JP2007512594A - 音波タッチ検出装置 - Google Patents

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Abstract

フレキシブル・プリント回路(FPC)(4)が、2つのFPC分岐(4a,4b)、およびコントローラ(6)に接続する接続ライン(4c)から構成される。接続ラインのプリント配線は、10のプリントされた線(64a,64b,64c,64d,64e,64f,64g,64h,64i,64j)を含む。中央の4つのプリントされた線は、信号受信線(64d,64e,64f,64g)であり、2つのコンバータ(センサ)(12,14)に接続される。これら4つの信号受信線の両側には、グラウンド線(64c,64h)が備えられる。ほかの2つの信号線(64b,64i)は、これらのグラウンド線とそれぞれ隣接してその外側に備えられる。さらに、これらの外側の信号線とそれぞれ隣接して、2つのグラウンド線(64a,64j)がその外側に備えられる。この構成の結果として、すべての信号線のシールドがもたらされる。この関係は、FPC分岐においても維持される。

Description

本発明は、超音波タッチ・パネル等の音波接触検出装置に関する。
超音波接触検出装置は、広く使用されている。それらの応用の例として、パーソナル・コンピュータの操作スクリーン、鉄道の駅のチケット販売機、コンビニエンス・ストアに設置されたコピア、金融施設にあるATM等が挙げられる。これらの音波接触検出装置は、ガラスなどから形成された基板(タッチ・パネル)上に備えられた圧電振動子(圧電素子)を含むトランスデューサを使用する。これらのトランスデューサは、バルク波のための発生手段、およびタッチ・パネルに接触する指などによって散乱された音波を検出するためのセンサの両方として機能する。トランスデューサおよびコントロール回路のコントローラは、絶縁外被によって絶縁されたワイヤによって接続されている。
しかしながら、基板の周囲がベゼル等によって覆われている場合には、スペースの不足からワイヤを整えることが困難になる。
また、特許文献1(第5ページ、図9)に開示されているとおり、フレキシブル・プリント回路(FPC)等のフラット・ケーブルが使用される場合もある。FPCは、回路がプリントされる柔軟な基板である。
基板との接続のためにFPCが使用される場合には、FPC上に形成された信号回路(信号線)に外部電磁波が容易に入り込む。それに加えて、当該信号線から外部に向けられた電磁波の放射の問題もある。その理由は、FPCの信号線が実質的に外部に露出されるように構成されていることによる。特許文献1に採用されているFPCの場合には、FPCより大きいシールド電極がFPCをカバーし、シールド部材として機能する。しかしながらこの構成は、別体の部材の必要性から装置のコストを増加させる。
特開平6−324792号公報
本発明は、以上の観点から開発された。本発明は、電磁障害(EMI)防止特性に優れた音波接触検出装置を低いコストで提供することをその目的とする。
本発明の音波接触検出装置は:
表面を有し、その表面に沿って音波が伝播する基板;
音波発生手段;
発生された音波を、基板の表面に沿って伝播させるための反射アレイ;
基板の表面に接触する物体によって生じる音波内の変化を検出するための検出器;および、
その物体の幾何学的座標を決定するためのコントローラ;
を包含し、それにおいて音波発生手段および検出器のうちの少なくとも1つがフレキシブル平面配線によってコントローラに接続されており;かつ、そのフレキシブル平面配線が、信号線の少なくとも一方の側にグラウンド線が備えられる配線パターンのものになる。
フレキシブル平面配線は:
複数の信号線が配置される信号線グループ;および、
信号線グループの両側にあるグラウンド線;
を包含することができる。
音波は、基板の表面上を伝播する表面音波に加えて、薄い基板を、その表面に沿って伝播する超音波を含む。
音波発生手段は、モード変換エレメントおよび超音波振動子を含むことができる。モード変換エレメントは、基板と一体的に形成された複数の平行リッジによって構成することができる。
検出器はコンバータとすることができる。このコンバータは、基板の裏面に接着により取り付けられるタイプのものとすることができる。それに代えて、コンバータをくさびタイプのコンバータとしてもよく、それが、基板の前面に接着により取り付けられる三角形プリズムの端に接着により取り付けられる。
フレキシブル平面配線は、FPCおよびフレキシブル・フラット・ケーブル(FFC)を含む。フレキシブル平面配線に代えて、バイファイラ・ワイヤを使用することもできる。
本発明の音波接触検出装置においては、音波発生手段および検出器の少なくとも1つがフレキシブル平面配線によってコントローラに接続される。このフレキシブル平面配線は、信号線の少なくとも一方の側にグラウンド線が備えられる配線パターンのものである。したがって、信号線がグラウンド線によって電磁気的にシールドされ、音波接触検出装置のEMI防止特性が改善される。それに加えて、追加のシールド構造の必要性が回避されることから、装置のコストが縮小される。
