JP2007514251A - 記憶媒体上の書き込みされていないエリアの取扱い - Google Patents
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Abstract
記録装置は、媒体にデータを記録し、媒体からデータを抽出するため、記憶媒体とインタフェースをとる媒体インタフェース手段と、プロトコル(ATA/ATAPI)に従ってメッセージを介しホストと通信するホストインタフェースとを有する。メッセージは、データを書き込むライトコマンドと、データを読み込むリードコマンドとを含む。既存のプロトコル(MMC−3)では、未書き込みエリアはまだフォーマット処理されていないエリアとみなされ、ゼロデータがリードコマンドに対し返される。本装置は、読み込み中に書き込みされていないエリアが検出されると、エラーメッセージを介しエラーを通知するエラー通知ユニットを有する。
Description
本発明は、記憶媒体に情報を格納する装置であって、当該記憶媒体に対しデータの書き込み及び読み出しを行うため、記憶媒体とインタフェースをとる媒体インタフェース手段と、プロトコルに従ってデータを書き込むライトコマンドとデータを読み出すリードコマンドを含むメッセージを介しホストと通信するホストインタフェース手段とを有する装置に関する。
本発明はさらに、記憶媒体に情報を格納する方法であって、プロトコルに従ってデータを書き込むライトコマンドとデータを読み出すリードコマンドを含むメッセージを介しホストと通信するステップを有する方法に関する。
本発明はさらに、上記装置を制御する方法であって、プロトコルに従ってデータを書き込むライトコマンドとデータを読み出すリードコマンドを含むメッセージを介し装置と通信するステップを有する方法に関する。
本発明はさらに、情報を記憶媒体に格納し、記録装置を制御するコンピュータプログラムに関する。
NCITS(National Committee for Information Technology Standards)の草案「INFORMATION TECHNOLOGY−SCSI Multimedia Commands−」(Working Draft,T10/1363−D,Revision 10g,November 12,2001)(MMC−3と呼ばれる当該文献の改訂版MMC10g)及びDVD(Digital Versatile Disk)システムから、記録装置を介し光記録キャリアなどの記憶媒体に情報を格納するための制御が知られている。当該装置は、一方において記憶媒体とインタフェースをとるためのリード/ライトヘッド及び位置決定システムなどの媒体インタフェースを有する。他方、記録装置は、ビデオレコーダのアプリケーションユニットまたはPCであるかもしれないホストと通信するためのホストインタフェースを有する。記録装置のホストインタフェースとホストとの間の通信を行うためのプロトコルは、MMC−3(チャプター1)において言及されるATA/ATAPI規格と、特にMMC−3(チャプター2.1.2)において言及されるNCITS T13/1321D AT Attachment with Packet Interface 5あるいはATA/ATAPI−5と呼ばれるX3T13/1153D ATA−5 Rev.17がある。このため、当該装置はATA/ATAPI装置と呼ばれるかもしれない。このような記録装置は、ホストシステムの制御の下、映像などのリアルタイムデータブロックを記録するのに利用されてもよい。ホストは、映像の記録または再生などのアプリケーションを搭載している。MMC−3では、+RWディスクへの書き込みによりまだフォーマット処理されていないエリア(ICEDエリアと呼ぶ)を読み出すとき、装置はセクタデータの代わりにゼロを返す。この要求には問題がある。例えば、装置は書き込みされていないエリアと損傷している位置や製造不具合などのブラックドットとを区別することが困難である。
従って、本発明の課題は、書き込みされていないエリアの効率的な扱いを可能にする記憶媒体に情報を格納するシステムを提供することである。
本発明の第1の特徴によると、上記課題は、導入部に記載されたような情報を格納する装置であって、読み込み中に書き込みされていないエリアが検出されると、エラーメッセージを介しエラーを通知するエラー通知手段を有する装置により達成される。
本発明の第2の特徴によると、上記課題は、導入部に記載されたような情報を格納する方法であって、読み込み中に書き込みされていないエリアが検出されると、エラーメッセージを介しエラーを通知するステップを有する方法により達成される。
