JP2007515901A - 一方向型qkdシステムの動的安定化 - Google Patents

一方向型qkdシステムの動的安定化 Download PDF

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Abstract

【課題】干渉計が一方向型QKDシステムの一部として用いられることができるように、干渉計を安定化させることに関するシステム及び方法を提供する。
【解決手段】一方向型安定化QKDシステム(10)は、第1QKDステーション(アリス)から第2QKDステーション(ボブ)へシステム内の同一経路越しに移動する制御信号(CS)と量子信号(QS)とを利用する。制御信号は、ボブで検出され、位相バリエーションに対して干渉計のボブ側を安定させるのに用いられる。このシステムは、さらに、ボブに入ってくる光子の偏光を制御する(例えば、スクランブルする)偏光制御ステージ(200)を有している。ボブ側における干渉計の偏光制御と動的位相安定化の組み合わせによって、一方向型QKDシステムの一部として用いられるときに干渉計が安定した動作を取ることができる。

Description

本発明は、量子暗号化に関連しており、その分野で産業上利用可能性を有している。本発明は、特に、一方向型量子鍵配送(QKD)システムに関連している。
量子鍵配送は、「量子チャネル」越しに送信された弱い光信号(例えば、平均で0.1フォトン)を用いて、送信者(「アリス」)と受信者(「ボブ」)との間で、鍵を設定することに関係する。鍵配送の安全性は、不確定状態にある量子系はどれでも測定するとその状態を変えるという、量子力学の原則に基づいている。結果として、量子信号を妨害あるいは測定しようとする盗聴者(「イブ」)は、送信信号にエラーを引き起こしてしまうため、その存在が明らかになる。
量子暗号の一般的な原則は、ベネットとブラッザールの論文(非特許文献1参照)の中で初めて発表された。具体的なQKDシステムは、ベネットの特許文献1(以下、‘410特許と称す)と、ベネットの論文(非特許文献2参照)に記載されている。
QKDを実行する一般的なプロセスは、ボーミスターの著作(非特許文献3参照)に記載されている。QKDプロセス中は、アリスは乱数発生器(RNG)を用いて、基底(「基底ビット」)のためのランダム・ビットと鍵(「鍵ビット」)のためのランダム・ビットとを発生させ、それによって、量子ビットを作り出して(例えば、偏光又は位相符号化を用いて)それをボブに送る。
上述のベネットによる文献は、それぞれいわゆる「一方向」型QKDシステムについて述べている。一方向型QKDシステムとは、アリスが単一光子の偏光又は位相をシステムの一端でランダムに暗号化して、ボブがそれら光子の偏光又は位相をシステムの他端でランダムに測定するものである。非特許文献2に述べられている一方向型システムは、二光束マッハ・ツェンダー干渉計に基づいている。アリスとボブは、干渉計の位相を制御できるように、干渉計システムの各部にアクセスすることが可能である。干渉計は、熱的ドリフトを補償するために、伝送中に量子信号波長の一部内において動的に安定される必要がある。
ギシンの特許文献2(以下、‘234特許と称す)では、偏光や熱ゆらぎを自動補正する、いわゆる「双方向」型QKDシステムについて開示されている。このように、‘234特許の双方向型QKDシステムは、一方向型システムに比べて環境の影響を受けにくい。
米国特許第5,307,410号公報 米国特許第6,438,234号公報 Quantum Cryptography:Public key distribution and coin tossing, Proceedings of the International Conference on Computers、Systems and Signal Processing,Bangalore,India,1984,pp.175−179(IEEE、New York,1984) Quantum Cryptography Using Any Two Non-Orthogonal States, Phys. Rev. Lett. 683121(1992) The Physics of Quantum Information, Springer-Verlag 2001, in Section2.3, pages27-33
