JP2007518072A - 原子炉の燃料集合体に加わる保持荷重を制限するための方法、及び燃料集合体 - Google Patents

原子炉の燃料集合体に加わる保持荷重を制限するための方法、及び燃料集合体 Download PDF

Info

Publication number
JP2007518072A
JP2007518072A JP2006546223A JP2006546223A JP2007518072A JP 2007518072 A JP2007518072 A JP 2007518072A JP 2006546223 A JP2006546223 A JP 2006546223A JP 2006546223 A JP2006546223 A JP 2006546223A JP 2007518072 A JP2007518072 A JP 2007518072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel assembly
diameter
end piece
bush
centering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006546223A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5341313B2 (ja
JP2007518072A5 (ja
Inventor
ジャン リューク シャンブラン
アンジェロ ビーティー
ギュイ ジェント
Original Assignee
アレヴァ エヌペ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アレヴァ エヌペ filed Critical アレヴァ エヌペ
Publication of JP2007518072A publication Critical patent/JP2007518072A/ja
Publication of JP2007518072A5 publication Critical patent/JP2007518072A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5341313B2 publication Critical patent/JP5341313B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C3/00Reactor fuel elements and their assemblies; Selection of substances for use as reactor fuel elements
    • G21C3/30Assemblies of a number of fuel elements in the form of a rigid unit
    • G21C3/32Bundles of parallel pin-, rod-, or tube-shaped fuel elements
    • G21C3/33Supporting or hanging of elements in the bundle; Means forming part of the bundle for inserting it into, or removing it from, the core; Means for coupling adjacent bundles
    • G21C3/3305Lower nozzle
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C3/00Reactor fuel elements and their assemblies; Selection of substances for use as reactor fuel elements
    • G21C3/30Assemblies of a number of fuel elements in the form of a rigid unit
    • G21C3/32Bundles of parallel pin-, rod-, or tube-shaped fuel elements
    • G21C3/33Supporting or hanging of elements in the bundle; Means forming part of the bundle for inserting it into, or removing it from, the core; Means for coupling adjacent bundles
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C3/00Reactor fuel elements and their assemblies; Selection of substances for use as reactor fuel elements
    • G21C3/30Assemblies of a number of fuel elements in the form of a rigid unit
    • G21C3/32Bundles of parallel pin-, rod-, or tube-shaped fuel elements
    • G21C3/33Supporting or hanging of elements in the bundle; Means forming part of the bundle for inserting it into, or removing it from, the core; Means for coupling adjacent bundles
    • G21C3/3315Upper nozzle
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C5/00Moderator or core structure; Selection of materials for use as moderator
    • G21C5/02Details
    • G21C5/06Means for locating or supporting fuel elements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Control And Safety Of Cranes (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Abstract

