JP2007510353A - オンチャネル(on−channel)リピータおよびその方法 - Google Patents

オンチャネル(on−channel)リピータおよびその方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、オンチャネルリピータおよびその方法に関する。信号をオンチャネルとして中継する本発明に係るオンチャネルリピータは、メイン送信機から送信されたRF信号を受信する受信手段と、この受信手段によって受信されたRF信号をベースバンド信号に変換する復調手段と、この復調手段によって変換されたベースバンド信号を等化し、伝送チャネルで発生した歪みを補償する等化手段と、この等化手段からのベースバンド出力信号をRF信号へ変換する変調手段と、変調された信号を伝送する伝送手段を備える。

Description

本発明は、オンチャネルリピータおよびその方法に関する。より詳細には、メイン送信機から送信された無線周波数(以下、「RF」と記す)放送信号をベースバンド信号へ変換するオンチャネルリピータおよびその方法に関する。変換されたベースバンド信号からメイン送信機およびオンチャネルリピータ間の伝送路によって発生したノイズおよびマルチパス(Multi-path)信号、並びにオンチャネルリピータの送受信アンテナの低いアイソレーションによって発生したフィードバック信号を、等化器を用いて除去し、ベースバンド信号をRF放送信号へ再変換して、オンチャネルリピータの入力信号と同じ出力信号がオンチャネル(on−channel)上において再放送される。
一般に、放送サービスを提供するにあたっては、メイン送信機およびリピータは、周辺地形や地物に応じて、また、放送会社のサービスエリアに応じて配置される。リピータは、メイン送信機の信号が弱く受信されるエリアに設置し、難視聴地域を解消することにより、メイン送信機信号からの信号送信エリアを広げるという役目を果す。
図1は、従来のリピータを利用した放送サービスを示す一実施形態の説明図である。リピータが互いに異なる周波数を用いて中継する方式を示す。
図1に示すように、従来のリピータを利用した放送サービスにおいては、まず、メイン送信機101は、送信周波数Aを介して信号を送信する。それぞれのリピータ102〜105は、送信周波数Aとは異なる周波数B,C,D,Eによって信号を中継する。図1のようなリピータにおいては、各リピータ102〜105にそれぞれ異なる周波数B,C,D,Eを割り当て、メイン送信機101信号の難視聴地域の解消や、サービスエリアの拡張等を行っている。このため、それぞれのリピータ102〜105は、複数の周波数帯域を用いることになる。多くの周波数資源が必要となるために、周波数の利用観点からみるとかなり非効率的である。
図2は、従来のリピータを利用した放送サービスを示す他の実施形態の説明図である。リピータが同じ周波数を使用して中継をする、オンチャネルリピータを利用したサービスの概念図を示している。すなわち、メイン送信機201は、送信周波数Aを介して信号を送信する。それぞれのオンチャネルリピータ202〜205は、送信周波数Aと同じ周波数によって放送信号を中継する。このような放送サービスを可能にするため、受信機は、同じ周波数帯域を用いるメイン送信機201およびオンチャネルリピータ202〜205から伝送される放送信号を識別しなければならない。
通常、受信機は、等化器を備えており、マルチパス信号のみならず、同一周波数の遅延入力信号も除去する。
しかしながら、同じ周波数を用いるメイン送信機201およびオンチャネルレピータ202〜205から伝送される信号が、互いに同一でない場合は、その信号は、互いに関連のあるノイズ信号となる。このようなノイズ信号は、等化器による除去ができない。その上、メイン送信機201およびオンチャネルレピータ202〜205から送信されるそれぞれの信号が、等化器の許容できない時間の遅延をもっていると、等化器は、その遅延信号を除去できなくなる。
したがって、オンチャネルリピータを介したデジタル放送サービスを行うためには、オンチャネルリピータの出力信号は、メイン送信機の出力信号と同じでなければならず、両出力信号の時間遅延は、小さくなければならないということが前提条件として必要となる。
図3〜図6を参照しながら、信号を従来のオンチャネルリピータを用いて中継した場合の問題点について説明する。
図3は、従来のRF増幅オンチャネルリピータの構成図である。図3に示すように、従来のRF増幅オンチャネルリピータは、オンチャネルリピータの受信アンテナ301およびRF受信ユニット302を介してメイン送信機から送信されたRF放送信号を受信する。受信されたRF信号は、RF帯域通過フィルタ303を介し、所望の信号帯域のみが通過する。帯域制限されたRF信号は、ハイパワー増幅ユニット304を介して増幅された後、オンチャネルリピータの送信アンテナ305を介してオンチャネル上に送信される。このようなRF増幅オンチャネルリピータは、小さいシステム遅延と簡単な構成を持つという特徴がある。
