JP2007513138A - 鳥類におけるカンピロバクターの卵内接種 - Google Patents

鳥類におけるカンピロバクターの卵内接種 Download PDF

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Abstract

本発明は、鳥類、特に、ニワトリ、七面鳥、アヒル、ガチョウおよびウズラなどの家禽類において、カンピロバクターの生きた細胞を卵内投与することによって、カンピロバクターに対する免疫応答を誘発する方法を提供する。

Description

本発明は、卵内に生きたカンピロバクター細胞を投与することによる、カンピロバクターに対する鳥類の免疫応答を誘発する方法に関する。
カンピロバクターで汚染された家禽の消費は、ヒトの感染の主要原因であると関係付けられてきた。したがって、これらの生物体の家禽の食物連鎖からの除去は、カンピロバクター研究の重要な目的であった。
カンピロバクターは、典型的に、鳥類の腸環境において増殖及びコロニー形成する。コロニー形成は、ニワトリ、アヒル、ハト、ウズラ、ダチョウ、及び七面鳥において報告されてきた。家禽のコロニー形成は、本来、病気を引き起こさず、共生するものである。
サルモネラまたはカンピロバクターをトリの消化管から排除するための競争排除養殖の使用は、米国特許第6,491,910号に記載されている。カンピロバクターに対するこの方法の有効性は、変動するように見える。熱で死滅させたカンピロバクター・ジェジュニ(Campylobacter jejuni)細胞の卵内接種は、Noor et al.(British Poultry Science, 1995. 36(4): 563-73)及びNoor(Jurnal Ilmu Ternak Dan Veteriner, 1998. 3(4): 264-269)によって記載された。カンピロバクター・ジェジュニのフラジェリン及び全細胞タンパク質抗原によるニワトリの卵内免疫化も、S. Noor et al(Jurnal Ilmu Ternak Dan Veteriner, 2000. 5(2):119-124)によって報告されている。コロニー形成に関与する遺伝子を同定するためにも努力が払われてきた(Ziprin et al., Abstracts, Poultry Sceience Association meeting, August 8-11, 1999, Springdale, AR)。カンピロバクターの死菌が投与された、Rice, 1997, "Campylobacter jejuni in broiler chickens: colonization and humoral immunity following oral vaccination and experimental infection", Vaccine, 15(17-18): 1922-1932及び生菌であるがコロニー形成しない菌株でヒヨコが孵化後にワクチン接種された、Ziprin et al, 2002, Current Microbiology 44(3): 221-223も参照のこと。
本発明の前には、生きたカンピロバクター細胞での卵内投与を採用する有効な免疫化戦略は無かった。
発明の要約
本発明は、卵内に生きたカンピロバクター細胞を投与することによる、カンピロバクターに対する鳥類の免疫応答を誘発する方法を提供する。
本発明によれば、カンピロバクターの生きた細胞が、カンピロバクターに対する免疫応答を誘発する目的で、いかなる鳥類、特にニワトリ、七面鳥、アヒル、ガチョウ、及びウズラなどの家禽、にも安全に投与可能である。
本方法において使用されるのに好適なカンピロバクター種は、カンピロバクター・ジェジュニ、カンピロバクター・コリ(Campylobacter coli)、カンピロバクター・ラリ(Campylobacter lari)またはそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。
カンピロバクターの細胞は、野生型細胞或いは1つ以上の突然変異をゲノム中に含むように、または所望の異種性配列を含むように、遺伝的に改変されたカンピロバクターであることができる。
好ましくは、細胞は投与の前に獣医学的に許容可能な担体と併合され、そして処理された卵から発生した鳥類において免疫応答を誘発するのに有効な量、好ましくは、少なくとも約5×105個、及びより好ましくは少なくとも約1×106個の生きた細胞の量で投与される。