【課題】原子炉の運転中に燃料集合体を通り抜ける冷却水の液圧スラストを補償すべく、原子炉の燃料集合体に加わる保持荷重を制限する。
【解決手段】燃料集合体(1)における少なくともひとつの端部片(7)に設けた貫通孔(18)のそれぞれに、燃料集合体のセンタリングピンのための弾性係合ブッシュ(15)を固定する。弾性ブッシュ(15)は、環状の本体を備え、端部片(7)の開口部(18)に固定される部分(15a)と、切れ目(17)によって隔てられた弾性枝部とを具備する。弾性ブッシュ(16)における可撓性の枝部(16)は、そのそれぞれの自由端において、ブッシュの内側方向に突出してなる軸受面(19)を備え、そのため、該部分の直径は燃料集合体におけるセンタリングピンの直径に比べて小さくなっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、原子炉の運転中に燃料集合体を通り抜ける冷却水の液圧スラストを補償すべく、原子炉の燃料集合体に加わる保持荷重を制限するための方法及び装置に関する。
水冷される原子炉、特に加圧水で冷却される原子炉のための燃料集合体であって、燃料棒のクラスタを互いに平行に収容して骨組み内に保持し、燃料集合体の長手軸線方向に対して横切るように配置された端部片にて、端部を閉じるような燃料集合体は知られている。
加圧水型の原子炉の場合には、燃料集合体は一般的に、長い正方形のベースをもった平行六面体の形状であり、軸線方向に、例えば4m以上の長さと、側方向におよそ0.20mの長さを有する。燃料集合体の端部片は正方形の形態であって、運転中の原子炉内において下側部分となり、燃料集合体の第1端部に位置する、片方の端部片は、底部端部片を構成していて、該底部端部片は、その四隅に、炉心の支持板ないし下側炉心板に当接すべく意図された足部を備えている。底部端部片の対角線上に配置される2本の足には、孔が穿設されていて、該孔を用いて、下側炉心板から垂直上方へ突設された、燃料集合体のためのセンタリングピンを受け入れる。燃料集合体が下側炉心板の上に配置されたとき、底部端部片に設けた2つの孔は、下側炉心板の2本のピンに係合し、これらが燃料集合体を孔に対して垂直に位置決めし、下側炉心板を通って水が流れられるようにする。燃料集合体における第2の端部に固定される端部片は、燃料集合体が原子炉の炉心内に位置決めされたときには上側部分に配置され、上部端部片と称されるが、これは、特に、その上面には支持用板バネを備え、上部端部片の正方形である横断面の2つの角部には2つのセンタリング孔を備えている。燃料集合体における上部端部片に設けられるセンタリング孔は、上側炉心板の下側に突設されたセンタリングピンを受け入れるが、上側炉心板は、支持板バネをもった炉心の燃料集合体において、その上側部分に載置されるように意図されている。原子炉のチャンバ内に燃料集合体が導入された後に、炉心の燃料集合体を保持すべく、原子炉における上側板は、炉心の上方に位置決めされ、原子炉設備の上側内部片の下側部分を構成する。原子炉の炉心に配置された燃料集合体の上方に上側炉心板が位置決めされたとき、各燃料集合体の領域に配置された、炉心の上側板にあるセンタリングピンは、燃料集合体の上側端部片におけるセンタリング孔に係合する。
下側炉心板と上側炉心板とにおけるセンタリングピンは、円錐台形状の係合部分と円筒形の部材とを備え、その直径はセンタリング孔の直径に比べてわずかに小さくなっている。従って、センタリングピンは、長手軸線方向に対して垂直な横断方向と、長手方向とについて、燃料集合体の保持を行うものであるが、他方、同時に長手方向の偏位を許容して、可撓性によって変形可能である板バネによって軸線方向に保持される燃料集合体について、運転中の原子炉における偏差のある膨張を吸収する。運転中の原子炉において、原子炉の加圧冷却水は、燃料集合体の長手軸線方向に沿って通り抜け、その結果、燃料集合体に対して垂直上方向への液圧スラストを与えるが、これは荷重として明瞭化し、燃料集合体の構造物に作用して、燃料集合体が軸線方向にわずかに偏位したり、横方向に振動したりする。液圧スラストを補償して、液圧スラストの作用下における燃料集合体に、過大な横方向偏位が生じることを防ぐには、強力な特性をもった板バネを用いることが必要になる。そうした板バネは、燃料集合体の構造物に対して大きな圧縮荷重を加え、極めて強固な骨組みを設けることが必要になり、それらの骨組みは運転中の原子炉において、極めて大きな荷重を受ける。
冷却水の流量の過渡的な状態が時間的に急激に生じる場合には、燃料集合体はさらに振動を生じ、底部端部片は、燃料集合体が板バネのスラスト作用によって押し下げられるとき、下側炉心板に衝突し、そのために、燃料集合体を長期にわたって原子炉内で使用したとき、摩耗と損傷とを生じさせる。
従って、燃料集合体を通り抜ける冷却水の液圧スラストを補償するために、燃料集合体に作用させる保持荷重については、これを可能な限り制限することが必要になる。
FR−A−2,479,535号が提案している装置は、原子炉の燃料集合体に加わる軸線方向の液圧スラストを制限しようとするもので、燃料集合体の上側部分にある金属支持バネを解消して、過渡的な状態における急激な偏位とそれによる機械的衝撃とを解消する。このために、燃料集合体の端部片には、端部片に対して軸線方向に突出してなる管状のハウジングが固定され、ハウジングは端部片に固定された軸線端部にて閉じられ、その他端においては開かれて、ハウジングの内部にしっかりと係合したセンタリングピンを受け入れる。ハウジングはさらに、端部片の領域に較正された孔を備え、原子炉の運転中に燃料集合体が軸線方向の偏位するとき、較正された孔を流れる水によって、これらの偏位にブレーキをかけて、減衰させる。さらに、ハウジングの内部には、可撓性アームからなる分割ブッシュを設けることも可能であって、アームの内径はセンタリングフィンガの直径に比べてわずかに小さくしておく。
FR−A−2,479,535号
そうした装置は複雑であり、燃料集合体の端部片に対する実質的な改変を必要とする。特に、既存の燃料集合体を改変することは、燃料集合体の構造に加わる圧縮効果を限定し、運転中の燃料集合体に加わる液圧スラストを補償するために、困難である。
従って、本発明の目的によれば、原子炉の運転中に燃料集合体を通り抜ける冷却水の液圧スラストを補償すべく、原子炉の燃料集合体に加わる保持荷重を制限するための方法であって、燃料集合体が、燃料棒のクラスタを互いに平行に収容し、該クラスタを横切る端部片にて燃料棒の端部を閉じる骨組みであって、端部片は冷却水が流れる燃料集合体の長手方向に対して垂直に配置され、それぞれの端部片は、下側コア支持板又は上側コア板に設けられたセンタリングピンを受け入れるべく意図された、少なくとも2つのセンタリング貫通孔を備えてなる燃料集合体を用いる方法であって、該方法は、新品の燃料集合体又は中古の燃料集合体に用いることができ、燃料集合体に加える圧縮力が少ない、弱い特性をもつ板バネを使用可能であり、運転中の原子炉の燃料集合体における偏位や衝撃を制約できる方法を提供することである。