図4は、従来のIF変換オンチャネルリピータの構成図である。図4に示すように、従来のIF変換オンチャネルリピータは、オンチャネルリピータの受信アンテナ401およびRF受信ユニット402を介してメイン送信機から送信されたRF放送信号を受信する。受信されたRF信号は、IFダウンコンバートユニット403においてIF信号に変換される。IF信号は、IF帯域通過フィルタ404を介して所望の信号帯域のみが通過する。帯域制限されたIF信号は、RFアップコンバートユニット405においてRF放送信号に変換され、このRF信号は、ハイパワー増幅ユニット406を介して増幅された後、オンチャネルリピータ送信アンテナ407を介して送信される。このようなIF変換オンチャネルリピータも、小さいシステム遅延と簡単な構成を持つ。また、図3のRF増幅オンチャネルリピータに比べて、より優れた帯域通過フィルタの選択特性を持っている。
図5は、従来のSAWフィルタオンチャネルリピータの構成図である。図5に示すように、従来のSAWフィルタオンチャネルリピータは、オンチャネルリピータの受信アンテナ501およびRF受信ユニット502を介してメイン送信機から送信されたRF放送信号を受信する。受信されたRF信号は、IFダウンコンバートユニット503を介してIF信号に変換される。IF信号は、SAWフィルタ504を介して所望の信号帯域のみが通過し、帯域制限されたIF信号は、RFアップコンバートユニット505を介してRF信号に変換される。このRF信号は、ハイパワー増幅ユニット506を介して増幅された後、オンチャネルリピータの送信アンテナ507を介して送信される。このようなSAWフィルタオンチャネルリピータは、小さいシステム遅延と簡単な構成を持つ。また、図4のIF変換オンチャネルリピータに比べ、より優れた帯域通過フィルタの選択特性を持っている。
図6は、復調/変調オンチャネルリピータの構成図である。図6に示すように、従来の復調/変調オンチャネルリピータは、オンチャネルリピータ受信アンテナ601およびRF受信ユニット602を介してメイン送信機から送信されたRF放送信号を受信する。受信されたRF信号は、IFダウンコンバートユニット603においてIF信号に変換される。IF信号は、復調ユニット604を介してベースバンド信号に変換される。等化ユニットおよびFEC(Forward Error Correction)復号ユニット605において、変換されたベースバンド信号から、メイン送信機およびオンチャネルリピータ間の伝送路によって発生したノイズ並びにマルチパス信号を除去する。等化ユニットおよびFEC復号ユニット605の出力信号は、FEC符号化ユニット606を介して誤り訂正符号化される。FEC符号化された信号は、変調ユニット607を介してIF放送帯域の信号に変換される。このIF信号は、RFアップコンバートユニット608においてRF信号に変換され、RF信号は、ハイパワー増幅ユニット609を介して増幅された後、オンチャネルリピータ送信アンテナ610を介して送信される。
しかしながら、図3〜図6に示す従来のオンチャネルリピータは、メイン送信機およびオンチャネルリピータ間の伝送路によって発生したノイズおよびマルチパス信号、並びに、オンチャネルリピータの送受信アンテナ間の低いアイソレーションによって発生したフィードバック信号、そしてオンチャネルリピータシステムにおいて付与されるシステムノイズ等を除去することができない。このため、オンチャネルリピータの出力信号の特性は、オンチャネルリピータの入力信号の特性よりも劣る。そればかりか、オンチャネルリピータの送受信アンテナの低いアイソレーションによって発生したフィードバック信号のために、オンチャネルリピータの送信出力電力が制限されてしまうという問題があった。
特に、図6の復調/変調ユニットを利用して実現したオンチャネルリピータは、等化ユニットを介して図3〜図5のオンチャネルリピータのノイズ除去能力を改善するが、FEC復号/符号化ユニットを含んでいるため、通常、通常マイクロセカンド単位のリピータ内時間遅延をミリセカンド単位に増加させる。このため、通常の標準トレリス符号化器の不明確さによって発生する信号をノイズとして認識し、これを除去できない等の問題がある。
したがって、前述のような問題を解決したオンチャネルリピータの開発が求められている。すなわち、オンチャネルリピータの出力信号が、メイン送信機の出力信号と同じであり、両信号の時間遅延は少なく、メイン送信機およびオンチャネルリピータ間の伝送路によって発生したノイズおよびマルチパス信号を除去し、オンチャネルリピータの出力信号特性がオンチャネルリピータ入力信号特性より優れていることが求められている。さらには、オンチャネルリピータの送受信アンテナの低アイソレーションによって発生したフィードバック信号を、オンチャネルリピータにおいて除去し、オンチャネルリピータの送信出力電力を高めることができるオンチャネルリピータの開発が求められている。
本発明は、上述のような要求に鑑みて提案されたものであって、その目的は、メイン送信機からオンチャネルリピータに送信されたRF放送信号を、ベースバンド信号に変換し、変換されたベースバンド信号からメイン送信機およびオンチャネルリピータ間の伝送路によって発生したノイズおよびマルチパス信号、並びに、オンチャネルリピータの送受信アンテナの低いアイソレーションによって発生したフィードバック信号を、等化器を用いて除去し、このベースバンド信号をRF放送信号に再変換し、入力信号と同じ出力信号を同じチャネルに中継するオンチャネルリピータおよびその方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の装置は、オンチャネル上の信号を中継するためのオンチャネルリピータにおいて、外部から送信されたRF放