JP2007506049A - ハイドロダイナミックコンポーネントのためのロックアップ回路 - Google Patents
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Abstract
少なくとも1つの一次ホィール(4)と二次ホィール(5)を有し、それらが作業室(6)を形成する、ハイドロダイナミックコンポーネント(2)のためのロックアップ回路(1)であって、2つの入力(26、27)−二次ホィール(5)と結合された第1の入力(26)と一次ホィール(4)と結合された第2の入力(27)−を有し、その場合に入力(26、27)が選択的に、切替え可能なクラッチ装置を介して、第1または第2のパワールート(32、33)を形成しながら、ロックアップ回路(1)の出力(28)と結合可能であって;第2のパワールート(33)を実現するための、一次ホィール(4)と結合された、ロックアップ回路(1)の入力(27)とロックアップ回路(1)の出力(28)の間の結合が、一次ホィール(4)と二次ホィール(5)の間の相対回動不能の機械的結合から自由であって;個々のパワールート(31、33)内のロックアップ回路(1)の入力(26、27)とロックアップ回路(1)の出力(30)との間の結合に、回転数/トルク変換装置が設けられている。
【選択図】図1a
【選択図】図1a
Description
本発明は、詳細には請求項1の上位概念に基づく特徴を有する、特にトランスミッションの後段のギア段と結合するための、ハイドロダイナミックコンポーネント用のロックアップ回路に関する。
始動コンポーネントとしてのハイドロダイナミックコンポーネントは、様々なトランスミッションタイプのための多数の形態で知られている。しかしすべてに共通なのは、それらが通常トランスミッションの駆動領域全体のほんの一部にわたって有効であり、すなわちパワーを伝達することである。その場合にまさに、始動プロセスの間、ハイドロダイナミッククラッチまたはハイドロダイナミック回転数/トルクコンバータとして形成することのできる、ハイドロダイナミックコンポーネントの好ましい特性が十分に利用される。機械的パワー伝達に対してマイナスの特性が勝る場合には、ハイドロダイナミックコンポーネントはロックアップされ、すなわちパワーの流れはもはやハイドロダイナミックコンポーネントを介しては行われない。その場合にロックアップは、二次ホィールを一次ホィールに結合することによって、好ましくは相対回動不能の固定結合によって行われるが、その場合にスリップを有する形態も考えられる。その場合にロックアップするために、通常、好ましくは薄板構造で形成された、いわゆるロックアップクラッチが使用される。ハイドロダイナミックコンポーネントは、もはやパワー伝達に関与しないが、堅固な結合に基づいて一緒にスリップする。同コンポーネントは、パワーの流れから取り出される場合に、充填されたままとなるか、あるいは好ましくは空にされる。その場合に通常、ハイドロダイナミックコンポーネントのメーカーにとっては、ロックアップクラッチのための組込み空間を考慮することが必要である。さらに、ロックアップクラッチのメーカーは、ハイドロダイナミックコンポーネントの存在している条件に拘束される。その場合にエレメント全体が、いわゆる始動ユニットとして前もって完全に組み立てられて、供給される。ロックアップクラッチは、通常摩擦結合クラッチであるので、効率損失が記載される。さらに、ロックアップクラッチは摩擦を有する構成部品であって、所定の駆動時間後には交換されなければならず、過負荷を規則的に回避するために、具体的な駆動方法に関して寸法設計されなければならない。
トランスミッション構成ユニット、特に始動部材とそれに対応づけられたロックアップクラッチとを有するオートマチックトランスミッションおよび、始動部材とロックアップクラッチの後段に配置された、少なくとも1つのギア段を特徴とする、回転数/トルクコンバータユニットは、多数の形態で以前から知られている。これに関して、たとえば下記の特許文献1乃至5が、参照するように指示される。
特許文献2からは、ハイドロダイナミックトランスミッションを有する自動車用のトランスミッションが知られており、それはメイン軸列とサブ軸列を有する多段の平歯車トランスミッションと一体化されており、その場合にハイドロダイナミックトランスミッションの一次ホィールが、トランスミッションの前段に接続された歯車減速ギアの駆動ピニオンと結合され、タービンホィールがトランスミッションの前段に接続された他の歯車減速ギアの駆動ピニオンと結合されており、その場合にポンプホィールによって駆動される減速ギア内の変速比はタービンホィールによって駆動される減速ギア内の変速比とは異なる。その場合にタービンホィールは、フリーホィールを介して、それと結合された減速ギアと結合されている。減速ギアの形式の個々の回転数/トルク変換装置のパワー伝達は、他の減速ギアを介してトランスミッション出力へ行われ、そのトランスミッション出力はトランスミッション入力軸に対して同軸に配置されている。その場合にハイドロダイナミック回転数/トランスミッションコンバータは、常に力の流れ内に位置しているが、それがまさにこの種のトランスミッション構成ユニットのメイン作業領域に関して、効率についてネガティブに作用し、さらに、中間に接続されているフリーホィールに基づいて駆動機械への推進モーメント伝達の可能性は与えられていない。パワー伝達は、該当する減速ギアを介して行われ、その場合にそれぞれ所望の段階と伝達すべき所望のパワーに従って、それに応じたギア段が設けられる。さらに、この種のトランスミッションにおいては、可能なギア段の数が予め定められているので、それぞれの拡張はトランスミッションへ付加的なギア段を収容することをもたらす。その結果、軸方向の組込み長さが著しく延長される。組込み大きさを半径方向に変化させる、他の修正も同様に考えられるが、極めて煩雑である。
FR2719355
DE949990
DE972489
US3442155
DE960529
従って本発明の課題は、ハイドロダイナミックコンポーネントの構造的条件に拘束されず、さらに少なくとも1つの回転数/トルク変換装置、特に個々のギア段との組み合わせにおいて好ましい特性を有する、ハイドロダイナミックコンポーネント、特にハイドロダイナミッククラッチをロックアップする可能性を提供することである。その場合に、後段に配置されている切替え段との組み合わせにおいて、必要な場合にすべてのギア段をそれぞれ始動部材を介して、あるいはまた始動部材を迂回して走行させる可能性が、保証されなければならない。
本発明に基づく解決は、請求項1の特徴によって表されている。好ましい形態が、従属請求項に記載されている。
