JP2007511698A - ポンプ挿入体及びアッセンブリ - Google Patents

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Abstract

ポンプ挿入体128は、使用時にポンプ110の渦巻124の一部を形成する内面を有し、該ポンプ挿入体128は、ポンプケーシング116に対して、相互係合断面を有する結合構造166により、結合されるように構成されている。一実施形態においては、ポンプ挿入体128は、ポンプケーシング封止プレート148に対して係合するように構成されている。ポンプケーシング封止プレート148は、ポンプ軸112の周囲であって、ポンプ挿入体128とポンプケーシング110との間で移動自在である。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ポンプに対する挿入体に関し、特に、これに限定されないが、遠心ポンプの渦巻の一部を形成する挿入体に関する。また、本発明は、ポンプ内で挿入体を固定するための方法に関する。
ポンプは、流体を一つの位置から他の位置へ移動させるため、種々に利用されている。ポンプには、遠心ポンプ、ロータダイナミック(rotodynamic)ポンプ、容積ポンプなどの様々な種類があり、例えば、負荷流量比や圧力要求など、種々の要因に基づいて、特定用途ごとに選択される。しかしながら、上記に加え、ポンプの対象となる流体の力学的性質および化学的性質に関する適合性または互換性が大きく考慮される。例えば、流体が、一般的にスラリと呼ばれる、非溶解粒子材料の研磨性懸濁液である場合がある。このようなスラリ材料に対しては、スラリポンプとして知られる特殊なポンプを使用可能である。
スラリポンプの一つの特定の形態として、遠心スラリポンプが挙げられる。遠心スラリポンプは、吸引分岐管と吐出分岐管とを備えるケーシングと、該ケーシング中に延在し、一端にインペラが結合された軸とを有し、前記インペラは、ポンプ渦巻及び/またはポンプケーシング中に位置している。使用に際しては、吸引分岐管と回転するインペラの目玉を通じて、スラリがポンプケーシング中に導入される。インペラを通じて径方向に移動するように、スラリにエネルギが与えられ、スラリは、ポンプケーシングから吐出分岐管を通じて排出される。
例えば、ラインポンプ等、幾つかの遠心スラリポンプでは、吸引分岐管とポンプインペラとの間にネックブッシュが備えられ、ポンプ作動流体のための流路を提供するとともに、ポンプ渦巻の一部を形成している。従来、このようなネックブシュは、組み立ての際に所定位置に締め付け固定される。このため、締め付け固定用の挿入体等がさらに必要となる場合がある。
軸は、ポンプケーシング封止アッセンブリを通じてケーシング内に伸長する。ポンプケーシング封止アッセンブリは、一般的に環状プレート挿入体を軸周囲に備える。前記環状プレート挿入体は、ポンプ渦巻の一部を形成し、渦巻のその他の部分は、ケーシングまたはケーシングライナ等によって形成される。従来、環状プレート挿入体は、多数の埋込ボルトによって、直接かつ機械的にポンプケーシングに固定されている。埋込ボルトの一端は、環状プレートに固定され、他端はボルト止めされるケーシングの開口から外側に延在する。
このような埋込ボルトがある場合、埋込ボルトをケーシングの開口に対して正しく位置決めする必要があり、また、工具を用いてボルトをケーシングにボルト止めする必要があることから、ポンプの組み立て・分解が困難となり、時間も必要となる。加えて、埋込ボルトにより、ボルト端部を受けるために、環状挿入体プレートをドリル加工するとともにネジ立て加工する必要がある。さらに、環状挿入体プレートに対して埋込ボルトを結合する特定の箇所を、機械加工を可能とするために柔らかい挿入体材料で構成しなければならない場合がある。従来、挿入体材料は金属やゴムなどの耐摩耗材料を鋳造またはモールドして形成される。さらに、埋込ボルトは、ポンプ作動流体や周囲の環境に曝されて腐食する場合があり、埋込ボルトの固定性に影響を与えたり、埋込ボルトがポンプケーシングに一体化してしまい、分解が困難になったり時間を要したりする。
従来のポンプでは、軸とケーシング封止アッセンブリとの間からの流体の漏れを防止するため、あるいは、少なくとも最小限に抑えるため、封止アッセンブリと組み合わせて、軸シールとして知られるシーリング配置が行なわれている。遠心シール、グランドシールまたはメカニカルシールなどの種々のシーリング配置が、遠心スラリポンプに使用可能である。以下、簡単に説明する。
従来の遠心シールは、環状プレート挿入体により渦巻とは分離されたチャンバ内で、インペラと同期して回転するエキスペラを受け入れている。エキスペラプレートは、ケーシングと環状プレート挿入体との間に固定または締結されており、環状プレート挿入体とエキスペラとの間に上記チャンバが形成されている。使用に際しては、エキスペラは、インペラ背後に逃げようとするスラリの圧力を減少させるタービンとして作用する。
グランドシールは、軸周囲に位置して環状プレート挿入体とケーシングとの間に固定されまたは締結されたスタフィングボックスを有する。多数の軟質パッキングリングが、軸とスタフィングボックスとの間に位置するように設けられ、流体がこれらの間を移動しないように構成されている。
メカニカルシールは、機械的圧力及び油圧により互いに押圧状態にある静止及び回転表面により、漏れ防止を図っている。環状プレート挿入体とケーシングとの間に固定または締結されているシールホルダにより、メカニカルシールが、軸周囲の所定位置に保持されている。種々のシーリング配置の形態及び作用について、以下においてさらに詳細に説明する。
上記に簡単に説明した各シールにおいては、環状プレート挿入体をケーシングに固定し、各シーリング要素をプレート挿入体とケーシングとの間に締結しまたは固定するために、埋込ボルトが必要とされ、そのため、シーリングを配置する大きさに制限が生ずる。これは、埋込ボルトの存在によって、十分なシーリング性能を得るためにインペラ直径に対する効果的なエキスペラの直径を維持することが困難な、遠心タイプのシーリングで特に問題となる。
本発明は、従来技術における上記の問題及び他の問題を防止し、または少なくとも軽減することを目的とする。
本発明の一態様によれば、使用時にポンプ渦巻を形成する内側表面を備え、相互に係合可能な形状のカップリング構造により、ポンプケーシングに結合されるように構成されている、ポンプ挿入体が提供される。
好ましくは、前記ポンプ挿入体の一部が、ポンプケーシング封止要素の一部に対して固定されるように構成される。
一実施形態においては、ポンプ挿入体は、前記ポンプ挿入体は、ポンプ組み立ての際に、前記ポンプケーシングとポンプケーシング封止要素との間に締め付け固定されるように構成することができる。または、前記ポンプ挿入体は、ポンプライナとポンプケーシング封止要素との間に締め付け固定されるように構成することができる。