本発明の第3の特徴によると、上記課題は、導入部に記載されたような装置を制御する方法であって、読み込み中に書き込みされていないエリアが検出されると、エラーメッセージを受信するステップと、当該未書き込みエリアをアプリケーションに通知するステップを有することを特徴とする方法により達成される。
上記手段の効果は、未書き込みエリアを含む記憶媒体の一部の読み込みをリードコマンドが要求すると、装置がエラーを通知するということである。これは、ICEの読み込み時にエラーが通知されるため、MMC−3(ゼロを要求し、この時点でエラーのない)に従うものでないということに留意されたい。これは、ホストのアプリケーションが未書き込みエリアを認識し、未書き込みエリア(おそらく予想しない)から迅速に復帰し、可能な限り迅速に読み込みを継続する効果を有する。
本発明はまた、以下の認識に基づく。実際、記録キャリアはDVD(デジタル多用途ディスク)やDVD+RWレコーダなどの既存の読取記録装置上で読み込み可能であることが必要とされる。従って、既存の装置は、MMC−3のチャプター5.4.3.13.2に述べられるように、少なくとも部分的にフォーマット処理された状態を必要とする。すんわち、部分的にフォーマット処理された状態によりブロックは書き込まれないかもしれない。しかしながら、本発明者はさらに、あるブロックが記録エラーにより書き込まれず(ICE)、最終的な状況は極めて重大なものとなることを確認した。書き込み動作中、書き込みエラーにより、ブロックはスキップされたかもしれない。記録アプリケーションは、コンシスタンシをチェックするため、ディスク上のデータを読み込むことを試みるであろう。それは、(部分的に書き込みされていない)エリアを読み込み、未書き込みエリアに対しMMC−3に従って)ゼロを受け取る。本発明者は、ゼロがユーザデータコンテンツであってもよいということに留意している。このため、アプリケーションは、すべてが上手くいったと信じているであろう。このとき、記録装置によるエラー復帰は省かれる。このようなディスクが以降に読み込まれる場合(DVD−ROMドライブなどにおいて)、未書き込みエリア(ICE)が発生したファイルは損傷するであろう。これは、極めて重大なことである。
MMCコマンドセットでは、DVD+RW書き込み可能ドライブにリードコマンドが通知されると、リードコマンドはiced(未書き込み)セクタを転送するよう要求し、ドライブはコンテンツとしてゼロを返すことが要求される。この動作は、DVD−ROMドライブとDVD+RWドライブの応答間の不定性を生じさせ、PCなどのホストのデータ損傷さえももたらす。これは、icedセクタのリーダがicedセクタを認識し、当該セクタの履歴を知ることができないためである。当該セクタは書き込まれると想定されるが、当初のライタのトラッキングエラーにより、それがスキップされた可能性がある。このとき、当初のライタは、エラーと当該エラーを含むファイルがファイルシステムに適切に管理された可能性があるということを通知したかもしれない。DVD−ROMドライブが当該ファイルを読み込む場合、それはアプリケーションにエラーを通知するであろう。しかしながら、DVD+RWドライブがMMCの仕様に従う場合、それはアプリケーションにエラーを通知しないであろう。このことは、アプリケーションの損傷と共にハードディスクドライブ上などのアプリケーションにより使用または記録されるデータの損傷を導く可能性がある。未書き込みエリアを含むファイルがホストの実行可能なファイルである場合、損傷が発生する可能性がある。損傷した命令により実行可能なものに予測不可な動作があり、例えば、ホストやアプリケーションシステムのクラッシュを生じさせる可能性がある。本発明のステップは、MMC仕様のこの重大な問題点を認識し、ICEを読み込む際にエラーを返すことによりこれを回避するためのものである。
MMC仕様の背景にあるアイデアは、ドライブがバックグラウンドのフォーマット処理を実行し、書き込みされていないすべてのブロックが即座に書き込まれ、これにより書き込みが予想されると、ドライブが「既に」ゼロを返すことが可能であり、データが生成可能となるような思想により生み出された。MMC仕様を作成者は、エラーによりスキップされた未書き込みブロックが生じた状況を考慮していなかった。スキップしたブロックは指紋により、すなわち、当該ブロックのクリーニングが汚れによりカバーされる前に発生する。ディスクがクリーンにされると、以前にカバーされたブロックの書き込み及び読み込みが可能となるが、これらのブロックは損傷したファイルの一部であるかもしれない。従って、本発明者は、未書き込みブロックに対するエラーを通知しないことが問題を発生し、未書き込みエリアに対するエラーを通知することにより置換される。
