JP2007510402A - 亜硝酸酸化細菌並びにその使用方法及び検出方法 - Google Patents
亜硝酸酸化細菌並びにその使用方法及び検出方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007510402A JP2007510402A JP2006534423A JP2006534423A JP2007510402A JP 2007510402 A JP2007510402 A JP 2007510402A JP 2006534423 A JP2006534423 A JP 2006534423A JP 2006534423 A JP2006534423 A JP 2006534423A JP 2007510402 A JP2007510402 A JP 2007510402A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seq
- strain
- nucleotide sequence
- nitrite
- rdna
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N1/00—Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
- C12N1/20—Bacteria; Culture media therefor
- C12N1/205—Bacterial isolates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N1/00—Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
- C12N1/20—Bacteria; Culture media therefor
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12R—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES C12C - C12Q, RELATING TO MICROORGANISMS
- C12R2001/00—Microorganisms ; Processes using microorganisms
- C12R2001/01—Bacteria or Actinomycetales ; using bacteria or Actinomycetales
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Zoology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Virology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
Description
本出願は、優先権を主張しない2003年9月10日に出願された米国特許出願番号[Atty. Docket No. 81289-284779]、2003年9月10日に出願された米国特許出願番号[Atty. Docket No. 81289-284781]、2003年9月10日に出願された米国特許出願番号[Atty. Docket No. 81289-294309]及び2003年9月10日に出願された米国特許出願番号[Atty. Docket No. 81289-305694]に関連するものであり、その全ての内容が参照として本明細書に援用される。
本発明は概して亜硝酸酸化因子に、詳細には亜硝酸塩を硝酸塩に酸化し得る細菌に関する。
アンモニアは、淡水及び海水の両方における硬骨類及び多くの無脊椎動物による主要な窒素排泄物である。アンモニアは、生物体がその食餌から取り込むタンパク質の脱アミノ化又はアミノ基転移により生じる。しかし、高いアンモニア濃度はこれらと同じ水生生物体の多くにとって毒となり得る。自然の系、例えば湖、川及び海では、水量あたりの魚(及び他の生物体)の密度が低いので、アンモニア濃度が有毒なレベルに達することはめったにない。
ociated with moving bed bioreactors in a closed recirculated mariculture system. Aquaculture 215 (2003) 187-202.)。
本発明の実施態様では、亜硝酸塩を硝酸塩に酸化することができる単離された細菌又は菌株が提供される。1つの実施態様では、この細菌又は菌株の16S rDNAは、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7又は配列番号8のヌクレオチド配列を有する。配列番号1及び配列番号2に記載のヌクレオチド配列は、Nitrococcus様NOBの例示であり、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7及び配列番号8に記載のヌクレオチド配列は、Nitrospira様NOBの例示である。配列番号1及び配列番号2によって表されるNitrococcus様NOBは、アメリカンタイプカルチャーコレクション(ATCC)に寄託されており、寄託番号PTA−5424が付与されている。配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7及び配列番号8によって表されるNitrospira様NOBは、アメリカンタイプカルチャーコレクション(ATCC)に寄託されており、寄託番号PTA−5422が付与されている。
本発明は、塩水及び/又は淡水の環境において亜硝酸塩を酸化でき、かつ凍結処理又は凍結乾燥処理後にも生存して生存可能なままであり得る新規な菌株の発見に基づく。本発明の実施態様は、この菌株の使用方法及び検出方法を記載する。
(1)細胞の生存能力が保存期間中に損なわれないように、無機塩又は有機化合物を含有する液体溶液中に1以上の株、混合物又は組成物が存在する、液体形態;
(2)細胞の溶解を防止するため任意選択で抗凍結化合物を含有する上記の液体混合物中に1以上の株、混合物又は組成物が存在し、これを凍結させ、32°F以下の温度で凍結させて保存する、凍結形態;ならびに
(3)凍結乾燥又は他の方法で製造され、ここで1以上の株、混合物又は組成物の脱水形態が、通常の室温で生存能力を損なうことなく保存可能である、粉末形態。
(a)配列番号14、配列番号15、配列番号16又は配列番号18に記載されるヌクレオチド配列を有する、本発明の検出可能に標識されたプローブを準備する工程;
(b)媒体から総DNAを単離する工程;
(c)プローブがこの細菌の核酸とのみハイブリダイズする条件下で、単離した総DNAを検出可能に標識されたプローブに対して曝露する工程(ここで、この細菌の16S rDNAは、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7又は配列番号8のヌクレオチド配列を有する);
(d)細菌の量を検出及び測定するためにハイブリダイズしたプローブを検出及び測定する工程。
一連のアッセイ及び実験を、本明細書において報告する菌株を単離し、同定し、かつその菌株の有効性を示すために実施した。それらは、様々な細菌培養技術、培養のサンプルから抽出したDNAの分子生物学的分析、菌株の分子生物学的分析、並びに液体形態及び凍結乾燥形態である菌株の濃縮培養物を水槽へ適用することによって亜硝酸塩濃度を調整する能力を測定することを含む。