本発明によれば、駆動装置と結合可能、好ましくは結合されている一次ホィールと、少なくとも1つの回転数/トルク変換装置と結合可能な二次ホィールとを有する、ハイドロダイナミックコンポーネントに、2つの入力と少なくとも1つの出力とを有するロックアップ回路が対応づけられている。その場合に個々の入力と出力との間の結合を介して、2つのパワールートが実現される。そのためにロックアップ回路の第1の入力は、二次ホィールと相対回動不能に結合されており、第2の入力は一次ホィールと相対回動不能に結合されている。その場合に第1のパワールートは、入力と出力との間の結合によって特徴づけられ、ハイドロダイナミックコンポーネントを介してのパワー伝達に用いられる。第2のパワールートは、一次ホィールとロックアップ回路の出力との間の結合によって特徴づけられ、その場合にハイドロダイナミックコンポーネントはパワーの流れにおいて迂回される。選択的に第1または第2のパワールートを出力ないしはそれと結合可能な回転数/トルク変換装置に結合するために、少なくとも1つの切替え可能なクラッチ装置が設けられている。クラッチ装置は、一方で、2つのパワールートに共通に対応づけられた、少なくとも2つの切替え位置を特徴とするクラッチを有し、その場合に第1の切替え位置において第1の入力が出力と少なくとも間接的に相対回動不能に結合され、第2の切替え位置においては第2の入力が出力と結合されており、その場合にこの切替え位置においてハイドロダイナミックコンポーネントは、一次ホィールと二次ホィールの間の相対回動不能な結合から自由である。これは、詳細には、ハイドロダイナミックコンポーネントがパワーの流れから除去されて、少なくとも二次ホィールは機械的にパワーが伝達される場合にもはや一緒に回転する必要はなく、すなわちもはや強制結合されていないことを意味している。また各パワールートに、切替え可能なクラッチを対応づけることも考えられ、すなわち、切替え可能なクラッチ装置は2つのクラッチを有している。従ってハイドロダイナミックコンポーネントのロックアップ自体は、直接行われるだけでなく、力の流れにおいてその後段に配置された任意の箇所で行うことができる。従って、ハイドロダイナミックコンポーネントが別体の構成ユニットとして形成されている場合には、ロックアップをトランスミッション内へ移動させることも、可能である。
この機能方法を実現するために、ロックアップ回路は、二次ホィールと相対回動不能に結合された第1の減速ギアおよび一次ホィールと相対回動不能に結合された第2の減速ギアを有している。減速ギアは、回転数/トルク変換装置とも称することができ、互いに対して偏心して配置された軸または他の回転する部材を接続するために用いられる。2つの減速ギアは、選択的に切替え可能なクラッチ装置を介してロックアップ回路の出力と結合可能であり、2つの減速ギアに共通に対応づけられた切替え可能なクラッチを有するか、あるいは2つ、すなわち各減速ギアに別々に対応づけられた、別々に、あるいは共通に駆動可能なクラッチを有している。ロックアップ回路の入力と出力が同軸に配置されている場合、あるいは2つの減速ギアの出力に対して偏心して配置されている場合に、接続は、他の第3の減速ギアを介して行われる。その場合に出力に、種々のギア段階を実現する回転数/トルク変換装置が結合可能であって、その場合に第3の減速ギアの減速ギア変速比は、同様にギア段変速比としても利用することができる。好ましくはこの場合に、第3の減速ギアは、クラッチを有する第2のクラッチ装置を介して出力から分離可能である。しかし、ロックアップ回路の出力が、ロックアップ回路の回転数/トルク変換装置と結合されたカウンターシャフトによって直接形成されている場合には、このカウンターシャフトないしそれと相対回動不能に結合できる他の第3の減速ギアを介して異なるギア段階を実現することができる。そのために、切替え可能なクラッチ装置は、第1と第2の減速ギアの間において、ハイドロダイナミックコンポーネントとロックアップ回路の組合わせの入力を通る理論的な軸線に対して同軸または平行ないし偏心して配置されており、その場合に組合わせの入力は、一次ホィールによって、ないしは少なくとも間接的に、ロックアップ回路の第2の入力によって形成される。切替え可能なクラッチは、入力に対して平行に配置されているカウンターシャフトを2つの減速ギア−第1の減速ギアおよび第2の減速ギア−と、そしてカウンターシャフトを介して後段に配置されている切替え段階と結合するために用いられ、その場合にロックアップ回路の出力は、カウンターシャフトによって直接形成されて、その場合に後続のギア段が好ましくは本来のトランスミッション出力と結合可能な、異なる変速比を有する他の第3の減速ギアによって形成されるか、あるいはまた、後段のギア段への接続が常に、分離できない減速ギアの形式の他の変速を介して実現され、それが出力と相対回動不能に結合されている。前者の場合には、大体において、選択的にカウンターシャフトと結合可能な多数の第3の減速ギアが設けられて、それが異なる変速比を実現する。他の場合には、第3の減速ギアは、たとえばプラネット構造において、任意にギア段を形成するトランスミッションユニットの入力軸へのフィードバックに用いられる。純粋に機械的なパワー伝達が望ましい場合には、ロックアップ回路によって、一次ホィールと二次ホィールとの間の相対回動不能の結合から自由な、ハイドロダイナミックコンポーネントの迂回が可能にされる。この場合において、二次ホィールは自由に一緒に回転し、回転する部材あるいは位置固定の部材に対する支持から自由である。その場合にこれは、ハイドロダイナミックコンポーネントが充填されている場合に、行われる。その場合にロックアップ、すなわちハイドロダイナミックパワールートの迂回は、第1または第2の減速ギアを介して一方ないし両方のパワールートを変更ないし交代させることによって行われる。
第1と第2の減速ギアは、互いに対して同軸かつ平行に配置されている。その場合に、ロックアップ回路とハイドロダイナミックコンポーネントからなるアッセンブリの入力とその出力の間の、軸方向に見た一次ホィールと二次ホィールの配置に従って、第1と第2の減速ギアの配置は、軸方向に互いに並んでいる。その場合にアッセンブリの入力は、一次ホィールないしそれと相対回動不能に結合された部材ないしロックアップ回路の第1の入力によって形成される。ハイドロダイナミックコンポーネントとロックアップ回路からなるアッセンブリの出力は、ロックアップ回路の出力によって形成される。これは、後段に配置された回転数/トルク変換装置と結合するために用いられる。一次ホィールが軸方向において二次ホィールの前に配置されている場合に、第1の減速ギアの配置は、第2の減速ギアの前に行われる。他の可能性も、考えられる。減速ギアの設計に関して、多数の可能性がある。好ましくは減速ギアは、単純な平歯車セットとして形成されている。その場合にこれは、それぞれ2つの互いに噛合する平歯車を有しており、その場合にそれぞれ第1の平歯車が第2の平歯車と、ないしは第2の減速ギアのために一次ホィールと、相対回動不能に結合されており、それぞれこれと噛合する第2の平歯車は第1の切替え可能なクラッチを介して相対回動不能にカウンターシャフトと結合可能である。これは、カウンターシャフトと相対回動不能に結合可能な第3の減速ギアについても当てはまり、その第3の減速ギアは出力と相対回動不能に結合可能であり、あるいは結合されている。