さらに、フレキシブル平面配線が、複数の信号線が配置される信号線グループ;および、その信号線グループの両側にあるグラウンド線を包含する構成を採用してもよい。その場合、信号線のグループを集合的に、かつ効率的にシールドすることが可能になり、さらにEMI防止特性が改善される。この構成もまた、フレキシブル平面配線の小型化を可能にする。FPCの小型化は、FPCのコストがその面積と実質的に比例することから、そのコストの縮小に寄与する。
以下、添付図面を参照して音波接触検出装置(以下、簡単に「装置」と言う)の好ましい実施態様を説明する。
図1は、装置1内において使用されることになるタッチ・パネル3の正面図である。図1に示されているとおり、タッチ・パネル3は、矩形のガラス・プレートによって形成された基板2;基板2上に搭載されたフレキシブル・プリント回路4(FPC);およびFPC 4と電気的にリンクされたコントローラ6を包含する。
FPC 4は、FPC分岐4aおよびFPC分岐4bに分岐されている。FPC分岐4aは、基板2の水平方向、すなわち矢印Xによって示されるX軸方向に沿って延びている。FPC分岐4bは、基板のX軸と直交する垂直方向、すなわち矢印Yによって示されるY軸方向に沿って延びている。超音波を発生するためのコンバータ(バルク波発生手段)8および10が、FPC 4上に搭載されている。それに加えて、センサとして機能するコンバータ(検出器)12および14がFPC 4上に搭載されている。
基板2の前面上には、Y軸に沿ってその側縁44の近傍に多数の傾斜ライン16を包含する反射アレイ18が形成されている。基板の他方の側縁44には、多数の傾斜ライン20を包含する反射アレイ22が、反射アレイ18と対向して形成されている。基板2の上縁24の近傍には、X軸に沿って多数の傾斜ライン26を包含する反射アレイ28が形成されている。基板の下縁45の近傍には、多数の傾斜ライン30を包含する反射アレイ32が、反射アレイ28と対向して形成されている。これらの反射アレイ18、22、28、および32のパターンは、特開昭61−239322号公報および特開2001−14094号公報に開示されているパターンである。ここで注意が必要であるが、反射アレイ18、22、28、および32を、集合的に反射アレイ33と呼ぶ。反射アレイ33は、音波を反射し、それらを基板2の前面に沿って伝播させる。
コンバータ8、10、12、および14は、基板2の裏面に接着により取り付けられている。基板2の前面上には、それぞれコンバータ8、10、12、および14と対応する位置に、モード変換エレメント78、80、82、および84(格子)が形成されている。この構成について、図11を参照し、モード変換エレメント80を例に挙げて説明する。図11は、基板2を矢印Aの方向から見た部分拡大断面図である。図11のモード変換エレメント80は、基板2上におけるガラス・ペーストの焼結によって形成され、複数の平行リッジ80aを包含する。図11に示されているリッジ80aは、この図の描画紙面に対して垂直の方向に延びている。
リッジ80aの幅は、400μmとなるように設定されており、それらの高さは、35μmもしくはそれを超えるように設定されている。バルク波が反射される方向は、リッジ80aの間の間隔を変えることによって変更される。この実施態様においては、リッジ80aが、リッジ80aの直隣に表面音波を発生させる間隔で形成される。コンバータ10は、モード変換エレメント80と反対側の基板上に接着により取り付けられ、はんだ付けによってFPC分岐4bと電気的に接続される。
残りのモード変換エレメント78、82、および84についても同じ構成である。それらのうち、参照番号78および80によって示されるモード変換エレメント(音波発生手段)は、送信側コンバータ8および10によって発生されるバルク波を表面音波に変換する。モード変換エレメント82および84は、基板2の前面に沿って伝播してきた表面音波(音波)をバルク波に変換する。
コンバータ10は、約5.5MHzの周波数で超音波振動(バルク波)を発生する。超音波振動は、基板2の裏面からその内側を通って移動し、モード変換エレメント80に達する。モード変換エレメント80は、超音波振動を表面音波に変換し、それがリッジ80aに対して垂直に、反射アレイ32に向かって伝達される(反射される)。この表面音波は、反射アレイ32の内側に傾斜した傾斜ライン30によって反射され、反射アレイ28に向かい、基板2の前面に沿って、内側に傾斜した傾斜ライン26に到達するまで伝播する。
モード変換エレメント78および80によって表面音波に変換されなかったバルク波は、特定の方向に放射されず、モード変換エレメント78および80から全方向に伝播する。変換されなかったバルク波の一部がコンバータ12および14に向かって伝達された場合には、それらが、主信号の検出を妨害するスプリアス波になる。それに加えて、モード変換エレメント78および80が、それらのリッジに垂直な方向に表面音波を発生するべく構成されている場合であっても、わずかな表面音波が意図しない方向に発生されることは知られている。これらの表面音波もまた、主信号の検出を妨害するスプリアス波となり得る。これらのスプリアス波がコンバータ12および14に到達すると、そこでノイズ信号が生成される。