QKDに用いられる一方向型干渉計には、重要な問題が2つある。一つは、量子信号偏光の時間差違に関する。ボブに到着したときの量子信号の偏光状態を正確に知る必要があり、それができない場合は信号を変調することと干渉計のバランスを取ることがかなり難しい。もう一つの問題は、干渉計における温度ドリフトに関しており、これによって意図された干渉を破壊する位相変移が生じてしまう。
これらの問題及び一方向型システムに自己補償機能がないことによって、干渉計が一方向型QKDシステムの一部として用いられることができるように、干渉計を安定化させることに関するシステム及び方法が必要である。この必要性は、商業的に利用可能な一方向型QKDシステムの製造・販売において特に高い。
本発明は、量子暗号化分野に関連しており、その分野での産業上の有用性を有している。本発明は、特に、一方向型量子鍵配送(QKD)システムに関連している。本発明は、一方向型QKDシステムに用いられるのに適した干渉計を安定化させてその動作を安定化させる装置及び方法を含んでいる。
下記に詳細に示すように、本発明の一見地は、干渉計内の同一経路を移動する制御信号及び量子信号を利用する一方向型安定化QKDシステムである。干渉計は、第1ループを一方(すなわち、アリス)側に有しており、少なくとも一つのループを他方(すなわち、ボブ)側に有している。干渉計は、ボブの上流側直近に偏光制御ステージを有しており、偏光制御ステージは、干渉計のボブ側に入る光子の偏光状態を短時間で変更するように動作する。一実施例では、干渉計のボブ側はさらに検出ステージを有しており、検出ステージは量子信号と制御信号の両方を検出する。制御信号は、量子信号と同じく3ピーク記号を有しており、干渉計の受け手側(すなわち、ボブ側)を偏光及び位相バリエーションに対して動的に安定化させるのに用いられる。このことは、信号をコントローラに提供する検出ステージによって達成される。コントローラは、次に、渉計ループのボブ側のアーム内の位相器を調整して(例えば、電圧信号を介して)、必要な補償を行う。
一実施例では、安定化信号(例えば、位相器電圧)は、量子信号のための最大設定値を維持するためにディザされる。制御信号からのフィードバックに基づくこの動的安定化プロセスは、量子信号のための干渉計の安定した動作を実現する。
[一方向型QKDのための干渉計安定化]
一方向型QKDシステム安定化には2つの側面があり、一方は熱的又は機械的に起こされたドリフトの補償に対する干渉計位相安定化であり、他方は偏光バリエーションを制御する偏光制御である。
一方向型QKDシステムにおける偏光不安定問題に取り組むために、システムのボブ側の偏光を制御しようと試みること、あるいはボブの入力側の偏光器を用いることができる。偏光コントローラを用いることは、コストとシステム両方の損失の点から不利であり、偏光器をボブの入力側に置くことは、時間依存的偏光モード分散(PMD)によって、信号偏光がドリフトしていくつかの信号検出不能になる状況を生み出す。
長時間における量子信号の相当な損失を避けるために、下記に詳細に述べられる本発明のQKDシステムの一実施例は、ボブの入力側の偏光器(例えば、偏光ビームスプリッタ150)の前に置かれた偏波スクランブラ(160)を有している。この偏波スクランブラは、ポアンカレ球における偏光ランダム性を確保するようになっている。そのスクランブル・レートは伝送ファイバのPMDの時間変化レートより早く、さらに量子信号検出レートより早い。偏波スクランブラがボブの入力側における偏光ビームスプリッタ組み合わせと組み合わせて用いられると、ボブに対して2つの好ましい実施例が得られる。ボブにおける2干渉計ブランチ(「ループ」)に関する一実施例では、偏波スクランブラは、周知のQKDプロトコルによって要求されると偏光ランダム性を提供し、それによって乱数発生器を不要としている。本発明のQKDシステムの様々な実施形態を下記に詳細に記載する。
[アリス]