好適には、本発明の一実施形態に係る前記ポンプ挿入体は、使用時において、前記ポンプ挿入体と前記ポンプケーシングとの間であって、ポンプ軸の周りに配置可能なポンプケーシング封止要素またはプレートに対して、係合するように構成することができる。好適には、前記封止要素は、前記ポンプ挿入体と前記ポンプケーシングとの間で直接的に配置可能とすることができる。または、前記封止要素は、前記ポンプ挿入体と、前記ポンプケーシングに固定されるポンプケーシングアダプタプレートとの間で配置可能であってもよい。したがって、封止要素は、前記ポンプ挿入体と前記ポンプケーシングとの間で間接的に配置されてもよい。
好適には、前記ポンプケーシング封止要素は、ポンプシール配置の一部を形成することができる。一実施形態では、前記ポンプ封止要素は、ポンプ軸シール配置の一部を形成することができる。例えば、前記封止プレートは、エキスペラプレート、スタッフィングボックス、あるいはそのかわりにメカニカルシール等のポンプ軸シールを所定位置に保持するプレートを形成することができる。他の実施形態では、ポンプ封止要素は、ポンプ吸引分岐管シール配置の一部を形成することができる。
ポンプ挿入体は、ポンプケーシングの吸引分岐管の近傍に位置するように構成することができる。このような実施形態では、ポンプ挿入体は、好ましくは、ポンプケーシングの吸引分岐管とポンプインペラとの間に流路を形成する。この実施形態では、従来において、ポンプ挿入体はネックブッシュと呼ばれる場合がある。
前記ポンプ挿入体は、前記ケーシングに対して、相互に係合可能な形状のカップリング構造により直接結合されるように構成することができる。または、前記ポンプ挿入体は、前記ケーシングに固定されたケーシングアダプタプレートに対して、相互に係合可能な形状のカップリング構造により結合されるように構成することができる。したがって、ポンプ挿入体は、ケーシングに対して相互に係合可能な形状のカップリング構造により間接的に結合されるように構成することができる。ケーシングアダプタプレートは、ケーシングに対して埋込ボルト及びボルト構造、締め付け構造、または他の手段により固定することができる。
本発明の一実施形態では、前記ポンプ挿入体は、前記ポンプケーシングに対して、相互に係合可能な形状のカップリング構造により強固に固定することができる。または、前記ポンプ挿入体は、前記ポンプケーシングに対して、相互に係合可能な形状のカップリング構造により緩やかに組み付けられまたは固定されるように構成されているとともに、前記ポンプ挿入体は、前記ポンプが完全に組み立てられる際に前記ポンプケーシング中の定位置に強固に固定されるように構成されることが好ましい。
本発明の一実施形態では、前記相互に係合可能な形状のカップリング構造は、前記ポンプ挿入体に連結した少なくとも一つのカップリング要素と、前記ポンプケーシングに連結した少なくとも一つのカップリング要素とにより構成され、前記各カップリング要素は、相補的であって、前記ポンプ挿入体と前記ポンプケーシングとを結合させるように構成されている。
前記カップリング要素は、相補的な歯、または、他の同様の部材、例えばボス、ピン、埋込ボルト等とすることができる。または、一つのカップリング要素を歯または他の部材とし、他のカップリング要素を前記歯または他の部材を受けるよう構成された相補的な溝穴または溝等とすることができる。
好ましくは、複数のカップリング要素がポンプ挿入体とポンプケーシングにそれぞれ連結して設けられ、前記ポンプ挿入体のカップリング要素は周方向に互いに離間して配置され、ポンプケーシングのカップリング要素は、ポンプ挿入体のカップリング要素に対応して、周方向に互いに離間して配置される。
前記ポンプ挿入体の前記カップリング要素は、該ポンプ挿入体に一体的に形成されていることが好ましい。または、前記ポンプ挿入体の前記カップリング要素は、前記挿入体プレートとは別体に形成され、その後に該挿入体プレートに連結されたものでもよい。
本発明の一実施形態では、前記ポンプケーシングの前記カップリング要素は該ポンプケーシングに一体的に形成されたものとすることができる。他の実施形態として、前記ポンプケーシングの前記カップリング要素は、前記ポンプケーシングとは別体に形成され、その後に該ポンプケーシングに連結されたものでもよい。例えば、前記ポンプケーシングの前記カップリング要素は、ポンプケーシングに固定されたポンプケーシングアダプタプレートに対して一体的に形成されたものとすることができる。これにより、前述のように、ポンプ挿入体は、ポンプケーシングに対して相互に係合可能な形状のカップリング構造を介して間接的に固定することができる。すなわち、ポンプケーシングのカップリング要素は、直接的、間接的にポンプケーシングに対して連結されたものと理解されるべきである。さらに言及するポンプケーシングのカップリング要素についても上記のように理解されるべきである。
好適には、前記ポンプ挿入体及び前記ポンプケーシングの両前記カップリング要素は、各々前記ポンプ挿入体と前記ポンプケーシングの要素支持表面に位置して該要素表面から伸長していてもよい。好ましくは、前記ポンプケーシングの要素支持表面は、ポンプケーシングと一体的に形成されていてよい。または、前記ポンプケーシングの要素支持表面は、ポンプケーシングと別体に形成されたものでもよい。例えば、前記ポンプケーシングの要素支持表面は、ポンプケーシングに固定可能なポンプケーシングアダプタプレート上に形成されたものとすることができる。好ましくは、ポンプ挿入体の要素支持表面は一体的に形成される。または、ポンプ挿入体の要素支持表面は別体に形成され、その後に固定されたものとすることができる。
好ましくは、ポンプケーシングとポンプ挿入体のカップリング要素は、各要素支持表面から径方向に伸長する。すなわち、ポンプケーシングのカップリング要素が、ポンプケーシングに対して径方向に伸長していてよく、ポンプ挿入体のカップリング要素は、ポンプ挿入体に対して径方向に伸長していてよい。
好ましくは、前記ポンプケーシングとポンプ挿入体の前記カップリング要素は、各々を支持する前記要素支持表面から径方向逆側へ伸長する。一実施形態では、ポンプケーシングのカップリング要素が径方向内側に伸長し、ポンプ挿入体のカップリング要素が径方向外側に伸長することができる。または、ポンプケーシングのカップリング要素が径方向外側に伸長し、ポンプ挿入体のカップリング要素が径方向内側に伸長することができる。
好ましくは、前記ポンプ挿入体の前記各カップリング要素は、前記ポンプケーシングの各カップリング要素に対して滑り係合するように構成される。好ましくは、前記ポンプ挿入体の前記各カップリング要素は、前記ポンプケーシングの各カップリング要素の対応する係合表面に対して係合するように構成された係合表面を有する。好適には、前記ポンプケーシング及び前記ポンプ挿入体の前記各カップリング要素の前記各係合表面は、楔形状または螺旋形状等を形成していることにより、ポンプ挿入体の各カップリング要素がポンプケーシングの各カップリング要素に対して第1の方向に滑り係合し、ポンプ挿入体とポンプケーシングが互いに引き寄せられる。さらに、楔形状または螺旋形状等により、前記各カップリング要素を前記第1の方向に過度に滑り係合することにより、カップリング要素が不用意に外れてしまうことが、補助的に防止される。
