JP2007506349A - マルチキャリア通信方法、システム及び装置 - Google Patents

マルチキャリア通信方法、システム及び装置 Download PDF

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Abstract

電力線等の平衡通信路を用いて行うマルチキャリア通信において、通信路におけるSN比と平衡度とを基に、キャリアの選択を行うマルチキャリア通信方法を提供する。送信端子または受信端子、あるいは、その両方で測定した平衡通信路の平衡度や、送受信間で測定したSN比を基に、使用可能なキャリアを選択する。すなわち、平衡度とSN比が悪い周波数領域をキャリア不使用領域とし、その他の周波数領域で、使用可能なキャリアを選択し、さらに、各キャリアに対して、許容される多値度が最大の変調方式を選択する。キャリアは、SN比と平衡度を考慮して、あるいは周波数の高い順に選択する。さらに、キャリアごとの送信電力を制御して、不要輻射を抑える。SN比と平衡度の測定は、予め定められた時間間隔で行い、キャリアの選択、変調方式の選択等の更新を行う。

Description

本発明は、電力線等の平衡通信路を利用する、マルチキャリア通信方法並びにマルチキャリア通信システム及びそれに用いる通信装置に関するものである。
情報家電の急激な発展に伴い、家庭内でこれらの情報家電を制御する時、新たなケーブルを敷設することなく、既設の電力線を通信路として利用できる電力線通信(Power−Line Communications,以下、PLCと略称する。)が、注目を浴びている。
今後一層の発展が期待されている広帯域PLCシステムにおいては、PLCの変調方式として、OFDM(直交周波数分割多重通信)等のマルチキャリア方式が、主に用いられている。これらのマルチキャリア方式では、高速伝送を実現するために、キャリア毎に変調方式を設定し、符号誤り率の小さいキャリアのみを使用して、符号誤り率の大きいキャリアは使用しないという、いわゆるチャネルエスティメーション方式(チャネル評価方式)が開発されている。
以下、図8を参照して、この従来技術を説明する。図8は、従来のチャネルエスティメーション方式の説明図である。同図において、横軸は、各キャリアの配置を示す周波数軸、縦軸は、送受信間の各キャリアのSN比を表している。同図のSN比包絡線40は、各キャリアのSN比を結んだ包絡線であり、横軸からの距離が大きいほど、そのキャリアのSN比は良好であることを示している。
また、図8において、64QAMの閾値51は、64QAM変調方式(QAMは、直交振幅変調の略号)を採用するために必要な最低のSN比を表している。16QAMの閾値52は、16QAM変調方式を採用するために必要な最低のSN比を表している。QPSKの閾値53は、QPSK変調方式(直交位相変調方式)を採用するために必要な最低のSN比を表している。また、BPSK閾値54は、BPSK変調方式(2値位相シフトキーイング変調方式)を採用するために必要な最低のSN比を表している。
各方式において、適当な誤り訂正符号を付けることにより、SN比がそれぞれの定められた閾値以上であれば、通信路においてデータ誤りが生じても、データ誤りを訂正できる。各変調方式の閾値は、一般に、ほぼ6dB程度のSN比差を有している。
各変調方式は、64QAM変調方式、16QAM変調方式、QPSK変調方式、BPSK変調方式の順に、多値度が大きく、単位時間当たりに伝送できる情報量が多い。しかし、同時に、この順序で、より高いSN比を必要とする。
従来のチャネルエスティメーション方式は、各キャリアのSN比によって、許容される、より多値度の大きい変調方式を選択し、全体として、情報伝達の効率を上げるものである。
例えば、図8において、キャリアC1,C2,C3は、そのSN比が、QPSKの閾値53以上であるが、16QAMの閾値52には満たない。もし、これらのキャリアが、16QAM変調方式を使用すると、SN比不足のために、訂正不能のデータ誤りが発生する可能性が高い。したがって、これらのキャリアは、SN比に余裕のあるQPSK変調方式を選択することになる。キャリアC4は、そのSN比が、16QAMの閾値52以上であるが、64QAMの閾値51には満たないため、これらのキャリアは、16QAM変調方式を選択する。同様の理由により、キャリアC31〜C34は、64QAM変調方式を選択する。
また、他のマルチキャリア通信方法における高率化の従来技術として、送信キャリア電力制御法がある。これを、同じく図8を用いて説明する。
上述したように、図8において、キャリアC1,C2,C3は、QPSK変調方式を選択し、キャリアC4は、16QAM変調方式を選択している。しかし、キャリアC2,C3は、それらのSN比がQPSKの閾値53から、かなり余裕がある。したがって、キャリアC2,C3は、それらのSN比がQPSKの閾値53をわずかに越える程度まで、送信電力を低減することが可能である。この送信電力の低減分を、キャリアC4の送信電力増強に当てれば、キャリアC4は、そのSN比が64QAMの閾値51を越えるようになり、より多値度の大きい64QAM変調方式を選択できるようになる。
このように、全送信電力は一定であるという条件の下で、各キャリアの送信電力を制御することによって、情報伝達の効率を向上させようとする技術が、送信キャリア電力制御法である。
従来技術のチャネルエスティメーション方式と送信キャリア電力制御法とにおいては、各キャリアの選択を、SN比のみに基づいて行っている。しかし、PLCでは、屋内の電力線を通信路とする特殊性により、伝送電力の漏洩、すなわち、不要輻射という問題がある。これは、今後展開が期待されている高周波帯のPLCでは、より重要な問題である。したがって、マルチキャリア方式におけるキャリアの選択では、SN比の観点のみではなく、不要輻射の抑制という観点をも考慮する必要がある。
特開平3−265314号公報 特開2000−332723号公報 特開2001−274748号公報 特開2001−320306号公報 特開2002−280935号公報
そこで本発明は、電力線等の平衡通信路を用いて行うマルチキャリア通信において、通信路のSN比と平衡度を考慮して、より多くのキャリアとより高い多値度の変調方式を選択でき、かつ、不要輻射を抑制できる、マルチキャリア通信方法並びにマルチキャリア通信システム及び関連技術を提供することを目的とする。
第1の発明に係るマルチキャリア通信方法は、送信端末装置と受信端末装置とが接続される平衡通信路を用いるマルチキャリア通信方法であって、平衡通信路の平衡度が測定される測定ステップと、測定ステップにおいて測定された平衡度に基づいて、通信の態様が制御される通信態様制御ステップとを含む。
この方法によれば、平衡通信路の平衡度の測定値を基に、通信に使用するキャリアの選択、キャリアの電力の制御、変調方式の選択など、通信の態様を種々制御したマルチキャリア通信が実現できる。
第2の発明に係るマルチキャリア通信方法は、測定ステップでは、平衡通信路のSN比がさらに測定され、通信態様制御ステップでは、測定ステップにおいて測定された平衡度とSN比とに基づいて、通信の態様が制御される。