図1を参照すると、第1QKDステーション「アリス」を有するQKDシステム10が示されている。アリスは、システムに対する光量子信号QSと光制御信号CSを準備する量子及び制御信号の準備(QCSP)ステージ12を有している。QCSPステージ12は、第1偏波保持(PM)結合器22において、第1光ファイバ・セグメントF1を介して第1ファイバ干渉計20に光学的に連結されている。第1ファイバ干渉計20は第1及び第2アーム24,25を有しており、第1アームは位相変調器PM1を有している。第1及び第2アーム24,25は第2偏波保持結合器26に連結されており、下記に説明するように、第2QKDステーション「ボブ」に接続されたファイバリンクFLにも接続されている。アリスは、量子信号QSと制御信号CSの発生を制御するためにQCSPステージ12に連結されたコントローラCAをさらに有している。アリスのコントローラCAは、乱数発生器(RNG)28を有するか又はそれに連結されており、次に発生器28は位相変調器PM1に連結されている。RNG28は、与えられた鍵交換プロトコルに基づいて、位相変調器状態の所定のグループから位相変調器状態をランダムに選択するのに用いられる乱数を提供する。
[QCSPステージの例]
図2〜図4は、QCSPステージ12の互いに異なる実施形態を示す概略図である。図2に示された実施例を参照すると、QCSPステージ12は、量子信号QSを生成する第1レーザL1を有している。第1レーザL1はコントローラCAに連結されており、さらに可変減衰器(VOA)30にも光学的に連結されている。QCSPステージ12はさらに、制御信号CSを生成する制御レーザCLを有している。制御レーザCLとVOA28は、制御レーザCLからの制御信号CSと第1(量子信号)レーザL1からの量子信号QSを結合する信号マルチプレクサ32に光学的に連結されている。
制御信号CSと量子信号QSが互いに異なる波長を有する場合は、一実施例では、信号マルチプレクサ32は波長分割マルチプレクサ(WDM)結合器からなる。別の実施例では、VOA30は信号マルチプレクサ32の下流に配置される。
図3に示されたQCPSステージ12の実施形態は、図2の実施例と同様であり、量子信号レーザL1が単一光子としての量子信号QSを生成する単一光源36に置き換えられている点だけが異なる。このようにして、量子信号を減衰するためのVOA30はシステムに不要である。
図4に示されたQCSPステージの実施形態は図2のものと同様であるが、単一光パルスP0から制御信号CSと量子信号QSを生成するのに単一レーザL2が用いられる点のみが異なる。このようにして、2つの光ファイバアーム42,43が接続された偏波保持(PM)結合器40にレーザが連結されている。第1アーム42は、VOA30と、偏波保持遅延セクション48とを有している。第1及び第2アームは、PMビーム結合器50を用いて連結されている。
上述のQCSPステージ12の実施形態では、QCSPステージ12の出力は第1干渉計ループ20に送り込まれ、その結果量子信号QSと制御信号CSの両方が第1干渉計ループを通ってファイバリンクFL越しにボブに送られる。
[ボブ]
<2ループの実施形態>
図1を再び参照すると、QKDシステム10におけるボブの第1実施形態は、第1及び第2干渉計ブランチ(「ループ」)130,140(すなわち2つのマッハ・ツェンダー干渉計)を有している。ループ130は、PM結合器136,138によって各端部で連結された2つのファイバセクションから形成されたアーム132,134を有している。同様に、ループ140は、PM結合器146,148によって各端部で連結された2つのファイバセクションから形成されたアーム142,144を有している。
ループ130は、アーム132内に位相器PS1を有しており、他方でループ140はアーム144内に位相器PS2を有している。2つのループ130,140は、それら2つのループの上流に配置された偏光ビームスプリッタ150の各出力ポートP1,P2に連結されている。偏光ビームスプリッタ150の上流には偏波スクランブラ160が配置されている。
各ループは、ボブに入ってくる信号(光子)に用いられる異なる偏光状態を処理する。光子の偏光が何であっても、それら2つのループの一方で終了する。これによって鍵レートが増加するが、システム構成要素の数を2倍にしてしまう。しかし、この2ループ設計は、例えばボブに位相変調器を持たせる必要がないといった有利な点を有している。代わりに、各ループ130,140は一アームに各々位相器PS1,PS2を有しており、位相器は、使用された特別なプロトコルによって要求されると全体的な位相変移を生成するようにチューニングされる。