このために、燃料集合体における少なくともひとつの端部片に設けた少なくともひとつのセンタリング孔のための、センタリングピンに摩擦係合する弾性ブッシュを備え、弾性ブッシュは、固定部分を備えた環状部材を備え、固定部分の外径は最大径であり、軸線長さの一部分にわたって、端部片におけるセンタリング孔の直径と少なくとも等しく、固定部分と弾性ブッシュの自由端との間において、弾性ブッシュの全長にわたり、少なくとも2つの軸線方向の開口部によって互いに隔てられた、少なくとも2つの可撓性アームを備え、ブッシュは、センタリング孔の直径に比べて小さい外径を有し、可撓性アームの自由端部分において、ブッシュの半径方向内方に突出した環状支持面であって、その内径がセンタリングピンの直径に比べて小さいような環状支持面と、を備えていて、
・燃料集合体における少なくともひとつの端部片に設けた孔は、弾性ブッシュの固定部分の外径と実質的に等しい直径をもつように構成され、
・弾性ブッシュは、燃料集合体の端部片の孔に固定される。
本発明による特定の実施形態によれば、
・弾性ブッシュを燃料集合体の端部片に固定するために、少なくとも、クリンプ加工、圧延、溶接、又はネジ止めのいずれかを用いていたり、
・弾性ブッシュは、燃料集合体のひとつだけの端部片の貫通孔に固定され、好ましくは底部端部片の貫通孔に固定したり、
・弾性ブッシュは、燃料集合体における上部端部片及び底部端部片のそれぞれの貫通孔に固定したり、
・弾性ブッシュは、その内径が、センタリングピンにおける円筒形の係合部分の直径に比べて大きくなっていて、センタリングピンにおける円筒形の係合部分の直径に対する公差と、燃料集合体の端部片に係合されるべきセンタリングピン同士の間隔とを考慮に入れており、
・ブッシュの内側にある環状の支持面において、センタリングピンに接触するための、楕円形の支持面と円形の支持面とが設けられ、液圧スラストの下で垂直方向に燃料集合体が偏位するとき、センタリングピンの、弾性ブッシュの支持部分に対する接触と摩擦を最適化したりする。
また、本発明によれば、原子炉のための燃料集合体であって、燃料集合体が、燃料棒(5)のクラスタを互いに平行に収容し、該クラスタを横切る端部片にて燃料棒の端部を閉じる骨組みであって、端部片は冷却水が流れる燃料集合体の長手方向に対して垂直に配置され、それぞれの端部片は、下側コア支持板又は上側コア板に設けられたセンタリングピンを受け入れるべく意図された、少なくとも2つのセンタリング貫通孔を備えてなる燃料集合体において、燃料集合体の少なくともひとつの端部片における少なくともひとつの貫通孔に、環状部材を備えた弾性ブッシュが固定され、その固定部分の外径は、最大径において、貫通孔の軸線長さ部分にわたって該貫通孔の直径と少なくとも等しく、固定部分と弾性ブッシュの自由端との間において、弾性ブッシュの全長にわたり、少なくとも2つの軸線方向の開口部によって互いに隔てられた、少なくとも2つの可撓性アームを備え、固定部分の直径に比べて小さい外径をもち、可撓性アームの自由端部分において、ブッシュの半径方向内方に突出した環状支持面であって、その内径がセンタリングピンの直径に比べて小さいような環状支持面と、を備え、端部片の孔に挿入されるべく意図されていることを特徴とする燃料集合体が提供される。
望ましくは、
・貫通孔の直径は以下の方程式によって定められ、すなわち
DD =DB + DI − DC
ここで、DDは、端部片(7)に設けられる貫通孔(18)の孔径、DIは、弾性ブッシュの流れ部分における内径、DBは、ブッシュ(15)における可撓性アーム(16)の外径、DCは、ブッシュ(15)の弾性アーム(16)における内側支持部分の直径、であることを特徴とするか、
・弾性ブッシュの内径は、センタリングピンの直径に比べて大きくなっていて、センタリングピンの直径に対する公差と、燃料集合体の端部片に挿入されるべきセンタリングピン同士の間隔とを考慮に入れていることを特徴とする。
本発明を明瞭に理解できるように、本発明による実施形態と、本発明の方法の実施に用いられる弾性ブッシュとについて、以下、例示的に説明する。
図1は、加圧水で冷却される原子炉における燃料集合体を示していて、符号1にて示された燃料集合体の全体は、下側炉心板2と上側炉心板3との間にて、原子炉の炉心に配置される。
燃料集合体1は骨組みから構成されていて、骨組みは符号4a及び4bなどのスペーサ格子から構成され、燃料集合体の燃料棒5をクラスタ状に保持しており、燃料棒はすべて互いに平行になっていて、スペーサ格子のセルの内部にて横方向に保持され、格子は正方形のメッシュをもった規則的な網状組織に従って配置されている。また、燃料集合体における骨組みは、燃料棒5の長さよりも長い長さの案内棒6を備え、底部端部片7と上側端部片8とは、燃料棒5のクラスタの端部から軸線方向へと突出してなる案内管6の端部に固定されている。
燃料集合体における底部端部片7は、横に配置された正方形の板と、その四隅の領域にて板7に固定的に結合された足部9とから構成される。図1に示すように、燃料集合体1は、足部9を介して、下側炉心板2の上に載っている。正方形の端部片7において、その対角線上にある2本の足部9には孔10が穿設されていて、これらのそれぞれには、炉心支持板2の上面に突設されたセンタリングピン11が挿入されて、その上に燃料集合体が位置決めされ、燃料集合体の2つの足部の孔10に係合しているピン11によって、下側炉心板2上にて燃料集合体を位置決めし、センタリングする。水が流れるための孔は、下側炉心板2に貫通している。原子炉の炉心にある燃料集合体1のそれぞれに対して、一般に4つの水孔が設けられ、底部端部片の横断板の下方に開かれていて、これを通って、較正された水流孔が延在し、原子炉の冷却水をクラスタ状にされた燃料集合体の燃料棒5の間を通して分配させる。
原子炉の炉心に装荷されたとき、正方形の基部をもった平行六面体である燃料集合体1において、これを区画する平坦な垂直面は、隣接して配置され、燃料集合体のスペーサ格子における外周面は実質的に接触する。
また、燃料集合体1の骨組みは、上側端部片8を備え、これは案内管6における上側端部部分に固定されている。図1に示した燃料集合体における上側端部片8は、正方形の断面をもった枠組み8aと、枠組み8aにしっかりと結合された横断板とを備え、これを通って、燃料集合体の冷却水のための孔が延在する。
端部片の対角線上に配置された、正方形8aにおける2つの角部には、2つの孔12が設けられていて、これらはそれぞれ、上側炉心板3が燃料集合体の上方に位置決めされて炉心に装荷されたとき、原子炉の上側炉心板3の下側に突設されたセンタリングピン13を受け入れることを意図している。