反射アレイ28に到達した表面音波は、それによって反射されてモード変換エレメント84に向かって伝播する。モード変換エレメント84に到達した表面音波は、それによってバルク波に変換される。変換されたバルク波は、基板2の裏面にあるコンバータ14に伝達され、それがその振動を検出して電気信号に変換する。
コンバータ8によって発生された超音波振動(バルク波)についても類似の態様で、モード変換エレメント78によって表面音波に変換される。その後、これらの表面音波が反射アレイ18および反射アレイ22を介してモード変換エレメント82に到達する。これらの表面音波は、モード変換エレメント82によってバルク波に変換され、コンバータ14に伝達されて、そこでそれらが検出され、電気信号に変換される。
このようにして、基板2の前面の、反射アレイ18、22、28、および32によって覆われるすべての領域にわたって表面音波が伝播する。したがって、この領域内において基板2に指(物体)が接触(タッチ)すると、表面音波がその指によってブロックされて消失するか減衰される。表面音波内の変化に付随する信号の変化が、センサとして機能するコンバータ12および14から、それに接続されているコントローラ6のタイミング回路(図示せず)に送信される。コントローラ6は、指によってタッチされた位置の幾何学的座標を決定する。
表面音波は、反射アレイ33の傾斜ライン16、20、26、および30のそれぞれによって反射される。それぞれの傾斜ラインに到達する表面音波の0.5%〜1%がそれによって反射される。残りは通過して隣接する傾斜ラインに伝達され、その結果、すべての傾斜ラインが、表面音波を連続的に反射する。
スプリアス波の拡散によりノイズを低減するためのスプリアス波散乱手段、すなわち拡散格子(拡散部分)は、装置1の基板2の前面上に形成される。拡散格子は、図1内に参照番号34、36、および38によって示されている矩形部分、上縁24に沿った傾斜ライン40および42によって形成される拡散格子43、および側縁44に沿った傾斜ライン46および48によって形成される拡散格子49を含む。傾斜ライン40、42、46、および48は、反射アレイ18、22、28、および32とは異なる機能を有する第2の反射アレイを構成する。また第2の反射アレイは、拡散格子34、36、および38内にも備えられる(図7参照)。拡散格子34、36、38、43、および49の詳細については後述する。ここで注意を要するが、これらの拡散格子を、集合的に拡散格子50と呼んでいる。
次に、接着により基板2に取り付けられるFPC 4について、図2、図3、および図4を参照して説明する。図2は、基板2に取り付けられるFPC 4を例示した正面図である。FPC 4は、接着により基板2の裏面に取り付けられるが、便宜上それが実線を用いて描かれている。ここで注意が必要であるが、図2では反射アレイ33および拡散格子50が省略されている。図3は、FPC 4の全体を示した略図的な平面図である。図4は、図3のBによって示されるFPC 4の部分の拡大図である。これらの図3および図4に示されているFPC 4は、図2の基板2の裏面から見た状態に対応する。
電極52および54は、それぞれコンバータ(センサ)12および14に対応し、図3および図4に示されているとおり、FPC 4の一端に備えられている。電極52および54は、はんだ付け、銀ペースト等の導電性接着剤、または非等方性導電性接着剤によって上側からコンバータ12および14に接続される。言い替えると、コンバータ12および14は、FPC 4と基板2の裏面の間に配置される。FPC 4は、前述したFPC分岐4aならびに4b、およびコントローラ6に接続するための接続ライン4cによって構成されている。
接続ライン4cおよびFPC分岐4aは同一の長さのものであり、帯として一体的に形成される(図3参照)。接続ライン4cとFPC分岐4aの間にはパーフォレーション56が形成されており、これら2つの間の分離を可能にしている。FPC分岐4aの、電極52が備えられている端の反対側の端には、コンバータ8と接続するための電極58が備えられている。接続ライン4cの電極58に近い端には、コントローラ6と接続するための電極60が備えられている。FPC分岐4bの、電極54が備えられている端の反対側の端には、コンバータ10と接続するための電極62が備えられている(図3参照)。
図4に示されているとおり、接続ライン4cのプリント配線64は、10のプリントされた線、すなわち64a、64b、64c、64d、64e、64f、64g、64h、64i、および64jを含む。信号線グループは、コンバータ(センサ)12および14に接続された4つのプリントされた線(信号受信線)64d、64e、64f、および64gによって構成される。ここで重要なことは、信号線グループのいずれの側にもグラウンド線64cおよび64hが備えられていることである。