送信号を受信する受信手段と、この受信手段に受信されたRF信号をベースバンド信号に変換する復調手段と、この復調手段によって変換されたベースバンド信号を等化する等化手段と、この等化手段のベースバンド出力信号をRF信号に変換するための変調手段と、この変調手段によって変換されたRF信号を送信する送信手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るオンチャネル中継方法は、送信されたRF放送信号を受信する第1のステップと、受信したRF信号をベースバンド信号に変換する第2のステップと、変換されたベースバンド信号を等化し、等化されたベースバンド信号を生成する第3のステップと、この等化されたベースバンド信号をRF信号に変換する第4のステップと、RF信号を送信する第5のステップとを含むことを特徴とする。
上述した目的、特徴および長所は、添付した図面とともに、次の詳細な説明によってさらに明確になるだろう。以下、添付した図面を参照しながら、本発明に係る好ましい一実施形態を詳細に説明する。
図7は、本発明に係るオンチャネルリピータの一実施形態の構成図である。図7に示すように、本発明に係るオンチャネルリピータは、メイン送信機から送信されたRF信号を受信するRF受信ユニット701Aと、RF受信ユニット701Aに受信されたRF信号を、ベースバンド信号に変換するための復調ユニット702Aと、復調ユニット702Aによって変換されたベースバンド信号を等化し、伝送チャネル上で発生した歪みを補償する等化ユニット703Aと、等化ユニット703Aからのベースバンド出力信号をRF信号に変換するための変調ユニット704Aと、変調されたRF信号を送信するためのRF送信ユニット705Aと、を備える。
本発明に係るオンチャネルリピータに対し、さらに詳しく説明すると、次の通りである。まず、RF受信ユニット701Aでは、メイン送信機から送信されたRF信号を受信する。受信されたRF信号は、復調ユニット702Aを介してベースバンド信号に変換される。等化ユニット703Aは、変換されたベースバンド信号から、メイン送信機およびオンチャネルリピータ間の伝送路によって発生したノイズ(雑音)およびマルチパス信号、並びに、オンチャネルリピータの送受信アンテナの低いアイソレーションによって発生したフィードバック信号を除去する。これらノイズ、マルチパス信号、並びにフィードバック信号が除去されたベースバンド信号は、変調ユニット704Aを介してRF信号に変換される。変換されたRF信号は、RF送信ユニット705Aを介して送信される。
図12は、図7に示すオンチャネルリピータの中継方法に関する一実施形態のフローチャートである。
本発明に係るオンチャネルリピータの中継方法においては、まず、メイン送信機から送信されたRF信号を受信し(801A)、受信されたRF信号をベースバンド信号へ変換する(802A)。
次に、ベースバンド信号からメイン送信機およびオンチャネルリピータ間の伝送路によって発生したノイズ(雑音)およびマルチパス信号、並びにオンチャネルリピータ送受信アンテナの低いアイソレーションによって発生したフィードバック信号を除去する(803A)。
続いて、これらのノイズ、マルチパス信号、およびフィードバック信号等が除去されたベースバンド信号をRF信号へ変換して(804A)、RF信号を送信する(805A)。
図8は、本発明に係るオンチャネルリピータの他の実施形態の構成図である。図8に示されているように、本実施形態に係るオンチャネルリピータは、受信アンテナ701B、RF受信ユニット702B、IFダウンコンバートユニット703B、復調ユニット704B、等化ユニット705B、変調ユニット706B、RFアップコンバートユニット707B、ハイパワー増幅ユニット708B、送信アンテナ709B、および局部発振器(ローカル)710Bを備える。
RF受信ユニット702Bは、メイン送信機から送信されたRF放送信号を、受信アンテナ701Bを介して受信する。IFダウンコンバートユニット703Bは、RF受信ユニット702Bに受信されたRF放送信号を第1の参照(reference)周波数に基づいて中間周波数(IF)信号に変換する。復調ユニット704Bは、IFダウンコンバートユニット703Bで変換されたIF信号をベースバンド信号に変換する。等化ユニット705Bは、復調ユニット704Bによって変換されたベースバンド信号を等化して伝送チャネル上で発生した歪みを補償する。変調ユニット706Bは、等化ユニット705Bのベースバンド出力信号をIF信号に変換する。RFアップコンバートユニット707Bは、変調ユニット706Bによって変換されたIF信号を第2の参照周波数に基づいてRF放送信号へ変換する。ハイパワー増幅ユニット708Bは、RFアップコンバートユニット707Bにおいて変換されたRF放送信号を増幅する。送信アンテナ709Bは、ハイパワー増幅ユニット708Bから出力された放送信号を送信する。局部発振器(ローカル)710Bは、第1の参照周波数を発生してIFダウンコンバートユニット703Bに供給し、第2の参照周波数を発生してRFアップコンバートユニット707Bに供給する。
図13は、図8に係るオンチャネルリピータの中継方法に関するフローチャートである。図13に示すように、本発明に係るオンチャネルリピータの中継方法においては、まず、メイン送信機から送信されたRF放送信号を受信し(801B)、受信されたRF信号をIF信号へ変換する(802B)。