好ましくは、前記ポンプ挿入体の前記各カップリング要素と前記ポンプケーシングとを回転方向に位置をずらして前記ポンプ挿入体と前記ポンプケーシングとを組み合わせ、前記ポンプ挿入体と前記ポンプケーシングを接合し、前記ポンプ挿入体を前記ポンプケーシングに対して回転させることで、前記ポンプケーシングの前記各カップリング要素と前記ポンプ挿入体がそれぞれ滑り係合させている。他の実施形態として、前記ポンプ挿入体の前記カップリング要素は、前記ポンプケーシングアダプタプレートの前記カップリング要素に対して係合し、次いで前記アダプタプレートが前記ポンプケーシングに固定されるものでもよい。さらにまた、前記ポンプケーシングとポンプ挿入体とが、前記カップリング要素を係合させるために必要な手段により、互いに接合された状態で、前記ポンプケーシングと前記ポンプ挿入体の前記カップリング要素が、必要により回転方向に位置決めされるものでもよい。
好ましくは、前記ポンプ挿入体は、環状部と円筒部とにより構成され、前記円筒部は、前記環状部の外側表面から略垂直に延在する。好適には、前記円筒部は、前記ポンプ挿入体の前記カップリング要素支持表面を形成する。
望ましくは、前記ポンプ挿入体は、ラインポンプと非ラインポンプの両方において使用されるべく構成されているものとすることができる。ラインポンプは、分離した挿入体またはライナを有する。挿入体またはライナは、所定位置に位置されたときに、ポンプ挿入体とともにポンプの渦巻を形成する。ポンプ渦巻の中には、一つ以上のポンプインペラが配置される。これにより、ポンプ挿入体は、バックライナと呼ばれる場合がある。ラインポンプは、一般的にケーシングが二つの部位に分割され、これら二つの部位はライナをケーシング中に配置するために分離され、ケーシングの分離部位はボルト止めまたは他の固定手段により、互いに固定される。非ラインポンプは、分離ライナを有さず、ポンプ渦巻は、例えば所定位置に位置された本発明のポンプ挿入体とともに、ケーシングの内側表面によって主に形成される。非ラインポンプは、一般的に分割ケーシングを有さず、インペラ等のポンプ要素を配置したり取り出したりするためにケーシング内部にアクセスする場合には、ポンプケーシング封止アッセンブリを取り外すことにより行なう。
望ましくは、相互に係合可能な形状のカップリング構造は、バイオネットタイプカップリングとすることができる。
好ましくは、ポンプ挿入体プレートは、遠心スラリポンプ等の遠心ポンプで用いられるように構成される。
本発明の第2態様によれば、少なくとも、カップリング要素を備えるケーシングと、相補的なカップリング要素を備えるポンプ挿入体と、ポンプ軸とを有するポンプの一部を組み立てる方法において、前記ポンプ挿入体の前記カップリング要素を前記ポンプケーシングの前記カップリング要素に位置決めし、前記ポンプ挿入体と前記ケーシングとを相対的に回転動作させることで、前記相補的なカップリング要素を係合させて、前記ポンプ挿入体を前記ケーシングに結合させる工程を有する、ポンプの一部を組み立てる方法が提供される。
望ましくは、ポンプ挿入体の内側表面は、使用時にポンプ渦巻の一部を形成する。
好ましくは、複数の相補的なカップリング要素が、ケーシングとポンプ挿入体の両方に設けられる。
前記カップリング要素は、相補的な歯、または、他の同様の部材、例えば、ボス、ピン、埋込ボルト等とすることができる。または、一つのカップリング要素を歯または他の部材とし、他のカップリング要素が前記歯または他の部材を受けるように構成された相補的な溝穴または溝とすることができる。
本発明の好ましい実施形態では、前記ポンプ挿入体は、前記ポンプケーシングに対して、カップリング要素の噛合いより緩やかに結合される。
本発明の一実施形態では、ポンプ挿入体をケーシングに対して直接組み付けることができるように、ケーシングのカップリング要素は一体的に形成される。または、ポンプ挿入体をケーシングに間接的に組み付けることができるよう、ケーシングのカップリング要素を別体に形成したあとで固定するようにしてもよい。例えば、カップリング要素はケーシングアダプタプレートに形成され、ケーシングアダプタプレートをケーシングに固定するようにしてよい。したがって、本方法は、前記ポンプ挿入体の前記カップリング要素を、ポンプケーシングアダプタプレートの前記カップリング要素に位置決めし、前記ポンプ挿入体を前記アダプタプレートに対して回転させることで、前記カップリング要素を係合させ、その後、前記アダプタプレートが前記ポンプケーシングに対して固定させる工程を有する。
一実施形態では、本方法は、前記ケーシングと挿入体プレートの前記相補的なカップリング要素を係合させる前に、ポンプケーシング封止プレートを前記ポンプケーシングと前記ポンプ挿入体の間に位置させる工程をさらに有することができる。前記封止プレートを、前記相補的なカップリング要素が係合する前に、前記ポンプケーシングと前記ポンプ挿入体との間、または、ポンプケーシングアダプタプレートとポンプ挿入体との間に配置させることができる。好適には、ポンプケーシング封止プレートによってケーシングを封止し、さらに、ポンプ軸シール配置の一部を形成させるようにしてもよい。
好適には、前記封止プレートは、分割ケーシングを有するラインポンプにて使用する際に、前記ケーシングと前記ポンプ挿入体との間に配置させるようにしてよい。この実施形態では、本方法は、ポンプケーシングの第1の部位を軸周囲に位置させ、封止プレートを前記ポンプ挿入体とポンプケーシングとの間に位置させた状態で、前記封止プレートとポンプ挿入体とを前記軸周囲に位置させ、前記相補的なカップリング要素を係合させることで、前記ポンプ挿入体を前記ケーシング第1部位に結合させ、これにより前記封止プレートを前記ポンプ挿入体とケーシングとの間に固定する工程を有してよい。好ましくは、前記封止プレートは、前記ポンプ挿入体と前記ケーシングとの間に緩やかに固定される。好適には、本方法は、ポンプライナを前記ケーシングの前記第1の部位内で、前記ポンプ挿入体に対して位置させ、前記ライナが前記ポンプ挿入体に付勢されるように前記ケーシングの第2の部位を前記第1の部位に固定して、その結果、前記カップリング要素を少なくとも部分的に解放または分離させて、前記ポンプ挿入体を前記ライナと前記封止プレートとの間に締め付け固定させ、封止プレートを前記ポンプ挿入体と前記ポンプケーシングの前記第1の部位との間に締め付け固定させる工程とをさらに備える。