本装置の実施例では、ホストインタフェース手段は、リアルタイムにデータを書き込むライトコマンドとリアルタイムにデータを読み込むリードコマンドとを有するメッセージを介し通信するよう構成される。これは、リアルタイムデータに対しては、リードエラーの通知は、大きなノイズや視覚的アーチファクトを回避するなど、ユーザへの損傷したデータの提示の回避を可能にするという効果を有する。
本装置の実施例では、エラー通知手段は、記憶媒体の記録層の反射状態を検出することにより未書き込みエリアを検出するよう構成される。これは、未書き込みエリアが容易に検出可能であるという効果を有する。
本発明による方法及び装置のさらなる好適な実施例が、さらなる請求項に与えられる。
本発明の上記及び他の特徴が、添付された図面を参照して以下の説明の具体例により説明される実施例を参照してさらに明らかとなる。
図面において、上述の要素に対応する要素は、同一の参照番号を有する。
図1は、ディスク形状記憶媒体、記録装置及びホストシステムを示す。光ディスクなどの記憶媒体11は、記録装置12の記録キャリアを構成する。DVD+RWは、MMC−3(チャプター5.4.3.13.2)に与えられるような記録キャリアの一例である。記録装置のいくつかの機能は、例えば周知のMMC−3(チャプター1)に記載されているATA/ATAPI規格と、特にMMC−3(チャプター2.1.2)に参照されているNCITS T13/1321D AT Attachment with Packet Interface 5(ATA/ATAPI−5)などの所定の規格に従い規定されている。このため、当該装置はATA/ATAPI装置と呼ばれるかもしれない。装置(12)は、一方ではDVD+RWディスクなどの記憶媒体11とインタフェースをとるため、CDまたはDVDシステムから共通して知られている制御回路、位置決定サーボシステム、及びリード/ライトヘッドなどの媒体インタフェースを有する。他方、装置12は、映像情報の入出力のための通常の要素などを有するビデオレコーダのPCまたはアプリケーションサイドであるかもしれないホストと通信するためのATAケーブルなどのホストインタフェース15を有する。DVD+RW媒体、ATA/ATAPI装置及びホストの4つの要素の組み合わせが、家庭用DVD+RWビデオレコーダを構成することが可能である。
既存のプロトコル(MMC−3)では、未書き込みエリアは、まだフォーマット処理されていないエリアとみなされ、ゼロデータがリードコマンドに対し返される。装置は、読み込み中に書き込みされていないエリアが検出されると、エラーメッセージを介しエラーを通知するエラー通知ユニット16を有する。エラーメッセージは、MMC−3プロトコルなどの使用されているプロトコルに従ってホストインタフェース15を介し転送される。一実施例では、エラー通知ユニット16は、未書き込みエリアの場合、あるセクタに対応するエリアに対しエラーメッセージを生成する。あるいは、エラーメッセージは、書き込みされていない複数のセクタまたはセクタ領域を含むものであってもよい。
記録装置上のバックグラウンド情報及び記憶媒体フォーマットは、以下の参照において見つけることが可能である。
[DVD] 読出し専用ディスクの仕様ECMA−267
[DVD+R] 4.7ギガバイトベーシックフォーマット仕様システム記述1.1
[DVD+RW] 4.7ギガバイトベーシックフォーマット仕様書き換え可能バージョン1.2
通常、記録システムでは以下の定義が使用される。
「Drive」:例えば、記憶媒体とインタフェースをとるユニットは、光ピックアップユニット、サーボ、データパス、メモリフラッシュ及びATAPIなどによりホストとインタフェースをとるものを有する。
「Disc」:CDDA、CD−R/RW、CD−ROM、DVDROM、DVD+RW、DVD+R SACDなどの任意の光ディスクが可能である。
「ECC」:これは、ディスク上に書き込み可能な最小のデータ量である。DVDには、32キロバイトのユーザデータの完全なEFMブロックがある。
「Sector」:(DVD上で)アドレス指定可能な2048バイトの最小データサイズ
「Application」:例えば、映像信号の符号化/復号化を行う、リアルタイムデータのディスクへの格納(及び抽出)を要求し、ディスク上の構造を調整するインタフェースをとるホスト内のアクティブユニット
「Chunk」:リンクすることなく連続的に書き込まれるデータブロック