次に、IF信号をベースバンド信号へ変換し803B、ベースバンド信号からメイン送信機およびオンチャネルリピータ間の伝送路によって発生したノイズおよびマルチパス信号、並びにオンチャネルリピータの送受信アンテナの低いアイソレーションによって発生したフィードバック信号を除去する(804B)。
続いて、これらのノイズ、マルチパス信号、およびフィードバック信号等が除去されたベースバンド信号をIF帯域の放送信号へ変換し(805B)、IF信号をRF信号へ変換する(806B)。その後、RF信号を増幅して送信する(807B)。
図9は、本発明に係るオンチャネルリピータの他の実施形態の構成図である。図9に示すように、本発明に係るオンチャネルリピータは、受信アンテナ700C、RF受信ユニット710C、IFダウンコンバートユニット720C、復調ユニット730C、等化ユニット740C、変調ユニット750C、RFアップコンバートユニット760C、ハイパワー増幅ユニット770C、送信アンテナ780Cおよび局部発振器(ローカル)790Cを備える。
RF受信ユニット710Cは、メイン送信機から送信されたRF放送信号を受信する受信アンテナ700Cを介してRF信号を受信する。IFダウンコンバートユニット720Cは、第1の参照周波数に基づいて、受信されたRF信号を中間周波数(IF)信号へ変換する。復調ユニット730Cは、変換されたIF信号をベースバンド信号に変換する。
等化ユニット740Cは、変換されたベースバンド信号を等化する。変調ユニット750Cは、等化されたベースバンド信号を変調する。RFアップコンバートユニット760Cは、第2の参照周波数に基づいて、IF信号をRF放送信号へ変換する。ハイパワー増幅ユニット770Cは、この変換されたRF放送信号を増幅して中継する。送信アンテナ780Cは、ハイパワー増幅ユニット770Cから出力されたRF放送信号を送信する。
局部発振器(ローカル)790Cは、IFダウンコンバートユニット720CおよびRFアップコンバートユニット760Cに、それぞれ第1の参照周波数および第2の参照周波数を供給する。
図14は、図9のリピータの中継動作を詳細に示したフローチャートである。図14に示すように、RF受信ユニット710Cは、メイン送信機から送信されたRF信号を、受信アンテナ700Cを介して受信し(801C)、IFダウンコンバートユニット720Cは、RF受信ユニット710Cで受信したRF信号を受信し、ローカル790Cから供給された第1の参照周波数に基づいて、IF信号へ変換する(802C)。
復調ユニット730Cは、IFダウンコンバートユニット720Cにおいて変換したIF信号を受信してベースバンド信号を復調し、キャリア周波数およびサンプリングタイミング誤差情報を抽出して周波数およびタイミングオフセットを生成し、変調ユニット750Cへ伝達する(803C)。等化ユニット740Cは、復調ユニット730Cにおいて復調したベースバンド信号を受信して等化し、伝送チャネル上から発生した信号の歪みを補償し、オンチャネルリピータの送受信アンテナの低いアイソレーションによって発生したフィードバック信号を除去する(804C)。
変調ユニット750Cは、等化ユニット740Cで等化したベースバンド信号を受信し、復調ユニット730Cから受信した周波数およびタイミングオフセットに基づいてIF信号を生成し(805C)、RFアップコンバートユニット760Cは、ローカル790Cから供給された第2の参照周波数に基づいて、変調ユニット750Cにおいて変調されたIF信号を受信して、RF信号へ変換する(806C)。
ハイパワー増幅ユニット770Cは、RF信号を受信して増幅し、送信アンテナ780Cは、ハイパワー増幅ユニット770Cで増幅したRF信号を受信して送信する(807C)。
この時、メイン送信機から受信した信号およびオンチャネルリピータの送信アンテナ780Cに送信される信号の周波数および位相は、互いに同期していなければならない。
メイン送信機から受信された信号およびオンチャネルリピータの送信アンテナ780Cから送信される信号の周波数および位相を同期させる方法を具体的に説明する。
まず、メイン送信機からRF受信ユニット710Cを介して受信されたRF信号は、ローカル790Cから供給された第1の参照周波数に基づいて、IFダウンコンバートユニット720Cを介してIF信号に周波数ダウンコンバートされ、このIF信号は、復調ユニット730Cを介してベースバンド信号に復調される。
この時、キャリア再生ユニットを備えた復調ユニット730Cは、同期再生過程でキャリア周波数およびサンプリングタイミング誤差情報を抽出し、RF信号のキャリア周波数およびサンプリングタイミングオフセットを生成する。
この後、変調ユニット750Cは、復調ユニット730Cにおいて抽出された周波数およびタイミング誤差情報に基づいて、ベースバンド信号をIF信号に変調し、メイン送信機から受信したRF信号の誤差を考慮したIF信号を生成する。
最後に、周波数およびタイミング誤差情報に基づいて変調されたIF信号は、ローカル790Cから供給された第2の参照周波数に基づいてRFアップコンバートユニット760Cを介してRF信号へ周波数アップコンバートされて送信される。
こうすることにより、別途の基準信号を用いることなく、オンチャネルリピータの送信端から出力される信号は、メイン送信機から受信された信号の周波数およびタイミング誤差情報に基づいて、メイン送信機から受信された信号と周波数および位相は同期するようになる。