望ましくは、非ラインポンプにて使用する際に、前記封止プレートを、ポンプケーシングアダプタプレートと前記ポンプ挿入体との間に位置させる。この実施形態では、本方法は好ましくは、前記アダプタプレートをポンプ軸の周囲に位置させ、前記封止プレートを前記アダプタプレートと前記ポンプ挿入体との間に位置させた状態で、前記封止プレートと前記ポンプ挿入体とを前記ポンプ軸の周囲に位置させ、前記相補的なカップリング要素を係合させることで、前記ポンプ挿入体を前記アダプタプレートに結合させ、前記封止プレートを前記ポンプ挿入体とアダプタとの間に固定させる工程をさらに行なう。好適には、本方法は、前記封止プレートが前記ポンプ挿入体を前記ケーシングに付勢するように、ポンプケーシングを前記アダプタプレートに固定し、この結果、前記カップリング要素を解放または分離させて、前記ポンプ挿入体を前記ケーシングと前記封止プレートとの間に締め付け固定し、前記封止プレートを前記ポンプ挿入体と前記ポンプケーシングアダプタプレートとの間に締め付け固定させる工程をさらに有する。
他の実施形態として、分割されたポンプケーシングの第1の部位に対して第2の部位が固定される前に、前記ポンプ挿入体を、前記相補的なカップリング要素により前記ポンプケーシングの前記第2の部位に対して結合してもよい。本実施形態では、ライナが定位置に固定されてケーシングのパーツが互いに固定されると、ポンプ挿入体がポンプライナとケーシングの第2部位との間に締め付け固定されることで、相補的なカップリング要素が解放または分離される。
好適には、分割ポンプケーシングの各部位を互いに固定させることで、または、アダプタプレートをケーシングに固定することで、カップリング要素を解放または分離させ、これにより、使用時においてカップリング要素が互いに固着しまたはロックされる可能性を最小化する。したがってカップリング要素は、ポンプ分解時に容易に分離される。
本発明の第3の態様によれば、ポンプ軸周囲に位置して、ポンプケーシングに対して相互に係合可能な形状のカップリング構造により結合され、内側面がポンプ渦巻の一部を形成しているポンプ挿入体と、前記ポンプ軸周囲に位置して、一部が前記ポンプ挿入体の外側面の一部に当接して固定されているポンプケーシング封止要素とを備えるポンプ封止アッセンブリが提供される。
本発明の第4の態様によれば、使用時にポンプ渦巻の一部を形成する内側面を有し、ポンプケーシングに対して相互に係合可能な形状のカップリング構造により結合されるように構成されているポンプ挿入体を備えるポンプが提供される。
まず、図1を参照して説明する。図1は、公知の遠心スラリポンプアッセンブリ10の断面図である。アッセンブリ10は、軸受ハウジング14中に回転自在に取り付けられた軸12を有する。軸受ハウジング14はポンプベースユニット15に固定されており、軸は、同様にポンプベースユニット15に固定されたポンプケーシング16中に伸長する。軸の一端18が、モータ(図示せず)等の駆動手段に結合されるように構成され、軸12の他端20は、ポンプインペラ22に結合されるように構成されている。ポンプインペラ22は、ポンプ渦巻の中に位置している。ポンプ渦巻は、図1のアッセンブリ10においては、ライナ挿入体26、ライナ挿入体プレート28、及び、ネックブシュ25により形成されている。他の配置(図示せず)として、渦巻は、ケーシングの内面とライナ挿入体プレートとにより形成されていてもよい。ネックブシュ25は、ケーシング16中の所定位置に固定されており、ポンプケーシング16の吸引分岐管34とインペラ22の目玉36との間に流路を形成している。
図1のアッセンブリ10においては、ケーシング16は、組み立てられ互いにボルト止めされた二つの区画30、32に分割されている。この分割ケーシング配置は、ラインポンプにおいて一般的である。しかしながら、非ラインポンプ、つまり分離したライナ挿入体を持たないポンプでは、ケーシングは一般的に分割されていない。
使用に際しては、スラリが吸引分岐管34とインペラ22の目玉36に導入される。インペラ22が軸12により回転されると、スラリがインペラ22を通して径方向に駆動され、吐出分岐管38を介してポンプケーシング16から吐出される。
ポンプアッセンブリ10は、軸シール40を有する。軸シール40は、ポンプケーシング16を封止して、ケーシング16と軸12との間で流体をシールする。当業者には、図1に示した遠心シール、グランドシールまたはメカニカルシール等、種々の形態のシールが知られている。
図2に、図1の軸シール40とライナ挿入体プレート28を拡大して示す。ライナ挿入体プレート28は、複数の埋込ボルト42(図では一つのみを示した)によりケーシング16に固定されている。埋込ボルト42は、挿入体プレート28に対して直接固定され、ケーシング16の開口44を通じて延在しており、さらに、ナット46によりケーシング16に固定されている。ポンプケーシング封止プレート48が、挿入体プレート28とケーシング16との間に位置して固定されている。ポンプケーシング封止プレート48は、遠心シールとともに用いられる場合には、一般にエキスペラリングと呼ばれる。遠心シールは、インペラ22の背面に設けられた放出羽根50と、エキスペラ52とからなり、エキスペラ52は、エキスペラリング48と挿入体プレート28とにより形成された別のチャンバ54中で、インペラ22と同期して回転する。エキスペラ52は、軸12上であって軸スリーブ56とインペラ22との間に取り付けられている。インペラ22は、軸12上に螺合している。使用に際しては、エキスペラ52は、インペラ22の背後に逃げようとするスラリの圧力を減少させるタービンとして作用する。遠心シールは、ポンプが回転している間のみ動作し、ポンプ静止状態ではシール性を持たない、動的ドライシールである。このため、停止中にポンプ中の液体スラリを保持するため、第2シール58が、エキスペラプレート48と軸スリーブ56との間に設けられている。第2シール58は、パッキング材料60を有していてもよい。
図2から明らかなように、埋込ボルト42が設けられていることにより、使用可能なエキスペラ52の直径が制限され、結果的に遠心シールの効率と能力に影響を与える。さらに、埋込ボルト42の存在により、埋込ボルト42を開口44に正しく位置決めする必要があり、また、工具を用いて埋込ボルト42をケーシング16に固定する必要があることから、ポンプの組み立て・分解が困難となり、時間も必要となる。さらに、挿入体プレート28に対して、埋込ボルト42の端部を受けるためのドリル加工とネジ立て加工とが必要となる。さらに、アタッチメント62の特定箇所を、通常硬い材料のところ、機械加工を行なうために柔らかい挿入体材料で鋳造しなければならない場合がある。ゴムライナでは、埋込ボルトを収容するために金属の骨格をネジ立て加工する必要がある。さらに、埋込ボルト42がポンプ作動流体に曝されることにより、埋込ボルト42が腐食して、埋込ボルト42の固定性に影響を与える可能性や、埋込ボルトがポンプケーシング16に固着してしまい、分解が困難になり時間を要する場合がある。