細菌培養
細菌培養容器(リアクターと称する)を構築して、使用中の水槽から収集した細菌バイオマスを播種した。各リアクターに、KH2PO4 50g、K2HPO4 50g、MgSO4・7H2O 18.75g、CaCl2・2H2O 1.25g及びFeSO4・7H2O 1gを含有する無機塩溶液(蒸留水中で製造する)を4.95L入れた。溶存酸素が7.5mg/L以上になるように空気を供給し、攪拌しながら、このリアクターを約28℃の暗いキャビネット中に放置した。
核酸のサンプリング及び抽出
DNA抽出のために、適当な生物学的濾過媒体のサンプルを回収し、細胞溶解バッファー(40mM EDTA、50mM Tris−HCl、pH8.3)中に再懸濁した。サンプルを、抽出を行うまで−20℃又は−74℃で保存した。処理に際し、最終濃度が10mg/mlとなるようにリゾチームをサンプルへ添加した。37℃で90分間インキュベートした後、20%のドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を最終濃度が1%になるように添加した。次いでこのサンプルを4回の凍結/解凍サイクルに供して、それに続いてプロテイナーゼK(保存濃度、10mg/ml)を最終濃度が2mg/mlとなるように添加し、70℃で35分間インキュベートした。場合によっては、プロテイナーゼK及びSDSを追加して添加し、サンプルを55℃でさらに30分間インキュベートした。
PCR増幅rRNA遺伝子のクローンライブラリー
クローンライブラリーは、リアクター及び水槽から回収したバイオマスサンプルからのDNA抽出物に由来する。配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7及び配列番号8という配列によって表される細菌由来の細菌リボソームRNA遺伝子フラグメントを、プライマー S−D−Bact−0011−a−S−17(8f;GTT TGA TCC TGG CTC AG)(配列番号9)及び1492r(真正細菌;GGT TAC CTT GTT ACG ACT T)(配列番号10)を用いて増幅した。PCR条件、サイクルパラメーター、及び反応成分はこれまでの記載に従った(DeLong, E. F. 1992. Archaea in coastal marine environments. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 89: 5685-5689.)。PCR産物をアガロースゲル電気泳動により評価した。TEバッファーでリンスし、CENTRICON濃縮装置(Amicon, Inc. Beverly, MA)で30μlまで濃縮した後、TA Cloningキット(Invitrogen, Carlsbad, CA)を用いて、製造業者の指示書に記載のとおり、PCRフラグメントをクローニングした。
配列解析及び系統発生解析
クローンライブラリーを含む各クローン由来の16S rDNA挿入物を、制限酵素HaeIIIを用いた制限酵素分析(REA)によりスクリーニングし、16S rDNA挿入物が増幅可能であることを確認し、16S rDNAが、HaeIII酵素で切断される場合にユニークなREAパターンを保有するかどうかを決定した。クローンが増幅可能で、ユニークなREAパターンを有する場合は、その後、目的の16S rDNA挿入物を含むクローンのプラスミドを部分的に配列決定した。配列決定のために選択された、各クローンのPCR増幅16S rDNAテンプレートを、PCR Purificationキット カタログ番号28142(Qiagen)を用いて精製した。蛍光標識プライマー及びSEQUITHERM EXCEL II DNA シークエンシングキット(Epicentre Technologies, Madison, WI)を用いてサイクルシークエンスしたテンプレートを、LICOR 4000L自動DNAシークエンサーにより配列決定した。
DGGE解析及びプロファイリング
一般的な真正細菌DGGE解析のため、Murrayらが記載するように(A. Murray et al. 1996. Phylogenetic compositions of bacterioplankton from two California estuaries compared by denaturing gradient gel electrophoresis of 16S rDNA fragments. Appl. Environ. Microbiol. 62: 2676-2680)、5’末端に40bpのGCクランプを有するフォワード358f(真正細菌;CCT ACG GGA GGC AGC AG)(配列番号11)及びリバースプライマーS−*−Univ−0519−a−A−18(519r:GWA TTA CCG CGG CKG CTG)(配列番号12)を用いてrDNAフラグメントを増幅した。特異的なNOB DGGE解析のために、5’末端に40bpのGCクランプを有するフォワードプライマー358f(配列番号11)をリバースプライマーNSP685(NSP685:CAC CGG GAA TTC CGC GCT CCT C)(配列番号13)とともに使用した。PCR条件は同一であり、ROBOCYCLER GRADIENT 96(Stratagene, La Jolla, CA)を使用し、TAQ PCRコアキット(Qiagen)を用いて実施した。PCR条件には、ホットスタート(80℃)手順及びタッチダウン手順を含めた。最初の変性を94℃で3分間実施した後、それに続いて94℃で1分間変性し、タッチダウンアニーリングを65℃から55℃で1分29秒間実施し(タッチダウン中、1サイクル毎に1.4秒間ずつアニーリング時間を延長した)、プライマー伸長を72℃で56秒間実施した(サイクル毎に1.4秒間ずつ伸長時間を延長する)。上記の熱サイクルの最後の温度系列を全部で20サイクル繰り返し、それに続いて72℃で5分間、最後の伸長を行った。単位複製配列をアガロースゲル電気泳動により検討した。
オリゴヌクレオチドプローブの開発
蛍光色素で標識されたオリゴヌクレオチドプローブは、本研究におけるリアクター由来の近縁の細菌から単離された16S rRNA遺伝子配列と特異的にハイブリダイズするように設計した。第1のプローブである、SNOBTP(GTT GCC CCG GAT TCT CGT TC)(配列番号14)は、配列番号1及び配列番号2の配列によって表される他の亜硝酸酸化細菌(Nitrococcus様細菌)でもなく、Nitrobacter winogradskyiによって代表されるProteobacteria亜硝酸酸化細菌のα亜門でもない、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7及び配列番号8の配列によって表される、本研究で発見された全てのNitrospira様細菌を標的としている。このプローブは、蛍光色素であるCy−3又はフルオレセイン−ON(Qiagen Inc., USA)のいずれかと、20%のホルムアミドとともに、成功裏に使用されている。
PCRプライマーの開発