第1と第2の減速ギアの変速比は、もっとも簡単な場合においては同一である。しかし、切替え可能なクラッチが形状結合のクラッチとして形成されている場合には、ロックアップを実現するためには、第1のクラッチ装置の1つまたは複数のクラッチを、減速ギアとカウンターシャフトとの相対回動不能の結合を可能にする位置へ移動させるために、第1と第2の減速ギアの2つの出力の間の回転数同一が必要である。そのために、ハイドロダイナミックコンポーネントとロックアップ回路からなるアッセンブリの入力と結合可能な駆動機械の回転数が、通常、減少され、好ましくは制御される。しかし、特に好ましい形態によれば、駆動機械のこの種の駆動は、2つの減速ギア、第1および第2の減速ギアの設計が次のように、すなわち一次ホィールと相対回動不能に結合されている第2の減速ギアのために、ハイドロダイナミッククラッチのスリップを考慮する変速比が選択されるように、行われる場合には、省くことができる。その場合には、一次ホィールと二次ホィールの間の所定の予め定められた許容される回転数差によって特徴づけられる、所定の予め定められたスリップ値が基礎とされる。第2の減速ギアの寸法決めは、次のように行われる:二次ホィールおよびそれと結合された第1の減速ギアに対する回転数差が、2つの減速ギアの2つの出力が同一の回転数で回転し、従って必要な回転数同一が存在することによって補償され、それによって同期切替え可能なクラッチにおいてパワーの流れルートが交代される。減速ギアの出力の異なる変速比によって生じる等しい回転数に基づいて、この状態において問題なく第1と第2の減速ギアの間の切替えを行うことができる。従って歯数、直径および噛合を定めるパラメータに関する平歯車の寸法決め、特に設計は、ロックアップが行われるべき、所定の予め定められた回転数差の関数である。
ロックアップ機能を実現するために、絶対的に必要なのは、2つのパワールートに対応づけられた少なくとも1つの切替え可能なクラッチ装置であって、それは、2つの減速ギア(第1と第2)に共通に対応づけられた、2つの減速ギア間に配置されて、選択的に第1の減速ギアとカウンターシャフトとの、あるいは第2の減速ギアとカウンターシャフトとの結合に用いられる、切替え可能なクラッチか、あるいは各減速ギアに別々に対応づけられたクラッチを有している。その場合に最も簡単なケースにおいては、2つの減速ギアに共通に交互に利用可能な、切替え可能なクラッチが対応づけられる。しかしまた、減速ギアないしパワールートの各々に、個々に駆動可能な、専用の切替え可能なクラッチが対応づけられることも考えられるが、その場合には操作は、互いに調和されなければならない。その場合にクラッチは、始動部材に対して同軸に配置することも、あるいはそれに対して偏心して配置することもできる。その場合に配置は、個々のパワールートのパワールート内の任意の箇所で行うことができ、すなわち配置は、カウンターシャフトに対して同軸でも偏心して行うこともできる。その場合に理論的には、パワールートにそれぞれ切替え可能なクラッチを対応づける場合に、2つのパワールート内の異なる位置に配置する可能性が存在する。
減速ギアによって、付加的に、後続のトランスミッション入力に対する変速も実現される。これは、減速ギア−第1と第2の減速ギアと場合によっては第3の減速ギア−内の変速比の大きさに依存する。しかし、ハイドロダイナミックコンポーネントとロックアップ回路とからなるアッセンブリの入力と、後段の回転数/トルク変換装置の入力と結合可能な、その出力との間に直接の堅固な結合も形成するために、さらに他の切替え可能なクラッチが設けられており、そのクラッチは、後段に配置された切替え段の入力を第3の減速ギアを介して結合する場合に、第3の減速ギアを選択的にカウンターシャフトと結合し、あるいは結合せず、一次ホィールおよび二次ホィールと結合された2つの減速ギアと第3の減速ギアの間に配置されている切替え可能なクラッチと第3の減速ギアをある機能状態において互いに相対回動不能に結合する。このクラッチは、ここでは第3のクラッチと称される。第3の減速ギアが、ギア段変速装置として形成され、すなわちロックアップ回路の出力がカウンターシャフトによって形成される場合に、この付加的な、第3の減速ギアを分離するための第3のクラッチの機能は、すでに、それぞれ初めから第3の減速ギアに対応づけられた個々のクラッチによって引き受けられる。第3のクラッチは、ロックアップ回路の入力と出力の間の直接的な相対回動不能の結合を可能にし、その場合にこれは、アッセンブリの、しかし少なくともハイドロダイナミックコンポーネントの、入力と出力に対して同軸に行われる。その場合に直接的な結合は、好ましくはパワールートの外部で行われる。この配置によって、ハイドロダイナミックコンポーネントとロックアップ回路とからなるアッセンブリの入力と出力との間の一貫駆動を実現することができ、その場合に後続のトランスミッション段と結合する場合には、変速比1:1を有するダイレクトドライブが話題になる。その場合にパワーの流れは、直接入力と出力との間で行われ、他の伝達部材を介しては行われない。この切替え位置は、ダイレクトドライブにおける一貫駆動のために選択され、その場合にロックアップ回路の入力とカウンターシャフトとの、そしてカウンターシャフトとロックアップ回路の出力との結合を実現する2つのクラッチ、切替え可能なクラッチと第2の切替え可能なクラッチは、この機能状態においては開放されており、従ってカウンターシャフトは入力または出力から分離される。この場合において、パワー伝達はダイレクトドライブにおいて最適な効率で実現される。第3のクラッチを切り替えることができるようにするために、同様に、好ましくは駆動機械回転数を減少させることによって、入力と出力の間で回転数の一致が行われる。
特に好ましい形態によれば、さらに、二次ホィールにブレーキ装置が対応づけられている。これは、多様な形式で形成することができる。その場合にこれは、二次ホィールの制動あるいは好ましくは固定に用いられ、その場合に機械的なパワー伝達においては、ハイドロダイナミッククラッチは充填される場合にハイドロダイナミックリターダとして機能し、出力は第3と第2の減速ギアを介して、あるいは一次ホィールとダイレクトに結合されている場合に、ステータとして機能する二次ホィールに支持される。
本発明によれば、磨耗を減少させるために、切替え可能なクラッチとして好ましくは同期切替え可能な、形状結合のクラッチが使用され、その場合にクラッチは、ここでも好ましくはジョウクラッチとして形成されている。力結合のクラッチを有する形態も、同様に考えられる。
ロックアップ回路をハイドロダイナミックコンポーネントと組み合わせる場合に、それによって形成されるアッセンブリの入力と出力は、
a)互いに対して同軸、または
b)平行に配置されている。
a)互いに対して同軸、または
b)平行に配置されている。
好ましくはロックアップ回路を簡単かつ場所をとらないように構成する理由から、配置は同軸で行われる。その場合にロックアップ回路とハイドロダイナミックコンポーネントは、構造的なユニットとして、あるいは別々の構成ユニットとして形成することができる。後者の場合には、ロックアップ回路は、その後段に配置された回転数/トルク変換装置と共に、構造的なユニットにまとめることができる。この場合には、ハイドロダイナミックコンポーネントの形成は、回転数/トルク変換装置を有するトランスミッションからほぼ独立している。