図3に、本発明の一態様の一実施形態に係るポンプ110の横断面図を示す。ポンプ110の概略構造は、図1及び図2に示したポンプ10と同様であり、同様の要素については100番台に変えた同じ符号を付す。軸112は、軸受ハウジング114の内部に取り付けられ、軸シール140を通過してポンプケーシング116中に伸長し、ポンプインペラ122と係合している。図示の実施形態では、ケーシング116は、完全体すなわち分割されていない形状であり、ポンプ渦巻124はケーシング116とポンプ挿入体プレート128とにより形成されている。本発明によれば、ポンプ挿入体プレートは、ポンプケーシング116に対して、ポンプケーシングアダプタプレートを介して、相互係合歯構造166により結合されている。
図4に、封止及びシールアッセンブリ140とポンプ挿入体プレートの拡大図を示す。上記のように、挿入体プレート128は、ケーシング116に対して、アダプタプレートを介して相互係合歯構造166により結合されている。図示のように、アダプタプレート164は、ケーシングに対して埋込ボルト168(一つのみを示した)により固定される。より詳細には、挿入体プレート128は、環状部170と、環状部170から垂直に伸長する円筒部172とを有し、円筒部172は、円筒部表面の外周方向に分布した複数の歯174(一つのみを示した)を支持している。アダプタプレート164は、同じ数の相補的な歯176を支持している。相補的な歯176は、スライド自在に挿入体プレートの歯174と係合して、相互係合歯構造166を形成し、これにより挿入体プレート128が、アダプタプレート164、最終的にはケーシング116に対して結合される。
封止プレート、すなわち図示の実施形態におけるエキスペラリング148は、アダプタプレート164と挿入体プレート128との間に位置して固定されている。エキスペラリング148と挿入体プレート128とにより、内部にエキスペラ152が位置するチャンバ154が形成されている。図4から明らかなように、相互係合歯構造166を用いることで、埋込ボルト42(図2参照)を除去し、これにより、大きな直径のエキスペラ152使用することが可能となり、その結果、より良好で効率的な流体シールが提供される。さらに、相互係合歯構造166により、よりコンパクトな軸シール140が提供される。
次に、図5及び図6を参照して説明する。それぞれ、図4に示したアダプタプレート164と挿入体プレート128の斜視図である。図示の実施形態では、挿入体及びアダプタプレートには、各々三つの歯174、176が外周方向に分布して、互いに離間して配置されている。挿入体プレート128の歯174は、各歯支持表面178から径方向外側へ延出し、アダプタプレート164の歯176は、各歯支持表面180から径方向内側へ延出する。挿入体及びアダプタプレート128、164の各歯174、176は、各々楔形断面を有する係合面182、184を有する。使用に際しては、回転方向に位置がずれている歯174、176を有するプレートを各々組み合わせ、一方のプレートを他方に対して相対的に回転させることで、歯176、176の楔形係合面182、184を滑り係合させる。これにより、挿入体プレート128が、アダプタプレート164に対して結合される。歯174、176が滑動して係合すると、楔形係合面182、184がプレート128、164を互いに引き寄せ、歯を脱離させるようなプレートの過度の相対回転を実質的に抑制する。
図7及び図8に、図3及び図4に示したポンプと同様のポンプの一部を組み立てる方法を示す。説明を明確にするために、図3及び図4と同様の構成については、同様の符号を用いる。図7に示した挿入体及びアダプタプレート128、164の歯174、176は、図3から図6に示したものとは径方向逆側に延在しているが、これは本発明の一変形例にすぎない。まず、図7を参照すると、軸スリーブ156が軸112上に位置し、アダプタプレート164とエキスペラリング148が、軸112と軸スリーブの周囲に位置する。さらに、適当なパッキング材料160を有する第2シール158が、エキスペラリング148と軸スリーブ156との間に位置している。次いで、エキスペラ152のハブ186の一側面が、軸スリーブの端面に当接するようにして、エキスペラ152が軸上に取り付けられる。そして、図5及び図6を参照して説明したように、エキスペラプレート148が、アダプタプレート164と挿入体プレート128との間に保持されるように、挿入体プレート128がアダプタプレート164に対して結合される。
挿入体プレート128をアダプタプレート164に対して、このように組み付けることにより、埋込ボルトが不要となって、組み立てが容易になり時間が短縮するという効果を有する。例えば、埋込ボルトは適切な開口に対して正確な位置決めが必要であるが、歯174、176は、正確な位置決めが不要である。さらに、歯174、176により、挿入体プレート128、エキスペラリング148及びアダプタプレート164を、工具を用いることなく互いに組み付けたり、固定したりすることができる。
次の組み立て工程を図8に示した。図では、インペラ122が、軸112に対してねじ止めするとともに、エキスペラハブ186をインペラ122と軸スリーブ156との間に締め付け固定する。インペラ122が固定されると、ケーシング116をインペラ122と挿入体プレート128を覆うように移動させ、次いで、ボルトを配置して(図示せず)、ケーシングをアダプタプレート164に固定する。ケーシング116が、アダプタプレート164に固定されると、挿入体プレート128が、ケーシング116とエキスペラリング148との間で締め付け固定され、エキスペラリングが、挿入体プレート128とアダプタプレート164との間で締め付け固定される。さらに、ケーシング116とアダプタプレート164とが固定されると、ケーシングとアダプタプレートとの間で、エキスペラリング148と挿入体プレート128が締め付け固定され、その結果、歯174、176が、非係合となって、分離する。これにより、歯の係合面182、186(図5及び図6参照)が腐食して一体化し、分解が困難になってしまう可能性を実質的に減少させるという顕著な効果を有する。
次に、図9を参照して説明する。図9は、本発明の他の実施形態に係るポンプ210の一部を示す断面図である。ポンプ210は、図3から図8に示したポンプ110と同様の特徴を有し、同様の構成については、上記の100番台を200番台に変えた符号を用いる。軸212は、ポンプケーシング216中に延在し、インペラ222を支持しており、インペラ222は、ポンプ渦巻の中に位置している。ポンプ渦巻は、少なくともライナ挿入体226及び挿入体プレート228により形成されている。図示のように、ケーシング216は、二つの部位230、232に分割されている。挿入体プレート228は、ケーシング216に対して相互係合歯構造266により、直接結合されている。相互係合歯構造266は、相補的な歯274、276を有する。これらの歯274、276は、図4、図5、および図6に示した歯174、176と同様の形状であり、ここでは詳細な説明を省略する。