枠組み8aの各辺にはそれぞれ、燃料集合体を下側炉心板3の下方に保持すべく、一組の板バネ14が配置されている。組をなす板バネ4のそれぞれは、枠組み8aの角部の領域において、端部片の枠組み8aに固定されていて、4つの板バネが枠組みの2つの角部に固定されるが、これらの角部は、上側炉心板のピン13のために係合孔12が設けられている対角線に対して垂直である、第2の対角線に沿った角部である。
原子炉の炉心に装荷された後、原子炉のチャンバの内部では、下側炉心板の上の所定位置に載置されている燃料集合体のそれぞれにおいて、原子炉機器における上側中間片は、再び炉心の上方に位置決めされ、下側部分においては、上側炉心板に燃料集合体の上側端部片に設けた孔に係合する案内ピンを備える。板バネ14は、機器の上側中間片の重量と、チャンバのカバーを閉じるためのクランプ力とによって圧縮され、圧縮力は、骨組みと燃料棒のクラスタとからなる燃料集合体の構造へと伝達される。
燃料集合体の上にある上側炉心板を支持するには、板バネを用いることが必要であり、というのは、原子炉の温度が運転温度にまで昇温したとき、原子炉の構造物と燃料集合体との間に、偏差的な膨張が生じるためである。偏差的な膨張は、燃料集合体の圧縮バネ14によって吸収される。
原子炉の運転中において、冷却水は燃料集合体の中を極めて高速にて流れるので、燃料集合体は、上方垂直方向への、すなわち冷却水が流れる方向への、液圧スラストにさらされる。液圧スラスト下において、特に原子炉の過渡的な運転状態において、燃料集合体の偏位を可能な限り抑制ないし制限するために、優良な特性をもった板バネ14、すなわち、強い圧縮力を燃料集合体の構造物に伝達できるような板バネが用いられる。優良な特性をもったバネを用いるならば、燃料集合体についての垂直偏位や横振動は制限されないし抑制され、そのため特に、液圧スラストの作用の下で燃料集合体が上昇し終えた後に、下側炉心板上にある燃料集合体の底部端部片に対して、激しい衝撃が加わることが防がれる。
原子炉の炉心の燃料集合体に作用する圧縮力を制限する観点からは、保持バネを補うために、液圧スラストの作用の下にて、燃料集合体の垂直偏位を打ち消す力を発生させることも案出されている。
本発明によれば、液圧スラストを打ち消すように働く圧縮荷重の制限は、燃料集合体の少なくともひとつの端部片における貫通孔の内側にある、下側炉心板又は上側炉心板のうち少なくともひとつのセンタリングピン同士の間に働く機械的摩擦によって発生する。
本発明による方法によれば、新品の燃料集合体又は中古の燃料集合体に対して改変を施して、垂直偏位と、液圧スラスト作用の下にある、原子炉の炉心内の燃料集合体の横振動とを実質的に減少ないし抑制し、一方、これと同時に、燃料集合体に加わる保持荷重を実質的に制限できる。
図2及び図3は、本発明による方法を実施するために、底部端部片の領域において燃料集合体にブレーキをかける手段を示している。
図2は、燃料集合体の底部端部片における足部9の部分を示していて、この足部は原子炉の下側炉心板の上に載置されるものである。
本発明による制限方法においては、底部端部片の足部9に貫通してなる孔の内側に、弾性ブッシュ15を挿入ないし固定して、その内部の孔に、原子炉の下側炉心板に設けたセンタリングピンを受け入れるようにする。
弾性ブッシュ15は、割溝付きのブッシュとして構成されていて、4つの可撓性アーム16は互いに隔てられ、これらを隔てる4つの開口部17については、その軸線方向は、可撓性のブッシュ15の長さにわたる一部分に延びている。
可撓性のブッシュ15は、燃料集合体の底部端部片の足部9に延通してなる孔18について、その内側にある固定部分15aを備える。弾性ブッシュの固定部分15aは、ブッシュ15における片方の軸線端部に配置され、その軸線方向に延びた長さは、例えば弾性ブッシュの全長に対して、10〜20%のオーダーである。ブッシュの残りの部分にわたって、固定部分15aと可撓性アーム16の自由端との間には、弾性アーム16と開口部17とが延びている。
管状のブッシュの外径は、その固定部分15aにおいては、端部片の足部9における上側部分の孔の直径DAと実質的に等しくなっている。
図2及び図3に示すように、端部片の孔18の内側にブッシュは固定される。端部片の足部9に設けた孔18にブッシュ15を固定するには、締り嵌めやクリンプ加工を用いるか、あるいは、端部片の足部9と弾性ブッシュ5とを構成する材料が冶金的に互換性があるならば、溶接によって固定される。
燃料集合体9を構築する場合には、孔18の直径DA、故に弾性ブッシュ15の固定部分15aにおける外径を選択して、下側炉心板の案内ピンの直径を考慮にいれつつ、所定の壁厚をもったブッシュ15を位置決めできるようにする。いずれにせよ、孔18の直径は、案内ピンの直径に比べて大きくて、案内ピンは弾性ブッシュ15の内側に挿入されなければならず、弾性ブッシュは底部端部片の足部9の貫通孔18に固定される。
既存の燃料集合体の場合、つまり例えば、在来タイプの新品の燃料集合体や中古の燃料集合体の場合には、燃料集合体の底部端部片における足部9に孔を穿設して、その直径については、下側炉心板に設けた案内ピンの直径に比べてわずかに大きくなるようにする。その場合には、最適な寸法をもったブッシュ15を位置決めするため、端部片の足部に設けた孔には再ボーリング加工を施して、ブッシュ15をその固定部分15aによって孔の中に固定可能であるような孔18を得る。
ブッシュ15は、弾性アーム16のそれぞれの自由端、つまり、弾性アーム16をブッシュの固定部分15aに結合するための部分から離れた部分において、ブッシュの内側へ向けて半径方向に突出したリム19を備え、4つの弾性アーム16から突出している4つのリムは、不連続ではあるが、実質的には環状である支持部分19を構成している。
把持の状態、従ってブッシュ内にて係合したクランプ指部に働く摩擦力を定める、ブッシュについての幾何学的な特性については、特に、ブッシュにおける弾性アームの外径DBと、ブッシュにおいて弾性ブッシュ15に挿入されるセンタリングピンに対する、環状の形態をもった支持面19の領域における、弾性アームの内径DCと、ブッシュ15において弾性アーム16の自由端部分とは反対側である、孔18の部分の直径DDと、によって定められる。
一般的に、直径DDは直径DAと等しくて、孔18は端部片の足部にわたって一定の直径を有している。しかしながら、ブッシュを固定する領域の直径が、弾性アームを受け入れる部分の直径と異なっているように孔18を形成することも可能である。
弾性アームの支持内径DCは、下側炉心板におけるセンタリングピンの外径と等しいことが必要であり、少ない把持力は、センタリングピンと可撓性ブッシュとの間の垂直方向における、摩擦荷重に従って計算できる。把持力の計算においては、可撓性アームの長さと半径と共に、燃料集合体に対して作用する横振動荷重も考慮に入れる必要がある。
弾性ブッシュ15において、支持部分19以外の部分の内径DIは、下側炉心板に設けたセンタリングピンの直径に比べて大きくなければならず、燃料集合体のセンタリングピンの位置に関する未知の変数が考慮される。