その場合にハイドロダイナミックコンポーネントは、ハイドロダイナミッククラッチとして、案内ホィールまたはハイドロダイナミック回転数/トルクコンバータから自由に形成することができる。後者は、付加的に少なくとも1つの案内ホィールを有している。
特に好ましい展開によれば、第1と第2の減速ギアの2つの出力間の所望のロックアップにおける回転数一致の実現は、個々の減速ギアの寸法決めをする際に、スリップを考慮して、すなわち特にロックアップが望まれる状態のための一次ホィールとハイドロダイナミックコンポーネントの二次ホィールとの間の回転数差を考慮して、行われる。そのために、ハイドロダイナミックコンポーネントにおける所定の予め定められたスリップ値が基礎とされ、そのスリップ値は自由に選択することができ、あるいはまた、効率に関してまだ最適な駆動が許される、ハイドロダイナミックコンポーネントの出力特徴によって特徴づけられ(たとえば約20%)、かつ一次ホィールと二次ホィールの間の所定の予め定められた回転数差によって特徴づけられる。この回転数差は、2つの減速ギアを設計する時に考慮されるので、出力、特にハイドロダイナミックコンポーネントに対して平行ないし偏心して配置されたカウンターシャフトと結合可能な歯車における回転数差が考慮されている。その場合に互いに噛合する個々の平歯車の、その寸法、歯数および/または歯形に関する寸法決めと設計は、一次ホィールと二次ホィールの回転数差np−nTの関数として得られる。それによって、第1のパワールートを介してパワー伝達する場合、すなわちハイドロダイナミックパワー伝達の場合に、ハイドロダイナミックコンポーネント、特にハイドロダイナミッククラッチにおける所定のスリップ値を生成する場合に付加的な措置なしで、この差が存在する場合にロックアップを行うことが、切替え可能なクラッチを切替え位置へ移動させることによって可能であって、その切替え位置は、一次ホィールと結合された第2の減速ギアをカウンターシャフトと結合し、それによって一次ホィールと結合された、ロックアップ回路の入力ないし一次ホィールおよびそれに伴ってそれと結合された駆動機械と、ロックアップ回路の出力との間の一貫駆動を、少なくともハイドロダイナミックコンポーネントの回転軸に対して少なくとも部分的に平行な減速ギアを介して可能にする。
個々の平歯車の、歯数、直径および/または噛合を定めるパラメータに関する寸法決め、特に設計は、ロックアップが行われるべき回転数差の関数として定められる。スリップを考慮した変速比への具体的な変換に関して、様々な可能性が考えられる。これは、たとえば、直径、特に外側直径、ルート直径あるいは中央の直径が変化しない場合に個々の歯車のピッチの変更のみによって行うことができ、その場合に大体において歯幅が変化する。他の可能性は、平歯車の歯切りを特徴づける多数の、好ましくはすべてのパラメータを然るべく適合させ、あるいは変更することにある。しかしその場合に好ましくは、常に、最適な効率の他にわずかな構造的修正のみで十分であり、標準化された構成部品を使用することのできる解決が選択される。その場合に詳細には、二次ホィールと相対回動不能に結合されて、切替え可能なクラッチを介してロックアップ回路の出力と結合すべき部材の回転数が、一次ホィールないしそれと相対回動不能に結合されて、切替え可能なクラッチを介して出力と結合された部材の回転数に対する回転数差の高さに減少される。
第1と第2の減速ギアは、互いに対して同軸かつ平行に配置されている。その場合にロックアップ回路とハイドロダイナミックコンポーネントからなるアッセンブリの入力とその出力との間の、軸方向に見た一次ホィールと二次ホィールの配置に従って、第1と第2の減速ギアの配置は、軸方向に互いに並べて行われる。その場合にアッセンブリの入力は、一次ホィールないしそれと相対回動不能に結合された部材ないしロックアップ回路の第1の入力によって形成される。ハイドロダイナミックコンポーネントとロックアップ回路から形成可能なアッセンブリの出力は、ロックアップ回路の出力によって形成される。これは、後段に配置された回転数/トルク変換装置と結合するために用いられる。一次ホィールを軸方向において二次ホィールの前に配置する場合には、第1の減速ギアの配置は第2の減速ギアの前で行われる。他の可能性も考えられる。減速ギアの構成に関して、多数の可能性がある。好ましくは、減速ギアは、単純な平歯車セットとして形成されている。その場合にこれは、それぞれ2つの互いに噛合する平歯車を有しており、その場合にそれぞれ第1の平歯車が相対回動不能に二次ホィールと、ないしは第2の減速ギアのために一次ホィールと相対回動不能に結合されており、それぞれそれと噛合する第2の平歯車は、第1の切替え可能なクラッチを介してカウンターシャフトと相対回動不能に結合可能である。これは、カウンターシャフトと相対回動不能に結合された、あるいは好ましくは相対回動不能に結合可能な、ロックアップ回路の出力Aと相対回動不能に結合可能あるいは結合されている、第3の減速ギアについて、ないしは、ロックアップ回路の出力がカウンターシャフトによって形成されている場合には、後段に配置することのできるトランスミッションのギア段を表す個々の減速ギアについても、当てはまる。
特に好ましい形態によれば、二次ホィールとロックアップ回路の減速ギアとの間に、フリーホィールが設けられている。これは、さらに、始動部材の入力と出力の間のパワーの流れ方向に見て、二次ホィールへのブレーキ装置の結合の後段に接続されている。このフリーホィールを介して、山道保持機能を実現し、さらにハイドロダイナミッククラッチが充填されている場合に、ブレーキ装置と協働してそれをドライブトレインから分離することを実現することが可能である。
以下、本発明の解決を、図を用いて説明する。
図1aは、本発明に基づいて形成された、ハイドロダイナミックコンポーネント2に対応づけられたロックアップ回路1の基本原理と基本構造を簡略化した表示で概略的に示している。両者は、互いに組み合わされてアッセンブリ25を形成する。その場合にハイドロダイナミックコンポーネント2は、図示の場合においてはハイドロダイナミッククラッチ3として形成されている。これは、ここに示唆される駆動装置31と少なくとも間接的に相対回動不能に結合可能な少なくとも1つの一次ホィール4および、駆動装置と少なくとも間接的に相対回動不能に結合可能な二次ホィール5を有している。その場合に一次ホィール4は、アッセンブリ25の入力29を形成する。二次ホィール5は、少なくとも間接的にアッセンブリ25の出力30と結合可能である。この結合は、ロックアップ回路1を介して行われる。しかし、入力29と出力30は、必ずしも同軸に配置されるものではない。その場合に一次ホィール4と二次ホィール5は、互いに駆動手段で充填可能な作業室6を形成する。ロックアップ配置1は、本発明によれば、2つの入力、すなわち二次ホィール5と少なくとも直接、すなわち直接あるいは他の部材を介して相対回動不能に結合されている第1の入力26と、少なくとも間接的に、すなわち直接または他の部材を介して一次ホィール4と結合されている第2の入力27を有している。さらに、出力28が設けられており、それがアッセンブリ25の出力を形成している。その場合に各入力26または27は、伝達部材を介して選択的に出力28と結合可能である。それによって2つのパワールート、第1のパワールート32と第2のパワールート33が形成される。第1のパワールートは、パワーをハイドロダイナミックルートでのみ伝達することを特徴としている。第2のパワールートは、純粋に機械的パワー伝達を特徴としている。結合は選択的に行われ、すなわちそれぞれ一方の入力のみが出力28と結合される。そのために、ロックアップ回路1は、2つの減速ギア、第1の減速ギア7と第2の減速ギア8を有している。その場合に第1の減速ギア7は、相対回動不能に二次ホィール5と結合されている。第2の減速ギア8は、相対回動不能に一次ホィール4と結合されている。その場合に結合は、少なくとも間接的に、すなわち直接、あるいはそれと相対回動不能に結合された他の部材を介して、該当するコンポーネントと結合される。