図1の参照を続けると、ループ130は、PM結合器138に連結された2つの光ファイバセクション176,178を介して検出ステージ172に連結されている。同様に、ループ140は、PM結合器148に連結された2つの光ファイバセクション182,184を介して検出ステージ174に連結されている。次に、各検出ステージはコントローラCBに機能的に連結されており、コントローラCBは位相器PS1,PS2にも連結されてそれらの動作を制御する。図10に関連して下記にさらに詳細に説明するように、各検出ステージは、量子信号QSを検出するための単一光子検出器(SPD)を有している。各SPDのクリックを分析することで、ボブはデータをマップして、標準QKDプロトコルの一つ(例えば、BB84プロトコル)を模倣できる。
図6は、図1のQKDシステム10の別の実施形態の拡大概略図であり、そこでは、ボブの干渉計は、偏光制御ステージ200に連結された光ファイバセクションF2から分岐した2つのブランチ302,304を有している。ブランチ302,304はそれぞれ干渉計ループ130,140を有しており、各ループのアームの一方はそれぞれ位相器PS1,PS2を有している。ブランチ302,304は、ループ130,140にそれぞれ連結された対応関係にある検出ステージ172,174を有している。上述の実施形態と図6で説明されたものとの違いは、偏光ビームスプリッタの代わりに3dBスプリッタが用いられていることである。
<1ループの実施形態>
1ループの実施形態では、偏光問題は2つの方法で解決可能であり、スクランブラ(図7)又は偏光コントローラ(図8)を用いることができる。偏光コントローラを用いると、入ってくる偏光状態は、PMファイバの低速又は高速光軸に対応する固定された(例えば、垂直に又は水平に)偏光状態に変形される。偏光コントローラは、制御又は量子チャンネルからのフィードバック信号を使用する。
図5に示されたQKDシステム10の実施例では、ボブは一つの干渉計(ループ)140とそれに対応すする検出ステージ174のみを有している。この単一ループの実施形態では、ボブは量子信号QSの位相をランダムに変更できる必要がある。これは、ループの一アーム内の位相変調器PM3(波線による輪郭)を用いて(したがって、損失を加えて)、又は比較的損失がない位相器PS2を用いて実行可能である。しかし、ボブは、光子が検出されたときに位相を切り替えることが必要なだけである。安全上の理由(すなわち、パルス当たりの光子数が少ない)及び検出器効率のせいで、光子検出レートは通常はそれほど高くない。
位相器PS2は、下記に述べるように、安定化と、望ましい位相変移の適用の両方のために利用可能である。別の場合、位相変調器PM3が用いられると、使用されたQKDプロトコルに基づいて望ましい位相変移を適用しているために、位相変調器が用いられる一方で、他方のアーム内の位相器PS2はチューニング(安定化)のためにのみ用いられる。一実施例では、位相器PS2はRNG180に連結され、次にRNG180はコントローラCBに連結されている。
図7は、偏波スクランブラ160と偏光ビームスプリッタ150を有する偏光制御ステージ200の実施例の拡大概略図である。図8は、偏光コントローラ204のみを有する偏光制御ステージ200の一実施例の拡大概略図である。
<QKDシステム安定化>
QKDシステム10の安定化は、検出ステージの検出チャンネル検出からのフィードバックを用いることで実現される。制御チャンネル信号CSは、量子信号QSと波長が同じ又は異なる「古典的な」信号であり、システムの干渉計パート内の同一経路をたどる。説明のために、図5のQKDシステム10の単一ループの実施形態が下記において言及される。
制御信号CS(「制御チャンネル」を構成すると言われている)は検出ステージ174のボブにて検出される。制御信号CSの検出は、SPD技術及びゲーティングの使用を必要としない。制御信号は量子信号を用いて時分割多重化され、干渉計安定化に用いられる。制御信号はシステムタイミングにも用いられることができる。この場合、制御信号CSは量子信号QSより先に進み(時間領域で)、機能的に連結された(破線)アリスのコントローラCAとボブのコントローラCB間のコミュニケーションによって実行されるタイミング/同期スキームを引き起こす。安全上の理由のため、アリスの位相変調器PM1は、制御信号CSが送り出されたときには駆動されない。量子信号QS、制御チャンネル信号CS及び量子信号を検出するためにSPDに用いられるゲート信号(パルス)GSのタイミングは、図9のタイミング図に示されている。