事故的状況にあっても、ブッシュと下側炉心板のセンタリングピンとの間の動きを制限できるように、可撓性アームの外径及び内径に従って、以下の公式を用いて、可撓性アームとは反対側に位置する孔18の部分の直径DDを計算することが可能である。
DD=DB+DI−DC
このように、ブッシュ15において、可撓性アーム16の直径方向の遊びは、センタリングピンがブッシュ15に挿入されたとき、たわんで変形したアームの最大偏位と等しくなっている。支持面19の領域においてなされる、ブッシュ15とセンタリングピンとの間の支持は、可撓性アーム16の自由端に隣接しており、下側炉心板の足部9の支持面に隣接して配置され、センタリングピンのたわみに関して、応力の発生をさらに防ぐ。事故的状況における横応力については、上述の直径DDの計算において選定された値に応じて、可撓性のアーム16は、孔18の内面に対して当接し、センタリングピンは下側炉心板に隣接したセンタリングピンの部分によって保持されているため、センタリングピンはたわむようには促されない。
直径DDを計算してこれが確立したならば、かかる直径DDに応じて、燃料集合体の底部端部片の足部に、孔18を機械加工又は再機械加工する。
燃料集合体に作用する圧縮力を実質的に制限するため、また、燃料集合体を確実に保持するため、燃料集合体の底部端部片と上側端部片との両方の孔に対して、弾性ブッシュを位置決めする必要がある。その場合、下側炉心板の案内ピンの表面と、上側炉心板のピンの表面との両方にて、ブレーキ作用が生じる。
燃料集合体の上側端部片において枠組み8aの孔12に配置される弾性ブッシュの構造及びその取付については述べないが、上側端部片の孔への弾性ブレーキブッシュの取り付けについては、燃料集合体の底部端部片の足部の貫通孔に弾性ブッシュを取り付けるやり方と同じである。
弾性ブッシュ15を作る素材は、高い弾性限界をもち、塑性流動についての敏感性はわずかである。特にニッケル合金、例えば750番合金や、718番合金、マルテンサイト・ステンレス鋼、例えばZ12CN13など、または、チタン又はチタンの合金を用いることができる。燃料集合体の端部片は、一般的には、オーステナイトのステンレス鋼から作られるので、端部片の貫通孔に弾性ブッシュを収縮嵌めで固定することは、いくつかの不都合を生じさせることになり、というのは、ブッシュを構成する弾性材料の膨張係数がオーステナイト鋼の膨張係数に比べて小さいためである。ある種の事例にあっては、弾性ブッシュと端部片との間の結合を溶接によって行うことも可能であると共に好ましい。その他の事例において、弾性ブッシュと端部片との間がねじ込み式の組立体にあっては、弾性ブッシュのねじが緩むことがないように、ねじ込み組立体の固定を行う。
上述したブッシュのような弾性ブッシュによれば、各端部片毎に数百daNの摩擦荷重が得られ、燃料集合体の全体では300〜400daNが得られる。
燃料集合体と燃料集合体のセンタリングピンとの間に、そうした軸線摩擦荷重が得られることで、燃料集合体に作用させるべき圧縮荷重を著しく低く抑えることができる。低減できる圧縮荷重は、50%以上であり、これがため、燃料集合体を軽量な構造物にすることができる。
図5に示すように、ピン11は、センタリングピン11のネジ切り部分に螺合されたナット11’によって下側炉心板2に固定され、センタリングピンは下側炉心板2を延通してなる孔に係合している。
図4Aに示すように、2本のピン11は、下側炉心板2に固定されて、配置されたときの燃料集合体に対して垂直になっており、燃料集合体の底部端部片における2つの孔に係合することができる。
ピン11は、下側炉心板において片側に配置され、その他の2つの流水孔20は、燃料集合体に水を供給して流すためのものである。
図4Aにはさらに、本発明による2つの弾性ブッシュ15を示していて、このブッシュは事前に燃料集合体の底部端部片に係合されていたものであり、また燃料集合体は図4Aに示した位置において下側炉心板の上に載置され、上述の如く、端部片の貫通孔の内部に固定されている弾性ブッシュ15は、ピン11に対して係合する。弾性ブッシュ15を満足できる状態においてピン11に係合させる、すなわち、ピン11に過剰なたわみ荷重を作用させることがないためには、弾性ブッシュが構成され、燃料集合体の端部片に固定されたとき、センタリングピン11の円筒形部分の直径DS(図5参照)に関して許される公差と、センタリングピンの円筒面に最も近くと最も遠くの母線間の距離L1及びL2とに許される公差とを考慮することが必要である。
原子炉の下側炉心板におけるすべてのピンのパターン作成は完了し、パラメータDS,L1,L2についての最大変数偏差が確立された。
それに基づいた計算によって、弾性ブッシュを提供するために不可欠である内径DIが得られた。
前述の如く、ブッシュ15を取り付けるために設けたり再加工したりしなければならない、端部片を貫通する孔の直径DDについても計算によって得られた。
弾性ブッシュ15はさらに、それぞれの燃料集合体について取り付けられ、ブッシュは下側炉心板2におけるピン11に対して中心合わせの準備が出来ると共に、ブッシュを良好にクランプし、その摩擦力によって、燃料集合体に作用する圧縮力を実質的に減少させる。
楕円の支持面をもったブッシュを用いて、ブッシュの向きを合わせることで、図4Bに示すように、これら2つの相いれない目的が調和して、弾性ブッシュ15が配置されている対角線に対して垂直な方向に、より強固なクランプが得られる。
従って、本発明によれば、必要な保持力が得られ、また、燃料集合体の構造物に作用する圧縮力は減少して、このため簡単かつ効率的に、軽量な燃料集合体の構造を用いることができるようになる。
本発明は図示した実施形態に限定されるものではない。
従って、弾性ブッシュは、上述したのとは異なるタイプのものでも良く、弾性ブッシュは、燃料集合体の垂直偏位にブレーキをかける任意のその他の手段に関連していても良い。
本発明は、水冷式のあらゆるタイプの原子炉に適用できる。
図1は、運転中の加圧水型原子炉における燃料集合体を示した斜視図であって、原子炉の炉心における下側炉心板と上側炉心板とを示している。 図2は、本発明による方法を実施した場合について、燃料集合体の端部片に取り付けられた弾性ブッシュを示した軸線断面図である。 図3は、図2の線3−3に沿っての断面図である。 原子炉の下側炉心板におけるセンタリングピンを示した上面図であって、これらのピンは、燃料集合体の底部端部片に設けた2つの弾性ブッシュに挿入されており、図4Aは、第1の構成変形例に関する。 原子炉の下側炉心板におけるセンタリングピンを示した上面図であって、これらのピンは、燃料集合体の底部端部片に設けた2つの弾性ブッシュに挿入されており、図4Bは第2の構成変形例に関する。 図5は、原子炉の炉心における下側支持板に設けたセンタリングピンを示した一部破断正面図である。