本発明によれば、さらに、第1の減速ギア7と第2の減速ギア8の間に配置された、切替え可能なクラッチ18が設けられており、それが選択的に第1の減速ギア7と、あるいは第2の減速ギア8と、第3の減速ギア9を介して結合されたカウンターシャフト10との結合を可能にする。その場合に個々の減速ギア、第1の減速ギア7、第2の減速ギア8および第3の減速ギア9は、好ましくは平歯車セットとして形成されている。これらは、第1の減速ギア7については符号11で、第2の減速ギア8については符号12で、そして第3の減速ギア9については符号13で示されている。その場合に第1の減速ギア7と第2の減速ギア8の平歯車セット11と12のピニオン14と15は、それぞれ一次ホィール4ないし二次ホィール5と、上述したように相対回動不能に結合されている。その場合にこれらと結合可能な、第1の減速ギア7の平歯車セット11のための平歯車16と第2の減速ギア8の平歯車セット12の平歯車17は、選択的に切替え可能なクラッチ18を介してカウンターシャフト10と結合可能である。その場合に切替え可能なクラッチ18は、入力29ないし一次ホィール4または二次ホィール5に対して平行に配置されている。その場合にカウンターシャフト10は、中実軸または中空軸として形成することができる。これは、入力29ないし出力28間の理論的な軸線に対して、ないしはハイドロダイナミッククラッチ3に対して平行に配置されている。その場合にこれは、第1の実施形態によれば、第3の減速ギア9の平歯車セット13の平歯車21と相対回動不能に結合されている。この平歯車19と噛合する、第3の減速ギア9の平歯車21が、出力28、特にこの出力によって形成される軸20と相対回動不能に結合されている。従って図示の例においては、ハイドロダイナミックコンポーネント2、特にハイドロダイナミッククラッチ3を介してのパワーの流れを迂回するために設けられている、切替え可能なクラッチ18は、ハイドロダイナミッククラッチ3に対して同軸ではなく、平行ないし偏心して配置されている。
ハイドロダイナミックパワー伝達と機械的パワー伝達の間で、パワーの流れの切替えを実現することは、2つの減速ギア−第1の減速ギア7と第2の減速ギア8−を用いて切替え可能なクラッチ18を介して行われ、その場合にパワーの流れは切替え可能なクラッチ18の切替え位置に応じて、出力28から第1の減速ギア7を介して、あるいは第2の減速ギア8を介して行われ、両方の場合において第3の減速ギア9を介して入力29に対して同軸に配置された出力28へ案内される。他の、考えられるが、ここには図示されていない可能性は、各パワールートに、すなわち各減速ギアに専用の切替え可能なクラッチを対応づけることにある。その場合には配置は、始動部材に対して同軸または偏心して行われ、かつパワールート内に任意に配置することができ、すなわち減速ギアを形成する回転数/トルク変換装置の部材に対応づけることができる。従来の形態においては、一次ホィール4と二次ホィールの間の相対回動不能の結合の実現によって形成される、ロックアップ機能は、本発明によれば、2つのルートを介してのパワーの流れによって実現され、その場合にこの解決は、一次ホィール4と二次ホィール5の間の相対回動不能の結合から自由である。その場合に始動の状態において、切替え可能なクラッチ18は、図1bに示す機能位置I18にあって、この機能位置においてクラッチは、第1の減速ギア7の平歯車セット11の平歯車16とカウンターシャフト10との間の相対回動不能の結合を実現する。
その場合にパワーの流れは、トラクション駆動で考えて、駆動装置31と従動装置の間で入力29からこの機能状態において駆動手段を充填されたハイドロダイナミックコンポーネント2、特にハイドロダイナミッククラッチ3を介して、二次ホィール5と相対回動不能に結合された、第1の減速ギア7のピニオン14、これと噛合する平歯車16からカウンターシャフト10へ、そしてそこから第3の減速ギア9、特に平歯車21および出力28と結合された平歯車19からこの出力ないしはそれを形成する軸20へ、あるいは出力と相対回動不能に結合された他の部材へと行われる。純粋に機械的な駆動への切替えは、クラッチ18の切替えによって、特に切替え位置II18の実現によって行われ、その切替え位置において第2の減速ギア8がカウンターシャフト10と、そしてそれに伴って減速ギア9と相対回動不能に結合される。パワーの流れは、ここでもトラクション駆動において考えて、入力29から出力30の方向へ、一次ホィール4と相対回動不能に結合された第2の減速ギア8、特にピニオン15を介して平歯車17、カウンターシャフト10、平歯車19、21そしてそこから、これと相対回動不能に結合された軸、ないしそれと相対回動不能に結合された他の部材へと行われる。このパワーの流れが、図1cに示されている。ハイドロダイナミッククラッチは、この状態においてパワーの流れから外されて、一次ホィール4のみが一緒にスリップする。二次ホィール5は、完全に分離されている。従ってクラッチ3は、充填されたままであることができる。
図1dに示すブレーキ駆動のためには、ハイドロダイナミックコンポーネント2、特にハイドロダイナミッククラッチ3が、ハイドロダイナミックリターダとして利用される。そのために、二次ホィール5内にブレーキ装置22が設けられており、そのブレーキ装置は多様な形態で形成することができる。ブレーキ装置は、二次ホィール5を固定するために用いられる。これは、図1cに示す機械的駆動方法に当てはまり、すなわちこの場合にはパワーの流れは出力28ないし30から第3の減速ギア9と第2の減速ギア8を介して一次ホィール4へ行われ、その一次ホィールはこの機能状態においてはロータとして機能する。二次ホィール5は、この機能状態においてステータとして形成されている。従って従動装置Aは、2つの減速ギア、第3の減速ギア9と第2の減速ギア8およびそれと相対回動不能に結合されている一次ホィール4を介してステータに支持され、そのステータは二次ホィール5によって形成される。