「De−iced」:+RW相変化物質は、結晶相と非結晶相の2つの状態を有する。新しいディスクのすべての物質は同一状態を有し、そのようなディスクは「iced」と呼ばれる。ディスクへの書き込みにより、転移が生成される。これは、ディスクの反射率とディスクの読出し可能な方法に影響を与える。ディスクがicedエリアを有する場合、レーザの現在位置はウォブルを介することによってのみ決定可能である。書き込みエリアでは、位置情報はデータに含まれる。
「Off−Track」:光ピックアップユニットのレーザが(記録可能)ディスクの(ウォブル)グルーブを追従できなくなると、それはオフトラックとなる。
[DVD] 読出し専用ディスクの仕様ECMA−267
[DVD+R] 4.7ギガバイトベーシックフォーマット仕様システム記述1.1
[DVD+RW] 4.7ギガバイトベーシックフォーマット仕様書き換え可能バージョン1.2
通常、記録システムでは以下の定義が使用される。
「Drive」:例えば、記憶媒体とインタフェースをとるユニットは、光ピックアップユニット、サーボ、データパス、メモリフラッシュ及びATAPIなどによりホストとインタフェースをとるものを有する。
「Disc」:CDDA、CD−R/RW、CD−ROM、DVDROM、DVD+RW、DVD+R SACDなどの任意の光ディスクが可能である。
「ECC」:これは、ディスク上に書き込み可能な最小のデータ量である。DVDには、32キロバイトのユーザデータの完全なEFMブロックがある。
「Sector」:(DVD上で)アドレス指定可能な2048バイトの最小データサイズ
「Application」:例えば、映像信号の符号化/復号化を行う、リアルタイムデータのディスクへの格納(及び抽出)を要求し、ディスク上の構造を調整するインタフェースをとるホスト内のアクティブユニット
「Chunk」:リンクすることなく連続的に書き込まれるデータブロック
「De−iced」:+RW相変化物質は、結晶相と非結晶相の2つの状態を有する。新しいディスクのすべての物質は同一状態を有し、そのようなディスクは「iced」と呼ばれる。ディスクへの書き込みにより、転移が生成される。これは、ディスクの反射率とディスクの読出し可能な方法に影響を与える。ディスクがicedエリアを有する場合、レーザの現在位置はウォブルを介することによってのみ決定可能である。書き込みエリアでは、位置情報はデータに含まれる。
「Off−Track」:光ピックアップユニットのレーザが(記録可能)ディスクの(ウォブル)グルーブを追従できなくなると、それはオフトラックとなる。
以下において、ホストインタフェース15やATAケーブルを介したプロトコル及び媒体が、より詳細に説明される。周知のATAケーブル及びそのプロトコルは、ATA/ATAPI−5文献などの多数の文献に記載されている。MMC−3では、ケーブルの最上位のプロトコルレベルが与えられている。以下の説明では、記憶媒体11は、DVD+RW媒体、記録可能DVDである。当該媒体は、DVD+RW物理フォーマット仕様に記載されている。MMC−3に与えられるようなプロトコルのエラー通知及びリードコマンドには問題があり、媒体とプロトコルとの間の関係を理解することにより、当該問題に対する解法を理解することができる。
製造からDVD+RWディスクが獲得されると、記録層は全く書き込みがなされていない。この状態は「ICE」と呼ばれる。それは、未書き込みエリアの反射率が高いため参照される。書き込み済みのエリアは反射率が低く、わずかな結晶非結晶転移を含むため、干渉を生じ、装置により検出された反射されたレーザビームの変動をもたらす。未書き込みエリアは干渉を有さず、安定的な反射レーザビームをもたらす。このため、このような未書き込みエリアは、氷(ICE)と同様に「平坦」または「滑りやすい」ものとなり、ICEが記録層の反射状態から検出可能である。
一実施例では、エラー通知は、記憶媒体の記録層の反射状態を検出することによる未書き込みエリアの検出に基づく。
一実施例では、本発明は、MMC−3に与えられるような「READ(10)」または「READ(12)」コマンドにおける実現により実行可能である。そのようなリードコマンドを実行すると、装置は上述の反射状態などから未書き込みエリアを検出し、未書き込み状態が検出されたセクタに対しホストインタフェースを介しエラーメッセージを送信する。この効果は単に、未書き込みエリアを有するディスクを生成し、icedエリアの読み込み時のDVD+RWライタの反応の具合を観察することによりテスト可能である。リードコマンドの一例は、図2により説明されるREAD(12)の定義である。