ポンプ210は、エキスペラリング248とエキスペラ252とを有する遠心タイプシールからなる軸シール240を有する。組み立てる際に、ケーシング部位230、エキスペラリング248、及びエキスペラ252がこの順番で軸212の周囲に配置される。次いで、エキスペラリング248が挿入体プレート228とケーシング216との間に位置するように、挿入体プレート228が、相互係合歯構造266により、ケーシング部位230に結合される。次の工程では、インペラ222が軸212に固定され、次いで、ライナ挿入体226が、インペラ222の周囲に配置される。さらに、ケーシング216の二つの部位230、232が互いに固定される。ケーシング216の二つに分離した部位230、232が互いに固定されると、ライナ挿入体226が、挿入体プレート228の概ね符号229で示した当接面に対して付勢され、これにより、エキスペラプレート248が、挿入体プレート228とケーシング216との間で締め付け固定される。さらに、ライナ挿入体226が、挿入体プレート228に対して付勢されると、相互係合歯構造266の歯274、276が非係合となる。
図10に、本発明の一実施形態に係る他のポンプアッセンブリ310の断面図を示す。ポンプアッセンブリ310は、図3から図6に示したポンプアッセンブリ110と同様の形状を有し、同様の構成については、上記の100番台を300番台に変えた符号を付す。ポンプアッセンブリ310は、挿入体プレート328を有し、挿入体プレート328は、アダプタプレート364に対して相互係合歯構造366により固定されている。歯構造366は、図3から図6に示したものと同様であり、ここでは詳細な説明を省略する。ポンプアッセンブリ310は、軸シール340を有する。軸シール340は、遠心シールに代えてグランドシールを用いている点で、図3及び図4に示した配置140とは異なっている。図10に示した本実施形態では、軸シール340は、封止プレート348を有する。なお、封止プレート348は、グランドシールと共に用いられる際に、スタッフィングボックスと呼ばれる場合がある。グランドシールは、封止プレート348と磨耗保護(protective wear)軸スリーブ356との間に圧縮された多数の軟質パッキングリング349により構成され、スタッフィングボックス348は、挿入体プレート328とアダプタプレート364との間の所定位置に、図4のエキスペラプレート148と同様の方法で固定されている。
図11に、本発明のさらに他の実施形態に係るポンプアッセンブリ410の断面図を示す。本実施形態では、ポンプアッセンブリ410は、図3から図6に示したものと同様であり、同様の構成については、上記の100番台を400番台に変えた符号を用いる。ポンプアッセンブリ410は、挿入体プレート428を有し、挿入体プレート428は、アダプタプレート464に対して相互係合歯構造466により固定されている。歯構造構造466は、図3から図6に示したものと同様であり、ここでは詳細な説明を省略する。ポンプアッセンブリ410は、軸シール440を有する。軸シール440は、図3及び図4に示した配置140とは、遠心シールの代わりにメカニカルシールを用いている点で異なる。図11の実施形態では、軸シール440は、メカニカルシール437を所定位置に保持する封止プレート448を有する。
図12に、本発明に係る他の実施形態としてのポンプアッセンブリ510の断面図を示す。本実施形態では、アッセンブリ510は、図1及び図2に示したものと同様であり、同様の構成については、500番台に変えた同じ符号を付す。図示のように、ネックブシュ525は、ポンプケーシング516の部位538に対して、相互係合歯構造570により結合されている。相互係合歯構造570は、ケーシング516の部位538上に位置する多数の歯572と、ネックブシュ525上に位置する同数の歯574とにより形成される。相互係合歯構造570の係合の形態と方法は、図3から図8の構造166、図9の構造266、図10の構造366、図11の構造466と同様であり、以下では詳細な説明を省略する。
使用に際しては、ポンプ510の吸引分岐管534が、図示しない流体供給通路または配管系に接続される。吸引継手599がポンプ封止要素として設けられ、ネックブシュ525の外側表面の一部に当接した状態で固定される。吸引継手599は、ポンプ510の封止と流体シールとを補助する。
以上説明した実施形態は、本発明の例示にすぎず、本発明の範囲を逸脱しない限り、種々の改良が加えられるものと理解されるべきである。例えば、挿入体プレートとアダプタプレート、またはネックブッシュとケーシングにおける、相互に係合する歯の数は任意である。さらに、図10及び図11に示した特定の実施形態において、挿入体ライナと分割ケーシングを備えるポンプを用いることもできる。さらに、他の実施形態として、挿入体プレートを、ケーシングに直接組み付けるため、または、アダプタプレートを介して間接的に組み付けるため、歯と溝の組み合わせ等を用いることができる。さらに、ポンプアッセンブリは、相互係合歯構造により、ポンプケーシングに固定されたライナ挿入体プレートとネックブッシュの両方を備えていてもよい。
公知のポンプアッセンブリの断面図である。 公知のポンプアッセンブリの断面図である。 本発明の一実施形態に係るポンプアッセンブリの断面図である。 本発明の一実施形態に係るポンプアッセンブリの断面図である。 本発明の一実施形態に係る図3及び図4のポンプアッセンブリの部品の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る図3及び図4のポンプアッセンブリの部品の斜視図である。 本発明に係るポンプを組み立てる際の過程を示す図である。 本発明に係るポンプを組み立てる際の過程を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るポンプアッセンブリの断面図である。 本発明の他の実施形態に係るポンプアッセンブリの断面図である。 本発明の他の実施形態に係るポンプアッセンブリの断面図である。 本発明の他の実施形態に係るポンプアッセンブリの断面図である。

Claims (52)

  1. 使用時にポンプ渦巻の一部を形成する内側表面を備え、相互に係合可能な形状のカップリング構造により、ポンプケーシングに結合されるように構成されている、ポンプ挿入体。
  2. 前記ポンプ挿入体の一部が、ポンプケーシング封止要素の一部に対して固定されるように構成されている、請求項1に記載のポンプ挿入体。
  3. 前記ポンプ挿入体は、ポンプ組み立ての際に、前記ポンプケーシングとポンプケーシング封止要素との間に締め付け固定されるように構成されている、請求項1または2に記載のポンプ挿入体。
  4. 前記ポンプ挿入体は、ポンプライナとポンプケーシング封止要素との間に締め付け固定されるように構成されている、請求項1〜3のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  5. 前記ポンプ挿入体は、前記ポンプ挿入体プレートと前記ポンプケーシングとの間であって、ポンプ軸の周りに配置可能なポンプケーシング封止要素に対して、係合するように構成されている、請求項1〜4のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  6. 前記封止要素は、前記ポンプ挿入体と前記ポンプケーシングとの間に直接的に配置可能である、請求項5に記載のポンプ挿入体。