減速ギア、特に減速ギア7、8および9を介してのパワーの流れは、ハイドロダイナミッククラッチ3がトランスミッションの個々のギア段を有するロックアップ配置1と結合された場合に、個々のギア段の減速を可能にする。それぞれ減速ギア内の変速比の設計に応じて異なる変速比を考慮することができるが、通常望まれる1:1の変速比においても減速ギア7、8を介してパワー伝達されるために、効率の低下が考慮される。この場合において入力29とアッセンブリ25の出力30ないし一次ホィール4またはロックアップ回路1の入力27の間の堅固な結合を得るために、本発明によれば、図2aの特に好ましい形態に示すように、第2と第3の減速ギア8と9の間に他の第3のクラッチ24が配置されており、そのクラッチは切替え可能であって、かつハイドロダイナミッククラッチ3と入力29およびアッセンブリ25の出力30ないしロックアップ配置1の入力26、27および出力28に対して同軸である。その場合にこの第3のクラッチ24は、他の回転数/トルク変換装置を介しての案内から自由に、入力29から出力30ないし入力26、27から出力28への直接の機械的駆動を可能にする。その場合に入力29における回転数とトルクは、クラッチ24が接続されている場合に、出力におけるそれに相当する。この形態において、さらに、カウンターシャフト10から第3の減速ギア9を分離するために、他の第2の切替え可能なクラッチ23が設けられている。これは、第3の減速ギア9をカウンターシャフト10と、特に平歯車21を軸10と選択的に結合するために用いられる。図1aから1dおよび図2aに示すすべての形態において、切替え可能なクラッチ、特に切替え可能なクラッチ18と23および24は、好ましくは形状結合で同期して切替え可能なクラッチとして、好ましくはジョウクラッチの形式で形成されている。特に力結合のクラッチの形式の、他の形態も、同様に考えられる。
しかしこれは、スリップをもって作用し、それによってシステム全体の効率が減少される。従って本発明によれば、好ましくは形状結合の、同期切替え可能なクラッチが使用される。
図2bは、図2aに示す形態について、始動プロセスの間の、すなわちハイドロダイナミック駆動における、ハイドロダイナミックコンポーネント2のパワーの流れを示している。ハイドロダイナミック駆動において、ハイドロダイナミックコンポーネント2は駆動手段を充填される。パワーの流れは、ハイドロダイナミックコンポーネント2、特にハイドロダイナミッククラッチ3を介して行われる。第1の切替え可能なクラッチ18は、切替え位置I18にあり、すなわちこの位置は第1の減速ギア7、特に平歯車16とカウンターシャフト10との間の相対回動不能の結合を実現する。第2の減速ギア8は、カウンターシャフト10から分離されている。第2のクラッチ23は、同様にこの第1の切替え位置I23にあって、その中ではカウンターシャフト10との相対回動不能の結合が実現される。第3の切替え可能なクラッチ24は、第2の切替え位置II24にあって、すなわち外され、ないしは開放されている。その場合にパワーの流れは、入力29から一次ホィール4、二次ホィール5から第1の減速ギア7、特にピニオン14、平歯車16からカウンターシャフト10、第3の減速ギア9、特に平歯車21および軸20と相対回動不能に結合された平歯車19へ行われる。ハイドロダイナミックコンポーネント2、特にハイドロダイナミッククラッチ3の切替えないしロックアップは、パワールートの切替えによって、特に第1の切替え可能なクラッチ18の切替えによって行われ、その場合にクラッチは図2cに示す切替え位置III18へ移動され、その切替え位置が第2の減速ギア8とカウンターシャフト10の間の相対回動不能の結合を可能にする。その場合に第1の減速ギア7は、カウンターシャフト10から分離されている。第2のクラッチ23は、その第1の切替え位置I23に留まり、すなわち第3の減速ギア9とカウンターシャフト10の間の相対回動不能の結合が実現される。その場合に切替えは、減速ギア7と8の平歯車16と17の間の回転数一致を得るために、入力29ないしロックアップ回路の入力27、特にそれと相対回動不能に結合された駆動機械およびスリップを伝達するハイドロダイナミッククラッチ3における回転数を所望に撤回することによって行われる。第1の切替え可能なクラッチ18の切替え位置III18において得られる、ハイドロダイナミックコンポーネント2、特にハイドロダイナミッククラッチ3を迂回するパワーの流が、図2cに示されている。この駆動状態においても、第1と第2のクラッチ18、23のみが操作され、第3のクラッチ24は切替え位置II24においては開放されている。従ってパワーの流れは直接ではなく、減速ギア8と9およびそれに伴ってハイドロダイナミックコンポーネント2の回転軸とロックアップ回路1の出力28との間の接続軸に対して平行に行われる。
従って図2dは、第3のクラッチ24を利用して可能な、入力29とアッセンブリ25の出力30ないしロックアップ回路1の入力26および27と出力28の間の1:1の変速比を有するパワー伝達を示している。その場合に切替え可能なクラッチ24は閉成されており、すなわち第1の切替え位置I24にあって、その切替え位置は入力27、特に第2の減速ギア8を第3の減速ギア9と、特にピニオン15を平歯車19と相対回動不能に結合する。第1の切替え可能なクラッチ18と第2の切替え可能なクラッチ23は、この機能状態においては開放しており、すなわち切替え位置II18ないしII23にある。その場合にパワー伝達は、回転数/トルク変換装置を介しての伝達から自由に、入力29とアッセンブリ25の出力30との間で同軸に行われる。入力29は、出力30と堅固に結合されている。
それに対して図2eは、いわゆるダイレクトギア段における、すなわち入力29から出力30へパワーが伝達される場合の、ブレーキ駆動の実現を示している。ここでも第3のクラッチ24は閉成されており、他の2つのクラッチ18と23は開放されており、従って個々の減速ギア7、8および9は、ロックアップ回路1の出力30ないし28から分離されている。その場合に出力30ないし28およびそれと結合されている回転数/トルク変換装置は、この機能状態において、一次ホィール4を介してステータとして機能する二次ホィール5abに支持される。後者は、ブレーキ装置22の操作によって、好ましくは丸い構成部品に、固定される。従ってすべての機械的ギア段において常にブレーキ作用を得ることができ、その場合にこのブレーキ作用は直接的な駆動に基づいてできる限り高い変速比で実現することができる。
図1と2に示すすべての形態と機能方法において、第1の減速ギア7と第2の減速ギア8のために同一の変速比が選択された。しかし、好ましい展開によれば、図3に図2aに示す形態を用いて示すように、入力29ないし入力27と直接結合されている一次ホィール4の回転数適合なしで切替えを行い、同時に機構内のより高い引張力による加速の改良を得ることも可能である。これは、特に好ましい形態によれば、第1の減速ギア7と第2の減速ギア8の間の減速ギア変速比が、ロックアップしようとするスリップ量だけ変化されることによって実現される。これは、詳細には、第1の減速ギア7の変速比が変わらない場合には、第2の減速ギア8の変速比が減少されることを意味している。入力29ないし入力27と直接結合された一次ホィール4の回転数適合を回避するために、ロックアップが望まれる回転数差が、個々の減速ギア、特に二次ホィール4と相対回動不能に結合されている第1の減速ギア7および一次ホィール4と相対回動不能に結合されている減速ギア8の設計ないし寸法決めによって補償される。