Claims (9)

  1. 原子炉の運転中に燃料集合体(1)を通り抜ける冷却水の液圧スラストを補償すべく、原子炉の燃料集合体(1)に加わる保持荷重を制限するための方法であって、燃料集合体が、燃料棒(5)のクラスタを互いに平行に収容し、該クラスタを横切る端部片(7,8)にて燃料棒の端部を閉じる骨組みであって、端部片は冷却水が流れる燃料集合体の長手方向に対して垂直に配置され、それぞれの端部片(7,8)は、下側コア支持板(2)又は上側コア板(3)に設けられたセンタリングピン(11,13)を受け入れるべく意図された、少なくとも2つのセンタリング貫通孔(10,12)を備えてなる燃料集合体に対して使用される上記方法において燃料集合体(1)における少なくともひとつの端部片(7,8)に設けた少なくともひとつのセンタリング孔のための、センタリングピン(11,13)に摩擦係合する弾性ブッシュ(15)を備え、弾性ブッシュは、固定部分(15a)を備えた環状部材を備え、固定部分の外径は最大径であり、軸線長さの一部分にわたって、端部片(7,8)におけるセンタリング孔(10,12,18)の直径と少なくとも等しく、固定部分(15a)と弾性ブッシュ(15)の自由端との間において、弾性ブッシュ(15)の全長にわたり、少なくとも2つの軸線方向の開口部(17)によって互いに隔てられた、少なくとも2つの可撓性アーム(16)を備え、ブッシュの一部分は、センタリング孔の直径に比べて小さい外径を有する可撓性アーム(16)と、可撓性アーム(16)の自由端部分において、ブッシュ(15)の半径方向内方に突出した環状支持面(19)であって、その内径がセンタリングピン(11,13)の直径に比べて小さいような環状支持面と、を備え、燃料集合体(1)における少なくともひとつの端部片(8,9)に設けた孔(10,12,18)は、弾性ブッシュの固定部分(15a)の外径と実質的に等しい直径をもつように構成され、弾性ブッシュ(15)を、少なくともひとつの端部片(7,8)の孔に固定することを特徴とする方法。
  2. 弾性ブッシュ(15)を燃料集合体の端部片(7,8)に固定するために、少なくとも、クリンプ加工、圧延、溶接、又はネジ止めのいずれかを用いていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 弾性ブッシュ(15)は、燃料集合体のひとつだけの端部片(7,8)の貫通孔(10,12,18)に固定され、好ましくは底部端部片(7)の貫通孔(10,18)に固定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 弾性ブッシュ(15)は、燃料集合体における上部端部片(8)及び底部端部片(9)のそれぞれの貫通孔に固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  5. 弾性ブッシュは、その内径(DI)が、センタリングピン(11,13)における円筒形の係合部分の直径に比べて大きくなっていて、センタリングピンにおける円筒形の係合部分の直径に対する公差と、燃料集合体の端部片に係合されるべきセンタリングピン同士の間隔とを考慮に入れていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
  6. ブッシュ(15)の内側にある環状の支持面において、センタリングピン(11,13)に接触するための、楕円形の支持面と円形の支持面とが設けられ、液圧スラストの下で垂直方向に燃料集合体が偏位するとき、センタリングピン(11,13)の、弾性ブッシュ(15)の支持部分(19)に対する接触と摩擦を最適化することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 原子炉のための燃料集合体であって、燃料集合体が、燃料棒(5)のクラスタを互いに平行に収容し、該クラスタを横切る端部片(7,8)にて燃料棒の端部を閉じる骨組みであって、端部片は冷却水が流れる燃料集合体の長手方向に対して垂直に配置され、それぞれの端部片(7,8)は、下側コア支持板(2)又は上側コア板(3)に設けられたセンタリングピン(11,13)を受け入れるべく意図された、少なくとも2つのセンタリング貫通孔(10,12)を備えてなる燃料集合体において、燃料集合体(1)の少なくともひとつの端部片(7,8)における少なくともひとつの貫通孔(10,12)に、環状部材を備えた弾性ブッシュ(15)が固定され、その固定部分(15a)の外径は、最大径において、貫通孔(10,12)の軸線長さ部分にわたって該貫通孔の直径と少なくとも等しく、固定部分(15a)と弾性ブッシュ(15)の自由端との間において、弾性ブッシュ(15)の全長にわたり、少なくとも2つの軸線方向の開口部(17)によって互いに隔てられた、少なくとも2つの可撓性アーム(16)を備え、固定部分(15a)の直径に比べて小さい外径をもち、可撓性アーム(16)の自由端部分において、ブッシュ(15)の半径方向内方に突出した環状支持面(19)であって、その内径がセンタリングピン(11,13)の直径に比べて小さいような環状支持面と、を備え、端部片の孔に挿入されるべく意図されていることを特徴とする燃料集合体。
  8. 燃料集合体の端部片における貫通孔(10,12,18)の中に固定される弾性ブッシュ(15)の直径は、センタリングピン(11,13)の直径に比べて実質的に大きく貫通孔の直径は以下の方程式によって定められ、すなわち
    DD=DB+DI−DC
    ここで、DDは、端部片(7)に設けられる貫通孔(18)の孔径、DIは、弾性ブッシュの流れ部分における内径、DBは、ブッシュ(15)における可撓性アーム(16)の外径、DCは、ブッシュ(15)の弾性アーム(16)における内側支持部分の直径、であることを特徴とする請求項7に記載の燃料集合体。
  9. 弾性ブッシュ(15)の内径(DI)は、センタリングピン(11,13)の直径に比べて大きくなっていて、センタリングピンの直径に対する公差と、燃料集合体の端部片(8,9)に挿入されるべきセンタリングピン(11,13)同士の間隔とを考慮に入れていることを特徴とする請求項7に記載の燃料集合体。
JP2006546223A 2003-12-22 2004-12-07 原子炉の燃料集合体に加わる保持荷重を低減するための方法、及び、燃料集合体 Expired - Fee Related JP5341313B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0315187 2003-12-22
FR0315187A FR2864326B1 (fr) 2003-12-22 2003-12-22 Procede de limitation des efforts de maintien exerces sur un assemblage de combustible d'un reacteur nucleaire et assemblage de combustible
PCT/FR2004/003142 WO2005071693A2 (fr) 2003-12-22 2004-12-07 Procede de limitation des efforts de maintien exerces sur un assemblage de combustible d'un reacteur nucleaire et assemblage de combustible