発明の詳細な説明
驚くべきことに、本発明によって、カンピロバクターの生きた細胞が卵内、鳥類の卵に、安全に投与されることができ、有効にコロニー形成し、そしてカンピロバクターに対する免疫応答を鳥類において誘発することが発見された。
したがって、本発明は、卵内にカンピロバクターの生きた細胞を投与することによる、カンピロバクターに対する鳥類の免疫応答を誘発する方法を提供する。
本明細書において使用される「鳥類」または「トリ」という用語は、ニワトリ、七面鳥、アヒル、ガチョウ、またはウズラなどの家禽または猟鳥を含むいかなる鳥類も含むことを意味する。好ましくは、カンピロバクターの生きた細胞が、卵または肉の商業的生産のために育てられた家禽であるニワトリ、七面鳥、アヒル、ガチョウ及びウズラなどの卵に投与される。
「カンピロバクター」という用語は、いかなるカンピロバクター種またはカンピロバクター・ジェジュニ、カンピロバクター・コリ、カンピロバクター・ラリを含む、カンピロバクター種のいかなる菌株をも意味する。本方法において使用するのに好適なカンピロバクター菌株は、C.ジェジュニUA535及びC.ジェジュニ81-176、並びに以下の突然変異株:C.ジェジュニCsrA(Cj1103遺伝子内で突然変異した、csrAホモログ)、C.ジェジュニHspR(Cj1230)、C.ジェジュニHtrA(Cj1228c)、C.ジェジュニDps(Cj1534c)、C.ジェジュニflbA(Cj0822c)、C.ジェジュニPnp(Cj1253)及びC.ジェジュニSurE(Cj0293)を含む。
カンピロバクター種の野生型及び遺伝的に工学処理されそしてゲノム中に1つ以上の突然変異を含む菌株を含む突然変異菌株はどちらも、本発明の方法において使用可能である。コロニー形成及び鳥類における免疫応答の誘発におけるカンピロバクター突然変異菌株の能力は、本明細書中以下の実施例に記載の技術または当業者に知られた技術にしたがって決定可能である。
好ましい実施態様においては、本発明の方法において採用されたカンピロバクター菌株は、異種性のポリヌクレオチド配列を含むように遺伝的に工学処理されている。異種性配列は、プラスミド、ファージ、またはコスミドベクターを介して、コンジュゲーション、エレクトロポーレーション、またはトランスフォーメーションなどの様々な手段によってカンピロバクター菌株中に導入されることができる。形質導入のような他の方法もまた好適であり、ここで、形質導入用のファージまたはコスミドベクターの形態の組換えDNAは、ファージ内にパッケージされる。組換えポリヌクレオチドが担体であるカンピロバクター菌株内にいったん入ったら、それは別個の自己複製的レプリコンとして存在するか、またはカンピロバクター染色体中に挿入されることができ、細胞分裂の間、染色体とともに複製されることができる。
本発明によれば、異種性のポリヌクレオチド配列は、トリにおいて病気を引き起こすかまたは該生物体によって汚染されたトリを消費したヒトにおいて食物由来の病気を引き起こすウイルス、細菌または寄生生物などの生物体からの抗原をコードすることができる。そのような異種性配列を含む、遺伝的に工学処理されたカンピロバクターの生きた細胞の投与は、カンピロバクター及び病原生物体の両方に対する免疫応答を鳥類において誘発可能である。そのような病原生物体の例は、サルモネラ(Salmonella)、エシェリシア・コリ(Escherichia coli)、アイメリア(Eimeria)、クロストリジウム(Clostridium)、伝染性ファブリキウス嚢病ウイルスを含む。
異種性のポリヌクレオチド配列は、カンピロバクターによる家禽のコロニー形成において必須のタンパク質をコードすることもできる。カンピロバクターのコロニー形成に必須であることが知られているタンパク質は、dnaJ及びcadFの遺伝子産物などを含む。
さらに、異種性のポリヌクレオチド配列は、トリの免疫系を刺激するタンパク質またはペプチドをコードすることができる。トリの免疫系を刺激するタンパク質またはペプチドの例は、コレラ毒素またはE.コリ熱不安定性毒素などを含む。
さらに、異種性のポリヌクレオチド配列自体は、家禽の成長または飼料効率を向上させ、或いは家禽の成長または飼料効率を向上させるタンパク質またはペプチドをコードすることができる。そのような分子またはタンパク質の例は、上皮成長因子、インスリン様成長因子、インターロイキン、及び抗菌ペプチドを含む。