この方法によれば、平衡通信路の平衡度とSN比の測定値を基に、通信に使用するキャリアの選択、キャリアの電力の制御、変調方式の選択など、通信の態様を種々制御したマルチキャリア通信が実現できる。
第3の発明に係るマルチキャリア通信方法は、通信態様制御ステップでは、測定ステップにおいて測定された平衡度に基づいて、通信に使用するキャリアが選択される。
この方法によれば、平衡度の測定値を基に、使用するキャリアを選択するマルチキャリア通信が実現できる。
第4の発明に係るマルチキャリア通信方法は、通信態様制御ステップでは、測定ステップにおいて測定された平衡度とSN比とに基づいて、通信に使用するキャリアが選択される。
この方法によれば、平衡度とSN比の測定値を基に、使用するキャリアを選択するマルチキャリア通信が実現できる。
第5の発明に係るマルチキャリア通信方法は、通信態様制御ステップでは、測定ステップにおいて測定されたSN比に基づいて、SN比が所定の基準値を満たないキャリアが通信から除外される。
この方法によれば、SN比が悪く符号誤りが多いと思われるキャリアは、通信から除外されるので、信頼性の高いマルチキャリア通信が実現できる。
第6の発明に係るマルチキャリア通信方法は、通信態様制御ステップでは、周波数の高い順にキャリアが選択される。
この方法によれば、ノイズが小さい高周波域のキャリアがより多く選択されることになり、より多値度の大きい変調方式がより多く採用されて、高効率の伝送が行える。
第7の発明に係るマルチキャリア通信方法は、通信態様制御ステップでは、送信端末装置が、通信に使用するキャリアを選択する。
この方法によれば、送信端末装置において、使用キャリアを選択するマルチキャリア通信が実現できる。
第8の発明に係るマルチキャリア通信方法は、通信態様制御ステップでは、受信端末装置が、通信に使用するキャリアを選択し、キャリアの選択結果を送信端末装置に通知する。
この方法によれば、受信端末装置は、通信に使用するキャリアを選択し、送信端末装置に選択結果を通知し、送信端末装置は、その通知を受け取って、その結果を基に使用キャリアを決定して、マルチキャリア通信を実行できる。
第9の発明に係るマルチキャリア通信方法は、通信態様制御ステップでは、測定ステップにおいて測定されたSN比を基に、各キャリアの変調方式が選択される。
この方法によれば、SN比を基に各キャリアの変調方式が選択されるので、常に効率のよいマルチキャリア通信を実現できる。
第10の発明に係るマルチキャリア通信方法は、測定ステップでは、予め定められた時間間隔毎に平衡度とSN比とが測定され、通信態様制御ステップでは、測定ステップにおいて平衡度とSN比とが測定される度に、キャリアが新たに選択される。
この方法によれば、特に家庭内電力線等で顕著に見られる、ノイズの発生度合いが頻繁に変動する環境にあって、その時々の状況に即応してキャリアの選択を行うことができる。したがって、設置環境に常に順応した、良好なマルチキャリア通信が実現できる。
第11の発明に係るマルチキャリア通信方法は、通信態様制御ステップでは、測定ステップにおいて測定された平衡度に基づいて、通信に使用するキャリアの電力が制御される。
この方法によれば、平衡度の測定値を基に、使用するキャリアの送信電力を、不要輻射をできるだけ抑制するように制御できる。その結果、不要輻射低減を考慮した環境に優しいマルチキャリア通信が実現できる。
第12の発明に係るマルチキャリア通信方法は、通信態様制御ステップでは、測定ステップにおいて測定された平衡度が最も低いキャリアは、当該キャリアの送信電力を下げて使用するか、あるいは、通信から除外される。
この方法によれば、平衡度が最も低いキャリアは、電力を下げて平衡度を改善するか、あるいは、通信から除外することによって、不要輻射を抑制できる。
第13の発明に係るマルチキャリア通信方法は、通信態様制御ステップでは、測定ステップにおいて測定された平衡度とSN比とに基づいて、通信に使用するキャリアの電力が制御される。
この方法によれば、SN比と平衡度の測定値を基に、使用するキャリアの送信電力を、不要輻射をできるだけ抑制するように制御できる。その結果、SN比と不要輻射を考慮した環境に優しくかつ高効率のマルチキャリア通信が実現できる。
第14の発明に係るマルチキャリア通信方法は、通信態様制御ステップでは、測定ステップにおいて測定された平衡度とSN比とに基づいて、通信に使用するキャリアの選択とキャリアの電力制御とが行なわれる。
この方法によれば、SN比と平衡度の測定値を基に、使用するキャリアの選択と送信電力の制御ができるので、環境に優しくかつ高信頼性のマルチキャリア通信が実現できる。
第15の発明に係るマルチキャリア通信方法は、通信態様制御ステップでは、測定ステップにおいて測定された平衡度とSN比とを、予め定められた平衡度に関する基準値である第1の基準値とSN比に関する基準値である第2の基準値と比較して、(a)平衡度が第1の基準値以上で、かつ、SN比が第2の基準値以上のキャリアは、当該キャリアの電力を変更せずに使用され、(b)平衡度が第1の基準値以上で、かつ、SN比が第2の基準値未満のキャリアは、当該キャリアの電力を上げて使用されるか、又は、通信から除外され、(c)平衡度が第1の基準値未満で、かつ、SN比が第2の基準値以上のキャリアは、当該キャリアの電力を下げて使用され、(d)平衡度が第1の基準値未満で、かつ、SN比が第2の基準値未満のキャリアは、通信から除外される。
第16の発明に係るマルチキャリア通信方法は、第1の基準値は、平衡通信路の不要輻射電力を基に決定され、第2の基準値は、変調方式に準拠した符号誤り率を基に決定される。
これらの方法によれば、SN比と平衡度の測定値を基に、不要輻射をできるだけ抑制するようにきめ細かな制御ができる。その結果、SN比と不要輻射を考慮した環境に優しく、高信頼性のマルチキャリア通信が実現できる。
第17の発明に係るマルチキャリア通信方法は、通信態様制御ステップでは、キャリアの選択とキャリアの電力制御の少なくともいずれかが、帯域毎に分割された複数のキャリアについて、一括して実行される。
この方法によれば、たとえば、使用帯域を1MHz単位の帯域に分割して、その帯域内の複数のキャリアを、まとめて制御できるので、簡便にして高効率なマルチキャリア通信が実現できる。
第18の発明に係るマルチキャリア通信方法は、測定ステップでは、送信端末装置と受信端末装置の少なくともいずれかが平衡度を測定する。
この方法によれば、運用時に負荷が軽い方の端末装置が平衡度を測定することができるので、高効率のマルチキャリア通信を実現できる。
第19の発明に係るマルチキャリア通信方法は、測定ステップでは、送信端末装置と受信端末装置の少なくともいずれかが平衡度を測定し、受信端末装置がSN比を測定する。
この方法によれば、運用時に負荷が軽い方の端末装置が平衡度を測定するので、SN比を測定する受信端末装置の負荷が軽減できる。
第20の発明に係るマルチキャリア通信方法は、測定ステップでは、平衡度を表すパラメータとして、縦方向変換損と縦方向伝達変換損の少なくともいずれか一方が測定される。