送信コンバータ8および10に接続される信号線64bおよび64iが、グラウンド線64cおよび64hにそれぞれ隣接して備えられる。さらに、グラウンド線64aおよび64jが信号線64bおよび64iにそれぞれ隣接してそれらの外側に備えられている。この構成は、信号受信線64d、64e、64f、および64gがグラウンド線64cと64hによって囲まれ、信号送信線64bおよび64iがグラウンド線64cと64aおよび64hと64jによってそれぞれ囲まれることから、結果としてすべての信号線のシールドがもたらされる。この関係は、FPC分岐4aおよびFPC分岐4bにおいても同様に維持される。この構成によって、プリントされた線64b、64d、64e、64f、64g、および64iからなる信号線グループが、外部の電磁波による影響を受けにくくなる。同時に、電磁波が外部に向かって放射されにくくなる効果も得られる。上記の構成は、FPC 4が基板2に沿って長い距離にわたって延ばされる場合のEMI防止特性の向上に特に効果的である。
ここで注意を要するが、FPC分岐4bの曲げラインが、図4の参照番号66および68によって示されている。FPC分岐4bは、曲げライン66に沿って、図4の描画紙面の表面に向かう方向に曲げられる。その後、FPC分岐4bは、曲げライン68に沿って、図4の描画紙面の表面から離れる方向に曲げられ、その結果、電極62(図3参照)がコンバータ10に面する。図2においては、曲げ部分が参照番号69によって示されている。このようにして、FPC分岐4bが基板2の側縁44に沿って配置される。ここで注意が必要であるが、FPC 4は、接着剤(図示せず)などによって基板2に固定される。
次に、図5を参照して反射アレイ33の構成を説明する。図5は、図1に示されているものに対応する反射アレイ33の正面図である。図5においては、スプリアス波を散乱するための拡散格子34、36、38、およびその他が省略されている。反射アレイ18、22、28、および32の傾斜ライン16、20、26、および30は、それぞれ45°の角度で傾斜されている。傾斜ライン16、20、26、および30は、表面音波を、それらが基板2を横断して面する反射アレイに向けて反射するべく構成されている。反射アレイ33は、ペーストに形成された鉛ガラスの微粒子を、スクリーン・プリントまたはその他によって基板2の前面上にプリントし、その後、約500℃において焼結することによって形成される。ここで注意を要するが、図5においては基板2のコーナが部分的に例示されており、参照番号25によって示されている。上記に代えて、フィラーとして金属粒子が添加されて反射特性が向上したUV効果インクまたは有機インクを、反射アレイの材料として使用してもよい。
傾斜ライン16、20、26、および30の間の間隔は漸減しており、言い替えると傾斜ラインは、送信側コンバータ8および10から離れるに従って傾斜ラインの密度が高くなるように構成されている。これは、表面音波の強度が傾斜ライン16、20、26、および30を通過するに従って減衰されることによる。そのため、この減衰を補償して基板2の前面に沿って表面音波を一様に伝播させるべく上記の構成を採用する必要がある。ここで注意が必要であるが、反射アレイ22および28は、基板の上縁24および側縁44(図1参照)からそれぞれわずかに内側に備えられている。これは、次に述べる拡散格子50の傾斜ライン40、42、46、および48が反射アレイ22および28の外側に備えられるようにするためである。
次に、スプリアス波散乱手段として機能する拡散格子50について、図6を参照して説明する。図6は、図1に対応する正面図であり、モード変換エレメント78、80、82、および84とともに拡散格子50を示している。第2の反射アレイを構成する傾斜ライン40および42が、基板2の上縁24の近傍で互いに関して反対になる角度に形成されている。これらの傾斜ラインの角度は、基板2の中止部分に向かって垂直に近づき、それらの端に向かって漸進的に小さくなるようになっている。ほかの第2の反射アレイを構成する傾斜ライン46および48についても、類似の態様で互いに関して反対になる角度で、漸進的に変化する角度を伴って形成されている。これは、同一の方向にスプリアス波が反射されずに拡散されるようにするためである。
傾斜ライン40、42、46、および48は、従来のタッチ・パネルにおいてテープ等が接着される領域に位置決めされる。言い替えると、従来のタッチ・パネルのテープに置き換わるものとして傾斜ライン40、42、46、および48が形成される。これらの領域に到達するスプリアス波は、傾斜ライン40、42、46、および48によって拡散的に反射され、その結果、それらがコンバータ(センサ)12および14に伝達されない。超音波振動エネルギの減衰レートは、超音波の周波数、振動モード、およびガラスのタイプに応じて異なる。5.5MHzの表面音波の強度は、ソーダ・ライム・ガラスから形成された一般的な基板2に沿って40cmの伝播の後に、オリジナルの強度の1/10まで減衰される。したがって、拡散的に減衰されたスプリアス波は、それらが基板2を横断して反射されるとき急速に減衰して消失する。
複数の独立したリッジ、すなわち45°もしくは−45°を除く角度で傾斜された傾斜ラインが、矩形の拡散格子34、36、および38に形成されている。これらのリッジの形状について、図7および図8を参照して説明する。図7は、拡散格子36および反射アレイ33の部分拡大図である。図8は、拡散格子38および反射アレイ33の部分拡大図である。図7には、拡散格子36の傾斜ライン36aが反射アレイ18および32とは異なる角度で配向されていることが明確に示されている。同様に図8には、より傾斜の急な傾斜ライン38aによって構成される拡散格子38が明確に示されている。