図2は、リードコマンドを示す。リードコマンドは、ホストインタフェースを介し転送されるメッセージを構成するいくつかのバイトの関数を規定するテーブルにより特定される。第1バイト21では、メッセージがリードコマンドであることを示すコマンドコードが規定される。第2バイト22では、コマンドオプションが規定され、さらなるバイト23では、読出し対象となるデータの論理ブロックアドレスが規定される。データ転送の長さは、バイト24に規定される。リアルタイムデータの特殊モードがストリーミング表示25により規定される。読み込みのためのコマンドは、以下のようなリードコマンドとしてMMC−3に記載される。
READ(12)コマンドは、論理ユニットがデータをイニシエータ(initiator)に転送する。アドレス指定された論理ブロックに書き込まれた直近のデータ値が返される。セクタに与えられるタイトルキーによる論理ブロックへのイニシエータによる任意の読み込み(DVD−ROMメディア専用)は、ASF(Authentication Success Flag)がゼロに設定されると、ブロックされる。コマンドはCHECK CONDITION状態により終了し、SK/ASC/ASCQ値がILLEGAL REQUEST/READ OF SCRAMBLED SECTOR WITHOUT AUTHENTICATIONに設定される。DPO(Disable Page Out)ビットは論理ユニットによっては利用されず、ゼロに設定される。ゼロのDPOビットは、サポートされる場合、キャッシュページの保持優先フィールドが優先度を決定することを示す。キャッシュメモリリプレースメント方針を実現するアルゴリズムの他のすべての特徴は、ベンダ固有のものである。「1」であるFUA(Force Unit Access)は、論理ユニットがコマンド実行中にメディアにアクセスすることを示す。リードコマンドは、メディアから指定された論理ブロックにアクセスする(すなわち、データはキャッシュから直接的には抽出されない)。キャッシュがメディアより最新の論理ブロックバージョンを含む場合、論理ブロックはまずメディアに書き込まれる。「0」のFUAビットは、論理ユニットがキャッシュメモリにアクセスすることによりコマンドを満たすことを示す。リード処理では、キャッシュメモリに含まれる論理ブロックが、キャッシュメモリから直接的にイニシエータに転送されてもよい。転送長フィールドは、転送されるデータの連続する論理ブロック数を指定する。「0」の転送長は、論理ブロックが転送されないことを示す。この状態は、エラーとはみなされない。他の任意の値は、転送される論理ブロック数を示す。「1」のストリーミングビットは、ストリーム再生処理が当該コマンドに使用されることを示す。「0」のストリーミングビットは、従来のREAD処理が当該コマンドに使用されることを示す。ストリーミングビットが「1」に設定されている場合、キャッシュ制御モードパラメータは無視されてもよい。ストリーミングビットが「1」に設定されている場合、FUAビットは「0」に設定される。ストリーミングビットとFUAビットの何れもが「1」に設定されている場合、論理ユニットはCHECK CONDITION状態によりコマンドを終了し、SK/ASC/ASCQ値はILLEGAL REQUEST/INVALID FIELD IN CDBに設定される。
このため、ホストインタフェースは、プロトコル(ATA/ATAPI−5など)に従って、データブロック系列を書き込むライトコマンド及びデータブロック系列を読み込むリードコマンドを含むメッセージを介しホストと通信する。エラー通知では、ユ見込み中に、書き込みされていないエリアが検出されると、エラーメッセージがホストインタフェースを介し転送される。
図3aは、インタフェースをとるためのドライブ上のコネクタを示す。ドライブの裏側71が示される。ドライブの裏側のコネクタは、5−in−1コネクタである。第1コネクタ72はデジタル出力であり、第2コネクタ72はアナログ音声出力(MPC−2使用に従う4ピン)である。音声出力はサポートされていなくてもよい。マスタ/スレーブコネクタ73は、CS(ケーブルセレクト)、M(マスタ)及びS(スレーブ)に対する3ポジションジャンパブロックであり、ジャンパ75がデフォルトジャンパマスタセレクトとしての位置に示される。第4コネクタ76は、shrouded&keyed(ピン20が削除された)16ピンATA−2デュアルローフラットケーブルコネクタである。このコネクタはまたIDEコネクタと呼ばれ、ATA/ATAPI−5に記載されるように、ATAケーブルを介しホストとインタフェースをとるのに利用される。最後に、コネクタ77は、工業規格4ピンアンフェノールによるDCパワーインレットである。DCパワーコネクタは、ドライブに外部電源から供給されるDCパワー(+5ボルト及び+12ボルト)を与える。