この方法によれば、縦方向変換損又は縦方向伝達変換損を測定して、平衡通信路からの不要輻射を推定できる。したがって、これらの測定値を基に、不要輻射を抑制した高効率のマルチキャリア通信が実現できる。
第21の発明に係るマルチキャリア通信装置は、平衡通信路を用いて第1のユーザ端末と第2のユーザ端末との間でマルチキャリア通信を行うマルチキャリア通信装置であって、通信に使用するキャリアを選択するキャリア選択部と、第2のユーザ端末へ変調されたキャリアを送信する送信信号変調部と、第2のユーザ端末からの信号を受信する受信信号復調部と、平衡通信路と接続するカップラ部とを備え、キャリア選択部は、平衡通信路の平衡度とSN比の少なくともいずれかに基づいて、通信に使用するキャリアを選択する。
この構成によれば、平衡通信路の平衡度とSN比の測定値を基に、通信に使用するキャリアを選択するので、SN比と不要輻射の抑制とを同時に考慮したマルチキャリア通信装置が提供できる。
第22の発明に係るマルチキャリア通信装置は、キャリア選択部での選択結果を第2のユーザ端末に通知する選択結果通知部を備える。
この構成によれば、例えば、受信端末のキャリア選択部で通信に使用するキャリアを選択し、その結果を送信端末に通知して、送信端末において実際に使用するキャリアを決定できる。
第23の発明に係るマルチキャリア通信装置は、平衡通信路の平衡度を測定する平衡度測定部を備える。
この構成によれば、SN比測定部において平衡通信路のSN比を測定し、その結果をキャリア選択に反映できるマルチキャリア通信装置が提供できる。
第24の発明に係るマルチキャリア通信装置は、平衡通信路の平衡度を測定する平衡度測定部と、平衡度の測定値を第2のユーザ端末に通知する平衡度通知部を備える。
この構成によれば、例えば、受信端末のマルチキャリア通信装置は、受信端末で平衡度を測定し、その結果を送信端末に通知できる。
第25の発明に係るマルチキャリア通信装置は、第2のユーザ端末より通知された平衡度の測定値を取得する平衡度取得部を備える。
この構成によれば、例えば、受信端末で測定した平衡度を平衡度取得部で取得し、その結果をキャリア選択に反映できるマルチキャリア通信装置の提供が可能となる。
第26の発明に係るマルチキャリア通信装置は、平衡通信路のSN比を測定するSN比測定部を備える。
この構成によれば、SN比測定部において平衡通信路のSN比を測定し、その結果をキャリア選択に反映できるマルチキャリア通信装置が提供できる。
第27の発明に係るマルチキャリア通信装置は、平衡通信路のSN比を測定するSN比測定部と、SN比の測定値を第2のユーザ端末に通知するSN比通知部を備える。
この構成によれば、例えば、受信端末のマルチキャリア通信装置は、受信端末でSN比を測定し、その結果を送信端末に通知できる。
第28の発明に係るマルチキャリア通信装置は、第2のユーザ端末より通知されたSN比の測定値を取得するSN比取得部を備える。
この構成によれば、例えば、受信端末で測定したSN比をSN比取得部で取得し、その結果をキャリア選択と変調方式選択に反映できるマルチキャリア通信装置が提供できる。
第29の発明に係るマルチキャリア通信装置は、第2のユーザ端末でのキャリア選択結果を取得し、第1のユーザ端末の通信に使用するキャリアを選択する選択結果取得部を備える。
この構成によれば、例えば、受信端末装置において、SN比の測定とキャリアの選択と送信端末装置への通知とを行い、送信端末装置では、選択結果取得部がその通知を受け取って、通信に使用するキャリアを選択するマルチキャリア通信装置を提供できる。
第30の発明に係るマルチキャリア通信装置は、平衡通信路の平衡度とSN比とに基づいて選択された各キャリアに対して、使用する変調方式を選択する変調方式選択部を備える。
この構成によれば、平衡通信路のSN比と平衡度とを基に、各キャリアに対して常に最良の変調方式を選択できる。
第31の発明に係るマルチキャリア通信装置は、平衡通信路の平衡度とSN比とに基づいて選択された各キャリアに対して、送信電力を設定する電力設定部を備える。
この構成によれば、平衡通信路のSN比と平衡度とを考慮して、各キャリアの送信電力を設定できるので、不要輻射を考慮した環境に優しくかつ高効率のマルチキャリア通信装置が提供できる。
第32の発明に係るマルチキャリア通信装置は、平衡度を表すパラメータとして、縦方向変換損又は縦方向伝達変換損を使用する。
この構成によれば、縦方向変換損又は縦方向伝達変換損を測定して、平衡通信路からの不要輻射を推定し、それを基に、不要輻射を抑制した高効率のマルチキャリア通信装置が提供できる。
第33の発明に係るモデム装置は、平衡通信路を用いて第1のユーザ端末と第2のユーザ端末との間でマルチキャリア通信を行うモデム装置であって、平衡通信路の、平衡度とSN比とを測定する測定部と、測定部において測定された平衡度とSN比とを基に、通信に使用するキャリアを選択するキャリア選択部と、キャリア選択部において選択されたキャリアを変調して第2のユーザ端末へ送信する送信信号変調部と、第2のユーザ端末からの信号を受信する受信信号復調部と、平衡通信路と接続するカップラ部とを備える。
この構成によれば、SN比と平衡度の測定値を基に、使用するキャリアを選択し、最適の変調方式を選定し、かつ、不要輻射の抑制を図ったマルチキャリア通信用モデム装置が提供できる。
第34の発明に係るマルチキャリア通信システムは、平衡通信路を用いるマルチキャリア通信システムであって、送信端末装置と受信端末装置とが接続される平衡通信路の、平衡度とSN比とを測定する測定部と、測定部において測定された平衡度とSN比とを基に、通信に使用するキャリアを選択するキャリア選択部と、を備える。
この構成によれば、SN比と平衡度の測定値を基に、使用するキャリアを選択し、最適の変調方式を選定し、かつ、不要輻射の抑制を図ったマルチキャリア通信システムが提供できる。
第35の発明に係るマルチキャリア通信システムは、平衡度を表すパラメータとして、縦方向変換損又は縦方向伝達変換損を使用する。
この構成によれば、縦方向変換損又は縦方向伝達変換損を測定して、平衡通信路からの不要輻射を推定し、それを基に、不要輻射を抑制した高効率のマルチキャリア通信システムが提供できる。
本発明によれば、電力線等の平衡通信路を伝送路とするマルチキャリア通信方式において、伝送路のSN比と伝送路の平衡度を考慮して、使用するキャリアの送信電力の設定と変調方式の選択をすることができる。この結果、より多くの数のキャリアと、より高い多値度の変調方式を選択し、しかも、伝送路からの不要輻射を抑制した、高効率のマルチキャリア通信方法及びマルチキャリア通信システムを提供できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。以下の本発明の実施の形態では、平衡通信路の一例として、家屋内に配設されている電力線を取り上げ、それを用いたマルチキャリア通信について説明する。
平衡通信路のその他の例としては、ツイストペア線等が考えられる。