また拡散格子36および38は、基板2の前面に沿って伝播するスプリアス波を45°もしくは−45°を除く角度で外側に向けて拡散的に反射するべく機能する。詳細は例示していないが、拡散格子34もまた類似の構造および機能を有する。傾斜ライン36aおよび38aは、それぞれの拡散格子36および拡散格子38内において平行もしくは漸進的に変化する角度を有することができる。また拡散格子34および拡散格子38は、所定の方向以外の方向に伝播する表面音波の進路を遮断し、その結果それらがコンバータ(センサ)12および14に到達しない。
拡散格子50は、ペーストに形成された鉛ガラスの微粒子によって、反射アレイ33と同じ態様で基板2上にプリントされる。したがって拡散格子50を、反射アレイ33の形成と同時にプリントすることができる。これは、生産性を向上し、製造コストを下げる。
拡散格子36および38の傾斜ライン36aおよび38aは、複数のリッジとして形成される。しかしながら拡散格子がリッジによって形成されることに限定されることはなく、種々の修正が可能である。拡散格子(拡散部分)の代替構成を図9に示す。図9は、拡散格子(拡散部分)の代替形式を示した拡大図である。この拡散部分51は、平面図において菱形を有する多数の突起51aによって構成される。拡散部分51に到達するスプリアス波は、領域内の突起51aによって、それらが形成する領域内において反復的に反射される間に減衰する。突起の形状は、菱形に限定されず、矩形、三角形、そのほかの多角形、または楕円といった任意の所望の形状とすることができる。
図10は、基板2の前面上に形成された拡散格子50および反射アレイ33の相対的な位置を例示した正面図である。図10には、傾斜ライン40および42が反射アレイ28の外側に位置決めされ、傾斜ライン46および48が反射アレイ22の外側に位置決めされることが明確に例示されている。拡散格子34、36、および38は、反射されずに反射アレイ33を通過した音波(表面音波)が、反射アレイ33がそれらを反射する方向とは異なる方向に反射されるように位置決めされている。
より詳細に述べれば、たとえばコンバータ8およびモード変換エレメント78によって発生された表面音波が、反射アレイ18を通過する間に、それらによって反射アレイ22に向けて反射される。反射アレイ18によって反射されなかった表面音波は、拡散格子36に到達する。図7に示されているとおり、拡散格子36は、表面音波を基板2の外側に向けて反射する。言い替えると、拡散格子36は、主方向と反対の方向に表面音波を反射し、その結果、ノイズを発生することになる超音波振動がコンバータ(センサ)12に到達しない。
基板2の縁に沿って形成された傾斜ライン40、42、46、および48は、基板2の前面に沿って伝播するバルク波を拡散的に反射し、減衰する。通常、バルク波は、モード変換エレメント78および80によって表面音波に変換される。しかしながら変換されるバルク波は100%ではなく、それが所定の方向とは異なる方向に伝播する。したがって、それらのスプリアス・バルク波を減衰するために傾斜ライン40、42、46、および48が使用される。
それに加えて、モード変換エレメント78および80による変換の後に、所定の方向とは異なる方向に表面音波が伝播する。傾斜ライン40、42、46、および48は、それらの迷表面音波の拡散的な反射も行い、その結果、それらが種々の方向に散乱される。スプリアス超音波振動がコンバータ(センサ)12および14に到達してノイズを生じるリスクは、この拡散性の反射によって下げられる。
図10の傾斜ライン40と42の間、および傾斜ライン46と48の間に、イルカ模様の絵柄82がプリントされている。絵柄82もまた、ノイズの低減に有効である。これらの絵柄82は、曲線の輪郭を有する。絵柄82の輪郭に到達したバルク波または迷表面音波は、種々の方向に反射され、減衰される。輪郭が曲線から形成される限り、あるいはスプリアス波を種々の方向に拡散的に反射させる角度を有するものである限り、任意の絵柄を採用することができる。それに代えて、基板2のこれらの部分にパターンをプリントしてもよい。
次に図12を参照して本発明の装置の第2の実施態様を説明する。図12は、タッチ・パネルの部分拡大図であり、ガラス基板の縁に傾斜表面が形成されており、当該傾斜表面上にコンバータが搭載されている。上側を向く傾斜表面94は、この第2の実施態様のタッチ・パネル92の基板90の縁の全長に沿って形成されており、先行する実施態様の上縁24および側縁44に対応する。傾斜表面94には、断面が三角形のコンバータ98(くさびタイプのコンバータ)が接着により取り付けられている。基板90の裏面90aには、FPC 96が接着により取り付けられている。FPC 96の部分96aが外に向かって延び、電極99を介してコンバータ98に接続されている。ここで注意が必要であるが、図12において参照番号97は、コンバータ98の一部である圧電素子を示す。コンバータ98は、送信コンバータもしくは受信コンバータとすることができる。それとは別に、FPC 96を、上記に代えて傾斜表面94上に備えることもできる。