  7. 前記封止要素は、前記ポンプ挿入体と、前記ポンプケーシングに固定されるポンプケーシングアダプタプレートとの間に配置可能である、請求項5に記載のポンプ挿入体。
  8. 前記ポンプ封止要素は、ポンプ軸シール配置の一部を形成している、請求項2〜7のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  9. 前記ポンプ封止要素は、ポンプ軸シール配置の一部を形成している、請求項8に記載のポンプ挿入体。
  10. 前記ポンプ封止要素は、ポンプ吸引分岐管シール配置の一部を形成している、請求項8に記載のポンプ挿入体。
  11. 前記ポンプ挿入体は、ポンプケーシングの吸引分岐管の近傍に位置するように構成されている、請求項1〜10のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  12. 前記ポンプ挿入体により、前記ポンプケーシングの吸引分岐管と、ポンプインペラとの間に流路が形成される、請求項11に記載のポンプ挿入体。
  13. 前記ポンプ挿入体は、前記ケーシングに対して、相互に係合可能な形状のカップリング構造により直接結合されるように構成されている、請求項1〜12のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  14. 前記ポンプ挿入体は、前記ケーシングに固定されたケーシングアダプタプレートに対して、相互に係合可能な形状のカップリング構造により結合されるように構成された、請求項1〜12のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  15. 前記ポンプ挿入体は、前記ポンプケーシングに対して、相互に係合可能な形状のカップリング構造により強固に固定される、請求項1〜14のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  16. 前記ポンプ挿入体は、前記ポンプケーシングに対して、相互に係合可能な形状のカップリング構造により緩やかに結合されるように構成されているとともに、前記ポンプ挿入体は、前記ポンプが完全に組み立てられる際に前記ポンプケーシング中の所定位置に強固に固定されるように構成されている、請求項1〜14のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  17. 前記相互に係合可能な形状のカップリング構造は、前記ポンプ挿入体に連結した少なくとも一つのカップリング要素と、前記ポンプケーシングに連結した少なくとも一つのカップリング要素とにより構成され、前記各カップリング要素は、相補的であって、前記ポンプ挿入体と前記ポンプケーシングとを係合させるように構成されている、請求項1〜16のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  18. 前記カップリング要素は、相補的な歯である、請求項17に記載のポンプ挿入体。
  19. 一方の前記カップリング要素は歯であり、他方の前記カップリング要素は前記歯を受け入れるように構成された相補的な溝である、請求項18に記載のポンプ挿入体。
  20. 複数のカップリング要素を備える、請求項17〜19のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  21. 前記ポンプ挿入体の前記カップリング要素は、該ポンプ挿入体に一体的に形成されている、請求項17〜20のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  22. 前記ポンプ挿入体の前記カップリング要素は、前記ポンプ挿入体とは別体に形成され、その後に該ポンプ挿入体に連結されたものである、請求項17〜20のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  23. 前記ポンプケーシングの前記カップリング要素は、該ポンプケーシングに一体的に形成されている、請求項17〜22のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  24. 前記ポンプケーシングの前記カップリング要素は、前記ポンプケーシングとは別体に形成され、その後に該ポンプケーシングに連結されたものである請求項17〜22のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  25. 前記ポンプケーシングの前記カップリング要素は、ポンプケーシングに固定されたポンプケーシングアダプタプレートに対して一体的に形成されている、請求項24に記載のポンプ挿入体。
  26. 前記ポンプ挿入体及び前記ポンプケーシングの前記カップリング要素は、各々前記ポンプ挿入体と前記ポンプケーシングの要素支持表面に位置して該要素表面から伸長している、請求項17〜25のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  27. 前記ポンプケーシング及び前記ポンプ挿入体の前記カップリング要素は、各々を支持する前記要素支持表面から径方向外側へ伸長する、請求項26に記載のポンプ挿入体。
  28. 前記ポンプケーシング及びポンプ挿入体の前記カップリング要素は、各々を支持する前記要素支持表面から径方向逆側へ伸長する、請求項26または27に記載のポンプ挿入体。
  29. 前記ポンプ挿入体の前記各カップリング要素は、前記ポンプケーシングの各カップリング要素に対して滑り係合するように構成されている、請求項17〜28のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  30. 前記ポンプ挿入体の前記各カップリング要素は、前記ポンプケーシングの各カップリング要素の対応する係合表面に対して係合するように構成されている係合表面を有する、請求項17〜29のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  31. 前記ポンプケーシング及び前記ポンプ挿入体の前記各カップリング要素の前記各係合表面は、楔形状を形成している、請求項30に記載のポンプ挿入体。