本発明によれば、カンピロバクター種は、当業者に知られた標準的な方法で培養され、そして、そのようなカンピロバクターの生きた細胞は、鳥類の卵への卵内投与のために集められる。1つ以上のカンピロバクター種の生きた細胞は、卵内投与のために組み合わせられることができる。
カンピロバクター細胞に加えて、獣医学的に許容可能な担体も投与されることができる。好ましくは、カンピロバクター細胞及び獣医学的に許容可能な担体はどちらも卵内に、一緒にまたは別々に投与される。或いは、獣医学的に許容可能な担体は、孵化後のいずれかの時において飼料または水の中で、或いはエアロゾルスプレーによって投与されることができる。投与される生きたカンピロバクター細胞は、獣医学的に許容可能な担体と一緒かそうでないかにかかわらず、米国特許第6,440,408号に記載のように、中和抗体または抗体フラグメントのような中和因子を含まない。
「獣医学的に許容可能な担体」という用語は、溶媒、分散媒、コーティング、アジュバント、安定化剤、希釈剤、防腐剤、抗真菌剤、等張剤、吸収遅延剤、などを含む。希釈剤は、水、食塩水、デキストロース、エタノール、グリセロールなどを含む。等張剤は、中でも塩化ナトリウム、デキストロース、マンニトール、ソルビトール、及びラクトースを含むことができる。安定化剤は、中でもアルブミンを含む。
本方法において使用するのに好適なアジュバントは、以下の:水酸化アルミニウムなどのミネラルゲル;リソレシチンなどの界面活性剤;Quil AまたはGPI-0100(米国特許第5,977,081号)などのサポニン誘導体などのグリコシド;DDA、プルロニックポリオールなどの陽イオン性界面活性剤;ポリアニオン;Pluronic F-127(B.S.A.F.,USA)などの非イオン性ブロックポリマー;ペプチド;Montanide ISA-50(Seppic, Paris, France)、カルボポール、Amphigen(Hydronics, Omaha, NE USA)、Alhydrogel(Superfos Biosector, Frederikssund, Denmark)などのミネラルオイル、BayoIF/Arlacel Aのようなミネラルオイルと水のエマルジョンまたは植物油、レシチンのような乳化剤と水のエマルジョン、などのオイルエマルジョン;アルム、コレステロール、rmLT、サイトカイン及びそれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。免疫原性の成分も、ワクチン製剤中での使用のために、リポソームに取り込まれるかまたはポリサッカライド及び/または他のポリマーに結合される。本方法における使用のための製品に含まれることのできる追加の物質は、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)の二ナトリウム塩または四ナトリウム塩、メルチオレート、などの1つ以上の防腐剤を含むが、これらに限定されない。抗原に対する免疫系の応答を亢進する免疫刺激剤も、製品に含まれることができる。好適な免疫刺激剤の例は、IL-12またはIL-2などのサイトカインまたはムラミルジペプチド、アミノキノロン、リポポリサッカライドなどの刺激分子を含む。アジュバントは、卵内投与の前にカンピロバクターの生きた細胞と併合されることができるか、或いはトリに与えられる飼料、水またはエアロゾルスプレーによって、孵化後のいかなるときにも独立して投与されることができる。
生きた細胞は、処理された卵から発生した鳥類におけるカンピロバクターに対する免疫応答を誘発するために有効な用量で投与される。免疫応答を誘発するのに有効なカンピロバクターの生きた細胞の量、または「免疫化有効量」は、投与において使用されるカンピロバクターの特別な種類または菌株によって、及び免疫化されるトリの種類によって異なるかもしれない。一般に、免疫応答を誘発するために有効であるためには、少なくとも約5×105個の生きた細胞が投与されなくてはならない。より好ましくは、少なくとも約1×106個の生きたカンピロバクター細胞が投与される。
「免疫応答を誘発する」によって、卵に投与したカンピロバクターの生きた細胞がその卵から発生したトリにおいて免疫応答を誘発し、これが今度は、卵内投与に使用したカンピロバクター種と同じまたは異なることのできるカンピロバクター種のコロニー形成に対する何らかの程度の防御をそのトリに提供することが意味される。