この第2の実施態様のタッチ・パネル92においては、コンバータ98が送信コンバータとなる場合に、それによって発生された超音波振動が、矢印95によって示されるとおり傾斜表面94に沿って上方に、その後、基板90の前面90bに沿って伝播される。前面90bに沿って伝播する音波は、指またはその他の接触によって変化を受ける。この変化が検出され、接触位置が先行する実施態様における態様と同一の態様で検定される。図12に例示されている実施態様においては、コンバータ98が基板90の傾斜表面94上に備えられている。したがって、コンバータ98が基板90から突出することはなく、基板90の周囲がベゼルなどによって覆われる場合であってもベゼル内に容易に適応される。
続いて図13〜図15を参照して本発明の装置の第3の実施態様を説明する。この第3の実施態様の装置は、そのタッチ・パネル103上にフレキシブル・フラット・ケーブル(以下、単純に「FFC」と呼ぶ)を採用している。ここで注意する必要があるが、第1の実施態様と共通する部品については同一の参照番号を用いて示されている。図13は、基板2に取り付けられたFFC 100の正面図である。図14は、図13のFFC 100の部分拡大図である。図15は、FFC 100の略図的な拡大断面図である。図15に示されているとおり、FFC 100は、3つのフラット直線導体を包含する。これらの3つのフラット直線導体は、2つの実質的に平行な信号線104ならびに104、およびそれら2つの信号線104の間に備えられた、それらと実質的に平行なグラウンド線102である。信号線104およびグラウンド線102は、フラット絶縁体106に覆われており、それによって互いに絶縁されている。この構成により、信号線104がグラウンド線102によってシールドされる。
絶縁体106の外周囲は、銅メッキ等の導体膜108によって覆われ、それが接続部分108aを介してグラウンド線102と電気的に接続される。この構成によって、2つの信号線104が、グラウンド線102に加えて膜108によってシールドされ、さらにEMI防止特性が改善される。膜108は、絶縁外被110によって覆われて保護される。
図13ならびに図14に示されているとおり、この態様で構成された2つのFFC 100が基板2上に使用されている。言い替えると、FFC 100aが基板2の上縁24に備えられており、FFC 100bが側縁44に備えられている。FFC 100aおよびFFC 100bは、固定回路基板112を介して接続される。固定回路基板112上には、電気コネクタ114が搭載されている。電気コネクタ114は、破線によって部分的に示されているFFC 100を介してコントローラ6との電気接続を設定するべく機能する。FFC 100bの方向は、側縁44から上縁24に向けて折り返されることによって変更される。コンバータ12および14は、導体116および116を介して固定回路基板112と接続されている。コンバータ8および10は、はんだ付けによってそれぞれFFC 100aおよび100bの遠端と電気的に接続されている。FFC 100、コンバータ8、10、12、および14をはじめ固定回路基板112は、接着により基板2に取り付けられている。ここで注意する必要があるが、固定回路基板112は、FPCによって置き換えてもよい。電気コネクタ114とコントローラ6を接続するための配線は、FFC 100に限定されない。FPC、バイファイラ・ワイヤ(後述)、あるいは図15に示されている導体膜108ならびに絶縁外被110が取り除かれたFFC、すなわちグラウンド線102、信号線104、およびフラット絶縁体106を包含するFFCを代替として採用することができる。
次に、図16〜図18を参照して本発明の装置の第4の実施態様を説明する。この第4の実施態様のタッチ・パネル133は、FFCの代替形式を採用している。図16〜図18は、それぞれ図13〜図15に対応する。図16は、基板に取り付けられたFFC 130の正面図である。図17は、図16のFFC 130の部分拡大図である。図18は、図16のFFC 130の略図的な拡大断面図である。図18に示されているとおり、FFC 130は、2つのフラット導体を包含する。これらの2つのフラット導体は、互いに平行に配置された信号線132およびグラウンド線134である。信号線132およびグラウンド線134の周囲は、絶縁体136によって覆われている。さらに外被138によって絶縁体136が覆われるが、この外被138は、必ずしも常に必要とは限らない。この実施態様においては、図13〜図15に例示されている以前の実施態様の膜108が省略されている。しかしながら信号線132は、グラウンド線134によってシールドされている状態にある。
FFC 130は、接着により基板2の上縁24に取り付けられているFFC 130a、および接着によりその側縁44に取り付けられているFFC 130bを包含する。FFC 130aおよびFFC 130bは、固定回路基板140を介して電気的に接続される。固定回路基板140は、上縁24に沿っている本体140a、および側縁44に向かって延びるアーム部分140bを包含する。FFC 130aは、はんだ付けによって本体140aに接続されている。FFC 130bは、アーム部分140bに接続されている。コンバータ12および14は、それぞれFFC 130cおよびFFC 130dを介して固定回路基板140に接続されている。固定回路基板140上には、FFC 130を介して固定回路基板140をコントローラ6に接続するためのコネクタ142が搭載されている。ここで注意が必要であるが、図17においては、FFC 130が破線によって部分的にのみ示されており、コントローラ6は省略されている。また、固定回路基板140をFPCによって置き換えできることにも注意が必要である。電気コネクタ142を固定回路基板に接続するための配線は、FFC 130の代替としてFPCまたはバイファイラ・ワイヤとすることもできる。