図3bは、ピンの機能を規定するIDEコネクタレイアウトを示す。詳細な説明については、ATA/ATAPI−5を参照せよ。データコネクタは、ホストシステムとのインタフェースのために使用される。既存のPC構成に応じて、IDEデータケーブルをインストールするのにマスタ/スレーブコネクタ73が利用される。接続の可能性としては、他の接続されている装置の構成に応じて、スレーブとしての装置(スレーブ上のジャンパ)、マスタとしての装置(マスタデフォルト上のジャンパ)、マスタまたはスレーブとしての装置(ケーブルセレクト上のジャンパ)の3つがある。どのジャンパもまたケーブルセレクトを意味するものではない。
本発明はDVD+RW光ディスクを用いた実施例により主として説明されたが、本発明はまた、矩形の光カード、光磁気ディスク、高密度(ブルーレイ)ディスク、あるいはリアルタイムによりデータブロック系列を記録する他のタイプの情報記憶システムなどの他の記録キャリアにも適している。
ここで、本明細書において、「有する」という用語は列挙された以外の他の要素またはステップの存在を排除するものでなく、要素に先行する「ある」という用語は当該要素が複数存在することを排除するものでなく、何れの参照符号も請求項の範囲を制限するものでなく、本発明はハードウェアとソフトウェアの両方により実現され、複数の「手段」または「ユニット」が同一のハードウェアまたはソフトウェアにより表されてもよいということに留意されたい。さらに、本発明の範囲は上記実施例に限定されるものでなく、本発明は新規な各特徴または上述の特徴の組み合わせに基づくものである。
Claims (9)
- 記憶媒体に情報を格納する装置であって、
前記記憶媒体にデータを記録し、前記記憶媒体からデータを読み込むため、前記記憶媒体とインタフェースをとる媒体インタフェース手段と、
プロトコルに従って、データを書き込むライトコマンドとデータを読み込むリードコマンドとを有するメッセージを介しホストと通信するホストインタフェース手段と、
読み込み中、書き込みされていないエリアが検出されると、エラーメッセージを介しエラーを通知するエラー通知手段と、
を有することを特徴とする装置。 - 請求項1記載の装置であって、
前記ホストインタフェース手段は、リアルタイムにデータを書き込むライトコマンドとリアルタイムにデータを読み込むリードコマンドとを有する前記メッセージを介し通信するよう構成されることを特徴とする装置。 - 請求項1記載の装置であって、
前記エラー通知手段は、前記記憶媒体の記録層の反射状態を検出することにより未書き込みエリアを検出するよう構成されることを特徴とする装置。 - 請求項1記載の装置であって、
前記エラー通知手段は、セクタに対応するエリアに対し前記エラーメッセージを通知するよう構成されることを特徴とする装置。 - 記憶媒体に情報を格納する方法であって、
プロトコルに従って、データを書き込むライトコマンドとデータを読み込むリードコマンドとを有するメッセージを介しホストと通信するステップと、
読み込み中、書き込みされていないエリアが検出されると、エラーメッセージを介しエラーを通知するステップと、
を有することを特徴とする方法。 - 請求項5記載の方法であって、
前記通信するステップは、セクタに対応するエリアに対し前記エラーメッセージを送信することを特徴とする方法。 - 請求項1記載の記憶媒体に情報を格納する装置を制御する方法であって、
プロトコルに従って、データを書き込むライトコマンドとデータを読み込むリードコマンドとを有するメッセージを介し前記装置と通信するステップと、
読み込み中、書き込みされていないエリアが検出されると、エラーメッセージを受信するステップと、
前記未書き込みエリアをアプリケーションに通知するステップと、
を有することを特徴とする方法。 - 請求項7記載の方法であって、
前記通信するステップは、リアルタイムにデータを書き込むライトコマンドとリアルタイムにデータを読み込むリードコマンドとを有する前記メッセージを介し通信することを特徴とする方法。 - 記憶媒体の情報を格納するコンピュータプログラムであって、
当該プログラムは、請求項5乃至8何れか一項記載の方法をプロセッサに実行させるよう動作することを特徴とするプログラム。
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WO (1) | WO2004105022A1 (ja) |
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