図10は、本発明に係るオンチャネルリピータの他の一実施形態の構成図である。図10に示すように、本発明に係るオンチャネルリピータは、受信アンテナ700D、RF受信ユニット710D、IFダウンコンバートユニット720D、復調ユニット730D、等化ユニット740D、変調ユニット750D、ハイパワー増幅ユニット760D、送信アンテナ770Dおよび局部発振器(ローカル)780Dを備える。
RF受信ユニット710Dは、受信アンテナ700Dを介してメイン送信機から送信されたRF放送信号受信する。IFダウンコンバートユニット720Dは、第1の参照周波数に基づいて受信されたRF信号を中間(IF)周波数へ変換する。復調ユニット730Dは、IF信号をベースバンド信号へ変換し、キャリア周波数およびサンプリングタイミング誤差を抽出し、変調ユニット750Dに与えられる周波数およびタイミングオフセットを生成する。
等化ユニット740Dは、復調されたベースバンド信号を等化し、等化されたベースバンド信号を生成する。変調ユニット750Dは、等化ユニット740Dから出力されたベースバンド信号をRF信号へ変換する。ハイパワー増幅ユニット760Dは、変調されたRF信号を増幅して中継する。送信アンテナ770Dは、ハイパワー増幅ユニット760Dから出力された放送信号を送信する。
局部発振器(ローカル)780Dは、第1の参照周波数および第2の参照周波数を生成し、それぞれIFダウンコンバートユニット720Dおよび変調ユニット750Dに供給する。
図15は、図10のオンチャネルリピータの中継方法を詳細に示したフローチャートである。図15に示すように、RF受信ユニット710Dは、メイン送信機から送信されたRF信号を、受信アンテナ700Dを介して受信し(801D)、IFダウンコンバートユニット720Dは、RF受信ユニット710Dで受信したRF信号を受信して、ローカル780Dから供給された第1の参照周波数に基づいてIF信号へ変換する(802D)。
復調ユニット730Dは、IFダウンコンバートユニット720Dで変換されたIF信号を受信してベースバンド信号を復調し、キャリア周波数およびサンプリングタイミング誤差情報を抽出して周波数およびタイミングオフセットを生成し、変調ユニット750Dに与える(803D)。等化ユニット740Dは、復調ユニット730Dにおいて復調されたベースバンド信号を受信して等化し、伝送チャネル上で発生した信号の歪みを補償し、オンチャネルリピータの送受信アンテナの低いアイソレーションによって発生したフィードバック信号を除去する(804D)。
変調ユニット750Dは、等化ユニット740Dにおいて等化されたベースバンド信号を受信し、復調ユニット730Dから受信した周波数/タイミングオフセットおよびローカル780Dから供給された第2の参照周波数に基づいてRF信号を生成する(805D)。
ハイパワー増幅ユニット760Dは、RF信号を受信して増幅し、送信アンテナ770Dは、ハイパワー増幅ユニット760Dで増幅したRF信号を受信して送信する(806D)。
ここで、受信アンテナ700Dから受信された信号および送信アンテナ770Dから送信された信号の周波数および位相を同期させるための方法は、図10の実施形態において説明した内容とほぼ同じであり、具体的に説明すると、次の通りである。
まず、RF受信ユニット710Dを介して受信したRF信号は、ローカル780Dから供給された第1の参照周波数に基づいてIFダウンコンバートユニット720Dを介してIF信号へ変換される。このIF信号は、復調ユニット730Dを介してベースバンド信号へ変換される。
キャリア再生ユニットを備える復調ユニット730Dは、同期再生過程でキャリア周波数およびサンプリングタイミング誤差情報を抽出する。すなわち、復調ユニット730Dは、外部から受信されたRF信号のキャリア周波数およびサンプリングタイミングオフセットを生成する。
この後、変調ユニット750Dは、キャリア周波数、復調ユニット730Dで抽出された周波数/タイミング誤差情報、およびローカル780Dから供給された第2の参照周波数に基づいて、ベースバンド信号をRF信号へ変換する。
図11は、さらに他の実施形態に係るオンチャネルリピータの構成図である。このオンチャネルリピータは、GPS信号を用いて送受信信号の周波数を一致させる。このオンチャネルリピータは、GPS受信ユニット800Eを除いて、図8および図9と類似した構成要素を備えている。
GPS受信ユニット800Eは、受信したGPS基準信号を分配して、復調ユニット730Eのアナログ−デジタル変換(ADC)および変調ユニット750Eのデジタル−アナログ(DAC)変換の際に必要なGPS基準信号を供給する。また、GPS受信ユニット800Eは、受信したGPS基準信号を分岐してローカル790Eに供給し、ローカル790Eは、GPS基準信号に基づいてIFダウンコンバートユニット720EおよびRFアップコンバートユニット760Eに、参照周波数をそれぞれ供給する。
メイン送信機は、図11のオンチャネルリピータが受信するGPS基準信号と同じGPS基準信号を受信し、デジタル放送信号をアナログ放送信号に変換するときに利用する。また、GPS基準信号に基づいて変換されたアナログ放送信号をRF放送信号へ変換するときに利用する。