その場合に2つの減速ギアは、異なる変速比で形成されており、その場合に一次ホィール4と二次ホィール5の間の予め選択された回転数差において、ハイドロダイナミックコンポーネント2を介してパワーが伝達される場合に、減速ギア7と8の出力の、特に平歯車16の回転数の回転数を同じくすることが行われる。これは、一次ホィール4と二次ホィール5の間の予め定められたスリップ量を有する、すなわち一次ホィール4と二次ホィール5の間の回転数差を有する、パワー伝達の状態において、変速比によってもたらされる個々の減速ギア7と8の出力、特に平歯車16と17における回転数が等しくなることに基づくロックアップが可能になることを意味している。減速ギア7と8の設計は、スリップの際に二次ホィールの回転数が一次ホィールに比較して低いことにより、減速ギア7を介して一次ホィール4と相対回動不能に結合される(少なくとも間接的に切替え可能なクラッチを介して相対回動不能にロックアップ回路1の出力28と結合可能な)部材の回転数が減少され、ないしは二次ホィールと結合された、第1の減速ギアの出力の回転数が増大されるように、行われる。その場合に補償すべきスリップの関数としての、該当する変速比は、普及している説に従って選択される。これは、歯車、歯切りおよび噛合幾何学配置を然るべく寸法決めすることによって行われる。その場合に、補償すべきスリップ値の、すなわち補償すべき回転数差の大きさに従って、単に平歯車のピッチのみを調節すること、あるいは全幾何学配置、特に直径と歯数調節することが可能である。その場合に具体的な措置は、当業者の裁量に任される。その場合にスリップ量、すなわち、ロックアップされる回転数差は、ハイドロダイナミックコンポーネントの特性に従って決定ないし選択される。ハイドロダイナミッククラッチ1は、好ましくは少なくとも一部充填されたままである。機能方法は、図1と2に記載されたのと同様に構成される。
図に示すすべての形態において、たとえば、トラクション駆動において入力29と出力30の間のパワーの流れが図示されて説明されている。推進駆動も、もちろん可能である。
本発明に基づく解決は、図1から3に示す形態に限定されるものではない。他の形態も可能である。図1から3は、ただ、本発明に基づく基本的考えの基礎変形例と好ましい対象を示している。決定的なことは、2つのパワールートを切り替えることによって、異なる機能方法を実現できることであって、その場合にハイドロダイナミックコンポーネントを迂回する機能状態においては、ハイドロダイナミックコンポーネントの一次ホィールと二次ホィールの間の直接的な相対回動不能の結合から自由な、機械的なパワー伝達が行われる。パワーの案内は、2つのパワールートを実現する場合に、直接同軸ではなく、ハイドロダイナミック構成部材の理論的な回転軸に対して平行に行われる。その場合にハイドロダイナミック構成部材として、ハイドロダイナミッククラッチまたはハイドロダイナミック回転数/トルクコンバータを使用することができる。
図1から4は、2つの減速ギアに共通に対応づけられた、カウンターシャフトに対して同軸に配置されたクラッチを有する形態を示している。しかし、始動部材に対して同軸の、共通に利用可能なクラッチ装置の対応づけを有する、図示されていない形態と、それぞれ2つの減速ギアの一方に対応づけられて、パワーの流れ内の任意の位置に配置することのできる、2つの切替え可能なクラッチを有する形態(始動部材あるいはカウンターシャフトに対して同軸またはそれに対して偏心)も考えられる。切替え可能なクラッチとして、すでに説明したように、特に好ましくは、同期切替え可能な形状結合のクラッチが使用される。これは、摩擦結合のクラッチ部材が完全に断念されることを意味している。その場合に切替えプロセスを実現するために必要な回転数適合は、制御技術を介して行われる。
本発明に従って構成された、ギア段階を実現するために後段に配置された回転数/トルク変換装置と組み合わせることのできる、ロックアップ回路は、それ自体単独で、あるいはハイドロダイナミックコンポーネントと共に構造的ユニットとして予め組み立てて、この形式で提供することができる。両者が、アッセンブリに組み合わされる。しかしまた、ロックアップ回路を、ハイドロダイナミックコンポーネントの後段に配置されたトランスミッション配置と共に実現することも考えられ、その場合にはハイドロダイナミックコンポーネントはそれ自体単独で自立的に取扱い可能な構成ユニットとしてトランスミッション全体と組み合わされる。従って、ロックアップをトランスミッション内へ移動すること、すなわちハイドロダイナミックコンポーネントから分離して実演することが可能である。その場合にはロックアップ回路の可能性は、ハイドロダイナミックコンポーネントから軸方向の任意の距離でロックアップ機能を行う、という利点を提供する。
特に好ましい形態によれば、図4に示すように、始動部材2の出力とロックアップ回路1の入力26との間にフリーホィールFが配置されている。フリーホィールは、入力26と結合されたブレーキ装置の後段に接続されている。フリーホィールは、入力26に対して二次ホィール5の回転数が小さい場合に、その空転をもたらし、すなわち二次ホィール5からロックアップ回路1へパワーは伝達されず、かつその逆も行われる。二次ホィール5の回転数の方が大きい場合、あるいは等しい場合に、フリーホィールを介して結合が生じ、トルクが伝達される。その場合に二次ホィールは、目的のためにブレーキ装置を介して、ロックアップ回路1の入力26における回転数よりも小さい、ゼロまでの回転数に制動することができる。この解決によって、ハイドロダイナミッククラッチが充填されている場合に、駆動機械の制動を得ること、さらに山道における保持機能、特に単純な機械的なロールバック防止を得ることが可能である。駆動装置を介して力が導入されて、それに伴ってトルクが反転する場合に、フリーホィールFは阻止方向に駆動されて、二次ホィールがゼロまで制動される場合にブレーキ装置を介して位置固定の部材に支持される。この部材は、この機能において、車両用のくさび形ロックのように作用する。
1 ロックアップ配置
2 ハイドロダイナミックコンポーネント
3 ハイドロダイナミッククラッチ
4 一次ホィール
5 二次ホィール
6 作業室
7 第1の減速ギア
8 第2の減速ギア
9 第3の減速ギア
10 カウンターシャフト
11 平歯車セット
12 平歯車セット
13 平歯車セット
14 ピニオン
15 ピニオン
16 平歯車
17 平歯車
18 第1の切替え可能なクラッチ
19 平歯車
20 軸
21 平歯車
22 ブレーキ装置
23 第2の切替え可能なクラッチ
24 第3の切替え可能なクラッチ
25 アッセンブリ
26 入力
27 入力
28 出力
29 入力
30 出力
31 駆動装置
32 第1のパワールート
33 第2のパワールート
34 平歯車
2 ハイドロダイナミックコンポーネント
3 ハイドロダイナミッククラッチ
4 一次ホィール
5 二次ホィール
6 作業室
7 第1の減速ギア
8 第2の減速ギア
9 第3の減速ギア
10 カウンターシャフト
11 平歯車セット
12 平歯車セット
13 平歯車セット
14 ピニオン
15 ピニオン
16 平歯車
17 平歯車
18 第1の切替え可能なクラッチ
19 平歯車
20 軸
21 平歯車
22 ブレーキ装置