具体的な実施の形態の説明に先立ち、まず、平衡通信路の平衡度のパラメータとして、LCL(Longitudinal Conversion Loss;縦方向変換損)について説明する。
図1は、本発明におけるLCL測定法の説明図である。同図において、送信端子4と受信端子5とは、家屋内に配設された第1電力線1と第2電力線2とによって接続されており、さらに仮想的な大地線3によって接続されている。送信端子4と受信端子5とは、例えば、家屋内の異なる場所に設置されているコンセントに相当する。
LCLは、電力線の大地に対する平衡度を表す一つのパラメータである。第1電力線1と第2電力線2とが、大地に対して完全に平衡であれば、LCL=0(デシベル表示ではマイナス無限大)となる。しかし、実際には、第1電力線1と第2電力線2とは、大地に対して平衡ではなく、さらに、この平衡度は、例えば、測定するコンセントの設置場所によっても異なる。
今、図1に示すように、第1電力線1の送信端子4における対大地電位をVs1,第2電力線2の送信端子4における対大地電位をVs2、第1電力線1の受信端子5における対大地電位をVr1,及び、第2電力線2の受信端子5における対大地電位をVr2とする。
本発明においては、送信端子4において測定されるLCLをLCL(s)と表記して、(数1)によって定義する。また、受信端子5において測定されるLCLをLCL(r)と表記して、(数2)によって定義する。
Figure 2007506349
Figure 2007506349
なお、以下の説明においては、LCL(s)とLCL(r)とを総称して、LCLと表記することもある。
(第1の実施の形態)
図2は、本発明の第1の実施の形態における送信端末装置100のブロック図である。
本形態のマルチキャリア通信システムの送信端末装置100は、送信制御部110、送信信号変調部130、受信信号復調部140、送信端LCL測定部150、及び、カップラ部120を備え、送信制御部110は、変調方式選択部111とキャリア選択部112と電力設定部113とを有する。
カップラ部120は、送信信号変調部130と受信信号復調部140と送信端LCL測定部150とを、プラグ102を介して電力線コンセント(図1に示す送信端子4における第1電力線1と第2電力線2)に接続する。
送信制御部110は、送信信号変調部130と受信信号復調部140と送信端LCL測定部150とに接続されており、これらを制御すると同時に、内部の変調方式選択部111とキャリア選択部112と電力設定部113を制御する。
受信信号復調部140は、SN比取得部の機能と平衡度取得部の機能とを兼ね備えている。
受信信号復調部140とキャリア選択部112とは、相手端末でのキャリア選択結果を取得し、自端末の通信に使用するキャリアを選択する、選択結果取得部の機能を分担して有している。
送信端LCL測定部150は、平衡度測定部に相当する。
図3は、本発明の第1の実施の形態における受信端末装置200のブロック図である。
本形態のマルチキャリア通信システムの受信端末装置200は、受信信号復調部240、送信信号変調部230、受信端LCL測定部250、SN比測定部260、受信制御部210、及び、カップラ部220を備え、受信制御部210は、変調方式選択部211とキャリア選択212と電力設定部213とを有する。
カップラ部220は、受信信号復調部240と送信信号変調部230と受信端LCL測定部250とSN比測定部260とを、プラグ202を介して電力線コンセント(図1に示す受信端子5における第1電力線1と第2電力線2)に接続し、上述した送信端末装置100との通信路を確立する。
受信制御部210は、送信信号変調部230と受信端LCL測定部250とSN比測定部260とに接続されており、これらを制御すると同時に、内部の変調方式選択部211とキャリア選択部212と電力設定部213を制御する。
受信制御部210と送信信号変調部230とは、キャリア選択部212での選択結果を送信端末装置に通知する選択結果通知部の機能と、SN比測定部260での測定値を送信端末装置に通知するSN比通知部の機能と、受信端LCL測定部250での測定値を送信端末装置に通知する平衡度通知部の機能とを分担して有している。
次に、図2と図3を参照して、本形態のマルチキャリア通信システムの動作を説明する。
本形態では、まず、送信端末装置100において、送信制御部110の制御の下で、送信信号変調部130から、SN比測定信号が送出される。SN比測定信号は、例えば、使用する全キャリアを、ランダムデータを用いてBPSK変調方式で変調したものであり、順次送出される。
受信端末装置200は、上述のSN比測定信号を受信して、SN比測定部260において、各キャリアのSN比を測定し、その測定値を、受信制御部210の制御の下で、送信信号変調部230から送信端末装置100に送信する。
一方、送信端末装置100は、受信端末装置200から送られてきた各キャリアのSN比の測定値を、受信信号復調部140を介して、受信する。
同時に、送信端LCL測定部150は、(数1)で定義されるLCL(s)を各キャリアごとに測定し、その測定値を送信制御部110に送る。
送信制御部110において、送られてきた各キャリアのSN比の測定値とLCL(s)の測定値を基に、キャリア選択部112が、使用可能なキャリアを選択し、変調方式選択部111が、使用するキャリアの変調方式を決定し、さらに、電力設定部113が、各キャリアの送信電力を設定する。
以上のプロセスを経て、送信信号変調部130は、送信制御部110の制御の下で、入力端子101に入力されている送信デ−タを、マルチキャリア通信として送信する。
図5は、本発明のキャリア制御の決定方法の説明図(LCLとキャリアの関係)である。図5は、平衡度パラメータLCLとキャリアの関係を示し、縦軸は、便宜上、横軸から離れるほどLCLが良好(平衡度が良好)であるとしている。例えば、図2に示した送信端末装置100において測定した、送信端LCLであるLCL(s)は、図5に示すLCL包絡線10のようになり、キャリアによっては、平衡度が悪く(同図では、横軸に近い値で表示されている)、不要輻射が大きくなることを示している。
図5において、領域P2,P5,P7,P8は、LCLが悪いため、これらの領域に属するキャリアは、送信制御部110のキャリア選択部112によって、不使用とされる。あるいは、領域P2,P5,P7,P8に属するキャリアは、電力設定部113によって、送信電力を低減して使用される。
図6(a)は、本発明のキャリア制御の決定方法の説明図(LCLとキャリアの関係)であり、上述した図5に基づく。図6(b)は、本発明のキャリア制御の決定方法の説明図(SN比とキャリアの関係)である。
図6(b)は、SN比とキャリアの関係を示し、点線は、SN比包絡線20である。この図では、横軸は、図6(a)と同じスケールで示しており、また、各変調方式に必要なSN比の閾値51〜54も同時に示している。この図に示すように、SN比包絡線20も、キャリアによって大きく変化している。
本形態では、図5のLCLの測定結果(より具体的には、LCL(s)の測定結果)のみ、または、図5のLCLの測定結果と図6(b)のSN比の測定結果とを基に、キャリアを使用しない領域を決定し、使用可能なキャリアを選択する。図6では、キャリアを使用しない領域は、ハッチを入れた領域P1〜P8である。
図6において、上述したように、領域P2、P5、P7、P8に属するキャリアは、LCLが悪いため送信制御部110のキャリア選択部112によって不使用とされる、あるいは、電力設定部113によって、送信電力を低減して使用される。
LCLによる判定にSN比による判定も加えると、キャリア選択は以下のようになる。すなわち、図6において、領域P1は、SN比が悪くLCLが良い領域であり、この領域のキャリアは、通信に使用しにくいので、送信制御部110のキャリア選択部112によって、不使用の領域と判断される。領域P2とP5は、SN比が良くLCLが悪いため、この領域のキャリアは、送信制御部110の電力設定部113によって、送信電力を低減すると判断された領域である。領域P7とP8は、同様に、SN比とLCLの両方が悪いために、この領域のキャリアは不使用と判断された領域である。さらに、領域P4は、SN比が良くLCLも良いため、この領域のキャリアは、そのまま使用すると判断された領域である。
以上説明したように、本形態によれば、マルチキャリア通信システムは、受信端末で測定したSN比や、最も一般的である送信端末で測定したLCLの測定値を用いて、使用するキャリアを選択できる。その結果、通信エラーの発生を抑え、不要輻射が少ないマルチキャリア通信システムを実現できる。
なお、本形態のマルチキャリア通信システムでは、受信端末装置200は、変調方式選択部211、キャリア選択部212、及び、受信端LCL測定部250を備えなくても良い。
(第2の実施の形態)
本形態の送信端末装置100と受信端末装置200とは、図2と図3とに示したものと同じである。したがって、図2と図3とを参照して、本形態の説明を行う。
本形態におけるSN比の測定プロセスは、第1の実施の形態のそれと同様であり、説明を省略する。
本形態では、受信端末装置200において平衡度パラメータLCLを測定する。すなわち、受信端LCL測定部250は、(数2)で定義されるLCL(r)を各キャリアごとに測定し、その測定値を、受信制御部210の制御の下で、送信信号変調部230から送信端末装置100に送る。
送信制御部110において、送られてきた各キャリアのSN比の測定値とLCL(r)の測定値を基に、キャリア選択部112が、使用可能なキャリアを選択し、さらに、変調方式選択部111が、使用するキャリアの変調方式を決定する。
以上のプロセスを経て、送信信号変調部130は、送信制御部110の制御の下で、入力端子101に入力されている送信デ−タを、マルチキャリア通信として送信する。
本形態では、LCLの測定結果(より具体的には、LCL(r)の測定結果)や、SN比の測定結果を基に、使用可能なキャリアが選択される。このキャリア選択のプロセスは、図5及び図6(a)のLCLをLCL(r)としたものであり、その他は、図5及び図6と同じであるから、説明を省略する。
本形態によれば、受信端末装置200が測定したSN比や、LCL(より具体的には、LCL(r))の測定値を用いて、使用するキャリアを選択するので、受信端子5に近いところで不要輻射が多い電力線伝送路において、特に有効に動作するマルチキャリア通信システムを提供できる。
なお、本形態のマルチキャリア通信システムでは、送信端末装置100は、送信端LCL測定部150を備えなくても良い。また、受信端末装置200は、変調方式選択部211とキャリア選択部212とを備えなくても良い。
(第3の実施の形態)
本形態の送信端末装置100と受信端末装置200とは、図2と図3とに示したものと同じである。したがって、図2と図3とを参照して、本形態の説明を行う。
まず、送信端末装置100において、送信制御部110の制御の下で、送信信号変調部130から、SN比測定信号を送出する。SN比測定信号は、例えば、第1の実施の形態で説明したものと同じものでも良い。
受信端末装置200は、このSN比測定信号を受信して、SN比測定部260において、各キャリアのSN比を測定し、その測定値を、受信制御部210に送る。
また、受信端末装置200においてLCLを測定する。すなわち、受信端LCL測定部250は、(数2)で定義されるLCL(r)を各キャリアについて測定し、その測定値を、受信制御部210に送る。
受信制御部210では、SN比測定部260が測定したSN比の測定値と、受信端LCL測定部250が測定したLCL(r)の測定値を基に、キャリア選択部212が、使用可能なキャリアを選択し、また、電力設定部213が使用可能な各キャリアの電力設定を行い、さらに、変調方式選択部211が、各キャリアの変調方式を決定する。受信制御部210は、ここで求めた使用可能なキャリアと各キャリアの電力設定値と変調方式の情報を、送信信号変調部230を介して、送信端末装置100に送る。
送信端末装置100において、送られてきた使用可能なキャリアと各キャリアの電力設定値と変調方式の情報を基に、送信信号変調部130は、送信制御部110の制御の下で、入力端子101に入力されている送信デ−タを、マルチキャリア通信として送信する。
本形態によれば、受信端末装置200でSN比とLCLの測定を行い、さらにキャリアの選択をも行うので、送信端末装置100には、例えば、選択したキャリアの番号と送信電力の設定値と変調方式を示す番号のみを送信すればよく、伝達すべきデータが少なくなり、本来のデータ通信にとってオーバーヘッドとなる処理を短時間で行うことができる。
また、受信端末装置200でLCLの測定を行うので、受信端子5に近いところで不要輻射が多い電力線伝送路において、有効なマルチキャリア通信システムを提供できる。
なお、本形態のマルチキャリア通信システムでは、送信端末装置100は、変調方式選択部111、キャリア選択部112、及び、送信端LCL測定部150を備えなくても良い。
(第4の実施の形態)
本形態の送信端末装置100と受信端末装置200とは、図2と図3とに示したものと同じである。したがって、図2と図3とを参照して、本形態の説明を行う。
本形態におけるSN比の測定プロセスは、第1の実施の形態と同様であり、説明を省略する。
本形態では、送信端末装置100と受信端末装置200とにおいてLCLを測定する。すなわち、送信端LCL測定部150は、(数1)で定義されるLCL(s)を各キャリアごとに測定し、その測定値を送信制御部110に送る。さらに、受信端LCL測定部250は、(数2)で定義されるLCL(r)を各キャリアごとに測定し、その測定値を、受信制御部210の制御の下で、送信信号変調部230から送信端末装置100に送る。
送信端末装置100においては、受信信号復調部140は、受信端末装置200から送られてきたLCL(r)のデータを受信復調して、送信制御部110に送る。
送信制御部110において、送られてきた各キャリアのSN比の測定値とLCL(s)とLCL(r)のそれぞれの測定値を基に、キャリア選択部112は、使用可能なキャリアを選択し、電力設定部113は、使用する各キャリアの送信電力を設定し、さらに、変調方式選択部111は、使用する各キャリアの変調方式を決定する。
本形態におけるキャリア選択と電力設定のプロセスは、図5に示すLCL包絡線10に、LCL(s)とLCL(r)とを加味したものである。すなわち、キャリア選択部112は、LCL(s)とLCL(r)のいずれかの測定値が、予め定められたLCL閾値を満たない周波数領域、及び/または、図6(b)に示す、SN比の測定値が予め定められたSN比閾値を満たない周波数領域を、キャリア不使用領域として決定し、それ以外の領域で使用可能なキャリアを選択する。
以上のプロセスを経て、送信信号変調部130は、送信制御部110の制御の下で、入力端子101に入力されている送信デ−タを、マルチキャリア通信として送信する。
本形態によれば、受信端末装置200が測定したSN比や、送信端末装置100および受信端末装置200が測定したLCLの測定値を用いて、送信端子4から見た電力線伝送路の平衡度、及び、受信端子5から見た電力線伝送路の平衡度とを考慮して、使用可能なキャリアを選択できる。したがって、電力線伝送路の不要輻射問題が特に厳しい条件下において、有効に動作するマルチキャリア通信システムを提供できる。
なお、本形態のマルチキャリア通信システムでは、受信端末装置200は、変調方式選択部211とキャリア選択部212とを備えなくても良い。
(第5の実施の形態)
本形態の送信端末装置100と受信端末装置200とは、図2と図3とに示したものと同じである。また、本形態のSN比の測定プロセスは、第1の実施の形態と同様であり、平衡度パラメータLCLの測定プロセスは、第1から第4の実施の形態におけるプロセスのいずれであっても良い。したがって、これらについては、説明を省略する。以下の説明は、図2と図3とを参照して行う。
本形態の主要な点は、送信制御部110または受信制御部210における使用キャリアの選択方法及び変調方法の選択方法にある。以下にその概要を、送信制御部110が、使用キャリア及び変調方法を選択する場合について、図7を用いて、説明する。
図7は、本発明の第5の実施の形態における使用キャリア選択方法の説明図である。同図において、キャリア不使用領域P1〜P8は、例えば、図6に示したように、SN比とLCLの測定データを基に、図2に示すキャリア選択部112によって決定された領域である。また、同図において、使用するキャリアC1〜C16は、説明のために、横軸を拡大して、見やすく表示している。なお、実際は、各キャリアの占有周波数帯域は、同図よりもはるかに狭く、多数のキャリアが配置される。
まず、図7に示すように、SN比とLCLの測定データから、図2に示すキャリア選択部112は、キャリア不使用領域P1〜P8を決定する。続いて、キャリア選択部112は、キャリア不使用領域P1未満の周波数領域で、キャリアC1〜C3を選択する。キャリア不使用領域P1とP2の間では、キャリアC4を選択する。キャリア不使用領域P2とP3の間では、キャリアC5とキャリアC6を選択する。以下同様に、キャリアC16まで選択する。
本形態の第1の方式では、上記のキャリア選択において、測定されたSN比とLCLの値とを考慮して、それらが良好な順に使用するキャリアを決定する。この場合、SN比とLCLの値の考慮の仕方に、適当な重荷付けを行う。例えば、LCLの値は、キャリア不使用領域の決定の時のみに考慮し、キャリア選択順序の決定時には考慮しないとしても良い。これは、SN比に対する重みを「100%」とし、LCLの値に対する重みを「0%」とすることに相当する。
この場合、キャリア選択部112は、キャリアC9、キャリアC10、キャリアC15、キャリアC14、キャリアC16、(以下省略)の順に、必要な個数だけのキャリアを選択する。
次に、変調方式選択部111は、これらの選択されたキャリアに対して、SN比から許容される多値度の最も大きい変調方式を選択する。すなわち、変調方式選択部111は、キャリアC9とキャリアC10に対しては、64QAM変調方式を選択し、キャリアC15、キャリアC14、キャリアC16、キャリアC8、及び、キャリアC7には、16QAM変調方式を選択する。以下同様である。
本形態の第1の方式によれば、使用可能な周波数帯域を最大限に有効利用した、効率の良いマルチキャリア通信システムを実現できる。
本形態の第2の方式では、上記のキャリア選択において、使用可能なキャリアの中から、キャリア周波数が高い順に使用するキャリアを決定する。この決定方法は、一般に、電力線伝送路においては、低周波領域ほどノイズが大きく、周波数が高くなるに従い、ノイズは減少するという実験的事実に基づいている。
図7に示す例では、SN比とLCLの測定データから、図2に示すキャリア選択部112は、キャリア不使用領域P1〜P8を決定する。次に、キャリア選択部112は、周波数の高い順に、キャリアC16、キャリアC15、キャリアC14、キャリアC13、(以下省略)を選択する。その後、変調方式選択部111は、これらの選択されたキャリアに対して、最も多値度の大きい変調方式を選択する。
本形態の第2の方式では、簡単なアルゴリズムで、使用するキャリアを決定できる。
本形態の第3の方式では、LCLに関する基準値である第1の基準値とSN比に関する基準値である第2の基準値を予め定めておき、測定されたLCLとSN比をこれらの基準値と比較して、次の4つの場合に分けてキャリア選択と送信電力の制御を行う。
(a)LCLが第1の基準値以上で、かつ、SN比が第2の基準値以上のキャリアは、送信電力を変更せずにそのまま使用する。
(b)LCLが第1の基準値以上で、かつ、SN比が第2の基準値未満のキャリアは、その送信電力を上げて使用するか、又は、通信から除外する。
(c)LCLが第1の基準値未満で、かつ、SN比が第2の基準値以上のキャリアは、その送信電力を下げて使用する。あるいは、
(d)LCLが第1の基準値未満で、かつ、SN比が第2の基準値未満のキャリアは、使用しない。
このように、本形態の第3の方式では、各キャリアについて、LCLとSN比の測定値を基に、不要輻射をできるだけ抑制し、かつ、SN比を最大にするようにきめ細かな制御ができる。その結果、SN比と不要輻射を考慮した環境に優しく、高信頼性のマルチキャリア通信が実現できる。
(第6の実施の形態)
図4は、本発明の第6の実施の形態によるモデム装置300のブロック図である。本形態のモデム装置300は、本発明の実施の形態1で説明した、図2の送信端末装置と図3の受信端末装置とを一体化したものである。
図4に示すように、本形態のモデム装置300は、制御部310、送信信号変調部330、受信信号復調部340、測定部350、及び、カップラ部320を備え、制御部310は、変調方式選択部311とキャリア選択部312と電力設定部313とを有し、測定部350は、LCL測定部351と、SN比測定部352を有する。
本形態のモデム装置300が、送信装置として動作する時は、制御部310は、図2の送信制御部110と同様の動作をし、測定部350は、LCL測定部351のみが動作して、図2の送信端LCL測定部150と同様の動作をする。また、受信信号復調部340は、図2の受信信号復調部140と同様の動作をする。
本形態のモデム装置300が、受信装置として動作する時は、制御部310は、図3の受信制御部210と同様の動作をし、測定部350のLCL測定部351は、図3の受信端LCL測定部250と同様の動作をし、SN比測定部352は、図3のSN比測定部260と同様な動作をする。
以上説明したように、本形態のモデム装置300は、マルチキャリア通信装置の送信端末装置及び受信端末装置として使用できる。したがって、本形態のモデム装置300は、本発明の実施の形態1から5で説明した動作と同様の動作を行うことができ、同様の特徴を有している。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施に当たっては、SN比とLCLの測定を、予め定められた時間間隔で測定し、使用可能なキャリアの選択と変調方式の選択を逐次更新することも、有効な方法である。
また、平衡度パラメータとして、(数3)で定義される縦方向伝達変換損LCL(sr)を利用することも有効である。
Figure 2007506349
LCL(sr)は、LCTL(Longitudinal Conversion Transfer Loss;縦方向伝達変換損)とも呼ばれ、送信端子4における作動モード電圧(図1に示す、Vs1−Vs2)に対する、受信端子5における平衡モード電圧(同、(Vr1+Vr2)/2)の比で与えられ、伝送路の平衡度を表現するものである。
以上説明した本発明の実施の形態では、キャリアの選択と、選択されたキャリアの送信電力の設定と、選択されたキャリアの変調方式の選択などのキャリアの制御は、個々のキャリアについて実行された。しかし、マルチキャリア通信に使用される帯域を、たとえば、1MHz単位の帯域に分割して、その帯域に含まれる複数のキャリアを、一括して制御しても良い。その結果、キャリア制御に必要なステップと時間は節減でき、簡便にして高効率なマルチキャリア通信装置が実現できる。
以上説明したように、本発明の主眼点は、電力線等の平衡通信路を伝送路とするマルチキャリア通信方式において、使用するキャリアを、伝送路のSN比だけでなく、伝送路の平衡度をも考慮して、決定するところにあるのであって、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の適用が可能である。
本発明に係わるマルチキャリア通信方法並びにマルチキャリア通信システム及びそれに用いる通信装置は、例えば、一般家庭での電力線通信等の応用分野において利用できる。
本発明におけるLCL測定法の説明図 本発明の第1の実施の形態における送信端末装置のブロック図 本発明の第1の実施の形態における受信端末装置のブロック図 本発明の第6の実施の形態によるモデム装置のブロック図 本発明のキャリア制御の決定方法の説明図(LCLとキャリアの関係) (a)本発明のキャリア制御の決定方法の説明図(LCLとキャリアの関係) (b)本発明のキャリア制御の決定方法の説明図(SN比とキャリアの関係) 本発明の第5の実施の形態における使用キャリア選択方法の説明図 従来のチャネルエスティメーション方式の説明図
符号の説明
1 第1電力線
2 第2電力線
3 対地線
4 送信端子
5 受信端子
10 LCL包絡線
20、40 SN比包絡線
51 64QAMの閾値
52 16QAMの閾値
53 QPSKの閾値
54 BPSK閾値
100 送信端末装置
110 送信制御部
111、211、311 変調方式選択部
112、212、312 キャリア選択部
113、213、313 電力設定部
120、220、320 カップラ部
130、230、330 送信信号変調部
140、240、340 受信信号復調部
150 送信端LCL測定部
200 受信端末装置
210 受信制御部
250 受信端LCL測定部
260、352 SN比測定部
300 モデム装置
350 制御部
351 LCL測定部
C1〜C34 キャリア
P1〜P8 キャリア不使用領域

Claims (35)

  1. 送信端末装置と受信端末装置とが接続される平衡通信路を用いるマルチキャリア通信方法であって、
    前記平衡通信路の平衡度が測定される測定ステップと、
    前記測定ステップにおいて測定された平衡度に基づいて、通信の態様が制御される通信態様制御ステップとを含むマルチキャリア通信方法。
  2. 送信端末装置と受信端末装置とが接続される平衡通信路を用いるマルチキャリア通信方法であって、
    前記平衡通信路の平衡度及びSN比が測定される測定ステップと、
    前記測定ステップにおいて測定された平衡度及びSN比に基づいて、通信の態様が制御される通信態様制御ステップとを含むマルチキャリア通信方法。
  3. 前記通信態様制御ステップは、前記平衡通信路の平衡度が測定される前記測定ステップにおいて測定された平衡度に基づいて、通信に使用するキャリアが選択される選択ステップを含む、請求の範囲第1項記載のマルチキャリア通信方法。
  4. 前記通信態様制御ステップは、前記平衡通信路の平衡度及びSN比が測定される前記測定ステップにおいて測定された平衡度とSN比とに基づいて、通信に使用するキャリアが選択される選択ステップを含む、請求の範囲第2項記載のマルチキャリア通信方法。
  5. 前記通信態様制御ステップは、前記平衡通信路の平衡度及びSN比が測定される前記測定ステップにおいて測定されたSN比に基づいて、SN比が所定の基準値を満たないキャリアが通信から除外される除外ステップを含む、請求の範囲4第項記載のマルチキャリア通信方法。
  6. 前記通信態様制御ステップは、
    周波数の高い順にキャリアが選択される選択ステップを含む、請求の範囲第4項記載のマルチキャリア通信方法。
  7. 前記通信態様制御ステップは、
    前記送信端末装置が、通信に使用するキャリアを選択することを許可する許可ステップを含む、請求の範囲第3項記載のマルチキャリア通信方法。
  8. 前記通信態様制御ステップは、
    前記受信端末装置が、通信に使用するキャリアを選択し、前記キャリアの選択結果を前記送信端末装置に通知することを許可する許可ステップを含む、請求の範囲第4項記載のマルチキャリア通信方法。
  9. 前記通信態様制御ステップは、
    前記平衡通信路の平衡度及びSN比が測定される前記測定ステップにおいて測定されたSN比を基に、各キャリアの変調方式が選択される選択ステップを含む、請求の範囲第4項記載のマルチキャリア通信方法。
  10. 前記平衡通信路の平衡度及びSN比が測定される前記測定ステップは、予め定められた時間間隔毎に実施され、
    前記通信態様制御ステップは、
    前記測定ステップにおいて前記平衡度と前記SN比とが測定される度に、キャリアが新たに選択される選択ステップを含む、請求の範囲第4項記載のマルチキャリア通信方法。
  11. 前記通信態様制御ステップは、
    前記平衡通信路の平衡度が測定される前記測定ステップにおいて測定された平衡度に基づいて、通信に使用するキャリアの電力が制御される制御ステップを含む、請求の範囲第1項記載のマルチキャリア通信方法。
  12. 前記通信態様制御ステップは、
    前記平衡通信路の平衡度が測定される前記測定ステップにおいて測定された平衡度が最も低いキャリアは、当該キャリアの電力を下げて使用するか、あるいは、通信から除外されるステップを含む、請求の範囲第1項記載のマルチキャリア通信方法。
  13. 前記通信態様制御ステップは、
    前記平衡通信路の平衡度及びSN比が測定される前記測定ステップにおいて測定された平衡度とSN比とに基づいて、通信に使用するキャリアの電力が制御される制御ステップを含む、請求の範囲第2項記載のマルチキャリア通信方法。
  14. 前記通信態様制御ステップは、
    前記平衡通信路の平衡度及びSN比が測定される前記測定ステップにおいて測定された平衡度とSN比とに基づいて、通信に使用するキャリアの選択とキャリアの電力制御とが行なわれるステップを含む、請求の範囲第2項記載のマルチキャリア通信方法。
  15. 前記通信態様制御ステップは、
    前記平衡通信路の平衡度及びSN比が測定される前記測定ステップにおいて測定された平衡度とSN比とを、予め定められた平衡度に関する基準値である第1の基準値とSN比に関する基準値である第2の基準値とそれぞれ比較する比較ステップを含み、
    (a)前記平衡度が前記第1の基準値以上で、かつ、前記SN比が前記第2の基準値以上のキャリアは、当該キャリアの電力を変更せずに使用され、
    (b)前記平衡度が前記第1の基準値以上で、かつ、前記SN比が前記第2の基準値未満のキャリアは、当該キャリアの電力を上げて使用されるか、又は、通信から除外され、
    (c)前記平衡度が前記第1の基準値未満で、かつ、前記SN比が前記第2の基準値以上のキャリアは、当該キャリアの電力を下げて使用され、
    (d)前記平衡度が前記第1の基準値未満で、かつ、前記SN比が前記第2の基準値未満のキャリアは、通信から除外される、請求の範囲第13項記載のマルチキャリア通信方法。
  16. 前記第1の基準値は、前記平衡通信路の不要輻射電力を基に決定され、前記第2の基準値は、変調方式に準拠した符号誤り率を基に決定される、請求の範囲第15項記載のマルチキャリア通信方法。
  17. 前記通信態様制御ステップは、キャリアの選択とキャリアの電力制御の少なくともいずれかが、帯域毎に分割された複数のキャリアについて、一括して実行される実行ステップを含む、請求の範囲第16項記載のマルチキャリア通信方法。
  18. 前記平衡通信路の平衡度が測定される前記測定ステップは、
    前記送信端末装置と前記受信端末装置の少なくともいずれかが前記平衡度を測定することを許可する許可ステップを含む、請求の範囲第1項記載のマルチキャリア通信方法。
  19. 前記平衡通信路の平衡度及びSN比が測定される前記測定ステップは、
    前記送信端末装置と前記受信端末装置の少なくともいずれかが前記平衡度を測定し、前記受信端末装置が前記SN比を測定することを許可する許可ステップを含む、請求の範囲第2項記載のマルチキャリア通信方法。
  20. 前記平衡通信路の平衡度が測定される前記測定ステップは、
    前記平衡度を表すパラメータとして、縦方向変換損と縦方向伝達変換損の少なくともいずれか一方が測定される測定ステップを含む、請求の範囲第1項記載のマルチキャリア通信方法。
  21. 平衡通信路を用いて第1のユーザ端末と第2のユーザ端末との間でマルチキャリア通信を行うマルチキャリア通信装置であって、
    通信に使用するキャリアを選択するキャリア選択部と、
    第2のユーザ端末へ変調されたキャリアを送信する送信信号変調部と、
    第2のユーザ端末からの信号を受信する受信信号復調部と、
    前記平衡通信路と接続するカップラ部とを備え、
    前記キャリア選択部は、前記平衡通信路の平衡度とSN比の少なくともいずれかに基づいて、通信に使用するキャリアを選択する、マルチキャリア通信装置。
  22. 前記キャリア選択部での選択結果を第2のユーザ端末に通知する選択結果通知部を備える、請求の範囲第21項記載のマルチキャリア通信装置。
  23. 前記平衡通信路の平衡度を測定する平衡度測定部を備える、請求の範囲第21項記載のマルチキャリア通信装置。
  24. 前記平衡通信路の平衡度を測定する平衡度測定部と、
    平衡度の測定値を第2のユーザ端末に通知する平衡度通知部とをさらに備える、請求の範囲第21項記載のマルチキャリア通信装置。
  25. 第2のユーザ端末より通知された平衡度の測定値を取得する平衡度取得部をさらに備える、請求の範囲第21項記載のマルチキャリア通信装置。
  26. 前記平衡通信路のSN比を測定するSN比測定部をさらに備える、請求の範囲第21項記載のマルチキャリア通信装置。
  27. 前記平衡通信路のSN比を測定するSN比測定部と、
    SN比の測定値を第2のユーザ端末に通知するSN比通知部とをさらに備える、請求の範囲第21項記載のマルチキャリア通信装置。
  28. 第2のユーザ端末より通知されたSN比の測定値を取得するSN比取得部をさらに備える、請求の範囲第21項記載のマルチキャリア通信装置。
  29. 第2のユーザ端末でのキャリア選択結果を取得し、第1のユーザ端末の通信に使用するキャリアを選択する選択結果取得部をさらに備える、請求の範囲第21項記載のマルチキャリア通信装置。
  30. 前記平衡通信路の平衡度とSN比とに基づいて選択された各キャリアに対して、使用する変調方式を選択する変調方式選択部をさらに備える、請求の範囲第21項記載のマルチキャリア通信装置。
  31. 前記平衡通信路の平衡度とSN比とに基づいて選択された各キャリアに対して、送信電力を設定する電力設定部をさらに備える、請求の範囲第21項記載のマルチキャリア通信装置。
  32. 前記平衡度を表すパラメータとして、縦方向変換損又は縦方向伝達変換損を使用する、請求の範囲第21項記載のマルチキャリア通信装置。
  33. 平衡通信路を用いて第1のユーザ端末と第2のユーザ端末との間でマルチキャリア通信を行うモデム装置であって、
    前記平衡通信路の、平衡度とSN比とを測定する測定部と、
    前記測定部において測定された平衡度とSN比とを基に、通信に使用するキャリアを選択するキャリア選択部と、
    前記キャリア選択部において選択されたキャリアを変調して第2のユーザ端末へ送信する送信信号変調部と、
    第2のユーザ端末からの信号を受信する受信信号復調部と、
    前記平衡通信路と接続するカップラ部とを備えるモデム装置。
  34. 平衡通信路を用いるマルチキャリア通信システムであって、
    送信端末装置と受信端末装置とが接続される前記平衡通信路の、平衡度とSN比とを測定する測定部と、
    前記測定部において測定された平衡度とSN比とを基に、通信に使用するキャリアを選択するキャリア選択部と、を備えるマルチキャリア通信システム。
  35. 前記平衡度を表すパラメータとして、縦方向変換損又は縦方向伝達変換損を使用する、請求の範囲第34項記載のマルチキャリア通信システム。
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