したがって、メイン送信機から受信された信号とオンチャネルリピータの送信アンテナ780Eから送信された周波数は等しくなる。しかしながら、メイン送信機およびオンチャネルリピータにGPS受信機を追加装備しなければならない。
本発明に係るオンチャネルリピータは、等化器を用いてメイン送信機およびオンチャネルリピータ間の伝送路によって発生したノイズおよびマルチパス信号を除去するため、オンチャネルリピータの出力信号の特性は、オンチャネルリピータの入力信号特性より優れている。さらに、オンチャネルリピータの送受信アンテナの低いアイソレーションによって発生したフィードバック信号をオンチャネルリピータの等化器において除去できるため、オンチャネルリピータの送信出力電力を高めることができる。そして、提案されたオンチャネルリピータは、相対的に小さいシステム遅延を持つ構成である。
したがって、この構成を持つオンチャネルリピータを用いると、オンチャネルリピータの出力信号はメイン送信機の出力信号と同じであり、両信号の時間遅延は小さい。メイン送信機およびオンチャネルリピータ間の伝送路によって発生したノイズおよびマルチパス信号を除去することにより、オンチャネルリピータの出力信号の特性は、オンチャネルリピータ入力信号の特性より優れている。オンチャネルリピータの送受信アンテナの低いアイソレーションによって発生したフィードバック信号をオンチャネルリピータにおいて除去することにより、オンチャネルリピータの送信出力電力を高めることができる。
図16は、本発明に係るオンチャネルリピータの等化ユニットの一実施形態を例示的に示している。しかし、この図16の構成に限られることはない。すなわち、ビタビ復号器、SOVA(Soft Output Viterbi Algorithm)復号器、単純判定器(slicer)等の既知の全ての種類の等化手段の適用が可能である。
図16に示す等化ユニットは、メインフィルタユニット900、修正ビタビ復号ユニット910、統計データ計算ユニット920、スイッチユニット930、誤り信号計算ユニット940、等化器への入力信号記憶ユニット950、FFFタップ係数更新ユニット960、FBFタップ係数更新ユニット970を備える。
メインフィルタユニット900は、復調ユニットからの入力または印加される信号の反復的なフィルタリングによって、チャネル等化を行う。修正ビタビ復号ユニット910は、メインフィルタユニット900から受信されるデジタル放送信号を、TBDが1であり複雑度を低減させた修正ビタビ復号アルゴリズムを利用して、シンボルを検出する。統計データ計算ユニット920は、ブラインドモードの際、必要な統計データを算出する。スイッチユニット930は、DDM(判定指示モード:Decision Directed mode)またはブラインドモードの出力を選択する。誤り信号計算ユニット940は、メインフィルタユニット900の出力信号(y[k])と修正ビタビ復号ユニット910の出力信号
Figure 2007510353
および統計データ計算ユニット920の出力信号を比較してエラー信号e[k]を計算する。等化器への入力信号記憶ユニット950は、復調ユニット704Bから入力された信号を記憶する。FFFタップ係数更新ユニット960は、等化器への入力信号保存ユニット950の出力信号および計算されたエラー信号e[k]を利用し、フィードフォワードフィルタユニット(FFF)901のタップ係数(bi)を更新する。FBFタップ係数更新ユニット970は、修正ビタビ復号ユニット910の出力信号
Figure 2007510353
および計算されたエラー信号e[k]を利用して、フィードバックフィルタユニット(FBF)902のタップ係数(a)を更新する。
以下においては、この等化ユニットの作動について詳しく説明する。まず、メインフィルタユニット900は、外部(復調ユニット)からの入力または印加される信号の反復的なフィルタリングによってチャネル等化を行い、修正ビタビ復号ユニット910は、メインフィルタユニット900から受信されるデジタル放送信号をTBD(Trace Back Depth)が1であり、複雑度が低減された修正ビタビ復号アルゴリズムを利用して、シンボルを検出する。
統計データ計算ユニット920は、ブラインドモード時に必要な統計データを算出し、スイッチユニット930は、DDMまたはブラインドモードの出力を選択する。
誤り信号計算ユニット940は、メインフィルタユニット900の出力信号y[k]、修正ビタビ復号ユニット910の出力信号
Figure 2007510353
および統計データ計算ユニット920の出力信号を比較して、エラー信号e[k]を計算する。FFFタップ係数更新ユニット960は、等化器への入力信号記憶ユニット950の出力信号と計算されたエラー信号e[k]とを利用してフィードフォワードフィルタユニット901のタップ係数bを更新し、FBFタップ係数更新ユニット970は、修正ビタビ復号ユニット910の出力信号
Figure 2007510353
および計算されたエラー信号e[k]を利用して、フィードバックフィルタユニット902のタップ係数aを更新する。
また、メイン送信機およびオンチャネルリピータ間の伝送チャネルによって発生したノイズ信号を除去するため、等化器の出力信号は、トレーニングシーケンスがある区間においては、このトレーニングシーケンスを等化器の出力として用いられ、トレーニングシーケンスがないデータ区間においては、上述したシンボル検出器の出力を等化器の出力として用いられ得る。