カンピロバクターの生きた細胞の卵内投与によって誘発された免疫応答は、主に細胞毒性T−細胞によって仲介される細胞性免疫応答、または主にヘルパーT細胞によって仲介される体液性免疫応答であることができ、これが今度は、B細胞を活性化して抗体産生または細胞性免疫応答及び体液性免疫応答の組み合わせに導く。
本発明によれば、1つ以上の追加の免疫原が卵内投与に含められることができる。かかる免疫原は、中でも、伝染性気管支炎ウイルス、伝染性ファブリキウス嚢病ウイルス、トリ脳脊髄炎ウイルス、産卵低下症候群ウイルス、インフルエンザウイルス、レオウイルス、アデノウイルス、心膜水腫症候群ウイルス、などのウイルス;中でも、ヘモフィルス・パラガリナラム(Haemophilus paragallinarum)、サルモネラ・チフィムリウム(Salmonella typhimurium)、S.エンテリチジス(S. enteritidis)、S.プロリ(S. pullori)、S.ガリナラム(S. gallinarum)、S.コレラスイス(S. choleraesuis)、E.コリ(E. coli)、クロストリジウム種(Clostridium spp.)、マイコプラズマ種(Mycoplasma spp.)、エンテロコッカスなどの細菌由来の抗原;及び中でもアイメリア テネラ(Eimeria tenella)、アイメリア マキシマ(E. maxima)、アイメリア アセルブリナ(E. acervulina)、アイメリア ブルネッティ(E. brunetti)、アイメリア ネカトリックス(E. necatrix)などの原虫由来の抗原を含む。
「卵内投与」によって、鳥類の卵への投与、好ましくは孵卵の第4四半期における卵への投与が意味される。すなわち、ニワトリの卵については、投与は、好ましくは孵卵の約15日目〜19日目において、そしてより好ましくは、孵卵の約18日目において行われる。七面鳥の卵については、投与は、好ましくは孵卵の約21日目〜26日目において、そしてより好ましくは、孵卵の約25日目において行われる。
投与は、殻を通って卵の中へカンピロバクターの生きた細胞が導入される、いかなる方法によって行われることもできる。投与の好ましい方法は、注入である。注入が胚の組織または器官或いは胚を取り囲む胚外膜を損傷しない限り、卵のいかなる部位において行われることもできる。注入は、約18〜22ゲージの針を取り付けた慣用の皮下シリンジ、または、米国特許第4,681,063号、同第4,040,388号、同第4,469,047号、及び同第4,593,646号に記載の高速自動化卵注入システムなどの周知の卵注入装置のいずれか1つを用いることによって達成されることができる。
実施例1
ブロイラーニワトリの卵に、孵卵の18日目に106コロニー形成単位(CFU)のカンピロバクター・ジェジュニUA535を卵内注入した。これは、もともとカンピロバクター症のヒト臨床ケースから単離された、野生型のC.ジェジュニの未改変菌株である。卵の第2群は、孵化の日まで未接種のままであり、孵化時にこの群のヒヨコに106CFUのC.ジェジュニUA535を経口接種した。孵化時に、各処置における生きたヒヨコ及び未孵化卵の数を記録し、1つの処理あたり、トリ20羽を入れたわらくずをしいた囲いを3つ反復して、すべてのヒヨコを入れた。
未接種の卵の97.5%及び接種卵の98.8%が孵化したため、卵内接種は孵化率に影響しなかった。どちらの群も孵化時体重は同等で、試験の間に同様の速度で体重増加した。C.ジェジュニのブロイラーニワトリへの2つの投与経路は、コロニー形成したトリの数及び盲腸内容物1グラム当たりのC.ジェジュニの数のどちらに関しても同等の結果となった。どのトリにおいても臨床的な有意性の徴候は観察されなかった。これらのデータは、C.ジェジュニのブロイラーニワトリへの卵内接種が、経口接種と同じく安全であったことを示す。
卵内接種に対する幾何的な平均抗体力価は、孵化の日における経口接種により得られた力価よりも大きくないとしても、少なくとも同等である。したがって、野生型C. ジェジュニUA535がブロイラーニワトリに安全に卵内投与可能であるだけでなく、この経路による投与は、頑強なコロニー形成及び免疫応答を生じる。
実施例2
