JP2007514777A - テガセロッドマレエートの精製 - Google Patents

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Abstract

テガセロッドマレエートの精製方法が提供される。また、単離された化合物及びその調製が提供される。この化合物は、テガセロッドマレエートの純度の分析において、参照マーカー及び参照標準として使用され得る。

Description

発明の分野:
本発明は、テガセロッドマレエート(tegaserod maleate)の精製方法に関する。
発明の背景:
テガセロッドマレエートは、過敏性腸症候群(IBS)の処理のためのアミノグアニジンインドール5HT4アゴニストであり、そしてZelnorm(商標)として市販されている。
テガセロッドマレエートの化学名称は、1−(5−メトキシ−1H−インドール−3−イルメチレンアミノ)−3−ペンチルグラニジンモノマレエートである。
テガセロッドマレエートの化学構造は、次の通りである:
Figure 2007514777
テガセロッドマレエートは、アメリカ特許第5,510,353号及びその同等のEP0505322号(両者における例13)に開示されている。前記’353号特許はまた、無機又は有機酸の存在下でプロトン性溶媒においてインドール−3−カルバルデヒド及びアミノグアニジンを反応することによるテガセロッド塩基の調製を開示する(例2aは、メタノール及び塩酸における反応を記載する)。テガセロッドマレエートについての融点が与えられているが(例13の表1において、190℃)、その調製及び精製についての情報は提供されていない。
’353に記載される方法は、6.17g/モノの分子量を有する、RRT1.06でテガセロッド(TGS’−ダイマー)の不純物を含むテガセロッド遊離塩基を提供している。表1(下記)においては、そのようにして得られたテガセロッド塩基の分析が記載されている。
Figure 2007514777
テガセロッドマレエートを調製するための方法は、2005年4月26日に出願された同時継続出願アメリカ特許出願番号11/115,871号に記載されており、ここで前記方法は、テガセロッドマレエートを沈殿するために、マレイン酸の存在下で、水又は有機溶媒において、N−アミノ−N’−ペンチルグアニジンヨウ酸塩(AGP−HI)と5−メトキシ−1H−ヨード−3−カルバルデヒド(5−MICHO)とを反応せしめることを含んで成るが、但し、他の酸は使用されていない。
発明の要約
1つの態様においては、本発明は、テガセロッドマレエート、及び第1有機溶媒の混合物を一緒にし;無機塩基を添加し;前記反応混合物を、ほぼ室温〜反応混合物のほぼ煮沸温度で、沈殿物を得るための十分な時間、維持し;前記沈殿物と、第2有機溶媒及びマレイン酸とを、水と共に又は水を伴わないで、ほぼ室温〜混合物のほぼ煮沸温度で、沈殿物を得るための十分な時間、一緒にし;そしてテガセロッドマレエートを回収する、ことを含んで成る、テガセロッドマレエートの精製方法に関する。
もう1つの態様においては、本発明は、テガセロッドマレエート、及び第1有機溶媒の混合物を一緒にし;無機塩基及び有機カルボン酸を添加し;前記反応混合物を、ほぼ室温〜反応混合物のほぼ煮沸温度で、沈殿物を得るための十分な時間、維持し;前記沈殿物を、第2有機溶媒及びマレイン酸と共に、水を伴って又はそれを伴わないで一緒にし;前記混合物を、ほぼ室温〜反応混合物のほぼ煮沸温度で、沈殿物を得るための十分な時間、維持し;そしてテガセロッドマレエートを回収する、ことを含んで成る、テガセロッドマレエートの精製方法に関する。本発明の方法により生成されるテガセロッドマレエートは、面積%HPLCによれば約0.02%以下の量のダイマー不純物及びRRT2.01及びRRT0.89での不純物を含む。
もう1つの態様においては、本発明は、下記一般式I:
Figure 2007514777
[式中、Rは、飽和及び不飽和の枝分れ鎖及び直鎖のC1-C4アルカン、C1-C4エーテル、C1-C3アルコール、C6-C10芳香族炭化水素及びアミドから成る群から選択される]
で表される単離された化合物を提供する。好ましくは、Rは、CH2OCH3、 CH2CH=C(CH3)2、 CO-N(CH3)2、 CH3、 C2H5、 C3H7、 ベンゾイルオキシ、 CO-tert-C4H9、 CO-N(C2H5)2、 CH2-CO-N(CH3)2、 CH2-CH2- N(CH3)2、(CH2)2-O-CH3、 (CH2)2-OH、 イソブトキシ、 2, 3-ジ(OH)-プロポキシ 及び アセトキシから成る群から選択される。より好ましくは、Rはメチルである。Rがメチル基である場合、この化合物の化学名称は、ビス−((5−メトキシインドール−3−イル)メチレン)カルボンイミドジヒドラジド塩酸塩であり、そしてこの化合物は、テガセロッドダイマー(TGS−ダイマー)である。