本発明で用いられる等化器は、特定の種類のものに制限はされることはない。伝送方式に応じた特性およびオンチャネルリピータ網の構成上の特徴を考慮しながら、ネットワーク設計者またはリピータ設計者が、最も適した形態の等化器を採用すればよい。しかしながら、通常、優れた性能の等化器が本発明に採用される際、オンチャネルリピータの全体の性能が向上する。また、本発明に係るオンチャネルレピータおよびこれを用いる方法は、DTV放送(ATSC,DVB等)に適しているが、これのみに限定されるものではない。通常の単一周波数網の構成のため、リピータが必要な環境では、どこにでも適用可能である。
以上詳細に述べたように、本発明は、デジタルTV放送サービスが中継される際に、メイン送信機の出力信号と同じで、メイン送信機の出力信号との時間遅延が少なく、伝送チャネル上での歪みを補償した信号を中継することが可能となり、限られた周波数資源の利用効率を向上させる効果がある。
以上に説明した本発明は、前述の実施形態および添付した図面に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、様々な置換、変形および修正が可能である。これは、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者にとって、明白なことである。
従来のリピータを利用したサービスを示す一実施形態の説明図である。 従来のリピータを利用したサービスを示す他の実施形態の説明図である。 従来のRF増幅オンチャネルリピータの構成図である。 従来のIF変換オンチャネルリピータの構成図である。 従来のSAWフィルタオンチャネルリピータの構成図である。 復調/変調過程を経由するオンチャネルリピータの構成図である 本発明に係るオンチャネルリピータの一実施形態の構成図である。 本発明に係るオンチャネルリピータの他の実施形態の構成図である。 本発明に係るオンチャネルリピータの他の実施形態の構成図である。 本発明に係るオンチャネルリピータの他の実施形態の構成図である。 本発明に係るオンチャネルリピータの他の実施形態の構成図である。 本発明に係るオンチャネルリピータ中継方法に対する一実施形態のフローチャートである。 本発明に係るオンチャネルリピータ中継方法に対する他の実施形態のフローチャートである。 本発明に係るオンチャネルリピータ中継方法に対する他の実施形態のフローチャートである。 本発明に係るオンチャネルリピータ中継方法に対する他の実施形態のフローチャートである。 本発明に係るオンチャネルリピータの等化ユニットの例示的な図である。

Claims (20)

  1. 1つのチャネル上の信号を受信し、同じチャネル上で前記信号を分配するオンチャネルリピータにおいて、
    外部から送信されたRF放送信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段に受信された前記RF信号をベースバンド信号へ復調する復調手段と、
    前記復調手段における復調から得られた前記ベースバンド信号を等化する手段であって、ベースバンド出力信号が生成されることと、
    前記等化手段からの前記ベースバンド出力信号をRF信号に変換する変調手段と、
    前記変調手段における変調から得られた前記RF信号を送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とするオンチャネルリピータ。
  2. 前記復調手段は、
    前記受信されたRF信号をIF信号へダウンコンバートする中間周波数(IF)ダウンコンバートユニットと、
    前記周波数ダウンコンバートから得られた前記IF信号をベースバンド信号へ変換する復調ユニットと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のオンチャネルリピータ。
  3. 前記変調手段は、
    前記等化手段から出力された前記ベースバンド出力信号をIF信号へ変調する変調ユニットと、
    前記変調されたIF信号をRF信号へアップコンバートするRFアップコンバートユニットと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のオンチャネルリピータ。
  4. 1つのチャネル上で信号を受信し、同じチャネル上で前記信号を分配するオンチャネル中継方法において、
    a)外部から送信されたRF信号を受信するステップと、
    b)前記RF信号をベースバンド信号へ復調するステップと、
    c)前記ベースバンド信号を等化してベースバンド出力信号を生成するテップと、
    d)前記ベースバンド出力信号をRF信号へ変調するステップと、
    e)前記変調からの前記RF信号を送信するステップと
    を備えることを特徴とするオンチャネル中継方法。
  5. 前記ステップb)は、
    b1)前記受信されたRF信号を中間周波数(IF)信号へダウンコンバートするステップと、
    b2)前記周波数ダウンコンバートからの前記IF信号をベースバンド信号へ復調するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載のオンチャネル中継方法。
  6. 前記ステップd)は、
    d1)前記等化手段における等化からの前記ベースバンド出力信号をIF信号へ変調するステップと、