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007518072A true JP2007518072A (ja) 2007-07-05
JP2007518072A5 JP2007518072A5 (ja) 2012-10-25
JP5341313B2 JP5341313B2 (ja) 2013-11-13

Family

ID=34630463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006546223A Expired - Fee Related JP5341313B2 (ja) 2003-12-22 2004-12-07 原子炉の燃料集合体に加わる保持荷重を低減するための方法、及び、燃料集合体

Country Status (11)

Country Link
US (1) US7577229B2 (ja)
EP (1) EP1697947B1 (ja)
JP (1) JP5341313B2 (ja)
KR (1) KR101216980B1 (ja)
CN (1) CN100568402C (ja)
AT (1) ATE372579T1 (ja)
DE (1) DE602004008802T2 (ja)
ES (1) ES2289583T3 (ja)
FR (1) FR2864326B1 (ja)
WO (1) WO2005071693A2 (ja)
ZA (1) ZA200605110B (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100896799B1 (ko) * 2007-10-09 2009-05-11 한국원자력연구원 피복관과 봉단마개 사이에 신축성 부재를 구비한 환형핵연료봉
DE102009047760A1 (de) * 2009-11-12 2011-06-09 Areva Np Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Ermitteln der Verformung eines Brennelementes eines Druckwasserreaktors
KR101081560B1 (ko) * 2010-01-25 2011-11-08 한전원자력연료 주식회사 고정 안정성이 향상된 스프링홈이 형성된 핵연료 집합체용 상단고정체 및 그 제작 방법
EP2839481B1 (en) * 2012-04-17 2017-08-02 Babcock & Wilcox MPower, Inc. Lower end fitting locating pins
US9457443B2 (en) * 2014-02-20 2016-10-04 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Machine locating pin
CN105806599A (zh) * 2014-12-30 2016-07-27 中核武汉核电运行技术股份有限公司 一种抓取工具的载荷保护限制值获取装置及方法
ITUA20163715A1 (it) * 2016-05-04 2017-11-04 Luciano Cinotti Reattore nucleare con elementi di combustibile muniti di condotto di raffreddamento
CN106272175A (zh) * 2016-08-29 2017-01-04 长春理工大学 弹性定位套
KR102059466B1 (ko) 2017-11-09 2019-12-27 한전원자력연료 주식회사 핵연료집합체 상단고정체의 분리·결합 시스템
KR102059464B1 (ko) * 2017-11-09 2019-12-27 한전원자력연료 주식회사 핵연료집합체 상단고정체 락 인서트와 이를 포함하는 핵연료집합체 상단고정체의 분리·결합 시스템
CN112699433A (zh) * 2020-11-16 2021-04-23 西南交通大学 一种用于核反应堆燃料组件抗震分析建模子结构类型进行分类的方法
US11817226B2 (en) * 2021-11-10 2023-11-14 Westinghouse Electric Company Llc Bottom nozzle with protective insert