TGS−ダイマーは、1H NMR (500 MHz, DMSO d6) δ(ppm): 11.73 (s, 2H), 8.53 (s, 2H), 7.89 (s, 4H), 7.75 (s, 2H), 7.37 (d, J=8.7 Hz, 2H), 6.87 (d, J=7.9 Hz, 2H), 3.87 (s, 6H)から選択されたデータ;13C{1H}NMR 分析 (125 MHz) δ (ppm): 154.83, 152.03, 146.32, 132.18, 124.76, 112.73, 112.65, 110.48, 104.41, 55.56; 次のデータを示すFAB 質量分光分析: m/z=404.1 ([M-H]+, 100%) 及び IR(KBr) v cm-1: 3385 (N-H), 2944 (C-H), 1641, 1637, 1613 (C=N), 1528, 1485(Car-Car)により特徴づけられる。前記誘導体は、HPLCマーカーとして、又は工程における純度についてのインジケーターとして使用され得る。
さらにもう1つの態様においては、本発明は、下記一般式I:
Figure 2007514777
[式中、Rは、飽和及び不飽和の枝分れ鎖及び直鎖のC1-C4アルカン、C1-C4エーテル、C1-C3アルコール、C6-C10芳香族炭化水素及びアミドから成る群から選択される]
で表される化合物の調製方法を提供し、ここで前記方法は、
a)ジアミノグアニジン・HClを水と共に混合し;
b)下記式II:
Figure 2007514777
[式中、Rは、飽和及び不飽和の枝分れ鎖及び直鎖のC1-C4アルカン、C1-C4エーテル、C1-C3アルコール、C6-C10芳香族炭化水素及びアミドである]
で表される化合物を、添加し;
c)約2〜約3のpHを有する反応混合物が得られるまで、鉱酸を添加し;
d)前記反応混合物を、ほぼ室温〜反応混合物のほぼ煮沸温度で維持して沈殿物を得;そして
e)テガセロッド誘導体を回収する;段階を含んで成る。
好ましくは、Rは、CH2OCH3、 CH2CH=C(CH3)2、 CO-N(CH3)2、 CH3、 C2H5、 C3H7、 ベンゾイルオキシ、 CO-tert-C4H9、 CO-N(C2H5)2、 CH2-CO-N(CH3)2、 CH2-CH2- N(CH3)2、(CH2)2-O-CH3、 (CH2)2-OH、 イソブトキシ、 2, 3-ジ(OH)-プロポキシ 及び アセトキシから成る群から選択される。より好ましくは、Rはメチルである。Rがメチル基である場合、段階b)における化合物の化学名称は、5−メトキシ−1H−インドール−3−カルバルデヒド(MICHO)である。
さらにもう1つの態様においては、本発明は、面積%HPLCによれば約0.02%以下の量の不純物TGS−ダイマーを有するテガセロッドマレエートの結晶形の調製方法を提供し、ここで前記方法は、
a)1又は複数のテガセロッドマレエートのバッチの1又は複数のサンプルを入手し;
b)上記a)のサンプルの個々におけるテガセロッドダイマーのレベルを測定し;
c)上記b)において行われる測定に基づいて、面積%HPLCによれば約0.02%以下のテガセロッドダイマーのレベルを含んで成るテガセロッドマレエートバッチを選択し;そして
d)前記テガセロッドマレエートを結晶形で調製するために上記c)において選択されたバッチを用いる;
ことを含んで成る。
発明の特定の記載
用語“MICHO”とは、本明細書において使用される場合、5−メトキシ−1H−インドール−3−カルバルデヒドを意味する。
用語“TGS”とは、本明細書において使用される場合、テガセロッドを意味する。
用語“TGS−ダイマー”とは、本明細書において使用される場合、ビス−((5−メトキシインドール−3−イル)メチレン)カルボンイミドジヒドラジドを意味する。
本発明は、テガセロッドマレエート、及び第1有機溶媒の混合物を一緒にし;無機塩基を添加し;前記反応混合物を、ほぼ室温〜反応混合物のほぼ煮沸温度で、沈殿物を得るための十分な時間、維持し;前記沈殿物と、第2有機溶媒及びマレイン酸とを、水と共に又は水を伴わないで、ほぼ室温〜混合物のほぼ煮沸温度で、沈殿物を得るための十分な時間、一緒にし;そしてテガセロッドマレエートを回収する、ことを含んで成る、テガセロッドマレエートの精製方法に関する。
好ましくは、第1有機溶媒は、C3-C7エステルである。より好ましくは、第1有機溶媒は、酢酸イソブチル又は酢酸エチルである。
好ましくは、第1有機溶媒及び水の混合物は、1:1の体積比で存在する。
好ましくは、前記混合物は、室温、すなわち約15℃〜約25℃の温度で維持される。
好ましくは、無機塩基は、アルカリ金属の水酸化物又はアルカリ土類金属の水酸化物である。より好ましくは、無機塩基は、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化マグネシウム及び水酸化カルシウムから成る群から選択される。最も好ましくは、無機塩基は、水酸化ナトリウムである。
好ましくは、無機塩基は、水溶液として添加される。あるいは、それは固形物として添加され、そして次に水もまた添加される。
好ましくは、添加される無機塩基の量は、10モル当量である。
好ましくは、反応混合物は、前記温度で約2時間以上、好ましくは約24時間、維持される。
好ましくは、第2有機溶媒は、C1-C8アルコール、C1-C4ケトン、C1-C7エーテル、C3-C7エステル、アセトニトリル、及びジオキサンから成る群から選択される。より好ましくは、第2有機溶媒は、メタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトニトリル、ブタノール、アセトン、ジオキサン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、エチルラクテート及び酢酸エチルから成る群から選択される。最も好ましくは、第2有機溶媒は、酢酸エチルである。
好ましくは、沈殿物と第2有機溶媒及びマレイン酸との組合せは、水の存在下で行われる。
好ましくは、この方法により得られるTGSマレエートは、面積%HPLCによれば約0.02%以下の量のダイマー不純物及びRRT2.01及びRRT0.89での不純物を含む。
本発明の1つの好ましい方法は、次のスキームにおいて示される:
Figure 2007514777
もう1つの態様においては、本発明は、テガセロッドマレエート、及び第1有機溶媒の混合物を一緒にし;無機塩基及び有機カルボン酸を添加し;前記反応混合物を、ほぼ室温〜反応混合物のほぼ煮沸温度で、沈殿物を得るための十分な時間、維持し;前記沈殿物を、第2有機溶媒及びマレイン酸と共に、水を伴って又はそれを伴わないで一緒にし;前記混合物を、ほぼ室温〜反応混合物のほぼ煮沸温度で、沈殿物を得るための十分な時間、維持し;そしてテガセロッドマレエートを回収する、ことを含んで成る、テガセロッドマレエートの精製方法に関する。
好ましくは、酸は約2よりも高いpKaを有する。より好ましくは、酸は、C2-C6有機カルボン酸である。最も好ましくは、酸は酢酸である。
好ましくは、第1有機溶媒は、C3-C7エステル、C1-C8アルコール、C6-C12芳香族炭化水素溶媒、C1-C7アルカン又はC2-C8エーテルである。より好ましくは、第1有機溶媒はエタノールである。
無機塩基は好ましくは、上記の通りである。
好ましくは、第1有機溶媒及び水の混合物は、1:1の体積比である。
好ましくは、酸の添加の後、反応混合物は、約5時間以上、より好ましくは約24時間、前記温度で維持される。
好ましくは、酸の添加の後、混合物は、ほぼ室温で維持される。
好ましくは、沈殿物と第2有機溶媒及びマレイン酸との組合せは、水の存在下で行われる。
好ましくは、沈殿物は、室温〜約85℃、好ましくは約70℃の温度で第2有機溶媒と組合される。
TGSマレエートの回収は、当業者に知られているいずれかの手段、例えば濾過により行われ得る。
得られる生成物は、適切な条件下で乾燥され得る。生成物は好ましくは、約30℃〜約60℃、より好ましくは約45℃の温度で加熱することにより乾燥される。乾燥は好ましくは、低められた圧力、より好ましくは約100mmHg以下の圧力を有する真空下で行われる。
本発明に従っての1つの好ましい工程は、次のスキームで示される:
Figure 2007514777
特に、本発明の方法は特に、TGSダイマー不純物を低めるために適切であり、そしてまた、0.89及び2.01のRRTを有する不純物を低めるためにも適切である。それらの不純物は、最終生成物を変色する傾向がある。
本発明により得られるTGSマレエートは、面積%HPLCによれば約0.02%以下の量のダイマー不純物及びRRT2.01及びRRT0.89での不純物を含む。
表2(下記)は、出発材料の色が工程の最終で消出し、そしてTGS−ダイマーのレベルが%面積HPLCによれば、0.02%以下に低められた2種の例を提供する。
Figure 2007514777
上記に記載される方法に従って調製され、精製されたテガセロッドマレエートは、テガセロッドマレエート結晶形の調製のために使用され得る。
本発明は、下記一般式I:
Figure 2007514777
[式中、Rは、飽和及び不飽和の枝分れ鎖及び直鎖のC1-C4アルカン、C1-C4エーテル、C1-C3アルコール、C6-C10芳香族炭化水素及びアミドから成る群から選択される]
で表される単離された化合物を提供する。
好ましくは、Rは、CH2OCH3、 CH2CH=C(CH3)2、 CO-N(CH3)2、 CH3、 C2H5、 C3H7、 ベンゾイルオキシ、 CO-tert-C4H9、 CO-N(C2H5)2、 CH2-CO-N(CH3)2、 CH2-CH2- N(CH3)2、(CH2)2-O-CH3、 (CH2)2-OH、 イソブトキシ、 2, 3-ジ(OH)-プロポキシ 及び アセトキシから成る群から選択される。より好ましくは、Rはメチルである。Rがメチル基である場合、この化合物の化学名称は、ビス−((5−メトキシインドール−3−イル)メチレン)カルボンイミドジヒドラジド塩酸塩であり、そしてこの化合物は、テガセロッドダイマー(TGS−ダイマー)である。
TGS−ダイマーは、1H NMR (500 MHz, DMSO d6) δ(ppm): 11.73 (s, 2H), 8.53 (s, 2H), 7.89 (s, 4H), 7.75 (s, 2H), 7.37 (d, J=8.7 Hz, 2H), 6.87 (d, J=7.9 Hz, 2H), 3.87 (s, 6H)から選択されたデータ;13C{1H}NMR 分析 (125 MHz) δ (ppm): 154.83, 152.03, 146.32, 132.18, 124.76, 112.73, 112.65, 110.48, 104.41, 55.56; 次のデータを示すFAB 質量分光分析: m/z=404.1 ([M-H]+, 100%) 及び IR(KBr) v cm-1: 3385 (N-H), 2944 (C-H), 1641, 1637, 1613 (C=N), 1528, 1485(Car-Car)により特徴づけられる。
本発明は、下記一般式I:
Figure 2007514777
[式中、Rは、飽和及び不飽和の枝分れ鎖及び直鎖のC1-C4アルカン、C1-C4エーテル、C1-C3アルコール、C6-C10芳香族炭化水素及びアミドから成る群から選択される]
で表される化合物の調製方法を提供し、ここで前記方法は、
a)ジアミノグアニジン・HClを水と共に混合し;
b)下記式II:
Figure 2007514777
[式中、Rは、飽和及び不飽和の枝分れ鎖及び直鎖のC1-C4アルカン、C1-C4エーテル、C1-C3アルコール、C6-C10芳香族炭化水素及びアミドである]
で表される化合物を、添加し;
c)約2〜約3のpHを有する反応混合物が得られるまで、鉱酸を添加し;
d)前記反応混合物を、ほぼ室温〜反応混合物のほぼ煮沸温度で維持して沈殿物を得;そして
e)テガセロッド誘導体を回収する;段階を含んで成る。
好ましくは、Rは、CH2OCH3、 CH2CH=C(CH3)2、 CO-N(CH3)2、 CH3、 C2H5、 C3H7、 ベンゾイルオキシ、 CO-tert-C4H9、 CO-N(C2H5)2、 CH2-CO-N(CH3)2、 CH2-CH2- N(CH3)2、(CH2)2-O-CH3、 (CH2)2-OH、 イソブトキシ、 2, 3-ジ(OH)-プロポキシ 及び アセトキシから成る群から選択される。より好ましくは、Rはメチルである。
Rがメチル基である場合、段階b)における化合物の化学名称は、5−メトキシ−1H−インドール−3−カルバルデヒド(MICHO)である。
好ましくは、酸は、無機酸、例えばHCL, HBr, H3PO4及びH2SO4、又は有機酸、例えばカルボン酸から成る群から選択される。最も好ましくは、酸はHClである。好ましくは、反応混合物は、攪拌しながら、70℃で、約20分〜約1時間、より好ましくは30分間、及び続いて、ほぼ室温で約10〜約14時間、より好ましくは一晩、維持される。
上記方法において使用される式IIの化合物は、市販されている。
次のスキームは、TGS−ダイマーの形成を記載する:
Figure 2007514777
本発明の単離されたTGS−ダイマーは、TGSマレエートのための参照マーカー(純度マーカー)として使用され得る。本発明においては、参照マーカー(純度マーカー)は、主要化合物、例えば活性医薬成分(API)における不純物である化合物である。適切な分析技法による参照マーカーの検出又は定量化は、例えば合成から得られる場合、又はAPIを含む医薬用量形から単離される場合、いずれかにおいても、APIの純度を確立し、そして定義する。ロット開放基準の製造は、大量生成物における参照マーカーの特定の量又は濃度に関して確立され得る。医薬用量形のAPIにおける参照マーカーの検出及び定量化は、医薬用量形の貯蔵寿命の測定として作用することができる。
薬剤製造調査及び開発の当業者は、比較的純粋な状態での化合物がまた、“参照標準”として使用され得ることを理解している。参照標準は、定性的分析のために使用されるのみならず、未知の混合物における参照標準の化合物の量を定量化するために使用される参照マーカーに類似する。参照マーカーは、既知濃度の参照標準の溶液及び未知の混合物が同じ技法を用いて分析される場合、“外部標準”である。(Strobel p. 924, Snyder p. 549, Snyder, L.R.; Kirkland, JJ. Introduction to Modern Liquid Chromatography, 2nd ed. (John Wiley & Sons: New York 1979))。混合物における化合物の量は、検出器応答の大きさを比較することにより決定され得る。引用により本明細書に組込まれるアメリカ特許第6,333,198号も参照のこと。
本発明は、面積%HPLCによれば、約0.02%以下の量のTGS−ダイマーを有するテガセロッドマレエートの結晶形を調製するための方法を提供する。この方法は、十分に低いレベルのTGS−ダイマーを含んで成るテガセロッドマレエートサンプルによる出発を包含する。好ましくは、テガセロッドマレエートサンプルにおけるTGS−ダイマーの量は、面積%HPLCによれば、約0.02%又はそれ以上である。
好ましくは、テガセロッドマレエートは、結晶形で存在する。
本明細書に提供される方法に従って調製された結晶形は、2005年7月28日に公開された同時継続出願US2005/0165085A1号に記載される結晶形、すなわち結晶形A, B, Bl, B2, B3, C, D, E, F, H 及び Jであり得る。
本発明において提供される方法は、
a)1又は複数のテガセロッドマレエートのバッチの1又は複数のサンプルを入手し;
b)上記a)のサンプルの個々におけるテガセロッドダイマーのレベルを測定し;
c)上記b)において行われる測定に基づいて、面積%HPLCによれば約0.02%以下のテガセロッドダイマーのレベルを含んで成るテガセロッドマレエートバッチを選択し;そして
d)前記テガセロッドマレエートを結晶形で調製するために上記c)において選択されたバッチを用いる、ことを含んで成る。
本発明はまた、面積%HPLCによれば約0.02%以下の量でTGS−ダイマーを有する、TGSマレエートの結晶形を含んで成る組成物の調製方法を提供し、ここで前記方法は、
a)TGSマレエート及びTGS−ダイマーを含んで成る組成物を、面積%HPLCによれば約0.02%以下のTGSダイマーを含んで成る組成物が得られるまで、精製し;そして
b)TGSマレエートの結晶形を含んで成る組成物を調製するために、上記a)に起因する組成物を用いる、ことを含んで成る。
本発明において使用され得る、TGSマレエート及びTGS−ダイマーの組成物の精製方法は、上記に記載される方法を包含する。
本発明はさらに、面積%HPLCによれば約0.02%以下の量でTGS−ダイマーを有する、TGSマレエートの結晶形を含んで成る組成物の調製方法を提供する。この方法は、
a)1又は複数のテガセロッドマレエートのバッチの1又は複数のサンプルを入手し;
b)上記a)のサンプルの個々におけるテガセロッドダイマーのレベルを測定し;
c)上記b)において測定されるTGS−ダイマーの量が面積%HPLCにより約0.02%又はそれ以上である場合、TGS−ダイマーの量が約0.02重量%以下になるまで、サンプルを精製し、そしてそのようにして精製されたサンプルからTGSマレエートの結晶形を合成し;又は
d)上記b)において測定されるTGS−ダイマーの量が約0.02重量%以下である場合、段階b)のTGSマレエートからTGSマレエートの結晶形を合成する;
ことを含んで成る。
段階c)における精製は、上記に記載されるTGSマレエートの精製工程に従って行われ得る。
一定の好ましい態様に関して本発明を記載して来たが、他の態様も本明細書の考慮から当業者に明らかに成るであろう。本発明はさらに、本発明の組成物の調製及び使用方法を詳細に記載する次の例により定義される。材料及び方法に対する多くの修飾が本発明の範囲内で実施され得ることは、当業者に明らかであろう。
例1−テガセロッドマレエートの組成物における不純物の決定
HPLCを用いてのテガセロッドマレエートにおける不純物のレベルの決定。HPLC検出条件は、下記表3に記載される通りである。
Figure 2007514777
標準溶液の調製
0.0004mg/mlの最終濃度を有するTGSマレエートの標準溶液の調製。標準溶液は、すぐに調製され、そして注入されるべきである。
サンプル溶液の調製
希釈剤中、約0.4mg/mlの最終濃度を有するTGSマレエートの溶液の調製。標準溶液は、すぐに調製され、そして注入されるべきである。
不純物の検出方法
標準及びサンプル溶液をクロマトグラフィーに注入し、そしてクロマトグラフィーを63分まで続ける。個々の溶液における不純物ピークの領域を、適切な積分器を用いて決定する。希釈場所において出現するピーク、及び検出される場合、RRT1.06を有するピークが積分されるべきである(それは、TGS互変異体として同定される)。
計算
%impi=(impiの面積/impiの平均応答因子×サンプル濃度)×TGS標準の能力
上記計算において、impiは、測定される/検出される不純物を同定する。
例2−酢酸エチル/水におけるテガセロッドマレエートの精製(70℃)
280mlの酢酸エチル/水(1:1)中、10gのTGS−マレエートの混合物に、25.6gのNaOH(47%)を添加し、そして室温に24時間、攪拌した。得られる沈殿物を濾過し、そして210mlの水(3×70ml)により洗浄した。70℃での60mlのEtOAc中、得られる固形物の混合物に、30mlの酢酸エチル/水(95:5)中、3.33gのマレイン酸の溶液を、1/2時間にわたって添加し、同じ温度で、さらに2時間、及び室温で一晩、攪拌した。固形物を濾過し、そして酢酸エチル/水(95:5)により洗浄した(3部分で31.5ml)。45℃での真空オーブン上での15時間の乾燥の後、9.18gのTGSマレエートを、オフホワイト色の粉末として得た(化学的収率:93.36%、純度:99.96%)。
例3−酢酸エチル/水におけるテガセロッドマレエートの精製(室温)
112mlの酢酸エチル/水(1:1)中、4gのTGS−マレエートの混合物に、10.3gのNaOH(47%)を添加し、そして室温に24時間、攪拌した。得られる沈殿物を濾過し、そして84mlの水(3×28ml)により洗浄した。24mlの酢酸エチル中、得られる固形物の混合物に、13mlの酢酸エチル/水(95:5)中、1.33gのマレイン酸の溶液を、1/2時間にわたって添加し、そして一晩、攪拌した。固形物を濾過し、そして酢酸エチル/水(95:5)により洗浄した(3部分で30ml)。45℃での真空オーブン上での15時間の乾燥の後、3.33gのTGSマレエートを、オフホワイト色の粉末として得た(化学的収率:83.25%、純度:99.97%)。
例4−酢酸イソブチル/水におけるテガセロッドマレエートの精製(70℃)
112mlの酢酸イソブチル/水(1:1)中、4gのTGS−マレエートの混合物に、10.3gのNaOH(47%)を添加し、そして室温に24時間、攪拌した。得られる沈殿物を濾過し、そして84mlの水(3×28ml)により洗浄した。70℃での60mlの酢酸エチル中、得られる固形物の混合物に、13mlの酢酸エチル/水(95:5)中、1.33gのマレイン酸の溶液を、1/2時間にわたって添加し、同じ温度で、さらに2時間、及び室温で一晩、攪拌した。固形物を濾過し、そして酢酸エチル/水(95:5)により洗浄した(3部分で31.5ml)。45℃での真空オーブン上での15時間の乾燥の後、2.58gのTGSマレエートを、オフホワイト色の粉末として得た(化学的収率:64.50%、純度:99.98%)。
例5−酢酸によるテガセロッドマレエートの精製
40mlの酢酸エチル/水(3:1)中、1gのTGS−マレエートの混合物に、2.6gのNaOH(47%)、つづいて3.45mlの酢酸を添加し、そして室温に24時間、攪拌した。得られる沈殿物を濾過し、そして30mlの水により洗浄した。8mlの酢酸エチル中、得られる固形物の混合物に、3mlの酢酸エチル/水(95:5)中、0.33gのマレイン酸の溶液を、20分間にわたって添加し、そして一晩、攪拌した。固形物を濾過し、そして酢酸エチル/水(95:5)により洗浄した(3部分で30ml)。45℃での真空オーブン上での15時間の乾燥の後、0.73gのTGSマレエートを、オフホワイト色の粉末として得た(化学的収率:73.00%、純度:99.95%)。
合成方法
例6−TGS−ダイマーの調製
機械攪拌機及び温度計を備えた三ッ首フラスコを、250mlの水中、10gのジアミノグアニジン・HClの混合物、30.70gのMICHO、続いてpH2−3までHCl(37%)により充填した。その混合物を、70℃で30分間、及び室温で一晩、攪拌した。得られる固形物を濾過し、そして140mlの水(2×70ml)により洗浄し、そして250mlの酢酸エチルにおいて2時間、粉砕した。濾過及び酢酸エチル(2×125ml)による洗浄の後、湿潤材料を、真空オーブン(45℃、一晩)上で乾燥し、TGS−ダイマー(32g、91%の収率、HPLCによれば98%の純度)。

Claims (40)

  1. a)テガセロッドマレエート(tegaserod maleate)、第1有機溶媒及び無機塩基を一緒にして反応混合物を得;
    b)前記反応混合物を、ほぼ室温〜反応混合物のほぼ煮沸温度で維持して沈殿物を得;
    c)前記沈殿物と、第2有機溶媒及びマレイン酸とを、水と共に又は水を伴わないで、ほぼ室温〜混合物のほぼ煮沸温度で一緒にし;そして
    d)精製されたテガセロッドマレエートを回収する;
    ことを含んで成る、テガセロッドマレエートの精製方法。
  2. a)テガセロッドマレエート及び第1有機溶媒を一緒にして反応混合物を得;
    b)前記反応混合物と、無機塩基及び有機カルボン酸とを一緒にし;
    c)段階b)において得られた前記反応混合物を、ほぼ室温〜反応混合物のほぼ煮沸温度で維持して沈殿物を得;
    d)前記沈殿物と、第2有機溶媒、及びマレイン酸、前記第2有機溶媒及び水の溶液とを、ほぼ室温〜反応混合物のほぼ煮沸温度で一緒にし;そして
    e)精製されたテガセロッドマレエートを回収する;
    ことを含んで成る、テガセロッドマレエートの精製方法。
  3. 前記反応混合物が、ほぼ室温で維持される請求項1又は2記載の方法。
  4. 前記第1有機溶媒が、C3-C7エステルである請求項1記載の方法。
  5. 前記第1溶媒が、酢酸イソブチル及び酢酸エチルから成る群から選択される請求項4記載の方法。
  6. 前記無機塩基が水溶液において存在する請求項1又は2記載の方法。
  7. 前記第1有機溶媒が、C1-C4アルコール、C6-C12芳香族溶媒、C1-C7アルカン及びC2-C8エーテルから成る群から選択される請求項2記載の方法。
  8. 前記第1有機溶媒が、エタノールである請求項7記載の方法。
  9. 前記第1有機溶媒及び水の混合物が、1:1の体積比である請求項1又は2記載の方法。
  10. 添加される無機塩基の量が、10モル当量である請求項1又は2記載の方法。
  11. 前記第2有機溶媒が、C1-C8アルコール、C1-C4ケトン、C1-C7エーテル、C3-C7エステル、アセトニトリル、ジオキサン及びテトラヒドロフランから成る群から選択される請求項1又は2記載の方法。
  12. 前記第2有機溶媒が、メタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトニトリル、ブタノール、アセトン、ジオキサン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、エチルラクテート及び酢酸エチルから成る群から選択される請求項11記載の方法。
  13. 前記第2有機溶媒が、酢酸エチルである請求項11記載の方法。
  14. 前記反応混合物が、段階b)において、約2時間以上の間、維持される請求項1記載の方法。
  15. 前記反応混合物が、段階c)において、約5時間以上の間、維持される請求項2記載の方法。
  16. 段階b)の有機カルボン酸が、約2よりも高いpKaを有する請求項2記載の方法。
  17. 前記有機カルボン酸が、酢酸である請求項16記載の方法。
  18. 前記沈殿物が、前記第2有機溶媒と、ほぼ周囲温度〜約70℃の温度で組合される請求項1又は2記載の方法。
  19. 前記沈殿物と第2有機溶媒及びマレイン酸との組合せが、水の存在下で行われる請求項1又は2記載の方法。
  20. 前記精製されたテガセロッドマレエートの回収が、濾過を含む請求項1又は2記載の方法。
  21. 前記精製されたテガセロッドマレエートを、さらに乾燥することを含んで成る請求項1又は2記載の方法。
  22. 前記精製されたテガセロッドマレエートが、面積%HPLCによれば約0.02%以下の量のダイマー不純物及びRRT2.01及びRRT0.89での不純物を含む請求項1又は2記載の方法。
  23. 下記一般式I:
    Figure 2007514777
    [式中、Rは、飽和及び不飽和の枝分れ鎖及び直鎖のC1-C4アルカン、C1-C4エーテル、C1-C3アルコール、C6-C10芳香族炭化水素及びアミドから成る群から選択される]
    で表される単離された化合物。
  24. Rが、CH2OCH3、 CH2CH=C(CH3)2、 CO-N(CH3)2、 CH3、 C2H5、 C3H7、 ベンゾイルオキシ、 CO-tert-C4H9、 CO-N(C2H5)2、 CH2-CO-N(CH3)2、 CH2-CH2- N(CH3)2、(CH2)2-O-CH3、 (CH2)2-OH、 イソブトキシ、 2, 3-ジ(OH)-プロポキシ 及び アセトキシから成る群から選択される請求項23記載の単離された化合物。
  25. Rが、メチルである請求項24記載の単離された化合物。
  26. 1H NMR (500 MHz, DMSO d6) δ(ppm): 11.73 (s, 2H), 8.53 (s, 2H), 7.89 (s, 4H), 7.75 (s, 2H), 7.37 (d, J=8.7 Hz, 2H), 6.87 (d, J=7.9 Hz, 2H), 3.87 (s, 6H)から選択されたデータ;13C{1H}NMR 分析 (125 MHz) δ (ppm): 154.83, 152.03, 146.32, 132.18, 124.76, 112.73, 112.65, 110.48, 104.41, 55.56; 次のデータを示すFAB 質量分光分析: m/z=404.1 ([M-H]+, 100%) 及び IR(KBr) v cm-1: 3385 (N-H), 2944 (C-H), 1641, 1637, 1613 (C=N), 1528, 1485(Car-Car)により特徴づけられる請求項25記載の単離された化合物。
  27. 請求項25記載の単離された化合物を参照マーカーとして使用する方法。
  28. 前記参照マーカーが、HPLCマーカー、又は工程における純度についてのインジケーターである請求項27記載の方法。
  29. 請求項25記載の単離された化合物を参照標準として使用する方法。
  30. 請求項23記載の単離された化合物の調製方法であって、
    a)ジアミノグアニジン・HClを水と共に混合し;
    b)下記式II:
    Figure 2007514777
    [式中、Rは、飽和及び不飽和の枝分れ鎖及び直鎖のC1-C4アルカン、C1-C4エーテル、C1-C3アルコール、C6-C10芳香族炭化水素及びアミドである]
    で表される化合物及び酸を、約2〜約3のpHを有する反応混合物が得られるまで、添加し;
    c)前記反応混合物を、ほぼ室温〜反応混合物のほぼ煮沸温度で維持して沈殿物を得;そして
    d)テガセロッド誘導体を回収する;
    段階を含んで成る方法。
  31. Rが、CH2OCH3、 CH2CH=C(CH3)2、 CO-N(CH3)2、 CH3、 C2H5、 C3H7、 ベンゾイルオキシ、 CO-tert-C4H9、 CO-N(C2H5)2、 CH2-CO-N(CH3)2、 CH2-CH2- N(CH3)2、(CH2)2-O-CH3、 (CH2)2-OH、 イソブトキシ、 2, 3-ジ(OH)-プロポキシ 及び アセトキシから成る群から選択される請求項30記載の方法。
  32. Rが、メチルである請求項30記載の単離された方法。
  33. 前記酸が、HCl, HBr, H2SO4, H3PO4及びカルボン酸から成る群から選択された無機酸である請求項30記載の方法。
  34. 前記酸がHClである請求項33記載の方法。
  35. 前記反応混合物が約70℃で維持される、請求項30記載の方法。
  36. 面積%HPLCによれば約0.02%以下の量の不純物テガセロッドタイマー(TGS−ダイマー)を有するテガセロッドマレエートの結晶形の調製方法であって、
    a)1又は複数のテガセロッドマレエートのバッチの1又は複数のサンプルを入手し;
    b)上記a)のサンプルの個々におけるテガセロッドダイマーのレベルを測定し;
    c)上記b)において行われる測定に基づいて、面積%HPLCによれば約0.02%以下のテガセロッドダイマーのレベルを含んで成るテガセロッドマレエートバッチを選択し;そして
    d)前記テガセロッドマレエートを結晶形で調製するために上記c)において選択されたバッチを用いる;
    ことを含んで成る方法。
  37. 面積%HPLCによれば約0.02%以下の量でTGS−ダイマーを有する、TGSマレエートの結晶形を含んで成る組成物の調製方法であって、
    a)TGSマレエート及びTGS−ダイマーを含んで成る組成物を、面積%HPLCによれば約0.02%以下のTGSダイマーを含んで成る組成物が得られるまで、精製し;そして
    b)TGSマレエートの結晶形を含んで成る組成物を調製するために、上記a)に起因する組成物を用いる;
    ことを含んで成る方法。
  38. テガセロッドマレエート及びテガセロッドダイマーを含んで成る組成物の精製が、請求項1又は2記載の方法に従って行われる請求項37記載の方法。
  39. 面積%HPLCによれば約0.02%以下の量でTGS−ダイマーを有する、TGSマレエートの結晶形を含んで成る組成物の調製方法であって、
    a)1又は複数のテガセロッドマレエートのバッチの1又は複数のサンプルを入手し;
    b)上記a)のサンプルの個々におけるテガセロッドダイマーのレベルを測定し;
    c)上記b)において測定されるTGS−ダイマーの量が面積%HPLCにより約0.02%又はそれ以上である場合、TGS−ダイマーの量が約0.02重量%以下になるまで、サンプルを精製し、そしてそのようにして精製されたサンプルからTGSマレエートの結晶形を合成し;又は
    d)上記b)において測定されるTGS−ダイマーの量が約0.02重量%以下である場合、段階b)のTGSマレエートからTGSマレエートの結晶形を合成する;
    ことを含んで成る方法。
  40. テガセロッドマレエート及びテガセロッドダイマーを含んで成る組成物の精製が、請求項1又は2記載の方法に従って行われる請求項39記載の方法。
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