    d2)前記IF信号をRF信号へアップコンバートとするステップと、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載のオンチャネル中継方法。
  7. 前記復調手段および変調手段に、参照周波数信号を供給する局部発振手段(Local Oscillator)をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のオンチャネルリピータ。
  8. 前記復調手段は、キャリア周波数およびサンプリングタイミングオフセットを抽出し、前記変調手段は、前記抽出されたキャリア周波数およびサンプリングタイミングオフセットに基づいて、前記ベースバンド出力信号をRF信号へ変調することを特徴とする請求項7に記載のオンチャネルリピータ。
  9. GPS基準信号を受信し、前記送信信号の周波数を受信された信号の周波数と同期させ、前記復調手段、前記変調手段、および前記局部発振手段へ前記GPS基準信号を分配するGPS受信手段をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載のオンチャネルリピータ。
  10. 前記復調手段は、
    前記受信されたRF信号をIF信号へダウンコンバートするIFダウンコンバートユニットと、
    前記IF信号をRF信号に復調する復調ユニットと、を含み、
    前記変調手段は、
    前記等化手段から出力された前記ベースバンド出力信号をIF信号へ変調する変調ユニットと、
    前記IF信号をRF信号にアップコンバートするRFアップコンバートユニットと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のオンチャネルリピータ。
  11. 前記IFダウンコンバートユニットおよびRFアップコンバートユニットへ、参照周波数信号を供給する局部発振器をさらに備えたことを特徴とする請求項10に記載のオンチャネルリピータ。
  12. 前記復調ユニットは、キャリア周波数およびサンプリングタイミングオフセットを抽出し、前記変調ユニットは、前記キャリア周波数およびサンプリングタイミングオフセットに基づいて、前記ベースバンド出力信号をIF信号へ変調することを特徴とする請求項11に記載のオンチャネルリピータ。
  13. GPS基準信号を受信し、前記送信信号の周波数を受信された信号の周波数と同期させ、前記復調ユニット、前記変調ユニット、および前記局部発振器へ前記GPS基準信号を分配するGPS受信手段をさらに備えたことを特徴とする請求項11に記載のオンチャネルリピータ。
  14. 局部発振器から供給された参照周波数に基づいて、前記ステップb)における復調および前記ステップd)における変調を行うことを特徴とする請求項4に記載のオンチャネル中継方法。
  15. 前記ステップb)において、キャリア周波数およびサンプリングタイミングオフセットが抽出され、
    前記ステップd)において、前記キャリア周波数およびサンプリングタイミングオフセットに基づいて、前記ベースバンド出力信号がRF信号へ変調されることを特徴とする請求項14に記載のオンチャネル中継方法。
  16. GPS受信ユニットにおいて受信されるGPS基準信号を分配することによって、前記ステップb)における復調および前記ステップd)における変調に必要な発振信号を生成するステップ、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項14に記載のオンチャネル中継方法。
  17. 前記ステップb)は、
    b1)前記受信されたRF信号をIF信号へダウンコンバートするステップと、
    b2)前記ダウンコンバートから得られた前記IF信号をベースバンド信号へ復調するステップと、を含み、
    前記ステップd)は、
    d1)前記等化手段における等化から出力された前記ベースバンド出力信号を、IF信号へ変調するステップと、
    d2)前記IF信号をRF信号へアップコンバートするステップと、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載のオンチャネル中継方法。
  18. 前記ステップb1)における周波数ダウンコンバートは、局部発振器によって供給された第1の参照周波数信号に基づいて実行され、
    前記ステップd2)における周波数アップコンバートは、前記局部発振器によって供給された第2の参照周波数信号に基づいて実行されることを特徴とする請求項17に記載のオンチャネル中継方法。
  19. キャリア周波数およびサンプリングタイミングオフセットは、前記ステップb)における周波数ダウンコンバートから得られた前記IF信号から抽出され、
    前記キャリア周波数およびサンプリングタイミングオフセットに基づいて、前記ステップd)において、前記ベースバンド出力信号がIF信号に変調されることを特徴とする請求項18に記載のオンチャネル中継方法。
  20. GPS受信機からGPS基準信号を分配することによって、変調/復調およびIF/RF周波数変換に必要な発振信号を生成するステップ、
    をさらに備えることを特徴とする請求項18に記載のオンチャネル中継方法。
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