本発明の配列を有するNitrospira様細菌を特異的に検出する1セットのPCRプライマー(配列番号19及び配列番号20)を開発した(表9)。本発明の配列を有するNitrococcus様細菌を特異的に検出する第2の1セットのPCRプライマー(配列番号21及び配列番号22)を開発した(表9)。第1のセット(配列番号19及び配列番号20)は、他の亜硝酸酸化細菌ではなく、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7及び配列番号8に記載されている16S rDNA配列を有するNitrospira様細菌を特異的に検出する(表10)。第2のセット(配列番号21及び配列番号22)は、他の亜硝酸酸化細菌ではなく、配列番号1及び配列番号2に記載されている16S rDNA配列を有するNitrococcus様細菌を特異的に検出する(表10)。PCR条件は、アニーリング温度を表10に記載したとおりに変更した以外、前述の実施例5の条件と同一であった。
類似性分析
亜硝酸塩から硝酸塩への酸化を担う亜硝酸酸化生物体(単数又は複数)の同一性を決定するために、塩水の硝化バイオマスから3つのクローンライブラリーを構築した。このバイオマスの詳細を表11に表す。
細菌の分析及び実験結果
Nitrospira様NOBのクローンメンバーが、3つの塩水濃縮物の全てから見出され、クローンライブラリーが構築された(表12)。Nitrospira様NOBは、同定された総クローンのかなりの部分を占めており、その割合は、総クローンに対して3%強(SB7)から33%を超えるものである。
クローン及びリアクターの変性勾配ゲル電気泳動調査
本明細書で報告される各種の菌株の新規性は、変性勾配ゲル電気泳動(DGGE)試験の結果によりさらに実証される。図2に、以下のサンプルのDDGE結果をしめす:アンモニア酸化細菌及び亜硝酸酸化細菌の濃縮物、Nitrococcus様NOB(配列番号1及び配列番号2)の代表となるクローン、並びにNitrospira様NOBのクレード1(配列番号3、配列番号4及び配列番号5)及びクレード2(配列番号6、配列番号7及び配列番号8)両方の代表となる各クローン。この結果により、配列番号1と配列番号2(Nitrococcus様NOB)との間で、ゲルの泳動距離がわずかに異なることが示される。Nitrospira様NOBのクレード2である3つのクローン(配列番号6、配列番号7及び配列番号8)のバンドの位置もまた異なっているが、それらの16S rRNA遺伝子の配列にはわずかな差異が見られるので(表6〜8)、これは予期されたことである。さらに、図2中に示される4つの濃縮物のバンド位置を比較した場合(レーンE,F、G及びH)、これらの濃縮物のゲルのバンドが、配列番号1(Nitrococcus様NOB)又は配列番号7(Nitrospira様NOB)のバンドと同一の泳動距離を示すかどうかを識別するのは困難である。
細菌添加試験
一連の実験を行って、本発明の菌株を含有する種々の細菌混合物の有効性を、1)混合物を供給されなかったコントロールの水槽、2)熱帯魚水槽用に細菌混合物を接種した水槽、及び3)保持又は保存された本発明の菌株の細菌混合物:と比較して決定した。
細菌添加試験
この試験の目的は、「現実世界」の設定で行われ得るように、亜硝酸塩を硝酸塩へ酸化する本発明NOB株の各種混合物の能力を評価することであった。本発明の混合物の能力を、淡水水槽又は塩水水槽のいずれかにおける使用に適切であると主張する市販の細菌混合物と比較した。
細菌添加試験
この試験の目的は、「現実世界」の設定で行われ得るように、亜硝酸塩を硝酸塩へ酸化する本発明NOB株の各種混合物の能力を評価することであった。リアクターSB7(本発明のNitrospira様NOB株及びNitrococcus様NOB株をともに含む)由来の物質を水槽に導入し、この系の能力を、細菌接種されていない水槽と比較した。
細菌添加試験
この試験の目的は、5.5ヶ月間保存されていた、凍結乾燥した塩水亜硝酸酸化細菌の生存能力を評価することであった。この試験の目的はまた、本明細書に記載されている、水性媒体を維持するための各種組成物の有効性を試験することでもあった。
600LのリアクターSB1由来のNOBと、600LのリアクターSB2由来のNOBとを混合し、Harvest Only Tank(HOT)中に一晩沈殿させた。リアクターSB1及びリアクターSB2ともに、本発明のNOB株(配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7及び配列番号8によって表される)を全て含んでおり、両方とも、30pptの塩濃度で維持された。翌日、できるだけ多量の上清をタンクから除去した。2回目の濃縮は、再びできるだけ多量の上清を除去するまで、より小さな容器で実施された。残った細菌を回収し、5Lの容器に入れ、4〜5時間沈殿させた。再び、できるだけ多量の上清を除去し、この溶液を2部に分けた。この時点で、抗凍結剤である各種量のトレハロースを、細菌溶液に添加した。1つの溶液には、5%トレハロース溶液となるように、50gのトレハロースを1000mLのNOBと混合し、もう1つの溶液には、10%トレハロース溶液となるように、100gのトレハロースを1000mLのNOBと混合した(表14)。2つの塩水リアクター由来のAOBを凍結乾燥するために、同様に準備した。さらに処理する前に、サンプルを4℃で保存した。余剰量のNOB及びAOBをポジティブコントロールとして用いるために、抗凍結剤を混合せず4℃で保存した。
細菌添加試験
この試験の目的は、11ヶ月間保存されていた、凍結乾燥した塩水亜硝酸酸化細菌の生存能力を評価し、水性媒体における亜硝酸塩濃度を減少させる目的で亜硝酸酸化細菌の最適な投与を決定することであった。この試験の目的はまた、本明細書に記載されている、水性媒体を維持するための各種組成物の有効性を試験することでもあった。
600LのリアクターSB1由来のNOBと、600LのリアクターSB2由来のNOBとを混合し、Harvest Only Tank(HOT)中に一晩沈殿させた。リアクターSB1及びリアクターSB2ともに、本発明のNOB株(配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7及び配列番号8によって表される)を全て含んでおり、両方とも、30pptの塩濃度で維持された。翌日、できるだけ多量の上清をタンクから除去した。2回目の濃縮は、再びできるだけ多量の上清を除去するまで、より小さな容器で実施された。残った細菌を回収し、5Lの容器に入れ、4〜5時間沈殿させた。再び、できるだけ多量の上清を除去し、この溶液を2部に分けた。この時点で、抗凍結剤である各種量のトレハロースを、細菌溶液に添加した。1つの溶液には、5%トレハロース溶液となるように、50gのトレハロースを1000mLのNOBと混合し、もう1つの溶液には、10%トレハロース溶液となるように、100gのトレハロースを1000mLのNOBと混合した(表17)。2つの塩水リアクター由来のAOBを凍結乾燥するために、同様に準備した。さらに処理する前に、サンプルを4℃で保存した。余剰量のNOB及びAOBをポジティブコントロールとして用いるために、抗凍結剤を混合せず4℃で保存した。
細菌添加試験
この試験の目的は、5ヶ月間保存されていた、凍結した塩水亜硝酸酸化細菌の生存能力を評価し、かつ異なる温度で14ヶ月間、液体形態で保存されていた細菌の生存能力を評価することであった。この試験の目的はまた、本明細書に記載されている、水性媒体を維持するための各種組成物の有効性を試験することでもあった。