[検出ステージ]
図10は、検出ステージ174の概略図であり、図1のQKDシステム10の検出ステージ172と同じである。検出ステージ174は、PM結合器148から伸びてくる各入力ファイバ182,184のための信号デマルチプレクサ300をそれぞれ有している。各デマルチプレクサ300は制御信号出力ファイバ302と量子信号出力ファイバ304を有している。制御信号出力ファイバ302は検出器(すなわち、光検出器)310に連結されており、量子信号出力ファイバ304は単一光子検出器(SPD)312に連結されている。検出ステージの4つの出力(つまり、2つのSPD出力320と2つの光検出器出力322)がコントローラCBに対して設けられている。コントローラCBは、各SPD312において現れる干渉された量子信号IQS内で中央ピークを選出するゲート信号GSを提供する。
コントローラは、さらに、検出器310に到着する2つの多重ピーク型干渉された制御信号ICS1,ICS2を受け取って記憶する。なお、光信号から形成された電気的制御信号は、検出器310の応答時間のために図示されているような理想的な3ピーク構造を有していないかもしれない。統合制御信号ICS1,ICS2の統合信号プロフィール400は、干渉された量子信号IQS1,IQS2の統合信号プロフィールと本質的には同じであり、図11に例示されている。なお、統合信号プロフィール400は、中央ピーク406を囲む2つのサイドピーク402,404を有している。中央ピーク406はマルチパス干渉によって引き起こされている。位相変移及び起こりうる異なるピーク比を除いて、統合制御信号ICS1,ICS2は干渉された量子信号IQS1,IQS1と同じ形(上記参照)を有している。なぜなら、これら信号はQKDシステム10内の同一経路をたどるからである。システム安定化のために制御信号プロフィールを用いることは下記でさらに述べられる。
量子及び制御信号に同じ波長が用いられると、信号デマルチプレクサ300は高速光学的スイッチ又はスプリッタとなり得る。検出器310は、対応する波長用の標準電気通信検出器になり得る。
ボブのビームスプリッタの上流に配置された偏光コントローラ204を用いるには、量子信号QSと制御信号CSが同じ波長を有していることが必要である。ただし、偏波スクランブラ160が用いられる場合は両信号の波長は異なっていても良い。量子信号QSとして、減衰されたレーザ源(図2)又は単一光源(図3)を用いることができる。2つの源(量子信号及び制御信号用)はアリスのコントローラCAによって電子的に遅延可能である。また、2つの信号が異なる波長を有していると、ボブが、量子及び制御信号を分離するために、検出ステージ174(図10)における信号デマルチプレクサ300のための共通WDMフィルタを用いることができる。
量子及び制御信号に用いられる同じ波長は、上述したように、図4の実施形態においても使用可能である。この実施形態では、単一レーザパルスP0は、2つのパルス、すなわち、量子チャンネルに用いられる弱いパルスQSと、制御チャンネルに用いられる強いパルスCSとに分割される。この方法は量子信号と制御信号の間に遅れを必要としており、そのため時間遅れ機構(例えば、ファイバスプール)を要請している。さらに、量子及び制御信号はボブの検出ステージで分離される必要がある。この目的のため、高速光学的スイッチ(通常は損失がありまた高価である)又はスプリッタが採用されることができる。しかし、スプリッタが用いられると、量子信号検出するのに用いられるSPDにおいて雪崩現象が引き起こされる危険がある。
[安定化プロセス]
安定化プロセスでは、干渉計における一定の総位相遅れΦは、統合制御信号ICS1,ICS2に対応するボブの制御信号検出器310でのある特定の信号配送を以下のように仮定する。
ICS1=const1+const3×cos(Φ)
ICS2=const2−const4×cos(Φ)