C.ジェジュニの卵内接種後のコロニー形成がUA535菌株特有のものでないことを実証するために、他のヒト臨床単離物、C.ジェジュニ81-176、によるトリのコロニー形成を評価した。胚の孵卵の18日目に、1.8×105または1.4×107CFUのC.ジェジュニ81-176をブロイラー卵の群に注入した。卵の第3の群は、未接種のままであった。孵化時に、未接種卵からのヒヨコの1群を未接種の対照トリとして保持し、これらの卵からのヒヨコの第2の群に8.3×106CFUのC.ジェジュニ81-176を経口で与えた。
得られたデータセットは、C.ジェジュニ81-176菌株の卵内投与は、コロニー形成するブロイラーニワトリにおいて、孵化の日における経口投与と少なくとも同等の有効性であった。
実施例3
胚の孵卵の18日目に、ブロイラーニワトリの卵の群に、7×107CFUのC. ジェジュニCsrAを卵内接種した。この菌株は、炭素貯蔵の全体的制御に関与するタンパク質であるCsrA内に突然変異を有する。卵の第2の群は、未接種対照として保持した。孵化時に、未接種卵からのヒヨコの1群に3×108CFUのC.ジェジュニCsrAを経口で与えた。未接種卵から孵化した他の群のヒヨコは対照として保持した。
結果は、卵内投与した場合、突然変異体C.ジェジュニ菌株がすべてのトリにおいてコロニー形成したが、経口で与えた場合には、6羽のトリのうちのわずかに3羽のみがコロニー形成したことを示した。やはり、卵内投与した場合、該突然変異体は、すべてのトリにおいてコロニー形成し、抗体応答を誘発することができたが、孵化の日に経口経路で与えた場合には、トリにおけるコロニー形成には有効性が低いようであった。
実施例4
胚の孵卵の18日目に、ブロイラーニワトリの卵の群に、9×106CFUのC.ジェジュニHspR、8×107CFUのC.ジェジュニHtrAまたは6×107CFUのC.ジェジュニDpsを卵内接種した。HspR菌株は熱ショックタンパク質に突然変異を有し;HtrA菌株はセリンプロテアーゼ遺伝子に突然変異を有し;そしてDps菌株は鉄の獲得に関与する遺伝子に突然変異を有する。他の群の卵は未接種対照として保持した。孵化時に未接種卵からのヒヨコの群に、4×106CFUのC.ジェジュニHspR、1×108CFUのC。ジェジュニHtrA、または1×108CFUのC.ジェジュニDpsを経口で与えた。未接種卵から孵化したヒヨコのもう1つの群は対照として保持した。
HspR突然変異体は、経口で接種したトリからのサンプルにおいては検出不能であったが、卵内にこの菌株を与えた鳥の半数は、C.ジェジュニのコロニーを形成した。結果は、この突然変異体が卵内投与後のブロイラーヒヨコにおいてコロニー形成可能であったが、孵化の日の経口投与後にはそうでなかったことを示している。他の突然変異体は容易にトリにおいてコロニー形成し、投与経路に関係なく免疫応答を誘発した。
実施例5
胚の孵卵の18日目にブロイラーニワトリの卵の群に7.3×107CFUのC.ジェジュニflbA、1.1×108CFUのC.ジェジュニPnp、または1.2×108CFUのC.ジェジュニSurEを卵内接種した。FlbA菌株は、鞭毛の構造タンパク質をコードする遺伝子において突然変異しており;Pnp菌株はヌクレオチジルトランスフェラーゼをコードする遺伝子において突然変異しており;そしてSurE菌株はホスファターゼをコードする遺伝子において突然変異している。卵のもう1つの群は、未接種対照として保持した。孵化時に、未接種卵からのヒヨコの群に9.3×107CFUのC.ジェジュニflbA、1.6×108CFUのC.ジェジュニPnp、または8×107CFUのC.ジェジュニSurEを経口で与えた。未接種卵からかえったヒヨコのもう1つの群は対照として保持した。
FlbA突然変異体は、卵内経路で与えた場合に一過性のコロニー形成をしめし、この突然変異体は、経口経路によってはコロニー形成できないようであった。Pnp突然変異体は、投与経路に関係なく有効にトリにおいてコロニー形成した。SurE突然変異体は、卵内経路で投与した場合、有効にトリにおいてコロニー形成したが、経口投与した場合にはトリにおいてコロニー形成できなかった。
実施例6
孵卵の18日目において、ブロイラーニワトリの卵の群に2×106細胞の野生型C.ジェジュニ菌株UA535を卵内注入した。第2の卵の群は未接種対照として保持した。孵化時において、未接種卵からのトリの1群に2×106細胞のC.ジェジュニUA535を経口で接種した。未接種卵からかえった残りのトリを対照として保持した。孵化後の27日目に、各群の半数のトリを100mg/Lカナマイシンを含む薬用の水の上において、免疫化用のC.ジェジュニ菌株を除去した。したがって、これらの感染/除去されたトリは「免疫化された」と考える。