リアクターSB1及びSB2由来の塩水NOBを本試験のために集菌した。リアクターSB1及びリアクターSB2ともに、本発明のNOB株(配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7及び配列番号8によって表される)を全て含んでおり、両方とも、30pptの塩濃度で維持された。2つの塩水リアクター由来のAOBも本試験のために集菌した。AOB及びNOBの3種類のストック溶液を、0%、5%及び10%のトレハロースを抗凍結剤として各々含むように作製した。サンプルを4℃で1時間放置し、その後−80℃で72時間放置した。最後に、サンプルを3つに分け、異なる以下の3種類の保存温度で放置した:−15℃、−20℃及び−80℃。このサンプルは、これらの温度で5ヶ月間保存された。
Claims (49)
- 亜硝酸塩を硝酸塩に酸化する単離された菌株であって、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7又は配列番号8の全長にわたって少なくとも96%の同一性を有するヌクレオチド配列を含む、菌株。
- ヌクレオチド配列が、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7又は配列番号8と同一である、請求項1記載の菌株。
- 亜硝酸塩を硝酸塩に酸化する菌株の生物学的に純粋な培養物であって、前記菌株の16S rDNAが、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7又は配列番号8の全長にわたって少なくとも96%の同一性を有するヌクレオチド配列を含む、培養物。
- 前記ヌクレオチド配列が、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7又は配列番号8と同一である、請求項3記載の生物学的に純粋な培養物。
- 亜硝酸塩を硝酸塩に酸化する単離された菌株を含む組成物であって、前記菌株が、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7又は配列番号8で表されるヌクレオチド配列を含む、組成物。
- 前記組成物が液体形態、凍結形態、凍結乾燥形態及び粉末形態からなる群より選択される形態である請求項5記載の組成物。
- 前記組成物がポリマーに含まれている、請求項5記載の組成物。
- 前記ポリマーがアクリルアミド、アルギン酸、カラギナン及びそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項7記載の組成物。
- アンモニア酸化生物体、亜硝酸酸化微生物、硝酸還元微生物、従属栄養微生物及びそれらの組み合わせからなる群より選択される微生物をさらに含む、請求項5記載の組成物。
- 亜硝酸塩を硝酸塩に酸化する濃縮された菌株を含む組成物であって、前記菌株の16S rDNAが、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7又は配列番号8の全長にわたって少なくとも96%の同一性を有するヌクレオチド配列を含む、組成物。
- 前記菌株が、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7又は配列番号8と同一である16S rDNA配列を有する、請求項10記載の組成物。
- アンモニア酸化生物体、亜硝酸酸化微生物、硝酸還元微生物、従属栄養微生物及びそれらの組み合わせからなる群より選択される微生物をさらに含む、請求項10記載の組成物。
- 亜硝酸塩を硝酸塩に酸化する、少なくとも2つの単離された菌株を含む組成物であって、この少なくとも2つの菌株はそれぞれ、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7及び配列番号8の全長にわたって少なくとも96%の同一性を有するヌクレオチド配列からなる群より独立して選択されるヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する、組成物。
- アンモニア酸化生物体、亜硝酸酸化微生物、硝酸還元微生物、従属栄養微生物及びそれらの組み合わせからなる群より選択される微生物をさらに含む、請求項13記載の組成物。
- 前記の少なくとも2つの菌株が、配列番号1に記載のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を包含し、配列番号2に記載のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を包含し、配列番号3に記載のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を包含し、配列番号4に記載のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を包含し、配列番号5に記載のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を包含し、配列番号6に記載のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を包含し、配列番号7に記載のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を包含し、かつ配列番号8に記載のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を包含する、請求項13記載の組成物。
- 以下の工程を含む凍結乾燥工程によって製造された請求項13記載の組成物:
前記少なくとも2つの菌株を抗凍結剤とともに処理する工程;
フリーザー中に前記処理された菌株を置く工程;
フリーザーから前記処理された菌株を取り出す工程;及び
減圧下で前記菌株を乾燥する工程。 - 配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7又は配列番号8の全長にわたって少なくとも96%の同一性を有する配列を含む、単離された核酸。
- 前記配列が、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7及び配列番号8からなる群より選択される配列と同一である、請求項17記載の単離された核酸。
- 配列番号14、配列番号15、配列番号16及び配列番号18からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む、オリゴヌクレオチドプローブ。
- 配列番号14、配列番号15、配列番号16及び配列番号18からなる群より選択されるヌクレオチド配列の全長にわたって少なくとも96%の同一性を有するオリゴヌクレオチドプローブであって、前記オリゴヌクレオチドプローブが、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7又は配列番号8の全長にわたって少なくとも96%の同一性を有するヌクレオチド配列を有する16S rDNAを有する細菌の核酸に対してハイブリダイズする、オリゴヌクレオチドプローブ。
- 配列番号19、配列番号20、配列番号21及び配列番号22からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)プライマー。