一定のオフセットは、制御信号検出器のゲーティング(又は高速サンプリング)が無いために、短−短パルス及び長−長パルスから発生する。システムを安定化させるため、統合制御信号ICS1,ICS2の比は一定に保たれる。比の値は信号偏光(分離偏光器の前で測定される)と共には変化しない。このプロセスは、単一ループの実施形態(図5)では検出ステージ174を介して、2ループの実施形態(図1)では検出ステージ172,172を介して、ボブの各ループで実行される。
安定化プロセスでは、位相器電圧Vは最初にスキャンされて、少なくとも2π位相変移(図12の一期間)を起こさせる。信号比ICS1/ISC2及びIQS1/IQS2はコントローラCBで位相器PS2の電圧の関数として記録される。電圧変化率は、量子信号IQS1,IQS2について統計的に重要なデータ・サンプルを収集できるように、十分に低くなるべきである。これら比のプロットの例は、図12に示されている。ICS1/ICS2は実線で示され、IQS1/IQS2は破線で示されている。次に、位相器電圧は、量子チャンネル比IQS1/IQS2の極値に(すなわち、最大又は最小値に)調整される。最適化された位相器電圧での対応する比ICS1/ICS2は、ICS1/ICS2曲線上の点500に示されている。この特定の設定値比ICS1/ICS2に対応する位相器電圧が位相器に印加される。図12では、干渉された量子信号比IQS1/IQS2の曲線は、説明のために、統合制御信号比の曲線と同じように描かれている。しかし、実際は、2つの曲線は、統合信号サイドピーク(図1)を妨げる量子信号のゲーティングによって僅かに異なっている。
熱的な又は機械的な効果が2つの干渉計アーム142,144間に位相差を生じさせるので、設定値は図12に示された実線による曲線上を移動する。信号比ICS1/ICS2を固定状態に保つため、双方向矢印480で示された高速ディザリングがフィードバック・ループ内で実行される。つまり、印加された僅かな程度の小さな位相器電圧ステップについて、比ICS1/ICS2は測定され、このデータはコントローラCBに保存される。次に、設定値に対応する電圧が位相器に印加される。このフィードバック・ループの時定数は、干渉計アームの熱又は機械的なドリフトに関連した時定数に比べて小さくなるべきである。
一実施例では、これは、曲線IQS1/IQS2上の最大値に対応する点500を特定し、次に、点500における比ICS1/ICS2の値に基づいて位相器電圧Vを維持することで実現されたものであり、干渉された量子信号比IQS1/IQS2の最大値をトラックしようとすることで実現されるのではない。この理由は、干渉された強い制御信号パルス比を測定する方が、単一光子を検出することに依存する干渉された量子信号比を測定するよりも遙かに簡単だからである。
[量子及び制御波長]
好ましい実施形態では、制御チャンネル及び量子チャンネルは、波長同士が十分に接近しており位相ウォークオフを防止している。量子及び制御信号(チャンネル)に同一の波長を採用しているこの実施形態では、干渉計温度安定化の問題はない。
図11を再度参照すると、一方向型システムの性質によって、ボブにおける干渉信号は時間で分離された3つのピーク402,404及び406から構成されている。到着した第1光子(ピーク402)は、ボブ及びアリスの両半ループにおいて最短ルートを選択したものである。到着した最終光子(ピーク406)は、ボブ及びアリスの両半ループにおいて最長経路を選択したものである。「短+長経路」をとった光子は中間に到着し(ピーク404)、これらの光子は干渉して大きなピークを形成するので重要である。
SPD312は干渉信号ピーク同士を互いに区別することができることが必要なので、ピーク分離はゲート・ピリオドより大きな必要がある。(例えば、Tgate=2nsはQKDシステムに対して十分なゲート・タイムである)。このように、安全ピーク分離距離は時間領域で〜5nsであり、又は光ファイバの長さの点からは、ΔL=L−S=1mである。ここで、Lは半干渉計の長い方のアームの長さであり、Sは短い方のアームの長さである。
さらに、干渉計ループは、ボブとアリスで同一であり(長さにおいて)、ボブとアリスは熱的にΔT内に安定している、と推定可能である。さらに、λQとλsは量子及び制御信号波長に対応している。
