-15 2011-09-27 Hand Held Products, Inc. Focus module and components with actuator polymer control
US7813047B2 (en) 2006-12-15 2010-10-12 Hand Held Products, Inc. Apparatus and method comprising deformable lens element
WO2008135922A1 (en) * 2007-05-03 2008-11-13 Koninklijke Philips Electronics N.V. Methods and apparatuses of microbeamforming with adjustable fluid lenses
DE102007051521A1 (de) 2007-10-19 2009-04-23 Seereal Technologies S.A. Dynamische Wellenformereinheit
JP2011510332A (ja) * 2007-12-14 2011-03-31 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ リアルタイム用途のための調整可能なレンズ系
US20090262435A1 (en) * 2008-04-18 2009-10-22 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Optical driving apparatus using electro-wetting and driving method of the same
WO2010129454A1 (en) * 2009-05-03 2010-11-11 Lensvector, Inc. Optical lens having fixed lenses and embedded active optics
US9182521B2 (en) 2010-05-14 2015-11-10 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Liquid meniscus lens including variable voltage zones
US8743467B2 (en) 2010-06-29 2014-06-03 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Lens with conical frustum meniscus wall
US8665526B2 (en) 2010-05-14 2014-03-04 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Arcuate liquid meniscus lens
US8638501B2 (en) 2010-07-27 2014-01-28 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Liquid meniscus lens with convex torus-segment meniscus wall
US8634145B2 (en) 2010-07-29 2014-01-21 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Liquid meniscus lens with concave torus-segment meniscus wall
US8767308B2 (en) 2010-08-23 2014-07-01 Johnson & Johnson Vision Care, Inc Negative add liquid meniscus lens
US8693104B2 (en) 2010-08-24 2014-04-08 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Lens with compound linear-convex meniscus wall
US8767309B2 (en) 2010-09-08 2014-07-01 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Lens with multi-convex meniscus wall
US20120092774A1 (en) 2010-09-27 2012-04-19 Pugh Randall B Lens with multi-segmented linear meniscus wall
WO2012044598A1 (en) 2010-09-27 2012-04-05 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Liquid meniscus lens including gradient thickness dielectric coating
US8687280B2 (en) 2010-09-29 2014-04-01 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Liquid meniscus lens including meniscus wall with microchannels
US8638502B2 (en) 2010-09-29 2014-01-28 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Liquid meniscus lens with non-spherical meniscus wall
US8867141B2 (en) 2011-03-18 2014-10-21 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Lens with multi-concave meniscus wall
JP2015519599A (ja) * 2012-04-16 2015-07-09 パロット 消費電力の少ないエレクトロウェッティング光学装置
KR101942968B1 (ko) 2012-11-20 2019-04-17 삼성전자주식회사 향상된 개구율을 갖는 전기습윤 디스플레이 장치 및 그 구동 방법
CN105659310B (zh) 2013-08-13 2021-02-26 飞利斯有限公司 电子显示区域的优化
WO2015031426A1 (en) 2013-08-27 2015-03-05 Polyera Corporation Flexible display and detection of flex state
TWI655807B (zh) 2013-08-27 2019-04-01 飛利斯有限公司 具有可撓曲電子構件之可附接裝置
WO2015038684A1 (en) 2013-09-10 2015-03-19 Polyera Corporation Attachable article with signaling, split display and messaging features
WO2015100224A1 (en) 2013-12-24 2015-07-02 Polyera Corporation Flexible electronic display with user interface based on sensed movements
EP3087559B1 (en) 2013-12-24 2021-05-05 Flexterra, Inc. Support structures for a flexible electronic component
WO2015100404A1 (en) 2013-12-24 2015-07-02 Polyera Corporation Support structures for a flexible electronic component
WO2015100333A1 (en) 2013-12-24 2015-07-02 Polyera Corporation Support structures for an attachable, two-dimensional flexible electronic device
US20150227245A1 (en) 2014-02-10 2015-08-13 Polyera Corporation Attachable Device with Flexible Electronic Display Orientation Detection
US10261634B2 (en) 2014-03-27 2019-04-16 Flexterra, Inc. Infrared touch system for flexible displays
WO2015183567A1 (en) 2014-05-28 2015-12-03 Polyera Corporation Low power display updates
TWI692272B (zh) 2014-05-28 2020-04-21 美商飛利斯有限公司 在多數表面上具有可撓性電子組件之裝置
US10466468B2 (en) 2014-12-31 2019-11-05 Corning Incorporated Method to separate an emulsion in a liquid lens
WO2016138356A1 (en) 2015-02-26 2016-09-01 Polyera Corporation Attachable device having a flexible electronic component
US10254795B2 (en) 2015-05-06 2019-04-09 Flexterra, Inc. Attachable, flexible display device with flexible tail
WO2020111669A1 (ko) * 2018-11-26 2020-06-04 엘지전자 주식회사 전기습윤소자를 이용한 표면세정장치 및 이의 제어방법
KR20210006794A (ko) * 2019-07-09 2021-01-19 엘지이노텍 주식회사 액체 렌즈 제어 장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001249261A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Canon Inc 光学装置
JP2001249203A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Canon Inc 光学装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6702483B2 (en) * 2000-02-17 2004-03-09 Canon Kabushiki Kaisha Optical element
US6806988B2 (en) 2000-03-03 2004-10-19 Canon Kabushiki Kaisha Optical apparatus
US8558783B2 (en) * 2001-11-20 2013-10-15 E Ink Corporation Electro-optic displays with reduced remnant voltage
US7126903B2 (en) * 2002-02-14 2006-10-24 Koninklijke Philips Electronics N. V. Variable focus lens
JP4739676B2 (ja) 2002-02-20 2011-08-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 表示装置
JP5392591B2 (ja) * 2003-10-08 2014-01-22 リクアビスタ ビー ヴィ エレクトロウェッティング表示装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001249261A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Canon Inc 光学装置
JP2001249203A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Canon Inc 光学装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012154978A (ja) * 2011-01-23 2012-08-16 Canon Inc 液体レンズの駆動方法及び液体レンズを用いた撮像装置
US9466247B2 (en) 2011-12-20 2016-10-11 Amazon Technologies, Inc. Driving of electrowetting display device
JP2018525489A (ja) * 2015-08-11 2018-09-06 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングMerck Patent Gesellschaft mit beschraenkter Haftung 材料複合体
WO2021054761A1 (ko) * 2019-09-19 2021-03-25 엘지이노텍 주식회사 광학 기기 및 이의 구동 방법