図13〜図18に例示した第3および第4の実施態様においては、固定回路基板112および140、またはFPCの小片しか必要とされない。そのため材料の供給が容易になり、可溶性が高まり、コストが縮小される。したがって、配線の長い部分のために廉価なFFCを採用する効果と組み合わさって、第3および第4の実施態様に従った装置のコストは、全体として縮小される。固定回路基板112および140が採用される場合においては、それらとコンバータ8、10、12、および14の接続にFFC 130等の別体の導体が必要になる。しかしながら固定回路基板112および140がFPCによって置き換えられる場合には、コンバータ8、10、12、および14をそれらに直接はんだ付けすることができる。
AWG40(直径約0.5mm)等の極めて小さい断面積を有するワイヤ、すなわちバイファイラ・ワイヤをFFC 100および130に代えて使用してもよい。バイファイラ・ワイヤは、互いに絶縁されたツイストまたは平行導体のペアを構成する単線である。それらの直径が極めて小さいことから、バイファイラ・ワイヤは、それらが基板2の表面上に備えられる場合であっても有意に突出することがない。バイファイラ・ワイヤの導体ペアは、互いに隣接する信号線およびグラウンド線を包含する。したがって、この構成によってシールド効果が得られる。
以上、本発明の実施態様について詳細に説明してきた。しかしながら本発明は、ここに述べた実施態様に限定されない。たとえば拡散格子50を、フッ化水素酸を用いたエッチングによって形成してもよい。また拡散格子50を、レーザ、サンドブラスト、あるいはカッティングを採用する化学的もしくは物理的除去処理によって形成することもできる。言い替えると、突出に代えてグルーブによって拡散格子50を形成することができる。
ここで述べた第1、第3、および第4の実施態様においては、モード変換エレメント78、80、82、および84を有する、いわゆる「格子タイプ」の表面音波発生手段が採用される場合が説明されている。しかしながら本発明は、このタイプの表面音波発生手段を採用する装置に限定されない。たとえば本発明を、アクリル・プリズムを使用する図12に示されているくさびタイプのコンバータによって表面音波を発生する音波接触検出装置に応用することもできる。また本発明を、格子ないしはくさびを伴わない超音波振動子上に形成された櫛形電極のペアを採用する音波接触検出装置に応用することもできる。この場合、超音波振動が超音波振動子の厚さ方向ではなく、エッジ方向に伝達される。したがって、超音波振動子をモード変換エレメント78、80、82、および84と同一の表面上に備えることが可能になる。
本発明に使用されているFPC 4は、任意の所望の接着剤を用いて基板2に接着し、取り付けることができる。しかしながら圧電振動子は、紫外線硬化接着剤を使用して接着され、取り付けられることが好ましい。これは、接着をもたらす紫外線の照射の前に、モード変換エレメント78、80、82、および84に関してコンバータ8、10、12、および14の位置の調整を可能にして表面音波の最適発生を確保するためである。
スプリアス波散乱手段は、ここで述べたとおり、拡散性の反射および減衰を生じさせるタイプのものとすることができる。ここで注意する必要があるが、前述した実施態様においては、2つのコンバータ(センサ)12および14が互いに近接して備えられている。しかしながらこれらのコンバータ(センサ)12および14は、送信コンバータ8および10の場所をそれらの位置が互いに離れるように交換してもよい。この場合、コンバータ12もしくは14のいずれかから表面音波が漏れるとき、他方のコンバータ14もしくは12がそれらと近接していないことから、当該他方のコンバータによって拾われるノイズが抑圧される。それに加えて、コントローラ6から送信コンバータ8および10までの電気的経路が短縮される。したがってスプリアス放射、すなわち電気的経路からの電磁波の放射を抑圧することができる。
本発明の音波接触検出装置において使用されることになるタッチ・パネルの正面図である。 基板に取り付けられるFPCを例示した正面図である。 FPCの全体を示す略図的な平面図である。 図3においてBによって示されているFPCの部分の拡大図である。 図1に示したものに対応する反射アレイの正面図である。 図1に示したものに対応するモード変換エレメントおよび拡散格子の正面図である。 反射アレイおよび拡散格子の部分拡大図である。 反射アレイおよび拡散格子の別の部分拡大図である。 拡散格子の代替形式の拡大図である。 拡散格子および反射アレイの相対的な位置を例示した正面図である。 矢印Aの方向から見た図1の基板の略図的な部分拡大図である。 基板の縁に傾斜表面が形成されており、当該傾斜表面上にコンバータが搭載されているタッチ・パネルの第2の実施態様を例示した部分拡大断面図である。 基板に取り付けられるFFCの正面図である。 図13のFFCの部分拡大図である。 FFCの略図的な拡大断面図である。 基板に取り付けられるFFCの正面図である。 図16のFFCの部分拡大図である。 図16のFFCの略図的な拡大断面図である。