ボブ又はアリスにおける温度がΔT(℃)分ドリフトすると、物理的経路差が概ね10-5×ΔT×ΔL分変化する(1.6×10-5は、標準単一モード光ファイバについての度-1単位での線熱膨張係数である)。波長の単位については、これは量子及び制御チャンネルに対してそれぞれ(10-5×ΔT×ΔL)/λQ及び(10-5×ΔT×ΔL)/λsとなる。位相については、これらの式は、それぞれ、[(2π)(10-5×ΔT×ΔL)/λQ]及び[2π×(10-5×ΔT×ΔL)/λs]ラジアンとなる。正確にするためには分散を考慮に入れなければならないが、分散の寄与は相対的に無視し得る。
したがって、2つの信号の位相差Δφは、δ(Δφ)=[(2π)(10-5×ΔT×ΔL)/λQ]−[(2π)(10-5×ΔT×ΔL)/λs]分変化する。これは(2π)(10-5×ΔT×ΔL)(Δλ/λQλs)であり、Δλ=(λs−λQ)である。Δλ<<λs(又はλQ)であるため、最後の式はδ(Δφ)=(2π)(10-5×ΔT×ΔL)(Δλ/λ2)と書き換えることができる。そこでは、λはλs又はλQに置き換えられる。
干渉計の視認性は26dBより良いと推定される(これは十分に実際的な推定である)と、量子レーザの位相は指定値(0又はπ)のΔφQ〜3°(又は0.05ラジアン)内に入るように制御される必要がある。制御レーザ位相が完全に正確に制御され得ると推定するならば、このことはδ(Δφ)<δφQ又は(2π)(10-5×ΔT×ΔL)(Δλ/λ2)<δφQであることを示唆するだろう。
このようにして、レーザ波長は以下の基準を満たすことになる。
Δλ<(λ2)(δφQ)/(2π)(10-5×ΔT×ΔL)であり、これは温度制御の正確さに反比例する。これは、例えば、温度がQKDシステムの両端において0.1℃内に制御されている場合は、量子及び制御信号を生成するのに使われる2つのレーザが約5nmだけ離されるべきであることを示唆する。
以上、本特許出願は、2003年12月22日に出願された、米国特許出願第60/531,724号から、優先権を主張するものである。
図1は、本発明の安定化された一方向型QKDシステム図の概略図である。 図2は、図1の量子及び制御信号の準備(QCSP)ステージの第1実施例の概略図であり、それによって、量子信号と制御信号が同じ又は異なる波長を有することができる。 図3はQCSPステージの第2実施例の概略図であり、図2と同様であるが単一光源を用いている。 図4は、量子信号と制御信号の両方を生成するのに一つのレーザのみが用いられる場合のQCSPステージの第3実施例の概略図である。 図5は、図1と同様の概略図であり、本発明のQKDシステムの別の実施形態を示しており、そこでは、ボブが一つのアーム内に位相器を有する単一干渉計ループを含んでおり、さらに位相器は乱数発生器(RNG)に連結されている。 図6は、図5に開示されたQKDシステムの別の実施形態の拡大概略図であり、そこでは、ボブの干渉計は2つのアームをそれぞれ有する2つのブランチを含んでおり、位相器は一方のアーム内で、オプションの位相変調器は他方のアーム内でRNGに連結されている。 図7は、組み合わせて用いられる偏波スクランブラ及び偏光ビームスプリッタを含む偏光制御ステージの実施例の拡大概略図である。 図8は、偏光コントローラのみを有する偏光制御ステージの実施例の拡大概略図である。 図9は、時間軸(t)における量子信号,制御信号及びゲート信号の相対的なタイミングを示すタイミング図である。 図10は、検出ステージの実施例の概略図であり、そこでは、異なる波長が量子及び制御信号に用いられており、その結果生じる3つのピーク信号パターンを示している。 図11は、制御及び量子信号用検出ステージの各アームで検出された干渉された制御信号及び干渉された量子信号の時間t信号パターンに対する3つのピーク強度Iのプロットである。 図12は、QKDシステム安定化手順を描写する、2つ検出器ブランチに対応する2つの干渉された制御信号の比(ICS1/ICS2)のプロットである。そこでは、実線による曲線が干渉された制御信号比に対応しており、破線の曲線が干渉された量子信号比(IQS1/IQS2)に対応している。さらに、垂直線は、制御電圧を位相器に合わせるコントローラによって補償される2つの曲線の相対位置を示している。
図面に描かれた様々な構成は単に代表的なものであり、必ずしも実寸通りに描かれていない。強調された部分もあれば、縮小された部分もありえる。これら図面は、当業者にとって理解及び適切な実施が可能な本発明の様々な実施形態を例示することを意図している。