- 配列番号19、配列番号20、配列番号21及び配列番号22からなる群より選択されるヌクレオチド配列の全長にわたって少なくとも96%の同一性を有するポリメラーゼ連鎖反応(PCR)プライマーであって、前記PCRプライマーが、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7又は配列番号8の全長にわたって少なくとも96%の同一性を有するヌクレオチド配列を有する16S rDNAを有する細菌の核酸に対してハイブリダイズする、PCRプライマー。
- 媒体における亜硝酸塩の蓄積を軽減又は防止する方法であって、以下の工程:
亜硝酸塩を硝酸塩に酸化する菌株を準備する工程(前記菌株は、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7又は配列番号8の全長にわたって少なくとも96%の同一性を有するヌクレオチド配列を含む);及び
前記媒体における亜硝酸塩の蓄積を軽減又は防止するのに十分な量の前記菌株を前記媒体中へ導入する工程、
を含む方法。 - 前記媒体が、塩水水槽、淡水水槽、廃水及び水産養殖施設の液体からなる群より選択される、請求項23記載の方法。
- 前記媒体中に導入する工程が、回転生物接触器、バイオフィルター及びポリマーからなる群より選択される媒介体上に、前記媒体中に導入する菌株を置くことをさらに含む、請求項23記載の方法。
- 媒体における亜硝酸塩の蓄積を軽減又は防止する方法であって、以下の工程:
亜硝酸塩を硝酸塩に酸化する菌株を準備する工程(前記菌株は、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7又は配列番号8に記載のヌクレオチド配列を含む);及び
前記媒体における亜硝酸塩の蓄積を軽減又は防止するのに十分な量の前記菌株を前記媒体中へ導入する工程、
を含む方法。 - 媒体における亜硝酸塩の蓄積を軽減又は防止するバイオレメディエーションプロセスであって、以下の工程:
亜硝酸塩を硝酸塩に酸化する菌株を準備する工程(前記菌株は、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7又は配列番号8の全長にわたって少なくとも96%の同一性を有するヌクレオチド配列を含む);及び
前記媒体を改善するのに十分な量の前記菌株を前記媒体中へ導入する工程、
を含むプロセス。 - 媒体における亜硝酸塩の蓄積を軽減又は防止する方法であって、以下の工程:
亜硝酸塩を硝酸塩に酸化する、少なくとも2つの単離された菌株を含む組成物を準備する工程(前記少なくとも2つの菌株はそれぞれ、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7及び配列番号8の全長にわたって少なくとも96%の同一性を有するヌクレオチド配列からなる群より独立して選択されるヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する);及び
前記媒体における亜硝酸塩の蓄積を軽減又は防止するのに十分な量の前記組成物を前記媒体中へ導入する工程、
を含む方法。 - 前記の少なくとも2つの単離された菌株が、配列番号1に記載のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を包含し、配列番号2に記載のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を包含し、配列番号3に記載のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を包含し、配列番号4に記載のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を包含し、配列番号5に記載のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を包含し、配列番号6に記載のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を包含し、配列番号7に記載のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を包含し、かつ配列番号8に記載のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を包含する、請求項28記載の方法。
- 前記組成物が、アンモニア酸化生物体、亜硝酸酸化微生物、硝酸還元微生物、従属栄養微生物及びそれらの組み合わせからなる群より選択される微生物をさらに含む、請求項28記載の方法。
- 媒体中で亜硝酸塩を硝酸塩に酸化する細菌(前記細菌の16S rDNAは、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7及び配列番号8からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む)の量を検出し決定する方法であって、以下の工程:
配列番号14、配列番号15、配列番号16及び配列番号18からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む、検出可能に標識されたプローブを準備する工程;
前記媒体から総DNAを単離する工程;
前記ヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する細菌の核酸のみに前記プローブがハイブリダイズする条件下で、前記検出可能に標識されたプローブに対して前記単離された総DNAを曝露させる工程;
前記ハイブリダイズされたプローブの量を検出及び測定する工程、
を含む方法。 - 前記媒体が、塩水水槽、淡水水槽、廃水及び水産養殖施設の液体からなる群より選択される、請求項31記載の方法。
- 前記媒体がその中に、水槽用砂利、フィルタースポンジ、フィルターフロス及びプラスチックフィルター媒体からなる群より選択される物質を包含する、請求項31記載の方法。
- 前記媒体から総DNAを単離する工程が、前記物質から総DNAを単離する工程を含む、請求項33記載の方法。
- 検出可能に標識されたプローブを準備する工程が、DNAチップ上に前記検出可能に標識されたプローブを配置する工程をさらに包含する、請求項31記載の方法。
- 前記方法が、自動化されたプロセスを含む、請求項31記載の方法。
- 前記自動化されたプロセスが、DNAマイクロアレイ、タンパク質マイクロアレイ、バイオセンサー、バイオプローブ、キャピラリー電気泳動及びリアルタイムポリメラーゼ連鎖反応からなる群より選択される、請求項36記載の方法。
- 前記ハイブリダイズされたプローブの存在が、亜硝酸塩を硝酸塩に酸化する細菌の存在の指標であり、かつハイブリダイズされたプローブの量が前記媒体において亜硝酸塩を硝酸塩に酸化する前記細菌の量の指標である、請求項31記載の方法。
- 媒体中で亜硝酸塩を硝酸塩に酸化する細菌(前記細菌の16S rDNAは、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7又は配列番号8の全長にわたって少なくとも96%の同一性を有するヌクレオチド配列を含む)の量を検出し決定する方法であって、以下の工程:
配列番号14、配列番号15、配列番号16及び配列番号18からなる群より選択されるヌクレオチド配列の全長にわたって少なくとも96%の同一性を有する、検出可能に標識されたプローブを準備する工程;
前記媒体から総DNAを単離する工程;
前記ヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する細菌の核酸のみに前記プローブがハイブリダイズする条件下で、前記検出可能に標識されたプローブに対して、前記単離された総DNAを曝露させる工程;
前記ハイブリダイズされたプローブの量を検出及び測定する工程、
を含む方法。 - 前記媒体が、塩水水槽、淡水水槽、廃水及び水産養殖施設の液体からなる群より選択される、請求項39記載の方法。
- 前記媒体がその中に、水槽用砂利、フィルタースポンジ、フィルターフロス及びプラスチックフィルター媒体からなる群より選択される物質を包含する、請求項39記載の方法。
- 前記媒体から総DNAを単離する工程が、前記物質から総DNAを単離する工程を含む、請求項41記載の方法。
- 検出可能に標識されたプローブを準備する工程が、DNAチップ上に前記検出可能に標識されたプローブを配置する工程をさらに含む、請求項39記載の方法。
- 前記方法が、自動化されたプロセスを含む、請求項39記載の方法。
- 前記自動化されたプロセスが、DNAマイクロアレイ、タンパク質マイクロアレイ、バイオセンサー、バイオプローブ、キャピラリー電気泳動及びリアルタイムポリメラーゼ連鎖反応からなる群より選択される、請求項44記載の方法。
- 前記ハイブリダイズされたプローブの存在が、亜硝酸塩を硝酸塩に酸化する細菌の存在の指標であり、かつハイブリダイズされたプローブの量が前記媒体において亜硝酸塩を硝酸塩に酸化する前記細菌の量の指標である、請求項39記載の方法。
- 固体基材、並びに前記固体基材上に構成される配列番号14、配列番号15、配列番号16及び配列番号18からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含むオリゴヌクレオチドプローブを含む、DNAチップ。
- 前記プローブが共有結合によって前記固体基材に結合される、請求項47記載のDNAチップ。
- 約1:3の割合で存在する亜硝酸酸化細菌とアンモニア酸化細菌とを含む組成物であって、前記亜硝酸酸化細菌が、配列番号1と同一のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を含み、配列番号2と同一のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を含み、配列番号3と同一のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を含み、配列番号4と同一のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を含み、配列番号5と同一のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を含み、配列番号6と同一のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を含み、配列番号7と同一のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を含み、かつ配列番号8と同一のヌクレオチド配列を含む16S rDNAを有する菌株を含む、組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US10/682,179 US7544501B2 (en) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | Nitrite-oxidizing bacteria and methods of using and detecting the same |
PCT/US2004/033370 WO2005045002A2 (en) | 2003-10-09 | 2004-10-08 | Nitrite-oxidizing bacteria and methods of using and detecting the same |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007510402A true JP2007510402A (ja) | 2007-04-26 |
Family
ID=34422457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006534423A Pending JP2007510402A (ja) | 2003-10-09 | 2004-10-08 | 亜硝酸酸化細菌並びにその使用方法及び検出方法 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7544501B2 (ja) |
EP (1) | EP1675969B1 (ja) |
JP (1) | JP2007510402A (ja) |
KR (1) | KR20070036016A (ja) |
CN (1) | CN1890388B (ja) |
AT (1) | ATE496116T1 (ja) |
AU (1) | AU2004287046A1 (ja) |
DE (1) | DE602004031137D1 (ja) |
HK (1) | HK1100091A1 (ja) |
RU (1) | RU2006115562A (ja) |
SG (1) | SG147426A1 (ja) |
WO (1) | WO2005045002A2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011104585A (ja) * | 2009-10-20 | 2011-06-02 | Metawater Co Ltd | 排水処理方法及び排水処理装置 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITMI20051294A1 (it) * | 2005-07-08 | 2007-01-09 | Eni Spa | Metodo per l'identificazi0ne di batteri solfo-ossidanti e per il monitoraggio di zolfo elementare nell'ambiente |
KR100877840B1 (ko) | 2007-05-29 | 2009-01-08 | 포항공과대학교 산학협력단 | 실시간 중합효소연쇄반응을 이용한 암모늄산화균 그룹의선택적 정량 방법 |
CN101914480A (zh) * | 2010-07-09 | 2010-12-15 | 浙江大学 | 具有亚硝酸盐去除能力的非致病性工程菌及其构建方法 |
CN102230009A (zh) * | 2011-06-14 | 2011-11-02 | 河海大学 | 定量湖泊沉积物中氨氧化古菌的方法 |
KR101370943B1 (ko) * | 2012-04-05 | 2014-03-12 | 씨제이제일제당 (주) | 신규 분리한 바실러스 리체니포미스 및 이를 이용한 프로바이오틱스 |