  32. 前記ポンプ挿入体の前記各カップリング要素と前記ポンプケーシングとを回転方向に位置をずらして前記ポンプ挿入体と前記ポンプケーシングとを組み合わせ、前記ポンプ挿入体と前記ポンプケーシングを接合し、前記ポンプ挿入体を前記ポンプケーシングに対して回転させることにより、前記ポンプケーシングの前記各カップリング要素と前記ポンプ挿入体が滑り係合している、請求項17〜31のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  33. 前記ポンプ挿入体の前記カップリング要素は、後で前記ポンプケーシングに固定されるポンプケーシングアダプタプレートの前記カップリング要素に対して係合する、請求項17〜31のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  34. 前記ポンプケーシングとポンプ挿入体とが、前記カップリング要素を係合させるために必要な手段により互いに接合された状態で、前記ポンプケーシングと前記ポンプ挿入体の前記カップリング要素が、必要により回転方向に位置決めされる、請求項17〜31のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  35. 前記ポンプ挿入体は、環状部と円筒部とにより構成され、前記円筒部は、前記環状部の外側表面から略垂直に延在する、請求項1〜34のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  36. 前記円筒部は、前記ポンプ挿入体の前記カップリング要素支持表面を形成する、請求項26に従属する請求項35に記載のポンプ挿入体。
  37. 前記ポンプ挿入体は、ラインポンプと非ラインポンプの両方において使用されるべく構成されている、請求項1〜36のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  38. 前記相互に係合可能な形状のカップリング構造は、バイオネットタイプカップリングである、請求項1〜37のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  39. 前記ポンプ挿入体プレートは、遠心ポンプで用いられるように構成されている、請求項1〜38のいずれかに記載のポンプ挿入体。
  40. 少なくとも、カップリング要素を備えるケーシングと、相補的なカップリング要素を備えるポンプ挿入体とを有するポンプの一部を組み立てる方法において、前記ポンプ挿入体の前記カップリング要素を前記ポンプケーシングの前記カップリング要素に位置決めし、前記ポンプ挿入体と前記ケーシングとを相対的に回転動作させることで、前記相補的なカップリング要素を係合させて、前記ポンプ挿入体を前記ケーシングに結合させる工程を有する、ポンプの一部を組み立てる方法。
  41. 前記ポンプ挿入体が、前記ポンプケーシングに対して、カップリング要素の係合により緩やかに結合される請求項40に記載のポンプの一部を組み立てる方法。
  42. 前記ポンプ挿入体の前記カップリング要素を、ポンプケーシングアダプタプレートの前記カップリング要素に位置決めし、前記ポンプ挿入体を前記アダプタプレートに対して回転させることで、前記カップリング要素を係合させ、その後、前記アダプタプレートを前記ポンプケーシングに対して固定する工程を有する、請求項40または41に記載のポンプの一部を組み立てる方法。
  43. 前記ケーシングと挿入体プレートの前記相補的なカップリング要素を係合させる前に、ポンプケーシング封止プレートを前記ポンプケーシングと前記ポンプ挿入体の間に位置させる工程をさらに有する、請求項40〜42のいずれかに記載のポンプの一部を組み立てる方法。
  44. 前記封止プレートは、前記相補的なカップリング要素を係合させる前に、前記ポンプケーシングと前記ポンプ挿入体との間に配置させる、請求項43に記載のポンプの一部を組み立てる方法。
  45. 前記封止プレートは、分割ケーシングを有するラインポンプにて使用する際に、前記ケーシングと前記ポンプ挿入体との間に配置させることにより、ポンプケーシングの第1の部位を軸周囲に位置させ、封止プレートを前記ポンプ挿入体とポンプケーシングとの間に位置させた状態で前記封止プレートとポンプ挿入体とを前記軸周囲に位置させ、前記相補的なカップリング要素を係合させることで、前記ポンプ挿入体を前記ケーシング第1部位に結合させ、これにより前記封止プレートを前記ポンプ挿入体とケーシングとの間に固定する工程を有する、請求項43または44に記載のポンプの一部を組み立てる方法。
  46. 前記封止プレートは、前記ポンプ挿入体と前記ケーシングとの間に緩やかに固定される、請求項45に記載のポンプの一部を組み立てる方法。
  47. ポンプライナを、前記ケーシングの前記第1の部位内で、前記ポンプ挿入体に対して位置させ、前記ライナが前記ポンプ挿入体に付勢されるように、前記ケーシングの第2の部位を前記第1の部位に固定して、その結果、前記カップリング要素を少なくとも部分的に分離させて、前記ポンプ挿入体を前記ライナと前記封止プレートとの間に締め付け固定し、封止プレートを前記ポンプ挿入体と前記ポンプケーシングの前記第1の部位との間に締め付け固定する工程をさらに備える、請求項45または46に記載のポンプの一部を組み立てる方法。
  48. 非ラインポンプにて使用する際に、前記封止プレートを、ポンプケーシングアダプタプレートと前記ポンプ挿入体との間に位置させ、前記アダプタプレートをポンプ軸の周囲に位置させ、前記封止プレートを前記アダプタプレートと前記ポンプ挿入体との間に位置させた状態で、前記封止プレートと前記ポンプ挿入体とを前記ポンプ軸の周囲に位置させ、前記相補的なカップリング要素を係合させることで、前記ポンプ挿入体を前記アダプタプレートに結合させ、前記封止プレートを前記ポンプ挿入体とアダプタとの間に固定する工程とをさらに有する、請求項43または44に記載のポンプの一部を組み立てる方法。
  49. 前記封止プレートが前記ポンプ挿入体を前記ケーシングに付勢するようにポンプケーシングを前記アダプタプレートに固定し、この結果、前記カップリング要素を分離させて、前記ポンプ挿入体を前記ケーシングと前記封止プレートとの間に締め付け固定し、前記封止プレートを前記ポンプ挿入体と前記ポンプケーシングアダプタプレートとの間に締め付け固定する工程をさらに有する、請求項48に記載のポンプの一部を組み立てる方法。
  50. 分割されたポンプケーシングの第1の部位に対して第2の部位が固定される前に、前記ポンプ挿入体を、前記相補的なカップリング要素により前記ポンプケーシングの前記第2の部位に対して結合する、請求項40〜は42に記載のポンプの一部を組み立てる方法。
  51. ポンプ軸周囲に位置して、相互に係合可能な形状のカップリング構造によりポンプケーシングに結合され、内側面がポンプ渦巻の一部を形成しているポンプ挿入体と、前記ポンプ軸周囲に位置して、一部が前記ポンプ挿入体の外側面の一部に当接して固定されているポンプケーシング封止要素とを備えるポンプ封止アッセンブリ。
  52. 使用時にポンプ渦巻の一部を形成する内側面を有し、ポンプケーシングに対して相互に係合可能な形状のカップリング構造により結合されるように構成されているポンプ挿入体を備えるポンプ。
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