Claims (12)

  1. 一方向型QKDシステム用の干渉計システムであって、
    量子信号と制御信号を発信し、第1干渉計ループを有する第1QKDステーションと、
    光ファイバリンクを介して光学的に前記第1QKDステーションに連結され、第2干渉計ループと、前記干渉計ループの出力部に機能的に連結された検出ステージとを有しており、前記第2干渉計ループは位相器があるアームを有している、第2QKDステーションと、
    前記第2QKDステーションの上流側直近に配置された偏光制御ステージと、
    前記検出ステージと前記位相器に連結されたコントローラと備え、
    前記量子信号及び前記制御信号は、前記第1干渉計ループ、前記光ファイバリンク、前記偏光制御ステージ及び前記第2干渉計ループ内で同一経路を移行し、
    前記制御信号は、前記検出ステージによって検出され、前記コントローラによって、前記第2干渉計ループの位相安定化を実行させるため前記位相器を動的に調整するのに用いられる、
    干渉計システム。
  2. 前記制御信号及び前記量子信号は同じ波長を有している、請求項1に記載の干渉計システム。
  3. 第1干渉計ループを第1QKDステーションに有し、第2干渉計ループを第2QKDステーションに有するQKDシステムを安定化する方法であって、
    制御信号及び量子信号を、前記第1QKDステーションから前記QKDシステムの前記第1及び第2干渉計ループを含む同一経路越しに前記第2QKDステーションに送ること、
    前記第2QKDステーションにおいて第1及び第2干渉された制御信号ICS1,ICS2を検出し、比ICS1/ISC2を計算すること、
    前記第2QKDステーションにおいて、第1及び第2干渉された量子信号IQS1,IQS2を検出し、比IQS1/IQS2の極値を見つけだすこと、
    前記比IQS1/IQS2の前記極値に対応する前記比ICS1/ICS2の値に基づいて、前記第2干渉計ループのアームの位相を調整すること、
    を備えたQKDシステム安定化方法。
  4. 前記第2干渉計の前記アームは電圧によって駆動される位相器を有しており、前記比IQS1/IQS2を一定に維持するために前記電圧をディザリングすることを備えている、請求項3に記載の方法。
  5. 前記量子信号及び前記制御信号は同じ波長を有している、請求項3に記載の方法。
  6. QKDシステムを安定化する方法であって、
    制御信号及び量子信号を、第1QKDステーションから干渉計の同一光学的経路越しに第2QKDステーションに送ること、
    前記第2QKDステーションにおいて第1及び第2干渉された制御信号ICS1,ICS2を検出し、比ICS1/ISC2を計算すること、
    最大量子信号カウントに対応する前記比ICS1/ICS2の値を決定すること、
    当該比を維持するために前記光学的経路の位相を調整すること、
    を備えたQKDシステム安定化方法。
  7. 前記位相を調整することは、前記干渉計のループ内の位相器に対して変動する電圧を与えることを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記最大量子信号カウントは、前記第2QKDステーショにおいて検出された干渉された量子信号の比の最大値によって決定される、請求項6に記載の方法。
  9. 前記量子信号は第1波長を有しており、前記制御信号は第2波長を有している、請求項6に記載の方法。
  10. 前記第1及び第2波長は同一である、請求項9に記載の方法。
  11. QKDシステムを安定化する方法であって、
    制御信号と量子信号を、第1QKDステーションから干渉計の同一の光学的経路越しに第2QKDステーションに送ること、
    前記量子信号の最大カウントを決定するために前記制御信号を用いること、
    前記最大量子信号カウントを維持するために前記制御信号に基づいて前記光学的経路の位相を調整すること、
    を備えたQKDシステム安定化方法。
  12. 前記位相を調整することは、前記光学的経路内の位相器の電圧を調整することを含む、請求項11に記載の方法。
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