SG11201407585QA (en) * | 2012-06-18 | 2014-12-30 | Blue Aqua Internat Pte Ltd | Mixotrophic method of aquaculture |
US9908796B2 (en) | 2012-10-23 | 2018-03-06 | Ecolab Usa Inc. | Use of oxidizing and non-oxidizing biocides for control of bacteria tolerant to stabilized-oxidant treatment |
CN108342341B (zh) * | 2018-03-06 | 2021-11-23 | 武汉光谷环保科技股份有限公司 | 用于处理高氮低碳含盐废水的弧菌菌株及其应用 |
CA3121622A1 (en) * | 2018-12-05 | 2020-06-11 | Seres Therapeutics, Inc. | Compositions for stabilizing bacteria and uses thereof |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002505079A (ja) * | 1997-12-22 | 2002-02-19 | アクアリア インコーポレイテッド | バクテリア亜硝酸塩酸化剤とその使用方法 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL8601075A (nl) | 1986-04-25 | 1987-11-16 | Minireef B V I O | Aquariumbak, voorzien van een waterreinigingssysteem; een geprefabriceerd stelsel van met elkaar verbonden, al dan niet van openingen voorziene platen dat in een aquariumbak kan worden ingebouwd onder vorming van het waterreinigingssysteem, alsmede een samenstel van platen waarvan een of meer voorzien zijn van openingen en welke platen samenstelbaa |
US4737289A (en) | 1986-11-26 | 1988-04-12 | Radian Corporation | Process for wastewater treatment |
FR2626869B1 (fr) | 1988-02-08 | 1992-06-12 | Jaubert Jean | Procede de purification biologique des eaux contenant des matieres organiques et produits derives, utilisant la diffusion et l'action de micro-organismes aerobies et anaerobies et dispositif pour la mise en oeuvre |
DE4014845A1 (de) | 1990-05-09 | 1991-11-14 | Bayer Ag | Verfahren zur detektion und quantitativen bestimmung von nitrosomonas-staemmen in abwaessern oder boeden |
US5462666A (en) | 1994-09-28 | 1995-10-31 | Rjjb & G, Inc. | Treatment of nutrient-rich water |
CN1135466A (zh) * | 1995-05-09 | 1996-11-13 | 王思为 | 微生物水质稳定净化剂 |
JP2000506385A (ja) | 1996-02-20 | 2000-05-30 | スミスクライン・ビーチャム・コーポレイション | 新規era |
GB9605381D0 (en) | 1996-03-14 | 1996-05-15 | Smithkline Beecham Plc | Novel compounds |
US6509170B1 (en) | 1996-03-14 | 2003-01-21 | Human Genome Sciences, Inc. | Polynucleotides encoding human tumor necrosis factor delta |
US6448044B2 (en) | 1996-04-03 | 2002-09-10 | Human Genome Sciences, Inc. | DNA encoding human natural killer cell activating factor II |
AU753130B2 (en) * | 1997-09-16 | 2002-10-10 | Crc For Waste Management And Pollution Control Limited | Aquatic nitrite oxidising microorganisms |
US6461836B1 (en) | 1999-11-05 | 2002-10-08 | Smithkline Beecham Corporation | Molecular cloning of a 7TM receptor (AxOR34) and screening methods thereof |
US6485938B1 (en) | 1999-11-16 | 2002-11-26 | Zymogenetics, Inc. | Nucleic acid molecules that encodes human Zven1 |
DE60109441T2 (de) * | 2000-05-19 | 2006-04-13 | Aquaria, Inc., Moorpark | Ammoniak-oxidierende bakterien |
-
2003
- 2003-10-09 US US10/682,179 patent/US7544501B2/en not_active Expired - Lifetime
-
2004
- 2004-10-08 RU RU2006115562/13A patent/RU2006115562A/ru unknown
- 2004-10-08 KR KR1020067007177A patent/KR20070036016A/ko not_active Application Discontinuation
- 2004-10-08 AU AU2004287046A patent/AU2004287046A1/en not_active Abandoned
- 2004-10-08 CN CN2004800365429A patent/CN1890388B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2004-10-08 WO PCT/US2004/033370 patent/WO2005045002A2/en active Application Filing