Also Published As

Publication number Publication date
WO2005069043A1 (en) 2005-07-28
KR20060124677A (ko) 2006-12-05
DE602005013352D1 (de) 2009-04-30
CN100485422C (zh) 2009-05-06
CN1910480A (zh) 2007-02-07
EP1706761A1 (en) 2006-10-04
ATE426183T1 (de) 2009-04-15
KR101158706B1 (ko) 2012-06-22
EP1706761B1 (en) 2009-03-18
US20070146893A1 (en) 2007-06-28
US7446945B2 (en) 2008-11-04
JP4754498B2 (ja) 2011-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4754498B2 (ja) エレクトロウェッティング装置
JP4662713B2 (ja) 可変フォーカスレンズ
US7978400B2 (en) Electro-wetting apparatus and method of driving electro-wetting apparatus
US7298559B2 (en) Variable focus lens and optical device using the same as well as method of manufacturing variable focus lens
JP2008501140A (ja) 可変焦点レンズ
US20080316610A1 (en) Piezoelectric Variable Focus Fluid Lens and Method of Focusing
JP4894703B2 (ja) エレクトロウエッティング装置とこれを用いた可変焦点レンズ、光ピックアップ装置、光記録再生装置、液滴操作装置、光学素子、ズームレンズ、撮像装置、光変調装置及び表示装置
KR20080029870A (ko) 일렉트로 웨팅 장치와 그것을 사용한 가변초점 렌즈, 광픽업 장치, 광 기록/재생장치, 액적 조작 장치, 광학소자,줌렌즈, 촬상장치, 광변조 장치 및 표시장치
KR20060124670A (ko) 줌 광학 시스템
JP2006520007A (ja) 画像ズーミング方法および装置
JP2005518052A5 (ja)
JP2009505166A (ja) 可変なパワーの素子を有するズームレンズ系
WO2008015164A1 (en) Liquid lens with four liquids
CN1942787A (zh) 具有两种液体的变焦透镜和电子设备
JP2016050951A (ja) 凹型フレネルレンズ及び凹型フレネルレンズの制御方法
Kuiper et al. Zoom camera based on liquid lenses
US20080257435A1 (en) Fluid Displacement Mechanism

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100729

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101028

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101105

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20110128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110525

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140603

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4754498

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250