孵化後の34日目に、選択したトリの群を、先にC.ジェジュニCjM20、カナマイシンに対して耐性であるように遺伝的に改変された菌株、に感染した鳥に曝露した。この方法は、感染したトリからのC.ジェジュニCjM20の「免疫化された」トリへの拡がりを可能とする。診断的手段によって、収集したサンプル中の免疫化用菌株UA535からCjM20菌株を識別することを可能とした。
CjM20でチャレンジした、免疫化されず、投薬されていないトリは、41日齢までにすべてがコロニー形成した。コロニー形成は、カナマイシン処理によっていくらか遅れたが、トリの約半数は41日目までにコロニー形成した。すべての免疫化されず、投薬された、チャレンジしたトリは49日齢までにすべてがコロニー形成した。免疫化したトリの群は両方とも、それらの非免疫化対応物に対して少数のC.ジェジュニを有した。すべての回収された細菌はカナマイシンに対して耐性であることがわかり、免疫化に用いた菌株がカナマイシン処理によって除去されたことを示した。免疫化され、チャレンジされていないトリは、試験の間中、C.ジェジュニを有さないまままであった。したがって、C.ジェジュニによるコロニー形成に対するブロイラーニワトリの免疫化は、卵内経路によって、経口経路と少なくとも同等に有効であった。

Claims (18)

  1. 孵卵の最終四半期の間に、カンピロバクター種の生きた細胞の免疫化有効量を卵内投与することを含む、トリにおいてカンピロバクターに対する免疫応答を誘発する方法。
  2. 前記トリが家禽である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記家禽が、以下の:ニワトリ、七面鳥、及びアヒルから成る群から選ばれる、請求項2に記載の方法。
  4. 前記投与において使用されるカンピロバクターの前記種が、以下の:C.ジェジュニ、C.コリ、及びC.ラリから成る群から選ばれる、請求項1に記載の方法。
  5. 前記投与において使用される前記生きた細胞が、1種以上のカンピロバクターの生きた細胞を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記生きた細胞が野生型であるか、又は遺伝的に改変されている、請求項1に記載の方法。
  7. 異種性ポリヌクレオチド配列がカンピロバクターの前記生きた細胞中に導入されている、請求項6に記載の方法。
  8. 前記異種性ポリヌクレオチド配列が、家禽におけるカンピロバクターによるコロニー形成に必須のタンパク質をコードする、請求項7に記載の方法。
  9. 前記異種性ポリヌクレオチド配列が、家禽において病気を引き起こすウイルス、細菌、又は寄生生物からの抗原をコードする、請求項7に記載の方法。
  10. 前記異種性ポリヌクレオチド配列が、食品由来の病気をヒトにおいて引き起こす生物体からの抗原をコードする、請求項7に記載の方法。
  11. 前記異種性ポリヌクレオチド配列が、家禽の成長又は飼料効率を促進するタンパク質をコードする、請求項7に記載の方法。
  12. 前記異種性ポリヌクレオチド配列が、トリの免疫系を刺激するタンパク質をコードする、請求項7に記載の方法。
  13. さらに、獣医学的に許容可能な担体を投与することを含む、請求項1に記載の方法。
  14. 前記獣医学的に許容可能な担体が、卵内投与の前にカンピロバクターの生きた細胞と併合される、請求項13に記載の方法。
  15. 前記獣医学的に許容可能な担体が、飼料又は水中で、或いはエアロゾルスプレーによって、孵化後のいずれかの時に上記トリに投与される、請求項13に記載の方法。
  16. 前記獣医学的に許容可能な担体がアジュバントである、請求項14又は15に記載の方法。
  17. 前記アジュバントが免疫刺激活性を有する、請求項14又は15に記載の方法。
  18. カンピロバクターの生きた細胞が、以下の:ウイルス、細菌、又は原虫免疫原から選ばれる少なくとも1つの他の免疫原と併合される、請求項1に記載の方法。
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