符号の説明
2 基板
4 FPC
6 コントローラ
8,10,98 コンバータ
12,14 コンバータ(センサ)
24 上縁
44 側縁
50 拡散格子
78,80,82,84 モード変換エレメント
90 基板
90a 裏面
90b 前面
92,103,133 タッチ・パネル
94 傾斜表面
95 矢印
96 FPC
96a FPCの部分
97 圧電素子
99 電極
100,100a,100b,130,130a,130b,130c,130d FFC
102,134 グラウンド線
104,132 信号線
106 フラット絶縁体
108 導体膜
108a 接続部分
110 絶縁外被
112,140 固定回路基板
114 電気コネクタ
116 導体
136 絶縁体
138 外被
140a 本体
140b アーム部分
142 コネクタ

Claims (10)

  1. 表面を有し、前記表面に沿って音波が伝播する基板、
    音波発生手段、
    前記基板の前記表面に沿って前記発生された音波を伝播させるための反射アレイ、
    前記基板の前記表面に接触する物体によって生じる前記音波内の変化を検出するための検出器、および、
    前記物体の幾何学的座標を決定するためのコントローラ、
    を備え、
    前記音波発生手段および前記検出器のうちの少なくとも1つがフレキシブル平面配線によって前記コントローラに接続されており、かつ、前記フレキシブル平面配線が、信号線の少なくとも一方の側にグラウンド線が備えられる配線パターンのものであることを特徴とする音波接触検出装置。
  2. 前記フレキシブル平面配線が、
    複数の信号線が配置される信号線グループ、および、
    前記信号線グループの両側にあるグラウンド線、
    を包含することを特徴とする請求項1に記載の音波接触検出装置。
  3. 表面を有し、前記表面に沿って音波が伝播する基板、
    前記基板に搭載される送信側コンバータ、
    前記コンバータによって発生されたバルク波を音波に変換するための、前記コンバータに対応する前記基板の前記表面上に搭載されたモード変換エレメント、
    前記基板の前記表面に沿って前記発生された音波を伝播させるための反射アレイ、
    前記基板の前記表面に接触する物体によって生じる前記音波内の変化を検出するための検出器、および、
    前記物体の幾何学的座標を決定するためのコントローラ、
    を備え、
    前記コンバータおよび前記検出器のうちの少なくとも1つがフレキシブル平面配線によって前記コントローラに接続されており、かつ、前記フレキシブル平面配線が、信号線の少なくとも一方の側にグラウンド線が備えられる配線パターンのものであることを特徴とする音波接触検出装置。
  4. 表面を有し、前記表面に沿って音波が伝播する基板、
    前記基板に搭載される送信側コンバータ、
    前記コンバータによって発生されたバルク波を音波に変換するための、前記コンバータに対応する前記基板の前記表面上に搭載されたモード変換エレメント、
    前記基板の前記表面に沿って前記発生された音波を伝播させるための反射アレイ、
    前記基板の前記表面に接触する物体によって生じる前記音波内の変化を検出するための検出器、および、
    前記物体の幾何学的座標を決定するためのコントローラ、
    を備え、
    前記コンバータおよび前記検出器のうちの少なくとも1つがバイファイラ・ワイヤによって前記コントローラに接続されており、かつ、前記バイファイラ・ワイヤが、その中の信号線に隣接してグラウンド線が備えられるものであることを特徴とする音波接触検出装置。
  5. 前記基板が、さらに、その縁に傾斜表面を包含し、かつ、
    前記コンバータが前記傾斜表面に搭載される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の音波接触検出装置。
  6. 前記基板が、さらに、その縁に傾斜表面を包含し、かつ、
    前記コンバータが前記傾斜表面に搭載される、
    ことを特徴とする請求項4に記載の音波接触検出装置。
  7. 前記フレキシブル平面配線がフレキシブル・プリント回路(FPC)であることを特徴とする請求項3に記載の音波接触検出装置。
  8. 前記フレキシブル平面配線がフレキシブル・プリント回路(FPC)であることを特徴とする請求項5に記載の音波接触検出装置。
  9. 前記フレキシブル平面配線がフレキシブル・フラット・ケーブル(FFC)であることを特徴とする請求項3に記載の音波接触検出装置。
  10. 前記フレキシブル平面配線がフレキシブル・フラット・ケーブル(FFC)であることを特徴とする請求項3に記載の音波接触検出装置。
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