23 第2の切替え可能なクラッチ
24 第3の切替え可能なクラッチ
25 アッセンブリ
26 入力
27 入力
28 出力
29 入力
30 出力
31 駆動装置
32 第1のパワールート
33 第2のパワールート
34 平歯車
Claims (22)
- 少なくとも1つの一次ホィール(4)と二次ホィール(5)を有し、それらが作業室(6)を形成する、ハイドロダイナミックコンポーネント(2)のためのロックアップ回路(1)であって;
次の特徴:
1.1 2つの入力(26、27)−二次ホィール(5)と結合された第1の入力(26)と一次ホィール(4)と結合された第2の入力(27)−を有し、その場合に入力(26、27)が選択的に、少なくとも1つの切替え可能なクラッチ(18)を有する、切替え可能なクラッチ装置を介して、第1または第2のパワールート(32、33)を形成しながら、ロックアップ回路(1)の出力(28)と結合可能であって;
1.1 第2のパワールート(33)を実現するための、一次ホィール(4)と結合された、ロックアップ回路(1)の入力(27)とロックアップ回路(1)の出力(28)の間の結合が、一次ホィール(4)と二次ホィール(5)の間の相対回動不能の機械的結合から自由であって;
1.2 個々のパワールート(31、33)内のロックアップ回路(1)の入力(26、27)とロックアップ回路(1)の出力(30)との間の結合内に、回転数/トルク変換装置が設けられている、
ハイドロダイナミックコンポーネントのためのロックアップ回路。 - 切替え可能なクラッチ装置が、2つのパワールート(32、33)に、すなわちロックアップ回路の個々の入力(26、27)と出力との間の接続に、共通に利用可能なクラッチ(18)を有しており、あるいは各パワールート(32、33)に別々に対応づけられた少なくとも1つの切替え可能なクラッチを有していることを特徴とする請求項1に記載のロックアップ回路(1)。
- 切替え可能なクラッチ(18)が、形状結合の、同期切替え可能なクラッチとして形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のロックアップ回路(1)。
- 切替え可能なクラッチ(18)が、ジョウクラッチとして形成されていることを特徴とする請求項3に記載のロックアップ回路(1)。
- 以下の特徴:
5.1 個々のパワールート(32、33)内の回転数/トルク変換装置が、それぞれ減速ギア−二次ホィール(5)と相対回動不能に結合された第1の減速ギア(7)と、一次ホィール(4)と相対回動不能に結合された第2の減速ギア(8)−を有し;
5.2 第1と第2の減速ギア(7、8)の間に、第1の減速ギア(7)または第2の減速ギア(8)を、出力(30)と結合されたカウンターシャフト(10)と選択的に結合するために、切替え可能なクラッチ(18)が配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のロックアップ回路(1)。 - 第1と第2の減速ギア(7、8)が、互いに対して同軸かつ平行に配置されていることを特徴とする請求項5に記載のロックアップ回路(1)。
- ロックアップ回路(1)の出力が、第1と第2の減速ギアの出力と結合されたカウンターシャフト(10)によって形成されることを特徴とする請求項5または6に記載のロックアップ回路(1)。
- 第1と第2の減速ギア(7、8)の出力が、少なくとも1つの他の第3の減速ギア(9)を介してロックアップ回路(1)の出力と結合されていることを特徴とする請求項5または6に記載のロックアップ回路(1)。
- 他の第2の切替え可能なクラッチ(13)が設けられており、前記クラッチが第3の減速ギア(9)に対応づけられており、かつ第3の減速ギア(9)を選択的にカウンターシャフト(10)と結合することを特徴とする請求項8に記載のロックアップ回路(1)。
- 第1の減速ギア(7)と第2の減速ギア(8)が、同一の変速比を有していることを特徴とする請求項5から9のいずれか1項に記載のロックアップ回路(1)。
- 第1と第2の減速ギア(7、8)が、それぞれ1:1の変速比を有していることを特徴とする請求項10に記載のロックアップ回路(1)。
- 第1の減速ギア(7)と第2の減速ギア(8)が異なる変速比を有しており、その場合に第2の減速ギア(8)の変速比は、所望のロックアップにおいて第1の減速ギア(7)に対してハイドロダイナミックコンポーネントのスリップの量だけ変化されていることによって特徴づけられることを特徴とする請求項5から10のいずれか1項に記載のロックアップ回路(1)。
- 個々の減速ギア(7、8、9)が、それぞれ平歯車段(11、12、13)として形成されていることを特徴とする請求項5から12のいずれか1項に記載のロックアップ回路(1)。
- 第3の切替え可能なクラッチ(24)が設けられており、前記クラッチが、一次ホィールと結合された、ロックアップ回路(1)の入力をロックアップ回路の出力と直接結合し、その場合にこのクラッチがたとえば第2(8)と第3の減速ギア(9)の間に配置されて、少なくとも選択的に第2の減速ギア(8)を第3の減速ギア(9)と相対回動不能に結合し、あるいはまたこの結合を解除することを特徴とする請求項8から13のいずれか1項に記載のロックアップ回路(1)。
- 切替え可能なクラッチ(23、24)が、形状結合の、同期切替え可能なクラッチとして形成されていることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載のロックアップ回路(1)。
- 形状結合のクラッチが、ジョウクラッチとして形成されていることを特徴とする請求項15に記載のロックアップ回路(1)。
- すべての切替え可能なクラッチ(18、23、24)が、力結合のクラッチとして形成されていることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載のロックアップ回路(1)。
- ハイドロダイナミックコンポーネント(2)に、特に二次ホィール(5)に、二次ホィール(5)を位置固定するために用いられる、ブレーキ装置(22)が対応づけられていることを特徴とする請求項1から17のいずれか1項に記載のロックアップ回路(1)。
- ハイドロダイナミックコンポーネント(2)のための、請求項1から18のいずれか1項に記載のロックアップ回路(1)が、案内ホィールを持たない、ハイドロダイナミッククラッチ(3)の形式で形成されている、ロックアップ回路(1)。
- ハイドロダイナミック回転数/トルクコンバータとして形成されている、ハイドロダイナミックコンポーネント(2)のための請求項1から18のいずれか1項に記載のロックアップ回路(1)。
- 二次ホィール(5)とロックアップ回路(1)の入力(26)との間に、フリーホィール(F)が配置されていることを特徴とする請求項1から20のいずれか1項に記載のロックアップ回路(1)。
- 22.1 ハイドロダイナミックコンポーネント(2)と
22.2 請求項1から21のいずれか1項に記載のロックアップ回路(1)と
を有するアッセンブリ(25)。
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