- 2004-10-08 DE DE602004031137T patent/DE602004031137D1/de active Active
- 2004-10-08 EP EP04816917A patent/EP1675969B1/en not_active Not-in-force
- 2004-10-08 AT AT04816917T patent/ATE496116T1/de not_active IP Right Cessation
- 2004-10-08 SG SG200807549-1A patent/SG147426A1/en unknown
- 2004-10-08 JP JP2006534423A patent/JP2007510402A/ja active Pending
-
2007
- 2007-07-03 HK HK07107091.6A patent/HK1100091A1/xx not_active IP Right Cessation
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002505079A (ja) * | 1997-12-22 | 2002-02-19 | アクアリア インコーポレイテッド | バクテリア亜硝酸塩酸化剤とその使用方法 |
Non-Patent Citations (3)
Title |
---|
JPN6010035516, J Bacteriol.(1994),Vol.176,No.21,p.6623−6630 * |
JPN6010035518, Teske,A., et al., "Accession no.L35510,Nitrococus mobilis (ATCC 25380) 16S ribosomal RNA (16S rRNA) gene.", NCBI Protein DB[online],17−AUG−1994[retrieved on 17 Jun 2010] * |
JPN6010035520, Arch Microbiol.(1995),Vol.164,No.1,p.16−23 * |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011104585A (ja) * | 2009-10-20 | 2011-06-02 | Metawater Co Ltd | 排水処理方法及び排水処理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20050079596A1 (en) | 2005-04-14 |
EP1675969B1 (en) | 2011-01-19 |
DE602004031137D1 (de) | 2011-03-03 |
EP1675969A2 (en) | 2006-07-05 |
WO2005045002A2 (en) | 2005-05-19 |
SG147426A1 (en) | 2008-11-28 |
WO2005045002A3 (en) | 2006-02-23 |
US7544501B2 (en) | 2009-06-09 |
CN1890388A (zh) | 2007-01-03 |
AU2004287046A1 (en) | 2005-05-19 |
CN1890388B (zh) | 2012-11-14 |
ATE496116T1 (de) | 2011-02-15 |
KR20070036016A (ko) | 2007-04-02 |
HK1100091A1 (en) | 2007-09-07 |
RU2006115562A (ru) | 2007-11-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Ducey et al. | Characterization of a microbial community capable of nitrification at cold temperature | |
Roalkvam et al. | Comparison of active biofilm carriers and commercially available inoculum for activation of biofilters in marine recirculating aquaculture systems (RAS) | |
JP2007510402A (ja) | 亜硝酸酸化細菌並びにその使用方法及び検出方法 | |
AU750945B2 (en) | Bacterial nitrite oxidizer and method of use thereof | |
CA2410216C (en) | Ammonia-oxidizing bacteria | |
AU2001263305A1 (en) | Ammonia-oxidizing bacteria | |
US7482151B2 (en) | Method of using ammonia-oxidizing bacteria | |
US7270957B2 (en) | Method for detecting ammonia-oxidizing bacteria | |
JP4470025B2 (ja) | アンモニア酸化細菌ならびにこれらの使用方法および検出方法 | |
US7267816B2 (en) | Ammonia-oxidizing bacteria | |
Yang et al. | Study on performance of granular ANAMMOX process and characterization of the microbial community in sludge | |
AU2003272297A2 (en) | Ammonia-oxidizing bacteria and methods of using and detecting the same | |
CN109880760A (zh) | 一种获得具有高盐废水处理功能的嗜盐细菌的方法 | |
MXPA00006211A (en) | Bacterial nitrite oxidizer and method of use thereof |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071004 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20100218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100621 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20100628 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20100630 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20100921 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20100929 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110301 |