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02140689A (ja) * 1988-11-22 1990-05-30 Toshiba Corp 燃料集合体
JPH03205590A (ja) * 1989-04-12 1991-09-09 Framatome Et Cogema <Fragema> 原子炉の燃料集合体の下部コネクタに関連した濾板
JPH0755976A (ja) * 1993-08-10 1995-03-03 Nuclear Fuel Ind Ltd 原子炉下部炉心板
JPH11160476A (ja) * 1997-12-01 1999-06-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 原子炉用燃料集合体

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL300112A (ja) * 1962-11-05
US4192716A (en) * 1976-12-27 1980-03-11 Combustion Engineering Inc. Peripheral pin alignment system for fuel assemblies
US4134790A (en) * 1977-04-04 1979-01-16 Combustion Engineering, Inc. Fuel lock down device
US4309251A (en) * 1978-11-13 1982-01-05 Combustion Engineering, Inc. Nuclear fuel assembly holddown apparatus
FR2479535A1 (fr) * 1980-03-26 1981-10-02 Commissariat Energie Atomique Dispositif de limitation des effets de la poussee hydraulique axiale s'exercant sur des assemblages combustibles de reacteurs nucleaires
DE3041937A1 (de) * 1980-11-06 1982-05-27 Bosch-Siemens Hausgeräte GmbH, 7000 Stuttgart Rohrfoermiger reibungsstossdaempfer
US4418036A (en) * 1980-12-16 1983-11-29 Westinghouse Electric Corp. Fuel assembly for a nuclear reactor
JPS61182592A (ja) * 1985-02-05 1986-08-15 ウエスチングハウス エレクトリック コ−ポレ−ション 原子炉の核燃料集合体
US4755351A (en) 1985-02-05 1988-07-05 Westinghouse Electric Corp. Fuel assembly
US6442227B1 (en) * 1999-11-24 2002-08-27 Westinghouse Electric Co. Llc Sleeve assembly for nuclear fuel racks

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02140689A (ja) * 1988-11-22 1990-05-30 Toshiba Corp 燃料集合体
JPH03205590A (ja) * 1989-04-12 1991-09-09 Framatome Et Cogema <Fragema> 原子炉の燃料集合体の下部コネクタに関連した濾板
JPH0755976A (ja) * 1993-08-10 1995-03-03 Nuclear Fuel Ind Ltd 原子炉下部炉心板
JPH11160476A (ja) * 1997-12-01 1999-06-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 原子炉用燃料集合体

Also Published As

Publication number Publication date
FR2864326A1 (fr) 2005-06-24
ES2289583T3 (es) 2008-02-01
ATE372579T1 (de) 2007-09-15
CN100568402C (zh) 2009-12-09
US20070189433A1 (en) 2007-08-16
CN1906703A (zh) 2007-01-31
EP1697947B1 (fr) 2007-09-05
WO2005071693A3 (fr) 2005-10-13
JP5341313B2 (ja) 2013-11-13
KR101216980B1 (ko) 2013-01-02
US7577229B2 (en) 2009-08-18
ZA200605110B (en) 2008-04-30
KR20060129231A (ko) 2006-12-15
FR2864326B1 (fr) 2006-02-24
DE602004008802D1 (de) 2007-10-18
DE602004008802T2 (de) 2008-05-29
EP1697947A2 (fr) 2006-09-06
WO2005071693A2 (fr) 2005-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101216980B1 (ko) 원자로의 연료 조립체에 적용되는 유지부하들을 제한하는 방법 및 연료 조립체
US4703470A (en) Dynamic absorber device for use with disk drives
US3431171A (en) Fuel assembly for nuclear reactors with fuel rods positioned by springs carried by a grid
US6676101B2 (en) Vibration isolation system
EP2119936B1 (en) Apparatuses and methods for damping nuclear reactor components
KR20040111407A (ko) 커플링
JP4898318B2 (ja) 炉内計装案内管支持装置
JP5945077B2 (ja) 可変摩擦ダンパ
JP2007518072A5 (ja) 原子炉の燃料集合体に加わる保持荷重を低減するための方法、及び、燃料集合体
US4012581A (en) Frame-type damping spacer
JP2014160079A (ja) スパイダー状の支持体を有する固定クラスタ、加圧水型原子炉の炉心、及び、核燃料集合体及び固定クラスタを備えた集合体
JP2018523112A (ja) 振動緩和デバイスを含む部品、部品を含む原子炉圧力容器アセンブリ、およびその製造方法
CN104373494B (zh) 一种多自由度金属橡胶阻尼器
CA1083270A (en) Fuel assembly spacer
JP2007298154A (ja) 防振架台ならびに該防振架台に用いられる防振具
EP0971364B1 (en) Fuel assembly for a nuclear reactor
JP5900654B2 (ja) 工作機械の振動低減装置
KR100982299B1 (ko) 핵연료 집합체의 댐퍼 탑재형 지지격자
CN109854672B (zh) 一种双膜片弹簧式的低频隔振器
JP2009085416A (ja) 防振架台ならびに該防振架台に用いられる防振ユニット
JP2007333164A (ja) 動吸振器
JPS5919734A (ja) 振動吸収装置
WO2005047728A1 (en) Vibration isolation system
JP5490518B2 (ja) 燃料集合体
US6026137A (en) Control rod guide tube mounting pin

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100913

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101213

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120305

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120604

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120611

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20120905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130401

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130701

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130729

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees