JP2007514729A - 移植拒絶反応の治療方法 - Google Patents

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Abstract

式(I)の化合物[式中、R1、R2、及びR3は、明細書中で定義した通りである]を投与することを含む、慢性の器官移植拒絶反応を治療又は予防する方法。

Description

本発明は、急性又は超急性器官(心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸、子宮、関節、骨髄、手足、角膜、皮膚)移植拒絶反応の治療又は予防方法であって、タンパク質キナーゼ、例えばヤヌス酵素キナーゼ3(本明細書中で移行JAK3と呼ぶ)などの阻害剤であるピロロ[2,3‐d]ピリミジン化合物を、哺乳動物、特にヒトにおいて上記適応症に使用する方法、並びにそのための有用な医薬組成物に関する。
JAK3は、ヤヌス・ファミリーのタンパク質キナーゼのメンバーである。当該ファミリーのほかのメンバーは、基本的に全ての組織により発現されるが、JAK3発現は、造血系細胞に限定される。これは、IL-2、IL-4、IL-7、IL-9、及びIL-15に対する受容体を介したシグナル伝達であって、JAK3と当該マルチチェーン受容体のコモンガンマ鎖との非共有結合によるシグナル伝達における基本的な役割と一致する。XSCID患者集合では、JAK3タンパク質の極度に低いレベルが確認されるか、又はコモンガンマ鎖の遺伝的欠損が確認され、免疫抑制が、JAK3経路を通したシグナル伝達の阻害からもたらされるということが示唆される。動物実験により、JAK3は、B及びTリンパ球成熟に重大な役割を果たすだけではなく、JAK3は本質的にT細胞機能を維持するために必要とされるということが示唆された。当該新規のメカニズムを通した免疫活性の調節は、T細胞増殖疾患、例えば移植拒絶反応及び自己免疫疾患などの治療に有用性を認めることができる。
発明の要約
本発明は、ヒトを含む哺乳動物において、慢性の心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸、子宮、関節、骨髄、手足、角膜、及び皮膚移植拒絶反応(同種移植、異種移植)を治療又は予防する方法であって、当該哺乳動物に、かかる症状を治療するのに有効な量の以下の式I:
Figure 2007514729
[式中、
1は以下の:
Figure 2007514729
{式中、
yは、0、1、又は2であり;
4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで、当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;又は
4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)、又は以下の式:
Figure 2007514729
(式中、
aは0、1、2、3、又は4であり;
b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
dは、0、1、2、又は3であり;
Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)である)
で表される基により置換されなければならない}
で表される基であり、
2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換されるか;又は
2及びR3は、各々独立して、(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
で表される化合物、又はその医薬として許容される塩を投与することを含む方法に関する。
本方法のドナー元は、(a)生存する血縁者、(b)生存する非血縁者、又は(c)死人でありうる。
本発明は、式Iの化合物の医薬として許容される酸添加塩にも関する。本発明の前述の塩基性化合物の医薬として許容される酸添加塩を調製するために使用される酸は、非毒性酸添加塩、つまり、医薬として許容されるアニオンを含む塩;例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、硫酸塩、亜硫酸水素塩、リン酸塩、過リン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、クエン酸塩、酸クエン酸塩、酒石酸塩、酒石酸水素塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、糖酸塩、安息香酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩、及びパモ酸塩[すなわち、1,1'-メチレン-ビス-(2-ヒドロキシ-3-ナフトエート)]塩を形成する酸である。
本発明は、式Iの塩基添加塩にも関する。通常酸性である式Iの化合物の医薬として許容される塩基塩を調製するための試薬として使用されうる化学塩基は、かかる化合物と非毒性塩を形成する塩基である。かかる非毒性塩基塩は、非限定的にアルカリ金属カチオン(例えば、カリウム及びナトリウム)及びアルカリ土類金属カチオン(例えば、カルシウム及びマグネシウム)、アンモニウム、又は水溶性アミン添加塩、例えばN-メチルグルカミン-(メグルミン)、及び低級アルカノールアンモニウムから派生される塩基塩、及び他の医薬として許容される有機アミンの塩基塩を含む。
本明細書に使用されるとき、「アルキル」という用語は、他の記載がない限り、飽和1価炭化水素ラジカルであって、直鎖又は分枝鎖部分、或いはその組み合わせを有するラジカルを含む。
本明細書中に使用されるとき、「アルコキシ」という用語は、O-アルキル基(基中、「アルキル」は上で定義されたとおりである)を含む。
本明細書中に使用されるとき、「ハロ」という用語は、ほかに記載がない限り、フルオロ、クロロ、ブロモ、又はヨードを含む。
本発明の化合物は、二重結合を含んでもよい。かかる結合が存在する時、本発明の化合物は、シス若しくはトランス立体配置として又はその混合物として存在する。
ほかに記載がない限り、本明細書中で言及されるアルキル及びアルケニル基、並びに本明細書中で言及される他の基(例えばアルコキシ)のアルキル部分は、直鎖又は分枝鎖であってもよいし、そしてそれらは環状であってもよい(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロへキシル、又はシクロヘプチル)し、又は直鎖又は分枝鎖であってもよく、そして環状部分を含んでもよい。ほかに記載がない限り、ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素、及びヨウ素を含む。
本明細書中で使用されるとき、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルは、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ピラニル、チオピラニル、アジリジニル、オキシラニル、メチレンジオキシル、クロメチル、イソキサゾリジニル、1,3-オキサゾリジン-3-イル、イソチアゾリジニル、1,3-チアゾリジン-3-イル、1,2-ピラゾリジン-2-イル、1,3-ピラゾリジン-1-イル、ピペリジニル、チオモルフォリニル、1,2-テトラヒドロチアジン-2-イル、1,3-テトラヒドロチアジン-3-イル、テトラヒドロチアジアジニル、モルフォリニル、1,2-テトラヒドロジアジン-2-イル、1,3-テトラヒドロジアジン-1-イル、テトラヒドロアゼピニル、ピペラジニル、クロマニルなどを指す。当該(C2-C9)ヘテロシクロアルキル環の結合が、炭素原子を介するか又はsp3ハイブリッド形成された窒素ヘテロ原子を介しているということを、当業者は理解するであろう。
本明細書中で使用されるとき、(C2-C9)ヘテロアリールは、フリル、チエニル、チアゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、ピロリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、1,3,5-オキサジアゾリル、1,2,4-オキサジアゾリル、1,2,3-オキサジアゾリル、1,3,5-チアジアゾリル、1,2,3-チアジアゾリル、1,2,4-チアジアゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、1,2,4-トリアジニル、1,2,3-トリアジニル、1,3,5-トリアジニル、ピラゾロ[3,4-b]ピリジニル、シノリニル、プテリジニル、プリニル、6,7-ジヒドロ-5H-[1]ピリジニル、ベンゾ[b]チオフェニル、5,6,7,8-テトラヒドロ-キノリン-3-イル、ベンズオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズイソチアゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンズイミダゾリル、チアナフテニル、イソチアナフテニル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、イソインドリル、インドリル、インドリジニル、インダゾリル、イソキノリル、キノリル、フタラジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、ベンゾキサジニルなどを指す。当該(C2-C9)ヘテロシクロアルキル環の結合が、炭素原子又はsp3ハイブリダイズした窒素ヘテロ原子を介しているということが当業者に理解されよう。
(C6-C10)アリールは、本明細書中で使用されるとき、フェニル又はナフチルを指す。
式(I)の化合物は、単独で、又は哺乳動物免疫系を調節する1以上の更なる薬剤、又は抗炎症薬剤と組み合わせて医薬として許容される形態で投与されてもよい。これらの薬剤は、非限定的にシクロスポリンA(例えば、Sandimmune(商標)又はNeoral(登録商標)、ラパマイシン、FK-506(タクロリムス)、レフルノミド、デオキシスペルグアリン、マイコフェノレート(例えば、Cellcept(登録商標))、アザチオプリン(例えば、Imuran(登録商標))、ダクリズマブ(例えば、Zenapax(登録商標))、OKT3(例えば、Orthoclone(登録商標))、Atgam、アスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェン、ナプロキセン、ピロキシカム、及び抗炎症性ステロイド(例えば、プレドニソロン又はデキサメタソン)を含む。これらの薬剤は、同じ又は異なる投与経路を介して、そして標準医薬慣例に従って同じ又は異なる投与スケジュールで、同じ投与形態の一部として、又は別の投与形態として投与されてもよい。
本発明の化合物は、全ての構造異性体(例えばシス及びトランス異性体)を含む。本発明の化合物は、不斉中心を有し、それゆえ異なるエナンチオマー及びジアステレオマー形態で存在する。本発明は、本発明の化合物の光学異性体及び立体異性体、及びその混合物の全ての使用に関し、そしてそれらを利用するか又は含む医薬組成物及び方法の全てに関する。この点で、本発明はE及びZ立体配置の両方を含む。式Iの化合物は、互変異性体として存在してもよい。本発明は、かかる互変異性体およびその混合物の全ての使用に関する。
本発明は、式Iの化合物のプロドラッグを含む医薬組成物も包含する。本発明は、タンパク質キナーゼ、例えばヤヌス・キナーゼ3酵素などの阻害により治療又は予防されうる疾患を治療又は予防する方法であって、式Iの化合物のプロドラッグを投与することを含む方法も包含する。遊離アミノ、アミド、ヒドロキシ、又はカルボキシ基を有する式Iの化合物は、プロドラッグに変換できる。プロドラッグは、アミノ酸残基、又は2以上の(例えば、2、3、又は4)のアミノ酸残基のポリペプチド鎖が式Iの化合物の遊離アミノ基、水酸基、又はカルボン酸基に結合されている化合物を含む。当該アミノ酸残基は、3文字表記により通常特定される20個の天然アミノ酸を含み、さらに4-ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリジン、デモシン、イソデモシン、3-メチルヒスチジン、ノルブリン(norvlin)、β-アラニン、γ-アミノ酪酸、シトルリン、ホモシステイン、ホモセリン、オルチニン、及びメチオニン・スルホンを含む。プロドラッグは、炭酸エステル、カルバミン酸エステル、アミド・エステル、及びアルキル・エステルが、カルボニル炭素プロドラック側鎖を介して、上記式Iの置換基に共有結合する化合物も含む。
本発明の好ましい方法は、式Iの化合物[式中、aは0であり;bは1であり;Xはカルボニルであり;cは0であり;dは0であり;eは0であり;fは0であり;そして、gは0である]を含む。
本発明のほかの好ましい方法は、式Iの化合物[式中、aは0であり;bは1であり;Xはカルボニルであり;cは0であり;dは1であり;eは0であり;fは0であり;そしてgは0である]を含む。
本発明のほかの好ましい方法は、式Iの化合物[式中、aは0であり;bは1であり;Xはカルボニルであり;cは1であり;dは0であり;eは0であり;fは0であり;そしてgは0である]を含む。
本発明のほかの好ましい方法は、式Iの化合物[式中、aは0であり;bは1であり;Xは-C(=N=シアノ)-であり;cは1であり;dは0であり;eは0であり;fは0であり;そしてgは0である]を含む。
本発明のほかの好ましい方法は、式Iの化合物[式中、aは0であり;bは0であり;cは0であり;dは0であり;eは0であり;fは0であり;gは1であり;そしてZは-C(O)-O-である]を含む。
本発明のほかの好ましい方法は、式Iの化合物[式中、aは0であり;bは1であり;XはS(O)nであり;nは2であり;cは0であり;dは0であり;eは0であり;fは0であり;そしてgは0である]を含む。
本発明の他の好ましい方法は、式Iの化合物[式中、aは0であり;bは1であり;XはS(O)nであり;nは2であり;cは0であり;dは2であり;eは0であり;fは1であり;gは1であり;そしてZはカルボニルである]を含む。
本発明の他の好ましい方法は、式Iの化合物[式中、aは0であり;bは1であり;XはS(O)nであり;nは2であり;cは0であり;dは2であり;eは0であり;fは1であり;そしてgは0である]を含む。
本発明の他の好ましい方法は、式Iの化合物[式中、aは0であり;bは1であり;Xはカルボニルであり;cは1であり;dは0であり;eは1であり;YはS(O)nであり;nは2であり;fは0であり;そしてgは0である]を含む。
発明の他の好ましい方法は、式Iの化合物[式中、aは0であり;bは1であり;XはS(O)nであり;nは2であり;cは1であり;dは0であり;eは0であり;fは0であり;そしてgは0である]を含む。
本発明の他の好ましい方法は、式Iの化合物[式中、aは1であり;bは1であり;Xはカルボニルであり;cは1であり;dは0であり;eは0であり;fは0であり;そしてgは0である]を含む。
本発明の他の好ましい方法は、式Iの化合物[式中、aは0であり;bは1であり;XはS(O)nであり;cは0であり;dは1であり;eは1であり;YはS(O)nであり;nは2であり;fは0であり;そしてgは0である]を含む。
本発明の他の好ましい方法は、式Iの化合物[式中、aは0であり;bは1であり;XはS(O)nであり;cは0であり;dは1であり;eは1であり;YはS(O)nであり;nは2であり;fは1であり;そしてgは0である]を含む。
本発明の他の好ましい方法は、式Iの化合物[式中、aは0であり;bは1であり;Xは酸素であり;cは0であり;dは1であり;eは1であり;YはS(O)nであり;nは2であり;fは1であり;そしてgは0である]を含む。
本発明の他の好ましい方法は、式Iの化合物[式中、aは0であり;bは1であり;Xは酸素であり;cは0であり;dは1であり;eは1であり;YはS(O)nであり;nは2であり;fは0であり;そしてgは0である]を含む。
本発明の他の好ましい方法は、式Iの化合物[式中、aは0であり;bは1であり;Xはカルボニルであり;cは1であり;dは1であり;eは1であり;YはS(O)nであり;fは0であり;そしてgは0である]を含む。
本発明の他の好ましい方法は、式Iの化合物[式中、aは0であり;bは1であり;Xはカルボニルであり;cは1であり;dは1であり;eは1であり;YはS(O)nであり;nは2であり;fは1であり;そしてgは0である]を含む。
本発明の他の好ましい方法は、式Iの化合物[式中、R12はシアノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C2-C6)アルキニル、シアノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m(ここでmは、0、1、又は2である)である]を含む。
本発明の具体的に好ましい方法は、式Iの化合物を含み、ここで当該化合物は、以下の:
メチル-[4-メチル-1-(プロパン-1-スルホニル)-ピペリジン-3-イル]-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミン;
4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-カルボン酸メチル・エステル;
3,3,3-トリフルオロ-1-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-プロパン-1-オン;
4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-カルボン酸ジメチルアミド;
({4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-カルボニル}-アミノ)-酢酸エチル・エステル;
3-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-3-オキソ-プロピオニトリル;
3,3,3-トリフルオロ-1-{4-メチル-3-[メチル-(5-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-プロパン-1-オン;
1-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-ブタ-3-イン-1-オン;
1-{3-[(5-クロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-メチル-アミノ]-4-メチル-ピペリジン-1-イル}-プロパン-1-オン;
1-{3-[(5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-メチル-アミノ]-4-メチル-ピペリジン-1-イル}-プロパン-1-オン;
N-シアノ-4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-N'-プロピル-ピペリジン-1-カルボキサミジン;
N-シアノ-4,N',N'-トリメチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-カルボキサミジン;
メチル-[(3R,4R)-4-メチル-1-(プロパン-1-スルホニル)-ピペリジン-3-イル]-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミン;
(3R,4R)-)-4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-カルボン酸メチル・エステル;
3,3,3-トリフルオロ-1-{(3R,4R)-4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-プロパン-1-オン;
(3R,4R)-4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-カルボン酸ジメチルアミド;
{(3R,4R)-4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-カルボニル}-アミノ)-酢酸エチル・エステル;
3-{(3R,4R)-4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-3-オキソ-プロピオニトリル;
3,3,3-トリフルオロ-1-{(3R,4R)-4-メチル-3-[メチル-(5-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-プロパン-1-オン;
1-{(3R,4R)-4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-ブタ-3-イン-1-オン;
1-{(3R,4R)-3-[(5-クロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-メチル-アミノ]-4-メチル-ピペリジン-1-イル}-プロパン-1-オン;
1-{(3R,4R)-3-[(5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-メチル-アミノ]-4-メチル-ピペリジン-1-イル}-プロパン-1-オン;
(3R,4R)-N-シアノ-4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-N'-プロピル-ピペリジン-1-カルボキサミジン;及び
(3R,4R)-N-シアノ-4,N',N'-トリメチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-カルボキサミジン
からなる群から選ばれる。
本発明は、ヒトを含む哺乳動物における急性又は超急性心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸、子宮、関節、骨髄、手足、角膜、及び皮膚移植拒絶反応(同種移植、異種移植)を治療又は予防する方法であって、当該哺乳動物に、かかる症状を治療するのに有効な量の以下の式:
Figure 2007514729
[式中、
1は、以下の式:
Figure 2007514729
{式中、
yは、0、1、又は2であり;
4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;又は
4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここで、mは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)、又は以下の式:
Figure 2007514729
(式中、
aは0、1、2、3、又は4であり;
b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
dは、0、1、2、又は3であり;
Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
6、R7、R8、R9、R10及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルであり、ここで、mは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)
で表される基により置換されなければならない}
で表される基であり、
2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;或いは
2及びR3は、各々独立して(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
で表される化合物、又は医薬として許容されるその塩を投与することを含む方法に関する。
本発明はまた、ヒトを含む哺乳動物において、慢性の心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸、子宮、関節、骨髄、手足、角膜、及び皮膚移植拒絶反応を治療又は予防するための医薬組成物であって、当該哺乳動物に、かかる疾患又は症状に有効な量の以下の式:
Figure 2007514729
[式中、
1は、以下の式:
Figure 2007514729
{式中、
yは、0、1、又は2であり;
4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;又は
4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここで、mは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばる)、又は以下の式:
Figure 2007514729
(式中、
aは0、1、2、3、又は4であり;
b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
dは、0、1、2、又は3であり;
Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルであり、ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)
で表される基により置換されなければならない}
で表される基であり、
2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;又は
2及びR3は、各々独立して(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
で表される化合物、又は医薬として許容されるその塩、並びに医薬として許容される担体を含む、前記医薬組成物にも関する。
本発明は、ヒトを含む哺乳動物において、急性又は慢性の移植片対宿主拒絶反応(GVHD)を治療又は予防する方法であって、当該哺乳動物に、かかる症状を治療するのに有効な量の以下の式:
Figure 2007514729
[式中、
1は、以下の式:
Figure 2007514729
{式中、
yは、0、1、又は2であり;
4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;又は
4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)、又は以下の式:
Figure 2007514729
(式中、
aは0、1、2、3、又は4であり;
b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
dは、0、1、2、又は3であり;
Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルであり、ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)
で表される基により置換されなければならない}
で表される基であり、
2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;又は
2及びR3は、各々独立して、(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル又は(C6-C10)アリールであり、ここで当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
で表される化合物、又は医薬として許容されるその塩のかかる症状の治療に有効な量を当該哺乳動物に投与することを含む、前記方法にさらに関する。
本発明はさらに、ヒトを含む哺乳動物において細胞(肝臓細胞、膵臓β細胞、幹細胞、神経細胞、及び心筋細胞)移植拒絶反応の治療又は予防方法であって、当該哺乳動物に、以下の式:
Figure 2007514729
[式中、
1は、以下の式:
Figure 2007514729
{式中、
yは、0、1、又は2であり;
4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;或いは
4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここで、mは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)、又は以下の式:
Figure 2007514729
(式中、
aは0、1、2、3、又は4であり;
b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
dは、0、1、2、又は3であり;
Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルであり、ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)
で表される基により置換されなければならない}
で表される基であり、
2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;又は
2及びR3は、各々独立して、(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで、当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
で表される化合物、又はその医薬として許容される塩の量を投与することを含む、方法に関する。
発明の詳細な記載
以下の反応スキームは、本発明の化合物の製法を記載する。ほかに記載がない限り、反応スキーム中並びに以下での議論におけるR2、R3、R4、及びR5は、上で定義される通りである。
Figure 2007514729
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製法の反応1において、式XXIの4-クロロピロロ[2,3-d]ピリミジン化合物[式中、Rは、水素又は保護基、例えばベンゼンスルホニル又はベンジルである]を、XXIとN-クロロスクシンイミド、N-ブロモスクシンイミド、又はN-ヨードスクシンイミドとを反応させることにより、式XXの4-クロロ-5-ハロピロロ[2,3-d]ピリミジン化合物[式中、Yはクロロ、ブロモ、又はヨードである]に変換する。反応混合液をクロロホルム中で約1時間〜約3時間、好ましくは約1時間還流状態に加熱還流する。或いは、製法の反応1において、式XXIの4-クロロピロロ[2,3-d]ピリミジン[式中、Rは水素である]を、約5分〜約15分、好ましくは約10分間、約-10℃〜約10℃、好ましくは約0℃でXXIと硫酸中の硝酸とを反応させることにより、対応する式XXの4-クロロ-5-ニトロピロロ[2,3-d]ピリミジンに変換する。式XXIの化合物[式中、Yはニトロである]を、当業者に知られている様々な条件、例えばパラジウム水素添加分解又は塩化スズ(IV)、及び塩酸などの下でXXIを反応させることにより、対応する式XXの4-クロロ-5-アミノピロロ[2,3-d]ピリミジンに変換する。
製法の反応2において、式XXの4-クロロ-5-ハロピロロ「2,3-d]ピリミジン化合物[式中、Rは水素である]を、約-78℃の温度にてXXをN-ブチルリチウムで処理することにより、そして約-78℃〜室温、好ましくは室温で生成したジアニオン中間体をアルキルハライド又はベンジルハライドとを反応させることにより、対応する式XIXの化合物[式中、R2は(C1-C6)アルキル又はベンジルである]に変換する。或いは生成したジアニオンを、酸素分子と反応させて、対応する式XIXの4-クロロ-5-ヒドロキシピロロ[2,3-d]ピリミジン化合物[式中、R2は水酸基である]を形成させる。式XXの化合物[式中、Yは臭素又はヨウ素であり、そしてRはベンゼンスルホナートである]を、約-78℃の室温でXXをN-ブチルリチウムで処理し、続いて約-78℃の室温で塩化亜鉛を加えることにより、式XIXの化合物[式中、R2は(C6-C12)アリール又はビニルである]へと変換する。生成した対応する有機亜鉛中間体を次に、触媒量のパラジウムの存在下で、ヨウ化アリール又はヨウ化ビニルと反応させる。反応混合液を、約50℃〜約80℃、好ましくは約70℃の温度で、約1時間〜約3時間、好ましくは約1時間攪拌する。
製法の反応3において、式XIXの化合物を、極性非プロトン性溶媒、例えばテトラヒドロフランの存在下で約-78℃の温度にて、XIXをN-ブチルリチウム、リチウム・ジイソプロピルアミン、又は水素化ナトリウムで処理することにより、対応する式XVIの化合物へと変換する。生成した反応中間体をさらに、(a)R3がアルキル又はベンジルである場合、約-78℃〜室温、好ましくは-78℃の温度で、アルキルハライド又はベンジルハライドと;(b)R3がアルコキシである場合、約-78℃〜室温、好ましくは-78℃の温度で、アルデヒド又はケトンと;(c)約-78℃〜室温、好ましくは-78℃の温度にて、塩化亜鉛と、さらに反応させ、そして生成した対応する有機中間体を次に、触媒量のパラジウムの存在下でヨウ化アリール又はヨウ化ビニルと反応させる。得られた反応混合液を約50℃〜約80℃、好ましくは約70℃の温度で約1時間〜約3時間、好ましくは約1時間攪拌する。或いは、生成したアニオンを、酸素分子と反応させて、対応する式XVIの4-クロロ-6-ヒドロキシピロロ[2,3-d]ピリミジン化合物[式中、R3は水酸基である]を形成する。
製法Bの反応1において、式XXIの4-クロロピロロ[2,3-d]ピリミジン化合物を、製法の反応3において上で記載される方法に従って、対応する式XXIIの化合物へと変換する。
製法の反応2において、式XXIIの化合物を、製法の反応1及び2において上記される方法に従って、対応する式XVIの化合物へと変換する。
スキームの反応1において、式XVIIの4-クロロピロロ[2,3-d]ピリミジン化合物を、塩基、例えば水素化ナトリウム又は炭酸カリウムなど及び極性非プロトン性溶媒、例えばジメチルホルムアミド又はテトラヒドロフランの存在下で、XVIIをベンジルスルホニルクロリド、ベンジルクロリド、又はベンジルブロミドで処理することにより、対応する式XVIの化合物[式中、Rはベンゼンスルホニル又はベンジルである]へと変換する。反応混合液を約0℃〜約70℃、好ましくは約30℃の温度で、約1時間〜3時間、好ましくは約2時間攪拌する。
スキーム1の反応2において、式XVIの4-クロロピロロ[2,3-d]ピリミジン化合物を、XVIを式HNR45のアミンとカップリングさせることにより、対応する4-アミノピロロ[2,3-d]ピリミジン化合物に変換する。当該反応を、約60℃〜約120℃、好ましくは約80℃の温度で、アルコール溶媒、例えばtert-ブタノール、メタノール、又はエタノール、又は他の高沸点有機溶媒、例えばジメチルホルムアミド、トリエチレンアミン、1,4-ジオキサン又は1,2-ジクロロエタン中で行う。典型的な反応時間は、約2時間〜約48時間、好ましくは約16時間である。R5が窒素含有ヘテロシクロアルキル基である場合、各窒素は、ベンジルなどの保護基により保護されてなければならない。R5保護基の脱保護は、使用される特定の保護基について適切な条件であって、ピロロ[2,3-d]ピリミジン環状のR保護基に影響を与えない条件下で行われる。ベンジルである場合、R5の保護基の脱保護は、水素及び炭素担持水酸化パラジウムなどの触媒の存在下で、エタノールなどのアルコール溶媒中で行われる。生成したR5窒素含有ヘテロシクロアルキル基は、式IIの種々の異なる求電子基と反応しうる。尿素形成については、式IIの求電子基、例えば、イソシアネート、カルバメート、及びカルバモイル・クロリドを、アセトニトリル又はジメチルホルムアミドなどの溶媒中で、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムなどの塩基の存在下で、約20℃〜約100℃の温度で、約24時間〜約72時間、ヘテロアルキル基のR5窒素と反応させる。アミド及びスルホンアミド形成については、式IIの求電子基、たとえばアシルクロリド及びスルホニル・クロリドを、塩化メチレンなどの溶媒中で、ピリジンなどの塩基の存在下で、室温にて、約12時間〜約24時間、ヘテロアルキル基のR5窒素と反応させる。アミド形成を、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドなどのカルボジイミドの存在下で、塩化メチレンなどの溶媒中で、室温で、12〜24時間、カルボン酸をヘテロアルキル基と反応させることにより行ってもよい。アルキル形成については、式IIの求電子基、たとえばα,β-ミ飽和アミド、酸、ニトリル、エステル、及びα-ハロ・アミドを、メタノールなどの溶媒中で、室温で、約12時間〜約18時間、ヘテロアルキル基のR5窒素と反応させる。アルキル形成はまた、シアン化水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤の存在下で、メタノールなどの溶媒中で、室温で約12〜約18時間、アルデヒドをヘテロアルキル基と反応させることにより行ってもよい。
スキームの反応3において、対応する式Iの化合物を得るための式XVの化合物[式中、Rはベンゼンスルホニルである]から保護基の脱保護は、メタノール若しくはエタノールなどのアルコール溶媒、又はアルコール/テトラヒドロフラン又はアルコール/水などの混合溶媒中で、XVを水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムなどのアルカリ性塩基で処理することにより行われる。当該反応を室温で、約15分〜約1時間、好ましくは30分行う。式XVの化合物[式中、Rはベンジルである]からの保護基の脱保護は、約15分〜約1時間、約-78℃の温度で、XVをアンモニア中のナトリウムで処理することにより行われる。
スキームの反応1において、式XXの4-クロロピロロ[2,3-d]ピリミジン化合物を、スキームの反応2における上記方法に従って、対応する式XXIVの4-アミノピロロ[2,3-d]ピリミジン化合物へと変換する。
スキームの反応2において、式XXIVの4-アミノ-5-ハロピロロ[2,3-d]ピリミジン化合物[式中、Rはベンゼンスルホネートであり、そしてZは臭素又はヨウ素である]を、(a)R2がアリールである場合、非プロトン性溶媒、例えばテトラヒドロフラン又はジオキサン中で、触媒量のパラジウム(0)の存在下で、約50℃〜約100℃、好ましくは約70℃の温度にて、約2時間〜約48時間、好ましくは約12時間、アリールボロン酸と、(b)R2がアルキニルである場合、触媒量のヨウ化銅(I)及びパラジウム(0)、並びに極性溶媒、例えばジメチルホルムアミドの存在下で、室温で、約1時間〜約5時間、好ましくは約3時間、アルキンと、(c)R2がビニル又はスチレニルである場合、触媒量のパラジウムの存在下で、ジメチルホルムアミド、ジオキサン、又はテトラヒドロフラン中で、約80℃〜約100℃、好ましくは約100℃の温度にて、約2時間〜約48時間、好ましくは約48時間、アルケン又はスチレンと、XXIVとを反応させることにより、対応する式XXIIIの化合物へと変換する。
スキームの反応3において、式XXIIIの化合物を、製法Aの反応3における上記方法に従って、対応する式XVの化合物に変換する。
スキーム3の反応1において、式XVIIの化合物を、スキーム1の反応2における上記方法に従って、対応する式Iの化合物へと変換する。
通常塩基性である本発明の化合物は、種々の無機及び有機酸と、多種多様な塩を形成することができる。かかる塩は、動物に対する投与のために医薬として許容されなければならないが、実際にはまず医薬として許容されない塩として反応混合液から本発明の化合物を単離し、次にアルカリ試薬で処理することにより当該物質を遊離塩基化合物に容易に戻し、そして次に当該物質の遊離塩基を医薬として許容される酸添加塩に変換することが望ましいことも多い。本発明の塩基性化合物の酸添加塩は、当該塩基性化合物を水性溶媒又は適切な有機性溶媒、例えばメタノール又はエタノール中で、実質的に等量の選択された鉱酸又は有機酸で処理することにより、容易に調製される。溶媒を注意深く蒸発させると、所望の固体塩が容易に得られる。所望の酸塩は、当該溶液に適切な鉱酸又は有機酸を加えることにより、有機溶媒中の遊離塩基の溶液から沈殿することができる。
通常酸性である本発明のこれらの化合物は、種々の薬理学的に許容されるカチオンと塩基塩を形成することができる。かかる塩の例は、アルカリ金属又はアルカリ土類金属塩を含み、そして特に、ナトリウム及びカリウム塩を含む。これらの塩は、全て、慣用技術により調製される。本発明の医薬として許容される塩基塩を調製するために試薬として使用される化学塩基は、本発明の酸性化合物と非毒性の塩を形成する塩基である。かかる非毒性塩基塩は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、及びマグネシウムなどの医薬として許容されるカチオンから派生される塩を含む。これらの塩は、対応する酸性化合物を、所望される医薬として許容されるカチオンを含む水溶液で処理し、次に好ましくは減圧下で得られた溶液を乾燥するまで蒸発させることにより、容易に調製することができる。或いは、酸性化合物の低級アルカノール溶液と所望のアルカリ金属アルコキシドを一緒に混合し、次に得られた溶液を前記のように同じ様式で乾燥するまで蒸発させることにより、調製されてもよい。いずれの場合にしろ、化学量論的量の試薬は、反応の完了及び所望の最終産物の最大収量を保証するために好ましくは使用される。
本発明の組成物は、1以上の医薬として許容される担体を使用して、慣用様式で剤形されてもよい。こうして、本発明の活性化合物は、経口、口腔内、経鼻、非経口(例えば、静脈内、筋肉内、又は皮下)又は直腸投与用に剤形されてもよいし、又は吸入(inhalation又はinsufflation)による投与に適した形態であってもよい。本発明の活性化合物は、持続性のデリバリーのために剤形されてもよい。
経口投与のために、医薬組成物は、例えば、医薬として許容される賦形剤、例えば結合剤(例えば、アルファ化トウモロコシデンプン、ポリビニルピロリドン、又はヒドロキシプロピル・メチルセルロース);充填剤(例えば、ラクトース、微結晶セルロース、又はリン酸カルシウム);潤滑剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルク、又はシリカ);崩壊剤(例えば、ジャガイモ・デンプン又はグリコール酸ナトリウム・デンプン);又は湿潤剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)などを伴い、慣用方法により製造される錠剤又はカプセルの形態をとることもある。錠剤は、当業者に周知の方法により被膜されてもよい。経口投与のための液体製剤は、例えば、溶液、シロップ、又は懸濁液の形態をとってもよく、又は使用前に水又は他の適切なビヒクルで構成されるための乾燥製品として存在してもよい。そうした液体製剤は、懸濁剤(例えば、ソルビトール・シロップ、メチルセルロース、又は硬化食用脂);乳濁剤(例えば、レシチン又はアカシア);非水溶性ビヒクル(例えば、アーモンド油、油エステル、又はエチルアルコール);及び保存剤(例えば、メチル又はプロピルp-ヒドロキシ安息香酸、又はソルビン酸)などの医薬として許容される添加剤を伴って、慣用の方法により調製されてもよい。
口腔内投与のため、組成物は、慣用の方法で剤形される錠剤又はロゼンジの形態をとってもよい。
本発明の活性化合物は、慣用のカテーテル技術又は輸液を使用することを含む注射による非経口投与用に剤形されてもよい。注射用の製剤は、例えば、保存剤を伴ってアンプル内に単位剤形で存在してもよいし、多用量容器内に存在してもよい。当該組成物は、油性又は水性ビヒクル中に懸濁液、溶液、又は乳濁液などの形態をとってもよく、そして懸濁剤、安定剤、及び/又は分散剤などの製剤化試薬を含んでもよい。或いは、活性成分は、使用前に適切なビヒクル、例えば滅菌パイロジェン-フリー水で再構成するための粉末形態であってもよい。
本発明の活性化合物はまた、例えばカカオバター又は他のグリセリドなどの慣用の坐薬基剤を含む直腸組成物、例えば坐薬又は滞留浣腸に剤形されてもよい。
経鼻投与又は吸入による投与のため本発明の活性化合物は、患者により絞リ出されるか又は送り出されるポンプスプレー容器から溶液又は懸濁液の形態で、或いは適切な高圧ガス、例えばジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、二酸化炭素、又は他の適切なガスを使用することによる加圧容器又は噴霧器からのエアロゾル・スプレー投与として都合よくデリバリーされる。加圧エアロゾルの場合、投与単位は、計られた量をデリバリーするためのバルブを備えることにより用量単位を測定することができる。加圧コンテナ又は噴霧器は、活性化合物の溶液又は懸濁液を含んでもよい。吸入器(inhaler又はinsufflator)において使用するための(例えばゼラチン製の)カプセル及びカートリッジは、本発明の化合物とラクトース又はスターチなどの適切な粉末基剤の混合粉末を含んで剤形されてもよい。
本発明の活性化合物の、上記症状の治療のために、平均的な成人に対する経口、非経口、又は口腔内投与の推奨される用量は、例えば1日あたり1〜4回投与することができる単位用量あたり、0.1〜1000mgの活性成分である。
平均的な成人における上記症状(例えば喘息)の治療のためのエアロゾル製剤は、好ましくは各計量された用量又はエアロゾルの「一吹き」が、本発明の化合物の20μg〜1000μgを含むように好ましくは決められる。エアロゾルでの一日の総用量は、0.1mg〜1000mgの範囲内であろう。投与は、1日数回、例えば2、3、4、又は8回、例えば各回に1、2、又は3の用量を与えてもよい。
医薬として許容される形態で投与される式(I)の化合物は、単独であるか、又は哺乳動物の免疫系を調節する1以上の追加の薬剤、又は抗炎症性薬剤と組み合わせて投与される。当該薬剤は、非限定的にシクロスポリンA(例えば、Sandimmune(商標)又はNeoral(登録商標)、ラパマイシン、FK-506(タクロリムス)、レフルノミド、デオキシスペルグアリン、マイコフェノレート(例えば、Cellcept(登録商標))、アザチオプリン(例えば、Imuran(登録商標))、ダクリズマブ(例えば、Zenapax(登録商標))、OKT3(例えば、Orthoclone(登録商標))、Atgam、アスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェン、ナプロキセン、ピロキシカム、及び抗炎症性ステロイド(例えば、プレドニソロン又はデキサメタソン)を含みうる。これらの薬剤は、同じ又は異なる投与経路を介して、そして標準医薬慣例に従って同じ又は異なる投与スケジュールで、同じ投与形態の一部として、又は別の投与形態として投与されてもよい。
FK506(タクロリムス)は、術後48時間の間、12時間ごと、0.10〜0.15mg/kg体重で経口で与えられる。用量は、血清タクロリムス・トラフ・レベルによりモニターされる。
シクロスポリンA(Sandimmune(商標)経口又は静脈内製剤、又はNeoral(登録商標)、経口溶液又はカプセル)は、術後48時間以内に12時間ごとに経口で5mg/kg体重で与えられる。用量は、血液シクロスポリンAトラフレベルによりモニターされる。
活性薬剤は、当業者に周知の方法に従って、持続性デリバリーのために剤形され得る。かかる製剤の例は、米国特許第3,538,214号、第4,060,598号、第4,173,626号、第3,119,742号、及び第3,492,397号に見出すことができる。
式I又はその医薬として許容される塩が、ヤヌス・キナーゼ3を阻害し、そして結果としてヤヌスキナーゼ3により特徴付けられる疾患又は障害を治療するための有効性を示す能力は、以下のin vitroアッセイ試験により示される。
生物学的アッセイ
JAK3(JH1:GST)酵素アッセイ
JAK3キナーゼ・アッセイは、バキュロウイルス感染SF9細胞(GSTとヒトJAK3の触媒ドメインとの融合タンパク質)中で発現され、グルタチオン-セファロース上でアフィニティ-クロマトグラフィーにより精製されたタンパク質を利用する。反応についての基質は、37℃で一晩100μg/mlでNunc Maxi Sorpプレート上に被膜されたポリ-グルタミン酸-チロシン(PGT(4:1)、Sigmaカタログ番号P0275)である。被膜後の朝、プレートを3回洗浄し、100μlのキナーゼ緩衝液(50mM・HEPES、pH7.3、125mM・NaCl、24mM・MgCl2+0.2uM・ATP+1mMオルソバナジウム酸ナトリウム)を含むウェルにJAK3を加える。室温で30分間反応させ、そしてプレートを3回以上洗浄する。得られたウェル中のリン酸化チロシンのレベルを、抗-ホスホチロシン抗体(ICN PY20、カタログ番号69-151-1)を利用する標準ELISAアッセイにより定量する。
ヒトIL-2依存性T細胞ブラスト増殖(T-cell Blast Proliferation)の阻害
当該試験は、in vitroにおけるIL-2依存性T細胞ブラスト増殖についての化合物の阻害効果を計測する。IL-2受容体を通したシグナルがJAK-3を必要とするので、JAK-3の細胞活性阻害は、IL-2依存性T細胞ブラスト増殖を阻害すべきである。
当該アッセイ用の細胞は、新鮮なヒトの血液から単離される。Accuspin System-Histopaque-1077(Sigmaカタログ番号A7054)を使用して、単核細胞を分離した後、初代培養ヒトT細胞を、lympho-Kwit T(One Lambda, Inc., カタログ番号LK-50T)を使用して陰性選別により単離する。T細胞を1〜2×106/mlで培地(RPMI+10%熱不活性化ウシ胎児血清(Hyclone カタログ番号A-1111L)+1%ペニシリン/ストレプトマイシン(Gibco))中に培養し、そして10ug/ml・PHA(Murex Diagnostics、カタログ番号HA16)を加えることにより増殖を誘導する。5%CO2中、37℃にて、3日後、細胞を培地で3回洗浄し、培地+100ユニット/mlのヒト組換えIL-2(R&D Systems、カタログ番号202-IL)中で1〜2×108細胞/mlの密度に懸濁した。1週間後、細胞はIL-2依存性であり、そして等量の培地+100ユニット/mlのIL-2を週2回供給することにより最大三週間維持することができる。
IL-2依存性のT細胞増殖を阻害する試験化合物の能力をアッセイするために、IL-2依存性細胞を3回洗浄し、培地中に懸濁し、そして次に平底96ウェル-マイクロタイター・プレート(Falcon#353075)中に蒔いた(50,000細胞/ウェル/0.1ml)。DMSO中の試験化合物の10mMストックから、化合物の連続2倍希釈液を、3通りのウェル中に加え、10uMで開始した。1時間後、10ユニット/mlのIL-2を各試験ウェルに加える。プレートを次に37℃、5%CO2で72時間インキュベーションする。プレートを次に3H-チミジン(0.5uCi/ウェル)(NENカタログ番号NET-027A)でパルス標識し、そしてさらに18時間インキュベーションした。培養プレートを、次に96ウェルプレート・ハーベスターで収集し、そして増殖している細胞中に取り込まれる3Hチミジンの量を、Packard Top Countシンチレーション・カウンターで計数することにより測定する。データーを、試験化合物の濃度に対する増殖の阻害割合(%)に対してプロットすることにより分析する。IC50値(uM)は、当該プロットから測定する。
以下の実施例は、本発明の化合物の製法を記載するが、それらの細部にまで限定されるものではない。融点は、補正していない。NMRデーターは、100万分の1(δ)で報告され、そしてサンプル溶媒(ほかに特記されない限り重クロロホルム)からの重水素ロックシグナルを基準とする。市販の試薬を更に精製することなく利用した。THFは、テトラヒドロフランを指す。DMFは、N,N-ジメチルホルムアミドを指す。低分解能質量分析を、化学イオン化(アンモニウム)を利用するHewlett Packard5989(商標)で記録するか、又はイオン化試薬として0.1%ギ酸を伴うアセトニトリル/水の50/50混合物を使用するFisons(又はMicro Mass)大気圧化学イオン化(APCI)プラットフォームで記録した。室温は20〜25℃を指す。
実施例1
1-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-エタノン
方法 A
(1-ベンジル-4-メチル-ピペリジン-3-イル)-メチル-アミン
テトラヒドロフラン中の2Mメチルアミン23ml中に溶解された1-ベンジル-4-メチル-ピペリジン-3-オン(2.3グラム、11.5mmol)(当該物質は、Iorio, M.A.及びDamia, G., Tetrahedron, 26, 5519 (1970)並びにGriecoら、 Journal of the American Chemical Society, 107, 1768 (1985)(両文献は、その全てを本明細書中に援用される)に記載の方法であって、共溶媒として5%のメタノールを使用して変更された方法により調製される)の攪拌溶液に、1.4ml(23mmol)の酢酸を加え、そして得られた混合物を密閉チューブ中で16時間室温で攪拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(4.9グラム、23mmol)を加え、そして新たな混合物を密閉チューブ中で室温にて24時間攪拌し、その時点で1N水酸化ナトリウム(50ml)を加えて反応をとめた。反応混合液を次に3×80mlのエーテルで抽出し、合わせたエーテル相を硫酸ナトリウム(Na2SO4)で乾燥し、そして吸引下で乾燥するまで濃縮して、1.7グラム(69%)の表題の化合物を白色固体として与えた。 LRMS: 219.1 (M+1).
方法 B
(1-ベンジル-4-メチル-ピペリジン-3-イル)-メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミン
Davoll, J. Am. Chem. Soc., 82, 131 (1960)の方法(当該文献はその全てを本明細書中に援用される)により製造される4-クロロピロロ[2,3-d]ピリミジン(2.4グラム、15.9mmol)と方法Aから得た生成物(1.7グラム、7.95mmol)を2等量のトリエチルアミン中に溶解した溶液を、100℃で3日間密閉チューブ内で熱した。室温に冷却し、そして減圧下で濃縮した後に、残渣をフラッシュ・クロマトグラフィー(シリカ;3%メタノールを含むジクロロメタン)により精製して、1.3グラム(50%)の表題の化合物を無色油として与えた。 LRMS: 336.1 (M+1).
方法 C
メチル-(4-メチル-ピペリジン-3-イル)-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミン
15mlのエタノールに溶解した製法Bから得た生成物(0.7グラム、2.19mmol)に、2N塩酸1.5mlを加え、そして反応混合液を窒素パージにより脱気した。当該反応混合液に、0.5グラムの20%炭素担持水酸化パラジウム(50%水)(Aldrich)を加え、そして室温にて50psiの気圧の水素の下で2日間、反応混合液を攪拌した(Parr-Shaker)。セライトろ過された反応混合物を、吸引下で乾燥するまで濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(シリカ;5%メタノールを含むジクロロメタン)により精製して、0.48グラム(90%)の表題の化合物を与えた。 LRMS: 246.1 (M+1).
方法 D
1-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-エタノン
方法Cから得た生成物(0.03グラム、0.114mmol)を、5mlの10:1ジクロロメタン/ピリジン中に溶解した攪拌溶液に、アセチルクロリド(0.018グラム、0.228mmol)を加え、そして得られた混合液を室温で18時間攪拌した。反応混合液を、次にジクロロメタンと飽和炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)との間で分画した。有機相を飽和NaHCO3で再び洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして吸引下で乾燥するまで濃縮した。残渣を調製薄層クロマトグラフィー(PTLC)(シリカ;ジクロロメタンを含む4%メタノールを含むジクロロメタン)により精製して、0.005mg(15%)の表題の化合物を無色油として与えた。 LRMS: 288.1 (M+1).
実施例2-26の表題の化合物を、実施例1に記載される方法と類似の方法により調製した。
実施例2
[1-(2-アミノ-エタンスルホニル)-4-メチル-ピペリジン-3-イル]-メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミン
[1-(2-アミノ-エタンスルホニル)-4-メチル-ピペリジン-3-イル]-メチル-アミン. LRMS: 353.
実施例3
(1-エタンスルホニル-4-メチル-ピペリジン-3-イル)-メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミン
(1-エタンスルホニル-4-メチル-ピペリジン-3-イル)-メチル-アミン. LRMS: 338.
実施例4
[1-(ブタン-1-スルホニル)-4-メチル-ピペリジン-3-イル]-メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミン
[1-(ブタン-1-スルホニル)-4-メチル-ピペリジン-3-イル]-メチル-アミン. LRMS: 366.
実施例5
4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-カルボン酸 イソブチル エステル
4-メチル-3-メチルアミノ-ピペリジン-1-カルボン酸 イソブチル エステル. LRMS: 346.
実施例6
N-(2-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-スルホニル}-エチル)-プロピオンアミド
N-[2-(4-メチル-3-メチルアミノ-ピペリジン-1-スルホニル)-エチル]-プロピオンアミド. LRMS: 409.
実施例7
(2-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-スルホニル}-エチル)-カルバミン酸メチル・エステル
[2-(4-メチル-3-メチルアミノ-ピペリジン-1-スルホニル)-エチル]-カルバミン酸メチル・エステル. LRMS: 411.
実施例8
N-(2-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-スルホニル}-エチル)-イソブチルアミド
N-[2-(4-メチル-3-メチルアミノ-ピペリジン-1-スルホニル)-エチル]-イソブチルアミド. LRMS: 423.
実施例9
(1-メタンスルホニル-ピペリジン-3-イル)-メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミン
(1-メタンスルホニル-ピペリジン-3-イル)-メチル-アミン. LRMS: 310.
実施例10
(1-エタンスルホニル-ピペリジン-3-イル)-メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミン
(1-エタンスルホニル-ピペリジン-3-イル)-メチル-アミン. LRMS: 324.
実施例11
メチル-[1-(プロパン-1-スルホニル)-ピペリジン-3-イル]-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミン
(1-プロピルスルホニル-ピペリジン-3-イル)-メチル-アミン. LRMS: 338.
実施例12
[1-(ブタン-1-スルホニル)-ピペリジン-3-イル]-メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミン
(1-ブチルスルホニル-ピペリジン-3-イル)-メチル-アミン. LRMS: 352.
実施例13
2,2-ジメチル-N-(2-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-スルホニル}-エチル)-プロピオンアミド
2,2-ジメチル-N-[2-(4-メチル-3-メチルアミノ-ピペリジン-1-スルホニル)-エチル]-プロピオンアミド. LRMS: 437.
実施例14
3-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)アミノ]-ピペリジン-1-イル}-3-オキソ-プロピオニトリル
3-(4-メチル-3-メチルアミノ-ピペリジン-1-イル)-3-オキソ-プロピオニトリル. LRMS: 313.
実施例15
(3-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-3-オキソ-プロピル)-カルバミン酸 tert-ブチル・エステル
[3-(4-メチル-3-メチルアミノ-ピペリジン-1-イル)-3-オキソ-プロピル]-カルバミン酸tert-ブチル・エステル. LRMS: 417.
実施例16
メチル-[4-メチル-1-(プロパン-1-スルホニル)-ピペリジン-3-イル]-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミン
メチル-[4-メチル-1-(プロパン-1-スルホニル)-ピペリジン-3-イル]-アミン. LRMS: 352.
実施例17
3-アミノ-1-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-プロパン-1-オン
3-アミノ-1-(4-メチル-3-メチルアミノ-ピペリジン-1-イル)-プロパン-1-オン. LRMS: 317.
実施例18
2-メトキシ-1-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-エタノン
2-メトキシ-1-(4-メチル-3-メチルアミノ-ピペリジン-1-イル)-エタノン. LRMS: 318.
実施例19
2-ジメチルアミノ-1-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-エタノン
2-ジメチルアミノ-1-(4-メチル-3-メチルアミノ-ピペリジン-1-イル)-エタノン. LRMS: 331.
実施例20
(3-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-3-オキソ-プロピル)-カルバミン酸 tert-ブチル エステル
[3-(4-メチル-3-メチルアミノ-ピペリジン-1-イル)-3-オキソ-プロピル]-カルバミン酸tert-ブチル・エステル. LRMS: 417.
実施例21
3,3,3-トリフルオロ-1-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-プロパン-1-オン
3,3,3-トリフルオロ-1-(4-メチル-3-メチルアミノ-ピペリジン-1-イル)-プロパン-1-オン.
実施例22
N-(2-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-2-オキソ-エチル)-アセトアミド
N-[2-(4-メチル-3-メチルアミノ-ピペリジン-1-イル)-2-オキソ-エチル]-アセトアミド. LRMS: 345.
実施例23
3-エトキシ-1-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-プロパン-1-オン
3-エトキシ-1-(4-メチル-3-メチルアミノ-ピペリジン-1-イル)-プロパン-1-オン. LRMS: 346.
実施例24
4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-カルボン酸メチルアミド
4-メチル-3-メチルアミノ-ピペリジン-1-カルボン酸メチルアミド. LRMS: 303.
実施例25
4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-カルボン酸ジエチルアミド
4-メチル-3-メチルアミノ-ピペリジン-1-カルボン酸ジエチルアミド. LRMS: 345.
実施例26
メチル-[4-メチル-1-(2-メチルアミノ-エタンスルホニル)-ピペリジン-3-イル]-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミン
メチル-[4-メチル-1-(2-メチルアミノ-エタンスルホニル)-ピペリジン-3-イル]-アミン. LRMS: 367.

Claims (17)

  1. ヒトを含む哺乳動物において、慢性の心臓移植拒絶反応を治療又は予防する方法であって、当該哺乳動物に、かかる症状を治療するのに有効な量の以下の式:
    Figure 2007514729
    [式中、
    1は以下の式:
    Figure 2007514729
    {式中、
    yは、0、1、又は2であり;
    4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;又は
    4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
    5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる);又は以下の式:
    Figure 2007514729
    (式中、
    aは0、1、2、3、又は4であり;
    b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
    dは、0、1、2、又は3であり;
    Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
    Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
    Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
    6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
    12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルであり、ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばる)
    で表される基により置換されなければならない}
    で表される基であり、
    2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;又は
    2及びR3は、各々独立して、(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで、当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
    で表される化合物、又はその医薬として許容される塩を投与することを含む、前記方法。
  2. ヒトを含む哺乳動物において、慢性の肺移植拒絶反応を治療又は予防する方法であって、当該哺乳動物に、かかる症状を治療するのに有効な量の以下の式:
    Figure 2007514729
    [式中、
    1は以下の式:
    Figure 2007514729
    {式中、
    yは、0、1、又は2であり;
    4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;又は
    4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
    5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばる);又は以下の式:
    Figure 2007514729
    (式中、
    aは0、1、2、3、又は4であり;
    b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
    dは、0、1、2、又は3であり;
    Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
    Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
    Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
    6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
    12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルであり、ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)
    で表される基により置換されなければならない}
    で表される基であり、
    2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;又は
    2及びR3は、各々独立して、(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで、当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
    で表される化合物、又は医薬として許容されるその塩を投与することを含む、前記方法。
  3. ヒトを含む哺乳動物において、慢性の肝臓移植拒絶反応を治療又は予防する方法であって、当該哺乳動物に、かかる症状の治療に有効な量の以下の式:
    Figure 2007514729
    [式中、
    1は、以下の式:
    Figure 2007514729
    {式中、
    yは、0、1、又は2であり;
    4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;又は
    4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
    5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる);又は以下の式:
    Figure 2007514729
    (式中、
    aは0、1、2、3、又は4であり;
    b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
    dは、0、1、2、又は3であり;
    Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
    Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
    Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
    6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
    12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルであり、ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれ)
    で表される基により置換されなければならない}
    で表される基であり、
    2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;又は
    2及びR3は、各々独立して、(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで、当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
    で表される化合物、又は医薬として許容されるその塩を投与することを含む、前記方法。
  4. ヒトを含む哺乳動物において、慢性の腎臓移植拒絶反応を治療又は予防する方法であって、当該哺乳動物に、かかる症状の治療に有効な量の以下の式:
    Figure 2007514729
    [式中、
    1は、以下の式:
    Figure 2007514729
    (式中、
    yは、0、1、又は2であり;
    4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;又は
    4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
    5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばる);又は以下の式:
    Figure 2007514729
    (式中、
    aは0、1、2、3、又は4であり;
    b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
    dは、0、1、2、又は3であり;
    Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
    Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
    Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
    6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
    12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルであり、ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)
    で表される基により置換されなければならない}
    で表される基であり、
    2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;又は
    2及びR3は、各々独立して、(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで、当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
    で表される化合物、又は医薬として許容されるその塩を投与することを含む、前記方法。
  5. ヒトを含む哺乳動物において、慢性の膵臓移植拒絶反応を治療又は予防する方法であって、当該哺乳動物に、かかる症状の治療に有効な量の以下の式:
    Figure 2007514729
    [式中、
    1は、以下の式:
    Figure 2007514729
    {式中、
    yは、0、1、又は2であり;
    4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;又は
    4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
    5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる);又は以下の式:
    Figure 2007514729
    (式中、
    aは0、1、2、3、又は4であり;
    b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
    dは、0、1、2、又は3であり;
    Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
    Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
    Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
    6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
    12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルであり、ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)
    で表される基により置換されなければならない}
    で表される基であり、
    2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;又は
    2及びR3は、各々独立して、(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで、当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
    で表される化合物、又は医薬として許容されるその塩を投与することを含む、前記方法。
  6. ヒトを含む哺乳動物において、慢性の小腸移植拒絶反応を治療又は予防する方法であって、当該哺乳動物に、かかる症状を治療するのに有効な量の以下の式:
    Figure 2007514729
    [式中、
    1は、以下の式:
    Figure 2007514729
    {式中、
    yは、0、1、又は2であり;
    4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;又は
    4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
    5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる);又は以下の式:
    Figure 2007514729
    (式中、
    aは0、1、2、3、又は4であり;
    b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
    dは、0、1、2、又は3であり;
    Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
    Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
    Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
    6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
    12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルであり、ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)
    で表される基により置換されなければならない}
    で表される基であり、
    2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;又は
    2及びR3は、各々独立して、(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで、当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
    で表される化合物、又は医薬として許容されるその塩を投与することを含む、前記方法。
  7. ヒトを含む哺乳動物において、慢性の子宮移植拒絶反応を治療又は予防する方法であって、当該哺乳動物に、かかる症状を治療するのに有効な量の以下の式:
    Figure 2007514729
    [式中、
    1は、以下の式:
    Figure 2007514729
    {式中、
    yは、0、1、又は2であり;
    4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;又は
    4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
    5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる);又は以下の式:
    Figure 2007514729
    (式中、
    aは0、1、2、3、又は4であり;
    b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
    dは、0、1、2、又は3であり;
    Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
    Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
    Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
    6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
    12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルであり、ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばる)
    で表される基により置換されなければならない}
    で表される基であり、
    2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;又は
    2及びR3は、各々独立して、(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで、当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
    で表される化合物、又は医薬として許容されるその塩を投与することを含む、前記方法。
  8. ヒトを含む哺乳動物において、慢性の関節移植拒絶反応を治療又は予防する方法であって、当該哺乳動物に、かかる症状を治療するのに有効な量の以下の式:
    Figure 2007514729
    [式中、
    1は以下の式:
    Figure 2007514729
    {式中、
    yは、0、1、又は2であり;
    4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;
    又はR4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
    5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる);又は以下の式:
    Figure 2007514729
    (式中、
    aは0、1、2、3、又は4であり;
    b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
    dは、0、1、2、又は3であり;
    Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
    Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
    Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
    6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
    12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルであり、ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれ)
    で表される基により置換されなければならない}
    で表される基であり、
    2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;又は
    2及びR3は、各々独立して、(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで、当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
    で表される化合物、又はその医薬として許容される塩を投与することを含む、前記方法。
  9. ヒトを含む哺乳動物において、慢性の骨髄移植拒絶反応を治療又は予防する方法であって、当該哺乳動物に、かかる症状を治療するのに有効な量の以下の式:
    Figure 2007514729
    [式中、
    1は以下の式:
    Figure 2007514729
    {式中、
    yは、0、1、又は2であり;
    4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;又は
    4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
    5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる);又は以下の式:
    Figure 2007514729
    (式中、
    aは0、1、2、3、又は4であり;
    b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
    dは、0、1、2、又は3であり;
    Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
    Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
    Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
    6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
    12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルであり、ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)
    で表される基により置換されなければならない}
    で表される基であり
    2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;又は
    2及びR3は、各々独立して、(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで、当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
    で表される化合物、又はその医薬として許容される塩を投与することを含む、前記方法。
  10. ヒトを含む哺乳動物において、慢性の手足移植拒絶反応を治療又は予防する方法であって、当該哺乳動物に、かかる症状の治療に有効な量の以下の式:
    Figure 2007514729
    [式中、
    1は、以下の式:
    Figure 2007514729
    {式中、
    yは、0、1、又は2であり;
    4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;又は
    4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
    5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる);又は以下の式:
    Figure 2007514729
    (式中、
    aは0、1、2、3、又は4であり;
    b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
    dは、0、1、2、又は3であり;
    Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
    Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
    Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
    6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
    12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルであり、ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)
    で表される基により置換されなければならない}
    で表される基であり、
    2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;又は
    2及びR3は、各々独立して、(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで、当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
    で表される化合物、又はその医薬として許容される塩を投与することを含む、前記方法。
  11. ヒトを含む哺乳動物において、慢性の角膜移植拒絶反応を治療又は予防する方法であって、当該哺乳動物に、かかる症状を治療するのに有効な量の以下の式:
    Figure 2007514729
    [式中、
    1は以下の式:
    Figure 2007514729
    {式中、
    yは、0、1、又は2であり;
    4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;又は
    4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
    5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる);又は以下の式:
    Figure 2007514729
    (式中、
    aは0、1、2、3、又は4であり;
    b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
    dは、0、1、2、又は3であり;
    Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
    Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
    Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
    6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
    12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルであり、ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)
    で表される基により置換されなければならない}
    で表される基であり、
    2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;又は
    2及びR3は、各々独立して、(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで、当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
    で表される化合物、又はその医薬として許容される塩を投与することを含む、前記方法。
  12. ヒトを含む哺乳動物において、慢性の皮膚移植拒絶反応を治療又は予防する方法であって、当該哺乳動物に、かかる症状を治療するのに有効な量の以下の式:
    Figure 2007514729
    [式中、
    1は以下の式:
    Figure 2007514729
    {式中、
    yは、0、1、又は2であり;
    4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;又は
    4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
    5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる);又は以下の式:
    Figure 2007514729
    (式中、
    aは0、1、2、3、又は4であり;
    b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
    dは、0、1、2、又は3であり;
    Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
    Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
    Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
    6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
    12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルでり、ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)
    で表される基により置換されなければならない}
    で表される基であり、
    2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;又は
    2及びR3は、各々独立して、(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで、当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
    で表される化合物、又はその医薬として許容される塩を投与することを含む、前記方法。
  13. ヒトを含む哺乳動物において、細胞(肝臓細胞、膵臓β細胞、幹細胞、神経細胞、及び心筋細胞)移植拒絶反応を治療又は予防する方法であって、当該哺乳動物に、かかる症状の治療に有効な量の以下の式:
    Figure 2007514729
    [式中、
    1は、以下の式:
    Figure 2007514729
    {式中、
    yは、0、1、又は2であり;
    4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;又は
    4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
    5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる);又は以下の式:
    Figure 2007514729
    (式中、
    aは0、1、2、3、又は4であり;
    b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
    dは、0、1、2、又は3であり;
    Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
    Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
    Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
    6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
    12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルであり、ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)
    で表される基により置換されなければならない}
    で表される基であり、
    2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;又は
    2及びR3は、各々独立して、(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで、当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
    で表される化合物、又はその医薬として許容される塩を投与することを含む、前記方法。
  14. 前記化合物が以下の: からなる群から選ばれる、請求項1に記載の方法。
    メチル-[4-メチル-1-(プロパン-1-スルホニル)-ピペリジン-3-イル]-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミン;
    4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-カルボン酸メチル・エステル;
    3,3,3-トリフルオロ-1-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-プロパン-1-オン;
    4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-カルボン酸ジメチルアミド;
    ({4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-カルボニル}-アミノ)-酢酸エチル・エステル;
    3-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-3-オキソ-プロピオニトリル;
    3,3,3-トリフルオロ-1-{4-メチル-3-[メチル-(5-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-プロパン-1-オン;
    1-{4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-ブタ-3-イン-1-オン;
    1-{3-[(5-クロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-メチル-アミノ]-4-メチル-ピペリジン-1-イル}-プロパン-1-オン;
    1-{3-[(5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-メチル-アミノ]-4-メチル-ピペリジン-1-イル}-プロパン-1-オン;
    N-シアノ-4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-N'-プロピル-ピペリジン-1-カルボキサミジン;
    N-シアノ-4,N',N'-トリメチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-カルボキサミジン;
    メチル-[(3R,4R)-4-メチル-1-(プロパン-1-スルホニル)-ピペリジン-3-イル]-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミン;
    (3R,4R)-)-4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-カルボン酸メチル・エステル;
    3,3,3-トリフルオロ-1-{(3R,4R)-4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-プロパン-1-オン;
    (3R,4R)-4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-カルボン酸ジメチルアミド;
    {(3R,4R)-4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-カルボニル}-アミノ)-酢酸エチル・エステル;
    3-{(3R,4R)-4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-3-オキソ-プロピオニトリル;
    3,3,3-トリフルオロ-1-{(3R,4R)-4-メチル-3-[メチル-(5-メチル-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-プロパン-1-オン;
    1-{(3R,4R)-4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-イル}-ブタ-3-イン-1-オン;
    1-{(3R,4R)-3-[(5-クロロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-メチル-アミノ]-4-メチル-ピペリジン-1-イル}-プロパン-1-オン;
    1-{(3R,4R)-3-[(5-フルオロ-7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-メチル-アミノ]-4-メチル-ピペリジン-1-イル}-プロパン-1-オン;
    (3R,4R)-N-シアノ-4-メチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-N'-プロピル-ピペリジン-1-カルボキサミジン;及び
    (3R,4R)-N-シアノ-4,N',N'-トリメチル-3-[メチル-(7H-ピロロ[2,3-d]ピリミジン-4-イル)-アミノ]-ピペリジン-1-カルボキサミジン.
  15. ヒトを含む哺乳動物において、超急性心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸、子宮、関節、骨髄、手足、角膜、及び皮膚移植拒絶反応を治療又は予防する方法であって、当該哺乳動物に、かかる症状の治療に有効な量の以下の式:
    Figure 2007514729
    [式中、
    1は、以下の式:
    Figure 2007514729
    {式中、
    yは0、1、又は2であり;
    4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;又は
    4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
    5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる);又は以下の式:
    Figure 2007514729
    (式中、
    aは0、1、2、3、又は4であり;
    b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
    dは、0、1、2、又は3であり;
    Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
    Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
    Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
    6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
    12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルであり、ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)
    で表される基により置換されなければならない}
    で表される基であり、
    2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;又は
    2及びR3は、各々独立して、(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで、当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
    で表される化合物、又はその医薬として許容される塩を投与することを含む、前記方法。
  16. ヒトを含む哺乳動物において、急性又は慢性の移植片対宿主拒絶反応(GVHD)を治療又は予防する方法であって、当該哺乳動物に、かかる症状の治療に有効な量の以下の式:
    Figure 2007514729
    [式中、
    1は以下の式:
    Figure 2007514729
    {式中、
    yは、0、1、又は2であり;
    4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;又はR4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
    5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる);又は以下の式:
    Figure 2007514729
    (式中、
    aは0、1、2、3、又は4であり;
    b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
    dは、0、1、2、又は3であり;
    Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
    Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
    Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
    6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
    12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルであり、ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれ)
    で表される基により置換されなければならない}
    で表される基であり、
    2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;又は
    2及びR3は、各々独立して、(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで、当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
    で表される化合物、又はその医薬として許容される塩を投与することを含む、前記方法。
  17. ヒトを含む哺乳動物において、慢性の心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸、子宮、関節、骨髄、手足、角膜、及び皮膚移植拒絶反応を治療又は予防するための医薬組成物であって、かかる症状の治療に有効な量の以下の式:
    Figure 2007514729
    [式中、
    1は、以下の式:
    Figure 2007514729
    {式中、
    yは、0、1、又は2であり;
    4は、水素、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニルからなる群から選ばれ、ここで当該アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C4)アルコキシ、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、ニトロ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換されるか;又は
    4は、(C3-C10)シクロアルキルであり、ここで当該シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換され;
    5は、(C2-C9)ヘテロシクロアルキルであり、ここで当該ヘテロシクロアルキル基は、1〜5のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-S(O)m、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキル(ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる);又は以下の式:
    Figure 2007514729
    (式中、
    aは0、1、2、3、又は4であり;
    b、c、e、f、及びgは、各々独立して0又は1であり;
    dは、0、1、2、又は3であり;
    Xは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)、酸素、カルボニル、又は-C(=N-シアノ)-であり;
    Yは、S(O)n(ここでnは0、1、又は2である)又はカルボニルであり;そして
    Zは、カルボニル、C(O)O-、C(O)NR-、又はS(O)n(ここでnは0、1、又は2である)であり;
    6、R7、R8、R9、R10、及びR11は、水素又は(C1-C6)アルキルであって、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アシルオキシ、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、シアノ、シアノ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、ニトロ、ニトロ(C1-C6)アルキル、又は(C1-C6)アシルアミノにより場合により置換される(C1-C6)アルキルからなる群から各々独立して選ばれ;
    12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、ハロ、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、(C1-C6)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルオキシ(C1-C6)アルキル、ニトロ、シアノ(C1-C6)アルキル、ハロ(C1-C6)アルキル、ニトロ(C1-C6)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アシルアミノ、(C1-C6)アシルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ(C1-C6)アシルアミノ、アミノ(C1-C6)アシル、アミノ(C1-C6)アシル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アシル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アシル、R1516N-CO-O-、R1516N-CO-(C1-C6)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C1-C6)アルキル-S(O)m、(C1-C6)アルキル-S(O)m-(C1-C6)アルキル、R1516NS(O)m、R1516NS(O)m(C1-C6)アルキル、R15S(O)m16N、R15S(O)m16N(C1-C6)アルキルでり、ここでmは、0、1、又は2であり、そしてR15及びR16は、水素又は(C1-C6)アルキルから各々独立して選ばれる)
    で表される基により置換されなければならない}
    で表される基であり
    2及びR3は、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C2-C6)アルケニル、(C2-C6)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ、(C3-C10)シクロアルキルからなる群から各々独立して選ばれ、ここで当該アルキル、アルコキシ、又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ(C1-C6)アルキルチオ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、(C3-C9)シクロアルキル、又は(C6-C10)アリールから選ばれる1〜3の基により場合により置換され;又は
    2及びR3は、各々独立して、(C3-C10)シクロアルキル、(C3-C10)シクロアルコキシ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C6-C10)アリールアミノ、(C1-C6)アルキルチオ、(C6-C10)アリールチオ、(C1-C6)アルキルスルフィニル、(C6-C10)アリールスルフィニル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C1-C6)アシル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-、(C5-C9)ヘテロアリール、(C2-C9)ヘテロシクロアルキル、又は(C6-C10)アリールであり、ここで、当該ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、及びアリール基は、1〜3のハロ、(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、カルボキシ(C1-C6)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルコキシ、(C6-C10)アリール、アミノ、アミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C6-C10)アリール(C1-C6)アルコキシカルボニルアミノ、(C1-C6)アルキルアミノ、((C1-C6)アルキル)2アミノ、(C1-C6)アルキルアミノ(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ(C1-C6)アルキル、ヒドロキシ、(C1-C6)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシカルボニル、(C1-C6)アルコキシカルボニル(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルコキシ-CO-NH-、(C1-C6)アルキル-CO-NH-、シアノ、(C5-C9)ヘテロシクロアルキル、アミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-、(C1-C6)アルキルアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、((C1-C6)アルキル)2アミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリールアミノ-CO-NH-(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C6-C10)アリールスルホニル、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ、(C6-C10)アリールスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ、(C1-C6)アルキルスルホニルアミノ(C1-C6)アルキル、(C5-C9)ヘテロアリール、又は(C2-C9)ヘテロシクロアルキルにより場合により置換される]
    で表される化合物、又はその医薬として許容される塩、並びに医薬として許容される担体を含む、前記組成物。
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